JPH11312942A - 弾性表面波デバイスの製造方法 - Google Patents

弾性表面波デバイスの製造方法

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JPH11312942A
JPH11312942A JP11739398A JP11739398A JPH11312942A JP H11312942 A JPH11312942 A JP H11312942A JP 11739398 A JP11739398 A JP 11739398A JP 11739398 A JP11739398 A JP 11739398A JP H11312942 A JPH11312942 A JP H11312942A
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JP
Japan
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thin film
resist
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surface acoustic
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JP11739398A
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Reiko Kobayashi
玲子 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電性基板が焦電性を持つときでも、IDT
を破壊せずに高歩留まりにて複数の金属薄膜をパターニ
ング可能な弾性表面波素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 圧電性基板上に複数の金属薄膜を積層さ
せて形成する工程と、前記複数の金属薄膜のうち最初に
形成された金属薄膜以外の金属薄膜をパターニングする
工程と、前記複数の金属薄膜のうち最初に形成された金
属薄膜を櫛歯状電極にパターニングする工程とを具備す
る弾性表面波デバイスの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話、PHS等
に用いられる弾性表面波デバイスの製造方法に係わり、
特に、櫛歯状電極のパターニングを製造工程の最後に行
う弾性表面波デバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波デバイスは、圧電性基板上に
設けられた櫛歯状電極(IDT:Inter Digi
tal Transducer)により電気信号を弾性
表面波(SAW:Surface Acoustic
Wave)に変換し、圧電性基板上を伝搬してくる弾性
表面波を同じく圧電性基板上に設けられたIDTにより
弾性表面波を受信し、電気信号と弾性表面波との変換に
関わる周波数特性を利用する素子である。弾性表面波素
子は、弾性表面波フィルタ、弾性表面波共振子、遅延回
路をはじめとして幅広く用いられている。
【0003】近年、特に携帯電話などの移動体通信の分
野で、薄型化・小型化が可能であることから、弾性表面
波素子が広く用いられるようになってきている。
【0004】携帯電話などの移動体通信に用いられる弾
性表面波フィルタは従来のMHz帯からGHz帯へと高
周波になってきている。IDTを形成する金属薄膜の厚
さは弾性表面波素子の特性から決定されるが、高周波化
に伴いIDTを形成する金属薄膜の厚さが薄くなってき
ている。このため、IDTを形成している圧電性基板か
ら外部への電気的接合部(ワイヤーボンディング、フェ
イスダウンボンディング等)の強度確保および配線抵抗
が問題となっている。
【0005】こ問題を解決するために金属薄膜を2層に
し、IDTは薄く、配線部、接合部は厚くする構造がと
られている。この2層構造を有する弾性表面波デバイス
の製造方法として従来は次のような方法が用いられた。
【0006】従来の製造プロセスを図4に示す。
【0007】まず、図4(a)に示す圧電性基板(40
1)上にスパッタ法、真空蒸着法などによりAlもしく
はAl合金からなる第一の金属薄膜(402)を成膜す
る(b)。
【0008】次に、第一の金属薄膜(402)をパター
ニングするためにレジスト(404)を形成する
(c)。
【0009】そして、このレジスト(404)をマスク
とし、ドライエッチング,ウェットエッチング等で第一
の金属薄膜(402)をパターニングする(d)。
【0010】次に、レジストを除去し、第一の金属薄膜
(402)にて所望のIDTパターンを得る(e)。
【0011】第一の金属薄膜(402)にて所望のID
T形成後に、第二の金属薄膜(403)をパターニング
するためにレジスト(405)を形成する(f)。
【0012】この上に真空蒸着法などによりAlもしく
はAl合金からなる第二の金属薄膜(403)を成膜す
る(g)。
【0013】次に、レジストパターン(405)とその
上に形成された不要の第二の金属薄膜(405)を除去
することにより図4(h)に示すように配線部、接合部
が第一(402)、第二(403)の金属薄膜の2層構
造を有する弾性表面波デバイスを得ることができる。
【0014】ただし、従来の製造方法においては、特
に、圧電性基板が焦電性を持つときには、第二の金属薄
膜(403)をパターニングするためにレジスト(40
5)を形成する際、プリベーク、ポストベーク等の熱処
理にて焦電気が発生し、すでに形成済みの第一の金属薄
膜(402)によるIDT間にスパークが生じてIDT
を破壊してしまうという問題があった。
【0015】また、従来のようにIDT形成後にレジス
トパターニング、成膜等の工程を行うために、IDTの
細いパターンの間にレジスト、金属薄膜片等の残渣が残
りやすく歩留まりを低下させてしまうという問題もあっ
た。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、複数の金属
薄膜を有する構造の弾性表面波の従来の製造方法におい
ては、特に圧電性基板が焦電性を有しているときは、I
DTを形成した後に金属薄膜を成膜してパターニングす
るため、プリベーク・ポストベーク等の熱処理によって
焦電気が発生して、IDTを破壊してしまうという問題
があった。また、IDTを形成してから残りの金属薄膜
を成膜するため、IDTの細いパターンの間にレジス
ト、金属薄膜片等の残渣が残りやすく歩留まりが低下し
ていた。
【0017】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、圧電性基板が焦電性を持つとき
でも、IDTを破壊せずに高歩留まりにて複数の金属薄
膜をパターニング可能な弾性表面波素子の製造方法を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性表面波デバ
イスの製造方法は、圧電性基板上に複数の金属薄膜を積
層させて形成する工程と、複数の金属薄膜のうち最初に
形成された金属薄膜以外の金属薄膜をパターニングする
工程と、複数の金属薄膜のうち最初に形成された金属薄
膜を櫛歯状電極にパターニングする工程とを具備するこ
とを特徴としている。
【0019】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法に
おいて、複数の金属薄膜のうち最初に形成された金属薄
膜以外の金属薄膜をパターニングする工程は、リフトオ
フ法によるものであることを特徴としている。
【0020】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法に
おいて、複数の金属薄膜のうち最初に形成された金属薄
膜を櫛歯状電極にパターニングする工程は櫛歯状電極を
形成しない複数の金属薄膜上にレジストを塗布して櫛歯
状電極を形成しない複数の金属薄膜を保護しつつ、最初
に形成された金属薄膜をエッチングすることにより行わ
れることを特徴としている。
【0021】本発明に係る弾性表面波デバイスの製造方
法によれば、複数、すなわち少なくとも2層以上の金属
薄膜を形成する場合に、複数の金属薄膜のうち最初に形
成された金属薄膜以外の金属薄膜を複数の金属薄膜のう
ち最上層の金属薄膜を一部、すなわち、バス・バーとな
る部分は残すようにしてパターニングした後、最初に形
成された金属薄膜を配線部および/または接合部におい
て、櫛歯状電極(IDT)に加工する、つまり最後にI
DTを形成するため、IDTの細いパターンの間にパタ
ーニングに使用したレジストや金属膜片残渣が残ること
がなく、周波数特性、信頼性の優れた弾性表面波デバイ
スを高歩留まりで得ることができる。
【0022】また、複数の金属薄膜を用いることで、各
金属薄膜の電気的および機械的特性を適正化して用いる
ことができる。
【0023】また、本発明の弾性表面波デバイスの製造
方法は、圧電性基板上に、第一の金属薄膜を形成する工
程と、第一の金属薄膜上に第二の金属薄膜を積層させて
形成する工程と、第二の金属薄膜を一部残すようにして
パターニングする工程と、第一の金属薄膜を櫛歯状電極
にパターニングする工程とを具備することを特徴として
いる。
【0024】本発明に係る弾性表面波デバイスの製造方
法によれば、2層の金属薄膜を形成する場合に、第二の
金属薄膜を第二の金属薄膜を一部、すなわちバス・バー
となる部分は残すようにして積層・パターニングした
後、第一の金属薄膜を櫛歯状電極(IDT)に加工する
ため、IDTの細いパターンの間にパターニングに使用
したレジストや金属膜片残渣が残ることがなく、周波数
特性、信頼性の優れた弾性表面波デバイスを高歩留まり
で得ることができる。
【0025】さらに、本発明の弾性表面波デバイスの製
造方法は、圧電性基板上に、第一の金属薄膜を形成する
工程と、第一の金属薄膜上に第二および第三の金属薄膜
を積層させて形成する工程と、第二および第三の金属薄
膜を一部残すようにしてパターニングする工程と、第一
の金属薄膜を櫛歯状電極にパターニングする工程とを具
備することを特徴としている。
【0026】本発明に係る弾性表面波デバイスの製造方
法によれば、3層の金属薄膜を形成する場合に、第二お
よび第三の金属薄膜を第二および第三の金属薄膜を一
部、すなわちバス・バーとなる部分は残すようにして積
層・パターニングした後、第一の金属薄膜を櫛歯状電極
(IDT)に加工するため、IDTの細いパターンの間
にパターニングに使用したレジストや金属膜片残渣が残
ることがなく、周波数特性、信頼性の優れた弾性表面波
デバイスを高歩留まりで得ることができる。
【0027】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法に
おいて、パターニング工程は、リフトオフ法によるもの
であることを特徴としている。
【0028】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法に
おいて、第一の金属薄膜を櫛歯状電極にパターニングす
る工程は櫛歯状電極を形成しない第一、第二および第三
の金属薄膜上にレジストを塗布して前記櫛歯状電極を形
成しない前記第一、第二および第三の金属薄膜を保護し
つつ、第一の金属薄膜をエッチングすることにより行わ
れることを特徴としている。
【0029】リフトオフ法とは、配線部以外の基板上に
予めフォトレジスト膜をつけておき、その上に金属膜を
付着させた後、フォトレジストの除去とともに配線部以
外の金属膜を除去して所望のパターンを形成する方法で
ある。本発明によれば、リフトオフ法を用いて、第二、
または第二および第三の金属薄膜を配線部、接合部に形
成してなる弾性表面波デバイスを製造することができ
る。
【0030】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法に
おいて、第一、第二および/または第三の金属薄膜は、
アルミニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴
としている。
【0031】アルミニウム合金としては、Al−Cu等
が挙げられる。
【0032】本発明において、アルミニウムおよびアル
ミニウム合金は、アルミニウムの電気的、機械的および
化学的性質が保たれる範囲で、必要に応じて、例えば、
銅を0.5重量%と、少量の他の元素を添加させたもの
も含んでいてもよい。
【0033】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法に
おいて、圧電性基板は、焦電特性を有していることを特
徴としている。
【0034】本発明によれば、IDTのパターニング
を、リフトオフプロセスによる最後の金属薄膜のパター
ニング後に行うことにより、最初と最後の金属薄膜パタ
ーニング用のレジストベーク時にはウエハ上の金属薄膜
パターンが全てつながっており、同電位であるため、加
熱工程で焦電気が発生してもパターン間にスパークが生
じることなく、IDTの破壊を防止することができる。
【0035】また、ダストを発生するリフトオフ工程時
にIDTのファインパターンがないため、IDTの細い
パターンの間にレジスト、金属薄膜片等の残渣が残って
しまうこともない。
【0036】この結果、従来の製造方法では形成困難で
あった2層以上の金属薄膜を有する弾性表面波デバイス
を焦電性基板上に高歩留まりで形成することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の2層の金属薄膜を
有する弾性表面波デバイスの製造方法を、図1を参照し
て説明する。
【0038】まず図1(a)に示す圧電性基板(10
1)、例えば、LiTaO3 、LiNbO3 等の圧電性
基板上にAlまたはAl合金薄膜からなる第一の金属薄
膜(102)をスパッタ法などにより成膜する(b)。
【0039】次にAlからなる第二の金属薄膜(10
3)をパターニングするためにレジスト(105)を形
成する(c)。
【0040】そして、第二の金属薄膜(103)を除去
したいエリアのみ残すようにして、このレジスト(10
5)を露光・現像によりパターニングする(d)。
【0041】次に第一の金属薄膜(102)およびレジ
スト(105)の上から第二の金属薄膜(103)を蒸
着法などにより成膜する(e)。
【0042】その後、第一の金属薄膜(102)とバス
・バーとなる部分の第二の金属薄膜(103)を残し
て、それ以外の第二の金属薄膜(103)とレジスト
(105)をリフトオフする(f) 第二の金属薄膜(103)をパターニング後に、レジス
ト(104)を形成・パタ−ニングし(g)、このレジ
スト(104)をマスクとしてSiCl4 を用いたエッ
チング、ドライエッチング、リン酸をベースとした混酸
を用いたウェットエッチング等により第一の金属薄膜
(102)をIDTおよびその他の所望の形状にパター
ニングする(h)。
【0043】最後にレジスト(104)を剥離する
(i)ことにより、図3に示すように配線部、接合部が
第一(102)、第二(103)の金属薄膜の2層構造
を有する弾性表面波デバイスを得ることができる。
【0044】尚、IDTの配線部、接合部における第一
の金属薄膜の形成高さは約70〜400nmであって、
第一の金属薄膜と第二の金属薄膜を合わせた形成高さは
500nm以上となる。
【0045】次に、本発明の他の実施例として、3層の
金属薄膜を有する弾性表面波デバイスの製造方法を図2
を参照して説明する。
【0046】まず図2(a)に示す圧電性基板(20
1)、例えば、LiTaO3 、LiNbO3 等の圧電性
基板上にAlまたはAl合金薄膜からなる第一の金属薄
膜(202)をスパッタ法などにより成膜する(b)。
【0047】次にAlからなる第二の金属薄膜(20
3)をパターニングするためにレジスト(205)を形
成する(c)。
【0048】そして、第二の金属薄膜(203)を除去
したいエリアのみ残すようにして、このレジスト(20
5)を露光・現像によりパターニングする(d)。
【0049】次に第一の金属薄膜(202)およびレジ
スト(205)の上から第二の金属薄膜(203)を蒸
着法などにより成膜する(e)。
【0050】その後、第一の金属薄膜(202)とバス
・バーとなる部分の第二の金属薄膜(203)を残し
て、それ以外の第二の金属薄膜(203)とレジスト
(205)をリフトオフする(f)。
【0051】次にAlからなる第三の金属薄膜(20
4)をパターニングするためのレジスト(206)を形
成し、第三の金属薄膜(203)を除去したいエリアの
み残すようにして、このレジスト(206)を露光・現
像によりパターニングする(g)。
【0052】次に第二の金属薄膜(203)およびレジ
スト(206)の上から第三の金属薄膜(204)を蒸
着法などにより成膜する(h)。
【0053】その後、第一の金属薄膜(202)、前工
程で残された第二の金属薄膜(203)およびバス・バ
ーとなる部分の第三の金属薄膜(204)を残して、そ
れ以外の第三の金属薄膜(204)とレジスト(20
6)をリフトオフする(i)。
【0054】このようにして、第三の金属薄膜(20
6)をパターニング後に、レジスト(207)を形成・
パタ−ニングし(j)、このレジスト(207)をマス
クとしてドライエッチング・ウェットエッチング等によ
り第一の金属薄膜(202)をIDTおよびその他の所
望の形状にパターニングする(k)。
【0055】最後にレジスト(207)を剥離する
(l)ことにより、図3に示すように配線部、接合部が
第一(202)、第二(203)および第三(206)
の金属薄膜の3層構造を有する弾性表面波デバイスを得
ることができる。
【0056】尚、IDTの配線部、接合部における第一
の金属薄膜の形成高さは約70〜400nmであって、
第一の金属薄膜と第二、第三の金属薄膜を合わせた形成
高さは500nm以上となる。
【0057】このように、3層の金属薄膜を有する弾性
表面波デバイスについても、IDTを最後にパターニン
グすることにより、2層金属薄膜の場合と同様に配線
部、接合部が第一(202)、第二(203)および第
三(206)の金属薄膜の3層構造を有する弾性表面波
デバイスを得ることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、複数の金属薄膜を有す
る弾性表面波デバイスの製造方法において、圧電性基板
上に、最初の金属薄膜上にリフトオフプロセスにて最後
の金属薄膜を形成およぴパターニング後、最初の金属薄
膜をエッチングにて櫛歯状電極に加工することにより、
たとえ、焦電性の基板であっても、熱処理等にて焦電気
が発生してスパークによるIDT破壊を起こすことな
く、また、IDTの細いパターンの間にレジストや金属
薄膜片等の残渣が残ることもない。従って、周波数特
性、信頼性の優れた弾性表面波デバイスを高歩留まりで
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法の一実
施例を示す断面図。
【図2】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法の他の
実施例を示す断面図。
【図3】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法の一実
施例で作られたデバイスを示す概略図。
【図4】従来の弾性表面波デバイスの製造方法を示す断
面図。
【符号の説明】
101、201、401…圧電性基板 102、202、402…第一の金属薄膜 103、203、403…第二の金属薄膜 204…第三の金属薄膜 104、105、205、206、207、404、4
05…レジスト

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電性基板上に複数の金属薄膜を積層さ
    せて形成する工程と、前記複数の金属薄膜のうち最初に
    形成された金属薄膜以外の金属薄膜を、パターニングす
    る工程と、前記複数の金属薄膜のうち最初に形成された
    金属薄膜を櫛歯状電極にパターニングする工程とを具備
    する弾性表面波デバイスの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の金属薄膜のうち最初に形成さ
    れた金属薄膜以外の金属薄膜をパターニングする工程
    は、リフトオフ法によるものであることを特徴とする請
    求項1記載の弾性表面波デバイスの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の金属薄膜のうち最初に形成さ
    れた金属薄膜を櫛歯状電極にパターニングする工程は、
    前記櫛歯状電極を形成しない前記複数の金属薄膜上にレ
    ジストを塗布して前記櫛歯状電極を形成しない前記複数
    の金属薄膜を保護しつつ、前記最初に形成された金属薄
    膜をエッチングすることにより行われることを特徴とす
    る請求項1記載の弾性表面波デバイスの製造方法。
  4. 【請求項4】 圧電性基板上に、第一の金属薄膜を形成
    する工程と、前記第一の金属薄膜上に第二の金属薄膜を
    積層させて形成する工程と、前記第二の金属薄膜を一部
    残すようにしてパターニングする工程と、前記第一の金
    属薄膜を櫛歯状電極にパターニングする工程とを具備す
    ることを特徴とする弾性表面波デバイスの製造方法。
  5. 【請求項5】 圧電性基板上に、第一の金属薄膜を形成
    する工程と、前記第一の金属薄膜上に第二および第三の
    金属薄膜を積層させて形成する工程と、前記第二および
    第三の金属薄膜を一部残すようにしてパターニングする
    工程と、前記第一の金属薄膜を櫛歯状電極にパターニン
    グする工程とを具備することを特徴とする弾性表面波デ
    バイスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第二の金属薄膜および/または第三
    の金属薄膜の前記パターニング工程は、リフトオフ法に
    よるものであることを特徴とする請求項4または5記載
    の弾性表面波デバイスの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第一の金属薄膜を櫛歯状電極にパタ
    ーニングする工程は前記櫛歯状電極を形成しない前記第
    一、第二および第三の金属薄膜上にレジストを塗布して
    前記櫛歯状電極を形成しない前記第一、第二および第三
    の金属薄膜を保護しつつ、前記第一の金属薄膜をエッチ
    ングすることにより行われることを特徴とする請求項4
    または5記載の弾性表面波デバイスの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第一、第二および/または第三の金
    属薄膜は、アルミニウムまたはアルミニウム合金である
    ことを特徴とする請求項4または5記載の弾性表面波デ
    バイスの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記圧電性基板は、焦電特性を有してい
    ることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の
    弾性表面波デバイスの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1097670A2 (en) 1999-11-02 2001-05-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and apparatus for displaying fluorescence information
KR100688270B1 (ko) 2005-01-26 2007-03-02 세이코 엡슨 가부시키가이샤 절연화 처리전 기판, 기판의 제조 방법, 탄성 표면파진동자의 제조 방법, 탄성 표면파 진동자, 탄성 표면파장치, 및 전자기기
JP2008199635A (ja) * 2008-03-07 2008-08-28 Yamajiyu Ceramics:Kk 圧電基板用単結晶を用いた弾性表面波フィルタおよびその製造方法
JP2022028566A (ja) * 2020-08-03 2022-02-16 三安ジャパンテクノロジー株式会社 弾性波デバイス

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