JPH11174622A - フォトクロミック膜形成用塗布液およびフォトクロミックガラスの形成方法 - Google Patents

フォトクロミック膜形成用塗布液およびフォトクロミックガラスの形成方法

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JPH11174622A
JPH11174622A JP9348199A JP34819997A JPH11174622A JP H11174622 A JPH11174622 A JP H11174622A JP 9348199 A JP9348199 A JP 9348199A JP 34819997 A JP34819997 A JP 34819997A JP H11174622 A JPH11174622 A JP H11174622A
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JP
Japan
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photochromic
glass
forming
film
coating solution
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Hiroyuki Tomonaga
浩之 朝長
Takeshi Morimoto
剛 森本
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Asahi Glass Co Ltd
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス上に適用できるフォトクロミック性を有
する被膜形成用塗布液と、簡便にフォトクロミックガラ
スを形成できる方法の提供を目的とする。 【解決手段】銀微粒子と、R1 a2 bSiX4-a-b (R
1 、R2 の少なくとも一方はハロゲン化有機基であり、
Xは加水分解性基であり、a+b=1または2。)で表
されるオルガノシランとを含むフォトクロミック膜形成
用塗布液およびフォトクロミックガラスの形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトクロミック
膜形成用塗布液およびフォトクロミックガラスの形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線によって着色するガラス、すなわ
ちフォトクロミックガラスは、窓材としての応用だけで
はなく、ホログラム素子等への応用も期待されているガ
ラスである。フォトクロミック性を示す材料としては、
ハロゲン化銀を利用した遷移金属酸化物といった無機系
材料と、ジアリールエテン、スピロピラン等の有機材料
とがあるが、重要な耐久性の因子である耐光性という観
点から見ると一般的に無機系の材料のほうが優れてい
る。
【0003】無機系の材料のなかでも、ハロゲン化銀系
のフォトクロミックガラスはサングラス用途に実用化さ
れており、これはガラス溶融素地中に銀、ハロゲンを添
加し、ガラス化させた後再加熱してハロゲン化銀をガラ
ス中に析出させたものである。しかしながら、これらを
窓材等に応用しようとすると、ガラス素地に制限がある
ため通常のソーダライムガラスではできない。このた
め、簡便にガラス上に薄いフォトクロミック性を有する
被膜を形成させてフォトクロミックガラスを形成するこ
とが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ガラス上に
適用できるフォトクロミック性を有する被膜(フォトク
ロミック膜)形成用塗布液と、簡便にフォトクロミック
ガラスを形成できる方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、銀微粒子と、
1 a2 bSiX4-a-b (R1 、R2 は有機基であり、少
なくとも一方には塩素、臭素および沃素からなる群から
選ばれる1種以上のハロゲンを有し、Xは加水分解性基
であり、a+b=1または2である。)で表されるオル
ガノシランとを含むことを特徴とするフォトクロミック
膜形成用塗布液(以下、単に塗布液という)と、該塗布
液をガラス上に塗布し、加熱することを特徴とするフォ
トクロミックガラスの形成方法とを提供する。
【0006】銀微粒子は、銀微粒子を含むコロイド状ゾ
ルとして添加されることが好ましい。銀微粒子が分散し
たコロイド状ゾルの製法は特に限定されない。硝酸銀等
の可溶性塩の湿式還元により得られるコロイド状ゾルが
好ましく用いられる。銀微粒子の平均粒子径は、50n
m以下であることが好ましい。50nm超では塗膜化し
た際に透明性に乏しくなる傾向にある。特に、20nm
以下であることが好ましい。また、あまり小さいとフォ
トクロミック性を示さなくなるおそれがあるため、5n
m以上あることが好ましい。平均粒子径は顕微鏡観察等
によって調べられる。
【0007】銀微粒子が分散したコロイド状ゾルの中の
銀の固形分濃度としては、1〜20重量%が好ましい。
1重量%未満では塗膜中の銀量が少なくなり、効果的な
フォトクロミック性能を付与させられなくなり、20重
量%超ではゾルそのものの安定性に乏しくなるおそれが
ある。銀微粒子を分散させる分散媒としては、水が好ま
しく用いられ、これにアルコール等の有機溶媒を添加し
うる。
【0008】R1 a2 bSiX4-a-b で表されるオルガノ
シラン(以下、単にハロゲン化シランという)は、前述
の銀粒子と反応してハロゲン化銀を形成するために必要
な構成材料であるとともに、シリカ系の被膜を形成する
ためのバインダとなる重要な成分である。
【0009】ハロゲン化シランの有機基(R1 、R2
には、塩素、臭素および沃素からなる群から選ばれる1
種以上のハロゲンを有する。フォトクロミック性能の観
点から、塩素、臭素が好ましい。これらハロゲンは、単
独で、あるいは2種以上混在して有機鎖中に含まれる。
また、前記ハロゲンの他にフッ素を有していてもよい。
ハロゲン化シランの加水分解性基(X)としては、アル
コキシ基および/または塩素が好ましい。ハロゲン化シ
ランとしては、特に、3−クロロプロピルトリアルコキ
シシランおよび/または3−ブロモプロピルトリアルコ
キシシランであることが好ましい。
【0010】3−クロロプロピルトリアルコキシシラン
としては、例えば、3−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、3−ク
ロロプロピルトリ−n−プロポキシシラン、3−クロロ
プロピルトリイソプロポキシシラン、3−クロロプロピ
ルトリ−n−ブトキシシラン、3−クロロプロピルトリ
イソブトキシシラン、3−クロロプロピルトリ−sec
−ブトキシシランが挙げられる。
【0011】3−ブロモプロピルトリアルコキシシラン
としては、例えば、3−ブロモプロピルトリメトキシシ
ラン、3−ブロモプロピルトリエトキシシラン、3−ブ
ロモプロピルトリ−n−プロポキシシラン、3−ブロモ
プロピルトリイソプロポキシシラン、3−ブロモプロピ
ルトリ−n−ブトキシシラン、3−ブロモプロピルトリ
イソブトキシシラン、3−ブロモプロピルトリ−sec
−ブトキシシランが挙げられる。
【0012】塗布液中には、シリカバインダとして、ハ
ロゲン化シランとは異なる3官能および/または4官能
のシランを含むことが好ましい。特に、一般式R3 cSi
4-c (ここで、R3 は有機鎖、Yはアルコキシ基また
は塩素、cは0または1)で表わされるシランが好まし
い。Yで表される加水分解性基が加水分解され、重縮合
することによってシロキサンポリマーを形成して被膜化
する。前記3官能および/または4官能のシランとして
は、特に、メチルトリアルコキシシラン、フェニルトリ
アルコキシシラン、グリシドキシプロピルトリアルコキ
シシランおよびテトラアルコキシシランからなる群から
選ばれる1種以上であることが好ましい。
【0013】メチルトリアルコキシシランとしては、例
えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、メチルトリ−n−プロポキシシラン、メチルト
リイソプロポキシシラン、メチルトリ−n−ブトキシシ
ラン、メチルトリイソブトキシシラン、メチルトリ−s
ec−ブトキシシランが挙げられる。フェニルトリアル
コキシシランとしては、例えば、フェニルトリメトキシ
シラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリ−
n−プロポキシシラン、フェニルトリイソプロポキシシ
ラン、フェニルトリ−n−ブトキシシラン、フェニルト
リイソブトキシシラン、フェニルトリ−sec−ブトキ
シシランが挙げられる。
【0014】グリシドキシプロピルトリアルコキシシラ
ンとしては、例えば、グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、
グリシドキシプロピルトリ−n−プロポキシシラン、グ
リシドキシプロピルトリイソプロポキシシラン、グリシ
ドキシプロピルトリ−n−ブトキシシラン、グリシドキ
シプロピルトリイソブトキシシラン、グリシドキシプロ
ピルトリ−sec−ブトキシシランが挙げられる。テト
ラアルコキシシランとしては、例えば、テトラエトキシ
シラン、テトラメトキシシランが挙げられる。
【0015】塗布液の調製方法としては、例えば、ハロ
ゲン化シラン(必要に応じて3官能および/または4官
能のシランを含む)の加水分解後に、銀微粒子を含むコ
ロイド状ゾルに添加することによって行われる。前記加
水分解は前記オルガノシランのアルコール溶液に中性〜
弱酸性の水を添加することによって進行する。塗布液に
は、液膜の基板への濡れ性、レベリング性等を改善する
ためにレベリング剤など、各種界面活性剤を添加しても
よい。また、増感剤として銅イオンなどを添加してもよ
い。
【0016】塗布液中の全シラン濃度は、0.1〜20
重量%が好ましい。塗布液中の銀微粒子とハロゲン化シ
ランとの存在比は、銀/珪素の原子比で1/1〜1/2
0が好ましい。銀が前記範囲より少ないと有効なフォト
クロミック特性を示さなくなるおそれがあり、銀が前記
範囲を超えて多くなると退色時に無色化しなくなるおそ
れがある。
【0017】塗布液の塗布方法としては公知の方法を用
いることができる。ディップコート法、スピンコート
法、スプレーコート法、フローコート法、ダイコート
法、ロールコート法、転写印刷法、スクリーン印刷法等
が例として挙げられる。基板としては、通常のソーダラ
イムガラス、無アルカリガラス、石英ガラス等のガラス
基板が好ましく用いられるが、後述する加熱工程に耐性
のある材料であれば特に限定されない。
【0018】基板として、ソーダライムガラスなどのア
ルカリ成分を含むガラスを用いた際には、フォトクロミ
ック膜形成前に、基板にシリカを主成分とする膜を形成
しておくことが好ましい。フォトクロミック膜を焼成し
形成する際、ガラス基板のアルカリイオンとフォトクロ
ミック膜中の銀イオンとのイオン交換が起こり、銀イオ
ンがガラス基板中に拡散して基板中で銀コロイドを形成
し着色化が起こり、また、熱による退色時も色が消えに
くくなってしまうおそれがある。したがって、基板とし
て、シリカを主成分とする膜付きのガラス基板を用いる
ことにより、該イオン交換は抑制され、前記問題が起こ
らなくなる。
【0019】シリカを主成分とする膜としては、シリカ
(SiO2 )膜、あるいは、SiO2 を主成分とし、T
iO2 、ZrO2 、Al23 、Ta25 、Nb2
5 、SnO2 、B23 、P25 およびGeO2 から
なる群から選ばれる1種以上の酸化物を含む膜などが挙
げられる。シリカを主成分とする膜は、ゾルゲル法、C
VD法など公知の方法により成膜することができる。特
に、テトラアルコキシシランなどのアルコキシシランを
用いたゾルゲル法により成膜することが好ましい。
【0020】シリカを主成分とする膜の膜厚(幾何学的
膜厚)は、500nm以下であることが好ましい。50
0nm超では、膜にクラックが入りやすい。特に、20
0nm以下であることが好ましい。塗布液が塗布された
ガラス基板を加熱することで膜中にハロゲン化銀を析出
させ、フォトクロミック膜付きガラス、すなわちフォト
クロミックガラスを得ることができる。本発明のフォト
クロミックガラスは、波長400nm以下で着色する。
本発明のフォトクロミックガラスの可視光透過率は、退
色時で80%以上、着色時で50%以下である。
【0021】本発明において形成されるフォトクロミッ
ク膜の幾何学的膜厚(以下、単に膜厚という)は、10
0〜5000nmが好ましい。100nm未満では着色
性が不充分となる傾向にあり、5000nm超では膜に
クラックが入るおそれがある。塗布液が塗布されたガラ
ス基板を加熱する際の加熱温度は、200〜500℃が
好ましい。200℃未満の温度ではハロゲン化銀が析出
せず、フォトクロミック特性が発現されにくい。500
℃超では膜中の銀が拡散するためかやはりフォトクロミ
ック特性が発現されにくい。特に250〜400℃が好
ましい。
【0022】
【実施例】以下に本発明の詳細を実施例を挙げて説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。 (銀微粒子が分散したコロイド状ゾルの調製)硫酸第一
鉄30%水溶液500g、クエン酸3ナトリウム30%
水溶液700gを混合し、よく撹拌しながら10%硝酸
銀水溶液500gを滴下し、得られた沈殿物を純水でよ
く洗浄したのち銀濃度が5重量%となるように純水を添
加して再分散させ、銀微粒子が分散したコロイド状ゾル
(以下ゾル液Aという)を得た。得られた銀微粒子の平
均粒子径は電子顕微鏡観察の結果、約10nmであっ
た。
【0023】(例1)3−クロロプロピルトリメトキシ
シラン36g、メチルトリメトキシシラン6.2g、エ
タノール20gを混合し、pH=4の硝酸水溶液を12
g添加し、室温で24時間反応させた液にゾル液Aを4
9g添加し、ジメチルシリコーン0.2gを加えて塗布
液とした。塗布液中の全シラン濃度は34重量%、銀/
珪素の原子比は1/10であった。この塗布液を片面を
マスキングしたソーダライムガラス基板上にディップコ
ートによって成膜し、120℃で10分乾燥させた後3
50℃で30分焼成した。
【0024】得られた被膜付きガラスは無色透明で、可
視光透過率は91%、被膜の膜厚は1000nmであっ
た。得られた被膜付きガラスに1kWの高圧水銀灯を用
い、波長400nm以下の紫外線を含む光を1分間照射
するとガラスは茶色に着色し、可視光透過率は45%と
なった。またこの被膜付きガラスを210℃で10分間
加熱するとまた透明(わずかにピンク色、可視光透過率
は88%)にもどり、このサイクルを10回繰り返して
も劣化は認められなかった。
【0025】(例2)例1の3−クロロプロピルトリメ
トキシシラン36gに変えて、3−クロロプロピルトリ
メトキシシラン18gおよび3−ブロモプロピルトリメ
トキシシラン22gを添加した以外は例1と同様に行っ
た。塗布液中の全シラン濃度は36重量%、銀/珪素の
原子比は1/10であった。得られた被膜付きガラスは
無色透明で、可視光透過率は91%、被膜の膜厚は10
00nmであった。例1と同様に紫外線を照射すると可
視光透過率は47%となり、また、例1と同様に210
℃の加熱によって透明(わずかにピンク色、可視光透過
率は88%)にもどり、このサイクルを10回繰り返し
ても劣化は認められなかった。
【0026】(例3)例1のメチルトリメトキシシラン
6.2gに変えて、メチルトリメトキシシラン3.1g
およびテトラエトキシシラン4.8gを添加した以外は
例1と同様に行った。塗布液中の全シラン濃度は35重
量%、銀/珪素の原子比は1/10であった。得られた
被膜付きガラスは無色透明で、可視光透過率は91%、
被膜の膜厚は1000nmであった。例1と同様に紫外
線を照射すると可視光透過率は44%となり、また、例
1と同様に210℃の加熱によって透明(わずかにピン
ク色、可視光透過率は88%)にもどり、このサイクル
を10回繰り返しても劣化は認められなかった。
【0027】(例4)例1のメチルトリメトキシシラン
を添加しなかった以外は例1と同様に行った。塗布液中
の全シラン濃度は30重量%、銀/珪素の原子比は1/
8であった。得られた被膜付きガラスは無色透明で、可
視光透過率は91%、被膜の膜厚は1000nmであっ
た。例1と同様に紫外線を照射すると可視光透過率は4
1%となり、また、例1と同様に210℃の加熱によっ
て透明(わずかにピンク色、可視光透過率は88%)に
もどり、このサイクルを10回繰り返しても劣化は認め
られなかった。
【0028】(例5)例1におけるガラス基板として、
シリカ膜付きのソーダライムガラス基板を用いた以外は
例1と同様に行った。シリカ膜付きのガラス基板は、テ
トラエトキシシランの加水分解物のエタノール溶液をガ
ラス基板上にスピンコート法によって塗布し、500℃
で30分焼成することにより作成した。膜厚は100n
mとした。前記シリカ膜上に例1の塗布液を塗布、焼成
して得られた被膜付きガラスは無色透明で、可視光透過
率は91%、被膜の膜厚は1000nmであった。例1
と同様に紫外線を照射すると可視光透過率は41%とな
り、また、例1と同様に210℃の加熱によって無色透
明(可視光透過率は91%)にもどり、このサイクルを
30回繰り返しても劣化は認められなかった。なお、例
1の被膜付きガラスについて、このサイクルを繰り返す
と、10回を超えると退色時に残るピンク色が徐々に濃
くなることが認められた。
【0029】(例6(比較例))例1におけるゾル液A
に変えて、銀換算で5重量%となる硝酸銀水溶液を添加
した以外は例1と同様に行った。得られた被膜は300
℃で焼成しても茶褐色を呈しており、得られた被膜付き
ガラスの可視光透過率は76%、被膜の膜厚は1000
nmであった。得られた被膜付きガラスに例1と同様に
紫外線を照射しても茶褐色は変わらず、フォトクロミッ
ク特性は示さなかった。
【0030】
【発明の効果】本発明の塗布液によれば、ガラス上にフ
ォトクロミック膜を形成することができ、また、本発明
によれば、簡便な方法で、フォトクロミックガラスを形
成することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銀微粒子と、R1 a2 bSiX4-a-b (R
    1 、R2 は有機基であり、少なくとも一方には塩素、臭
    素および沃素からなる群から選ばれる1種以上のハロゲ
    ンを有し、Xは加水分解性基であり、a+b=1または
    2である。)で表されるオルガノシランとを含むことを
    特徴とするフォトクロミック膜形成用塗布液。
  2. 【請求項2】銀の微粒子の平均粒子径が50nm以下で
    ある請求項1記載のフォトクロミック膜形成用塗布液。
  3. 【請求項3】R1 a2 bSiX4-a-b で表されるオルガノ
    シランが、3−クロロプロピルトリアルコキシシランお
    よび/または3−ブロモプロピルトリアルコキシシラン
    であることを特徴とする請求項1または2記載のフォト
    クロミック膜形成用塗布液。
  4. 【請求項4】塗布液中に、R1 a2 bSiX4-a-b で表さ
    れるオルガノシランとは異なる3官能および/または4
    官能のシランを含む請求項1〜3いずれか1項記載のフ
    ォトクロミック膜形成用塗布液。
  5. 【請求項5】3官能および/または4官能のシランが、
    メチルトリアルコキシシラン、フェニルトリアルコキシ
    シラン、グリシドキシプロピルトリアルコキシシランお
    よびテトラアルコキシシランからなる群から選ばれる1
    種以上である請求項4記載のフォトクロミック膜形成用
    塗布液。
  6. 【請求項6】請求項1〜5いずれか1項記載の塗布液を
    ガラス基板上に塗布、加熱し、フォトクロミック膜を形
    成することを特徴とするフォトクロミックガラスの形成
    方法。
  7. 【請求項7】ガラス基板がシリカを主成分とする膜付き
    のガラス基板であり、該シリカを主成分とする膜上に請
    求項1〜5いずれか1項記載の塗布液をガラス基板上に
    塗布し、加熱する請求項6記載のフォトクロミックガラ
    スの形成方法。
  8. 【請求項8】加熱時の温度が、200〜500℃である
    請求項6または7記載のフォトクロミックガラスの形成
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003041897A3 (en) * 2001-11-13 2004-02-05 Koninkl Philips Electronics Nv Colloidal solution comprising silver metal particles and a sila ne derivative

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