JPH11281369A - 音叉型振動ジャイロ - Google Patents

音叉型振動ジャイロ

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JPH11281369A
JPH11281369A JP10085987A JP8598798A JPH11281369A JP H11281369 A JPH11281369 A JP H11281369A JP 10085987 A JP10085987 A JP 10085987A JP 8598798 A JP8598798 A JP 8598798A JP H11281369 A JPH11281369 A JP H11281369A
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JP
Japan
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tuning fork
vibration gyro
arm
fork type
arms
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Withdrawn
Application number
JP10085987A
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English (en)
Inventor
Hajime Miyazaki
肇 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH11281369A publication Critical patent/JPH11281369A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】製造工程が簡単で信頼性が高く、小型の振動ジ
ャイロを提供する。 【解決手段】圧電材料からなる2つのアーム110,1
20を有する音叉形状の振動ジャイロにおいて、各アー
ムの側面にアーム駆動用の電極111,113,12
1,123を有し、かつ前記2つのアームを含む平面と
同一面である音叉振動面に対向し、近接する位置に静電
容量変化による角速度検出するための検出電極141,
143を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転角速度を検出
するための音叉型振動ジャイロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は特開昭58−174854に開示
されている従来の振動ジャイロの構造概略図である。
【0003】この振動ジャイロは音叉アーム60、61
の先端に該音叉アームの振動方向と直角に振動するよう
に構成された振動音片62、63を有する。前記音叉ア
ーム60、61および振動音片62,63は金属で構成
され、厚さ方向に分極された圧電セラミック薄板64,
65,66,67が接合されている。圧電セラミック薄
板64,65に交番電圧を印加することにより、前記音
叉アーム60,61を振動をさせる。この状態で、振動
ジャイロを軸68の周りに回転させると、コリオリ力の
作用により前記音叉アーム60、61の振動方向と直角
な方向に力が発生し、この力が振動音片62,63を振
動させる。その結果、圧電セラミック薄板66,67に
は回転角速度に比例した電圧が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の振動ジャイロでは、音叉アーム、振動音片と圧
電セラミック薄板を接着剤を用いて接合しており、接合
位置のばらつき、あるいは接着層のばらつき等により、
振動ジャイロの特性が変動するという課題があった。
【0005】また振動音片62,63を音叉アーム6
0、61に直角に接合する必要があり、非常に難しい工
程であるという課題があった。
【0006】また、圧電セラミックを使用しているた
め、温度特性が悪いという課題があった。
【0007】また、音叉アームと振動音片の二階立て構
造のため、全体が大きくなるという課題があった。
【0008】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、構造が簡単で安価で信頼性の高い振動ジャイ
ロを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1の振動ジ
ャイロは、圧電材料からなる2本のアームを有する音叉
形状の振動ジャイロにおいて、前記2本のアームの側面
にアーム駆動用の駆動電極を有し、かつ前記2本のアー
ムを含む平面と同一面であるアーム振動面に対向し、か
つ近接する位置に角速度検出用の検出電極を設けたこと
を特徴とする。
【0010】そのため、圧電セラミックの接着や振動音
片の接合による特性のばらつきがなく、製造工程が簡単
であるため、安価で信頼性のある振動ジャイロを提供で
きる。
【0011】(2)請求項2の振動ジャイロは請求項1
に記載の振動ジャイロにおいて、前記圧電材料は水晶で
あることを特徴とする。
【0012】そのため、温度特性の良い振動ジャイロを
提供できる。
【0013】(3)請求項3の振動ジャイロは、請求項
1に記載の音叉型振動ジャイロにおいて、前記角速度検
出用の検出電極は前記圧電材料からなる音叉形状の振動
ジャイロの保持ケース内面に形成することを特徴とす
る。
【0014】そのため、パッケージを含めて、超小型の
振動ジャイロを提供できる。
【0015】(4)請求項4の振動ジャイロは、請求項
3記載の音叉型振動ジャイロにおいて、前記音叉型振動
ジャイロのアーム支持部に前記アーム上の駆動電極とケ
ース内面に形成された検出電極の隙間を確保するための
段差を設けたことを特徴とする。
【0016】そのため、両電極間の間隔を精度良く確保
することができ、したがって角速度も精度よく検出する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。
【0018】(実施例1)図1は実施例1に係わる振動
ジャイロの概要図を示し、図2および図3はその動作を
示すものである。
【0019】図1において、音叉型振動ジャイロ100
は2本のアーム110と120およびアーム支持部13
0より構成される。図1〜図3に示されるように2本の
アーム110,120の側面には、該アームをX−Z面内
で矢印150および矢印151の方向に振動させるため
の駆動電極111,112,113,114,121,
122,123,124が形成されている。
【0020】また、駆動電極111、112および12
1,122に対向し、近接する位置に角速度検出するた
めの検出電極142、141、144、143が形成さ
れている。
【0021】そこで、音叉型振動ジャイロ100の動作
について図2および図3で説明する。前記駆動電極に交
番電圧を印加することにより、音叉型振動ジャイロ10
0のアーム110,120は、静止状態の図2(a)か
ら図2(b)、(c)で示すように、互いに遠ざかる向
きに(矢印150の方向)、また次の半サイクルでは互
いに接近する向き(矢印151の方向)に変位する。
【0022】図3(b)に示すように、前記音叉型振動
ジャイロ100をZ軸の周りに矢印160の方向に回転
させると前記アーム110、120が矢印150の方向
に変位している場合 、前記アーム110、120にコ
リオリの力170、171が働き、該アーム110,1
20はそれぞれコリオリ力の方向に変位する。したがっ
て、前記駆動電極112、121と検出電極141,1
44がそれぞれ接近し、前記駆動電極111,122と
検出電極142、143が遠ざかる。また、図3(c)
に示すように、前記アーム110,120が矢印151
の方向に移動している場合、前記アーム110,120
には図3(b)と逆のコリオリ力180,181が働
き、該アーム110,120は図3(b)と逆の方向に
変位する。また、前記コリオリ力はZ軸回りの回転速度
に比例する。したがって、Z軸回りの回転角速度および
方向に応じてコリオリ力が変化することにより、前記駆
動電極、検出電極間の距離が変化する。よって両電極間
の静電容量変化を電気的に検出することにより角速度を
精度よく検出することが出来る。
【0023】また、本発明の音叉型振動ジャイロに圧電
材料として水晶を用いることにより、周囲温度による振
動の共振周波数変動がわずかであるため、したがって温
度特性のよい音叉型振動ジャイロを実現することが出来
る。
【0024】図4は、音叉型振動ジャイロ100の保持
ケースを含めた断面図であり、前記音叉型振動ジャイロ
100は保持するためのケース本体190と蓋200に
より固定、密封される。
【0025】前記ケース190と蓋200には、駆動電
極112,111,122,121と対面する位置に検
出電極141,142,143,144が形成されてい
る。
【0026】そのため、パッケージを含めて小型、薄型
の音叉型振動ジャイロを実現することができる。
【0027】(実施例2)また、図5は実施例2に係わる
音叉型振動ジャイロの平面図および断面図である。音叉
型振動ジャイロ100のアーム支持部130に、アーム
上の駆動電極とケース本体および蓋上に形成されている
検出電極の隙間を確保するための段差部300を設けて
いる。音叉型振動ジャイロ100はエッチングなどの微
細加工で作ることができるため、前記段差も精度よく形
成する事が出来る。したがって、前記駆動電極と検出電
極の隙間を正確に形成する事が出来るため、角速度を精
度よく検出することができる。
【0028】
【発明の効果】以上記したように、本発明によれば、以
下のような効果を有する。
【0029】まず、請求項1記載の発明によれば、圧電
セラミックや振動板の接着工程がないため、精度良くか
つ安価に作る事ができ、また、信頼性の高い音叉型振動
ジャイロを提供する事が出来る。
【0030】また、請求項2記載の発明によれば、圧電
材料として水晶を用いることにより、周囲温度変化によ
る振動の共振周波数変動がわずかであるため、したがっ
て温度特性のよい音叉型振動ジャイロを実現することが
できる。さらに、アーム形状および駆動電極を、フォト
リソ技術およびエッチング技術で製造する事が出来るた
め、精度良くかつ安価に作る事ができ、高精度で信頼性
の高い音叉型振動ジャイロを提供する事が出来る。
【0031】また、請求項3記載の発明によれば、角速
度の検出をアーム側面の電極と保持ケース内面に形成し
た電極で行っているため、パッケージを含めて小型、薄
型の音叉型振動ジャイロを実現することができる。
【0032】また、請求項4記載の発明によれば、アー
ム支持部に、アーム上の電極とケース内面に形成された
検出電極の隙間を確保するための段差をエッチングなど
微細加工で作製することができ、両電極間の隙間を精度
良く確保することができ、したがって角速度精度の良い
音叉型振動ジャイロを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の音叉型振動ジャイロの概要図であ
る。
【図2】実施例1の音叉型振動ジャイロの動作説明図で
ある。
【図3】実施例1の音叉型振動ジャイロの動作説明図で
ある。
【図4】実施例1の音叉型振動ジャイロのユニットの断
面図である。
【図5】実施例2の音叉型振動ジャイロの平面図と断面
図である。
【図6】従来の振動ジャイロの概要図である。
【符号の説明】
100 音叉型振動ジャイロ 110、120 アーム 111〜114 駆動電極 121〜124 駆動電極 140 基板 141〜144 検出電極 150、151 アーム振動方向 160 回転方向 170、171 コリオリ力の方向 180、181 コリオリ力の方向 190 ケース 200 蓋 300 段差部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電材料からなる2本のアームを有する音
    叉形状の振動ジャイロにおいて、前記2本のアームの側
    面にアーム駆動用の駆動電極を有し、かつ前記2本のア
    ームを含む平面と同一面であるアーム振動面に対向し、
    かつ近接する位置に角速度検出用の検出電極を設けたこ
    とを特徴とする音叉型振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の音叉型振動ジャイロにお
    いて、前記圧電材料は水晶であることを特徴とする音叉
    型振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の音叉型振動ジャイロにお
    いて、前記検出電極は前記圧電材料からなる音叉形状の
    振動ジャイロの保持ケース内面に形成することを特徴と
    する音叉型振動ジャイロ。
  4. 【請求項4】請求項3記載の音叉型振動ジャイロにおい
    て、前記音叉型振動ジャイロのアーム支持部に前記アー
    ム上の駆動電極とケース内面に形成された検出電極の隙
    間を確保するための段差を設けたことを特徴とする音叉
    型振動ジャイロ。
JP10085987A 1998-03-31 1998-03-31 音叉型振動ジャイロ Withdrawn JPH11281369A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6497148B1 (en) * 1999-09-08 2002-12-24 Alps Electric Co., Ltd. Gyroscope and input apparatus using the same
JP2009063369A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Epson Toyocom Corp 加速度センサ素子及び加速度センサ

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Legal Events

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Effective date: 20050607