JP2003198817A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003198817A JP2001396251A JP2001396251A JP2003198817A JP 2003198817 A JP2003198817 A JP 2003198817A JP 2001396251 A JP2001396251 A JP 2001396251A JP 2001396251 A JP2001396251 A JP 2001396251A JP 2003198817 A JP2003198817 A JP 2003198817A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次記憶部(画像メモリ42)のバッファ領
域と二次記憶装置(HDD48)間で行われる2以上の
画像の同時転送、或いは単一画像の転送の各操作を実行
する場合、各々に適応した転送制御を可能とする。 【解決手段】 メモリ制御部43のDMA制御により、
入力画像に対してデータ圧縮変換を施した後、変換デー
タを画像メモリ42のバッファ領域を通してHDD48
へ転送する一連の処理を行う。その際、複数のデータ転
送(同時転送)要求があるか否かにより、分割(複数
回)/一括(1回)の各転送操作を選択する。1画像を分
割転送する場合にバッファ領域として、HDDへの分割
転送量に相当する容量を、又一括転送する場合に一括転
送量に相当する容量を確保するようにし、各転送動作の
最適化(最短時間で転送、記憶領域の有効利用)を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル複写
機、ファクシミリ、プリンタ、イメージスキャナ、ネッ
トワークファイルサーバ等の画像入出力機器、又はこれ
らのうちの複数の機能を備えたデジタル複合機等の画像
処理装置に関し、入出力デジタル画像を扱う、主に作業
用として装備される比較的小容量の画像記憶部(半導体
メモリ)とこの記憶部と相互にデータ転送を可能にした
ハードディスクドライブ(HDD)等の大容量の記憶装
置(画像データ保存用)との間で行われるデータ転送の
制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機のデジタル化が進むと共に
画像メモリを応用した、加工、編集が盛んとなってきて
いる。その中で、読取った原稿複数枚分の画像データを
画像メモリ(通常、半導体メモリが用いられている)に
記憶することで、指定部数まとめてコピー出力し、仕分
けの作業をなくす電子ソートという機能がある。全原稿
の画像データを保持するため、そのままの画像データを
半導体メモリに蓄積するには読取った原稿枚数分のデー
タ量に相当するメモリが必要になり、メモリコストが膨
大になるという理由から、下記1.〜3.の方式が一般
的に用いられる。 1. 半導体メモリ+蓄積(保存)用メモリの構成と
し、蓄積用メモリとして半導体メモリより安価なハード
ディスク等の二次記憶装置を使用する。 2. 半導体メモリ+蓄積用メモリの構成とし、蓄積用
メモリとして半導体メモリを使用し、圧縮処理を用いて
画像データを圧縮し、1枚あたりのデータ量を減らすこ
とでトータルのメモリ量を減らす。 3. デジタル複合機では、複数の画像入出力手段(イ
メージスキャナ、プリンタコントローラ、ファイルサー
バ、FAXコントローラ等)が同一の画像メモリを共有
する。
【0003】上記のような各種の画像メモリ(記憶手
段)に対し、画像データの入出力を実行するためにはD
MA(Direct Memory Access)データ転送方式を用いた
メモリ制御コントローラ(以下「DMAコントローラ」
或いは[DMAC」と記す)が使用されることが多い。
DMAコントローラは、ディスクリプタと呼ばれるメモ
リ領域管理情報を基に画像メモリの特定の領域に対して
データの転送を行う。1画像が格納されるメモリ領域を
複数のディスクリプタに分割してデータ転送を行うこと
も可能であり、例えば、画像メモリをリングバッファの
形態で利用することにより、画像データの容量よりも少
ないメモリ容量で画像データの入出力を行うことも可能
にしている。DMAコントローラを用いたメモリ制御で
は、各ディスクリプタにより指定されたデータ転送の進
行状況(開始、終了)や、データ転送の実行タイミング
制御(画像メモリ領域の途中でデータ転送を中断した
り、再開する等)も可能であるため、DMAコントロー
ラに接続された一次記憶部としての半導体メモリや、大
容量の二次記憶装置のデータ転送のタイミング制御の自
由度が高く、応用範囲が広い。上述のように蓄積(保存
用)メモリとして半導体メモリより安価なハードディス
ク等の二次記憶装置を使用する場合、この種の記憶装置
では、通常単一の装置に対して複数のデータ転送(デー
タ書込み、読み出し動作)を行うことはできないため、
DMAコントローラのディスクリプタを用いて二次記憶
装置へのデータ転送単位を分割し、これを時分割に実行
することで、複数のデータ転送動作をあたかも並行して
実行しているようにすることが一般的である。
【0004】しかしながら、このような時分割処理を用
いる場合、データ転送に要する時間が短くなることはな
いため、複写機やプリンタ等の画像形成装置のように画
像データの入出力に要する時間を最短にすることが装置
の生産性に影響を及ぼす場合には、時分割処理を行うこ
とが逆に生産性の低下を招くところもある。このような
ことから、画像データを圧縮し、データ転送量を小さく
したり、データ転送速度の速い二次記憶装置を搭載し
て、二次記憶装置へのデータ転送に要する時間を短くす
るような構成を採っていた。また、従来では、メモリ制
御の簡素化を図る理由からも積極的に時分割転送を行わ
ずに、画像入出力手段を用いて行われる画像データ入出
力動作と略同期して二次記憶装置をリソースとして占有
してデータ転送を行う手段を用いていた。ところで、従
来用いられていた二次記憶装置は、画像入出力手段から
半導体メモリへの画像データ転送速度に比較して、半導
体メモリの画像データを二次記憶装置へ転送する速度が
遅く、画像データの圧縮を行って二次記憶装置のデータ
処理容量を小さくしても、画像入出力手段−半導体メモ
リ間のデータ処理速度との差がなかったために、半導体
メモリへの転送(データ圧縮等のデータ変換処理も含
む)と、二次記憶装置へのデータ転送処理の転送タイミ
ングの制御を独立にかつ最適に制御することによる画像
形成装置の生産性の向上度はあまり高くなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
技術の進歩に伴い、ハードディスク等の二次記憶装置の
データ転送速度の向上やデータ圧縮手段のデータ圧縮率
および処理速度の向上が著しく、さらに画像形成装置に
接続する画像入出力手段も多様を極めている状況では、
従来のようなメモリ制御では記憶装置やデータ圧縮手段
の能力を最大限に利用して生産性を確保することが難し
くなっている。本発明は、このような従来技術の状況に
鑑みてなされたもので、その目的は、入出力画像を扱
う、主に作業用に用いる一次記憶部(例えば半導体メモ
リ)とこの記憶部と相互にデータ転送を可能にした圧縮
データ保存用(大容量)の二次記憶装置(例えばHD
D)を装備する記憶部に、DMAを用いたメモリ制御方
式を適用し、記憶装置の処理能力に応じて最大の利用効
率を得るためのリソースの取得、開放を管理し、データ
転送動作の開始タイミングを制御することにより記憶領
域の利用率の向上、転送時間の短縮化を可能にした転送
制御手段を備え、高い生産性の確保を図ることが可能な
画像処理装置を提供することにある。
【0006】また、上記目的の下に、二次記憶装置の記
憶領域に対して2以上の画像の転送操作を同時に実行す
る場合、或いは単一画像の転送操作を実行する場合、そ
れぞれの場合に適応した転送制御が可能な手段を備えた
前記画像処理装置を提供することにある。即ち、入力画
像・中間(入力に変換を施した)画像データを一次変換
部のバッファ領域を通して転送、保存する二次記憶装置
に対する上記画像転送操作に応じて、個々の画像の転送
(入出力)操作のために二次記憶装置を占有する時間を
適正化し、この占有時間の設定に伴い、一次変換部及び
二次記憶装置に必要な記憶領域を確保可能にし、そのと
き、一次変換部のバッファ領域の容量を最適に確保、制
御することにより、冗長な記憶領域の占有を防止し、複
数の画像信号の処理を効率的に行うことを可能にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入出
力画像・中間画像に対しバッファとしての機能を持つ一
次記憶手段と、一次記憶手段のバッファ領域を通して転
送される画像を保存する二次記憶手段と、一次記憶手段
及び二次記憶手段に対するアクセス制御を行い、一次記
憶手段のバッファ領域と二次記憶手段の記憶領域間相互
の画像転送を制御する転送制御手段を有する画像処理装
置であって、前記転送制御手段は、一次記憶手段のバッ
ファ領域から二次記憶手段の記憶領域へのデータ転送に
あたり、単位画像に対する転送操作を1回、もしくは複
数回に分割して実行することを可能にし、二次記憶手段
の記憶領域に対する複数画像の同時転送時には複数回の
分割転送操作により、単一画像の転送時には1回の転送
操作により、単位画像の転送を実行するようにしたこと
を特徴とする画像処理装置である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載された
画像処理装置において、前記転送制御手段は、単位画像
を1回の転送操作により一次記憶手段のバッファ領域を
通して二次記憶手段の記憶領域へ転送するときに、二次
記憶手段に転送するデータ量に相当する容量を一次記憶
手段のバッファ領域として確保するようにしたことを特
徴とするものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
された画像処理装置において、前記転送制御手段は、単
位画像を複数回に分割した転送操作により一次記憶手段
のバッファ領域を通して二次記憶手段の記憶領域へ転送
するときに、二次記憶手段に分割転送する個々のデータ
量に相当する容量を一次記憶手段のデータ変換された画
像のバッファ領域として確保するようにしたことを特徴
とするものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れか記載された画像処理装置において、入出力画像にデ
ータ変換を施すデータ変換手段を有し、前記転送制御手
段は、データ変換手段によりデータ変換された変換画像
を前記転送操作の対象画像として、一次記憶手段のバッ
ファ領域から二次記憶手段の記憶領域へ変換画像のデー
タ転送を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の画像処理装置を添付する
図面を参照して示す以下の実施例に基づき説明する。図
1は、本発明の画像処理装置をデジタル複写機に実施し
た例を示す概略構成図である。図1を参照して、読み取
り部20の読み取りプロセス、像形成部30の像形成プ
ロセスを説明する。読み取りプロセスでは、原稿を原稿
台21に沿って可動な露光ランプ22によってスキャン
露光し、その反射光をCCD(イメージセンサー)23
によって光電変換を行い、光の強弱に応じた電気信号と
する。IPU(イメージプロセッシングユニット)24
により、その電気信号をシェーディング補正等の処理を
行いA/D変換し、8ビットのデジタル信号とし、さら
に変倍処理、MTF補正、空間フィルタ処理、γ補正処
理、ディザ処理等の画像処理を行い、画像同期信号と共
に画像信号を像形成部30に送る。図2は、原稿台を上
方から見た図である。同図中の走査方向に示すように、
CCD23により主走査、スキャナーの移動により副走
査が行われ原稿をラスタ形式で読み取る。スキャナー制
御部25は、上記読み取りプロセスを実行するために、
各種センサーの検知、スキャン駆動モータ等の制御を行
い、また、IPU24に各種パラメータの設定を行う。
【0012】像形成プロセスでは、帯電チャージャ32
によって一様に帯電された一定回転する感光体33を、
書込部31からの画像データによって変調されたレーザ
ー光により露光する。感光体33には静電潜像ができ、
それを現像装置34によりトナーで現像することにより
顕像化したトナー像となる。あらかじめ給紙コロ15に
よって給紙トレイ16より給紙搬送されレジストローラ
14で待機していた転写紙を、感光体33とタイミング
を図って搬送し、転写チャージャ35によって感光体3
3上のトナーを転写紙に静電転写し、分離チャージャー
36によって転写紙を感光体33より分離する。その
後、転写紙上のトナー像を定着装置13により加熱定着
し、排紙ローラ12により排紙トレイ11に排紙する。
一方、静電転写後の感光体33に残留したトナー像は、
クリーニング装置37が感光体33に圧接、除去し、感
光体33は除電チャージャ38により除電される。プロ
ッタ制御部39は以上のプロセスを実行するために、各
種センサーの検知、駆動モータ等の制御を行う。
【0013】ここで、読み取り部20のIPU24より
出力される画像同期信号の様子を示す図3を参照して、
各画像同期信号とその関係を説明する。フレームゲート
信号(/FGATE)は副走査方向の画像エリアに対しての画
像有効範囲を表す信号でこの信号がローレベル(ローア
クティブ)の間の画像データが有効とされる。また、こ
の/FGATEは、ライン同期信号(/LSYNC)の立ち下がりエ
ッジでアサート、あるいはネゲートされる。/LSYNCは、
画素同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジで所定クロッ
ク数(この例では、8CLK)だけアサートされ、この信号
の立ち上がり後、所定クロック数(この例では、8CLK)
後に、主走査方向の画像データが有効とされる。送られ
てくる画像データは、PCLKの1周期に対して1つであ
り、図2の矢印部分より400DPI相当に分割されたも
のである。画像データは矢印部分を先頭にラスタ形式の
データとして送出される。また、画像データの副走査有
効範囲は、通常、転写紙サイズによって決まる。
【0014】システム制御部1は、複写機全体を制御す
るためのシステムを構成し、オペレータによる操作部7
への入力状態を検知し、読み取り部20、記憶部4、像
形成部30、FAX部9への各種パラメータの設定、プ
ロセス実行指示等を、通信にて行う。また、システム全
体の状態を操作部7にて表示する。システム制御部1へ
の指示はオペレータの操作部7へのキー入力にてなされ
る。FAX部9は、システム制御部1からの指示によ
り、送られてきた画像データをG3、G4FAXのデータ転
送規定に基づき2値圧縮を行い、電話回線へ転送する。
また、電話回線よりFAX部9に転送されたデータは復
元されて2値の画像データとされ、像形成部30の書込
部31へ送られ顕像化される。セレクタ部5は、システ
ム制御部1からの指示により、セレクタの状態を変化さ
せ、像形成を行う画像データのソースを読み取り部2
0、記憶部4、FAX部9の何れかより選択する。記憶
部4は、通常はIPU24から入力される原稿の画像デ
ータを記憶することで、リピートコピー、回転コピー等
の複写アプリケーションに使用される。また、FAX部
9からの2値画像データを一時記憶させるバッファメモ
リとしても使用する。これらデータ記憶の指示は、シス
テム制御部1によってなされる。
【0015】記憶部4について、その構成をブロック図
にて示す図4を参照して、詳細に説明する。以下に、図
4に示す各ブロック毎にその機能説明を行う。 <メモリ制御部43>メモリ制御部43はCPU及びロ
ジックで構成され、システム制御部1と通信を行ってコ
マンドを受信し、そのコマンドに応じて動作条件を設定
し、また、記憶部4の状態を知らせるためステータス情
報をシステム制御部1に送信する。システム制御部1か
らの動作コマンドには、画像入力、画像出力、圧縮、伸
長等があり、画像入力、画像出力のコマンドは、画像入
出力DMAC41(後述)に、圧縮関連のコマンドは画
像転送DMAC44(後述)、符号転送DMAC45
(後述)、圧縮伸長器46(後述)に送信される。 <画像入出力DMAC41>画像入出力DMAC41
は、CPU及びロジックで構成され、メモリ制御部43
(後述)と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマン
ドに応じて動作条件を設定し、また、画像入出力DMA
C41の状態を知らせるためのステータス情報をメモリ
制御部43に送信する。画像入力のコマンドを受けた場
合、入力画像データを入力画像同期信号に従って8画素
単位のメモリデータとしてパッキングして、メモリ制御
部43にメモリアクセス信号と共に随時出力する。画像
出力のコマンドを受けた場合、メモリ制御部43からの
画像データを出力画像同期信号に同期させて出力する。 <画像メモリ42>画像メモリ42は画像データを記憶
するところで、DRAM等の半導体記憶素子で構成さ
れ、メモリ量の合計は、例えば、600DPI、2値画像デ
ータのA3サイズ、2面分の18Mバイトと、データ圧縮用
メモリ9Mバイトの合計27MBとしている。メモリ制御
部43から読み出し、書込の制御を行なう。
【0016】<画像転送DMAC44>画像転送DMA
C44はCPU及びロジックで構成され、メモリ制御部
43と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに
応じて動作条件を設定し、また、画像転送DMAC44
の状態を知らせるためのステータス情報をメモリ制御部
43に送信する。圧縮のコマンドを受けた場合、メモリ
制御部43にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリ
アクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受
け取って圧縮伸長器46(後述)に転送する。また、メ
モリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアド
レスカウンタを内蔵し、変換された画像データが一時格
納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出
力する。 <符号転送DMAC45>符号転送DMAC45はCP
U及びロジックで構成され、メモリ制御部43と通信を
行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じて動作条
件を設定し、また、符号転送DMAC45の状態を知ら
せるためステータス情報をメモリ制御部43に送信す
る。伸長のコマンドを受けた場合、メモリ制御部43に
メモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可
信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮
伸長器46(後述)に転送する。また、メモリアクセス
要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタ
を内蔵し、変換された画像データが一時格納される格納
場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。な
お、DMACのディスクリプタアクセス動作については
後述する。 <圧縮伸長器46>CPU及びロジックで構成され、メ
モリ制御部43と通信を行ってコマンドを受信し、その
コマンドに応じて動作条件を設定し、また、圧縮伸長器
46の状態を知らせるためステータス情報をメモリ制御
部43に送信する。2値データをMH(Modified Huffma
n)符号化方法にて処理する。 <HDDコントローラ47>CPU及びロジックで構成
され、メモリ制御部43と通信を行ってコマンドを受信
し、そのコマンドに応じて動作条件を設定し、また、H
DDコントローラ47の状態を知らせるためステータス
情報をメモリ制御部43に送信する。HDD48のステ
ータス情報のリード、データ転送を行なう。このHDD
コントローラ47は、ディスクリプタ方式を用い、圧縮
変換後の符号データをHDD48へ送信することもでき
る。 <HDD48>二次記憶装置でハードディスクである。
このHDDは、圧縮変換された符号データ(画像メモリ
42内の変換データを格納するバッファ領域から転送さ
れる)を保存するための大容量記憶装置であり、HDD
コントローラ47からの指示により、符号(画像)デー
タを内部のハードディスク(HD)に書き込んで保存さ
せる動作と、保存した符号データを読み出してHDDコ
ントローラ47へ送出する動作とを行う。
【0017】記憶部4が構成要素とするメモリ制御部4
3の内部構成をブロック図にて示す図5を参照して、詳
細に説明する。以下に、図5に示す各ブロック毎にその
機能説明を行う。 <入出力画像アドレスカウンタ435>画像入出力DM
AC41からの入出力メモリアクセス要求信号に応じて
カウントアップするアドレスカウンタで、入出力画像デ
ータが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアド
レスを出力する。メモリアクセス開始時にアドレスはい
ったん初期化される。 <転送画像アドレスカウンタ437>転送メモリアクセ
ス許可信号に応じてカウントアップするアドレスカウン
タで、転送画像データが一時格納される格納場所を示す
22ビットのメモリアドレスを出力する。メモリアクセス
開始時にいったんアドレスは初期化される。 <ライン設定部431>画像入力時のバッファとして画
像(半導体)メモリ42を使用する場合、差分比較部4
32(後述)で差分算出部430(後述)から出力され
た入力処理ラインと転送ラインの差分結果と比較する値
を設定する。システム制御部1から任意の値が設定され
る。 <差分算出部430>画像入力時には、圧縮伸張器46
が出力する転送処理ライン数から画像入出力部が出力す
る入出力処理ライン数を減算し、結果を差分比較部43
2に出力する。 <差分比較部432>画像入力時には、差分算出部43
0が出力する差分ライン数と、ライン設定部が出力する
設定値とを大小比較し、差分ライン数=設定値となった
ならばエラー信号を出力し、また、差分ライン数が0と
なったならばアービタ434(後述)に出力する比較結
果の転送要求マスク信号をアクティブとする。それ以
外、または入出力画像が動作中でない状態では、アクテ
ィブを出力しない。
【0018】<アドレスセレクタ436>アービタ43
4により選択されるセレクタで、入出力画像または転送
画像のアドレスのどちらが選択される。 <アービタ434>画像入出力DMAC41、画像転送
DMAC44、符号転送DMAC45からのメモリアク
セス要求信号を調停し、アクセス許可信号を出力する。
リフレッシュ制御回路を内蔵し、優先順位はリフレッシ
ュ、画像入出力DMAC、画像転送DMAC、符号転送
DMACの順で、メモリアクセスが非アクティブの条件
で許可先にはメモリアクセス許可信号をアクティブ出力
する。また、許可信号を出力すると共に画像メモリ42
のアドレスをセレクトし、アクセス制御回路438(後
述)にメモリアクセスのスタートを示すトリガ信号を出
力する。 <要求マスク433>差分比較部432からの比較結果
にて圧縮伸張部46のアクセスのための転送メモリアク
セス要求信号をマスク(ディスイネーブル状態とするこ
と)し、転送処理を停止させる。 <アクセス制御回路438>入力される物理アドレスを
アクセス制御回路438からの信号により半導体メモリ
であるDRAMに対応したロウアドレス、カラムアドレ
スに分割し11ビットのアドレスバスに出力する。また、
アービタ434からのアクセス開始信号に従い、DRA
M制御信号(RAS、CAS、WE)を出力する。
【0019】記憶部4全体の動作としては、画像入力、
及びデータ蓄積に際しては、システム制御部1からの画
像入力指示により、メモリ制御部43は初期化され、画
像データの待ち状態となり、読み取り部20のスキャナ
が動作することにより記憶部4に画像データが入力され
る。入力された画像データは一旦画像(半導体)メモリ
42に書き込まれる。また、書き込まれた画像データの
処理ライン数は画像入出力DMAC41で計数され、メ
モリ制御部43へと入力される。圧縮伸長器46は、画
像転送のコマンドを受けて転送メモリアクセス要求信号
を出力しているが、メモリ制御部43の要求マスク部4
33により要求信号がマスクされ、実際のメモリアクセ
スは行われていない。画像入出力部からの入力データが
1ライン終了することで、転送メモリアクセス要求信号
のマスクが解除され、半導体メモリ42の読み出しが行
われ画像データの圧縮伸張器46への転送動作が開始さ
れる。また、動作中も差分算出部430で2つの処理ラ
イン数の差を算出し、0となればアドレスの追い越しが
ない様に転送メモリアクセス要求信号にマスクをかけて
いる。以上の動作により、画像メモリ42に対する書き
込み・読み出しに応じた転送制御が行われる。
【0020】ここで、画像(ビデオ)入力DMAC41
の画像(半導体)メモリ42に対するディスクリプタア
クセス動作、及びデータ転送動作を説明する。図6は、
ディスクリプタの形式とディスクリプタによる転送動作
を説明するための模式図である。図6を参照すると、図
中の画像データは、バンド1〜4の4つのバンドに分割さ
れており、各バンドで設定されているライン数の画像デ
ータを各々のディスクリプタ1〜4の指示に従って転送す
る。1画像中の総転送ライン数を加算する手順を説明す
ると、まず、ビデオ入力DMAC41が転送コマンドを
受けるとDMAが起動し、あらかじめ内部のディスクリ
プタ格納レジスタにCPUによって設定されたチェーン
先アドレス(a)にディスクリプタ1をリードアクセス
し、半導体メモリ42中のディスクリプタ1の内容をデ
ィスクリプタ格納レジスタにロードする。そのロードさ
れた内容には、4ワードで構成されており、次のディス
クリプタの格納アドレスを示すチェーン先アドレス、転
送するデータの先頭アドレスを示すデータ格納先アドレ
ス、転送するデータのデータ量をライン数で示すデータ
転送ライン数、及び設定されたライン数転送が終了した
場合、CPU割り込みを発生するか否かのフォーマット
情報がある。フォーマット情報の最下位ビットには、設
定されたライン数転送終了の場合にCPU割り込みを発
生させるかさせないかを表わすビットが配置されてい
る。“1”でCPU割り込みを発生、“0”でCPU割り
込みをマスクする。図6の例では、1画像を4つのバン
ドに分割して、4つのディスクリプタのこのフォーマッ
ト情報の最下位ビットには1から4まで順に、“1、1、
1、1”となっている。各バンドの画像データ転送が終了
するとCPU割り込みが発生し、その割り込み発生によ
り、各ディスクリプタに設定されているライン数を加算
することにより転送終了タイミング、及びライン数を検
出しながら一次記憶手段としての画像メモリ42に画像
の転送を行う。なお、一次記憶部としての画像メモリ4
2は、画像(ビデオ)入力DMAC41により転送され
る入力画像のバッファ領域の外に、下記のように、符号
転送DMAC46により圧縮伸長器46を通して転送さ
れるデータ圧縮された変換データの格納領域としても用
いる。
【0021】上記のようにして、画像(ビデオ)入力D
MAC41により入力画像を一旦一次記憶部としての画
像(半導体)メモリ42に格納した後、この画像は、二
次記憶装置としてのHDD48に蓄積するために転送さ
れる。本実施例では、入力画像に対して圧縮処理を施
し、圧縮後のデータを二次記憶装置に保存する。そのた
めに、画像メモリ42に保持されている入力画像を画像
転送DMAC44に設定したディスクリプタにより(既
知の1画像分のデータ転送ライン数を設定して1ディスク
リプタで)圧縮伸長器46に送り込み、そこで圧縮処理
が施される。圧縮処理された後の符号化された変換デー
タ(中間画像データ)は、符号転送DMAC45に設定
したディスクリプタにより画像メモリ42に設けた変換
データを格納するバッファ領域に転送する。圧縮変換後
のデータについては、符号転送DMAC45でカウント
した符号量により認識することができる。この後、画像
メモリ42に設けた圧縮変換データを格納するために確
保したバッファ領域に転送されたデータは、HDDコン
トローラ47がメモリ制御部43と通信を行ってコマン
ドを受信し、バッファ領域からさらにHDD48へ転送
し、データをそこに保存する。このとき、画像メモリ4
2に確保したバッファメモリに圧縮後転送されたデータ
量によりHDD48の記憶領域の確保を行う。
【0022】次に、画像入力からHDD48へ保存する
までの上記した一連のデータ転送動作を制御する手段に
係わる実施例を詳細に説明する。先ず、一次記憶部への
転送に係わる実施例について説明する。一次記憶部への
転送は、二次記憶装置であるHDD48に蓄積する前に
行われる圧縮処理によりデータ変換された画像データを
一時的に保持するために確保したバッファ領域への転送
である。確保するバッファ領域のサイズは、基本的には
任意に設定することが可能で、例えば、1画像分の領域
を取得し、HDD48に確保された連続領域に対して連
続転送することも可能であるし、分割転送するための領
域を取得し、HDD48に確保された分断領域に対して
転送することも可能である。こうした一次記憶部(画像
メモリ42)の記憶領域の取得および開放を管理するた
めに、以下に示す「画像IDテーブル」「ディスクリプ
タテーブル」「ブロックテーブル」の3つの管理テーブ
ルを用いる。まず、「画像IDテーブル」について説明
する。図7は、メモリ制御部43によって画像メモリ4
2の記憶領域の取得および解放を行うために必要な画像
IDテーブルの構成例を示すメモリマップ図である。こ
の画像IDテーブルは、0〜nからなるテーブルIDの下
に、1テーブルを画像IDと、開始ディスクリプタテー
ブルIDとによって構成する。画像IDは、画像メモリ
(一次記憶部)42,HDD(二次記憶装置)48でユ
ニーク(特有)なID(識別情報)であり、各記憶部の
異なる画像データで重複したIDが存在してはならな
い。また、画像IDは、0(NULL)を画像IDテーブル
上の初期状態とするために、システム予約IDとして使
用できないものとする。開始ディスクリプタテーブルI
Dは、最初に取得したディスクリプタテーブルのIDを
示す。画像IDテーブルの初期状態は、画像IDをNULL
に、開始ディスクリプタテーブルIDをEOD(End Of Di
scriptor)にしておく。
【0023】次に、「ディスクリプタテーブル」につい
て説明する。図8は、メモリ制御部43によって画像メ
モリ42の記憶領域の取得,解放を行うために必要なデ
ィスクリプタテーブルの構成例を示すメモリマップ図で
ある。このディスクリプタテーブルは、“0〜n”からな
るテーブルIDの下に、1テーブルを開始ブロックID
と、使用ブロック数と、次ディスクリプタテーブルID
とによって構成する。開始ブロックIDは、最初に取得
したブロックのIDを示す。使用ブロック数は、開始ブ
ロックから連続的に取得しているブロック数を意味す
る。次ディスクリプタテーブルIDは、HDD48の記
憶領域を連続的に取得(使用)できない場合に、チェー
ン構造にして、その記憶領域を不連続的に取得して管理
可能にするためのものである。開始ブロックIDとし
て、EOB(End Of Block)コードが挿入されていると、
未使用ディスクリプタと判定できる。次ディスクリプタ
テーブルIDは、EOT(End Of Table)コードが挿入さ
れている場合、チェーンの最後と判定できる。ディスク
リプタテーブルの初期状態も同様に、開始ブロックをEO
Bに、使用ブロック数を“0”に、そして次ディスクリプ
タテーブルIDをEOTにしておく。
【0024】次に、「ブロックテーブル」について説明
する。図9は、メモリ制御部43によって画像メモリ4
2の蓄積領域の取得,解放を行うために必要なブロック
テーブルの構成例を示すメモリマップ図である。このブ
ロックテーブルは、HDD48の蓄積領域を固定長サイ
ズに細分化し(細分化した単位領域を、以降「ブロッ
ク」と呼ぶ)、1ブロックの使用状態を1ビットで表し、
“0”を未使用ブロック、“1”を使用ブロックと定義
し、圧縮画像記憶領域の使用状態を管理する。例えば、
図4の画像メモリ42として、上記したように、データ
圧縮用の9MBを記憶領域にした場合に固定長のブロック
サイズを4KBとした場合、 9216(KB)÷4(KB)=2304(ブロック) となり、1ブロックは1ビットなので2304ビットのビット
テーブルが必要になる。ブロックテーブルの初期状態は
全て“0”(未使用状態)にしておく。また、1画像デー
タにつき最小で1画像IDテーブル+1ディスクリプタテ
ーブル+1ブロックになるため、画像IDテーブルとデ
ィスクリプタテーブルの各テーブルの最大数はブロック
数分確保しておけば良いことになる。
【0025】ここで、上記した「画像IDテーブル」
「ディスクリプタテーブル」「ブロックテーブル」によ
り管理された画像メモリ42の記憶領域において、連続
した領域、分断された領域を確保し、一次的に入力画像
データ(圧縮後の変換データを含む)を格納するための
記憶領域を取得する処理に係わる実施例を示す。画像メ
モリ42へのデータ記憶領域を連続して取得するか、不
連続で(分断して)取得しても良いかの設定は、操作部
7よりキー操作により設定することが可能である。図1
0〜12は、連続/分断の設定に従いメモリ制御部43
が実行する画像メモリ42の記憶領域の取得処理に係わ
るフローチャートを示す。次に、図10〜12を参照し
て、本実施例を説明する。記憶領域の取得要求が発生す
ると、本フローが開始され、先ず、入力値に画像ID
と、取得するブロックの連続性を指示する連続ブロック
数と、該連続ブロック数を複数取得指示可能にするディ
スクリプタテーブル個数が必要なため、この入力値を示
すパラメータに異常がないか評価する(S1002)。
入力値を示すパラメータに異常があれば(S1002-N
O)、“入力パラメータ異常”を返し(S1003)、
処理を抜ける。次いで、今回の保存対象画像に対する処
理フローの始めに、画像IDテーブル取得処理時に必要
なテーブルIDカウンタ(画像IDテーブルを指示する
カウンタ)と取得済ブロックテーブルカウンタの変数を
“0”とする、初期化を行い(S1004)、画像ID
テーブル取得を試みる(S1005)。画像IDテーブ
ル取得は、画像IDがNULL値になっているテーブルを画
像IDテーブルの先頭からループ検索する。ループ検索
でテーブルIDカウンタが最終テーブルID値になった
場合には、全て使用されているため、テーブルIDカウ
ントがFULLであるか否かをチェックし(S1006)、
FULLである場合、画像IDテーブル取得不能と判定し、
“画像IDテーブルFULL”であるを返す、異常処理を行
い(S1007)、処理を抜ける。ステップS1006
でテーブルIDカウントがFULLではない(即ち画像ID
が存在した)場合は、テーブルIDカウントがNULL値に
なり、つまり空き画像IDテーブルが存在する(S10
08-YES)まで、テーブルIDカウンタを加算し(S1
009)、画像IDテーブルをループ検索する。この結
果、空き画像IDテーブルが存在した場合は(S100
8-YES)、対象画像IDテーブルの画像IDに要求画像
IDを設定する(S1010)。
【0026】次に、ディスクリプタテーブル取得を試み
る。最初にディスクリプタ取得処理に必要なテーブルI
Dカウンタ(ディスクリプタテーブルを指示するカウン
タ)の変数を“0”とし、前ディスクリプタテーブルI
D(変数)をEODにして、初期化を行う(S101
2)。ディスクリプタテーブルの取得は、開始ブロック
がEOBになっているテーブルをディスクリプタテーブル
の先頭からループ検索する。ループ検索でテーブルID
カウンタが最終テーブルID値になった場合には、全て
使用されているため、テーブルIDカウントがFULLであ
るか否かをチェックし(S1013)、FULLである場
合、ディスクリプタテーブル取得不能と判定し、“ディ
スクリプタテーブルFULL”であるを返し、異常処理を行
い(S1014)、処理を抜ける。ステップS1013
でテーブルIDカウントがFULLではない(即ちディスク
リプタテーブルIDが存在した)場合は、開始ブロック
がEOBになり、つまり空きディスクリプタテーブルが存
在する(S1015-YES)まで、テーブルIDカウンタ
を加算し(S1016)、ディスクリプタテーブルをル
ープ検索する。この結果、空きディスクリプタテーブル
が存在した場合(S1015-YES)、前ディスクリプタ
テーブルIDがEOTであるか否かにより処理を分け、EOT
である場合は(S1017-YES)、最初のディスクリプ
タテーブルと判定し、取得済の画像IDテーブル(S1
010、参照)の開始ディスクリプタテーブルIDに検
索したディスクリプタテーブルID(カウンタ値)を設
定する(S1018)。他方、前ディスクリプタテーブ
ルIDにEOT以外の値が代入されている場合は(S10
17-NO)、前ディスクリプタテーブルIDに設定され
ているディスクリプタテーブルの次ディスクリプタテー
ブルIDに検索したディスクリプタテーブルID(カウ
ンタ値)を設定する(S1019)。ディスクリプタテ
ーブルを取得できたことで、前ディスクリプタテーブル
ID(変数)に前ステップで取得したテーブルIDカウ
ンタ(カウンタ値)を設定し、取得済ディスクリプタテ
ーブルカウンタをカウントアップする(S1020)。
【0027】最後にブロックテーブル取得を試みる。最
初に、ブロック取得処理に必要なブロックIDカウン
タ、開始ブロックIDと未使用ブロックカウンタの変数
をそれぞれ“0”にして、初期化を行う(S102
2)。ブロックテーブルの取得は“0”(未使用)にな
っているビットをブロックテーブルの先頭からループ検
索する。ループ検索でブロックIDカウンタが最終ブロ
ックID値になった場合、全て使用されているため、テ
ーブルIDカウントがFULLであるか否かをチェックし
(S1023)、FULLである場合、ブロック取得不能と
判定し、“ブロックテーブルFULL”を返し(S102
4)、処理を抜ける。対象ブロックが存在し(S102
3-NO)、ブロックテーブルを検索した結果、その対象
ブロックがビットが“1”(使用)の場合は(S102
5-YES)、連続ブロック数が途切れるので、未使用ブロ
ックカウンタをリセットし(S1026)、ブロックI
Dカウンタを加算させ(S1027)、ステップS10
23へ戻り、次のブロックの検索を続ける。検索の結
果、空きブロックが存在した場合は(S1025-N
O)、未使用ブロックカウンタが初期化されているか、
即ち“0”であるか判定し(S1028)、“0”である
場合には、連続ブロックの最初であるから、連続取得の
開始ブロックと判断し、開始ブロックIDにブロックI
Dカウンタ値(現対象ブロックを示す)を保持させる
(S1029)。その後、未使用ブロックカウンタを1
加算する(S1030)。なお、対象ブロックが連続取
得の開始ブロックではない場合(S1028-NO)、ス
テップS1029を飛ばす。未使用ブロックカウンタを
加算した後、このカウンタ値が連続ブロック数として設
定された値に達したか、即ち要求されたブロック数分取
得できたかを判定し、取得していない場合は(S103
1-NO)、ブロックIDカウンタを加算させ(S102
7)、ステップS1023へ戻り、次ブロックの検索を
続ける。
【0028】要求されたブロック数分取得できた場合は
(S1031-YES)、現在取得中のディスクリプタテー
ブルの開始ブロックに開始ブロックIDと使用ブロック
数には未使用ブロックカウンタのカウント値を設定す
る。また、ブロックテーブルの今回取得分のブロックに
対し、使用を指示する“1”を設定する(S103
2)。この後、入力パラメータ中に設定されている要求
ディスクリプタテーブル個数と取得済ディスクリプタテ
ーブルカウンタのカウント値を比較し(S1033)、
一致した場合は取得完了と判断して、“取得完了”を返
し(S1034)、処理を抜ける。他方、要求ディスク
リプタテーブル個数と取得数が一致しない場合は、次デ
ィスクリプタテーブルを取得するため、ステップS10
12に戻し、ディスクリプタテーブルの取得から始まる
記憶領域(ブロック)の取得シーケンスを行う。
【0029】次いで、一次記憶部の解放処理について説
明する。上記では、圧縮後の画像データを一次的に格納
するために転送される画像データの記憶領域を取得する
処理を説明したが、一次記憶部(画像メモリ42)に確
保された領域はバッファとして機能するものであり、次
の転送先である二次記憶装置への転送を終えると、取得
していた記憶領域を開放し、次データのためのバッファ
領域として使用できるようにする。このための処理手順
を示すものである。図13,14はメモリ制御部43が
実行する画像メモリ42の記憶領域の解放処理に係わる
フローチャートを示す。図13,14に示すように、記
憶領域の開放要求が発生すると、本フローが開始され、
先ず、入力値として画像IDが必要なため、この入力値
を示すパラメータに異常がないか評価する(S130
2)。入力値を示すパラメータに異常があれば(S13
02-NO)、“入力パラメータ異常”を返し(S130
3)、処理を抜ける。今回の対象画像に対する開放処理
の始めに、画像IDテーブル検索処理時に必要なテーブ
ルIDカウンタ(画像IDテーブルを指示するカウン
タ)の変数を“0”とする、初期化を行い(S130
4)、画像IDテーブル検索を試みる(S1305)。
画像IDテーブルの検索は、画像IDテーブルの画像I
Dが入力パラメータの対象画像IDと一致するまで画像
IDテーブルの先頭からループ検索する。ループ検索で
テーブルIDカウンタが最終テーブルID値になった場
合には、検索できなかったため、テーブルIDカウント
がFULLであるか否かをチェックし(S1306)、FULL
である場合、該当する画像IDテーブル取得不能と判定
し、“該当画像IDテーブルなし”を返す終了処理を行
い(S1307)、処理を抜ける。ステップS1306
でテーブルIDカウントがFULLではない(即ち検索画像
が存在する)場合は、テーブルIDカウントが対象画像
IDと一致する値になる(S1308-YES)まで、テー
ブルIDカウンタを加算し(S1309)、画像IDテ
ーブルをループ検索する。この結果、対象画像IDと一
致する画像IDテーブルが存在した場合は(S1308
-YES)、ディスクリプタテーブルの解放、ブロックテー
ブルの解放を試みるために、次ステップに移行させる。
【0030】ディスクリプタテーブル解放では、検索し
た画像IDテーブルの開始ディスクリプタテーブルID
をもとに解放対象の画像IDが使用している最終ディス
クリプタテーブルを検索していく。最終ディスクリプタ
はディスクリプタテーブルの次ディスクリプタテーブル
IDがEOTになっていることで判定できる。ディスクリ
プタテーブルの解放順はチェーン構造(図8、参照)
上、最後のテーブルから解放するようにしなければなら
ない。そこで、まず、画像IDテーブルに入力されてい
る開始ディスクリプタテーブルIDをディスクリプタテ
ーブルIDカウンタに、前ディスクリプタテーブルID
をEOTに設定する初期化を行う(S1311)。ディス
クリプタテーブルIDカウンタからディスクリプタテー
ブルをループ検索する。ディスクリプタテーブルIDカ
ウンタが最終テーブルID値(FULL)になっても、目的
のテーブル(下記のS1314においてチェックする)
が検索できない場合は(S1312-YES)、ディスクリ
プタ管理テーブルに何らかの異常が生じていると判定
し、“ディスクリプタテーブル異常”を返し(S131
3)、処理を抜ける。ディスクリプタテーブルを検索し
た結果、テーブルIDカウンタ値のIDを持つディスク
リプタテーブルに記載した次ディスクリプタテーブルI
DがEOT以外の場合(S1314-NO)、前ディスクリプ
タテーブルIDとして現テーブルIDカウンタが示す値
を設定してから、テーブルIDカウンタに次ディスクリ
プタテーブルIDを再設定し(S1315)、ステップ
S1312→S1314へ戻す。
【0031】ステップS1314で、テーブルIDカウ
ンタ値のIDを持つディスクリプタテーブルに記載した
次ディスクリプタテーブルIDがEOTの場合は、前ディ
スクリプタテーブルIDのディスクリプタテーブルに記
載した次ディスクリプタテーブルIDをEOTに設定する
(S1316)。解放対象ディスクリプタテーブルID
が上記のステップで決定されるので、ここで、決定した
ブロックテーブルの解放を実行する(S1317)。ブ
ロックの解放は、開放対象ディスクリプタテーブル中に
示されている開始ブロックID及び使用ブロック数から
開始ブロックと使用ブロック数分のビットを未使用を示
す“0”に設定することにより実行する。これで、対象
ディスクリプタテーブルの開放処理が完了する。ただ
し、1テーブルづつ処理するので、チェーンで複数テー
ブルがつながっている場合には、次のテーブルの開放処
理を行う必要があり、そのために前ディスクリプタテー
ブルIDを参照し、EOTが設定されているかをチェック
する(S1318)。 チェックの結果、EOTが設定さ
れている場合は、対象画像全てのディスクリプタテーブ
ルとブロックテーブルの解放が完了したと判定し処理を
抜ける(S1318-YES)。他方、EOTが設定されてい
ない場合は、次のテーブルの開放を行うために、テーブ
ルIDカウンタに前ディスクリプタテーブルIDを設定
して(S1319)、ステップS1312に戻し、解放
処理を行い、EOTが設定されているテーブルに至るまで
最後のテーブルから順に解放処理を継続する。
【0032】上記で一次記憶部への転送操作の一環とし
て行う記憶領域の取得・開放処理に関して説明したが、
次に、二次記憶装置(HDD48)における記憶領域の
取得・開放処理について説明する。HDD48では、画
像メモリ42に確保したデータ変換用のバッファ領域に
圧縮後転送されたデータをさらにHDD48に転送、デ
ータ蓄積を行う。このために、HDD48に確保される
記憶領域は、画像メモリ42に確保されるバッファ領域
との関係により決められる。例えば、1画像分のバッフ
ァ領域を取得し、HDD48に連続領域を確保し、連続
転送することを可能としたり、分割分のバッファ領域を
取得し、HDD48の分断領域に分割転送することを可
能とする。二次記憶装置の記憶領域の取得、解放処理
は、一次記憶部の取得、解放処理におけると共通の構造
に従い実施し得る。即ち図7〜9により示したと同様の
メモリマップによるデータ構造を用いる。従って、図7
〜9に関する上記説明を参照して、ここでは説明を省略
する。ただし、ブロックテーブルは一次記憶部に比べ記
憶領域の容量が大きいため固定長サイズにブロック化す
る際の単位を、論理アドレス上連続する複数のセクタ
(ディスク状の記憶媒体における記憶単位を「セクタ」
と言い、セクタ単位でデータの書き込み・読み出しが行
われる)の固まりで管理する。
【0033】次の実施例は、2以上の画像の同時転送に
係わる。上記転送制御手段(画像入力から一次記憶部を
経由してデータ変換後の画像を二次記憶装置へ保存する
までの一連のデータ転送動作を制御する手段)を用い
て、同時に2以上の画像について転送操作を行うことを
可能にし、各画像の転送処理効率の向上を図ることを目
的とした画像データの転送に係わるものである。ここで
は、二次記憶手段(HDD48)の記憶領域に対して2
以上の画像の転送操作を同時に実行する動作条件下で
は、複数回に分割した転送操作により、又、単一画像の
転送操作を実行する動作条件下では、1回の転送操作に
より単位画像に対する転送を実行するようにしている。
図15は、画像データの入力の要求および、二次記憶装
置に保存された画像データの読み出し要求の状況に応じ
て、分割(複数回)/一括(1回)いずれかの転送操作
を選択する本実施例の動作フローを示す。図15を参照
し本例の動作を説明すると、操作部7の設定に応じシス
テム制御部1がメモリ制御部43に対しデータ転送操作
(入力/出力)の要求を行い、その要求に従ってメモリ
制御部43がその画像データの転送処理を開始するが、
受信した要求の転送処理前もしくは転送処理中に、さら
にデータ転送操作(入力/出力)の要求がある場合、即
ち複数の転送処理要求を受信する場合がある。ここで
は、複数の転送要求があったか否かにより処理を分岐す
るので、先ず、複数の転送処理要求を受信したか否かを
チェックする(S1501)。
【0034】ここで、複数の転送処理要求を受信した場
合は(S1501-YES)、単位画像(1画像)を複数回
に分割して画像メモリ42(一次記憶部)のバッファ領
域を通してHDD48(二次記憶装置)へ分割データ転
送を行う(S1502)。複数の転送処理要求を受信し
なかった場合は(S1501-NO)、単位画像(1画像)
を1回のデータ転送で画像メモリ42のバッファ領域を
通してHDD48へ一括データ転送を行う(S150
2)。いずれの転送操作を行ったときも、データ転送終
了まで複数のデータ転送要求の受信がないか、即ち転送
処理を実行中にも続けて新たな転送要求が受信されたか
を所定のタイミングでチェックをするためにデータ転送
が終了しているか否かを確認し(S1504)、データ
転送が終了していない場合は(S1504-NO)、複数
のデータ転送操作(入力/出力)の要求を受信している
かをチェックするステップS1501に戻し、再びデー
タ転送操作の選択を行う。他方、ステップS1504で
データ転送が終了している場合は(S1504-YES)、
この処理を抜ける。
【0035】ここで、上記の動作フロー(図15)に示
した、複数のデータ転送要求があるか否かにより、選択
される分割(複数回)/一括(1回)の各転送操作によ
る転送処理に係わる実施例を示す。これらの処理は、画
像メモリ42及びHDD48への画像転送の際に行われ
る各記憶手段における記憶領域の取得及び開放処理に、
上記した取得・開放処理手段を用い、入力画像に対して
データ圧縮(データ変換)を施した後、圧縮処理後の画
像データを一次記憶部(画像メモリ42)のバッファ領
域を通して二次記憶装置(HDD48)に保存する一連
の転送処理を行う。上記した取得・開放処理手段によれ
ば、転送先の記憶領域を任意の容量で取得可能となるの
で、画像メモリ42→HDD48のデータ転送を1回の
転送操作で行う場合と、分割転送を行う場合、それぞれ
の動作を行うことが可能になる。1画像を分割して転送
する場合は、画像メモリ42の記憶領域を固定容量で確
保してから、圧縮伸張器46を通し処理を完了した変換
データを画像メモリ42のバッファ領域に格納し、次に
変換データサイズ分の容量(最大値は固定容量)でHD
D48の記憶領域を確保し、バッファ領域からHDD4
8に変換データを転送する、という操作を繰り返すこと
で分割転送ができる。また、転送処理にあたり、一括転
送の際に連続した記憶領域を確保することにより、或い
は、分割転送の際に取得する容量を適正化することによ
り、画像メモリ42及びHDD48の効率的な利用を図
ることが可能になる。
【0036】以下に、単位画像のメモリ42→HDD4
8のデータ転送を1回の転送操作で行う場合と、分割転
送を行う場合、それぞれの転送制御に係わる実施例を示
す。図16は、画像メモリ42を経由するHDD48へ
のデータ保存をそれぞれ1回の転送操作で行う場合の制
御動作のフローを示す。図16を参照して動作を説明す
ると、まず、メモリ制御部43はシステム制御部1から
の指示に従い、データ圧縮等の変換後の1画像分のデー
タ量が全て保持可能な容量を持つバッファ領域を画像メ
モリ42に確保する(S1601)。このとき、圧縮伸
長器46の特性によりデータ圧縮前の容量を越えてしま
う可能性がある時は、その分も考慮して領域を確保する
必要がある。次に、圧縮伸長器46を用いデータ圧縮を
行い(S1602)、圧縮した1画像分の画像データを
ステップS1601で確保した画像メモリ42のバッフ
ァ領域に格納する(S1603)。このときのデータの
転送処理動作について述べると、本実施例では、先ず、
画像メモリ42に保持されている入力画像を画像転送D
MAC44に設定したディスクリプタにより圧縮伸長器
46に送り、そこで圧縮処理を施こす。次いで、圧縮伸
長器46により圧縮処理された後の符号化された変換デ
ータを符号転送DMAC45に設定したディスクリプタ
により画像メモリ42に設けた変換データを格納するバ
ッファ領域に転送する。なお、ディスクリプタによるD
MA転送については、図6を参照して説明したデータ転
送手段におけると同様に実施することが可能である。バ
ッファ領域への変換データの格納完了後、HDDコント
ローラ47がメモリ制御部43からのコマンドに従い、
HDD48の記憶領域にこの変換データ分の容量を確保
する(S1604)。この場合、バッファ領域に保持さ
れた1画像分の変換データ量は圧縮処理時にカウントさ
れ、既知であるから、この量を1回の転送操作により転
送先であるHDD4に確保すべき容量として設定するこ
とにより、記憶領域を過不足無く確保することができ
る。HDD48への転送も1回の操作よって転送を完了
させるので、HDD48に取得する記憶領域は連続領域
で確保することになり、操作部7からの設定によりその
指示を行う。HDD48に連続領域を確保した後、画像
メモリ42のバッファ領域のデータをHDD48の確保
した記憶領域に転送する(S1605)。転送終了後、
画像メモリ42に確保したバッファ領域を解放し(S1
606)、フローを終了させる。
【0037】図17は、複数の分割転送によって、画像
メモリ42を経由するHDD48へのデータ保存を行う
場合の制御動作フローを示す。図17を参照して動作を
説明すると、まず、圧縮等のデータ変換後のデータを分
割格納するバッファ領域として固定容量を画像メモリ4
2に確保する(S1701)。このときに確保する画像
メモリ42のバッファ領域は、予め使用状況によって決
めることができる適当な分割データ量(分割数)となる
ように1画像を分割転送するデータ量に相当する容量を
確保するが、固定容量で確保するため、圧縮変換後のデ
ータサイズと関係無く決められる。この後、圧縮伸長器
46によりデータ圧縮を行い(S1702)、圧縮した
画像データをステップS1701で確保した画像メモリ
42の固定容量のバッファ領域に格納する(S170
3)。このとき、確保した固定容量のバッファ領域は、
1画像を複数回で転送することを前提としている、即ち
固定容量分だけでデータ圧縮が完了しない場合があるの
で、圧縮伸長器46の終了応答の有無によりループ処理
を繰り返すか否か判断し、処理手順を変える必要があ
る。そのために、まず画像メモリ42に確保した固定容
量のバッファ領域中に一時格納された変換データ量分に
相当する容量でHDD48に領域を確保し(S170
4)、確保した領域へバッファ領域の変換データを転送
する(S1705)。即ち、バッファ領域へ分割分の変
換データの格納を完了した後、HDDコントローラ47
がメモリ制御部43からのコマンドに従い、HDD48
の記憶領域にこの変換データ分の容量を確保し、転送を
行う。このときのデータの転送動作は、基本的に上記実
施例(図16)と同様に実行することが可能である。こ
の転送が完了した後、圧縮伸長器46の終了応答の有無
により、データ圧縮の完了/未完了を判断するために、
終了応答の有無を確認をして(S1706)、圧縮未完
了の場合は(S1706-NO)、データ圧縮を完了させ
るまで、ステップS1702の圧縮処理からのループ処
理を繰り返す。ここで、未完了の圧縮処理を継続する場
合、データ圧縮した次変換データは、前に使用したと同
じ固定容量のバッファ領域に上書きされる。転送終了
後、画像メモリ42に確保したバッファ領域を解放し
(S1707)、フローを終了させる。この実施例にお
いて、HDD48へのデータ転送速度からデータ転送能
力を推測することが可能であるから、推測したデータ転
送能力により圧縮伸長器46、画像メモリ42を選択す
ること、或いは一次記憶部(画像メモリ42)のバッフ
ァ領域や二次記憶装置(HDD48)の保存領域の占有
率を選択することにより使用効率を向上させることが可
能となる。
【0038】上記のように、2以上の画像の転送操作を
同時に実行する要求がなされたか、単一画像の転送操作
を実行する要求がなされたかという動作条件に応じて、
転送操作回数を複数回に分割するか否かを選択するよう
にしたので、2以上の画像の同時転送時に、複数画像の
転送処理を時分割に並行して実行することにより、個々
の画像信号の入出力に対する二次記憶装置(HDD4
8)の占有時間を分散させ、複数の画像信号を並行して
効率良く実行させることが可能になる。さらに、画像入
力から一次記憶部(画像メモリ42)を経由してデータ
変換後の画像を二次記憶装置へ保存するまでの一連のデ
ータ転送動作を行う際に、二次記憶装置へのデータ転送
の容量に応じて、データ変換後のバッファ領域の容量を
最適に確保、制御することが可能になり、冗長な記憶領
域の占有を防止し、複数の画像の処理が効率的に行うこ
とが可能になり、一次記憶部に接続される入出力手段の
構成に応じて、最適な記憶部の制御を実現することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】(1) 請求項1,4の発明に対応する
効果 入出力画像を一次的に格納する一次記憶手段のバッファ
領域からデータ(圧縮データ)保存用の二次記憶手段へ
のデータ転送処理、例えば、一次記憶手段(入力画像デ
ータを格納)→圧縮伸長器(データ変換)→一次記憶手
段(一次記憶手段の圧縮データ記憶領域に変換データを
格納)→二次記憶手段(二次記憶手段に圧縮変換データ
を保存)というデータ転送処理を行う際に、2以上の画
像の転送操作を同時に実行する動作条件下では、複数回
に分割した転送操作により、又、単一画像の転送操作を
実行する動作条件下では、1回の転送操作により単位画
像に対する転送を実行するという選択を行うようにした
ので、2以上の画像の同時転送時に、複数画像の転送処
理を時分割に並行して実行することにより、個々の画像
信号の入出力に対する二次記憶手段(例えばHDD)の
占有時間を分散し、複数の画像信号を並行して効率良く
実行させ、最短時間で転送を完了することを可能にす
る。 (2) 請求項2,4の発明に対応する効果 上記(1)の効果に加えて、一次記憶手段のバッファ領
域として、二次記憶手段に1画像を一括転送するデータ
量に相当する容量を確保するようにしたので、1回の転
送操作により単位画像に対する転送を実行するときの最
適動作を可能にする。 (3) 請求項3,4の発明に対応する効果 上記(1)、(2)の効果に加えて、一次記憶手段のバ
ッファ領域として、二次記憶手段に1画像を分割転送す
るデータ量に相当する容量を確保するようにしたので、
複数回の転送操作により単位画像に対する転送を実行す
るときの最適動作を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置に係わる一実施例とし
てのデジタル複写機を示す概略構成図である。
【図2】 図1のデジタル複写機における原稿台を上方
から見た図である。
【図3】 図1のデジタル複写機における読み取り部の
IPUより出力される画像同期信号の様子を示す図であ
る。
【図4】 図1のデジタル複写機における記憶部の構成
を示すブロック図である。
【図5】 記憶部の構成要素であるメモリ制御部の内部
構成を示すブロック図である。
【図6】 ディスクリプタの形式とディスクリプタによ
る転送動作を説明するための模式図である。
【図7】 HDDの記憶領域の取得および解放を行うた
めに必要な画像IDテーブルの構成例を示すメモリマッ
プ図である。
【図8】 HDDの記憶領域の取得,解放を行うために
必要なディスクリプタテーブルの構成例を示すメモリマ
ップ図である。
【図9】 HDDの蓄積領域の取得,解放を行うために
必要なブロックテーブルの構成例を示すメモリマップ図
である。
【図10】 連続/分断の設定に従い実行される記憶領
域の取得処理のフローチャート(その1)を示す。
【図11】 連続/分断の設定に従い実行される記憶領
域の取得処理のフローチャート(その2)を示す。
【図12】 連続/分断の設定に従い実行される記憶領
域の取得処理のフローチャート(その3)を示す。
【図13】 メモリ制御部が実行する記憶領域の解放処
理に係わるフローチャート(その1)を示す。
【図14】 メモリ制御部が実行する記憶領域の解放処
理に係わるフローチャート(その2)を示す。
【図15】 複数のデータ転送要求の受信有無に応じ
て、分割/一括いずれかの転送操作を選択する転送動作
のフローチャートを示す。
【図16】 画像メモリを経由してHDDへのデータ保
存をそれぞれ1回の転送操作で行う場合の制御動作のフ
ローを示す。
【図17】 画像メモリを経由してHDDへのデータ保
存を複数の分割転送により行う場合の制御動作フローを
示す。
【符号の説明】
1…システム制御部、 4…記憶部、5…セ
レクタ部、 7…操作部、9…FAX
部、 20…読み取り部、21…原稿
台、 23…CCD、24…画像処理
部(IPU:イメージプロセッシングユニット)、25
…スキャナ制御部、 30…像形成部、39…
プロッタ制御部、 41…画像入出力DMA
C、42…画像メモリ、 43…メモリ制
御部、44…画像転送DMAC、 45…符号転
送DMAC、46…圧縮伸長器、 47…
HDDコントローラ、48…HDD(ハードディスクド
ライブ)。
フロントページの続き (72)発明者 岡村 隆生 東京都大田区中馬込1丁目3番6号株式会 社リコー内 (72)発明者 清水 泰光 東京都大田区中馬込1丁目3番6号株式会 社リコー内 (72)発明者 茂木 清貴 東京都大田区中馬込1丁目3番6号株式会 社リコー内 (72)発明者 服部 康広 東京都大田区中馬込1丁目3番6号株式会 社リコー内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BB02 CA23 CB25 EA01 EA09 EB17 5C073 AB01 AB07 BB09 BD02 CA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力画像・中間画像に対しバッファと
    しての機能を持つ一次記憶手段と、一次記憶手段のバッ
    ファ領域を通して転送される画像を保存する二次記憶手
    段と、一次記憶手段及び二次記憶手段に対するアクセス
    制御を行い、一次記憶手段のバッファ領域と二次記憶手
    段の記憶領域間相互の画像転送を制御する転送制御手段
    を有する画像処理装置であって、前記転送制御手段は、
    一次記憶手段のバッファ領域から二次記憶手段の記憶領
    域へのデータ転送にあたり、単位画像に対する転送操作
    を1回、もしくは複数回に分割して実行することを可能
    にし、二次記憶手段の記憶領域に対する複数画像の同時
    転送時には複数回の分割転送操作により、単一画像の転
    送時には1回の転送操作により、単位画像の転送を実行
    するようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像処理装置にお
    いて、前記転送制御手段は、単位画像を1回の転送操作
    により一次記憶手段のバッファ領域を通して二次記憶手
    段の記憶領域へ転送するときに、二次記憶手段に転送す
    るデータ量に相当する容量を一次記憶手段のバッファ領
    域として確保するようにしたことを特徴とする画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された画像処理装
    置において、前記転送制御手段は、単位画像を複数回に
    分割した転送操作により一次記憶手段のバッファ領域を
    通して二次記憶手段の記憶領域へ転送するときに、二次
    記憶手段に分割転送する個々のデータ量に相当する容量
    を一次記憶手段のデータ変換された画像のバッファ領域
    として確保するようにしたことを特徴とする画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか記載された画
    像処理装置において、入出力画像にデータ変換を施すデ
    ータ変換手段を有し、前記転送制御手段は、データ変換
    手段によりデータ変換された変換画像を前記転送操作の
    対象画像として、一次記憶手段のバッファ領域から二次
    記憶手段の記憶領域へ変換画像のデータ転送を行うよう
    にしたことを特徴とする画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014044609A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Renesas Electronics Corp 転送制御装置、転送制御方法及び転送制御プログラム
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