JPH1130894A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1130894A
JPH1130894A JP9187007A JP18700797A JPH1130894A JP H1130894 A JPH1130894 A JP H1130894A JP 9187007 A JP9187007 A JP 9187007A JP 18700797 A JP18700797 A JP 18700797A JP H1130894 A JPH1130894 A JP H1130894A
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JP
Japan
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worm
image
clutch
worm wheel
rotational position
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JP9187007A
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English (en)
Inventor
Hitoki Okuno
仁樹 奥野
Nozomi Kondo
望 近藤
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム型の画像形成装置において、感光体
ドラム等の無用な消耗を防止すること。 【解決手段】 モータ54の動力をウォーム軸50に取
り付けられたウォーム42K〜42Cとこれらに噛合す
るウォームホイール43K〜43Cによって伝達し、ウ
ォームホイール43K〜43Cと同軸上に設けられた感
光体ドラム41K〜41Cを回転駆動する構造の画像形
成装置において、黒画像形成用の感光体ドラム41Kが
モータ54に最も近く位置するように配列し、この感光
体ドラム41Kと隣の感光体ドラム41Yの間のウォー
ム軸50部分にクラッチ53を介挿し、モノクロモード
ではクラッチ53を切り、カラーモードではクラッチ5
3を繋いで、モータ54を駆動する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に、記録シート搬送方向に沿って感光体ドラム等の像担
持体を複数配した、いわゆるタンデム型画像形成装置に
おける、像担持体の駆動構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】タンデム型画像形成装置は、カラープリ
ントを高速に行うことができるものとして近年注目され
ている。そして、この種の画像形成装置として、例え
ば、カラー複写機においては、複数のローラで張架され
た搬送ベルトで、記録シートを搬送しつつ、搬送路に沿
って各色別に配設された4個の感光体ドラムにより、シ
アン、マゼンダ、イエロー、ブラックからなるトナー画
像を、記録シート上に順次、転写し、各色の重ね合わせ
によりカラー画像を形成している。
【0003】これら感光体ドラムの駆動構造として、ウ
ォームとウォームホイールの噛合構造を用いたものが考
案されている。即ち、各感光体ドラムの回転軸の一端部
側に夫々ウォームホイールを設け、他方、記録シート搬
送路に沿って架設した駆動軸の、前記各ウォームホイー
ルとの噛合位置に、ウォームを取着し、前記駆動軸を回
転させることによって、各感光体ドラムを同時に回転駆
動するものである。これにより、一個のモータで、全感
光体ドラムを駆動することができ、少ない部品点数で大
きな減速比が得られ、さらに、他の種類のギヤによる減
速機構を採用した場合と比較して、振動の発生が極めて
少なく、振動が画像形成に及ぼす悪影響を可能な限り排
除することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た感光体ドラムの駆動構造では、常に、4個全ての感光
体ドラムが回動されるので、モノクロコピー時であって
も、画像形成に供されないシアン、マゼンダ、イエロー
用の感光体ドラムまでもが回動してしまい、感光体ドラ
ムや感光体ドラムと接触して設けらているクリーニング
ブレード等が徒に消耗してしまう。
【0005】本発明は、上記した課題に鑑み、ウォーム
とウォームホイールの噛合構造により像担持体を駆動す
る駆動構造を有する画像形成装置において、感光体ドラ
ム等の無用な消耗を防止することが可能な画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置は、軸上に複数のウォー
ムが形成され、軸一端が駆動源に連結された一本のウォ
ーム軸が記録シート搬送路に沿って架設され、他方、前
記記録シート搬送路に沿って複数配された像担持体にウ
ォームホイールが取着され、各ウォームホイールが前記
ウォーム軸上の各ウォームと噛合されてなる像担持体の
駆動構造を有する画像形成装置において、前記複数の像
担持体は、黒画像形成用の像担持体が駆動源に最も近く
位置するように配列されていると共に、この黒画像形成
用像担持体と隣の像担持体の間のウォーム軸部分にクラ
ッチが介挿され、モノクロモードとカラーモードの切替
えに同期して、前記クラッチの入切を行う構成であるこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る画像形成装置は、前記
黒画像形成用の像担持体に取着されたウォームホイール
の回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記クラッ
チが切られる際の検出回転位置を記憶する記憶手段とを
備え、前記回転位置検出手段が検出する回転位置と記憶
手段が記憶しているウォームホイールの回転位置とが一
致した状態で、前記クラッチを繋ぐことを特徴とする。
【0008】さらに、本発明に係る画像形成装置は、駆
動ローラで搬送ベルトを走行駆動し、当該搬送ベルト上
に載置された記録シートを前記搬送路に沿って搬送する
搬送手段を備え、隣り合う前記像担持体の前記搬送路方
向の間隔を、前記駆動ローラが1回転したときに当該搬
送ベルトが走行する距離の整数倍にしたことを特徴とす
る。
【0009】なお、本明細書で、「ウォームホイール」
の用語は、ウォームと噛合して動力の伝達を行う歯車全
般、例えば、はすば歯車等も含めた概念で使用する。ま
た、以下、ウォームとウォームホイールの一対を「ウォ
ームギヤ」と呼ぶ。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態を、デジタルフルカラー複写機に適用した
場合を例にとり説明する。図1は、このデジタルフルカ
ラー複写機(以下、単に「複写機」という。)の正面図
を示している。
【0011】この複写機は、いわゆるタンデム型複写機
と称されるものであり、筺体10の右側壁11に挿抜自
在にセットされた給紙カセット12から、筺体左側壁1
3に外方へ突出姿勢で取着された排紙トレー14に至る
までの筺体下部空間に水平に搬送ベルト31が架設さ
れ、この搬送ベルト31上にベルト長手方向に沿って複
数(図示例では4個)の作像ユニット40C,40M,
40Y,40Kが列設され、搬送ベルト31にて記録シ
ートSを搬送しつつ各作像ユニットによって記録シート
S上に各色成分のトナー画像を転写し、各色の重ね合わ
せによりカラー画像を形成するものである。
【0012】筺体10の上部にはイメージリーダ部15
が配されており、ここで光学的に読み取った原稿画像は
画像処理部16にて所要の画像処理がなされ、Y(イエ
ロー),M(マゼンダ),C(シアン),K(ブラッ
ク)の各色成分に分解されて、前記作像ユニット40C
〜40Kの上部に配された光ユニット17C〜17Kの
レーザダイオード18C〜18Kを各色成分信号に基づ
き光変調駆動する。光変調されたレーザ光はポリゴンミ
ラー19C〜19Kにて主走査方向へスキャンされつつ
対応する色成分の作像ユニット40C〜40Kに導入さ
れる。作像ユニット40C〜40Kは感光体ドラム41
C〜41Kを中心としてその周囲に帯電チャージャ、現
像機等を配し、光変調されたレーザ光で、矢印cの方向
に回動する感光体ドラムを露光しつつ、露光によって形
成される静電潜像を、現像機でトナーとして顕像化す
る、いわゆる静電複写方式で画像形成するユニット構造
体である。尚、各ユニットの現像機は、光ユニット17
C〜17Kの光変調色成分に対応して、C,M,Y,K
のトナーを現像剤として感光体ドラムに供給する。
【0013】各作像ユニット40C〜40Kの感光体ド
ラム直下位置には搬送ベルトを介して転写チャージャ2
0C〜20Kが配されており、感光体ドラム表面のトナ
ー画像を搬送ベルト31上の記録シートSに転写するよ
うにしてある。搬送ベルト31は、駆動ローラ32と従
動ローラ33とで張架されており、駆動ローラ32が、
矢印aの方向に回動されると、搬送ベルト31は矢印b
の方向に走行する。
【0014】また、感光体ドラム41C〜41Kの間隔
は、トナー画像の転写位置が、駆動ローラ32が1回転
したときに搬送ベルト31が走行する距離の整数倍にな
るように配列される。本実施の形態では、感光体ドラム
41C〜41Kの間隔は、駆動ローラ32に1回転に対
応する搬送ベルトの走行距離と等しい距離(即ち、1
倍)に設定されている。
【0015】次に、図2に基づいて、感光体ドラム41
C〜41K及び駆動ローラ32の駆動機構について説明
する。図2は、感光体ドラム41C〜41K及び駆動ロ
ーラ32の駆動機構の概略構成を示す図である。本図に
示すように、感光体ドラム41C〜41K、駆動ローラ
32の回動軸(不図示)の前端部側に、ウォームホイー
ル43C〜43K、32が取着されている。
【0016】搬送ベルト31の張架方向(即ち、記録シ
ートの搬送方向)と平行してウォーム軸50が架設され
ており、ウォーム軸50には、前記ウォームホイール4
3C〜43K、32と噛合するウォーム42C〜42
K、35が設けられている。また、ウォーム軸50の左
端部は、ステッピングモータ54の出力軸に連結されて
おり、黒画像形成用の感光体ドラム41Kと隣の感光体
ドラム41Yの間のウォーム軸50部分に、公知の電磁
マイクロクラッチ53(以下、単に「クラッチ53」と
いう。)が介挿されている。即ち、ウォーム軸50は、
クラッチ53の介挿位置で第1ウォーム軸51と第2ウ
ォーム軸52とに分割されており、第1ウォーム軸51
を介して伝達されるモータ54の動力の第2ウォーム軸
への伝達がクラッチ53によって断続される構成となっ
ている。
【0017】各ウォームギヤは、ウォーム軸50が矢印
d方向に回動されたときに、各ウォームホイールがそれ
ぞれ矢印eまたはfの方向に回動されるように設定され
ている。また、各感光体ドラム41C〜41Kの周速と
搬送ベルト31の走行速度とが等しくなるように、各感
光体ドラム41C〜41Kの径の大きさ、駆動ローラ3
2の径の大きさと搬送ベルト31の厚み等を考慮して、
各ウォームとウォームホイールの減速比等を決定してお
く。本実施の形態では、各感光体ドラム41C〜41K
の半径と駆動ローラ32の半径に搬送ベルト31の張架
された状態での厚みを加えた長さとが全て同じになるよ
うに設定し、各ウォームと各ウォームホイールにはそれ
ぞれ同一の部品を使用する。こうすることにより、部品
の共通化によるコストダウンが図れる。
【0018】また、ウォームホイールには、樹脂成形品
が使用される。樹脂成形品を使用することで、大量生産
による更なるコストダウンが図れ、また、動力伝達時に
おける振動の発生を低減できる。しかしながら、樹脂成
形品は、上記の利点を備えている反面、その製法上の理
由から僅かながら変形してしまう。変形したウォームホ
イールで動力を伝達し感光体ドラムを駆動すると、ウォ
ームホイールの1回転を1周期として、感光体ドラムの
周速の変動が生じる。この変動位相が各感光体ドラム間
で一致していない場合は、仕上がり画像に色ずれが生じ
てしまう。ところが、変形は、成形品各々に均一にあら
われるので、ウォームホイールの形状の一部として、外
周付近に凹部等のマーキング(以下、単に「マーキン
グ」という。)44C〜44Kを付けておき、各マーキ
ングが一方向(図2では、上方)に揃うように、各ウォ
ームギヤを組み立てる。こうすることにより、各感光体
ドラム間の周速の変動位相が一致し、色ずれの防止を図
ることができる。
【0019】黒画像形成用の感光体ドラム41Kとウォ
ームホイール43Kの間にロータリエンコーダ44が設
けられている。このロータリーエンコーダ44は、感光
体ドラム41Kの駆動軸に取着されたスリット板45と
このスリット板45を挟むようにして対向配置された発
光素子と受光素子を備えたフォトカプラ46とからな
り、このフォトカプラ46により回転するスリット板4
5のスリット(不図示)を検出して、後述するCPU6
2(図3)に、パルス信号(エンコーダーパルス)を出
力する。なお、スリットはスリット板外周に沿って一列
に等間隔でN個設けられている。
【0020】複写機前面の操作しやすい位置には、操作
パネル61(図3)が設置されている。操作パネルは、
コピー開始を指示するためのコピースタートキーやコピ
ー枚数設定用のテンキーあるいはモノクロモード・カラ
ーモードを切替えるためのモード切替えキーなどの各種
入力キーのほか、当該設定された内容を表示する表示部
などを備えている。ここで、モノクロモードとは、黒画
像形成用の感光体ドラム41Kのみを用いて画像形成を
行うモードであり、カラーモードとは、4個の感光体ド
ラム41C〜41Kのすべてが使用可能な状態で画像形
成を行うモードをいう。
【0021】次に、感光体ドラム41C〜41K及び駆
動ローラ32の駆動制御を行う駆動制御部60につい
て、図3に示すブロック図に基づいて説明する。本図に
示すように、駆動制御部60は、CPU62を中心にし
て、複写機全体を総括的に制御するメイン制御部71、
操作パネル61、フォトカプラ45、RAM63、RO
M64、モータ制御回路65及びクラッチ53が接続さ
れて構成されており、CPU62はROM64に格納さ
れたプログラムにしたがって制御を行う。
【0022】RAM63は、プログラム実行時のワーク
エリアとなるところであり、また、モード設定フラグと
モード指示フラグとを有している。モード設定フラグと
は、現在の設定モードを示すフラグであり、フラグが0
の場合はモノクロモードが、1の場合はカラーモードが
設定されていることを示す。モード指示フラグは、操作
パネル61から指示されているモードを示すフラグであ
り、フラグが0の場合はモノクロモードが、1の場合は
カラーモードが指示されていることを示す。CPU62
は、両者のフラグ状態を比較することにより、モードの
切替えの要・不要を判断する。
【0023】モータ制御回路65は、CPU62から入
力される速度設定信号にしたがって、ステッピングモー
タ54を駆動制御する公知の制御回路である。ここで、
速度設定信号はパルス列で与えられ、モータ制御回路6
5にパルスが1回入力されると、ステッピングモータ5
4が1ステップ角回転される。したがって、CPU62
の発生するパルスの周期が短い程、ステッピングモータ
54は高速で回転される。
【0024】CPU62は、上記メイン制御部71や操
作パネル61からの指示、フォトカプラ45からのエン
コーダパルスを受信して、モータ54の駆動制御やクラ
ッチ53の解除・接続制御を行う。続いて、図4、図5
に示すフローチャートに基づいて、駆動制御部60の制
御内容について説明する。
【0025】図4のフローチャートは、ウォームホイー
ル43Kの回転位置を検出するための回転位置検出ルー
チンを示しており、当該ルーチンは、複写機の電源がオ
ンされると起動され他のルーチンと独立して実行され
る。先ず、複写機の電源がオンされると(ステップS1
でYes)、CPU62は、内部カウンタ(以下、単に
「カウンタ」と言う。)を0にリセットし(ステップS
2)、フォトカプラ46からエンコーダパルスが入力さ
れる毎に(ステップS3でYes)、カウンタ値をイン
クリメントする(ステップS4)。そして、当該カウン
タ値が、スリット板45のスリット数N個に達すると
(ステップS5でYes)、再び、カウンタを0にリセ
ットし(ステップS2)、以降、ステップS2〜S5を
繰り返す。したがって、カウンタ値を参照することによ
り、電源がオンされた時の位置を基準として、その基準
位置からウォームホイールがどれだけ回転しているかと
いった回転位置を知ることができる。
【0026】図5のフローチャートは、感光体ドラム4
1C〜41K及び駆動ローラ34の駆動制御をするため
の駆動制御ルーチンを示しており、当該ルーチンは、メ
イン制御部71の指示によって起動される。先ず、モー
ド設定フラグを参照して、モノクロモードが設定されて
いるか否かを判断し(ステップS11)、モノクロモー
ドが設定されていなければ(モード設定フラグ=1)、
ステップS12に進み、モード指示フラグを参照して、
カラーモードからモノクロモードに切り換える必要の有
無を判断し、必要有りと判断すると(モード指示フラグ
=0)、そのときのカウンタ値を読み取り(ステップS
13)、当該カウンタ値をRAM63に記憶する(ステ
ップS14)と同時に、クラッチ53を切り(ステップ
S15)、モード設定をモノクロモードに設定して(ス
テップS16、モード設定フラグを0に設定)、モータ
54を起動する(ステップS17)。ステップS12
で、カラーモードからモノクロモードに切り換える必要
無しと判断すると(モード指示フラグ=1)、ステップ
S13〜S16をスキップして、モータ54を起動する
(ステップS17)。
【0027】一方、ステップS11で、モノクロモード
が設定されていると判断すると(モード設定フラグ=
0)、ステップS18に進み、モード指示フラグを参照
して、モノクロモードからカラーモードに切り換える必
要の有無を判断し、必要有りと判断すると(モード指示
フラグ=1)、モータ54を起動し(ステップS1
9)、カウンタの値が、RAM63に記憶しているカウ
ンタ値と一致すると(ステップS20でYes)、モー
タ54を停止させると共に(ステップS21)、クラッ
チ53を繋ぎ(ステップS22)、モード設定をカラー
モードに設定して(ステップS23、モード設定フラグ
を1に設定)、モータ54を起動する(ステップS1
7)。ステップS18で、モノクローモードからカラー
モードに切り換える必要無しと判断すると(モード指示
フラグ=0)、ステップS19〜S23をスキップし
て、モータ54を起動する(ステップS17)。
【0028】ステップS17でモータ54を起動する
と、メイン制御部71からの画像形成プロセス終了信号
の入力をまって(ステップS24でYes)、モータ5
4を停止させ(ステップS25)、リターンする。画像
形成プロセス終了信号は、例えば、トナー画像の記録シ
ートへの転写が終了し、駆動ローラ32の上方に設けた
検出センサーにより、搬送される記録シートの後端が検
出され、搬送ベルト31による搬送が不要となった時に
入力される。
【0029】以上説明したように、本実施の形態に係る
画像形成装置によれば、モノクロモードでの画像形成は
(ステップS11でYes、S18でNo又はステップ
S11でNo、S12でYes)、クラッチ53を切っ
た状態で行うので、モータ54の駆動力の伝達が当該ク
ラッチ53で断たれることとなり、画像形成に供されな
い感光体ドラム41Y、41M、41Cは駆動されない
ので、これら感光体ドラムが回動することにより生じる
感光体ドラム等の無用な消耗を防止することができる。
【0030】また、各感光体ドラムの回動軸に取着され
たウォームホイールは、その変形方向が全ての感光体ド
ラムで揃うように取り付けられており、クラッチ53
は、切った時のウォームホイール43Kの回転位置と同
じ位置で繋がれるので、モードの切替えによりクラッチ
の断続が行われたとしても、カラーモードで画像を形成
する際には、常に全てのウォームホイールの変形方向は
一致することとなり、当該ウォームホイールの変形に起
因するような色ずれを防止することができる。
【0031】さらに、感光体ドラム41C〜41Kの間
隔は、トナー画像の転写位置が、駆動ローラ32が1回
転したときに搬送ベルト31が走行する距離と同じ距離
になるように配列されているので、搬送ベルト31の走
行速度の駆動ローラ32の偏心に起因する変動周期と、
搬送ベルト31上の記録シートが一つの感光体ドラムの
転写位置から次の感光体ドラムの転写位置に移動する時
間とが一致することとなり色ずれの防止を図ることがで
きる。このことは、感光体ドラム41C〜41Kの間隔
が、トナー画像の転写位置が、駆動ローラ32が1回転
したときに搬送ベルト31が走行する距離の整数倍にな
るように配列されている場合でも同様である。
【0032】さらに、また、ウォームギヤによって、駆
動力の伝達をおこなっているので、ウォームを回動させ
るとこれに従動してウォームホイールも回動するが、逆
にウォームホイールを回動させようとしてもウォームは
従動しないといった、いわゆるウォームギヤのセルフロ
ックの作用により、一の感光体ドラムで発生した振動
が、動力伝達機構(ウォームギヤやそれらの回動軸)を
介しては、他の感光体ドラムに伝播しにくくなるので、
例えば、一の感光体ドラムで発生した振動に他の感光体
ドラムで発生した振動が重畳されて、仕上がり画像が劣
化するといった事態を可能な限り回避することができ
る。
【0033】なお、本実施の形態では、ウォームホイー
ル43Kの回転位置の検出を、ロータリエンコーダ44
を用い、そのフォトカプラ46から出力されるエンコー
ダパルスをカウントすることによりおこなったが、これ
に限らず、例えば、以下のようにしてもよい。パルスモ
ータ54がきりのよいステップ数(例えば、Mステッ
プ)分回転したときに、ウォームホイール43Kがちょ
うど1回転するように、ウォーム42Kとウォームホイ
ール43Kのギヤ比等を設定しておき、エンコーダパル
スをカウントする代わりに、CPU62からモータ制御
回路65に入力される速度設定信号のパルスをカウント
し、カウント値がMになったときに当該カウンタをリセ
ットするようにする。こうすることによって、ロータリ
エンコーダが不要になり、コストダウンが図れる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置によれば、駆動源に最も近く位置するように配
列された黒画像形成用の像担持体と隣の像担持体の間の
ウォーム軸部分に介挿されたクラッチの入切が、モノク
ロモードとカラーモードの切替えに同期して行われるの
で、モノクロモードでは、黒画像形成用の像担持体のみ
が駆動され、他の像担持体は駆動されないので、当該他
の像担持体等の無用な消耗を防止することがでできる。
【0035】また、クラッチが切られる際のウォームホ
イールの回転位置を記憶し、ウォームホイールの回転位
置が当該記憶した回転位置と一致した状態でクラッチが
繋がれるので、例えば、ウォームホイールの製造時に生
じる変形の方向が全ウォームホイールで一致するよう
に、予め各ウォームホイールを取り付けておけば、複数
の像担持体が同時に駆動される際には、常に、前記方向
が一致した状態となるので、ウォームホイールの変形に
起因して生じる感光体ドラムの周速の変動の位相が、各
像担持体間で一致することとなり、色ずれの防止を図る
ことができる。
【0036】さらに、隣合う像担持体の搬送路方向の間
隔が、搬送ベルトの駆動ローラが1回転したときに当該
搬送ベルトが走行する距離の整数倍に設定されているの
で、搬送ベルト上の記録シートが一の像担持体から次の
像担持体に移動する時間が、搬送ベルトの走行速度の駆
動ローラの偏心に起因する変動周期の整数倍になるの
で、色ずれの防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置を適用したデジタル
式フルカラー複写機の全体構成を示す図である。
【図2】上記複写機の、感光体ドラム、駆動ローラの駆
動機構の構成を示した図である。
【図3】感光体ドラム及び駆動ローラの駆動制御を行う
駆動制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】上記駆動制御部の制御内容の一部を示すフロー
チャートである。
【図5】上記駆動制御部の制御内容の一部を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
31 搬送ベルト 32 駆動ローラ 41K、41Y、41M、41C 感光体ドラム 42K、42Y、42M、42C ウォーム 43K、43Y、43M、43C ウォームホイール 44 ロータリエンコーダ 50 ウォーム軸 53 クラッチ 54 ステッピングモータ 60 駆動制御部 62 CPU 63 RAM 64 ROM 65 モータ制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸上に複数のウォームが形成され、軸一
    端が駆動源に連結された一本のウォーム軸が記録シート
    搬送路に沿って架設され、他方、前記記録シート搬送路
    に沿って複数配された像担持体にウォームホイールが取
    着され、各ウォームホイールが前記ウォーム軸上の各ウ
    ォームと噛合されてなる像担持体の駆動構造を有する画
    像形成装置において、 前記複数の像担持体は、黒画像形成用の像担持体が駆動
    源に最も近く位置するように配列されていると共に、 この黒画像形成用像担持体と隣の像担持体の間のウォー
    ム軸部分にクラッチが介挿され、 モノクロモードとカラーモードの切替えに同期して、前
    記クラッチの入切を行う構成であることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記黒画像形成用の像担持体に取着され
    たウォームホイールの回転位置を検出する回転位置検出
    手段と、 前記クラッチが切られる際の検出回転位置を記憶する記
    憶手段とを備え、 前記回転位置検出手段が検出する回転位置と記憶手段が
    記憶しているウォームホイールの回転位置とが一致した
    状態で、前記クラッチを繋ぐことを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 駆動ローラで搬送ベルトを走行駆動し、
    当該搬送ベルト上に載置された記録シートを前記搬送路
    に沿って搬送する搬送手段を備え、 隣り合う前記像担持体の前記搬送路方向の間隔を、前記
    駆動ローラが1回転したときに当該搬送ベルトが走行す
    る距離の整数倍にしたことを特徴とする請求項1または
    2記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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