JPH11262823A - 部品供給位置の確認装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】テープフィーダの電子部品供給位置を直接反映
するような確認手段を提供し、今まで確認されない原因
による電子部品供給位置の位置ずれが確認できるように
して、確認作業に熟練を要することなく、テープフィー
ダの電子部品供給位置が所定の位置になるよう確認と調
整を可能にする確認装置を提供する。 【解決手段】インデックステーブル１の装着ヘッド取付
座１１に対しカメラヘッド３０を取り付け、テープフィ
ーダ搭載台８０に供給位置認識穴５３を備える供給位置
確認器５２を搭載し、カメラヘッド３０に備えられ画像
処理回路に接続されたカメラ３２で供給位置認識穴５３
を撮像し、画像処理回路にあらかじめ記憶した基準位置
と比較して供給位置認識穴５３の位置の差異を表示する
部品供給位置の確認装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、基板に対して多品
種のチップ状の電子部品を装着可能な電子部品装着機に
係り、特にインデックステーブルの周縁部に装着ヘッド
を多数配置し、電動機が駆動するインデックステーブル
の間歇回転に伴って、固定的に配置された供給ユニット
から電子部品を装着順に拾い上げて移送する、いわゆる
シーケンス方式に適した電子部品装着装置の部品供給位
置を確認する技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、本出願人の提案による特開平８−
２２２８９５号において、インデックステーブルの周縁
部に複数個設けられた装着ヘッドが、インデックステー
ブルに対し昇降自在でかつインデックステーブルの間歇
回転中心軸に平行な回転中心軸で回転し複数位置にて位
置決めされる装着ヘッド本体と、装着ヘッド本体の下端
部にて保持され当該下端部における前記回転中心軸の同
心円上にあって前記複数位置に対応した少なくとも２つ
以上の位置に、該装着ヘッド本体に対して回転自在かつ
昇降自在に配された複数種の吸着ノズルと、吸着ノズル
を上方への非選択状態又は下方への選択状態に保持する
選択手段とを備え、選択状態の吸着ノズルで固定的に配
置された供給ユニットから電子部品を吸着保持し、基板
上へ移送して電子部品の装着を実行する電子部品装着装
置が示される。該電子部品装着装置のテープフィーダ部
品供給位置を確認し調整する手段を図１２及び図１３に
示す、インデックステーブル１の周縁部に複数設けられ
た装着ヘッド取付座１１の一つへ装着ヘッドに替えて治
具Ａ９０を取り付ける、一方、テープフィーダ搭載台８
０に治具Ｂ９５を取り付ける、治具Ａ９０はインデック
ステーブル１の間歇回転軸に平行な方向に昇降自在な軸
９１，９２を備え、治具Ｂ９５は該軸９１，９２の外径
が所定のはめあい関係で嵌合する穴９６，９７を備え、
インデックステーブル１を間歇回転して治具Ａ９０が治
具Ｂ９５と上下において重なる位置関係とし、治具Ａ９
０の軸９１，９２を下降させて治具Ｂ９５の穴９６、９
７に入ることを確認し、テープフィーダ搭載台８０の位
置決めブロック８１が予め定めた所定の位置にあると確
認する、治具Ａ９０の軸９１，９２を下降させて治具Ｂ
９５の穴９６，９７に入らない場合は、テープフィーダ
搭載台８０に対する位置決めブロック８１の取り付け位
置を軸９１，９２が穴９６，９７に入るように調整す
る、一台の電子部品装着装置に対するテープフィーダ搭
載台は複数に分割しており、テープフィーダ搭載台の位
置決めブロック８１ごとに順に治具Ｂ９５を取り付けて
確認と調整を繰り返す。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記した治具Ａ９０と
治具Ｂ９５によりテープフィーダ搭載台８０における位
置決めブロック８１の取り付け位置を確認し、調整し、
該テープフィーダ搭載台に搭載したテープフィーダの電
子部品供給位置を所定の位置に調整しようとするが、こ
れら従来の治具Ａ９０と治具Ｂ９５を使って位置を調整
する手順は、始めにテープフィーダ搭載台８０にボルト
８９で固定された位置決めブロック８１に治具Ｂ９５を
取り付ける、位置決めブロック８１はテープフィーダを
搭載したとき位置決めを行うものである、従って、治具
Ｂ９５は位置決めブロック８１の位置を反映しているが
テープフィーダの電子部品供給位置が直接反映している
わけではない、テープフィーダ搭載台８０に正確な位置
決め状態でテープフィーダが搭載されない等の電子部品
供給位置ずれは確認されない。また、治具Ａ９０の軸９
１，９２を下降させて治具Ｂ９５の穴９６，９７に入る
ことを確認する作業は熟練を要し面倒である。本発明の
目的はテープフィーダの電子部品供給位置を直接反映す
るような確認手段を提供し、今までは確認されない原因
による電子部品供給位置の位置ずれが確認できるように
して、また、確認する作業に熟練を要することなく、テ
ープフィーダの電子部品供給位置が所定の位置になるよ
う確認と調整を可能にする確認装置を提供しようとする
ことにある。

【０００４】

【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１に記載の発明は、インデックステ
ーブルの周縁部に設けられた装着ヘッド取付座に対し装
着ヘッドに替えてカメラヘッドを取り付け、テープフィ
ーダ搭載台にテープフィーダに替えて供給位置認識穴を
備える供給位置確認器を搭載し、前記カメラヘッドに備
えられ画像処理回路に接続されたカメラで前記供給位置
認識穴を撮像し、前記画像処理回路はあらかじめ記憶し
た基準位置と前記カメラで前記供給位置認識穴を撮像し
認識した位置とを比較し、前記基準位置と前記供給位置
認識穴を撮像し認識した位置との差異を表示することを
特徴とする部品供給位置の確認装置としている。

【０００５】請求項２に記載の発明は、マスターゲージ
（４０）は上部にカメラヘッド取付座（４１）および下
部に平面部（４２）と位置確認穴（４３Ａ，４３Ｂ，４
３Ｃ）とを備え、前記カメラヘッド取付座（４１）にカ
メラヘッド（３０）を固定し、前記カメラヘッド（３
０）に備えられ画像処理回路に接続されたカメラ（３２
Ａ，３２Ｂ，３２Ｃ）で前記位置確認穴（４３Ａ，４３
Ｂ，４３Ｃ）を撮像し、前記画像処理回路はマスターゲ
ージ（４０）における位置確認穴（４３Ａ，４３Ｂ，４
３Ｃ）の位置を基準として認識し記憶することを特徴と
する請求項１記載の部品供給位置の確認装置としてい
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、電子部品装着装置のセット
アップを確実かつ容易に達成できる、本発明に係る部品
供給位置の確認装置について実施の形態を図面に従って
説明する。

【０００７】図１１は本発明を実施する対象であり一例
として電子部品装着装置全体の概要を示す、１はインデ
ックステーブル、２は装着ヘッドである、３はＸ−Ｙテ
ーブルであり、Ｘ−Ｙテーブル３は基板を位置決め固定
する基板載置部５を備え、基板載置部５を含むＸ−Ｙ移
動部分は本体架台４に対してＸ−Ｙ方向に移動自在であ
る、６は基板搬入コンベア、７は基板搬出コンベアであ
る、前工程から送られたプリント基板は基板搬入コンベ
ア６から取り込まれて搬送され、続いて、Ｘ−Ｙテーブ
ル３の移動で基板搬入コンベア６に位置を合わせて連続
する基板載置部５で両側を支持搬送されて所定の位置に
固定される。８は電子部品の供給装置を複数個有する部
品供給部である。インデックステーブル１の周縁部には
装着ヘッド２が複数個等間隔に配置して取り付けられ、
装着ヘッド２の各々はインデックステーブル１の回転に
伴って、電子部品をピックアップする部品供給部８上か
ら該電子部品を装着するプリント基板を基板載置部５に
固定するＸ−Ｙテーブル３上を経て再び部品供給部８上
にと循環する。なお、基板載置部５と基板搬入コンベア
６と基板搬出コンベア７においてプリント基板を搬送す
る手段は、例えばプリント基板の両側の各々を支持して
移送する無端ベルトの構成が知られている。他の構成と
して搬送方向に直線往復移動する部材にプリント基板の
後端を押す爪を備え、搬送方向で押す働きをして戻りに
は待避する構成とすることも知られる。９は操作パネル
である。装着ヘッド２の部品吸着ノズル２１は各々イン
デックステーブル１に対して昇降自在であり、インデッ
クステーブル１の回転に伴って、所定の装着ヘッド２の
部品吸着ノズル２１が所定の供給装置に至ると昇降して
所定の電子部品を吸着し保持する。各々所定の電子部品
を保持した装着ヘッド２はインデックステーブル１の回
転に伴って、次々とＸ−Ｙテーブル３上の装着作業位置
に至る。プリント基板を載置するＸ−Ｙテーブル３の基
板載置部５はＸ−Ｙ方向に移動し、所定の電子部品を装
着すべきプリント基板面上の位置を装着作業位置に位置
決めされる。電子部品を保持した装着ヘッド２の部品吸
着ノズル２１は装着作業位置で昇降してプリント基板面
に電子部品を装着する。電子部品はあらかじめプリント
基板面に塗布されている接着剤により保持される。所定
の電子部品を全て装着されたプリント基板は基板搬出コ
ンベア７により送り出されて後工程に送られる。

【０００８】図７と図８は図１１に一例として示す電子
部品装着装置の部品供給部８を詳細に示す。すなわち、
図７は装着ヘッド２の回転中心軸を含む断面図とインデ
ックステーブル１の断面図、部品供給部８のテープフィ
ーダ搭載台８０及び位置決めブロック８１の断面図、テ
ープフィーダ搭載台８０に搭載したテープフィーダ８２
の一つ８２Ｂを共に示し、部品供給部８を上下方向に主
に断面図で示す。図８は図７に示すテープフィーダ搭載
台８０を平面図で示す、一台の電子部品装着装置に対す
る複数に分割されたテープフィーダ搭載台８０の一つで
あり、インデックステーブル１の間歇回転軸を中心とす
る扇型の形状をしている、インデックステーブル１は仮
想線で表現しテープフィーダ搭載台８０を見易く示す、
インデックステーブル１の周縁部には装着ヘッド取付座
１１が等角度間隔で設けられており、該取付座１１に装
着ヘッド２が取り付けられる、全ての取付座１１の各々
に装着ヘッド２が取り付けられているが、ここではテー
プフィーダ搭載台８０を見易く示すため１個の装着ヘッ
ド２を代表的に示し、インデックステーブル１の間歇回
転により装着ヘッド２の中心が移動する軌跡を一点鎖線
１２で示し、装着ヘッド２が間歇的に移動し停止する角
度位置を各々の一点鎖線１３で示す、この移動し停止す
る角度位置１３において装着ヘッド２は部品吸着ノズル
２１について３個所の部品吸着位置２１’を有する、装
着ヘッド本体２０が回転し回転中心から偏心して備える
部品吸着ノズル２１が３個所の部品吸着位置を有するか
らである。

【０００９】図８に示す如くテープフィーダ搭載台８０
の分割された一つは４つの角度位置１３を有し、位置決
めブロック８１を４個取り付けている、一つの位置決め
ブロック８１は３個のテープフィーダ８２を各々位置決
めできる構造になっており、テープフィーダ８２がテー
プフィーダ搭載台８０に搭載されると、部品供給位置８
３が電子部品を吸着しにくる部品吸着ノズル２１と所定
の位置関係が保たれる、そのため、図９と図１０に示す
テープフィーダ８２単体は位置決めブロック８１に対応
する位置決め駒８４と、部品供給位置８３との所定の位
置精度をあらかじめ得るように作られている。図８では
装着ヘッド２が間歇的に移動し停止する角度位置１３の
一つに対応して、テープフィーダ搭載台８０上にテープ
フィーダ８２Ａ，８２Ｂ，８２Ｃを搭載した状態を示
す、図示のように３個を必ず一緒に搭載する必要もな
く、また搭載しない角度位置１３があってもよい、テー
プフィーダ８２の搭載はプリント基板面に電子部品を装
着する電子部品装着装置にあらかじめ記憶させるプログ
ラムに対応させて配置する。テープフィーダ８２Ａ，８
２Ｂ，８２Ｃは各々部品供給位置８３Ａ，８３Ｂ，８３
Ｃを有する、部品供給位置８３Ａ，８３Ｂ，８３Ｃは装
着ヘッド２の部品吸着ノズル２１による３個所の部品吸
着位置２１’に対応している、図９と図１０はテープフ
ィーダ８２を単体で示すが、図９は側面図であり図１０
は供給面側になる上面図である、該テープフィーダ８２
は位置決め駒８４と掛け止め爪８５と着脱レバー８６を
備え、着脱レバー８６を持ち上げてから位置決め駒８４
を位置決めブロック８１に係合しながらテープフィーダ
搭載台８０に載せ、続いて、着脱レバー８６を押し下げ
ると掛け止め爪８５がテープフィーダ搭載台８０の所定
個所に係合して保持される、テープフィーダ８２Ａ，８
２Ｂ，８２Ｃはいずれもテープフィーダ８２であるが搭
載個所を識別して示すために記号を分けてある、テープ
フィーダ８２は部品供給位置８３を有するが、前記部品
供給位置８３Ａ，８３Ｂ，８３Ｃは各々テープフィーダ
８２Ａ，８２Ｂ，８２Ｃに対応して記号を分けただけで
ある。

【００１０】図３と図４は供給位置確認器５２を単体で
示すが、図３は側面図であり、図４は認識面側になる上
面図である、該供給位置認識器５２は位置決め駒５４と
掛け止め爪５５と着脱レバー５６を備え、着脱レバー５
６を持ち上げてから位置決め駒５４を位置決めブロック
８１に係合しながらテープフィーダ搭載台８０に載せ、
続いて、着脱レバー５６を押し下げると掛け止め爪５５
がテープフィーダ搭載台８０の所定個所に係合して保持
される。供給位置確認器５２はテープフィーダ８２と部
分的に同一の構成と寸法を備えるが、テープフィーダ８
２が有する電子部品供給機能は備えていない、すなわ
ち、テープフィーダ８２と同一の前記構成でテープフィ
ーダ搭載台８０に対する位置決めと保持機能を備え、テ
ープフィーダ８２の部品供給位置８３に替えて供給位置
確認器５２は供給位置認識穴５３を備える、そのために
供給位置確認器５２の上面に円筒体５１を固着する、円
筒体５１の上面は平面にして供給位置認識穴５３を穿
つ、供給位置認識穴５３は円筒体５１の中心に設置し、
後述するＣＣＤカメラで認識すると円筒体５１上面の平
面と供給位置認識穴５３の相違が識別できる。

【００１１】図１と図２は部品供給位置の確認装置につ
いて電子部品装着装置に取り付けた構成を示す、インデ
ックステーブル１の周縁部に複数設けられた装着ヘッド
取付座１１の一つを特定し選択する、装着ヘッド取付座
１１を特定しておくことにより、任意の装着ヘッド取付
座１１を選択する場合に発生するばらつきが防げる、そ
うして特定した装着ヘッド取付座１１の装着ヘッド２に
替えてカメラヘッド３０を取り付ける、一方、テープフ
ィーダ搭載台８０にテープフィーダ８２に替えて供給位
置確認器５２を搭載する、図２ではカメラヘッド３０が
インデックステーブル１により間歇的に移動し停止する
角度位置１３の一つに対応して、テープフィーダ搭載台
８０上に供給位置確認器５２Ａ，５２Ｂ，５２Ｃを搭載
した状態を示す、カメラヘッド３０はＣＣＤカメラ３２
Ａ，３２Ｂ，３２Ｃを備えており、図示のように供給位
置確認器５２Ａ，５２Ｂ，５２Ｃは３個を一緒に搭載す
ると同時に認識できるので都合がよい、供給位置確認器
５２Ａ，５２Ｂ，５２Ｃはいずれも供給位置確認器５２
であるが搭載個所を識別して示すために記号を分けてあ
る、供給位置確認器５２は供給位置認識穴５３を備える
が、供給位置確認器５２Ａ，５２Ｂ，５２Ｃに対応して
記号を供給位置認識穴５３Ａ，５３Ｂ，５３Ｃと分けた
だけである。

【００１２】図５と図６はカメラヘッド３０を装着ヘッ
ド取付座１１に取り付けるまでに必要な準備について示
す、準備はカメラホルダ３１にＣＣＤカメラ３２Ａ，３
２Ｂ，３２Ｃを組み付けることと、マスターゲージ４０
に取り付けてＣＣＤカメラ３２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃの認
識基準を設定することである。始めにＣＣＤカメラ３２
Ａ，３２Ｂ，３２Ｃを保持板３４で保持する、保持板３
４は３４Ａ，３４Ｂ，３４Ｃの３個に分割した部分をボ
ルト締めで組み合わせたものであり、保持穴３５Ａ，３
５Ｂ，３５Ｃを構成してＣＣＤカメラ３２Ａ，３２Ｂ，
３２Ｃが保持される、ＣＣＤカメラ３２Ａ，３２Ｂ，３
２Ｃを保持した保持板３４を複数のボルト３７でカメラ
ホルダ３１に固定する、カメラホルダ３１が備える穴３
３Ａ，３３Ｂ，３３ＣをＣＣＤカメラ３２Ａ，３２Ｂ，
３２Ｃの上部が貫通する、カメラホルダ３１にＣＣＤカ
メラ３２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃを固定するとカメラヘッド
３０が完成する。マスターゲージ４０は上部にカメラヘ
ッド取付座４１を備え、下部に平面部４２と位置確認穴
４３Ａ，４３Ｂ，４３Ｃを備える、図５において位置確
認穴４３Ａ，４３Ｃは重なって見えている、カメラヘッ
ド取付座４１にカメラヘッド３０を複数のボルト４４で
固定する、カメラヘッド取付座４１にはキー溝がありカ
メラヘッド３０側のキー３６が嵌合する、マスターゲー
ジ４０のカメラヘッド取付座４１と位置確認穴４３Ａ，
４３Ｂ，４３Ｃとの寸法と位置関係は、インデックステ
ーブル１における装着ヘッド取付座１１とテープフィー
ダ搭載台に搭載した供給位置確認器５２の供給位置認識
穴５３と同一であり、インデックステーブル１による角
度位置の一つに対応して、供給位置確認器５２の記号を
分けて示す供給位置確認器５２Ａ，５２Ｂ，５２Ｃを搭
載すると、供給位置認識穴５３の記号を分けて示す供給
位置認識穴５３Ａ，５３Ｂ，５３Ｃに対応し、かつ望ま
しい位置関係精度を確保してある基準器となる、また平
面部４２は供給位置確認器５２の円筒体５１上面と同一
の位置関係になっており、マスターゲージ４０のカメラ
ヘッド取付座４１にカメラヘッド３０を固定した状態
で、ＣＣＤカメラ３２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃを電子部品装
着装置の画像処理回路に接続し、各々のＣＣＤカメラ３
２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃで各々対応する位置確認穴４３
Ａ，４３Ｂ，４３Ｃを撮像する、ＣＣＤカメラ３２Ａ，
３２Ｂ，３２Ｃの各々の視野には位置確認穴４３Ａ，４
３Ｂ，４３Ｃの各々の像が認識される、平面部４２と位
置確認穴４３Ａ，４３Ｂ，４３Ｃの相違が識別され、各
々の視野における位置確認穴４３Ａ，４３Ｂ，４３Ｃの
位置が画像処理回路に記憶される、こうしてカメラヘッ
ド３０のＣＣＤカメラ３２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃは、マス
ターゲージ４０における位置確認穴４３Ａ，４３Ｂ，４
３Ｃの位置を基準として認識し記憶したことになる。

【００１３】次に、上記実施の形態における部品供給位
置の確認装置による確認と調整を説明する。始めに図５
と図６の説明に従ってマスターゲージ４０にカメラヘッ
ド３０を取り付けて、カメラヘッド３０のＣＣＤカメラ
３２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃ各々の視野における、位置確認
穴４３Ａ，４３Ｂ，４３Ｃの位置を基準として認識し画
像処理回路に記憶する。続いて、図１と図２の説明に従
ってインデックステーブル１の装着ヘッド取付座１１の
一つを特定し選択する、そうして特定した装着ヘッド取
付座１１にマスターゲージ４０から取り外した前記カメ
ラヘッド３０を取り付ける。一方、テープフィーダの電
子部品供給位置を確認し調整したいテープフィーダ搭載
台８０の角度位置１３を定めたならば、該角度位置１３
における一つの位置決めブロック８１が対応する３個の
テープフィーダ８２に替えて、供給位置確認器５２を３
個まとめて搭載する、記号を分けて示すと供給位置確認
器５２Ａ，５２Ｂ，５２Ｃの３個をまとめて搭載する、
対応して供給位置認識穴５３Ａ，５３Ｂ，５３Ｃがカメ
ラヘッド３０のＣＣＤカメラ３２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃ各
々の視野に認識される、インデックステーブル１に取り
付けた前記カメラヘッド３０が、供給位置確認器５２
Ａ，５２Ｂ，５２Ｃを搭載しテープフィーダの電子部品
供給位置を確認し調整したいテープフィーダ搭載台８０
の角度位置１３になっていない場合、あるいは搭載する
角度位置１３を変更した場合は、インデックステーブル
１を間歇回転させ前記カメラヘッド３０が該角度位置１
３になるようにする、供給位置認識穴５３Ａ，５３Ｂ，
５３Ｃがカメラヘッド３０のＣＣＤカメラ３２Ａ，３２
Ｂ，３２Ｃ各々の視野に認識され画像処理回路に送られ
る、画像処理回路はＣＣＤカメラ３２Ａ，３２Ｂ，３２
Ｃ各々の視野にマスターゲージ４０における位置確認穴
４３Ａ，４３Ｂ，４３Ｃの位置を基準として認識し記憶
しており比較する、そうして供給位置認識穴５３Ａ，５
３Ｂ，５３Ｃの位置が基準と比較して差異が表示され
る、この表示を確認して供給位置認識穴５３Ａ，５３
Ｂ，５３Ｃの位置が、あらかじめ設定した所定の数値以
内（例えば±０．０５ｍｍ）になるように位置決めブロ
ック８１の位置を調整する、ボルト８９をゆるめると位
置決めブロック８１の位置を調整できる、調整の前にテ
ープフィーダ搭載台８０に搭載した供給位置確認器５２
Ａ，５２Ｂ，５２Ｃの着脱レバー５６（記号を分けて示
すと着脱レバー５６Ａ，５６Ｂ，５６Ｃ）を持ち上げ保
持を解除しておく。

【００１４】電子部品装着装置の部品供給部８について
（例えば位置決めブロック８１の数で２０個）角度位置
１３順に供給位置確認器５２Ａ，５２Ｂ，５２Ｃの３個
を一緒に搭載し、供給位置確認器５２Ａ，５２Ｂ，５２
Ｃの供給位置認識穴５３Ａ，５３Ｂ，５３ＣをＣＣＤカ
メラ３２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃ各々の視野に認識し、画像
処理回路は基準と比較して位置を表示するので確認して
位置決めブロック８１の位置を調整する、以上の確認と
調整を繰り返し電子部品装着装置の部品供給部８全部の
角度位置１３について完了することができる。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の部品供給
位置の確認装置によれば、テープフィーダ搭載台に対す
るテープフィーダと同一の位置決めと保持機構を備える
供給位置確認器を使うので、テープフィーダの電子部品
供給位置が供給位置確認器の供給位置認識穴として理想
的な状態で直接反映する、そうして、インデックステー
ブルの装着ヘッド取付座にカメラヘッドを取り付けて該
供給位置認識穴を撮像し位置が認識される、従って、従
来の治具Ａに備える軸を上下させて治具Ｂに備える穴に
入ることを確認する際に要した、人の感触に頼るような
熟練を必要とすることなく、画像処理回路にあらかじめ
記憶したマスターゲージにおける位置確認穴の位置を基
準として比較した結果が表示されるので、従来の治具
Ａ，Ｂに含まれる加工誤差（例えば軸と穴のはめあい公
差）の影響から免れることができる、また、人によるば
らつき（例えば感触に頼っている確認作業）が発生する
ことがなく、部品供給位置の確認が数値として管理が可
能になり、電子部品装着装置の性能を向上させ稼働率が
向上する効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】テープフィーダ搭載台と部品供給位置の確認装
置を横から見て示す。

【図２】テープフィーダ搭載台と部品供給位置の確認装
置を上から見て示す。

【図３】単体の供給位置確認器を横から見て示す。

【図４】単体の供給位置確認器を上から見て示す。

【図５】マスターゲージに取り付けたカメラヘッドを横
から見て示す。

【図６】マスターゲージに取り付けたカメラヘッドを上
から見て示す。

【図７】テープフィーダ搭載台とテープフィーダと装着
ヘッドを横から示す。

【図８】テープフィーダ搭載台とテープフィーダと装着
ヘッドを上から示す。

【図９】単体のテープフィーダを横から見て示す。

【図１０】単体のテープフィーダを上から見て示す。

【図１１】一例として示す電子部品装着装置の斜視図。

【図１２】従来の部品供給位置の確認装置を横から見て
示す。

【図１３】従来の部品供給位置の確認装置を上から見て
示す。

【符号の説明】

１ インデックステーブル ２ 装着ヘッド ３ Ｘ−Ｙテーブル ４ 本体架台 ５ 基板載置部 ８ 部品供給部 １１ 装着ヘッド取付座 １３ 装着ヘッドが間歇的に移動し停止する角度位置。 ２１ 部品吸着ノズル ３０ カメラヘッド ３１ カメラホルダ ３２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃ ＣＣＤカメラ ４０ マスターゲージ ４１ カメラヘッド取付座 ４３Ａ，４３Ｂ，４３Ｃ 位置確認穴 ５１ 円筒体 ５２ 供給位置確認器 ５２Ａ，５２Ｂ，５２Ｃ 記号を分けて示す供給位置確
認器 ５３ 供給位置認識穴 ５３Ａ，５３Ｂ，５３Ｃ 記号を分けて示す供給位置認
識穴 ５４ 位置決め駒 ５５ 掛け止め爪 ５６ 着脱レバー ８０ テープフィーダ搭載台 ８１ 位置決めブロック ８２ テープフィーダ ８２Ａ，８２Ｂ，８２Ｃ 記号を分けて示すテープフィ
ーダ ８３ 部品供給位置 ８３Ａ，８３Ｂ，８３Ｃ 記号を分けて示す部品供給位
置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】インデックステーブルの周縁部に設けられ
   た装着ヘッド取付座に対し装着ヘッドに替えてカメラヘ
   ッドを取り付け、テープフィーダ搭載台にテープフィー
   ダに替えて供給位置認識穴を備える供給位置確認器を搭
   載し、前記カメラヘッドに備えられ画像処理回路に接続
   されたカメラで前記供給位置認識穴を撮像し、前記画像
   処理回路はあらかじめ記憶した基準位置と前記カメラで
   前記供給位置認識穴を撮像し認識した位置とを比較し、
   前記基準位置と前記供給位置認識穴を撮像し認識した位
   置との差異を表示することを特徴とする部品供給位置の
   確認装置。
2. 【請求項２】マスターゲージ（４０）は上部にカメラヘ
   ッド取付座（４１）および下部に平面部（４２）と位置
   確認穴（４３Ａ，４３Ｂ，４３Ｃ）とを備え、前記カメ
   ラヘッド取付座（４１）にカメラヘッド（３０）を固定
   し、前記カメラヘッド（３０）に備えられ画像処理回路
   に接続されたカメラ（３２Ａ，３２Ｂ，３２Ｃ）で前記
   位置確認穴（４３Ａ，４３Ｂ，４３Ｃ）を撮像し、前記
   画像処理回路はマスターゲージ（４０）における位置確
   認穴（４３Ａ，４３Ｂ，４３Ｃ）の位置を基準として認
   識し記憶することを特徴とする請求項１記載の部品供給
   位置の確認装置。