JPH11220370A - リセット回路及びこれを内蔵した電子装置 - Google Patents

リセット回路及びこれを内蔵した電子装置

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JPH11220370A
JPH11220370A JP10017409A JP1740998A JPH11220370A JP H11220370 A JPH11220370 A JP H11220370A JP 10017409 A JP10017409 A JP 10017409A JP 1740998 A JP1740998 A JP 1740998A JP H11220370 A JPH11220370 A JP H11220370A
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JP
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reset circuit
power supply
vdd
transistor
voltage
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JP10017409A
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Masafumi Nagaya
雅文 長屋
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/3565Bistables with hysteresis, e.g. Schmitt trigger
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/22Modifications for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied
    • H03K17/223Modifications for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied in field-effect transistor switches

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リセットすべき対象の回路の最低動作電圧以
上においてもリセットを確実に可能とするリセット回路
を実現する。 【解決手段】 リセット回路100をソース電極には電
源電圧VDDが与えられ、ドレイン電極及びゲート電極
はノード20に接続されたPチャネル型MOSトランジ
スタ10と、一方の端子がノード20に接続され、他方
の端子が基準電圧源として接地された抵抗素子30と、
ドレイン電極が出力ノード60に接続され、ゲート電極
がノード20に接続され、ソース電極が接地されたNチ
ャネル型MOトランジスタ50と、一方の端子には電源
電圧VDDが与えられ、他方の端子は出力ノード60に
接続された抵抗素子40とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子装置に内蔵さ
れ、電源の投入時に電子装置内の内部回路に対するリセ
ット信号を発生するリセット回路及びこれを内蔵した電
子回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電子装置、例えばパーソナルコンピュー
タのような卓上機器や携帯電話等の携帯機器には、その
筐体内に半導体装置からなる回路が内蔵されている。こ
れら電子装置は電源の投入/遮断が頻繁に行われる。こ
の電源投入後、電子装置が不測の動作をしないように、
電源投入時には、電子装置に内蔵された半導体装置を初
期状態に戻す必要がある。このため、電子装置内あるい
はこの電子装置に内蔵されたの半導体装置内にはリセッ
ト回路が設けられている。
【0003】このリセット回路は、電源の投入による電
源電圧の変化を監視し、電源の投入と見なされる電源電
圧の変化を検出した時に、リセット信号を一時的に発生
する。電子装置に内蔵された半導体装置は、このリセッ
ト信号を受信して、半導体装置自身を初期状態(以下、
リセット状態とも称する)にする。
【0004】また、携帯機器の場合、この携帯機器本体
へ供給する電源電圧は電池や充電式のバッテリから供給
されることとなる。この電池や充電式バッテリは携帯機
器本体に内蔵されるものと、携帯機器本体から取り外し
可能なものとがある。このような携帯機器のような電子
装置においては、電子機器使用中に、バッテリ内の蓄積
電荷がなくなったり、電子装置の使用者が誤ってバッテ
リを取り外してしまい、電源電圧の低下が生ずることが
ある。よって、このような電子装置においては、電子装
置の動作再開時に、リセット回路は特に有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置は、リセッ
ト回路のリセット信号により、半導体装置自身を確実に
リセット状態にしなければならない。このリセット信号
は、例えば、接地電位レベルまたは電源電位レベルを有
する信号であり、電源投入時に、一時的に電源電位レベ
ルとなることで、半導体装置をリセット状態とするもの
である。
【0006】ここで、半導体装置を構成する要素にはフ
リップフロップやラッチ回路等CMOS構成の回路(以
下、CMOS回路と称する)が多く存在する。このよう
なCMOS回路における正常な動作を保証するための最
低動作電圧は|VTP|+VTN=VDD程度となる。このた
め、リセット信号においては電源電位レベルを維持する
期間を、CMOS回路が正常に動作する最低動作電圧以
上まで保証しなければならない。しかしながら、従来の
リセット回路では、最低動作電圧以上まで、リセット信
号が電源電位レベルである状態を維持できる構成ではな
いため、半導体装置を確実にリセットすることができな
いという問題点があった。
【0007】また、リセット回路は、本来、電源投入
時、あるいは、電源の電位レベルが急激に低下した後、
再び電源電位レベルへ戻る時のみに用いられるものであ
る。このため、最低動作電圧以上まで、リセット信号が
電源電位レベルである状態を維持できる構成とすること
を実現するために、リセット回路としての構成は少ない
素子数で構成して、コスト低減が期待できるもの、さら
に、リセット回路が半導体装置に内蔵されることを考慮
すれば、半導体装置そのものの小型化やリセット回路の
レイアウトの自由度の向上が望めるものの方が好まし
い。
【0008】さらに、リセット回路の構成要素として
は、半導体装置の製造工程中において、他の回路と同じ
技術(例えば、CMOS製造技術)を用いて同時に作ら
れることが望ましい。
【0009】本発明は上記の課題を解決するため、リセ
ットすべき対象の回路の最低動作電圧以上においてもリ
セットを確実に可能とするリセット回路の実現を目的と
する。
【0010】また、本発明は、上記目的をリセット回路
を、コスト増加や構成の複雑化を低減して実現すること
を目的とする。
【0011】また、本発明は、上記目的のリセット回路
を、このリセット回路を内蔵する半導体装置のレイアウ
トの自由度を低下したり、大型化することを抑制して実
現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のリセット回路は、電源電圧源から供給さ
れ、第1の電位レベルまたは第2の電位レベルを有する
電源電圧を第1の電位レベルから第2の電位レベルへの
変化を検出して、出力ノードからリセット信号を出力す
るリセット回路において、電源電圧源と制御ノードとの
間に接続され、制御ノードの電位レベルにより電源電圧
源と制御ノードとの電気的な導通状態を制御する第1導
電型の第1のMOSトランジスタと、制御ノードと基準
電圧源との間に接続された第1の抵抗手段と、出力ノー
ドと基準電圧源との間に接続され、制御ノードの電位レ
ベルにより出力ノードと基準電圧源との電気的な導通状
態を制御する、第2導電型の第2のMOSトランジスタ
と、を有するものである。
【0013】また、本発明のリセット回路は、電源電圧
源と前記出力ノードとの間に接続される第2の抵抗手段
を有するものであってもよい。
【0014】また、本発明のリセット回路は、第2の抵
抗手段は、制御ノードの電圧レベルにより電源電圧源と
出力ノードとの電気的な導通状態を制御する、第1導電
型の第3のMOSトランジスタであってもよい。
【0015】また、本発明のリセット回路は、電源電圧
源と制御ノードとの間に第1のMOSトランジスタと並
列接続され、出力ノードの電位レベルにより電源電圧源
と制御ノードとの電気的な導通状態を制御する第1導電
型の第4のMOSトランジスタを有するものであっても
よい。
【0016】また、本発明のリセット回路を有する電子
装置において、前記リセット回路は電子装置に内蔵さ
れ、前記電源電圧源の電圧は、該電子装置から取り外し
可能なバッテリ手段から供給されるものであってもよ
い。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のリセット回路についてを
図面を用いて以下に詳細に説明する。図1は本発明の第
1の実施の形態におけるリセット回路100の回路図で
ある。
【0018】図1において、リセット回路100は2つ
のトランジスタ10、50と、2つの抵抗素子30、4
0から構成されている。
【0019】第1のMOSトランジスタとしてのトラン
ジスタ10はPチャネル型MOSトランジスタであり、
ソース電極には電源電圧源から電源電圧VDDが与えら
れ、ドレイン電極及びゲート電極は制御ノードであるノ
ード20に接続されている。第1の抵抗手段である抵抗
素子30は一方の端子がノード20に接続され、他方の
端子が基準電圧源として接地されていることにより、基
準電圧源から接地電圧VSSが与えられている。なお、ト
ランジスタ10のスレッショルド電圧をVTPとする。
【0020】第2のMOSトランジスタとしてのトラン
ジスタ50はNチャネル型MOSトランジスタであり、
ドレイン電極が、出力ノード60に接続され、ゲート電
極がノード20に接続され、ソース電極が接地されてい
る。第2の抵抗手段である抵抗素子40は一方の端子に
は電源電圧VDDが与えられ、他方の端子は、出力ノー
ド60に接続されている。この出力ノードに生ずる電圧
値の変化を、リセット回路のリセット信号として利用す
る。なお、トランジスタ50のスレッショルド電圧をV
TNとする。
【0021】なお、リセット回路100における電源電
圧VDDは、電源電圧源として、例えば、電子装置の外
部から供給されるものであったり、電子装置内に内蔵さ
れた電池等のバッテリから供給されるものであったり、
その供給源は様々のものがある。特に、バッテリとして
は充電式のものであり、電子装置から取り外し可能なも
のであってもよい。
【0022】また、抵抗素子30をどのように構成する
にしても、抵抗素子30の抵抗値は、トランジスタ10
に対するオン抵抗に比べて充分高くするように設定して
おく。
【0023】このように、構成されたリセット回路10
0の動作について、図面を用いて以下に説明する。図2
は、リセット回路100における動作を説明する波形図
である。図2において、縦軸は電圧、横軸は時間を示
し、実線はリセット信号が出力される出力ノード60の
電圧値を示し、点線は電源電圧VDDの電圧値を示して
いる。なお、以下の説明においては、|VTP|>VT
Nとして説明する。また、電源投入前は、トランジスタ
10及び50はいずれもオフ状態(ソースードレイン間
が電気的に非導通状態)、電源電圧VDD、ノード2
0、出力ノード60の電圧値はいずれも基準電圧VSS
であるものとする。
【0024】図2において、時刻t1にて電源を投入す
ることにより、電源電圧VDDは、電源が有する時定数
に基づいて、電圧値の上昇が開始される。電源投入直後
で、電源電圧VDDがVDD<|VTP|の時、トラン
ジスタ10はオフ状態である。このため、ノード20は
抵抗素子30を介して接地された状態のため、接地電圧
VSSに設定されたままである。よって、ノード20の
電圧値によって動作制御されるトランジスタ50もオフ
状態となる。従って、出力ノード60の電圧値は、抵抗
素子40を介して電源電圧VDDにともなって上昇す
る。
【0025】この後、電源電圧VDDがVDD≧|VT
P|になると、トランジスタ10がオン状態(ソースー
ドレイン間が電気的に導通状態)となる。このため、ノ
ード20の電圧値はVDDー|VTP|となる。ノード
20の電圧値を電源電圧の上昇にともなって増加できる
のは、抵抗素子30の抵抗値を充分高くしているので、
ノード20の電圧値が維持されるためである。このノー
ド20の電圧値はトランジスタ50のゲート電極にも与
えられるが、VDDー|VTP|≦VTNの間はトラン
ジスタ50はオフ状態を保つこととなる。従って、出力
ノード60は電源電圧VDDにともなった電圧値の上昇
を続ける。
【0026】VDD>|VTP|+VTNになると、ノ
ード20の電圧値はVDDー|VTP|>VTNとなる
ので、トランジスタ50はオン状態となる。このため、
出力ノード60はトランジスタ50を介して接地される
こととなる。従って、出力ノードは基準電圧VSSとな
る。図2において、時刻t2はVDD>|VTP|+V
TN直後のタイミングを示す。
【0027】その後、電源電圧VDDは、所定の電圧値
まで上昇するが、リセット回路100のトランジスタ1
0及び50はオン状態を保つので、出力ノード60を基
準電圧VSSに保つようにしている。
【0028】なお、電源電圧VDDが低下した場合に
は、リセット回路100は上記とは逆の動作となるの
で、VDD≦|VTP|+VTNになると、出力ノード
60は基準電圧VSSから電源電圧VDDになる。図2
において、時刻t3はVDD<|VTP|+VTN直後
のタイミングである。
【0029】このように、ノード20をトランジスタ5
0の動作を制御する制御ノードとして、リセット信号と
して出力される出力ノード60の電源電圧VDDの状態
に応じて、電子装置に内蔵された半導体装置をリセット
する場合、リセット信号において電源電位レベルを維持
する期間を、CMOS回路が正常に動作する最低動作電
圧まで保証している。よって、リセット信号を受ける半
導体装置にCMOS回路があったとしても、確実にリセ
ットすることができる。
【0030】また、リセット回路100は、少ない構成
要素にて構成されているので、コスト低減や、半導体装
置そのものの小型化やリセット回路のレイアウトの自由
度の向上が望める。
【0031】なお、上記では、|VTP|≧VTNとし
て説明したが、|VTP|<VTNの場合は次の点で多
少動作が異なる。
【0032】つまり、VDD<VTPにおいては上述の
説明と同様である。この後、|VTP|≦VDD<VT
N及びVTN≦VDD≦|VTP|+VTNにおいて
は、トランジスタ10はオン状態となり、ノード20の
電圧値は上昇する。しかしながら、ノード20の電圧値
はVDDー|VTP|(<VTN)であるから、トラン
ジスタ50はオフ状態を保つ。従って、出力ノード60
の電圧値は電源電圧VDDとなる。この後、VDD>|
VTP|+VTNからは上述の説明と同様である。
【0033】また、電源投入した後、例えば、携帯用の
電子装置に本発明のリセット回路100を適用しておけ
ば、取り外し可能なバッテリを誤って外してしまった
り、バッテリに充電された蓄積電荷がなくなったりする
ことで、電源電圧VDDが不測に低下した場合に、電子
装置に内蔵された半導体装置を確実にリセットすること
ができ、高速に電子装置の動作を復旧することが可能と
なる。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態における
リセット回路についてを、図面を用いて以下に説明す
る。図3は本発明の第2の実施の形態におけるリセット
回路200の回路図である。なお、図3中において、図
1の第1の実施の形態のリセット回路100と同じ構成
要素については同じ付号を付けている。
【0035】図3において、リセット回路200のトラ
ンジスタ10、50、抵抗素子30については図1のリ
セット回路100と同様である。図3のリセット回路2
00では、図1のリセット回路100の抵抗素子の代わ
りに第3のMOSトランジスタとしてのPチャネル型M
OSトランジスタ240を設けている。
【0036】トランジスタ240は、ソース電極には電
源電圧VDDが与えられ、ドレイン電極は出力ノード6
0に接続され、ゲート電極はノード20に接続されてい
る。このため、トランジスタ10と240とでカレント
ミラー回路を構成することとなる。
【0037】このように、構成されたリセット回路20
0の動作について、図面を用いて以下に説明する。図4
は、リセット回路200における動作を説明する波形図
である。図4において、縦軸は電圧、横軸は時間を示
し、実線は出力ノード60の電圧値を示し、点線は電源
電圧VDDの電圧値を示している。なお、第2の実地の
形態のリセット回路においては、|VTP|<VTNと
して設定している。
【0038】図4において、時刻t1にて電源を投入す
ることにより、電源電圧VDDは、電源が有する時定数
に基づいて、電圧値の上昇が開始される。電源投入直後
で、電源電圧VDDがVDD<|VTP|の時、トラン
ジスタ10はオフ状態である。このため、ノード20は
抵抗素子30を介して基準電圧VSSに設定される。従
って、トランジスタ50はオフ状態である。また、トラ
ンジスタ240は、トランジスタ10と同様な条件下の
ため、オフ状態である。従って、出力ノード60の電圧
値は不定(高抵抗状態)となる。
【0039】この後、|VTP|≦VDD<VTNの時
には、トランジスタ10がオン状態となる。よって、ノ
ード20の電圧値はVDDー|VTP|となる。この
時、トランジスタ240もオン状態となる。トランジス
タ50はゲートに与えられている電圧値がVDDー|V
TP|(<VTN)なので、オフ状態である。従って、
出力ノード60の電圧値はVDDとなる(時刻t2
時)。なお、トランジスタ10と240とでカレントミ
ラー回路を構成し、トランジスタ10とトランジスタ2
40のトランジスタ特性が同じであれば、トランジスタ
240にはトランジスタ10と同量の電流が流れる。よ
って、トランジスタ240は、リセット回路100の抵
抗素子40と同様な動作を行うことができる。
【0040】この後、VDD≧|VTP|+VTNの時
には、ノード20の電圧値がVDDー|VTP|(≧V
TN)となり、トランジスタ50がオン状態となる。こ
のため、出力ノード60は、トランジスタ50を介して
接地される。従って、出力ノード60の電圧値は基準電
圧VSSとなる。時刻t3はVDD≧|VTP|+VT
N直後のタイミングである。
【0041】なお、電源電圧VDDが低下した場合に
は、リセット回路200は上記とは逆の動作となるの
で、VDD<|VTP|+VTNになると、出力ノード
60は基準電圧VSSから電源電圧VDDになる。図4
において、時刻t4はVDD<|VTP|+VTN直後
のタイミングである。
【0042】上述のように、第2の実施の形態における
リセット回路200は、第1の実施の形態と同様な効果
を得ることができる。また、リセット回路200におい
ては、トランジスタ10とトランジスタ240とでカレ
ントミラー回路を構成しているので、トランジスタ10
に対するトランジスタ240の相互コンダクタンスgm
を調整することにより、トランジスタ10、トランジス
タ50に定常的流れる電流を小さくすることもでき、消
費電流を低減することができる。さらには、比較的高い
抵抗値が必要な抵抗素子40の代わりに、トランジスタ
240を用いているので、リセット回路の回路面積が少
なくて済む。
【0043】次に、本発明の第3の実施の形態における
リセット回路について、図面を用いて以下に説明する。
図5は、第3の実施の形態におけるリセット回300の
回路図である。なお、図5中において、図2の第2の実
施の形態のリセット回路200と同じ構成要素について
は同じ付号を付けている。
【0044】図5において、トランジスタ10、50、
240、抵抗素子30は図3のリセット回路200と同
様である。つまり、図5のリセット回路300は、図3
のリセット回路200に対して、さらに第4のMOSト
ランジスタとしてのPチャネル型MOSトランジスタ3
50が追加された構成となっている。
【0045】トランジスタ350は、ソース電極には電
源電圧VDDが与えられ、ドレイン電極はノード20に
接続され、ゲート電極は出力ノード60に接続されてい
る。
【0046】このように、構成されたリセット回路30
0の動作について、図面を用いて以下に説明する。図6
は、リセット回路300における動作を説明する波形図
である。図6において、縦軸は電圧、横軸は時間を示
し、実線は出力ノード60の電圧値を示し、点線は電源
電圧VDDの電圧値を示している。なお、第3の実施の
形態のリセット回路においては、|VTP|<VTNと
して設定している。
【0047】電源投入後、VDD<|VTP|+VTN
まで(時刻t2まで)は、トランジスタ10、240、
350は同じ状況下になるため、第2の実施の形態の場
合と同様となる。
【0048】VDD≧|VTP|+VTNの時、ノード
20の電圧値に従って、トランジスタ50がオン状態と
なる。これにより、出力ノード60の電圧値が基準電圧
VSSとなる。図6における時刻t3はVDD≧|VT
P|+VTNのタイミングである。
【0049】出力ノードの電圧値が基準電圧VSSとな
ることに応じて、トランジスタ350は完全にオン状態
となる。この時、抵抗素子30の抵抗値がトランジスタ
350のオン抵抗より充分高いようにしておくと、ノー
ド20の電圧値が電源電圧VDDに設定される。これに
より、トランジスタ10、240はともにオン状態から
オフ状態になる。
【0050】この後に何らかの理由により、電源電圧V
DDの電圧値が低下した場合についてを説明する。
【0051】トランジスタ50のゲート電極には電源電
圧VDDが与えられ、トランジスタ350のゲート電極
には基準電圧VSSが与えられているので、VDD≧
(|VTP|またはVTNの高い方の値)の関係(図6
における時刻t3直前)においては、各トランジスタの
オン/オフ状態に変化は起こらないため、出力ノードの
電圧値は基準電圧VSSのままである。
【0052】|VTP|≧VTNの場合、VDD<|V
TP|になると、トランジスタ350はオン状態からオ
フ状態になる。このため、ノード20の電圧値は基準電
圧VSSとなり、これに応じてトランジスタ50もオフ
状態となる。従って、出力ノード60は不定(高抵抗状
態)となる。
【0053】一方、|VTP|<VTNの場合、|VT
P|≦VDD<VTNになると、トランジスタ50はオ
ン状態からオフ状態となる。これにより、トランジスタ
10、240はオン状態となる。このため、出力ノード
60の電圧値は基準電圧VSSから電源電圧VDDにな
る。
【0054】このように、第3の実施の形態におけるリ
セット回路300は、上述の第2の実施の形態のリセッ
ト回路200と同様な効果を得ることができる。
【0055】さらに、第3の実施の形態のリセット回路
300は、出力ノード60の電圧値が基準電圧VSSと
なった後に、トランジスタ10及び240をオフ状態と
することができる。よって、定常状態(半導体装置が安
定して動作するために、電源電圧VDDが安定して与え
られている状態)の時に、リセット回路300のトラン
ジスタ10及び240に流れる電流を遮断することがで
きる。よって、リセット回路における消費電流を削減す
ることができる。
【0056】また、第3の実施の形態においては、出力
ノード60の電圧値を、電源電圧VDDの上昇時におい
ては、VDD≧|VTP|+VTNになるまでは出力ノ
ード60の電圧値をVDDに追従するようにでき、電源
電圧VDDの下降においては、VDD<|VTP|+V
TNまでは、出力ノード60の電圧値を基準電圧VSS
に維持することができる。このため、定常状態における
半導体装置の動作中に、電源電圧VDDにノイズ等によ
る電圧変動が生じた時においても、出力ノードの電圧値
が電源電圧VDDに変動することを抑制することができ
る。よって、半導体装置に誤ってリセットを行うことを
低減することができる。
【0057】以上、本発明のリセット回路について、詳
細に説明したが、本発明のリセット回路は上述の構成に
限られるものではなく、様々な変形が可能である。
【0058】例えば、Nチャネル型MOSトランジスタ
とPチャネル型MOSトランジスタとを逆にして、基準
電圧VSSと電源電圧VDDの供給部分を逆にして適用
することも可能である。
【0059】また、出力ノードからのリセット信号によ
りリセットされる対象の回路の最低動作電圧に対して、
各トランジスタのスレッショルド電圧を調整することに
より、本発明の効果をより確実に得られるようにしても
よい。
【0060】
【発明の効果】本発明のリセット回路を適用することに
より、リセットすべき対象の回路の最低動作電圧以上に
おいてもリセットを確実に可能とするリセット回路を実
現することができる。
【0061】また、本発明のリセット回路を適用するこ
とにより、上記目的を、コスト増加や構成の複雑化を低
減して実現することができる。
【0062】また、本発明のリセット回路を適用するこ
とにより、上記目的を、このリセット回路を内蔵する半
導体装置のレイアウトの自由度が低下したり、大型化す
ることを抑制して実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるリセット回
路100の回路図である。
【図2】本発明のリセット回路100の動作を説明する
波形図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるリセット回
路200の回路図である。
【図4】本発明のリセット回路200の動作を説明する
波形図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるリセット回
路300の回路図である。
【図6】本発明のリセット回路300の動作を説明する
波形図である。
【符号の説明】
100、200、300 リセット回路 10、240、350 Pチャネル型MOSトランジ
スタ 20 ノード 30、40 抵抗素子 50 Nチャネル型MOSトランジスタ 60 出力ノード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧源から供給され、第1の電位レ
    ベルまたは第2の電位レベルを有する電源電圧を該第1
    の電位レベルから該第2の電位レベルへの変化を検出し
    て、出力ノードからリセット信号を出力するリセット回
    路において、 前記電源電圧源と制御ノードとの間に接続され、該制御
    ノードの電位レベルにより該電源電圧源と該制御ノード
    との電気的な導通状態を制御する第1導電型の第1のM
    OSトランジスタと、前記制御ノードと基準電圧源との
    間に接続された第1の抵抗手段と、 前記出力ノードと前記基準電圧源との間に接続され、前
    記制御ノードの電位レベルにより該出力ノードと該基準
    電圧源との電気的な導通状態を制御する、第2導電型の
    第2のMOSトランジスタと、を有することを特徴とす
    るリセット回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリセット回路において、
    該リセット回路は、前記電源電圧源と前記出力ノードと
    の間に接続される第2の抵抗手段を有することを特徴と
    するリセット回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のリセット回路において、
    前記第2の抵抗手段は、前記制御ノードの電圧レベルに
    より前記電源電圧源と前記出力ノードとの電気的な導通
    状態を制御する、第1導電型の第3のMOSトランジス
    タであることを特徴とするリセット回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のリセット回路において、
    該リセット回路は、前記電源電圧源と前記制御ノードと
    の間に前記第1のMOSトランジスタと並列接続され、
    前記出力ノードの電位レベルにより前記電源電圧源と前
    記制御ノードとの電気的な導通状態を制御する第1導電
    型の第4のMOSトランジスタを有することを特徴とす
    るリセット回路。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    のリセット回路を有する電子装置において、前記リセッ
    ト回路は電子装置に内蔵され、前記電源電圧源の電圧
    は、該電子装置から取り外し可能なバッテリ手段から供
    給されることを特徴とする電子装置。
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