JPH11167147A - ストロボ装置の構造 - Google Patents

ストロボ装置の構造

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JPH11167147A
JPH11167147A JP33296497A JP33296497A JPH11167147A JP H11167147 A JPH11167147 A JP H11167147A JP 33296497 A JP33296497 A JP 33296497A JP 33296497 A JP33296497 A JP 33296497A JP H11167147 A JPH11167147 A JP H11167147A
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JP
Japan
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trigger
reflector
strobe
discharge tube
main body
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JP33296497A
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English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ光の配光パターンに影響がないよう
にして、トリガ接片とリフレクタとを接続する。 【解決手段】 リフレクタ37は、ストロボ放電管36
の背面及び上下を覆うようにして湾曲された集光曲面部
40と、これの両側に設けられた側面部41とからな
る。ストロボ放電管36の放電管本体36aは、集光曲
面部40の内面に接触している。トリガ接片45は、一
端45bがトリガトランス54のトリガ出力端子に接続
され、他端45cが変形してもストロボ光の配光パター
ンへの影響が少ない側面部41の外面に接触し押圧して
いる。トリガトランス54で発生したトリガ電圧は、ト
リガ接片45を介して、リフレクタ37に印加され、こ
のリフレクタ37から放電管本体36aに印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置の構
造に関し、さらに詳しくはトリガ電圧をトリガ接片から
リフレクタを介してストロボ放電管に印加するストロボ
装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】簡単な撮影機構を内蔵したユニット本体
に、予め未露光の写真フイルムが装填されたレンズ付き
フイルムユニットが本出願人により製造・販売されてい
る。レンズ付きフイルムユニットには各種のタイプがあ
り、ストロボ装置が内蔵され、室内や夜間での撮影がで
きるようにしたものもある。このようなレンズ付きフイ
ルムユニットに内蔵されるストロボ装置は、レンズ付き
フイルムユニットを安価に製造するために簡略化された
構造となっており、ストロボ発光部やストロボ回路を形
成する電気部品等をプリント基板に取り付けてユニット
化してある。
【0003】上記ストロボ発光部の構造は、メインコン
デンサに充電された電荷がその内部で放電することによ
り発光するストロボ放電管(閃光管)と、このストロボ
放電管の光を所定の配光パターンで前方に向けて反射す
るために湾曲されたリフレクタと拡散板と、これらを収
納・保持するリフレクタケースとからなる。ストロボ放
電管は、周知のようにガラス製の放電管本体にXeガス
を封入したものである。ストロボ放電管を発光させるた
めには、メインコンデンサにより所定の電圧が両端子に
印加された状態で、トリガトランスからの高電圧、例え
ば4KVのトリガ電圧を放電管本体の外周面に印加して
トリガ電流を流し、内部のXeガスをイオン化する必要
がある。
【0004】このようなトリガ電流をストロボ放電管に
供給する構造としては、放電管本体に直接導電性のワイ
ヤーを巻き付けて、ワイヤーから直接に放電管本体にト
リガ電圧を印加するものから、導電性を有したリフレク
タの内面に放電管本体を接触させておき、トリガ電圧を
リフレクタに印加して、このリフレクタを介して放電管
本体にトリガ電圧を印加する構造が一般的となってい
る。
【0005】そこで、リフレクタにトリガ電圧を印加す
るために、トリガトランスの出力端子からのリード線を
リフレクタに接続したり、金属製のトリガ接片をリフレ
クタに接触させ、このトリガ接片を介してトリガトラン
スからのトリガ電圧を印加している。しかし、リード線
を用いた場合には、機械による自動組み立てがしにくい
ため、金属接片を用いるのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にトリガ接片を用いた場合には、リフレクタに対してト
リガ電圧を確実に印加するために、一定の圧力でトリガ
接片がリフレクタを押圧するようにして接触させている
が、このトリガ接片の押圧によりリフレクタの形状が変
形し、ストロボ装置から数メータ先でのストロボ光の配
光パターンが設計で意図したものと変わってしまうとい
った問題があった。そして、配光パターンが変わってし
まうと、得られる写真が露光ムラがあるものとなってし
まう。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、リフレクタに対するトリガ接片の接触
位置を規定することにより、トリガ接片がリフレクタを
押圧することに起因したストロボ光の配光パターンの変
化の発生を防止できるストロボ装置の構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、トリガ接片を、リフレク
タの側面部の外面を押圧して接触するように配してリフ
レクタと電気的に接続し、トリガ接片がリフレクタを押
圧することに起因した配光パターンの変化の発生を防止
したものである。また、請求項2記載の発明では、トリ
ガ接片を、リフレクタケースの外面の稜線部分を押圧し
て接触するように配してリフレクタと電気的に接続し、
トリガ接片がリフレクタを押圧することに起因して発生
する配光パターンの変化を防止したものである。請求項
3記載の発明では、トリガ電圧がトリガトランスから出
力されるようにされており、トリガ接片を、その一端が
前記トリガトランスに他端がリフレクタにそれぞれ直接
に接続されているようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を実施したストロボ装置を
内蔵したレンズ付きフイルムユニットの外観を図2に示
す。レンズ付きフイルムユニット10は、簡単な撮影機
構と未露光の写真フイルムとを内蔵したユニット本体1
1と、このユニット本体11の一部を覆うラベル12と
からなる。ラベル12は、撮影レンズ13,ファインダ
14,巻上げノブ15,シャッタボタン16,ストロボ
発光部17等を露呈するように巻き付けられている。
【0010】ユニット本体11の前面でストロボ発光部
17の下側には、充電ボタン18が設けられている。こ
の充電ボタン18を押圧操作することにより、メインコ
ンデンサ30(図3参照)への充電が行われる。
【0011】図3は、ユニット本体11を分解して示す
ものである。ユニット本体11は、フイルムカートリッ
ジ20のカートリッジ20a及びこのカートリッジ20
aから引き出された写真フイルム20bとが装填される
本体基部21と、この本体基部21の前面に装着される
露光ユニット22及びストロボ装置23と、本体基部2
1の前面に装着され、露光ユニット22及びストロボ装
置23を覆う前カバー24と、本体基部21の背面側に
装着され、本体基部21との間で写真フイルム20bを
光密に収納する後カバー25と、ストロボ装置23の電
源となる電池26等とから構成されている。
【0012】露光ユニット22は、撮影可能なコマ数を
表示するカウンタ機構,シャッタ機構,写真フイルムを
1コマずつ送るための1コマ送り機構,撮影レンズ1
3,及びファインダ14等を組み付けてユニット化した
ものである。
【0013】本体基部21には、カートリッジ20aが
装填されるカートリッジ室21aと、ロール状にされた
未露光の写真フイルム20bを収納するフイルム収納室
21bとが設けられている。これらの底面は、開口とな
っており、後カバー25に形成された底蓋25a,25
bによって塞がれる。カートリッジ室21aの底蓋25
aは、爪係合により開閉自在にされており、撮影済の写
真フイルム20bを収納したカートリッジ20aを取り
出すための取り出し蓋となる。
【0014】カートリッジ室21aの上部には、巻上げ
ノブ15が回動自在に配されている。この巻上げノブ1
5を図中反時計方向に回転することにより、撮影済の写
真フイルム20bの部分がカートリッジ20a内に巻き
込まれるとともに、フイルム収納室21bから未露光の
部分が引き出されて、アパーチャ21cの背後にセット
される。
【0015】前カバー24には、その上面にレリーズボ
タン16が一体に形成されている。また、前カバー24
の前面には、撮影レンズ13,ファインダ14,ストロ
ボ発光部17を露呈するための開口が形成されるととも
に、充電ボタン18が一体に形成されている。
【0016】ストロボ装置23は、ストロボ発光部1
7,メインコンデンサ30等の電気部品、電池26、こ
の電池26を保持するとともに、ストロボ回路に接続す
るための一対の電極板31a,31b,シンクロスイッ
チ32,充電スイッチ33等をプリント基板35に組み
付けたものである。
【0017】シンクロスイッチ32は、2枚の金属接片
を所定の間隔で上下に並べたものであり、シャッタ機構
によりシャッタ羽根が全開した時に、上側の金属接片が
下方に向けて弾性変形されて下側の金属接片に接触する
ことによりONとなる。充電スイッチ33は、プリント
基板35に形成された1対の配線パターン33aと、金
属接片33bとからなる。この充電スイッチ33は、充
電ボタン18が押圧されることにより、金属接片33b
が一対の配線パターン33aに接触して、これらを接続
することによりONとなる。
【0018】図4に示すように、ストロボ発光部17
は、ストロボ放電管36と、リフレクタ37と、拡散板
38と、リフレクタケース39とから構成されている。
ストロボ放電管36は、周知のように円筒状の放電管本
体36aにXeガスを封入したものであり、メインコン
デンサ30により所定の電圧が両端子36bに印加され
た状態で、高電圧、例えば4KVのトリガ電圧を放電管
本体36aの外周面に印加されることにより、内部のX
eガスがイオン化する。これにより、両端子36b間の
絶縁が破れてメインコンデンサ30に充電された電荷が
放電管本体36a内で放電し、ストロボ光を放出する。
【0019】リフレクタ37は、導電性を有した薄い金
属板、例えばアルミ板を折り曲げ成形して、集光曲面部
40と、側面部41とを一体に形成したものである。集
光曲面部40は、ストロボ光の照射方向に開くように湾
曲された形状とされ、放電管本体36aの背面及び上下
を覆い、その内面で放電管12から放たれる光を拡散板
11に向けて反射させる。この集光曲面部40の湾曲形
状は、ストロボ光が拡散板38を介して所定の配光パタ
ーンでレンズ付きフイルムユニット10の前方に照射さ
れるように、その断面の形状が楕円弧、円弧、直線、放
物線等を組み合わせたものになっている。
【0020】側面部41は、湾曲した集光曲面部40の
放電管本体36aの軸心に沿った方向の両端部を塞ぐよ
うにして設けられており、その内面で放電管本体36a
からのストロボ光を反射することにより、放電管本体3
6の軸心に沿った方向のストロボ光の配光パターンを制
御するために補助的に設けられている。各側面部41に
は、放電管本体36aが挿通される孔41aがそれぞれ
形成されている。
【0021】リフレクタケース39は、プラスチックを
成形したものであり、側面部41の各孔41aに対峙す
る部分には、放電管本体36aの両端部分を挟持して、
ストロボ放電管36を保持する保持部材39aがそれぞ
れ形成されている。リフレクタケース39の一方の側部
には、係合爪39b及びピン39cが形成されており、
これらによりストロボ発光部17がプリント基板35に
取り付けられる。
【0022】ストロボ放電管36は、リフレクタ37が
リフレクタケース39内に嵌め込まれた状態で、リフレ
クタ37の孔41aに通されて、集光曲面部40の内面
に放電管本体36aの外周面が接触するように組み付け
られる。これにより、トリガ電圧がリフレクタ37を介
して放電管本体36aに印加される。また、このストロ
ボ放電管36の組み付けにより、リフレクタ37がリフ
レクタケース39に固定される。
【0023】拡散板38は、リフレクタ37及びストロ
ボ放電管36が組み付けられたリフレクタケース39の
前面に取り付けられ、ストロボ放電管36からのストロ
ボ光及びリフレクタ37で反射されたストロボ光を拡散
する。
【0024】ストロボ装置23の背面側を図5に示す。
なお、この図5では、説明のためにメインコンデンサ3
0を起立した状態で、またトリガ接片45を分離した状
態で描いてある。ストロボ発光部17の背後には、メイ
ンコンデンサ30が配されており、ストロボ放電管36
の各端子36bは、ストロボ用接片46a,46bによ
って、メインコンデンサ30の各端子に接続されたプリ
ント基板35上の配線パターンと接続されている。
【0025】プリント基板35の背面側には、メインコ
ンデンサ30の他に、昇圧回路を構成する発振トランジ
スタ50,発振トランス51,整流用ダイオード52
や、トリガコンデンサ53,トリガトランス54,充電
完了表示を行うための発光ダイオード55等が配されて
いる。これらの各電気部品は、そのリード端子がプリン
ト基板35のスルーホールに通されて、プリント基板3
5の前面のランドと半田付けされている。なお、チッブ
型の電気部品は、プリント基板35の前面の配線パター
ンに直接に半田付けすることにより、表面実装されてい
る。
【0026】トリガトランス54は、昇圧回路によって
充電されたトリガコンデンサ53がシンクロスイッチ3
2がONとなって放電した時に、この放電電流が一次側
に流れることにより二次側に例えば4KVのトリガ電圧
を発生する。このトリガ電圧は、トリガトランス47の
上部より突出したトリガ出力端子54aから出力され
る。
【0027】トリガ接片45は、導電性を有した金属板
を加工したものであり、これに形成された孔45aがリ
フレクタケース39に一体に設けたピン58にはめ込ま
れることによって、ストロボ装置23に組み付けられて
いる。トリガ接片45の一端45bは、トリガ出力端子
54aに取り付けられ、他端45cは、図4に示される
ようにリフレクタケース39の側部からリフレクタケー
ス内に挿入される。
【0028】図1にトリガ接片45によるトリガトラン
ス54とリフレクタ37との接続を示すように、トリガ
接片45の一端45bは、カシメによりトリガ出力端子
54aと電気的に接続される。他端45cは、リフレク
タケース39内で一方の側面部41の外面に接触し電気
的に接続される。この他端45cは、側面部41に向か
って僅かに折り曲げられ、所定の圧力で側面部41を押
圧し電気的な接続が確実にされるようにしてある。
【0029】リフレクタ37は、集光曲面部40が図1
中の矢線方向の力に対して変形しやすく、集光曲面部4
0に変形が生じると数m先でのストロボ光の数m先での
配光パターンが設計上のものと変わってしまう。このた
め、ストロボ放電管36の軸心方向の力に対して変形し
にくく、変形しても配光パターンへの影響が少ない側面
部41にトリガ接片45の他端45cを当接させてい
る。
【0030】トリガ出力端子54aから出力されるトリ
ガ電圧は、トリガ接片45を介してリフレクタ37の側
面部41に印加され、この側面部41から集光曲面部4
0を経て放電管本体36aに印加されてストロボ放電管
36にトリガ電流を流す。
【0031】次に上記構成の作用について簡単に説明す
る。レンズ付きフイルムユニット10は、本体基部21
が搬送される途中で、それぞれ別の製造ラインで製造さ
れた露光ユニット22やストロボ装置23が本体基部2
1に組み付けられるとともに、フイルムカートリッジ2
0が装填され、さらに前カバー24や後カバー25が取
り付けられてユニット本体11が完成する。そして、ユ
ニット本体11にラベル12が巻き付けられることでレ
ンズ付きフイルムユニット10が完成する。
【0032】ストロボ装置23の製造では、プリント基
板35にメインコンデンサ30,発振トランジスタ5
0,発振トランス51,トリガコンデンサ53,トリガ
トランス54等のリード端子付き電気部品及びチップ型
電気部品が取り付けられ、各電気部品がランドに半田付
けされる。この後、プリント基板35は、ストロボ発光
部17の組み付け工程に送られる。
【0033】一方、ストロボ発光部17は、ストロボ放
電管36,リフレクタ37,拡散板38がリフレクタケ
ース39に組み付けられるとともに、ストロボ用接片4
6a,46bが組み付けられてストロボ放電管36の各
端子36bに半田付けされる。もちろん、放電管本体3
6aが集光曲面部40の内面に接触されるようにして、
ストロボ放電管36が組み付けられる。
【0034】この後、自動組み立て装置によりトリガ接
片45の孔45aがピン58にはめ込まれて、トリガ接
片45がリフレクタケース39に組み付けられる。この
ときに、トリガ接片45の他端45cは、リフレクタケ
ース39の側部よりリフレクタケース39内に挿入さ
れ、この他端45cが側面部41の外面と接触する。ト
リガ接片45は、ピン58によって位置決めされて固定
されるため、僅かに折り曲げられた他端45cが所定の
圧力で側面部41の外面を押圧するように接触し、トリ
ガ接片45とリフレクタ37とが電気的に接続される。
【0035】このようにして完成したストロボ発光部1
7がプリント基板35に組み付けられる。この組み付け
では、プリント基板35の背面を上に向けた姿勢で、上
方よりリフレクタケース39の係合爪39b及びピン3
9cをプリント基板35の装着孔(図示省略)に嵌め込
むことによりストロボ発光部17がプリント基板35に
組み付けられる。これと同時に、トリガ接片45の一端
45bに設けた孔にトリガトランス54のトリガ出力端
子54aが挿通され、これらがカシメられて固定され
る。
【0036】このようにしてストロボ装置23が完成す
ると、完成したストロボ装置23は、検査工程に送ら
れ、半田付けの検査、ストロボ発光の検査が行われてか
ら、この検査に合格したものがユニット本体21への組
み付け工程に送られる。
【0037】ストロボ発光の検査では、ストロボ発光が
正常に行われるか否かの検査の他に、ストロボ光の配光
パターンの検査も行われる。この検査では、実際の撮影
時と同様にして、メインコデンサ30及びトリガコンデ
ンサ53に対して充電を行った後に、シンクロスイッチ
32をONとしてストロボ発光を行う。シンクロスイッ
チ32がONとなると、トリガコンデンサ53が放電し
て、トリガトランス54の二次側にトリガ電圧が発生
し、トリガ出力端子54aから出力される。そして、こ
のトリガ電圧がトリガ接片45,リフレクタ37を介し
て放電管本体36aの外周面に印加される。これによ
り、ストロボ放電管36にトリガ電流が流れ、メインコ
ンデンサ30が放電して、ストロボ光が放出される。
【0038】ストロボ放電管36から放出されたストロ
ボ光の大半が集光曲面部40の内面によって反射され、
一部のストロボ光が各側面部41の内面で反射されて、
拡散板38を介して前方に照射される。
【0039】上記のようにトリガ接片45は、その他端
45cが比較的に強度が強く、配光パターンに与える影
響が少ないリフレクタ37の部分を押圧し接触している
ため、トリガ接片45の組み付け位置、リフレクタ37
の接触位置等の精度が多少変化することがあっても、こ
の検査によって不合格となるストロボ装置23の個数が
少ない。すなわち、配光パターンが大きく変化して不良
とされるストロボ装置23の発生確率が低い。
【0040】また、例えばストロボ装置23の組み立て
の自動化を進めているときに、トリガ接片45の組み立
て装置に改良等が加えられ、トリガ接片45がリフレク
タ37に与える圧力が変化しても、ストロボ光の配光パ
ターンに影響がほとんど出ないので、組み立て装置の精
度や特性に幅を持たせることができる。
【0041】さらには、トリガ接片45の他端45cを
大きな圧力でリフレクタケース37に接触させることが
できるので、確実にかつ安定した状態でトリガトランス
54からのトリガ電圧を印加してストロボ放電管36に
トリガ電流を流すことができるので、ストロボ発光が安
定する。
【0042】検査に合格したストロボ装置23が組み込
まれたレンズ付きフイルムユニット10は、出荷されて
ユーザのもとで撮影に供されるが、出荷後の温度変化,
衝撃,振動等によりリフレクタ37に対するトリガ接片
45の接触位置、圧力等が変化しても、上記と同様な理
由から適正なストロボ光の配光パターンが得られるの
で、トリガ接片45がリフレクタ37に接触しているこ
とに起因するストロボ光の配光ムラ等が生じることはな
い。したがって、ストロボ撮影によって得られる写真
は、露光ムラのない良好なものとなる。
【0043】図6は、集光曲面部40と側面部41との
境界部分に形成されているリフレクタ37の稜線部60
にトリガ接片45の他端45cを接触させるようにした
例を示すものである。この稜線部60は、リフレクタ3
7が折り曲げられた部分であるため、強度が強くトリガ
接片45の他端45aを接触、押圧してもリフレクタ3
7が変形することはなく、配光パターンに影響がないよ
うにすることができる。
【0044】また、リフレクタ37の集光曲面部40の
放電管本体36aが接触される部分の外面部分は、断面
が円弧状の曲面となっており、最も後方に突出した部分
が非常に変形しにくい稜線部40aとなっているから、
ここにトリガ接片45の他端45cを接触,押圧するよ
うにしても配光パターンに影響がないようにすることが
できる。もちろん、その他の形状のリフレクタであって
も稜線部分は強度が強いので、この部分にトリガ接片を
接触、押圧するようにすれば適正な配光パターンを得る
ことができる。
【0045】上記実施形態では、トリガトランスのトリ
ガ出力端子とリフレクタとをトリガ接片で接続したが、
トリガ出力端子とトリガ接片との間をリード線等で接続
し、このトリガ接片をリフレクタケースに固定して、端
部でリフレクタに接触させてもよいが、上記実施形態で
説明したように、トリガ接片だけを用いてトリガトラン
スとリフレクタとを接続するようにすれば、部品点数の
削減に効果がある他、自動組み立てにも有利にすること
ができる。また、上記実施形態では、レンズ付きフイル
ムユニットに内蔵したストロボ装置について説明した
が、本発明は、各種のカメラに内蔵または装着されるス
トロボ装置にも利用できる。
【0046】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のストロボ
装置の構造によれば、ストロボ放電管の放電管本体にト
リガ接片からリフレクタを介してトリガ電圧を印加する
ストロボ装置において、リフレクタの放電管本体の軸心
に沿った方向の集光曲面部の両端部に設けられた側面部
の外面に対して、トリガ接片を押圧して接触するように
配してリフレクタと電気的に接続したから、ストロボ光
の配光パターンの変化をほとんどなくすことができる。
また、所定の形状に曲げられたリフレクタの稜線部分に
対してトリガ接片を押圧して接触するように配しリフレ
クタと電気的に接続したから、リフレクタの変形が発生
しないので配光パターンが変化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したストロボ装置のトリガ接片と
リフレクタとの接続状態を示す斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】ユニット本体を分解して示す分解斜視図であ
る。
【図4】ストロボ発光部を分解して示す分解斜視図であ
る。
【図5】ストロボ装置を背面から示す斜視図である。
【図6】リフレクタの稜線部にトリガ接片を接触させた
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
17 ストロボ発光部 23 ストロボ装置 36 ストロボ放電管 37 リフレクタ 40 集光曲面部 40a,60 稜線部 41 側面部 45 トリガ接片 54 トリガトランス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電管本体にトリガ電圧を印加すること
    によって発光するストロボ放電管と、放電管本体の背面
    及び上下を覆うように湾曲された集光曲面部と放電管本
    体の軸心に沿った方向の集光曲面部の両端部に設けられ
    た側面部とが一体に形成され、放電管本体から放出され
    たストロボ光を所定の配光パターンとなるように内面で
    反射させる導電性を有したリフレクタと、ストロボ発光
    させるためにリフレクタを介して放電管本体にトリガ電
    圧を印加するトリガ接片を備えたストロボ装置におい
    て、 前記トリガ接片は、前記側面部の外面を押圧して接触す
    るように配されてリフレクタと電気的に接続され、トリ
    ガ接片がリフレクタを押圧することに起因した配光パタ
    ーンの変化の発生を防止することを特徴とするストロボ
    装置の構造。
  2. 【請求項2】 放電管本体にトリガ電圧を印加すること
    によって発光するストロボ放電管と、放電管本体から放
    出されたストロボ光を所定の配光パターンとなるように
    反射させるために所定の形状に曲げられた導電性を有し
    たリフレクタと、ストロボ発光させるためにリフレクタ
    を介して放電管本体にトリガ電圧を印加するトリガ接片
    を備えたストロボ装置において、 前記トリガ接片は、前記リフレクタケースの外面の稜線
    部分を押圧して接触するように配されてリフレクタと電
    気的に接続され、トリガ接片がリフレクタを押圧するこ
    とに起因した配光パターンの変化の発生を防止したこと
    を特徴とするストロボ装置の構造。
  3. 【請求項3】 前記トリガ電圧は、トリガトランスから
    出力されるようにされており、前記トリガ接片は、一端
    が前記トリガトランスに他端がリフレクタにそれぞれ直
    接に接続されていることを特徴とする請求項1または2
    記載のストロボ装置の構造。
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