JPH11227044A - シート状部材吸着装置及び仮付け用ラミネータ - Google Patents

シート状部材吸着装置及び仮付け用ラミネータ

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JPH11227044A
JPH11227044A JP10054355A JP5435598A JPH11227044A JP H11227044 A JPH11227044 A JP H11227044A JP 10054355 A JP10054355 A JP 10054355A JP 5435598 A JP5435598 A JP 5435598A JP H11227044 A JPH11227044 A JP H11227044A
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suction
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laminator
welding
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Kenji Kato
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SHINEI KIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムを移動する際にフィルムの吸着保持
を確実に行うことができるフィルム吸着装置及び仮付け
用ラミネータを提供することを目的とする。 【解決手段】 仮付け用ラミネータにおける本体装置A
には、基板搬送路Rを挟んで吸着ボックス44a、44
bが一対設けられ、この吸着ボックス44a、44bは
軸部35を中心に回動するようになっている。つまり、
吸着ボックス44a、44bはその吸着面を走行ユニッ
ト74側を向いた状態でフィルムを吸着したまま回動
し、フィルムの端部を基板上に搬送する。そして、その
状態で吸着ボックス44a、44bが基板に向けて接近
し、溶着棒52によりフィルムを基板に仮付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム等のシー
ト状部材を基板に仮付けするためのラミネータに関する
ものであり、特に、フィルムの仮付け時にフィルムの吸
引を行う仮付け部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりフィルム等のシート状部材を基
板に仮付け(仮止め)するためのラミネータが知られて
いる。このラミネータは、基板の表面及び/又は裏面に
フィルムを部分的に付着させるもので、本溶着を行う前
の仮付けを行うためのものである。ここで、従来のラミ
ネータ及びこれに用いる仮付け部材においては、特公平
4−53669号公報に示されるように、フィルムの長
手方向に沿って凹凸形状をなすフィルム接触面を有する
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特公平4
−53669号公報に開示された仮付け部材において
は、吸着保持が十分でなく、シート状部材を吸着しなが
ら引っ張り移動する際に、シート状部材が仮付け部材か
ら外れてしまい、その結果、仮付け不良を生じるおそれ
があった。そこで、本発明は、シート状部材を移動する
際にシート状部材の吸着保持を確実に行うことができる
シート状部材吸着装置及び仮付け用ラミネータを提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、シー
ト状部材を基板に対して仮付けを行う仮付け用ラミネー
タに用いるシート状部材吸着装置であって、シート状部
材を吸着するための吸着面を有する吸着手段と、該吸着
手段を基板の搬送方向に垂直な軸線に沿って回動させる
回動手段と、を有することを特徴とする。この第1の構
成の仮付け用ラミネータに用いるシート状部材吸着装置
においては、吸着手段がシート状部材を吸着する吸着面
を有し、上記回動手段が該吸着手段を回動させる。これ
により、吸着手段がシート状部材を吸着した状態で回動
することにより、吸着力が強く作用し、シート状部材の
端部分を基板に平行に確実に配置することができ、仮付
け作業を確実に行うことができる。
【0005】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記回動手段が、少なくとも上記吸着面が仮付け時
の基板に向いた第1方向と該第1方向と略直角の方向で
ある第2方向間を回動するように、上記吸着手段を回動
させることを特徴とする。よって、該吸着手段が上記第
2方向の状態でシート状部材を吸着した後上記第1方向
に回動することによりシート状部材の端部分を基板に平
行に配置することができる。また、第3には、上記第1
又は第2の構成において、上記シート状部材吸着装置
が、さらに、上記吸着手段を基板に対して接近及び隔離
するために移動させる移動手段を有することを特徴とす
る。よって、シート状部材を基板に溶着する際に該吸着
手段を基板に接近させることにより、シート状部材の溶
着を確実に行うことができる。
【0006】また、第4には、シート状部材を基板に対
して仮付けを行う仮付け用ラミネータであって、上記第
1又は第2又は第3の構成のシート状部材吸着装置を有
することを特徴とする。よって、吸着手段が回動するこ
とにより、シート状部材の端部分を基板に確実に平行に
配置することができ、仮付け作業を確実に行うことがで
きる。また、第5には、上記第4の構成において、上記
シート状部材吸着装置が、基板の搬送路を介して略対称
位置に一対設けられていることを特徴とする。よって、
基板の表面のみならず裏面にもシート状部材を仮付けす
ることができる。
【0007】また、第6には、シート状部材を基板に対
して仮付けを行う仮付け用ラミネータであって、シート
状部材を吸着するための吸着面を有する吸着手段と、該
吸着手段を基板の搬送方向に垂直な軸線に沿って上記吸
着面が少なくとも仮付け時の基板に向いた第1方向と該
第1方向と略直角の方向である第2方向間を回動させる
回動手段と、上記吸着手段を基板に対して接近及び隔離
するために移動させる移動手段とを有するシート状部材
吸着搬送手段と、上記シート状部材を上記基板に対して
部分的に溶着する溶着手段と、上記基板を該基板の搬送
路上を搬送させる搬送手段と、シート状部材を切断する
ための切断手段と、を有することを特徴とする。この第
6の構成の仮付け用ラミネータにおいては、上記吸着手
段が第2方向の状態でシート状部材を吸着し、該回動手
段により第1方向に回動する。その際、基板を上記搬送
手段により所定位置に搬送させる。そして、上記移動手
段により該吸着手段を基板に接近させた上で、溶着手段
により上記シート状部材を基板に部分的に溶着させる。
その後、吸着手段の吸引は停止させる。その後、上記搬
送手段により基板を搬送してシート状部材が所定の長さ
となったら上記切断手段によりシート状部材を切断す
る。なお、溶着が完了したら、吸着手段を再び第2方向
に戻し、シート状部材を吸着しながら第1方向に回動す
る動作を行ってもよい。よって、吸着手段がシート状部
材を吸着した状態で回動することにより、シート状部材
の端部分を基板に平行に確実に配置することができ、仮
付け作業を確実に行うことができる。
【0008】また、第7には、上記第6の構成におい
て、上記シート状部材吸着装置が、基板の搬送路を介し
て略対称位置に一対設けられていることを特徴とする。
よって、基板の表面のみならず裏面にもシート状部材を
仮付けすることができる。
【0009】また、第8には、上記第6又は第7の構成
において、上記仮付け用ラミネータが、上記吸着手段が
第2方向の状態でシート状部材の端部を吸着する第1工
程と、シート状部材を吸着した状態で吸着手段を上記回
動手段により回動して第1方向とするとともに、基板を
上記搬送手段により所定位置に搬送する第2工程と、シ
ート状部材を吸着した状態で吸着手段を基板に対して接
近させるとともに、上記溶着手段により溶着を行う第3
工程と、上記吸着手段が吸着を停止した状態で吸着手段
を第2方向に復帰させる第4工程と、上記吸着手段を第
2方向から第1方向に回動させるとともに、上記基板を
搬送させる第5工程と、上記シート状部材を所定の位置
で上記切断手段により切断する第6工程とによりシート
状部材の仮付け処理を行うことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく仮付け用
ラミネータPは、図1に示されるように、本体装置A
と、基板搬送装置Bとを有している。
【0011】ここで、上記本体装置Aは、図1、図2に
示すように、フレーム部2と、シート状部材供給機構部
10と、シート状部材搬送溶着機構部30と、基板搬送
機構部60と、シート状部材切断機構部70とを有して
いる。上記フレーム部2は、棒状の鋼材により組み立て
られ、両側には、壁部を有している。
【0012】また、このシート状部材供給機構部10
は、図1、図2に示すように、シート状部材取付ローラ
12と、巻取り用ローラ14と、搬送用ローラ16a、
16b、18を有している。このシート状部材取付ロー
ラ12には巻回状態のシート状部材を取り付けるもので
ある。ここで、上記シート状部材としては、フィルム、
PET(ポリエチレンテレフタラート)シート、ホット
メルトシート等が挙げられる。また、巻取り用ローラ1
4は、シート状部材Fが巻回状態にある場合に、シート
状部材Fに沿って設けられた台紙を巻き取るためのもの
である。また、搬送用ローラ18は、揺動部材20に取
り付けられ、この揺動部材20はシリンダ22が動作す
ることにより軸部20aを中心に回動する。この搬送用
ローラ18は、シート状部材にテンションを与えるため
のテンション付与用ローラとしても機能する。上記シー
ト状部材供給機構部10は、基板搬送路Rを中心にして
略対称位置に一対設けられている。
【0013】次に、上記シート状部材搬送溶着機構部3
0について説明する。該シート状部材搬送溶着機構部3
0も、基板搬送路Rを中心にして略対称位置に一対設け
られ、該基板搬送路Rを中心に対称に形成されている。
このシート状部材搬送溶着機構部30は、上記シート状
部材吸着装置、シート状部材吸着搬送手段として機能す
る。
【0014】そこで、該基板搬送路Rの上方に設けられ
たシート状部材搬送溶着機構部30を例に取って説明す
ると、上記シート状部材搬送溶着機構部30は、図1、
図2に示すように、搬送溶着ユニット32と、該搬送溶
着ユニット32を上下に移動させるための搬送溶着ユニ
ット用シリンダ56とを有している。
【0015】ここで、上記搬送溶着ユニット32は、支
持部34と、吸着ユニット40と、溶着部50とを有し
ている。ここで、該支持部34は、板状部34aと、支
持棒状部34bと、軸支部34cとを有している。上記
板状部34aは、略長方形状の板状に形成され、搬送溶
着ユニット用シリンダ56のロッド56aに取り付けら
れている。この搬送溶着ユニット用シリンダ56は移動
手段として機能する。また、上記支持棒状部34bは略
棒状を呈し、該板状部34aの両端に取り付けられてい
る。また、上記軸支部34cは、該支持棒状部34bの
下端に設れられ、上記吸着ユニット40を回動自在に軸
支する。なお、この軸支持34cには、吸着ユニット4
0を回動させるための回動手段としてのハイローターが
取り付けられている。つまり、この吸着ユニット40は
軸部35(図2参照)を中心に回動するようになってい
る。
【0016】また、吸着ユニット40は、支持部材42
と、吸着ボックス44a、44bとを有している。ここ
で、該支持部材42は、該支持部34cに軸支され、吸
着ボックス44aと吸着ボックス44bの間には開口部
Sが形成されている。また、吸着ボックス44aは細長
の略四角柱状を呈し、その外形の横断面は略台形形状を
呈している。この吸着ボックス44aは、該支持部材4
2に取り付けられている。さらに、吸着ボックス44b
は細長の略四角柱状を呈し、その外形の横断面は略台形
形状を呈している。この吸着ボックス44aと吸着ボッ
クス44bとは、平行状に設けられている。これらの吸
着ボックス44a、44bの前面には、多数の吸引孔4
5が設けられている。この吸引孔45が設けられた面が
吸着ボックス44a、44bの吸着面となる。この吸着
ボックス44a、44bは、管部46を介して吸引ポン
プ(図示せず)と接続され、吸引孔45が設けられた面
に存在する物を吸着するようになっている。なお、この
吸着ボックス44a、44bにおいては、吸着するシー
ト状部材の幅の種類に対応できるように、複数の空間に
区画されている。この吸着ボックス44a、44bは、
吸着手段として機能する。
【0017】また、上記溶着手段としての溶着部50
は、溶着棒52と、溶着棒用シリンダ54とを有してい
る。ここで、溶着棒52は略円柱形状を呈し、溶着棒用
シリンダ54のロッドに取り付けられている。また、溶
着棒用シリンダ54は、上記支持部34に設けられてい
る。
【0018】一方、上記基板搬送路Rの下方に設けられ
たシート状部材搬送溶着機構部30も、上記と同様の構
成であるが、基板搬送路Rを中心にして対称に設けられ
ているので、図3に示す態様において上下が逆の構成と
なっている。よって、支持部34の下方に搬送溶着ユニ
ット用シリンダ56や溶着棒用シリンダ54が存在し、
該支持部34よりも上方に吸着ユニット40があること
になる。また、上記搬送溶着ユニット32は適切に上下
動できるように、図示しないガイド部によりガイドされ
ている。
【0019】次に、上記搬送手段としての上記基板搬送
機構部60は、搬送用ローラ62、64と、搬送用ベル
ト68と、該搬送用ベルト68を搬送させるためのロー
ラ66a、66b、66c、66dを有している。ここ
で、上記搬送用ローラ62は、上記基板搬送路Rを中心
にして上下に一対の設けられている。この搬送用ローラ
62は、所定の駆動力により駆動される。また、上記搬
送用ベルト68は、無端軌道を構成し、ローラ66aが
駆動することにより軌道上を移送される。このローラ6
6aは、所定の駆動力により駆動される。
【0020】また、上記シート状部材切断機構部70
は、切断部72と、バックアップ部80とを有してい
る。ここで、上記切断部72は、走行ユニット74と、
ガイド部76とを有している。この走行ユニット74
は、ガイド部76により支持され、かつ、該ガイド部7
6に沿って走行するものであり、刃部74aを有してい
る。この刃部74aは丸刃により形成される。また、上
記ガイド部76は、基板の搬送方向に対して垂直方向に
略水平にフレーム2間に設けられている。また、上記バ
ックアップ部80は、バックアップ部材82と、シリン
ダ84とを有している。このバックアップ部材82は、
刃部74aにより切断を行うための台部として機能する
もので、略平板状に形成され、その刃部74a側は略平
面状に形成されている。このバックアップ部材82はシ
リンダ84に取り付けられ、シリンダ84が駆動するこ
とにより刃部74a側に移動する。そして、刃部74a
による切断時には、刃部74aが該バックアップ部材8
2に接しながら該走行ユニット74が走行することにな
る。
【0021】なお、上記本体装置Aの下部には、車輪9
0が設けられており、レール部95に沿って移動可能と
なっている。つまり、図1は、本体装置Aを引き出した
状態を示しているが、使用時には、本体装置Aは奥側に
収納されることになる。また、上記基板搬送装置Bは、
その上端に基板配置部100を有し、この基板配置部1
00には、回転駆動される搬送用ローラ102が複数設
けられている。
【0022】上記構成に基づく仮付け用ラミネータPの
動作について説明する。なお、上記仮付け用ラミネータ
Pにおけるシート状部材取付ローラ12には、巻回され
たラミネータ用のシート状部材Fが取り付けられる。こ
こで、吸着ボックス44a、44bの吸着面が図2に示
すように下方に向いた状態を吸着ボックス44a、44
bが水平状態にあると呼ぶこととし、一方、吸着ボック
ス44a、44bの吸着面が走行ユニット74の側を向
いた状態を吸着ボックス44a、44bが垂直状態にあ
ると呼ぶこととする。
【0023】そして、該シート状部材Fを搬送用ローラ
16a、16b間に通した後、搬送用ローラ18に支持
させ、吸着ユニット40の前面にまで導出する。つま
り、シート状部材Fは、吸着ユニット40の前面に至る
までは図2のシート状部材取付ローラ12から導出され
る一点鎖線に示す搬送路を通ることになる。この場合に
は、吸着ボックス44a、44bは、垂直状態となって
いる。つまり、図4(a)に示す状態となっている。な
お、図2の二点鎖線は、台紙の搬送路を示すものであ
り、下側のシート状部材供給機構部10においては、台
紙はシート状部材取付ローラ12の外周に沿った搬送路
を経て巻取り用ローラ14に巻き取られる。
【0024】次に、吸着ボックス44a、44bの吸引
を開始してシート状部材Fを吸着する。これが上記第1
工程となる。この状態で、吸着ボックス44a、44b
が水平状態となるように回動させる。この回動と同時に
基板Kを本体装置A内に導入させる。つまり、基板K
は、基板搬送装置Bに配置させた後に該基板搬送装置B
により本体装置A側に送られ、回転駆動する搬送用ロー
ラ62により一対の吸着ユニット40間に配置される。
この動作が上記第2工程となる。すると、図4(b)に
示すように、吸着ボックス44a、44bは水平状態と
なり、基板Kは所定位置で停止する。なお、より具体的
には、最初にシート状部材Fを吸着ボックス44a、4
4bの前面にセットする際に、少し長めに導入してお
き、その後、刃部74aを走行させて所定位置で切断す
るようにしておけば、図4(b)の状態で基板Kの端部
とシート状部材Fの端部を揃えるようにすることができ
る。
【0025】そして、図4(b)に示すように、吸着ボ
ックス44a、44bが水平状態にあり、シート状部材
Fを吸引している状態で、基板Kが該吸着ボックス44
a、44b間に配置されると、吸着ボックス44a、4
4bが基板Kに向けて接近する。つまり、搬送溶着ユニ
ット用シリンダ56が駆動することにより、搬送溶着ユ
ニット32を基板Kに向けて接近させる。この状態で、
図4(c)に示すように、溶着棒52が基板Kに向けて
移動し、シート状部材Fを基板Kに向けて押圧する。こ
の溶着棒52は、吸着ボックス44aと吸着ボックス4
4b間の開口部Sを通過して基板Kに到達することにな
る。この溶着棒52は加熱されているので、シート状部
材Fにおける溶着棒52が押圧された範囲は、基板Kに
溶着する。この動作が上記第3工程となる。
【0026】溶着が完了したら、吸着ボックス44a、
44bの吸引を停止するとともに、吸着ボックス44
a、44bを基板Kに接近した状態から隔離状態に戻
す。つまり、搬送溶着ユニット用シリンダ56を駆動す
ることにより搬送溶着ユニット32を基板Kから隔離さ
せる。その後、吸着ユニット40を回転させて、図4
(d)に示すように垂直状態とする。この動作が上記第
4工程となる。
【0027】この垂直状態で再度吸着ボックス44a、
44bの吸引を開始した後、図5(e)に示すように、
吸着ユニット40を再び水平状態となるように回転させ
るとともに、基板Kの搬送を開始する。つまり、搬送用
ローラ62や搬送用ベルト68により基板Kを搬送す
る。この動作が上記第5工程となる。なお、吸着ボック
ス44a、44bにおいては、水平状態になるまでの間
に吸引を停止する。
【0028】そして、吸着ボックス44a、44bが水
平状態となったら、基板Kの終端が所定の位置に来るま
で基板Kの搬送を継続する。そして、基板Kの終端が所
定位置に到達したら、吸着ボックス44a、44bを垂
直状態に戻した上で切断処理を行う(図5(g)参
照)。この動作が上記第6工程となる。なお、搬送用ロ
ーラ62の回転に基づき距離の計測を行い、所定の距離
を搬送した時点で搬送を停止するのである。切断処理に
おいては、バックアップ82を搬送ユニット74側に移
動させ、刃部74aを該バックアップ82の端部に押し
付ける形で切断を行う。つまり、シリンダ84が駆動す
ることによりバックアップ82が吸着ボックス44aと
吸着ボックス44b間の開口部Sを通過して刃部74a
に到達して接触する。その状態で、走行ユニット74を
走行させることにより、刃部74aがシート状部材Fを
バックアップ82に押し付けながら切断を行うのであ
る。なお、この切断処理を行う際には、吸着ボックス4
4a、44bによりシート状部材Fの吸着を行う。
【0029】切断が完了したら、基板Kの搬送を行う。
このようにして仮付けの行われた基板Kは、後の工程で
本溶着が行われることになる。
【0030】以上のように、本実施例の仮付け用ラミネ
ータPにおいては、吸着ボックス44a、44bを搬送
方向に垂直方向の軸線に沿って回動させることにより、
シート状部材Fの端部分を基板K上に配置させるので、
確実にシート状部材の搬送を行うことができ、シート状
部材を搬送する際の不具合を防止することができる。
【0031】なお、上記の動作の説明においては、図4
(d)、図5(e)に示すように、吸着ボックス44
a、44bを一旦垂直状態に戻して再度水平状態とする
が、この動作を省略するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明に基づくシート状部材吸着装置及
び仮付け用ラミネータによれば、吸着手段がシート状部
材を吸着した状態で回動することのより、シート状部材
の端部分を基板に水平に確実に配置することができ、仮
付け作業を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく仮付け用ラミネータP
の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に基づく仮付け用ラミネータP
における本体装置Aの構成を示す断面図である。
【図3】シート状部材搬送溶着機構部30の構成を示す
斜視図である。
【図4】本発明の実施例に基づく仮付け用ラミネータP
の動作を説明するための説明図である。
【図5】本発明の実施例に基づく仮付け用ラミネータP
の動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
P 仮付け用ラミネータ A 本体装置 B 基板搬送装置 10 シート状部材供給機構部 30 シート状部材搬送溶着機構部 32 搬送溶着ユニット 40 吸着ユニット 44a、44b 吸着ボックス 50 溶着部 52 溶着棒 56 搬送溶着ユニット用シリンダ 60 基板搬送機構部 70 シート状部材切断機構部 72 切断部 80 バックアップ部 R 基板搬送路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状部材を基板に対して仮付けを行
    う仮付け用ラミネータに用いるシート状部材吸着装置で
    あって、 シート状部材を吸着するための吸着面を有する吸着手段
    と、 該吸着手段を基板の搬送方向に垂直な軸線に沿って回動
    させる回動手段と、を有することを特徴とするシート状
    部材吸着装置。
  2. 【請求項2】 上記回動手段が、少なくとも上記吸着面
    が仮付け時の基板に向いた第1方向と該第1方向と略直
    角の方向である第2方向間を回動するように、上記吸着
    手段を回動させることを特徴とする請求項1に記載のシ
    ート状部材吸着装置。
  3. 【請求項3】 上記シート状部材吸着装置が、さらに、
    上記吸着手段を基板に対して接近及び隔離するために移
    動させる移動手段を有することを特徴とする請求項1又
    は2に記載のシート状部材吸着装置。
  4. 【請求項4】 シート状部材を基板に対して仮付けを行
    う仮付け用ラミネータであって、 上記請求項1又は2又は3に記載のシート状部材吸着装
    置を有することを特徴とする仮付け用ラミネータ。
  5. 【請求項5】 上記シート状部材吸着装置が、基板の搬
    送路を介して略対称位置に一対設けられていることを特
    徴とする請求項4に記載の仮付け用ラミネータ。
  6. 【請求項6】 シート状部材を基板に対して仮付けを行
    う仮付け用ラミネータであって、 シート状部材を吸着するための吸着面を有する吸着手段
    と、該吸着手段を基板の搬送方向に垂直な軸線に沿って
    上記吸着面が少なくとも仮付け時の基板に向いた第1方
    向と該第1方向と略直角の方向である第2方向間を回動
    させる回動手段と、上記吸着手段を基板に対して接近及
    び隔離するために移動させる移動手段とを有するシート
    状部材吸着搬送手段と、 上記シート状部材を上記基板に対して部分的に溶着する
    溶着手段と、 上記基板を該基板の搬送路上を搬送させる搬送手段と、 シート状部材を切断するための切断手段と、を有するこ
    とを特徴とする仮付け用ラミネータ。
  7. 【請求項7】 上記シート状部材吸着装置が、基板の搬
    送路を介して略対称位置に一対設けられていることを特
    徴とする請求項6に記載の仮付け用ラミネータ。
  8. 【請求項8】 上記仮付け用ラミネータが、 上記吸着手段が第2方向の状態でシート状部材の端部を
    吸着する第1工程と、 シート状部材を吸着した状態で吸着手段を上記回動手段
    により回動して第1方向とするとともに、基板を上記搬
    送手段により所定位置に搬送する第2工程と、 シート状部材を吸着した状態で吸着手段を基板に対して
    接近させるとともに、上記溶着手段により溶着を行う第
    3工程と、 上記吸着手段が吸着を停止した状態で吸着手段を第2方
    向に復帰させる第4工程と、 上記吸着手段を第2方向から第1方向に回動させるとと
    もに、上記基板を搬送させる第5工程と、 上記シート状部材を所定の位置で上記切断手段により切
    断する第6工程とによりシート状部材の仮付け処理を行
    うことを特徴とする請求項6又は7に記載の仮付け用ラ
    ミネータ。
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