JPH11190858A - アクティブマトリクス型表示装置及びその製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス型表示装置及びその製造方法

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JPH11190858A
JPH11190858A JP35857497A JP35857497A JPH11190858A JP H11190858 A JPH11190858 A JP H11190858A JP 35857497 A JP35857497 A JP 35857497A JP 35857497 A JP35857497 A JP 35857497A JP H11190858 A JPH11190858 A JP H11190858A
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JP
Japan
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insulating film
display device
wiring
active matrix
scanning
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JP35857497A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Nakakura
行彦 中倉
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライン状の画素欠陥を防ぐ。 【解決手段】 データ線2を覆う絶縁膜にデータ線2を
露出させるコンタクトホール5aを設ける。データ線2
に断線が生じた場合には、断線部を挟む2つのコンタク
トホール5aにわたって導電膜5を形成する。これによ
り、信号電圧が導電膜5を介して断線箇所より先の画素
電極に供給される。ゲート線1とデータ線2との交差部
にリークが生じた場合には、交差部の両側でデータ線2
を切断し、リーク部を挟む2つのコンタクトホール5a
にわたって導電膜5を形成する。これにより、信号電圧
が導電膜5を介してリーク箇所より先の画素電極に供給
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器の表示画
面やテレビジョンセット、プロジェクターのライトバル
ブ等として用いられるアクティブマトリクス型表示装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置やプラズマ表示装置
等の表示装置においては、マトリクス状に配置された複
数の画素電極と、これらの画素電極に対向して配置され
た対向電極とを備えており、両電極の間に液晶やプラズ
マ等の表示媒体を介在させている。
【0003】このような表示装置においては、上記画素
電極に選択的に駆動信号を付与し、選択された画素電極
と対向電極との間に印加される電圧により表示媒体を光
学的に変調させる。これにより、画面上に表示パターン
が表示される。
【0004】このような表示装置の駆動方法として、ア
クティブマトリクス駆動方式が知られている。この駆動
方式を用いたアクティブマトリクス型表示装置において
は、マトリクス状に配置された画素電極の各々にスイッ
チング素子を接続し、そのスイッチング素子を介して各
画素電極に選択的に駆動信号を供給する。
【0005】上記スイッチング素子としては、一般に、
TFT(薄膜トランジスタ)素子、MIM(金属−絶縁
膜−金属)素子等が知られている。
【0006】ところで、上記アクティブマトリクス型表
示装置においては、表示媒体を挟んで対向配置される一
対の基板の一方の上で、信号配線や走査配線等のバスラ
インの一方が画素電極と同層に形成されているものが多
く、この場合、画素電極とそれと同層のバスラインとは
互いに接触しない状態に配されている。
【0007】一方、信号配線や走査配線を覆って絶縁膜
を設け、その絶縁膜上に画素電極を形成することによ
り、画素電極とバスラインとを別層に形成した構成も提
案されている(特開昭61−156025号公報等)。
【0008】図16は、この提案のアクティブマトリク
ス型表示装置における配線基板の1画素分の構成を示す
平面図である。この配線基板は、走査配線52及び信号
配線53が互いに交差して設けられ、それらを覆う絶縁
膜(図示せず)上に画素電極51が設けられている。画
素電極51は、この絶縁膜に設けたコンタクトホール5
1bを介してTFT55のドレイン電極62と接続され
ている。このように画素電極51をバスライン(走査配
線52や信号配線53)を覆う絶縁膜上に形成すること
により、画素電極51とバスラインとが別層に形成さ
れ、画素電極51の面積を大きくして開口率を拡大する
ことができる。
【0009】なお、この図16の配線基板は、各画素に
共通のCs線59が走査配線52と平行に、かつ、走査
配線52と交互に設けられ、その上にゲート絶縁膜(図
示せず)を介してCs電極56が形成されたCs on
Commonの構成となっている。Cs電極56は上
記絶縁膜のコンタクトホール51aを介して画素電極5
1と接続されており、補助容量はCs線52、ゲート絶
縁膜およびCs電極56の重畳部で構成される。
【0010】ところで、このようなアクティブマトリク
ス型表示装置においては、製造上の不良に起因して生じ
るバスラインの断線が、常に問題となっている。
【0011】このようなバスラインの断線による問題を
低減すべく、SID’95 DIGEST of TE
CHNICAL PAPERS 4:AMLCDs4.
3;”High−Aperture and Faul
t−Tolerant Pixel Structur
es for TFT−LCDs”には、アクティブマ
トリクス型液晶表示装置において、1つの画素電極に対
してバスラインを2本設けた構成が提案されている。
【0012】上記バスラインの断線不良による問題を低
減すべく、アクティブマトリクス型液晶表示装置におい
て、1つの画素電極に対してバスラインを2本設けた構
成が提案されている(SID’95 DIGEST o
f TECHNICAL PAPERS 4:AMLC
Ds4.3;”High−Aperture andF
ault−Tolerant Pixel Struc
tures forTFT−LCDs”)。
【0013】図17は、この提案の液晶表示装置におけ
る配線基板の構成を示す平面図である。この配線基板
は、各画素電極51に対して2本の走査配線52、5
2’が設けられている。走査配線52、52’は、画素
電極51の両側に信号配線53、53’に沿って配され
た短絡線54、54’により短絡されている。各短絡線
54、54’は、絶縁膜(図示せず)を介して画素電極
51と重畳しており、その重なった部分が補助容量とな
っている。
【0014】このような配線基板を用いた液晶表示装置
においては、図示の画素電極51と隣接する画素電極
(ここでは画素電極51の上に配置されている図示しな
い画素電極)に接続されたTFT55が2本の走査配線
52、52’により駆動されるため、2本の走査配線5
2、52’のうちのいずれか1本が断線しても、短絡線
54、54’を介してTFT55に走査電圧を印加する
ことができる。また、この液晶表示装置においては、ア
クティブマトリクス基板側に短絡線54、54’が画素
電極51に一部重畳して設けられているため、隣合う画
素電極51の間から光が漏れるのを防ぐために一般に対
向基板側に形成される遮光パターンの一部として短絡線
54、54’を機能させ、遮光パターンの一部を省略す
ることができる。
【0015】また、走査配線を2重化した他の構造とし
ては、図18に示すような配線基板も提案されている。
この配線基板は、走査配線52と予備の走査配線32と
が一定の間隔を開けて平行かつ交互に配置され、両者が
短絡線32aで接続されている。この構成によれば、走
査配線52が断線しても走査電圧が予備の走査配線32
を通って断線箇所を迂回することができるので、断線箇
所よりも先の走査配線52部分に走査電圧を印加するこ
とができる。
【0016】また、信号配線を2重化した構造として
は、図19及び図20に示すような配線基板が提案され
ている。図19は配線基板の構成を示す平面図であり、
図20はその1画素分を示す平面図である。この配線基
板は、信号配線53と予備の信号配線105とが一定の
間隔を開けて平行かつ交互に配置され、両者が短絡線1
05aで接続されている。この構成によれば、信号配線
53が断線しても信号電圧が予備の信号配線105を通
って断線箇所を迂回することができるので、断線箇所よ
りも先の信号配線53部分に信号電圧を印加することが
できる。
【0017】このように信号配線や走査配線の断線の発
生を抑制する方法以外に、以下のような走査配線や信号
配線の断線を修正する方法が提案されている。
【0018】例えば、特開平8−203898号公報
「電子回路基板の配線修正方法及びその装置並びに電子
回路基板」に開示されている方法を図21に示す。ここ
では、配線の断線箇所の両側の部分42、42’の上に
金属材料の有機溶液43を直接塗布し、レーザー光を照
射して加熱することにより導電膜43’を形成する。な
お、図21において、41は基板であり、44はレーザ
ー光である。
【0019】また、特開平5−88191号公報「レー
ザーを使用した修理装置およびパッシベーション層に開
口する方法」に開示されている方法を図22に示す。こ
こでは、断線した信号配線上を覆うパッシベーション膜
をレーザー光30’で除去することにより断線箇所の両
側に開口部140、142を設けて、その上に金属材料
を含む有機溶液144を塗布し、レーザー光を照射して
加熱することにより導電膜144’を形成する。なお、
図22において、90は有機溶液144の吐出口、50
はレーザー光である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、表示装置の高開口率化及び高精細化を図るために
バスライン幅が極限まで細線化され、その一方でバスラ
イン同士の交差部が増加しているため、バスラインの断
線不良やバスライン同士の交差部におけるリーク不良等
の発生頻度が、従来に比べて増加傾向にある。
【0021】このような断線不良やリーク不良が発生す
ると、バスラインからスイッチング素子を介して画素電
極に正常な電圧が印加されないため、ライン状欠陥とし
て表示される。このライン状欠陥は表示装置としては致
命的な欠陥であるため、この欠陥が発生した表示装置は
不良品として廃棄される。その結果、表示装置の良品率
が低下して製造コストの上昇を招くという問題が生じ
る。
【0022】また、上述の1つの画素電極にバスライン
を2本設けるという従来技術では、一般的な構成である
画素電極と同層にバスラインを設けた構造に適用した場
合、画素電極と同層のバスラインとが接触しないように
配置するために画素電極を大きくすることができず、高
開口率化の妨げとなる。さらに、その制限の中で僅かで
も開口率を高めるためには、2本設けたバスライン同士
の間隔を狭める必要があり、そのバスライン同士の間の
リーク不良が発生しやすくなる。
【0023】また、上述の配線の断線箇所に局所的に導
電膜を形成して欠陥を修復するという従来技術では、そ
の導電膜が他の導電膜パターンに接触してリーク不良を
生じないように導電膜の形状を制御する必要があり、欠
陥修正プロセスや装置が複雑になる。
【0024】さらに、上述した断線した配線上を覆うパ
ッシベーション膜をレーザー光等で除去して少なくとも
2箇所に開口部を設け、そのパッシベーション膜上に開
口部を覆って金属有機溶液を塗布し、レーザー光等を照
射して導電膜を形成する従来技術では、パッシベーショ
ン膜に開口部を設ける際にパッシベーション膜のみを選
択的に除去して下層の配線を損傷しないようにする必要
がある。このためにはレーザー照射装置を高度に制御す
る必要があり、欠陥修正の信頼性に対する課題が残され
ている。
【0025】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、ライン状の画素欠陥を複
雑なプロセスや装置を必要とせずに高い信頼性で修正す
ることが可能なアクティブマトリクス型表示装置及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス型表示装置は、マトリクス状に配置された複数の
画素電極及び各画素電極に接続されたスイッチング素子
を備え、該スイッチング素子に走査電圧を与えるための
走査配線及び該スイッチング素子に信号電圧を与えるた
めの信号配線が互いに交差して設けられているアクティ
ブマトリクス型表示装置において、該走査配線及び該信
号配線のうちの少なくとも一方を覆い、かつ、その配線
を2箇所以上の部分で露出させるコンタクトホールを設
けた絶縁膜を有し、該絶縁膜上に、少なくとも一方の配
線における断線不良部又は両配線の交差部におけるリー
ク不良部を挟む2つのコンタクトホールにわたって導電
膜が設けられており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0027】本発明のアクティブマトリクス型表示装置
の製造方法は、マトリクス状に配置された複数の画素電
極及び各画素電極に接続されたスイッチング素子を備
え、該スイッチング素子に走査電圧を与えるための走査
配線及び該スイッチング素子に信号電圧を与えるための
信号配線が互いに交差して設けられたアクティブマトリ
クス型表示装置を製造する方法において、該走査配線及
び該信号配線のうちの少なくとも一方を覆う絶縁膜に、
該絶縁膜で覆われた配線を露出させるコンタクトホール
を2個以上形成する工程と、該当する配線に断線不良が
生じている場合に、該不良部を挟む2つのコンタクトホ
ールにわたって、該絶縁膜上に導電膜を形成する工程と
を含み、そのことにより上記目的が達成される。
【0028】本発明のアクティブマトリクス型表示装置
の製造方法は、マトリクス状に配置された複数の画素電
極及び各画素電極に接続されたスイッチング素子を備
え、該スイッチング素子に走査電圧を与えるための走査
配線及び該スイッチング素子に信号電圧を与えるための
信号配線が互いに交差して設けられたアクティブマトリ
クス型表示装置を製造する方法において、該走査配線及
び該信号配線のうちの少なくとも一方を覆う絶縁膜に、
該絶縁膜で覆われた配線を露出させるコンタクトホール
を2個以上形成する工程と、両配線の交差部にリーク不
良が生じている場合に、該当する配線を該不良部の両側
で切断する工程と、該切断部を挟む2つのコンタクトホ
ールにわたって、該絶縁膜上に導電膜を形成する工程と
を含み、そのことにより上記目的が達成される。
【0029】前記走査配線及び前記信号配線のうちの少
なくとも一方の配線を前記画素電極が設けられている表
示領域の両外側まで延在させ、前記コンタクトホールを
該当する配線の両端部に1つずつ形成してもよい。
【0030】前記コンタクトホールを、前記走査配線及
び前記信号配線の各交差部から所定の間隔を開けた位置
に1つずつ形成してもよい。
【0031】前記信号配線を覆う絶縁膜として有機絶縁
膜を形成し、該絶縁膜上に前記画素電極を形成してもよ
い。
【0032】前記有機絶縁膜上に前記導電膜及び前記画
素電極を同じ材料を用いて同時にパターン形成してもよ
い。
【0033】前記導電膜を覆うように第2の絶縁膜を形
成し、前記画素電極を該第2の絶縁膜上に形成してもよ
い。
【0034】前記絶縁膜及び第2の絶縁膜のうちの少な
くとも一方として有機絶縁膜を形成してもよい。
【0035】前記導電膜を、前記2つのコンタクトホー
ルにわたって前記絶縁膜上に金属材料を含む有機溶液を
供給して加熱することにより形成してもよい。
【0036】前記有機溶液の金属材料として金属錯体を
用い、又はAu、Ag、Pd及びAlの少なくとも1種
類の金属微粒子を用いてもよい。
【0037】以下に、本発明の作用について説明する。
【0038】本発明にあっては、走査配線及び信号配線
のうちの少なくとも一方の配線を覆うように設けられて
いる絶縁膜に、その配線を露出させるコンタクトホール
を2個以上設けてある。その配線に断線不良が生じた場
合には、その不良部を挟む2つのコンタクトホールにわ
たって絶縁膜上に導電膜を設ける。この導電膜により、
その不良を有する配線が2つのコンタクトホールを介し
て不良部の両側で接続され、信号電圧又は走査電圧がそ
の導電膜を通って不良部を迂回する。これにより、断線
不良部よりも先の走査配線部分に走査電圧を供給するこ
とができるので、その走査配線に沿って配置される全て
の画素電極に走査電圧を印加することが可能である。ま
た、断線不良部よりも先の信号配線部分に信号電圧を供
給することができるので、その信号配線に沿って配置さ
れる全ての画素電極に信号電圧を印加することが可能で
ある。
【0039】また、本発明にあっては、走査配線と信号
配線との交差部にリーク不良が生じた場合に、そのリー
ク不良部の両側で走査配線及び信号配線のうちの少なく
とも一方の配線を切断する。そして、その切断部を挟む
2つのコンタクトホールにわたって絶縁膜上に導電膜を
設ける。リーク不良が生じた部分の両側で信号配線を切
断すると、信号配線に信号電圧が印加されなくなるの
で、走査配線と信号配線とのリーク不良が生じなくな
る。また、この導電膜により、その切断された配線が2
つのコンタクトホールを介して切断部の両側で接続さ
れ、信号電圧又は走査電圧がその導電膜を通って不良部
を迂回する。これにより、走査配線を切断してもその切
断部よりも先の走査配線部分に走査電圧を供給すること
ができるので、その走査配線に沿って配置される全ての
画素電極に走査電圧を印加することが可能である。ま
た、信号配線を切断してもその切断不良部よりも先の信
号配線部分に信号電圧を供給することができるので、そ
の信号配線に沿って配置される全ての画素電極に信号電
圧を印加することが可能である。
【0040】上記絶縁膜のコンタクトホールは、走査配
線又は信号配線の両端部に1つず設けてもよい。この場
合、画素電極が設けられていない表示領域外にコンタク
トホールを配置できるので、コンタクトホールの面積を
広くして走査配線と導電膜との接続面積又は信号配線と
導電膜との接続面積を広くすることができる。従って、
それらの接続抵抗が低く抑えると共に接続の信頼性を向
上させることができる。また、表示領域外を迂回するよ
うに導電膜を設けることにより、断線箇所を特定できな
くても断線した配線を特定することができれば欠陥修復
を行うことが可能となる。従って、検査時間の短縮や装
置の簡略化を図ることができる。
【0041】また、上記絶縁膜のコンタクトホールは、
走査配線及び信号配線の各交差部から所定の間隔を開け
た位置に1つずつ設けてもよい。この場合、ある画素電
極に対応する走査配線部分と、隣接する画素電極に対応
する走査配線部分とを全て導電膜により接続でき、又
は、ある画素電極に対応する信号配線部分と、隣接する
画素電極に対応する信号配線部分とを全て導電膜により
接続できる。これに対して、コンタクトホールを各交差
部から2つ以上の位置に形成した場合、各コンタクトホ
ールの間に存在する走査配線部分が、隣接する画素電極
に対応する走査配線部分と接続されず、又は、各コンタ
クトホールの間に存在する信号配線部分が、隣接する画
素電極に対応する信号配線部分と接続されない。
【0042】上記信号配線を覆う絶縁膜の上に画素電極
を設けて走査配線や信号配線と一部重畳させることによ
り、表示装置の高開口率化を図ることができる。ここ
で、有機絶縁膜を用いると、有機絶縁膜は一般に誘電率
が低いため、画素電極と信号配線との間の容量を小さく
することができ、また、信号配線の下方に形成される走
査配線と画素電極との間の容量も小さくすることができ
る。
【0043】ところで、走査配線を覆う絶縁膜上に信号
配線を形成する際に、絶縁膜の形成不良や絶縁膜の剥が
れ、絶縁膜の成膜前又は成膜中に混入する異物等によっ
て急峻な凹凸が発生し、それによって信号配線が断線す
ることがある。そこで、走査配線や信号配線を覆う絶縁
膜として有機絶縁膜を設けてその上に導電膜を形成する
と、有機絶縁膜は一般に平坦化が可能であるため、導電
膜の断線が発生しにくくなる。また、画素電極と導電膜
とを同じ材料を用いて同時にパターニングすることによ
り、製造コストが削減される。
【0044】上記画素電極は、上記導電膜を覆う第2の
絶縁膜上に設けてもよい。この場合、画素電極と導電膜
とが別層に形成されるので、画素電極と導電膜とのリー
クが極めて生じにくくなる。また、欠陥修正のために設
けるコンタクトホールと導電膜とを第2の絶縁膜で覆う
ことにより、コンタクトホールで露出している配線と導
電膜とを保護することができ、修正の信頼性が飛躍的に
向上する。
【0045】また、上記走査配線及び信号配線を覆う絶
縁膜及び第2の絶縁膜のうちの少なくとも一方を有機絶
縁膜にすると、それらの絶縁膜を平坦化することができ
るので、導電膜の断線を低減することができる。
【0046】上記導電膜は、2つのコンタクトホールに
わたって絶縁膜上に金属材料を含む有機溶液を供給して
加熱することにより形成することができる。
【0047】例えば、金属錯体を含む有機溶液を使用す
ることにより、真空中で薄膜を形成するスパッタリング
やCVDと異なり、大気中で容易にバイパスを形成する
ことができる。
【0048】また、Au、Ag、Pd及びAlの少なく
とも1種類の金属微粒子を含む有機溶液を使用すること
により、導電膜の抵抗を下げて修正による配線抵抗の増
加を抑制することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0050】(実施形態1)図1(a)は実施形態1の
アクティブマトリクス型の液晶表示装置(以下、各実施
形態において液晶表示装置と称する)において、表示媒
体(ここでは液晶層)を挟んで対向配置される一対の配
線基板のうちの一方の構成を示す平面図であり、図1
(b)はそのTFT部分の拡大図であり、図2はその1
画素分の拡大図である。また、図3(a)は図2のA−
A’線部分の断面図であり、図3(b)はそのコンタク
トホール部分の拡大図であり、図4はそのTFT部分の
断面図である。
【0051】この液晶表示装置は、図1及び図2に示す
ように、ガラス等の透光性を有する絶縁性の基板8上
に、走査配線としての複数のゲート線1、信号配線とし
ての複数のデータ線2、及び複数の補助容量配線(以
下、Cs線と称する)3が一定の間隔を開けて互いに平
行に設けられた配線基板を備えている。
【0052】ここで、データ線2はゲート線1と交互に
(ここでは直交して)設けられ、Cs線3は全画素に共
通してゲート線1と平行かつ交互に配置されている。
【0053】ゲート線1及びデータ線2の交差部近傍に
はスイッチング素子としてのTFT(以下、TFTと称
する)6が設けられている。TFT6は、図4に示すよ
うに、半導体層6aを有しており、この半導体層6aは
ゲート線1の上にゲート絶縁膜9を介して形成されてい
る。半導体層6aの中央部はチャネル領域となってお
り、その一方の端部は半導体コンタクト層14を介して
データ線2から分岐された下層データ電極17及びデー
タ電極15と接続され、他方の端部は半導体コンタクト
層14を介して下層ドレイン電極16及びドレイン電極
7に接続されている。
【0054】データ線2は、図3(a)及び図3(b)
に示すように、絶縁膜12で覆われており、絶縁膜12
にはデータ線2の上に画素電極4毎にコンタクトホール
5aが設けられている。このコンタクトホール5aは第
2の絶縁膜(層間絶縁膜)13で覆われており、その層
間絶縁膜13を介して隣合うゲート線1、1と隣合うソ
ース線2、2とに一部重畳するように画素電極4が設け
られている。
【0055】また、ドレイン電極7は画素電極4の下ま
で延びており、絶縁膜12に設けられたコンタクトホー
ル4aを介して画素電極4に接続されている。
【0056】Cs線3は、基板8上にゲート線1と交互
に1本ずつ同じ本数だけ配され、図4に示すように、ゲ
ート線1と同層に設けられている。このCs線3上に
は、ゲート絶縁膜9を介して1画素当たり1つの補助容
量電極(以下、Cs電極と称する)10が形成されてい
る。このCs電極10は、絶縁膜12及び層間絶縁膜1
3に設けられたコンタクトホール4bを介して画素電極
4と接続されている。
【0057】また、ゲート絶縁膜9上には、Cs電極1
0の両側に、信号配線としての下層データ線11及びデ
ータ線2がゲート線1と交差して設けられている。
【0058】これらは絶縁膜12で覆われており、デー
タ線2に断線が発生がした場合には、その断線部の両側
のコンタクトホール5a、5aにわたって絶縁膜12上
に導電膜5が設けられる。これにより導電膜5がコンタ
クトホール5a、5aを介してデータ線2と接続され、
データ線2における断線部の両側が導電膜5により接続
される。
【0059】その導電膜5の上を覆って第2の絶縁膜と
しての層間絶縁膜13が設けられており、その上に画素
電極4が設けられている。
【0060】ここで、絶縁膜12の膜厚はデータ線2の
膜厚から1μmの範囲に設定するのが好ましい。また、
層間絶縁膜13の膜厚は1μmから5μmの範囲に設定
するのが好ましく、さらに好ましくは1.5μmから3
μmの範囲である。この層間絶縁膜13の材料として
は、比誘電率の低い材料が用いるのが好ましい。
【0061】この配線基板は、図示しない対向電極が設
けられた対向基板と所定の空隙を隔てて貼り合わせら
れ、その空隙に表示媒体としての液晶が封入されて液晶
表示装置(液晶パネル)が構成される。
【0062】この液晶表示装置において、上記配線基板
のゲート線1にON電圧(走査電圧)が印加されるとT
FT6がON状態になり、データ線2に印加される信号
電圧が画素電極4に与えられる。これにより、その画素
電極4と対向電極との間の画素容量(液晶)を充電する
ようになっている。
【0063】この実施形態1のアクティブマトリクス型
表示装置の製造について、図3(a)、図3(b)、図
4及び図5を参照しながら説明する。
【0064】まず、透光性及び絶縁性を有する基板8の
表面に導電性薄膜を形成し、これをパターニングするこ
とによりゲート線1及びCs線3を形成する。ここで
は、基板8としてガラス基板を用いるが、透光性及び絶
縁性を有する基板であれば、他の材料からなるものを用
いても良い。
【0065】次に、ゲート線1及びCs線3を覆うよう
にゲート絶縁膜9となる絶縁性薄膜、半導体層6aとな
る半導体薄膜、半導体コンタクト層14となる半導体−
電極コンタクト材薄膜を順次形成する。ここでは絶縁性
薄膜として窒化シリコンを用い、半導体薄膜としてはア
モルファスシリコンを用いた。但し、絶縁性薄膜は、絶
縁性を有するものであれば他の材料を用いてもよい。
【0066】続いて、透明導電性薄膜及び導電性薄膜を
順次形成し、導電性薄膜をパターニングすることにより
データ線2、ドレイン電極7及びデータ線2の一部であ
るソース電極15を形成する。次に、上記透明導電性薄
膜をパターニングすることにより下層データ線11、下
層ドレイン電極16、下層ソース電極17およびCs電
極10を形成する。ここでは透明導電性薄膜としてIT
Oを用い、導電性薄膜としてTa系金属材料を用いた
が、導電性材料であれば他の材料を用いてもよい。ま
た、データバスライン、ドレイン電極、ソース電極およ
びCs電極は1種類の導電性材料を用いて形成しても良
く、透明導電性材料を用いて形成してもよい。この場合
には、下層データバスライン11および下層ドレイン電
極16は不要になる。尚、データバスライン2の幅は、
電気的な駆動条件を考慮して約8μmに設定した。以上
によりTFT6が形成される。
【0067】その後、絶縁膜12となる絶縁層を形成
し、データ線2上の絶縁膜12にコンタクトホール5a
を形成する。ここでは、チッ化シリコンを用いて絶縁膜
12を形成したが、絶縁性を有する材料であれば他の材
料を用いてもよく、後述する層間絶縁膜13と同じ材料
を用いてもよい。
【0068】ここで、データ線2に断線が生じている場
合には、図5に示すようにして修正を行うことができ
る。
【0069】まず、図5(a)及び図5(b)に示すよ
うに、絶縁膜12の上に、少なくとも断線箇所Opを挟
む2つのコンタクトホール5aにわたって導電性ペース
トを5bを供給する。ここで、Opは膜剥がれが原因で
発生する断線不良を示す。
【0070】この導電性ペーストは金属材料を含む有機
溶液であり、液体状であるために所望の形状に描画する
ことができる。この導電性ペースト5bの材料として
は、例えばAu、Ag、Al等の金属微粒子をα−テル
ピネオール、トルエン、キシレン等の有機溶媒に分散さ
せた溶液を使用することができる。また、Pd、Ti、
Pt、Au等の金属錯体を有機溶媒に溶解させた溶液等
を用いてもよい。さらに、加熱によって純度の高い導電
膜を析出・形成可能な材料であれば、他の材料を用いて
も良い。
【0071】次に、塗布した導電性ペースト5bを加熱
・乾燥させることにより、図5(c)に示すように、コ
ンタクトホール5aから露出したデータ線2を不良部の
両側でつなぐ導電膜5を形成する。例えば、真空冶金株
式会社のカタログ「超微粒子による商標パーフェクトゴ
ールド&シルバー」によれば、典型的な粒径である0.
01μm程度のAu超微粒子をα−テルビネオールに質
量比約50%の濃度で分散させた溶液を用いた場合、3
00℃で15分加熱して得られる膜厚0.25μmのA
u薄膜は、断線を接続するのに充分低い抵抗値である比
抵抗値11μΩcmを示すことが開示されている。な
お、このときの加熱方法として、ArレーザーやYAG
レーザー等を用いた局所加熱方式を採用すれば、スルー
プットを短縮することができる。
【0072】続いて、図5(d)に示すように、層間絶
縁膜13としての絶縁層を形成し、画素電極4とドレイ
ン電極7とを接続するためのコンタクトホール4a、及
び画素電極4とCs電極10とを接続するためのコンタ
クトホール4bを形成する。ここでは、比誘電率3.5
の感光性アクリル樹脂を用いて約3.0μmの厚みの層
間絶縁膜13を形成したが、絶縁性を有する材料であれ
ばその他の材料を用いてもよい。なお、絶縁膜12およ
び第2の絶縁膜としての層間絶縁膜13のうちの少なく
とも一方は有機絶縁膜であるのが好ましい。
【0073】その後、ITO等の導電性膜をパターニン
グすることにより画素電極4を形成する。このとき、コ
ンタクトホール4a、4b内部にも導電性膜が形成さ
れ、画素電極4とドレイン電極7と、及び画素電極4と
Cs電極10とが接続される。
【0074】このようにして作製される配線基板と、対
向電極が設けられた対向基板とを所定の空隙を隔てて貼
り合わせ、その空隙に液晶を封入することにより液晶表
示装置が完成する。
【0075】上記構成を有する本実施形態1のアクティ
ブマトリクス型表示装置は、以下のように優れた特徴を
備えている。
【0076】(1)データ線2に断線が生じた場合、導
電膜5によりコンタクトホール5aを介して断線箇所O
pの両側でデータ線2をつなぐことができるので、断線
発生箇所から先の画素電極4に信号電圧を印加すること
ができる。
【0077】(2)ゲート線1とデータ線2との交差部
にリークが生じた場合には、以下のようにして修正を行
うことができる。
【0078】まず、図6(a)に示すように、絶縁膜1
2の形成前に、例えばレーザー光等を照射することによ
りデータ線2をその交差部Lkの両側Rで切断する。こ
れにより、交差部においてデータ線2に電圧が印加され
なくなり、ゲート線1とデータ線2とのリーク不良を修
正することができる。
【0079】次に、図6(b)に示すように絶縁膜12
を形成し、図6(c)に示すようにデータ線2を露出さ
せるコンタクトホール5aを形成する。
【0080】続いて、図6(d)に示すように、絶縁膜
12の上に、少なくとも切断部Rを挟む2つのコンタク
トホール5aにわたって導電性ペーストを5bを供給す
る。
【0081】次に、塗布した導電性ペースト5bを加熱
・乾燥させることにより、図6(e)に示すように、コ
ンタクトホール5aから露出したデータ線2を不良部の
両側でつなぐ導電膜5を形成する。これにより切断され
たデータ線2が修復され、その結果、交差部におけるゲ
ート線1とデータ線2とのリーク不良が修正される。
【0082】その後、図6(f)に示すように、層間絶
縁膜13としての絶縁層を形成し、画素電極4とドレイ
ン電極7とを接続するためのコンタクトホール4a、及
び画素電極4とCs電極10とを接続するためのコンタ
クトホール4bを形成する。その上に、ITO等の導電
性膜をパターニングすることにより画素電極4を形成す
ることにより配線基板が作製される。
【0083】(3)導電膜5は絶縁膜12上に設けられ
るので、データ線2が成膜中に混入した異物等によって
断線した場合でも、導電膜5は容易に異物を回避するこ
とができる。
【0084】(4)導電膜5は層間絶縁膜13で覆われ
ており、後のプロセスで導電膜5が保護されるので、信
頼性を向上させることができる。
【0085】(5)コンタクトホール5aがゲート信号
配線1とデータ信号配線2との交差部から所定の間隔を
開けた位置に1つずつ設けられているので、データ線2
のどの箇所に断線が生じても、導電膜5により断線発生
箇所から先の画素電極4に信号電圧を印加することがで
きる。
【0086】(6)フォトリソグラフィプロセス等によ
りコンタクトホールを形成することができるので、エキ
シマレーザー等を用いて絶縁膜を除去する従来技術に比
べて、データ線2を損傷する危険性を極めて低くするこ
とができる。
【0087】(7)バスラインを2重化した従来技術に
比べて、開口率を広くすることができる。
【0088】なお、上記実施形態1では、画素電極4と
ドレイン電極7を直接接続させたが、図7に示すよう
に、Cs電極10とドレイン電極7とを接続電極10a
を介して接続させることにより、Cs電極10及び接続
電極10aを介して画素電極4とドレイン電極7とを接
続させてもよい。
【0089】また、図1及び図7では、Cs電極10を
各画素に共通するCs線3上に配して、Cs線3、ゲー
ト絶縁膜9及びCs電極10の重畳部に補助容量を設け
るCs on Commonの構造を採用したが、図8
に示すように、隣接する画素電極4に対応するゲート線
1の上にCs電極10の一部を重畳させて、ゲート線
1、ゲート絶縁膜9及びCs電極10の重畳部に補助容
量を設けるCs onGateの構造としてもよい。
【0090】(実施形態2)実施形態2のアクティブマ
トリクス型表示装置について、図9を用いて説明する。
尚、本実施形態2、後述の実施形態3および実施形態4
において、上述の実施形態1における構成要素と同様の
機能を有する構成要素については、同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0091】図9は実施形態2のアクティブマトリクス
型表示装置における配線基板の1画素分の構成を示す平
面図である。
【0092】この配線基板において、ゲート線1、デー
タ線2、Cs線3及び画素電極4は実施形態1と同様に
配置されている。
【0093】Cs線3上には、図示しないゲート絶縁膜
を介してCs電極10が形成されており、Cs on
Common構造の補助容量が形成されている。このC
s電極10は、ゲート絶縁膜のコンタクトホール4bを
介して画素電極4と接続されている。
【0094】これらを覆って設けられた図示しない絶縁
膜12には、実施形態1のコンタクトホール5aの代わ
りに、ゲート線1の上に画素電極4毎にコンタクトホー
ル22aが設けられている。
【0095】この実施形態2のアクティブマトリクス型
表示装置は、絶縁膜12にコンタクトホール5aを形成
する工程を省略し、その代わりに絶縁膜12にコンタク
トホール22aを形成する工程を加える以外は、実施形
態1と同様にして作製することができる。
【0096】このアクティブマトリクス型表示装置のゲ
ート線1が断線した場合には、実施形態1で導電膜5を
形成する場合と同様にして、絶縁膜12のコンタクトホ
ール22aから露出したゲート線1に導電膜22を接続
する。
【0097】この実施形態2のアクティブマトリクス型
表示装置は、以下のように優れた特徴を備えている。
【0098】(1)ゲート線1に断線が生じた場合、導
電膜22により断線発生箇所から先の画素電極4に走査
電圧を印加することができる。
【0099】(2)ゲート線1とデータ線2との交差部
にリークが生じた場合、絶縁膜12の形成前に、例えば
レーザー光等を照射することによりゲート線1をその交
差部の両側で切断する。これにより、交差部においてゲ
ート線1に電圧が印加されなくなり、ゲート線1とデー
タ線2とのリーク不良を修正することができる。次に、
コンタクトホール22aから露出したゲート線1を不良
部の両側でつなぐ導電膜22を形成することにより、切
断されたデータ線2が修復され、その結果、交差部にお
けるゲート線1とデータ線2とのリーク不良が修正され
る。
【0100】(3)コンタクトホール22aがゲート信
号配線1とデータ信号配線2との交差部から所定の間隔
を開けた位置に1つずつ設けられているので、ゲート線
1のどの箇所に断線が生じても、導電膜22により断線
発生箇所から先の画素電極4に信号電圧を印加すること
ができる。
【0101】(4)フォトリソグラフィプロセス等によ
りコンタクトホールを形成することができるので、エキ
シマレーザー等を用いて絶縁膜を除去する従来技術に比
べて、データ線2を損傷する危険性を極めて低くするこ
とができる。
【0102】(5)バスラインを2重化した従来技術に
比べて、開口率を広くすることができる。
【0103】なお、上記実施形態2では、Cs電極10
を各画素に共通するCs線3上に配して、Cs線3、ゲ
ート絶縁膜及びCs電極10の重畳部に補助容量を設け
るCs on Commonの構造を採用したが、図1
0に示すように、隣接する画素電極4に対応するゲート
バスライン1の上にCs電極10の一部を重畳させて、
ゲートバスライン1、ゲート絶縁膜およびCs電極10
の重畳部に補助容量を設けるCs on Gateの構
造としてもよい。
【0104】また、実施形態2の構成に加えて、絶縁膜
12に実施形態1と同様のコンタクトホール5aを形成
することにより、ゲート線1の断線を修正可能すると共
にデータ線2の断線を修正可能とすることもできる。
【0105】(実施形態3)実施形態3のアクティブマ
トリクス型表示装置について、図11を参照しながら説
明する。
【0106】図11及び図12は実施形態3のアクティ
ブマトリクス型表示装置における配線基板の構成を示す
平面図である。
【0107】この配線基板においては、コンタクトホー
ル5aおよびコンタクトホール22aを設けずに、表示
領域外のデータ線2の両端部にコンタクトホール5c、
ゲート線1の両端部にコンタクトホール22cを設けた
以外は実施形態1及び実施形態2と同様の構成を有して
いる。
【0108】ゲート線1及びデータ線2は、画素電極4
が設けられている表示領域よりも外側で幅が広くなって
おり、コンタクトホール5c、22cの面積が実施形態
1や実施形態2よりも広くなっている。
【0109】この実施形態3のアクティブマトリクス型
表示装置は、実施形態1及び実施形態2のアクティブマ
トリクス型表示装置の優れた特徴に加えて、さらに、以
下のように優れた特徴を備えている。
【0110】(1)断線箇所を特定できなくても、断線
した配線を検出できれば、両端のコンタクトホール5c
同士、またはコンタクトホール22c同士を接続する導
電膜を形成することにより、信号電圧又は走査電圧を全
ての画素電極に供給して断線不良やリーク不良を修正す
ることができる。
【0111】(2)コンタクトホール5c、22cの面
積が広いので、コンタクトホール5c、22cから露出
しているバスライン(ゲート線1、データ線2)の面積
が広くなり、導電膜との接続の信頼性を向上することが
できる。
【0112】(実施形態4)実施形態4のアクティブマ
トリクス型表示装置について、図13、図14及び図1
5を用いて説明する。なお、これらの図において、画素
電極は省略して示してある。
【0113】本実施形態4のアクティブマトリクス型表
示装置における配線基板は、実施形態1と同様に、デー
タ線1を覆う絶縁膜12に、各画素電極毎にデータ線1
を露出させるコンタクトホール5aが設けられている。
【0114】この実施形態4のアクティブマトリクス型
表示装置において、図14に示すようにゲート線1とデ
ータ線2との交差部Rでリーク不良が生じた場合には、
以下のようにして欠陥修正を行う。
【0115】まず、交差部Rを挟むコンタクトホール5
a、5aにわたって交差部Rを迂回する導電膜5を形成
する。
【0116】次に、その交差部Rの両側R1、R2にレ
ーザー光等を照射してデータ線2を切断する。これによ
り、交差部Rにおいてデータ線2に電圧が印加されなく
なって、ゲート線1とデータ線2とのリーク不良が修正
される。また、信号電圧は導電膜5により交差部Rより
先のデータ線2に供給される。
【0117】また、データ線2とCs線3との交差部S
でリーク不良が生じた場合にも、応用に、レーザー光等
を照射してその交差部Sの両側でデータ線2を切断す
る。これにより、交差部Sにおいてデータ線2に電圧が
印加されなくなり、データ線2とCs線3とのリーク不
良を修正することができる。
【0118】また、配線基板に断線不良が生じた場合に
は、以下のようにして欠陥修正を行う。、例えば、図1
5に示すようなデータ線2のOp部分で断線不良が生じ
た場合には、断線箇所を挟むコンタクトホール5a、5
aにわたって導電膜5を形成して電気的バイパスとす
る。これにより、信号電圧が導電膜5を通って断線不良
部Opを迂回し、導電膜5にコンタクトホール5aを介
して接続されたデータ線2に供給される。
【0119】さらに、配線基板に図15に示すような断
線不良Odが発生した場合には、その不良部Odを迂回
するようにOdを挟むコンタクトホール5a、5aにわ
たって導電膜5aを形成する。ここで、Odは異物(ダ
スト)が原因で発生する断線不良を示す。
【0120】このように、本実施形態4のアクティブマ
トリクス型表示装置によれば、断線不良が生じた場合に
は断線部に導電膜5で電気的バイパスを設けることによ
り、データ線2の断線不良部を迂回してデータ線2への
電圧印加を維持することができる。それと共に、配線の
交差部でリーク不良が生じた場合にはリーク不良部から
データ線2を切り離し、導電膜5で電気的バイパスを設
けることにより、リーク不良部を迂回してデータ線2へ
の電圧印加を維持することができる。
【0121】なお、図13〜図15では、データ線2上
に絶縁膜12のコンタクトホール5aを設けたが、実施
形態2のようにゲート線1上に絶縁膜12のコンタクト
ホール22aを設けた構成とすることもできる。
【0122】また、上記実施形態1〜4では、レーザー
光の照射によりバスラインを切断したが、配線基板と対
向基板とを貼り合わせる前にリーク不良が発見された場
合には、レーザー光以外の物理的手段又は化学的手段に
よりバスラインを切断してもよい。また、配線基板の製
造過程においてリーク不良を修正する場合も同様であ
る。
【0123】また、上記実施形態1〜3では、ゲート線
1又はデータ線2に断線不良が生じた場合について説明
したが、ゲート線1とデータ線2との交差部、及びデー
タ線2とCs線3との交差部でリーク不良が発生した場
合には、実施形態4と同様にリーク不良を有する交差部
の両側でゲート線1又はデータ線2を切断することによ
り、リーク不良を修正することができる。
【0124】また、上記実施形態1〜4においては、ス
イッチング素子として逆スタガ型TFTを用いたが、ス
タガ型TFTやMIM素子等の他のスイッチング素子を
用いてもよく、スイッチング素子として動作できるもの
であれば、上記材料、構造及び製造方法については特に
限定しない。せずに用いることができる。尚、スタガ型
TFTを用いる場合、ゲート線及び半導体層の配置は逆
スタガ型TFTの場合と異なったものになる。また、M
IM素子を用いる場合、上述の配線基板上に走査配線と
してのゲート線1が省略された構造となり、その代わり
に対向基板(又はカラーフィルタ基板)上に画素電極と
同じ幅の走査配線が設けられる。従って、この場合に
は、配線基板上にMIM素子と共に形成されるデータ線
について本発明の適用が可能である。但し、この場合、
画素電極と各データ線とは絶縁膜を介して別層に形成さ
れる。
【0125】また、実施形態1〜4においては、導電膜
5をデータ線2を覆う絶縁膜12の上に形成し、その上
に設けた第2の絶縁膜(層間絶縁膜)13上に画素電極
4を形成したが、導電膜5と画素電極4とを同じ絶縁膜
上の同層に形成しても良い。
【0126】さらに、表示媒体としては液晶を用いた
が、プラズマ等の他の表示媒体を用いても良い。
【0127】
【発明の効果】以上の詳述したように、本発明による場
合には、走査配線又は信号配線に断線不良が生じた場合
に、走査電圧又は信号電圧が導電膜を介して不良部を迂
回して、その断線不良部より先の走査配線または信号配
線に走査電圧又は信号電圧が印加される。そのため、あ
る画素電極と隣接する画素電極との間で走査配線又は信
号配線に断線不良が生じても、断線箇所より先に設けら
れた画素電極に走査電圧又は信号電圧を印加することが
できる。この結果、ライン状欠陥の発生を防いでアクテ
ィブマトリクス型表示装置の良品率を大幅に高め、製造
コストの低減を図ると共に信頼性を向上させることがで
きる。
【0128】また、本発明による場合には、走査配線と
信号配線との交差部にリーク不良が生じた場合に、リー
ク不良が生じた部分の両側で走査配線又は信号配線が切
断されているので走査配線と信号配線とのリーク不良を
修正可能である。また、その部分で走査配線や信号配線
を切断しても、走査電圧又は信号電圧が導電膜を介して
その切断部を迂回してその切断部より先の走査配線また
は信号配線に走査電圧又は信号電圧が印加される。その
ため、ある画素電極と隣接する画素電極との間で走査配
線及び信号配線の交差部にリーク不良が生じても、リー
ク不良箇所より先に設けられた画素電極に走査電圧又は
信号電圧を印加することができる。この結果、ライン状
欠陥の発生を防いでアクティブマトリクス型表示装置の
良品率を大幅に高め、製造コストの低減を図ると共に信
頼性を向上させることができる。
【0129】また、絶縁膜のコンタクトホールを走査配
線又は信号配線の両端部に1つずつ設けることにより、
コンタクトホールの数を必要最低限の個数とし、表示領
域外に広い面積のコンタクト部を形成することができ
る。また、断線不良部の位置を特定できない場合でも、
配線の両端を接続することにより断線欠陥を修正するこ
とができるので、断線不良部を特定するための検査プロ
セスを簡略化することができる。その結果、アクティブ
マトリクス型表示装置の製造コストの低減を図ると共に
信頼性をさらに向上させることができる。
【0130】また、絶縁膜のコンタクトホールを走査配
線及び信号配線の交差部から所定の間隔を開けた位置に
1つずつ設けることにより、ある画素電極に対応する走
査配線部分と、隣接する画素電極に対応する走査配線部
分とを全て導電膜により接続でき、又は、ある画素電極
に対応する信号配線部分と、隣接する画素電極に対応す
る信号配線部分とを全て導電膜により接続できる。従っ
て、走査配線や信号配線が導電膜によって接続されない
箇所をなくすることができる。その結果、アクティブマ
トリクス型表示装置の製造コストの低減を図ると共に信
頼性を向上させることができ、さらに、高い表示品位を
実現することができる。
【0131】また、画素電極を走査配線及び信号配線を
覆う有機絶縁膜上に設けることにより、画素電極と信号
配線との間の容量を小さくすることができると共に、信
号配線の下方に形成される走査配線と画素電極との間の
容量も小さくすることができる。従って、画素電極と信
号配線との間の容量によるクロストークを低減すること
ができると共に、画素電極と走査配線との間の容量によ
る画素電圧の引き込みを抑制することができる。その結
果、これらの容量による影響を抑えて表示品位をさらに
向上させることができる。
【0132】また、走査配線及び信号配線を覆う有機絶
縁膜上に不良部を迂回するための上記導電膜を形成する
と、導電膜の断線が発生しにくいので歩留りを向上させ
ることができる。また、画素電極と導電膜とを同層に形
成すると、1枚のマスクを用いてこれらを同時にパター
ニングできるので、製造コストをさらに削減できる。
【0133】また、走査配線や信号配線を覆う上記絶縁
膜上に上記導電膜を設け、その導電膜を覆うように設け
た第2の絶縁膜上に画素電極を設けると、画素電極と導
電膜とが別層に形成されるので、画素電極と導電膜との
リークが極めて生じにくくなる。また、絶縁膜のコンタ
クトホールと導電膜とが第2の絶縁膜で覆われるので、
コンタクトホールで露出している配線と導電膜とを保護
することができ、修正の信頼性が飛躍的に向上する。
【0134】この走査配線や信号配線を覆う上記絶縁膜
を有機絶縁膜とした場合、ゲート絶縁膜の剥がれによる
急峻な段差により信号配線に断線が生じても、絶縁膜に
よりその段差を埋めて平坦化することができるので、そ
の上に設けられる導電膜は断線しにくくなる。従って、
ゲート絶縁膜の膜剥がれにより信号配線の断線が生じて
も、導電膜により信号電圧を迂回させて全ての画素電極
に信号電圧を供給することができる。
【0135】また、この導電膜を覆う第2の絶縁膜を有
機絶縁膜とした場合、各配線の段差を埋めて平坦化する
ことができるので、液晶等の表示媒体の配向乱れを防い
で表示品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施形態1のアクティブマトリクス型
表示装置における配線基板の構成を示す平面図であり、
(b)はそのTFT部分を拡大して示す平面図である。
【図2】実施形態1のアクティブマトリクス型表示装置
における配線基板の1画素分の拡大図である。
【図3】(a)は図2のA−A’線断面図であり、
(b)はコンタクトホール部分の拡大図である。
【図4】実施形態1のアクティブマトリクス型表示装置
における配線基板のTFT部分の断面図である
【図5】(a)〜(d)は実施形態1のアクティブマト
リクス型表示装置において断線不良が生じた場合の修正
について説明するための工程図である。
【図6】(a)〜(f)は実施形態1のアクティブマト
リクス型表示装置においてリーク不良が生じた場合の修
正について説明するための工程図である。
【図7】実施形態1のアクティブマトリクス型表示装置
における配線基板の他の構成を示す平面図である
【図8】実施形態1のアクティブマトリクス型表示装置
における配線基板の他の構成を示す平面図である
【図9】実施形態2のアクティブマトリクス型表示装置
における配線基板の1画素分の構成を示す平面図であ
る。
【図10】実施形態2のアクティブマトリクス型表示装
置における配線基板の他の構成を示す平面図である
【図11】実施形態3のアクティブマトリクス型表示装
置における配線基板について、データ線を露出させるコ
ンタクトホール部分を示す平面図である。
【図12】実施形態3のアクティブマトリクス型表示装
置における配線基板について、ゲート線を露出させるコ
ンタクトホール部分を示す平面図である。
【図13】実施形態4のアクティブマトリクス型表示装
置における配線基板の構成を示す平面図である
【図14】実施形態4のアクティブマトリクス型表示装
置においてリーク不良が生じた場合の修正について説明
するための平面図である。
【図15】実施形態4のアクティブマトリクス型表示装
置において断線不良が生じた場合の修正について説明す
るための平面図である。
【図16】従来のアクティブマトリクス型表示装置にお
ける配線基板の1画素分の構成を示す平面図である。
【図17】従来のアクティブマトリクス型表示装置にお
ける配線基板の1画素分の構成を示す平面図である。
【図18】従来のアクティブマトリクス型表示装置にお
ける配線基板の1画素分の構成を示す平面図である。
【図19】従来のアクティブマトリクス型表示装置にお
ける配線基板の構成を示す平面図である。
【図20】従来のアクティブマトリクス型表示装置にお
ける配線基板の1画素分の構成を示す平面図である。
【図21】(a)〜(c)は従来の断線修正方法を説明
するための断面図である。
【図22】(a)〜(c)は従来の断線修正方法を説明
するための断面図である。
【符号の説明】
1 ゲート線 2 データ線 3 Cs線 4 画素電極 4a、4b、5a コンタクトホール 5、22 導電膜 6 TFT 6a 半導体層 7 ドレイン電極 8 基板 9 ゲート絶縁膜 10 Cs電極 11 下層のデータ線 12 絶縁膜 13 層間絶縁膜 14 半導体コンタクト層 15 データ電極 16 下層のドレイン電極 17 下層のデータ電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の画素電
    極及び各画素電極に接続されたスイッチング素子を備
    え、該スイッチング素子に走査電圧を与えるための走査
    配線及び該スイッチング素子に信号電圧を与えるための
    信号配線が互いに交差して設けられているアクティブマ
    トリクス型表示装置において、 該走査配線及び該信号配線のうちの少なくとも一方を覆
    い、かつ、その配線を2箇所以上の部分で露出させるコ
    ンタクトホールを設けた絶縁膜を有し、該絶縁膜上に、
    少なくとも一方の配線における断線不良部又は両配線の
    交差部におけるリーク不良部を挟む2つのコンタクトホ
    ールにわたって導電膜が設けられているアクティブマト
    リクス型表示装置。
  2. 【請求項2】 マトリクス状に配置された複数の画素電
    極及び各画素電極に接続されたスイッチング素子を備
    え、該スイッチング素子に走査電圧を与えるための走査
    配線及び該スイッチング素子に信号電圧を与えるための
    信号配線が互いに交差して設けられたアクティブマトリ
    クス型表示装置を製造する方法において、 該走査配線及び該信号配線のうちの少なくとも一方を覆
    う絶縁膜に、該絶縁膜で覆われた配線を露出させるコン
    タクトホールを2個以上形成する工程と、 該当する配線に断線不良が生じている場合に、該不良部
    を挟む2つのコンタクトホールにわたって、該絶縁膜上
    に導電膜を形成する工程とを含むアクティブマトリクス
    型表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 マトリクス状に配置された複数の画素電
    極及び各画素電極に接続されたスイッチング素子を備
    え、該スイッチング素子に走査電圧を与えるための走査
    配線及び該スイッチング素子に信号電圧を与えるための
    信号配線が互いに交差して設けられたアクティブマトリ
    クス型表示装置を製造する方法において、 該走査配線及び該信号配線のうちの少なくとも一方を覆
    う絶縁膜に、該絶縁膜で覆われた配線を露出させるコン
    タクトホールを2個以上形成する工程と、 両配線の交差部にリーク不良が生じている場合に、該当
    する配線を該不良部の両側で切断する工程と、 該切断部を挟む2つのコンタクトホールにわたって、該
    絶縁膜上に導電膜を形成する工程とを含むアクティブマ
    トリクス型表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記走査配線及び前記信号配線のうちの
    少なくとも一方の配線を前記画素電極が設けられている
    表示領域の両外側まで延在させ、前記コンタクトホール
    を該当する配線の両端部に1つずつ形成する請求項2又
    は請求項3に記載のアクティブマトリクス型表示装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記コンタクトホールを、前記走査配線
    及び前記信号配線の各交差部から所定の間隔を開けた位
    置に1つずつ形成する請求項2又は請求項3に記載のア
    クティブマトリクス型表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記信号配線を覆う絶縁膜として有機絶
    縁膜を形成し、該絶縁膜上に前記画素電極を形成する請
    求項2乃至請求項5のいずれかに記載のアクティブマト
    リクス型表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記有機絶縁膜上に前記導電膜及び前記
    画素電極を同じ材料を用いて同時にパターン形成する請
    求項6に記載のアクティブマトリクス型表示装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記導電膜を覆うように第2の絶縁膜を
    形成し、前記画素電極を該第2の絶縁膜上に形成する請
    求項2乃至請求項6のいずれかに記載のアクティブマト
    リクス型表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記絶縁膜及び第2の絶縁膜のうちの少
    なくとも一方として有機絶縁膜を形成する請求項8に記
    載のアクティブマトリクス型表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記導電膜を、前記2つのコンタクト
    ホールにわたって前記絶縁膜上に金属材料を含む有機溶
    液を供給して加熱することにより形成する請求項2乃至
    請求項9のいずれかに記載のアクティブマトリクス型表
    示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記有機溶液の金属材料として金属錯
    体を用い、又はAu、Ag、Pd及びAlの少なくとも
    1種類の金属微粒子を用いる請求項10に記載のアクテ
    ィブマトリクス型表示装置の製造方法。
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