JPH1116866A - シリコンの洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

シリコンの洗浄方法および洗浄装置

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JPH1116866A
JPH1116866A JP9187326A JP18732697A JPH1116866A JP H1116866 A JPH1116866 A JP H1116866A JP 9187326 A JP9187326 A JP 9187326A JP 18732697 A JP18732697 A JP 18732697A JP H1116866 A JPH1116866 A JP H1116866A
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真之 坂倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコン表面を有する基板を湿式の洗浄又は
エッチングを行った後に、基板を純水リンス中又はリン
ス後に酸化剤を添加した純水によってリンスして、シリ
コン表面に酸化膜を10〜30Å形成した後に、基板を
乾燥させるシリコン基板の洗浄方法および洗浄装置。 【解決手段】 シリコン表面に酸化膜を形成した後に、
乾燥させるためにウォータマークの発生を防止すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体の中でもシ
リコンを利用する分野においてシリコン表面の湿式の洗
浄あるいはエッチング後にシリコンを乾燥させる工程に
おいて、残留する水跡いわゆるウォータマークの減少さ
せるシリコンの洗浄方法および洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンを用いた半導体産業は、シリコ
ンという材料の中でもその形態において、単結晶シリコ
ン、多結晶シリコン、非晶質シリコンに分けられるが、
どの形態においても半導体としての特性を持ち、原材料
が地球上に豊富にあるために広い分野で利用されてい
る。単結晶シリコンは、DRAM,EPROMなどのメ
モリやCPU,MPUなどの演算器として、また多結晶
シリコンは、液晶表示装置のスイッチングトランジスタ
や駆動回路や太陽電池として、非晶質シリコンは液晶表
示装置のスイッチングトランジスタや太陽電池として用
いられている。
【0003】特に各シリコンの応用の中でも、トランジ
スタとしての機能を使用する集積回路に用いられること
が多い。集積回路にシリコンを用いる場合は、特にその
シリコンの不純物の敏感性や微細加工技術に対して、清
浄環境作りや微細加工装置および材料技術にしのぎをけ
ずっている。
【0004】シリコンを半導体として用いる場合に、欠
かせないのは洗浄およびエッチングの技術である。洗浄
は殆ど湿式方法が用いられている。物理吸着物を取り除
くための洗浄としては、ブラシなどで表面を擦って洗浄
するスクラブ洗浄や、超音波によって純水や薬液中に疎
密波を生じさせてその衝撃で洗浄する超音波洗浄やメガ
ソニック洗浄などがある。表面に付着した有機物を除去
するための洗浄としては、過酸化水素水に硫酸を混合し
た中にシリコンを入れ、化学反応によって有機物を除去
する洗浄などがある。金属汚染を除去する洗浄として
は、過酸化水素水に塩酸を混合した中にシリコンを入
れ、化学反応によって金属汚染物を除去する洗浄などが
あある。
【0005】エッチングには、ガスを用いた乾式エッチ
ングと薬液を用いる湿式エッチングがある。薬液を用い
る湿式エッチングは、広い表面全体のエッチングや、半
導体の微細加工の中でも、加工寸法が比較的大きいもの
に対して使用される。
【0006】このように半導体技術の中では、洗浄やエ
ッチングなどに湿式のプロセスが多く利用されているの
が現状である。この湿式のプロセスにおいてウォータマ
ークが大きな問題となっている。ウォータマークとは、
湿式の洗浄あるいはエッチングの後にシリコン表面をも
つ基板を乾燥させるときに、基板が濡れた状態から乾燥
状態になる間に水滴が基板表面に付着して、付着した水
滴が乾燥で無くなるが、水滴が無くなった後にその水滴
の跡が残る現象である。
【0007】ウォータマークの適切な日本語は、当業者
間ではまだない。水跡、水滴跡、水のシミなど色々な表
現が用いられており、本明細書中ではウォータマークと
して呼ぶ。ウォータマークとは何であるかは、いまだに
確固とした技術解釈はなく仮説の域をでていない。
【0008】ウォータマークのできる現象として欠くこ
との出来ない要素が3つある。シリコン 酸素
水 の3つである。この3つのうち一つでも欠けるとウ
ォータマークは発生しない。通説(例えば月刊Semicond
uctor World 1996.3 p92-94 )によるものを図3に示
す。シリコンの表面に付着した水滴(H2 O)純水)に
乾燥雰囲気中の酸素がa)溶解する。溶解した酸素は、
シリコン表面と水滴の界面にb)拡散していく。シリコ
ン表面で、c)酸化物が形成される。形成された酸化物
はd)溶出してケイ酸(H2SiO3と考えられている) にな
る。ケイ酸は、液中にe)拡散し、解離した後にさらに
拡散する。水滴が乾燥した後にシリコン表面にシリコン
酸化物が残り、これがウォータマークと考えられてい
る。
【0009】ウォータマークは、一旦形成されるとそれ
を除去することは極めて困難であり実質的には除去でき
ない。その為に、後のシリコンのエッチング時にマスク
として作用してエッチングしたい箇所でもウォータマー
クのためにエッチングできずあるいは部分的にしかエッ
チングできずにシリコンが残存する。
【0010】ウォータマークの多さや基板上の数は、形
成される時の条件によって大きく変化する。大きさは、
1μmφ〜60μmφ程度で、数は5インチφあるいは
5インチ角の基板上で数個〜1000個を超える場合ま
である。時には、数百μmφのものが数個形成されるこ
ともある。
【0011】ウォータマークは、一旦発生すると除去が
困難であるため如何に発生を防ぐかが肝要である。ウォ
ータマークの発生を防止する方策としては2点に集約さ
れる。 シリコン、酸素、水の3つの条件を揃えないようにす
る。 反応する時間を与えない(水洗から乾燥までの時間を
極力短くする)。 の対応しては、瞬時に乾燥させることを意味しており
実際には、基板を回転させて気流と遠心力を利用して基
板を乾燥させるスピン乾燥法があるが、この方法はウォ
ータマークを形成させない程、短時間で乾燥させること
ができない。そのためにスピン乾燥法は、が揃ってい
る条件での乾燥には不適である。
【0012】短時間乾燥と水を無くすことを実現する方
法としてIPA(イソプロピルアルコール又はプロピル
アルコールやプロパノールとも呼ばれる))蒸気乾燥法
がある。これは、IPAを加熱し蒸気を発生させる。乾
燥装置内の槽内に満たされたIPA蒸気の中に基板を入
れると、IPAの蒸気は基板上で結露して、基板上の水
分と短時間で置換される。このIPA蒸気乾燥方法によ
れば、短時間で水とIPAが置換するために、の3つ
の条件のうち水を無くしかつの短時間の乾燥が同時に
行えるために、かなりの率でウォータマークの発生を防
ぐことができる。そのために、現状のシリコン半導体を
用いる工程の殆どの場合に適用されている。
【0013】他の最近の方法としては、マランゴニ方
式、IPA直接置換方式などの乾燥システムも提案さ
れ、一部では実際に使われはじめている。マランゴニ法
は、基板をゆっくりと純水中からIPA+窒素の雰囲気
中に引上げ、そのときの純水の表面張力を利用したもの
であり、IPA直接置換方式と同じで、原理的にはウォ
ータマークをゼロにできるものである。
【0014】また、ウォータマークが発生する3つの条
件のうち酸素を無くす方式として、クローズシステム内
で窒素雰囲気中で乾燥する方式や、減圧状態で乾燥させ
る減圧乾燥方式なども提案されているが、通常のキャリ
アに基板を入れた状態で処理するキャリア方式でも、基
板をキャリアに入れないで基板のみを処理するキャリア
レス方式(あるいは枚葉方式)の場合に、クローズにし
た空間でも酸素を完全に無くすことは難しく、短時間で
酸素が窒素など他のガスに置換されることもできない。
減圧乾燥方式も、減圧にするまでは水も酸素も存在して
おりこの方式も非常に難しい。
【0015】上述した従来のウォータマーク発生防止の
方法は、ウォータマーク発生の3つの揃った条件のシリ
コン、酸素、水の内の酸素または水を無くすことに対す
るもの、あるいは、乾燥をできるだけ短時間で行うもの
であった。3つの揃った条件の内、シリコンを無くす方
法もある。シリコン表面に自然酸化膜が存在するとウォ
ータマークは発生しない(前述Semiconductor World 19
96.3 p92-94 )。しかし、この方法では、自然酸化膜を
如何に薄く制御するかが重要であり、制御されない厚い
自然酸化膜では素子劣化を引き起こす。また、わずかな
自然酸化膜の存在も許されない工程では、用いることは
できない。
【0016】薄い酸化膜の作製方法としては、『ウルト
ラクリーンULSI技術、大見忠弘著、培風館』p214に
記載されているケミカル酸化膜作製方法が知られてい
る。このケミカル酸化膜作製方法は、シリコン上に絶縁
ゲート型電界効果トランジスタを作製する際の、特に重
要なゲート酸化膜をシリコン表面に形成する工程の前に
適用される。ゲート絶縁膜の形成は、ドライ酸化技術に
よる熱酸化法を使ってシリコン表面に、酸化珪素を形成
する。その酸化珪素とシリコンの界面に、キャリアを流
すためのチャネルが形成されるために、シリコン表面を
洗浄した後に、酸化装置まで搬送する間にシリコン表面
が汚染されることを防ぐ目的で形成される。
【0017】ケミカル酸化膜が形成されたシリコンは、
そのまま熱酸化工程に移され、ケミカル酸化膜の上に熱
酸化膜が形成される。ケミカル酸化膜は、そのままゲー
ト酸化膜の一部になる。そのために、ケミカル酸化膜を
形成する工程は複雑になる。
【0018】ケミカル酸化膜を形成するための作製手順
を表1に示す。湿式工程が5工程、乾式工程が1工程の
計6工程を経てケミカル酸化膜が形成される。
【0019】
【表1】
【0020】このケミカル酸化膜を洗浄工程の後のシリ
コン上に形成することは、ウォータマークの発生を防ぐ
ことができる。精密に制御された酸化膜であるために、
自然酸化膜とは異なり、膜厚制御もされており、不純物
も少ない。しかし、通常のシリコンの洗浄工程で全てに
このケミカル酸化膜を形成する工程を導入することは、
工程数が大幅に増加してしまう。
【0021】本発明者は、ウォータマークの発生を防ぐ
ための、揃えてはならない3つの条件のうち、シリコン
に着目した。ケミカル酸化膜を利用する方法は、その工
程が複雑であることから、もっと簡易な手段によって制
御された酸化膜を形成することを考えた。基板を洗浄あ
るいはエッチングをして純水リンスを行いその後に乾燥
が行われるが、そのリンス中あるいはリンス後であっ
て、乾燥前に制御された薄い酸化膜をシリコン表面に形
成し得ることを見出し、本発明に至ったものである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明はウ
ォータマークの発生を防ぐために、ウォータマーク発生
の3つの条件(シリコン、酸素、水)のうち、シリコン
を揃えない方法において、ケミカル酸化膜のような複雑
な工程を用いずまた、制御されていない自然酸化膜を利
用することはなく、むしろ、その後の工程や素子特性を
考え、自然酸化膜は除去してしまう。その自然酸化膜の
存在しないシリコンの表面に、洗浄あるいはエッチング
後の純水リンス中又はリンス後に、簡易な方法によって
純水中において制御された酸化膜を作製し、乾燥時にウ
ォータマークの発生を防止する洗浄方法を提供すること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本明細書で開示する発明は、シリコン表面を有する
基板を湿式の洗浄を行った後に、シリコン表面を純水に
てリンスし、当該リンス中又はリンス後にシリコン表面
に10〜30Åの酸化膜を乾燥前に形成した後に、シリ
コン表面を乾燥させることを特徴とするシリコンの洗浄
方法である。
【0024】本明細書で開示する他の発明は、表面に自
然酸化膜が存在するシリコンを有する基板を湿式のエッ
チングにて当該自然酸化膜の除去を行った後に、シリコ
ン表面を純水にてリンスし、当該リンス中又はリンス後
にシリコン表面に10〜30Åの酸化膜を乾燥前に形成
した後に、シリコン表面を乾燥させることを特徴とする
シリコンの洗浄方法である。
【0025】本明細書で開示する他の発明は、非晶質シ
リコンにレーザを照射して多結晶シリコンにする工程の
前の基板の洗浄方法であって、表面に自然酸化膜が存在
する非晶質シリコンを有する基板を湿式のエッチングに
て当該自然酸化膜の除去を行った後に、非晶質シリコン
表面を純水にてリンスし、当該リンス中又はリンス後に
非晶質シリコン表面に10〜30Åの酸化膜を乾燥前に
形成した後に、非晶質シリコン表面を乾燥させることを
特徴とするシリコンの洗浄方法である。
【0026】上記シリコンの洗浄方法において、前記1
0〜30Åの酸化膜の形成を純水に酸化剤を添加した純
水を用いて湿式で行うことが好ましい。また、前記酸化
剤を添加した純水は、純水を電気分解して得るオゾンを
純水に添加したもの、又は酸素に紫外線を照射して得る
オゾンを純水に添加したものあるいは純水に5〜20体
積%の過酸化水素を添加したものであることが好まし
い。
【0027】本明細書で開示する他の発明は、湿式のシ
リコンの洗浄又はエッチング装置であって、シリコンを
洗浄又はエッチングする手段と、シリコン表面を純水リ
ンスする手段と、酸化剤を添加した純水をシリコン表面
に供給する手段と、シリコン表面をスピン乾燥させる手
段とを少なくとも有する装置であって、シリコン表面を
前記スピン乾燥させる手段によって乾燥させる前に前記
酸化剤を添加した純水を添加した純水を供給する手段か
ら当該純水が供給されることを特徴とするシリコン洗浄
装置である。
【0028】また、上記シリコン洗浄装置において、前
記酸化剤を添加した純水は、純水を電気分解して得るオ
ゾンを純水に添加したもの、又は酸素に紫外線を照射し
て得るオゾンを純水に添加したものあるいは純水に5〜
20体積%の過酸化水素を添加したものが好ましい。
【0029】本発明は、ウォータマークの発生を防ぐた
めに、ウォータマーク発生の3つの条件(シリコン、酸
素、水)のうち、シリコンを揃えない方法において、自
然酸化膜の存在しないシリコンの表面に、洗浄あるいは
エッチング後の純水リンス中又はリンス後に、簡易な方
法で純水中において制御された酸化膜を作製することを
特徴とし、乾燥時にウォータマークの発生を防止する洗
浄方法を提供し、またこの洗浄方法を実現する洗浄装置
を提供するものである。
【0030】湿式のシリコンの洗浄あるいは湿式のエッ
チングを行った後には、洗浄液あるいはエッチャントを
シリコン表面から洗い流す目的で、純水によるリンスを
行う。このリンス中は、シリコン全体に純水が存在し、
しかも純水が流れているためにウォータマークが発生し
ない。つまり、洗浄あるいはエッチングの目的を終えた
後の純水中にシリコンが存在している間に、制御された
酸化膜を形成することによりウォータマークの発生を防
止することができる。
【0031】純水中に酸化剤を入れる手段によって本発
明の目的とする純水中で制御された酸化膜を形成する。
シリコンの洗浄を行う際には、目的に応じて、物理吸着
物の除去のための洗浄、有機物付着物の除去のための洗
浄、金属汚染を除去するための洗浄などあるが、どの洗
浄においても洗浄のための薬液を使用する。また、シリ
コンの湿式のエッチング工程では、薬液としてエッチャ
ントを使用する。それら洗浄用の薬液やエッチャントを
シリコン表面から洗い流すために、純水によるリンスが
実施される。
【0032】純水によるリンスの工程は、キャリアに基
板を入れてキャリア毎行う湿式の洗浄又はエッチング工
程と、基板のみで行う枚葉式で、そのリンスの方式も時
間も純水の量も異なる。しかし、ある一定時間に基板表
面に残留する薬液を洗い流すために純水を流す工程があ
る。このリンス工程で、十分に基板表面の薬液が洗い流
された後にリンス用の純水に酸化剤を添加して、シリコ
ン表面に酸化膜を形成する。あるいは、リンス用の純水
から、酸化剤が添加された純水に切り換える。
【0033】本発明では、基本的に純水リンスのときに
用いた純水の代わりに、酸化剤が添加された純水を、基
板をリンスすると同様に流すことで酸化膜を形成する。
洗浄工程で、清浄にしたシリコン表面に酸化膜を形成し
てから乾燥させるという思想は、本発明前にはなかっ
た。
【0034】酸化剤としては、本発明人らが色々と試行
錯誤の実験の結果、純水にオゾンを添加したものと純水
に過酸化水素を添加したものを利用する場合に効果があ
るとの結論にいたった。オゾンの発生方法としては、純
水を電気分解して得るオゾンと、純水中を酸素をバブリ
ングさせるシステムでバブリング前の酸素に紫外線を照
射してオゾンを発生させる方法と、枚葉式のリンスの場
合は、純水リンス中に紫外線を照射する方法を試み、い
づれも効果があることがわかった。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明のシリコン洗浄方法は、シ
リコンの洗浄あるいはシリコンのエッチングを湿式で行
う際に適用するが、まずシリコン表面を洗浄あるいはエ
ッチングするための薬液によってシリコン表面を処理す
る。その後に、処理目的が達成された後(洗浄したいも
のが除去できた後、あるいはエッチングしたいものがエ
ッチングされた後)に、シリコン表面の薬液を洗い流す
ために、純水を流す。枚葉処理であればシリコン表面に
直接純水を吹きつけるように純水を流し、純水リンスが
行われる。
【0036】キャリア方式であれば、シリコン表面を有
する基板が搭載されたキャリア全体が入る槽にキャリア
を付け、その槽内に純水を流し込みオーバーフローさせ
るように、あるいはカスケード状に何槽も利用して純水
リンスが行われる。
【0037】純水リンスによって十分に薬液が、洗い流
された後に、シリコン表面に薄い酸化膜を作製する。純
水リンスによって、シリコン表面に純水が十分に残って
いる状態で、酸化膜を作製しないとウォータマークが発
生する原因になる。枚葉処理であれば、リンス用の純水
をシリコン表面に吹きつけるためのノズルの横の酸化剤
を添加した純水が吹き出すためのノズルから、シリコン
表面に酸化剤を添加した純水をシリコン表面に吹きつ
け、その後にリンス用の純水を停止させて、酸化膜形成
工程を行う。
【0038】あるいは、ノズルは一つで、ノズルに接続
されている純水を切り換える。切替えは、ソース側に、
純水と酸化剤が添加された純水の2系統あり、その切替
えに電磁バルブあるいは空気差動バルブなどを用いて瞬
時に切り換えることで、シリコン表面に水滴が発生する
前に、酸化工程を行う。
【0039】キャリア方式では、純水リンスを行う槽の
他に酸化剤を添加した純水を満たした槽にキャリアごと
基板を写して、酸化工程を行う。この槽の中の酸化剤を
添加した純水は、できるだけ流れるようにして、常に新
しい酸化剤添加の純水を供給するようにする。
【0040】純水に酸化剤を添加する方法としては、純
水を電気分解して発生させたオゾンをフッ素樹脂製のガ
ス透過膜をつかって、オゾン添加の純水を作製する。オ
ゾンは、純水に添加されても時間がたつと経時変化でな
くなるので、オゾン添加した純水はできるだけ時間を経
過しないうちに使用するために、洗浄装置の横で常に新
しいオゾン添加の純水を作製できるようにする必要があ
る。
【0041】また、純水に過酸化水素を5〜20体積%
を添加したものも酸化剤を添加した純水として効果があ
る。5%体積以下でも、時間をかけてリンス酸化工程を
行うと酸化膜は形成されるが、工程時間がかかりすぎ
る。また、20体積%を超えると、酸化速度が大きくな
りすぎて、酸化膜の膜厚の制御が難しくなる。時間もそ
れほどかからず、酸化速度もそれほど早くない程度が5
〜20%程度の添加量である。
【0042】枚葉式の場合では、酸化剤を添加する方式
として、純水リンス工程のリンスによる薬液の洗い流し
が終了した段階で、リンス用の純水はそのまま流し続
け、そこへ紫外線を照射することで、空気中の酸素を励
起してオゾンを発生させて、気流とともにリンス用の純
水にオゾンが添加される方式を用いて酸化剤を添加する
こともできる。
【0043】酸化膜が形成されたシリコン表面を有する
基板(実際には、シリコン表面に既に薄い酸化膜が形成
されている)は、ウォータマークの発生するおそれがな
いため、IPA蒸気乾燥やスピン乾燥などの従来の方法
によって乾燥させることができる。
【0044】本発明による洗浄あるいはエッチング後、
純水リンス工程中あるいはリンス工程の後に酸化膜を形
成し、乾燥させる方法を実施するための洗浄装置は、酸
化剤を添加した純水が供給される手段を、従来の洗浄装
置に付加することで実施でき、簡易な手段でウォータマ
ークの発生を防ぐ洗浄装置を提供することができる。
【0045】
【実施例】
〔実施例1〕実施例を図面を参照して説明する。ガラス
基板上に形成された非晶質シリコンをレーザ結晶化によ
って多結晶化する工程において、レーザ結晶化前の非晶
質シリコン表面に形成された自然酸化膜を湿式エッチン
グで除去する工程に本発明を用いたもの(図1)と、比
較のために本発明を用いないもの(図2)を示してい
る。
【0046】ガラス基板1(本実施例では、コーニング
社製の#1737を使用)上に、下地酸化珪素膜2を2
000Å形成された上に、非晶質シリコン膜3が300
〜500Å、典型的には400Å形成された基板をレー
ザ結晶化する。非晶質シリコン3は、プラズマCVD法
あるいは減圧熱CVD法によって、形成される。形成方
法によってもウォータマークの形成が異なり、減圧熱C
VD法によって形成されたシリコン膜よりも、プラズマ
CVD法によって形成されたシリコン膜の方がウォータ
マークが発生し易い。これは、形成されたシリコン表面
を観察するとプラズマCVD法によって形成された膜
は、クラスタ状の凹凸が、減圧熱CVD法によって形成
されたシリコン表面より多く、これが原因になっている
と推測している。
【0047】本実施例では、プラズマCVD法によって
非晶質シリコンを形成したものに対して本発明を実施し
たので、さらに効果があった。プラズマCVD法で形成
された非晶質シリコンの膜中には5〜30原子%の水素
が添加されている。この水素が添加されたまま、レーザ
結晶化を行うとレーザ光を吸収した非晶質シリコンが加
熱され急激に水素を放出するために、クレータのような
穴が多数できてしまう。
【0048】そのために、レーザ結晶化の前に、非晶質
シリコン3中の水素を抜くために、脱水素工程を行う。
脱水素工程は、350〜450℃の窒素雰囲気中に基板
を30〜60分間程度曝すことで、非晶質シリコン3中
の水素を約1原子%程度まで減少させる工程である。こ
の脱水素工程は、窒素雰囲気中で行われるが、僅かな酸
素あるいは空気の存在のためか非晶質シリコン3の表面
には自然酸化膜4が形成される(図1(A),図2
(A))。
【0049】この自然酸化膜4は、制御されていないた
めに膜厚や含有する不純物もまちまちである。そのため
に、この自然酸化膜4を残したままレーザ結晶化を行う
と、レーザの吸収が自然酸化膜4の膜厚によってバラツ
キ、シリコンの結晶化度合いが場所によってまた処理ご
とに異なってしまう。さらに、不純物が含有されている
自然酸化膜4の中の不純物が、シリコン中に拡散してし
まう。
【0050】レーザ結晶化工程の前にこの自然酸化膜4
の除去が必要になる。除去の方法としては、枚葉式のス
ピンエッチャー装置(エムセテック社製)を用いてい
る。この装置は、基板を水平方向で回転させて、回転し
ている基板に対してノズルからエッチャントや純水が基
板に吹きつけられ、乾燥は基板を回転させながら、窒素
を回転する基板に吹きつけて乾燥させるスピン乾燥方式
になっている。
【0051】自然酸化膜4の除去のためのエッチャント
として緩衝フッ酸(本実施例では、フッ酸:フッ化アン
モニウム=1:50の混合比の緩衝フッ酸を用いた。)
に20秒程度で、自然酸化膜4が除去される。非晶質シ
リコン3が露呈されている表面には、緩衝フッ酸の残留
があるためにこれを洗い流すために、純水によるリンス
を2分間行う。リンスが終了後、スピン乾燥によって基
板を乾燥させて取り出しすと、図2(B)のように、ス
ピン乾燥の途中で水滴5ができ、それが乾燥した後に、
図2(C)のようにウォータマーク6ができる。
【0052】このウォータマーク6が表面に存在したま
ま図2(D)のように非晶質シリコン3に対して、エキ
シマレーザによるレーザ結晶化を行うとウォータマーク
6の存在している箇所のレーザの吸収が高いために、図
2(E)のようにウォータマーク6の部分にリッジ(表
面がかなり荒れた状態)の多いNG多結晶シリコン領域
8とウォータマーク6の無い領域の多結晶シリコン領域
7が共に存在する。
【0053】ウォータマーク6は、乾燥後の基板をみて
も殆どの場合にその存在が判らない。それは、非常に薄
いケイ酸であると考えられているためだが、レーザ結晶
化をした時に始めてその存在が判る。レーザ結晶化後に
NG多結晶シリコン領域8の表面はリッジが多く、その
領域でトランジスタを形成することは殆ど不可能。
【0054】本発明を用いた場合は、自然酸化膜4を除
去して、純水にてリンスする工程までは同一だが、リン
スを2分間した後に、リンス用のノズルの横にオゾンを
添加した純水を噴出するノズルから、オゾンを添加した
純水を非晶質シリコン3表面に噴出しと同時または、そ
の後リンス用の純水を止める。オゾン添加の純水による
リンスは、3分間行い非晶質シリコン3の表面に約10
Åの酸化膜9を形成した後にスピン乾燥させる。
【0055】図1(B)に示すようにスピン乾燥中に水
滴10が形成されるが、図1(C)に示すようにスピン
乾燥後に水滴10によって乾燥後にウォータマークが形
成されない。そのため、図1(D)に示すレーザ結晶化
による非晶質シリコン3が、図1(E)に示す多結晶シ
リコン11に結晶化されたときに、多結晶シリコンは1
1は均質な多結晶膜になり、薄膜トランジスタなどの形
成が容易である。
【0056】オゾン添加の純水によるシリコン表面に形
成される酸化膜は、当該純水によるリンス時間を長くす
るあるいは、オゾン量を増加することで膜厚を厚くする
ことができる。膜厚を30Å以上にすることも可能だ
が、リンス時間がかかることと、オゾン量を増加させる
と酸化速度が速くなり、膜厚の基板間ばらつきが発生し
やすいために、10〜30Åが最適である。
【0057】具体的には、オゾン添加量は、3〜10p
pmでリンス時間は、2〜5分間ぐらいが適量である。
本実施例では、オゾン添加量5ppmでリンス時間3分
間で、酸化膜が約10Å形成されている。
【0058】オゾンの添加方法は、純水を電気分解して
発生させたオゾンをフッ素樹脂製のガス透過膜をつかっ
て、オゾン添加の純水を作製している。本実施例では、
固体高分子電解質(SPE)水電解方式により、水量2
リットル/分の場合にオゾン量を6mg/リットル発生
することが可能なヒドロオキシジカル製造増置(UOW
1A型)を用いている。また、オゾンを用いない場合
は、過酸化水素を5〜20%添加しても同様の酸化膜を
形成することができる。ただし、過酸化水素をもちいる
場合は、酸化膜形成後に、再び純水でのリンスを行った
後に乾燥させないと表面に活性な過酸化水素が残存する
ために必須の工程になる。
【0059】〔実施例2〕図4に本発明を実施するため
の洗浄装置を示す。シリコン表面に形成された自然酸化
膜をエッチングするためのエッチング室41と純水リン
スおよび本発明による乾燥前の酸化膜を形成するための
酸化剤が添加された純水によるリンスと乾燥までを行う
リンス室42の2室構成になっている。
【0060】シリコン表面を有する基板48は、まずエ
ッチング室において緩衝フッ酸がノズル44から噴出
し、基板48は回転機構43によって回転する。緩衝フ
ッ酸は、回転している基板48全面に広がり、シリコン
表面の自然酸化膜を除去する。
【0061】自然酸化膜のエッチングが終了した基板
は、基板表面が乾燥しないようにリンス室42に搬送さ
れる。搬送は、水中搬送あるいは、純水が噴出している
中を搬送させることによって実施される。リンス室42
に搬送された基板49は、純水ノズル46から純水が噴
出し、回転する基板49に純水がかけられる。純水は基
板49が回転機構44によって回転しているために、基
板全面に広がる。純水ノズル46から純水が噴出してい
る間に、酸化ノズル45から酸化剤が添加された純水が
基板49に噴出される。酸化ノズル45から酸化剤が添
加された純水が噴出されて、1〜3秒後に純水ノズル4
6からの純水の供給は停止する。酸化剤が添加された純
水のみによる酸化膜形成が行われる。その後酸化剤添加
の純水の供給が停止し、再び純水ノズル46から純水が
噴出される。
【0062】酸化剤添加の純水の残留を洗い流した後
に、純水ノズル46からの純水供給が停止し、窒素ノズ
ル47から窒素の噴出とともに、基板の回転数を上げ
て、基板をスピン乾燥させる。
【0063】本発明による洗浄装置は、従来技術による
洗浄装置のリンス用の純水ノズル46に、酸化剤を添加
した純水を供給する酸化ノズル45を1つ追加するだけ
で構成することができるために、新たに設備を導入する
こともなく、従来の装置に簡単な改造をするだけで対応
することができる。本発明の洗浄装置による、シリコン
の洗浄はシリコン表面に薄い酸化膜を形成することによ
り、ウォータマークの形成を防止することができる洗浄
装置を実現することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明は以上述べてきた形態で実施さ
れ、以下に記載されるような効果を奏する。
【0065】シリコン表面を露呈させる湿式の洗浄ある
いは湿式のエッチングの工程で、基板を乾燥させると形
成されるウォータマークの発生を、酸化剤を添加した純
水リンス後に基板を乾燥させるという簡易な方法で、シ
リコン表面に酸化膜を形成し、ウォータマークが形成さ
れる3つの条件のうちシリコンをなくすことで、乾燥後
のウォータマークの発生を防ぐことができる。
【0066】本発明を、非晶質シリコンのレーザ結晶化
プロセスに適用することで、リッジの少なく均質な多結
晶シリコンに結晶化することができ、その後の薄膜トラ
ンジスタ作製工程において、ウォータマークが支障にな
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を用いた洗浄工程を示す図。
【図2】 従来技術による洗浄工程を示す図。
【図3】 ウォータマークの発生原理を示す図。
【図4】 本発明を用いた洗浄装置を示す図。
【符号の説明】
1 基板 2 下地膜 3 非晶質シリコン 4 自然酸化膜 5,10 水滴 6 ウォータマーク 7,11 多結晶シリコン 8 NG多結晶シリコン 9 酸化膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン表面を有する基板を湿式の洗浄を
    行った後に、シリコン表面を純水にてリンスし、当該リ
    ンス中又はリンス後にシリコン表面に10〜30Åの酸
    化膜を乾燥前に形成した後に、シリコン表面を乾燥させ
    ることを特徴とするシリコンの洗浄方法。
  2. 【請求項2】表面に自然酸化膜が存在するシリコンを有
    する基板を湿式のエッチングにて当該自然酸化膜の除去
    を行った後に、シリコン表面を純水にてリンスし、当該
    リンス中又はリンス後にシリコン表面に10〜30Åの
    酸化膜を乾燥前に形成した後に、シリコン表面を乾燥さ
    せることを特徴とするシリコンの洗浄方法。
  3. 【請求項3】非晶質シリコンにレーザを照射して多結晶
    シリコンにする工程の前の基板の洗浄方法であって、表
    面に自然酸化膜が存在する非晶質シリコンを有する基板
    を湿式のエッチングにて当該自然酸化膜の除去を行った
    後に、非晶質シリコン表面を純水にてリンスし、当該リ
    ンス中又はリンス後に非晶質シリコン表面に10〜30
    Åの酸化膜を乾燥前に形成した後に、非晶質シリコン表
    面を乾燥させることを特徴とするシリコンの洗浄方法。
  4. 【請求項4】前記10〜30Åの酸化膜の形成を純水に
    酸化剤を添加した純水を用いて湿式で行うことを特徴と
    する請求項1乃至3に記載のシリコンの洗浄方法。
  5. 【請求項5】前記酸化剤を添加した純水は、純水を電気
    分解して得るオゾンを純水に添加したもの、又は酸素に
    紫外線を照射して得るオゾンを純水に添加したものある
    いは純水に5〜20体積%の過酸化水素を添加したもの
    であることを特徴とする請求項4に記載のシリコンの洗
    浄方法。
  6. 【請求項6】湿式のシリコンの洗浄又はエッチング装置
    であって、シリコンを洗浄又はエッチングする手段と、
    シリコン表面を純水リンスする手段と、酸化剤を添加し
    た純水をシリコン表面に供給する手段と、シリコン表面
    をスピン乾燥させる手段とを少なくとも有する装置であ
    って、シリコン表面を前記スピン乾燥させる手段によっ
    て乾燥させる前に前記酸化剤を添加した純水を添加した
    純水を供給する手段から当該純水が供給されることを特
    徴とするシリコン洗浄装置。
  7. 【請求項7】前記酸化剤を添加した純水は、純水を電気
    分解して得るオゾンを純水に添加したもの、又は酸素に
    紫外線を照射して得るオゾンを純水に添加したものある
    いは純水に5〜20体積%の過酸化水素を添加したもの
    であることを特徴とする請求項6に記載のシリコンの洗
    浄装置。
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