JPH11208241A - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

Info

Publication number
JPH11208241A
JPH11208241A JP1070198A JP1070198A JPH11208241A JP H11208241 A JPH11208241 A JP H11208241A JP 1070198 A JP1070198 A JP 1070198A JP 1070198 A JP1070198 A JP 1070198A JP H11208241 A JPH11208241 A JP H11208241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
defroster
air
unit case
ventilator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1070198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Yoshida
秀希 吉田
Toshiharu Watanabe
年春 渡辺
Manabu Uomoto
学 魚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP1070198A priority Critical patent/JPH11208241A/ja
Publication of JPH11208241A publication Critical patent/JPH11208241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両への組み付け作業の容易化を図ると共に
風漏れを防止し得る自動車用空気調和装置を提供する。 【解決手段】 フロントベンチレータノズル60および
フロントデフロスタノズル50を空調ユニットケース2
0と一体的に形成し、サイドベンチレータダクト30と
サイドデフロスタダクト40とを合体化すると共に車両
搭載前に両ダクト30、40の各端部を空調ユニットケ
ース20に対して固定する。これにより、空調ユニット
ケース20と両ダクト30、40とをモジュール化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空気調和
装置の改良に係り、特に車両への組み付け作業を容易に
行い得るようにモジュール化を図った自動車用空気調和
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車用空気調和装置
は、車室外空気(以下、「外気」という)および/また
は車室内空気(以下、「内気」という)を送風するブロ
ワーファンや、冷媒が循環し車室内に吹き出される空気
を冷却するエバポレータや、エンジン冷却水が循環し前
記エバポレータを通過した空気を所定温度まで再加熱す
るヒータコアや、内外気を選択的に切り替えるインテー
クドアや、ヒータコアを通過する空気量とヒータコアを
迂回して流れる空気量との比率を調整して車室内に吹き
出される空気の温度調整を行うミックスドアや、所望の
空調モード(例えば、ベントモード、ヒータモード、デ
フロストモードなど)を実現するモードドア(ベントド
ア、デフドア、フットドアの総称)などの空調機器が空
調ユニットケース内に内蔵されている。この空調ユニッ
トケースには、調和された空気をケース内から取り出す
ために、ベント吹出口、デフロスタ吹出口、フット吹出
口などが形成されている。前記空調ユニットケースは、
一般的に、車室内前方部位において車両幅方向に沿う略
中央位置に配置されている。
【0003】また、自動車用空気調和装置は、空調ユニ
ットケースのベント吹出口に連通すると共に車両幅方向
の略中央位置で乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフ
ロントベンチレータノズルと、デフロスタ吹出口に連通
すると共に車両幅方向の略中央位置でフロントウィンド
内面に向けて空気を吹き出すフロントデフロスタノズル
と、を有する。さらに、車両幅方向の略中央位置から車
両幅方向に向けて延伸し、車両幅方向の端部位置に向け
て空調ユニットケース内の空気を案内する左右一対のサ
イドベンチレータダクトおよび左右一対のサイドデフロ
スタダクトと、を有する。
【0004】図5は、一般的な自動車用空気調和装置に
おけるフロントベンチレータノズル、フロントデフロス
タノズル、サイドベンチレータダクトおよびサイドデフ
ロスタダクトを、インストルメントパネルとともに示す
分解斜視図である。
【0005】フロントベンチレータノズル210、フロ
ントデフロスタノズル220、左右一対のサイドベンチ
レータダクト230、230およびサイドデフロスタダ
クト240、240は、それぞれ別体の部品として形成
されている。フロントベンチレータノズル210および
フロントデフロスタノズル220は、それぞれビス26
0a、260bにより、インストルメントパネル250
の裏面に締結され取り付けられている。各サイドベンチ
レータダクト230は、フロントベンチレータノズル2
10に形成された空気取出口に一端が接続された状態
で、ビス260cにより、インストルメントパネル25
0の裏面に締結され取り付けられている。
【0006】各サイドデフロスタダクト240も同様
に、フロントデフロスタノズル220に形成された空気
取出口に一端が接続された状態で、ビス260dによ
り、インストルメントパネル250の裏面に締結され取
り付けられている。
【0007】各ノズル210、220およびダクト23
0、240を取り付けたインストルメントパネル250
を車載する場合には、インストルメントパネル250
は、既に車両本体に取り付けられている空調ユニットケ
ースのベント吹出口およびデフロスタ吹出口のそれぞれ
にフロントベンチレータノズル210およびフロントデ
フロスタノズル220が合致するように向きなどを変更
しつつ、車両本体に取り付けられる。
【0008】かかる取付構造にあっては、各ノズル21
0、220と空調ユニットケースの各吹出口との連通な
いし接合箇所がインストルメントパネル250の裏面側
で下方位置という狭小な部位に存在することから、車両
にインストルメントパネル250を取り付けた後に、各
ノズル210、220を空調ユニットケースにビスなど
で締結する作業を行うことは極めて困難である。
【0009】このため、各ノズル210、220と空調
ユニットケースの各吹出口とが相互に当接する部位に発
泡ウレタンなどのパッキンを取り付けておき、インスト
ルメントパネル250の車載に伴って前記パッキンを圧
縮変形させて、ノズル210、220と吹出口との間の
隙間をシールするようにしてある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の自動車用空気調和装置では、以下に示すような
問題点があった。
【0011】第1に、それぞれ別体の部品として形成さ
れたノズル210、220およびダクト230、240
をビス260a〜260dによりインストルメントパネ
ル250に取り付けているため、組み付け作業が煩雑
で、作業に比較的長時間を要している。
【0012】第2に、フロントベンチレータノズル21
0およびフロントデフロスタノズル220は空調ユニッ
トケースに対して固定されておらず、パッキングを押し
当ててシールする構造であるため、接合部でずれが生じ
ると、シール部分からの風漏れが発生する虞がある。
【0013】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、車両への組み付け作業
の容易化を図ると共に風漏れを防止し得る自動車用空気
調和装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、エバポレータやヒータコア
などの空調機器が内蔵されると共に空気を取り出すベン
ト吹出口およびデフロスタ吹出口が形成された空調ユニ
ットケースと、前記ベント吹出口に連通すると共に車両
幅方向の略中央位置で乗員の上半身に向けて空気を吹き
出すフロントベンチレータノズルと、前記デフロスタ吹
出口に連通すると共に車両幅方向の略中央位置でフロン
トウィンド内面に向けて空気を吹き出すフロントデフロ
スタノズルと、車両幅方向の端部位置に向けて前記空調
ユニットケース内の空気を案内するサイドベンチレータ
ダクトおよびサイドデフロスタダクトと、を有する自動
車用空気調和装置において、前記フロントベンチレータ
ノズルおよび前記フロントデフロスタノズルを前記空調
ユニットケースと一体的に形成し、前記サイドベンチレ
ータダクトと前記サイドデフロスタダクトとを合体化す
ると共に車両搭載前に前記両ダクトの各端部を前記空調
ユニットケースに対して固定してなり、前記空調ユニッ
トケースと前記両ダクトとをモジュール化したことを特
徴とする自動車用空気調和装置である。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、前記サイ
ドデフロスタダクトを嵌め込み式により相対的に係止す
る係止部を前記サイドベンチレータダクトに形成して、
前記両ダクトを合体化することを特徴とする。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、前記サイ
ドベンチレータダクトと前記サイドデフロスタダクトと
を一体的に樹脂成形して、前記両ダクトを合体化するこ
とを特徴とする。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、車室内前
方に配置されるインストルメントパネルと、前記空調ユ
ニットケースと、前記両ダクトとをモジュール化したこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態に係る
自動車用空気調和装置を示す分解斜視図、図2は、サイ
ドベンチレータダクトとサイドデフロスタダクトとを合
体化すると共にこれら両ダクトの各端部を空調ユニット
ケースに対して固定した組み付け状態を示す斜視図、図
3は、サイドベンチレータダクトおよびサイドデフロス
タダクトの要部を拡大して示す斜視図である。なお、図
1〜図2は車室側から見た図であり、図中手前側が車室
である。
【0019】図1および図2に示すように、自動車用空
気調和装置10は、エバポレータやヒータコア(いずれ
も図示せず)などの空調機器が内蔵されると共に空気を
取り出すベント吹出口およびデフロスタ吹出口(いずれ
も図示せず)が形成された空調ユニットケース20と、
前記ベント吹出口に連通すると共に車両幅方向の略中央
位置で乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフロントベ
ンチレータノズル60と、前記デフロスタ吹出口に連通
すると共に車両幅方向の略中央位置でフロントウィンド
内面に向けて空気を吹き出すフロントデフロスタノズル
50と、車両幅方向の端部位置に向けて空調ユニットケ
ース20内の空気を案内する左右一対のサイドベンチレ
ータダクト30、30および左右一対のサイドデフロス
タダクト40、40と、を有する。図示する空調ユニッ
トケース20は、ブロワーファンやインテークドアが配
置されるインクテーク部と、エバポレータが配置される
クーラ部と、ヒータコアやミックスドアやモードドアが
配置されるヒータ部とを一体的に形成した、いわゆる一
体型ユニットケースから構成されている。各ダクト3
0、40は、空調ユニットケース20とは別体に形成さ
れている。
【0020】本実施形態にあっては、特に、フロントベ
ンチレータノズル60およびフロントデフロスタノズル
50を空調ユニットケース20と一体的に形成してあ
る。フロントベンチレータノズル60は空調ユニットケ
ース20における車室側上部位置に一体的に形成され、
フロントデフロスタノズル50は空調ユニットケース2
0におけるエンジンルーム側上部位置に一体的に形成さ
れている。フロントベンチレータノズル60の先端部に
はフロントベンチレータ吹出口51が開口され、フロン
トデフロスタノズル50の先端部にはフロントデフロス
タ吹出口61が開口されている。
【0021】また、空調ユニットケース20の上部に
は、フロントベンチレータノズル60とフロントデフロ
スタノズル50との間に位置して、サイドベンチレータ
ダクト30を接続するためのサイドベンチレータダクト
接続口70、70が、左右一対設けられている。一方、
フロントデフロスタノズル50の途中には、サイドデフ
ロスタダクト40を接続するためのサイドデフロスタダ
クト接続口80、80が、左右一対設けられている。
【0022】さらに、空調ユニットケース20の上部に
は、フロントデフロスタノズル50とサイドベンチレー
タダクト接続口70、70との間に位置して、ステアリ
ングメンバー85を取り付けるための断面U字形状をし
たステアリングメンバー取付溝90が形成されている。
【0023】サイドベンチレータダクト30およびサイ
ドデフロスタダクト40は、空調ユニットケース20を
中心にして車幅方向に延伸している。図1および図2中
右側が運転席側用のダクトであり、図中左側が助手席側
用のダクトとなっている。なお、左右の各ダクト30、
40の長さおよび形状がそれぞれ異なっているが、各ダ
クト30、40の長さや形状は、車室内形状などに応じ
て適宜変更して実施することができる。
【0024】サイドベンチレータダクト30は、図3に
も示すように、先端部にサイドベンチレータ吹出口31
が開口され、当該先端部の上部位置にはビス孔32を有
する車両側取付片33が設けられ、基端部の側方位置に
はビス孔34を有するケース側取付片35が設けられて
いる。一方、空調ユニットケース20には、ダクト30
のケース側取付片35が対向する位置に、ビス36を取
り付けるためのボス部21を設けてある。
【0025】サイドデフロスタダクト40は、図3にも
示すように、先端部にサイドデフロスタ吹出口41が開
口され、基端部の上部位置にはビス孔42を有するケー
ス側取付片43を設けてある。一方、空調ユニットケー
ス20には、ダクト40のケース側取付片43が対向す
る位置に、ビス44を取り付けるためのボス部22を設
けてある。
【0026】さらに、サイドベンチレータダクト30に
は、車室側に向かう側面に、上下一対の挟持片37、3
7が突出して形成されている。この挟持片37、37
は、サイドデフロスタダクト40を嵌め込み式により相
対的に係止する係止部として機能する部材であり、両挟
持片37、37の間隔内にサイドデフロスタダクト40
を嵌め込んで係止することにより、サイドベンチレータ
ダクト30とサイドデフロスタダクト40とを合体化す
るようにしてある。
【0027】なお、図3においては、助手席側のサイド
ベンチレータダクト30およびサイドデフロスタダクト
40を示してあるが、運転席側の各ダクト30、40も
図示した助手席側とほぼ同様の構成となっている。
【0028】次に、自動車用空気調和装置10の組み付
け方法について説明する。
【0029】まず、サイドベンチレータダクト30の挟
持片37、37の間隔内にサイドデフロスタダクト40
を係止して、サイドベンチレータダクト30とサイドデ
フロスタダクト40とを合体化する。
【0030】つぎに、サイドベンチレータダクト接続口
70にパッキング材100を介してサイドベンチレータ
ダクト30の基端部を接続し、ビス36をケース側取付
片35のビス孔34とボス部21に挿通して締結し、サ
イドベンチレータダクト30の端部を空調ユニットケー
ス20に対して固定する。
【0031】同様にして、サイドデフロスタダクト接続
口80にパッキング材110を介してサイドデフロスタ
ダクト40の基端部を接続し、ビス44をケース側取付
片43のビス孔42とボス部22に挿通して締結し、サ
イドデフロスタダクト40の端部を空調ユニットケース
20に対して固定する。
【0032】そして、ステアリングメンバー取付溝90
にステアリングメンバー85を取り付ければ、図2に示
されるように、空調ユニットケース20、ステアリング
メンバー85、サイドベンチレータダクト30およびサ
イドデフロスタダクト40の4つの部品を主たる部品と
してモジュール化された空調モジュールが完成する。
【0033】この空調モジュールは車両に取り付けられ
るが、その際、サイドベンチレータダクト30の先端部
に設けた車両側取付片33のビス孔32にビスを挿通
し、ビスの先端を車両側の適宜箇所に設けたボス部など
(図示せず)に締結する。
【0034】このように本実施形態によれば、サイドベ
ンチレータダクト30とサイドデフロスタダクト40と
を互いに嵌め込んで仮組し、それぞれ一点を空調ユニッ
トケース20にビス止めしてある。このため、両ダクト
30、40が相互に合体し、かつ、2点の止め点にて空
調ユニットケース20に固定されることとなり、両ダク
ト30、40は、がたついたり、ぶらぶらしたりするこ
となく空調ユニットケース20に取り付けられることに
なる。
【0035】モジュール化した空調モジュールは、車体
への組み付けが容易となり、作業時間を短縮することが
できる。また、嵌め込み式の係止部を設けたことによ
り、サイドベンチレータダクト30とサイドデフロスタ
ダクト40とを容易に合体化することができ、ダクト相
互間の組み付けが容易となり、作業時間のさらなる短縮
を図ることができる。特に、サイドベンチレータダクト
30とサイドデフロスタダクト40とを合体化したこと
により、両ダクト30、40の剛性が高まるため、車両
に組み付ける際の位置決めを容易に行うことができる。
さらに、インストルメントパネルの形状、車両へのイン
ストルメントパネルの取付方向や角度などの選択の自由
度も増す。
【0036】また、空調モジュールを車両に取り付けた
際、サイドベンチレータダクト30の先端部を車両側に
固定したことにより、サイドベンチレータダクト30お
よびこれに合体化されたサイドデフロスタダクト40
を、さらに確実に車両に取り付けることができる。
【0037】しかも、フロントベンチレータノズル60
およびフロントデフロスタノズル50が空調ユニットケ
ース20と一体的に成形されているので、ノズル50、
60と空調ユニットケース20との間の接合部が存在せ
ず、当該接合部のシール部分からの風漏れが生じる虞が
あるという従来の問題を根本的に解決できる。
【0038】上述した実施形態では、嵌め込み式の係止
部によりサイドベンチレータダクト30とサイドデフロ
スタダクト40とを合体化するようにしたが、本発明は
この場合に限定されるものではない。例えば、係止部を
使用せずに、あるいは係止部と併用して、ビスや接着な
どの手段を用いて両ダクト30、40を合体化するよう
にしてもよい。また、サイドベンチレータダクト30と
サイドデフロスタダクト40とを別体として成形せず
に、一体的に樹脂成形して両ダクト30、40を合体化
するようにしてもよい。
【0039】さらに、上述した空調モジュールは主とし
て4つの部品から構成されるが、図4に示すように、車
室内前方に配置されるインストルメントパネル120
と、空調ユニットケース20と、両ダクト30、40
と、ステアリングメンバー85とモジュールしてもよ
い。かかる構成では、インストルメントパネル120を
含めた空調モジュールとなり、車両への組み付けがさら
に容易となり、作業時間をさらに短縮することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、フロントベンチレータノズルおよびフロ
ントデフロスタノズルをユニットケースと一体に形成す
るとともに、サイドベンチレータダクトとサイドデフロ
スタダクトとを合体化して空調ユニットケースとモジュ
ール化したことにより、車両への組み付けが容易とな
り、作業時間を短縮することができる。特に、サイドベ
ンチレータダクトとサイドデフロスタダクトを合体化し
たことにより、両ダクトの剛性が高まり、車両に組み付
ける際の位置決めを容易に行うことができる。しかも、
フロントベンチレータノズルおよびフロントデフロスタ
ノズルが空調ユニットケースと一体的に形成されている
ので、接合部でずれが生じることがなく、シール部分か
らの風漏れが根本的に発生しない。
【0041】また、請求項2に記載の発明によれば、嵌
め込み式の係止部を設けたことにより、サイドベンチレ
ータダクトとサイドデフロスタダクトとを容易に合体化
することができ、ダクト相互間の組み付けが容易とな
り、作業時間を短縮することができる。
【0042】また、請求項3に記載の発明によれば、サ
イドベンチレータダクトとサイドデフロスタダクトとを
一体的に樹脂成形したことにより、さらに一層組み付け
が容易となり、作業時間を短縮することができる。
【0043】また、請求項4に記載の発明によれば、イ
ンストルメントパネルを含めた空調モジュールとなり、
車両への組み付けがさらに容易となり、作業時間をさら
に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る自動車用空気調和装
置を示す分解斜視図である。
【図2】 サイドベンチレータダクトとサイドデフロス
タダクトとを合体化すると共にこれら両ダクトの各端部
を空調ユニットケースに対して固定した組み付け状態を
示す斜視図である。
【図3】 サイドベンチレータダクトおよびサイドデフ
ロスタダクトの要部を拡大して示す斜視図である。
【図4】 インストルメントパネルをさらに取り付けて
モジュール化した状態を示す斜視図である。
【図5】 一般的な自動車用空気調和装置におけるフロ
ントベンチレータノズル、フロントデフロスタノズル、
サイドベンチレータダクトおよびサイドデフロスタダク
トを、インストルメントパネルとともに示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
10…自動車用空気調和装置 20…ユニットケース 30…サイドベンチレータダクト 37…挟持片(係止部) 40…サイドデフロスタダクト 50…フロントベンチレータノズル 60…フロントデフロスタノズル 70…サイドベンチレータダクト接続口 80…サイドデフロスタダクト接続口 85…ステアリングメンバー 90…ステアリングメンバー取付溝 120…インストルメントパネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータやヒータコアなどの空調機
    器が内蔵されると共に空気を取り出すベント吹出口およ
    びデフロスタ吹出口が形成された空調ユニットケース
    (20)と、 前記ベント吹出口に連通すると共に車両幅方向の略中央
    位置で乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフロントベ
    ンチレータノズル(60)と、 前記デフロスタ吹出口に連通すると共に車両幅方向の略
    中央位置でフロントウィンド内面に向けて空気を吹き出
    すフロントデフロスタノズル(50)と、 車両幅方向の端部位置に向けて前記空調ユニットケース
    (20)内の空気を案内するサイドベンチレータダクト
    (30)およびサイドデフロスタダクト(40)と、を
    有する自動車用空気調和装置において、 前記フロントベンチレータノズル(60)および前記フ
    ロントデフロスタノズル(50)を前記空調ユニットケ
    ース(20)と一体的に形成し、 前記サイドベンチレータダクト(30)と前記サイドデ
    フロスタダクト(40)とを合体化すると共に車両搭載
    前に前記両ダクト(30、40)の各端部を前記空調ユ
    ニットケース(20)に対して固定してなり、 前記空調ユニットケース(20)と前記両ダクト(3
    0、40)とをモジュール化したことを特徴とする自動
    車用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記サイドデフロスタダクト(40)を
    嵌め込み式により相対的に係止する係止部(37)を前
    記サイドベンチレータダクト(30)に形成して、前記
    両ダクト(30、40)を合体化することを特徴とする
    請求項1に記載の自動車用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記サイドベンチレータダクト(30)
    と前記サイドデフロスタダクト(40)とを一体的に樹
    脂成形して、前記両ダクト(30、40)を合体化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 車室内前方に配置されるインストルメン
    トパネル(120)と、前記空調ユニットケース(2
    0)と、前記両ダクト(30、40)とをモジュール化
    したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用空気調
    和装置。
JP1070198A 1998-01-22 1998-01-22 自動車用空気調和装置 Pending JPH11208241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1070198A JPH11208241A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 自動車用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1070198A JPH11208241A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 自動車用空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11208241A true JPH11208241A (ja) 1999-08-03

Family

ID=11757609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1070198A Pending JPH11208241A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 自動車用空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11208241A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001034417A1 (fr) * 2000-03-13 2001-05-17 Zexel Valeo Climate Control Corporation Appareil de conditionnement d'air pour automobile et module de tableau de bord
WO2001047336A3 (fr) * 2000-03-13 2002-02-28 Zexel Valeo Climate Contr Corp Climatiseur de vehicule
US7096924B2 (en) 2000-06-30 2006-08-29 Zexel Valeo Climate Control Corporation Car air conditioner
US20060207758A1 (en) * 2003-03-13 2006-09-21 Gilles Elliot Heating and ventilation and/or air conditioning device with a compact construction for a motor vehicle passenger compartment
JP2008100567A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置
US8650895B2 (en) 2012-01-25 2014-02-18 Thermo King Corporation Method for constructing air conditioning systems with universal base units
WO2016158555A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 カルソニックカンセイ株式会社 車室前部構造
JP2020083121A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 ダイハツ工業株式会社 エアダクト構造

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1266777A4 (en) * 2000-03-13 2004-07-07 Zexel Valeo Climate Contr Corp VEHICLE AIR CONDITIONING AND DASHBOARD MODULES
WO2001034417A1 (fr) * 2000-03-13 2001-05-17 Zexel Valeo Climate Control Corporation Appareil de conditionnement d'air pour automobile et module de tableau de bord
EP1266778A2 (en) * 2000-03-13 2002-12-18 Zexel Valeo Climate Control Corporation Car air conditioner
EP1266777A1 (en) * 2000-03-13 2002-12-18 Zexel Valeo Climate Control Corporation Air conditioner for car and instrument panel module
JP2003326945A (ja) * 2000-03-13 2003-11-19 Zexel Valeo Climate Control Corp 自動車用空調装置
EP1266778A4 (en) * 2000-03-13 2004-07-07 Zexel Valeo Climate Contr Corp VEHICLE AIR CONDITIONING
WO2001047336A3 (fr) * 2000-03-13 2002-02-28 Zexel Valeo Climate Contr Corp Climatiseur de vehicule
US7096924B2 (en) 2000-06-30 2006-08-29 Zexel Valeo Climate Control Corporation Car air conditioner
US20060207758A1 (en) * 2003-03-13 2006-09-21 Gilles Elliot Heating and ventilation and/or air conditioning device with a compact construction for a motor vehicle passenger compartment
US8944144B2 (en) * 2003-03-13 2015-02-03 Valeo Systemes Thermiques Heating and ventilation and/or air conditioning device with a compact construction for a motor vehicle passenger compartment
JP2008100567A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置
US8650895B2 (en) 2012-01-25 2014-02-18 Thermo King Corporation Method for constructing air conditioning systems with universal base units
WO2016158555A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 カルソニックカンセイ株式会社 車室前部構造
JPWO2016158555A1 (ja) * 2015-03-27 2018-03-29 カルソニックカンセイ株式会社 車室前部構造
JP2020083121A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 ダイハツ工業株式会社 エアダクト構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6877787B2 (en) Strength member for vehicle use
US6351962B1 (en) Cockpit module assembly including air conditioner for vehicle
US5217405A (en) Heater unit structure of air mixing apparatus for automotive vehicle
JP2000238523A (ja) 自動車用一体型hvacシステム
JP3952913B2 (ja) 車両用空調装置のエアダクト接続構造
JPH11208241A (ja) 自動車用空気調和装置
US6675598B2 (en) Vehicle air conditioner with arrangement structure of face ducts
US20020068521A1 (en) Vehicle air conditioner and mounting structure
JP3669885B2 (ja) 車両用空調装置
JP3877191B2 (ja) 車両用空調ユニットを含むユニットアセンブリ
JP2001171333A (ja) 車両用空調装置
JP2002079820A (ja) 自動車用空調装置
JP3862484B2 (ja) 自動車用インストルメントパネル装置
JP3533704B2 (ja) 車両用空気調和装置
JPH0218242B2 (ja)
JPH11245650A (ja) 車両用内装部材
JP2001088544A (ja) インストルメントパネルの空気吹出し構造
JP2000085335A (ja) 自動車用空気調和装置
JP2006315583A (ja) 車両用空調ユニット間の結合構造
JP3900872B2 (ja) 車両用空調装置
JP2005349921A (ja) 車両用空調装置のダクト接続構造
JP3975714B2 (ja) 自動車用空調装置
JPH1178502A (ja) 自動車用空気調和装置
JPS623289Y2 (ja)
JPH10100636A (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A02 Decision of refusal

Effective date: 20061219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02