JPH11312895A - 部品トレイ供給装置および方法 - Google Patents

部品トレイ供給装置および方法

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JPH11312895A
JPH11312895A JP10134580A JP13458098A JPH11312895A JP H11312895 A JPH11312895 A JP H11312895A JP 10134580 A JP10134580 A JP 10134580A JP 13458098 A JP13458098 A JP 13458098A JP H11312895 A JPH11312895 A JP H11312895A
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tray
component tray
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JP10134580A
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English (en)
Inventor
Mitsuhisa Yamaguchi
満久 山口
Hideaki Nakajima
英明 中島
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Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積載したトレイを部品の取出位置まで昇降す
るための昇降機構を不要にして、装置および制御をシン
プルにして、装置全体の低コスト化を実現すること。 【解決手段】 部品が収納される部品トレイ1を積載位
置と部品取出位置との間を供給する部品トレイ供給装置
において、前記部品トレイ1を搬送する搬送装置12
が、部品トレイ1を把持する把持機構4を上下動自在に
支持する高さ吸収機構5を備え、該高さ吸収機構5が、
前記積載位置における積載された前記部品トレイの高さ
と前記部品トレイ内の前記部品を取り出す前記部品取出
位置における前記部品トレイの高さとの差以上の上下動
ストロークが可能な複数のロッド51を備えている部品
トレイ供給装置および方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部品が収納
された部品トレイを部品挿入装置に供給する部品トレイ
供給装置および方法に関するものであって、部品が収納
される部品トレイを積載位置と部品取出位置との間を供
給する部品トレイ供給装置において、前記積載位置と前
記部品取出位置における部品トレイの高さに応じて高さ
吸収機構によって上下動自在に支持された把持機構によ
り前記部品トレイを把持して、搬送装置によって部品ト
レイを前記積載位置と前記部品取出位置との間を搬送す
る部品トレイ供給装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の部品トレイ供給装置(特開平4−
199798)は、図10に示されるように垂直に配設
され傾斜カムおよび垂直カムより成るカム部材が形成さ
れたボールネジBにカムフォロアーが形成された複数の
ナットNが螺合され、該複数のナットNに部品トレイB
Tを保持するトレイ保持体Hが装着され、前記ボールネ
ジBの回転駆動により、トレイ保持体Hおよび部品トレ
イBTを部品の取出位置まで昇降させる昇降機構を備え
るものであった。
【0003】従来の部品トレイ供給装置(特開平7−3
8288他)は、図11に示されるように垂直な昇降経
路P上に複数の部品トレイをそれぞれ積層された複数の
昇降テーブルTを相対的に昇降自在に支持し、昇降手段
によって前記昇降テーブルTを部品の取出位置まで相対
的に昇降させる昇降機構を備えるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の部品トレイ
供給装置は、いずれも部品を収納したトレイを積載する
ことにより省スペースを実現するが、積載した部品トレ
イBTの交換又は空トレイの交換のために積載したトレ
イを部品の取出位置まで昇降するための昇降機構が必要
であり、これが装置および制御を複雑にして、装置全体
の低コスト化を阻害する要因になっていたという問題が
あった。
【0005】そこで本発明者は、部品が収納される部品
トレイを積載位置と部品取出位置との間を供給する部品
トレイ供給装置において、前記積載位置と前記部品取出
位置における部品トレイの高さに応じて高さ吸収機構に
よって上下動自在に支持された把持機構により前記部品
トレイを把持して、搬送装置によって部品トレイを前記
積載位置と前記部品取出位置との間を搬送するという本
発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結
果、積載したトレイを部品の取出位置まで昇降するため
の昇降機構を不要にして、装置および制御をシンプルに
して、装置全体の低コスト化を実現するという目的を達
成する本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の部品トレイ供給装置は、部品が収納され
る部品トレイを積載位置と部品取出位置との間を供給す
る部品トレイ供給装置において、部品トレイを搬送する
搬送装置が、部品トレイを把持する把持機構を上下動自
在に支持する高さ吸収機構を備えているものである。
【0007】本発明(請求項2に記載の第2発明)の部
品トレイ供給装置は、前記第1発明において、前記高さ
吸収機構が、前記積載位置における積載された前記部品
トレイの高さと前記部品トレイ内の前記部品を取り出す
前記部品取出位置における前記部品トレイの高さとの差
以上の上下動ストロークを可能にする構成を備えている
ものである。
【0008】本発明(請求項3に記載の第3発明)の部
品トレイ供給装置は、前記第2発明において、前記高さ
吸収機構が、上下動機構に支持されたブラケットと、該
ブラケットに上下動自在に支持され、一部にストッパー
を配設するとともに下端に部品トレイを把持する把持部
を配設した一定の長さの複数のロッドと、から成るもの
である。
【0009】本発明(請求項4に記載の第4発明)の部
品トレイ供給装置は、前記第3発明において、前記把持
部が、真空圧によって部品トレイを吸引把持するバキュ
ームパッドによって構成され、前記複数のロッド内に吸
引通路が形成され、上端からパイプを介して真空装置に
接続されているものである。
【0010】本発明(請求項5に記載の第5発明)の部
品トレイ供給装置は、前記第3発明において、前記ブラ
ケットを支持する前記上下動機構を前記部品取出位置と
前記積載位置との間を搬送する搬送機構を備えているも
のである。
【0011】本発明(請求項6に記載の第6発明)の部
品トレイ供給方法は、部品が収納される部品トレイを積
載位置と部品取出位置との間を供給する部品トレイ供給
装置において、前記積載位置と前記部品取出位置におけ
る部品トレイの高さに応じて高さ吸収機構によって上下
動自在に支持された把持機構により前記部品トレイを把
持して、搬送装置によって部品トレイを前記積載位置と
前記部品取出位置との間を搬送するものである。
【0012】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
部品トレイ供給装置は、前記高さ吸収機構が、前記積載
位置と部品取出位置における部品トレイの高さに応じ
て、部品トレイを把持する把持機構を上下動自在に支持
して、前記搬送装置が、部品トレイを前記積載位置と部
品取出位置との間を搬送するので、積載したトレイを部
品の取出位置まで昇降するための昇降機構を不要にし
て、装置および制御をシンプルにして、装置全体の低コ
スト化を実現するという効果を奏する。
【0013】上記構成より成る第2発明の部品トレイ供
給装置は、前記第1発明において、前記高さ吸収機構
が、前記積載位置における積載された前記部品トレイの
高さと前記部品トレイ内の前記部品を取り出す前記部品
取出位置における前記部品トレイの高さとの差以上の上
下動ストロークを可能にするので、積載したトレイを部
品の取出位置まで昇降するための昇降機構および昇降制
御を不要にして、装置および制御をシンプルにして、装
置全体の低コスト化を実現するという効果を奏する。
【0014】上記構成より成る第3発明の部品トレイ供
給装置は、前記第2発明において、前記上下動機構に支
持された前記ブラケットに一部にストッパーを配設する
とともに下端に部品トレイを把持する前記把持部を配設
した一定の長さの前記複数のロッドが、上下動自在に支
持されるので、前記シンプルな構成の高さ吸収機構によ
って積載したトレイを部品の取出位置まで昇降するため
の昇降機構を不要にして、装置および制御をシンプルに
して、装置全体の低コスト化を実現するという効果を奏
する。
【0015】上記構成より成る第4発明の部品トレイ供
給装置は、前記第3発明において、前記把持部を構成す
る前記バキュームパッドが、前記複数のロッド内に形成
された前記吸引通路および前記複数のロッドの上端に配
設された前記パイプを介して真空装置に接続されている
ので、上下動自在の前記バキュームパッドが、真空圧に
よって前記部品トレイを吸引把持するため、前記部品ト
レイの容易かつ確実な把持を可能にするという効果を奏
する。
【0016】上記構成より成る第5発明の部品トレイ供
給装置は、前記第3発明において、前記搬送機構が、前
記高さ吸収機構の前記ブラケットを支持する前記上下動
機構を前記部品取出位置と前記積載位置との間を搬送す
るので、前記積載位置における積載された前記部品トレ
イの高さと前記部品取出位置における前記部品トレイの
高さの差に応じた昇降制御を伴わない前記両位置間の搬
送を可能にするという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第6発明の部品トレイ供
給方法は、前記積載位置と前記部品取出位置における部
品トレイの高さに応じて高さ吸収機構によって上下動自
在に支持された把持機構により前記部品トレイを把持し
て、搬送装置によって部品トレイを前記積載位置と前記
部品取出位置との間を搬送するので、積載したトレイを
部品の取出位置まで昇降するための昇降機構を不要にし
て、装置および制御をシンプルにして、装置全体の低コ
スト化を実現するという効果を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0019】(実施形態)本実施形態の部品トレイ供給
装置および方法は、図1ないし図9に示されるように部
品が収納される部品トレイ1を積載位置と部品取出位置
との間を供給する部品トレイ供給装置において、前記部
品トレイ1を搬送する搬送装置3が、部品トレイ1を把
持する把持機構4を上下動自在に支持する高さ吸収機構
5を備え、該高さ吸収機構5が、前記積載位置における
積載された前記部品トレイの高さと前記部品トレイ内の
前記部品を取り出す前記部品取出位置における前記部品
トレイの高さとの差以上の上下動ストロークが可能な複
数のロッド51を備えているものである。
【0020】本実施形態の前記部品トレイ供給装置は、
本発明を一例として電子部品をマトリックス状に収納し
た前記部品トレイ1を電子部品挿入装置に供給する適用
例に適用した場合について説明する。
【0021】本実施形態の前記部品トレイ供給装置は、
図1および図2に示す多数の電子部品を収納した部品ト
レイ1と、前記電子部品を収納した前記部品トレイ1の
位置決めを行う位置決めテーブル2と、前記電子部品を
収納した前記部品トレイ1を前記位置決めテーブル2に
搬送又は部品が無くなった前記部品トレイ1を廃却プレ
ート上に搬送する搬送ロボット3と、前記部品トレイ1
をバキューム時に前記部品トレイ1の高さを吸収する高
さ吸収機構5と、前記電子部品を電子部品挿入装置に供
給する直進フィーダー6と、前記電子部品を前記位置決
めテーブル2から直進フィーダー6に供給する供給ロボ
ット7と、前記部品トレイ1に収納された前記電子部品
を把持する部品チャック9を上下させるシリンダ8と、
前記部品チャック9、空トレイ廃却プレート10、廃却
プレート上下シリンダ11、バキュームパッド4および
高さ吸収機構5を上下させるシリンダ12とから構成さ
れる。
【0022】前記電子部品をマトリックス状に収納した
部品トレイ1が、積載位置としての装置のテーブル10
0の一端に複数段積み重ねられて載置されている。部品
取出位置としての装置の前記テーブル100の他端には
位置決めテーブル2が配置されている。
【0023】前記積載位置から前記部品取出位置までの
前記部品トレイ1の搬送装置は、上下機構としての上下
動自在にピストンロッド121が介挿されたシリンダ1
2と、該シリンダ12を備えた可動部材を前記装置の上
部プレート101の下面に長手方向に延在配設されたガ
イドに沿って移動させる前記テーブル100の長手方向
に搬送する搬送機構としての搬送ロボット3とから成
り、前記シリンダ12によって前記バキュームパッド4
を上下動自在に支持するブラケット50を一定ストロー
クだけ降下させ、前記バキュームパッド4で前記最上段
の部品トレイ1を吸着し、前記シリンダ12で一定スト
ロークだけ上昇させ、前記搬送ロボット3で位置決めテ
ーブル(ロボット)2上に搬送した後、前記シリンダ1
2を降下させ、前記位置決めテーブル2にセットする。
【0024】この時、前記積み重ねたトレイ1と前記位
置決めテーブル2との高さの差は、高さ吸収機構5によ
って吸収される。すなわち前記高さ吸収機構は、図1、
図2および図5ないし図9に示されるように上下動機構
としてのシリンダ12に支持された略H形状のブラケッ
ト50と、該ブラケット50に上下動自在に支持され、
上端にストッパー52を配設するとともに下端に部品ト
レイを把持する把持部としての前記バキュームパッド4
を配設した一定の長さの複数のロッド51とから成るも
のである。
【0025】前記複数のロッド51の下端に配設された
前記把持部は、真空圧によって部品トレイを吸引把持す
るバキュームパッド4によって構成され、図9に示され
るように前記複数のロッド51内に吸引通路が形成さ
れ、各ロッド51の上端から束ねられたパイプ41を介
して真空装置(図示せず)に接続されているものであ
る。
【0026】前記位置決めテーブル2の上方の装置の上
部プレート101の他方の側端に前記位置決めテーブル
2に直交する方向にガイドが延在形成された供給ロボッ
ト7を配置し、該供給ロボット7の前記ガイドに沿って
移動する可動部材にはピストンロッド81が上下動自在
に介挿されたシリンダ8が配設され、前記ピストンの下
端に部品チャック9が配設されている。
【0027】また前記位置決めテーブル2に平行に直進
フィーダー6が延在配設され、前記シリンダ8との連動
により、前記部品チャック9によって前記部品トレイ1
上の部品を直進フィーダー6に順次供給されるように構
成されている。
【0028】前記積載位置としての装置のテーブル10
0の一端において、図3に示されるように複数段積み重
ねられて載置されている前記部品トレイ1の上部に廃却
プレート上下シリンダ11によって揺動自在の廃却プレ
ート10が配置され、その上に回収された前記部品チャ
ック9によって前記電子部品が取り出され空になった前
記部品トレイ1が載置され、前記廃却プレート上下シリ
ンダ11によって前記廃却プレート10が図4に示され
るように反時計方向に揺動させることにより、空の前記
部品トレイ1が廃却されるように構成されている。
【0029】本実施形態の部品トレイ供給装置の制御装
置における制御フローについて次に述べる。ステップ1
において、前記部品トレイ1を複数段積みにした後、ス
タートスイッチをオンする。
【0030】ステップ2において、前記位置決めテーブ
ル2に前記部品トレイ1が無ければ、前記搬送ロボット
3によって前記部品トレイ1を前記位置決めテーブル2
上に搬送して、前記部品トレイ1をセットする。
【0031】ステップ3において、前記位置決めテーブ
ル2によって前記部品トレイ1を前記部品チャック9の
真下に位置決めすると同時に、前記部品チャック9を供
給ロボット7によって部品把持位置(取出位置)に位置
決めし、前記シリンダ8の前記ピストンによって前記部
品チャック9を下降させ、前記部品トレイ1上の電子部
品を該部品チャック9によって把持する。
【0032】ステップ4において、前記シリンダ8の前
記ピストンを上昇させ、前記部品チャック9を前記供給
ロボット7によって前記直進フィーダー6上に移動させ
た後、前記シリンダ8の前記ピストンを下降させ、前記
部品チャック9によって把持した電子部品を前記直進フ
ィーダー6上に置く。
【0033】ステップ5において、前記直進フィーダー
6は、前記電子部品を電子部品挿入装置に供給する。こ
の間に前記シリンダ8の前記ピストンによって前記部品
チャック9を上昇させる。ステップ6において、以後前
記部品トレイ1上の電子部品が無くなるまで前記ステッ
プ3ないしステップ5が繰り返えされる。
【0034】ステップ7において、前記部品トレイ1上
の電子部品が全て無くなったら、前記位置決めテーブル
2によって前記空の部品トレイ1を装置内部に搬送し、
前記搬送ロボット3で前記空の部品トレイをバキューム
する。この動作と同時に前記廃却プレート上下シリンダ
11を動作させ、前記廃却プレート10を段積みにされ
た前記部品トレイ1上に置く。すなわち前記廃却プレー
ト10を寝かせた水平状態にする。
【0035】ステップ8において、前記搬送ロボット3
によって前記廃却プレート10上に空になった部品トレ
イ1を搬送し、前記廃却プレート10上でバキュームを
オフして空の前記部品トレイ1を前記廃却プレート10
上に置く。
【0036】ステップ9において、前記搬送ロボット3
によってバキュームパッド4を待避させ、その後前記廃
却プレート上下シリンダ11を動作させて前記廃却プレ
ート10上の空の部品トレイ1を装置外部に排出する。
すなわち前記廃却プレート10を立った状態にする。ス
テップ10において、以後ステップ2ないし9のステッ
プが繰り返えされる。
【0037】上記構成より成る本実施形態の部品トレイ
供給装置における部品トレイ供給方法について、以下に
述べる。前記電子部品が収納される前記部品トレイ1を
積載位置と部品取出位置との間を供給する部品トレイ供
給装置において、前記積載位置と前記部品取出位置にお
ける部品トレイの高さに応じて前記高さ吸収機構5によ
って上下動自在に支持された把持機構4により前記部品
トレイ1を把持して、搬送装置3、12によって部品ト
レイを前記積載位置と前記部品取出位置との間を搬送す
るものである。
【0038】すなわち本実施形態においては、前記電子
部品をマトリックス状に収納した部品トレイ1が前記積
載位置に数段積み重ねられ、前記シリンダ12に介挿さ
れたピストンによって前記H形状ブラケット50に上下
動自在に介挿されたロッド51の下端に配設された前記
バキュームパッド4を降下させる。
【0039】前記バキュームパッド4によって、図5に
示されるように前記真空装置からの真空により前記最上
段の部品トレイ1を吸着し、図6に示されるように前記
シリンダ12のピストンによって一定距離上昇させ、図
8に示されるように搬送ロボット3によって前記位置決
めテーブル2の上方に搬送する。その後、前記シリンダ
12のピストンを降下させ、図7に示されるように前記
位置決めテーブル2上に当接した後前記バキュームパッ
ド4の吸着を解除してセットする。
【0040】この時、前記積載位置における前記積み重
ねられた前記部品トレイ1と前記取出位置における前記
位置決めテーブル2との高さの差は、前記高さ吸収機構
5によって吸収される。
【0041】前記高さ吸収機構5において、前記シリン
ダ12のピストンに係止された前記H形状ブラケット5
0に上下動自在に介挿され下端に前記バキュームパッド
4が配設されたロッド51のストローク長さが、前記積
載位置における前記積み重ねられた前記部品トレイ1と
前記取出位置における前記位置決めテーブル2との高さ
の差以上に設定されているので、前記積載位置における
前記積み重ねられた前記部品トレイ1の高さと前記取出
位置における前記位置決めテーブル2の高さに応じて前
記H形状ブラケット50に上下動自在に介挿された前記
ロッドが上下動するものである。
【0042】すなわち、前記積載位置において前記部品
トレイ1が多数積み重ねられ高さが高いときは、図5に
示されるように前記H形状ブラケット50から下方に突
出する前記ロッドの長さが短く前記H形状ブラケット5
0と前記バキュームパッド4との間の距離が短く、前記
部品の取出位置において1個の前記部品トレイ1が載置
され、高さが低いときは、図7に示されるように前記H
形状ブラケット50から下方に突出する前記ロッドの長
さが長く前記H形状ブラケット50と前記バキュームパ
ッド4との間の距離が長くなるのである。
【0043】その後、前記シリンダ12のピストンを上
昇させ、前記バキュームパッド4を上方に待避させた
後、前記位置決めテーブル2および前記供給ロボット7
によって前記部品トレイ1上の前記電子部品の任意の位
置に前記部品チャック9を移動させて、前記シリンダ8
との連動により、前記トレイ1上の電子部品を直進フィ
ーダー6に順次供給する。
【0044】前記部品トレイ1に前記電子部品が無くな
ったら、前記位置決めテーブル2から上方に待避した前
記バキュームパッド4の下に前記部品トレイ1が移動
し、図7に示されるように前記シリンダ12のピストン
121を下降して前記バキュームパッド4によって空ト
レイを吸着し、図8に示されるように前記シリンダ12
のピストン121を上昇して前記搬送ロボット3によっ
て前記取出位置から前記積載位置に搬送する。
【0045】前記シリンダ12の前記ピストンを上昇さ
せると同時に前記廃却プレート上下シリンダ11によっ
て前記廃却プレート10を時計方向に揺動下降させ、前
記搬送ロボット3によって前記空になった前記部品トレ
イ1を前記廃却プレート10上に当接した後、前記バキ
ュームパッド4のバキュームを解除することにより、前
記空になった前記部品トレイ1が図3に示されるように
前記廃却プレート上に載置する。
【0046】その後、前記バキュームパッド4を前記廃
却プレート10の動作に干渉しない位置に移動させ、図
4に示されるように前記廃却プレート上下シリンダ11
によって前記廃却プレート10を反時計方向に揺動上昇
させて、前記空になった前記部品トレイ1の廃却を行
う。
【0047】その後、前記搬送ロボット3によって前記
バキュームパッド4を積載された前記部品トレイ1上に
移動させ、積載された前記部品トレイ1がすべて空にな
って廃却されるまで一連の動作が繰り返えされる。
【0048】上記作用を奏する本実施形態の部品トレイ
供給装置は、前記高さ吸収機構5が、前記積載位置と部
品取出位置における部品トレイ1の高さに応じて、部品
トレイを把持する把持機構の前記バキュームパッド4を
上下動自在に支持して、前記搬送装置3、12が、前記
部品トレイ1を前記積載位置と部品取出位置との間を搬
送するので、積載した前記部品トレイ1を前記電子部品
の取出位置まで昇降するための昇降機構を不要にして、
装置および制御をシンプルにして、装置全体の低コスト
化を実現するという効果を奏する。
【0049】すなわち本実施形態の部品トレイ供給装置
は、前記高さ吸収機構5が、前記積載位置における積載
された前記部品トレイ1の高さと前記部品トレイ1内の
前記部品を取り出す前記部品取出位置における前記部品
トレイ1の高さとの差以上の上下動ストロークを可能に
するので、前記積載位置および前記取出位置における前
記部品トレイ1の高さに応じた前記バキュームパッド4
の位置を実現するという効果を奏する。
【0050】また本実施形態の部品トレイ供給装置は、
前記高さ吸収機構5において、前記上下動機構としての
シリンダ12のピストンの下端に支持された前記ブラケ
ット50に、上端にストッパー52を配設するとともに
下端に部品トレイを把持する前記把持部としての前記バ
キュームパッド4を配設した一定の長さの前記複数のロ
ッド51が上下動自在に支持されるので、前記シンプル
な構成の高さ吸収機構によって前記積載位置における積
載された前記部品トレイ1の高さと前記部品トレイ1内
の前記部品を取り出す前記部品取出位置における前記部
品トレイ1の高さに応じた前記バキュームパッド4の位
置を実現するという効果を奏する。
【0051】さらに本実施形態の部品トレイ供給装置
は、前記把持部を構成する前記バキュームパッド4が、
前記複数のロッド51内に形成された前記吸引通路およ
び前記複数のロッド51の上端に配設された前記パイプ
41を介して真空装置に接続されているので、上下動自
在の前記バキュームパッド4が、真空圧によって前記部
品トレイ1を吸引把持するため、前記部品トレイ1の容
易かつ確実な把持を可能にするという効果を奏する。
【0052】また本実施形態の部品トレイ供給装置は、
前記搬送機構が、前記高さ吸収機構5の前記ブラケット
50を支持する前記上下動機構としての前記シリンダ1
2を前記部品取出位置と前記積載位置との間を搬送する
に当たり、前記部品取出位置と前記積載位置における前
記シリンダ12による上下ストロークは一定であるが、
前記部品取出位置および前記トレイ積載位置とにおける
前記部品トレイの高さに応じて前記複数のロッド51が
上下動するため、従来のような前記積載位置における積
載された前記部品トレイ1の高さと前記部品取出位置に
おける前記部品トレイ1の高さの差に応じた昇降制御を
伴わない前記両位置間の搬送を可能にするという効果を
奏する。
【0053】さらに本実施形態の部品トレイ供給方法
は、前記積載位置と前記部品取出位置における部品トレ
イ1の高さに応じて高さ吸収機構5によって上下動自在
に支持された把持機構4により前記部品トレイ1を把持
して、搬送装置3、12によって部品トレイを前記積載
位置と前記部品取出位置との間を搬送するので、積載し
た部品トレイ1を部品の取出位置まで昇降するための昇
降機構を不要にして、装置および制御をシンプルにし
て、装置全体の低コスト化を実現するという効果を奏す
る。
【0054】また本実施形態の部品トレイ供給装置は、
搬送装置を構成する3つの位置決めロボット2、3、7
によって前記部品トレイ1の供給および排出の2つの動
作を行わせることにより、駆動軸数の削減を可能にする
という効果を奏するとともに、ロボットの採用により、
機種切り替えによるメカ的な段取り替えを少なくして、
設備の汎用化を可能にするという効果を奏する。
【0055】さらに本実施形態の部品トレイ供給装置
は、空になった部品トレイ1を装置外に廃却するトレイ
廃却機構を段積みした部品トレイ1の上に進退揺動自在
に設置したので、設備の小型化を可能にするという効果
を奏する。
【0056】また本実施形態の部品トレイ供給装置は、
前記部品チャック9によって部品トレイから部品自動供
給用のトレイに自動的に移し替えて供給するので、トレ
イ段取り替えの手間を削除するとともに、前記部品トレ
イ1と部品自動供給用のトレイの自由度を高めるという
効果を奏する。
【0057】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0058】上述の実施形態は、一例としてマトリック
ス状の部品トレイに電子部品を収納する例について説明
したが、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、複数の部品を部品トレイに収納するものであれば部
品の種類および部品トレイ内の収納形態を必要に応じて
変更することが出来るものである。
【0059】上述の実施形態は、一例として高さ吸収機
構の各ロッドの上端に真空装置に接続したたるみを持た
せたパイプを装着した例について説明したが、本発明と
してはそれらに限定されるものでは無く、スパイラルに
成形して伸縮自在にしたパイプを用いて各ロッドの滑ら
かな上下動を確保する実施形態を採用することが出来る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の部品トレイ供給装置を示す
正面斜視図である。
【図2】本実施形態の部品トレイ供給装置を示す背面斜
視図である。
【図3】本実施形態装置における廃却プレート上に空ト
レイがのった状態を示す動作説明図である。
【図4】本実施形態装置における廃却プレート上から空
トレイを廃却放出する状態を示す動作説明図である。
【図5】本実施形態装置の積載位置における最上部の部
品トレイの吸着状態を示す高さ吸収機構の動作説明図で
ある。
【図6】本実施形態装置の積載位置における最上部の部
品トレイの搬送状態を示す高さ吸収機構の動作説明図で
ある。
【図7】本実施形態装置の積載位置における最下部の部
品トレイの吸着状態および取出位置における搬送した部
品トレイを載置した状態を示す高さ吸収機構の動作説明
図である。
【図8】本実施形態装置の積載位置における最下部のト
レイの搬送状態および積載位置から取出位置まで部品ト
レイを搬送した状態を示す高さ吸収機構の動作説明図で
ある。
【図9】本実施形態装置における高さ吸収機構および各
ロッドの上端に装着したパイプを示す斜視図である。
【図10】従来のボールネジを用いる部品トレイ供給装
置を示す斜視図である。
【図11】従来の複数の昇降テーブルを用いる部品トレ
イ供給装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トレイ 2 位置決めテーブル 3 搬送ロボット 4 バキュームパッド 5 高さ吸収機構 6 直進フィーダー 7 供給ロボット 8 シリンダ 9 部品チャック 10 廃却プレート 11 廃却プレート上下シリンダ 12 シリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品が収納される部品トレイを積載位置
    と部品取出位置との間を供給する部品トレイ供給装置に
    おいて、 部品トレイを搬送する搬送装置が、部品トレイを把持す
    る把持機構を上下動自在に支持する高さ吸収機構を備え
    ていることを特徴とする部品トレイ供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記高さ吸収機構が、前記積載位置における積載された
    前記部品トレイの高さと前記部品トレイ内の前記部品を
    取り出す前記部品取出位置における前記部品トレイの高
    さとの差以上の上下動ストロークを可能にする構成を備
    えていることを特徴とする部品トレイ供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記高さ吸収機構が、上下動機構に支持されたブラケッ
    トと、 該ブラケットに上下動自在に支持され、一部にストッパ
    ーを配設するとともに下端に部品トレイを把持する把持
    部を配設した一定の長さの複数のロッドと、から成るこ
    とを特徴とする部品トレイ供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記把持部が、真空圧によって部品トレイを吸引把持す
    るバキュームパッドによって構成され、 前記複数のロッド内に吸引通路が形成され、上端からパ
    イプを介して真空装置に接続されていることを特徴とす
    る部品トレイ供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記ブラケットを支持する前記上下動機構を前記部品取
    出位置と前記積載位置との間を搬送する搬送機構を備え
    ていることを特徴とする部品トレイ供給装置。
  6. 【請求項6】 部品が収納される部品トレイを積載位置
    と部品取出位置との間を供給する部品トレイ供給装置に
    おいて、 前記積載位置と前記部品取出位置における部品トレイの
    高さに応じて高さ吸収機構によって上下動自在に支持さ
    れた把持機構により前記部品トレイを把持して、 搬送装置によって部品トレイを前記積載位置と前記部品
    取出位置との間を搬送することを特徴とする部品トレイ
    供給方法。
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