JPH11346486A - 超音波モータ及び超音波モータ付電子機器 - Google Patents

超音波モータ及び超音波モータ付電子機器

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JPH11346486A
JPH11346486A JP10151745A JP15174598A JPH11346486A JP H11346486 A JPH11346486 A JP H11346486A JP 10151745 A JP10151745 A JP 10151745A JP 15174598 A JP15174598 A JP 15174598A JP H11346486 A JPH11346486 A JP H11346486A
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vibration
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piezoelectric
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Akihiro Iino
朗弘 飯野
Makoto Suzuki
鈴木  誠
Masao Kasuga
政雄 春日
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きなトルクを発生させるとともに、トルク
を安定させる。 【解決手段】 屈曲振動と伸縮振動とにより楕円振動す
る圧電振動子を圧接させて出力を取り出す超音波モータ
において、前記圧電振動子のうち前記圧接させる部位に
対して反対側の部位を前記圧接部位へ加圧する加圧部材
と、前記圧電振動子のうち前記屈曲振動又は伸縮振動の
少なくとも一方の節であって、前記加圧方向と垂直な少
なくとも2方向において、各々対向する両側に当接する
とともに、前記加圧方向へ前記圧電振動子を案内する節
案内部材と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きなトルクを発
生させ、トルクを安定させた超音波モータ及び超音波モ
ータ付き電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、マイクロモータの分野で、圧電素
子の圧電効果を利用した超音波モータは、電気的エネル
ギーから機械的エネルギーへの高い変換効率及び装置構
成の小型化、という利点から、注目されている。特に、
圧電振動子自体の2モード振動により駆動力を得るタイ
プの超音波モータは、小型化を図る観点から、広く用い
られている。
【0003】図14は、従来技術に係わる超音波モータ
の構造を示す。この超音波モータ100は、所定分極処
理を施し、屈曲振動及び伸縮振動を生じる圧電振動子1
01と、前記圧電振動子101の中心部であり且つ前記
屈曲振動及び伸縮振動の節を挟み込んで支持する支持部
材102と、支持部材102の周縁に固定された加圧部
材103と、圧電振動子101の端面を圧接された移動
体104からなる。そして、圧電振動子101は、同時
に屈曲振動及び伸縮振動を励振して、周面で楕円振動す
る一方、加圧力は、加圧部材103、支持部材102を
介して、圧電振動子101の中心部の振動節に加えら
れ、圧電振動子101と移動体104とを周期的に圧接
させ、両者の間に摩擦力を生じさせる。そして、移動体
104は、一方向へ回転させられると共に圧接部位と移
動体104の接触位置も変動する。また、加圧力は圧電
振動子の中心(支持位置)から圧接部位までの半分にか
かる為、圧電振動子の中心の左右で振動のバランスが崩
れ振動効率が落ちるとともに、節の位置も中心からずれ
る為、支持部での振動ロスも激しくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術に係わる超音波モータの支持部材102は、圧電振動
子101を狭持するにすぎないため、支持部材102の
支持位置は、大きな加圧力を加えられると、振動節から
ずれてしまう。そして、圧電振動子に生じる屈曲振動及
び伸縮振動は、不安定になる。また、圧電振動子101
は、移動体104との圧接部から反作用の力を受けるた
め、加圧方向に対して垂直方向へ変位してしまい、移動
体104に対する圧接部位を滑らせるので、圧電振動子
101と移動体104との間に生じる摩擦力は変動す
る。以上の不安定な振動状態及び摩擦力の変動は、大き
なトルクを発生させることができない、また、トルクを
変動させるという問題を生じさせていた。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためなされ
たものであって、その目的は、大きなトルクを発生させ
るとともに、トルクや移動スピードを安定させた超音波
モータ及び超音波モータ付電子機器を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、以上の課題を解決
する手段は、請求項1に記載するように、屈曲振動と伸
縮振動とにより楕円振動する圧電振動子を圧接させて出
力を取り出す超音波モータにおいて、前記圧電振動子の
うち前記圧接させる部位に対して反対側の部位を前記圧
接部位へ加圧する加圧部材と、前記圧電振動子のうち前
記屈曲振動又は伸縮振動の少なくとも一方の節であっ
て、前記加圧方向と垂直な少なくとも2方向において、
各々対向する両側に当接するとともに、前記加圧方向へ
前記圧電振動子を案内する節案内部材と、を備えたこと
を特徴とする。
【0007】以上の手段にあって、節案内部材は、屈曲
振動又は伸縮振動の1つの節に対して2方向において対
向する両側で当接する場合、1つ節に対して一の方向に
おいて対向する両側で当接するとともに、他の節に対し
て他の方向において対向する両側で当接する場合、さら
に、複数の節に対してそれぞれ異なる方向において対向
する両側で当接する場合の何れも含まれる。また、圧電
振動子のうち圧接させる部位とは、移動体に対して圧電
振動子を圧接させる部位である。
【0008】これによれば、圧電振動子は、屈曲振動と
伸縮振動とにより楕円振動する一方で、加圧部材は、圧
電振動子のうち前記圧接させる部位と反対側の部位を圧
接部位へ加圧し、圧電振動子と移動体とを圧接させるの
で、両者の間に摩擦力が生じ、移動体は移動される。特
に、圧接部位と反対側の部位を直接加圧するので、全て
の加圧力は圧電振動子と移動体の圧接部位全体にに加わ
り振動のバランスが崩れること無く、節の位置も移動し
ないので支持部での振動ロスも極めて小さい。また、加
圧力によって支持部材がずれることもないので大きな加
圧力を与えることが可能となり、大きな摩擦力が生じ
る。一方、節案内部材は、屈曲振動又は伸縮振動の節に
当接するので、屈曲振動又は伸縮振動を妨げない。ま
た、屈曲振動等の節であって、加圧方向と垂直な少なく
とも2方向において、各々対向する両側に当接し、屈曲
振動及び伸縮振動が生じたとき、圧電振動子を加圧方向
に対して垂直な方向へ移動させず、加圧方向のみに案内
するので、圧電振動子に生じる屈曲振動及び伸縮振動は
安定し、圧電振動子の移動体との圧接部位は変位しな
い。したがって、大きな加圧力が圧電振動子と移動体と
の間に加えられ、大きなトルクを発生させるとともに、
トルクを安定させる。
【0009】また、請求項2に記載するように、屈曲振
動と伸縮振動とにより楕円振動する圧電振動子を圧接さ
せて出力を取り出す超音波モータにおいて、前記圧電振
動子のうち前記圧接させる部位に対して反対側を前記圧
接側へ加圧する加圧部材と、前記圧電振動子のうち伸縮
振動の節であって、前記加圧方向と垂直な少なくとも一
の方向において、対向する両側に当接するとともに、前
記加圧方向へ前記圧電振動子を案内する節案内部材と、
前記圧電振動子のうち前記圧接側と反対側の端部であっ
て、前記加圧方向と垂直な少なくとも他の方向におい
て、対向する両側に当接するとともに、前記加圧方向へ
前記圧電振動子を案内する端部案内部材と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0010】これによれば、圧電振動子は、屈曲振動と
伸縮振動とにより楕円振動する一方で、加圧部材は、圧
接側と反対側から圧接側へ圧電振動子を加圧して駆動対
象としての移動体に圧接させる。摩擦力が圧電振動子と
移動体の圧接部位に生じ、この摩擦力により移動体は所
定の方向へ移動させられる。一方、節案内部材は、圧電
振動子を加圧方向に対して垂直な一の方向へ移動させ
ず、端部案内部材は、圧電振動子を加圧方向に対して垂
直な他の方向へ移動させず、圧電振動子は加圧方向に対
して垂直な方向へ移動しないとともに加圧方向へ案内さ
れるので、圧電振動子に生じる屈曲振動及び伸縮振動は
安定し、圧電振動子の移動体との圧接部位は変位しな
い。
【0011】また、請求項3に記載するように、屈曲振
動と伸縮振動とにより楕円振動する圧電振動子を圧接さ
せて出力を取り出す超音波モータにおいて、前記圧電振
動子のうち前記圧接させる部位に対して反対側の部位を
前記圧接部位へ加圧する加圧部材と、前記圧電振動子の
うち前記屈曲振動又は伸縮振動の少なくとも一方の節で
あって、前記加圧方向と垂直な一の方向において、対向
する両側に当接するとともに、前記加圧方向へ前記圧電
振動子を案内する節案内部材と、前記圧電振動子のうち
前記屈曲振動又は伸縮振動の少なくとも一方の節に対し
て、前記加圧方向と垂直な他の方向において固定される
固定部材と、前記固定部材であって、前記他の方向にお
いて、対向する両側に当接するとともに、前記固定部材
と対になって前記加圧方向へ前記圧電振動子を案内する
案内部材と、を備えたことを特徴とする。
【0012】これによれば、加圧部材は、圧電振動子の
うち圧接させる部位と反対側の対応する部位を圧接部位
へ加圧するので、全ての加圧力は圧接部位へ加わる。節
案内部材は、圧電振動子のうち加圧方向と垂直な一の方
向の対向する両側に当接するので、圧電振動子を一の方
向へ移動させず、加圧方向へ案内する。案内部材は、固
定部材のうち加圧方向に対して垂直な他の方向の対向す
る両側に当接し、固定部材を他の方向へ移動させないと
ともに加圧方向へ案内し、固定部材に固定した圧電振動
子も他の方向へ移動させず加圧方向へ案内される。即
ち、圧電振動子は加圧方向に対して垂直な方向へ移動せ
ず、加圧方向へ案内されるので、圧電振動子に生じる屈
曲振動及び伸縮振動は安定し、圧電振動子の移動体との
圧接部位は変位しない。
【0013】また、請求項4に記載するように、屈曲振
動と伸縮振動とにより楕円振動する圧電振動子を加圧す
ることにより圧接させて出力を取り出す超音波モータに
おいて、前記圧電振動子のうち前記屈曲振動又は伸縮振
動の少なくとも一方の節に対して、前記圧電振動子を加
圧する方向と垂直な方向において固定される固定部材
と、前記固定部材と嵌まり合って、前記加圧方向と垂直
な方向への前記圧電振動子の移動を制限するとともに、
前記固定部材を前記加圧方向へ案内する案内部材と、を
備えたことを特徴とする
【0014】これによれば、固定部材は、案内部材と嵌
まり合って加圧方向に対して垂直な方向へ圧電振動子を
移動させず、案内部材は固定部材を加圧方向へ案内し、
固定部材と固定する圧電振動子も同様に加圧方向へ案内
するので、圧電振動子に生じる屈曲振動及び伸縮振動は
安定し、圧電振動子の移動体との圧接部位は変位しな
い。
【0015】また、請求項5に記載するように、屈曲振
動と伸縮振動とにより楕円振動する圧電振動子を加圧す
ることにより圧接させて出力を取り出す超音波モータに
おいて、前記圧電振動子のうち前記屈曲振動又は伸縮振
動の少なくとも一方の節に対して、前記圧電振動子を加
圧する方向と垂直な方向において固定される固定部材
と、前記固定部材であって、前記圧電振動子を加圧する
方向と垂直な少なくとも2方向において、各々対向する
両側に当接するとともに、前記固定部材を前記加圧方向
へ案内する案内部材と、を備えたことを特徴とする。
【0016】これによれば、案内部材は、固定部材のう
ち圧電振動子を加圧する方向と垂直な少なくとも異なる
2方向において、各々対向する両側に当接するので、固
定部材を加圧方向に対して垂直な方向へ移動させず加圧
方向へ案内し、固定部材に固定した圧電振動子も加圧方
向に対して垂直な方向へ移動せず加圧方向へ案内される
ので、圧電振動子に生じる屈曲振動及び伸縮振動は安定
し、圧電振動子の移動体との圧接部位は変位しない。
【0017】また、請求項6に記載するように、請求項
4又は請求項5記載の超音波モータにおいて、前記固定
部材を介して前記圧電振動子を加圧する加圧部材を備え
たことを特徴とする。これによれば、加圧部材は、固定
部材を加圧し、この加圧力は、固定部材又は案内部材か
ら圧電振動子に伝達され、圧電振動子と移動体とを圧接
させる。
【0018】また、請求項7に記載するように、請求項
4又は請求項5記載の超音波モータにおいて、前記圧電
振動子のうち圧接させる部位に対して反対側の部位を前
記圧電振動子の圧接部位へ加圧する加圧部材を備えたこ
とを特徴とする。これによれば、加圧部材は、圧電振動
子の圧接部位に対応する反対側の部位を圧接部位へ加圧
するので、全ての加圧力は、圧電振動子の移動体との圧
接部位に加わる。
【0019】また、請求項8に記載するように、請求項
1、2、4、5の何れかに記載の超音波モータにおい
て、前記圧電振動子の圧接部位に前記楕円振動を拡大す
る振動拡大部材を備えたことを特徴とする。これによれ
ば、振動拡大部材は、楕円振動を拡大するので、大きな
移動スピードを生じさせる。
【0020】また、請求項9に記載するように、請求項
8記載の超音波モータにおいて、前記振動拡大部材は、
前記加圧されて生じる摩擦による摩耗を均一にする曲面
を有することを特徴とする。これによれば、振動拡大部
材が支持部等、案内部の僅かな隙間によって移動体の移
動方向と反対方向に動いても移動体と常に均一に移動す
るので、常に移動体に一定の加圧力並びに推進力を加
え、トルクおよびスピードを安定させる。
【0021】また、請求項10に記載するように、請求
項8記載の超音波モータにおいて、前記圧電振動子のう
ち圧接部位に対して反対側の部位に、前記振動拡大部材
と同一のバランス用突起を設けたことを特徴とするこれ
によれば、バランス用突起は、圧電振動子について、振
動拡大部材側の慣性モーメントとバランス用突起側の慣
性モーメントを等しくし、圧電振動子の振動バランスを
保ち、屈曲振動及び伸縮振動を安定させると同時にスプ
リアス振動を防止する。
【0022】また、請求項11に記載するように、請求
項1、2、4、5の何れかに記載の超音波モータにおい
て、前記節案内部材、前記端部案内部材、前記固定部材
は、前記圧電振動子より弾性率の低い材料からなること
を特徴とする。以上にあって、弾性率の低い材料には、
樹脂、ゴムを含み、樹脂には、例えばプラスチックを含
む。これによれば、節案内部材等は低弾性率材料からな
り、屈曲振動又は伸縮振動を伝達せず、屈曲振動等を減
衰させないので、高効率で大きなトルクを発生させる。
【0023】また、請求項12に記載するように、請求
項1、2、4、5の何れかに記載の超音波モータにおい
て、前記節案内部材又は前記端部案内部材と前記圧電振
動子との間に弾性率の低い低弾性率部材を設けたことを
特徴とする。これによれば、低弾性率部材は、圧電振動
子から屈曲振動又は伸縮振動を伝達せず、屈曲振動又は
伸縮振動を減衰させないので、高効率で大きなトルクを
発生させる。
【0024】また、請求項13に記載するように、請求
項4又は請求項5の何れかに記載の超音波モータにおい
て、前記圧電振動子に形成した電極と前記固定部材との
間に、両者を絶縁する絶縁スペースを設けたことを特徴
とする。これによれば、絶縁スペースにより、電極と固
定部材は絶縁され、駆動信号はショートすることもな
い。
【0025】また、請求項14に記載するように、請求
項1、2、7の何れかに記載の超音波モータにおいて、
前記加圧部材と前記圧電振動子との間に、前記圧電振動
子より弾性率の低い低弾性率部材を設けたことを特徴と
する。これによれば、低弾性率部材は、圧電振動子から
屈曲振動又は伸縮振動を伝達せず、屈曲振動又は伸縮振
動を減衰させないので、高効率で大きなトルクを発生さ
せる。
【0026】また、請求項15に記載するように、請求
項1、2、4、5の何れかに記載の超音波モータにおい
て、前記圧電振動子は、伸縮振動を生じる第1の圧電振
動子と屈曲振動を生じる第2の圧電振動子とを積層させ
たことを特徴とする。これによれば、第1の圧電振動子
は伸縮振動し、第2の圧電振動子は屈曲振動し、振動変
位の大きな楕円振動を起こし、大きなトルクを生じさせ
る。
【0027】また、請求項16に記載するように、電子
機器であって、請求項1から請求項15の何れかに記載
の超音波モータを利用したステージを用いたことを特徴
とする。ここで、電子機器には、測定器、加工装置、磁
気記録装置等が含まれ、ステージは測定器の移動ステー
ジ、加工装置の被加工物の移動ステージ、磁気記録メデ
ィアの移動等に用いられる。これによれば、本発明の超
音波モータを利用した電子機器が実現される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13を参照して本
発明を適用した実施の形態を詳細に説明する。 《実施の形態1》図1は、本発明を適用した実施の形態
1に係わる超音波モータを示し、同図(a)は正面の構
造を、同図(b)は底面の構造を示す。この超音波モー
タは、圧電振動子11と、圧電振動子11の図中底面に
設けた本発明の振動拡大部材12と、圧電振動子11の
図中上面に設けた低弾性率部材13と、圧電振動子11
の周囲に配置した本発明の節案内部材としての案内ケー
ス14と、案内ケース14の上面に設けた加圧部材15
と、案内ケース14の側部を嵌め合わせた案内板16と
からなり、振動拡大突起12の先端は移動体17に圧接
させている。
【0029】図2、図3は、圧電振動子の構造、振動状
態を示す図である。圧電振動子11は、第1の圧電振動
子111と、第1の圧電振動子111に積層させた第2
の圧電振動子112からなる。各圧電振動子111、1
12は、例えば、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン
酸鉛、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電
材料を用いて作製される。第1の圧電振動子111は、
図中表側を(−)、裏側を(+)として略全面を厚み方
向へ分極処理し、分極部111aとしている。また、表
側の全面及び裏側の全面に電極を形成する。第2の圧電
振動子112は、矩形体を4分割して、各分割部に対し
て図中表側を(+)、裏側を(−)として厚み方向へ分
極処理した第1の分極部112a、第2の分極部112
b、第3の分極部112c、第4の分極部112dを有
する。また、各分極部112a…112dの表側にはそ
れぞれ電極を形成し、他方、第2の圧電振動子112の
裏側には、全面に対極として電極を形成する。また、第
1の分極部112aの電極と第2の分極部112bの電
極とを導線で導通し、第3の分極部112cと第4の分
極部112dの電極とを導線で導通する。
【0030】そして、第1の圧電振動子111の分極部
111a、第2の圧電振動子112の第1の分極部11
2aと第2の分極部112bに駆動信号を入力すると、
図2に示すように、伸縮振動V1が第1の圧電振動子1
11に生じ、屈曲振動V2及び図示しない伸縮振動が第
2の圧電振動子112に生じ、一方向に回転する楕円振
動V3が屈曲振動V2等と伸縮振動V1とにより圧電振
動子11の各周面に生じる。このように、第1の圧電振
動子111、第2の圧電振動子112のそれぞれに、伸
縮振動V1、屈曲振動V2を生じさせるので、圧電振動
子11の楕円振動V3は大きく変位し、大きなトルクを
生じさせる。一方、第2の圧電振動子112の第3の分
極部112cと第4の分極部112d、第1の圧電振動
子111の分極部111aに駆動信号を入力すると、図
3に示すように、屈曲振動V1と180°位相の異なる
屈曲振動V4及び図示しない伸縮振動が第2の圧電振動
子112に生じ、楕円振動V3と逆方向へ回転する楕円
振動V5が圧電振動子11に生じる。なお、第2の圧電
振動子112のみ用いて、これに生じる屈曲振動V2、
V4及び伸縮振動により、圧電振動子11に楕円振動を
生じさせてもよい。
【0031】図4は、圧電振動子に生じる伸縮振動、屈
曲振動の節の位置を示す。同図(a)に示す矩形体の圧
電振動子11に対し、伸縮振動V1が生じると、同図
(b)に示すように、矩形体の長辺の中心が節N1にな
る。一方、屈振動V2、V4が生じると、矩形体の長辺
に沿って等間隔に3箇所が節N2、N3、N4になる。
なお、本実施の形態では、伸縮振動V1の節N1と屈曲
振動V2、V4の節N3の位置は一致している。
【0032】また、図1に示すように、振動拡大部材1
2は、圧電振動子11の移動体17との圧接部位11
a、即ち、短辺の略中央部に固定されている。そして、
圧電振動子11の楕円振動V3、V5を拡大させ、大き
な振動変位で移動体17に圧接し、移動体17との間に
大きな摩擦力を生じさせる。
【0033】低弾性率部材13は、圧電振動子11より
弾性率の低い材料、例えば、樹脂、ゴム、プラスチック
からなり、圧電振動子11の伸縮振動V1、屈曲振動V
2、V4を案内ケース14へ伝達させず、伸縮振動V1
等を減衰させない。
【0034】案内ケース14は、正面コの字状の本体
と、図中コの字状本体の両腕部から圧電振動子11へ向
かって突出する第1の節案内部14a、14a、第2の
節案内部14b、14bと、本体上部から圧電振動子1
1へ向かって突出する突出部14cからなる。ここで、
案内ケース14は、屈曲振動及び伸縮振動を伝達させ
ず、屈曲振動等を減衰させない観点から、圧電振動子1
1より弾性率の低い材料、例えば、プラスチック等の樹
脂、ゴムで作製する。第1の節案内部14a、14a、
図1(b)に示すように、圧電振動子11のうち屈曲振
動の節N2に位置し、この圧電振動子11の節N2であ
って、加圧部材15の加圧する方向と垂直な幅方向の対
向する両部位および厚み方向の対向する両部位に当接す
る。そして、圧電振動子11は加圧方向に対して垂直な
方向へ移動せず、加圧方向に案内されるので、屈曲振動
及び伸縮振動は安定し、圧電振動子11と移動体17と
の圧接部位は変位しない。第2の節案内部14b、14
bは、圧電振動子11のうち屈曲振動の節N4に位置
し、圧電振動子11の節N4であって、加圧部材15の
加圧する方向と垂直な幅方向において、対向する両部
位、及び加圧方向に対して垂直な厚み方向において、対
向する両部位に対して当接する。なお、第1の節案内部
14a、第2の節案内部14bと圧電振動体11との間
に、圧電振動子11より弾性率の低いゴム、プラスチッ
ク等の樹脂からなる低弾性率のシートを介在させてもよ
い。突出部14cは、圧電振動子11の移動体17との
圧接部11a、即ち、振動拡大部材12を設けた部位、
と反対側の対応する部位に設けられており、加圧部材1
5の全ての加圧力を圧電振動子11に伝える。
【0035】加圧部材15は、例えば、コイルばねを用
い、案内ケース14の突出部14c、低弾性率部材13
を介して、圧電振動子11の移動体17との圧接部位1
1aと反対側の対応する部位を圧接部位へ加圧する。そ
して、全ての加圧力は、振動拡大部材12を経由して移
動体17に加わるので、振動拡大部材12と移動体17
との間に生じる摩擦力は大きくなる。なお、加圧部材1
5には、ゴム、板ばね等の弾性部材を用いてもよい。案
内板16は、案内ケース14の側部を入り込ませる案内
溝16aを加圧部材15の加圧方向に沿って形成し、案
内ケース14を加圧方向へ案内する。
【0036】次に、図1から図3に基づいて、超音波モ
ータの使用方法について説明する。移動体17を一方向
へ移動させる場合、第1の圧電振動子111の分極部1
11a、第2の圧電振動子112の第1の分極部112
a、第2の分極部112bに駆動信号を入力すればよ
い。伸縮振動V1が第1の圧電振動子111に生じ、屈
曲振動V2が第2の圧電振動子112に生じ、楕円振動
V3が圧電振動子11の周面に生じる。楕円振動V3
は、振動拡大部材12により、拡大させられる。一方、
加圧部材15は、案内ケース14の突出部14c、低弾
性率部材13を介して、圧電振動子11のうち移動体1
7との圧接部位11aと反対側の対応する部位を圧接部
位11aへ向かって加圧し、移動体17上に振動拡大部
材12を圧接させる。このとき、全ての加圧力が圧電振
動子11と移動体17との圧接部11aに加わり、ま
た、案内ケース14は、屈曲振動及び伸縮振動に対して
も、圧電振動子11を加圧方向と垂直な方向へ移動させ
ず、加圧方向のみに案内するので、圧電振動子11に生
じる屈曲振動及び伸縮振動は安定し、圧電振動子11の
移動体17との圧接部位11aは滑らないので、圧電振
動子11と移動体17との間に大きな加圧力が加わる。
そして、振動拡大部材12と移動体17との間に、大き
な摩擦力が生じ、移動体17は、一方向へ高速で移動す
る。
【0037】一方、移動体17を逆方向へ移動させる場
合は、第1の圧電振動子111の分極部111a、第2
の圧電振動子112の第3の分極部112c、第4の分
極部112dに駆動信号を入力すればよい。伸縮振動V
1が第1の圧電振動子111に生じ、屈曲振動V4が第
2の圧電振動子112に生じ、逆回転の楕円振動V5が
圧電振動子11の周面に生じ、楕円振動V5は、振動拡
大部材12により、拡大させられる。一方、加圧部材1
5は、案内ケース14の突出部14c、低弾性率部材1
3を介して、圧電振動子11のうち移動体17との圧接
部位11aと反対側の部位を圧接部位11aへ向かって
加圧し、移動体17上に振動拡大部材12を圧接させ
る。そして、移動体17は、逆方向の摩擦力を受け、一
の方向と逆の方向へ移動する。
【0038】以上より、本実施の形態によれば、加圧部
部材15により、全ての加圧力が圧電振動子11に設け
た振動拡大突起12と移動体17との圧接部11aに加
わるので、大きなトルクを発生させる。また、案内ケー
ス14は、屈曲振動及び伸縮振動に対しても、圧電振動
子11を加圧方向と垂直な方向へ移動させずに、加圧方
向のみに案内するので、圧電振動子11に生じる屈曲振
動及び伸縮振動は安定する。したがって、圧電振動子1
1の移動体17との圧接部位11aは滑らないので、圧
電振動子11の圧接部位11aに設けた振動拡大部材1
2と移動体17との間に大きな加圧力が加わり、大きな
トルクを発生させるとともに、トルクを安定させる。ま
た、第1の圧電振動子111と第2の圧電振動子112
とを積層させ、それぞれに、伸縮振動V1、屈曲振動V
2を生じさせるので、圧電振動子11の楕円振動V3は
大きく変位し、より大きなトルクを生じさせる。また、
振動拡大部材12は、圧電振動子11の楕円振動V3、
V5を拡大させ、移動体17との間に大きな摩擦力を生
じさせるので、大きなトルクを生じさせ、移動体17を
高速で移動させる。また、加圧部材15と圧電振動子1
1との間に低弾性率部材13を介在させるので、屈曲振
動及び伸縮振動の伝達を防止し、屈曲振動等を減衰させ
ない。また、案内ケース14は、圧電振動子11より弾
性率の低い材料からなるので、屈曲振動及び伸縮振動の
伝達を防止し、屈曲振動等を減衰させない。なお、第1
の節案内部14a、第2の節案内部14bと圧電振動体
11との間に、圧電振動子11より弾性率の低い低弾性
率のシートを介在させれば、屈曲振動及び伸縮振動の伝
達を防止し、屈曲振動等を減衰させない。
【0039】《実施の形態2》図5は、本発明を適用し
た実施の形態2に係わる超音波モータを示し、同図
(a)は正面の構造、同図(b)は底面の構造を示す。
この超音波モータは、圧電振動子11と、圧電振動子1
1の下部に設けた振動拡大部材12と、圧電振動子11
のうち振動拡大部材12の反対側に設けたバランス用突
起21と、バランス用突起21の上面に圧接する加圧部
材15と、圧電振動子11の伸縮振動の節に当接する本
発明の節案内部材としての案内ケース22からなる。な
お、以下実施の形態1と同一の部材については、同一番
号を付し説明を省略する。
【0040】ここで、バランス用突起21は、振動拡大
部材12と同一物であり、圧電振動子11のうち振動拡
大部材12と反対側の対応する部位に設けられている。
そして、圧電振動子11の振動バランスを保ち、屈曲振
動及び伸縮振動を安定させる。案内ケース22は、図5
(b)に示すように、矩形体の内部に略十字状の空間2
2aを成形し、この十字状の空間22aに圧電振動子1
1を入り込ませ、案内ケース22の内面を、圧電振動子
11の幅方向において対向する両部位、厚み方向におい
て対向する両部位に当接させる。そして、圧電振動子1
1は、加圧方向に対して垂直な方向へ移動せず、加圧方
向へ案内される。
【0041】次に、この超音波モータの動作について説
明する。圧電振動子11に屈曲振動及び伸縮振動を生じ
させ、周面に楕円振動を生じさせ、楕円振動の変位は、
振動拡大部材12により、拡大する。一方、加圧部材1
5はバランス用突起21を介して圧電振動子11を加圧
し、振動拡大部材12と移動体17とを圧接させる。こ
のとき、案内ケース22は、加圧方向に対して垂直な方
向へ圧電振動子11を移動させず、屈曲振動及び伸縮振
動を安定させるとともに、振動拡大部材12の移動体1
7との圧接部位を変位しない。また、バランス用突起2
1は、圧電振動子11の上部と下部の慣性モーメント、
剛性を等しくし、圧電振動子11のバランスを保つの
で、屈曲振動等を安定させ、節を中心に形成する。そし
て、移動体17と振動拡大部材12との間に摩擦力が生
じ、移動体17は、一方向へ移動する。
【0042】以上より、本実施の形態によれば、案内ケ
ース22により、圧電振動子11を加圧方向に対して垂
直な方向へ移動させず、加圧方向のみへ案内し、屈曲振
動及び伸縮振動を安定させるとともに、振動拡大部材1
2と移動体17との圧接部位を滑らせないようにするの
で、大きな加圧力が圧電振動子11と移動体17との間
に加わる。その結果、実施の形態1と同様に大きなトル
クを発生させるとともに、トルクを安定させる。また、
バランス用突起21により、圧電振動子11のバランス
を保つようにしたので、屈曲振動及び伸縮振動を安定さ
せる。
【0043】《実施の形態3》図6は、本発明を適用し
た実施の形態3に係わる超音波モータを示し、(a)は
正面の構造、(b)は底面の構造を示す。この超音波モ
ータは、圧電振動子11と、圧電振動子11の下面に設
けた振動拡大部材23と、圧電振動子11の振動節の周
囲に設けた本発明の節案内部材として案内ケース24
と、圧電振動子11の上面に設けた低弾性率部材13
と、低弾性率部材13の上面に圧接する加圧部材15か
らなる。
【0044】ここで、低弾性率部材13は、圧電振動子
11から加圧部材15へ屈曲振動及び伸縮振動を伝達さ
せず、屈曲振動等を減衰させない。振動拡大部材23
は、移動体17との圧接部位に曲面23aを有する。こ
の曲面23aは、振動拡大部材23を加圧方向に対して
傾けて圧接させたとき、移動体17との間に生じる摩擦
を均一にし、特定の一箇所を激しく摩耗させない。そし
て、移動体17に一定の加圧力を加え、移動体17を一
定速度で移動させる。案内ケース24は、内部を空洞に
した直方体の中に、圧電振動子11の屈曲振動の節へ向
かって突出した第1の節案内部24a、24a、第2の
節案内部24b、24bと、圧電振動子11の伸縮振動
の節に向かって突出した第3の節案内部24c、24
c、24cを有する。第1の節案内部24a、24a、
第2の節案内部24b、24bは、圧電振動子11のう
ち屈曲振動の節であって加圧方向と垂直な幅方向の対向
する両部位に当接する。また、第3の節案内部24c、
24c、24cは、圧電振動子11のうち伸縮振動の節
であって、加圧方向と垂直な厚み方向において、対向す
る両側に当接する。そして、案内ケース24の第1の節
案内部24a、24a、第2の節案内部24b、24b
は、加圧方向に対して垂直な幅方向へ圧電振動子11を
移動させず、また、第3の節案内部24c、24c、2
4cは、加圧方向に対して垂直な厚み方向へ圧電振動子
11を移動させない。即ち、圧電振動子11は、加圧方
向に対して垂直な方向へ移動せず、加圧方向へ案内され
る。
【0045】以上より、本実施の形態によれば、案内ケ
ース24により、圧電振動子11を加圧方向に垂直な方
向へ移動させず、加圧方向へ案内させるようにしたの
で、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、振動
拡大部材23のうち移動体17との圧接部位を曲面23
aとし、移動体17との間に生じる摩擦による偏摩耗を
防止するようにしたので、移動体17は一定の加圧力を
加えられ、トルクは一定になる。
【0046】《実施の形態4》図7は、本発明を適用し
た実施の形態4に係わる超音波モータを示し、(a)は
正面構造、(b)は底面構造を示す。この超音波モータ
は、圧電振動子11と、圧電振動子11の下面に設けた
振動拡大部材12と、圧電振動子11の周囲に配置した
本発明の節案内部材、案内部材としての案内ケース25
と、圧電振動子11の伸縮振動の節に固定した固定部材
26、26と、圧電振動子11のうち振動拡大部材12
に対して反対側の部位に圧接する加圧部材15とからな
る。
【0047】ここで、案内ケース25は、内部を空洞と
した直方体であり、圧電振動子11の屈曲振動の節の位
置で内側へ突出する第1の節案内部25a、25a及び
第2の節案内部25b、25bを有し、直方体の対向す
る両内面に加圧方向に沿って案内溝25c、25cを形
成している。第1の節案内部25a、25a、第2の節
案内部25b、25bは、圧電振動子11のうち屈曲振
動の節であって、加圧方向に対して垂直な幅方向におい
て、対向する両部位に当接する。固定部材26、26の
それぞれ端面は、同図(b)に示すように、圧電振動子
11の加圧方向と垂直な厚み方向において、案内溝25
c、25cに対して当接する。そして、案内ケース25
の第1の節案内部25a、25a、第2の節案内部25
b、25bは、加圧方向に対して垂直な幅方向へ圧電振
動子11を移動させず、加圧方向へ案内する。また、固
定部材26、26と案内溝25c、25cは、加圧方向
に対して垂直な厚み方向へ圧電振動子11を移動させ
ず、加圧方向へ案内する。即ち、圧電振動子11は、加
圧方向に対して垂直な方向へ移動せず、加圧方向へ案内
されるので、伸縮振動及び屈曲振動は安定し、圧電振動
子11に設けた振動拡大部材12と移動体17との圧接
部は変位しない。
【0048】以上より、本実施の形態によれば、案内ケ
ース25は、圧電振動子11を加圧方向と垂直な方向へ
移動させず、加圧方向へ案内するようにしたので、実施
の形態1と同様に、大きなトルクが得られるとともに、
トルクは安定する。
【0049】《実施の形態5》図8は、本発明を適用し
た実施の形態5に係わる超音波モータの正面の構造を示
す。この超音波モータは、圧電振動子11と、圧電振動
子11の下面に設けた振動拡大部材12と、圧電振動子
11の周囲に設けた本発明の節案内部材、端部案内部材
としての案内ケース27と、案内ケース27の上面に圧
接する加圧部材15と、案内ケース26の側部を嵌め合
わせた案内板16からなり、振動拡大部材12の先端
は、円盤状の移動体28に圧接している。
【0050】ここで、案内ケース27は、コの字状の案
内ケース本体の両腕から圧電振動子11の伸縮振動の節
に向けて突出する節案内部27a、27aと、案内ケー
ス本体の角部から圧電振動子11へ突出する端部案内部
27bを有する。節案内部27a、27aは、圧電振動
子11のうち伸縮振動の節であって、加圧部材15の加
圧する方向と垂直な幅方向において対向する両部位およ
び加圧方向に対して垂直な厚み方向において対向する両
部位に対して当接する(図1(b)参照)。端部案内部
27b、27bは、圧電振動子11のうち振動拡大部材
12と反対側の端部であって、加圧部材15の加圧する
方向と垂直な幅方向において、対向する両部位及び加圧
方向に対して垂直な厚み方向において、対向する両部
位、並びに、移動体27との圧接部と反対側の端面に当
接する。そして、節案内部27a、27a、端部案内部
27b、27bは、圧電振動子11を加圧方向に対して
垂直な方向へ移動させず、加圧方向へ案内する。また、
加圧部材15は、圧電振動子11のうち振動拡大部材1
2と反対側の対応する部位と振動拡大部材12とを結ぶ
方向へ、案内ケース27を加圧し、振動拡大部材12と
移動体28との間に、全ての加圧力が加わる。
【0051】次に、この超音波モータの動作について説
明する。圧電振動子11に伸縮振動及び屈曲振動を生じ
させ、また、加圧部材15により、案内ケース27を介
して圧電振動子11を加圧し、振動拡大部材12を移動
体27に圧接させる。このとき、節案内部27a、27
a、端部案内部27b、27bは、圧電振動子11を加
圧方向に対して垂直な方向へ移動させず、加圧方向へ案
内するので、屈曲振動及び伸縮振動は安定し、圧電振動
子11の移動体28との圧接部位は変位しない。そし
て、移動体28は一方向へ回転する。
【0052】以上より、本実施の形態によれば、案内ケ
ース27の節案内部27a、27a、端部案内部27
b、27bは、圧電振動子11を加圧方向に対して垂直
な方向へ移動させず、加圧方向へ案内し、屈曲振動及び
伸縮振動を安定させ、圧電振動子11の移動体28との
圧接部位を変位されないので、大きな加圧力が振動拡大
部材12と移動体28の圧接部に加わり、大きなトルク
を発生させるとともに、トルクを安定させる。さらに、
加圧部材15により、振動拡大部材12と反対側の対応
する部位から振動拡大部材12へ加圧するようにしたの
で、振動拡大部材12と移動体28との間に、全ての加
圧力が加わり、大きなトルクを発生させる。
【0053】《実施の形態6》図9は、本発明を適用し
た実施の形態6に係わる超音波モータを示し、(a)は
側面の構造、(b)は、背面の構造、(c)は底面から
観察した構造を示す。この超音波モータは、積層型の圧
電振動子31と、圧電振動子31の底面に設けた振動拡
大部材12と、圧電振動子31の屈曲振動の節に固定さ
れた固定部材32と、圧電振動子31の上面を圧接する
加圧部材15と、固定部材32と嵌合した本発明の案内
部材としての案内板33からなり、振動拡大部材12
は、移動体17に圧接している。
【0054】図10は、圧電振動子の積層構造を示す図
である。圧電振動子31は、同図(a)〜(d)に示す
第1の圧電振動子311と、第2の圧電振動子312
と、第3の圧電振動子313と、第4の圧電振動子31
4を積層して焼き固めた構造である。第1の圧電振動子
311、第2の圧電振動子312は、同図(a)、
(b)に示すように、略全面に図中表側を(+)、裏側
を(−)として分極処理を施し、分極部311a、31
2aとしている。また、分極部311a、312aに対
応して表側に電極を形成する。また、屈曲振動の節部に
固定部材32を貫通させる2つの貫通孔311b、31
1b、312b、312bを形成している。第3の圧電
振動子313、第4の圧電振動子314は、同図
(c)、(d)に示すように、矩形体を4分割した各分
割部に対して表側を(+)、裏側を(−)として分極処
理を施し、第1の分極部313a、314a、第2の分
極部313b、314b、第3の分極部313c、31
4c、第4の分極部313d、314dとしている。ま
た、屈曲振動の節部に固定部材32を貫通させる貫通孔
313e、313e、314e、314eを形成してい
る。
【0055】また、第1の圧電振動子311、第2の圧
電振動子312、第3の圧電振動子313、第4の圧電
振動子314の裏側には、同図(e)に示すように、略
全面に電極を形成し、表側の電極の対極としている。ま
た、圧電振動子31の一方の側面には、同図(g)に示
すように、第1の側面電極31a、第2の側面電極31
b、第3の側面電極31cを厚み方向へ形成し、反対の
側面に第4の側面電極、第5の側面電極を形成する。第
1の側面電極31aは、第1の圧電振動子311の分極
部311aに形成した電極と第2の圧電振動子312の
分極部312aに形成した電極とを導通させる。第2の
側面電極31bは、第3の圧電振動子313の第1の分
極部313aに形成した電極と第4の圧電振動子314
の第1の分極部314aに形成した電極とを導通させ
る。第3の側面電極31cは、第3の圧電振動子313
の第4の分極部313dに形成した電極と第4の圧電振
動子314の第4の分極部314dに形成した電極とを
導通させる。第4の側面電極は、第3の圧電振動子31
3の第2の分極部313bに形成した電極と第4の圧電
振動子314の第2の分極部314bに形成した電極と
を導通させる。第5の側面電極は、第3の圧電振動子3
13の第3の分極部313cに形成した電極と第4の圧
電振動子314の第3の分極部314cに形成した電極
とを導通させる。
【0056】なお、同図(f)に、例えば第1の圧電振
動子311を用いて示すように、後述する固定軸32
1、321を貫通させる各圧電振動子311、312、
313、314に貫通孔311b、312b、313
e、314eより径の大きく電極311cを形成し、電
極311cと固定軸321、321との間に、円環状の
絶縁スペース311d、311dを設けてもよい。この
ようにすれば、固定軸321、321と電極311cと
は絶縁され、両者の短絡は防止される。
【0057】また、図9に示すように、固定部材32
は、圧電振動子31に貫通した固定軸321と、固定軸
321の周囲にあって、圧電振動子31に当接させたゴ
ムシート322、322と、固定軸321とネジで固定
したプレート323と、プレート323と圧電振動子3
1との間に配設したナット324、324とからなる。
固定軸321、321は、ナット324及びプレート3
23を固定する部位の周面にネジを形成している。ゴム
シート322は、圧電振動子31より低い弾性率なの
で、圧電振動子31から振動もれを防止する。プレート
323は、同図(c)に示すように、加圧方向に沿って
断面台形状に成形している。この固定部材32の組立方
法は、圧電振動子31の屈曲振動の節に設けた貫通孔3
11b…314eに、固定軸321を貫通させ、次に、
固定軸321に沿った圧電振動子31の両面にゴムシー
ト322を当接させた状態で、固定軸321にナット3
24、324をプレート323を通すとともに、固定軸
を321を回転させてナット324、324を締め、圧
電振動子31に固定させる。
【0058】案内板33は、圧電振動子31の加圧方向
に沿って設けられ、加圧方向に沿って、断面台形状の案
内溝33aを形成し、この案内溝33aにプレート32
3を嵌め合わせている。そして、プレート323と対に
なって、固定部材32を加圧方向へ案内し、また、断面
台形状の案内溝33aの下辺と斜辺をプレート323に
当接させているので、固定部材32を加圧方向に対して
垂直な方向へ移動させない。加圧部材15は、圧電振動
子31のうち振動拡大部材12と反対側の部位を振動拡
大部材12へ加圧する。なお、加圧部材15は、前述の
加圧方向へ固定部材32の固定軸321を加圧してもよ
いし、プレート323の端面を加圧してもよい。
【0059】次に、この超音波モータの動作について説
明する。第1の圧電振動子311と第2の圧電振動子3
12に伸縮振動を生じさせ、第3の圧電振動子313と
第4の圧電振動子314に屈曲振動を生じさせ、振動拡
大部材12を楕円振動させる。一方、加圧部材15は、
振動拡大部材12と反対側の対応する部位を振動拡大部
材12へ加圧する。このとき、案内板33はプレート3
23とともに、固定部材32を加圧方向へ案内するとと
もに、固定部材32を加圧方向に対して垂直な方向へ移
動させない。また、固定部材32に固定した圧電振動子
31も加圧方向へ案内され、加圧方向に対して垂直な方
向へ移動しない。よって、屈曲振動及び伸縮振動は安定
し、圧電振動子31の移動体17との圧接部位は変位し
ない。そして、振動拡大部材12と移動体17との間に
大きな摩擦力が生じ、移動体17は高速で移動する。
【0060】以上より、本実施の形態によれば、固定部
材32と案内板33とにより、圧電振動子31を加圧方
向に案内し、加圧方向に対して垂直な方向へ移動させな
いようにし、屈曲振動及び伸縮振動を安定させ、振動拡
大部材12と移動体17との圧接部位を滑らせないよう
にしたので、圧電振動子31に大きな加圧力を加えら
れ、大きなトルクを生じさせるとともに、トルクを安定
させる。また、固定軸321と電極311cとの間に絶
縁スペース311dを設けるので、固定軸321と電極
311cとは絶縁され、電極311cと固定軸321と
の短絡は防止される。また、圧電振動子31は、第1の
圧電振動子311と第2の圧電振動子312に伸縮振動
を生じさせ、第3の圧電振動子313と第4の圧電振動
子314とにより屈曲振動を生じさせるので、さらに大
きなトルクを発生させる。
【0061】《実施の形態7》図11は、本発明を適用
した実施の形態7に係わる超音波モータを示し、(a)
は正面の構造、(b)は側面の構造を示す。この超音波
モータは、圧電振動子31と、圧電振動子31の底面に
設けた振動拡大部材12、12と、圧電振動子31の振
動拡大部材12、12と反対側の対応する部位に設けた
バランス用突起21、21と、バランス用突起21、2
1の上面を加圧する加圧部材15、15と、圧電振動子
31の厚み方向に固定された固定部材36と、固定部材
36に対して当接する案内部材37から構成されてい
る。
【0062】ここで、固定部材36は、加圧方向に対し
て垂直な方向へ圧電振動子31の伸縮振動の節を貫通す
る固定軸36aと、圧電振動子31と案内部材37との
間に設けたスペーサ36b、36bからなる。案内部材
37は、コ字状の各先端部に圧電振動子31の加圧方向
へ延びる案内溝37a、37aを形成している。この案
内溝37a、37aの各側面は、固定軸36aのうち加
圧方向に対して垂直な圧電振動子31の厚み方向におい
て、対向する両先端面に当接するとともに、固定軸36
aのうち加圧方向に対して垂直な圧電振動子31の長手
方向において、対向する両部位に当接している。そし
て、案内部材37は、加圧方向に対して垂直方向へ固定
軸36aを移動させず、加圧方向へのみ案内し、固定軸
36aを固定した圧電振動子31も加圧方向に対して垂
直な方向へ移動せず、加圧方向へ案内される。
【0063】以上より、本実施の形態によれば、案内部
材37、固定部材36により、圧電振動子31を加圧方
向に対して垂直な方向へ移動させず、加圧方向へ案内
し、屈曲振動及び伸縮振動を安定させ、振動拡大部材1
2、12の移動体17との圧接部を変位させないように
したので、移動体17と振動拡大部材12、12との間
に大きな加圧力が加わり、大きなトルクを発生させると
ともに、トルクを安定させる。また、加圧部材15、1
5により、圧電振動子31のうち振動拡大部材12、1
2と反対側の部位を振動拡大部材12、12へ向けて加
圧するようにしたので、全ての加圧力は、振動拡大部材
12、12と移動体17との圧接部位に加わり、大きな
トルクを発生させる。また、圧電振動子31のうち振動
拡大部材12、12に対して反対側の部位にバランス用
突起21、21を設けているので、圧電振動子31の上
部と下部の慣性モーメントは等しくなり、圧電振動子3
1のバランスは保たれ、屈曲振動及び伸縮振動は安定す
る。
【0064】《実施の形態8》図12は、本発明を適用
した実施の形態8に係わる超音波モータを示し、(a)
は正面の構造、(b)は側面の構造を示す。この超音波
モータは、圧電振動子31と、圧電振動子31の底面に
設けた振動拡大部材12、12と、圧電振動子31に固
定された固定部材41と、固定部材41を当接させた案
内部材42、42と、固定部材41に圧接させた加圧部
材15からなる。
【0065】ここで、固定部材41は、圧電振動子31
の屈曲振動の節を加圧方向へ垂直な方向へ貫通する固定
軸41a、41aと、固定軸41a、41aの両端部を
固定するコ字状部材41cと、コの字状部材41cと圧
電振動子31との間のスペースに設けたスペーサ41
b、41bと、コ字状部材41cの上面から加圧方向と
平行に上方へ突出する円柱状部材41d、41dからな
る。案内部材42、42は、断面円環状であり圧電振動
子31の加圧方向へ延びている。また、内周面に固定部
材41の円柱状部材41d、41dの外周面を当接さ
せ、円柱状部材41d、41dを摺動自在としている。
そして、案内部材42、42は、円柱状部材41d、4
1dを加圧方向に対して垂直な方向へ移動させず、加圧
方向へ案内する。即ち、固定部材41に固定する圧電振
動子31は加圧方向に対して垂直な方向へ移動せず、加
圧方向へ案内する。
【0066】以上より、本実施の形態によれば、固定部
材41、案内部材42により、圧電振動子31を加圧方
向に対して垂直な方向へ移動させず、加圧方向へ案内す
るようにし、屈曲振動及び伸縮振動を安定させ、振動拡
大部材12、12の移動体17との圧接部位を変位させ
ないようにしたので、振動拡大部材12、12と移動体
17との間に大きな加圧力が加えられ、大きなトルクを
発生させるとともに、トルクを安定させる。
【0067】《実施の形態9》図13は、本発明を適用
した実施の形態9に係わる超音波モータ付電子機器のブ
ロック図を示す。超音波モータ付電子機器50は、前述
の圧電振動子51と、圧電振動子51により可動される
移動体52と、移動体52と圧電振動子51とを加圧す
る加圧機構53と、移動体52と連動して可動する伝達
機構54と、伝達機構54の動作に基づいて運動する出
力機構55を備えることにより実現する。ここで、伝達
機構54には、例えば、歯車、摩擦車等の伝達車を用い
る。出力機構55には、例えば、カメラにおいてはシャ
ッタ駆動機構、レンズ駆動機構を、電子時計においては
指針駆動機構、カレンダ駆動機構を、工作機械において
は刃具送り機構、加工部材送り機構等を用いる。超音波
モータ付電子機器50としては、例えば、電子時計、計
測器、カメラ、プリンタ、印刷機、工作機械、ロボッ
ト、移動装置などに適用される。なお、移動体52に出
力軸を取り付け、出力軸からトルクを伝達するための動
力伝達機構を有する構成にすれば、超音波モータ単体で
駆動機構が実現される。
【0068】
【発明の効果】以上より、本発明によれば、圧電振動子
を加圧方向と垂直な方向へ移動させず、加圧方向のみに
案内するので、圧電振動子に生じる屈曲振動及び伸縮振
動は安定し、圧電振動子の移動体との圧接部位は変位せ
ず、大きな加圧力が圧電振動子と移動体との間に加えら
れ、大きなトルクを発生させるとともに、トルクを安定
させる。さらに、圧電振動子のうち圧接部位と反対側の
部位を圧接部位へ加圧し、全ての加圧力が圧電振動子の
圧接部位に加わるようにしたので、大きな加圧力が圧電
振動子と移動体との間に加えられ、大きなトルクを発生
させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態1に係わる超音波
モータを示し、(a)は正面の構造、同図(b)は底面
の構造を示す説明図である。
【図2】図1に係わる圧電振動子の構造、振動状態を示
す説明図である。
【図3】図1に係わる圧電振動子の構造、振動状態を示
す説明図である。
【図4】図1に係わる圧電振動子に生じる伸縮振動、屈
曲振動の節の位置を示す説明図である。
【図5】本発明を適用した実施の形態2に係わる超音波
モータを示し、同図(a)は正面の構造、同図(b)は
底面の構造を示す説明図である。
【図6】本発明を適用した実施の形態3に係わる超音波
モータを示し、(a)は正面の構造、(b)は底面の構
造を示す説明図である。
【図7】本発明を適用した実施の形態4に係わる超音波
モータを示し、(a)は正面構造、(b)は底面構造を
示す説明図である。
【図8】図8は、本発明を適用した実施の形態5に係わ
る超音波モータの正面の構造を示す。
【図9】本発明を適用した実施の形態6に係わる超音波
モータを示し、(a)は側面の構造、(b)は、背面の
構造、(c)は底面から観察した構造を示す説明図であ
る。
【図10】図9に係わる圧電振動子の積層構造を示す説
明図である。
【図11】本発明を適用した実施の形態7に係わる超音
波モータを示し、(a)は正面の構造、(b)は側面の
構造を示す説明図である。
【図12】図12は、本発明を適用した実施の形態8に
係わる超音波モータを示し、(a)は正面の構造、
(b)は側面の構造を示す説明図である。
【図13】本発明を適用した実施の形態9に係わる超音
波モータ付電子機器のブロック図を示す説明図である。
【図14】従来技術に係わる超音波モータの構造を示
す。
【符号の説明】
10 超音波モータ 11 圧電振動子 12 振動拡大部材 13 低弾性率部材 14 案内ケース 15 加圧部材 21 バランス用突起 22 案内ケース 23 振動拡大突起 24 案内ケース 25 案内ケース 26 固定部材 27 案内ケース 31 圧電振動子 311c 絶縁スペース 32 固定部材 33 案内板 36 固定部材 37 案内部材 41 固定部材 42 案内部材

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈曲振動と伸縮振動との合成振動を発生す
    る少なくとも圧電素子からなる圧電振動子を圧接させて
    出力を取り出す超音波モータにおいて、 前記圧電振動子のうち前記圧接させる部位に対して反対
    側の部位を前記圧接部位へ加圧する加圧部材と、 前記圧電振動子のうち前記屈曲振動又は伸縮振動の少な
    くとも一方の節であって、前記加圧方向と垂直な少なく
    とも2方向において、各々対向する両側に当接するとと
    もに、前記加圧方向へ前記圧電振動子を案内する節案内
    部材と、 を備えたことを特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】屈曲振動と伸縮振動との合成振動を発生す
    る少なくとも圧電素子からなる圧電振動子を圧接させて
    出力を取り出す超音波モータにおいて、 前記圧電振動子のうち前記圧接させる部位に対して反対
    側を前記圧接側へ加圧する加圧部材と、 前記圧電振動子のうち伸縮振動の節であって、前記加圧
    方向と垂直な少なくとも一の方向において、対向する両
    側に当接するとともに、前記加圧方向へ前記圧電振動子
    を案内する節案内部材と、 前記圧電振動子のうち前記圧接側と反対側の端部であっ
    て、前記加圧方向と垂直な少なくとも他の方向におい
    て、対向する両側に当接するとともに、前記加圧方向へ
    前記圧電振動子を案内する端部案内部材と、 を備えたことを特徴とする超音波モータ。
  3. 【請求項3】屈曲振動と伸縮振動との合成振動を発生す
    る少なくとも圧電素子からなる圧電振動子を圧接させて
    出力を取り出す超音波モータにおいて、 前記圧電振動子のうち前記圧接させる部位に対して反対
    側の部位を前記圧接部位へ加圧する加圧部材と、 前記圧電振動子のうち前記屈曲振動又は伸縮振動の少な
    くとも一方の節であって、前記加圧方向と垂直な一の方
    向において、対向する両側に当接するとともに、前記加
    圧方向へ前記圧電振動子を案内する節案内部材と、 前記圧電振動子のうち前記屈曲振動又は伸縮振動の少な
    くとも一方の節に対して、前記加圧方向と垂直な他の方
    向において、固定される固定部材と、 前記固定部材であって、前記他の方向において、対向す
    る両側に当接するとともに、前記固定部材と対になって
    前記加圧方向へ前記圧電振動子を案内する案内部材と、 を備えたことを特徴とする超音波モータ。
  4. 【請求項4】屈曲振動と伸縮振動との合成振動を発生す
    る少なくとも圧電素子からなる圧電振動子を圧接させて
    出力を取り出す超音波モータにおいて、 前記圧電振動子のうち前記屈曲振動又は伸縮振動の少な
    くとも一方の節に対して、前記圧電振動子を加圧する方
    向と垂直な方向において、固定される固定部材と、 前記固定部材と嵌まり合って、前記加圧方向と垂直な方
    向への前記圧電振動子の移動を制限するとともに、前記
    固定部材を前記加圧方向へ案内する案内部材と、 を備えたことを特徴とする超音波モータ。
  5. 【請求項5】屈曲振動と伸縮振動との合成振動を発生す
    る少なくとも圧電素子からなる圧電振動子を圧接させて
    出力を取り出す超音波モータにおいて、 前記圧電振動子のうち前記屈曲振動又は伸縮振動の少な
    くとも一方の節に対して、前記圧電振動子を加圧する方
    向と垂直な方向において、固定される固定部材と、 前記固定部材であって、前記圧電振動子を加圧する方向
    と垂直な少なくとも2方向において、各々対向する両側
    に当接するとともに、前記固定部材を前記加圧方向へ案
    内する案内部材と、 を備えたことを特徴とする超音波モータ。
  6. 【請求項6】前記固定部材を介して前記圧電振動子を加
    圧する加圧部材を備えたことを特徴とする請求項4又は
    請求項5記載の超音波モータ。
  7. 【請求項7】前記圧電振動子のうち圧接させる部位に対
    して反対側の部位を前記圧電振動子の圧接部位へ加圧す
    る加圧部材を備えたことを特徴とする請求項4又は請求
    項5記載の超音波モータ。
  8. 【請求項8】前記圧電振動子の圧接部位に前記屈曲振動
    と伸縮振動を拡大する振動拡大部材を備えたことを特徴
    とする請求項1、2、4、5の何れかに記載の超音波モ
    ータ。
  9. 【請求項9】前記振動拡大部材は、曲面形状を有するこ
    とを特徴とする請求項8記載の超音波モータ。
  10. 【請求項10】前記圧電振動子のうち圧接部位に対して
    反対側の部位に、前記振動拡大部材と同一のバランス用
    突起を設けたことを特徴とする請求項8記載の超音波モ
    ータ。
  11. 【請求項11】前記節案内部材、前記端部案内部材、前
    記固定部材は、前記圧電振動子より弾性率の低い材料か
    らなることを特徴とする請求項1、2、4、5の何れか
    に記載の超音波モータ。
  12. 【請求項12】前記節案内部材又は前記端部案内部材と
    前記圧電振動子との間に、前記圧電振動子より弾性率の
    低い低弾性率部材を設けたことを特徴とする請求項1、
    2、4、5の何れかに記載の超音波モータ。
  13. 【請求項13】前記圧電振動子に形成した電極と前記固
    定部材との間に、両者を絶縁する絶縁スペースを設けた
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の超音波
    モータ。
  14. 【請求項14】前記加圧部材と前記圧電振動子との間に
    前記圧電振動子より弾性率の低い低弾性率部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1、2、7の何れかに記載の超
    音波モータ。
  15. 【請求項15】前記圧電振動子は、伸縮振動を生じる第
    1の圧電振動子と屈曲振動を生じる第2の圧電振動子と
    を積層させたことを特徴とする請求項1、2、4、5の
    何れかに記載の超音波モータ。
  16. 【請求項16】請求項1から請求項15の何れかに記載
    の超音波モータを備えたことを特徴とする超音波モータ
    付電子機器。
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