JPH0771863B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0771863B2
JPH0771863B2 JP62043088A JP4308887A JPH0771863B2 JP H0771863 B2 JPH0771863 B2 JP H0771863B2 JP 62043088 A JP62043088 A JP 62043088A JP 4308887 A JP4308887 A JP 4308887A JP H0771863 B2 JPH0771863 B2 JP H0771863B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J35/00Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
    • B41J35/16Multicolour arrangements
    • B41J35/18Colour change effected automatically

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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、電子タイプライタ、ファクシミリ、パーソナ
ルコンピュータあるいはワードプロセッサ等の記録部に
用いられる記録装置に関し、さらに詳しくは、文字、画
像情報に応じ多色の記録出力を得ることができる記録装
置に関する。
〔従来技術〕
インクリボンを用いた多色記録装置には、第1の方式と
して記録色数のリボンを積重ねる方式、第2の方式とし
て1本の広幅(記録幅の記録色数倍の幅)のリボンに長
手(送り)方向に平行に記録色数のストライプ状の色分
けをしたリボン(スジ塗りリボン)を用いる方式、第3
の方式として記録幅のリボンに記録色数の異なる色の部
分をリボン送り方向に直角のストライプ状に順次くり返
し設けたリボン(ダンダラ塗りリボン)を用いる方式な
どが提案されているが、各方式とも一長一短がある。
第1の方式では、記録色数に伴ってリボンの積重ねが多
くなり、装置が大型化してしまい、また、リボンの切換
えが複雑になる。
第2の方式では、記録色数に伴いリボン幅が拡大し、ま
た、リボンの送り方向同一場所では巻戻しを行わないと
1色しか使用できないためリボンの無駄が多い。また、
リボンの幅方向へのシフトが必要である。
第3の方式では、記録幅の1本のリボンを用いるため、
装置が大型化せず、またリボン切換装置等も不要であ
り、現在この第3の方式が多く用いられている。
しかし、第3の方式でも、1本のリボンに記録多数のイ
ンクが記録長さとほぼ同じ長さにわたって順次塗られて
いるため、一般的に、1色記録を行う場合でも記録長さ
の色数倍のリボンが無駄に消費されてしまう。
本発明は、以上のような多色インクシート(リボンを含
む)により多色記録を行う記録装置、特に上記第3の方
式であるダンダラ塗り多色リボンを用いる記録装置で実
施するのに好適なものである。
ダンダラ塗りリボンにおいても、各色の塗布長さは一般
に一記録長の最大値プラスαに設定されており、最大記
録長の全長にわたって記録される場合は少なく、一塗布
長の後半は使用されずに無駄になることが多い。
また、記録色順をダンダラ塗りリボンの塗布色順にして
あると、リボンの無駄が多くなる。
例えば、記録順およびリボン塗布色順が赤、緑、青の順
であり、最終記録色が赤である場合、最終記録に続く行
または頁において赤、青の記録情報を記録するに当た
り、記録装置は次の色サイクルの赤まで緑、青のインク
リボン塗布部を空送りして赤記録情報より記録を行う
と、最終記録時の色サイクル部の緑、青部のリボンは無
駄に消費されてしまう。
〔目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の問題を解決でき、多色
インクシートにより多色記録を行うに際し、インクシー
トの無駄な消費を極力防止するよう改良した記録装置を
提供することである。
〔目的達成のための手段〕
本発明は、記録ヘッドと、インクシートの長手方向に順
次多色に対応したインクが塗布された多色インクシート
を用い、前記インクシートを前記長手方向へ前記記録ヘ
ッドに対して相対的に移動させながら記録を行う記録装
置において、最終記録色を記憶する最終記録色記憶手段
と、最終記録色に対応するインクシートの未使用領域の
長さを記憶する残量記憶手段と、次の記録にかかる記録
データの、前記最終記録色と同じ記録色から記録を行う
記録制御手段と、を有するとともに、前記記録制御手段
は、最終記録色と同色の記録データの記録長が前記未使
用領域の長さを越えるとき、最終記録色と同色の記録デ
ータについては前記未使用領域の長さに対応した領域の
み記録を行い、前記最終記録色と同色の記録データの前
記未使用領域の長さを越える領域の記録については、同
色のインクが塗布された次のインクシートの領域を用い
て記録を行う構成とすることにより、上記目的を達成す
るものである。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第2図は本発明を実施した記録装置を備えたワードプロ
セッサの外観斜視図である。
第2図において、1は入力操作部であるキーボードであ
り、後述するカラーキーおよび機能キーが設けられてい
る。2は表示装置のCRT(またはLCD)であり、3は記憶
装置のFDDであり、4は記録シートである。
第3図は本発明を実施した記録装置の記録部を示す。
第3図において、記録シート4はプラテン5にバックア
ップされた状態でシート送りローラ6のゴム部にピンチ
ローラ6b(第6図)によって圧接されている。このシー
ト送りローラ6の軸6aにはギヤ7が取付けられ、減速ギ
ヤ7aを介してシート送りモータM1に連結されており、シ
ート送りモータM1の回転によりシート送りローラ6が回
転し、記録シート4が搬送される。
したがって、後述するサーマルヘッド18が記録シート4
に当接して記録を行う際、プラテン5は記録シート4の
位置を維持する。
次にキャリッジ14の往復移動について説明する。
プラテン5の前側には平行にシャフト12が、さらにキャ
リッジ14の反対側にはラック13が固定され、このシャフ
ト12とラック13の上面の案内面にてキャリッジ14(第1
図、第6図)が矢印B方向に移動可能に案内支持されて
いる。すなわち、キャリッジ14は記録シート4の搬送経
路Aと直角方向に往復移動可能である。
ベルト11はその一部が前記キャリッジ14に固定され、プ
ーリーギヤ9およびプーリー10によって張設されてい
る。前記プーリーギヤ9は減速ギヤ8a、8bを介してキャ
リッジモータM2に連結されている。そこで、このキャリ
ッジモータM2の回転により、上記プーリーギヤおよびプ
ーリーが回転し、これによってベルト11が駆動され、キ
ャリッジ14はシャフト12に沿って往復移動(矢印B方
向)する。
さらに、キャリッジ14にはヘッドボルダー19(第1図)
がヘッドホルダー軸19bのまわりに回転可能に案内支持
されている。このヘッドホルダー19にはサーマルヘッド
18が取付けられており、このヘッドホルダー19はヒート
シンクも兼ねている。
また、前記キャリッジ14にはインクリボンカセット40
(第7図、第13図)を2段積みに搭載するためのキャリ
ッジテーブル35が設けられている。このキャリッジテー
ブル35にはマルチカラーリボン50(第15図)の色識別用
の色検出手段(カラーセンサ)S3が設けられており、ま
た、前記キャリッジ14にはインクリボンカセット40の有
無、種類およびインクリボン49エンドの検出を行うため
のリボンセンサS2(第3図)が設けられている。
次に、キャリッジテーブル35にインクリボンカセット40
を着脱可能に装填する場合を説明する。
前記キャリッジテーブル35には上下2段にインクリボン
カセット40を搭載することが可能であり、また、このキ
ャリッジテーブル35の上面にはピン35a、35bおよびフッ
ク35c、35d、35eが設けられている。
まず、下段にインクリボンカセット40を装填する場合
は、後述するインクリボンカセット40(第13図、第14
図)の上ケースおよび下ケースに設けられた開口41a、4
1b、42i、42jを前記ピン35a、35bに嵌入し、下ケースの
係止部42kに上記フック35cを弾性的に係合することによ
って、インクリボンカセット40は取り外し可能に、キャ
リッジテーブル35に装填することができる。また、上段
にインクリボンカセット40を装填する場合も同様に、前
記ピン35a、35bに前記開口41a、41b、42i、42jを嵌入
し、下ケースの係合部42l、42mにフック35d、35eを弾性
的に係合することにより下段のインクリボンカセット40
を介してキャリッジテーブル35に装填される。
こうして、複数(2段)のインクシート(インクリボン
を含む)装着部が構成されている。
次にキャリッジ14上の構成について説明する。
第1図はキャリッジ14の全体構成図である。
第1図において、ヘッドモータM3がキャリッジ14に搭載
されており、このヘッドモータM3の駆動力は減速ギヤ15
a、15bを介して伝達され、ヘッドカム16およびリボンカ
ム17を回転させる。
ヘッドカム16は後述するヘッドアップダウン(記録ヘッ
ド18のプラテン5に対する離反、押圧)のためのカムで
あり、ヘッドカム16の上面にはヘッドカム16の回転軸の
軸方向に高さが変化するカム面16aが設けられている。
また、リボンカム17は後述するリボン巻取りのオンオフ
およびカセットアップダウン(インクシートの切換手
段)のためのカムであり、リボンカム17の上面には第5
図に示すごとくリボンカム17の回転軸の軸方向に高さが
変化するカセットアップダウン用のカム面17aが設けら
れており、さらに、その上面にはリボンカム17の回転軸
の軸方向と直角に回転軸を中心として半径が変化するリ
ボン巻取り用のカム面17bが設けられている。
第4図は前記ヘッドカム16およびリボンカム17のカムチ
ャートである。
第4図において、ヘッドモータM3(第3図)の駆動によ
り回転するヘッドカム16およびリボンカム17の位置によ
り、ヘッドアップダウン、リボン巻取りおよびカセット
アップダウンの各動作の6つの組合わせを実行すること
ができる。
ここで、ヘッドカム16およびリボンカム17はキャリッジ
14上に設けられたストッパ(不図示)によって、第4図
のカムチャートの範囲内に回転を規制されている。
第4図において、ヘッドアップダウン用のヘッドカム16
のカム面16aが低いカム面(P2〜P5)の状態のとき後述
するヘッドアップ(離反)となり、高いカム面(P1、P
6)の状態のとき後述するヘッドダウン(押圧または圧
接)となる。
また、リボンカム17のリボン巻取り用カム面17bにおい
て、カム面の半径が小さい状態(P1〜P2、P5〜P6)のと
き後述するリボン巻取り可能状態となり、カム面の半径
が大きい状態(P3〜P4)のとき後述するリボン巻取り解
除状態となる。
さらに、リボンカム17のカセットアップダウン用カム面
17aが低いカム面(P1〜P3)の状態のとき、後述するカ
セットダウン(上段カセット使用)の状態であり、ま
た、高いカム面(P4〜P6)の状態のとき後述するカセッ
トアップ(下段カセット使用)の状態になる。
次にカセットアップダウン機構(インクシートの切換手
段)について説明する。
第5図はカセットアップダウン機構の平面図、第6図は
カセットダウン状態の側面図、第7図はカセットアップ
状態の側面図である。
第5図、第6図および第7図において、カセットシフト
レバーA29はキャリッジ14に回転自在に案内支持された
カセットシフト軸29aに固定されており、また、カセッ
トシフトレバーA29の突出部29bとキャリッジ14の突出部
(不図示)との間にカセットシフトばね30が取付けられ
ている。
カセットシフトレバーA29の先端部29cは前記カセットシ
フトばね30のばね力により矢印C2方向に付勢されてお
り、したがって、リボンカム17のカム面17aに圧接され
ている(第6図)。
また、カセットシフトレバーA29はカセットシフト軸29a
を介してカセットシフトレバーB31と連結されており、
さらに、カセットシフトレバーB31に設けられたボス31b
に回転自在にカセットシフトレバーC32が支持されてい
る。
さらに、カセットシフトレバーB31の一端にはボス31a
が、カセットシフトレバーC32の先端にはボス32aがそれ
ぞれ固設され、キャリッジテーブル35の開口部35f、35g
に前記ボス31a、32aが挿入され、かつカセットシフトレ
バーC32の他の先端にはボス32bが設けられ、キャリッジ
14の開口部14bに前記ボス32bが挿入されている。こうし
て、前記キャリッジテーブル35がほぼ水平に支持されて
いる。
ここで、カム面17aの高さが高くなりカセットシフトレ
バーA29を時計方向(矢印C1方向)(第6図)へ回転さ
せると、カセットシフトレバーB31も時計方向(矢印C1
方向)(第6図)へ回転する。
前述の説明から、カセットシフトレバーB31の回転中心
すなわちカセットシフト軸29aおよびカセットシフトレ
バーC32のボス部32bはキャリッジ14に高さを規制されて
おり、カセットシフトレバーB31のボス31aがキャリッジ
テーブル35の開口部35fを、またカセットシフトレバーC
32のボス部32bがキャリッジ14の開口部14bをそれぞれ移
動する。すなわち、キャリッジテーブル35は、パンタグ
ラフ機構で回転運動を直線運動に変換することにより、
上下方向(矢印E1、E2方向)(第6図)に移動する。
また、キャリッジテーブル35にはボス33が設けられてお
り、これはキャリッジ14に取付けたキャリッジカバー34
の開口部34aに挿入されており、キャリッジテーブル35
の上下移動(矢印E1、E2方向)(第6図)範囲が規制さ
れている。すなわち、開口部34aによって、キャリッジ
テーブル35のアップ時およびダウン時の高さが正確に定
められている。
次に、上述した構成におけるカセットアップダウンの作
動すなわちインクシート(インクリボンを含む)の切換
動作を説明する。
第5図および第6図はカセットダウン(上段カセット使
用)状態を示す。
この状態では、リボンカム17は第4図のチャート中のP1
〜P3の状態にあり、カセットシフトレバーA29の先端部2
9cはリボンカム17のカム面17aの高さの低い面にカセッ
トシフトばね30の付勢力により圧接されており、キャリ
ッジテーブル35はダウン位置にある。
この状態からリボンカム17を時計方向(矢印D1方向)
(第5図)へ回転させると、リボンカム17のカム面17a
とカセットシフトレバーA29の先端部29cとの当接点はカ
ム面に垂直に高さが増加する。
これに従って、カセットシフトレバーA29はカセットシ
フトばね30の付勢力に打勝って時計方向(矢印C1方向)
(第6図)へ回転する。
前述のごとく、カセットシフトレバーA29の回転によ
り、キャリッジテーブル35はアップ方向(矢印E1方向)
(第6図)へ移動し、カム面17aの高さがP4〜P6の位置
(第4図)に達すると下段カセット使用状態(第7図)
になる。
次にリボン巻取り機構すなわちインクシート送り手段に
ついて説明する。
第8図はリボン巻取り状態の平面図、第9図はリボン巻
取り解除状態の平面図である。
第8図および第9図において、キャリッジ14には巻取り
シャフト24が設けられ、この巻取りシャフト24のまわり
に巻取りレバー25が回転自在に支持され、該レバー25の
上部には巻取りクラッチ23が回転自在に支持されてい
る。
さらに、巻取りレバー25には巻取り減速ギヤ25Cが回転
自在に支持されており、巻取りクラッチ23のギヤ部(不
図示)が太陽ギヤになり、巻取り減速ギヤ25Cが遊星ギ
ヤになる関係で噛合っている。
また、キャリッジ14には巻取りギヤ27とこれに噛合う巻
取り中間ギヤ26が回転自在に案内支持されており、前記
巻取りギヤ27は前記ラック13と噛合っている。
さらに、前記巻取りレバー25のばね掛部25aとキャリッ
ジ14のばね掛部(不図示)との間には巻取りレバー圧接
ばね28が設けられており、 巻取りレバー25を矢印F1方向(第8図)へ付勢してい
る。
また、巻取りクラッチ23にはハブ受部23aが設けられ、
インクリボンカセット40内の巻取りコア44(第13図、第
14図)と嵌合可能になっている。
さらに、巻取りクラッチ23のハブ受部23aとギヤ部(不
図示)との間に摩擦クラッチ(不図示)が設けられ、該
ギヤ部の回転は該ハブ受部23aへ伝達される。
次に上述のリボン巻取りの作動すなわちインクシート送
り手段の作動を説明する。
第8図のリボン巻取り可能な状態では、リボンカム17は
第4図のカムチャートのP1〜P2、P5〜P6の状態にあり、
巻取りレバー25は巻取りレバー圧接ばね28により時計方
向(矢印F1方向)に付勢されており、これにより、巻取
りレバー25に取付けられた巻取り減速ギヤ25aは巻取り
中間ギヤ26へ付勢され、噛合っている。
この状態では、キャリッジ14を記録方向(第3図の矢印
B1方向)へ移動させると、ラック13の噛合う巻取りギヤ
27が回転する。
巻取りギヤ27の回転力は巻取り中間ギヤ26および巻取り
減速ギヤ25aを介して巻取りクラッチ23へ伝達され、巻
取りクラッチ23のハブ受部23aの回転により、該ハブ受
部23aと嵌合しているインクリボンカセット40内の巻取
りコア44が回転し、インクリボン49の巻取りが行われ
る。
この状態からリボンカム17を時計方向または反時計方向
(第8図中の矢印D1またはD2方向)に回転させるとリボ
ンカム17に設けられたカム面17bと巻取りレバー25の一
端に設けられたボス部25bが当接され、さらにリボンカ
ム17が回転するとカム面17bと巻取りレバー25のボス部2
5bとの当接点におけるカム面17bの半径は第4図のカム
チャートに従い増加する。
これによって、巻取りレバー25は巻取りレバー圧接ばね
28の付勢力に抗して反時計方向(第8図の矢印F2方向)
へ回転し、カム面17bが第4図のカムチャートのP3〜P4
の位置に達すると、巻取りレバー25に案内支持された巻
取り減速ギヤ25cは巻取り中間ギヤ26から離反する。
この状態でキャリッジ14を記録方向(第3図の矢印B1方
向)へ移動させると、ラック13と噛合う巻取りギヤ27は
回転し巻取り中間ギヤ26へ回転力が伝達される。しか
し、ここで前述のように巻取り中間ギヤ26と巻取り減速
ギヤ25cが離反しているため、巻取りギヤ27の回転力は
巻取り減速ギヤ25cへは伝達されない。
したがって、巻取り減速ギヤ25cと噛合う巻取りクラッ
チ23のギヤ部(不図示)も回転しない。すなわち、第4
図のカムチャートのP3〜P4の状態ではリボン巻取りは行
われない。
次にサーマルヘッド(記録ヘッド)18のアップダウン機
構について説明する。
第10図はアップダウン機構の平面図であり、 第11図はヘッドアップ状態の側面図であり、第12図はヘ
ッドダウン状態の側面図である。
第10図〜第12図において、ヘッドアップダウンレバー22
はキャリッジ14に設けられたヘッドホルダー軸19bのま
わりに回転自在に設けられており、さらに、このヘッド
アップダウンレバー22の突出部22b、22cの間にはヘッド
ばね21がばね力をチャージされた状態で設置されてい
る。
また、ヘッドアップダウンレバー22の一端にはコロ22a
が回転自在に案内支持されている。さらに、ヘッドホル
ダー19のばね掛け部19aおよびキャリッジ14のばね掛け
部14aの間にはヘッド戻しばね20が設けられ、ヘッドホ
ルダー19はプラテン5から遠ざかる方向(第11図の矢印
I2方向)へ付勢されている。
このヘッド戻しばね20の付勢力は、ヘッドホルダー19の
圧接部19cからヘッドばね21の腕部21aへ伝達されて、こ
の腕部21aからヘッドアップダウンレバー22へ伝達され
る。したがって、ヘッドアップダウンレバー22はヘッド
戻しばね20によってプラテン5から遠ざかる方向(第11
図の矢印I2方向)へ付勢されており、アップダウンレバ
ー22に設けられたコロ22aはヘッドカム16のカム面16aに
圧接される。
したがって、ヘッド18はヘッドカム16の高さ増大方向の
変化によりプラテン5の方向へ回動する。
次に上述した構成における記録ヘッドの圧接または押圧
(ダウン)および離反(アップ)の作動を説明する。
第10図および第11図において、ヘッドアップ(離反)状
態ではヘッドカム16は第4図のカムチャートのP2〜P5の
状態にあり、上述のようにヘッド戻しばね20によってヘ
ッドアップダウンレバー22はヘッドカム16に圧接されて
おり、ヘッド18は記録シート4およびプラテン5から離
反している。
この状態からヘッドカム16を時計方向(第10図の矢印G2
方向)または反時計方向(第10図の矢印G1方向)へ回転
させると、カム16とヘッドアップダウンレバー22に設け
られたコロ22aとの当接点におけるカム面に垂直方向の
高さが増加する。
これによって、ヘッドアップダウンレバー22はヘッド戻
しばね20の付勢力に抗して反時計方向(第11図の矢印H2
方向)へ回転する。このヘッドアップダウンレバー22の
回転力はヘッドばね21の腕部21aからヘッドホルダー19
の圧接部19cへ伝達され、ヘッドホルダー19を反時計方
向(第11図の矢印I1方向)へ回転させる。そこで、ヘッ
ドホルダー19に貼付けられたサーマルヘッド18は記録シ
ート4およびインクリボン49、50(第11図)を介してプ
ラテン5に押圧される。
すなわち、サーマルヘッド18による記録時には、ヘッド
18は記録シート4に当接し、この記録シート4はプラテ
ン5によってその位置に保持されている。
また、サーマルヘッド18がプラテン5に当接した以降も
ヘッドカム16の高さが増加し、ヘッドアップダウンレバ
ー22をさらに反時計方向(第11図の矢印H2方向)へ回転
させる。
つまり、ヘッドカム16が前述のカムチャート(第4図)
P1、P6の位置に達した状態では、ヘッドホルダー19の動
作はサーマルヘッド18がプラテン5に当接することによ
り規制される。
したがって、ヘッドアップダウンレバー22の反時計方向
(第11図の矢印H2方向)の回転に伴い、ヘッドばね21は
ヘッドアップダウンレバー22の突出部22bを離れ、ヘッ
ドばね21はさらにばね力をチャージされる。
ヘッドばね21のばね力は、ヘッドアップダウンレバー22
の突出部22bとヘッドばね21の腕部21aが離れるため、ヘ
ッドホルダー19の圧接部19cに伝達され、サーマルヘッ
ド18は記録シート4を介してプラテン5へ押圧される。
次にヘッドアップダウン、リボン巻取り、カセットアッ
プダウンの作動方法について説明する。
第4図のカムチャートを用いて、各ポジションにおける
前述のヘッドアップダウン、リボン巻取りのオンオフお
よびカセットアップダウンの各動作を組合わせた状態を
説明する。
第4図において、P1はヘッドダウン(圧接)、リボン巻
取り可能およびカセットダウン(上段カセット使用)の
状態(ポジション)、すなわち上段インクリボンカセッ
トでの記録状態を示す。P2はヘッドアップ(離反)、リ
ボン巻取り可能およびカセットダウンの状態、すなわ
ち、非記録状態で上段カセットのリボンを巻取る状態
(ポジション)を示す。
P3はヘッドアップ、リボン巻取り解除およびカセットダ
ウンの状態であり、P4はヘッドアップ、リボン巻取り解
除およびカセットアップ(下段カセット使用)の状態を
示している。
さらに、P5はヘッドアップ、リボン巻取り可能およびカ
セットアップの状態、すなわち、非記録状態で下段カセ
ットのリボンを巻取る状態を示す。
P6はヘッドダウン、リボン巻取り可能およびカセットア
ップの状態、すなわち、下段カセットでの記録状態を示
す。
したがって、ヘッドモータM3(第1図)を時計方向また
は反時計方向に回転させ、ヘッドカム16およびリボンカ
ム17をP1〜P6のうちいずれか1つのポジションまで回転
させることにより、記録状態、非記録状態、リボン巻取
り解除、リボン巻取り可能、カセットアップ、カセット
ダウンの6つの状態を独立して持つことが可能である。
前述の6つの状態を独立して駆動せず、例えば、ヘッド
アップダウンとリボン巻取りのオンオフを連動させても
良いし、また、ヘッドアップダウン、リボン巻取りのオ
ンオフおよびカセットアップダウンの3つの動作を3つ
のモータでそれぞれ独立に動作させることもできる。
次にインクリボンカセットについて第13図(平面図)お
よび第14図(斜視図)を用いて説明する。
第13図および第14図において、インクリボンカセット40
は上ケース41および下ケース42で形成されており、カセ
ット40内にインクリボン49を収納した状態でキャリッジ
テーブル35に取外し可能に装填される。
インクリボン49は供給コア43に巻かれており、下ケース
42の突出部42aおよび42bに回転自在に取付けられたロー
ラ48を経て下ケースの開口部42cで一旦カセット40外へ
露出した後再び下ケース開口部42dからカセット40内に
侵入し、さらに、下ケース開口部42eで再びカセット40
外へ露出した後下ケース開口部42fからカセット40内へ
侵入し、巻取りコア44に巻取られる。
なお、カセット40がキャリッジテーブル35の所定位置に
装填された際には、本体側のヘッド18に対向してこのカ
セット40の開口部42c、42dから露出したインクリボン49
が位置し、このインクリボン49を記録情報に応じて発熱
するサーマルヘッド18によって加熱することができる。
さらに、上記インクリボン49は下ケース42に設けられた
圧接ばね45、4により下ケース42の突出部42g、42hにそ
れぞれ付勢されている。なお、上記圧接ばね45、46には
フェルト45a、46aが貼付けられており、インクリボン49
の圧接による損傷を防止している。
また、テンションばね47はインクリボン49を矢印K(第
13図)方向に付勢しており、圧接ばね45、46と共働して
インクリボン49の弛みを除去している。
また、下ケース42の開口部42nからインクリボン49の一
部が露出しており、このカセット40がキャリッジテーブ
ル35の所定位置に装填された際には、本体側のリボンセ
ンサーS2(第3図)がこのカセット40の開口部42nに位
置し、リボンセンサーS2がインクリボン49のリボンエン
ドを検出する。また、本体側のカラーセンサーS3(第3
図)が下ケース42の開口部42e、42fから露出したインク
リボン49の位置に対向する。
次にマルチリボン(多色インクシート)について第15図
を用いて説明する。
第15図に示すリボンはマルチリボン50の1例であり、マ
ルチリボン50は多色(A色、B色、C色)がバーコード
50a、50b、50cを介してダンダラ塗りされている。
このマルチリボン50も前述したインクリボン49と同様に
インクリボンカセット40内に収納されている。
上述のようにリボンカセット40がキャリッジテーブル35
の所定位置に装填された際には、本体側のカラーセンサ
ーS3(第3図)が下ケース42の開口部42e、42fから露出
したマルチリボン50の位置に対向する。
そして、マルチリボン50が巻取りコア44へ巻取られる
際、マルチリボン50上のバーコード50a,50b,50cをカラ
ーセンサーS3で検出し、バーコードの次に塗布されてい
る色を識別する。バーコードは第15図のように黒線の本
数の違いによってもよく、また、黒線の幅の違いによっ
て識別してもよい。したがって、バーコードの形態には
よらない。また、色数もA、B、C3色ではなく所望の色
数を設けてもよい。
第16図は以上説明した記録装置の構成ブロック図であ
る。
第16図は各ブロックの接続関係のみを示し、詳細なコン
トロールラインは省略してある。また、点線で囲まれた
部分がCPUユニットである。
CPUは中央演算処理装置であり、後述のROMやFDD等から
プログラムや各種データを読出し、必要な演算や判断を
行い、各種の制御を行う。また、CPUは複数のユニット
で構成することもできる。
ROMは読出し専用メモリであり、CPUが動作するための各
種プログラムや文字コード、ドットパターン(キャラク
タージェネレータ:CG)、印字等に必要な各種データが
格納されている。RAMはリードライトメモリであり、CPU
が命令中のデータや演算結果を一時貯えておくワーキン
グエリア、キーボード1、外部インターフェース部IFu
あるいはフロッピィディスクFDD3等から入力された各種
データを格納しておくバッファエリア、文書を保存てお
くテキストエリア等から成っている。
また、CPUユニットは、サーマルヘッドドライバTHD、モ
ータドライバMDおよび検出部SUを介してプリンタユニッ
トPuと接続されている。
サーマルヘッドドライバTHDはCPUの制御により前述のプ
リンタユニットPuに設けられているサーマルヘッド18を
駆動し、モータドライバMDはCPUの制御によってシート
送りモータM1、キャリッジモータM2およびヘッドモータ
M3等の駆動を行う。
検出部SuはプリンタユニットPuに設けられている前述の
ホームポジションセンサS1、リボンセンサS2あるいはカ
ラーセンサS3等からの情報をCPUに伝達する。
電源PSuはサーマルヘッド25の駆動用電源VH、記録シー
ト送りモータM1、キャリッジモータM2およびヘッドモー
タM3等の駆動用電源VM、フロップィディスクFDD3の駆動
用電源VFDD、並びにその他のロジック回路用電源VCCを
供給する。
また、コントローラGAは、CPUの制御により、前記サー
マルヘッド18への印字データ転送を行ったり、駆動電源
VHの電圧電流を変化させたり、ヒート時間やデューティ
を変化させたり、各種の制御を行う。
さらに、CPUユニットにはキーボードコネクタKBCを介し
て印字や編集等に必要な各種データを入力するキーボー
ド1が接続されている。
また、CPUユニットにはCRTコネクタCRTCを介してキーボ
ード1より入力されたデータや各種情報を表示するため
のCRT2が接続されている。なお、CRT2の代わりに液晶表
示等の他の表示装置を使用することもできる。
さらに、CPUユニットにはFDDコネクタFDDCを介してフロ
ッピィディスクFDD3が接続されている。なお、FDD3の代
わりにハードディスク、外部RAMあるいは外部ROM等を接
続することもできる。
CPUユニットにはインターフェースコネクタIFCを介して
外部制御装置による本記録装置の制御や外部機器との通
信を行うためのRS232C、セントロインターフェース、モ
デム等のインターフェースを接続することも可能であ
る。
さらに、第16図には示していないが、ブザー等の音声出
力装置を設けることもできる。
第17図は本発明を実施した記録装置のパワーオン処理の
制御動作のフローチャートである。
次に、この第17図を参照して、上記ROMやFDDに格納され
たプログラムにより記録装置を制御する場合を説明す
る。
この記録装置は、前述のごとく、少なくとも二個のカセ
ットを搭載することができ、単色およびマルチカラーの
リボンを搭載することにより単色および多色の記録が可
能である。
第17図において、まず装置の電源投入(パワーオン)が
行われると、ステップ101でヘッド、カセットの初期化
を行う。このヘッド、カセットの初期化、サーマルヘッ
ド18をアップさせ、キャリッジテーブル35を下にシフト
(カセットダウン)して上段カセット印字可能な位置に
することにより行われる。なお、このヘッド、カセット
の初期化の詳細については後述する。
次に、ステップ102において、キャリッジ14の絶対位置
を定めるべく、キャリッジモータM2を駆動してキャリッ
ジ14をホームポジションセンサS1(第1図)方向へシフ
トし、ホームポジションセンサS1検出後キャリッジ14を
停止させる。
次で、ステップ103において、記録シート4の挿入の際
の引掛かり防止並びに安定した印字品位確保のためリボ
ンの垂みを除去する。なお、リボン垂み取りの詳細は後
述する。
次に、ステップ104でキャリッジ14を待機位置へシフト
する。
最後に、ステップ105で各種パラメータの初期化を行
う。すなわち、マルチリボンセット色(MRS)(後述)
を未定にセットし、マルチリボン残量(MRL)(後述)
をゼロにセットする。
第18図はヘッドおよびカセット位置の初期処理フローチ
ャートである。
第18図において、ステップ201でヘッドモータM3を第1
図の矢印J1方向に駆動し、ヘッドカム16(第1図)およ
びリボンカム17(第1図)を回転させてストッパに衝当
させる。
電源投入時は、カムの位置は不定であるが、カムの全回
転角度以上の角度分ヘッドモータM3を駆動させることに
より、任意のカム位置からCW方向のストッパ衝当位置に
ヘッドカム16およびリボンカム17を設定することができ
る。
次にステップ202において、ヘッドモータM3を第1図の
矢印J2方向に所定量駆動し、第4図のカム位置P3にヘッ
ドカム16およびリボンカム17をセットする。
したがって、前述のごとく、サーマルヘッド18はプラテ
ン5より離反(アップ)した状態となり、リボン巻取り
は行わない状態になり、そして、キャリッジテーブル35
は下にシフトした状態すなわち上段カセットが印字可能
な状態になる。
第19図はリボン垂み取り処理のフローチャートである。
第19図において、まずステップ301で、ヘッドモータM3
を駆動し、ヘッドカム16およびリボンカム17を第4図の
カム位置P2へシフトする。次に、ステップ302におい
て、キャリッジモータM2を駆動しキャリッジ14を印字方
向へシフトする。
前述のごとく、カム位置P2においてキャリッジ14を印字
方向へシフトすることにより、巻取りクラッチ23が回転
し、上段カセットのインクリボンが巻取られリボンの垂
みが除去される。
次に、ステップ303で、ヘッドモータM3を駆動し、ヘッ
ドカム16およびリボンカム17を第4図のカム位置P5へシ
フトする。これにより、下段カセットが印字可能な位置
へシフトされ、下段カセットの巻取りコアが巻取りクラ
ッチ23と係合する。
次いで、ステップ304において、キャリッジモータM2を
駆動し、キャリッジ14を印字方向へシフトする。前述の
ごとくカム位置P5(第4図)においてキャリッジ14を印
字方向へシフトすることにより巻取りクラッチ23が回転
するので、下段カセットのインクリボンが巻取られ、リ
ボン垂みが除去される。
次に、ステップ305において、ヘッドモータM3を駆動
し、ヘッドカム16およびリボンカム17を第4図のカム位
置P3へシフトし、処理を終了する。
以上のシーケンスでは、ステップ303、304、301、302、
305の順序で処理を行ってもリボンの垂み取りを行うこ
とができる。また、リボン巻取り時のキャリッジ14のシ
フト量は、シフト量を大きくするとリボン巻取り量が増
大するので、リボンの無駄を避けるためにもシフト量は
必要最小限に設定することが望ましい。
第20図は文章(テキスト)中の色指定の一例を示す。
文章中で色指定を行いたい場所で色指定キーにより好み
の色を指定する。
色指定キーは色ごとの専用キーであってもよいし、専用
のカラーキーと数値キーといったキーオペレーション、
あるいは機能キーと英字文字キー(例えばC)といった
キーオペレーションであってもよい。
また、範囲の指定や表示方法は、第20図のように前後を
特殊文字で囲んでもよいし、あるいは範囲内を特殊文字
で重ね表示してもよい。カラーCRT、LCD等の表示装置の
場合は色分けするのが最も効果的である。
単色CRT、単色LCDの場合はカラー指定した場所が判別し
にくいので、キーオペレーション等によってカラー指定
した部分が点滅したり輝度が変化する構成を用いること
によって判別を容易化できる。
第21図は印刷メニューにおける色指定の1例を示し、次
に第21図を用いて印刷の各種パラメータを設定する印刷
メニューについて説明する。
第21図の(a)に示すごとく、第20図のテキスト色指定
に応じてカセットの色を指定する。
第21図の(b)に示すごとく、第20図のテキストの色指
定と異なる指定を実行した場合には、異なった指定個所
を点滅させたり、エラーメッセージを表示したり、ある
いはブザーを鳴らしたりして警告する。
警句に反して印刷を実行しようとした場合には、テキス
ト中の色指定部を印刷メニュー画面の色指定によって置
換えて印刷を実行する。
これにより、例えばマルチカラー指定された文章を単色
(例えば黒と赤)のみで印刷したい場合、または、赤色
指定された文章を青色で印刷したい場合など、テキスト
内の色指定部の色指定を変更することなしに、印刷メニ
ューの色指定によって容易に変更が可能になる。
また、色指定を無視して1色、例えば黒色のみで印刷し
たい場合には、印刷メニューの色指定を上段黒および下
段黒というように両カセットとも同一色を指定すること
で可能となる。さらに、下段の指定を行わずに上段のみ
黒色を指定する方法なども考えられる。
ここで、表示上での印刷メニューにおける色指定を示し
たが、入力手段はテキスト以外であればどこで指定して
もよいし、表示上でなくキーボード上の専用キー、専用
スイッチやキーオペレーション等どこで指定してもよ
い。すなわち、テキスト中以外でのカセットの色指定を
行うことによって前述の希望色の印刷が可能となる。
第22図は印刷シーケンスのフローチャートであり、次に
第22図を用いて第20図で作成されたテキストを第21図の
(a)などで指定した印刷メニューに従って印刷を行う
場合を説明する。
第22図において、まず、ステップ401で印刷メニューで
指定された色で未印刷の色が単色かマルチカラー(多
色)かを判別する。
単色の場合または単色および多色(マルチ)の両方が存
在する場合にはステップ402へ進み、マルチカラーの場
合はステップ405へ進む。
ステップ402において指定された段へカセットをシフト
する。すなわち、上段リボン印刷の場合はヘッドモータ
M3を駆動して第4図のカム位置P3へシフトし、下段印刷
の場合は第4図のカム位置P4へシフトする。次に、ステ
ップ403へ進んでキャリッジモータM2を駆動し、キャリ
ッジ14を印刷指定位置へ移動させ、ヘッドモータM3を駆
動してヘッドカム16およびリボンカム17を印刷位置へシ
フトする。すなわち、ヘッドカム16およびリボンカム17
は上段リボン印刷の場合は第4図のカム位置P1へシフト
し、下段リボン印刷の場合は第4図のカム位置P6へシフ
トし、サーマルヘッド18をインクリボンおよび記録シー
ト4を介してプラテン5に圧接させる。この状態にし
て、キャリッジ14を移動させながら印刷(記録)情報に
応じて、サーマルヘッドドライバTHDによってサーマル
ヘッド18の発熱抵抗体を選択的に加熱し、インクリボン
に塗布された熱溶融性インクを溶融させ、記録シート4
に転写し、インクリボンを巻取り指定範囲の印刷を行
う。
ステップ403におけるエラー検出の詳細については後述
する。
ステップ403で指定範囲の印刷を行った後、キャリッジ1
4を停止し、サーマルヘッド18をアップし、リボン巻取
りをオフにした後、ステップ404へ進む。
ステップ401でマルチカラーと判別されてステップ405へ
進むと、該ステップ405においてマルチカラーに指定さ
れた段へカセットをシフトする。
次いでステップ406へ進み、未印刷の色の中に現在セッ
トされているマルチリボンセット色(MRS)があるか否
かを判別する。
マルチリボンセット色があればステップ407へ進み、な
ければステップ408へ進む。
例えばMRSがA色の場合にはA色が未印刷であるか否か
を判別する。ここで、電源投入直後においては、マルチ
カラーリボンの頭出しは実施されず、第17図のパワーオ
ン処理のステップ105の処理でマルチリボンセット色(M
RS)は未定にセットされているためステップ408へ進
む。
ステップ407においてテキスト中の印刷長さがマルチリ
ボンのリボン残量よりも短い時には、ステップ413へ進
んで印刷を行う。
しかし、ステップ407においてリボン残量が小さいと判
別され、印刷を実行すると第15図のマルチリボンの所定
領域を越えてしまう場合には、ステップ408へ進む。
次に、ステップ408において、未印刷の色の中に現在セ
ットされているマルチリボンセット色(MRS)の次の色
があるか否かを判別する。例えば、MRSがA色の場合に
はB色が未印刷色であるか否かを判別する。ステップ40
8での判別結果がYESであればステップ409へ進み、NOで
あればステップ410へ進む。
ステップ409において、次色(例えばB色)のリボン頭
出しを行う。このリボン頭出しの詳細については後述す
る。リボン頭出し後マルチリボンセット色(MRS)を次
色(例えばB色)に変更し、マルチリボン残量(MRL)
を所定量mに変更した後、ステップ413へ進み次色(例
えばB色)の印刷を行う。
前記マルチリボン残量(MRL)の所定量mは第15図のイ
ンクリボンの長さlによって定まる。
ステップ410においては、未印刷の色の中に現在セット
されているマルチリボンセット色(MRS)の次次色があ
るか否かを判別する。例えば、MRSがA色の場合にはC
色が未印刷色であるか否かを判別する。YESの場合はス
テップ411へ進み、NOの場合はステップ412へ進む。ステ
ップ411においては、次々色(例えばC色)のリボン頭
出しを行い、マルチリボンセット色(MRS)を次々色
(例えばC色)にセットし、マルチリボン残量(MRL)
を所定量mにセットする。然る後、ステップ413へ進み
次々色(例えばC色)の印刷を行う。
ステップ412においては、次々々色(例えばA色)のリ
ボン頭出しを行い、マルチリボンセット色(MRS)を次
々々々色(後えばA色)にセットし、マルチリボン残量
(MRL)を所定量mにセットし、然る後、ステップ413へ
進んで次々々色(例えばA色)の印刷を行う。
ステップ413において、マルチリボンセット色(MRS)と
同色の指定範囲の印刷を行う。すなわち、キャリッジモ
ータM2を駆動してキャリッジ14を印刷指定位置へ移動さ
せ、ヘッドモータM3を駆動してサーマルヘッド18をダウ
ンさせ、インクリボンを巻取り可能にし、キャリッジ14
を移動させながら印刷情報に応じてサーマルヘッドドラ
イバTHDによってサーマルヘッド18の発熱体を選択的に
加熱し、インクリボンに塗布された熱溶融性インクを溶
融させ、記録シート4へ転写し、インクリボンを巻取
り、指定範囲の印刷を行う。
なお、ステップ413でのエラー検出については後述す
る。
指定範囲印刷後、キャリッジ14を停止し、サーマルヘッ
ド18をアップし、リボン巻取りをオフにする。そして、
マルチリボン残量(MRL)から消費したリボン長さを減
ずる。然る後、ステップ404へ進む。
ステップ404においては、テキスト内で印刷を未実施の
色があるか否かを判別する。YES(有り)であればステ
ップ401へ戻り、NO(無し)であれば終了する。したが
って、マルチインクリボンが無駄に巻取られることがな
く、効率のよいリボン使用を行うことができる。
また、テキスト内未印刷色および未印刷範囲を記憶し、
下記処理を追加することにより、マルチカラーリボンの
リボン消費の効率をさらに向上させることができる。
すなわち、ステップ407において印刷すべき長さがリボ
ン残量より大きいと判別された場合、すなわちNOの場合
には第22図のフローでは直接ステップ408へ進んだが、
これに代えて、リボン残量分の印刷を行った後すなわち
印刷と同期してリボン残量をカウントダウンし、リボン
残量無しの状態で印刷を停止し、然る後ステップ408へ
進むよう処理することも可能である。
この場合、印刷長がリボン残量を越えたため記録されな
かった領域の記録については、インクシートを送り、次
に同じ色のインクが塗布されたリボンの領域を用いて記
録を行う。同一色の記録が続く場合においては、その色
のインクリボンを無駄なく使用することができる。
また、複数の色の記録データが存在する場合において
は、リボン残量を用いた記録に続いて、順次他の色の記
録を行った後、印刷長がリボン残量を越えたため記録さ
れなかった領域の記録を行う。
上述の制御により、マルチカラーリボンの消費効率をさ
らに向上させることができる。また、ステップ404の処
理位置において、未印刷色の有無および未印刷範囲の有
無を判別し、有の場合はステップ401へ戻り、無しの場
合は終了する。
したがって、マルチインクリボンはリボン残量無しの状
態のままで印刷が可能となり、リボン消費の効率を第22
図の処理に比べさらに向上させることができる。
第23図はリボン頭出し処理のフローチャートであり、次
に第23図を用いてマルチリボン(多色ダンダラ塗りイン
クシート)の色合わせのための頭出しを説明する。
すなわち、第15図のマルチリボン50に設けたバーゴード
部50a、50b、50cをカラーセンサS3によって検出する場
合のフローの1例を説明する。
第23図において、まずステップ501でヘッドモータM3を
駆動してリボン巻取りオンの位置へシフトする。すなわ
ち、カセットが上段セット(ダウン)の場合は第4図の
カム位置P2へ、カセットが下段セット(アップ)の場合
には第4図のカム位置P5へシフトする。
次にステップ502において、リボンセンサS2によりリボ
ンがエンドか否かを判別する。
リボンエンドであればステップ503へ進み、ヘッドモー
タM3を駆動してリボン巻取りをオフにする。すなわち、
第4図のカム位置P3またはP4へシフトし、ステップ504
へ進んでリボンエンドエラーの表示を行う。
ステップ502でリボンエンドでなければ、ステップ505へ
進んでカラーセンサS3によりバーコードが検出されたか
否かを判別する。
ステップ505でバーコード未検出(NO)ならば、ステッ
プ505へ進み、キャリッジモータM2を駆動してキャリッ
ジ14を印字(右)方向へ移動させ、マルチインクリボン
50を巻取る。次に、ステップ507へ進み、リボン巻取り
量が所定巻取り長さl(第15図)を越えたか否かを判別
し、越えていなければステップ502へ戻り、引続きリボ
ン巻取りとカラーセンサ検出を繰返す。
ステップ507でYES(越えている)ならば、このインクリ
ボンはマルチインクリボン50ではなく単色インクリボン
49とみなされるため、ステップ508へ進んでヘッドモー
タM3を駆動してリボン巻取りオフの位置へシフトし、次
いで、ステップ509へ進んでカセットのセットエラー表
示を行う。
前記ステップ505においてカラーセンサS3でバーコード
を検出したならば(YESであれば)、ステップ510へ進ん
でマルチリボンセット色(MRS)をバーコードに従った
色にセットする。
次いで、ステップ511においてMRSが頭出しをしようとし
ている指定色であるか否かを判別し、否(NO)の場合は
前述の第22図のステップ406へ戻る。すなわち、電源投
入後、MRSが未定の場合には、頭出しを行った際何色が
くるか判断できないため、元に戻す必要があるからであ
る。
ステップ511でYESの場合は、ステップ512へ進み、ヘッ
ドモータM3を駆動してリボン巻取りオフの位置へシフト
し、指定色のリボン頭出しが終了する。
したがって、上記処理により、マルチインクリボンは無
駄に頭出しされることなく効率のよい頭出しが可能とな
り、また、異なったインクリボンが挿入された場合のエ
ラーを検出することが可能になる。
第24図は前述の印刷中のエラー検出(第22図)のフロー
チャートであり、この図を用いて印刷中のエラー検出を
説明する。
印刷中に一定間隔、例えばキャリッジモータM2の駆動パ
ルス毎、あるいはサーマルヘッド18のヒートサイクル毎
にエラー検出が実行される。
第24図において、まずステップ601でリボンセンサS2に
よりリボンエンドか否かを判別する。
リボンエンドが検出された場合はステップ602へ進み、
印刷を中止(キャリッジ14を停止)し、ヘッドモータM3
を駆動してサーマルヘッド18をアップし、リボン巻取り
をオフにした後、リボンエンドエラー表示を行う。
ステップ601でリボンエンドが検出されない場合は正常
とみなし、ステップ603へ進み、カラーセンサS3により
バーコードが検出されるか否かをチェックする。
バーコードが検出された場合は印字中においてバーコー
ド部をサーマルヘッド18で加熱印刷したことになり、異
常であるためステップ604へ進む。
ステップ604において色指定が単色指定かマルチ指定か
を判別し、単色指定の場合は、印刷メニューが単色指定
にもかかわらずマルチインクリボンが誤装填されている
ことになるので、ステップ605へ進んで印刷を中止し、
カセットセットエラー表示を行う。
ステップ604において、色指定がマルチ指定がある場合
は、カセットのセットミスはないが、リボン頭出し等の
ミスによりバーコード部を印刷してしまったことになる
ので、ステップ606へ進み、印刷を中止し、リボン巻取
りエラー表示を行う。
前記ステップ603でバーコードが検出されない場合(NO
の場合)は、印刷が正常に実行されているものとみな
し、エラー検出処理を終了する。
なお、エラー表示は一般にCRTに表示されるが、エラー
を知らせる方法としては、ブザーを鳴らす方法あるいは
警告灯を設けておきこれを点灯させる方法などを採用す
ることができ、本件ではその手段は問わない。
したがって、第24図で説明した上記処理により、カセッ
トやインクリボンのエラーを検出することができる。
なお、以上の実施例では、記録媒体として、記録紙の他
に、例えばオーバーヘッドプロジェクター等に用いられ
る透明なプラスチック薄板等種々のシートを使用するこ
ともできる。
また、加熱手段としては、前記実施例中のサーマルヘッ
ド18に限定されることなく、例えば、赤外線あるいはレ
ーザービーム等を使用することもできる。
さらに、前記実施例ではサーマルヘッド18が記録シート
4に沿って往復移動するシリアル型の場合を例示した
が、本発明はこれに限定されることなく例えば第25図に
示すようなサーマルヘッド等の加熱手段が記録幅の全巾
にわたって設けられるいわゆるフルライン型にも同様に
適用することができる。
ここで、第25図中、4は記録シートを、75はプラテン
を、76はフルライン型サーマルヘッドを、77はフルライ
ン型単色インクリボンシートを、78はフルライン型マル
チインクリボンシートをそれぞれ示し、前述の実施例の
場合と実質上同じ構成によって実施することができる。
また、前記実施例では、インクリボンをケース内に収納
し、装置本体に着脱可能なインクリボンカセットを用い
る場合を説明したが、本発明はこれに限定されることな
く例えばリールまたはロール等に巻かれたインクシート
(インクリボンを含む)をそのまま装置本体に装着する
場合にも同様に実施可能である。
さらに、前記実施例ではイクリボンカセットがキャリッ
ジ14上に装填され往復運動する型式を説明したが、本発
明はこれに限定されることなくインクリボンカセットが
静止している型式の記録装置においても同様に実施でき
る。
また、前記実施例ではインクリボンカセットが2段重ね
の場合を説明したが、これは3段以上の複数段に積重ね
ても同様に実施できる。
さらに、マルチカラーインクリボンが3色ダンダラ塗り
の場合を例示したが、本発明は2色あるいは4色以上で
も同様に実施でき、また、ダンダラ塗りではなくベース
フィルム上に多層にインクを塗布したタイプのマルチカ
ラーインクリボンであってもよく、マルチカラーインク
リボンの全てに対して適用可能である。
また、プラテンは、平面状のプラテンの他、シート搬送
ローラを兼ねる円筒状プラテンでもよい。
さらに、サーマヘッド等の加熱手段を使用する場合を説
明したが、本発明はインクリボンを用いる全てのタイフ
に適用可能であり、例えばワイヤドット等のインパクト
タイプ等にも同様に適用可能である。
さらにまた、前記実施例では上段に黒、下段にマルチカ
ラーのインクリボンを用いる場合を例示したが、これは
上下逆であってもよく、さらに、前述の印刷メニューで
述べたごとく印刷メニューで指定することによりマルチ
カラーを上下いずれにセットしても使用可能な構成にす
ることもできる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、最終
記録時の記録色を記憶する手段を設け、最終記録に続く
行または頁の記録では最終記録色または多色インクシー
トにおける最終記録色に続く近い色より記録を行うの
で、多色インクシートの無駄な消費並びに無駄なリボン
巻取り動作をなくすことができ、もって、効率のよい記
録を行うことができる。
さらに、最終記録色と同色の記録から行うとき、最終記
録色と同色の印字データ量がリボン残量を越えるとき、
リボン残量で記録されなかった領域の記録データについ
ては、同色のインクが塗布された次のインクシートの領
域を用いて記録を行う構成としたので、多色インクシー
トの消費効率をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による記録装置のキャリッジの全体構造
の一部破断平面図、第2図は本発明による記録装置を備
えたワードプロセッサの外観斜視図、第3図は本発明に
よる記録装置の平面図、第4図は第1図のキャリッジ上
のカムの動きを示すカムチャート、第5図は第1図中の
カセットアップダウン機構の平面図、第6図は第5図の
カセットダウン時の側面図、第7図は第5図のカセット
アップ時の側面図、第8図は第1図のリボン巻取り機構
の作動時の平面図、第9図は第8図の非作動時(解除
時)の平面図、第10図はヘッドアップダウン機構の平面
図、第11図は第10図のヘッドアップ時の側面図、第12図
は第10図のヘッドダウン時の側面図、第13図はインクリ
ボンカセットの一部破断平面図、第14図は第13図の外観
斜視図、第15図はマルチインクリボンの構造図、第16図
は本発明による記録装置の制御系のブロック図、第17図
は第16図の記録装置のパワーオン処理のフローチャー
ト、第18図は第17図名のサーマルヘッドおよびカセット
の位置の初期化処理のフローチャート、第19図はリボン
の垂み取り処理のフローチャート、第20図はテキスト中
の色指定の1例を示す説明図、第21図の(a)および
(b)は印刷メニューにおける色指定の1例を示す説明
図、第22図は本発明の記録装置における記録(印刷)シ
ーケンスのフローチャート、第23図は第22図中のリボン
頭出し処理のフローチャート、第24図は第22図中のエラ
ー検出処理のフローチャート、第25図は本発明によるフ
ルライン型記録装置の記録部の斜視図である。 4……記録シート、5……プラテン、14……キャリッ
ジ、16……ヘッドカム(ヘッドアップダウン用)、17…
…リボンカム(カセットアップダウン用)、18……記録
ヘッド(サーマルヘッド)、40……インクリボンカセッ
ト、49……インクリボン(インクシート)、50……マル
チカラーインクリボン(インクシート)、M3……ヘッド
モータ、S2……リボンセンサ、S3……カラーセンサ(色
検出手段)、CPU……中央演算処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿目 祐治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−23090(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドと、インクシートの長手方向に
    順次多色に対応したインクが塗布された多色インクシー
    トを用い、前記インクシートを前記長手方向へ前記記録
    ヘッドに対して相対的に移動させながら記録を行う記録
    装置において、 最終記録色を記憶する最終記録色記憶手段と、 最終記録色に対応するインクシートの未使用領域の長さ
    を記憶する残量記憶手段と、 次の記録にかかる記録データの、前記最終記録色と同じ
    記録色から記録を行う記録制御手段と、 を有するとともに、 前記記録制御手段は、最終記録色と同色の記録データの
    記録長が前記未使用領域の長さを越えるとき、最終記録
    色と同色の記録データについては前記未使用領域の長さ
    に対応した領域のみ記録を行い、前記最終記録色と同色
    の記録データの前記未使用領域の長さを越える領域の記
    録については、同色のインクが塗布された次のインクシ
    ートの領域を用いて記録を行うことを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】前記記録制御手段は、最終記録色と同色の
    記録データの記録長が前記未使用領域の長さを越えると
    き、最終記録色と同色の記録データについては前記未使
    用領域の長さに対応した領域のみ記録を行い、最終記録
    色に続く他色の記録を順次行った後、前記最終記録色と
    同色の記録データの記録されていない領域の記録を、同
    色のインクが塗布された次のインクシートの領域を用い
    て行うように制御することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の記録装置。
JP62043088A 1987-02-27 1987-02-27 記録装置 Expired - Lifetime JPH0771863B2 (ja)

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JP62043088A JPH0771863B2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27 記録装置
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