JPH11350346A - 易染性メタ型芳香族ポリアミド繊維の難燃化処理方法 - Google Patents

易染性メタ型芳香族ポリアミド繊維の難燃化処理方法

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JPH11350346A
JPH11350346A JP10160646A JP16064698A JPH11350346A JP H11350346 A JPH11350346 A JP H11350346A JP 10160646 A JP10160646 A JP 10160646A JP 16064698 A JP16064698 A JP 16064698A JP H11350346 A JPH11350346 A JP H11350346A
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aromatic polyamide
meta
polyamide fiber
flame retardant
flame
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JP10160646A
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Yasunori Tatsuoka
康則 立岡
Motoyoshi Suzuki
東義 鈴木
Kouki Sasaki
孔基 佐々木
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、メタ型芳香族ポリアミド繊維が有
する問題点を解消し、難燃性、染色性に優れたメタ型芳
香族ポリアミド繊維を容易に得ることができる難燃化処
理方法を提案することにある。 【解決手段】 繰り返し単位の85モル%以上が下記一
般式(1)に示されるポリ−m−フェニレンイソフタル
アミドからなり、且つ、アルキルベンゼンスルフォン酸
オニウム塩を含有するメタ型芳香族ポリアミド繊維を、
乳化した難燃剤を含む液中で、120℃以上の温度下で
加熱処理することにより、該難燃剤を該メタ型芳香族ポ
リアミド繊維に対して2.5〜10.0重量%付着させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カチオン染料で染
色可能なメタ型芳香族ポリアミド繊維(易染性メタ型芳
香族ポリアミド繊維)の難燃化処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メタ型芳香族ポリアミド繊維は、分子骨
格がほとんど芳香族環から構成されているため、優れた
耐熱性と寸法安定性とを有する。この特性を活かして該
メタ型芳香族ポリアミド繊維は、産業用途や耐熱性、防
炎性、耐炎性が重視される用途に好適に使用されてい
る。特に、その耐熱性と防炎性を生かした寝具、衣料、
インテリア分野への用途が急速に広がりつつある。これ
らの分野では、着色した繊維を使用するのが一般的であ
るが、メタ型芳香族ポリアミド繊維は優れた物性を有す
る反面、ポリマー分子鎖が剛直なために通常の方法では
染色が困難であるという問題点を有している。
【0003】したがって、この問題点を解決するために
種々の改良方法が提案されたいる。例えば、特開昭50
−59522号公報には、特定の顔料をメタ型芳香族ポ
リアミド繊維に含有させた着色繊維が提案されている
が、繊維の製造工程で顔料を含有させるため製造時のロ
スが多くなり、そのため小ロット対応の生産が困難であ
ったり、要求される各種の色相の繊維を得ることが困難
であるなどの問題がある。
【0004】また、染色性を向上させる手段として特開
昭55−21406号公報にはキシリレンジアミンを共
重合させたポリマーを混合する方法が提案されている
が、このようにポリマー鎖に第3成分を共重合させたポ
リマーの製造に際しては、重合装置の稼働率が低下する
などの能率低下の問題もある。
【0005】さらに、特開平8−81827号公報に
は、アルキルベンゼンスルホン酸オニウム塩及び含ハロ
ゲンアルキル(フェニル)フォスフェートを添加する方
法が提案されている。しかしこの方法では、染色性は十
分であるが、130℃の温度で行う染色処理により含ハ
ロゲンアルキル(フェニル)フォスフェートの一部が染
色処理中に溶出し、このため難燃性が低下する問題点が
あり、難燃性を有する易染性のメタ型芳香族ポリアミド
繊維として十分なものが得られていないのが現状であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このように
メタ型芳香族ポリアミド繊維が有する問題点を解消し、
難燃性、染色性に優れたメタ型芳香族ポリアミド繊維を
容易に得ることができる難燃化処理方法を提案すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、繰り返し単位
の85モル%以上が下記一般式(1)に示されるポリ−
m−フェニレンイソフタルアミドからなり、且つ、アル
キルベンゼンスルフォン酸オニウム塩を含有するメタ型
芳香族ポリアミド繊維を、乳化した難燃剤を含む液中
で、120℃以上の温度下で加熱処理することにより、
該難燃剤を該メタ型芳香族ポリアミド繊維に対して2.
5〜10.0重量%付着させることを特徴とする易染性
メタ型芳香族ポリアミド繊維の難燃化処理方法であっ
て、該易染性メタ型芳香族ポリアミド繊維には、含ハロ
ゲンアルキル(フェニル)フォスフェートを含むものが
好ましく用いられ、また、乳化した難燃剤として、下記
一般式(2)で表されるハロゲン化燐酸エステルが最適
に用いられるものである。
【0008】
【化3】
【0009】
【化4】
【0010】(ここに、Z1、Z2、及び、Z3は脂肪族
基、芳香族基、ハロゲン化脂肪族基及びハロゲン化芳香
族基から選ばれた基である)
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用するメタ型芳香族ポリアミド繊維は、実質
的に前記一般式(1)からなるポリ−m−フェニレンイ
ソフタルアミドである。かかるメタ型芳香族ポリアミド
繊維は、15モル%未満の範囲内で第3成分を含んだ共
重合体であっても差し支えない。
【0012】このようなメタ型芳香族ポリアミドは、従
来から公知の界面重合法により製造することができ、そ
のポリマーの重合度としては、0.5g/100mlの
濃度のN−メチル−2−ピロリドン溶液で測定した固有
粘度:I.Vが1.3〜1.9dl/gの範囲のものが
好ましく用いられる。
【0013】また、該メタ型芳香族ポリアミドは、アル
キルベンゼンスルホン酸オニウム塩を含有しているもの
であるが、該アルキルベンゼンスルホン酸オニウム塩と
しては、ヘキシルベンゼンスルフォン酸テトラブチルフ
ォスホニウム塩、ヘキシルベンゼンスルフォン酸トリブ
チルベンジルフォスフォニウム塩、ドデシルベンゼンス
ルフォン酸テトラフェニルフォスフォニウム塩、ドデシ
ルベンゼンスルフォン酸トリブチルテトラデシルフォス
フォニウム塩、ドデシルベンゼンスルフォン酸テトラブ
チルフォスフォニウム塩、ドデシルベンゼンスルフォン
酸トリプチルベンジルアンモニウム塩等の化合物が好ま
しく例示される。中でもドデシルベンゼンスルフォン酸
テトラブチルフォスフォニウム塩、又は、ドデシルベン
ゼンスルフォン酸トリブチルベンジルアンモニウム塩は
入手しやすく、熱的安定性も良好なうえ、N−メチル−
2−ピロリドンに対する溶解度も高いため特に好ましく
例示される。
【0014】また、該メタ型芳香族ポリアミド繊維に含
有されている該アルキルベンゼンスルフォン酸オニウム
塩の含有割合は、十分な染色性の改良効果を得るため
に、ポリ−m−フェニレンイソフタルアミドに対して
2.5モル%以上、好ましくは、3.0〜7.0モル%
の範囲にあるものが好ましく使用される。
【0015】さらに、該メタ型芳香族ポリアミドには、
該アルキルベンゼンスルホン酸オニウム塩に加えて、含
ハロゲンアルキル(フェニル)フォスフェートを含有し
ているものが好ましく例示され、該含ハロゲンアルキル
(フェニル)フォスフェートとしては、トリス(β−ク
ロロプロピル)フォスフェート、トリス(2,3−ジク
ロロプロピル)フォスフェート、トリクロロエチルフォ
スフェート、フェニールジクロロプロピルフォスフェー
ト、トリス(ジクロロフェニル)フォスフェート等の化
合物を挙げることができる。
【0016】該含ハロゲンアルキル(フェニル)フォス
フェートの繊維中の割合は、ポリ−m−フェニレンイソ
フタルアミドに対して、1.8重量%以上、好ましく
は、3〜5重量%の範囲にあるものがよい。この割合
が、6重量%以上では、染色性の向上効果がそれほど大
きくはならず、染色時の染斑が目立つようになり好まし
くない。
【0017】また、ポリ−m−フェニレンイソフタルア
ミドとアルキルベンゼンスルホン酸オニウム塩及び含ハ
ロゲンアルキル(フェニル)フォスフェートとを混合す
る方法としては、溶媒中にポリ−m−フェニレンイソフ
タルアミドを混合、溶解し、それにアルキルベンゼンス
ルフォン酸オニウム塩、又は、アルキルベンゼンスルフ
ォン酸オニウム塩溶液及び含ハロゲンアルキル(フェニ
ル)フォスフェートを加える方法や、あるいは、ポリ−
m−フェニレンイソフタルアミドとアルキルベンゼンス
ルホン酸オニウム塩及び含ハロゲンアルキル(フェニ
ル)フォスフェートとの混合物を溶媒に溶解する方法な
どが用いられ、そのいずれを用いてもよい。
【0018】このようにして得られたドープは従来から
公知の方法により繊維に形成される。例えば、ポリ−m
−フェニレンイソフタルアミドのN−メチル−2−ピロ
リドン溶液にアルキルベンゼンスルフォン酸オニウム塩
と含ハロゲンアルキル(フェニル)フォスフェートを加
えたドープを調製する。該ドープをノズルより塩化カル
シウムを主成分とする無機水溶液中に押し出し凝固さ
せ、水洗後、沸水中で延伸を行い、次いで、300〜3
25℃の熱板上でさらに延伸し、オイリングを施して繊
維を得る方法がある。
【0019】該繊維を短繊維の形状で使用する場合に
は、さらに、前記のようにして得られた繊維に捲縮を付
与し、所定の長さにカットして紡績糸等にする。本発明
の処理に使用する繊維の形態は、原綿、トウ、糸、織編
物、不織布等が使用され、繊維製品のいずれの形態のも
のでも使用することが出来る。
【0020】本発明の処理方法では、メタ型芳香族ポリ
アミド繊維を、乳化した難燃剤を含む液中で、120℃
以上の温度下で加熱処理することにより行うが、その際
使用する難燃剤は、乳化された状態で使用するものであ
って、該乳化した難燃剤としては、前記一般式(2)で
示されるハロゲン化燐酸エステル化合物を乳化したもの
が好ましく例示される。特に好ましくは、トリス(ジク
ロロプロピル)フォスフェートや、トリス(β−クロロ
プロピル)フォスフェートを用いるものが例示される。
【0021】該難燃剤の付着量は、メタ型芳香族ポリア
ミド繊維に対して2.5〜10重量%の範囲となるよう
に染色液に該難燃剤を添加して行い、より好ましくは、
3.5〜7.5重量%の範囲である。該難燃剤の付着量
が、2.5重量%未満では、得られたメタ型芳香族ポリ
アミド繊維の難燃性が不十分であり、また、該付着量
が、10重量%を超えると堅牢度が不良となり、まら、
風合いの低下が生じる恐れがあり好ましくない。
【0022】本発明における加熱処理方法としては、通
常使用される高圧染色機を用いて、120℃以上の高圧
・高温の状態でカチオン染料による染色と同浴で実施す
る方法が例示される。該処理温度(染色温度)が高いほ
うが難燃剤の吸尽効果、染色性が良好である。また、染
色用の助剤としては、通常のカチオン染料に用いられる
酢酸、蓚酸等の有機酸、酢酸ソーダ、硝酸ソーダ等の塩
類を使用するが、場合によってはベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤、酸化防止剤、柔
軟剤等を併用することも可能である。
【0023】
【発明の効果】このようにして得られた易染性メタ型芳
香族ポリアミドは、メタ型芳香族ポリアミド繊維本来の
優れた耐熱性、防炎性、耐炎性を損なうことなく優れた
染色性を兼ね備えたものであり、着色が必要な寝具、衣
料、インテリアの分野で有効に使用できる。特に、易染
性メタ型芳香族ポリアミド繊維に含ハロゲンアルキル
(フェニル)フォスフェートを含有させることにより、
難燃性が向上するばかりではなく、染色液に添加した難
燃剤及び染料の吸尽効率を著しく向上させることができ
る。これはアルキルベンゼンスルフォン酸オニウム塩を
単独で用いた場合よりも該メタ型芳香族ポリアミド繊維
の結晶性をより一層低下させる作用により得られるもの
と推察される。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。なお、実施例、及び比較例において用いた各特性
値の測定方法は下記の通りである。
【0025】(1)固有粘度:I.V ポリマーをNMP(N−メチル−2−ピロリドン)に
0.5g/100mlの濃度で溶解し、オストワルド粘
度計を用い、30℃の温度で測定した。
【0026】(2)染色性 マクベス(株)製のカラー測色装置「マクベスカラーア
イ」を用い、2度視野としてD65光源を使用して波
長:360〜740nmで測定し、L*を求めた。
【0027】(3)難燃剤の含有・付着量 例えば、含ハロゲンアルキルフォスフェートの場合、濃
度既知の含ハロゲンアルキルフォスフェートの標準サン
プルから蛍光X線分析により検量線を作成し、繊維中の
塩素濃度を求め、この塩素がアルキルフォスフェートに
由来するものとして含有量に換算して求める(重量
%)。また、JIS L−0217の103法により水
洗濯を50回行った後の試料について、同様の方法によ
り難燃剤の残留量を測定する。
【0028】(4)難燃剤の残留・吸尽率の測定 繊維への残留・吸尽量(重量%)を求めて、残留・吸尽
率={繊維の付着量(重量%)/染色液中の難燃剤の使
用量(%)}×100の式から求める。
【0029】(5)防炎性 JIS K7201のLOI測定法に準拠して、LOI
値を求める。また、JIS L−0217の103法に
より水洗濯を50回行った後の試料について防炎性を測
定する。
【0030】(6)風合い 触感で、硬い、柔らかい、ヌメリ感を測定する。
【0031】[実施例1〜2] 固有粘度:1.35dl/gのポリ−m−フェニレンイ
ソフタルアミド:30gをN−メチル−2−ピロリド
ン:110gに溶解し、さらに、ドデシルベンゼンスル
フォン酸フォスフォニウム塩:3.6gをN−メチル−
2−ピロリドン:2gに溶解したものを前記溶液と混合
して溶解し、減圧・脱泡して紡糸ドープを得た。
【0032】該紡糸ドープを85℃に加温し、口径:
0.07mm、孔数:200の紡糸口金から凝固浴に湿
式紡糸した。凝固液の組成は、塩化カルシウムが40重
量%、NMPが5重量%、残りは水:55重量%であ
り、該凝固浴の温度は85℃であった。この糸を該凝固
浴中で約10cm走行させ、6.2m/分の速度で引き
出した。得られた糸条を水洗し、95℃の温水で2.4
倍に延伸して200℃の温度のロールで乾燥した後、3
20℃の温度の熱板上で1.75倍に延伸し、全延伸倍
率が4.2である延伸糸を得た。次いで、該延伸糸にク
リンパーで捲縮を付与した後、カーターでカットして2
de×51mmの短繊維とし、該短繊維を使用して綿番
手:30/1の紡績糸を得、該紡績糸を経糸、緯糸に使
用して、目付:200g/m2の平織物を作成した。
【0033】次いで常法により精練、乾燥、熱セットを
施した後、エストロールネイビーブルー N−2RL
(住友化学製、カチオン染料):8%owf、酢酸:
0.3g/リットル、硝酸ナトリウム25g/リット
ル、及び、トリスβクロロプロピルフォスフェート(ノ
イネンR921)の50%乳化品を表1に示す量だけ添
加した染色液を用いて、繊維と染色液の比を1:20と
し、ミニカラー染色機で130℃の温度で60分間染色
処理した。染色後、ハイドロサルファイト:1g/リッ
トル、アミラジンD:1g/リットル、水酸化ナトリウ
ム:1g/リットルからなる液を用いて、浴比1:20
で80℃の温度で30分間還元洗浄し、水洗・乾燥後、
180℃の温度で1分間乾熱キュアーした(実施例1、
2)。得られた処理布の評価結果を表1に示す。
【0034】[実施例3〜4] 固有粘度:1.35dl/gのポリ−m−フェニレンイ
ソフタルアミド:30gをN−メチル−2−ピロリド
ン:110gに溶解し、さらに、ドデシルベンゼンスル
フォン酸トリブチルベンジルアンモニウム塩:3.6g
とトリス(β−クロロプロピル)フォスフェート:1.
5gをN−メチル−2−ピロリドン:2gに溶解したも
のを前記溶液と混合して溶解し、減圧・脱泡して紡糸ド
ープとした。
【0035】該紡糸ドープを実施例1と同様にして紡
糸、延伸、捲縮付与、カットして2de×51mmの短
繊維を得た。この短繊維を用いて綿番手:20/1の紡
績糸とし、該紡績糸を経糸、緯糸に用いて目付:260
g/m2の平織物を作成した。
【0036】次いで常法により精練、乾燥、熱セットを
施した後、エストロールネイビーブルー N−2RL
(住友化学製、カチオン染料):8%owf、酢酸:
0.3g/リットル、硝酸ナトリウム:25g/リット
ル及びトリスジクロロプロピルフォスフェート(ノイネ
ンR931)の50%乳化品を表1に示す量だけ添加し
た染色液を用いて、繊維と染色液の比を1:20とし、
ミニカラー染色機で130℃の温度で60分間染色し
た。染色後実施例1と同様にして還元洗浄、及び、乾熱
キュアーした(実施例3、4)。得られた処理布の評価
結果を表1に併せて示す。
【0037】[比較例1、2]実施例1において、染色
浴中に難燃剤を添加しなかったもの(比較例1)、及
び、染色液に添加した難燃剤の量が5.0%owfとな
るようにした以外は実施例1と同様にして処理した(比
較例2)。得られた処理布の評価結果を表2に示す。
【0038】[比較例3、4]実施例3において、染色
浴中に難燃剤を添加しなかったもの(比較例3)、及
び、染色液に添加される難燃剤の量が24.0%owf
となるようにした以外は実施例3と同様にして処理した
(比較例4)。得られた処理布の評価結果を表2併せて
示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返し単位の85モル%以上が下記一
    般式(1)に示されるポリ−m−フェニレンイソフタル
    アミドからなり、且つ、アルキルベンゼンスルフォン酸
    オニウム塩を含有するメタ型芳香族ポリアミド繊維を、
    乳化した難燃剤を含む液中で、120℃以上の温度下で
    加熱処理することにより、該難燃剤を該メタ型芳香族ポ
    リアミド繊維に対して2.5〜10.0重量%付着させ
    ることを特徴とする易染性メタ型芳香族ポリアミド繊維
    の難燃化処理方法。 【化1】
  2. 【請求項2】 メタ型芳香族ポリアミド繊維が、含ハロ
    ゲンアルキル(フェニル)フォスフェートを含む請求項
    1記載の易染性メタ型芳香族ポリアミド繊維の難燃化処
    理方法。
  3. 【請求項3】 乳化した難燃剤が下記一般式(2)に示
    されるハロゲン化燐酸エステルである請求項1又は2記
    載の易染性メタ型芳香族ポリアミド繊維の難燃化処理方
    法。 【化2】 (ここに、Z1、Z2、及び、Z3は脂肪族基、芳香族
    基、ハロゲン化脂肪族基及びハロゲン化芳香族基から選
    ばれた基である)
JP10160646A 1998-06-09 1998-06-09 易染性メタ型芳香族ポリアミド繊維の難燃化処理方法 Pending JPH11350346A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017197882A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 帝人株式会社 難燃性布帛および繊維製品
JP2017197852A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 帝人株式会社 難燃性布帛および繊維製品

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JP2017197852A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 帝人株式会社 難燃性布帛および繊維製品
JP2017197882A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 帝人株式会社 難燃性布帛および繊維製品

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