JPH065375A - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置

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JPH065375A
JPH065375A JP16484992A JP16484992A JPH065375A JP H065375 A JPH065375 A JP H065375A JP 16484992 A JP16484992 A JP 16484992A JP 16484992 A JP16484992 A JP 16484992A JP H065375 A JPH065375 A JP H065375A
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Tomoyuki Nakano
智之 中野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部へ漏れる高周波ノイズを低減する。 【構成】 透光性バルブ内に放電性ガスを封入した無電
極放電ランプ1の外周に駆動用コイル2を巻回し、駆動
用コイル2に高周波電源回路3から高周波電力を供給
し、高周波電源回路3に直流電源回路4から直流電力を
供給し、直流電源回路4に交流電源8から電力を供給
し、高周波電源回路3および直流電源回路4を金属シー
ルドケース7に収納する。また、金属シールドケース7
の外部の交流電源8から直流電源回路4へ至る電源線1
1に金属シールドケース7の電源線取り出し口の近傍位
置で電源線用高周波遮断フィルタ9を設ける。この結
果、高周波電源回路3から発生して空間伝導によって伝
搬して電源線11に誘導される高周波ノイズが電源線用
高周波遮断フィルタ9で遮断され、電源線用高周波遮断
フィルタ9から先へ伝搬しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、透光性バルブ内に不
活性ガス,水銀蒸気等の放電性ガスを封入した無電極放
電ランプに駆動用コイルによって高周波電磁界を加える
ことにより無電極放電ランプを点灯させる無電極放電灯
点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の無電極放電灯点灯装置の概
略図を示す。図6において、無電極放電ランプ1は内部
に希ガス(不活性ガス),水銀蒸気等の放電性ガスを封
入している。駆動用コイル2は無電極放電ランプ1の外
周上に巻回して無電極放電ランプ1に高周波電磁界を加
えてバルブ内にプラズマを発生させる。
【0003】高周波電源回路3は駆動用コイル2に例え
ば周波数13.56MHzの高周波電流を供給するもの
で、直流電源入力端に高周波用入力フィルタ5を設けて
いる。直流電源回路4は電源線12を通して高周波電源
回路3に直流電力を供給するもので、例えば40〜50
kHzのスイッチング動作を行うチョッパ回路を含み、電
源入力端に電源用入力フィルタ6を設けている。
【0004】交流電源8は電源線11を通して直流電源
回路4に例えば商用周波数の交流電力を供給する。金属
シールドケース7は高周波用入力フィルタ5を含む高周
波電源回路3および電源用入力フィルタ6を含む直流電
源回路4を収納している。以上のような構成の無電極放
電灯点灯装置は、例えば商用周波数の交流電源8から電
源線11を通して直流電源回路4に交流電力が供給され
ると、直流電源回路4は交流電力を直流電力に変換し、
電源線12を通して高周波電源回路3に供給する。この
結果、高周波電源回路3は、高周波電流を駆動用コイル
2に流す。これによって、駆動用コイル2に高周波電磁
界が発生し、この高周波電磁界によって無電極放電ラン
プ1内に高周波プラズマ電流を発生させ、紫外線もしく
は可視光を発生させる。
【0005】また、高周波電源回路3に設けられた高周
波用入力フィルタ5は、高周波電源回路3で発生する十
数MHzの超高周波が直流電源回路4へ漏れるのを防止す
る。直流電源回路4に設けられた電源用入力フィルタ6
は、直流電源回路4内における例えばチョッパ動作に伴
う40〜50kHzの高周波が交流電源8へ漏れるのを防
止する。
【0006】金属シールドケース7は、高周波電源回路
3から輻射される高周波ノイズを遮蔽するもので、箱状
であって、高周波電源回路3および直流電源回路4を収
納している。無電極放電ランプ1および駆動用コイル2
と、交流電源8から直流電源回路4への電源線11とは
外部に露出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6の無電極放電灯点
灯装置においては、高周波電源回路3および直流電源回
路4にそれぞれ高周波用入力フィルタ5および電源用入
力フィルタ6が設けられて高周波ノイズの漏れを抑制す
るように構成されているが、これらの高周波用入力フィ
ルタ5および電源用入力フィルタ6を使用しても、金属
シールドケース7から外部へ漏れる高周波ノイズレベル
は大きい。
【0008】これは、金属シールドケース7から外部へ
引き出されている電源線11その他線路(例えば調光制
御信号を高周波電源回路3に含まれる制御回路に送る制
御線等)に高周波電源回路3から発生する高周波が空間
伝導によって電源線11その他の線路に誘導し、電源線
11その他の線路を伝搬して金属シールドケース7の外
へ出て、電源線11その他線路から輻射されるためと考
えられる。
【0009】したがって、この発明の目的は、外部へ漏
れる高周波ノイズを低減することができる無電極放電灯
点灯装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無電極放
電灯点灯装置は、透光性バルブ内に放電性ガスを封入し
た無電極放電ランプの外周に駆動用コイルを巻回し、駆
動用コイルに高周波電源回路から高周波電力を供給し、
高周波電源回路に直流電源回路から直流電力を供給し、
直流電源回路に電源から電力を供給し、高周波電源回路
および直流電源回路を金属シールドケースに収納してい
る。また、金属シールドケースの外部の電源から直流電
源回路へ至る電源線に金属シールドケースの電源線取り
出し口の近傍位置で電源線用高周波遮断フィルタを設け
ている。
【0011】請求項2記載の無電極放電灯点灯装置は、
透光性バルブ内に放電性ガスを封入した無電極放電ラン
プの外周に駆動用コイルを巻回し、駆動用コイルに高周
波電源回路から高周波電力を供給し、高周波電源回路に
直流電源から直流電力を供給し、高周波電源回路のみを
金属シールドケースに収納している。また、金属シール
ドケースの外部の直流電源から高周波電源回路へ至る電
源線に金属シールドケースの電源線取り出し口の近傍位
置で電源線用高周波遮断フィルタを設けている。
【0012】請求項3記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1または請求項2の高周波電源回路が駆動用コイ
ルへ供給する電力を変化させる制御回路を含み、金属シ
ールドケースの外部から制御回路へ至る制御線に金属シ
ールドケースの制御線取り出し口の近傍位置で制御線用
高周波遮断フィルタを設けている。請求項4記載の無電
極放電灯点灯装置は、請求項1の金属シールドケース内
に高周波電源回路と直流電源回路とを分離する金属シー
ルド板を設けている。
【0013】
【作用】請求項1記載の構成によれば、金属シールドケ
ースの外部の電源から直流電源回路へ至る電源線に金属
シールドケースの電源線取り出し口の近傍位置で電源線
用高周波遮断フィルタを設けたので、高周波電源回路か
ら発生して空間伝導によって伝搬して電源線に誘導され
る高周波ノイズが電源線用高周波遮断フィルタで遮断さ
れ、電源線用高周波遮断フィルタから先へ伝搬しない。
【0014】請求項2記載の構成によれば、金属シール
ドケースの外部の直流電源から高周波電源回路へ至る電
源線に金属シールドケースの電源線取り出し口の近傍位
置で電源線用高周波遮断フィルタを設けたので、高周波
電源回路から発生して空間伝導によって伝搬して電源線
に誘導される高周波ノイズが電源線用高周波遮断フィル
タで遮断され、電源線用高周波遮断フィルタから先へ伝
搬しない。
【0015】請求項3記載の構成によれば、金属シール
ドケースの外部から制御回路へ至る制御線に金属シール
ドケースの制御線取り出し口の近傍位置で制御線用高周
波遮断フィルタを設けたので、高周波電源回路から発生
して空間伝導によって伝搬して制御線に誘導される高周
波ノイズが制御線用高周波遮断フィルタで遮断され、制
御線用高周波遮断フィルタから先へ伝搬しない。
【0016】請求項4記載の構成によれば、金属シール
ドケース内に高周波電源回路と直流電源回路とを分離す
る金属シールド板を設けたので、高周波電源回路から発
生する高周波ノイズが金属シールドケース内の高周波電
源回路の格納領域に閉じ込められ、金属シールドケース
内の直流電源回路の格納領域への空間伝導による伝搬が
抑制される。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。 〔第1の実施例〕図1にこの発明の第1の実施例の無電
極放電灯点灯装置の概略図を示す。この無電極放電灯点
灯装置は、図1に示すように、金属シールドケース7の
外部の交流電源8から直流電源回路4へ至る電源線11
に金属シールドケース7の電源線取り出し口の近傍位置
(できるだけ近い位置が望ましい)で電源線用高周波遮
断フィルタ9を設けている。この場合、電源線用高周波
遮断フィルタ9は、金属シールドケース7の外部に設け
られ、それ自体が別の金属シールドケース10に収納さ
れている。そして、金属シールドケース10は、金属シ
ールドケース7と密着させ、直流電源回路4から電源線
用高周波遮断フィルタ9までの電源線11の長さができ
るだけ短くなるようにするとともにその部分の電源線1
1が外部に露出しないようにしている。金属シールドケ
ース10内において、電源線用高周波遮断フィルタ9の
入力側の線路の長さはできるだけ短くなるようにし、金
属シールドケース10内において電源線用高周波遮断フ
ィルタ9の入力側の線路に空間伝導の高周波ノイズが伝
搬しないようにしている。
【0018】上記以外の構成は従来例の図6と同様であ
る。以上のような構成により、高周波電源回路3から発
生して空間伝導による伝搬して電源線11に誘導される
高周波ノイズを電源線用高周波遮断フィルタ9で遮断し
て電源線用高周波遮断フィルタ9から先へ伝搬しないよ
うにすることができ、高周波ノイズが電源線11を通し
て金属シールドケース7の外部へ漏れるのを低減するこ
とができる。
【0019】ここで、高周波電源回路3から発生する高
周波ノイズの伝搬の模様について説明する。高周波ノイ
ズの伝搬は、一般に空間伝導と導体伝導の二種類がある
とされている。無電極放電灯点灯装置においては、高周
波を発生させている高周波電源回路3より発生する高周
波ノイズの直流電源回路4への導体伝導の伝搬は高周波
用入力フィルタ5で防ぐことができる。しかし、高周波
電源回路3より発生する高周波ノイズの空間伝導は高周
波用入力フィルタ5で防ぐことはできない。この空間伝
導による伝搬で高周波ノイズが電源線11に誘導し、電
源線11から金属シールドケース7の外部へ漏れること
になる。このように、高周波ノイズが電源線11へ空間
伝導によって伝搬し、電源線11からさらに金属シール
ドケース7の外部へ伝搬するのを防止するのが、電源線
用高周波遮断フィルタ9であり、このように電源線用高
周波遮断フィルタ9を設けたことにより、高周波電源回
路3より発生する高周波ノイズが金属シールドケース7
外に漏れるのを抑制することになる。
【0020】上記実施例では、電源線用高周波遮断フィ
ルタ9への高周波ノイズの空間伝導を防ぐため、電源線
用高周波遮断フィルタ9を囲む金属シールドケース10
を設けているので、電源線用高周波遮断フィルタ9それ
自体からの高周波ノイズの外部への輻射を抑制すること
ができ、電源線用高周波遮断フィルタ9によるノイズ低
減効果が一層大きくなる。
【0021】なお、上記実施例では、電源線用高周波遮
断フィルタ9を金属シールドケース7の外側に設けた
が、金属シールドケース7の内側に電源線用高周波遮断
フィルタ9を設けてもよい。このように金属シールドケ
ース7の内側に電源線用高周波遮断フィルタ9を設ける
場合、電源線用高周波遮断フィルタ9の入力側の線、つ
まり金属シールドケース7の外部へ延びている線に空間
伝導の高周波ノイズが伝搬すると、電源線用高周波遮断
フィルタ9の存在が無意味なものとなるので、金属シー
ルドケース7の内部における電源線用高周波遮断フィル
タ9の入力側の電源線11の長さは十分に短くすること
が必要である。上記のように、電源線用高周波遮断フィ
ルタ9を金属シールドケース7の内側に設ける場合に
も、電源線用高周波遮断フィルタ9を他の金属シールド
ケースで囲えば、電源線用高周波遮断フィルタ9それ自
体からの高周波ノイズの外部への輻射を抑制することが
でき、電源線用高周波遮断フィルタ9によるノイズ低減
効果が一層大きくなる。
【0022】〔第2の実施例〕図2にこの発明の第2の
実施例の無電極放電灯点灯装置の概略図を示す。この無
電極放電灯点灯装置は、図2に示すように、金属シール
ドケース7内に高周波電源回路収納領域13と直流電源
回路収納領域14とを分離する金属シールド板15を設
けている。
【0023】また、直流電源回路4の収納領域14にお
いて、直流電源回路4から高周波電源回路3への電源線
12に金属シールド板15の電源線取り出し口の近傍位
置で電源線用高周波遮断フィルタ9を設けている。ま
た、直流電源回路4の収納領域14には、もう一つの金
属シールド板16を設けて電源線用高周波遮断フィルタ
収納領域17を直流電源回路収納領域14および高周波
電源回路収納領域13の両方から分離するようにしてい
る。
【0024】その他の構成は、図6の従来例と同様であ
る。この無電極放電灯点灯装置は、金属シールドケース
7内に高周波電源回路収納領域13と直流電源回路収納
領域14とを分離する金属シールド板15を設けたの
で、高周波電源回路3から発生する高周波ノイズを金属
シールドケース7内の高周波電源回路収納領域13に閉
じ込めることができ、高周波ノイズが直流電源回路収納
領域14に入るのを抑制することができる。
【0025】また、直流電源回路4と高周波電源回路3
との間の電源線12に電源線用高周波遮断フィルタ9を
設けたので、高周波電源回路3から発生する高周波ノイ
ズが空間伝導によって電源線12に伝搬して直流電源回
路4の収納空間14へ漏れるを抑制することができる。
したがって、電源線11を通して金属シールドケース7
の外部へ漏れるのを抑制することができる。
【0026】また、電源線用高周波遮断フィルタ9を金
属シールド板15,16と金属シールドケース7とで囲
っているので、電源線用高周波遮断フィルタ9自体から
の高周波ノイズの外部への輻射を抑制することができ、
電源線用高周波遮断フィルタ9によるノイズ低減効果が
一層大きくなる。 〔第3の実施例〕図3にこの発明の第3の実施例の無電
極放電灯点灯装置の概略図を示す。この無電極放電灯点
灯装置は、図1における直流電源回路4を省き、金属シ
ールドケース7内に高周波電源回路3および高周波用入
力フィルタ5のみを収納し、電池等の直流電源18から
直接高周波電源回路3へ直流電力を供給する無電極放電
灯点灯装置において、図1と同様に電源線用高周波遮断
フィルタ9および金属シールドケース10を設けたもの
で、電源線用高周波遮断フィルタ9および金属シールド
ケース10の設置の仕方等、その他の構成は図1と同様
である。
【0027】この実施例でも、図1の実施例と同様の効
果が得られる。 〔第4の実施例〕ここで、以上に述べた無電極放電灯点
灯装置の具体的な構造の一例を第4の実施例として図4
に示す。図4において、21は無電極放電ランプ、22
は駆動用コイル、23は金属製の外殻ケース(図1の金
属シールドケース7に対応する)で、図1の高周波電源
回路3,高周波用入力フィルタ5,直流電源回路4,電
源用入力フィルタ6を構成する回路素子、ならびに電源
線用高周波遮断フィルタ24および制御線用高周波遮断
フィルタ25等が収納されている。
【0028】26は金属線等でメッシュ状に形成された
シールドケースであり、無電極放電ランプ21から出る
輻射ノイズを防止する。メッシュの形状は雑音防止の効
果とメッシュによる光出力の減退率により決定される。
27は金属シールド板で、高周波電源回路収納領域34
と直流電源回路収納領域35とを分離する。28は調光
制御回路を含む高周波電源回路を構成する各種部品を搭
載したプリント配線板、29は直流電源回路を構成する
各種部品を搭載したプリント配線板である。30,31
は、二枚のプリント配線板28,29の間隔を保つスペ
ーサである。32は外部の交流電源から直流電源回路へ
至る電源線、33は調光制御回路へ至る制御線であり、
いずれも外殻ケース23の貫通孔23a,23bを通し
て外殻ケース23の内部へ挿入している。電源線用高周
波遮断フィルタ24および制御線用高周波遮断フィルタ
25は、フィルタコイルおよびフィルタコンデンサ等か
らなり、それぞれ外殻ケース23の内側において貫通孔
23a,23bの近傍に設置されている。
【0029】図4のような構成において、もし電源線用
高周波遮断フィルタ24および制御線用高周波遮断フィ
ルタ25がないと、先に説明したように、高周波電源回
路と直流電源回路との間の導体伝導によるノイズは、図
1等における高周波用入力フィルタ5および電源用入力
フィルタ6によって防止することができるが、高周波電
源回路から空間伝導によって外殻ケース23内の電源線
32および制御線33へ伝搬するノイズは、外殻ケース
23から電源線32および制御線33を伝って外部へ漏
れることになり、外殻ケース23外部の電源線32およ
び制御線33からの輻射ノイズが多くなる。しかし、こ
の実施例では、電源線用高周波遮断フィルタ24および
制御線用高周波遮断フィルタ25を、それぞれ貫通孔2
3a,23bの近傍に設置したので、上記のような輻射
ノイズを低減することができる。
【0030】なお、図4の実施例では、電源線用高周波
遮断フィルタ24および制御線用高周波遮断フィルタ2
5を外殻ケース23の内側に設けたが、外側において、
貫通孔23a,23bの近傍に設置してもよいのは当然
である。電源線用高周波遮断フィルタ24および制御線
用高周波遮断フィルタ25は、回路基板上にフィルタコ
イルおよびフィルタコンデンサ等を実装し、外殻ケース
23に取り付けた構成でもよいが、フィルタコイルおよ
びフィルタコンデンサ等等のフィルタ構成部品を金属シ
ールドケースで覆った構成の方がノイズ防止の上でより
効果的である。
【0031】また、図4の実施例では、外殻ケース23
から引き出される線として、電源線32および制御線3
3があり、それらの両方に電源線用高周波遮断フィルタ
24および制御線用高周波遮断フィルタ25を設けた
が、制御線33のないものもあり、この場合、制御線用
高周波遮断フィルタ25は省かれるのは当然である。ま
た、電源線32および制御線33の両方がある場合にお
いて、いずれか一方に高周波遮断フィルタを設けるのみ
でもよい。また、図4では、金属シールド板27を設け
ているが、これは省いてもよい。
【0032】ここで、図1の高周波電源回路3および高
周波用入力フィルタ5の部分の具体構成を一例を図5に
示し、その構成について説明する。発振回路3−6は、
水晶振動子Xを用いた回路であり、コイルL6 ,コンデ
ンサC15により低Qの同調回路を構成し、無調整の発振
器としている。R4 ないしR7 はそれぞれ抵抗、C7
8 ,C14はそれぞれコンデンサである。
【0033】発振器3−6の発振出力を増幅するプリア
ンプ(中間増幅回路)3−5は、トランジスタQ4 によ
りC級増幅を行っている。コイルL5 ,コンデンサC17
により発振周波数に同調するようにしている。抵抗R8
〜R10からなる回路は減衰器を構成しており、抵抗R11
はコイルL5 のQを下げるために入れている。R3 は抵
抗、C6 ,C16はコンデンサである。
【0034】高周波用入力フィルタ5はコイルL3 ,コ
ンデンサC4 等から構成され、高周波が電源に帰還する
ことを防いでいる。プリアンプ3−5の出力をさらに高
周波増幅するメインアンプ(電力増幅回路)3−4は、
パワーMOSFET(以下、トランジスタと称す)Q5
による増幅器となっている。コイルL7 は、トランジス
タQ5 の入力キャパシタンスを打ち消すために入れてあ
り、抵抗R12はトランジスタQ5 の入力インピーダンス
をプリアンプ3−5の出力と整合させるために入れてあ
る。C5 はコンデンサ、L4はコイルである。
【0035】マッチング回路(インピーダンス整合回
路)3−3は、コンデンサC18〜C20等で構成され、メ
インアンプ4の出力と後段の無電極放電ランプ1および
駆動用コイル2とのインピーダンス整合を行っているも
のである。Cver は可変コンデンサである。無電極放電
ランプ1は、希ガスと水銀蒸気等を内部に封入したもの
であり、この無電極放電ランプ1の外周には近接して数
ターンの空心コイルとした駆動用コイル2が配置され、
この駆動用コイル2によりマッチング回路3−3から入
力された高周波電力を無電極放電ランプ1の発光ガスに
供給している。
【0036】なお、直流電源回路4および電源用入力フ
ィルタ6の回路構成は、チョッパ回路等を含む回路構成
であり、その構成は周知であるので、回路構成の図示は
省略する。また、電源線用高周波遮断フィルタ9等のフ
ィルタは、回路構成の図示は省略するが、例えば図5の
高周波用入力フィルタ5の構成と同様の回路構成で実現
できる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の無電極放電灯点灯装置に
よれば、金属シールドケースの外部の電源から直流電源
回路へ至る電源線に金属シールドケースの電源線取り出
し口の近傍位置で電源線用高周波遮断フィルタを設けた
ので、高周波電源回路から発生して空間伝導によって伝
搬して電源線に誘導される高周波ノイズを電源線用高周
波遮断フィルタで遮断して、電源線用高周波遮断フィル
タから先へ伝搬しないようにすることができ、高周波ノ
イズが電源線を通して金属シールドケースの外部へ漏れ
て輻射ノイズが発生するのを低減することができる。
【0038】請求項2記載の無電極放電灯点灯装置によ
れば、金属シールドケースの外部の直流電源から高周波
電源回路へ至る電源線に金属シールドケースの電源線取
り出し口の近傍位置で電源線用高周波遮断フィルタを設
けたので、高周波電源回路から発生して空間伝導によっ
て伝搬して電源線に誘導される高周波ノイズを電源線用
高周波遮断フィルタで遮断して、電源線用高周波遮断フ
ィルタから先へ伝搬しないようにすることができ、高周
波ノイズが電源線を通して金属シールドケースの外部へ
漏れて輻射ノイズが発生するのを低減することができ
る。
【0039】請求項3記載の無電極放電灯点灯装置によ
れば、金属シールドケースの外部から制御回路へ至る制
御線に金属シールドケースの制御線取り出し口の近傍位
置で制御線用高周波遮断フィルタを設けたので、高周波
電源回路から発生して空間伝導によって伝搬して制御線
に誘導される高周波ノイズを制御線用高周波遮断フィル
タで遮断して、制御線用高周波遮断フィルタから先へ伝
搬しないようにすることができ、高周波ノイズが制御線
を通して金属シールドケースの外部へ漏れて輻射ノイズ
が発生するのを低減することができる。
【0040】請求項4記載の無電極放電灯点灯装置によ
れば、金属シールドケース内に高周波電源回路と直流電
源回路とを分離する金属シールド板を設けたので、高周
波電源回路から発生する高周波ノイズを金属シールドケ
ース内の高周波電源回路の格納領域に閉じ込め、金属シ
ールドケース内の直流電源回路の格納領域への空間伝導
による伝搬を抑制することができる。この結果、高周波
電源回路から発生する高周波ノイズが直流電源回路の電
源線に誘導されにくくすることができ、高周波ノイズが
電源線を通して金属シールドケースの外部へ漏れるのを
一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の無電極放電灯点灯装
置の構成を示す概略図である。
【図2】この発明の第2の実施例の無電極放電灯点灯装
置の構成を示す概略図である。
【図3】この発明の第3の実施例の無電極放電灯点灯装
置の構成を示す概略図である。
【図4】この発明の第4の実施例の無電極放電灯点灯装
置の構成を示す概略図である。
【図5】高周波電源回路および高周波用入力フィルタの
具体回路構成を示す回路図である。
【図6】無電極放電灯点灯装置の従来例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 無電極放電ランプ 2 駆動用コイル 3 高周波電源回路 4 直流電源回路 5 高周波用入力フィルタ 6 電源用入力フィルタ 7 金属シールドケース 8 交流電源 9 電源線用高周波遮断フィルタ 10 金属シールドケース 11 電源線 12 電源線 13 高周波電源回路収納領域 14 直流電源回路収納領域 15 金属シールド板 16 金属シールド板 17 電源線用高周波遮断フィルタ収納領域 18 直流電源 21 無電極放電ランプ 22 駆動用コイル 23 外殻ケース 24 電源線用高周波遮断フィルタ 25 制御線用高周波遮断フィルタ 26 シールドケース 27 金属シールド板 32 電源線 33 制御線 34 高周波電源回路収納領域 35 直流電源回路収納領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性バルブ内に放電性ガスを封入した
    無電極放電ランプと、この無電極放電ランプの外周に巻
    回された駆動用コイルと、この駆動用コイルに高周波電
    力を供給する高周波電源回路と、この高周波電源回路に
    直流電力を供給する直流電源回路と、この直流電源回路
    に電力を供給する電源と、前記高周波電源回路および直
    流電源回路を収納した金属シールドケースとを備え、 前記金属シールドケースの外部の前記電源から前記直流
    電源回路へ至る電源線に前記金属シールドケースの電源
    線取り出し口の近傍位置で電源線用高周波遮断フィルタ
    を設けたことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 透光性バルブ内に放電性ガスを封入した
    無電極放電ランプと、この無電極放電ランプの外周に巻
    回された駆動用コイルと、この駆動用コイルに高周波電
    力を供給する高周波電源回路と、この高周波電源回路に
    直流電力を供給する直流電源と、前記高周波電源回路の
    みを収納した金属シールドケースとを備え、 前記金属シールドケースの外部の前記直流電源から前記
    高周波電源回路へ至る電源線に前記金属シールドケース
    の電源線取り出し口の近傍位置で電源線用高周波遮断フ
    ィルタを設けたことを特徴とする無電極放電灯点灯装
    置。
  3. 【請求項3】 高周波電源回路が前記駆動用コイルへ供
    給する電力を変化させる制御回路を含み、金属シールド
    ケースの外部から前記制御回路へ至る制御線に前記金属
    シールドケースの制御線取り出し口の近傍位置で制御線
    用高周波遮断フィルタを設けたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 金属シールドケース内に高周波電源回路
    と直流電源回路とを分離する金属シールド板を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6670764B2 (en) 2001-02-28 2003-12-30 Denso Corporation Discharge lamp unit with noise shields and noise control method for discharge lamp unit
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