JPH11299262A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH11299262A
JPH11299262A JP10105148A JP10514898A JPH11299262A JP H11299262 A JPH11299262 A JP H11299262A JP 10105148 A JP10105148 A JP 10105148A JP 10514898 A JP10514898 A JP 10514898A JP H11299262 A JPH11299262 A JP H11299262A
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進吾 増本
Hiroshi Kido
大志 城戸
Shinji Makimura
紳司 牧村
Akira Yuufuku
晶 祐福
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノイズによる誤動作がなく且つ組立てが容易な
電源装置を提供する。 【解決手段】電源回路及び高周波回路が実装されたプリ
ント基板3は、シールドケース本体1内に収納され、ね
じ16によって固定される。シールドケース本体1は、
シールド板2が一体に形成されている。プリント基板3
は、シールド板2に対応する部位にスリット部4が形成
されている。高周波回路は、プリント基板3において、
スリット部4により分離された第2の領域32に配設さ
れている。電源回路は、スリット部4により分離された
第1の領域31に配設されている。プリント基板3をシ
ールドケース本体1に固定した後には、ねじ17によっ
てシールド板2に分離シールド板7が取着される。シー
ルドケース本体1にはシールドケース蓋8が取着され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源を高周波
出力に変換して負荷へ供給する電源装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の電源装置として、図15に示す
ように、交流電源の出力を整流して所定の直流出力を得
る電源回路を実装した第1のプリント基板3aと、電源
回路の直流出力を高周波出力に変換して負荷へ供給する
高周波回路を実装した第2のプリント基板3bとを、互
いの実装面が向き合う形で金属製のシールドケース1
0’内に収納したものが提案されている(実開平3−8
804号公報参照)。ここにおいて、シールドケース1
0’は、図15において上面が開口した第1の分割体1
0aと、同図において下面が開口した第2の分割体10
bとを結合して形成され、シールドケース10’内には
2つのシールド板11a,11bが配設されるようにな
っており、前記第1のプリント基板3aは第1の分割体
10aの内周面と第1のシールド板11aとで囲まれた
空間に配設され、前記第2のプリント基板3bは第2の
分割体10bの内周面と第2のシールド板11bとで囲
まれた空間に配設されている。
【0003】また、図16(a)に示すように、電源回
路及び高周波回路が実装されたプリント基板3’に対し
て、一面に開口を有する矩形箱状の遮蔽部材12(図1
7参照)を、高周波回路を覆うように取着し、矩形箱状
のシールドケース10”内に収納したものが提案されて
いる(特開平9−19164号公報参照)。ここに、遮
蔽部材12は、図17に示すように開口縁から複数の接
続片12aが突設されており、接続片12aはプリント
基板3’に形成された接続孔3cに挿通され、図16
(b)に示すプリント基板3’の裏面に形成された導電
パターン3dに対して半田付けされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記各従来
構成では、電源回路と高周波回路とを空間的に分離する
ことで、電源回路と高周波回路との電磁誘導による相互
干渉を低減し、さらに電源回路及び高周波回路がシール
ドケース10’(又はシールドケース10”)内に収納
されることにより、高周波回路から発生する高周波ノイ
ズの外部への漏洩を防止することができる。
【0005】しかしながら、図15に示した電源装置で
は、2つのプリント基板3a,3bが必要であり、しか
も各プリント基板3a,3bごとにシールド板11a,
11bを設けてあり、さらに、各プリント基板3a,3
b及び各シールド板11a,11bをそれぞれ対応する
分割体10a,10bに対してビス15により結合した
後に両分割体10a,10bを結合するので、部品点数
が多く構造が複雑になるとともに組立性が悪いという不
具合がある。
【0006】また、図16に示した電源装置では、シー
ルドケース10”の他に一面が開口いた矩形箱状の遮蔽
部材12が必要であるとともに、遮蔽部材12の接続片
12aをプリント基板3’の接続孔3cに挿入して半田
付けする必要があるので、コストが高くなるとともに組
立性が悪いという不具合がある。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、ノイズによる誤動作がなく且つ組立
てが容易な電源装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、直流電圧を出力する電源回路
と、電源回路の出力を高周波出力に変換して負荷へ供給
する高周波回路と、前記各回路が実装される一つのプリ
ント基板と、一面に開口を有する箱状であって前記プリ
ント基板が収納されるシールドケース本体と、シールド
ケース本体の開口面を塞ぐようにシールドケース本体に
取着されるシールドケース蓋とを備え、前記プリント基
板は回路部品が実装される領域を空間的に二分するスリ
ット部が形成され且つ前記二分された一方の領域に前記
高周波回路が配設され、シールドケース本体は前記スリ
ット部に対応し且つ前記高周波回路と前記二分された他
方の領域に配設された回路部品との間に配設されるシー
ルド板が一体に形成されて成ることを特徴とするもので
あり、シールドケース本体とシールドケース蓋とで囲ま
れた空間において、高周波回路と電源回路との間にシー
ルド板が介在するので、電源回路と高周波回路との間の
電磁誘導による相互干渉を防止することができ、しか
も、組立て時には、一つのプリント基板をシールドケー
ス本体に収納することにより、シールドケース本体に一
体に形成されたシールド板がスリット部を通して電源回
路と高周波回路との間に介在することになるから、組立
てが容易になる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記シールド板は、シールドケース本体の側壁及び
底壁から連続一体に形成されているので、シールドケー
ス本体に対するプリント基板の位置決めが簡単になる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、シールドケース本体に対して着脱自在
であって電源回路と高周波回路との間の空間に配設され
る分離シールド板を備えているので、分離シールド板を
設置することにより、電源回路と高周波回路との相互干
渉をより確実に防止することができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記分離シールド板は、前記シールド板の側縁とシ
ールドケース本体の側壁との間に配設されていることを
特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記シールド板がシールドケース本体の底壁からの
み連続一体に形成され、シールドケース本体に対して着
脱自在であって前記シールド板の側縁とシールドケース
本体の側壁との間に配設される分離シールド板を備えて
いるので、分離シールド板を設置することにより、シー
ルド板とシールドケース本体との間の隙間を遮蔽するこ
とができ、また、プリント基板において高周波回路が実
装される側の領域と高周波回路が実装されない側の領域
とを連結する連続部が2箇所になるから、パターン配線
の形成位置の自由度が高くなり、パターン配線を引きや
すくなる。
【0013】請求項6の発明は、請求項3乃至請求項5
の発明において、前記分離シールド板と前記シールド板
とは略直線状に配設されていることを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項3乃至請求項6
の発明において、前記分離シールド板は、シールドケー
スと同電位なので、ノイズ遮蔽効果をより高めることが
できる。
【0015】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7
の発明において、前記プリント基板は、スリット部によ
り二分された領域同士を連結する連続部の近傍にノイズ
の影響を受けにくい回路部品が配設されているので、電
源回路と高周波回路との相互間のノイズ干渉による誤動
作をより確実に防止することができる。
【0016】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、前記連続部の近傍に配設される部品は、電源回路の
一部を構成する直流平滑用の電解コンデンサなので、高
周波回路において高周波でスイッチングされるスイッチ
ング素子と電解コンデンサとの距離を短くすることがで
き、パターン配線からのノイズによる誤動作を防止する
ことができる。
【0017】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記電解コンデンサは、前記シールド板に対して
高周波回路が配設される側の空間に配設されているの
で、スイッチング素子と電解コンデンサとの距離をより
短くすることができる。
【0018】請求項11の発明は、請求項9又は請求項
10の発明において、前記電解コンデンサに並列接続さ
れる高周波ノイズ除去用のコンデンサが配設されている
ので、高周波ノイズ除去用のコンデンサが配設されてい
ることにより、高周波回路から発生するノイズによる誤
動作をより確実に防止することができる。
【0019】請求項12の発明は、請求項11の発明に
おいて、前記高周波ノイズ除去用のコンデンサは前記電
解コンデンサよりも高周波回路から離れた位置に配設さ
れていることを特徴とする。
【0020】請求項13の発明は、請求項1乃至請求項
12の発明において、前記高周波回路の出力電力を制御
する制御回路を備え、制御回路は、シールドケース本体
内において前記シールド板に対して前記高周波回路が配
設される側の空間で且つ電源回路と高周波回路との間に
配設されているので、制御回路を電源回路と前記高周波
回路との間に配置することで前記高周波回路と電源回路
との距離が広がり、前記高周波回路からのノイズが電源
回路に及ぼすノイズを低減でき、さらに、制御回路が高
周波回路の近くに配設されていることにより制御回路と
前記高周波回路との間のパターン配線を短くすることが
できる。
【0021】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、前記プリント基板は、前記制御回路のグランド
パターンが制御回路を構成する部品が実装されている部
分全体に設けられているので、制御回路が高周波回路か
らのノイズで誤動作するのを確実に防止することができ
る。
【0022】請求項15の発明は、請求項3乃至請求項
14の発明において、前記シールド板の長さを分離シー
ルド板の長さよりも長くしたので、電源回路と高周波回
路との間の隙間をより少なくでき、電源回路と高周波回
路との相互間のノイズ干渉における誤動作をより一層確
実に防止することができる。
【0023】請求項16の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記プリント基板は、スリット部に対して高周波
回路が配設される一方側の面積が、他方側の面積に比べ
て大きいので、プリント基板において高周波回路が配設
される側の面積を大きくすることによりグランドパター
ンを広くとることが可能になり、シールドケース本体内
において高周波回路が配設されている側でのノイズの影
響を減少することができる。
【0024】請求項17の発明は、請求項3乃至請求項
16の発明において、前記シールドケース本体は、シー
ルド板及び分離シールド板により分離される2つの空間
のうち高周波回路が配設される一方側の空間の体積が、
他方側の空間の体積よりも大きいので、高周波回路が配
設される一方側の空間の温度上昇を低減することができ
る。
【0025】請求項18の発明は、請求項1乃至請求項
17の発明において、前記電源回路が交流電源の出力を
直流出力に変換するものであって、交流電源からの交流
電力を入力するための電源線と、高周波回路の高周波出
力を負荷へ供給するためのケーブルとを備え、プリント
基板と電源線との接続箇所と、ケーブルとプリント基板
との接続箇所とを結ぶ直線上に前記シールド板が配設さ
れているので、ケーブルからの高周波ノイズが電源線に
与える影響を少なくできて、電源線から電源回路に悪影
響を及ぼさないようにすることができる。
【0026】請求項19の発明は、請求項1乃至請求項
18の発明において、前記高周波回路の動作周波数は1
3.56MHzであることを特徴とする。
【0027】請求項20の発明は、電解コンデンサより
なる平滑コンデンサの両端に直流出力電圧を発生する電
源回路と、電源回路の出力を高周波出力に変換して負荷
へ供給する高周波回路と、前記各回路が実装される一つ
のプリント基板と、一面に開口を有する箱状であって前
記プリント基板が収納されるシールドケース本体と、シ
ールドケース本体の開口面を塞ぐようにシールドケース
本体に取着されるシールドケース蓋とを備え、前記プリ
ント基板は回路部品が実装される領域を空間的に二分す
るスリット部が形成され且つ前記二分された一方の領域
に高周波回路が配設され、シールドケース本体は前記ス
リット部に対応し且つ高周波回路と前記二分された他方
の領域に配設された回路部品との間に配設されるシール
ド板がシールドケース本体の側壁及び底壁に連続一体に
形成され、シールド板とシールドケース本体の側壁との
間にはシールド板に着脱自在に取着される分離シールド
板が配設され、プリント基板は前記スリット部により二
分された領域同士を連結する連続部の近傍に前記平滑コ
ンデンサが配設されるとともに前記平滑コンデンサと並
列に高周波ノイズ除去用のコンデンサが配設され、電源
回路へ交流電源を供給するための電源線が接続される接
続箇所と高周波回路の高周波出力を負荷へ供給するため
のケーブルが接続される接続箇所との間に前記シールド
板が存在することを特徴とするものであり、シールドケ
ース本体とシールドケース蓋とで囲まれた空間におい
て、高周波回路と電源回路との間にシールド板及び分離
シールド板が介在し、しかも、プリント基板はスリット
部により二分された領域同士を連結する連続部の近傍に
前記平滑コンデンサ及び高周波ノイズ除去用のコンデン
サが配設されているので、電源回路と高周波回路との間
の電磁誘導による相互干渉を防止することができ、ま
た、ケーブルから発生するノイズが電源線に与える影響
を少なくすることができ、組立て時には、一つのプリン
ト基板をシールドケース本体に収納することにより、シ
ールドケース本体に一体に形成されたシールド板がスリ
ット部を通して電源回路と高周波回路との間に介在する
ことになるから、組立てが容易になる。
【0028】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図3に本発明の電
源装置の一実施形態の回路図を示す。本実施形態の電源
装置は、負荷である無電極放電灯70へ高周波電力を供
給するものである。
【0029】無電極放電灯70は、不活性ガス、金属蒸
気の単体あるいは混合気体を放電ガスとして封入したガ
ラスのような透光性材料よりなるバルブ70aを備え、
バルブ70aの近傍に誘導コイル70bを配置して構成
される。バルブ70aの形状や誘導コイル70bの配置
には種々のものが提案されているが、ここではバルブ7
0aの外に誘導コイル70bが配置されているものとす
る。また、放電ガスは主として紫外線を発生するように
調整され、バルブ70aの内周面には蛍光体が塗布され
ている。
【0030】図3に示す電源装置は、商用電源のような
交流電源ACを全波整流するダイオードブリッジよりな
る整流回路DBと、整流回路DBの出力を所定の直流電
圧に変換して出力する第1の直流電源回路E1と、整流
回路DBの出力を所定の直流電圧に変換して出力する第
2の直流電源回路E2と、パワーMOSFETよりなる
一対のスイッチング素子Q2,Q3の直列回路を具備しス
イッチング素子Q2,Q3を高周波でオンオフすることに
より第1の直流電源回路E1の出力を高周波出力に変換
して誘導コイル70bへ供給するメインアンプ34と、
水晶振動子を用いた水晶発振回路31、MOSFETよ
りなるスイッチング素子Q1を含み水晶発振回路31の
出力を増幅するプリアンプ32を具備しトランスTを介
してスイッチング素子Q2,Q3を駆動する駆動回路33
と、誘導コイル70bとメインアンプ34との間に設け
られるマッチング回路50とを備えている。また、交流
電源ACと整流回路DBとの間には高周波阻止用のフィ
ルタ回路FLを挿入してある。メインアンプ34の高周
波出力端は同軸ケーブル6を介してマッチング回路50
に接続されている。要するに、メインアンプ34の高周
波出力は同軸ケーブル6及びマッチング回路50を通し
て無電極放電灯70へ供給される。
【0031】なお、本実施形態では、負荷として無電極
放電灯70を用いているが、負荷は無電極放電灯70に
限定されるものではない。また、メインアンプ34は、
プリアンプ32の出力がトランスTを介して両スイッチ
ング素子Q2,Q3それぞれのゲート・ソース間に供給さ
れることにより、D級増幅を行うものであり、インダク
タL11とコンデンサC11との直列共振回路を通して高周
波電力を出力する。
【0032】また、本実施形態では、フィルタ回路F
L、整流回路DB、第1の直流電源回路E1、第2の直
流電源回路E2により電源回路20を構成し、水晶発振
回路31、プリアンプ32などにより駆動回路33を構
成し、駆動回路33、メインアンプ34により高周波回
路30を構成している。
【0033】第1の直流電源回路E1は、昇圧チョッパ
回路を用いており、第1のインダクタ(図示せず)、第
1のトランジスタ(図示せず)、第1のダイオード(図
示せず)、電解コンデンサよりなる第1のコンデンサC
1(第1の平滑コンデンサ)、前記第1のトランジスタ
のオンオフを制御する第1のチョッパ用制御回路(図示
せず)などを備えている。つまり、第1の直流電源回路
1は、第1のトランジスタのオンオフにより第1のイ
ンダクタに逆起電力を発生させ、その逆起電力を第1の
コンデンサC1に蓄積することにより昇圧を行ってい
る。また、第2の直流電源回路E2は降圧チョッパ回路
を用いており、第2のトランジスタ(図示せず)、第2
のインダクタ(図示せず)、第2のダイオード(図示せ
ず)、電解コンデンサよりなる第2のコンデンサC
2(第2の平滑コンデンサ)、前記第2のトランジスタ
のオンオフを制御する第2のチョッパ用制御回路(図示
せず)などを備えている。つまり、第2の直流電源回路
2は、第2のコンデンサC2両端に降圧された電圧を発
生させている。しかして、交流電源ACから整流回路D
Bへの入力電流を高周波的に流し続けることができるか
ら、入力電流に休止期間が生じないのであり、交流電源
ACと整流回路DBとの間に簡単なフィルタ回路FLを
挿入するだけで、入力電流波形を連続的なものとするこ
とができ、入力電流歪を低減することが可能である。
【0034】プリアンプ32は、前記スイッチング素子
1を用いたC級増幅回路により構成され、メインアン
プ34は、前記一対のスイッチング素子Q2,Q3を用い
たD級増幅回路により構成されている。
【0035】また、マッチング回路50は、無電極放電
灯70の点灯安定時に効率良く高周波電力を伝達するこ
とができるように、無電極放電灯70の点灯安定時にお
いて高周波回路30からみたインピーダンスが適正値に
なるように設計されている。
【0036】しかして、本実施形態の電源装置は、高周
波回路30から出力される高周波電力を同軸ケーブル6
を介して無電極放電灯70側へ供給し、無電極放電灯7
0を点灯させるようになっている。言い換えれば、高周
波回路30から誘導コイル1bに数100kHzないし
数十MHz(例えば高周波回路30の動作周波数を1
3.56MHzとする)の高周波電流を流すことによ
り、誘導コイル70bに高周波電磁界を発生させ、無電
極放電灯70に高周波電力を供給し、バルブ70a内に
高周波プラズマ電流を発生させて紫外線もしくは可視光
を発生させるようになっている。
【0037】ところで、上述の図3の回路のうち電源回
路20及び高周波回路30は図1及び図2に示す一つの
矩形板状のプリント基板3に実装され、図1に示す金属
製のシールドケース10内に納装される。シールドケー
ス10は、一面開口した矩形箱状であってプリント基板
3が収納されるシールドケース本体1と、シールドケー
ス本体1の開口面を塞ぐようにシールドケース本体1に
結合される矩形板状のシールドケース蓋8とで構成され
る。
【0038】プリント基板3は、四辺のうちの一辺の中
央部から該一辺に対向する辺に向かう細幅の切欠部より
なるスリット部4が形成されており、図2中のスリット
部4よりも左側の第1の領域31に電源回路20のうち
第1のコンデンサC1及び第2のコンデンサC2を除く回
路部品が配設される。また、図2中のスリット部4より
も右側の第2の領域32に高周波回路30が配設され、
第2の領域32にはさらに第2の領域32と第1の領域3
1とを連結している幅細の第3の領域33(連続部)近傍
に前記第1のコンデンサC1及び前記第2のコンデンサ
2が配設される。
【0039】一方、シールドケース本体1には、プリン
ト基板3のスリット部4に対応する位置に金属製のシー
ルド板2が一体に突設されており、プリント基板3をシ
ールドケース本体1に収納した状態では、上記第1の領
域31と上記第2の領域32との間にシールド板2が介在
することになるから、電源回路20と高周波回路30と
の間のノイズによる相互干渉を防止することができる。
ここに、シールド板2は、シールドケース本体1の底壁
及び側壁から連続一体に形成されている。プリント基板
3は、4隅に穿孔された孔3eにねじ16を挿通してね
じ16をシールドケース本体1のねじ孔1eに螺着する
ことにより、シールドケース本体1に固定される。
【0040】さらに、本実施形態では、シールド板2の
側縁とシールドケース本体1の側壁との間にシールド板
2と同一直線上に位置する金属製の分離シールド板7が
配設される。ここに、分離シールド板7は、金属製のね
じ17によってシールド板2に対して取着されるように
なっており、シールド板2は長手方向の端部に形成され
た切欠部2aにねじ孔2bが形成され、分離シールド板
7にはシールド板2の切欠部2aに載置されるとともに
ねじ17が挿通される孔7bが設けられた取付片7aが
一体に突設されている。ここにおいて、分離シールド板
7は、シールド板2とシールドケース本体1の内側面と
の両方に接触する。しかして、電源回路20と高周波回
路30との間にシールド板2と分離シールド板7とが介
在し、シールド板2と分離シールド板7とは同電位にな
っているので、電源回路20と高周波回路30との間の
電磁誘導による相互干渉を確実に防止することができ
る。
【0041】また、本実施形態では、シールド板2の長
手方向の長さH1を分離シールド板7の長さH2よりも長
くすることによって、電源回路20と高周波回路30と
の間の隙間が少なくなっているので、電源回路20と高
周波回路30との相互間のノイズ干渉による誤動作が起
こりにくい。また、プリント基板3のうち高周波回路3
0が実装される側の第2の領域32の面積を電源回路2
0が配置される側の第1の領域31の面積よりも大きく
してあるので、高周波回路30側のプリント基板3上の
グランドパターンを広く取ることが可能になり、高周波
回路30のノイズの影響を減少することができる。さら
に、シールドケース10内において、シールド板2及び
分離シールド板7よりなる遮蔽部に対して高周波回路3
0が配設される側の空間の体積を電源回路20が配設さ
れる側の空間の体積よりも大きくしてあるので、高周波
回路30の温度上昇を低減することができる。
【0042】また、図4に示すようにプリント基板3の
上記第3の領域33(連続部)の近傍に第1のコンデン
サC1及び第2のコンデンサC2を配置することにより、
シールド板2が存在しない空間における電源回路20と
高周波回路30との間の漏洩ノイズを低減することがで
きる。また、プリアンプ32のスイッチング素子Q1
第1の直流電源回路E1の第1のコンデンサC1との距離
を小さくできるとともに、メインアンプ34のスイッチ
ング素子Q2,Q3と第2の直流電源回路E2の第2のコ
ンデンサC2との距離を小さくすることができるので、
パターン配線からのノイズによる誤動作を防止すること
ができる。さらに、図4に示すように、第1のコンデン
サC1、第2のコンデンサC2それぞれの入力側に高周波
ノイズ除去用のコンデンサC0を並列接続して配設する
ことにより、高周波回路30から電源回路20側へのノ
イズによる誤動作を防止することができる。
【0043】また、本実施形態では、プリント基板3に
おいて、高周波阻止用のフィルタ回路FLを介して整流
回路DBへ交流電源ACを供給するための電線線5が接
続される箇所と、高周波回路部30の高周波出力を負荷
である無電極放電灯70へ供給するための同軸ケーブル
6が接続される箇所とが略同一直線上に配設され、さら
にその間に前記シールド板2が介在するので、同軸ケー
ブル6からの高周波ノイズが電源線5を介して交流電源
AC側に侵入するのを防止することができる。
【0044】ところで、組立時には、プリント基板3を
シールドケース本体1内に収納して上記ねじ16によっ
て固定し、電源線5及びケーブル6をプリント基板3の
所定位置に接続した後に、分離シールド板7を上記ねじ
17によってシールド板2に取着し、その後、シールド
ケース蓋8をシールドケース本体1に取着すればよい。
なお、シールドケース蓋8をシールドケース本体1に取
着するには、例えばねじなどを用いればよい。
【0045】しかして、本実施形態の電源装置はシール
ドケース本体1に対して他の部材を一方向から組み立て
ることができ、図15に示した従来例のように分割体1
0a,10bごとにプリント基板3a,3b及びシール
ド板11a,11bをビス15により取着した後に分割
体10a,10bを結合する場合に比べて部品点数を削
減できるとともに組み立てが容易になる。また、図16
に示した従来例のように遮蔽部材12の接続片をプリン
ト基板3に挿入して半田付けする作業も不要なので、従
来に比べて組み立てが容易になる。
【0046】(実施形態2)図5に本実施形態の電源装
置の回路図を示す。本実施形態の基本回路構成は図3に
示した実施形態1と略同じであり、高周波回路30の出
力を制御する制御回路40を備えている点が相違するだ
けなので、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号
を付し一部説明を省略する。
【0047】制御回路40は、負荷である無電極放電灯
70が接続されていない時(つまり、無負荷時)に、高
周波回路部30に過電流が流れてメインアンプ34のス
イッチング素子Q2,Q3が破壊されるのを防止する保護
機能を有する。制御回路40は、過電流検出用の抵抗R
X、コンパレータCP、第2の直流電源回路E2の第2の
コンデンサC2の両端に接続された一対の抵抗R1,R2
の直列回路などを備えており、コンパレータCPの正極
端子には抵抗RXとコンデンサC3との接続点が接続さ
れ、コンパレータCPの負極端子には抵抗R1と抵抗R2
との接続点が接続されている。すなわち、第2の直流電
源回路E2の出力電圧を抵抗R1,R2により分圧した電
圧がコンパレータCPの負極端子に基準電圧として入力
されている。しかして、無負荷になり、過電流検出用の
抵抗RXに通常点灯時よりも過大な電流が流れると、コ
ンデンサC3の電圧が上昇し、コンデンサC3の電圧が上
記基準電圧を越えるとコンパレータCPの出力がローレ
ベルからハイレベルに変化し、スイッチング素子Q4
オンする。スイッチング素子Q4がオンすると、プリア
ンプ32のスイッチング素子Q1のゲート・ソース間が
ダイオードD2を介して短絡されるので、プリアンプ3
2の発振が停止し、その結果、メインアンプ34の発振
が停止するので、スイッチング素子Q2,Q3や他の回路
部品が破壊されるのを防止することができるのである。
【0048】ところで、制御回路40は、図6に示すよ
うに、電源回路20及び高周波回路30と同一のプリン
ト基板3に配設されるが、スリット部4に対して高周波
回路30が実装される第2の領域32で電源回路20と
高周波回路30との間に位置するように配設してある。
また、制御回路40のプリント基板3上のグランドパタ
ーンは略全面に形成してあるので、制御回路40が高周
波回路30からの高周波ノイズにより誤動作するのを防
止することができる。
【0049】しかして、本実施形態では、制御回路40
を電源回路20と高周波回路30との間に配置すること
により、高周波回路30と電源回路20とを電磁結合し
ない程度に離間させることができ、高周波回路30から
のノイズが電源回路20に及ぼす影響を低減することが
できる。
【0050】図7は第1の直流電源回路E1(ただし、
第1のコンデンサC1を除く)、第2の直流電源回路E2
(ただし、第2のコンデンサC2を除く)、駆動回路3
3、メインアンプ34、制御回路部40、第1の直流電
源回路E1の第1のコンデンサC1、第2の直流電源回路
2の第2のコンデンサC2などのプリント基板3上での
配置例を示した図であり、交流電源ACからの交流電力
を入力するための電線線5の接続箇所と無電極放電灯7
0へ高周波電力を供給するための同軸ケーブル6の接続
箇所とが、プリント基板3の第3の領域33(連続部)
から遠く且つ両接続箇所が同一直線上になるように配置
してあり、両接続箇所の間にはスリット部4が存在し、
しかもシールドケース10内に納装した状態では、シー
ルド板2が存在するから、同軸ケーブル6からの高周波
ノイズが電源線5を介して交流電源AC側に侵入するの
を防止することができる。なお、プリント基板3をシー
ルドケース10内に納装した状態では、プリント基板3
の第3の領域33の一部には上記分離シールド板7が配
設されることになる。また、図7中のAはフィルタ回路
FL及び整流回路DBよりなる整流部を示す。
【0051】(実施形態3)本実施形態の回路構成は実
施形態2と同じであり、図8あるいは図9に示すよう
に、プリント基板3のスリット部4により分離された第
2の領域32において制御回路40が配設される部分
と、駆動回路33及びメインアンプ34が配設される部
分との間にスリット部4’を設け、シールドケース本体
1にスリット部4’に対応するシールド板(図示せず)
を一体に形成した点に特徴があり、駆動回路33及びメ
インアンプ34で発生する高周波ノイズが制御回路40
に影響を及ぼさないようにすることができる。プリント
基板3をシールドケース10内に納装した状態では、プ
リント基板3の第3の領域33の部位には上記分離シー
ルド板7が配設されることになる。また、図8及び図9
中のAは高周波阻止フィルタ回路FL及び整流回路DB
よりなる整流部を示す。なお、実施形態2と同様の構成
要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0052】(実施形態4)本実施形態の電源装置の回
路構成は実施形態2と同じであり、図10に示すプリン
ト基板3の形状と回路部品の配置に特徴がある。なお、
上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して
ある。
【0053】本実施形態では、プリント基板3の対向す
る一対の辺からそれぞれスリット部4を形成してあり、
これら一対のスリット部4は同一直線上に形成されてい
る。また、シールドケース本体1には、各スリット部4
に対応するように一対のシールド板2が一体に突設され
ている。
【0054】また、本実施形態では、第1のコンデンサ
1及び第2のコンデンサC2は、図10中のプリント基
板3の右側の第2の領域32においてプリント基板3の
中央部に形成された第3の領域33(連続部)の近傍に
配設されている。
【0055】本実施形態においても電源線5の接続箇所
と同軸ケーブル6の接続箇所とは第3の領域33から遠
くなるように配置してある。
【0056】(実施形態5)本実施形態の基本構成は実
施形態4と略同じであり、図11に示すように、プリン
ト基板3の第1の領域31において、第1の直流電源回
路E1と第2の直流電源回路E2との間にフィルタ回路F
L及び整流回路DBよりなる整流部Aを配設した点に特
徴があり、第1の直流電源回路E1と第2の直流電源回
路E2との間の相互誘導の影響を低減することができ
る。なお、実施形態4と同様の構成要素には同一の符号
を付してある。
【0057】(実施形態6)本実施形態の電源装置の回
路構成は実施形態2と同じであり、図12に示すプリン
ト基板3の形状と回路部品の配置に特徴がある。なお、
上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して
説明を省略する。
【0058】本実施形態では、プリント基板3の中央部
に、矩形状の長孔よりなるスリット部4を形成してあ
り、シールドケース本体1にはスリット部4に対応する
位置にシールド板2が一体に突設されており、シールド
板2の両側縁と対向するシールドケース本体1の内側面
との間にそれぞれ分離シールド板7が配設される。ま
た、本実施形態では、第1のコンデンサC1と第2のコ
ンデンサC2とはプリント基板3の第2の領域32におい
てスリット部4の長手方向の両端部近傍に配設してあ
る。本実施形態では、制御回路40と制御回路40の電
源である第2の直流電源回路E2との距離を近づけるこ
とができてこの間のパターン配線を短くすることがで
き、メインアンプ34とメインアンプ34の電源である
第1の直流電源回路E1との距離を近づけることができ
てこの間のパターン配線を短くすることができるので、
パターン配線からのノイズの影響による誤動作を防止す
ることができる。
【0059】(実施形態7)本実施形態の基本構成は実
施形態6と略同じであり、図13に示すように、プリン
ト基板3の第1の領域31において、第1の直流電源回
路E1と第2の直流電源回路E2との間にフィルタ回路F
L及び整流回路DBよりなる整流部Aを配設した点に特
徴があり、第1の直流電源回路E1と第2の直流電源回
路E2との間の相互誘導の影響を低減することができ
る。なお、実施形態6と同様の構成要素には同一の符号
を付してある。
【0060】(実施形態8)本実施形態の基本構成は実
施形態7と略同じであり、図14に示すように、三つの
スリット部4を同一直線上に形成し、各スリット部4に
対応するシールド板2をシールドケース本体1に一体に
形成した点に特徴がある。本実施形態では、各シールド
板4の間にそれぞれ分離シールド板7を配設する。な
お、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付
して説明を省略する。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明は、直流電圧を出力する
電源回路と、電源回路の出力を高周波出力に変換して負
荷へ供給する高周波回路と、前記各回路が実装される一
つのプリント基板と、一面に開口を有する箱状であって
前記プリント基板が収納されるシールドケース本体と、
シールドケース本体の開口面を塞ぐようにシールドケー
ス本体に取着されるシールドケース蓋とを備え、前記プ
リント基板は回路部品が実装される領域を空間的に二分
するスリット部が形成され且つ前記二分された一方の領
域に前記高周波回路が配設され、シールドケース本体は
前記スリット部に対応し且つ前記高周波回路と前記二分
された他方の領域に配設された回路部品との間に配設さ
れるシールド板が一体に形成されているので、シールド
ケース本体とシールドケース蓋とで囲まれた空間におい
て、高周波回路と電源回路との間にシールド板が介在す
るから、電源回路と高周波回路との間の電磁誘導による
相互干渉を防止することができ、しかも、組立て時に
は、一つのプリント基板をシールドケース本体に収納す
ることにより、シールドケース本体に一体に形成された
シールド板がスリット部を通して電源回路と高周波回路
との間に介在することになるから、組立てが容易になる
という効果がある。
【0062】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記シールド板は、シールドケース本体の側壁及び
底壁から連続一体に形成されているので、シールドケー
ス本体に対するプリント基板の位置決めが簡単になると
いう効果がある。
【0063】請求項3及び請求項4の発明は、請求項1
又は請求項2の発明において、シールドケース本体に対
して着脱自在であって電源回路と高周波回路との間の空
間に配設される分離シールド板を備えているので、分離
シールド板を設置することにより、電源回路と高周波回
路との相互干渉をより確実に防止することができるとい
う効果がある。
【0064】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記シールド板がシールドケース本体の底壁からの
み連続一体に形成され、シールドケース本体に対して着
脱自在であって前記シールド板の側縁とシールドケース
本体の側壁との間に配設される分離シールド板を備えて
いるので、分離シールド板を設置することにより、シー
ルド板とシールドケース本体との間の隙間を遮蔽するこ
とができ、また、プリント基板において高周波回路が実
装される側の領域と高周波回路が実装されない側の領域
とを連結する連続部が2箇所になるから、パターン配線
の形成位置の自由度が高くなり、パターン配線を引きや
すくなるという効果がある。
【0065】請求項7の発明は、請求項3乃至請求項6
の発明において、前記分離シールド板は、シールドケー
スと同電位なので、ノイズ遮蔽効果をより高めることが
できるという効果がある。
【0066】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7
の発明において、前記プリント基板は、スリット部によ
り二分された領域同士を連結する連続部の近傍にノイズ
の影響を受けにくい回路部品が配設されているので、電
源回路と高周波回路との相互間のノイズ干渉による誤動
作をより確実に防止することができるという効果があ
る。
【0067】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、前記連続部の近傍に配設される部品は、電源回路の
一部を構成する直流平滑用の電解コンデンサなので、高
周波回路において高周波でスイッチングされるスイッチ
ング素子と電解コンデンサとの距離を短くすることがで
き、パターン配線からのノイズによる誤動作を防止する
ことができるという効果がある。
【0068】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記電解コンデンサは、前記シールド板に対して
高周波回路が配設される側の空間に配設されているの
で、スイッチング素子と電解コンデンサとの距離をより
短くすることができるという効果がある。
【0069】請求項11及び請求項12の発明は、請求
項9又は請求項10の発明において、前記電解コンデン
サに並列接続される高周波ノイズ除去用のコンデンサが
配設されているので、高周波ノイズ除去用のコンデンサ
が配設されていることにより、高周波回路から発生する
ノイズによる誤動作をより確実に防止することができる
という効果がある。
【0070】請求項13の発明は、請求項1乃至請求項
12の発明において、前記高周波回路の出力電力を制御
する制御回路を備え、制御回路は、シールドケース本体
内において前記シールド板に対して前記高周波回路が配
設される側の空間で且つ電源回路と高周波回路との間に
配設されているので、制御回路を電源回路と前記高周波
回路との間に配置することで前記高周波回路と電源回路
との距離が広がり、前記高周波回路からのノイズが電源
回路に及ぼすノイズを低減でき、さらに、制御回路が高
周波回路の近くに配設されていることにより制御回路と
前記高周波回路との間のパターン配線を短くすることが
できるという効果がある。
【0071】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、プリント基板は、前記制御回路のグランドパタ
ーンが制御回路を構成する部品が実装されている部分全
体に設けられているので、制御回路が前記高周波回路か
らのノイズで誤動作するのを確実に防止することができ
るという効果がある。
【0072】請求項15の発明は、請求項3乃至請求項
14の発明において、前記シールド板の長さを分離シー
ルド板の長さよりも長くしたので、電源回路と前記高周
波回路との間の隙間をより少なくでき、電源回路と前記
高周波回路との相互間のノイズ干渉における誤動作をよ
り一層確実に防止することができるという効果がある。
【0073】請求項16の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記プリント基板は、スリット部に対して高周波
回路が配設される一方側の面積が、他方側の面積に比べ
て大きいので、プリント基板において前記高周波回路が
配設される側の面積を大きくすることによりグランドパ
ターンを広くとることが可能になり、シールドケース本
体内において高周波回路が配設されている側でのノイズ
の影響を減少することができるという効果がある。
【0074】請求項17の発明は、請求項3乃至請求項
16の発明において、前記シールドケース本体は、シー
ルド板及び分離シールド板により分離される2つの空間
のうち前記高周波回路が配設される一方側の空間の体積
が、他方側の空間の体積よりも大きいので、前記高周波
回路が配設される一方側の空間の温度上昇を低減するこ
とができるという効果がある。
【0075】請求項18の発明は、請求項1乃至請求項
17の発明において、前記電源回路が交流電源の出力を
直流出力に変換するものであって、交流電源からの交流
電力を入力するための電源線と、前記高周波回路の高周
波出力を負荷へ供給するためのケーブルとを備え、プリ
ント基板と電源線との接続箇所と、ケーブルとプリント
基板との接続箇所とを結ぶ直線上に前記シールド板が配
設されているので、ケーブルからの高周波ノイズが電源
線に与える影響を少なくできて、電源線から電源回路に
悪影響を及ぼさないようにすることができるという効果
がある。
【0076】請求項20の発明は、電解コンデンサより
なる平滑コンデンサの両端に直流出力電圧を発生する電
源回路と、電源回路の出力を高周波出力に変換して負荷
へ供給する高周波回路と、前記各回路が実装される一つ
のプリント基板と、一面に開口を有する箱状であって前
記プリント基板が収納されるシールドケース本体と、シ
ールドケース本体の開口面を塞ぐようにシールドケース
本体に取着されるシールドケース蓋とを備え、前記プリ
ント基板は回路部品が実装される領域を空間的に二分す
るスリット部が形成され且つ前記二分された一方の領域
に高周波回路が配設され、シールドケース本体は前記ス
リット部に対応し且つ高周波回路と前記二分された他方
の領域に配設された回路部品との間に配設されるシール
ド板がシールドケース本体の側壁及び底壁に連続一体に
形成され、シールド板とシールドケース本体の側壁との
間にはシールド板に着脱自在に取着される分離シールド
板が配設され、プリント基板は前記スリット部により二
分された領域同士を連結する連続部の近傍に前記平滑コ
ンデンサが配設されるとともに前記平滑コンデンサと並
列に高周波ノイズ除去用のコンデンサが配設され、電源
回路へ交流電源を供給するための電源線が接続される接
続箇所と高周波回路の高周波出力を負荷へ供給するため
のケーブルが接続される接続箇所との間に前記シールド
板が存在するので、シールドケース本体とシールドケー
ス蓋とで囲まれた空間において、高周波回路と電源回路
との間にシールド板及び分離シールド板が介在し、しか
も、プリント基板はスリット部により二分された領域同
士を連結する連続部の近傍に前記平滑コンデンサ及び高
周波ノイズ除去用のコンデンサが配設されているから、
電源回路と高周波回路との間の電磁誘導による相互干渉
を防止することができ、また、ケーブルから発生するノ
イズが電源線に与える影響を少なくすることができ、組
立て時には、一つのプリント基板をシールドケース本体
に収納することにより、シールドケース本体に一体に形
成されたシールド板がスリット部を通して電源回路と高
周波回路との間に介在することになるから、組立てが容
易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す概略分解斜視図である。
【図2】同上の要部概略構成図である。
【図3】同上の回路図である。
【図4】同上の要部概略説明図である。
【図5】実施形態2を示す回路図である。
【図6】同上の要部概略説明図である。
【図7】同上のプリント基板における回路配設例の説明
図である。
【図8】実施形態3を示し、プリント基板における回路
配設例の説明図である。
【図9】同上の他の回路配設例の説明図である。
【図10】実施形態4を示し、プリント基板における回
路配設例の説明図である。
【図11】実施形態5を示し、プリント基板における回
路配設例の説明図である。
【図12】実施形態6を示し、プリント基板における回
路配設例の説明図である。
【図13】実施形態7を示し、プリント基板における回
路配設例の説明図である。
【図14】実施形態8を示し、プリント基板における回
路配設例の説明図である。
【図15】従来例を示す概略構成図である。
【図16】他の従来例を示す概略構成図である。
【図17】同上の要部説明図である。
【符号の説明】
1 シールドケース本体 2 シールド板 3 プリント基板 31 第1の領域 32 第2の領域 33 第3の領域 7 分離シールド板 8 シールドケース蓋 10 シールドケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 祐福 晶 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧を出力する電源回路と、電源回
    路の出力を高周波出力に変換して負荷へ供給する高周波
    回路と、前記各回路が実装される一つのプリント基板
    と、一面に開口を有する箱状であって前記プリント基板
    が収納されるシールドケース本体と、シールドケース本
    体の開口面を塞ぐようにシールドケース本体に取着され
    るシールドケース蓋とを備え、前記プリント基板は回路
    部品が実装される領域を空間的に二分するスリット部が
    形成され且つ前記二分された一方の領域に前記高周波回
    路が配設され、シールドケース本体は前記スリット部に
    対応し且つ前記高周波回路と前記二分された他方の領域
    に配設された回路部品との間に配設されるシールド板が
    一体に形成されて成ることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記シールド板は、シールドケース本体
    の側壁及び底壁から連続一体に形成されて成ることを特
    徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 シールドケース本体に対して着脱自在で
    あって電源回路と高周波回路との間の空間に配設される
    分離シールド板を備えて成ることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記分離シールド板は、前記シールド板
    の側縁とシールドケース本体の側壁との間に配設されて
    成ることを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記シールド板がシールドケースの底壁
    からのみ連続一体に形成され、シールドケース本体に対
    して着脱自在であって前記シールド板の側縁とシールド
    ケース本体の側壁との間に配設される分離シールド板を
    備えて成ることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記分離シールド板と前記シールド板と
    は略直線状に配設されて成ることを特徴とする請求項3
    乃至請求項5記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記分離シールド板は、シールドケース
    本体と同電位であることを特徴とする請求項3乃至請求
    項6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記プリント基板は、スリット部により
    二分された領域同士を連結する連続部の近傍にノイズの
    影響を受けにくい回路部品が配設されて成ることを特徴
    とする請求項1乃至請求項7記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記連続部の近傍に配設される部品は、
    電源回路の一部を構成する直流平滑用の電解コンデンサ
    であることを特徴とする請求項8記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 前記電解コンデンサは、前記シールド
    板に対して高周波回路が配設される側の空間に配設され
    て成ることを特徴とする請求項9記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 前記電解コンデンサに並列接続される
    高周波ノイズ除去用のコンデンサが配設されて成ること
    を特徴とする請求項9又は請求項10記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 前記高周波ノイズ除去用のコンデンサ
    は前記電解コンデンサよりも高周波回路から離れた位置
    に配設されて成ることを特徴とする請求項11記載の電
    源装置。
  13. 【請求項13】 前記高周波回路の出力電力を制御する
    制御回路を備え、制御回路は、シールドケース本体内に
    おいて前記シールド板に対して高周波回路が配設される
    側の空間で且つ電源回路と高周波回路との間に配設され
    て成ることを特徴とする請求項1乃至請求項12記載の
    電源装置。
  14. 【請求項14】 前記プリント基板は、前記制御回路の
    グランドパターンが前記制御回路を構成する部品が実装
    されている部分全体に設けられて成ることを特徴とする
    請求項13記載の電源装置。
  15. 【請求項15】 前記シールド板の長さを分離シールド
    板の長さよりも長くしたことを特徴とする請求項3乃至
    請求項14記載の電源装置。
  16. 【請求項16】 前記プリント基板は、スリット部に対
    して前記高周波回路が配設される一方側の面積が、他方
    側の面積に比べて大きいことを特徴とする請求項1記載
    の電源装置。
  17. 【請求項17】 前記シールドケース本体は、シールド
    板及び分離シールド板により分離される2つの空間のう
    ち高周波回路が配設される一方側の空間の体積が、他方
    側の空間の体積よりも大きいことを特徴とする請求項3
    乃至請求項16記載の電源装置。
  18. 【請求項18】 前記電源回路が交流電源の出力を直流
    出力に変換するものであって、交流電源からの交流電力
    を入力するための電源線と、高周波回路の高周波出力を
    負荷へ供給するためのケーブルとを備え、プリント基板
    と電源線との接続箇所と、ケーブルとプリント基板との
    接続箇所とを結ぶ直線上に前記シールド板が配設されて
    成ることを特徴とする請求項1乃至請求項17記載の電
    源装置。
  19. 【請求項19】 前記高周波回路の動作周波数は13.
    56MHzであることを特徴とする請求項1乃至請求項
    18記載の電源装置。
  20. 【請求項20】 電解コンデンサよりなる平滑コンデン
    サの両端に直流出力電圧を発生する電源回路と、電源回
    路の出力を高周波出力に変換して負荷へ供給する高周波
    回路と、前記各回路が実装される一つのプリント基板
    と、一面に開口を有する箱状であって前記プリント基板
    が収納されるシールドケース本体と、シールドケース本
    体の開口面を塞ぐようにシールドケース本体に取着され
    るシールドケース蓋とを備え、前記プリント基板は回路
    部品が実装される領域を空間的に二分するスリット部が
    形成され且つ前記二分された一方の領域に高周波回路が
    配設され、シールドケース本体は前記スリット部に対応
    し且つ高周波回路と前記二分された他方の領域に配設さ
    れた回路部品との間に配設されるシールド板がシールド
    ケース本体の側壁及び底壁に連続一体に形成され、シー
    ルド板とシールドケース本体の側壁との間にはシールド
    板に着脱自在に取着される分離シールド板が配設され、
    プリント基板は前記スリット部により二分された領域同
    士を連結する連続部の近傍に前記平滑コンデンサが配設
    されるとともに前記平滑コンデンサと並列に高周波ノイ
    ズ除去用のコンデンサが配設され、電源回路へ交流電源
    を供給するための電源線が接続される接続箇所と高周波
    回路の高周波出力を負荷へ供給するためのケーブルが接
    続される接続箇所との間に前記シールド板が存在するこ
    とを特徴とする電源装置。
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