JPH11327322A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH11327322A
JPH11327322A JP10138226A JP13822698A JPH11327322A JP H11327322 A JPH11327322 A JP H11327322A JP 10138226 A JP10138226 A JP 10138226A JP 13822698 A JP13822698 A JP 13822698A JP H11327322 A JPH11327322 A JP H11327322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
image
intermediate transfer
transfer belt
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10138226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3700391B2 (ja
Inventor
Nagakazu Okegawa
長和 桶川
Yoko Miyamoto
陽子 宮本
Masao Okubo
雅夫 大久保
Takashi Kawabata
隆 川端
Yukio Hayashi
幸男 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP13822698A priority Critical patent/JP3700391B2/ja
Publication of JPH11327322A publication Critical patent/JPH11327322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3700391B2 publication Critical patent/JP3700391B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のロール間に張架されて回転し、ベルト
外周面に少なくともトナー像又は用紙を保持して搬送す
るベルト部材30を備え、そのベルト部材30の一部領
域には貼着部材5が貼りつけられている画像形成装置に
おいて、環境条件、特に湿度条件が変動した際に、貼着
部材5が貼りつけられているベルト部材30に発生する
ことがあるうねりをより簡便かつ的確に防止し、かかる
うねりに起因する画像欠陥のない良好な画像を形成でき
るようにする。 【解決手段】 ベルト部材30及び貼着部材5として、
その双方の給水率あるいは吸湿膨張係数が互いに同一の
又は近似した関係になるように構成したものを使用し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置に
係り、特に、複数のロール間に張架されて回転し、ベル
ト外周面にトナー像や用紙等を保持して搬送する無端状
のベルト部材を備えた画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、例え
ば、ベルト部材として中間転写ベルトを使用した中間転
写方式のカラー画像形成装置がある。これは、電子写真
プロセス等によりトナー像が形成される像担持体(例え
ば感光体ドラム)の転写部で接触して回転するように中
間転写ベルトを複数のロール間に張架して配設したもの
であり、前記像担持体上に形成される複数のトナー像を
一旦中間転写ベルトの同じ位置に重ね合わせるように一
次転写した後、その中間転写ベルト上に転写された多重
のトナー像を用紙に対し一括して二次転写するものであ
る。そして、用紙上に転写された多重のトナー像は、そ
の後定着装置により定着されてカラー画像となる。
【0003】この他、ベルト部材を備えた画像形成装置
としては、用紙を担持して複数の画像形成ユニットの転
写部を通過させるように搬送する用紙搬送転写ベルトを
使用した、いわゆるタンデムタイプのカラー画像形成装
置もある。これは、各色成分のトナー像を個々に形成す
るため画像形成ユニットを複数並べて配置し、その各画
像形成ユニットの転写部で接触して回転するように用紙
搬送転写ベルトを複数のロール間に張架して配設したも
のであり、その用紙搬送転写ベルトに吸着して担持した
用紙を各画像形成ユニットの転写部を通過させるように
搬送することにより、各画像形成ユニットで形成される
各トナー像を同じ用紙に順次重ね合わせるように転写
し、最後に定着させてカラー画像とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
中間転写ベルトや用紙搬送転写ベルト等に代表されるベ
ルト部材100を使用したカラー画像形成装置において
は、図9に示すように、そのベルト部材100の一部表
面に貼着部材120が貼り付けられることがあり、この
ような貼着部材120が貼り付けられている場合には、
ベルト部材100を取りまく環境条件が変化すると(特
に高湿になると)、貼着部材120が貼り付けられてい
る周辺のベルト部材100領域にベルト面が波打つよう
に変形したうねりEが発生することがある。
【0005】例えば、同図に示されるように、ベルト部
材100の片寄り走行や蛇行を防ぐ観点から、ベルト部
材100を所定の張力がかかるように張架する複数のロ
ールの一部端部にベルト部材100の一端部を突き当て
ながら走行させるための円盤状の規制板130を設け、
その規制板130に付き当てられるベルト部材100の
端部にそって補強の目的で補強用テープ140を貼り付
ける場合がある。この場合、そのベルト部材100が高
湿等の環境下におかれると、特にベルト部材100の補
強用テープ140の周辺部にうねりEが発生することが
ある。また、このようなうねりは、高温等の環境下にな
った場合においても発生し得ることが確認されている。
さらに、その貼着部材120としては、前記した補強用
テープの他にも、例えば、ベルト部材100の走行タイ
ミング等の制御に使用する基準信号を取り出すために光
学式センサにより検知される検知用マーク(フィルム片
状のもの)150や、ベルト部材100のつなぎ目に貼
りつける接合用テープ160等があるが、これらの各貼
着部材が貼りつけられている場合においても、前記した
ようなうねりが同様に発生することがある。
【0006】これらのうねりは、そのいずれも、複数の
ロール間に所定の張力がかけられた状態で張架されたベ
ルト部材100の一部に貼着部材がある場合に、そのベ
ルト部材と貼着部材が互いの物性が相違することに起因
して発生しているものと推測される。
【0007】しかも、このような貼着部材の存在に起因
して発生するうねりは、一旦発生した後に放置しておく
と、その後、ベルト部材100を取りまく湿度環境が平
常な状態にもどったときや、あるいはベルト部材100
にかける張力が軽減又は除去されたときであっても、消
失することなく残存してしまう傾向がある。また、この
ようなうねりは、ベルト部材が前記した中間転写ベルト
や用紙搬送転写ベルトのように厚さが例えば0.3mm
以下程度のきわめて薄いものである場合に、顕著に発生
する傾向もある。
【0008】そして、このようなうねりが発生した場合
には、ベルト部材100の平滑性が保たれなくなるた
め、うねりの発生部分に相当する部位ではトナー像の転
写等が正常になされず画像が抜けたり、あるいはずれた
り、あるいは画像の濃度や色調がばらつく等の画像欠陥
が発生するという不具合がある。
【0009】ちなみに、特開平3−106736号公報
には、シート搬送装置におけるシート搬送ベルトを長期
間放置したときにそのベルトに発生する永久変形を防止
し、その変形に伴い発生する画質劣化を防止するための
画像形成装置として、かかるベルトの停止時にそのベル
トにかかるテンションを回転動作時よりも多段階的に弱
くすることができる機構を備えたものが示されている。
【0010】しかし、この公報に示される画像形成装置
では、シート搬送ベルトにかけるテンションを特定の時
期に単に弱めるのみであるため、その搬送ベルトに前述
したような補強用貼着テープ等の貼着部材が貼りつけら
れた場合には、その貼着部材の存在に起因するうねりの
発生を防止することは期待できず、しかも、そのうねり
が一旦発生すると、前述したようにうねりが消失せず残
存してしまう可能性が強い。さらに、この画像形成装置
におけるベルト部材にかけるテンションを可変設定する
ための機構を、湿度等の環境条件を検知した情報に基づ
いて動作させるように構成して採用することも考えられ
るが、その場合には、その機構等がより煩雑なものとな
る上に高価なものとなってしまう。
【0011】本発明は以上の事情に鑑みなされたもので
あり、その課題とするところは、環境条件、特に湿度条
件が変動した際に、貼着部材が貼りつけられているベル
ト部材に発生することがあるうねりをより簡便かつ的確
に防止し、かかるうねりに起因する画像欠陥のない良好
な画像を形成することができる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、複数のロール間に張架されて回転し、ベルト外周面
に少なくともトナー像又は用紙を保持して搬送するベル
ト部材を備え、そのベルト部材の一部領域には貼着部材
が貼りつけられている画像形成装置において、前記ベル
ト部材及び貼着部材として、その双方の吸水率あるいは
吸湿膨張係数が互いに同一の又は近似した関係になるよ
うに構成したものを使用しているものである。
【0013】この手段において、ベルト部材は、前述し
たようなトナー像を保持して搬送する中間転写ベルト
や、トナー像が転写される用紙を保持して搬送する用紙
搬送転写ベルトであるが、その他にも、例えば単に用紙
を搬送するための用紙搬送ベルト等であってもよい。ま
た、このベルト部材は、主にそのベルト厚さが比較的薄
いものが対象となる。
【0014】また、貼着部材は、ベルト部材に必要に応
じて貼りつける部材であれば特に制約されるものではな
く任意である。例えば、前記したような補強用テープ、
検知用マーク、接合用テープ等である。この貼着部材
は、通常、ベルト部材とほぼ同程度の厚さからなるもの
である。ベルト部材の厚さに比べて数十倍以上の厚さか
らなる貼着部材では、前記したようなうねりが発生する
ことがほとんどない。また、この貼着部材は、通常ベル
ト部材の外周面側の非画像形成領域に貼りつけるものが
対象となるが、ベルト部材の内周面側の非画像形成領域
に貼りつけるものであってもよい。
【0015】そして、このようなベルト部材と貼着部材
は、その双方の吸水率あるいは吸湿膨張係数が互いに同
一の又は近似した関係になるように構成される。
【0016】ここで、吸水率は、JIS K 6911
/7209の測定方法に準拠した方法により測定して得
られるものであり、試験片の蒸留水への浸せき前後にお
ける質量変化量を百分率で表したものである。なお、上
記JIS規格の測定方法では、測定試料として直径φ5
0±1mm,厚さ3±0.2mmの円盤形状のものを使
用することを規定しているが、この発明においては、ベ
ルト部材が比較的うすいものであって上記規格の厚さ寸
法の条件を満たすことができない場合には、上記規格の
円盤形状の試料と同じ体積となる寸法形状にしたものを
試料として使用して測定を行っている。一方、吸湿膨張
係数は、一定温度(23℃)下において試料を相対湿度
を20%RHから80%RHまで順次変化させた環境下
においたとき、その試料の長手方向(MD)における長
さの変化量を測定し、単位「/%RH」として表される
ものである。
【0017】ちなみに、この吸水率と吸湿膨張係数と
は、吸水率がいわば試験片が吸収した水分量を初めの質
量に対する割合で示しているのに対し、吸湿膨張係数が
いわば単位湿度あたりの試料の長さの変化割合を示して
いることから、うねりの問題からとらえた場合、湿度膨
張係数の方が本発明の特徴を示すのに適している。
【0018】この吸水率あるいは吸湿膨張係数が近似し
た関係とは、吸収率の場合には、両部材の各吸水率が
1:0.2〜1:1.5程度の関係にあることをいい、
吸湿膨張係数の場合であれば、両部材の吸湿膨張係数が
約±50%の範囲内におさまる程度の関係をいう。例え
ば、吸湿膨張係数を例にあげて具体的に説明すると、そ
の一方の部材の吸湿膨張係数が1×10-14 /%RHで
あるとき、その他方の部材の吸湿膨張係数がその約±5
0%の範囲となる(0.5〜1.5)×10-14/%R
Hである関係をいう。また、ベルト部材と貼着部材は、
この吸水率あるいは吸湿膨張係数に加えて、その双方の
熱膨張係数が互いに同一の又は近似した関係になるよう
に構成されたものであれば、より望ましい。以上のよう
な物性の関係からなるベルト部材と貼着部材とは、互い
に同じ材料を用いて構成されることが一般的であるが、
互いに異なる材料を用いて構成されるものであっても構
わない。
【0019】このような画像形成装置によれば、そのベ
ルト部材とそのベルト部材に貼り付けられた貼着部材と
の吸水率あるいは吸湿膨張係数がほぼ同じ関係にあるた
め、高湿等の環境下になった場合であっても、そのベル
ト部材と貼着部材が互いに近似した膨張(変形)度合い
を示すので、両者間にひずみが発生しにくくなり、結果
的に、ベルト部材の貼着部材周辺部にうねりが発生しな
いか又は発生しにくくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。
【0021】◎実施の形態1 [装置全体の構成及びその動作]図1は、本発明の一実
施形態に係る、中間転写ベルトを備えたカラー複写機を
示す概要図である。この複写機は、大別すると、原稿の
画像を読み取る画像読取部1と、その画像読取部1にて
得られる画像情報に基づいてトナー像を形成して用紙上
に出力する画像出力部2とで概略構成されている。
【0022】画像読取部1では、原稿台であるプラテン
10に載せられた原稿(図示省略)に、そのプラテン1
0の下面側にそって移動する原稿照明用ランプ11から
光が照射され、原稿からの反射光が移動ミラーユニット
12、レンズ13,固定ミラー14を介してCCD等の
電荷結合素子15に入射される。電荷結合素子15は、
その入射光を赤(R)、緑(G)及び青(B)の各色に
同時に分解してR,G,Bの電気信号に変換し、その各
電気信号を画像処理回路16に入力する。画像処理回路
16は、R,G,Bの電気信号をこれらと補色の関係に
あるイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及
びブラック(K)の各色の画像信号に処理して画像メモ
リに蓄積する。この複写機にプリンタ機能等の他の機能
を付加する場合には、例えば、外部の機器等からの画像
情報を入力するための外部入力部を設ければよい。図中
の1aはプラテンカバー又は自動原稿送り装置を示す。
【0023】一方、画像出力部2では、光書込制御装置
20が前記画像処理回路16に蓄積されている画像信号
を所定のタイミングで読みだして光ビーム書込装置21
に出力する。光ビーム書込装置21は、入力された画像
信号を光(レーザ)ビームLBに変調し、そのレーザビ
ームLBをポリゴンミラー21aによって偏向した後
に、矢印a方向に回転する像担持体としての感光体ドラ
ム22に走査し、これにより感光体ドラム22に各色に
対応した静電潜像を書き込む。図中の符号23は、その
静電潜像の書き込みに先立って感光ドラム22の外周面
を均一に帯電させる帯電器である。
【0024】感光ドラム22に書き込まれた静電潜像
は、感光体ドラム22の周囲に配設される現像装置24
によって直ちに現像される。現像装置24は、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及びブラック
(K)の各色のトナーをそれぞれ収容して供給する4つ
の現像器を有するロータリー方式のものであり、静電潜
像に対応する色のトナーを収容する現像器を感光ドラム
22に対向する位置まで回転移動させて当該トナーを感
光ドラム22側に供給するようになっている。
【0025】このようにして感光ドラム22上に形成さ
れたトナー像は、感光ドラム22の転写位置(一次転写
部)に接触又は近接した状態で回転するように配設され
るベルト部材としての中間転写ベルト30に静電的に一
次転写される。図中の符号25は、トナーとは逆の極性
のバイアス電圧が印加されるコロナ放電式の一次転写
器、26は一次転写後の感光ドラム22の表面に残留し
て付着するトナー等を除去するクリーニング装置であ
る。
【0026】中間転写ベルト30は、駆動ロール31と
複数の回転自在な従動ロール32,33,34に張架さ
れており、その駆動ロール31によって感光ドラム22
の回転方向と同一方向(矢印b方向)へ同一の速度で回
転するようになっている。複数の従動ロール(32〜3
4)のうちロール32は、テンション用ロールであり、
図示しないバネ等の付勢機構により矢印c方向に付勢さ
れており、これにより中間転写ベルト30のたわみを防
止するようになっている。図中の符号35は、支持ロー
ル(バックアップロール)33にトナーと同じ極性のバ
イアス電圧が印加される電極ロール、36は支持ロール
33に対し接離可能に配設され、その支持ロール33と
の間で(ベルト30を介して)二次転写部となるニップ
部を形成する二次転写ロール、37は中間転写ベルト3
0に対し接離可能に配設され、そのベルト30上に残留
して付着するトナー等を除去するクリーニング装置であ
る。ちなみに、二次転写ロール36とクリーニング装置
37は、二次転写が実行される時期にのみ支持ロール3
3又はベルト30にそれぞれ当接するように設定されて
いる。
【0027】また、中間転写ベルト30の回転動作方式
としては、この複写機においては、一定速度で一方向に
回転させる一定速往動方式を採用しているが、用紙の種
類に応じて二次転写時に回転速度を変化させるスキップ
往動方式や、ベルト上の一次転写領域を繰り返して使用
するためリターン(復動)させる往復動作(クイックリ
ターン)方式を採用してもよい。
【0028】このようにして中間転写ベルト30上に転
写されたトナー像は、二次転写ロール36と支持ロール
33とのニップ部(二次転写部)に送り込まれる用紙P
に二次転写される。この際、用紙Pは、給紙トレイ40
上に積層された状態で収容されており、給紙ロール41
により1枚ずつ取り出された後に、複数の搬送ロール対
42が配された用紙搬送路を経由してレジストロール4
3まで搬送され、そのレジストロール43により所定の
タイミングで上記ニップ部に送りこまれるようになって
いる。転写終了後の中間転写ベルト30の表面は、その
転写の実行時期に合わせてベルト30に当接するクリー
ニング装置37によって清掃される。
【0029】中間転写ベルト30からトナー像が転写さ
れた用紙Pは、その二次転写部の下流側に配設される用
紙搬送用ベルト44により搬送されて定着装置45に送
りこまれ、その定着装置45内で圧接した状態で回転す
る加熱ロールと加圧ロールによって挟持搬送されること
により、トナー像の用紙上への定着が行われる。これに
より、用紙P上に所定の画像が形成(コピー)される。
定着終了後の用紙Pは、排出ロール46により装置外へ
排出され、例えば図示しない収容トレイ上に収容され
る。
【0030】この複写機では、カラーコピー(カラー画
像の形成)が実行されるときには、まず、感光体ドラム
22上に原稿画像情報に応じた各色成分のトナー像が順
次形成されると同時に、それら各トナー像が一次転写部
において中間転写ベルト30の同じ位置(領域)に順次
重ね合わせられるように転写され、その後、中間転写ベ
ルト30上に多重転写されたトナー像が二次転写部にお
いて用紙Pに一括して転写されるようになっている。一
方、白黒コピー(つまり単色画像の形成)が実行される
ときには、感光体ドラム22上に所望の色の単色トナー
像が形成された後、一次転写部において中間転写ベルト
30に転写され、その後、その中間転写ベルト30上の
単色トナー像が直ちに二次転写部において用紙Pに転写
されるようになっている。
【0031】[中間転写ベルトに関する詳細な構成]と
ころで、この複写機においては、中間転写ベルト30の
走行安定化対策として、図2や図3に示すように、駆動
ロール31及びテンション用ロール32の片側端部に対
し、各ロール31,32の径よりも少し大きめの径から
なる円盤状の規制板47,48を取り付けているととも
に、この規制板47,48が配設されている側となる中
間転写ベルト30の端部に対し、貼着部材5としての補
強用テープ50をその端縁部にそってベルト全周にわた
って貼り付けている。
【0032】中間転写ベルト30は、基本的には、各種
の合成樹脂又はゴム材料からなる基材にカーボンブラッ
ク等の導電剤を適量配合させ、例えば、厚さが0.05
〜0.15mm程度のシート(フィルム)形状に成形し
たものを無端状のベルト形態にしたものである。また、
このベルト30は、その体積抵抗率が106 〜1016Ω
cmの範囲に調整されている。基材の合成樹脂材料とし
ては、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ポリカーボネート等が使用される。基材の
ゴム材料としては、シリコンゴム、アクリルゴム、ウレ
タンゴム、エピクロルヒドリンゴム等が使用される。
【0033】この実施形態では、例えば、その中間転写
ベルト30として、ポリイミドにカーボンブラックを配
合して、厚さが0.1mmで体積抵抗率が1010Ωcm
のフィルムとしたものをベルト状にしたものを使用して
いる。また、この中間転写ベルト30は、その吸湿膨張
係数が1×10-4/%RHであり、また、その熱膨張係
数が5×10-5/℃である。ここで、熱膨張係数は、熱
機械分析(TMA)測定法を用いて測定したものであ
る。
【0034】貼着部材5としての補強用テープ50は、
基本的に、合成樹脂又はゴム材料を、導電剤等の他の材
料を含有させることなく、幅が5〜15mm程度で厚さ
が0.05〜0.5mm程度のシート(フィルム)形状
に成形したものが使用される。合成樹脂材料としては、
ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
スルホン、ポリエーテルスルホン等が使用される。この
補強用テープ50は、所定の粘着剤等を用いて中間転写
ベルト30に張り付けられる。
【0035】この実施形態では、補強用テープ50とし
て、幅が10mmで厚さが0.3mmのポリイミドから
なるものを使用している。このポリイミドからなる補強
用テープ50の吸湿膨張係数は0.8×10-4/%RH
であって、これは中間転写ベルト30のそれと近似した
関係にある。そして、この補強用テープ50は、その裏
面に合成樹脂系の粘着剤を200μm程度の厚さに塗布
した後、中間転写ベルト30の一端部にそって全周にわ
たって貼り付けている。
【0036】また、この実施形態では、図2に示すよう
に、中間転写ベルト30のつなぎ目となる外周面に、そ
のベルト30を構成する同じカーボンブラック入りのポ
リイミド(厚さ0.1mm)からなる接合用テープ51
を、貼着部材5として貼り付けている。さらに、中間転
写ベルト30の所定位置には、補強用テープ50を構成
する同じポリイミドフィルム(テープ)の表面側にアル
ミニウムをめっきした小片からなる光学検知用マーク
(片)52を、同じく貼着部材5として貼り付けてい
る。これらのテープ51及びマーク52におけるポリイ
ミドの吸湿膨張係数はいずれも0.8×10-4/%RH
であって、これは中間転写ベルト30のそれと近似した
関係にある。
【0037】このような構成からなる中間転写ベルト3
0を備えた複写機では、その中間転写ベルト30は、2
本のロール31,32に取り付けられた係合板47,4
8に当接しながら回転するため、片寄り走行や蛇行する
ことなく安定して回転する。これにより、中間転写ベル
ト30の走行状態が不安定になることにより誘発される
画質劣化が防止され、良好な画像形成が確保される。
【0038】次に、上記構成からなる複写機を用いて以
下のようなうねり発生試験と画像試験を行った。
【0039】すなわち、図1や図2に示すように、中間
転写ベルト30を5kgfの張力(テンション)で張架
するように設定した画像形成装置を、常温常湿(20
℃,50%RH)の環境から高温高湿(30℃,85%
RH)の環境下に24時間放置した後、その中間転写ベ
ルト30にうねりが発生しているか否かを調べた。その
結果、そのベルト30には、補強用テープ50の周辺部
はもちろんのこと、接合用テープ51や検出用テープ5
2の周辺部、さらには他のベルト領域にもうねりが発生
していなかった。
【0040】また、上記の画像形成装置を常温常湿の環
境にもどした後に、テスト用のカラーコピーを実行した
ところ、得られたカラー画像には画像ぬけや色ずれ、色
調むら等の画像欠陥がなく、実用上において何ら問題の
ない高品質なカラー画像が得られた。
【0041】比較のために、補強用テープ50として、
前記した実施形態のポリイミドからなるものに代えて、
ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる幅10
mm、厚さ0.2mmのものを前記中間転写ベルト30
に貼り付けた後、前記したようなうねり発生試験と画像
試験を同様にして行った。なお、このPETからなる補
強用テープ50における吸湿膨張係数は1×10-5/%
RHである。
【0042】その結果、中間転写ベルト30のうちPE
Tからなる補強用テープ50の周辺部に振幅(最上部と
最下部の高低差)が2〜3mm程度のうねりが発生して
いることが確認された。また、その後、常温常湿の環境
にもどしたり、あるいは中間転写ベルト30にかけてい
る張力を解除したところ、先に発生したうねりは消失せ
ず残ったままであった。さらに、このうねりの発生した
状態の中間転写ベルト30を使用してテスト用のカラー
コピーを実行したところ、得られた画像にはそのうねり
の発生部分に対応する部位に画像ぬけ(白ぬけ)が発生
していることが確認された。
【0043】以上のことから、本実施形態の中間転写ベ
ルト30と補強用テープ50等の貼着部材5のように同
じポリイミドにて構成されているもの同士を使用した場
合には、高湿等の環境下になった場合でも、そのベルト
30にうねりが発生しないのに対し、比較例のように貼
着部材5を例えばポリエチレンテレフタレートにて構成
されるものに代えた場合には、高湿等の環境下になると
そのベルト30における貼着部材5の周辺部にうねりが
発生することがわかる。
【0044】これは、特に中間転写ベルト30の吸湿膨
張係数K30と補強用テープ50等の貼着部材5の吸湿膨
張係数k50とが、本実施形態の場合にはほぼ近似した関
係(その係数の差が20%)になっているのに対し(K
30=1×10-4/%RH、K 50=0.8×10-4
%)、比較例の場合にはある程度異なっていること(K
30は同じであるが、K50がK50=1×10-5/%RHと
なり、このK50は前記実施形態の場合と比べると1桁程
度異なっている)に起因しているものと推測される。ち
なみに、中間転写ベルト30と貼着部材5との熱膨張係
数については、本実施形態の場合と比較例の場合のいず
れも互いに近似した関係にある。
【0045】◎実施の形態2 前記実施形態1におけるポリイミドからなる補強用テー
プ50の吸湿膨張係数K50を0.5×10-4/%RHに
変更した以外は実施形態1と同じ構成の複写機とした。
なお、この場合、中間転写ベルト30の吸湿膨張係数K
50については、何も変更せず実施形態1の場合と同じ値
(1×10-4/%RH)とした。
【0046】この複写機を用いて実施形態1と同じうね
り発生試験と画像試験を行ったところ、1mm程度のき
わめて小さいうねりが発生している部分がわずか確認さ
れた。また、得られた画像は、画像密度の薄いコピーの
場合には通常の画像ぬけ等のない良好なものであった
が、画像密度の濃いコピーの場合には、前記うねりに対
応する部分にかすかに白抜けが発生した。このことか
ら、1mmを超えるレベルのうねりが発生すると、白抜
け等の画像不良も発生しやすくなることが判明した。ま
た、さらに、中間転写ベルト30および補強用テープ5
0の各吸湿膨張係数がこの実施形態のように少なくとも
50%以内の差の関係となる程度に互いに近似していれ
ば、うねりに起因した白抜け等の画像不良も発生しにく
くなることも判明した。
【0047】次に、中間転写ベルト30の吸湿膨張係数
30を変化させたときのうねりの発生度合い(うねりの
振幅:前述したような高低差)について調べた。すなわ
ち、この試験では、中間転写ベルト30の張力を7kg
fとし、28℃,85%RHの環境下に24時間放置し
た後に、常温常湿に戻してから、そのベルト30に発生
するうねりの振幅を測定した。また、貼着部材5の補強
用テープ50としては実施形態1の比較例として例示し
たPETからなるものを使用した(このテープ50の吸
湿膨張係数K50は1×10-5/%RHであり、一定とし
た)。一方、中間転写ベルト30を構成するポリイミド
の物性を変更すること(具体的には、ポリマー粒子の種
類や組成を変更すること)によりその吸湿膨張係数K30
の値を適宜変化させた。この試験で得られた結果を図4
に示す。
【0048】図4の結果から、中間転写ベルト30の吸
湿膨張係数K30と貼着部材5の吸湿膨張係数K50との差
が(0〜0.5)×10-4/%の範囲内にあるときは、
うねりが発生しないか、あるいは発生しても実用上は問
題にならないきわめて小さいもの(うねりの振幅が1m
m以下)であることがわかる。
【0049】◎他の実施形態 中間転写ベルト30のそうこう安定化対策としては、前
記した実施形態1の構成に代えて、図5に示すように、
中間転写ベルト30の内周面の一端部に帯状の走行ガイ
ド部材(リブ)6をベルト全周にわたって貼りつけ、そ
のガイド部材6の内側端部を各ロール31〜34の端部
31aに同心円状に取り付けた係合板49に突き当てた
状態でベルトを回転させるようにするとともに、その中
間転写ベルト30のガイド部材が貼りつけられている側
の外周面側に補強用テープ53を(貼着部材5として)
貼り付けるように構成してもよい。
【0050】ここで、上記中間転写ベルト30として
は、前記実施形態1のものと同じ材質からなる無端状
(シームレスタイプ)のベルトを使用している。また、
上記ガイド部材6は、硬度70°のポリウレタンゴムか
らなる幅5mm、厚さ1mmの帯状のものを使用し、そ
れをエポキシ系の接着剤を用いて中間転写ベルト30一
端部の内周面に貼り付けている。また、上記係合板49
としては、ポリアセタールからなる厚さ2mmで中心部
に中心穴が開設された円盤状のものを、その中心穴を介
して各ロールの軸38から差し込んでロール端部に固定
している。
【0051】そして、補強用テープ53は、前記実施形
態1のものと同じポリイミドからなる幅が10mmで厚
さが0.3mmのフィルム状物を使用し、それを図5に
示すようにベルト30の端部にそって所定の粘着剤にて
貼りつけている。すなわち、補強用テープ53は、その
半分が走行ガイド部材6と上下に重なり合った状態で配
設されているとともに、その残り半分がベルト中央側に
延長した状態で配設されている。また、この補強用テー
プ53の吸湿膨張係数は1.2×10-4/%RHであ
り、これは中間転写ベルト30のそれと近似した関係に
ある。なお、この実施形態では、中間転写ベルト30に
対して実施形態1のような接合用テープ51や検出用マ
ーク52を貼り付けていない。
【0052】このような中間転写ベルト30の走行安定
化対策を採用した場合には、中間転写ベルト30は、走
行ガイド部材6がロール31,32の係合板49に突き
当てられながら回転するため、片寄り走行や蛇行するこ
となく安定して回転する。これにより、中間転写ベルト
30の不安定走行による画質劣化が発生することなく、
良好な画像形成が可能である。
【0053】また、この走行安全対策を採用した場合に
は、その中間転写ベルト30の走行ガイド部材6と対応
する外周面部分に補強用テープ53が貼りつけられてい
るため、中間転写ベルト30の端部が走行ガイド部材6
のベルト中央側端部Qを境に折れ曲がった状態になるこ
とはない。すなわち、補強用テープ53が設けられてい
ない場合には、図7に例示するように、中間転写ベルト
30にはロール31等からベルト面に対して垂直な方向
(図中の矢印方向)にテンションFがかかるため、補強
用テープ53が貼り付けられているベルト30の部分が
境界部Qを境にして内側に折れ曲がった状態になってし
まうのである(同図(b))。そして、このように折れ
曲がったベルト部分には応力が集中するためその部分が
損傷しやすくなり、さらには走行ガイド部材6の側面が
係合板49に面接触しなくなってロールに乗り上げやす
くなる等の不具合が発生する。この点、補強用テープ5
3を設けた場合には、そのガイド部材6とベルトの境界
部Qが補強用テープ53により補強されることにより、
その境界部Qに集中する応力に対する耐久性が向上し、
折れ曲がりにくくなるのである。
【0054】さらに、前記したうねり発生試験と画像試
験を行ったところ、その補強用テープ53の周辺部とな
る中間転写ベルト領域等には特にうねりの発生が見られ
ず、また、うねりによる画質劣化の発生も確認されなか
った。なお、この際、走行ガイド部材6は、ベルト30
やテープ53に比べて十分に厚いものであるため、高湿
による膨張変形がほとんどなく、うねりの発生要因には
ならない。
【0055】このような補強用テープ53は、少なくと
も、走行ガイド部材6のベルト中央側端部(境界部Qに
相当)を境にしてベルト中央側及び端部側にまたがるよ
うな状態で配設すればよい。また、補強用テープ53
は、必要に応じて、図6に例示するように走行ガイド部
材6のベルト中央側端部付近の厚さをその他の部分に比
べて厚くした断面形状からなる形態としてもよい。
【0056】また、前記した実施形態では、中間転写ベ
ルト30を備えた装置を例にあげて説明したが、この他
にも、例えば、図8に示すような用紙搬送転写ベルト6
0の装置に適用してもよい。
【0057】図8に例示する画像形成装置は、ブラック
(K),イエロー(Y),マゼンタ(M)及びシアン
(C)の各色のトナー像をそれぞれ形成する4つの画像
形成ユニット3k,3y,3m,3cをこの順に並べて
配置し、この各画像形成ユニット3の転写部(感光体ド
ラムの転写部)に用紙Pを通過させるように搬送する用
紙搬送転写ベルト60を配設したタンデムタイプのカラ
ー画像形成装置である。各画像形成ユニット3は、その
いずれも、前記した実施形態に係る複写機と同様に、矢
印方向に回転する感光体ドラム22(k,y,m,c)
を備え、その感光体ドラム22の周囲に、帯電器23、
現像装置24(単色用のもの)、転写器25及びクリー
ニング装置26等をこの順に配設したものである。ま
た、この各画像形成ユニット3の転写部で接触して矢印
方向に回転するように用紙搬送転写ベルト60を複数の
ロール61,62,63,64間に張架して配設したも
のである。図5中の45は定着装置、65は用紙吸着用
ロール、66はベルト50の除電装置、67はベルト6
0のクリーニング装置である。そして、この画像形成装
置においては、図示しない給紙部から搬送される用紙P
を、用紙搬送転写ベルト60に吸着して担持した状態で
各画像形成ユニット3の転写部を通過させるように搬送
することにより、各画像形成ユニット3で形成される各
トナー像を同じ用紙Pに順次重ね合わせるように転写
し、しかる後、ベルト60から剥離してから定着装置4
5に送り込むことにより、用紙P上のトナー像を定着さ
せてカラー画像を得るようになっている。
【0058】このような用紙搬送転写ベルト60を備え
た画像形成装置においては、そのベルト60及びそのベ
ルトに貼りつける貼着部材5(補強用テープ50,5
3、接合用テープ51、検出用マーク52等)の双方の
吸水率あるいは吸湿膨張係数が同一か若しくは近似した
関係になるように設定すればよい。これにより、前述し
た実施形態における中間転写ベルト30と同様に、用紙
搬送転写ベルト60の貼着部材5の周辺部に不要なうね
りが発生することがなく、画像ぬけ等のない良好なカラ
ー画像を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、環境条件、特に湿度条件が変動した場合であっ
ても、ベルト部材の貼着部材が貼りつけられている部分
の周辺にうねりが発生しにくくなる。そして、このうね
りの発生防止効果は、ベルト部材及び貼着部材として、
その双方の吸水率あるいは吸湿膨張係数が互いに同一の
又は近似した関係になるように構成したものを使用する
ことにより得られるため、貼着部材に起因して発生する
うねりを不要なコストアップを招くことなく、より簡便
かつ的確に防止することができる。しかも、そのうねり
に起因する画像ぬけ等の画像欠陥が発生することも防止
でき、良好な画像形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全
体構成を示す概要図である。
【図2】 中間転写ベルトと貼着部材との関係を示す要
部斜視図である。
【図3】 中間転写ベルトとロールとの関係を示す要部
説明図である。
【図4】 中間転写ベルトの吸湿膨張係数を変化させた
場合におけるその膨張係数とうねりの振幅との関係を示
す図である。
【図5】 本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の
中間転写ベルトとロールとの関係を要部説明図である。
【図6】 補強用テープの他の形態例を示す要部説明図
である。
【図7】 図6の補強用テープがない場合の構成例と折
れ曲がり現象を示す要部説明図である。
【図8】 用紙搬送ベルトを備えた画像形成装置の構成
例を示す概要図である。
【図9】 従来技術において発生するうねりを示す要部
斜視図である。
【符号の説明】
5…貼着部材、30…中間転写ベルト(ベルト部材)、
31,32,33,34…複数のロール、50,53…
補強用テープ、51…接合用テープ、52…検出用マー
ク、60…用紙搬送ベルト(ベルト部材)、P…用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 林 幸男 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のロール間に張架されて回転し、ベ
    ルト外周面に少なくともトナー像又は用紙を保持して搬
    送するベルト部材を備え、そのベルト部材の一部領域に
    は貼着部材が貼りつけられている画像形成装置におい
    て、 前記ベルト部材及び貼着部材として、その双方の吸水率
    あるいは吸湿膨張係数が互いに同一の又は近似した関係
    になるように構成したものを使用していることを特徴と
    する画像形成装置。
JP13822698A 1998-05-20 1998-05-20 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3700391B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13822698A JP3700391B2 (ja) 1998-05-20 1998-05-20 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13822698A JP3700391B2 (ja) 1998-05-20 1998-05-20 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11327322A true JPH11327322A (ja) 1999-11-26
JP3700391B2 JP3700391B2 (ja) 2005-09-28

Family

ID=15217045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13822698A Expired - Fee Related JP3700391B2 (ja) 1998-05-20 1998-05-20 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3700391B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1179756A2 (en) * 2000-08-08 2002-02-13 Canon Kabushiki Kaisha Transfer medium bearing member and image forming apparatus employing transfer medium bearing member
EP1357444A2 (en) * 2002-04-26 2003-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic endless belt, process cartridge, and electrophotographic apparatus
US7412195B2 (en) 2004-11-13 2008-08-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus having means to prevent image quality degradation
JP2009300490A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 中間転写ベルト及び画像形成装置
US7738825B2 (en) 2007-02-21 2010-06-15 Oki Data Corporation Endless belt having deformation prevention qualities, and image forming apparatus that uses the endless belt

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1179756A2 (en) * 2000-08-08 2002-02-13 Canon Kabushiki Kaisha Transfer medium bearing member and image forming apparatus employing transfer medium bearing member
EP1179756A3 (en) * 2000-08-08 2005-10-19 Canon Kabushiki Kaisha Transfer medium bearing member and image forming apparatus employing transfer medium bearing member
EP1357444A2 (en) * 2002-04-26 2003-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic endless belt, process cartridge, and electrophotographic apparatus
US7412195B2 (en) 2004-11-13 2008-08-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus having means to prevent image quality degradation
US7738825B2 (en) 2007-02-21 2010-06-15 Oki Data Corporation Endless belt having deformation prevention qualities, and image forming apparatus that uses the endless belt
JP2009300490A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 中間転写ベルト及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3700391B2 (ja) 2005-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5179441B2 (ja) 転写装置及びこれを用いる画像形成装置
JP5790046B2 (ja) 画像形成装置及び画像濃度制御方法
JPH11231579A (ja) 両面画像形成装置
JP2750026B2 (ja) 記録材担持手段を有する画像形成装置
JP2013029769A (ja) 画像形成装置
JP5611165B2 (ja) ベルト搬送体および画像形成装置
JP3700391B2 (ja) 画像形成装置
US20090263154A1 (en) Cleaning device and image forming apparatus using the same
JP5984042B2 (ja) ベルト駆動装置、及び画像形成装置
JP2001163424A (ja) ベルト搬送装置及びその搬送装置を用いた画像形成装置
JP4283193B2 (ja) 無端ベルトを用いた転写装置及び画像形成装置
JP3575729B2 (ja) 画像形成装置
JP2004198925A (ja) 画像形成装置
JP2000172083A (ja) 画像形成装置
JP2000137366A (ja) 画像形成装置
JP4389648B2 (ja) 転写装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH11265124A (ja) 画像形成装置
JP4350494B2 (ja) 無端ベルト搬送装置および画像転写装置ならびにカラー画像形成装置
JP2005316257A (ja) 画像形成装置及び無端状ベルト
JPH06289686A (ja) カラー画像形成装置
JP2000137421A (ja) 画像形成装置
JP2010038967A (ja) 画像形成装置
JP2004325657A (ja) 画像形成装置
JP4478478B2 (ja) ベルトユニット及び画像形成装置
JP4612854B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees