JP3595107B2 - カラーモード切換可能なカラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンデム方式を用いた4色のカラー画像形成装置に係り、特に、フルカラーモードとモノクロモードとの切り換えが円滑にできるカラーモード切換可能なカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
主として画像出力の高速化を目的としてブラック(BK),マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C)の4色の画像形成部を一列に並べて配置し、記録紙の搬送方向に沿って記録紙を通すだけで記録紙上にカラー画像が形成されるタンデム方式のカラー画像形成装置がある。
【0003】
図14はこのカラー画像形成装置14を示す。図示のように、カラー画像形成装置14は、4個の色違いの画像形成部15BK,15M,15Y,15Cと、給紙部16からの記録紙17を画像形成部15BK等と係合する位置に搬送する転写ベルト18と、図示しないレーザ光源からのレーザビームをポリゴンスキャナ19や偏向ミラー20等で屈折させて画像形成部15BK等の感光体側に入射し、その表面を露光するレーザスキャナ21と、定着ユニット22等とから構成される。なお、レーザスキャナ21において、ポリゴンスキャナ19が回転することにより前記感光体の中心回転軸方向への主走査が行われ、前記感光体の回転により該感光体の中心回転軸方向と直交方向に副走査が行われる。
【0004】
画像形成部15BK,15M,15Y,15Cは感光体23BK,23M,23Y,23Cと、前述の露光装置であるレーザスキャナ21と、現像装置24BK,24M,24Y,24Cと、帯電装置25BK,25M,25Y,25Cと、トナーのクリーニング装置26BK,26M,26Y,26Cと、転写装置27BK,27M,27Y,27C等とから夫々構成される。なお、符号28は読み取り用のスキャナであり、符号29は画像処理回路である。
【0005】
感光体23BK等の表面は帯電装置25BK等で一様に帯電された後、レーザスキャナ21によって出力すべき画像に対応したパターンで露光され、感光体23BK等の表面上に静電画像が形成される。この静電画像は現像装置24BK等で現像されてトナー像が形成される。
このトナー像は記録紙17上に転写される。転写後に感光体23BK等の表面に残ったトナーはクリーニング装置26BKにより除去される。転写済の記録紙17は転写ベルト18に沿って順次送られ、転写ベルト18の端部の分離爪41により転写ベルト18から分離され定着ユニット22で定着され、排紙部(図略)側に搬送される。
【0006】
各色の位置合わせは、転写ベルト18により記録紙17の夫々の感光体23BK,23M,23Y,23Cの感光位置に送られるタイミングと、感光体23BK,23M,23Y,23C上の画像が転写位置に移動されるタイミングがすべての色について一致するように露光開始時間を設定することによって行われる。このために、各感光体23BK,23M,23Y,23Cは一様に駆動されることが必要になる。
【0007】
前記の目的を達成するための各感光体23BK,23M,23Y,23Cに連結される駆動伝達機構としては図15乃至図17に示すものが同一出願人により出願されている。感光体23BK,23M,23Y,23Cを回転駆動するための中心回転軸30BK,30M,30Y,30Cには同一形状の従動歯車31BK,31M,31Y,31Cが連結される。
【0008】
なお、本例では、転写ベルトの搬送方向に沿ってBK,M,Y,Cの順で配列される4個の従動歯車31BK等は奇数番目の従動歯車31BKと31Yおよび偶数番目の従動歯車31BKと31Cの2つの群に分けられ、図16,図17に示すようにこれ等の群の従動歯車31BK,31Yおよび従動歯車31M,31Cは中心回転軸30BK等の軸線方向に沿って段違いに配置される。なお、各中心回転軸30BK等は本体側板32に支持される。
【0009】
アイドル歯車34BK・Yと34M・Cは、駆動機構部35を支持する駆動ユニット側板33に支持される回転軸36と本体側板32に支持される回転軸37に夫々支持される。また、アイドル歯車34BK・Yは従動歯車31BKと31Yに噛合し、アイドル歯車34M・Cは従動歯車31Mと31Cに噛合する。
【0010】
一方、駆動ユニット側板33に支持される回転機構部35の駆動源のモータ38の駆動軸39には駆動歯車40が連結し、駆動歯車40は、図15等に示すように従動歯車31BKと31Mに噛合する。
【0011】
以上の構造により、モータ38を駆動することにより駆動歯車40を介して従動歯車31BKと従動歯車31Mが回転し、これ等に噛合するアイドル歯車34BK・Y,34M・Cが回転する。アイドル歯車34BK・Yおよび34M・Cが回転すると、これに噛合している従動歯車31Yおよび31Cが同時に回転する。従って、感光体23BK,23M,23Y,23Cが同時に回転駆動される。
【0012】
なお、本例では、奇数番目の従動歯車31BK,31Yの群と偶数番目の従動歯車31M,31Cの群とが段違いに配置されているため、従動歯車31BK,31M,31Y,31Cはいずれも感光体23BKと23M等との軸間距離よりも大きく形成される。そのため、バンディングの周期を細かくすることができ、高画質化が図れる。
【0013】
以上の構造のカラー画像形成装置1において、前記のように4色のフルカラー画像が形成されるが、このカラー画像形成装置1において常にフルカラーの画像形成が要求されるとは限らず、場合によりモノクロモード(白黒)のものが要求されることも多い。
この場合には、モノクロモードに必要な感光体,具体的には感光体23BKのみが作動すればよく、他の23M,23Y,23Cは停止されることが望ましい。特に、クリーニング装置26BK等は感光体23BKに常時当接しているため摩耗が大きい。クリーニング装置26BK等が摩耗すると感光体23BK等の劣化が進行し、良質の画像が得られなくなる。そのため、必要時以外には感光体の回転を停止させることが重要である。
【0014】
以上の要請に基づいてフルカラーモードとモノクロモードとの切換を行う従来技術が既に開示され、特開平7−181773号公報が一例として挙げられる。この「感光ドラム駆動機構」は感光体を駆動する駆動モータが所定以上の回転制限力を受けた場合に空転して感光体側に回転を伝達させない駆動選択部材(4)を設け、このものをモノクロモード時とフルカラーモード時に第1又は第2の位置に回動し、駆動モータの回転を選択的に感光体側に伝達するものであり、複雑な歯車伝達機構やベルト伝達機構を用いるものからなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
前記した公知技術によりフルカラーモードとモノクロモードとの切り換えは円滑に行われるが、前記したように伝達系路が複雑で、且つ長いため各感光体が同一回転数で回転しにくくなり、且つ歯車伝達機構やベルト伝達機構を設けるため伝達ロスが生じ、回転ムラの発生する問題点がある。回転ムラが生ずるとバンディング(縞状の濃淡ムラ)が生じ、特に中間調画像において顕著となる。
図15等に示したものは前記公知技術に較べて前記のバンディングの発生度の低いものであるが、フルカラーモードとモノクロモードとの切り換え機構が設けられてはいない。
モノクロモードの場合に他の従動歯車を回転させない手段としては、例えば、感光体23M,23Y,23Cの中心回転軸30M,30Y,30Cとこれ等の従動歯車31M,31Y,31Cとの間に電磁クラッチ等の着脱機構を介設する手段が考えられるが、電磁クラッチ等は少なくとも3個必要となり、コストアップになると共に、中心回転軸が軸線方向に長くなり、且つ電磁クラッチ軸と歯車とのガタも生じ回転ムラへの影響が懸念される。
【0016】
本発明は、以上の事情に鑑みて創案されたものであり、回転ムラが生じない伝達機構を有すると共に、フルカラーモードとモノクロモードとの切り換えが円滑にでき、且つ安価に実施できると共に、切り換え機構による回転ムラへの悪影響の少ないカラーモード切換可能なカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、請求項1に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置は、ブラック(BK),マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C)の4色の画像形成部を記録紙の搬送方向に沿って配列し、夫々の前記画像形成装置の感光体の中心回転軸に支持される従動歯車と、奇数番目の前記従動歯車の群(BK・Y)と偶数番目の前記従動歯車の群(M,C)とを夫々軸線方向に段違いにずらして配置し、夫々の前記群内の従動歯車をアイドル歯車を介して連結すると共に、奇数番目の前記従動歯車の群のうちの1つの従動歯車およびこれに隣接する偶数番目の前記従動歯車の群のうちの1つの従動歯車とに噛合する駆動歯車およびこの駆動源とからなる駆動機構部とを備えるカラー画像形成装置であって、前記奇数番目の群のうちの1つの従動歯車の前記中心回転軸に揺動可能に支持され、前記駆動機構部を固持すると共に前記従動歯車に噛合する前記アイドル歯車を支持する揺動ユニットと、前記駆動機構部およびアイドル歯車を他の従動歯車に着離係合すべく前記揺動ユニットを揺動させる揺動機構部とを設けることを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置は、前記揺動ユニットと装置の不動側との間には前記アイドル歯車を前記の他の従動歯車に噛合すべく前記揺動ユニットを他の従動歯車側に近接する方向に回動させるためのスプリングが介設されることを特徴とする。
【0019】
また、請求項3に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置は、前記揺動機構部が、前記揺動ユニットと装置の不動側との間に介設されるソレノイドであり、該ソレノイドは、前記スプリングのバネ力に抗して前記揺動ユニットを回動させる方向においてONとなるように構成されることを特徴とする。
【0020】
また、請求項4に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置は、前記揺動機構部が、前記揺動ユニットが支持されている中心回転軸上の前記従動歯車に係合してその回転を拘束又は解除する拘束手段を設けるものからなることを特徴とする。
【0021】
また、請求項5に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置は、前記揺動機構部が、前記揺動ユニットを支持する中心回転軸上の従動歯車に噛合するワンウェイクラッチ付のクラッチ歯車からなり、該クラッチ歯車は、通常の記録紙の送り方向への前記従動歯車の回転を拘束しない方向においてワンウェイに形成されるものであり、前記揺動ユニットに支持される駆動機構部の駆動源は正逆方向に回転可能に形成されることを特徴とする。
換可能なカラー画像形成装置。
【0022】
また、請求項6に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置は、前記揺動ユニットには、該揺動ユニットの回転量を検出してその回動位置を検出すると共に、その位置で該揺動ユニットを固持するための位置検出保持手段が設けられることを特徴とする。
【0023】
揺動ユニットが作動させないフルカラーモードの場合には、駆動機構部の駆動源の回転が奇数番目の従動歯車の群の1つ、例えば、BKの従動歯車と偶数番目の従動歯車の群のうちのBKの従動歯車と隣接しているMの従動歯車に伝達される。これ等の従動歯車はアイドル歯車を介して群内のもう1つの従動歯車に回転を伝達する。これにより、全部の従動歯車が同時に回転する。また、従動歯車の直径を隣接する感光体内の軸間距離よりも大きくすることができ、感光体直径×π/従動歯車の歯数の値が小さくなり、回転ムラが減少され、バンディングが生じない。
【0024】
一方、揺動ユニットを作動させるとBKの従動歯車には駆動歯車とBK・Yのアイドル歯車が噛合しているが、BKの従動歯車に隣接するMの従動歯車と駆動歯車との噛合が解除され、且つ奇数番目のもう1つのYの従動歯車とBK・Yのアイドル歯車との噛合が解除される。
従って、駆動源からの回転はBKの従動歯車のみしか伝達されず、残りの従動歯車には伝達されない。
以上の作用は本発明の揺動ユニットの回動によって簡単に行われるもので、モードの切り換えが円滑に行われる。また、揺動ユニットの揺動機構部は歯車等のガタの発生し易い機構を使用しないため回転ムラの発生が防止される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。本例では、BK,M,Y,Cの従動歯車,アイドル歯車,感光体等の配置やその伝達機構のベースは図15等に示したものが適用される。即ち、本例では、図15等に示した駆動伝達機構に揺動ユニットおよびこの揺動機構部を具備せしめたものからなる。
【0026】
図1乃至図3は本発明の揺動ユニット等の実施の形態の1つを示すものである。揺動ユニット1の駆動ユニット側板3は感光体23BKの中心回転軸30BKに揺動自在に支持される。駆動ユニット側板3は図16,17等に示した駆動ユニット側板33を兼ねる第1の駆動ユニット側板3′と、これと相対向して配置される同形の第2の駆動ユニット側板3″とからなり、両者は感光体23BKの中心回転軸30BKにより連結される。
第1の駆動ユニット側板3aには駆動機構部35の駆動源のモータ38および駆動歯車40が支持されると共に、回転軸36によりアイドル歯車34BK・Yが支持される。
【0027】
駆動ユニット側板3には揺動機構部の1つであるソレノイド2の可動部5が固定され、ソレノイド2の本体6は装置の不動側4、例えば本体側板32に固着される。
また、駆動ユニット側板3と不動側4との間にはスプリング7が架設され、駆動ユニット側板3を中心回転軸30BKの左廻りに回動する方向に付勢している。また、駆動ユニット側板3の側面と係合する位置には位置決め用部材8が着離係合する。
【0028】
ソレノイド2の可動部5は本体6に出入自在に係合し、駆動ユニット側板3がスプリング7に引っ張られて部材36に当接した図4に示した状態で本体6から張り出し方向に移動し、図4,図5等に示すように、駆動歯車40は従動歯車31BKおよび従動歯車31Mの双方に噛合し、アイドル歯車34BK・Yは従動歯車31BKと従動歯車31Yに噛合する。なお、この状態がソレノイド2のOFF状態に相当する。
【0029】
次に、ソレノイド2をONにすると、可動部5が本体6側に引き込まれる。可動部5は揺動ユニット側板3に固定されているため揺動ユニット側板3はスプリング7のバネ力に抗して中心回転軸30BKを中心として図6に示すように時計まわりする。
そのため、位置決め用部材8と揺動ユニット側板3との当接が解除される。駆動機構部35のモータ38や駆動歯車40およびアイドル歯車34BK・Yは揺動ユニット側板3側に支持されているので、揺動ユニット側板3が時計廻りに回動しても駆動歯車40と従動歯車31BKおよびアイドル歯車34BK・Yと従動歯車31BKとは噛合する。
【0030】
しかしながら、図6に示すように揺動ユニット側板3の回動により、駆動歯車40と従動歯車31Mとの噛合は解除され、アイドル歯車34BK・Yと従動歯車31Yとの噛合解除される。この際、スプリング7のバネ力がソレノイド2をON状態に保持する電気力よりも弱いため揺動ユニット側板3は図6の位置にセットされる。
図6に示した状態では従動歯車31M,31Y,31Cは回転せず、従動歯車31BKのみ回転しモノクロモードの画像形成のみが行われる。ここでソレノイドをOFFにすることでスプリング7のバネ力で可動部5が伸び揺動ユニット側板3が反時計廻りに位置決め部材8に揺動ユニット側板3が当接するまで回動し、図4の状態に復帰する。従って、フルカラーモードに切り換えられ、すべての従動歯車31BK,31M,31Y,31Cが回転し、フルカラーモードの画像形成が行われる。
【0031】
図7,図8は別の揺動ユニット1aを示す。この揺動機構部としては、前記のソレノイド2の替りに従動歯車31BKの回転を拘束する拘束手段2aが設けられ、具体的にはブレーキ機構9が採用される。ブレーキ機構9は本体側板32に固定され従動歯車31BKに係合する。ブレーキ機構9の作動時には従動歯車31BKを挟持し、その回転を拘束する。
また、本例では、揺動ユニット側板3の回動量を検知するセンサ11が不動側に配置されると共に、本体側板32にはソレノイド10が固定される。ソレノイド10はON,OFFによりピン10aを出入させるもので、ピン10aは第2の揺動ユニット側板3″の位置決め孔10b,10cに嵌合する。
なお、ピン10aが位置決め孔10bに嵌まり込んだ状態がフルカラーモードであり、ピン10aが位置決め孔10cに嵌まり込んだ状態がモノクロモードに相当する。
【0032】
図7のフルカラーモード状態からモノクロモードにするには、まず、ブレーキ機構9を作動し、従動歯車31BKの回転を拘束する。この状態でも駆動源のモータ38の回転力は駆動歯車を介して従動歯車31BKに伝達されるため、揺動ユニット側板3自体が図9に示すように反時計方向に回動する。揺動ユニット側板3やセンサ11に当接し、所定の回動量だけ回動したことが検出されるとソレノイド10がOFFとなり、モータ38の回転も停止し、ソレノイド10のピン10aが図9に示すように位置決め孔10bに嵌まり込み、揺動ユニット側板3は回動位置で固定される。
【0033】
ここでブレーキ機構9の作動を解除すると、モータ38の回転は従動歯車31BKのみに伝達され、他の従動歯車31M,31Y,31Cは回転しない。
逆にフルカラーモードにする場合には、ソレノイド10をONし、ピン10aを位置決め孔10bから抜き出す。スプリング7のバネ力により、揺動ユニット側板3が時計方向に回動しピン10aがピン10bに嵌まり込む。この状態で駆動歯車40は従動歯車31BK,31Mに噛合し、アイドル歯車34BK・Yは従動歯車31BKと従動歯車31Yに噛合するため、すべての従動歯車31BK,31M,31Y,31Cが同時に回転し、フルカラーモードとなる。
【0034】
図10はソレノイド10の詳細構造を示すもので、ソレノイド本体10d,ピン10aに係合するスプリング10e等から構成されるが、構造そのものは公知技術である。
【0035】
図11,図12は更に別の揺動ユニット1bを示すものである。この揺動ユニット1bは前記のブレーキ機構9の替りに揺動機構部としてクラッチを有するクラッチ歯車2bを採用したもので、具体的にはクラッチ歯車2bはワンウェイクラッチ12を有するものが採用される。なお、クラッチ歯車2bは図12に示すように本体側板32に支持される。ワンウェイクラッチ12はフルカラーモードの場合には従動歯車31BKに従動して歯車2bを回転させるものであり、従動歯車31BKが逆回転した場合にはその歯車2bの回転を拘束するように作用する。
【0036】
本例では、モータ38はモード切り換えのために正逆回転できるものからなる。また、センサ13やピン10aを有するソレノイド10,位置決め孔10b,10cは前記のものと同様であり重複説明を省略する。
【0037】
図11に示すように、モータ38が矢印A方向に正逆回転している場合にはワンウェイクラッチ12はクラッチ歯車2bの回転を拘束しないため従動歯車31BKは円滑に回転し、他の全部の従動歯車31M,31Y,31Cは回転し、フルカラーモードの画像形成が行われる。
【0038】
一方、モノクロモードに切り換える場合には、図13に示すように、モータ38をB矢印のように逆回転させる。これに伴って従動歯車31BKも回転しようとするか、クラッチ歯車2bのワンウェイクラッチ12が作用し、従動歯車31BKの回転を拘束する。そのため、揺動ユニット側板3が時計廻りに回動し、駆動歯車40と従動歯車31Mとの噛合とアイドル歯車34BK・Yと従動歯車31Yとの噛合が解除される。
揺動ユニット側板3の回動量は前記のものと同様にセンサ13により検出され、所定の回動量の位置でソレノイド10が作用し、そのピン10aが位置決め孔10bに嵌まり込み、所定位置に固定される。
以上によりモノクロモードの画像形成が行われる。
【0039】
フルカラーモードへの切り換えはソレノイド10をOFFとし、ピン10aを位置決め孔10bから引き出しすることによりスプリング7のバネ力で揺動ユニット側板3は反時計方向に回動し、元の位置に復帰する。ここでモータ38を正回転することによりすべての従動歯車31BK,31M,31Y,31Cが回転し、ワンウェイクラッチ12も従動歯車31BKの回転を拘束せず、円滑な回転が行われ、フルカラーモードの画像形成が行われる。
【0040】
揺動機構部として前記の数例の実施の形態を示したが、勿論これ等に限定するものではなく、揺動ユニットをフルカラーモードとモノクロモードの場合に揺動させるものであればよい。
【0041】
【発明の効果】
1)本発明の請求項1に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置によれば、揺動ユニットを設け、モードの切り換え時には該揺動ユニットを回動して駆動歯車とアイドル歯車の噛合形態を変えるだけの簡便な方法によりフルカラーモードとモノクロモードの切り換えが容易にできる。揺動ユニットはコンパクトにまとめられ装置の小型化,軽量化が可能になり、且つ従来技術のように歯車群等を使用しないため切り換えにより回転ムラが発生しない。
【0042】
2)本発明の請求項2に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置によれば、揺動ユニットを元の位置に復帰させるためにスプリングを使用するため、フルカラーモードへの復帰が確実に、且つ円滑に行われる。
【0043】
3)本発明の請求項3に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置によれば、揺動機構部としてソレノイドのON,OFFを利用するため、大型のアクチュエータが不要となり、装置の小型化および軽量化ができる。
【0044】
4)本発明の請求項4に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置によれば、揺動機構部として、揺動ユニットを揺動自在に支持する中心回転軸に連結する従動歯車の回転を拘束する拘束手段を用いる。これにより揺動ユニットの回動が確実に行われ、特別なアクチュエータを使用することなくフルカラーモードとモノクロモードの切り換えが円滑に行われ、且つ複雑な歯車機構等を使用しないため装置の小型化,軽量化ができる。
【0045】
5)本発明の請求項5に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置によれば、揺動機構部としてワンウェイクラッチを使用するため、揺動ユニットの回動が確実に行われる。
【0046】
6)本発明の請求項6に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置によれば、揺動ユニットの回動位置が位置検出保持手段により正確に決められるためモードの切り換えの確実性および信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揺動ユニットを揺動する揺動機構部の実施の形態を示す正面図。
【図2】図1の上面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】図1に示した揺動機構部の動作を説明するための部分正面図。
【図5】図4の側面図。
【図6】図4に示した揺動ユニットの揺動状態を示す部分正面図。
【図7】本発明の揺動ユニットの揺動機構部の他の実施の形態を示す部分正面図。
【図8】図7の側面図。
【図9】図7に示した揺動機構部の揺動動作を示す部分正面図。
【図10】図7等に示した揺動ユニットの位置決めのためのソレノイドの詳細構造を示す拡大部分断面図。
【図11】本発明の揺動ユニットの揺動機構部の更に別の実施の形態を示す部分正面図。
【図12】図11の側面図。
【図13】図11に示した揺動機構部の揺動動作を示す部分正面図。
【図14】4色のフルカラーモードの画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置の全体構造を示す構成図。
【図15】本発明に適用されるカラー画像形成装置の駆動伝達機構部の1つの実施の形態を示す正面図。
【図16】図15の上面図。
【図17】図15の側面図。
【符号の説明】
1 揺動ユニット
1a 揺動ユニット
1b 揺動ユニット
2 ソレノイド
2a 拘束手段
2b クラッチ歯車
3 揺動ユニット側板
3′第1の揺動ユニット側板
3″第2の揺動ユニット側板
4 不動側
5 可動部
6 本体
7 スプリング
8 位置決め用部材
9 ブレーキ機構
10 ソレノイド
10a ピン
10b 位置決め孔
10c 位置決め孔
11 センサ
12 ワンウェイクラッチ
13 センサ
14 カラー画像形成装置
15BK 画像形成部(ブラック)
15M 画像形成部(マゼンタ)
15Y 画像形成部(イエロー)
15C 画像形成部(シアン)
16 給紙部
17 記録紙
18 転写ベルト
19 ポリゴンスキャナ
20 偏向ミラー
21 レーザスキャナ
22 定着ユニット
23BK 感光体(ブラック)
23M 感光体(マゼンタ)
23Y 感光体(イエロー)
23C 感光体(シアン)
24BK 現像装置(ブラック)
24M 現像装置(マゼンタ)
24Y 現像装置(イエロー)
24C 現像装置(シアン)
25BK 帯電装置(ブラック)
25M 帯電装置(マゼンタ)
25Y 帯電装置(イエロー)
25C 帯電装置(シアン)
26BK クリーニング装置(ブラック)
26M クリーニング装置(マゼンタ)
26Y クリーニング装置(イエロー)
26C クリーニング装置(シアン)
27BK 転写装置(ブラック)
27M 転写装置(マゼンタ)
27Y 転写装置(イエロー)
27C 転写装置(シアン)
28 読み取り用のスキャナ
29 画像処理回路
30BK 中心回転軸(ブラック)
30M 中心回転軸(マゼンタ)
30Y 中心回転軸(イエロー)
30C 中心回転軸(シアン)
31BK 従動歯車(ブラック)
31M 従動歯車(マゼンタ)
31Y 従動歯車(イエロー)
31C 従動歯車(シアン)
32 本体側板
33 駆動ユニット側板
34BK・Y アイドル歯車(ブラック・イエロー)
34M・C アイドル歯車(マゼンタ・シアン)
35 駆動機構部
36 回転軸
37 回転軸
38 モータ
39 駆動軸
40 駆動歯車
41 分離爪

Claims (6)

  1. ブラック(BK),マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C)の4色の画像形成部を記録紙の搬送方向に沿って配列し、夫々の前記画像形成装置の感光体の中心回転軸に支持される従動歯車と、奇数番目の前記従動歯車の群(BK・Y)と偶数番目の前記従動歯車の群(M,C)とを夫々軸線方向に段違いにずらして配置し、夫々の前記群内の従動歯車をアイドル歯車を介して連結すると共に、奇数番目の前記従動歯車の群のうちの1つの従動歯車およびこれに隣接する偶数番目の前記従動歯車の群のうちの1つの従動歯車とに噛合する駆動歯車およびこの駆動源とからなる駆動機構部とを備えるカラー画像形成装置であって、前記奇数番目の群のうちの1つの従動歯車の前記中心回転軸に揺動可能に支持され、前記駆動機構部を固持すると共に前記従動歯車に噛合する前記アイドル歯車を支持する揺動ユニットと、前記駆動機構部およびアイドル歯車を他の従動歯車に着離係合すべく前記揺動ユニットを揺動させる揺動機構部とを設けることを特徴とするカラーモード切換可能なカラー画像形成装置。
  2. 前記揺動ユニットと装置の不動側との間には前記アイドル歯車を前記の他の従動歯車に噛合すべく前記揺動ユニットを他の従動歯車側に近接する方向に回動させるためのスプリングが介設されることを特徴とする請求項1に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置。
  3. 前記揺動機構部が、前記揺動ユニットと装置の不動側との間に介設されるソレノイドであり、該ソレノイドは、前記スプリングのバネ力に抗して前記揺動ユニットを回動させる方向においてONとなるように構成されることを特徴とする請求項2に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置。
  4. 前記揺動機構部が、前記揺動ユニットが支持されている中心回転軸上の前記従動歯車に係合してその回転を拘束又は解除する拘束手段を設けるものからなる請求項2に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置。
  5. 前記揺動機構部が、前記揺動ユニットを支持する中心回転軸上の従動歯車に噛合するワンウェイクラッチ付のクラッチ歯車からなり、該クラッチ歯車は、通常の記録紙の送り方向への前記従動歯車の回転を拘束しない方向においてワンウェイに形成されるものであり、前記揺動ユニットに支持される駆動機構部の駆動源は正逆方向に回転可能に形成されることを特徴とする請求項2に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置。
  6. 前記揺動ユニットには、該揺動ユニットの回転量を検出してその回動位置を検出すると共に、その位置で該揺動ユニットを固持するための位置検出保持手段が設けられることを特徴とする請求項4,5に記載のカラーモード切換可能なカラー画像形成装置。
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