JPH11233624A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH11233624A
JPH11233624A JP2856598A JP2856598A JPH11233624A JP H11233624 A JPH11233624 A JP H11233624A JP 2856598 A JP2856598 A JP 2856598A JP 2856598 A JP2856598 A JP 2856598A JP H11233624 A JPH11233624 A JP H11233624A
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insulating film
conductive layer
film
semiconductor device
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Hirofumi Igarashi
弘文 五十嵐
Naohito Chikamatsu
尚人 親松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工程数を削減することができ、下層配線と上層
配線を接続するビアプラグの抵抗を上昇させることな
く、かつビアプラグの形成が微細化の障害とならない多
層配線構造を有する半導体装置及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】半導体基板2上に、順に下層配線6a、6
b、6c、第1の層間絶縁膜8、中間配線膜10、第2
の層間絶縁膜12、上層配線16a、16b、16cが
形成される。第1の層間絶縁膜8及び第2の層間絶縁膜
12に設けられたビアプラグ14aにより、前記下層配
線6a、中間配線膜10、上層配線16aの3つの配線
層が電気的に接続される。また、第1の層間絶縁膜8及
び第2の層間絶縁膜12に設けられたビアプラグ14b
により、下層配線6bと上層配線16bが電気的に接続
されるが、ビアプラグ14bと中間配線膜10との間に
は空間20が設けられており、電気的に絶縁される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置におけ
る多層配線に関し、特に配線層の間に少ない工程数で中
間配線層を形成した半導体装置及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路(LSI)の高集
積化、高性能化に伴い、半導体集積回路における多層配
線の層数は、年々増加する傾向にある。マイクロプロセ
ッサなどの高性能ロジックLSIにおいては、全製造工
程の半数以上が多層配線工程である。
【0003】このような多層配線構造からなる半導体装
置においては、特にデバイスの動作周波数が高くなって
くると電送線路構造をとってグランドプレーンを設けた
り、カップリングノイズ低減(Decoupling Capacitor)
や配線の容量性、誘導性パラメータの設計を容易にする
ために特別な配線層を設ける場合が多い。グランドプレ
ーンや特別な配線層を設けることは、製造コストのアッ
プや工期が長くなるなどの点で大きな問題である。
【0004】このような問題を有する従来の一般的な多
層配線の形成方法(従来例1)について説明する。なお
ここでは、多層配線層のうちの1つの配線層を形成する
のに必要な主要工程を列挙する。
【0005】まず、下層配線層上に層間絶縁膜を堆積
し、表面を平坦化する。続いて、フォトリソグラフィ法
及び異方性の反応性イオンエッチング(RIE)法によ
り、ビアプラグ形成用の孔(以下ビアホール)を形成す
る。このビアホールに、ビアプラグ(Via plug)材料を
埋め込んで前記下層配線層に接続し、エッチバックまた
はCMP法により余分なビアプラグ(Via plug)材料な
どを除去する。
【0006】その後、配線金属、合金を堆積した後、フ
ォトリソグラフィ法及びRIE法により、前記配線金
属、合金をパターニングして上層配線を形成する。以上
により、前記下層配線層上に1つの前記上層配線層が形
成される。多層配線層を形成するには、これらの工程を
繰り返し行う必要がある。
【0007】また、次に前記グランドプレーンやカップ
リングノイズ低減などのための配線層を設けることによ
る工程数増加の問題に対して、今までに提案された多層
配線の製造方法の一例(従来例2)について説明する。
【0008】図11(a)、(b)〜図12(a)、
(b)は、従来の半導体装置における多層配線の製造方
法を示す各製造工程の断面図である。図11(a)に示
すように、半導体基板102上の絶縁膜104上に形成
された下層配線106a、106b上及び絶縁膜104
上の全面に、層間絶縁膜108を成膜する。続いて、こ
の層間絶縁膜108上にグランドプレーンとなる中間配
線膜110を成膜した後、さらに層間絶縁膜112を成
膜する。
【0009】その後、図11(b)に示すように、フォ
トリソグラフィ法及びRIE法により、前記層間絶縁膜
112、中間配線膜110、及び層間絶縁膜108を下
層配線106a、106bに達するまで開口してビアプ
ラグとなる開口部を形成する。続いて、絶縁膜を成膜
し、フォトリソグラフィ法及びRIE法により前記開口
部に側壁スペーサ114を形成して前記中間配線膜11
0と絶縁された開口部を形成する。
【0010】さらに、図12(a)に示すように、前記
開口部にビアプラグとなるメタル材料116を埋め込
み、エッチバックまたはCMP法により余分な前記メタ
ル材料を除去する。その後、上層の配線金属膜を成膜し
た後、フォトリソグラフィ法及びRIE法により上層配
線118を形成する。
【0011】さらに、前記上層配線118が形成された
前記層間絶縁膜112上の全面に層間絶縁膜120を成
膜し、図12(b)に示すように、フォトリソグラフィ
法及びRIE法により前記中間配線膜110に接続する
ための開口部を形成する。この開口部にビアプラグとな
るメタル材料122を埋め込み、エッチバックまたはC
MP法により余分な前記メタル材料を除去する。その
後、さらに上層の配線金属膜、合金を成膜した後、フォ
トリソグラフィ法及びRIE法により上層配線124を
形成する。以上により、3層の多層配線からなる半導体
装置が形成される。なお、グランドプレーンやカップリ
ングノイズ低減のためなどの中間配線膜110との電気
的接続は、2つ上の上層配線124との間で行ってい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例2は従
来例1の方法に比べて工程数を削減することができる
が、ビア側壁に形成された絶縁膜のために、前記中間配
線膜110に接続しない、通常の信号線などの配線をつ
なぐビアプラグの径が小さくなり、微細で集積度の高い
デバイスではこのビアプラグの抵抗が上昇してしまうと
いう問題がある。
【0013】また、このビアプラグの抵抗の上昇を回避
するために、開口するビア径を大きくすると、下層配線
との合わせ余裕を大きくとる必要があり微細化に対して
障害となる。
【0014】そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされ
たものであり、工程数を削減することができ、下層配線
と上層配線を接続するビアプラグの抵抗を上昇させるこ
となく、かつビアプラグの形成が微細化の障害とならな
い多層配線構造を有する半導体装置及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の半導体装置は、半導体基板内また
は半導体基板上に形成された第1の導電層と、前記第1
の導電層上に形成された第1の層間絶縁膜と、前記第1
の層間絶縁膜上に形成された第2の導電層と、前記第2
の導電層上に形成された第2の層間絶縁膜と、前記第2
の層間絶縁膜上に形成された第3の導電層と、前記第1
の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜に設けられた孔
に導電材料を埋め込んで形成され、前記第1の導電層、
第2の導電層及び第3の導電層の3つの導電層を電気的
に接続する第1のコンタクトまたはビアプラグと、前記
第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜に設けられ
た孔に導電材料を埋め込んで形成され、第1の導電層と
第3の導電層を電気的に接続し、第2の導電層とは電気
的に絶縁された第2のコンタクトまたはビアプラグとを
具備することを特徴とする。
【0016】また、さらに請求項2に記載の半導体装置
は、請求項1に記載の構成において、前記第2のコンタ
クトまたはビアプラグと前記第2の導電層との間には空
間が設けられていることを特徴とする。
【0017】また、さらに請求項3に記載の半導体装置
は、請求項1又は2に記載の構成において、前記空間に
おける前記第2のコンタクトまたはビアプラグの側壁面
と前記第2の導電層の側壁面との距離(前記空間の横の
長さ)が、前記第2の導電層の膜厚(前記空間の縦の長
さ)以上であることを特徴とする。
【0018】また、さらに請求項4に記載の半導体装置
は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成において、
前記第1のコンタクトまたはビアプラグと前記第2の導
電層とは、サイドコンタクトにより電気的に接続されて
いることを特徴とする。
【0019】また、さらに請求項5に記載の半導体装置
は、請求項1乃至4のいずれかに記載の構成において、
前記第1のコンタクトまたはビアプラグと前記第3の導
電層、及び前記第2のコンタクトまたはビアプラグと前
記第3の導電層が、デュアルダマシン構造を成すことを
特徴とする。
【0020】また、請求項6に記載の半導体装置の製造
方法は、半導体基板に、第1の導電層と、この第1の導
電層上の第1の層間絶縁膜と、この第1の層間絶縁膜上
の第2の導電層と、この第2の導電層上の第2の層間絶
縁膜を形成する工程と、前記第2の層間絶縁層を貫通す
る孔を開口する工程と、前記孔の底面近傍の前記第2の
導電層を、前記孔の第2の層間絶縁膜の側壁面から所定
の距離まで除去する工程と、この後、前記孔の下方の前
記第1の層間絶縁膜を除去して前記第1の導電層の表面
まで開口し、導電材料を埋め込む工程とを具備すること
を特徴とする。
【0021】また、請求項7に記載の半導体装置の製造
方法は、半導体基板に、第1の導電層と、この第1の導
電層上の第1の層間絶縁膜と、この第1の層間絶縁膜上
の第2の導電層と、この第2の導電層上の第2の層間絶
縁膜を形成する工程と、前記第2の層間絶縁層を貫通す
る第1、第2の孔を開口する工程と、前記第1の孔を選
択的に覆うマスクを形成する工程と、前記第2の孔の底
面近傍の前記第2の導電層を、前記第2の孔の第2の層
間絶縁膜の側壁面から所定の距離まで除去する工程と、
この後、前記第1、第2の孔の下方の前記第1の層間絶
縁膜を除去して前記第1の導電層の表面まで開口し、導
電材料を埋め込む工程とを具備することを特徴とする。
【0022】また、請求項8に記載の半導体装置の製造
方法は、半導体基板上に形成された素子あるいはn層目
の配線層(n=1,2,3,…)上に、順に、第1の層
間絶縁膜、1層目の配線層あるいはn+1層目の配線
層、第2の層間絶縁膜を成膜する工程と、前記第2の層
間絶縁膜を貫通する孔を開口する工程と、前記孔の底面
近傍の前記1層目の配線層あるいはn+1層目の配線層
を、前記孔の側壁面から所定の距離まで除去する工程
と、前記素子あるいはn層目の配線層まで達するよう
に、前記孔の下方の第1の層間絶縁膜をさらに開口する
工程とを具備することを特徴とする。
【0023】また、請求項9に記載の半導体装置の製造
方法は、請求項6乃至8のいずれかに記載の構成におい
て、前記第2の層間絶縁膜が、互いにエッチング選択比
を有する異種の膜の積層膜からなることを特徴とする。
【0024】また、請求項10に記載の半導体装置の製
造方法は、請求項6又は7のいずれかに記載の構成にお
いて、前記所定の距離が、前記第2の導電層の膜厚分以
上の距離であることを特徴とする。
【0025】また、請求項11に記載の半導体装置の製
造方法は、請求項8に記載の構成において、前記所定の
距離が、前記1層目の配線層あるいはn+1層目の配線
層の膜厚分以上の距離であることを特徴とする。
【0026】また、請求項12に記載の半導体装置の製
造方法は、請求項6乃至8のいずれかに記載の構成にお
いて、前記所定の距離まで除去する工程が、等方性エッ
チングにより行われることを特徴とする。
【0027】また、請求項13に記載の半導体装置の製
造方法は、請求項6乃至8のいずれかに記載の構成にお
いて、前記孔及び孔の下方の開口が、異方性エッチング
により行われることを特徴とする。
【0028】また、請求項14に記載の半導体装置の製
造方法は、請求項13に記載の構成において、前記孔の
下方の開口が、前記孔と自己整合的に行われることを特
徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。まず、この発明の第1の
実施の形態の半導体装置の構造について説明する。図5
(b)は、第1の実施の形態の半導体装置の構造を示す
断面図である。
【0030】この図5(b)に示すように、半導体基板
2上に絶縁膜4が形成され、この絶縁膜4上には下層配
線6a、6b、6cが形成されている。前記下層配線6
c上及び絶縁膜4上の全面に第1の層間絶縁膜8が形成
され、この第1の層間絶縁膜8上には、カップリングノ
イズ低減などのための、またグランドプレーンとしての
中間配線膜10が形成されている。
【0031】さらに、前記中間配線膜10上に第2の層
間絶縁膜12が形成されており、この第2の層間絶縁膜
12上には、ビアプラグ14a、14bを介して前記下
層配線6a、6bにそれぞれ接続された第1の上層配線
16a、16bが形成されている。なお、前記第2の層
間絶縁膜12は、例えばTEOS膜121とシリコン窒
化膜(SiN膜)122の積層膜からなる。さらに、前
記第1の上層配線16a、16b上及び第2の層間絶縁
膜12上に第3の層間絶縁膜18が形成されており、こ
の第3の層間絶縁膜18上には、ビアプラグ14cを介
して前記中間配線膜10に接続された第2の上層配線1
6cが形成されている。
【0032】ここで、前記下層配線6aと上層配線16
aを接続するビアプラグ14aは前記中間配線膜10に
接触しており、サイドコンタクトにより電気的に接続さ
れている。また、前記下層配線6bと上層配線16bを
接続するビアプラグ14bと、前記中間配線膜10との
間には空間20が設けられており、これらビアプラグ1
4bと中間配線膜10は電気的に絶縁されている。これ
により、前記下層配線6a、中間配線膜10、及び第1
の上層配線16aの3つの配線が導通されている。ま
た、前記下層配線6bと第1の上層配線16bが導通さ
れ、また中間配線膜10と第2の上層配線16cが導通
されている。
【0033】前記空間20は、ビアプラグ14bが埋め
込まれた第1、第2の層間絶縁膜8、12の側壁面、す
なわちビアプラグ14bの側壁面から中間配線膜10の
側壁面までの距離(空間20の横方向の長さ)と、中間
配線膜10の膜厚(空間20の縦方向の長さ)との比の
値が、1以上になるように形成されている。この空間2
0部分の詳細を図6に示す。第1、第2の層間絶縁膜
8、12の側壁面から中間配線膜10の側壁面までの距
離をxとし、中間配線膜10の膜厚をyとすると、x/
y ≧ 1となるように形成されている。
【0034】前記ビアプラグ14a、14b、14c
は、メタル材料とこの外周に形成されたグルーレイヤ
(Glue layer )22から成っている。前記メタル材料
には、主にタングステン(W)、アルミニウム(A
l)、銅(Cu)やこれらを含む合金が用いられ、グル
ーレイヤ22にはチタンナイトライド(TiN)などが
用いられる。
【0035】以上説明したようにこの第1の実施の形態
によれば、中間配線膜と絶縁したいビアプラグにおい
て、ビアプラグ形成用の孔径が小さくなることはなく、
微細で集積度の高いデバイスにおいてもビアプラグの抵
抗が上昇してしまうことはない。
【0036】また、前述の第1の実施の形態では、各絶
縁膜上に下層配線及び上層配線が形成された例を説明し
たが、これに限るわけではなく、図10に示すように絶
縁膜に溝を掘り、この溝に下層配線及び上層配線を埋め
込んだ埋め込み配線、特にデュアルダマシン構造の埋め
込み配線に対して適用することも可能である。下層配線
及び上層配線が埋め込み配線で形成された例を、第1の
実施の形態の変形例として以下に説明する。
【0037】図10は、第1の実施の形態の変形例の半
導体装置の構造を示す断面図である。この図10に示す
ように、半導体基板32上に絶縁膜34が形成され、こ
の絶縁膜34内には下層配線36a、36b、36cが
埋め込まれている。前記下層配線36c上及び絶縁膜3
4上の全面に第1の層間絶縁膜38が形成され、この第
1の層間絶縁膜38上には、カップリングノイズ低減な
どのための、またグランドプレーンとしての中間配線膜
40が形成されている。この中間配線膜40上には、例
えば、TEOS膜421、SiN膜422、TEOS膜
423、SiN膜424の積層膜からなる第2の層間絶
縁膜42が形成されている。
【0038】また、これら第1の層間絶縁膜38内及び
第2の層間絶縁膜42内には、下層配線36aと中間配
線膜40に電気的に接続されたビアプラグ44aが形成
されている。さらに、前記第1の層間絶縁膜38内及び
第2の層間絶縁膜42内には、下層配線36bに電気的
に接続されているが、中間配線膜40には接続されてい
ないビアプラグ44bが形成されている。さらに、前記
第2の層間絶縁膜42内には、この層間絶縁膜42に埋
め込まれた上層配線46が形成されている。なお、図示
されていないが、この上層配線46と同一平面内には、
前記ビアプラグ44a、44bとそれぞれ接続される配
線が層間絶縁膜42に埋め込まれている。
【0039】ここで、前記ビアプラグ44aと中間配線
膜40とはサイドコンタクトにより電気的に接続されて
いる。一方、前記ビアプラグ44bと中間配線膜40と
の間には空間50が設けられており、上述したようにビ
アプラグ44bと中間配線膜40とは電気的に絶縁され
ている。
【0040】前記空間50は、ビアプラグ44bが埋め
込まれた第1、第2の層間絶縁膜38、42の側壁面、
すなわちビアプラグ44bの側壁面から中間配線膜40
の側壁面までの距離(空間50の横方向の長さ)と、中
間配線膜40の膜厚(空間50の縦方向の長さ)との比
の値が、1以上になるように形成されている。この空間
50部分の詳細を図6に示す。第1、第2の層間絶縁膜
38、42の側壁面から中間配線膜40の側壁面までの
距離をxとし、中間配線膜40の膜厚をyとすると、x
/y > 1となるように形成されている。
【0041】前記下層配線36a、36b、36c、ビ
アプラグ44a、44b、及び上層配線46は、メタル
材料とこの外周に形成されたグルーレイヤ(Glue laye
r )52から成っている。前記メタル材料には、主にタ
ングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)
やこれらを含む合金が用いられ、グルーレイヤ52には
チタンナイトライド(TiN)などが用いられる。
【0042】以上説明したようにこの第1の実施の形態
の変形例によれば、中間配線膜と絶縁したいビアプラグ
において、ビアプラグ形成用の孔径が小さくなることは
なく、微細で集積度の高いデバイスにおいてもビアプラ
グの抵抗が上昇してしまうことはない。
【0043】次に、第2の実施の形態として、前記第1
の実施の形態の半導体装置の製造方法について説明す
る。この第2の実施の形態は、絶縁膜上に下層配線が形
成された前記半導体装置の製造方法である。
【0044】図1(a)、(b)〜図5(a)、(b)
は、前記半導体装置の製造方法を示す各製造工程の断面
図である。この図1(a)に示すように、半導体基板2
上に絶縁膜4を成膜し、さらにこの絶縁膜4上に下層配
線6a、6b、6cを形成する。前記下層配線6a、6
b、6c上及び絶縁膜4上の全面に、TEOS膜などの
シリコン酸化物(SiO2)系の第1の層間絶縁膜8を
形成する。その後、CMP法などによりこの層間絶縁膜
8を研磨して表面を平坦化する。
【0045】続いて、図1(b)に示すように、前記第
1の層間絶縁膜8上に所定の膜厚の中間配線膜10を成
膜し、この中間配線膜10上にTEOS膜121とSi
N膜122の積層膜などからなる第2の層間絶縁膜12
を成膜する。さらに、図2(a)に示すように、フォト
リソグラフィ法及びRIE法により前記第2の層間絶縁
膜12及び中間配線膜10を開口して、ビアプラグとな
るメタル材料を埋め込むためのビアプラグ形成用の孔2
4a、24bを形成する。具体的にはフォトリソグラフ
ィ法により形成されたレジストパターンをマスクとし
て、まず第2の層間絶縁膜12におけるSiN膜122
を開口し、次いでレジストパターンを剥離した後、Si
N膜122をマスクとしてその下方のTEOS膜121
と中間配線膜10をエッチングする。
【0046】さらに、図2(b)に示すように、再度、
フォトリソグラフィ法によりビアプラグ形成用の孔24
aのみを選択的に覆うレジストマスク26を形成する。
そして、ビアプラグ形成用の孔24bの底面周辺部の中
間配線膜10を、CDE(ケミカルドライエッチング)
法などの等方性エッチングによりエッチングして、孔2
4bの第2の層間絶縁膜12の側壁面から中間配線膜1
0の膜厚分以上の距離を後退させる。
【0047】このように、中間配線層10を後退させる
ことにより、前記孔24bに埋め込まれる前記メタル材
料と中間配線膜10とが電気的に絶縁される。その後、
図3(a)に示すように、レジストマスク26を剥離す
る。なお、上述の第2の層間絶縁膜12の開口時には、
中間配線膜10のエッチングを行わず、ここで孔24b
の底面の中間配線膜10を等方性エッチングにより底面
周辺部とともに除去し、次の第1の層間絶縁膜8の異方
性エッチング時に孔24aの底面の中間配線膜10を除
去してもよい。
【0048】次に、図3(a)に示した構造において、
RIE法により第1の層間絶縁膜8を異方性エッチング
して、図3(b)に示すように下層配線膜6a、6bの
表面まで孔24a、24bを開口する。ここでは、第2
の層間絶縁膜12が互いにエッチング選択比を有するシ
リコン酸化物系の膜とシリコン窒化物系の膜との積層膜
からなるため、第2の層間絶縁膜12におけるSiN膜
122をマスクとして自己整合的な開口が可能である。
【0049】その後、ビアプラグ形成用の孔24a、2
4bにメタル材料を確実に埋め込むために、図4(a)
に示すように前記孔24a、24bの側壁面及び底面に
チタンナイトライド(TiN)等のグルーレイヤ(Glu
e layer )22を成膜する。
【0050】ここで、前記孔24b内へのグルーレイヤ
22の成膜では、中間配線膜10が除去された空間20
を孔24bの側壁面で途切れずにふさぐように、かつ前
記中間配線膜10に接触せず電気的絶縁を保つように、
グルーレイヤ22を堆積させる。
【0051】なお、通常、前記中間配線膜10の電位は
固定されており、中間配線膜10に大きな電流を流すこ
とはない。よって、中間配線膜10の膜厚は、上述の状
態を実現できる程度に薄くすることができ、かつビアプ
ラグ14bのアスペクト比(ビアプラグ14bの高さ/
ビアプラグ14bの径)を著しく増加させない程度に薄
くすることができる。
【0052】続いて、ビアプラグ形成用の孔24a、2
4b内にメタル材料を埋め込み、図4(a)に示すよう
に、余分な埋め込み材料、すなわちメタル材料をCMP
法またはエッチバック法により除去する。
【0053】さらに、図4(b)に示すように、配線用
の膜を成膜して、フォトリソグラフィ法及びRIE法に
より第1の上層配線膜16a、16bを形成する。続い
て、TEOS膜などからなる第3の層間絶縁膜18を成
膜し、CMP法などによりこの層間絶縁膜18の表面を
研磨して平坦化する。
【0054】その後、図5(a)に示すように、フォト
リソグラフィ法及びRIE法により前記第2、第3の層
間絶縁膜12、18を中間配線膜10の表面まで開口し
て、ビアプラグ形成用の孔24cを形成する。続いて、
図5(b)に示すように、上述と同様に孔24c内にメ
タル材料を確実に埋め込むために、この孔24cの側壁
面及び底面にグルーレイヤ22を成膜する。
【0055】そして、前記孔24c内にメタル材料を埋
め込み、余分な埋め込み材料、すなわち前記メタル材料
をCMP法またはエッチバック法により除去する。その
後、配線用の膜を成膜して、フォトリソグラフィ法及び
RIE法により第2の上層配線膜16cを形成する。以
上のような工程を経て、第1の実施の形態の半導体装置
が製造される。
【0056】なお、図2(b)に示したようなビアプラ
グ用の孔24bの第2の層間絶縁膜12の側壁面から中
間配線膜10の側壁面を後退させる工程では、図6に示
すように第1、第2の層間絶縁膜8、12の側壁面から
中間配線膜10の側壁面までの距離をxとし、中間配線
膜10の膜厚をyとした場合、x/y ≧ 1が成り立
つように中間配線膜10を後退させる。言い換えると、
第1、第2の層間絶縁膜8、12の側壁面から中間配線
膜10の側壁面までの距離(空間20の横方向の長さ)
と、中間配線層10の膜厚(空間20の縦方向の長さ)
との比の値が、1以上になるように中間配線膜10をエ
ッチングする。
【0057】以上説明したようにこの第2の実施の形態
によれば、中間配線膜と接続する配線膜と、前記中間配
線膜と電気的に絶縁したい配線膜の形成を、前述した従
来例2に比べて少ない工程数で行うことができ、このと
き配線膜の接続に用いられるビアプラグの孔径が小さく
なることはなく、微細で集積度の高いデバイスにおいて
もビアプラグの抵抗を上昇させることはない。
【0058】次に、第3の実施の形態として、前記第1
の実施の形態の変形例の半導体装置の製造方法について
説明する。この第3の実施の形態は、下層配線及び上層
配線が埋め込み配線で形成された前記変形例の半導体装
置の製造方法である。
【0059】図7(a)、(b)〜図10は、前記半導
体装置の製造方法を示す各製造工程の断面図である。こ
の図7(a)に示すように、半導体基板32上に絶縁膜
34を成膜した後、フォトリソグラフィ法及びRIE法
によりこの絶縁膜34に配線を埋め込むための溝を形成
する。そして、この溝にグルーレイヤ22及び配線材を
埋め込み、余分な前記配線材をCMP法またはエッチバ
ック法により除去して、下層配線36a、36b、36
cを形成する。
【0060】続いて、図7(b)に示すように、前記下
層配線36a、36b、36c上及び絶縁膜34上の全
面に、TEOS膜などからなるシリコン酸化物(SiO
2 )系の第1の層間絶縁膜38を形成する。この第1の
層間絶縁膜38上に所定の膜厚の中間配線膜40を成膜
し、この中間配線膜40上にTEOS膜421、SiN
膜422、TEOS膜423、SiN膜424の積層膜
などからなる第2の層間絶縁膜42を成膜する。なお、
この層間絶縁膜42内の中間層としてのSiN膜422
は、配線溝形成時に配線溝底面のエッチングストッパと
するものである。
【0061】さらに、図8(a)に示すように、フォト
リソグラフィ法及びRIE法により、前記第2の層間絶
縁膜42に上層配線を埋め込むための溝54cを形成す
る。このとき、ビアプラグ及びビアプラグと接続される
配線が形成される領域についても、SiN膜422を底
面とする溝パターンが併せて形成される。さらに、フォ
トリソグラフィ法及びRIE法により、前記第2の層間
絶縁膜42のTEOS膜421とSiN膜422及び中
間配線膜40を開口して、ビアプラグとなるメタル材料
を埋め込むためのビアプラグ形成用の孔54a、54b
を形成し、その後、レジスト膜を剥離する。
【0062】さらに、図8(b)に示すように、再度、
フォトリソグラフィ法によりビアプラグ形成用の孔54
aのみを選択的に覆うレジストマスク56を形成する。
そして、ビアプラグ形成用の孔54bの底面周辺部の中
間配線膜40を、CDE(ケミカルドライエッチング)
法などの等方性エッチングによりエッチングして、孔5
4bの第2の層間絶縁膜42の側面から中間配線膜40
の膜厚分以上の距離を後退させる。
【0063】このように、中間配線層40を後退させる
ことにより、前記孔54bに埋め込まれるビアプラグと
なるメタル材料と中間配線膜40とが電気的に絶縁され
る。その後、図9(a)に示すように、レジストマスク
56を剥離する。なお、上述の第2の層間絶縁膜42の
開口時には、中間配線膜40のエッチングを行わず、こ
こで孔54bの底面の中間配線膜40を等方性エッチン
グにより底面周辺部とともに除去し、次の第1の層間絶
縁膜38の異方性エッチング時に孔54aの底面の中間
配線膜40を除去してもよい。
【0064】次に、図9(a)に示した構造において、
第2の層間絶縁膜42におけるSiN膜422及びSi
N膜424をマスクとしてRIE法により第1の層間絶
縁膜38を異方性エッチングして、図9(b)に示すよ
うに下層配線膜36a、36bの表面まで孔54a、5
4bを自己整合的に開口する。
【0065】その後、ビアプラグ形成用の孔54a、5
4b及び上層配線を埋め込むための溝54cにメタル材
料を確実に埋め込むために、図10(a)に示すように
前記孔54a、54bと溝54cの側面及び底面にチタ
ンナイトライド(TiN)等のグルーレイヤ(Glue lay
er)52を成膜する。
【0066】ここで、前記孔54b内へのグルーレイヤ
52の成膜では、中間配線膜40が除去された空間50
の孔54bの側面を途切れずにふさぐように、かつ前記
中間配線膜40に接触せず電気的絶縁を保つように、グ
ルーレイヤ52を堆積させる。
【0067】なお、通常、前記中間配線膜40の電位は
固定されており、中間配線膜40に大きな電流を流すこ
とはない。よって、中間配線膜40の膜厚は、上述の状
態を実現できる程度に薄くすることができ、かつビアプ
ラグ44bのアスペクト比(ビアプラグ44bの高さ/
ビアプラグ44bの径)を著しく増加させない程度に薄
くすることができる。
【0068】続いて、ビアプラグ形成用の孔54a、5
4b内と上層配線を埋め込むための溝54cにメタル材
料を埋め込み、図10に示すように、余分な埋め込み材
料、すなわちメタル材料をCMP法またはエッチバック
法により除去する。これにより、ビアプラグ44a、4
4b及び上層配線膜46を形成する。以上のような工程
を経て、第1の実施の形態の変形例の半導体装置が製造
される。
【0069】なお、図8(b)に示したようなビアプラ
グ形成用の孔54bの第2の層間絶縁膜42の側壁面か
ら中間配線膜40の側壁面を後退させる工程では、図6
に示すように第1、第2の層間絶縁膜38、42の側壁
面から中間配線膜40の側壁面までの距離をxとし、中
間配線膜40の膜厚をyとした場合、x/y ≧ 1が
成り立つように中間配線膜40を後退させる。言い換え
ると、第1、第2の層間絶縁膜38、42の側壁面から
中間配線膜10の側壁面までの距離(空間50の横方向
の長さ)と、中間配線層40の膜厚(空間50の縦方向
の長さ)との比の値が、1以上になるように中間配線膜
40をエッチングする。
【0070】以上説明したようにこの第3の実施の形態
によれば、中間配線膜と接続する配線膜と、前記中間配
線膜と電気的に絶縁したい配線膜の形成を、前述した従
来例2に比べて少ない工程数で行うことができ、このと
き配線膜の接続に用いられるビアプラグの孔径が小さく
なることはなく、微細で集積度の高いデバイスにおいて
もビアプラグの抵抗を上昇させることはない。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、工程
数を削減することができ、下層配線と上層配線を接続す
るビアプラグの抵抗を上昇させることなく、かつビアプ
ラグの形成が微細化の障害とならない多層配線構造を有
する半導体装置及びその製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体装置の製造方法を示す各製造
工程の断面図である。
【図2】この発明の半導体装置の製造方法を示す各製造
工程の断面図である。
【図3】この発明の半導体装置の製造方法を示す各製造
工程の断面図である。
【図4】この発明の半導体装置の製造方法を示す各製造
工程の断面図である。
【図5】(a)はこの発明の半導体装置の製造方法を示
す各製造工程の断面図であり、(b)は前記半導体装置
の構造を示す断面図である。
【図6】ビアプラグと中間配線膜との間に設けられた空
間の詳細を示す断面図である。
【図7】この発明の変形例の半導体装置の製造方法を示
す各製造工程の断面図である。
【図8】この発明の変形例の半導体装置の製造方法を示
す各製造工程の断面図である。
【図9】この発明の変形例の半導体装置の製造方法を示
す各製造工程の断面図である。
【図10】この発明の変形例の半導体装置の構造を示す
断面図である。
【図11】従来の半導体装置における多層配線の製造方
法を示す各製造工程の断面図である。
【図12】従来の半導体装置における多層配線の製造方
法を示す各製造工程の断面図である。
【符号の説明】
2…半導体基板 4…絶縁膜 6a、6b、6c…下層配線 8…第1の層間絶縁膜 10…中間配線膜 12…第2の層間絶縁膜 14a、14b、14c…ビアプラグ 16a、16b…第1の上層配線 16c…第2の上層配線 18…第3の層間絶縁膜 20…空間 22…グルーレイヤ(Glue layer ) 24a、24b、24c…ビアプラグ形成用の孔 26…レジストマスク 32…半導体基板 34…絶縁膜 36a、36b、36c…下層配線 38…第1の層間絶縁膜 40…中間配線膜 42…第2の層間絶縁膜 44a、44b…ビアプラグ 46…上層配線 50…空間 52…グルーレイヤ(Glue layer ) 54a、54b…ビアプラグ形成用の孔 54c…溝 56…レジストマスク

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板内または半導体基板上に形成
    された第1の導電層と、 前記第1の導電層上に形成された第1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜上に形成された第2の導電層と、 前記第2の導電層上に形成された第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜上に形成された第3の導電層と、 前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜に設け
    られた孔に導電材料を埋め込んで形成され、前記第1の
    導電層、第2の導電層及び第3の導電層の3つの導電層
    を電気的に接続する第1のコンタクトまたはビアプラグ
    と、 前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜に設け
    られた孔に導電材料を埋め込んで形成され、第1の導電
    層と第3の導電層を電気的に接続し、第2の導電層とは
    電気的に絶縁された第2のコンタクトまたはビアプラグ
    と、 を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のコンタクトまたはビアプラグ
    と前記第2の導電層との間には空間が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記空間における前記第2のコンタクト
    またはビアプラグの側壁面と前記第2の導電層の側壁面
    との距離(前記空間の横の長さ)は、前記第2の導電層
    の膜厚(前記空間の縦の長さ)以上であることを特徴と
    する請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のコンタクトまたはビアプラグ
    と前記第2の導電層とは、サイドコンタクトにより電気
    的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のコンタクトまたはビアプラグ
    と前記第3の導電層、及び前記第2のコンタクトまたは
    ビアプラグと前記第3の導電層は、デュアルダマシン構
    造を成すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板に、第1の導電層と、この第
    1の導電層上の第1の層間絶縁膜と、この第1の層間絶
    縁膜上の第2の導電層と、この第2の導電層上の第2の
    層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の層間絶縁層を貫通する孔を開口する工程と、 前記孔の底面近傍の前記第2の導電層を、前記孔の第2
    の層間絶縁膜の側壁面から所定の距離まで除去する工程
    と、 この後、前記孔の下方の前記第1の層間絶縁膜を除去し
    て前記第1の導電層の表面まで開口し、導電材料を埋め
    込む工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板に、第1の導電層と、この第
    1の導電層上の第1の層間絶縁膜と、この第1の層間絶
    縁膜上の第2の導電層と、この第2の導電層上の第2の
    層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の層間絶縁層を貫通する第1、第2の孔を開口
    する工程と、 前記第1の孔を選択的に覆うマスクを形成する工程と、 前記第2の孔の底面近傍の前記第2の導電層を、前記第
    2の孔の第2の層間絶縁膜の側壁面から所定の距離まで
    除去する工程と、 この後、前記第1、第2の孔の下方の前記第1の層間絶
    縁膜を除去して前記第1の導電層の表面まで開口し、導
    電材料を埋め込む工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板上に形成された素子あるいは
    n層目の配線層(n=1,2,3,…)上に、順に、第
    1の層間絶縁膜、1層目の配線層あるいはn+1層目の
    配線層、第2の層間絶縁膜を成膜する工程と、 前記第2の層間絶縁膜を貫通する孔を開口する工程と、 前記孔の底面近傍の前記1層目の配線層あるいはn+1
    層目の配線層を、前記孔の側壁面から所定の距離まで除
    去する工程と、 前記素子あるいはn層目の配線層まで達するように、前
    記孔の下方の第1の層間絶縁膜をさらに開口する工程
    と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の層間絶縁膜は、互いにエッチ
    ング選択比を有する異種の膜の積層膜からなることを特
    徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の半導体装置
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記所定の距離は、前記第2の導電層
    の膜厚分以上の距離であることを特徴とする請求項6又
    は7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記所定の距離は、前記1層目の配線
    層あるいはn+1層目の配線層の膜厚分以上の距離であ
    ることを特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記所定の距離まで除去する工程は、
    等方性エッチングにより行われることを特徴とする請求
    項6乃至8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記孔及び孔の下方の開口は、異方性
    エッチングにより行われることを特徴とする請求項6乃
    至8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記孔の下方の開口は、前記孔と自己
    整合的に行われることを特徴とする請求項13に記載の
    半導体装置の製造方法。
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