JPH11237783A - 画像形成装置および帯電ローラ - Google Patents

画像形成装置および帯電ローラ

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JPH11237783A
JPH11237783A JP5751798A JP5751798A JPH11237783A JP H11237783 A JPH11237783 A JP H11237783A JP 5751798 A JP5751798 A JP 5751798A JP 5751798 A JP5751798 A JP 5751798A JP H11237783 A JPH11237783 A JP H11237783A
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JP
Japan
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charging roller
elastic layer
image forming
forming apparatus
charging
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JP5751798A
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Inventor
Hiroaki Sakai
宏明 酒井
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 帯電ローラによる感光ドラムの局所的なドラ
ム削れを防止し、感光ドラムの長寿命化を図る。 【解決手段】 帯電ローラ21は、芯金上に表面がコー
トされた弾性層を有し、弾性層の端面を、その軸線に対
して傾斜するようにカットする。この端面の傾斜角は弾
性層の軸線の垂線に対して3〜45゜になるように形成
し、帯電ローラ21端部での局部的なドラム削れを分散
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機ある
いはプリンタなどとされる電子写真方式などを利用した
画像形成装置、および前記画像形成装置において像担持
体に帯電を行う帯電ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の一例を、主に帯電
装置周辺の一構成を示す図9により説明する。
【0003】図9において、像担持体としての感光ドラ
ム1はアルミシリンダとその表層に設けた有機感光体
(OPC)層とからなり、A3印字(印字幅297m
m)を行う装置の場合には、長さが380mm、外径が
30mmである。
【0004】この感光ドラム1に圧接する形で帯電手段
としての帯電ローラ2が設けられている。帯電ローラ2
は直径8mmの芯金5にゴム材を巻いた構成をなしてお
り、ゴム材の外径が16mm、長さが310mmであ
る。感光ドラム1への当接圧力は片側700gfであ
る。
【0005】感光ドラム1への帯電は、感光ドラム1の
アルミシリンダ部と帯電ローラ芯金5間に電源3から直
流を重畳した交流バイアスを印加することにより行われ
る。印加するバイアスは、交流1000Hz、1400
μAの定電流バイアスで電圧が2200Vpp程度、直
流バイアスが−700Vの定電圧である。これにより、
感光ドラム1上の電位は暗電位(VD)−680Vに収
束し、安定した電位を得ることができる。
【0006】帯電ローラ2により一様に帯電された感光
ドラム1は、感光ドラム1の軸線方向に走査される露光
光16により露光される。このとき露光光16は画像信
号に応じて点滅し、感光ドラム1上に静電潜像が形成さ
れる。露光された部分の電位は、明電位(VL)−20
0Vとなる。
【0007】静電潜像は現像ローラ15により顕像化さ
れる。現像ローラ15上には不図示の現像剤規制手段に
より、現像剤が薄層コートされている。現像ローラ15
上の現像剤は、現像ローラや現像剤規制手段との摺擦に
より負に帯電している。現像ローラ15は同様に不図示
のバイアス手段により、−500Vのバイアスが印加さ
れている。このため、現像ローラ15上のトナーは、感
光ドラム1上の明電位(VL)部に転移し、潜像が顕像
化されて現像剤(トナー)像が形成される。
【0008】一方、感光ドラム1上の画像に合わせて不
図示の給紙装置により、転写材である紙17が給紙され
てくると、感光ドラム1に圧接された転写ローラ13と
で紙17を挟持しながら搬送し、このとき、転写ローラ
13には、不図示のバイアス手段により+3kVのバイ
アスが印加され、感光ドラム1上のトナー像が紙上に転
移し、転写が行われる。その後、紙13上のトナー像は
不図示の定着手段により定着され、固定画像となる。
【0009】感光ドラム1上に転写されずに残留した現
像剤は、カウンター方向に当接されたクリーニングブレ
ード14により感光ドラム1からそぎ落とされ、感光ド
ラム1はクリーニングされる。そして再び感光ドラム1
は帯電工程に供される。
【0010】また、このクリーニング工程では、感光ド
ラム1に付着した異物、例えば紙から出る紙粉やタルク
等(感光ドラムに現像剤が固着するドラム融着の原因と
なる)も同時に削りとってドラム融着を防止している。
【0011】上記感光ドラム1および帯電ローラ2の層
構成を、図10により詳細に説明する。
【0012】帯電ローラ2は、その中心部から、直径が
8mmの鉄製の丸棒にニッケルメッキを施した芯金5
と、その上層として、ヒドリンゴムあるいはEPDM、
ウレタンゴム等に金属酸化物(TiO2)等、カーボン
ブラックなどを分散し、加硫、成形もしくは発泡、加硫
して成形したソリッドもしくはスポンジの弾性層6とを
備えており、帯電ローラ2の全体硬度を下げる機能を備
えている。抵抗値は106 〜108 Ωcm、硬度はソリ
ッドでは40〜60゜、スポンジでは30〜35゜(ア
スカC硬度計1000gf加重時)で、厚みは略3mm
である。
【0013】さらに弾性層6の上層は電極層7であり、
弾性層6の抵抗ムラを収束させる働きがあり、水溶性ナ
イロンに導電性カーボンブラックを分散し、抵抗値を1
4Ωcmとしたものを5μm膜厚で塗布したものであ
る。
【0014】またさらに電極層7の上層は抵抗層8であ
り、帯電ローラ2に耐電圧を持たせる働きをなし、ヒド
リンゴムやNBRに有機金属塩やカーボンブラック、金
属酸化物等のフィラーを分散し、抵抗値を108 Ωcm
に調整して、膜厚150μmで塗布したものである。
【0015】表層は保護層9であり、感光ドラム1表面
に帯電ローラ2からの異物が付着しないように帯電ロー
ラ表面を覆う働きがある。材質は水溶性ナイロンに金属
酸化物やカーボンブラック等を分散したものであり、抵
抗値は108 Ωcmで膜厚10μmで塗工してある。
【0016】なお、弾性層より上の3層の代わりに、膜
厚160μmの有機金属塩やフィラーで抵抗調整を行っ
たウレタンゴム(エラストマー含む)一層で置き換えた
ものもある。
【0017】上記の塗工方法では、いずれの場合もロー
ラは立てた状態で塗工されることになる。
【0018】以上のように構成した帯電ローラ2は、硬
度がソリッドでは50〜70゜、スポンジでは40゜
(アスカC硬度計1000gf加重時)である。抵抗値
は、直径30mmの金属シリンダに当接させ、帯電ロー
ラ芯金−金属シリンダ間にAC:300Hz、500V
pp、DC:−200Vのバイアスを印加したときにA
C電流500〜700μAとなるような電気抵抗を有し
ている。
【0019】感光ドラム1はアルミシリンダ10上に数
μmのキャリア発生層(CGL)11と30μmのキャ
リア移動層(CTL)12を設けたもので、CGL1
1、CTL12はともにディッピング塗工法で塗工され
る。CTL12はスチレン樹脂、ポリカーボ樹脂がバイ
ンダーとして使用され、長期間の使用によりクリーニン
グブレード14により徐々に削られて行くが、その削れ
量は、転写材1000枚当り1μm程度であり、画像不
良(帯電不良によるカブリ)の発生する膜厚は5μm程
度であるから、この感光ドラム1は25000枚使用可
能ということになる。
【0020】さらに、感光ドラム1が削れる要因の一つ
に帯電ローラ2を挙げることができる。帯電ローラのニ
ップ近傍では放電が発生しており、この放電は、CTL
12の樹脂を徐々に分解して脆くさせ、クリーニングブ
レード14により剥ぎ取られやすく、つまり、削れやす
くさせている。このため、帯電ローラの電流値、特に交
流の電流値が大きくなると放電が大きくなるために削れ
量は大きくなる傾向がある。
【0021】つぎに帯電ローラによる感光ドラムの帯電
について図11により説明する。図11は感光ドラム1
と帯電ローラの当接ニップ近傍を示す図である。
【0022】帯電ローラ2による感光ドラム1の帯電は
図11に示す感光ドラム1と帯電ローラ2の接触ニップ
Sの外側に形成される放電領域Hで行われる。ここで、
帯電ローラ2による帯電ニップ(放電領域の両端の幅)
Nの幅は2mm、接触ニップSは0.5mm、放電領域
Hは0.6mmである。
【0023】つぎに帯電ローラの形状について説明す
る。帯電ローラの形状は一般的に面長部(中央部)2a
においてはストレート形状である。一方、端部2bにお
いては、ゴム端部を切り落として成型する場合には図1
2に示すような、端面2cが垂直となる形状となり、ま
た、型で成形するような場合は図13に示すようにC面
処理をする場合もある。C面処理をする場合、一般的に
C面幅Aは1mm以下、C面角Bは45゜前後である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に示した帯電ローラの構成では、塗工処理時に帯電
ローラ端部の感光ドラムへの接触面の形状により以下の
ような不具合が発生することがあった。
【0025】帯電ローラ2の端部2bにおいて、図14
に示すように面長部2aより太い部分Cと、細い部分D
ができてしまう(または、太い部分Cだけの場合もあ
る)。これにより、図15に示すような放電ニップ形状
となり、帯電幅の広いPの部分で他の部分よりも電流量
(放電量)が多くなって局部的なドラム削れが発生し、
感光ドラムの寿命を極端に短くするという問題があっ
た。
【0026】また、図14に示した中央部より太い部
分、すなわち液ダレ発生部Cでは外径が他の部分より大
きくなるので、部分的に感光ドラムとの当接圧が大きく
なり、この部分で感光ドラムにトナー等を固着させるこ
とになり、クリーニングブレードのめくれを発生させる
といった問題もあった。
【0027】また、この液ダレ部が感光ドラムに当接し
ないように、帯電ローラ端部を切り捨てる場合には、図
16に示すように、帯電ローラ端面に抵抗の低い基層6
や導電層8が露出してしまい、この部分での感光ドラム
1への電流の流れ込みが発生して、やはり局部的なドラ
ム削れを発生して感光ドラム1の寿命を極端に低下させ
るという問題があった。
【0028】従って、本発明の主な目的は、像担持体の
局所的なドラム削れを防止し、像担持体の長寿命化を達
成できる帯電ローラおよび該帯電ローラを備えた画像形
成装置を提供することである。
【0029】また、本発明の他の目的は、クリーニング
ブレードのめくれの発生を防止できる帯電ローラおよび
該帯電ローラを備えた画像形成装置を提供することであ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
潜像が形成される像担持体と、該像担持体を帯電する帯
電ローラとを有する画像形成装置において、前記帯電ロ
ーラは、芯金と、その上に形成された、表面がコートさ
れた弾性層とを有し、該弾性層はその端面が前記帯電ロ
ーラの軸線に対して傾斜していることを特徴とする画像
形成装置である。
【0031】前記帯電ローラの端面の傾斜角度は3〜4
5゜であることが好ましい。
【0032】本発明による他の態様によれば、潜像が形
成される像担持体と、該像担持体を帯電する帯電ローラ
とを有する画像形成装置において、前記帯電ローラは、
芯金と、その上に形成された、表面がコートされた弾性
層とを有し、該弾性層はその端面が波状に形成されてい
ることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0033】前記弾性層の端面の波高は1〜5mmであ
ることが好ましい。
【0034】また、上記発明において、前記帯電ローラ
の端縁部と前記像担持体との接点は前記帯電ローラの回
転によって少なくとも1mm以上前記像担持体上を移動
することが好ましい。前記弾性層端部の外径は外側に向
かって直線的に減少していることが好ましい。前記端部
と、前記帯電ローラの面長部とのなす角度は10〜30
゜であることが好ましい。前記像担持体の外周長が前記
帯電ローラの外周長の整数倍にならないことが好まし
い。前記帯電ローラの端部が通紙領域に含まれる場合、
前記端部に対応する前記像担持体の電位が、前記帯電ロ
ーラの前記端部間の部分に対応する前記像担持体の電位
に対して90%以上満たされた後、プリント動作を行う
ことが好ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。なお、つぎに説明
する実施例にては、本発明は、図9を参照して説明した
ような画像形成装置に具現化されるものとして説明する
が、これに限定されるものではない。
【0036】実施例1 図1には本発明の帯電ローラの第1実施例を示す。本実
施例の帯電ローラ21は、図10に示したように、芯金
5に、弾性層6、電極層7、抵抗層8、および保護層9
がこの順で積層されており、弾性層6はソリッドゴムで
構成されている。
【0037】図1に示すように、本実施例の帯電ローラ
21は、両端部に、斜めにカットされた部分E、すなわ
ち、電極層7から保護層9までを塗工後にカットされて
形成された領域を備えており、さらに、これら両端部の
間に、感光ドラム1に帯電を行う有効帯電領域Fを備え
ている。
【0038】本実施例では、帯電ローラ21は、外径が
16mm、端部Eの長さが4.28mm、帯電ローラ軸
Lの垂線に対する帯電ローラ端面21cのなす角θが1
5゜の形状とし、不図示の感光ドラムの外径は30mm
とした。ここで、感光ドラム1の外周長は帯電ローラ2
1の外周長の整数倍にならないように設定する必要があ
る。これは、感光ドラム1上の帯電ローラ21の端縁部
の軌跡が少しずつずれることを目的としており、均一に
感光ドラムが削れるようにするためである。
【0039】図2に示すように、帯電ローラ端部は感光
ドラム面上に正弦波の軌跡で接することにより、これま
で感光ドラムの周上に集中していた帯電ローラ端部の放
電部分は、図2のGにて示す領域に分散される。
【0040】一般的な帯電ローラの放電部分は図3のQ
に示すようにおよそd=0.5〜0.7mmの幅をもっ
ているため、上記構成においては放電領域の面積が6〜
8倍に増加することになる。したがって、図16に示し
たような放電による局所的なドラム削れを図3の矢印E
で示す感光ドラム面上の範囲を分散させることができ、
感光ドラムの大幅な長寿命化を、製造工程をほとんど変
えることなく安価に実現できるとともに、帯電ローラ端
部での感光ドラムへの異物付着によるクリーニングブレ
ードめくれを防止することができる。
【0041】なお、本実施例では、帯電ローラの長手軸
の垂線と帯電ローラ端面のなす角度θを15゜、端部E
の長さを4.28mmとしたが、以下にこの角度と長さ
についてさらに詳細に説明する。
【0042】保護層9までを塗工後に帯電ローラ端部を
カットする場合、図2のXの部分が帯電ローラの加圧に
よる弾性層の変形により、低抵抗な弾性層6や電極層7
が直接感光ドラムと接触して削れ量が増加するため、θ
は30゜以下に設定することが望ましい。また、Eの部
分は帯電効率が低下するため、装置の小型化の目的でE
の部分も画像域に設定する場合は、帯電不良を生じない
ようにEの部分の感光ドラム電位が有効帯電領域Fの9
0%以上になってからプリントを開始することにより、
カブリなどの画像不良を防止することができる。なお、
感光ドラムの外径が30mm、帯電ローラの外径が16
mmの場合、感光ドラムが4回転することで端部の感光
ドラム電位は中央部の90%以上を確保できる。
【0043】実施例2 つぎに、本発明の第2の実施例について図4により説明
する。
【0044】本実施例の帯電ローラ22は、ソリッドゴ
ムで構成された弾性層6を斜めにカット後、電極層7か
ら保護層9までを塗工することにより製作される。ま
た、帯電ローラ22はその外径が16mmであり、端部
Jが長手軸の垂線に対してθ=30゜の角度で斜めにカ
ットされている。
【0045】本実施例においては、帯電ローラ22の端
部Jは、その断面形状と放電領域は、塗工液のダレによ
って、それぞれ図4、図5に示すようになり、放電が集
中する部分Pは、感光ドラム上においてJの範囲を移動
する。
【0046】上記構成の帯電ローラを製造する場合、図
5に示すように、液ダレ部に放電領域が大きい部分Pが
1mm程度生じるため、弾性層6をカットする場合の角
度θは8゜(θ=8゜のときJの幅は2.25mm)以
上、好ましくは10゜以上に設定すると、帯電ローラ2
2の回転によって帯電領域Pは感光ドラム上に分散さ
れ、均一な感光ドラム削れを生じる。
【0047】逆に8゜未満になった場合は放電が集中帯
電領域Pによる削れを感光ドラム上に分散できないた
め、端部をカットする効果が得られなくなる。
【0048】したがって、弾性層6をカットした後に塗
工する場合は、液ダレによる放電領域のムラを感光ドラ
ム上に分散できるように端部をカットする角度θを設定
する必要があり、塗工条件や帯電ローラの外径により最
適な角度を設定しなければならない。
【0049】実施例3 つぎに、本発明の第3実施例について、図6および図7
により説明する。
【0050】本実施例の帯電ローラ23は、第2の実施
例で示した塗工液の液ダレによる放電が集中する領域P
を無くす目的で、弾性層6を斜めにカットした後に感光
ドラム当接面とのなす角がΘ=15゜となるC面形状を
つけた。このC面角度Θは、小さい場合には液ダレ部が
感光ドラムに接触してしまい、その部分で放電が発生し
てしまう。また、C面角度Θが大きい場合には、液ダレ
部をC面部に逃すことができないため、感光ドラム当接
面にも液ダレが生じてしまうため効果が得られない。
【0051】そこで、C面角度Θを10゜〜35゜の範
囲内で設定することとした。この範囲内であれば、自由
に設定すればよい。
【0052】このC面形状により、帯電ローラの放電領
域は、図7に示すようなきれいな形状Qになり、帯電ロ
ーラ端部はKの範囲で感光ドラム上を移動する。よっ
て、帯電ローラ端部の削れを画像領域の削れとほぼ同等
にすることができ、感光ドラムの寿命を大幅に向上させ
るとともに、クリーニングブレードめくれを防止するこ
とができる。
【0053】実施例4 つぎに、本発明の第4実施例について図8により説明す
る。上記の実施例で述べたように帯電ローラの端部に斜
めカットを形成することにより、帯電ローラ端部に対応
する感光ドラムの寿命を向上させることができるが、斜
めにカットされた部分は帯電効率が低下するため通紙領
域に重なると帯電不良によるかぶり等の画像不良を生じ
る可能性がある。
【0054】そこで、本実施例では、図8に示すよう
に、帯電ローラ24の端面24cを波高W=3mmの波
状にすることとし、これにより、帯電回数を増加させる
とともに、帯電ローラ端部の局所的な放電も分散させる
ことができるため、装置の小型化と感光ドラムの長寿命
化とを両立できる。
【0055】なお、波高Wについては、放電領域が0.
5〜0.7mmであるため最低1mm以上必要であり、
液ダレによる局所的な放電を見込むとW=2〜5mmの
波高を設ける必要がある。
【0056】また、第3実施例で示したように、帯電ロ
ーラ端部の感光ドラムと接する部分にC面形状をつける
とさらに感光ドラム削れ防止の効果がアップする。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、帯電ローラの弾性層における端面が帯電ロー
ラの軸線に対して傾斜していることにより、あるいは弾
性層端面が波状に形成されていることにより、帯電ロー
ラ端部での局部的なドラム削れを像担持体上に分散し、
像担持体上の長寿命化を達成でき、同時に、帯電ローラ
端部でのクリーニングブレードめくれをも防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の帯電ローラの全体形状を
示す図である。
【図2】第1実施例の帯電ローラおよび感光ドラムの端
部を示す断面図である。
【図3】第1実施例の帯電ローラの放電形状を示す図で
ある。
【図4】第2実施例の帯電ローラの端部を示す断面図で
ある。
【図5】第2実施例の帯電ローラの放電形状を示す図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例の帯電ローラの全体形状を
示す図である。
【図7】第3実施例の放電形状を示す図である。
【図8】本発明の第4実施例の帯電ローラを示す図であ
る。
【図9】本発明が具現化される画像形成装置における従
来の帯電装置周辺の一例を示す図である。
【図10】図9における要部断面図である。
【図11】従来の帯電ローラの放電領域を示す説明図で
ある。
【図12】従来の帯電ローラの端部の一例を示す図であ
る。
【図13】従来の帯電ローラの端部の他の例を示す図で
ある。
【図14】従来の帯電ローラの塗工による端部形状の一
例を示す図である。
【図15】図14に示す帯電ローラによる放電ニップ形
状の説明図である。
【図16】従来の帯電ローラの放電によるドラム削れを
示す図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 5 芯金 6 弾性層 21、22、23 帯電ローラ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像が形成される像担持体と、該像担持
    体を帯電する帯電ローラとを有する画像形成装置におい
    て、 前記帯電ローラは、芯金と、その上に形成された、表面
    がコートされた弾性層とを有し、該弾性層はその端面が
    前記帯電ローラの軸線に対して傾斜していることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電ローラの端面の傾斜角度は3〜
    45゜であることを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 潜像が形成される像担持体と、該像担持
    体を帯電する帯電ローラとを有する画像形成装置におい
    て、 前記帯電ローラは、芯金と、その上に形成された、表面
    がコートされた弾性層とを有し、該弾性層はその端面が
    波状に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性層の端面の波高は1〜5mmで
    あることを特徴とする請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電ローラの端縁部と前記像担持体
    との接点は前記帯電ローラの回転によって少なくとも1
    mm以上前記像担持体上を移動することを特徴とする請
    求項1から4のいずれかの画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性層端部の外径が外側に向かって
    直線的に減少していることを特徴とする請求項1から4
    のいずれかの画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記端部と前記帯電ローラの面長部との
    なす角度は10〜30゜であることを特徴とする請求項
    6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体の外周長は前記帯電ローラ
    の外周長の整数倍にならないことを特徴とする請求項1
    から4のいずれかの画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記帯電ローラの端部が通紙領域に含ま
    れる場合、前記端部に対応する前記像担持体の電位が、
    前記帯電ローラの前記端部間の部分に対応する前記像担
    持体の電位に対して90%以上満たされた後、プリント
    動作を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 画像形成装置の像担持体を帯電する帯
    電ローラにおいて、 芯金と、その上に形成された、表面がコートされた弾性
    層とを有し、該弾性層はその端面が前記帯電ローラの軸
    線に対して傾斜していることを特徴とする帯電ローラ。
  11. 【請求項11】 画像形成装置の像担持体を帯電する帯
    電ローラにおいて、 芯金と、その上に形成された、表面がコートされた弾性
    層とを有し、該弾性層はその端面が波状に形成されてい
    ることを特徴とする帯電ローラ。
JP5751798A 1998-02-23 1998-02-23 画像形成装置および帯電ローラ Pending JPH11237783A (ja)

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