JPH11351475A - 管継手 - Google Patents

管継手

Info

Publication number
JPH11351475A
JPH11351475A JP10157934A JP15793498A JPH11351475A JP H11351475 A JPH11351475 A JP H11351475A JP 10157934 A JP10157934 A JP 10157934A JP 15793498 A JP15793498 A JP 15793498A JP H11351475 A JPH11351475 A JP H11351475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
shaped member
sleeve
shaped
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10157934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3682372B2 (ja
Inventor
Toshiichi Kajikawa
敏一 梶川
Takahiro Ueno
孝弘 上野
Satoshi Ozawa
聡 小澤
Hidemi Nishiyama
秀美 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP15793498A priority Critical patent/JP3682372B2/ja
Publication of JPH11351475A publication Critical patent/JPH11351475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3682372B2 publication Critical patent/JP3682372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管が引き抜け難く、接続作業を簡単に行える
管継手を提供する。 【解決手段】 接続すべき管1が挿入されるスリーブ13
と、スリーブ13と管1に跨がって装着される抜け止め具
15とからなる。スリーブ13は、両端外周に外向き突縁17
を有している。抜け止め具15は優弧形部材15Aと劣弧形
部材15Bとからなる。優弧形部材15Aおよび劣弧形部材
15Bは内周に、スリーブ13の外向き突縁17と軸線方向に
引っ掛かり合う内向き突縁21と、管1の外周の谷部に落
ち込む内向き突条23とを有している。優弧形部材15Aは
両端にT型凹部25Aを有し、劣弧形部材15Bは両端にT
型凹部25Aに嵌合するT型凸部25Bを有している。さら
に劣弧形部材15Bは両端に周方向に突出する突片27を有
し、優弧形部材15Aは両端に突片27が入る切欠き部を有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管の端部をスリーブ
に挿入して接続するタイプの管継手に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の管継手としては従来、次のよう
なものが公知である。 スリーブの中に挿入される管の位置を決めるストッ
パーがあり、このスリーブの端部外周に環状突起を形成
し、この環状突起に、内向きに爪を突設した弾性U字体
を嵌合したもの。弾性U字体の弾性に抗してスリーブに
波付き管を挿入すると、U字体の弾性で爪が波付き管外
周の谷部に落ち込んで、波付き管が引き抜けなくなる
(実公平2−31851号公報)。 スリーブの中に挿入される管の位置を決めるストッ
パーがあり、スリーブの端部に貫通孔を形成すると共に
C型連結体を外嵌し、C型連結体に内向きに突設した爪
を前記貫通孔を通してスリーブの内周面に突出させたも
の。C型連結体の弾性に抗してスリーブに波付き管を挿
入すると、C型連結体の弾性で爪が波付き管外周の谷部
に落ち込んで、波付き管が引き抜けなくなる(実公平2
−31852号公報)。
【0003】しかし前記、の管継手では、スリーブ
に管を挿入しやすくするためには、U字体またはC型連
結体の剛性を小さく(広がりやすく)する必要がある
が、そうするとC型連結体が外れやすく、波付き管が引
き抜けやすくなる。逆にスリーブから波付き管が引き抜
けにくくするためには、U字体またはC型連結体の剛性
を大きくして強固に嵌着する(広がりにくくする)必要
があるが、そうすると管が挿入しにくくなるという問題
がある。したがって管を挿入しやすくし、かつ引き抜け
にくくすることが困難である。
【0004】
【先の出願】このような課題を解決し、管が引き抜けに
くく、しかも接続作業を簡単に行える管継手を提供する
ために、本発明者等は先に、図10および図11に示すよう
な管継手を提案した(特願平10−30078 号)。この管継
手11は、接続すべき波付き管1が挿入されるスリーブ13
と、スリーブ13の端部外周とスリーブ13端付近の波付き
管1の外周に跨がって装着される抜け止め具15とを備え
ている。
【0005】スリーブ13は、両端部外周に外向き突縁17
を有し、中央部内周に波付き管1のストッパー19を有す
るものである(ストッパー19はなくてもよい)。抜け止
め具15は、スリーブ13および波付き管1の半周より大き
い周長を有する優弧形部材15Aと、この優弧形部材15A
の周方向欠落部を補完する劣弧形部材15Bとから構成さ
れている。
【0006】優弧形部材15Aおよび劣弧形部材15Bは内
周に、スリーブ13の外向き突縁17に対して軸線方向に引
っ掛かり合う内向き突縁21と、波付き管1の外周の谷部
に落ち込み管1に対して軸線方向に引っ掛かり合う内向
き突条23とを有している。優弧形部材15Aはこの形態
で、外力を加えて両端の間隔をスリーブ13および波付き
管1が入る間隔まで広げても外力を除去すれば元の状態
に戻るだけの弾性を有している。
【0007】また優弧形部材15Aおよび劣弧形部材15B
は両端に、径方向には抜き差し可能で周方向には互いに
引っ掛かり合う凹凸型の連結部25A、25Bを有してい
る。この例では優弧形部材15Aの両端の連結部25AはT
型凹部(奥の方が幅が広い凹部)となっており、劣弧形
部材15Bの両端の連結部25Bは前記T型凹部に嵌合する
T型凸部(先端の方が幅が広い凸部)となっている。
【0008】またスリーブ13の中間部の内径は、防水性
を保つため、波付き管1の外周に装着されたパッキング
3に密接する大きさになっている。スリーブ13の両端部
の内周面は、波付き管1の挿入を容易にするため、開口
端に近づくほど徐々に内径が大きくなるテーパー面とな
っている。
【0009】この管継手11を用いると、次のようにして
簡単に波付き管1、1を接続することができる。まずス
リーブ13の一端側から、外周にパッキン3を装着した波
付き管1を、先端がストッパー19に突き当たるまで挿入
する。次に優弧形部材15Aを、その周方向の両端部がス
リーブ13の端部外周と波付き管1の外周とに跨がるよう
に配置した後、優弧形部材15Aをスリーブ13の径方向に
向けて押し込む。
【0010】すると優弧形部材15Aは両端部がスリーブ
13および波付き管1の外径まで広がった後、優弧形部材
15A自身の弾性で元の状態に復元し、スリーブ13および
波付き管1を抱持する状態となる。この状態で、優弧形
部材15Aの内向き突縁21とスリーブ13の外向き突縁17が
軸線方向に互いに引っ掛かり合い、かつ優弧形部材15A
の内向き突条23が波付き管1の谷部に落ち込み、管1に
対して軸線方向に引っ掛かるため、一方の波付き管1は
スリーブ13から引き抜けなくなる。
【0011】この後、劣弧形部材15Bの一方のT型凸部
25Bを優弧形部材15Aの一方のT型凹部25Aに嵌合さ
せ、さらに劣弧形部材15Bの他方のT型凸部25Bを優弧
形部材15Aの他方のT型凹部25Aに嵌合させる。これで
優弧形部材15Aと劣弧形部材15Bが環状に連結された状
態となり、一方の波付き管1のスリーブ13への接続が終
了する。他方の波付き管1の接続も同様にして行う。
【0012】上記のようにして優弧形部材15Aの両端を
劣弧形部材15Bで連結すると、波付き管1の引き抜き強
度が大幅に向上する。その理由は次のとおりである。す
なわち、優弧形部材15Aのみの場合は波付き管1に強い
引き抜き力が加わると、優弧形部材15Aの両端の間隔が
徐々に開いていって波付き管1の引き抜けが発生する
が、優弧形部材15Aの両端が劣弧形部材15Bで連結され
ている場合は、波付き管1に強い引き抜き力が加わって
も優弧形部材15Aの両端が開きにくくなるため、引き抜
き強度が大幅に向上するのである。試作試験によると、
劣弧形部材15Bを取り付けると、取り付けない場合にく
らべ、引き抜き強度が約4倍に向上することが確認され
た。このように図10および図12に示す管継手11を用いる
と、波付き管1の引き抜き強度の大きい接続部を得るこ
とができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この管継手の
接続性能をさらにチェックしたところ、管継手11とその
付近の波付き管1、1に強い曲げ応力が加わると、優弧
形部材15Aと劣弧形部材15Bとの連結部が外れてしま
い、強固な接続状態が保てなくなる場合のあることが判
明した。その原因は次のように考えられる。
【0014】すなわち、劣弧形部材15BのT型凸部25B
と優弧形部材15AのT型凹部25Aとの連結部分は、周方
向には互いに引っ掛かり合っているが、径方向には相対
的なずれが可能な状態にある。一方、管継手11とその付
近の波付き管1、1が強く曲げられた場合、図12に示す
ように曲がりの内側では圧縮応力が、外側では引張応力
が作用し、各位置によってその大きさや方向が異なると
いう複雑な応力分布になる。このため各部材に不均等な
変形が発生しやすい。その結果、T型凹部25AまたはT
型凸部25Bを内側から外側へ変位させるような応力が発
生した場合には、T型凹部25AとT型凸部25Bに径方向
の相対的なずれが起こり、連結部が外れてしまうのであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような検討結果に基
づき本発明は、さらに曲げに対しても強固な接続状態を
保持できる管継手を提供するもので、その構成は、接続
すべき管が挿入されるスリーブと、スリーブの端部外周
とスリーブ端付近の管の外周とに係合する抜け止め具と
を備え、前記抜け止め具は、スリーブおよび管の半周よ
り大きい周長を有する優弧形部材と、この優弧形部材の
周方向欠落部を補完する劣弧形部材とからなり、前記優
弧形部材および劣弧形部材のうち少なくとも前者は内周
に、前記スリーブに対して軸線方向に引っ掛かり合う部
分と、前記管に対して軸線方向に引っ掛かり合う部分と
を有しており、前記優弧形部材は、外力を加えて両端の
間隔をスリーブおよび管が入る間隔まで広げても外力を
除去すれば元の状態に戻るだけの弾性を有しており、前
記優弧形部材および劣弧形部材は両端に、径方向には抜
き差し可能で周方向には互いに引っ掛かり合う凹凸型の
連結部を有しており、さらに優弧形部材および劣弧形部
材は両端に、両者の連結部が互いに連結されたときに、
両者の連結部が相対的に径方向にずれるのを阻止する径
方向ずれ止め部を有している、ことを特徴とするもので
ある(請求項1)。
【0016】この管継手は、上記のような径方向ずれ止
め部を設けることにより、管の接続部が曲げられたとき
に優弧形部材と劣弧形部材の連結部が外れるのを防止す
るものである。
【0017】また本発明の管継手は、接続すべき管が挿
入されるスリーブと、スリーブの端部外周とスリーブ端
付近の管の外周とに係合する抜け止め具とを備え、前記
抜け止め具は、スリーブおよび管の半周より大きい周長
を有する優弧形部材と、この優弧形部材の周方向欠落部
を補完する劣弧形部材とからなり、前記優弧形部材およ
び劣弧形部材のうち少なくとも前者は内周に、前記スリ
ーブに対して軸線方向に引っ掛かり合う部分と、前記管
に対して軸線方向に引っ掛かり合う部分とを有してお
り、前記優弧形部材は、外力を加えて両端の間隔をスリ
ーブおよび管が入る間隔まで広げても外力を除去すれば
元の状態に戻るだけの弾性を有しており、前記優弧形部
材および劣弧形部材は両端に、径方向には抜き差し可能
で周方向には互いに引っ掛かり合う凹凸型の連結部を有
しており、さらに優弧形部材および劣弧形部材は外周
に、締めつけ部材装着用の周方向に延びる溝を有してい
る、構成とすることもできる(請求項2)。
【0018】この管継手は、優弧形部材と劣弧形部材を
連結して、その外周の溝に金属バンド等の締めつけ部材
を装着して締めつけることにより、優弧形部材と劣弧形
部材の連結部が外れるのを防止するものである。
【0019】本発明の管継手は上記の2つの構成を組み
合わせた構成にすることも可能である(請求項3)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1ないし図5は本発明の第1の実施形
態を示す。図1ないし図5において先に説明した図10お
よび図11と同一部分には同一符号を付してある。
【0021】この管継手11が、図10および図11のものと
異なる点は、図2および図3に示すように劣弧形部材15
Bの両端に、T型凸部25Bより内周側に周方向に突出す
る突片27が形成されていることと、優弧形部材15Aの両
端に、T型凹部25Aより内周側に前記突片27が入る切欠
き部29が形成されていることである。劣弧形部材15Bの
突片27は、管1の谷部に落ち込む劣弧形部材15Bの内向
き突条23の内周側部分に形成されている。優弧形部材15
Aの切欠き部29は、管1の谷部に落ち込む優弧形部材15
Aの内向き突条23の内周側部分を切り欠いて形成されて
いる。
【0022】この突片27と切欠き部29は、優弧形部材15
Aと劣弧形部材15Bが図4(A)のようにして連結され
たときに、図4(B)のように突片27が切欠き部29に入
って、連結状態にあるT型凸部25BとT型凹部25Aが相
対的に径方向にずれるのを阻止する。このように突片27
を切欠き部29に係合する作業を円滑に行えるようにする
ため、突片27の先端外周側の角27aは曲面に面取りされ
ている。また切欠き部29の入口外周側の角29aにも曲面
の面取りが施されている。上記以外の構成は図10および
図11に示した管継手と同じである。
【0023】なおスリーブ13は、その中に挿入された波
付き管1やパッキン5を外部から視認できるように全体
が透明または半透明のプラスチックで形成するとよい。
スリーブ13は例えば高密度ポリエチレンのブロー成形な
どにより製造することができる。
【0024】また優弧形部材15Aの周長は中心角θで 2
00°〜 260°とすることが好ましい。優弧形部材15Aは
外力がかからない状態でのスリーブ13に装着される部分
の内径を、スリーブ13の優弧形部材15Aが装着される部
分の外径より若干小さく形成することが好ましい。これ
により優弧形部材15Aは、スリーブ13の端部に装着され
たときにスリーブ13を締め付ける状態となるので、接続
状態が安定する。
【0025】一方、劣弧形部材15Bは外力が加わらない
状態で、スリーブ13に取り付けられたときの優弧形部材
15Aと同じ曲率半径にすることが好ましい。優弧形部材
15Aおよび劣弧形部材15Bは例えばABS樹脂、ポリプ
ロピレン、ポリアミドの射出成形などにより製造するこ
とができる。
【0026】図5(A)〜(C)はこの実施形態の管継
手11を用いて波付き管1、1を接続する手順を示してい
る。図5(A)は、一方(左方)の波付き管1をスリー
ブ13に挿入し、優弧形部材15Aと劣弧形部材15Bを装着
して、一方の波付き管1の接続を終え、他方(右方)の
波付き管1をスリーブ13に挿入するところである。この
あとスリーブ13に他方の波付き管1を挿入した後、図5
(B)に示すように優弧形部材15Aを、スリーブ13の端
部外周と波付き管1の外周に跨がるように装着する。こ
の装着は、優弧形部材15Aの両端をスリーブ13の端部外
周と波付き管1の外周に跨がらせて、スリーブ13の径方
向に向けて押し込むだけでよい。
【0027】これにより優弧形部材15Aがスリーブ13お
よび波付き管1を抱持し、優弧形部材15Aの内向き突縁
21とスリーブ13の外向き突縁17が軸線方向に互いに引っ
掛かり合い、かつ優弧形部材15Aの内向き突条23が波付
き管1の谷部に落ち込むため、波付き管1がスリーブ13
から引き抜けなくなる。
【0028】この後、図5(C)のように劣弧形部材15
Bを配置し、まず劣弧形部材15Bの一端のT型凸部25B
を図4(A)のようにして優弧形部材15Aの一端のT型
凹部25Aに嵌合させ、次いで劣弧形部材15Bの他端のT
型凸部25Bを図4(B)のように優弧形部材15Aの他端
のT型凹部25Aに嵌合させる。これらの嵌合は両端同時
に行った方が円滑な場合もある。これで優弧形部材15A
と劣弧形部材15Bが環状に連結され、図1のような接続
状態が得られる。
【0029】図1の接続状態では第1に、スリーブ13の
外向き突縁17と優弧形部材15Aおよび劣弧形部材15Bの
内向き突縁21が軸線方向に互いに引っ掛かり合い、優弧
形部材15Aおよび劣弧形部材15Bの内向き突条23が波付
き管1の谷部に落ち込むため、波付き管1の引き抜けが
阻止される。第2に、優弧形部材15Aの両端が劣弧形部
材15Bで連結されているため、波付き管1に強い引き抜
き力が加わっても優弧形部材15Aの両端が開きにくい。
このため波付き管1の引き抜き強度が大幅に向上する。
第3に、劣弧形部材15Bの両端の突片27が優弧形部材15
Aの両端の切欠き部29に入り込み、連結されたT型凹部
25AとT型凹部25Bが径方向にずれるのを阻止する。こ
のため接続部が無理に曲げられてもT型凹部25AとT型
凹部25Bが外れにく、接続状態を安定に維持できる。
【0030】〔実施形態2〕図6および図7は本発明の
第2の実施形態を示す。この管継手11が実施形態1のも
のと異なる点は、実施形態1における突片27および切欠
き部29が省略され、優弧形部材15Aおよび劣弧形部材15
Bの外周に締めつけバンド装着用の周方向に延びる溝31
が形成されていることである。
【0031】この管継手11は、実施形態1の管継手と同
様にして波付き管1、1を接続した後、連結された優弧
形部材15Aおよび劣弧形部材15Bの外周に、溝31に沿っ
て鋼製のバンド33を巻き、締めつけることにより、接続
部が曲げられたときのT型凹部25AとT型凸部25Bの径
方向のずれを阻止するものである。それ以外の構成、使
用方法、作用効果は実施形態1と同じであるので、同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0032】〔実施形態3〕図8および図9は本発明の
第3の実施形態を示す。この管継手11は、実施形態1と
2を組み合わせたものである。すなわち、劣弧形部材15
Bの両端に突片27を設け、優弧形部材15Aの両端に切欠
き29を設けると共に、優弧形部材15Aおよび劣弧形部材
15Bの外周に締めつけバンド装着用の溝31を形成したも
のである。それ以外の構成、使用方法、作用効果は実施
形態1および2と同じであるので、同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【0033】〔その他の実施形態〕本発明はスリーブ13
と管1とに対する抜け止め具15の係合が上記実施形態と
は異なる形態のものにも適用できる。例えば実公平2−
31852 号公報に開示されているように、スリーブ13に貫
通孔を形成し、その貫通孔を貫通してスリーブ内方に突
出する爪を抜け止め具15に設け、この爪が管1の谷部に
係合して管を接続するようにした継手にも本発明は適用
できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明による管継手
は、管を簡単に接続することができると共に、接続後の
管の引き抜き強度がきわめて大きく、しかも管の接続部
に曲げが加えられても接続状態を安定に維持できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る管継手の第1の実施形態を示す
一部切開側面図。
【図2】 図1の管継手における抜け止め具の、(A)
は側面図、(B)は一部切開正面図。
【図3】 図2の抜け止め具の連結部を示す斜視図。
【図4】 (A)、(B)は図2の抜け止め具を連結す
る手順を示す正面図。
【図5】 (A)〜(C)は図1の管継手を使用して波
付き管を接続する手順を示す一部切開側面図。
【図6】 本発明に係る管継手の第2の実施形態を示す
一部切開側面図。
【図7】 図6の管継手における抜け止め具の、(A)
は側面図、(B)は一部切開正面図。
【図8】 本発明に係る管継手の第3の実施形態を示す
一部切開側面図。
【図9】 図8の管継手における抜け止め具の、(A)
は側面図、(B)は一部切開正面図。
【図10】 本発明の基礎となる管継手の一部切開側面
図。
【図11】 図10の管継手における抜け止め具の、(A)
は半分切開正面図、(B)は側面図。
【図12】 管を曲げた場合に発生する応力の説明図。
【符号の説明】
1:波付き管 3:パッキング 11:管継手 13:スリーブ 15:抜け止め具 15A:優弧形部材 15B:劣弧形部材 17:外向き突縁 21:内向き突縁 23:内向き突条 25A:T型凹部 25B:T型凸部 27:突片 29:切欠き部 31:溝 33:バンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 秀美 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続すべき管(1)が挿入されるスリーブ
    (13)と、スリーブ(13)の端部外周とスリーブ端付近
    の管(1)の外周とに係合する抜け止め具(15)とを備
    え、 前記抜け止め具(15)は、スリーブ(13)および管
    (1)の半周より大きい周長を有する優弧形部材(15
    A)と、この優弧形部材(15A)の周方向欠落部を補完
    する劣弧形部材(15B)とからなり、 前記優弧形部材(15A)および劣弧形部材(15B)のう
    ち少なくとも前者は内周に、前記スリーブ(13)に対し
    て軸線方向に引っ掛かり合う部分(21)と、前記管
    (1)に対して軸線方向に引っ掛かり合う部分(23)と
    を有しており、 前記優弧形部材(15A)は、外力を加えて両端の間隔を
    スリーブ(13)および管(1)が入る間隔まで広げても
    外力を除去すれば元の状態に戻るだけの弾性を有してお
    り、 前記優弧形部材(15A)および劣弧形部材(15B)は両
    端に、径方向には抜き差し可能で周方向には互いに引っ
    掛かり合う凹凸型の連結部(25A、25B)を有してお
    り、 さらに優弧形部材(15A)および劣弧形部材(15B)は
    両端に、両者の連結部(25A、25B)が互いに連結され
    たときに、両者の連結部(25A、25B)が相対的に径方
    向にずれるのを阻止する径方向ずれ止め部(27、29)を
    有している、ことを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】接続すべき管(1)が挿入されるスリーブ
    (13)と、スリーブ(13)の端部外周とスリーブ端付近
    の管(1)の外周とに係合する抜け止め具(15)とを備
    え、 前記抜け止め具(15)は、スリーブ(13)および管
    (1)の半周より大きい周長を有する優弧形部材(15
    A)と、この優弧形部材(15A)の周方向欠落部を補完
    する劣弧形部材(15B)とからなり、 前記優弧形部材(15A)および劣弧形部材(15B)のう
    ち少なくとも前者は内周に、前記スリーブ(13)に対し
    て軸線方向に引っ掛かり合う部分(21)と、前記管
    (1)に対して軸線方向に引っ掛かり合う部分(23)と
    を有しており、 前記優弧形部材(15A)は、外力を加えて両端の間隔を
    スリーブ(13)および管(1)が入る間隔まで広げても
    外力を除去すれば元の状態に戻るだけの弾性を有してお
    り、 前記優弧形部材(15A)および劣弧形部材(15B)は両
    端に、径方向には抜き差し可能で周方向には互いに引っ
    掛かり合う凹凸型の連結部(25A、25B)を有してお
    り、 さらに優弧形部材(15A)および劣弧形部材(15B)は
    外周に、締めつけ部材(33)装着用の周方向に延びる溝
    (31)を有している、 ことを特徴とする管継手。
  3. 【請求項3】優弧形部材(15A)および劣弧形部材(15
    B)が外周に、締めつけ部材(33)装着用の周方向に延
    びる溝(31)を有していることを特徴とする請求項1記
    載の管継手。
  4. 【請求項4】優弧形部材(15A)の両端の連結部(25
    A)はT型凹部であり、劣弧形部材(15B)の両端の連
    結部(25B)は前記T型凹部に嵌合するT型凸部である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    管継手。
  5. 【請求項5】優弧形部材(15A)の両端の連結部はT型
    凹部(25A)であり、劣弧形部材(15B)の両端の連結
    部は前記T型凹部(25A)に嵌合するT型凸部(25B)
    であり、劣弧形部材(15B)の両端の径方向ずれ止め部
    は前記T型凸部(25B)より内周側に周方向に突出する
    ように形成された突片(27)であり、優弧形部材(15
    A)の両端の径方向ずれ止め部は前記T型凹部(25A)
    より内周側に形成された前記突片(27)が入る切欠き部
    (29)であることを特徴とする請求項1または3に記載
    の管継手。
JP15793498A 1998-06-05 1998-06-05 管継手 Expired - Lifetime JP3682372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15793498A JP3682372B2 (ja) 1998-06-05 1998-06-05 管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15793498A JP3682372B2 (ja) 1998-06-05 1998-06-05 管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11351475A true JPH11351475A (ja) 1999-12-24
JP3682372B2 JP3682372B2 (ja) 2005-08-10

Family

ID=15660682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15793498A Expired - Lifetime JP3682372B2 (ja) 1998-06-05 1998-06-05 管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3682372B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8967676B1 (en) 2013-02-01 2015-03-03 Lane Enterprises, Inc. Two-piece split coupler for coupling large-diameter plastic corrugated pipe
CN114754204A (zh) * 2022-03-04 2022-07-15 廖丽红 管材外防脱结构及管材件

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230569Y1 (ja) * 1968-04-20 1977-07-13
JPS54697U (ja) * 1978-05-22 1979-01-05
JPS564086U (ja) * 1979-06-22 1981-01-14
JPS5632916U (ja) * 1979-08-21 1981-03-31
JPS5969617U (ja) * 1982-10-29 1984-05-11 未来工業株式会社 波付電線管用の連結装置
JPS60144409A (ja) * 1984-01-05 1985-07-30 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 有孔管の接続構造
JPH0231851Y2 (ja) * 1982-12-03 1990-08-29
JPH0375397U (ja) * 1989-11-25 1991-07-29

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230569Y1 (ja) * 1968-04-20 1977-07-13
JPS54697U (ja) * 1978-05-22 1979-01-05
JPS564086U (ja) * 1979-06-22 1981-01-14
JPS5632916U (ja) * 1979-08-21 1981-03-31
JPS5969617U (ja) * 1982-10-29 1984-05-11 未来工業株式会社 波付電線管用の連結装置
JPH0231851Y2 (ja) * 1982-12-03 1990-08-29
JPS60144409A (ja) * 1984-01-05 1985-07-30 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 有孔管の接続構造
JPH0375397U (ja) * 1989-11-25 1991-07-29

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8967676B1 (en) 2013-02-01 2015-03-03 Lane Enterprises, Inc. Two-piece split coupler for coupling large-diameter plastic corrugated pipe
CN114754204A (zh) * 2022-03-04 2022-07-15 廖丽红 管材外防脱结构及管材件

Also Published As

Publication number Publication date
JP3682372B2 (ja) 2005-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6343772B1 (en) Hose clamp with positioning function
JPH0235190B2 (ja)
JP4703044B2 (ja) スピゴット継手
JPS6018847B2 (ja) フアスナ−
CN110410600B (zh) 用于将管子连接在一起的具有可折叠翼片的夹紧***
JPH0776596B2 (ja) 締付けバンド
JPH11351475A (ja) 管継手
JP2006300127A (ja) 止め具
JP3747309B2 (ja) 管継手
JP2654304B2 (ja) 波付管用継手
JPH1144390A (ja) 管継手
JP7444615B2 (ja) 接続用クランプ装置
JP4034433B2 (ja) 管体接続構造
JP3814338B2 (ja) 差込み型管継手
RU2780262C2 (ru) Система зажима со сгибаемыми ушками для взаимного соединения труб
JP2582237Y2 (ja) 蛇口継手
JPH0633843B2 (ja) 波付管用継手
JPS6329990Y2 (ja)
JPH05272677A (ja) 波付管用継手
JPH07260055A (ja) 通信ケーブル等保護管用管継手
JP2562763Y2 (ja) 管継手
JPS6026483Y2 (ja) 軟質合成樹脂製配線管の接続装置
JP3682377B2 (ja) 波付き管用管継手
JPH058181U (ja) プラスチツク管の継手装置
JP4061554B2 (ja) コネクタ用ホース接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term