JP4061554B2 - コネクタ用ホース接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の過給機とエンジンとの間のエアー配管などに用いられるゴムホースをクイックコネクタに接続するコネクタ用ホース接続構造に関する。
自動車のエアー配管などには、配管連結時に自由に屈曲させることができ、かつ、連結対象部材間の相対的変位にも十分追随できる弾性あるいは可撓性を備えたゴムホースが用いられている。ゴムホースは高い弾性を有しているので、相手側部材であるクイックコネクタのホース接続部に環状突出抜け止め部を形成しておき、このホース接続部をゴムホースの嵌め付け端部に相対的に圧入するだけで、ゴムホースとクイックコネクタとを強固に抜け止め接続しようとすると、ゴムホースに対する環状突出抜け止め部の突出量を大きく設定したうえで、クイックコネクタのホース接続部をゴムホースの嵌め付け端部に大きな圧入力で挿入してきつく嵌め付けるといった手法が必要となる。そして、クイックコネクタ及びゴムホースの径が小さい場合には、それほど大きな圧入力でクイックコネクタとゴムホースとを接続しなくても、必要な抜け止め力を確保することができるので、作業者が手作業でクイックコネクタをゴムホースに接続することができる。
しかしながら、例えば、過給機とエンジンとをつなぐゴムホース、いわゆるターボエアホースは、直径50mm程度の大きな内径を有していて、このような大径のゴムホースをクイックコネクタに必要な抜け止め力が確保できるように嵌め付けるには、クイックコネクタとゴムホースとが非常に大きな圧入力で接続されるように構成しておく必要がある。そして、このような大きな圧入力でクイックコネクタとゴムホースとを接続するためには、機械的な圧入手段を利用しなければならない。
このように、ホース径が大きくなればなるほど、大きな圧入力が必要となり、圧入作業においてホース端部を強固に保持しておくことが必要となるが、ホース径が大きくなってもホース肉厚はそれほど大きくならないので、チャックが適度にホース端部を握持するように調整するのが難しい。したがって、握持力が小さすぎてゴムホースがチャックに対して滑ってしまったり、反対に、握持力が大きすぎてゴムホースに永久歪が生じたりしてしまう。
こういった不都合を解消するために、環状突出抜け止め部に係合エッジ(例えば尖った角)を形成し、環状突出抜け止め部とゴムホースとの係合力を高めるといったことが行われている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、例えばターボエアホースでは、200℃の耐熱性が要求されることから、ゴム材料としてアクリルが主成分のものが用いられている。したがって、クイックコネクタの環状突出抜け止め部に係合エッジを形成しておくと、ゴムホースが裂けて損傷するおそれがある。
そこで、例えば特許文献2に記載されているように、金属製のスリーブをゴムホースの嵌め付け端部の外周に被せた状態とし、嵌め付け端部が相手側部材に締め付けられるように、スリーブをかしめて縮径変形させ、ゴムホースと相手側部材とを強固に接続するといったことも行われている。
特開2000−65270号公報 特開2003−287179号公報
ここでは、金属製のスリーブは、所定の径まで縮径するように全周にわたって均一にかしめられている。したがって、スリーブはかしめ変形後も真円形状を維持することとなるが、ここで、スリーブを縮径させすぎると、かしめ時の全周にわたる大きな圧縮力により相手側部材に割れやひびあるいは陥没などが生じるおそれがある。また、スリーブが全周にわたってゴムホースの嵌め付け端部外周に深く食い込み、使用中にゴムホースの嵌め付け端部が切断される可能性もあって、配管構造の耐久性に問題を有することとなる。特に、ターボエアホース用の大型クイックコネクタなどは、軽量化の観点から、アルミ製の薄肉体に構成される場合が多いので、陥没などが生じやすく、スリーブのかしめ程度は、このような不具合が生じない範囲に抑えられなければならない。
しかしながら、クイックコネクタやゴムホースに損傷が生じないようにスリーブをかしめると、縮径量が小さすぎて、スリーブのかしめ変形が弾性領域内にとどまってしまうおそれがある。そして、かしめられたスリーブが弾性領域内にとどまっている場合には、内部流体温度や外部温度などの熱による影響で戻り変形し、あるいは、熱膨張するゴムホースに押されて、スリーブがゴムホースの嵌め付け端部から浮き上がってしまい、ゴムホースの抜け止め強度やシール性が低下する。図6にはこの過程が概念的に示されていて、スリーブAは、当初はクイックコネクタBに嵌められたゴムホースCの外周に多少食い込む状態となっているが、使用を継続していくうちに、ゴムホースCの外周から浮き上がってしまう(符号D部分参照)。
そこで本発明は、締め付け用の金属製のスリーブを有し、十分な抜け止め性を確保できるとともに、ゴムホースやクイックコネクタに損傷が生じるのを避けることができるコネクタ用ホース接続構造の提供を目的とする。
この目的を達成するための本発明のコネクタ用ホース接続構造は、ゴムホースと、外周面に環状突出抜け止め部が形成されたホース接続部を有し、このホース接続部が前記ゴムホースの嵌め付け端部に相対的に圧入され、かつ、前記ホース接続部の反対側からパイプ体が相対的に挿入されて接続されるクイックコネクタと、前記ゴムホースの前記嵌め付け端部の外周に被せられ、この嵌め付け端部を前記ホース接続部に締め付けるように全周にわたって(全周的に、すなわち、全ての周方向個所で、又はほとんど全ての周方向個所で、あるいは多くの周方向個所で)かしめられて縮径変形する金属製のスリーブと、を備えるホース接続構造であって、前記スリーブは、周方向に間隔を設けた、例えば周方向に等しい間隔を設けた複数の食い込み個所で、他の個所よりも大きくかしめられるものである。スリーブは、ゴムホースの嵌め付け端部の外周に相対的に被せられる。ゴムホースの嵌め付け端部は、スリーブの食い込み個所によって、クイックコネクタのホース接続部にきつく締め付けられるが、食い込み個所間では、スリーブのゴムホースに対する締め付け程度を緩くしておくことができる。ここでは、食い込み個所でのきつい締め付けにより、ゴムホースとクイックコネクタとは強固に抜け止めされ、食い込み個所間での緩い締め付けにより、ゴムホースやクイックコネクタの損傷が防止される。ゴムホースは、例えば熱可塑性エラストマホースのような他の弾性材製ホースを広く含む。
スリーブは、周方向に隣り合う食い込み個所間で、外側に凸となる円弧状断面形状を有し、円弧状断面形状の曲率半径あるいは半径が、スリーブの軸心から食い込み個所までの径方向距離よりも小さくなるようにかしめることができる。このように構成すれば、押圧面が曲率半径の小さな円弧状断面形状に形成されている複数個のセグメントを組み合わせたかしめ用ダイスを用いて、周方向に間隔を設けた複数の食い込み個所で、他の個所よりも大きくかしめられた変形スリーブを簡単に形成できる。
食い込み個所は周方向で4箇所以上形成されていることが好ましい。食い込み個所が4箇所未満だと、周方向で、ゴムホースの嵌め付け端部とクイックコネクタのホース接続部との間の面圧が不均一になることもあって、ゴムホースとクイックコネクタとの間の十分な抜け止め性又は抜け止め力を確保できない。また、場合によっては、食い込み個所数は周方向で8箇所までとすべきである。食い込み個所が8箇所を超えると、ゴムホースやクイックコネクタを傷めるおそれがある。
以上説明したように、本発明のコネクタ用ホース接続構造では、十分な抜け止め性と耐久性とを共に確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るコネクタ用ホース接続構造に用いられるクイックコネクタの斜視図、図2はクイックコネクタの分解斜視図、図3はコネクタ用ホース接続構造を用いてホースを接続し、かつ,パイプ体を挿入した状態のクイックコネクタの軸方向に沿った断面図、図4はパイプ体を挿入した状態のクイックコネクタの径方向に沿った断面図である。
クイックコネクタ1は、例えば自動車の給排気配管の連結に使用されるものであり、筒状薄肉のコネクタハウジング3と、このコネクタハウジング3に取り付けられたコ字状又はほぼコ字状のワイヤリテーナー5と、を備えて構成されている。コネクタハウジング3は例えば金属製であり、軸方向一方側の円筒状のホース接続部7と、軸方向他方側のほぼ円筒状のパイプ挿入部9とから一体的に構成されていて、大径のホース(例えば直径50mm程度)と大径のパイプ体とを連結するために、大径に、かつ、比較的短く形成されている。
ホース接続部7は、円筒状の接続部本体11と、この接続部本体11の軸方向一端部に一体的に形成された環状の抜け止め部13と、から構成され、抜け止め部13は、軸方向一端から軸方向他方側に向かってテーパ状に拡径して、接続部本体11よりも径方向外側に突出するように若干丸みを帯びて屈曲形成されている。抜け止め部13の軸方向一端は、例えば接続部本体11よりも小径に形成される。
パイプ挿入部9は、軸方向他方側のリテーナー取り付け部15と、ホース接続部7が接続形成された軸方向一方側のパイプ支持部17と、リテーナー取り付け部15及びパイプ支持部17の間に形成された軸方向中間のシール保持部19と、から構成されていて、パイプ支持部17は、シール保持部19よりも小径で、ホース接続部7の接続部本体11よりも大径に形成されている。
パイプ挿入部9の環状のリテーナー取り付け部15は、シール保持部19と同一径に、より具体的にはシール保持部19の軸方向他方側と同一径に形成され、径方向対称位置に、薄肉円筒壁状の径方向外側壁部を有する取り付け用突出部21、21が設けられた構造を備えていて、一対の取り付け用突出部21、21のそれぞれは、ほぼ4分の1の円弧長さにわたって形成されている。ただし、取り付け用突出部21は全周にわたって形成される場合もある。それぞれの取り付け用突出部21の径方向外側壁部には、係合スリット23が形成されているが、この係合スリット23は、周方向一方側に形成された一方側スリット部25と、周方向他方側に形成された、一方側スリット部25に等しいあるいは対称である形状の他方側スリット部27と、から構成されていて、一方側スリット部25及び他方側スリット部27は、一方側スリット部25と他方側スリット部27との間に、係合スリット23の幅とほぼ等しい、又は係合スリット23の幅よりも多少長い(例えばほぼ2倍長い)周方向幅を有する部分29(分断部)が残るように形成されている。すなわち、係合スリット23は、例えば周方向中央に位置する分断部29によって、一方側スリット部25と他方側スリット部27とに区分されている。また、取り付け用突出部21の幅(軸方向幅)は、係合スリット23の幅(軸方向幅)のほぼ3倍あるいは3倍乃至4倍に設定されている。
取り付け用突出部21の周方向一端壁部31及び周方向他端壁部33は、分断部29同士を結んで軸心を通過する直線及び軸線と平行に広がるように、すなわちワイヤリテーナー5の取り付け方向と直交する方向に広がるように形成されている。また、取り付け用突出部21の周方向一端壁部31と一方側スリット部25の周方向一端との間、および、取り付け用突出部21の周方向他端壁部33と他方側スリット部27の周方向他端との間にはそれぞれ、係合スリット23の幅のほぼ2倍の周方向間隔が設けられていて、取り付け用突出部21の周方向一端部及び周方向他端部には、係合スリット23の幅のほぼ2倍の周方向長さあるいは周方向幅を有する抜け止め壁部個所35、37が形成されている。
取り付け用突出部21では、一方側スリット部25の周方向一端部に軸方向一方側に短く延びるスリット状の一方側出入り口38が形成され、また、他方側スリット部27の周方向他端部にも軸方向一方側に短く延びるスリット状の他方側出入り口39が形成されている。
なお、コネクタハウジング3のリテーナー取り付け部15は、径方向反対側からでも、ワイヤリテーナー5を同様に取り付けることができるような対称形状に形成されている。
リテーナー取り付け部15の軸方向他端(パイプ挿入部9又はコネクタハウジング3の軸方向他端)には、径方向外側に突出する外向きフランジ40が一体的に設けられているが、この外向きフランジ40は、取り付け用突出部21の軸方向他端と一体的に形成されている。外向きフランジ40は、円形の外縁を有しているが、一対の取り付け用突出部21、21の間に対応する部分では、外側が切り取られたように形成されていて、この部分の外縁は直線状に設定されている。
シール保持部19の内周面には、軸方向一方側で、ゴム製のOリング41が嵌め込まれ、かつ、軸方向他方側で、環状体に形成されている例えば金属製のブッシュ43が圧入により嵌め付けられていて、Oリング41は、シール保持部19の軸方向一端に形成された段差部分44とブッシュ43とに挟まれて軸方向に位置決めされている。シール保持部19では、軸方向他方側は軸方向一方側よりも若干大径に形成されている。
クイックコネクタ1に用いられているブッシュ43は、単純な環状のブッシュ本体45の軸方向他方側に、パイプ体47の環状係合突部49を受け取るための受け取り部51を一体的に有して形成されていて、受け取り部51の内周面は、環状係合突部49の軸方向一方側のテーパ状環状面と対応するように、軸方向他方側に向かって拡径するテーパ状に形成されている。受け取り部51の径方向対称位置には、軸方向他方側に多少突出する閉塞部分53が一体的に形成されていて、それぞれの閉塞部分53は、取り付け用突出部21に対応する周方向長さを有している。閉塞部分53は、受け取り部51の内周面を延長するようにして形成された内面を有し、取り付け用突出部21、21内に入り込んで、取り付け用突出部21、21の内周面又は内面と接触するように、ブッシュ本体45及び受け取り部51よりも径方向外側に突出して形成されていて、取り付け用突出部21、21の内周面又は内面に対応した外面を有しているが、取り付け用突出部21内に入り込む部分の周方向中央個所(中間の個所)はそれぞれ、切り取られて通過部55を形成している。したがって、ブッシュ43をコネクタハウジング3に嵌め付けると、一方側スリット部25の一方側出入り口38及び他方側スリット部27の他方側出入り口39が、取り付け用突出部21、21の内周面又は内面と接触状態となっている閉塞部分53の外周面又は外周で、全体的に又は部分的に塞がれるように構成されている。
ワイヤリテーナー5は、連結部57と、この連結部57の両側(幅方向両側又は幅方向両端)からそれぞれ、互いに平行状態で直線状に延びる一対の長い係合アーム59、59と、を具備するように屈曲形成された例えば金属製の線材で構成され、連結部57は、肩部61、61を両側に有し、この肩部61、61の間で、外側に膨出するコ字状の指掛け部63を備えている。肩部61はそれぞれ、係合アーム59を開きやすくするための、係合アーム59側の肩部本体64と、指掛け部63側のストッパ部65と、から構成され、それぞれのストッパ部65は、指掛け部63の幅方向の端あるいは端部から真横外側、すなわち係合アーム59の延びる方向又はワイヤリテーナー5の取り付け方向と直交して外側に向う方向を向くまで、円弧状に湾曲し、内側に凸となって延びるように形成されていて、肩部本体64は、周方向一方側の抜け止め壁部個所35と対応するように傾斜し、かつ、抜け止め壁部個所35の周方向長さと同一又はほぼ同一の長さを有している。
一対の係合アーム59、59は、肩部61又は肩部本体64の先端(指掛け部63と反対側端)から直線状に延びる長いアーム本体部66と、このアーム本体部66の先端(自由側端)に、内側に屈曲して一体的に形成された抜け止め係合部67と、から構成されている。係合アーム59の抜け止め係合部67は、取り付け用突出部21の周方向他方側の抜け止め壁部個所37と対応するように傾斜し、かつ、抜け止め壁部個所37の周方向長さとほぼ同一の長さに形成された内側に屈曲している係合本体部69と、この係合本体部69の先端に、軸方向一方側に屈曲して一体的に形成された軸方向一方側(ほぼ軸方向一方側)に延びる軸方向部71と、を備えていて、それぞれの抜け止め係合部67、67の係合本体部69、69が周方向他方側の抜け止め壁部個所37、37と、この抜け止め壁部個所37、37外面に沿って、あるいは沿うようにして接触し、係合するように形成されている。
アーム本体部66の長さは、係合スリット23とほぼ等しく、すなわち一方側スリット部25の周方向一端及び他方側スリット部27の周方向他端の間隔とほぼ等しく設定されている。アーム本体部66、66の間隔は、パイプ支持部17の内径あるいはブッシュ43のブッシュ本体45の内径又はパイプ体47の外径とほぼ等しくなるように設定されている。
このような構成のクイックコネクタ1を組み立てるには、まず、コネクタハウジング3にワイヤリテーナー5を一方側スリット部25側から取り付ける。ワイヤリテーナー5の取り付けは、抜け止め係合部67の軸方向部71を、一方側スリット部25の一方側出入り口38からコネクタハウジング3内に差し込み、他方側スリット部27の他方側出入り口39から外側に突出させる。そうすると、ワイヤリテーナー5は、それぞれの肩部61、61が取り付け用突出部21、21の周方向一方側の抜け止め壁部個所35、35と、この抜け止め壁部個所35、35外面に沿って当接し、それぞれの肩部本体64、64が取り付け用突出部21、21の周方向一方側の抜け止め壁部個所35、35と、この抜け止め壁部個所35、35外面に沿って、あるいは沿うようにして接触し、かつ、それぞれのストッパ部65、65が取り付け用突出部21、21の周方向一方側端壁部31、31と当接し、しかも、それぞれの抜け止め係合部67、67又は係合本体部69、69が取り付け用突出部21、21の周方向他方側の抜け止め壁部個所37、37と、この抜け止め壁部個所37、37外面に沿って、あるいは沿うようにして接触し、係合して、コネクタハウジング3のリテーナー取り付け部15に取り付けられることとなる。なお、肩部本体64を取り付け用突出部21の周方向一方側の抜け止め壁部個所35から浮き上がらせるように形成してもよい。軸方向部71を、他方側スリット部27の他方側出入り口39から外側に突出させ、抜け止め係合部67又は係合本体部69を抜け止め壁部個所37に係合させるには、軸方向部71が他方側スリット部27の周方向他方側端に近づいた時点で係合アーム59の差し込みを中断し、係合アーム59を、例えば軸方向部71が他方側出入り口39に位置するように、外側に弾性変形させてから係合アーム59の差し込みを再開すればよい。そうすると、軸方向部71は他方側スリット部27から抜け、係合本体部69も他方側スリット部27から抜け出て、抜け止め壁部個所37と引き抜き方向に係合する(引き抜き抵抗を作用させるように係合する)こととなる。このようにして、ワイヤリテーナー5は、ストッパ部65、65が取り付け用突出部21、21の周方向一方側端壁部31、31と差し込み方向に係合し(差し込み抵抗を作用させるように係合し)、抜け止め係合部67、67が取り付け用突出部21、21と引き抜き方向に係合した状態で、一対の係合アーム59、59によりリテーナー取り付け部15を挟み込んでクイックコネクタ1に取り付けられることとなる。一対の係合アーム59、59は、係合スリット23、23からコネクタハウジング3内にアーム本体部66、66を突出させて入り込んでいる。ここでは、ストッパ部65、65と取り付け用突出部21、21の周方向一方側端壁部31、31との当接により、ワイヤリテーナー5を、この取り付け位置で、さらに押し込んでも、一対の係合アーム59、59はパイプ体47の環状係合突部49を通過させるように開くことはない。
一方側スリット部25の周方向一端同士の間隔及び他方側スリット部27の周方向他端同士の間隔は等しく、パイプ体47の外径(環状係合突部49以外の部分の外径)とほぼ等しくなるように設定されているので、ワイヤリテーナー5は、一対の係合アーム59、59が、より具体的には一対のアーム本体部66、66が広がることなく互いに平行に延びている状態で、リテーナー取り付け部15に取り付けられる。
そして、図2に示されているように、軸方向部71が他方側出入り口39に入り込む直前まで、ワイヤリテーナー5を退避方向に移動させた状態で、ブッシュ43をコネクタハウジング3内に押し込む。ワイヤリテーナー5のアーム本体部66、66の間隔、あるいは、コネクタハウジング3内に突出しているアーム本体部66、66部分の間隔は、ブッシュ43の通過部55、55の間隔とほぼ等しいように、あるいは通過部55、55の間隔よりも多少大きくなるように広がっているので(ブッシュ本体45の外縁にかぶさらないようにあるいはオーバーラップしないように広がっているので)、すなわち、係合アーム59,59又はアーム本体部66、66が、ブッシュ43の通過を許容するように開いているので、あるいは、係合アーム59,59又はアーム本体部66、66が、ブッシュ43の通過部55、55及びブッシュ本体45の通過を許容するように開いているので、ブッシュ43を、ワイヤリテーナー5を通過させて、シール保持部19内に圧入することができる。ブッシュ43の閉塞部53は、例えば部分的に、一方側出入り口38及び他方側出入り口39を塞いでいるので、クイックコネクタ1では、ブッシュ43をコネクタハウジング3から取り外さない限り、ワイヤリテーナー5がコネクタハウジング3から外れるといったことはない。
ゴムホース又はゴム製のホース73は、先端又は軸方向他端が、パイプ支持部17の軸方向一端に形成された段差部分75に接近するように、ホース接続部7の接続部本体11外周に嵌め付けられ、かつ、金属製の締め付けスリーブ77により接続部本体11に締め付けられていて、十分な抜け止め状態でクイックコネクタ1に接続されてコネクタ用接続構造を構成している。
締め付けスリーブ77は、単純な環状体に形成されて、ホース73の嵌め付け端部75の外周に緩く嵌められる。ホース接続部7は、締め付けスリーブ77が緩く嵌められた状態のホース73の嵌め付け端部75内に相対的に圧入される。ここでは、比較的小さな圧入力でホース接続部7を嵌め付け端部75内に挿入できるように構成されている。
ホース接続部7をホース73の嵌め付け端部75内に相対的に挿入したら、締め付けスリーブ77をかしめて縮径させ、ホース73の嵌め付け端部75をホース接続部7の接続部本体11に締め付ける。締め付けスリーブ77のかしめは、軸方向両端部を僅かに残して行われる。したがって、締め付けスリーブ77の軸方向両端部はめくれ上がったような状態となっている。このようなかしめ構造により、ホース73に締め付けスリーブ77の軸方向端縁が切れ込み、ホース73が軸方向に引っ張られたときに、ホース73の損傷が拡大していくといったことが防止される。
締め付けスリーブ77は、周方向に等間隔で6個所設定された食い込み個所79で大きくかしめられているが、周方向に隣り合う食い込み個所79、79の間は、膨らみ部81として形成され、この膨らみ部81は径方向外側に凸となる小円弧状の断面形状を有するように形成されていて、膨らみ部81の周方向中央部は、例えば、僅かに径方向内側にかしめられている(図5参照:図5は締め付けスリーブ77のかしめ状態を示す図)。すなわち、例えば、僅かにホース73の嵌め付け端部75を圧縮している。膨らみ部81の断面形状の曲率半径又は半径は、締め付けスリーブ77あるいはホース接続部7(接続部本体11)の軸心から食い込み個所79(より詳しくは、食い込み個所79のうちの最も食い込んでいる部分)までの径方向距離よりも小さく設定されている。
締め付けスリーブ77をかしめるには、6つのセグメント83を周方向に組み合わせて構成されたかしめダイス85で、締め付けスリーブ77を外側から押圧してかしめる(図3及び図5参照)。かしめダイス85は、セグメント83のかしめ部分87の組み合わせで構成されるかしめセクション89を有している。各セグメント83のかしめ部分87の押圧内面91は、形成すべき膨らみ部81の円弧形状に対応する小さな円弧状断面を有するように形成され、かしめセクション89の内周面(かしめダイス85を型締めしたときの内周面)は、径方向断面形状が軸方向全長にわたって等しくなるように形成されていて、締め付けスリーブ77を、6つの小さな円弧状断面形状が周方向に連続する凹凸形状に、押圧してかしめるように形成されている。食い込み個所79は、セグメント83の押圧内面91の周方向両端部によって押圧されて形成され、軸方向に互いに平行に延びている。
クイックコネクタ1にリテーナー取り付け部15の軸方向他端開口93から挿入されて嵌め付けられたパイプ体47は、例えば金属製であり、軸方向一方側が、環状係合突部49を外周面に有する挿入端部95として構成された形式のものである。ここでは、環状係合突部49の軸方向一方側環状面は軸方向他方側に向って拡径するテーパ状に形成されている。パイプ体47は、環状係合突部49の軸方向一方側環状面がワイヤリテーナー5のアーム本体部66、66の間隔を押し広げながら相対的に進行し、ブッシュ43の受け取り部51内周面に当接して収容され、挿入端部95が全長にわたってコネクタハウジング3のパイプ挿入部9内に挿入されるまで、クイックコネクタ1あるいはコネクタハウジング3に押し込まれている。環状係合突部49の軸方向他方側環状面97は、環状係合突部49の軸方向一方側環状面がブッシュ43の受け取り部51内周面に当接したときには、係合スリット23の軸方向一端99と軸方向位置において一致又はほぼ一致しているので、ワイヤリテーナー5のアーム本体部66、66は、パイプ体47がコネクタハウジング3のパイプ挿入部9内に正常に挿入された状態となると、弾性復帰力によりスナップ的に平行状態に復帰し、パイプ体47を抜け止めするように環状係合突部49あるいは環状係合突部49の軸方向他方側環状面97とスナップ係合する。このようにして、クイックコネクタ1を介して、ホース73とパイプ体47とが連結される。
以上説明したように、本発明のコネクタ用ホース接続構造では、接続時にホースやクイックコネクタを傷めるおそれがなく、しかも、スリーブのゴムホースに対する強固な取り付けを確保できる。
本発明に係るコネクタ用ホース接続構造に用いられるクイックコネクタの斜視図である。 クイックコネクタの分解斜視図である。 コネクタ用ホース接続構造を用いてホースを接続し、かつ,パイプ体を挿入した状態のクイックコネクタの軸方向に沿った断面図である。 パイプ体を挿入した状態のクイックコネクタの径方向に沿った断面図である。 締め付けスリーブのかしめ状態を示す図である。 スリーブの変形状態を説明する図である。
符号の説明
1 クイックコネクタ
7 ホース接続部
13 抜け止め部
23 スリーブ
47 パイプ体
73 ホース
75 嵌め付け端部
77 締め付けスリーブ
79 食い込み個所

Claims (3)

  1. ゴムホースと、環状突出抜け止め部が形成されたホース接続部を有し、このホース接続部が前記ゴムホースの嵌め付け端部に相対的に圧入され、かつ、前記ホース接続部の反対側からパイプ体が相対的に挿入されて接続されるクイックコネクタと、前記ゴムホースの前記嵌め付け端部の外周に被せられ、この嵌め付け端部を前記ホース接続部に締め付けるように全周にわたってかしめられて縮径変形する金属製のスリーブと、を備えるコネクタ用ホース接続構造であって、
    前記スリーブは、周方向に間隔を設けた複数の食い込み個所で、他の個所よりも大きくかしめられる、ことを特徴とするコネクタ用ホース接続構造。
  2. 前記スリーブは、周方向に隣り合う前記食い込み個所間で、外側に凸となる円弧状断面形状を有し、前記円弧状断面形状の曲率半径が、前記スリーブの軸心から前記食い込み個所までの径方向距離よりも小さくなるようにかしめられる、ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ用ホース接続構造。
  3. 前記食い込み個所は、周方向で4箇所以上設けられる、ことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ用ホース接続構造。
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