JPH11206293A - 両軸受けリール - Google Patents

両軸受けリール

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JPH11206293A
JPH11206293A JP1122198A JP1122198A JPH11206293A JP H11206293 A JPH11206293 A JP H11206293A JP 1122198 A JP1122198 A JP 1122198A JP 1122198 A JP1122198 A JP 1122198A JP H11206293 A JPH11206293 A JP H11206293A
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JP
Japan
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spool
pinion
shaft
supported
bearing
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JP1122198A
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English (en)
Inventor
Atsuto Okada
厚人 岡田
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両軸受けリールのスプールの支承構造を簡素
化する。 【解決手段】 リール本体1に回転自在に支承されハン
ドル7の回転操作によって回転するスプール4又はスプ
ールシャフトの一側部に係合部15aを形成する。ハン
ドルによって駆動される駆動歯車9に噛合し係合部に係
脱するピニオン14を設ける。ピニオンをスプールシャ
フトと独立して回転可能でかつ係合部に係脱されるよう
ピニオンシャフト8にスライド可能に支持する。スプー
ル又はスプールシャフトとピニオンシャフト又はピニオ
ンとの何れか一方をリール本体に軸受6を介して支承
し、このリール本体に支承した何れか一方に他方を回転
可能に嵌合支承する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドルにより駆
動されるピニオンをクラッチ機構を介することによりス
プールに対し係脱可能とすることができる両軸受けリー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドルにより駆動されるピニオンと釣
糸を巻き付けるスプールとの間にクラッチ機構が設けら
れた両軸受けリールについて開示するものとして、特開
平8−242730号公報、特願平8−351320号
明細書がある。
【0003】特開平8−242730号公報は、スプー
ルのフリー回転性能を向上すべくリール本体の両側板を
取り付ける枠板に回転自在に支承されハンドルの回転操
作によって回転駆動されるスプールのスプールシャフト
の一側部に形成された係合部と、ハンドルによって駆動
される駆動歯車に噛合し係合部に係脱するピニオンと、
このピニオンをスプールシャフトと独立して回転可能で
かつ係合部に係脱されるように軸方向に移動可能に支持
するピニオンシャフトとからなる両軸受けリールについ
て開示する。
【0004】特願平8−351320号明細書は、スプ
ールのフリー回転性能を向上すべくスプールシャフトを
廃止し、スプールの一側部に形成した係合部とピニオン
とを係脱させるようにした両軸受けリールのクラッチ機
構について提案する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の両
軸受けリールのクラッチ機構は、係合部を設けたスプー
ルシャフト又はスプールの一側部とピニオンを支持する
ピニオンシャフトの対向端とをそれぞれ別の軸受により
回転可能にリール本体の一方の枠板に支承するものであ
るため、係合部とピニオンシャフトとの軸芯を一致させ
難く、この加工・組立精度が求められている。すなわ
ち、この加工・組立を誤るとクラッチ機構の円滑なる係
脱動作に支障が出て釣糸の放出状態から巻取り状態への
切換え又は釣糸の巻取り状態から放出状態への切換えが
できず、魚のバラシの原因にもなる。
【0006】また、スプールシャフト又はスプールの一
側部を支承する軸受とピニオンを支持するピニオンシャ
フトを支承する軸受とのそれぞれの嵌合孔をリール本体
の一方の枠板に同芯的に穿設・加工しなければならない
ので、高度な位置合わせと加工技術とを必要とする。
【0007】従って、本発明は、両シャフトの支承構造
を簡略化し、部品点数を削減し、作動を確実にし、加工
・組立作業を簡易化することができる両軸受けリールを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、リール本体(1)の両側板
(2、3)又はこれを取り付ける枠板(1a、1b)に
回転自在に支承されハンドル(7)の回転操作によって
回転駆動されるスプール(4)又はこれを支承するスプ
ールシャフト(27)の一側部に形成された係合部(1
5a)と、上記ハンドル(7)によって駆動される駆動
歯車(9)に噛合し上記係合部(15a)に係脱するピ
ニオン(14)と、このピニオン(14)を上記スプー
ル(4)又は上記スプールシャフト(27)と独立して
回転可能でかつ上記係合部(15a)に係脱されるよう
に軸方向に移動可能に支持するピニオンシャフト(8)
とからなるクラッチ機構を備えた両軸受けリールにおい
て、上記スプール(4)又はこれを支承するスプールシ
ャフト(27)と上記ピニオンシャフト(8)又はこれ
に支持されるピニオン(14)との何れか一方を枠板
(1b)に軸受(6)を介して支承すると共に、上記軸
受(6)を介して枠板(1b)に支承した何れか一方に
他方を回転可能に嵌合支承した両軸受けリールを採用し
ている。
【0009】また、請求項2に係る発明は、上記枠板
(1b)に軸受(6)を介し支承される上記スプール
(4)又はこれを支承するスプールシャフト(27)と
上記ピニオンシャフト(8)又はこれに支持されるピニ
オン(14)との何れか一方と他方との嵌合支承部(1
1)内に、潤滑部材(13)を介在させた請求項1に記
載の両軸受けリールを採用している。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0011】実施の形態1 図1に示されるように、この両軸受けリールのリール本
体1の左右の枠板1a、1bに側板2、3がそれぞれ取
り付けられている。そして、釣糸が巻き付けられるスプ
ール4が、この右側の枠板1bと左側の側板2との間に
支承されている。
【0012】該スプール4は、シャフトレススプールで
あり、鼓状のスプール本体の両側部から回転中心A上に
突起4a、4bが突出している。スプール4はその突起
4a、4bが右側の枠板1bと左側の側板2とに夫々軸
受5、6を介して支承されることにより、リール本体1
上で回転自在である。スプール4は、次に述べるような
駆動力伝達系を介し上記ハンドル7に連結されている。
【0013】枠板1bと側板3との間には、ハンドル軸
(図示せず)が軸支されている。ハンドル軸はハンドル
7に一体に結合されており、その中間には駆動歯車であ
るマスター歯車9がドラッグ装置10等を介し取り付け
られており、ハンドル7を回せばドラッグ装置10の摩
擦抵抗によりマスター歯車9がハンドル7と共に回転す
るようになっている。
【0014】枠板1bと側板3との間には、ハンドル軸
と平行にピニオンシャフト8が軸支されている。ピニオ
ンシャフト8はスプール4の回転中心Aの延長線上に配
置され、その左端はスプール4の一側部である右側の突
起4bに相対的に回転可能に嵌合支承される。すなわ
ち、突起4bとピニオンシャフト8の左端との間に嵌合
支承部11が形成され、スプール4の突起4bに回転中
心A方向に形成された嵌合穴内にピニオンシャフト8の
左端が挿入されている。ピニオンシャフト8の左端はス
プール4の突起4bを介して上記軸受6に支承され、右
端は右側の側板3に軸受12を介し支承されている。
【0015】なお、図2に示されるように、スプール4
の一側部である突起4bとこれに嵌合支承されるピニオ
ンシャフト8との嵌合支承部11内には、必要に応じて
潤滑部材13が介装される。この潤滑部材13は、自己
潤滑性の高い金属、樹脂等により成形された有底筒体で
あり、スプール4の突起4bの嵌合穴11a内に挿入さ
れ固着されている。
【0016】ピニオンシャフト8には、ピニオン14が
支承され、このピニオン14に上記マスター歯車9が噛
み合っている。ピニオン14はクラッチ機構によりスプ
ール4に対し動力的に係脱可能であり、クラッチオンの
場合にスプール4はハンドル7に連動し、クラッチオフ
の場合にスプール4はハンドル7から動力的に切り離さ
れフリー回転可能となる。
【0017】すなわち、ピニオン14は、スプール4と
は独立して回転可能であり、かつピニオンシャフト8上
をその軸方向に移動可能である。また、スプール4の一
側部の突起4bには係合部15aが形成され、ピニオン
14の左端には係合部15aと係脱可能な被係合部15
bが形成されている。係合部15aと被係合部15bと
は、雌雄関係にある凹凸部で構成される。
【0018】ピニオン14のピニオンシャフト8上での
移動は、左右の枠板1a、1b間に上下方向に回動可能
に掛け渡されたクラッチレバー16により操作可能であ
る。すなわち、ピニオン14の歯の欠如した筒部の回り
にクラッチカム(図示せず)が回転可能に装着され、ピ
ニオン14に形成された環状溝にクラッチ板17が相対
回転可能に嵌め込まれている。クラッチ板17はリール
本体1上にピニオンシャフト8に平行に植設されたピン
(図示せず)上を案内されるようになっている。該ピン
にはコイルスプリング(図示せず)が装着され、係合部
15aに対するピニオン14の係合状態(クラッチオ
ン)を維持することができるよう該コイルスプリングが
クラッチ板17を介しピニオン14をクラッチカム側へ
常時付勢している。クラッチカムはコイルスプリングの
付勢力に抗してクラッチ板17をクラッチオフ方向へと
移動させるためのカム片を有し、ピニオン14の回りで
回動することによりカム片でクラッチ板17をクラッチ
オフ方向へ押し戻す。クラッチカムは上記クラッチレバ
ー16の軸にリンク装置(図示せず)を介し駆動連結さ
れている。
【0019】上記クラッチ機構において、クラッチレバ
ー16が操作されない状態では、上記図示しないコイル
スプリングの付勢力で、クラッチ板17はクラッチカム
のカム片に干渉されることなく図1及び図2中実線で示
される位置で停止し、そのためピニオン14はスプール
4の係合部15aに係合する。従って、スプール4はハ
ンドル7に連動し、ハンドル7を回せば、スプール4は
巻取方向に回転することになる(クラッチオン)。クラ
ッチレバー16を指で押し下げると、クラッチカムが回
動し、そのカム片がコイルスプリングの付勢力に抗して
クラッチ板17を図1及び図2中右方向に押し退け、ク
ラッチ板17はピニオン14を伴って右方向に移動す
る。このため、ピニオン14はスプール4の係合部15
aから離反し、スプール4はフリー回転可能になり、仕
掛け等の重みで繰出方向に回転することとなる(クラッ
チオフ)。
【0020】なお、上記スプール4には、次に述べる機
械式ブレーキ装置によりピニオンシャフト8を利用して
制動力を掛けることができるようになっている。ピニオ
ンシャフト8は上記側板3上に配置された位置調整手段
によりスプール4の回転中心Aの延長線上で移動可能で
ある。スプール4は、ピニオンシャフト8の左端とこれ
に対向する左側の側板2とで挟持されている。位置調整
手段は、側板3をその外方に貫通するピニオンシャフト
8の右端に配置されたバネ片18と、該バネ片18とピ
ニオンシャフト8の右端とを包むように側板3上のボス
に螺合した袋ナット状の調整つまみ19とを有してい
る。調整つまみ19をいずれかの向きに回しバネ片18
のばね力を加減することで、ピニオンシャフト8と側板
2とでスプール4を挟む力を加減し、スプール4に掛け
る制動力を調節するようになっている。この制動力によ
り釣糸の繰出し時におけるスプール4の回転力が弱めら
れ、バックラッシュの発生が防止される。
【0021】実施の形態2 図3及び図4に示されるように、この両軸受けリールに
おいては、ピニオン14が軸受6を介して枠板1bに支
承されている。すなわち、ピニオン14は筒状であり、
その歯の欠如した筒部が軸受6の内輪内をスライド可能
に貫通している。このピニオン14の中心孔14a内に
スプール4の一側部に形成された嵌合突起11bが嵌合
されることで嵌合支承部11が形成される。これによ
り、スプール4の右側はピニオン4の筒部を介し軸受6
により支持され、スプール4とピニオン14とは相互に
回転自在となる。
【0022】スプール4の一側部の嵌合突起11bの回
りには係合部15aが形成され、ピニオン14の筒部の
左端には係合部15aと係脱可能な被係合部15bが形
成されている。
【0023】なお、係合部15aと被係合部15bは、
図5に示されるように、横断面非円形の雄部と同形の孔
を有した雌部で構成することもできる。また、係合部1
5aと被係合部15bは、図6に示されるように、雌雄
関係にある凹凸部で構成することもできる。
【0024】ピニオン14の中心孔14a内には、嵌合
突起11bとは反対の方からピニオンシャフト8の左側
が挿入されている。ピニオンシャフト8の右端は右側の
側板3に軸受12を介し支承されている。これにより、
ピニオン14は軸受6の内輪とピニオンシャフト8との
双方の案内を受けて左右方向にスライドし得る。ピニオ
ン14が図3及び図4の実線位置に停止していればクラ
ッチ機構はクラッチオンの状態にあり、スプール4はハ
ンドル7に連動し、ピニオン14が実線位置から右方向
にスライドすればクラッチ機構はクラッチオフの状態に
なり、スプール4はハンドル7から動力的に独立してフ
リー回転可能になる。
【0025】ピニオン14のピニオンシャフト8上での
移動は、左右の枠板1a、1b間に上下方向に回動可能
に掛け渡されたクラッチレバー16により操作可能であ
る。
【0026】なお、スプール4の左端とこれに対向する
側板2との間には、スプール制動手段としてマグネット
式ブレーキ装置が設けられている。このマグネット式ブ
レーキ装置は、左側の側板2上に配置される内周磁石列
20と、その回りを囲むように配置される外周磁石列2
1と、内外周の磁石列20、21間に入り込むスプール
4に固着された非磁性環状体22とを具備している。ま
た、このマグネット式ブレーキ装置には、制動力を調節
することができるよう、内周磁石列20と外周磁石列2
1との位相を調整する公知の調整機構が設けられてい
る。調整レバー23を支軸24の回りで回せば、環状体
25が内周磁石列20を伴って回動する。内周磁石列2
0と外周磁石列21との位相がずれることにより、制動
力が増減する。また、側板2には制動軸26が植設さ
れ、この制動軸26の右端がスプール4内を通ってスプ
ール4の右側の一側部に内側から当たっている。このた
め、機械式ブレーキ装置における制動力はこの制動軸2
6と上記ピニオンシャフト8との間でスプール4が挟ま
れることにより発生する。
【0027】実施の形態3 図7に示されるように、この両軸受けリールにおけるス
プール4はスプールシャフト27を有している。スプー
ルシャフト27の両側部は右側の枠板1bと左側の側板
2とに夫々軸受5、6を介して回転自在に支承される
(軸受5については図1を参照)。スプールシャフト2
7は、実施の形態1におけると同様な駆動力伝達系を介
しハンドル7(図1参照)に連結されている。
【0028】ピニオンシャフト8の左端はスプールシャ
フト27の右端に嵌合支承部11を介し相対的に回転可
能に支承される。すなわち、スプールシャフト27の右
端に形成された嵌合穴11a内にピニオンシャフト8の
左端が挿入され、ピニオンシャフト8はスプールシャフ
ト27の右端を介して枠板1b上の軸受6に支承されて
いる。ピニオンシャフト8の右端は右側の側板3に軸受
12(図1参照)を介し支承されている。
【0029】スプールシャフト27の右側部の嵌合穴1
1aの回りには係合部15aが形成され、ピニオン14
の筒部の左端には係合部15aと係脱可能な被係合部1
5bが形成されている。
【0030】ピニオン14のピニオンシャフト8上での
移動は、実施の形態1におけると同様にして行うことが
でき、その移動によりクラッチのオン・オフが可能であ
る。
【0031】実施の形態4 図8に示されるように、この両軸受けリールにおけるス
プール4はスプールシャフト27を有している。スプー
ルシャフト27の両側部は右側の枠板1bと左側の側板
2とに夫々軸受5、6(軸受5については図1を参照)
を介して回転自在に支承される。スプールシャフト27
は、実施の形態1におけると同様な駆動力伝達系を介し
ハンドル7に連結される。
【0032】駆動力伝達系内のピニオン14の左端はス
プールシャフト27の右端に嵌合支承部11を介し相対
的に回転可能に嵌合支承される。すなわち、スプールシ
ャフト27の右端に形成された嵌合突起11bがピニオ
ン14の中心孔14aにその右側から挿入され、ピニオ
ン14はスプールシャフト27の右端を介して枠板1b
上の軸受6に支承される。また、ピニオン14の右端は
右側の側板3(図1参照)に軸受28を介し支承されて
いる。ピニオン14は嵌合突起11b及び軸受28の内
輪に支えられつつ左右方向にスライド可能である。
【0033】ピニオン14内にはピニオンシャフト8が
挿入され、該ピニオンシャフト8の右端は実施の形態1
におけると同様に軸受12により側板3に支持されてい
る。
【0034】スプールシャフト27の右側の一側部の嵌
合突起11bの回りには係合部15aが形成され、ピニ
オン14の筒部の左端には係合部15aと係脱可能な被
係合部15bが形成されている。
【0035】ピニオン14の上記嵌合突起11b及びピ
ニオンシャフト8上での移動は、実施の形態1における
と同様にして行うことができ、その移動によりクラッチ
のオン・オフが可能である。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、スプールシャ
フト又はスプールの一側部とピニオン又はピニオンシャ
フトとを直接嵌合し、これらの一方のみを枠板に軸受に
て支承したので、係合部と両シャフトとの軸芯が取り易
く、この加工・組立精度を比較的ラフで済ませることが
できる。
【0037】また、スプールシャフト又はスプールの一
側部とピニオン又はピニオンシャフトとを直接嵌合させ
るようにしたので、これら部材の軸芯が狂い難く、両者
の係脱作動が円滑化され、釣糸の放出状態から巻取り状
態への切換又は釣糸の巻取り状態から釣糸の放出状態へ
の切換が確実になり、従って魚のバラシ等を防止するこ
とができる。また、スプールシャフト又はスプールの一
側部とピニオン又はピニオンシャフトとの一方を枠板に
穿設・加工した嵌合孔に単一の軸受を介し支承するた
め、該嵌合孔を簡易に加工することができる。
【0038】請求項2の発明によれば、枠板に軸受を介
し支承される一方の部材とこれに嵌合支承される他方の
部材との嵌合部間に潤滑部材を介在させたので、スプー
ルのフリー回転性能及びピニオンの回転性能が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る両軸受けリールの
部分切欠平面図である。
【図2】上記両軸受けリールの要部を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態2に係る両軸受けリールの
部分切欠平面図である。
【図4】上記両軸受けリールの要部を示す断面図であ
る。
【図5】係合部と被係合部の他の態様を表わす説明図で
ある。
【図6】係合部と被係合部の更に他の態様を表わす説明
図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る両軸受けリールの
要部を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係る両軸受けリールの
要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1…リール本体 1a、1b…枠板 2、3…両側板 4…スプール 6…軸受 7…ハンドル 8…ピニオンシャフト 9…駆動歯車 11…嵌合支承部 13…潤滑部材 14…ピニオン 15a…係合部 27…スプールシャフト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体の両側板又はこれを取り付け
    る枠板に回転自在に支承されハンドルの回転操作によっ
    て回転駆動されるスプール又はこれを支承するスプール
    シャフトの一側部に形成された係合部と、上記ハンドル
    によって駆動される駆動歯車に噛合し上記係合部に係脱
    するピニオンと、このピニオンを上記スプール又は上記
    スプールシャフトと独立して回転可能でかつ上記係合部
    に係脱されるように軸方向に移動可能に支持するピニオ
    ンシャフトとからなるクラッチ機構を備えた両軸受けリ
    ールにおいて、上記スプール又はこれを支承するスプー
    ルシャフトと上記ピニオンシャフト又はこれに支持され
    るピニオンとの何れか一方を枠板に軸受を介して支承す
    ると共に、上記軸受を介して枠板に支承した何れか一方
    に他方を回転可能に嵌合支承することを特徴とする両軸
    受けリール。
  2. 【請求項2】 上記枠板に軸受を介し支承される上記ス
    プール又はこれを支承するスプールシャフトと上記ピニ
    オンシャフト又はこれに支持されるピニオンとの何れか
    一方と他方との嵌合支承部内に、潤滑部材を介在させた
    ことを特徴とする請求項1に記載の両軸受けリール。
JP1122198A 1998-01-23 1998-01-23 両軸受けリール Pending JPH11206293A (ja)

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