JPH11331528A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH11331528A
JPH11331528A JP10132890A JP13289098A JPH11331528A JP H11331528 A JPH11331528 A JP H11331528A JP 10132890 A JP10132890 A JP 10132890A JP 13289098 A JP13289098 A JP 13289098A JP H11331528 A JPH11331528 A JP H11331528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image data
request
image
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10132890A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Watabe
良二 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP10132890A priority Critical patent/JPH11331528A/ja
Publication of JPH11331528A publication Critical patent/JPH11331528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のジョブを並行して処理する画像処理装
置において、この画像処理装置を構成する資源の一つで
ある記憶手段(二次記憶装置)のアクセス効率の向上を
実現して、画像出力の生産性を向上させるようにする。 【解決手段】 入力された画像データ第2記憶手段(二
次記憶装置)4に記憶蓄積させる画像処理装置におい
て、前記第2記憶手段4に対する複数のアクセス要求が
競合した場合に、そのアクセス要求が書き込み要求であ
るか読み出し要求であるかとそのアクセス要求を発生さ
せたジョブの種類との少なくとも一方に基に、前記複数
のアクセス要求についての処理順序を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データに対す
る処理(出力処理等)を行うとともに、その画像データ
の記憶蓄積を行う記憶手段を備えた画像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置としては、例えばコ
ピー機能、プリント機能およびファクシミリ(FAX)
機能を兼ね備えた所謂複合機のように、複数種類のジョ
ブ(コピージョブ、プリントジョブおよびFAXジョブ
等)に対応可能であるとともに、これらのジョブを同時
並行的に処理する機能(マルチファンクション機能)を
有しているものが広く知られている。このような画像処
理装置では、種々のジョブ(画像処理)を並行して行う
ことで、この装置を構成する資源を有効に活用し、か
つ、各ジョブを短時間で完了させるようになっている
(特開平5−336385号公報参照)。
【0003】また、マルチファンクション機能を有した
画像処理装置では、ある資源の使用要求が複数のジョブ
の間で競合した場合のために、磁気ディスク装置または
光ディスク装置等からなる記憶手段(二次記憶装置)を
備えている。そして、その二次記憶装置内に画像データ
を記憶蓄積することにより、ある資源の使用要求が競合
しても、これらの使用要求を順に処理することができ、
しかも一度の画像データの読み取り(入力)で複数部数
の出力を可能にしたり、複数ページ分に及ぶ画像データ
を編集した後に出力するといったことができるようにな
る。
【0004】ところで、二次記憶装置は、通常、外部か
らのアクセス要求(書き込み要求または読み出し要求)
に従って画像データの書き込みまたは読み出しを行う
が、書き込みまたは読み出しを行っている最中は他の書
き込みまたは読み出しを行うことができない。つまり、
ある書き込みまたは読み出しが完了するまでは、次のア
クセス要求による処理を行うことができない。しかも、
その書き込みまたは読み出しに要する時間は、半導体メ
モリ等の場合に比べて長時間を必要とし、画像データの
サイズやその記憶場所(二次記憶装置内のディスク上の
格納場所等)によっても大きくばらついてしまう。
【0005】これに対して、画像処理装置を構成する資
源の一つであり、画像データの記録用紙上への出力を行
うプリンタ部(画像出力部)では、用紙トレイ内に収納
されている記録用紙を、所定の基準信号に基づいて(以
下、この基準信号をピッチと称す)一定間隔でフィード
する。例えば30CPM(Copy per Minute)のコピー機
能を実現する画像出力部であれば、ピッチ信号が2秒毎
に出力されるので、2秒毎に1枚の記録用紙をフィード
することになる。
【0006】したがって、二次記憶装置から読み出した
画像データを画像出力部で出力する場合には、例えば図
9に示すような二次記憶装置へのアクセス要求の競合等
によって、画像出力できる位置に記録用紙が到達するま
でに画像データの読み出しが終了していなければ、記録
用紙のフィードを一旦中断させる制御(以下、ピッチス
キップ制御と称す)を行う必要が生じてしまい、結果と
して画像処理効率(画像出力の生産性)が低下してしま
うこととなる。
【0007】このようなピッチスキップ制御を発生させ
ないために、例えば特開平5−292265号公報に
は、画像データのサイズ(圧縮サイズ)や二次記憶装置
の処理能力等から、この二次記憶装置からの画像データ
の読み出しに要する時間を予測することにより、読み出
しについてのスケジューリングを行うことを可能にした
画像処理装置が開示されている。
【0008】また、例えば特開平7−200386号公
報には、二次記憶装置に対するアクセス要求について、
その発生頻度が高い資源からのアクセス要求の優先度を
自動的に高く設定するとともに、優先度の高いアクセス
要求と優先度の低いアクセス要求とを適当な比率で処理
することにより、二次記憶装置へのアクセス効率の向上
を可能にしたものが開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像処理装置においては、以下に述べるような
問題点が生じてしまうおそれがある。
【0010】例えば、特開平5−292265号公報に
開示された画像処理装置では、読み出し時間の予測に最
悪値を用いた計算を行ってその計算結果にある程度のマ
ージンを持たせる必要があるため、実際には二次記憶装
置が書き込みも読み出しも実行していない時間帯が発生
してしまう可能性がある。つまり、ピッチスキップ制御
の発生を抑えることはできても、二次記憶装置へのアク
セス効率に無駄が生じてしまい、結果として画像処理装
置における生産性向上の妨げとなってしまう。さらに
は、読み出し時間を予測して読み出しのスケジューリン
グを行う必要があるので、ソフトウエア制御の複雑化を
招いてしまう。しかも、二次記憶装置の交換等により二
次記憶装置の性能が異なるものとなってしまった場合に
は、予測時間を算出するためのパラメータ等の変更が必
要になってしまう。
【0011】また、例えば特開平7−200386号公
報に開示された装置では、発生頻度の高いアクセス要求
の優先度を高く設定するようになっている。すなわち、
例えば画像データの入力を行う画像入力部からのアクセ
ス要求の発生頻度が高ければ、画像入力部から二次記憶
装置への書き込み要求が優先されることとなる。したが
って、この場合には、ピッチスキップ制御の発生を抑え
ることができない可能性があり、結果として画像出力の
生産性が低下してしまうおそれがある。しかも、この装
置においても、アクセス要求の発生頻度を認識する手段
やその認識結果からアクセス要求の優先度を設定する手
段を備えておく必要があるので、ソフトウエア制御の複
雑化を招いてしまうこととなる。
【0012】そこで、本発明は、複数のジョブを並行し
て処理するマルチファンクション機能を有した画像処理
装置において、ソフトウエア制御構成等の複雑化を招く
ことなく、この画像処理装置を構成する資源の一つであ
る二次記憶装置の有効活用(アクセス効率の向上)を実
現し、ピッチスキップ制御の発生を抑えることにより、
画像出力の生産性の向上を実現にすることを目的とする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたもので、請求項1記載の画像処
理装置は、画像データを入力する入力手段と、前記入力
手段により入力された画像データを一時的に記憶する第
1記憶手段と、前記第1記憶手段により記憶された画像
データを記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段内
の画像データを前記第2記憶手段内に書き込む書き込み
手段と、前記第2記憶手段内からの画像データの読み出
しを行う読み出し手段と、前記第2記憶手段に対する複
数のアクセス要求が競合した場合に、そのアクセス要求
が前記書き込み手段への書き込み要求であるか前記読み
出し手段への読み出し要求であるかとそのアクセス要求
を発生させたジョブの種類との少なくとも一方を基に、
前記複数のアクセス要求についての処理順序を決定する
処理順決定手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項1記載の発明に係わる画像処理装置
によれば、第2記憶手段に対する複数のアクセス要求が
競合すると、処理順決定手段は、そのアクセス要求の種
別(書き込み要求であるか読み出し要求であるか)とそ
のアクセス要求を発生させるジョブの種類との少なくと
も一方に基づいて、これらのアクセス要求についての処
理順序を決定する。すなわち、処理順決定手段では、例
えば第2記憶手段へのアクセス要求が画像出力を行うた
めのジョブに係る読み出し要求であれば他のアクセス要
求(書き込み要求等)よりも優先する、といったように
処理順序を決定することができるようになる。したがっ
て、このように処理順序が決定された場合には、第2記
憶手段では、複数のアクセス要求が競合していても、画
像出力すべき画像データについての読み出しを他のアク
セス要求による処理に優先して行うこととなる。
【0015】また、請求項3記載の画像処理装置は、画
像データを入力する入力手段と、前記入力手段により入
力された画像データを一時的に記憶する第1記憶手段
と、前記第1記憶手段により記憶された画像データを記
憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段内の画像デー
タを前記第2記憶手段内に書き込む書き込み手段と、前
記第2記憶手段内からの画像データの読み出しを行う読
み出し手段と、前記第2記憶手段に対するアクセス要求
が前記書き込み手段への書き込み要求であるか前記読み
出し手段への読み出し要求であるかとそのアクセス要求
を発生させたジョブの種類との少なくとも一方を基に、
そのアクセス要求により書き込みまたは読み出しを行う
画像データの処理単位を決定するデータ単位決定手段と
を備えることを特徴とするものである。
【0016】請求項3記載の発明に係わる画像処理装置
によれば、入力手段で画像データが入力されると、第1
記憶手段での一時的な記憶の後に、第2記憶手段がその
画像データを記憶する。このとき、データ単位決定手段
は、アクセス要求の種別(書き込み要求であるか読み出
し要求であるか)とそのアクセス要求を発生させるジョ
ブの種類との少なくとも一方に基づいて、第2記憶手段
への画像データの処理単位を決定する。すなわち、デー
タ単位決定手段では、例えば第2記憶手段への書き込み
要求であれば読み出し要求の場合に比べて画像データの
処理単位(書き込み単位)を小さくする、といったよう
に決定することができるようになる。したがって、この
ように処理単位が決定された場合には、第2記憶手段で
は、画像データの書き込み処理で多くの時間が占有され
続けることがなくなる。そのため、その後に第2記憶手
段への読み出し要求があると、全ての画像データの書き
込みが終了していなくても、ある処理単位の画像データ
の書き込みが終了すれば、その読み出し要求による画像
データの読み出しを開始することができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る画像処理装置について説明する。ただし、こでは、本
発明を、マルチファンクション機能を有するデジタル複
合機に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0018】〔本実施の形態における概略構成について
の説明〕本実施の形態におけるデジタル複合機(以下、
単に複合機と称す)は、図1に示すように、画像入力装
置1と、圧縮器2と、ページバッファ3と、ハードディ
スク装置(Hard Disk Drive;以下、HDDと称す)4
と、HDD−インターフェース(以下、インターフェー
スをI/Fと略す)5と、伸長器6と、画像出力装置7
と、MF(Multi Function)−I/F8と、調停器9
と、制御部10と、を備えているものである。なお、画
像入力装置1、圧縮器2、ページバッファ3、HDD−
I/F5、伸長器6、画像出力装置7およびMF−I/
F8は、互いにイメージバスAによって接続されてい
る。また、MF−I/F8には、パーソナルコンピュー
タ(以下、PCと略す)21またはFAX22が接続さ
れているものとする。
【0019】画像入力装置1は、画像データの入力を行
うためのもので、自動原稿搬送装置1aと、画像読み取
り装置1bとからなるものである。
【0020】自動原稿搬送装置1aは、いわゆるADF
(Automatic Document Feeder)と呼ばれるものであり、
画像読み取り装置1bに対して読み取り対象となる原稿
を供給するものである。ただし、これは、両面原稿を読
み取るために原稿を反転して搬送する機構を備える両面
自動原稿搬送手段(DADF)であっても構わない。ま
た、自動原稿搬送装置1aでは、「原稿の1ページ目か
ら順に搬送する方式」により、原稿の自動搬送を行うよ
うになっている、ただし、これは、「原稿の最終ページ
から順に搬送する方式」であってもよい。
【0021】画像読み取り装置1bは、スキャナ装置等
からなるものであり、CCD(Charge Coupled Device)
などの撮像素子を用いて、読み取り対象となる原稿に描
かれた画像を光学的に読み取って、その読み取り結果か
ら電気的なデジタル信号の集合である画像データを得る
ものである。
【0022】圧縮器2は、画像読み取り装置1bが読み
取った画像データに対してデータ圧縮を行うものであ
る。このデータ圧縮のアルゴリズムは、種々提案されて
いるので、取り扱う画像データの種類、要求される処理
速度や圧縮率等に応じて適切なものを選択すればよい。
なお、この圧縮器2では、一定量のデータ圧縮が終了す
る毎に、制御部10に対して割り込み信号を発生させる
ものとする。
【0023】ページバッファ3は、DRAM(Dynamic
Random Access Memory)等の半導体メモリからなるもの
で、圧縮器2によるデータ圧縮後の画像データ(以下、
圧縮画像データと称す)や、MF−I/F8を介してP
C21またはFAX22から送信された画像データを、
一時的に記憶するメモリである。
【0024】HDD4は、ページバッファ3よりも大記
憶容量を有し、かつ、ページバッファ3よりも低速で圧
縮画像データの読み出し(以下、単にリードと称す)お
よび書き込み(以下、単にライトと称す)を行うもの
で、必要に応じて圧縮画像データを記憶蓄積する二次記
憶装置である。このHDD4では、その機構上、一度に
リードまたはライトする圧縮画像データの処理単位(デ
ータ量)が大きいほどその効率がよくなり、一単位当た
りのリードまたはライトに要する時間も短くなる。これ
は、通信のオーバーヘッドや回転待ち時間等が発生しな
いためである。しかし、その反面、次のリードまたはラ
イトを行うまでの絶対的な待ち時間は長くなってしま
う。なお、HDD4は、例えば光ディスク装置といった
他の大容量記憶装置からなるものであってもよい。
【0025】HDD−I/F5は、SCSI(Small Co
mputer System Interface )−I/FやIDE(Integr
ated Drive Electronics)−I/F等に相当するもの
で、制御部10からの指示に基づいて、HDD4の動作
モードや画像データの転送長などを設定して、HDD4
に対する圧縮画像データのリードおよびライトを制御す
るものである。また、このときに、イメージバスA上を
転送されるデータのフォーマットをHDD4用のフォー
マットに変換することも行う。ただし、HDD−I/F
5は、一度に一つのアクセス要求(リード要求またはラ
イト要求)しか処理することができず、例えばリードを
要求中はそのリードが終了するまでは次のアクセス要求
を処理することができない。なお、HDD−I/F5で
は、HDD4に対する画像データのリードまたはライト
が終了すると、その旨を割り込み信号によって制御部1
0に知らせるようになっている。
【0026】伸長器6は、圧縮器2で一旦データ圧縮さ
れた圧縮画像データを元に戻して、これを順次画像出力
装置7へ送出するものである。圧縮/伸長方式によって
完全に元の画像に復元可能なもの(可逆圧縮)とそうで
ないもの(非可逆圧縮)とがあるが、ここではどちらの
方式でもよい。この伸長器6も、データ伸長が終了する
と、制御部10に対して割り込み信号を発生させるよう
になっている。
【0027】画像出力装置7は、プリンタ等からなるも
のであり、伸長器6でデータ伸長された後の画像データ
を、半導体レーザ等を使用した電子写真記録方式により
記録用紙上に出力するものである。この画像出力装置7
では、ピッチ方式と呼ばれるフィード方式によって記録
用紙のフィードを行うようになっているものとする。す
なわち、画像出力装置7では、この画像出力装置7が有
する用紙収納トレイ(ただし不図示)から、用紙サイズ
およびモードに応じて決定される一定間隔で、順次記録
用紙をフィードする。また、その一定間隔に同期するピ
ッチ信号を基準に画像出力を制御することで、各制御モ
ジュールの独立性を保ちつつ、画像出力と用紙搬送の同
期を取るようになっている。
【0028】MF−I/F8は、複合機に接続する外部
機器を制御するための制御装置であり、図示しないPC
−I/F、PC21からのコードデータをビットマップ
データに展開するデコンポーザ、FAX−I/F、記憶
装置等を備え、PC21で作成したデータやFAX22
で受信したデータをイメージバスA上に転送したり、あ
るいはイメージバスA上を転送されてきた画像データを
PC21またはFAX22へ送信したりするものであ
る。なお、MF−I/F8は、画像フォーマットの変換
機能(4ビットバイナリなど)も有している。
【0029】調停器9は、PAL(Programmable Array
Logic)等からなるもので、イメージバスAに接続して
いる各資源からのイメージバス使用要求を調停し、各資
源毎に予め設定された優先順位に応じてイメージバスA
の使用を許可するものである。ここにおける資源とは、
圧縮器2、HDD−I/F5、MF−I/F12、伸長
器6などを指す。この調停器9は、調停の単位が数バイ
ト〜数ワードであるものとする。
【0030】制御部10は、CPU(Central Processi
ng Unit )11と、ROM(Read Only Memory)12
と、RAM(Random Access Memory)13と、割り込み
コントローラ14と、通信コントローラ15と、ユーザ
インターフェース(User Interface;以下、U/Iと称
す)16と、から構成されているものである。なお、こ
の制御部10を構成する各部と、圧縮器2、HDD−I
/F5、MF−I/F8および調停器9とは、CPUバ
スBによって互いに接続されているものとする。
【0031】これらのうち、CPU11は、複合機全体
の制御を行う主制御装置として機能するものである。R
OM12は、CPU11の動作に必要なソフトウエア
(プログラム)を予め格納しているものである。このR
OM12に格納されているソフトウエアとしては、詳細
を後述するように、CPU11がジョブの制御を行うの
に必要なものや、HDD4に対するアクセス要求の処理
順やその際の画像データの処理単位を決定するためのも
の等がある。
【0032】RAM13は、CPU11のワークエリア
(作業用メモリ)として用いられるものである。なお、
このRAM13内には、詳細を後述するように、CPU
11がHDD4に対するアクセス要求の処理順等を決定
するのに必要となる「HDD要求登録テーブル」を格納
されているものとする。
【0033】割り込みコントローラ14は、圧縮器2、
伸長器6またはHDD−I/F5等からの割り込み信号
があると、これを受け取るとともに、その割り込み信号
をCPU11に通知するものである。
【0034】通信コントローラ15は、画像入力装置
1、画像出力装置7との間でコマンド/ステータス信号
を送受信するためのものである。U/I16は、複合機
の操作者からの指示を検知したり、複合機の状態を操作
者に対して表示するためのものである。
【0035】次に、以上のように構成された複合機にお
ける処理動作例について説明する。
【0036】〔基本的な処理動作の説明〕先ず、ここで
は、この複合機における基本的な処理動作のうち、一般
的なコピー動作(コピージョブの処理)について、A4
サイズの原稿3枚を倍率100%で、かつ、「Collate
Mode」で3部複写する場合を例に挙げて、図2のフロー
チャートを参照しながら説明する。「Collate Mode」と
は、原稿と同じページ順のコピーを指定部数生成するモ
ードである。すなわち、「Collate Mode」では、3枚の
原稿であれば、その原稿の1〜3ページ目を1部ずつ出
力した後に、再び1〜3ページ目の2部目以降について
の出力を順に行うようになっている。
【0037】この複合機では、「Collate Mode」が指定
された後に、操作者によってU/I16上に設けられた
図示しないスタートボタンが押下されると、そのU/I
16と接続する通信コントローラ15がその旨をCPU
11に通知する。この通知を受けると、CPU11は、
自動原稿搬送装置1aおよび画像読み取り装置1bに対
して、原稿の読み取り開始を指示する(ステップ10
1、以下ステップをSと略す)。
【0038】原稿の読み取り開始が指示されると、自動
原稿搬送装置1aおよび画像読み取り装置1bは、原稿
の読み取りを実行する(S102)。先ず、自動原稿搬
送装置1aは、3枚の原稿束のうちの1枚目を画像読み
取り装置1bに供給する。1枚目の原稿が供給される
と、画像読み取り装置1bは、その原稿に描かれている
画像を光学的に読み取って、その読み取り結果から1ペ
ージ目の画像データを得る。
【0039】画像読み取り装置1bが1ページ目の画像
データを得ると、続いて、圧縮器2は、画像読み取り装
置1bからその画像データを受け取って、決められたア
ルゴリズムに従って順次データ圧縮を実行する。このと
き、圧縮器2は、規定量のデータ圧縮が完了するたびに
割り込み信号を発生させ、その旨を割り込みコントロー
ラ14を介してCPU11に通知する。そして、圧縮器
2は、調停器9による調停に従いつつ、データ圧縮後の
圧縮画像データをページバッファ3に送出し、その圧縮
画像データをページバッファ3内に一時的に記憶させる
(S103)。
【0040】その後、この複合機では、以下に述べる2
つの処理を実行する。1つの処理は、調停器9による調
停に従ってページバッファ3内の圧縮画像データを伸長
器6へ転送し(S104)、その伸長器6でデータ伸長
を行った後に、伸長された画像データを画像出力装置7
に画像出力させる(S105)。なお、このときの伸長
動作および画像出力動作は、前述したピッチ信号を基準
にスケジューリングされているものとする。
【0041】また、他の1つの処理は、ページバッファ
3内の圧縮画像データを、調停器9、CPU11および
HDD−I/F5による制御に従って、HDD4に記憶
蓄積させる(S104)。HDD4内への圧縮画像デー
タの蓄積は、「Collate Mode」の2部目以降の画像出力
時のために必要となるものである。
【0042】そして、原稿の2枚目および3枚目につい
てもこれと同様な処理を繰り返す(S106)。原稿の
3枚目までの処理が終了すると、画像出力装置7から
は、1〜3ページ目までの画像データが各1部ずつ記録
用紙上に画像出力されているることとなる。設定部数が
1部のときは、ここでコピージョブの処理を終了する
(S107)。なお、この時点で、自動原稿搬送装置1
aおよび画像読み取り装置1bは、資源として空いた状
態となり、新たなジョブのために次の原稿に対する読み
込み、いわゆるスキャンアヘッド(Scan Ahead)動作を
行うことが可能となる。
【0043】ただし、「Collate Mode」が指定されてい
る場合には、続いて、2部目以降の画像出力(2巡目以
降のコピー動作)を開始する(S108)。このとき、
HDD4内には、既に説明した1巡目のコピー動作によ
り、1〜3ページ目までの圧縮画像データが記憶蓄積さ
れている(S104)。そこで、この複合機では、2巡
目のコピー動作の開始に際し、先ず、調停器9、CPU
11およびHDD−I/F5による制御に従って、HD
D4内から1ページ目の圧縮画像データを読み出して、
その圧縮画像データをページバッファ3に転送する(S
109)。その後、調停器9の制御に従いつつ、ページ
バッファ3内の圧縮画像データを、伸長器6を介して画
像出力装置7へ送出し、その画像出力装置7に画像出力
させる(S110)。
【0044】そして、2ページ目および3ページ目の圧
縮画像データについてもこれと同様の処理を繰り返す
(S111)。3ページ目までの処理が終了すると、2
巡目のコピー動作が終了する(S112)。3部目以降
の画像出力(3巡目以降のコピー動作)については、2
巡目の場合と同様の動作を繰り返すことにより実現可能
となる(S107〜S112)。以上が、この複合機に
おいて、「Collate Mode」によるコピージョブの処理を
実行する場合における基本的な処理動作の概要である。
【0045】ただし、この複合機では、上述したような
コピージョブ以外の他に、例えばPC21から受信した
データを画像出力装置7で出力するといったプリントジ
ョブにも対応可能である。この場合、PC21からのプ
リントジョブ要求がMF−I/F8を介してCPU11
に通知されると、CPU11は、システム状態がプリン
ト可能と判断したときにのみこれを許可する。そして、
MF−I/F8は、PC21にデータ転送可能であるこ
とを通知する。これにより、PC21から出力すべきデ
ータの転送が開始される。その後、PC21からのデー
タは、MF−I/F8によるフォーマット変換および圧
縮器2によるデータ圧縮等を経て、ページバッファ3内
に一時的に記憶される。そして、以下、コピージョブの
場合と同様にして画像出力が行われる。これらの違い
は、画像データが画像読み取り装置1bから入力される
か、PC21から入力されるかである。また、FAX2
2から受信したデータの画像出力、すなわちFAX受信
ジョブについても、プリントジョブの場合と同様の手順
で処理される。さらには、FAX送信ジョブや、画像読
み取り装置1bで読み取った画像データをPC21へ送
信することについても対応可能であるが、ここではその
詳細な説明を省略する。
【0046】〔マルチファンクション機能の説明〕ここ
までの説明では、コピージョブ、プリントジョブあるい
はFAX受信ジョブ等を個別に実行する場合について説
明したが、この複合機では、マルチファンクション機能
を有しており、資源が許せば同時に複数のジョブを実行
することが可能である。例えば、コピージョブの場合、
原稿の読み取りが終了したら、その原稿についての画像
出力が終了していなくても、次のジョブによる原稿の読
み取りを行うことが可能である。この場合、次のジョブ
により読み取った画像データの出力は、先述したコピー
ジョブにおける2巡目以降の処理動作と全く同じであ
る。同様に、コピージョブの2巡目以降の処理動作の実
行中に、PC21やFAX22からのデータを受信して
HDD4内へ蓄積することも可能である。このように複
数の画像データが同時にイメージバスA上を流れること
があるが、調停器9では、予め要求元の資源毎に定めら
れている優先順位に基づいて、イメージバスAの使用権
を数バイト〜数ワード単位で高速に切り替える制御を行
うことにより、これに対応するようになっている。
【0047】〔HDDに対するリード/ライト制御の説
明〕次に、本発明における特徴的な制御処理、すなわち
本実施の形態の複合機において最も特徴的な点であるH
DDに対するリード/ライト制御について、詳しく説明
する。
【0048】この複合機では、マルチファンクション機
能を有しており、複数のジョブを並行して処理すること
が可能である。そのため、HDD4に対するアクセス要
求(リード要求またはライト要求)も複数のジョブに跨
がって発生する。
【0049】ところが、HDD4は、半導体メモリ等に
比べて低速でリードまたはライトを行うため、複数のジ
ョブに跨がって発生するアクセス要求に対してリアルタ
イム処理を行うことができない。そこで、HDD4への
アクセス要求は、複数のものが競合した場合のため、そ
のアクセス要求が発生するたびに、内部テーブルである
「HDD要求登録テーブル」に登録しておく必要があ
る。
【0050】ここで、この「HDD要求登録テーブル」
ついて、詳しく説明する。「HDD要求登録テーブル」
は、CPU11がHDD4に対するアクセス要求の処理
順やその際の画像データの処理単位を決定するために、
制御部10のRAM13内に格納されているもので、図
3に示すように、要求登録テーブル13aと、これにリ
ンクするリード要求情報テーブル13bおよびライト要
求情報テーブル13cと、からなるものである。
【0051】要求登録テーブル13aは、各資源から発
行されるHDD4へのアクセス要求について、そのアク
セス要求の種別(リード要求かライト要求か)と、優先
度(Priority)と、そのアクセス要求の詳細情報を記録
したリード要求情報テーブル13bまたはライト要求情
報テーブル13cにおける情報位置(関連テーブルNo.)
と、を記録しておくためのものである。このうち、アク
セス要求の優先度は、詳細を後述するように、そのアク
セス要求がリード要求であるかライト要求であるかと、
そのアクセス要求に係るジョブの種類と、の両方に応じ
て予め設定された優先順位に従って決定されるものであ
る。
【0052】また、リード要求情報テーブル13bおよ
びライト要求情報テーブル13cは、リード要求とライ
ト要求とで必要となる情報が異なることに起因して、そ
れぞれ個別に設けられたものである。
【0053】リード要求情報テーブル13bでは、各資
源から発行されるHDD4へのリード要求について、そ
のリード要求に係るジョブを特定するための情報(ジョ
ブNo.)と、そのリード要求によって読み出す圧縮画像デ
ータが何ページ目のものかを特定する情報(ページNo.)
と、を記録している。ライト要求情報テーブル13cで
は、各資源から発行されるHDD4へのリード要求につ
いて、そのジョブNo. およびページNo. に加えて、その
ライト要求によって書き込むべき圧縮画像データの圧縮
完了サイズ,ライト完了サイズ,ライト中のサイズ,圧
縮完了フラグおよびページバッファアドレスを記録して
いる。
【0054】なお、「HDD要求登録テーブル」は、上
述したように、要求登録テーブル13aとリード要求情
報テーブル13bおよびライト要求情報テーブル13c
とに分けなくとも、一つのテーブルからなるものであっ
てもよい。
【0055】続いて、このような「HDD要求登録テー
ブル」にHDD4へのアクセス要求を登録する場合の処
理手順について、図4のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0056】例えば、コピー動作の2巡目以降における
HDD4からの圧縮画像データのリードや、圧縮器2が
一定量の圧縮データを生成した旨の割り込み信号が発生
したときのHDD4へのライト要求など、各資源からの
HDD4に対するリード要求またはライト要求が発生す
ると(S201)、CPU11は、先ず、そのジョブタ
イプ情報を得る(S202)。これは、システム情報と
してCPU11がジョブ毎に管理している情報である。
具体的なジョブタイプとしては、この複合機が対応可能
なジョブの種類に応じて予め規定されており、例えば、
コピージョブ(1巡目,2巡目以降等)、PC21から
のデータのプリントジョブ等がある(図5参照)。
【0057】ジョブタイプ情報を得ると、次いで、CP
U11は、そのジョブタイプ情報と、アクセス要求の種
別、つまりリード要求かライト要求かを基に、そのアク
セス要求の優先度を決定する(S203)。このとき、
CPU11は、予めROM12内等に設定されている
「プライオリティ判定表」から、そのアクセス要求の優
先度を決定する。
【0058】「プライオリティ判定表」は、例えば図5
に示すように、ジョブタイプ(ジョブの種類)とアクセ
ス要求の種別(リード要求かライト要求か)とに応じ
て、それぞれの優先順位が予め規定されているものであ
り、図中において数字が小さいほど優先順位が高くなっ
ている。
【0059】具体的には、どのようなジョブタイプであ
ってもリード要求は常に優先順位が一番高い。これは、
リード要求は記録用紙上に画像出力するための要求であ
り、その記録用紙は一定時間内にフィードされるので、
ピッチスキップ制御の発生を極力避けるため、できるだ
け早くリードを完了させる必要があるからである。ま
た、コピー動作の1巡目については、ライト要求の場合
も同様に優先順位が「1」である。これは、1巡目は記
録用紙上への画像出力をページバッファ3から行い、1
巡目から2巡目への切り替わりに備え、早く圧縮画像デ
ータをHDD4内に記憶蓄積する必要があるためであ
る。PC21からのデータを受信しながらプリントを行
う場合もこれと同様の理由からリード要求およびライト
要求とも優先順位が「1」である。コピー(読み込み)
ジョブはスキャンアヘッド等を指しており、画像出力装
置7が空いていないときのHDD4へのライトであるた
め、ここでは優先順位を「2」としている。以下、PC
21からのデータ受信は優先順位「3」、FAX受信は
優先順位「4」としている。
【0060】なお、この「プライオリティ判定表」にお
ける優先順位は、システムの性質から操作者がU/I1
6から任意に変更し得るようにしてもよい。例えば、P
C21からのデータの受信のほうを優先させたいシステ
ムでは、PC21からのデータ受信の優先順位を「2」
とするようにしてもよい。
【0061】このように、「プライオリティ判定表」を
基に優先度を決定すると、CPU11は、図4に示すよ
うに、各資源からのHDD4に対するアクセス要求を、
決定した優先度と関連付けて、「HDD要求登録テーブ
ル」に登録する(S204)。そして、HDD−I/F
5がアクセス要求を処理可能になった場合のために備え
る。
【0062】次に、「HDD要求登録テーブル」に登録
されたアクセス要求によるリードまたはライトを、HD
D4に実行させる場合の処理手順について、図6のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0063】「HDD要求登録テーブル」に登録された
アクセス要求の実行にあたって、CPU11は、先ず、
HDD4へのアクセス要求を発行可能か否かを判定する
(S301)。これには2つの条件があり、1つはHD
D4が現在リードまたはライトの処理中でないこと、も
う1つは「HDD要求登録テーブル」に登録されている
アクセス要求が存在していることである。
【0064】HDD4における既に実行中のリードまた
はライトの処理が終了すると、HDD−I/F5は、そ
の旨の割り込み信号を発生させる。そして、割り込みコ
ントローラ14は、その割り込み信号によって、HDD
4における処理が終了したことをCPU11に通知す
る。この通知があると、CPU11は、HDD4へのア
クセス要求が発行可能であると判断し、「HDD要求登
録テーブル」のうちの要求登録テーブル13aを検索し
て、その中で最も優先度が高く、しかも一番最初に登録
されたアクセス要求を見つける(S302)。
【0065】このとき、CPU11は、そのアクセス要
求がリード要求であるか、あるいはライト要求であるか
を判断する(S303)。リード要求である場合には、
CPU11は、要求登録テーブル13aにリンクするリ
ード要求情報テーブル13bから、そのリード要求に該
当するジョブNo. およびページNo. を取得し、ページ単
位でリード要求を発行する(S304)。つまり、CP
U11は、HDD4から読み出す圧縮画像データの処理
単位をページ単位とする。そして、このリード要求によ
り、圧縮画像データのリードをHDD4に実行させる。
【0066】一方、アクセス要求がライト要求である場
合には、CPU11は、要求登録テーブル13aからそ
のライト要求についての優先度を取得するとともに、そ
の優先度に応じて、一度にライトする圧縮画像データの
データ量、すなわちHDD4に書き込む圧縮画像データ
の処理単位を決定する(S305)。この処理単位の決
定は、「ライトサイズ判定表」に基づいて行う。
【0067】「ライトサイズ判定表」は、「プライオリ
ティ判定表」と同様に、予めROM12内等に設定され
ているもので、例えば図7に示すように、ライト要求の
優先度に応じて、それぞれの処理単位が規定されている
ものである。具体的には、ライト要求の優先度が低いほ
ど一度にライトするデータ量は小さくなっており、優先
度が「1」であればその時点で可能な最大サイズを処理
単位とするが、優先度が「4」のときは64Kbyteを処
理単位とする。これは、処理単位を小さくすることで、
その処理に要する時間を短くし、より優先度の高いアク
セス要求がいつ発生しても待ち時間を少なくすることが
できるようにするためである。ただし、この処理単位
は、システム要求、使用するHDD4の性能などから、
適切なライトサイズを決めればよい。なお、この「ライ
トサイズ判定表」も、「プライオリティ判定表」と同様
に、操作者がU/I16から任意に変更し得るようにし
てもよい。
【0068】そして、書き込む圧縮画像データの処理単
位を決定すると、CPU11は、図6に示すように、そ
の処理単位と、要求登録テーブル13aにリンクするラ
イト要求情報テーブル13cから取得したジョブNo. お
よびページNo. と、ページバッファ3のアドレス情報な
どを基に、決定した処理単位のライト要求を発行する
(S306)。そして、このライト要求により、圧縮画
像データのライトをHDD4に実行させる。
【0069】さらに、CPU11は、書き込む圧縮画像
データの処理単位を決定すると、その処理単位をライト
要求情報テーブル13c内の「ライト中のサイズ」の項
に登録しておく。その後、そのライトが終了した旨の割
り込み信号を受けたときに、CPU11は、ライト要求
情報テーブル13c内の「ライト完了サイズ」の項に
「ライト中のサイズ」に登録した処理単位(データ量)
を加算するとともに、「ライト中サイズ」の項を0クリ
アする。
【0070】また、CPU11は、圧縮器2から一定量
のデータ圧縮が終了した旨の割り込み信号を受ける毎に
ライト要求情報テーブル13c内の「圧縮完了サイズ」
の項を更新し、全データのデータ圧縮が完了した旨の割
り込み信号を受けると「圧縮完了サイズ」の項に最終的
な画像圧縮データのサイズを記録する。この画像圧縮デ
ータのサイズは、データ圧縮が完了した旨の割り込み信
号を受けたときに、圧縮器2の指定レジスタを読み出す
ことで取得することができる。そして、これと同時に、
ライト要求情報テーブル13c内の「圧縮終了フラグ」
の項に、全データのデータ圧縮が完了したことを表すフ
ラグである「1」にセットする。
【0071】なお、CPU11は、リード要求またはラ
イト要求に対する処理が終了したら、該当するアクセス
要求を「HDD要求登録テーブル」から削除するのは言
うまでもない。
【0072】CPU11が以上のようなリード/ライト
制御を行った場合におけるHDD4での処理動作例を図
8に示す。これは、コピー動作の2巡目の画像出力をし
ながら、次のジョブの原稿読み込み(スキャンアヘッ
ド)を実行している場合の例である。
【0073】図例によれば、HDD4は、2巡目のリー
ドを優先的に実行するとともに、空いている時間にスキ
ャンアヘッドで読み込んだ画像データをCPU11が決
定した処理単位に分割してライトしている。このように
することで、画像データを記録用紙上に出力するための
データ伸長動作や画像出力動作にピッチスキップ制御が
発生してしまうことがない。しかも、空いている時間に
ライトをしても、小さな処理単位に分割して行われるの
で、画像出力のためのリードが待たされてしまうことが
なく、複数のジョブを並列的に実行しても画像出力時の
生産性を低下させてしまうことがない。この例は、コピ
ー2巡目実行中にスキャンアヘッドを行う場合のもので
あるが、これはPC21、FAX22からの受信につい
ても同様である。
【0074】なお、ここでは、優先度の低いジョブのH
DD4へのライトは一律小さい値にした場合を例に挙げ
て説明したが、これを複数ジョブが実行されているとき
だけに限定し、単一ジョブのみ実行されているときは、
できるだけ大きな単位でHDD4へのライトを実行し、
書き込み効率を上げるようにしてもよい。また、単一ジ
ョブ実行状態で新たなジョブ実行を要求された場合は、
現在実行中のHDD4へのライトを完了してから次のジ
ョブを受け付けるようにすれば、単一ジョブ実行時の制
御形態から複数ジョブ実行時の制御形態へ遷移させるの
も容易にできるようになる。
【0075】以上のように、本実施の形態の複合機で
は、請求項1記載の発明のように、HDD4に対するア
クセス要求の種別(書き込み要求か読み出し要求か)お
よびそのアクセス要求に係るジョブの種類に応じて、そ
のアクセス要求についての優先順位が予め設定されてい
るとともに、複数のアクセス要求が競合した場合に、そ
の優先順位に従ってCPU11が競合した複数のアクセ
ス要求の処理順序を決定するようになっている。そのた
め、例えば画像出力装置7での画像出力を行うジョブの
ように、緊急処理を要するジョブについてのアクセス要
求を、他のアクセス要求よりも優先するように予め優先
順位を設定しておけば、HDD4は、複数のアクセス要
求が競合していても、緊急に係るアクセス要求による処
理を、他のアクセス要求による処理に優先して行うこと
となる。
【0076】特に、請求項2記載の発明のように、画像
出力を行うためのリード要求を他のライト要求よりも優
先するように優先順位を設定しておけば、HDD4は、
複数のアクセス要求が競合していても、画像出力装置7
で画像出力すべき圧縮画像データについてのリードを、
他のライト要求による処理に優先して行うこととなる。
【0077】つまり、この複合機では、複数のジョブを
並行して処理することによりHDD4に対するアクセス
要求(リード要求またはライト要求)が競合してしまう
場合であっても、画像出力を行うためのHDD4からの
圧縮画像データのリードを、他のHDD4における処理
に優先して行うことができるようになる。これにより、
画像出力装置7におけるピッチスキップ制御の発生を極
力抑えることが可能となり、結果として画像出力の生産
性の低下を防止することができる。しかも、この複合機
では、予め設定された優先順位に従って処理順を決定す
ることでこれを達成しているので、読み出し時間の予測
や読み出しのスケジューリング、あるいはアクセス要求
の発生頻度の認識等、演算処理を一切行う必要がなく、
ソフトウエア制御の複雑化を招いてしまうことがない。
【0078】また、本実施の形態の複合機では、請求項
3記載の発明のように、アクセス要求の種別およびジョ
ブの種類を基に予め設定された優先順位に従って、CP
U11が、HDD4に対してリードまたはライトを行う
圧縮画像データの処理単位を決定するようになってい
る。そのため、例えば画像出力装置7での画像出力を行
うジョブのように、緊急処理を要するジョブについての
アクセス要求に係る処理単位を、他のアクセス要求に係
る処理単位よりも大きくするように設定しておけば、H
DD4は、緊急に係るアクセス要求による処理を、効率
良くしかも短時間で行うこととなる。
【0079】特に、請求項4記載の発明のように、HD
D4に対してライトを行う場合には、リードを行うより
も圧縮画像データの処理単位を小さくすれば、HDD4
は、ライト処理で多くの時間占有され続けることがなく
なる。よって、その後にHDD4に対してリード要求が
あると、全ての圧縮画像データのライトが完了していな
くても、ある処理単位のライトが終了すれば、その時点
からリード要求による圧縮画像データのリードを開始す
ることができるようになる。
【0080】つまり、この複合機では、HDD4に対す
るリード要求とライト要求とが競合してしまう場合であ
っても、ライトを行う場合の処理単位をリードの場合よ
りも小さくすることにより、画像出力のためのリードが
待たされてしまうことがなくなる。よって、画像出力装
置7におけるピッチスキップ制御の発生を極力抑えるこ
とが可能となり、画像出力の生産性の低下防止を図るこ
とができる。しかも、ピッチスキップ制御を発生させな
いためにHDD4からのリードを優先的に実行させる
と、リード要求と並行して依頼されたライト要求があっ
ても、そのライト要求による圧縮画像データのライトが
実行されずに滞ってしまうことが考えられるが、この複
合機によれば、ライトを行う場合の処理単位を小さくす
ることにより、リード要求の空いている時間にライトを
行うことが可能となるので、HDD4への圧縮画像デー
タのライトが滞ってしまうことがない。さらには、予め
設定された優先順位に従って処理単位を決定することに
より、演算処理等を一切行う必要がなく、ソフトウエア
制御の複雑化を招いてしまうことがない。
【0081】また、本実施の形態の複合機では、請求項
5記載の発明のように、ライト要求のうちで予め設定さ
れた優先順位の低いものの処理単位をさらに小さくする
ようになっているので、緊急処理を要しないジョブにつ
いてのアクセス要求に係る処理単位を小さくして、他の
緊急処理を要するジョブに係るものを優先的に処理する
ことが可能となる。つまり、ピッチスキップ制御の発生
を抑えつつ、HDD4がリードもライトも実行していな
い時間帯が発生してしまうのを防ぐことができるので、
HDD4に対するアクセス要求をより一層効率的に処理
することが可能となり、結果としてHDD資源の有効活
用を実現することができるようになる。
【0082】さらに、請求項6記載の発明のように、複
数のジョブが並行して処理されている場合にのみ処理単
位を小さくするようにすれば、単一ジョブの処理中、す
なわちアクセス要求の競合が発生していない場合には、
そのアクセス要求による処理を効率良くしかも短時間で
行うことができる。つまり、アクセス要求が競合した場
合における生産性の低下防止と、アクセス要求が競合し
ていない場合における処理の効率化とを両立することが
できるようになる。
【0083】また、本実施の形態の複合機では、請求項
7記載の発明のように、圧縮器2によりデータ圧縮され
た後の圧縮画像データをHDD4が記憶蓄積するととも
に、伸長器6によりデータ伸長された後の画像データを
画像出力装置7が出力するようになっている。すなわ
ち、HDD4は、圧縮画像データを記憶蓄積することと
なるので、そのリードまたはライトに要する時間をデー
タ圧縮していない場合に比べて短縮することができ、H
DD4に対するアクセス要求を効率的に処理できるよう
になる。
【0084】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像処
理装置は、第2記憶手段に対するアクセス要求の種別
(書き込み要求か読み出し要求か)およびそのアクセス
要求に係るジョブの種類に応じて、そのアクセス要求に
ついての優先順位が予め設定されているとともに、その
優先順位に従って第2記憶手段に対するアクセス要求の
処理順序または処理単位を決定するようになっている。
そのため、複数のジョブを並行して処理することにより
第2記憶手段に対するアクセス要求が競合した場合であ
っても、画像出力を行うための第2記憶手段からの画像
データの読み出しを他の処理に優先して行うことができ
るようになる。したがって、この画像処理装置を構成す
る資源の一つである第2記憶手段の有効活用(アクセス
効率の向上)を実現しつつ、ピッチスキップ制御の発生
を極力抑えることが可能となり、結果として画像出力の
生産性の低下を防止することができる。しかも、予め設
定された優先順位に従って処理順序または処理単位を決
定することでこれを達成しているので、演算処理等を行
う必要がなく、ソフトウエア制御の複雑化を招いてしま
うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる画像処理装置の実施の形態の
一例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す画像処理装置において一般的なコ
ピー動作を行う場合の処理動作例を示すフローチャート
である。
【図3】 図1に示す画像処理装置におけるHDD要求
登録テーブルの具体例を示す説明図である。
【図4】 図1に示す画像処理装置においてHDDへの
アクセス要求をHDD要求登録テーブルに登録する場合
の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図1に示す画像処理装置におけるプライオリ
ティ判定表の具体例を示す説明図である。
【図6】 図1に示す画像処理装置においてHDD要求
登録テーブルに登録されたアクセス要求をHDDに実行
させる場合の処理手順を示すフローチャート
【図7】 図1に示す画像処理装置におけるライトサイ
ズ判定表の具体例を示す説明図である。
【図8】 図1に示す画像処理装置でリード要求とライ
ト要求とが競合した場合におけるHDDでの処理動作例
を示すタイミングチャートである。
【図9】 従来の画像処理装置でリード要求とライト要
求とが競合した場合におけるHDDでの処理動作例を示
すタイミングチャートである。
【符号の説明】 1a…自動原稿搬送装置、1b…画像読み取り装置、2
…圧縮器、3…ページバッファ、4…HDD、5…HD
D−I/F、6…伸長器、7…画像出力装置、8…MF
−I/F、10…制御部、11…CPU、12…RO
M、13…RAM、13a…要求登録テーブル、13b
…リード要求情報テーブル、13c…ライト要求情報テ
ーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された画像データを一時的に記
    憶する第1記憶手段と、 前記第1記憶手段により記憶された画像データを記憶す
    る第2記憶手段と、 前記第1記憶手段内の画像データを前記第2記憶手段内
    に書き込む書き込み手段と、 前記第2記憶手段内からの画像データの読み出しを行う
    読み出し手段と、 前記第2記憶手段に対する複数のアクセス要求が競合し
    た場合に、該アクセス要求が前記書き込み手段への書き
    込み要求であるか前記読み出し手段への読み出し要求で
    あるかと該アクセス要求を発生させたジョブの種類との
    少なくとも一方を基に、前記複数のアクセス要求につい
    ての処理順序を決定する処理順決定手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理順決定手段は、前記書き込み要
    求よりも前記読み出し要求を優先するように処理順序を
    決定するものであることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された画像データを一時的に記
    憶する第1記憶手段と、 前記第1記憶手段により記憶された画像データを記憶す
    る第2記憶手段と、 前記第1記憶手段内の画像データを前記第2記憶手段内
    に書き込む書き込み手段と、 前記第2記憶手段内からの画像データの読み出しを行う
    読み出し手段と、 前記第2記憶手段に対するアクセス要求が前記書き込み
    手段への書き込み要求であるか前記読み出し手段への読
    み出し要求であるかと該アクセス要求を発生させたジョ
    ブの種類との少なくとも一方を基に、該アクセス要求に
    より書き込みまたは読み出しを行う画像データの処理単
    位を決定するデータ単位決定手段とを備えることを特徴
    とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記データ単位決定手段は、前記読み出
    し要求よりも前記書き込み要求による画像データの処理
    単位を小さくするように決定するものであることを特徴
    とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記データ単位決定手段は、前記書き込
    み要求のうちで予め設定された優先順位の低いものにつ
    いての処理単位を該優先順位の高いものについての処理
    単位よりも小さくするように決定するものであることを
    特徴とする請求項3または4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記データ単位決定手段は、複数のジョ
    ブが並行して処理されていると単一ジョブの処理中に比
    べて画像データの書き込みの処理単位を小さくするよう
    に決定するものであることを特徴とする請求項3,4ま
    たは5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段で入力された画像データを
    圧縮して前記第1記憶手段または前記第2記憶手段に記
    憶させる圧縮手段と、 前記第1記憶手段または前記第2記憶手段が記憶してい
    る圧縮後の画像データを伸長して前記出力手段に出力さ
    せる伸長手段とを備えることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5または6記載の画像処理装置。
JP10132890A 1998-05-15 1998-05-15 画像処理装置 Pending JPH11331528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10132890A JPH11331528A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10132890A JPH11331528A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11331528A true JPH11331528A (ja) 1999-11-30

Family

ID=15091954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10132890A Pending JPH11331528A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11331528A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232910A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2008162169A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置
CN102281376A (zh) * 2010-06-09 2011-12-14 柯尼卡美能达商用科技株式会社 图像处理设备、方法及存储程序的计算机可读存储介质
JP2012165229A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成方法および画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232910A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2008162169A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置
CN102281376A (zh) * 2010-06-09 2011-12-14 柯尼卡美能达商用科技株式会社 图像处理设备、方法及存储程序的计算机可读存储介质
JP2012165229A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成方法および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5717842A (en) Method of managing memory allocation in a printing system
US7185151B2 (en) Data processing device characterized in its data transfer method, program for executing on a computer to perform functions of the device, and computer readable recording medium storing such a program
US5710873A (en) Apparatus and method for maximizing a rate of image data transfer in a printing system
JP2003101741A (ja) 画像処理装置、及びその制御方法、並びに制御装置
US6651081B1 (en) Method and apparatus for processing a high priority resource request in a system using a set of shared resources
US6671065B1 (en) Method and apparatus to optimize transition of resources from a lower priority to a higher priority job
JP2018120490A (ja) メモリアクセスシステム、その制御方法、プログラム、及び画像形成装置
US6717690B1 (en) Method and apparatus for managing job contention for system resources in an electrographic reproduction system where images are multibanded
US6570670B1 (en) Method and apparatus to enable job streaming for a set of commonly shared resources
US6762857B1 (en) Method and apparatus to enable processing multiple capabilities for a sub-job when using a set of commonly shared resources
US6501559B1 (en) Method and apparatus for managing job contention for system resources in an electronic reprographic system
JP3161031B2 (ja) 画像処理装置
US7301653B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
US6614542B1 (en) Method and apparatus to improve system concurrency for a job using a set of commonly shared resources such that a specific resource is used only for a portion of the job
JPH11331528A (ja) 画像処理装置
US8928927B2 (en) Image forming apparatus that buffers data in a storage device and reduces delays in process
US8582153B2 (en) Image forming apparatus and method
US9667531B2 (en) Image processing apparatus and control method
JP2003198815A (ja) 画像処理装置
JP3000914B2 (ja) 画像処理装置
JP4133394B2 (ja) 画像形成装置
JP2003179732A (ja) 画像処理装置
JP4359047B2 (ja) 画像形成装置
JP4076224B2 (ja) 画像形成装置
JP2003198817A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070424