JPH11183143A - 動的形状計測装置 - Google Patents

動的形状計測装置

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JPH11183143A
JPH11183143A JP9355808A JP35580897A JPH11183143A JP H11183143 A JPH11183143 A JP H11183143A JP 9355808 A JP9355808 A JP 9355808A JP 35580897 A JP35580897 A JP 35580897A JP H11183143 A JPH11183143 A JP H11183143A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被験者に身体的負担かけることなく、動的な
立体形状を高精度に計測可能なを動的形状計測装置を提
供する。 【解決手段】 碁盤目状の光パターンを発生するOHP
2と、前記OHP2から被験者に投光された前記碁盤目
状の光パターンの投影像を撮像した画像信号を出力する
少なくとも2台のビデオカメラ3,3と、ビデオカメラ
3,3から入力された画像信号をフィールド単位の画像
データとして取り込む画像データ処理装置4と、画像デ
ータ処理装置4に取り込まれたフィールド単位の画像デ
ータから碁盤目状の光パターンの各碁盤目の中心座標デ
ータを算出するCPUと、を備えていることを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の立体的形状
を動的に非接触で計測する動的形状計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リハビリテーション医学や体育・
スポーツ医学等の医療分野などでは、例えば、被験者の
運動時の関節の動作を関節モーメントとして三次元座標
で捉えて分析する装置(図示省略)や、或いはレーザー
光による形状計測装置(図示省略)などが知られてい
る。前記三次元座標の分析装置(図示省略)として、三
角測量の原理に基づいて測定対象の三次元座標(x,
y,z)を計測する三次元動作分析装置が有る。この三
次元動作分析装置は、例えば、被験者にマーカを貼り付
けて、既知の水平距離を離して設置した2台のカメラに
よりマーカを撮影してマーカの三次元座標(x,y,
z)を計測する。即ち、三角形の頂点を測定対象位置と
し、その三角形の底辺を2台のカメラの設置した距離と
した三角形を形成して、各カメラ位置とマーカ位置とで
形成される2辺の内角θa,θbとした場合に頂点であ
る測定対象の三次元座標(x,y,z)を算出すること
が出来る。
【0003】また、2台のカメラを使用して、各々のカ
メラの光源からマーカ間を通る2つの直線方程式を求
め、直線方程式が交わる位置により三次元座標(x、
y,z)を算出するものもある。
【0004】また、このレーザー光による形状計測装置
(図示省略)は、複数(例えば、10個)のレーザー光
を発光させる投光部を備え、該投光部から発する光ビー
ムを被験者の上部から下部へと数秒間走査させ、それを
ビデオカメラなどで撮影することによりその光の当たっ
ている輝点と投光部の間の距離を算出して被験者の立体
的な表面形状の画像データを作成し、この画像データを
パーソナルコンピュータなどで解析する装置である。こ
のレーザー光による形状計測装置は、レーザー光を利用
しているため、レントゲン装置のように人体に害を及ぼ
すことがないことが利点である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記三
次元動作分析装置では、被験者等の体にマーカなどの被
計測物を取り付けなければならなかったので被験者等に
負担をかけてしまうとともに、測定個数も限られるので
立体的形状を計測することは困難であった。また、この
従来の光スポット式形状計測装置では、1回(一画面)
の計測に時間がかかるため計測中に被験者が動いてしま
って正確なデータが得られないという問題点があった。
また、動いている状態での形状計測が出来ないという問
題点があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、被験者に身体的、精神的負担をかけ
ることなく、動的な立体形状を高精度に計測可能なを動
的形状計測装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、動的形状計測装置におい
て、碁盤目状の光パターンを発生して投光する投光部
と、前記投光部から被験者に投光された前記碁盤目状の
光パターンの投影像を撮像した画像信号を出力する少な
くとも2台のビデオカメラと、前記ビデオカメラから入
力された前記画像信号をフィールド単位の画像データと
して取り込む画像データ取り込み手段と、前記画像デー
タ取り込み手段に取り込まれたフィールド単位の画像デ
ータから前記碁盤目状の光パターンの各碁盤目の中心座
標データを算出する中心座標算出手段と、を備えている
ことを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、投光部によ
り碁盤目状の光パターンが発生され、少なくとも2台の
ビデオカメラにより撮像された画像信号は、画像データ
取り込み手段によりフィールド単位の画像データとして
取り込まれ、中心座標算出手段により碁盤目状の光パタ
ーンの各碁盤目の中心座標データが算出される。従っ
て、碁盤目の数の座標データを得ることが出来ることと
なって、従来のマーカを貼り付けて測定する場合に比べ
て、計測個数を増やすことができて立体的な形状を動的
に計測することが出来るとともに、マーカーを貼り付け
る必要がないので被験者の身体的、心理的負担を無くす
ことが出来る。また、1フィールド単位での画像データ
を計測出来るので、レーザー光による測定の場合よりも
正確に立体形状を計測することが出来る。更に、ビデオ
カメラを少なくとも2台設けているため、中心座標を算
出可能であるとともに、投光部もビデオカメラと同様に
中心座標を算出する際のパラメータとして考慮すること
により更に正確に中心座標を算出することが出来る。
【0009】ここで、投光部としては、オーバーヘッド
プロジェクタ、碁盤目状のスリットを具備したプロジェ
クタランプなどを用いるが、碁盤目状の光パターンを発
生可能なものであればどのようなものでもよい。前記ビ
デオカメラは、アナログ方式のものであっても、デジタ
ル方式のものであってもよく、アナログ方式の場合に
は、別途、A/D変換器を設ける必要がある。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の動
的形状計測装置において、複数のビデオカメラにより撮
像された前記各画像データをフィールド単位で所定の方
式、且つ倍率で圧縮し、この圧縮した各画像データを合
成して1フィールドの合成画像データを生成する画像合
成手段と、前記合成画像データを分離し、この分離され
た各画像データを伸張して1フィールドの画像データと
し、この伸張された画像データを所定の演算処理により
つなぎ合わせて立体的な画像データに合成する立体画像
合成手段と、を備えていることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、画像合成手
段によって、複数のビデオカメラにより撮像された各画
像データがフィールド単位で所定の方式、且つ倍率で圧
縮され、この圧縮された各画像データが合成されて1フ
ィールドの合成画像データが生成される。そして、立体
画像合成手段により、合成画像データが分離され、この
分離された各画像データが伸張されて1フィールドの画
像データとされ、この伸張された画像データが所定の演
算処理によりつなぎ合わされて立体的な画像データに合
成されるので、例えば、人間の動的な立体形状を比較的
簡易、且つ正確に計測することができる。
【0012】ここで、所定の方式とは、例えば、JPE
G(Joint Photographic Coding Experts Group )方式
やMPEG(Moving Picture Experts Group)方式など
をいう。また、所定の演算処理とは、例えば、スプライ
ン関数等を用いた演算処理をいう。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の動的形状計測装置において、被験者が乗る踏み台
と、前記ビデオカメラの撮像時、前記踏み台に対する被
験者の少なくとも一軸方向の分力を検出する分力検出手
段を備えたことを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、分力検出手段により、ビデオカメラの撮像
時、踏み台に対する被験者の少なくとも一軸方向の分力
を検出される。従って、動的な立体形状の計測時のモー
メントも同時に計測されることとなって、より詳細な解
析を行うことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
動的形状計測装置の実施の形態について詳細に説明す
る。図1は、本発明の動的形状計測装置の要部構成を示
すブロック図である。図1に示す動的形状計測装置1
は、投光部としてのオーバーヘッドプロジェクタ2、ビ
デオカメラ3、画像データ処理装置4、パーソナルコン
ピュータ5、CRT(Cathod Ray Tube) 6、カラープ
リンタ7、床反力計8、等で構成されている。
【0016】前記オーバーヘッドプロジェクタ(OH
P)2は、図2に示すように、碁盤目状に線が入ったO
HPシート21と光源発生装置22を有し、この光源発
生装置22から出力される光(例えば、ハロゲン光)を
OHPシート21に通過させることにより、碁盤目状の
光パターンを発生させる装置である。前記OHPシート
21の碁盤目の大きさは任意であるが、碁盤目の大きさ
を小さくすればするほど測定点が増えることとなる。ま
た、碁盤目を区切る線は、無彩色であっても有彩色であ
ってもよい。なお、投光部として、前記OHP2以外に
もプロジェクタランプなど、碁盤目状の光パターンを発
するものであればよい。
【0017】前記ビデオカメラ3,3は、図1に示すよ
うに、撮影タイミングの同期を取るための同期ケーブル
3aが相互に接続されており、この同期ケーブル3aを
介して受信した同期信号に基づいて撮影動作を同期させ
ることができるようになっている。そして、このビデオ
カメラ3,3は、図示しないが、例えば、撮像素子とし
て所定解像度のCCD(Charge Coupled Device :電荷
結合素子)が搭載され、撮影中の映像信号を出力する外
部端子を備え、各々のビデオカメラ3,3は被測定物を
撮影する所定位置に配置され、その撮影位置での撮影映
像をNTSC(National Television System Committe
e)方式のアナログ映像信号として画像データ処理装置
5に出力する。このNTSC方式のアナログ画像信号
は、走査線数525本、60フィールド、2:1インタ
ーレス走査のものが用いられる。
【0018】具体的には、図2に示すように、OHP2
から碁盤目状の光パターンを被計測物に投影させてこれ
を投影方向とは異なる点で観察すると、この碁盤目状の
光パターンが被計測物の表面形状に応じて変形されて観
察される。そして、ビデオカメラ3はこの変形された碁
盤目状の光パターン画像を撮影し、その画像をアナログ
画像信号として画像データ処理装置4に出力する。
【0019】前記画像データ処理装置4は、図1に示す
ように、A/D変換回路41、フィールド画像メモリ4
2、画像圧縮回路43(画像合成手段)、画像合成回路
44(画像合成手段)、D/A変換回路45などを有し
ている。
【0020】前記A/D変換回路41は、ビデオカメラ
3から入力されたNTSC方式のアナログ映像信号をデ
ジタル画像データに変換してフィールド画像メモリ42
に出力する。
【0021】前記フィールド画像メモリ42は、前記デ
ジタル画像データをフィールド単位でそれぞれ記憶す
る。
【0022】前記画像圧縮回路43は、前記フィールド
画像メモリ42に記憶した各フィールド画像データを表
示画面内の右1/2画面、左1/2画面で表示するよう
に1/2に圧縮し、画像合成回路44に出力する。
【0023】前記画像合成回路44は、前記画像圧縮回
路43で圧縮した各1/2画像データを1フィールドの
画像に合成し、D/A変換回路45に出力する。
【0024】前記D/A変換回路45は、前記画像合成
回路44で合成した1フィールドのデジタル画像データ
を合成NTSCアナログ画像信号に変換してパーソナル
コンピュータ5に出力する。
【0025】前記パーソナルコンピュータ5は、その内
部に画像取り込み手段としてのビデオキャプチャーボー
ド51、ハードディスク52、中心座標算出手段として
のCPU53を備えるとともに、図示しないプログラム
メモリ及び展開メモリを備えている。
【0026】前記ビデオキャプチャーボード51は、画
像データ処理装置4から入力される合成NTSCアナロ
グ映像信号をA/D変換してデジタル画像データとし、
このデジタル画像データを所定の圧縮方式(例えば、J
PEG(静止画圧縮方式)により圧縮して、パーソナル
コンピュータ5のハードディスク52に順次書き込ませ
る制御等の機能を有する。
【0027】前記ハードディスク52は、ビデオキャプ
チャーボード51から入力される画像データを順次書き
込む。プログラムメモリ(図示省略)は、PROM等か
ら構成され、動的形状解析処理に必要な各種制御プログ
ラムの書き換えを行うとともに書き換えた各種制御プロ
グラムを格納する。展開メモリ(図示省略)は、RAM
等で構成され、指定された動的形状解析モードに応じて
プログラムメモリ(図示省略)から対応する制御プログ
ラムを読み出して展開するとともに処理中のデータを一
時的に格納する。
【0028】前記CPU53は、プログラムメモリ(図
示省略)に格納された各種制御プログラムを読み出して
展開メモリ(図示省略)に展開し、ハードディスク52
に格納されている画像データを読み込み、前記碁盤目状
の光パターンの各碁盤目の中心座標を求める中心座標算
出処理を行う。この中心座標算出処理は、例えば、予
め、計測空間に、x軸方向、z軸方向における二つの校
正平面を設け、この校正平面に投影される計測標点の投
影像に基づいて各ビデオカメラ3,3のレンズ(図示省
略)が捕らえた計測標点を通る直線方程式を各々のビデ
オカメラ3,3による画像データから算出する。そし
て、各々の直線方程式が交わる点の座標を算出すること
により前記計測標点の座標を求める。
【0029】即ち、被験者に投影された碁盤目状の光パ
ターンの中心点(従来のマーカー)の座標を2台のビデ
オカメラで捕らえた各直線方程式の交点座標から求め
る。また、このとき2台のビデオカメラが捕らえた直線
方程式の交点より中心座標を求めた場合には、図3に示
すような、真の座標(例えば、図中の●)に対し、偽の
座標(例えば、図中の○)が算出されて、データ処理上
の正確さが損なわれる場合があるため、例えば、図4に
示すように、3台のビデオカメラから得られた直線方程
式の交点の座標を求めるようにすると、真の座標(例え
ば、図中の●)に対し、偽の座標(例えば、図中の○)
が3点で交わることは極めて稀となるので、より正確な
計測を行うことが出来る。本実施の形態においては、中
心座標の算出に際し、前記OHP2を3台目のビデオカ
メラの代わりとして中心座標を算出する。
【0030】また、CPU53は、前記算出した碁盤目
状の光パターンの中心座標データから各種の動的形状解
析処理を行った後、該処理結果をCRT6、或いはカラ
ープリンタ7に出力する。
【0031】前記床反力計8は、被験者が乗る踏み台8
1と、前記ビデオカメラ3,3の撮像時、前記踏み台8
1に対する被験者の3軸方向の分力を検出する分力検出
手段としてのロードセル82…を備えている。
【0032】前記踏み台81は、例えば、三角形状を有
し、踏み台81にかかる被験者の3軸方向の力を前記ロ
ードセル82…に伝達する。
【0033】前記ロードセル82…は、例えば、ストレ
インインゲージ式のもの等を用い、前記踏み台81にか
かる被験者の3軸方向の分力をそれぞれのロードセル8
2…で電気信号として検知し、該検出結果を前記パーソ
ナルコンピュータ5に出力する。
【0034】前記CRT6は、パーソナルコンピュータ
5により動的形状解析処理された処理結果を入力して表
示する。
【0035】前記カラープリンタ7は、パーソナルコン
ピュータ5により動的形状解析処理された処理結果を入
力して印字出力する。
【0036】次に、本発明に係る動的形状計測装置1に
よる動的形状計測処理の動作を説明する。まず、画像デ
ータ処理装置4において行われる画像信号処理フローを
図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0037】この画像信号処理では、まず、ステップS
1で、ビデオカメラ3,3から各画像入力チャンネルc
h1、ch2に入力される各NTSC方式のアナログ画
像信号の奇数フィールドの起点を検出して同期させる処
理を行い、ステップS2に移行する。
【0038】ステップS2では、同期させたNTSC方
式のアナログ画像信号NTSCアナログ画像信号をA/
D変換回路41によりデジタル画像データにA/D変換
した後、ステップS3に移行し、ステップS3では、こ
のデジタル画像データをフィールド単位にフィールド画
像メモリ42に記憶する処理を行って、ステップS4に
移行する。
【0039】ステップS4では、フィールド画像メモリ
42に書き込んだフィールド単位の画像データを読み出
して、表示画面内の左1/2詰みと右1/2詰みで表示
するように、チャンネルch1側のフィールド画像デー
タを左1/2詰みに圧縮し、チャンネルch2側のフィ
ールド画像データを右1/2詰みに圧縮する。そして、
この1/2に圧縮した各フィールド画像データを左1/
2詰み、右1/2詰みで再びフィールド画像メモリ42
に書き込む処理を行った後、ステップS5に移行する。
【0040】ステップS5では、フィールド画像メモリ
42に書き込んだ左詰み、右詰みの各1/2フィールド
の画像データを読み出し、この読み出した各1/2フィ
ールドの画像データを1フィールドに合成処理し、この
合成した1フィールドの合成画像データを再度フィール
ド画像メモリ42に書き込んだ後、ステップS6に移行
する。
【0041】ステップS6では、フィールド画像メモリ
42に書き込んだフィールド単位の合成画像データを読
み出してD/A変換回路45によりD/A変換した後、
圧縮した各1/2画像データを1フィールドに合成する
画像合成処理を行った後、この合成した画像データを合
成アナログ映像信号にD/A変換し、ステップS7でこ
の合成NTSCアナログ映像信号をパーソナルコンピュ
ータ5のビデオキャプチャーボード51に出力する処理
を行った後、本画像信号処理を終了する。
【0042】次に、パーソナルコンピュータ5で行われ
る入力したNTSCアナログ映像信号に基づく画像デー
タ処理について図6のフローチャートを用いて説明す
る。
【0043】この画像データ処理においては、まず、ス
テップS10で、パーソナルコンピュータ5のビデオキ
ャプチャーボード51において画像データ処理装置4か
ら入力される合成NTSCアナログ画像信号をA/D変
換してデジタルの画像データとするA/D変換処理を行
い、その後ステップS11で、画像データを所定の圧縮
方式(例えば、JPEG(静止画圧縮方式))により圧
縮し、この圧縮した画像データから前記碁盤目の中心位
置の座標を求める中心座標算出処理を行い、この中心座
標データをパーソナルコンピュータ5内のハードディス
ク52に順次書き込む処理(ステップS12)を行った
後、ステップS13に移行する。
【0044】ステップS13では、ハードディスク52
に書き込まれた中心座標データを順次解凍して読み出し
(JPEGに基づく複号化処理)、1フィールドの合成
中心座標データとする解凍処理を行い、ステップS14
では、この1フィールドの合成中心座標データを画像分
離して、1フィールド内で、左1/2詰み中心座標デー
タ、左1/2詰み中心座標データとする画像分離処理を
行う。次いで、ステップS15において、分離した各中
心座標データを、それぞれ画像伸張し、各々1フィール
ドの中心座標データとする画像伸張処理を行った後、ス
テップS16に移行する。
【0045】ステップ16では、パーソナルコンピュー
タ5のCPU53は、プログラムメモリ(図示省略)に
格納した立体的画像の繋ぎ合わせプログラムを読み出し
て展開メモリ(図示省略)に展開し、ステップS15で
生成した2つの1フィールドの中心座標データの立体的
画像への繋ぎ合わせを行う立体画像合成処理を行い、そ
の後ステップS17にて、得られた立体的な中心座標デ
ータに対し、プログラムメモリ(図示省略)に格納した
各種の解析プログラムに従って解析処理を行い、その後
ステップS18にて、得られた解析結果をCRT6或い
はカラープリンタ7に出力する。
【0046】前記解析処理としては、具体的には、この
立体的な中心座標データに対し、プログラムメモリ(図
示省略)に格納された各種動的形状解析処理に対応する
制御プログラムに従って、CPU53により、例えば、
1フィールドずつデジタイズ処理したり、また、この立
体的な中心座標データと前記床反力計より測定した分力
から各計測点とのモーメントを計算することなどであ
る。
【0047】以上説明した本発明の実施の形態の動的形
状計測装置1によれば、OHP2により碁盤目状の光パ
ターンが発生され、2台のビデオカメラ3,3により撮
像された画像信号は、画像データ処理装置4によりフィ
ールド単位の画像データとして取り込まれ、CPU53
により碁盤目状の光パターンの各碁盤目の中心座標デー
タが算出されるので、碁盤目の数の座標データを得るこ
とが出来ることとなって、従来のマーカを貼り付けて測
定する場合に比べて、計測個数を増やすことができて立
体的な形状を動的に計測することが出来るとともに、マ
ーカーを貼り付ける必要がないので、被験者の身体的、
心理的負担を無くすことが出来る。
【0048】また、1フィールド単位での画像データを
計測出来るので、レーザー光による測定の場合よりも正
確に立体形状を計測することが出来る。また、床反力計
のロードセル82,82により、ビデオカメラ3,3の
撮像時、踏み台81に対する被験者の少なくとも一軸方
向の分力を検出される。従って、動的な立体形状の計測
時のモーメントも同時に計測されることとなって、より
詳細な解析を行うことが可能となる。
【0049】なお、上記実施の形態の動的形状解析装置
1では、投光部とビデオカメラを2台備えた構成とした
が、複数の投光部とより多くのビデオカメラを設けても
よく、そうすることにより、より広範囲な立体形状の計
測が可能となる。また、ビデオキャプチャーボード51
へ画像データを取り込む場合、アナログ画像信号とした
が、デジタル画像データでもよい。また、ハードディス
ク52の記憶量の負荷を低減するため、画像データの合
成処理或いは圧縮処理等を行っているが、ハードディス
ク52の記憶容量に余裕がある場合には、それらの処理
の一部或いは全部を省略してもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、投光部に
より碁盤目状の光パターンが発生され、少なくとも2台
のビデオカメラにより撮像された画像信号は、画像デー
タ取り込み手段によりフィールド単位の画像データとし
て取り込まれ、中心座標算出手段により碁盤目状の光パ
ターンの各碁盤目の中心座標データが算出される。従っ
て、碁盤目の数の座標データを得ることが出来ることと
なって、従来のマーカを貼り付けて測定する場合に比べ
て、計測個数を増やすことができて立体的な形状を動的
に計測することが出来るとともに、マーカーを貼り付け
る必要がないので、被験者の身体的、心理的負担を無く
すことが出来る。また、1フィールド単位での画像デー
タを計測出来るので、レーザー光による測定の場合より
も正確に立体形状を計測することが出来る。更に、ビデ
オカメラを少なくとも2台設けているため、中心座標を
算出可能であるとともに、投光部もビデオカメラと同様
に中心座標を算出する際のパラメータとして考慮するこ
とにより更に正確に中心座標を算出することが出来る。
【0051】請求項2記載の発明によれば、画像合成手
段によって、複数のビデオカメラにより撮像された各画
像データがフィールド単位で、所定の方式、且つ倍率で
圧縮され、この圧縮された各画像データが合成されて1
フィールドの合成画像データが生成される。そして、立
体画像合成手段により、合成画像データが分離され、こ
の分離された各画像データが伸張されて1フィールドの
画像データとされ、この伸張された画像データが所定の
演算処理によりつなぎ合わされて立体的な画像データに
合成されるので、例えば、人間の動的な立体形状を比較
的簡易、且つ正確に計測することができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、分力検出手段により、ビデオカメラの撮像
時、踏み台に対する被験者の少なくとも一軸方向の分力
を検出されるので、動的な立体形状の計測時のモーメン
トも同時に計測されることとなって、より詳細な解析を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動的形状計測装置の要部構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の原理を模式的に示した図である。
【図3】ビデオカメラ2台で撮影した場合の計測物の座
標計測を模式的に示した図である。
【図4】ビデオカメラ3台で撮影した場合の計測物の座
標計測を模式的に示した図である。
【図5】画像データ処理装置4において行われる画像信
号処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】パーソナルコンピュータ4において行われる画
像データ処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 動的形状計測装置 2 オーバーヘッドプロジェクタ 3 ビデオカメラ 4 画像データ処理装置 5 パーソナルコンピュータ 6 CRT 7 カラープリンタ 8 床反力計 42 フィールド画像メモリ 43 画像圧縮回路(画像合成手段) 44 画像合成回路(画像合成手段) 51 ビデオキャプチャーボード(画像取り込み手
段) 53 CPU(中心座標算出手段) 81 踏み台 82 ロードセル(分力検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碁盤目状の光パターンを発生して投光す
    る投光部と、 前記投光部から被験者に投光された前記碁盤目状の光パ
    ターンの投影像を撮像した画像信号を出力する少なくと
    も2台のビデオカメラと、 前記ビデオカメラから入力された前記画像信号をフィー
    ルド単位の画像データとして取り込む画像データ取り込
    み手段と、 前記画像データ取り込み手段に取り込まれたフィールド
    単位の画像データから前記碁盤目状の光パターンの各碁
    盤目の中心座標データを算出する中心座標算出手段と、 を備えていることを特徴とする動的形状計測装置。
  2. 【請求項2】 複数のビデオカメラにより撮像された前
    記各画像データをフィールド単位で所定の方式、且つ倍
    率で圧縮し、この圧縮した各画像データを合成して1フ
    ィールドの合成画像データを生成する画像合成手段と、 前記合成画像データを分離し、この分離された各画像デ
    ータを伸張して1フィールドの画像データとし、この伸
    張された画像データを所定の演算処理によりつなぎ合わ
    せて立体的な画像データに合成する立体画像合成手段
    と、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の動的形
    状計測装置。
  3. 【請求項3】 被験者が乗る踏み台と、 前記ビデオカメラの撮像時、前記踏み台に対する被験者
    の少なくとも一軸方向の分力を検出する分力検出手段を
    備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の動的形
    状計測装置。
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