JPH1120708A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH1120708A
JPH1120708A JP17425897A JP17425897A JPH1120708A JP H1120708 A JPH1120708 A JP H1120708A JP 17425897 A JP17425897 A JP 17425897A JP 17425897 A JP17425897 A JP 17425897A JP H1120708 A JPH1120708 A JP H1120708A
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JP
Japan
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steering wheel
plate
horn
core
contact
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JP17425897A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Uchida
康洋 内田
Hiroe Oda
裕恵 尾田
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングホイール本体へのホーンプレー
トの取り付け作業を容易にする。 【解決手段】 ステアリングホイール本体2に、弾性的
に上下動可能にホーンプレート18を取り付け、このホー
ンプレート18に、エアバッグ装置4を取り付ける。ホー
ンプレート18は、枠状に形成し、前端の両側部に形成し
た上部案内通孔42を、ボスプレート9に一体に形成した
上部案内ピン23に挿入して上下動自在に案内する。ホー
ンプレート18の後部の中央部を下方に曲げて下板部44を
形成し、この下板部44をボスプレート9の下側に配置す
る。この下板部44に形成した下部案内通孔46に、下部カ
バー11に一体に形成した下部案内ピン12を挿入して案内
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ機構を備
えたステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチ機構を備えたステアリン
グホイールとして、例えば、ステアリングホイール本体
の乗員側にホーンスイッチ機構を備え、このホーンスイ
ッチ機構を介してエアバッグ装置を支持した構成が知ら
れている。そして、このホーンスイッチ機構は、ステア
リングホイール本体側に設けられた固定接点と、この固
定接点に対向する可動接点を設けた両側一対のホーンプ
レートとを備え、各ホーンプレートは、それぞれ前後一
対のボルト(ビス)およびスプリング体により、ステア
リングホイール本体に弾性的に進退可能に支持されてい
る。そして、このステアリングホイールでは、エアバッ
グ装置を押動することにより、可動接点を固定接点に接
触させ、ホーンスイッチを閉成してホーンを吹鳴するよ
うになっている。しかしながら、上記従来の構成では、
ホーンスイッチ機構が、複数のホーンプレートおよびこ
れらホーンプレートを支持する多数のボルトなどにより
構成されているため、部品点数が増加するとともに組立
作業が煩雑になり、製造コストの低減が困難になる問題
を有している。
【0003】この点、例えば、特開平8−207780
号公報に記載された構成が知られている。そして、この
公報記載の構成では、ステアリングホイール本体の芯金
の乗員側にブリッジ状の係合片を設け、この係合片と芯
金との間にホーンプレートを配置するとともに、係合片
から下方に向って突設したピンをホーンプレートに形成
した通孔に挿入して、ホーンプレートを進退可能に案内
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−207780号公報記載の構成では、ステアリ
ングホイール本体の芯金の乗員側にホーンプレートが配
置され、さらに、このホーンプレートを覆うようにして
係合片が配置されるため、ホーンプレートを支持するば
ねの付勢力に抗しつつ係合片と芯金との間の正確な位置
にホーンプレートを装着する作業が必ずしも容易でない
とともに、スイッチ機構の乗員側の寸法が大きくなりや
すく、特にエアバッグ装置を備えたステアリングホイー
ルなどにおいては、外観の向上が困難になるなどの問題
を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、スイッチ機構を備え、組立作業を容易にできるス
テアリングホイールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のステアリ
ングホイールは、芯体を備えたステアリングホイール本
体と、このステアリングホイール本体側に設けられた第
1の接点と、前記芯体の一面側に配置される一側配置
部、前記芯体の他面側に配置される他側配置部、および
前記第1の接点に接離される第2の接点を設けた可動体
と、前記第2の接点が前記第1の接点から離間する方向
に前記可動体を付勢する付勢手段と、前記芯体の一面側
に位置して前記ステアリングホイール本体側に設けら
れ、前記一側配置部を進退可能に案内する一側案内部
と、前記芯体の一面側に位置して前記ステアリングホイ
ール本体側に設けられ、前記一側配置部の移動範囲を規
制する一側係止部と、前記芯体の他面側に位置して前記
ステアリングホイール本体側に設けられ、前記他側配置
部を進退可能に案内する他側案内部とを具備したもので
ある。
【0007】そして、この構成では、可動体を直接また
は間接的に押動し、付勢手段の付勢力に抗して移動させ
ることにより、この可動体に設けた第2の接点が前記第
1の接点に接触すると、スイッチが閉成され、このスイ
ッチに接続された機器が動作する。また、可動体は、一
側配置部を芯体の一面側に配置し、他側配置部を芯体の
他面側に配置し、それぞれステアリングホイール本体側
に設けた一側案内部および他側案内部で案内することに
より、スイッチ機構がステアリングホイール本体の芯体
に近接して配置され、ステアリングホイールの外観の向
上が容易になる。さらに、一側配置部は、一側係止部で
係止されるとともに、他側配置部は芯体により係止され
て移動範囲が規制されるため、可動体を係止するボルト
などの部材の省略あるいは削減が可能になり、組立作業
が容易になる。
【0008】請求項2記載のステアリングホイールは、
請求項1記載のステアリングホイールにおいて、一側係
止部は、芯体に一体的に設けられ、一側案内部は、前記
一側係止部から一体的に前記芯体側に突設され、かつ、
先端部が前記芯体から離間する状態で設けられたもので
ある。
【0009】そして、この構成では、一側係止部および
一側案内部を芯体から一体的に設けることにより、構成
が簡略化され、組立作業が容易になる。また、可動体の
一側配置部は、一側案内部と芯体との間に挿入すること
により、ステアリングホイール本体側に容易に組み付け
られ、組立作業が容易になる。
【0010】請求項3記載のステアリングホイールは、
請求項1または2記載のステアリングホイールにおい
て、他側案内部は、芯体の他面側を覆うカバーに一体的
に設けられたものである。
【0011】そして、この構成では、他側案内部を芯体
の他面側を覆うカバーに一体的に設けることにより、構
成が簡略化されるとともに、カバーを芯体に取り付ける
作業により、他側案内部が他側配置部を案内する所定位
置に配置され、組立作業が容易になる。
【0012】請求項4記載のステアリングホイールは、
請求項1ないし3いずれか記載のステアリングホイール
において、一側配置部は、可動体の一端部に配置され、
他側配置部は、可動体の他端部に配置されたものであ
る。
【0013】そして、この構成では、一側案内部に案内
される一側配置部と他側案内部に案内される他側配置部
とにより安定して可動体が支持される。また、芯体の一
面側と多面側とに配置される一側案内部と他側配置部と
が可動体の両端部に位置するので、組立作業が容易にな
る。
【0014】請求項5記載のステアリングホイールは、
請求項1ないし4いずれか記載のステアリングホイール
において、付勢手段および第1の接点は、弾性変形可能
な板状体を用いて形成されたものである。
【0015】そして、この構成では、付勢手段および第
1の接点が同様の部材により構成されるので、構成が簡
略化され、製造コストが削減される。また、第1の接点
を弾性変形可能とすることにより、スイッチの操作感が
向上する。さらに、弾性変形可能な板状体を用いること
により、付勢手段の付勢力に抗しつつ可動体をスライド
させて所定位置に配置する作業が容易になり、組立作業
が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のステアリングホイ
ールの一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】図1において、1は自動車のステアリング
ホイール(BODY STRG WHEEL)で、この
ステアリングホイール1は、ステアリングホイール本体
2と、このステアリングホイール本体2の乗員側に装着
された押動部としてのエアバッグ装置(エアバッグモジ
ュール)4となどから構成されている。
【0018】なお、ステアリングホイール1は、通常傾
斜した状態で備えられる図示しないステアリングシャフ
トに装着されるものであるが、以下、エアバッグ装置4
側(乗員側)を上側、ステアリングシャフト側(車体
側)を下側とし、この上下方向に交差する方向で、前側
上方に向う側を前側(図1および図2に示す矢印F方
向)、この前側の反対方向を後側とし、さらに、これら
上下方向および左右方向と交差する方向を両側方向とし
て説明する。
【0019】そして、ステアリングホイール本体2は、
円環状をなすリム部(リング部)5と、このリム部5の
内側に位置するボス部6と、これらリム部5とボス部6
とを連結する複数の、本実施の形態では4本のスポーク
部7とから構成されている。また、ボス部6の下部に
は、ステアリングシャフトに嵌着されるボス8が設けら
れているとともに、このボス8に、ボスプレート9が鋳
ぐるむなどして一体的に形成され、あるいは溶接などし
て固着され、ハブコアセット(HUB CORESE
T)が構成されている。そして、このボスプレート9に
スポーク部7の芯金7aが溶接などして固着され、あるい
は一体に延設されている。さらに、このスポーク部7の
芯金7aに、図示しないリム部5の芯金が溶接などして固
着されている。そして、これらボスプレート9、リム部
5およびスポーク部7の芯金7aにより、芯体Aが構成さ
れている。また、これらリム部5の芯金の外周部と、ス
ポーク部7の芯金7aのリム部5側の部分の外周部とに
は、軟質の発泡ポリウレタンなどからなる表皮部10が形
成されている。
【0020】また、ボス部6およびスポーク部7のボス
部6側の部分の下側部は、カバーとしての下部カバー
(BODY COVER)11により覆われている。そし
て、この下部カバー11は、例えば、ABS樹脂、ポリプ
ロピレン(PP)、ポリオキシメチレン(POM)、ポ
リアセタール(PA)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリカーボネート(PC)などの熱可塑性
樹脂を金型に射出して形成されている。そして、この下
部カバー11の略中央部には、ステアリングシャフトが挿
通する開口部11a が形成されているとともに、この開口
部11a の後側に位置して、上側に向かい、略円柱状をな
す他側案内部としての下部案内ピン(摺動案内部)12が
一体に突設されている。さらに、この下部カバー11の下
側部には、車体側とステアリングホイール1側とを電気
的に接続するクロックスプリングなどの電気的な接続装
置が取り付けられるようになっている。また、この下部
カバー11の両側面には、ボルト用円孔11c ,11c が形成
されているとともに、後側面には、図示しない蓋体で開
閉可能に覆われる作業用開口部11d が形成されている。
そして、この下部カバー11は、上側に向って複数か所、
本実施の形態では4か所から突設された取付ボス11e
を、スポーク部7の芯金7aから突設したカバー固着部7b
にねじ13にて固定され、芯体Aに取り付けられている。
【0021】さらに、このステアリングホイール本体2
には、スイッチ装置であるホーンスイッチ機構が設けら
れ、このホーンスイッチ機構を介してエアバッグ装置4
が取り付けられている。
【0022】また、エアバッグ装置4は、金属板などか
らなるベースプレート14を備え、このベースプレート14
の上側から、袋状のエアバッグおよび樹脂製のカバー体
17などを取り付ける一方、ベースプレート14の下側か
ら、ガスを噴射するインフレータなどを取り付けて構成
されている。また、ベースプレート14には、両側一対の
取付片14a が形成されている。
【0023】そして、自動車が衝突した際などには、イ
ンフレータからからエアバッグの内部に窒素ガスなどの
不活性ガスが急速に噴射されて、折り畳まれて収納され
たエアバッグが急激に膨張する。すると、このエアバッ
グの膨張の圧力により、カバー体17が所定の形状に開裂
してエアバッグの突出口が形成され、この突出口からエ
アバッグが突出して乗員の前方で膨張展開し、乗員を保
護するようになっている。
【0024】また、ホーンスイッチ機構は、ステアリン
グホイール本体2側に一体または別体に設けられた複数
の部材と、このステアリングホイール本体2に進退可能
に支持された可動体としてのホーンプレート(HORN
PLATE)18となどから構成されている。
【0025】そして、ステアリングホイール本体2側の
部材としては、まず、ボスプレート9の前端の両側部に
位置して、上部係止部21,21がボスプレート9と一体に
形成されている。そして、各上部係止部21は、上側に向
って突設された側板部21a と、この側板部21a の上端部
から内側方に向って突設された一側係止部としての上板
部21b とから断面略L字状に形成されている。さらに、
各上部係止部21の上板部21b の下面からは、下方に向か
い、一側案内部としての上部案内ピン23が突設されてい
る。そして、各上部案内ピン23は、略円柱状をなし、先
端部すなわち下端部とボスプレート9の上面との間に所
定の間隙が形成されるように、所定の長さ寸法で突設さ
れている。
【0026】また、ボスプレート9の後端の中央部に
は、この中央部を後側に延設し、あるいは中央部の両側
を切り欠いて、下部係止部25が形成されている。また、
この下部係止部25の下面には、図2に示すように、位置
決め凹部26が形成されている。
【0027】また、ボスプレート9の両側部には、付勢
手段としての弾性手段としてのばねである弾発部材31が
取り付けられている。そして、この弾発部材31は、弾性
変形可能な板ばねを屈曲などして形成され、中央に位置
する基部31a と、この基部31a から前後にかつ上方に傾
斜して折曲して延設された腕部31b ,31b と、各腕部31
b の先端部を折曲し略水平状とした受部31c となどから
形成されている。そして、各弾発部材31は、ねじ32を用
いて、基部31a をボスプレート9に機械的に固定されて
いる。
【0028】さらに、ボスプレート9の上面には、複数
か所に、本実施の形態では4か所に、第1の接点として
の固定接点33が設けられている。そして、各固定接点33
は、弾発部材31と同じく、弾性変形可能な板ばねを屈曲
などして形成され、基部33aと、この基部33a から上方
に傾斜して折曲して延設された腕部33b と、各腕部33b
の先端部を折曲し略水平状とした受部33c となどから形
成されている。そして、各固定接点33は、ねじ34を用い
て、基部33a をボスプレート9に機械的に固定されてい
るとともに、電気的に接続されている。なお、前側に位
置する両側一対の固定接点33は、腕部33b を前側に向
け、後側に位置する両側一対の固定接点33は、腕部33b
をスポーク部7の芯金7aに沿って配置されている。
【0029】また、ホーンプレート18は、導電性を有す
る金属の一部を絶縁性を有する樹脂35で一体的に覆う、
いわゆるアウトサート形成により形成され、一側配置部
としての前板部36、両側一対の側板部37,37、および後
板部38を組み合わせて、上面視略矩形枠状に形成されて
いる。そして、前板部36は、下面の両端部近傍から下側
に向かい第2の接点としての一対の可動接点41が突設さ
れているとともに、これら可動接点41のさらに外側に、
上部案内通孔42が形成されている。また、各側板部37
は、上部案内通孔42の内周壁とともに、絶縁性を有する
樹脂35で被覆されているとともに、前後方向の中間部に
位置して、外側の縁部から折曲などして、上方に向う支
持片部43が形成されている。さらに、後板部38は、両側
部近傍の下面に可動接点41が突設されているとともに、
中央部が下方に略コの字状に屈曲され、段下り部である
他側配置部としての下板部44が形成されている。そし
て、この下板部44の中央部は、絶縁性を有する樹脂35で
被覆されているとともに、内周壁が絶縁された下部案内
通孔46が形成されている。なお、この後板部38の両側部
近傍は、後側に向って屈曲するように形成されている。
【0030】そして、このホーンプレート18をステアリ
ングホイール本体2に取り付ける取付作業は、まず、図
2(a)に示すように、下部カバー11を取り外した状態
で、また、弾発部材31に付勢力に抗しつつ下方に押下げ
た状態で、ホーンプレート18を後側から前側にスライド
させ、ボスプレート9の上面と、両側の上部案内ピン23
との間に前板部36を挿入し、上部案内通孔42と上部案内
ピン23とを位置合わせする。
【0031】次いで、この状態で、ホーンプレート18を
解放し、ホーンプレート18を弾発部材31の付勢力に従い
上昇させると、図2(b)に示すように、各上部案内通
孔42に上部案内ピン23が挿入され、上下動自在に案内さ
れるとともに、前板部36の絶縁された部分が上部係止部
21の上板部21b に当接した位置で停止する。さらに、こ
の状態で、ホーンプレート18の下板部44は、ボスプレー
ト9の下部係止部25の下側に位置し、かつ、下部案内通
孔46が位置決め凹部26に位置合わせされた状態になる。
【0032】さらに、この状態で、ボスプレート9の下
方に下部カバー11を配置し、さらに、図2(c)に示す
ように、下部カバー11を相対的に上昇させて芯体Aと組
み合わせ、ねじ13にて固定してステアリングホイール本
体2を構成すると、下部カバー11の下部案内ピン12が下
部案内通孔46を介して位置決め凹部26に挿入され、ホー
ンプレート18の下板部44を上下動可能に案内するように
なっている。
【0033】また、このホーンプレート18を取り付ける
作業の前後いずれかに、ホーンプレート18に接続された
図示しないホーンコードを、下部カバー11の下側に配置
されるクロックスプリングなどの接続装置と電気的に接
続する。
【0034】さらに、この状態で、図1に示すように、
ホーンプレート18の上側にエアバッグ装置4を配置し、
エアバッグ装置4を相対的に下降させ、エアバッグ装置
4の各取付片14a とホーンプレート18の各支持片部43と
を位置合わせした状態で、下部カバー11のボルト用円孔
11c を介してボルト48を挿入し、支持片部43の通孔43a
を介して取付片14a のねじ孔14c に螺合し締め付ける。
こうして、エアバッグ装置4がホーンプレート18を介し
てステアリングホイール本体2に取り付けられ、ステア
リングホイール1が構成される。
【0035】そして、このようにステアリングホイール
1が組み立てられた状態で、ホーンスイッチ機構の回路
は、固定接点33が、ボスプレート9、ボス8、ステアリ
ングシャフトから車体を介してバッテリのマイナス端子
に接続(アース)されるとともに、ホーンプレート18の
可動接点41は、ホーンコードから接続装置を介してホー
ン装置に接続して構成される。
【0036】そして、このステアリングホイール1は、
エアバッグ装置4に力が加わっていない状態では、弾発
部材31の付勢力により、可動接点41が固定接点33から離
間した状態で支持されるとともに、エアバッグ装置4を
下方に押動した状態で、可動接点41が固定接点33に接触
し、ホーンスイッチの回路が閉成され、ホーンが吹鳴さ
れるようになっている。
【0037】このように、本実施の形態のステアリング
ホイール1によれば、ホーンプレート18を、スライドさ
せて係合することによりステアリングホイール本体2の
ボスプレート9に組み付けできるため、ホーンプレート
の取り付けにトルクスボルト(TORX BOLT)を
用いる構成などに比べて、部品点数を削減し、製造工程
を簡略化して、組立作業を容易にし、製造コストを低減
することができる。
【0038】また、ホーンプレートの取り付けにトルク
スボルトを用いる構成では、このトルクスボルトにより
上下方向の移動範囲が制限されるが、本実施の形態で
は、ホーンプレート18の支持にトルクスボルトを用いて
いないため、上下方向の移動範囲の設定の自由度を高め
ることができる。
【0039】そして、ホーンプレート18は、ボスプレー
ト9の上側に配置される前板部36を前端部の両側の端部
に配置し、ボスプレート9の下側に配置される下板部44
を後端部の中央部に配置したため、これら3点で安定し
て上下動自在に支持できる。さらに、下部案内ピン12は
下部カバー11に設けたため、ホーンプレート18は、ま
ず、前側の2点の上部案内通孔42を上部案内ピン23のみ
を付勢力に抗しつつスライドして位置合わせすれば良
く、後側の下部案内通孔46は下部カバー11を芯体Aに取
り付ける作業時に同時に下部案内ピン12が挿入され案内
されるため、組立作業を容易にでき、製造コストを低減
できる。
【0040】また、ホーンプレート18は、前板部36をボ
スプレート9の上側に配置し、下板部44をボスプレート
9の下側に配置し、それぞれステアリングホイール本体
2側に設けた上部案内ピン23および下部案内ピン12で案
内することにより、ホーンスイッチ機構をステアリング
ホイール本体2の芯体Aに近接して配置し、ボス部6を
薄型化して、ステアリングホイール1の外観を容易に向
上できる。
【0041】さらに、ホーンプレート18を案内し移動範
囲を規制する上部案内ピン23および上部係止部21は、芯
体Aのボスプレート9に一体に設け、下部案内ピン12は
下部カバー11に一体に設けたため、構成を簡略化し、組
立作業を容易にでき、製造コストを低減できる。
【0042】また、弾発手段31および固定接点33は、同
一の弾性変形可能な板状体を用いて形成したため、構成
を簡略化し、製造コストを削減できる。また、固定接点
33を弾性変形可能とすることにより、スイッチの操作感
を向上できる。さらに、弾性変形可能な板状体を用いる
ことにより、弾発部材31の付勢力に抗しつつホーンプレ
ート18をスライドさせて所定位置に配置する作業を容易
にでき、組立作業を容易にして、製造コストを低減でき
る。
【0043】また、従来、両側一対のホーンプレートを
用いていたのに対して、本実施の形態では、一体化され
た枠状のホーンプレート18を用いたため、部品点数を削
減し、製造コストを低減できるとともに、ホーンプレー
ト18の剛性を向上でき、スイッチの操作感を向上でき
る。
【0044】なお、上記の実施の形態においては、ホー
ンプレート18の下側を案内する他側案内部としての下部
案内ピン12を下部カバー11に一体に形成したが、この構
造に限られるものではなく、他側案内部は、別体品を下
部カバー11にインサート形成して一体的に形成しても良
く、あるいは、別体品をねじなどにて下部カバー11に固
着することもできる。
【0045】また、ホーンプレート18を支持する付勢手
段も、板状の弾発部材31の他、コイルスプリングなどを
用いることもできる。
【0046】また、ステアリングホイール本体2側の固
定接点33とホーンプレート18の可動接点41との絶縁は、
ホーンプレート18を、導電性を有する金属の一部を絶縁
性を有する樹脂35で一体的に覆う、いわゆるアウトサー
ト形成することにより確保したが、その他に種々の方法
でなすことが可能であり、例えば、ホーンプレート18
を、導電性を有する金属の部材に、絶縁製を有する別体
の樹脂製の部材を装着して形成することもでき、あるい
は、一側案内部、他側案内部、付勢手段などを絶縁製を
有する部材で形成することもできる。
【0047】さらに、固定接点33および可動接点41も、
種々の構造を採ることが可能であり、ボスプレート9あ
るいはホーンプレート18に一体または別体に形成するこ
とができる。例えば、ボスプレート9あるいはホーンプ
レート18に、導電性を有する部材を打ち込んで接点を形
成することもできる。
【0048】また、可動体としてのホーンプレートの形
状も、平面四角枠状のものに限られず、種々の形状を採
ることが可能であり、例えば、平面略V字状あるいは平
面略U字状に一体に形成することもできる。
【0049】また、ホーンプレート18には、エアバッグ
装置4の他、例えば、衝撃吸収体を備えたパッド体など
を取り付けることもできる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載のステアリングホイールに
よれば、可動体は、一側配置部を芯体の一面側に配置
し、他側配置部を芯体の他面側に配置し、それぞれステ
アリングホイール本体側に設けた一側案内部および他側
案内部で案内することにより、スイッチ機構をステアリ
ングホイール本体の芯体に近接して配置し、ステアリン
グホイールの外観を容易に向上できる。さらに、一側配
置部は、一側係止部で係止されるとともに、他側配置部
は芯体により係止されて移動範囲が規制されるため、可
動体を係止するボルトなどの部材を省略あるいは削減で
き、組立作業を容易にして、製造コストを低減できる。
【0051】請求項2記載のステアリングホイールによ
れば、請求項1記載の効果に加え、一側係止部および一
側案内部を芯体から一体的に設けることにより、構成を
簡略化し、組立作業を容易にできるとともに、可動体の
一側配置部は、一側案内部と芯体との間に挿入すること
により、ステアリングホイール本体側に容易に組み付け
でき、組立作業を容易にして、製造コストを低減でき
る。
【0052】請求項3記載のステアリングホイールによ
れば、請求項1または2記載の効果に加え、他側案内部
を芯体の他面側を覆うカバーに一体的に設けることによ
り、構成を簡略化できるとともに、カバーを芯体に取り
付ける作業により、他側案内部を他側配置部を案内する
所定位置に配置でき、組立作業を容易にして、製造コス
トを低減できる。
【0053】請求項4記載のステアリングホイールによ
れば、請求項1ないし3いずれか記載の効果に加え、一
側配置部を可動体の一端部に配置し、他側配置部を可動
体の他端部に配置することにより、一側案内部に案内さ
れる一側配置部と他側案内部に案内される他側配置部と
により安定して可動体を支持できるとともに、芯体の一
面側と多面側とに配置される一側案内部と他側配置部と
が可動体の両端部に位置するため、組立作業を容易にで
き、製造コストを低減できる。
【0054】請求項5記載のステアリングホイールによ
れば、請求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、付
勢手段および第1の接点を、弾性変形可能な板状体を用
いて形成することにより、付勢手段および第1の接点が
同様の部材により構成され、構成を簡略化し、製造コス
トを削減できる。また、第1の接点を弾性変形可能とす
ることにより、スイッチの操作感を向上できる。さら
に、弾性変形可能な板状体を用いることにより、付勢手
段の付勢力に抗しつつ可動体をスライドさせて所定位置
に配置する作業が容易になり、組立作業を容易にして、
製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステアリングホイールの一実施の形態
を示す分解斜視図である。
【図2】同上ステアリングホイールの組立工程図であ
る。 (a)は、初期の状態 (b)は、(a)に続く工程 (c)は、(b)に続く工程
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 ステアリングホイール本体 11 カバーとしての下部カバー 12 他側案内部としての下部案内ピン 18 可動体としてのホーンプレート 21b 一側係止部としての上板部 23 一側案内部としての上部案内ピン 31 付勢手段として弾発部材 33 第1の接点としての固定接点 36 一側配置部としての前板部 41 第2の接点としての可動接点 44 他側配置部としての下板部 A 芯体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯体を備えたステアリングホイール本体
    と、 このステアリングホイール本体側に設けられた第1の接
    点と、 前記芯体の一面側に配置される一側配置部、前記芯体の
    他面側に配置される他側配置部、および前記第1の接点
    に接離される第2の接点を設けた可動体と、 前記第2の接点が前記第1の接点から離間する方向に前
    記可動体を付勢する付勢手段と、 前記芯体の一面側に位置して前記ステアリングホイール
    本体側に設けられ、前記一側配置部を進退可能に案内す
    る一側案内部と、 前記芯体の一面側に位置して前記ステアリングホイール
    本体側に設けられ、前記一側配置部の移動範囲を規制す
    る一側係止部と、 前記芯体の他面側に位置して前記ステアリングホイール
    本体側に設けられ、前記他側配置部を進退可能に案内す
    る他側案内部とを具備したことを特徴とするステアリン
    グホイール。
  2. 【請求項2】 一側係止部は、芯体に一体的に設けら
    れ、 一側案内部は、前記一側係止部から一体的に前記芯体側
    に突設され、かつ、先端部が前記芯体から離間する状態
    で設けられたことを特徴とする請求項1記載のステアリ
    ングホイール。
  3. 【請求項3】 他側案内部は、芯体の他面側を覆うカバ
    ーに一体的に設けられたことを特徴とする請求項1また
    は2記載のステアリングホイール。
  4. 【請求項4】 一側配置部は、可動体の一端部に配置さ
    れ、他側配置部は、可動体の他端部に配置されたことを
    特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のステアリン
    グホイール。
  5. 【請求項5】 付勢手段および第1の接点は、弾性変形
    可能な板状体を用いて形成されたことを特徴とする請求
    項1ないし4いずれか記載のステアリングホイール。
JP17425897A 1997-06-30 1997-06-30 ステアリングホイール Pending JPH1120708A (ja)

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