JPH11260974A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

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JPH11260974A
JPH11260974A JP10060814A JP6081498A JPH11260974A JP H11260974 A JPH11260974 A JP H11260974A JP 10060814 A JP10060814 A JP 10060814A JP 6081498 A JP6081498 A JP 6081498A JP H11260974 A JPH11260974 A JP H11260974A
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semiconductor device
protective film
mark
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Shinichi Sakurada
伸一 桜田
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto

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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】半導体チップの他の主面が露出した構造の半導
体装置の機械的強度を向上し、鮮明なマークを形成。 【解決手段】一主面に所定の回路が形成された半導体チ
ップ2の他の主面が露出した構造の半導体装置1におい
て、半導体チップの一主面に設けられた複数の電極パッ
ドに対応し、電気的に接続された外部端子12と、電極
パッドを覆う封止部14と、半導体チップの他の主面に
設けられた保護膜4の表面上にマーク5を形成すること
により、半導体チップの機械的強度を向上でき、外観検
査におけるマーク認識の安定化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造技術に関し、特に半導体チップの裏面が露出した構
造を有する半導体装置及びその製造技術に利用して有効
なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体装置は、半導体チップ保護
等を目的とし、その半導体チップの表面を樹脂等により
封止するように構成されている。近年、半導体装置は小
型化・薄型化が進んできており、半導体チップの裏面
(以下、他の主面という)が露出された構造を有するパ
ッケージ、例えばCSP(Chip Size Package)及びT
CP(Tape Carrier Package)等の製品化がされてい
る。このような半導体チップの他の主面が露出された構
造を有する半導体装置の構成については、例えば199
3年5月31日、日経BP社発行の「VLSIパッケー
ジング技術」上巻の139頁乃至141頁に記載されて
いる。その概要としては、電極パッド上にバンプを形成
した半導体チップをフィルムキャリア上に形成されたイ
ンナーリード接続した後、ポッティングにより半導体チ
ップの回路形成面(以下、一主面という)を樹脂により
封止する構成のものである。
【0003】また、このような半導体チップの他の主面
が露出した構造を有する半導体装置においては、前記半
導体装置の前記半導体チップの他の主面へマーク、例え
ば文字や記号等を形成するマーキング処理の必要性が高
くなってきている。このマーキング処理は一般にインク
による捺印によりマークを形成する方式とレーザー加工
によりマークを形成するレーザマーク方式とがあり、こ
れらの方式により半導体装置へのマークが形成されてい
る。この半導体装置へのマーキング技術としては、例え
ば1993年5月31日、日経BP社発行の「VLSI
パッケージング技術」下巻の50頁乃至51頁に記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような前記半導体チップの他の主面が露出された構造
を有する半導体装置においては、前記半導体チップの他
の主面が露出しているため、前記半導体装置の機械的強
度が弱く、前記半導体チップの搬送等により前記半導体
チップに機械的ストレスが加わると、前記半導体チップ
のカケ及びクラック等が発生し易くなるという問題があ
る。
【0005】また、上述した半導体チップの他の主面が
露出された前記半導体装置へマークを形成する際におい
ても、前記半導体チップの他の主面にマークが形成され
るために、前記インクの捺印によるマークの形成方式或
いは前記レーザー加工によるマークの形成するレーザマ
ーク方式を用いた場合でも、前記半導体チップの他の主
面の表面状態によってマークの品質が左右されてしま
い、前記マークが不鮮明となってしまう。さらに前記イ
ンクの捺印によるマーク方式では、インク切れ或いはイ
ンクムラにより、マークの印字がかすれやにじみを発生
してしまう恐れもあり、マーク形成の作業面においても
定期的洗浄の頻度や品種の変更に伴う品種切り替えロス
時間が大きくなってしまう。
【0006】そこで、本発明の目的は、パッケージの小
型化・薄型化を阻害することなく、半導体チップの他の
主面が露出した構造の半導体装置の機械的強度を向上
し、信頼性を向上することができる技術を提供するもの
である。
【0007】また、本発明の他の目的は、前記半導体チ
ップの他の主の表面状態に左右されることなく、前記半
導体チップの他の主に鮮明なマークを形成する技術を提
供するものである。
【0008】尚、本発明の前記ならびにその他の目的と
新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】すなわち、略四角形の板状で一主面に所定
の回路が形成された半導体チップの他の主面が露出した
構造の半導体装置及びその製造技術であって、前記半導
体チップの一主面に設けられた複数の電極パッドと、前
記電極パッドそれぞれに対応して設けられ、かつ前記電
極パッドと電気的に接続された複数の外部端子と、前記
半導体チップの前記電極パッドを覆う封止部と、前記半
導体チップの他の主面に設けられた保護膜とを有するも
のである。
【0011】また前記半導体装置が、前記保護膜の表面
上に設けられたマークを有するものである。
【0012】さらに前記マークが、レーザー加工により
前記保護膜上に形成されるものである。
【0013】また前記半導体チップの他の主面への保護
膜の形成は、前記半導体チップが半導体ウエハの段階
で、前記半導体ウエハの他の主面に保護膜を形成し、該
半導体ウエハを個々の半導体チップ毎に切断分離するこ
とにより前記半導体チップの他の主面に保護膜を形成す
るものである。
【0014】上述した手段によれば、略四角形の板状で
一主面に所定の回路が形成された半導体チップの他の主
面が露出した構造の半導体装置及びその製造技術であっ
て、前記半導体チップの一主面に設けられた複数の電極
パッドと、前記電極パッドそれぞれに対応して設けら
れ、かつ前記電極パッドと電気的に接続された複数の外
部端子と、前記半導体チップの前記電極パッドを覆う封
止部と、前記半導体チップの他の主面に設けられた保護
膜とを有するように構成したことにより、前記半導体チ
ップの機械的強度を向上することができるため、前記半
導体装置の信頼性も向上できる。
【0015】また前記半導体装置において、前記保護膜
の表面上にマークを設けるように構成することにより、
前記マークは前記半導体チップの他の主面の表面状態に
左右されることなく形成できるため、前記マークを鮮明
に表示することができ、さらには前記マークのキレ、カ
ケ等の外観不良を低減することができる。
【0016】さらに前記マークがレーザ加工により前記
保護膜上に形成することにより、前記マークのにじみ等
の外観不良を低減し、かつ品種切り替え等においてはマ
スクの交換のみであり、作業性及びフレキシブル性を向
上することができる。
【0017】また前記半導体チップの他の主面に保護膜
を形成する際に、前記半導体チップが半導体ウエハの段
階で、前記半導体ウエハの他の主面に保護膜を形成し、
該半導体ウエハを個々の半導体チップ毎に切断分離する
ことにより前記半導体チップの他の主面に保護膜を形成
するように構成したことによって、前記粘着テープから
半導体チップをピックアップする際に突上げ針で半導体
チップの他の主面を直接的に突き上げることがなくな
り、前記半導体チップの突上げ針に起因するクラック等
の発生を低減することができる。さらに半導体チップの
搬送等に起因する機械的ストレスから半導体チップを保
護することもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0019】尚、本発明の実施形態を説明するための全
図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、
その繰り返しの説明は省略する。
【0020】(実施形態1)まず半導体チップの他の主
面が露出した構造を有する半導体装置としては、例えば
CSP(Chip Size Package)或いはTCP(Tape Carr
ier Package)等があり、本実施形態ではCSPの半導
体装置に適用した場合について以下図面を用いて説明す
る。
【0021】図1は本発明の一実施形態である半導体装
置を示す斜方投影図、図2は前記半導体装置の裏面側の
構成を示す概略平面図、図3は前記半導体装置の断面図
(図2A―A‘間の断面図)である。
【0022】本発明の一実施形態である半導体装置1
は、例えば図1乃至図3に示すようにパッケージサイズ
が半導体チップのサイズに近い小型パッケージであり、
前記半導体チップ上にバンプ電極(外部端子)が配置さ
れたfan−inタイプのCSPである。また、このよ
うなCSPは外部端子がバンプ電極で構成されているた
め、BGA(Ball Grid Array)でもある。
【0023】前記半導体装置1は半導体チップ2を有し
ており、前記半導体チップ2は略四角形の板状で、一主
面に所定の回路が形成されている。また前記半導体チッ
プ2は一主面に外部と電気的に導通するための電極パッ
ド3を有しており、前記電極パッド3は例えば前記半導
体チップ2の一対の対向する辺に沿って、その辺の近傍
位置に複数個、配置されている。また半導体チップ2は
他の主面、つまりは前記回路形成面とは反対側の面に保
護膜4を有している。前記保護膜4は例えば鎖状ポリイ
ミドの有機材料からなる塗布液を硬化させることにより
形成されるものであり、前記半導体チップ2の機械的強
度を向上できるように構成している。さらに前記半導体
チップ2の他の主面に設けられた前記保護膜4上には所
定のマーク5が形成されている。前記マーク5は例えば
商標、製品名、ロット番号等の文字により構成される。
【0024】また前記半導体チップ2の前記一主面には
弾性構造を有するエラストマ(弾性体)6が接続されて
いる。この時、前記エラストマ6は前記半導体チップ2
の前記電極パッド3とその近傍を除く、前記半導体チッ
プ2の一主面上に接続されている。前記エラストマ6は
例えば3層構造、例えば多孔質フッ素樹脂或いはポリイ
ミド樹脂等の基層の上下面に接着層を設けたものであ
り、接着層により前記半導体チップ2に接着されてい
る。また前記エラストマ6の前記半導体チップの接着面
に対向する面は、後述するバンプ電極を接続するための
バンプ接着部7が複数個、形成されている。前記バンプ
接着部7は例えばCu(銅)等からなり、前記接続され
るバンプ電極に対応して例えば略円形に形成されてい
る。また前記バンプ接着部7はそれぞれ配線8を有して
おり、前記配線8を介してそれぞれリード9に電気的に
接続されている。そして前記リード9はそれぞれ対応す
る前記半導体チップ2の前記電極パッド3に接続されて
いる。従って前記半導体チップ2の電極パッド3はそれ
ぞれ前記リード9、前記配線8を介して前記バンプ接続
部7と電気的に接続されている。また前記半導体チップ
2は前記エラストマ6を介して、ポリイミド樹脂等から
なるフィルム基材10に接続されている。前記フィルム
基材10は可撓性を有しており、前記バンプ接続部7に
対応した部位にそれぞれバンプ接続用孔部11を有して
いる。そして前記バンプ接続用孔部11を通じて前記バ
ンプ接続部7にそれぞれバンプ電極12が電気的に接続
されている。前記バンプ電極12は例えばはんだ等の金
属からなり、略ボール形状に形成されている。そして前
記バンプ電極12は前記半導体チップ2の内方に格子状
に配置されている。また前記フィルム基材10は、前記
半導体チップ2の電極パッド3とその近傍位置に対応し
て開口部13を有している。そして前記開口部13から
前記半導体チップ2の前記電極パッド3と前記リード9
との接続部及びその接続部近傍にはエポキシ樹脂等から
なる封止部14が形成されている。
【0025】このように半導体チップ2の他の主面が露
出した構造を有する半導体装置1において、前記半導体
チップ2の他の主面に保護膜4を形成したことにより、
前記半導体装置1の機械的強度を向上することができ、
半導体装置の信頼性を向上することができる。
【0026】また前記半導体チップ2の他の主面に前記
保護膜4を形成し、前記保護膜4に商標、製品名、ロッ
ト番号等のマーク5を形成するようにしたことにより、
前記半導体チップ2の他の主面が露出した構造の半導体
装置1において、前記マーク5を鮮明に表示することが
でき、前記マークの切れ、カケ等の外観不良を低減する
ことができる。
【0027】次に本発明の一実施形態である半導体装置
の製造方法について、以下図面を用いて説明する。
【0028】図4は本実施形態の半導体装置の製造フロ
ーを示す図、図5(a)〜(d)は前記半導体装置に搭
載される保護膜付きの半導体チップの組立を示す断面
図、図6及び図7はエラストマ付きのフィルムキャリア
の構成を示す図、図8及び図9は半導体チップの貼り付
けられた前記フィルムキャリアを示す図、図10はイン
ナーリード接続されたフィルムキャリアを示す断面図、
図11は樹脂封止された前記フィルムキャリアを示す断
面図、図12及び図13はバンプ形成された前記フィル
ムキャリアを示す図、図14は半導体装置へのマーク形
成処理を示す概略図である。
【0029】本発明の一実施形態である半導体装置は例
えば図4に示す製造フローに沿って製造される。
【0030】まず半導体装置1の製造に用いられる半導
体チップ2は、例えば単結晶引上げ法等により形成され
た円筒状のSi(シリコン)のインゴットをスライシン
グすることにより得られる円板状の基板の一主面に所定
の回路を形成した半導体ウエハを所定の回路毎に切断す
ることによって得られる略四角形で板状の個片である。
【0031】図5(a)は半導体ウエハ15の一部断面
図であり、一枚の半導体ウエハ15に複数の半導体チッ
プ2が形成されている。前記半導体チップ2の一主面に
は複数の電極パッド3が形成されており、前記電極パッ
ド3は前記半導体チップの一対の対向する辺の近傍にそ
れぞれ配置されている。そして前記所定の回路の形成さ
れた半導体ウエハ15は、例えば一主面を保護した状態
等で、例えばスピンナーにより鎖状ポリイミドの有機材
料等からなる塗布液を回転塗布される。そして回転塗布
された塗布液は、図5(b)に示すように前記半導体ウ
エハ15の他の主面全面に均一に塗布される。前記塗布
液の塗布された半導体ウエハ15は所定の温度、例えば
200〜400℃でキュアベークされることにより、前
記塗布液は硬化されて前記半導体ウエハ15の他の主面
に均一な保護膜4が形成される。
【0032】前記保護膜4の形成された前記半導体ウエ
ハ15は例えば図示しないリング状の枠部材に貼り渡さ
れた粘着テープ16上に図5(c)に示すように貼り付
けられる。前記粘着テープ16は例えば紫外線照射によ
り接着力が低下する特性を持つUVテープが用いられ
る。前記粘着テープ16に貼り付けられた半導体ウエハ
15は高速回転状態のダイシングブレードによりダイシ
ングされ、前記半導体ウエハ15が前記半導体チップ2
毎に切断分離される。この時、前記半導体ウエハ15の
他の主面に形成された前記保護膜4も前記半導体チップ
2と一体的に切断される。
【0033】前記半導体チップ2毎に切断された前記半
導体ウエハ15は、ピックアップ装置等により前記半導
体チップ2が順次ピックアップされる。前記ピックアッ
プ処理は例えば半導体ウエハ15を貼り付けた粘着テー
プ16に紫外線を照射し、前記粘着テープ16の接着力
を低下させた後、この粘着テープ16の半導体ウエハ搭
載面の反対側から突上げ針を用いて、当該ピックアップ
する半導体チップ2の他の主面を突き上げる。前記突き
上げられた半導体チップ2は前記保護膜4と一体的に前
記粘着テープ16から剥離させる。
【0034】前記粘着テープ16から剥離された半導体
チップ2はその上方に配置されたコレットに真空吸着さ
れ、図5(d)に示すような他の主面に保護膜4を有す
る半導体チップ2が得られる。
【0035】このように予め半導体チップ2の他の主面
に保護膜4を形成したことにより、前記粘着テープ16
から半導体チップ2をピックアップする際に突上げ針で
半導体チップの他の主面を直接的に突き上げることがな
くなり、半導体チップの他の主面への前記突上げ針によ
るキズ等の発生を減少できる。そのため半導体チップが
加熱された際に半導体チップのキズに起因して発生する
クラック等も減少できる。さらに半導体装置の製造にお
いて前記半導体チップ或いは半導体チップの搭載された
フィルムキャリア等の搬送、工程間の搬送の際に生じる
機械的ストレスから前記半導体チップを保護することが
でき、前記搬送に起因する半導体チップへのクラックの
発生等も低減できる。
【0036】そして前記他の主面に保護膜4を有した半
導体チップ2は、予め準備されたエラストマ付きフィル
ムキャリア18に搭載される。
【0037】前記エラストマ付きフィルムキャリア18
の単位フレームは例えば図6及び図7に示されており、
一単位の前記フィルムキャリア18が一定の間隔で連続
的に配列されている。前記フィルムキャリア18はポリ
イミド樹脂からなるフィルム基材10により形成されて
おり、前記フィルムキャリア18の搬送方向に沿って、
前記フィルム基材10の端部近傍にスプロケットホール
19が一定の間隔で複数個形成されている。この一定の
間隔で形成された前記スプロケットホール19により前
記帯状のフィルムキャリア18を間欠的に搬送すること
ができる。また前記フィルムキャリア18は、該フィル
ムキャリア18に貼り付けられる前記半導体チップ2の
電極パッド3の位置に対応して、所定の大きさの開口部
13が形成されている。本実施形態における半導体チッ
プ2は一対の対向する辺の近傍にそれぞれ複数の電極パ
ッド3が形成されており、前記開口部13はそれぞれの
辺に設けられた複数の電極パッド3に対応して略四角形
の形状に開口されている。そして前記半導体チップ2の
電極パッド3の配置に対応して形成された開口部13か
らインナーリード接続が行えるように構成されている。
【0038】また前記フィルムキャリア18は、前記搭
載される半導体チップ2の電極パッド3近傍を除く部位
に対応して該フィルムキャリア18の裏面側にバンプ接
続部7が複数個形成されている。前記バンプ接続部7は
略円形状に形成され、所定の間隔で格子状に配置されて
いる。また前記複数の前記バンプ接続部7はそれぞれ配
線8を介して、前記リード9へ電気的に接続されてい
る。前記バンプ接続部7、配線8及び前記リード9は一
体的に形成されており、前記リード9の他端は前記フィ
ルムキャリア18の開口部13に延在しており、前記半
導体チップ2の電極パッド3の上方に配置される。そし
て前記フィルムキャリア18にはそれぞれの前記バンプ
接続部7に対応して複数のバンプ接続用孔部11が形成
されており、前記バンプ接続用孔部11にはバンプが配
置され、前記金属バンプが前記バンプ接続部7と電気的
に接続されるように構成している。
【0039】さらに前記フィルムキャリア18は、少な
くとも前記開口部13を除く前記半導体チップ2の搭載
位置にエラストマ(弾性体)6が接続されている。前記
エラストマ6は例えば三層構造に構成されており、前記
エラストマ6の前記接着層によりフィルムキャリア18
に接続されてエラストマ付きのフィルムキャリアを構成
している。このようなエラストマ付きフィルムキャリア
が準備される。
【0040】次に、前記準備したエラストマ付きフィル
ムキャリアには半導体チップの貼り付けが行われる。
【0041】前記半導体チップの貼り付けは、前記フィ
ルムキャリア18に接着された前記エラストマ6に、前
記保護膜4が形成された半導体チップ2を図8及び図9
に示すように接着される。前記半導体チップ2の貼り付
けは前記半導体チップ2の前記電極パッド3が前記フィ
ルムキャリア18の前記開口部13に配置され、かつ前
記電極パッド3に対応してそれぞれ前記リード9が配置
されるようにフェイスダウンボンディングに貼り付けら
れる。この時、前記半導体チップ2は前記エラストマ6
の接着層により前記フィルムキャリア18に接着固定さ
れる。
【0042】前記半導体チップ2の搭載されたフィルム
キャリア18はインナーリード接続工程に移行される。
【0043】インナーリード接続工程では前記半導体チ
ップ2を搭載したフィルムキャリア18は、図10に示
すように前記リードが例えばシングルポイントボンディ
ング法等により前記半導体チップの電極パッドに接続さ
れる。この接続は前記フィルムキャリア18の前記開口
部13からボンディングツールにより前記それぞれのリ
ード9をその対応する電極パッド3へ一点ずつ超音波熱
圧着することにより行われる。
【0044】次に全てのリード9と電極パッド3とのイ
ンナーリード接続が終了したフィルムキャリア18は樹
脂封止工程に移行される。
【0045】前記樹脂封止工程では前記フィルムキャリ
ア18が所定の部位に搬送され、ディスペンサ等により
封止樹脂が塗布され、前記フィルムキャリア18に封止
部14を形成する。前記封止樹脂は例えばエポキシ樹脂
等からなり、前記フィルムキャリア18の開口部13か
らディスペンサにより塗布される。そして前記塗布され
た封止樹脂は、少なくとも前記リード9と前記電極パッ
ド3との接続部、及びその接続部近傍の前記半導体チッ
プ2の一帯に塗布される。この時、前記開口部13から
塗布された封止樹脂は前記フィルム基材10と前記半導
体チップ2との間にブリッジした状態となる。そして前
記封止樹脂が塗布された前記フィルムキャリア18は所
定の温度でキュアベークされることにより、図11に示
すように前記封止樹脂が硬化され、前記半導体チップの
電極パッドを覆う封止部14が形成される。
【0046】次に前記封止部14が形成された前記フィ
ルムキャリア18はバンプ形成工程に移行される。
【0047】バンプ形成工程では予め形成された金属ボ
ールが準備されており、前記金属ボールが前記フィルム
キャリア18のバンプ接続用孔部11から前記バンプ接
続部7に供給される。そして全ての前記バンプ接続用孔
部11に前記金属ボールが供給された前記フィルムキャ
リア18は所定の条件でリフローされる。これにより、
前記金属ボールが前記バンプ接続部7に電気的に接続さ
れ、図12及び図13に示すように前記フィルムキャリ
ア18にバンプ電極12が形成される。そして前記半導
体チップ2の電極パッド3は前記リード9、前記配線
8、前記バンプ接続部7を介して前記バンプ電極18に
電気的に接続される。
【0048】次に前記バンプ電極12が形成された前記
フィルムキャリア18はマーク工程に移行される。
【0049】前記マーク工程では間欠的に搬送されてく
るフィルムキャリア18の前記半導体装置1に搭載され
た半導体チップ2の他の主面に設けられた前記保護膜4
にマーク5、例えば商標、製品名、ロット番号等の文字
や記号を形成するものであり、本実施形態においては例
えば図14に示すように構成されたレーザマーク方式に
よりマーク5が形成される。レーザマーク方式では例え
ばレーザ発振器20として、YAG(Yttrium Aluminum
Garnet)レーザが用いられている。そして、前記レー
ザ発振器20より発進されたレーザ光21は例えば反射
鏡22を介してマスク23に到達される。前記マスク2
3としては例えばガラスマスクが用いられ、前記マスク
23には半導体装置1に形成される文字等が配列されて
いる。そして、前記マスク23は駆動機構等により移動
されることにより、前記マスク23に配列された文字か
ら所定の文字を選択することができる。このようにマス
ク23に配列された文字を切り替えることによって、半
導体装置1に所望の文字を順次印字することができるよ
うに構成されている。そして前記マスク23を通った前
記レーザ光21は結像レンズ24により前記半導体装置
1の前記半導体チップ2の他の主面に形成された前記保
護膜4上に結像され、前記半導体装置1の前記保護膜4
上に所定のマーク5が印字される。
【0050】このように半導体チップの他の主面が露出
した半導体装置において、前記半導体チップ2の他の主
面に保護膜4を形成し、前記保護膜4上にマーク5を形
成することによって、前記マーク5は前記半導体チップ
2の他の主面の表面状態に左右されることなく、前記半
導体装置に鮮明なマークを形成することができる。さら
に前記半導体装置に鮮明なマークを形成できるため、前
記マークキレ、カケ等のマーク起因の外観不良を低減す
ることが可能となり、半導体装置製造の歩留まりが向上
し、製造コストの低減を図ることができる。また前記半
導体チップの他の主面に形成された前記保護膜4が有色
で構成することにより、印字されたマークがより鮮明に
形成される。またレーザーマーク方式でマークを形成し
たことにより、マークのにじみ等の外観不良を低減し、
照射されるレーザによる半導体チップへのストレスも低
減することができる。さらにレーザーマーク方式でマー
クを形成したことにより、品種切り替え等においてはマ
スクの交換のみであり、作業性及びフレキシブル性を向
上できる。
【0051】次に前記マーク5の形成が完了したフィル
ムキャリア18上の半導体装置1は切断工程に移行さ
れ、個々の半導体装置1に切断されることにより、図1
乃至図3に示すような露出した半導体チップ2の他の主
面に保護膜4を有し、かつ前記保護膜4にマーク5が形
成された半導体装置1が得られる。
【0052】(実施形態2)次に本発明の他の実施形態
である半導体装置の製造方法について、以下図面を用い
て説明する。
【0053】本実施形態では、上述した実施形態1と同
様に、例えばFan−inタイプのCSPの製造方法に
適用した場合について説明する。
【0054】図15は本発明の他の実施形態を示す半導
体装置の製造フローを示す図、図16及び図17は本実
施形態のフィルムキャリアへのチップ貼り付け工程を示
す図、図18は本実施形態のインナーリード接続工程を
示す断面図、図19は本実施形態の封止工程を示す断面
図、図20は本実施形態のバンプ形成工程を示す断面
図、図21は本実施形態の半導体チップの他の主面への
保護膜形成工程を示す断面図である。
【0055】本発明の他の一実施形態である半導体装置
の製造方法は例えば図15に示す製造フローに沿って行
われる。
【0056】まず半導体装置の製造に用いられる半導体
チップ2は、例えば単結晶引上げ法等により形成された
円筒状のSiのインゴットをスライシングすることによ
り得られる円板状の基板の一主面に所定の回路を形成し
た半導体ウエハ15を所定の回路毎に切断することによ
って、略四角形で板状の半導体チップ2が形成される。
前記半導体チップ2の一主面には複数の電極パッド3が
前記半導体チップ2の一対の対向する辺の近傍にそれぞ
れ配置されている。
【0057】そして前記実施形態1と同様に、図4及び
図5に示すような前記エラストマ付きフィルムキャリア
18が準備されている。前記エラストマ付きフィルムキ
ャリアの構成は前記実施形態1と同様のため説明は省略
する。
【0058】次に、前記準備したエラストマ付きフィル
ムキャリアには半導体チップの貼り付けが行われる。
【0059】前記半導体チップ2の貼り付けは、前記フ
ィルムキャリア18に接着された前記エラストマ6に前
記半導体チップを図16及び図17に示すように接着さ
れる。前記半導体チップ2は前記電極パッド3が前記フ
ィルムキャリア18の前記開口部13に配置され、かつ
前記電極パッド3に対応してそれぞれ前記リード9が配
置されるようにフェイスダウンボンディングに貼り付け
られる。この時、前記半導体チップ2は前記エラストマ
6の接着層により前記フィルムキャリア18に接着固定
される。
【0060】次に前記半導体チップ2の搭載されたフィ
ルムキャリア18はインナーリード接続工程に移行さ
れ、前記半導体チップ2を搭載したフィルムキャリア1
8は図18に示すように前記リードを前記電極パッドへ
例えばシングルポイントボンディング法により接続す
る。
【0061】そして全てのリード9と電極パッド3との
インナーリード接続が終了したフィルムキャリア18は
樹脂封止工程に移行され、前記フィルムキャリア18の
所定の部位にディスペンサ等により封止樹脂が塗布さ
れ、前記塗布された封止樹脂は少なくとも前記リード9
と前記電極パッド3との接続部、及びその接続部近傍の
前記半導体チップ2の一帯に塗布される。この時、前記
開口部13から塗布された封止樹脂は実施例1と同様
に、前記フィルム基材10と前記半導体チップ2との間
にブリッジした状態となる。そして前記封止樹脂が塗布
された前記フィルムキャリア18は所定の温度でキュア
ベークされ、図19に示すように前記封止樹脂が硬化さ
れ、前記半導体チップの電極パッドを覆う封止部14が
形成される。
【0062】前記封止部14が形成された前記フィルム
キャリア18はバンプ形成工程に移行される。バンプ形
成工程では前記フィルムキャリア18に予め形成された
金属ボールがそれぞれの前記バンプ搭載孔11から前記
バンプ接続部7に供給される。そして全ての前記バンプ
接続用孔部11に前記金属ボールが供給された前記フィ
ルムキャリア18は所定の条件でリフローされ、図20
に示すように前記バンプ接続部7にバンプ電極12が形
成される。
【0063】次に前記バンプ電極12が形成された前記
フィルムキャリア18は前記半導体チップ2の他の主面
に保護膜4が形成される。
【0064】前記保護膜4は例えば鎖状ポリイミドの有
機材料等からなる塗布液25を半導体チップ2の他の主
面に塗布することにより形成されており、前記塗布液は
図21に示すようにディスペンサ26を移動させながら
塗布する描画方式で形成されている。前記半導体チップ
2の他の主面に塗布された塗布液25は均一に広がる。
その後、前記前記半導体チップ2の他の面に塗布液25
が塗布された半導体装置1は所定の温度でキュアベーク
されることにより、前記塗布液は硬化されて前記半導体
装置1に搭載された半導体チップ2の他の主面に保護膜
4が形成される。
【0065】そして前記半導体チップ2の他の主面に保
護膜4が形成された半導体装置1はマーク工程に移行さ
れ、前記保護膜4上にマーク5が形成される。前記マー
ク5の形成は前記実施形態1と同様に例えばレーザマー
ク方式により所定のマーク5が半導体装置1に形成され
る。
【0066】このように前記マーク工程の前に、前記半
導体チップの他の主面に保護膜4を形成し、前記保護膜
4上にマーク5を形成することによって、本実施形態に
おいても前記マーク5は前記半導体チップの他の主面の
表面状態に左右されることなく、前記半導体装置に鮮明
なマークを形成することができる。前記半導体装置に鮮
明なマークを形成できるため、前記マークキレ、カケ、
にじみ等のマーク起因の外観不良を低減することが可能
となる。さらに半導体装置の組立て段階で保護膜4を形
成するように構成したことにより、半導体装置の組立ラ
インのみで本発明を適用可能となる。
【0067】そして前記マーク5が形成された半導体装
置1は切断工程に移行され、前記フィルムキャリア18
から個々の半導体装置1に切断することにより、図1及
び図2に示すような半導体チップ2の他の主面に保護膜
4を有し、かつ前記保護膜4にマーク5が形成された半
導体装置1が得られる。
【0068】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、本実施形態ではfan−inタイプのCSPに適用
した場合について具体的に説明したが、半導体チップの
他の主面が露出した構造を有する半導体装置であればど
のようなものでもよく、例えば図22に示すように外部
端子がリードで構成されているTCPの半導体装置、或
いはfan−outタイプのCSP、BGA等の半導体
装置に種々適用可能である。
【0069】また本実施形態では半導体ウエハの段階、
或いはバンプ電極形成後のフィルムキャリアの段階で保
護膜を形成する場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば半導体装置毎にフィルムキャ
リアを切断した段階等でもよい。
【0070】さらに本実施形態では前記保護膜を塗布す
ることにより形成する場合について説明したが、例えば
保護基板を接着剤等により前記半導体チップの他の主面
に貼付ける、或いは予めマークが形成された保護基板を
接着剤等により前記半導体チップの他の主面に貼り付け
ることにより前記保護膜を形成するように構成してもよ
い。
【0071】また本実施形態では半導体チップの他の主
面が露出した構造を有する半導体装置において、前記半
導体チップの他の主面に形成された保護膜に、レーザマ
ーク方式を用いて、所定のマークを形成する場合につい
て説明したが、例えばインク方式によりマークを形成す
る等、前記半導体チップの他の主面に形成された保護膜
にマークを形成できるものであれば、どのような構成で
も良い。
【0072】さらに本実施形態ではマークとして、商
標、製品名、ロット番号等を形成する場合について説明
したが、前記保護膜上に形成される文字及び図等であれ
ばどのようなものでもよく、例えば半導体チップ或いは
半導体装置の位置決め用のマークを形成してもよい。
【0073】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0074】すなわち、略四角形の板状で一主面に所定
の回路が形成された半導体チップの他の主面が露出した
構造の半導体装置において、前記半導体チップの一主面
に設けられた複数の電極パッドと、前記電極パッドそれ
ぞれに対応して設けられ、かつ前記電極パッドと電気的
に接続された複数の外部端子と、前記電極パッドを覆う
封止部と、前記半導体チップの他の主面に設けられた保
護膜とを有し、前記保護膜の表面上に所定のマークを形
成したことにより、前記半導体チップの機械的強度を向
上し、前記半導体装置の信頼性を向上することができ
る。さらに前記半導体チップの他の主面に保護膜を形成
し、前記保護膜上にマークを形成することにより、前記
マークを鮮明に表示することができ、前記半導体装置の
品質向上及び外観検査におけるマーク認識の安定化を図
ることができる。また前記半導体チップの他の主面の表
面状態に左右されことなく、マークの外観不良を低減で
き、半導体装置の歩留まりを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である半導体装置の概略構
成を示す斜方投影図である。
【図2】本発明の一実施形態である半導体装置を示す平
面図である。
【図3】本発明の一実施形態である半導体装置の図2A
−A‘間断面図である。
【図4】本発明の一実施形態である半導体装置の製造方
法を示すプロセスフローである。
【図5】本発明の一実施形態である半導体装置に用いら
れる保護膜付きの半導体チップの形成処理を示す断面図
である。
【図6】半導体装置の製造に用いられるエラストマ付き
フィルムキャリアの構成を示す平面図である。
【図7】半導体装置の製造に用いられるエラストマ付き
フィルムキャリアの図6B−B‘間断面図である。
【図8】本発明の一実施形態である半導体装置の半導体
チップの貼り付け工程を示す平面図である。
【図9】本発明の一実施形態である半導体装置の半導体
チップの貼り付け工程を示す図8C−C‘間断面図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態である半導体装置のイン
ナーリード接続を示す断面図である。
【図11】本発明の一実施形態である半導体装置の樹脂
封止を示す断面図である。
【図12】本発明の一実施形態である半導体装置のバン
プ形成工程を示す平面図である。
【図13】本発明の一実施形態である半導体装置のバン
プ形成工程を示す図12D−D‘間断面図である。
【図14】本発明の一実施形態である半導体装置のマー
ク形成工程を示す概略構成図である。
【図15】本発明の他の実施形態である半導体装置の製
造方法を示すプロセスフローである。
【図16】本発明の他の実施形態である半導体装置の半
導体チップの貼り付け工程を示す平面図である。
【図17】本発明の他の実施形態である半導体装置の半
導体チップの貼り付け工程を示す図16E―E‘間断面
図である。
【図18】本発明の他の実施形態である半導体装置のイ
ンナーリード接続を示す断面図である。
【図19】本発明の他の実施形態である半導体装置の樹
脂封止を示す断面図である。
【図20】本発明の他の実施形態である半導体装置のバ
ンプ形成工程を示す断面図である。
【図21】本発明の他の実施形態である半導体装置の保
護膜形成フローを示す断面図である。
【図22】本発明をTCPに適用した場合の一例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…半導体装置、2…半導体チップ、3…電極パッド、
4…保護膜、5…マーク、6…エラストマ(弾性体)、
7…バンプ接続部、8…配線、9…リード、10…フィ
ルム基材、11…バンプ接続用孔部、12…バンプ電極
(外部端子)、13…開口部、14…封止部、15…半
導体ウエハ、16…粘着テープ、17…ダイシングライ
ン、18…フィルムキャリア、19…スプロケットホー
ル、20…レーザ発振器、21…レーザ光、22…反射
鏡、23…マスク、24…結像レンズ、25…塗布液、
26…ディスペンサ、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略四角形の板状で一主面に所定の回路が形
    成された半導体チップの他の主面が露出した構造を有す
    る半導体装置であって、前記半導体チップの一主面に設
    けられた複数の電極パッドと、前記電極パッドそれぞれ
    に対応して設けられ、かつ前記電極パッドと電気的に接
    続された複数の外部端子と、前記電極パッドを覆う封止
    部と、前記半導体チップの他の主面に設けられた保護膜
    とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記保護膜の表面上に設けられたマークを
    有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記保護膜は、ポリイミド系樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】略四角形の板状で一主面に所定の回路が形
    成された半導体チップの他の主面が露出した構造を有す
    る半導体装置の製造方法であって、前記半導体チップの
    一主面に設けられた複数の電極パッドと該電極パッドに
    対応して設けられた複数の外部端子とを電気的に接続す
    る工程と、前記半導体チップの前記電極パッドを覆う封
    止部を形成する工程と、前記半導体チップの他の主面に
    保護膜を形成する工程とを有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記半導体チップの他の主面に形成された
    保護膜上にマークを形成する工程を有することを特徴と
    する請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記マークが、レーザー加工により前記保
    護膜上に形成されていることを特徴とする請求項5記載
    の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記半導体チップの他の主面に保護膜を形
    成する工程は、前記半導体チップが半導体ウエハの段階
    で、前記半導体ウエハの他の主面に保護膜を形成し、該
    半導体ウエハを個々の半導体チップ毎に切断分離するこ
    とにより前記半導体チップの他の主面に保護膜を形成す
    ることを特徴とする請求項4或いは請求項5記載の半導
    体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記保護膜が、ポリイミド系樹脂により形
    成されること特徴とする請求項4記載の半導体装置の製
    造方法。
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