JPH1130589A - 面検査装置及び方法 - Google Patents

面検査装置及び方法

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JPH1130589A
JPH1130589A JP9200758A JP20075897A JPH1130589A JP H1130589 A JPH1130589 A JP H1130589A JP 9200758 A JP9200758 A JP 9200758A JP 20075897 A JP20075897 A JP 20075897A JP H1130589 A JPH1130589 A JP H1130589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検面の状態に拘わらず、確実にまた信頼性
の高い検査をすることのできる面検査装置及び面検査方
法を提供する。 【解決手段】 被検面3からの第1の回折光L2aを受
光する第1の受光光学系101と、前記被検面3からの
第2の回折光L2bを受光する第2の受光光学系102
と、前記第1の受光光学系101で得られた前記被検面
3の画像を処理する第1の画像処理装置8aと、前記第
2の受光光学系102で得られた前記被検面3の画像を
処理する第2の画像処理装置8bと、前記第1の画像処
理装置8aと第2の画像処理装置8bで得られた情報を
処理して前記被検面3の表面状態を検出する中央演算装
置9とを備える面検査装置。中央演算装置を備えるの
で、2つの情報を加算、減算など重畳的に処理して、1
つの情報では区別のつかない面の状態を検出することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は面検査装置及び面検
査方法に関し、特に表面に微細な繰り返しパターンの形
成された半導体基板などの表面の異常を検出する面検査
装置及び面検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体などの表面を検査する場
合、検査員がウェハなどをマクロ照明装置と呼ばれる光
源にかざして、目視にて表面からの散乱光や回折光を観
察し、異物や傷,またはパターンの線幅の異常やパター
ンむらなどの異常を発見していた。ところが、このよう
に検査員の目視による検査では、検査員の熟練度や検査
環境に大きく影響を受けてしまうという問題点があっ
た。そこで、特開平8−75661号公報に開示されて
いるような自動化された装置が用いられていた。この装
置では、ウェハなどの被検物体に光源からの光を照射し
一つの受光光学系で検出するような構成をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような検査装置
によれば、被検物体からの回折光を検出する場合にはパ
ターンのピッチによって回折角が異なるので、メモリ素
子などの全面に一様なピッチで素子が形成されているよ
うなウェハの場合には、一度の計測で検査できるが、C
PUやASICなど多種類の素子が違った領域に区分け
されて形成されているような場合には、それぞれの領域
でパターンピッチが異なり、回折光が生じないため検査
できない部分ができてしまった。
【0004】さらに、パターン上にレジストの塗布され
た被検物体を検査しようとすると、レジスト膜の干渉の
ためにレジスト膜の厚さムラの影響を強く受けて回折光
の光量が大きく変化してしまい、プロセスにほとんど影
響を与えない程度の厚さムラでも異常と検出してしまう
という問題があった。特に、レジストの厚さが非対称に
なっている場合には回折光像がむらになりやすく、信頼
性の高い検査ができないという問題があった。
【0005】そこで本発明は、被検面の状態に拘わら
ず、確実にまた信頼性の高い検査をすることのできる面
検査装置及び面検査方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による面検査装置は、図1に示
すように、被検面3からの第1の回折光L2aを受光す
る第1の受光光学系101と;前記被検面3からの第2
の回折光L2bを受光する第2の受光光学系102と;
前記第1の受光光学系101で得られた前記被検面3の
画像を処理する第1の画像処理装置8aと;前記第2の
受光光学系102で得られた前記被検面3の画像を処理
する第2の画像処理装置8bと;前記第1の画像処理装
置8aと第2の画像処理装置8bで得られた情報を処理
して前記被検面3の表面状態を検出する中央演算装置9
とを備える。
【0007】このように構成すると、第1の受光光学系
で被検面からの第1の回折光を受光し、その結果得られ
た被検面の画像を第1の画像処理装置で処理し、同様に
第2の受光光学系で被検面からの第2の回折光を受光
し、その結果得られた被検面の画像を第2の画像処理装
置で処理し、このようにして両画像処理装置で得られた
情報を中央演算装置が処理して被検面の表面状態が検出
される。中央演算装置を備えるので、2つの情報を加
算、減算など重畳的に処理して、1つの情報では区別の
つかない面の状態を検出することができる。
【0008】この場合、請求項2に記載のように、(図
2、図3参照)前記被検面3を照明する照明光学系20
2を備え;前記第1と第2の受光光学系103a、10
3bのそれぞれの光軸AX3a、AX3bは、前記照明
光学系の光軸AX1に関してほぼ対称に配置されていて
もよい。この発明では、例えば図2、図3に示されるよ
うに、照明光を被検面に対して斜めに入射させ、交差し
て形成されているパターンからの回折光を受光する受光
光学系を対称に配置してもよいし、図4に示されるよう
に、照明光を被検面に対してほぼ垂直に入射させ、パタ
ーンからのプラスマイナスn(nは整数)次の回折光を
受光する受光光学系を対称に配置してもよい。
【0009】以上の装置では、請求項3に記載のよう
に、前記被検面に配置された被検物体の構造に応じて発
生する回折光を前記第1及び第2の受光光学系にて受光
するために、前記第1の受光光学系の光軸AX3aと前
記被検面の法線Hを含む面と、前記第2の受光光学系の
光軸AX3bと前記被検面の法線Hを含む面とが、互い
に交差することを特徴としてもよい(図7参照)。
【0010】このように構成すると、互いに交差する面
内に光軸を有する受光光学系を備えるので、例えば互い
に交差する2組のラインアンドスペースパターンが形成
された半導体基板などからの2方向の回折光を同時に受
光できる。即ち、プロセスにより回折光の生じる方向が
必ずしも一定でない場合がある。それは、メモリなどの
素子ではラインアンドスペースパターンが交差するよう
に配置されることが多く、また一般に回折光はそれらラ
インに直角な方向に生じるからである。その場合一方向
のみの受光系ではウエハを回転させて回折光をとらえな
くてはならず処理時間の低下を招く危険があるが、本発
明のような構成とすれば、それらを同時に計測できる。
一般的には、パターンは必ずしも直交しないのでパター
ンに合わせて回折光の生じる方向に受光系を設けるのが
よい。しかしながら、典型的には、例えば互いに直交す
る2組のラインアンドスペースパターンのように直交す
ることが多く、そのような場合は、互いに直交する面内
に光軸を有する受光光学系を備えように構成すればよい
(図3参照)。
【0011】請求項4に係る発明による面検査方法は、
被検面を照明する照明工程と;照明工程で照明された被
検面から生じる第1の方向の回折光を受光する第1の受
光工程と;照明工程で照明された被検面から生じる第2
の方向の回折光を受光する第2の受光工程と;第1の受
光工程で得られた前記被検面の画像を処理する第1の画
像処理工程と;第2の受光工程で得られた前記被検面の
画像を処理する第2の画像処理工程と;前記第1の画像
処理工程と第2の画像処理工程とで得られた情報を処理
して前記被検面の表面状態を検出する工程とを備える。
【0012】このように構成すると、照明工程で被検面
が照明され、そこから回折光が生じる。第1と第2の方
向の回折光を受光するそれぞれの工程を備えるので、複
数の画像が得られる。それぞれの画像処理工程を備える
ので、それらを例えば組み合わせて集中的に処理するこ
とができる。
【0013】この方法では、請求項5に記載のように、
前記被検面には周期性を有するラインアンドスペースパ
ターンが形成されており;前記第1と第2の方向が、そ
れぞれ前記ラインアンドスペースパターンのラインに対
してほぼ垂直な方向であることを特徴としてもよい。
【0014】半導体デバイスなどでは、ラインアンドス
ペースパターンが互いに直交するように形成されている
ことが多いが、第1と第2の方向が、それぞれそのよう
なラインアンドスペースパターンのラインに対してほぼ
垂直な方向であるので、各パターンからの回折光を第1
と第2の方向から受光することができる。
【0015】以上の方法では、請求項6に記載のよう
に、前記第1と第2の方向が、それぞれ前記ラインアン
ドスペースパターンによるプラス1次回折光とマイナス
1次回折光の進行方向であってもよい。
【0016】第1と第2の方向が、プラスマイナス1次
回折光の進行方向にあるので、被検面に関する対称な方
向の情報が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号または類似符
号を付し、重複した説明は省略する。
【0018】図1は、本発明による第1の実施の形態を
示す側面図である。本実施の形態は、複数のピッチのパ
ターンに対応するために受光系を複数設けた例である。
基板ステージSTGに載置されたウエハ等の基板3を照
明する照明光学系201が設けられている。基板3に対
して所定の入射角θiで照明光を照射する方向に、照明
コンデンサミラーである凹面鏡2が配置されており、そ
の焦点面にほぼ単色光を発する光源1が設けられてい
る。本実施の形態では、照明光学系201は光源1と凹
面鏡2とを含んで構成されている。
【0019】光源1から射出された光束は、照明コンデ
ンサミラー2でほぼ平行な光束L1となり被検物体であ
る基板3に、入射角θiで照射される。図1中でHは基
板表面の法線を示す。
【0020】基板3上に形成されたパターンのうち、第
1のピッチp1のn次の回折光はウェハ3の法線Hに対
してθ1nの方向に進む。このθ1nを回折角と呼ぶ。光の
波長をλとすると、これらの値の間には次式のような関
係がある。
【0021】sinθi+sinθ1n=nλ/p1 同様に、ウェハ3上に形成されたパターンのうち、第2
のピッチp2のn次の回折光の回折角θ2nは、次式のよ
うに表せる。
【0022】sinθi+sinθ2n=nλ/p2 次に本実施の形態の受光系の構成を説明する。図1中、
第1のピッチp1のパターンの回折光を受光する第1の
受光光学系101は、基板3の法線Hに対して入射光L
1の入射方向と反対側の回折角θ1nの方向に受光ミラー
である凹面鏡4a、その反射光の進行方向、受光ミラー
4aの瞳付近に設けられた絞り5a、絞り5aを通過し
た光の進行方向に設けられた結像レンズ6a、そして受
光ミラー4aと結像レンズ6aに関して基板3の表面と
共役な位置に設けられたCCD等の撮像素子7aを含ん
で構成されている。
【0023】基板3は一般的に受光光学系の光軸に対し
て傾斜している、即ちあおり角を有しているので、撮像
素子7aはシャインプルーフの条件を充足するあおり角
をもって傾斜させて配置するのが望ましい。
【0024】この第1の受光光学系101は、受光ミラ
ー4aで基板3からの回折角θ1nの第1の回折光L2a
を受光し、その反射光は受光ミラー4aの瞳付近で絞り
5aにより、前記の回折角θ1n方向に進む回折光だけが
取り出される。
【0025】その取り出された回折光は、結像レンズ6
aにより撮像素子7aの撮像面上に基板3の第1のピッ
チp1のn次の回折光による像を形成する。形成された
像は、撮像面7aで光電変換され、光強度に応じた電気
信号に変換される。
【0026】全く同様に、第2のピッチp2のパターン
の回折光を受光する第2の受光光学系102は、入射光
L1の入射方向と反対側、回折角θ2nの方向の受光ミラ
ーである凹面鏡4b、受光ミラー4bの瞳付近の絞り5
b、絞り5bを通過した光の進行方向に設けられた結像
レンズ6b、基板3の表面と共役な位置にシャインプル
ーフの条件を充足して設けられた撮像素子7bを含んで
構成されている。
【0027】作用も第1の光学系と同様である。即ち、
基板3の第2のピッチp2のn次の回折光による像が形
成され、その像は撮像面7bで光電変換され、光強度に
応じた電気信号に変換される。
【0028】これらの検出された2つの像の電気信号
を、撮像面7a、7bとそれぞれ電気的に接続された画
像処理装置8a、8bに伝送される。これらの像を、あ
らかじめ画像処理装置8a、8b内に入力してある欠陥
のない基板の像と比較することにより、基板3上に付着
した異物や表面の傷やパターンの異常が検出される。こ
れらの画像処理装置8a、8bで検出された結果は、中
央演算装置であるコンピュータ9で基板欠陥のデータと
してまとめられる。実施例としては、画像処理装置8
a、8bと、中央演算装置はまとめて1つの装置として
構成してもよい。
【0029】受光光学系101、102は、それぞれ検
査すべきパターンの回折角θ1n、θ2nの方向に、不図示
の傾斜調節機構によって設定するように構成するのが望
ましい。
【0030】本実施の形態は、ASICなどのピッチの
異なるパターンが形成された領域のあるような基板の検
査に有効である。異なるピッチのパターンの検査が同時
にできるので、デバイス製造のスループットを高くでき
る。
【0031】また以上、複数のピッチ(ピッチp1とピ
ッチp2)のパターンに対応するために受光系を複数設
けた場合として説明したが、この装置をそのまま単一の
ピッチのパターンの次数の異なる回折光、例えばn次回
折光とn+1次回折光を受光して検査する場合にも応用
できる。即ち、その場合は回折光L2a、L2bの一方
がn次の回折光で他方がn+1次の回折光ということに
なる。このように一つのパターンについて複数の次数の
回折光を検出して検査することにより、検査の精度と信
頼性が向上される。
【0032】図2と図3を参照して本発明の第2の実施
の形態を説明する。図2は第2の実施の形態の装置の斜
視図であり、図3は図2の装置を基板3の真上から見た
平面図である。
【0033】本実施の形態は、パターンの繰り返しのあ
る方向が異なっている場合に、それぞれのパターンの方
向、換言すれば回折光の方向に応じて受光光学系を設け
た例である。不図示の基板ステージに載置されたウエハ
等の基板13を照明する照明光学系202が設けられて
いる。照明光学系202は、基板13に対して所定の入
射角θiで照明光を照射する方向に配置された、照明コ
ンデンサミラーである凹面鏡12と、その焦点面に設け
られたほぼ単色光を発する光源11とを含んで構成され
ている。
【0034】光源11から射出された光束は、照明コン
デンサミラー12でほぼ平行な光束L1となり被検物体
である基板13に、入射角θiで照射される。図2中で
Hは基板表面の法線を示す。
【0035】次に受光系の構成を説明する。図3の平面
図に示されるように、本実施の形態では、受光光学系1
03aと受光光学系103bとは、それぞれの光軸AX
3a、AX3bとが、照明光学系202の光軸AX1に
対してほぼ対称に配置されている。一実施例としては、
平面図上で光軸AX3aとAX3bはAX1にそれぞれ
45°をなしている。
【0036】このように配置すると、半導体ウエハ等で
よく用いられる縦横に直交する繰り返しパターンに対処
できる。即ち、図3に示されているように、直交する例
えばラインアンドスペースパターンのラインがそれぞれ
の受光光学系の光軸に直交するように置けば、それぞれ
のパターンからの回折光がそれぞれの受光光学系に向か
うことになる。
【0037】受光光学系103aは、図1の実施の形態
の受光光学系101と全く同様に構成されている。即
ち、図3において、一方のパターンの回折光を受光する
第1の受光光学系103aは、入射光L1の進行方向に
対して45°の方向で、図2に示されるように基板13
の法線Hに対して、回折角θ3nの方向に受光ミラーであ
る凹面鏡14a、その反射光の進行方向、受光ミラー1
4aの瞳付近に設けられた絞り15a、絞り15aを通
過した光の進行方向に設けられた結像レンズ16a、そ
して受光ミラー14aと結像レンズ16aに関して基板
13の表面と共役な位置に設けられたCCD等の撮像素
子17aを含んで構成されている。また、基板13は受
光光学系103aの光軸に対してあおり角を有している
ので、撮像素子17aはシャインプルーフの条件を充足
するあおり角をもって配置するのが望ましいのも、図1
の実施の形態と同様である。
【0038】全く同様に、他方のパターンの回折光を受
光する第2の受光光学系103bが、受光光学系103
aと対称に配列されている。即ち、回折角θ3nの方向の
受光ミラーである凹面鏡14b、受光ミラー14bの瞳
付近の絞り15b、絞り15bを通過した光の進行方向
に設けられた結像レンズ16b、基板13の表面と共役
な位置にシャインプルーフの条件を充足して設けられた
撮像素子17bを含んで構成されている。
【0039】このような構成において、基板13上に形
成された繰り返しパターンのうち第1の方向に回折する
回折光を受光ミラー14aで集光し、そこで反射された
光は絞り15aで所定の回折角の回折光だけが選別さ
れ、結像レンズ16aで撮像面17aに基板13の第1
の回折像を結像する。同様に、基板13上に形成された
繰り返しパターンのうち第2の方向に回折する回折光を
受光ミラー14bで集光し、そこで反射された光は絞り
15bで所定の回折角の回折光だけが選別され、結像レ
ンズ16bで撮像面17bに基板13の第2の回折像を
結像する。これらの回折像を、それぞれあらかじめ画像
処理装置18a、18b内に入力してある欠陥のない像
と比較することにより、ウェハ13上に付着した異物や
表面の傷やパターンの異常を検出し、コンピュータ19
で基板欠陥データにするのは、第1の実施の形態と同様
である。
【0040】基板13上に形成された繰り返しパターン
の2つの回折方向にそれぞれ十分な光量の像ができるよ
うに、入射光の入射してくる面は、先に説明したよう
に、2つの回折方向の中線と基板13の面の法線を含ん
でいるのが望ましく、また、図3の平面図に示されるよ
うに、入射光学系はパターンに対して45度の角度をな
すように入射するのが望ましい。
【0041】受光光学系103a、103bは、それぞ
れ検査すべきパターンの回折角θ3nの方向に、不図示の
傾斜調節機構によって設定するように構成するのが望ま
しい。
【0042】また、検査すべきパターンは、方向が異な
るだけでピッチは同一として説明したが、もちろん異な
るピッチの場合にも適用でき、あるいは一方をn次回折
光、他方をn+1次回折光等異なる次数の回折光の検査
にも適用でき、その場合は回折角はθ3n、θ3n’(不図
示)となり、それぞれ受光光学系の方向が設定される。
【0043】本実施の形態は、異なる方向例えば縦横に
周期性のある繰り返しパターンが形成された領域のある
ような基板の場合の検査に有効である。2方向のパター
ンの検査が同時にできるので、デバイス製造のスループ
ットを高くできる。
【0044】本発明の第3の実施の形態を図4を参照し
て説明する。本実施の形態は、非対称性をもってパター
ンが形成されてしまった基板も、プロセス上問題のない
程度の非対称性を欠陥として検出しないように、そのよ
うなパターンのむらを無視して検査を行なえるようにし
た装置の例である。
【0045】図4において、基板ステージSTGに載置
されたウエハ等の基板23を照明する照明光学系203
が設けられている。照明光学系203は、基板23の真
上から照明光を照射する方向に配置された、照明コンデ
ンサレンズ22と、その焦点面に設けられたほぼ単色光
を発する光源21とを含んで構成されている。
【0046】光源21から射出された光束は、照明コン
デンサレンズ22でほぼ平行な光束L1となり被検物体
である基板23に、入射角90°で、即ち法線Hと同方
向に照射される。
【0047】受光光学系104aと受光光学系104b
とは、それぞれの光軸AX4a、AX4bとが、照明光
学系203の光軸AX1に対して(基板23の法線Hに
対して)ほぼ対称に配置されている。
【0048】このように構成された装置に、基板の例え
ばラインアンドスペースパターンのラインがそれぞれの
受光光学系の光軸に直交するように置くことができ、パ
ターンからの同次数の回折光がそれぞれの受光光学系に
向かうことになる。
【0049】受光光学系104a、104bは、図1の
実施の形態の受光光学系101と同様に構成されている
が、一部凹面鏡の代わりに凸レンズが用いられている。
即ち、図4において、パターンのn次回折光を受光する
第1の受光光学系104aは、図4に示されるように基
板23の法線Hに対して、回折角θ4nの方向に受光レン
ズである凸レンズ24a、その先で受光レンズ24aの
瞳付近に設けられた絞り25a、絞り25aを通過した
光の進行方向に設けられた結像レンズ26a、そして受
光レンズ24aと結像レンズ26aに関して基板23の
表面と共役な位置に設けられたCCD等の撮像素子27
aを含んで構成されている。撮像素子27aがシャイン
プルーフの条件を充足するあおり角をもって配置するの
が望ましいのも、第1、第2の実施の形態と同様であ
る。
【0050】受光光学系104bは、受光光学系104
aと対称に配置されているものであり、構成は全く同様
であるので説明を省略する。
【0051】撮像素子27a、27bは、加算機30に
電気的に接続されている。さらに加算機30は、画像処
理系28、コンピュータ29にそれぞれ電気的に接続さ
れている。
【0052】本実施の形態の作用を説明する。光源21
から射出された光束は、照明コンデンサレンズ22でほ
ぼ平行な光束となり、被検物体である基板23をほぼ垂
直に照明する。基板23上のパターンのピッチpに対す
るn次の回折光の回折角θ4nは、次式で表される。
【0053】sinθ4n=nλ/p この場合には、垂直入射なのでn次の回折光は正負の二
つの方向に進む。先に構成を説明した受光光学系104
a、104bは、これらの回折光をそれぞれ受光するよ
うに入射角が、それぞれ回折角プラスθ4n、マイナスθ
4nに設定される。受光光学系104a、104bは、そ
れぞれ集光レンズ24a、24bで回折光を集光し、そ
れぞれ検出する回折光を絞り25a、25bで選別しそ
れぞれ結像レンズ26a、26bで撮像素子の受光面2
7a、27b上に、それぞれ基板23の回折光の像を形
成する。
【0054】それぞれの撮像素子で光強度に比例する画
像信号に変換された後、それぞれの画像信号の各画素が
基板上の同じ点を観察するように補正された後、各画素
ごとに加算機30で加え合わせられ、ウェハ画像信号と
する。
【0055】このウェハ画像信号とあらかじめ画像処理
系28に記憶させておいた欠陥のない基板による画像信
号と比較し、基板23上に付着した異物や傷やパターン
の異常を検出し、コンピュータ29で基板欠陥データに
まとめる。
【0056】基板23上で図5の(a)に示されるよう
に、基板上に塗布されたレジスト面の上面が傾いている
ときの±1次光の回折光強度を、図5の(b)に示す。
傾いた方向の回折光の強度が強くなり、反対側の回折光
が弱くなっていることがわかる。
【0057】この状態を「ブレーズされている」とい
う。回折光の強弱は、プラス1次回折光とマイナス1次
回折光で相殺されるような大きさになるので、光強度
は、±1次光の光強度の和をとると、ブレーズされてい
てもほぼ一定の値をとることがわかる。このためこのよ
うな光強度の和を求めれば、レジストの細かい膜厚むら
による表面のむらは検出することなく検査を行なうこと
ができる。
【0058】さらに、第2の実施の形態と第3の実施の
形態とを組み合わせたものを、第4の実施の形態として
図6に示す。これは、特にASICの検査に応用して好
適なものである。
【0059】図6において、基板33を照明する照明光
学系204は、第3の実施の形態の照明光学系203と
全く同様に構成されている。即ち照明光学系204は、
基板33の真上から照明光を照射する方向に配置され
た、照明コンデンサレンズ32と、その焦点面に設けら
れたほぼ単色光を発する光源31とを含んで構成されて
いる。作用も照明光学系203と同様であるので説明を
省略する。
【0060】受光光学系105a、105b、105
c、105dは、受光光学系104aと、同一の構成を
有している。即ち、回折角θ5nの方向に受光レンズであ
る凸レンズ34a、34b、34c、34d、その先で
受光レンズの瞳付近に設けられた絞り35a、35b、
35c、35d、絞りを通過した光の進行方向に設けら
れた結像レンズ36a、36b、36c、36d、そし
て受光レンズと結像レンズに関して基板33の表面と共
役な位置に設けられたCCD等の撮像素子37a、37
b、37c、37dを含んで構成されている。これら撮
像素子がシャインプルーフの条件を充足するあおり角を
もって配置するのが望ましいのも、先の実施の形態と同
様である。
【0061】受光光学系105aと105b、受光光学
系105cと105d、それぞれが法線Hに対して対称
に配置されている。
【0062】撮像素子37a、37bは、加算機40a
に電気的に接続されており、撮像素子37c、37d
は、加算機40bに電気的に接続されている。さらに加
算機40a、40bは、画像処理系38、コンピュータ
39にそれぞれ電気的に接続されている。
【0063】このように構成された装置には、基板の例
えば2つのラインアンドスペースパターンのラインがそ
れぞれの受光光学系の光軸に直交するように置くことが
でき、パターンからの同次数の回折光がそれぞれ対称に
配置された受光光学系に向かうことになる。典型的に
は、2つのラインアンドスペースパターンは直交してい
るので、4つの受光光学系は法線Hの回りに90°つづ
離れて等角で配置される。
【0064】即ち受光光学系105aと105b、受光
光学系105cと105dの組み合わせに注目すれば第
3の実施の形態を2つ合わせたものと見ることができ、
受光光学系105aと105c、受光光学系105bと
105dの組み合わせに注目すれば第2の実施の形態を
2つ合わせたものと見ることができる。作用はそれぞれ
の実施の形態で説明した通りである。
【0065】このようにして、本実施の形態によれば、
2方向の周期性パターンを同時に、またブレーズされて
いる場合でも、レジストの細かい膜厚むらによる表面の
むらは検出することなく検査を行なうことができる。し
たがって、2方向を同時にまたプロセス上問題のない軽
度のむら等を欠陥として拾うことなく検査できるので、
製造のスループットを著しく向上することができる。
【0066】以上説明したように、本発明の面検査装置
によれば、パターンを有するような被検物体上に付着し
た異物や傷、またはパターンの線幅の異常やパターンむ
らなどの異常を確実に高いスループットをもって検査す
ることができるので、メモリなどの半導体ウェハや液晶
表示パネルなどのような半導体デバイスの検査に応用し
て好適である。
【0067】即ち、第1と第2の実施の形態によれば、
今までチップ全面に一様に素子が形成されているメモリ
のようなものの検査だけでなく、CPUやASICなど
の素子の形成されているピッチが異なるものに対しても
十分な検査が時間を増やすことなく行なえる。さらに、
第3、第4の実施の形態ではプロセスに影響を与えない
程度のレジストむらを検出することなく、基板上に付着
した異物や傷やパターンの異常などを検出することがで
きる。
【0068】また、それぞれの実施の形態においてはC
CD等の撮像素子面上にできる像の大きさの変動を抑え
るため、基板は受光レンズまたは受光ミラーの前側焦点
位置に配置し、絞りを受光レンズまたは受光ミラーの後
側焦点位置で、かつ結像レンズの前側焦点位置に配置し
て、両側テレセントリック光学系にすることが望まし
い。
【0069】次に本発明の面検査方法の実施の形態を説
明する。基板(被検面)に照明光L1を照射する。被検
面から生じる第1の方向の回折光を第1の受光光学系で
受光し、被検面から生じる第2の方向の回折光を第2の
受光光学系で受光する。第1の方向の回折光による被検
面の画像を撮像素子に形成し、第1の画像処理装置で画
像処理する。同様に、第2の方向の回折光による被検面
の画像を別の撮像素子に形成し、第2の画像処理装置で
画像処理する。このようにして得られた被検面に関する
画像情報を中央演算装置であるコンピュータに送り、基
準画像と比較することにより、被検面の表面状態例えば
欠陥を検出する。2つの情報を集中的に、即ち重畳的
に、参照しつつまたお互いに補正の対象として用いて、
一方で欠陥の疑いのある画像状態も、真の欠陥であるか
を他方で確認するように処理することもできる。例え
ば、2つの情報を加算、減算など重畳的に処理して、1
つの情報では区別のつかない面の状態を検出することが
できる。あるいは2つの情報を同時に扱うことができる
ので、検査のスループットを向上させることができる。
【0070】図1に示されるように、基板3に同方向の
異なるピッチを有する2種類のパターンが形成されてい
る場合は、第1の方向の回折光L2aと第2の方向の回
折光L2bはそれぞれのピッチに対応する、異なった回
折角を有する同次の回折光である。このように2種類の
回折光から得られる情報が1回で得られるので検査のス
ループットが高まる。また、1つの演算装置で集中的
に、あるいは重畳的に処理することにより、信頼性の高
い検査が可能となる。
【0071】図2、図3に示されるように、基板13に
異なった方向の2種類のパターンが形成されている場合
は、回折光L3aとL3bはそれぞれのパターンの方向
に対応する、同じ大きさの回折角を有し、基板の法線H
回りで異なった方向の同次の回折光である。特にパター
ン同士が直角に配置されている基板を検査するときは、
第1と第2の方向はお互いに垂直である。このように2
方向のパターンに関する情報が同時に得られるので検査
のスループットが高まる。
【0072】図4に示されるように、基板23に垂直に
照明光を照射する場合は、回折光L4aとL4bは対称
な方向に生じる同次の回折光例えばプラス1次光とマイ
ナス1次光となる。対称な方向の回折光を検出するの
で、例えばレジストの細かい膜厚むらによる表面のむら
は検出することなく検査を行なうことができる。したが
って、製品として問題とならない軽度の欠陥を拾うこと
がないので、製造のスループットを向上することができ
る。
【0073】さて、次に、図2および図3に示した第2
の実施の形態の変形例としての第5の実施の形態を図7
を参照しながら説明する。なお、図7において図2及び
図3と同じ機能を持つ部材には、同じ符号を付してあ
る。
【0074】メモリなどの素子では繰り返しパターンが
直交して並ぶことが多いが、パターンの形状によっては
回折光の生じる方向は必ずしも直交するとは限らない。
例えば、図7(a)に示したようなパターン、即ち複数
の平行な第1の線分群に複数の平行な第2の線分群が9
0°以外の角度で交差して形成されたパターン、具体的
にはエスカレータのループ状の回転手すりを真横から見
たような形状のパターンでは回折光は直交した方向には
生じないで、概してパターンの直線部に直交する方向に
生じると考えてよい。
【0075】この回折光を受光するためには、図7
(b)に示したような位置(図3では2つの受光光学系
の光軸は直角をなす配置であったが、本実施の形態で
は、鋭角をなす配置)に送光系11〜12(光源11は
不図示)および受光系14a〜17a(凹面鏡14aの
み図示)、14b〜17b(凹面鏡14bのみ図示)を
配置する必要がある。
【0076】図示のように、基板13上に形成されたパ
ターンの形状(図7(a))によって回折光の生じる方
向が変化するのに応じて、送光系11〜12および受光
系14a〜17a、14b〜17bを移動させるため
に、それぞれ相対的に移動できるように、少なくとも2
つの受光系14a〜17a、14b〜17b、または送
光系11〜12および受光系14b〜17bに駆動部
(受光系14b〜17b用として51、受光系14a〜
17a用として52、又は受光系14b〜17b用とし
て51、送光系11〜12用として52’)を設けてプ
ロセス(被検面のパターン構造)に応じて移動させるよ
うにするのが望ましい。
【0077】本実施の形態では、コンピュータ9は駆動
部51、52(あるいは52’)に接続されており、駆
動系(51、52又は51、52’)の駆動量を制御す
る制御手段としても機能するように構成されている。ま
た、コンピュータ9には入力手段50が接続されてお
り、プロセス情報等をコンピュータ9に入力できるよう
になっている。
【0078】このような、コンピュータ9により制御さ
れた駆動部による駆動により、図7(a)中、受光系1
4a〜17aの光軸は図(a)のパターンの第1の線分
群の線分に直角な方向に、受光系14b〜17bの光軸
は図(a)のパターンの第2の線分群の線分に直角な方
向に調整されている。また送光系11〜12の光軸は両
受光系の光軸のなす角を2等分する方向となる。
【0079】このとき、あらかじめ各プロセスウエハで
検査する位置を決めておいて、検査する際にプロセスの
情報を入力手段50へ入力して、この情報に応じて、コ
ンピュータ9は、駆動系(51、52又は51、5
2’)を介して受光系および送光系の位置を移動させ
る。
【0080】または、コンピュータ9は、駆動系(5
1、52又は51、52’)を介してCCD17a、1
7bからの信号が最大となるように受光系をスキャン
(移動)して、回折光の強度が最大になる位置で画像を
取り込み、信号処理系で画像の回転調整をして検査して
もよい。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2つの受
光光学系を設けたので、被検面の状態に拘わらず、確実
にまた信頼性の高い検査をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である面検査装置の
概略を示す側面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態である面検査装置の
概略を示す斜視図である。
【図3】図2の面検査装置を上方から見た平面図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施の形態である面検査装置の
概略を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の原理を説明する基
板のレジスト部分の側断面図とレジストの傾きと回折光
強度との関係を示す線図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態である面検査装置の
概略を示す斜視図である。
【図7】ある被検物体のパターンの構造を示す平面図
(a)と、本発明の第5の実施の形態である面検査装置
を上方から見た平面図(b)である。
【符号の説明】
1 光源 2 照明コンデンサミラー 3 基板 4a、4b 受光ミラー 5a、5b 絞り 6a、6b 結像レンズ 7a、7b 撮像素子(CCD) 8a、8b 画像処理装置 9 コンピュータ 11、21、31 光源 12 照明コンデンサミラー 13、23、33 基板 14a、14b 受光ミラー 15a、15b、25a、25b、35a〜d 絞り 16a、16b、26a、26b、36a〜d 結像レ
ンズ 17a、17b、27a、27b、37a〜d 撮像素
子(CCD) 18a、18b 画像処理装置 19、29、39 コンピュータ 28、38 画像処理装置 30、40a、40b 画像加算機 201、202、203、204 照明光学系 101、103a、104a 第1の受光光学系 102、103b、104b 第2の受光光学系 105a〜b 受光光学系 H 法線 AX3a、AX3b、AX4a、AX4b 光軸 L1 照明光 L2a、L3a、L4a 第1の回折光 L2b、L3b、L4b 第2の回折光 L4c、L4d 回折光 STG 基板ステージ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検面からの第1の回折光を受光する第
    1の受光光学系と;前記被検面からの第2の回折光を受
    光する第2の受光光学系と;前記第1の受光光学系で得
    られた前記被検面の画像を処理する第1の画像処理装置
    と;前記第2の受光光学系で得られた前記被検面の画像
    を処理する第2の画像処理装置と;前記第1の画像処理
    装置と第2の画像処理装置で得られた情報を処理して前
    記被検面の表面状態を検出する中央演算装置とを備える
    ことを特徴とする;面検査装置。
  2. 【請求項2】 前記被検面を照明する照明光学系を備
    え;前記第1と第2の受光光学系のそれぞれの光軸は、
    前記照明光学系の光軸に関してほぼ対称に配置されてい
    ることを特徴とする;請求項1に記載の、面検査装置。
  3. 【請求項3】 前記被検面に配置された被検物体の構造
    に応じて発生する回折光を前記第1及び第2の受光光学
    系にて受光するために、前記第1の受光光学系の光軸と
    前記被検面の法線を含む面と、前記第2の受光光学系の
    光軸と前記被検面の法線を含む面とが、互いに交差する
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の、
    面検査装置。
  4. 【請求項4】 被検面を照明する照明工程と;照明工程
    で照明された被検面から生じる第1の方向の回折光を受
    光する第1の受光工程と;照明工程で照明された被検面
    から生じる第2の方向の回折光を受光する第2の受光工
    程と;第1の受光工程で得られた前記被検面の画像を処
    理する第1の画像処理工程と;第2の受光工程で得られ
    た前記被検面の画像を処理する第2の画像処理工程と;
    前記第1の画像処理工程と第2の画像処理工程とで得ら
    れた情報を処理して前記被検面の表面状態を検出する工
    程とを備えることを特徴とする;面検査方法。
  5. 【請求項5】 前記被検面には周期性を有するラインア
    ンドスペースパターンが形成されており;前記第1と第
    2の方向が、それぞれ前記ラインアンドスペースパター
    ンのラインに対してほぼ垂直な方向であることを特徴と
    する;請求項4に記載の、面検査方法。
  6. 【請求項6】 前記第1と第2の方向が、それぞれ前記
    ラインアンドスペースパターンによるプラス1次回折光
    とマイナス1次回折光の進行方向であることを特徴とす
    る;請求項5に記載の、面検査方法。
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