JPH11329573A - コネクタの防水構造 - Google Patents

コネクタの防水構造

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JPH11329573A
JPH11329573A JP13500598A JP13500598A JPH11329573A JP H11329573 A JPH11329573 A JP H11329573A JP 13500598 A JP13500598 A JP 13500598A JP 13500598 A JP13500598 A JP 13500598A JP H11329573 A JPH11329573 A JP H11329573A
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JP
Japan
Prior art keywords
connector
gel
connection terminal
connector housing
terminal fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP13500598A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Oyamada
茂 小山田
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタハウジングと、該コネクタハウジン
グから引き出される電線との間の防水作業性を容易かつ
確実とならしめるとともに、経済性をも高めることがで
きるコネクタの防水構造の提供。 【解決手段】 コネクタハウジング11に形成されてい
る接続端子嵌着部11Bの対向する両側壁に、薄肉ヒン
ジ14を介してしてその接続端子嵌着部11Bを閉塞す
る方向ヘ開閉する一対のジェル収納枠12,13を設
け、これら双方のジェル収納枠12,13内にシリコン
ジェル15を収納し、双方のジェル収納枠12,13内
で接続端子嵌着部11Bを閉塞するとき、該双方のジェ
ル収納枠12,13内に収納されている双方のシリコン
ジェル15により電線20の周面及びコネクタハウジン
グの接続端子嵌着部11Bを水蜜的に挟圧維持せしめ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等に
使用されるコネクタの防水構造であって、特にコネクタ
ハウジングと、該コネクタハウジングから引き出される
電線との間に防水作業性を容易かつ確実とならしめると
共に、経済性をも高めることができるコネクタの防水構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コネクタの接続端子と電線(ワイヤーハ
ーネス)とを圧接接続するタイプの防水コネクタの従来
構造として、例えば図4で示す如き構造のものがある。
この従来例は、コネクタハウジング1の内部に嵌着され
かつ複数の接続端子2を一体に保持してなる接続端子ブ
ロック3と、該接続端子ブロック3のそれぞれの接続端
子2に圧接接続される複数本の電線4を挿通保持する例
えばシリコン等からなる防水部材5と、上記コネクタハ
ウジング1に対して防水部材を水密状態で接合維持させ
る押え枠6を有している。
【0003】そして上記構成部材を用いて防水コネクタ
を組み立てるには、先ずは複数本の電線4を防水部材5
に予め形成されているそれぞれの電線挿通孔7内に挿通
させて、防水部材5と各電線4間を水蜜状態となした
後、それらの電線4を、接続端子ブロック3の各接続端
子2と圧接接続し、次いでその接続端子ブロック3をコ
ネクタハウジング1内に嵌入し、さらに押え枠6に設け
られているそれぞれの電線挿通孔8内に、各電線4の支
出部を挿通させた後に、その押え枠6をコネクタハウジ
ング1に被着させることで、上記防水部材5がコネクタ
ハウジング1と押え枠6との間で水蜜に介在されるもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来構造の
防水コネクタを組み立てるには、防水部材5に形成され
ているそれぞれの電線挿通孔7内に一本づつの電線を挿
通しなければならないことから、防水コネクタの組立作
業性の悪いものであった。また防水部材5の強度確保の
ため、及び防水部材5と電線4と接合面積を大きく確保
するために、その防水部材5の肉厚が必然的にも厚くな
り、このために、防水部材4が分厚くなり、これが原因
で防水コネクタの小型化に限界がある。また防水部材5
に穿設されている電線挿通孔7の孔径は一定であるため
に、コネクタに接続すべき電線の外径が異なると、その
電線外径に対応する各種孔径の電線挿通孔7を穿設して
いる各種の防水部材を予め用意しなければならず、各種
防水部材の部品点数が大幅に増加し、コストアップの要
因となる等の問題点があった。
【0005】本発明はかかる従来の問題点に着目してな
されたもので、コネクタハウジングと該コネクタハウジ
ングから引き出される電線外周面との間の防水性を、そ
の電線の太さに左右されることなく確実に維持せしめる
ことができる防水機能を有せしめることを第1の目的と
する。
【0006】また本発明では防水型コネクタの構成部品
点数を削減せしめて、組立作業性及び経済性を向上せし
めるとともに、コネクタの小型化を可能ならしめること
を第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的、及び第
2の目的を達成するために、本発明の請求項1では、コ
ネクタハウジングに形成されている接続端子嵌着部の対
向する両側壁に、薄肉ヒンジを介してその接続端子嵌着
部を閉塞する方向へ開閉する一対のジェル収納枠を設
け、これら双方のジェル収納枠内にシリコンジェルを収
納し、双方のジェル収納枠で接続端子嵌着部を閉塞する
とき、該双方のジェル収納枠内に収納されている双方の
シリコンジェルにより電線の周面及びコネクタハウジン
グの接続端子嵌着部を水蜜的に挟圧維持せしめるコネク
タの防水構造であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施形
態に基いて詳細に説明する。
【0009】図1乃至図3において、11は前方及び後
方が開口する筒形状のコネクタハウジングであって、こ
のコネクタ内部の前方部分は相手コネクタハウジング
(図示せず)の嵌合部11Aに形成されており、さらに
上記コネクタ内部の後方部分は、接続端子嵌着部11B
に形成されている。そしてその接続端子嵌着部11Bの
後端かつ左右に対向する両側縁には、左右一対のジェル
収納枠12,13が、薄肉ヒンジ14を介して開閉可能
に連結されている。双方のジェル収納枠12,13は、
両ジェル収納枠12,13が協同して上記コネクタハウ
ジング11の接続端子嵌着部11Bを嵌合被着するもの
であって、双方のジェル収納枠12,13の形態は、薄
肉ヒンジ14に連続する側壁12A,13Aと、該側壁
12A,13Aの端縁より直角方向に形成される後壁1
2B,13Bと、一方の後壁12Bの上下両辺縁と上記
側壁12Aの上下両辺縁間に跨って形成される上壁12
C及び下壁12Dと、他方の後壁13Bの上下両辺縁と
上記側壁13Aの上下両辺縁間に跨って形成される上壁
13C及び下壁13Dを有している。
【0010】そして上記双方の後壁12Bと13Bには
半円形状の電線引き出し部12Eと13Eが形成されて
おり、それら双方の電線引き出し部12Eと13Eとが
協同して円形の電線引き出し孔が構成される。また上記
上壁12C及び下壁12Dには、係止片12Fが形成さ
れており、また上記上壁13C及び下壁13Dには、上
記の係止片12Fと係止される係止爪13Fが形成され
ている。
【0011】15は、上記双方のジェル収納枠12,1
3の凹部内に収納(充填)せしめているシリコンジェル
であるが、このシリコンジェル15は、例えば米国のレ
イケムコーポレーシュンが開発し米国SAFの会議で発
表されている#950301のシリコンジェルデバイス
を用いることができる。16は電線を接続した端子組付
体を示し、この端子組付体16は、上記コネクタハウジ
ング11の接続端子嵌着部11B内に嵌着される外部端
子(シールド端子)17と、この外部端子17の内部
に、絶縁性の内部ハウジング18を介して嵌着される内
部端子19と、上記外部端子17及び内部端子19に接
続されるシールド電線20とからなっており、このシー
ルド電線20の信号線21は上記内部端子19に接続さ
れ、またシールド電線20のシールド網22は上記の外
部端子17と接続されている。
【0012】次に上記構成のコネクタハウジング11内
に、端子組付体16を嵌着するが、この嵌着時において
先ずは、コネクタハウジング11に設けられている左右
一対のジェル収納枠12,13を開放された状態(図1
参照)でそのコネクタハウジング11の接続端子嵌着部
11B内に端子組付体16の外部端子17を嵌着する。
次いで既にシリコンジェル15を収納せしめている左右
双方のジェル収納枠12,13を、薄肉ヒンジ14を境
として上記接続端子嵌着部11Bを閉塞するようにして
回動し、さらに係止片12Fと係止爪13Fを係止させ
て双方ジェル収納枠12,13を結合支持させること
で、その接続端子嵌着部11Bの後端開口部はシリコン
ジェル15により水密的に閉鎖される。さらに端子組付
体16のシールド電線20は、電線引き出し部12E,
13Eを経てコネクタハウジング11の外部へ引き出さ
れるが、ジェル収納枠12,13内に位置されるシール
ド電線20の外周面は、左右双方のジェル収納枠12,
13内に収納されている双方のシリコンジェル15によ
り挟圧されるために、コネクタハウジング11と該コネ
クタハウジング11から引き出されているシールド電線
20との間は、シリコンジェル15により防水的に閉鎖
されるものである。
【0013】本実施形態では、コネクタハウジング11
から引き出されたシールド電線を、ジェル収納枠12,
13内に収納(充填)せしめているシリコンジェルで挟
圧、保持させることでコネクタハウジング11とシール
ド電線間の防水性を確保しているものであるが、そのシ
リコンジェル15によるシールド電線20周面及びコネ
クタハウジング11外側面への挟圧力は、そのシリコン
ジェル15の厚さの約70%程度まで圧縮する加圧力を
作用させることで効果的な防水性が得られる。
【0014】以上の実施形態のように、コネクタハウジ
ングから引き出されるシールド電線の外周面を、ジェル
収納枠12,13内に収納せしめている双方のシリコン
ジェルで挟圧保持せしめることで、そのシールド電線の
太さ(外径)に左右されることなく適切な防水性を確保
することができ、さらには、従来例のように防水部材に
設けた電線挿通孔内に電線を挿通する作業が省けること
から、コネクタの組立て作業性が大幅に向上される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、コネクタハウジングか
ら引き出される電線の太さに左右されることなく、各種
太さの電線とコネクタハウジング11間の防水性を確実
とすることができるので、従来例のように、各種太さの
電線に対応させる各種防水部材を必要とせず、このため
に、部品点数の削減に伴なう経済性が大幅に向上され
る。また従来例のように、各電線を防水部材に形成され
ている電線挿通孔内に挿通する作業が省けるのでコネク
タの組立作業性と経済性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる防水コネクタの実施形態を示し
た説明斜視図。
【図2】本発明よりなる防水コネクタの組立完成時の斜
視図。
【図3】本発明よりなる防水コネクタの組立完成時の断
面図。
【図4】従来の防水コネクタを示した説明図。
【符号の説明】
11…コネクタハウジング 11A…嵌合部 11B…接続端子嵌着部 12,13…ジェル収納枠 12A,13A…側壁 12B,13B…後壁 12C,13C…上壁 12D,13D…下壁 12E,13E…電線引き出し部 12F…係止片 13F…係止爪 14…薄肉ヒンジ 15…シリコンジェル 16…端子組付体 17…外部端子 18…内部ハウジング 19…内部端子 20…シールド電線 21…信号線 22…シールド網

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジング(11)に形成され
    ている接続端子嵌着部(11B)の対向する両側壁に、
    薄肉ヒンジ(14)を介してしてその接続端子嵌着部
    (11B)を閉塞する方向ヘ開閉する一対のジェル収納
    枠(12),(13)を設け、これら双方のジェル収納
    枠(12),(13)内にシリコンジェル(15)を収
    納し、双方のジェル収納枠(12),(13)内で接続
    端子嵌着部(11B)を閉塞するとき、該双方のジェル
    収納枠(12),(13)内に収納されている双方のシ
    リコンジェル(15)により電線(20)の周面及びコ
    ネクタハウジングの接続端子嵌着部(11B)を水蜜的
    に挟圧維持せしめることを特徴とするコネクタの防水構
    造。
JP13500598A 1998-05-18 1998-05-18 コネクタの防水構造 Pending JPH11329573A (ja)

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