JPH063378Y2 - レンズ付きフイルムユニット用ストロボ - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット用ストロボ

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JPH063378Y2
JPH063378Y2 JP1987168283U JP16828387U JPH063378Y2 JP H063378 Y2 JPH063378 Y2 JP H063378Y2 JP 1987168283 U JP1987168283 U JP 1987168283U JP 16828387 U JP16828387 U JP 16828387U JP H063378 Y2 JPH063378 Y2 JP H063378Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
strobe
lens
circuit board
printed circuit
main capacitor
Prior art date
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JP1987168283U
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English (en)
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JPH0173837U (ja
Inventor
高秋 小谷
徳次 佐藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、撮影レンズを取り付けた包装容器本体内に、
パトローネを予め内蔵させたフィルム包装容器(以下、
「レンズ付きフィルムユニット」と称す)に用いられる
レンズ付きフィルムユニット用ストロボに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
フィルムを収容した容器に簡単な撮影機構を取り付けた
レンズ付きフィルムユニットが市販されている。これに
よれば、カメラを携帯していないときでも、このレンズ
付きフィルムユニットを購入するだけで手軽に写真撮影
を楽しむことができる。
このようなレンズ付きフィルムユニットは、廉価で供給
することができるように、シャッタとしても例えば1/
125(秒)程度の一速シャッタのような非常に簡単な
ものが用いられ、シャッタボタンの操作だけで撮影でき
るようになっている。そして、被写体輝度の高低に対し
てはフィルムのラチチュードで対応し、プリント処理時
の調節によって適正なプリント濃度が得られるようにし
ている。
しかし、低輝度被写体に対してはフィルムのラチチュー
ドだけでは対処しきれない場合が少なくない。こうした
事情を考慮して、例えば実願昭62−87309号で提
案されているように予め出荷時に低価格なストロボをレ
ンズ付きフィルムユニットに装着しておき、ストロボを
併用した撮影ができるようにする試みがなされている。
ところで、ストロボに用いられるメインコンデンサは、
プリント基板上に配置される他の回路部品に比較すると
かさ張るため、他の回路部品のようにプリント基板の表
面に端子を介して固定することなく、プリント基板にリ
ード線を介してハンダ付けして、プリント基板の裏面と
ケース本体と間のスペースに収納していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上述のようにして組み立てたストロボでは、
その運搬,移送中にプリント基板上の思わぬ個所が短絡
されたり、あるいはメインコンデンサが使用不能状態と
なって、ストロボとして使用できなくなるという事態が
生じることがあった。
〔考案の目的〕
本考案はコスト的な負担を伴うことなく、これまでの簡
易型のストロボに発生していた移送中の故障を解消した
レンズ付きフィルムユニット用ストロボを提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するにあたり、これまでのス
トロボにおいて生じていた運搬,移送中の故障の原因
が、プリント基板にリード線を介してハンダ付け接続さ
れていたメインコンデンサの振動にあることを突き止
め、このメインコンデンサが徒にケース本体内で振動し
ないようにするために、ケース本体の前面内壁に、メイ
ンコンデンサの外周に当接してメインコンデンサがプリ
ント基板側に移動することを阻止するための突起を一体
に形成したものである。
〔作用〕
上記構成によれば、メインコンデンサはその外周がケー
ス本体の前面内壁に形成された突起によって移動しない
ように規制されるため、例えばストロボが運搬,移送中
に振動したとしても、メインコンデンサが振動してプリ
ント基板上の回路部品や配線部等に衝突することがなく
なる。したがって、プリント基板に設けられた回路部品
やリード線を損傷させたり変形させたりして、これによ
ってプリント基板上の思わぬ個所が短絡されるような故
障を確実に防ぐことができるようになる。
以下、本考案の実施例について、図面を参照して説明す
る。
〔実施例〕
本考案のストロボと、これを装着するフィルムユニット
との外観を示す第3図において、ストロボはケース本体
10を有し、そのケース本体10の前面に発光部11,
充電スイツチ12が、側面に脚部13が設けられてい
る。また、フィルムユニット50は撮影レンズ51,フ
ァインダ開口部52,レリーズボタン53,フィルムカ
ウンタ表示窓54,巻き上げノブ55,ホットシュー部
56等を備えている。
なお、工場出荷時においては、レンズ付きフィルムユニ
ット50にケース本体10を取り付けた状態で、図中左
に示す紙箱60に装填される。この紙箱60には、撮影
レンズ51,ファインダ52,レリーズボタン53,フ
ィルムカウン表示窓54,巻き上げノブ55,ストロボ
発光部11,充電スイツチ12に対応する開口61〜6
7がそれぞれ形成されており、この紙箱60からケース
本体10が装着されたレンズ付きフィルムユニット50
を取り出すことなく撮影できるようになっている。
プラスチックで成形されたケース本体10の内部を示す
第1図及び第2図において、その内部を前後を二分する
ように中央にプリント基板20が取り付けられている。
このプリント基板10の右側ブロックには、単3の乾電
池21とメインコンデンサ22が収納されており、これ
らの端子は詳しくは後述するリード線を介してプリント
基板20にそれぞれハンダ付けされている。
このプリント基板20には複数の開口20aが形成され
ており、この開口20aにはケース本体10の前面内壁
に一体に形成された突起24,25が貫通され、メイン
コンデンサ22の左側面に当接している。なお、これら
突起24,25はそれぞれ水平方向にも一対づつ設けら
れているが、これは1個づつでもよい。
メインコンデンサ22の右側面は、ケース本体10の後
面内壁に一体に形成された一対の係合部材26,27に
係合している。なお、プリント基板20とメインコンデ
ンサ22との間に、シリコン,エポキシ樹脂等の絶縁体
をスペーサーとして用いれば、メインコンデンサ22の
移動をさらに確実に阻止することができる。
プリント基板20で区分けされた左側ブロックは、上か
ら発光部11,ストロボ回路30,充電スイツチ12が
順次設けられている。発光部11は反射傘31と放電管
32とからなり、この放電管32はストロボ回路30に
接続されている。また発光部11の前面には透明なプラ
スチックで形成されたカバー33が装着されている。
前記充電スイツチ12は、Z字型接片34とL字型接片
35とから構成されている。このL字型接片35は弾性
を有する導電性の金属から形成されており、プリント基
板20の下端にビス止めされている。このL字型接片3
5には、プラスチック成形された図のような感電防止用
の絶縁板36が装着されている。一方のZ字型接片34
は、絶縁板36の後方のプリント基板20上に取り付け
られている。
前記乾電池21の一方の電極には前記L字型接片35か
らのリード線37がハンダ付けされ、また他方の電極に
はプリント基板20からのリード線38がハンダ付けさ
れており、容易に外れないように配慮されている。同様
にメインコンデンサ22の両極はリード線39,40を
介して、それぞれプリント基板20にハンダ付けされて
いる。
前記脚部13は、ケース本体10をレンズ付きフィルム
ユニット50に取り付けるとともに、レリーズボタン5
3を押圧したときにレンズ付きフィルムユニット50か
らシンクロ信号を受け取るターミナルとなっている。こ
のレンズ付きフィルムユニット50は、予めフィルムが
撮影可能な状態で装填されており、裏蓋が超音波溶着等
でレンズ付きフィルムユニット50に固定されるか、又
はフィルムを一方向しか送る機能を有しておらず、撮影
が終了して、一度フィルムを取り出した後はパトローネ
入りフィルムの再装填ができないように構成されてい
る。
別個に製造されたレンズ付きフィルムユニット50とケ
ース本体10は、先ず、レンズ付きフィルムユニット5
0の前方から、ケース本体10の脚部13をレンズ付き
フィルムユニット50のホットシュー部56にスライド
させながら押し込むと、ケース本体10がレンズ付きフ
ィルムユニット50の側面に取り付けられる。
以下、本考案の作用について説明する。絶縁板36を押
圧して充電スイツチ12をONすると、L字型接片35
が第2図の破線のように曲げられてZ字型接片34に接
触し、乾電池21によってメインコンデンサ22が充電
される。メインコンデンサ22が充電された後、レリー
ズボタン53を押し込むと、脚部13を介して、ストロ
ボ回路30内の周知のトリガ回路に短絡信号が供給さ
れ、メインコンデンサ22に充電されていた高圧の電荷
が、放電管32に流れて放電発光され、被写体に向けて
補助照明が与えられる。なお、前記充電スイツチ12の
押圧を止めれば、L字型接片35が第2図に示す実線の
位置に戻りストロボ回路30の通電は停止され、トリガ
回路の作動が阻止されるようになる。
ところで、メインコンデンサ22はその左側面を突起2
4,25で、また右側面を係合部材26,27でそれぞ
れ狭持されているから、運搬時又は移送時の振動,衝撃
等に対し、メインコンデンサ22が水平方向に移動し
て、プリント基板20に衝突することはなくなる。この
ため、従来のようにプリント基板20の裏面に配置され
た回路部品を壊すようなことがなくなる。また、プリン
ト基板20を貫通して裏面でハンダ付けされた回路部品
の端子を折り曲げて、短絡させたりすることもなくな
る。さらにリード線39,40も引っ張られることがな
くなるから、リード線39,40がハンダ付けされた箇
所で剥離して接触不良を起こすようなことはない。
なお、この実施例ではケース本体10の前面内壁及び後
面内壁に突起24,25、係合部材26,27をそれぞ
れ設けてメインコンデンサ22の移動を阻止したが、突
起24,25だけでも上述した効果が得られる。したが
って、本考案のストロボは安定して発光と充電を繰り返
して行えるようになる。
また、本考案の突起はメインコンデンサ22だけでな
く、乾電池21の移動を規制することに対しても有効で
ある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によればケース本体に、メ
インコンデンサの外周に当接する突起を一体に形成し
て、運搬時又は移動時の振動や衝撃によってメインコン
デンサがプリント基板側に移動することを阻止したか
ら、プリント基板の裏面に組み込まれた回路部品を損傷
させたり、あるいはリード線を屈曲させて思わぬ個所を
短絡させたりすることがなくなる。また、メインコンデ
ンサに接続されたリード線が引っ張られるようなことが
なくなり、リード線のハンダ付けの箇所で剥離から起き
る接触不良を防ぐことができる。更にまた、突起の中間
部でプリント基板を保持しながら、先端でメインコンデ
ンサをケース本体に押し込むことができるので、プリン
ト基板とメインコンデンサとの装填作業を簡単に行うこ
とができる。したがって、信頼性の高いレンズ付きフィ
ルムユニット用ストロボが得られ、また突起をケース本
体に一体に形成したから、製造コストが高くなることは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のレンズ付きフィルムユニット用ストロ
ボの一実施例の一部を破断した斜視図である。 第2図は第1図に示す実施例の断面図である。 第3図は第1図に示すストロボを装着したレンズ付きフ
ィルムユニットを紙箱に装填する前の状態を示す斜視図
である。 10……ケース本体 20……プリント基板 22……メインコンデンサ 24,25……突起 39,40……リード線 50……レンズ付きフィルムユニット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板及びこのプリント基板に接続
    されたメインコンデンサ等をケース本体に収納したレン
    ズ付きフィルムユニット用ストロボにおいて、 前記ケース本体に一体に形成され、先端で前記メインコ
    ンデンサの外周に当接する突起と、プリント基板に形成
    され、前記突起が挿通される開口とを備え、メインコン
    デンサがケース本体内で、プリント基板側に移動するの
    を阻止するようにしたことを特徴とするレンズ付きフィ
    ルムユニット用ストロボ。
  2. 【請求項2】前記メインコンデンサはケース本体の前面
    内壁に設けられた前記突起と、ケース本体の後面内壁に
    形成された突部とによって狭持されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のレンズ付きフ
    ィルムユニット用ストロボ。
JP1987168283U 1987-11-02 1987-11-02 レンズ付きフイルムユニット用ストロボ Expired - Lifetime JPH063378Y2 (ja)

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JPH0173837U JPH0173837U (ja) 1989-05-18
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JP2595592Y2 (ja) * 1991-04-11 1999-05-31 富士写真光機株式会社 レンズ付きフイルムユニット

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