JPH11166771A - 床暖房ユニット - Google Patents

床暖房ユニット

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JPH11166771A
JPH11166771A JP9284098A JP28409897A JPH11166771A JP H11166771 A JPH11166771 A JP H11166771A JP 9284098 A JP9284098 A JP 9284098A JP 28409897 A JP28409897 A JP 28409897A JP H11166771 A JPH11166771 A JP H11166771A
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JP
Japan
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refrigerant
heat
floor heating
cooling water
engine
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Application number
JP9284098A
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English (en)
Inventor
Kazunari Taira
一成 平
Miki Mochizuki
幹 望月
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ヒートポンプ装置を床暖房可能とするに当り改
造工事容易で且つ高負荷時も床暖房ユニットより上流及
び膨張弁上流の冷媒温度圧力を過大とすることのないエ
ンジン駆動式ヒートポンプ用床暖房ユニット。 【解決手段】暖房時室内熱交換器より上流の高温高圧の
冷媒が通る冷媒放熱器である床暖房用冷媒側放熱器41
8と、エンジン排熱を吸収した冷却水が通るエンジン冷
却水放熱器である床暖房用冷却水側放熱管403と室内
設置の床暖房用パネルへ熱を運搬する受熱器である冷媒
側受熱器414と、エンジン冷却水側受熱器415と液
循環ポンプ413とを1つのケース内に収容し、ケース
側面の内対向する2面の1方に冷媒出入口及びエンジン
冷却水出入口とを配し、2面の他方に床暖房パネルから
の熱運搬液出入口とを配する。ケース内で熱運搬液は冷
媒より熱を受けついでエンジン冷却水から熱を受け床暖
房パネルに運搬する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒートポンプ装
置に使用される床暖房ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプ装置には、例えば暖房時、
エンジンあるいは電動モータで駆動する圧縮機で加圧
し、高温高圧化した冷媒を室内機に循環させて暖房する
ものがある。しかし、室内機のみの暖房で室内の人に十
分暖かく感じさせるのには、多くのエネルギー消費を必
要とする。このため、室内機を配置した部屋内の床に床
暖房パネルを配置し、室内機と床暖房パネルの両方で暖
房することが考えられている。
【0003】このため、本出願人は特願平9−1894
47号において、『圧縮機により暖房運転中、冷媒を圧
縮機から室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器そして圧
縮機の順に循環させる冷媒回路を備え、圧縮機と室外熱
交換器を内蔵する室外機と室内熱交換器を内蔵する室内
機とからなるヒートポンプ装置に使用され、暖房時、前
記室内熱交換器よりの上流の高圧高温冷媒が導かれる冷
媒入口と、この高温高圧冷媒が通過する冷媒放熱器と、
この冷媒放熱器通過後の冷媒の出口となる冷媒出口とを
配置するとともに、前記室内熱交換器が配置される部屋
に配置される床暖房パネルからの冷却水入口と、冷却水
を循環させる冷却水ポンプと、前記冷媒放熱器からの熱
を冷却水に伝達する受熱器と、前記床暖房パネルへの冷
却水の出口である冷却水出口を配置したことを特徴とす
る床暖房ユニット。』を提案した。
【0004】これによれば、圧縮機で高温高圧化した冷
媒を分岐し、一方を室内機の室内熱交換器に循環して室
内空気を昇温し、他方を床暖房ユニットへ循環して熱運
搬液を介して床暖房パネルを加熱し、床温度を上昇でき
る。室内の人は室内空気と床の両方で暖められ、且つ、
室外機と室内機との間の冷媒配管の途中に床暖房ユニッ
トを挿入し、且つ床媛房ユニットと床暖房パネルの間に
冷却水を循環させる配管を施すのみで、ヒートポンプ装
置を床暖房可能とするに当たり、室外機や室内機の改造
を必要とせず、改造工事が簡単に可能としている。
【0005】さらに、この特願平9−189447にお
いては圧縮機をエンジンで駆動して、通常はエンジンか
ら外気中に排出されるはずのエンジン排熱を、暖房中冷
媒に回収するようにしており、結果としてエンジン排熱
を室内空気の暖房用としてのみでなく、床暖房にも利用
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン排熱について全てを一旦冷媒と熱交換し、さらに熱運
搬液と熱交換するようにしている。このため、外気温が
特に低いため室内機のみならず床暖房装置からも大きな
エネルギーを部屋に供給する必要がある場合には、床暖
房ユニットより上流及び膨張弁上流の冷媒はエンジン出
力及びエンジン排熱の両方を得て極めて高い温度且つ高
い圧力になるので、冷媒配管からの熱損失が大きくなり
易く、且つ冷媒配管の耐圧能を高める必要がありコスト
高となる問題がある。
【0007】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、ヒートポンプ装置を床暖房可能とするに当たり改
造工事が簡単に可能とするのに加え、外気温が特に低い
ため室内機のみならず床暖房装置からも大きなエネルギ
ーを部屋に供給する必要がある場合において、床暖房ユ
ニットより上流及び膨張弁上流の冷媒の温度及び圧力を
過大とすることのないエンジン駆動式ヒートポンプ用の
床暖房ユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は以下のように構成し
た。
【0009】請求項1記載の発明は、『エンジン駆動の
圧縮機により暖房運転中、冷媒を圧縮機から室内熱交換
器、膨張弁、室外熱交換器そして圧縮機に循環させる冷
媒回路を備え、少なくともエンジン、圧縮機、室外熱交
換器を内蔵する室外機と、室内熱交換器を内蔵する室内
機とからなるエンジン駆動式ヒートポンプ装置に使用さ
れ、暖房時、前記室内熱交換器より上流の高温高圧の冷
媒が通過する冷媒放熱器と、エンジン排熱を吸収した冷
却水が通過するエンジン冷却水放熱器と、室内に配置さ
れる床暖房パネルからの熱運搬液に前記冷媒放熱器から
の熱を伝達する冷媒側受熱器と、前記熱運搬液に前記エ
ンジン冷却水放熱器からの熱を伝達するエンジン冷却水
側受熱器と、この熱運搬液を循環させる液循環ポンプと
を、6面体からなる外殻ケース内に収容し、この外殻ケ
ースの側面の内対向する2面の一方に、高温高圧の冷媒
が導かれる冷媒入口と、前記冷媒放熱器通過後の冷媒の
出口となる冷媒出口と、エンジン冷却水が導かれるエン
ジン冷却水入口と、前記エンジン冷却水放熱器通過後の
冷却水の出口となるエンジン冷却水出口とを配置し、前
記2面の他方に、前記床暖房パネルからの熱運搬液入口
と、前記冷媒側受熱器及び前記エンジン冷却水側受熱器
を経て床暖房パネルヘの熱運搬液出口とを配置したこと
を特徴とする床暖房ユニット。』である。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、床暖房
ユニットを室外機とは独立に形成したので、室外機にエ
ンジン冷却水出口、エンジン冷却水入口、及び冷媒出
口、冷媒入口と、それぞれの室外機内に配管を設ける改
造のみで、室外機内に熱交換器を配置する必要がない。
また、床暖房ユニットにエンジン排熱が送られる分、床
暖房ユニットに冷媒を介して供給するエネルギーを暖房
時における圧縮機高圧側の冷媒の圧力及び温度を低くで
きる。また、建物の壁に沿って隙間をより小さくして床
暖房ユニットを配置できる。さらに、冷媒及びエンジン
冷却水の出入り口を配置した側面を室外機側とし、熱運
搬液の出入り口を配置した側面を室内機側とすること
で、室外機側と床暖房ユニットとの間の配管、床暖房ユ
ニットと床暖房パネルとの間の配管を短くできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明のエンジン駆動式
ヒートポンプ装置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】図1はエンジン駆動式ヒートポンプ装置の
全体構成を示す図である。エンジン駆動式ヒートポンプ
装置1は、室外機2と、図2に示す室内機522とで構
成されている。室外機2に備えられるエンジン201
は、水冷火花点火式のガスエンジンであって、伝動装置
202を介して冷媒の圧縮機208を駆動する。伝動装
置202は、エンジン201の出力軸203と圧縮機2
08の入力軸206のそれぞれに固定されたプーリ20
4,207間にベルト205を掛け渡すことによって構
成されている。エンジン201に対して、圧縮機208
により冷媒を循環させるための冷媒回路210と、エン
ジン201の冷却と排熱の回収を行うための冷却水回路
250が設けられていて、冷却水回路250には、エン
ジン201の冷却水ジャケット263と排気管に設けら
れた排気熱交換器262とが、冷却水への排熱供給部と
して組み込まれている。
【0013】冷媒回路210は、圧縮機208によりフ
ロン等の冷媒を循環させる回路であって、圧縮機208
とオイルセパレータ230が管路211により接続さ
れ、オイルセパレータ230と四方弁232が管路21
2により接続され、四方弁232と主に暖房時冷媒への
放熱用熱交換器である二重管熱交換器233が管路21
3により接続され、二重管熱交換器233は水−冷媒間
熱交換器であり、この二重管熱交換器233と複数個の
室外熱交換器234が管路214により接続され、室外
熱交換器234とディストリビュータ236が複数の管
路215により接続され、ディストリビュータ236か
らの管路216が分岐してそれぞれ分岐管路216aと
なる。複数個の室内熱交換器240が、分岐管路216
aにそれぞれ配置された電子膨張弁238を介して、管
路217により接続され、室内熱交換器240と四方弁
232が分岐管路218aを介して管路218に集合接
続され、四方弁232と圧縮機208が、アキュムレー
タ245を介して、管路219により接続されている。
【0014】冷媒回路210のアキュムレータ245と
圧縮機208の間の管路219には、オイルセパレータ
230において冷媒から分離されたオイルを圧縮機20
8に戻すために、オイルセパレータ230から延びるオ
イル戻し通路231が途中の毛細管270を介して接続
されている。管路214と管路215の間に配置された
室外熱交換器234には、この室外熱交換器234に対
して空気を通過させるための室外ファン235が設けら
れている。
【0015】分岐管路216aには電子膨張弁238、
ストレーナ291が配置されている。管路216にはド
ライヤー241、バルブ290が配置され、管路218
にはバルブ292及びストレーナ293がそれぞれ配置
されている。さらに、管路216には管路294が接続
され、この管路294及び管路218には前記と同様に
それぞれ分岐管路を介して複数個の室内熱交換器が接続
される。
【0016】管路214と管路216との間には、バイ
パス冷媒管路421が接続され、このバイパス冷媒管路
421に電動バイパス弁422及び逆止弁423が配置
されている。また、ドライヤー241とディストリビュ
ータ236の間の管路216には、電動開閉弁424が
配置され、さらに冷媒温度センサ425が配置されてい
る。二重管熱交換器233と複数個の室外熱交換器23
4の間の管路214には、電動開閉弁426が配置され
ている。
【0017】管路211の途中には可撓管300が配置
され、また管路211を通過する冷媒温度を検知する高
圧側温度センサ303と、圧縮機208から電子膨張弁
238の間の高圧側冷媒回路の冷媒圧力を検知する高圧
側圧力センサ301が配置される。高圧側冷媒回路は、
冷房時には管路211、オイルセパレータ230、管路
212、四方弁232、管路213、二重管熱交換器2
33、管路214、室外熱交換器234、管路215及
び管路216で構成され、暖房時には管路211、オイ
ルセパレータ230、管路212、四方弁232及び管
路218、室内熱交換器240、及び管路217で構成
される。
【0018】そして、圧縮機208には圧縮機温度セン
サ306が、管路219の途中には可撓管300がそれ
ぞれ配置される。また、電子膨張弁238から圧縮機2
08までの間の低圧側冷媒回路の冷媒圧力を検知する低
圧側圧力センサ302が管路219に配置される。低圧
側冷媒回路は、冷房時には管路217、室内熱交換器2
40、管路218、四方弁232及び、途中にアキュム
レータ245が配置された管路219で構成され、暖房
時には管路216、管路215、室外熱交換器234、
管路214、二重管熱交換器233、管路213、四方
弁232及び管路219で構成される。
【0019】一方、冷却水回路250は、室外側水ポン
プ261に排気熱交換器262が管路251により接続
され、エンジン201の排気管に設けられた排気熱交換
器262と冷却水ジャケット263が管路252及び循
環通路252aにより接続され、冷却水ジャケット26
3とリニヤ三方弁280が循環通路252bと管路25
3により接続され、リニヤ三方弁280と室外ラジエー
タ265が管路254により接続され、室外ラジエータ
265と室外側水ポンプ261が管路257により接続
され、管路257の途中と水タンク267が管路255
により接続され、管路257とリニヤ三方弁280が、
二重管熱交換器233を介して管路256により接続さ
れている。水タンク267には、リリーフ機能付きタン
クキャップ406が接続されている。管路252には、
切換弁Kが配置され、この切換弁Kにタンクキャップ4
06が管路259により接続されている。管路259は
空気抜き用の通路として使用される。
【0020】管路255は、冷却水の補給用の通路とし
て使用され、管路257は室外ラジエータ265から水
ポンプに向けて冷却水を循環させる通路として使用され
る。室外ラジエータ265には、この室外ラジエータ2
65に対して空気を吹き付けるための室外ファン266
が設けられている。なお、室外ファン235と266を
一体大型化してもよい。
【0021】管路253には、リニヤ三方弁280を配
置し、リニヤ三方弁280により管路256と管路25
4との切換を行うと共に冷却水の流量制御を行う。即
ち、エンジン排熱を回収したエンジン冷却水を、この冷
却水と冷媒回路210中の冷媒との間で熱交換する水−
冷媒間熱交換器である二重管熱交換器233と床暖房装
置Aとに分岐して供給するように構成されている。
【0022】冷媒回路210と冷却水回路250に渡っ
て設けられている二重管熱交換器233は、主に暖房時
両回路を流れる冷媒と冷却水の間で熱交換を行う。ま
た、エンジン201には吸気管317が接続され、吸気
管317の上流部にはエアクリーナ318が配置され、
吸気管317の下流部にはガス燃料を混合する混合器3
19とその下流のスロットル弁320とが配置されてい
る。スロットル弁320はステップモータから構成され
るスロットル弁開度制御アクチュエータ311により開
閉制御される。混合器319のベンチュリ部にはガス吐
出口が設けられ、この吐出口には、途中に燃料ガス流量
制御弁312、減圧調整弁313、2つの開閉弁314
を有して燃料ガス供給源315と連結されたガス供給管
路316が接続されている。さらに、エンジン201に
は排気管323が接続され、その途中に設けられた排気
熱交換器262を介して大気に排気ガスを排出可能とし
ている。エンジン201にはエンジン回転数を検知する
エンジン回転数センサ310が配置されている。
【0023】この実施の形態では、冷却水循環システム
の循環路Sは、エンジン201の冷却水ジャケット26
3、切換弁K、これらを連通する循環通路252a,2
52bからなるエンジン側循環半路S1と、排気熱交換
器262、リニヤ三方弁280、一方は室外ラジエータ
265及び下記する床暖房用エンジン冷却水側放熱管4
03、他方は二重管熱交換器233、室外側水ポンプ2
61、これらを連通する管路252,253,254,
256,257、水配管402,404及びサーモスタ
ット400からなる放熱側循環半路S2を有している。
エンジン側循環半路S1と放熱側循環半路S2で、冷却
水温度が所定値を越えた場合のエンジン暖機時の循環路
を形成している。冷却水ジャケット263の下流側連結
点P1と上流側連結点P2とを結ぶ連通路950はバイ
パス路を構成し、放熱側循環半路S2とで、冷却水温度
が一定所定値以下の時の循環路を形成する。
【0024】エンジン201の収容室には、エンジン収
容室内温度センサ430が配置され、さらに循環通路2
52bには冷却水温度センサ431が配置され、この冷
却水温度センサ431は冷却水ジャケット263の出口
温度を検知する。また、管路252には冷却水温度セン
サ432が配置され、この冷却水温度センサ432は排
気熱交換器262の出口温度を検知する。また、室外機
2には外気温度センサ439が配置されている。
【0025】戸外において、室外機2と独立に床暖房ユ
ニット70が配置され、床暖房ユニット70と床暖房ユ
ニット70から温水が循環供給される床暖房パネル55
6とで床暖房装置Aが構成される。各部屋に配置される
室内機522の室内熱交換器240は、室外機側の接続
ジョイント部a1〜a8を介して室外機2側に接続さ
れ、床暖房ユニット70は室外機側の接続ジョイント部
a9〜a12を介して室外機2側に接続される。
【0026】床暖房ユニット70は、床暖房ユニット側
の接続ジョイント部b1〜b6を有し、床暖房ユニット
側の接続ジョイント部b3,b4は分岐管路216a,
218aを介して室外機側の接続ジョイント部a10,
a9に接続され、床暖房ユニット側の接続ジョイント部
b5,b6は水配管404,402を介して室外機側の
接続ジョイント部a12,a11に接続されている。室
外機2の分岐管路216aには床暖房用電子膨張弁23
8aが配置され、ストレーナ291を介して室外機側の
接続ジョイント部a10に接続されている。
【0027】室外機2のリニヤ三方弁280と室外ラジ
エータ265の間の管路254には、サーモスタット4
00が配置され、このサーモスタット400と室外機側
の接続ジョイント部a11とを結ぶ管路の途中にはパッ
クドバルブ401が配置されている。管路257と室外
機側の接続ジョイント部a12とを結ぶ管路の途中には
パックドバルブ405が配置されている。パックドバル
ブ401,405は手動式の開閉弁であり、床暖房ユニ
ット70を使用しない場合に全閉、床暖房ユニット70
を使用する場合に全開とする。あるいは、次のようにし
ても良い。パックドバルブ401,405を電子開閉弁
とし、パックドバルブ401及びパックドバルブ405
は暖房時、あるいは冷房時でも床暖房リモコンがON時
に同時に開くようにする。
【0028】リニヤ三方弁280は、サーモスタット4
00ヘの温水流I1と暖房時、エンジン排熱を冷媒に回
収するための二重管熱交換器233への温水流I2への
分流を行う。サーモスタット400は、上流直近の冷却
水温度により温水流I3と温水流I4への分流を行う。
【0029】床暖房ユニット70には、床暖房用熱交換
ユニット71及び床暖房用熱運搬液タンク410が配置
されている。床暖房ユニット側の接続ジョイント部b1
とb2の間に床暖房用熱運搬液循環管路411、41
2、416が接続され、床暖房用熱運搬液循環管路41
2に床暖房用熱運搬液ポンプ413が配置されている。
暖房用熱運搬液循環管路412に接続された床暖房用受
熱管414と、暖房用熱運搬液循環管路416に接続さ
れた床暖房用受熱管415は床暖房用熱交換ユニット7
1に内蔵されている。
【0030】また、床暖房用エンジン冷却水側放熱管4
03は床暖房ユニット側の接続ジョイント部b5とb6
に接続され、床暖房用冷媒側放熱管418は床暖房ユニ
ット側の接続ジョイント部b3とb4に接続され、この
床暖房用エンジン冷却水側放熱管403及び床暖房用冷
媒側放熱管418も床暖房用熱交換ユニット71に内蔵
されている。
【0031】床暖房用エンジン冷却水側放熱管403と
床暖房用受熱管415は一体化されて、二重管熱交換器
を構成するようにしている。同様に、床暖房用冷媒側放
熱管418と床暖房用受熱管414は一体化されて、二
重管熱交換器を構成するようにしている。この2つの二
重管熱交換器が連結されて床暖房用熱交換ユニット71
を形成している。なお、各々の二重熱交換器の替わりに
各々プレート熱交換器を構成するようにしても良い。床
暖房用冷媒側放熱管418の暖房時における直近下流の
冷媒温度を検知する床暖冷媒液温センサ419が配置さ
れている。
【0032】図2は各部屋への空調機器の設置状況を示
す図である。例えば床暖房専用室520A、空調対象B
室520B、空調対象C室520C、空調対象D室52
0D及び空調対象E室52OEがある。空調対象B室5
20B乃至空調対象E室520Eには膨張弁非内蔵式室
内機522が使用される。
【0033】床暖房専用室520Aには、室内機が使用
されない。
【0034】空調対象B室520B及び空調対象C室5
20Cの膨張弁非内蔵式室内機522には、室内熱交換
器240、送風ファン240a及び室内冷媒温度センサ
572が内蔵され、冷媒配管536,537及び分岐ユ
ニット535を介して冷媒配管532,533に接続さ
れ、冷媒配管532,533は冷媒配管530,531
接続される。冷媒配管530,531は室外機側の接続
ジョイント部a1,a2を介して室外機2側に接続され
る。
【0035】分岐ユニット535には、冷媒配管532
から空調対象B室520B及び空調対象C室520C側
に冷媒配管536が分岐し、冷媒配管533から空調対
象B室520B及び空調対象C室520C側に冷媒配管
537が分岐し、冷媒配管536には電子膨張弁238
b及びストレーナ538が配置されている。
【0036】空調対象D室520D及び空調対象E室5
20Eの膨張弁非内蔵式室内機522には、室内熱交換
器240、送風ファン240a及び室内冷媒液温度セン
サ572が内蔵され、冷媒配管540,541を介して
室外機側の接続ジョイント部a3,a4及びa5,a6
を介して室外機2側に接続される。
【0037】床暖房専用室520A乃至空調対象E室5
20Eには、室内リモコン装置570、室内温度センサ
571、床温度センサ573が配置される。また、床暖
房パネル(床暖房用放熱器)556が配置され、電子流
量制御弁555、床暖房用熱運搬液管路552,553
を介して床暖房用熱運搬液管路550,551に接続さ
れる。床暖房用熱運搬液管路550,551は、最末尾
において連結されている。
【0038】なお例えば、空調対象B室520B、空調
対象C室520Cにおいて膨張弁非内蔵式室内機522
の替わりにそれぞれ膨張弁内蔵式室内機を使用する場合
には、分岐ユニット535は使用せず、冷媒配管536
と冷媒配管537がそれぞれ冷媒配管532に接続され
る。それぞれの膨張弁内蔵式室内機は内部において冷媒
配管536に接続される内部配管中及び冷媒配管537
に接続されるそれぞれの内部配管中に電子膨張弁が配置
される。すなわち、窒外機2の内部配管である管路29
4には電子膨張弁が配置されていないので、膨張弁内蔵
式室内機の使用が可能となる。
【0039】図3は床暖房ユニットの配管詳細図であ
る。図3は図1における床暖房ユニット70の床暖房用
熱運搬液タンクユニット410をより詳細に図示し、且
つエア抜き通路類も図示したものである。
【0040】床暖房用熱運搬液タンクユニット410
は、エア抜きタンク410Aとリザーブタンク410B
からなっている。エア抜きタンク410Aには、コンダ
クション701が設けられ、このコンダクション701
には加圧キャップ700が脱着可能に設けられている。
エア抜きタンク410Aは、所定以上の圧力に設定され
る。コンダクション701には、コンダクション701
へのエア抜きを行う第1の熱運搬液エア抜き通路702
が接続され、この第1の熱運搬液エア抜き通路702は
熱運搬液ドレン通路703に接続されている。熱運搬液
ドレン通路703は、床暖房用熱運搬液循環管路411
に接続され、熱運搬液ドレン通路703には熱運搬液ド
レンコック703aが設けられている。
【0041】また、エア抜きタンク410Aには、エア
抜きタンク上部からのエア抜きを行う第2の熱運搬液エ
ア抜き通路704が設けられ、この第2の熱運搬液エア
抜き通路704は熱運搬液供給通路705に接続されて
いる。熱運搬液供給通路705は第1の熱運搬液エア抜
き通路702に接続され、熱運搬液はエア抜きタンク4
10A内が負圧になる時、熱運搬液供給通路705から
熱運搬液エア抜き通路702、コンダクション701を
経て供給される。
【0042】リザーブタンク410Bには、外気圧導入
通路706が接続され、外気圧導入通路706によりリ
ザーブタンク410Bへの外気圧導入が行われる。ま
た、リザーブタンク410Bには熱運搬液供給キャップ
707が設けられ、この熱運搬液供給キャップ707を
開いてリザーブタンク410Bへ熱運搬液が供給され
る。床暖房用熱運搬液循環管路412は、床暖房用熱運
搬液ポンプ413を境として床暖房用熱運搬液タンクユ
ニット側熱運搬液循環管路412aと床暖房用熱交換ユ
ニット側熱運搬液循環管路412bから構成される。
【0043】床暖房用熱交換ユニット71には、床暖房
用冷媒側放熱管418と床暖房用受熱管414が一体化
された冷媒側二重管熱交換器600が備えられ、また床
暖房用エンジン冷却水側放熱管403と床暖房用受熱管
415が一体化されたエンジン冷却水側二重管熱交換器
601が備えられている。
【0044】この実施形態では、図3の(B)に示すよ
うに外管600eと内管600fからなる冷媒側二董管
熱交換器600において、外管600eと内管600f
の間を冷媒が通過し、内管600fの内部を熱運搬液が
通過するので、内管600fの外壁600flが床暖房
用冷媒側放熱管418に相当し、内管600fの内壁6
00flが床暖房用受熱管414に相当する。同様に外
管60leと内管60lfからなるエンジン冷却水側二
重管熱交換器601において、外管60leと内管60
lfの間をエンジン冷却水が通過し、内管601fの内
部を熱運搬液が通過するので、内管601fの外壁60
1f1が床暖房用エンジン冷却水側放熱管403に相当
し、内管601fの内壁601f2が床暖房用受熱管4
15に相当する。
【0045】冷媒側二重管熱交換器600には、熱運搬
液入口600a、熱運搬液出口600b、冷媒入口60
0c及び冷媒出口600dが設けられている。熱運搬液
入口600aは床暖房用熱交換ユニット側水循環管路4
12bと、熱運搬液出口600bは連通管路8の一方
と、冷媒入口600cは配管218aAと、冷媒出口6
00dは配管216aAとそれぞれ接続されている。
【0046】図3にて分かる通り、冷媒側二重管熱交換
器600内では冷媒と熱運搬液とを対向して流している
ので、冷媒と熱運搬液との温度差が二重菅の全長に渡っ
てほぼ等しくすることができ、二重管の全長に渡って熱
交換が可能となる。
【0047】エンジン冷却水側二重管熱交換器601
は、熱運搬液入口601a、熱運搬液出口601b、エ
ンジン冷却水入口601c及びエンジン冷却水出口60
1dが設けられている。熱運搬液入口601aは連通管
路8の一方と、熱運搬液出口601bは暖房用熱運搬液
循環管路416と、エンジン冷却水入口601cは水配
管402Aと、エンジン冷却水出口601dは水配管4
04Aとそれぞれ接続されている。
【0048】なお、エンジン冷却水側二重管熱交換器6
01内でもエンジン冷却水と熱運搬液とを対向して流す
ようにしており、二重管の全長に渡って熱交換が可能と
なる。
【0049】水配管402Aにはエンジン冷却水ドレン
通路710が接続され、エンジン冷却水ドレン通路71
0にはエンジン冷却水ドレンコック710aが設けられ
ている。このエンジン冷却水ドレンコック710aを開
くことでエンジン冷却水が排出される。また、水配管4
04Aにはエンジン冷却水エア抜き通路711が接続さ
れ、このエンジン冷却水エア抜き通路711のエア抜き
通路開放端711aからエンジン冷却水のエア抜きが行
われる。さらに床暖房用熱交換ユニット側熱運搬液循環
管路412bには第2の熱運搬液エア抜き通路712が
接続され、この第2の熱運搬液エア抜き通路712のエ
ア抜き通路開放端712aから熱運搬液エア抜きが行わ
れる。
【0050】図4は床暖房ユニットの外観図である。図
4(A)は左側面図、図4(B)は正面図、図4(C)
は右側面図である。
【0051】床暖房ユニット70は、前パネル801、
床パネル802、天井パネル803、後パネル804、
右パネル805及び左パネル806により箱形に形成さ
れている。床パネル802には一対の支持ステー807
が設けられている。右パネル805には、電線取り出し
用右カバー808が取り付けられ、左パネル806に
は、電線取り出し用左カバー809が取り付けられてい
る。
【0052】図5乃至図8において、図3にて示す床暖
房ユニット70を構成する各部品の実際の形状、配置及
び配管等を示す。
【0053】図5は床暖房ユニット内部詳細部分の断面
図である。この床暖房ユニット内部詳細部分は、床暖房
ユニット70を左方より見たもので、二重管熱交換器を
断面図で表示し、パネル類を取り外した状態を表示した
ものである。
【0054】床暖房ユニット70には、下部にエンジン
冷却水側二重管熱交換器610が、上部に冷媒側二重管
熱交換器600が配置されている。また、床暖房ユニッ
ト70の下部には、エンジン冷却水側二重管熱交換器6
01の内側に熱運搬液ポンプ413が配置され、冷媒側
二重管熱交換器600より上方且つ右方には電装部品を
収容した電装ボックス900が配置されている。
【0055】なお、図5より分かる通り、重量物の熱運
搬液ポンプ413を床暖房ユニット70の中央下部に配
置しているので、床暖房ユニット70の安定性が高い。
同様図5より分かる通り、エア抜き通路開放端711
a、工ア抜き通路開放端712aが床暖房ユニット70
上部に配置されるので、エンジン冷却水、熱運搬液が溢
れ出ることがない。但し、床暖房パネル556が建屋の
2階等の高い位置に設置される場合、熱運搬液ポンプ4
13の吐出圧が大きくなるのでエア抜き通路開放端71
2aにコックを配置し常時は閉めるとともに、熱運搬液
ポンプ413の運転中にエア抜き通路712に溜まる空
気を、運転中エア抜き通路開放端712aを短時間だけ
開にすることによりエア抜きする。この場合もコックが
床暖房ユニット700上部に配置されるので、天井パネ
ル803を取り外すことでコック操作によるエア抜き作
業が容易となる。同様にエア抜き通路開放端711aに
コックを配置し常時は閉めるとともに、室外側水ポンプ
261の運転中に短時間だけ開にすることによりエア抜
きするようにしても良い。この場合もコック操作による
エア抜き作業が容易となる。
【0056】図6は床暖房ユニット内部詳細部分の断面
図である。この床暖房ユニット内部詳細部分は、床暖房
ユニット70を正面より見た物で、二重管熱交換器を切
断し、パネル類を取り外した状態を表示したものであ
る。エア抜きタンク410Aの上部には、電装部品を収
容した電装ボックス900が配置されている。
【0057】図7は天井パネルを取り外した床暖房ユニ
ットの右側上面図である。床暖房ユニット70では、天
井パネル803を取り外すと、電装ボックス900内が
露出し、電装部品の取り替え整備が可能となっている。
【0058】なお、図7と図8により分かる通り、天井
パネル803を取り外し、電装ボックス900は取り付
いた状度で、エア抜きタンク410A上部の加圧キャッ
プ700及びリザーブタンク410B上部の熱運搬液供
給キャップ707の両方が、床暖房ユニット700上部
において上方に露出するので、いずれかのキャップを取
り外しての熱運搬液の補充が容易である。
【0059】図8は天井パネルとさらに電装ボックスを
取り外した床暖房ユニットの上面図である。冷媒側二重
管熱交換器600と、その下方のエンジン冷却水側二重
管熱交換器610の両二重管熱交換器がそれぞれ1重の
コイル状に巻かれており、このコイル内にエア抜きタン
ク410A、リザーブタンク410B、熱運搬液ポンプ
413を配置しており、スペースの有効利用ができ、床
暖房ユニット70をコンパクトに形成できる。
【0060】この実施の形態では、エンジン駆動式ヒー
トポンプ装置1に使用され、暖房時、室内熱交換器24
0より上流の高温高圧の冷媒が通過する冷媒放熱器であ
る床暖房用冷媒側放熱管418と、エンジン排熱を吸収
した冷却水が通過するエンジン冷却水放熱器である床暖
房用エンジン冷却水側放熱管403と、室内に配置され
る床暖房パネル556からの熱運搬液に冷媒放熱器から
の熱を伝達する冷媒側受熱器である床暖房用受熱管41
4と、熱運搬液にエンジン冷却水放熱器からの熱を伝達
するエンジン冷却水側受熱器である床暖房用受熱管41
5と、この熱運搬液を循環させる液循環ポンプである床
暖房用熱運搬液ポンプ413とを、6面体からなる外殻
ケース内に収容し、この外殻ケースの側面の内対向する
2面の一方に、高温高圧の冷媒が導かれる冷媒入口60
0cと、冷媒放熱器通過後の冷媒の出口となる冷媒出口
600dと、エンジン冷却水が導かれるエンジン冷却水
入口601cと、エンジン冷却水放熱器通過後の冷却水
の出口となるエンジン冷却水出口601dとを配置し、
2面の他方に、床暖房パネル556からの熱運搬液入口
600aと、冷媒側受熱器及びエンジン冷却水側受熱器
を経て床暖房パネル556ヘの熱運搬液出口601bと
を配置している。
【0061】このように、床暖房ユニット70を室外機
2とは独立に形成したので、室外機2にエンジン冷却水
出口、エンジン冷却水入口、及び冷媒出口、冷媒入口
と、それぞれの室外機2内に配管を設ける改造のみで、
室外機2内に熱交換器を配置する必要がない。また、床
暖房ユニット70にエンジン排熱が送られる分、床暖房
ユニット70に冷媒を介して供給するエネルギーを暖房
時における圧縮機高圧側の冷媒の圧力及び温度を低くで
きる。また、建物の壁に沿って隙間をより小さくして床
暖房ユニット70を配置できる。さらに、冷媒及びエン
ジン冷却水の出入り口を配置した側面を室外機2側と
し、熱運搬液の出入り口を配置した側面を室内機522
側とすることで、室外機2側と床暖房ユニット70との
間の配管、床暖房ユニット70と床暖房パネル556と
の間の配管を短くできる。
【0062】また、床暖房ユニット70では、エンジン
冷却水に接する放熱壁と、熱運搬液に接する受熱壁とを
一体化してエンジン冷却水放熱器兼エンジン冷却水側受
熱器となるエンジン冷却水用熱交換器であるエンジン冷
却水側二重管熱交換器601と、冷媒に接する放熱壁
と、熱運搬液に接する受熱壁とを一体化して冷媒放熱器
兼冷媒側受熱器となる冷媒用熱交換器である冷媒側二重
管熱交換器600とを配置している。このように、放熱
壁と受熱壁との間に熱運搬用の別の液体を配置すること
がないので、エンジン冷却水から熱運搬液への熱移動、
冷媒から熱運搬液への熱移動がそれぞれ簡単な構造によ
り達成できる。
【0063】また、外管と、外管の内側に配置され放熱
壁兼受熱壁となる内管からなる二重管の内管の内側にエ
ンジン冷却水と熱運搬液の内の一方を流し、内管と外管
の間に他方を流すようにしてエンジン冷却水側二重管熱
交換器601を構成し、二重管の内管の内側に冷媒と熱
運搬液の内の一方を流し、内管と外管の間に他方を流す
ようにして冷媒側二重管熱交換器600を構成してお
り、放熱壁と受熱壁との間に熱運搬用の別の液体を配置
することがないので、エンジン冷却水から熱運搬液への
熱移動、冷媒から熱運搬液への熱移動がそれぞれ簡単な
構造により達成できる。
【0064】また、エンジン冷却水側受熱器であるエン
ジン冷却水側二重管熱交換器601と冷媒用熱交換器で
ある冷媒側二重管熱交換器600では、冷媒側二重管熱
交換器600を上にし、エンジン冷却水側二重管熱交換
器601下にして配置しているが、これらの内いずれか
一方を上、他方を下にして上下方向に重ねて配置するこ
とができ、このように床暖房ユニット70の床面積を小
さくでき、上下方向には余裕があるが狭い空間に床暖房
ユニット70を配置することができる。
【0065】また、それぞれ二重管をコイル状に巻いた
エンジン冷却水側二重管熱交換器601と冷媒側二重管
熱交換器600とを、いずれか一方を上、他方を下にし
て上下方向に重ねるとともに、上側の二重管受熱器の熱
運搬液の通路の下側端部と、下側の二重管受熱器の熱運
搬液の通路の上側端部とを配管により連結するから、両
二重管受熱器の熱運搬液の通路とを互いに連結する配管
の長さを短くできる。
【0066】また、上側に冷媒側二重管熱交換器600
を、下側にエンジン冷却水側二重管熱交換器601を配
置し、上側の二重管受熱器の熱運搬液の通路の上側端部
を床暖房パネル556からの熱運搬液入口600aと
し、下側の二重管受熱器の熱運搬液の通路の下側端部を
床暖房パネル556からの熱運搬液出口601aとし、
冷媒側二重管熱交換器600に導く冷媒温度より高温の
エンジン冷却水を、エンジン冷却水側二重管熱交換器6
01に導くようにしている。このように、温度の低い冷
媒と熱運搬液が熱交換し、次に温度の高いエンジン冷却
水と熱交換するので、冷媒側二重管熱交換器600とエ
ンジン冷却水側二重管熱交換器601の両方で熱運搬液
に熱を与えることが可能となるので、効率良く熱運搬液
を加熱できる。
【0067】また、冷媒側二重管熱交換器600の冷媒
通路の上側端部を膨張弁への冷媒出口600dとし、冷
媒通路の下側端部を圧縮機からの冷媒入口600cと
し、エンジン冷却水側二重管熱交換器601のエンジン
冷却水通路の上側端部をエンジンへのエンジン冷却水出
口601dとし、エンジン冷却水通路の下側端部をエン
ジンからのエンジン冷却水入口601cとしているか
ら、温度の低い冷媒と熱運搬液を熱交換させ、次に温度
の高いエンジン冷却水と熱交換させることをより確実に
実施できるので、より効率良く熱運搬液を加熱できる。
【0068】また、下側に冷媒側二重管熱交換器600
を、上側にエンジン冷却水側二重管熱交換器601を配
置してもよく、この場合には、下側の二重管受熱器の熱
運搬液の通路の下側端部を床暖房パネル556からの熱
運搬液入口とし、上側の二重管受熱器の熱運搬液の通路
の上側端部を床暖房パネル556への熱運搬液出口と
し、冷媒側二重管熱交換器600に導く冷媒温度より高
温のエンジン冷却水を、エンジン冷却水側二重管熱交換
器601に導くようにすることができ、温度の低い冷媒
と熱運搬液が熱交換し、次に温度の高いエンジン冷却水
と熱交換するので、冷媒側二重管熱交換器600とエン
ジン冷却水側二重管熱交換器601の両方で熱運搬液に
熱を与えることが可能となるので、効率良く熱運搬液を
加熱できる。
【0069】また、冷媒側二重管熱交換器600の冷媒
通路の下側端部を膨張弁への冷媒出口600dとし、冷
媒通路の上側端部を圧縮機からの冷媒入口600cと
し、エンジン冷却水側二重管熱交換器601のエンジン
冷却水通路の下側端部をエンジンへのエンジン冷却水出
口601dとし、エンジン冷却水通路の上側端部をエン
ジンからのエンジン冷却水入口601cとしているか
ら、温度の低い冷媒と熱運搬液を熱交換させ、次に温度
の高いエンジン冷却水と熱交換させることをより確実に
実施できるので、より効率良く熱運搬液を加熱できる。
【0070】図9はエンジン駆動式ヒートポンプ装置の
制御回路図である。エンジン駆動式ヒートポンプ装置1
は、室外機2、室内機522、床暖房ユニット70及び
分岐ユニット535のそれぞれに制御装置、センサ群、
アクチュエータ群を有している。室外機2の室外CPU
615、室内機522の室内CPU616、床暖房ユニ
ット70の床暖CPU617及び分岐ユニット535の
分岐ユニットCPU618は、データバス620,62
1,622により情報の授受を行い制御する。
【0071】室外CPU615は、スロットル弁開度制
御アクチュエータ311、リニヤ三方弁280の駆動ア
クチュエータ、電子膨張弁238の駆動アクチュエータ
238a、室外ファン235,266の駆動アクチュエ
ータ、室外側水ポンプ261の駆動アクチュエータ、そ
の他アクチュエータ群640、例えば燃料ガス流量制御
弁312、四方弁232、電動バイパス弁422、電動
開閉弁426、電動開閉弁424等の制御を行い、エン
ジン回転センサ310、高圧側圧力センサ301、冷媒
温度センサ425、エンジン冷却水温度センサ431,
432、その他のセンサ群641、例えばエンジン収容
室内温度センサ430、外気温度センサ439、高圧側
温度センサ303等の検知データの取込みを行う。
【0072】室内CPU616は、送風ファン240
a、室内ルーバーモータ240b、室内冷媒液温度セン
サ572、室内リモコン操作部570a、室内温度セン
サ571、電子膨張弁238の駆動アクチュエータ23
8b等の制御あるいは検知データの取込みを行う。な
お、室内リモコン操作部570aは室内リモコン装置5
70に設けられる。
【0073】床暖CPU617は、床暖房用熱運搬液ポ
ンプ413の駆動アクチュエータ413a、床暖冷媒液
温センサ419、床暖リモコン操作部570b、床温度
センサ573及び電子流量制御弁555等について、検
知データを取り入れアクチュエータの制御を行う。室外
機2内の電子膨張弁238の開度も、室外CPU615
を介して床暖CPU617からの指令で制御される。
【0074】次に、エンジン駆動式ヒートポンプ装置1
は、エンジン排熱を回収したエンジン冷却水を、この冷
却水と冷媒回路210中の冷媒との間で熱交換する水−
冷媒間熱交換器である二重管熱交換器233と床暖房装
置Aとに分岐して供給するようにし、暖房要求検知手段
からの暖房要求に基づき、送風ファン240aを起動す
るとともに、暖房要求が大なる時、床暖房装置Aへの冷
却水の供給に優先して、水−冷媒間熱交換器である二重
管熱交換器233への冷却水の供給量を増加する制御を
行う。この暖房の制御によりエンジン排熱を昇温するに
は時間がかかる床に設置される放熱部より、冷媒回路2
10中に回収させて室内熱交換器240に優先してエン
ジン排熱を供給するとともに、送風ファン240aによ
る温風が室内の人に作用し暖房要求を満たすことができ
る。
【0075】図10は床暖房ユニット内の配線図であ
る。床暖房ユニット70は、電線取り出し用左カバー8
09内に配置された接続端子809aを介して室外機2
に接続され、また電線取り出し用右カバー808内に配
置された接続端子808aを介して室内リモコン装置5
70の床暖リモコン操作部570bに接続される。
【0076】床暖房ユニット70に配置された電装ボッ
クス900内には、床暖CPU617、室外機2側と接
続する信号インターフェース950、電源回路951、
リレー952及びリレードライバ953が配置され、さ
らに室内リモコン装置570側と接続する信号インター
フェース950が配置され、さらに床暖冷媒液温センサ
419等の各センサと接続するセンサインターフェース
955等の電装部品が配置されている。
【0077】図11は床暖房ユニットの設置図である。
床暖房ユニット70は、配線及び配管により室外機2と
接続される。また、床暖房ユニット70は、室内に配置
された室内リモコン装置570と配線により接続され、
同様に室内に配置された床暖房パネル(床暖房用放熱
器)556と配管により接続される。
【0078】このように室外機2と、室内リモコン装置
570及び床暖房パネル(床暖房用放熱器)556との
間に、床暖房ユニット70が配置され、図4の(B)、
(C)に分かる通り、床暖房ユニット70の右側側面
に、室外機2からの冷媒及びエンジン冷却水の各入口で
ある接続ジョイント部b4、b6、及び、室外機2ヘの
冷媒及びエンジン冷却水の各出口となる接続ジョイント
部b3、b5を集中配置させるとともに、室外機2との
間の電気配線のための電線取り出し用右カバー808を
配置している。また、図4の(A)、{B)に分かる通
り、床暖房ユニット70の右側側面に対向する左側側面
に、床暖房パネル556からの熱運搬液の入口である接
続ジョイント部b4及び床暖房パネル556への熱運搬
液の出口である接続ジョイント部b3を集中配置させる
とともに、床暖房パネル556、室内リモコン装置57
0へのとの間の電気配線のための電線取り出し用左カバ
ー809を配置している。このため、配管長や配線長を
短くでき、配管や配線接続等の施工作業を向上させるこ
とができる。
【0079】図12は運転時のエネルギーの流れ図であ
る。
【0080】エンジン201で燃料が燃焼して発生する
エネルギーEの内、Eの機械エネルギーが圧縮機2
08により冷媒に与えられ、エネルギーEの内の排熱
はさらに分岐され、エネルギーEがエンジン冷却水に
回収され、エネルギーEが排気ガスとともにあるいは
エンジン201表面から大気中に放出される。エンジン
冷却水に回収されるエネルギーEは、リニヤ三方弁2
80においてエンジン冷却水がI、Iに分岐するの
に連れてエネルギーE31とエネルギーE32に分岐す
る。蒸発器(暖房時室外熱交換器234、冷房時室内熱
交換器240)においてエネルギーEが冷媒に与えら
れ、エネルギーE31が二重管熱交換器233において
冷媒に与えられる。これにより、エネルギーEとエネ
ルギーE 31とエネルギーEとが合流しエネルギーE
となる。エネルギーE32はエンジン冷却水がサーモ
スタット400でI、Iに分岐するのに連れてエネ
ルギーE321とエネルギーE322に分岐する。エネ
ルギーEは分岐し、エネルギーE61、E62とな
る。エネルギーE61は凝縮器(暖房時室内熱交換器2
40、冷房時室外熱交換器234)において放熱され
る。エネルギーE62とエネルギーE321は合流しエ
ネルギーEとなり、床暖房パネル556から放熱され
る。一方エネルギーE322は室外ラジエータ265か
ら大気中に放熱される。
【0081】エネルギーEはエネルギーEの30〜
40%であり、暖房時外気温度が低いのでエネルギーE
は小さい。このため暖房開始時早期に室内温度を上昇
するのは困難であるが、暖房開始時図4、図5、及び図
7〜図10のプログラムにより、リニヤ三方弁280の
開度を大きく(少なくとも20%開度以上と)し、I
を大きくして排熱の一部を冷媒に取り込むので、室内熱
交換器240による放熱を大きくすることができ、放熱
が開始されると室内ファンにより、室内の人が直ちに暖
かい空気流を感知することができ、暖房要求を早期に満
たすことができる。また、暖房開始時リニヤ三方弁28
0の開度を早期に50%さらには100%(I=50
〜100%)とするとより良い。さらに、電子膨張弁2
38を所定開度に対して20%開度以下さらには全閉に
し、床暖房用冷媒放熱器418の放熱量を抑えることに
より、床暖房に優先して室内熱交換器240による放熱
をすることができる。放熱が開始されると室内ファンに
より、室内の人が直ちに暖かい空気流を感知することが
でき、暖房要求を早期に満たすことができる。
【0082】また、冷房時においては、蒸発器(室内熱
交換器240)により吸熱がされつつ、エネルギーE
31、エネルギーE62は0とされつつ、エネルギーE
321により床暖房が可能となる。
【0083】図13は別の実施の形態の床暖房ユニット
を示す図である。この床暖房ユニット1070が上記の
実施の形態の床暖房ユニット70と違う点は、床暖房用
冷媒側放熱管418と接続ジョイント部b3の間の冷媒
配管1100の途中に電子膨張弁1238aを配置して
いる点である。この床暖房ユニット1070の接続ジョ
イント部b3は室外機2の接続ジョイント部a1と、接
続ジョイント部b4は室外機2の接続ジョイント部a2
とそれぞれ冷媒配管1101,1102で連結して使用
される。すなわち、この床暖房ユニット1070を電子
膨張弁を持たない室外機2と連結されて使用することが
容易に可能となる。
【0084】そして室内機1522との間の冷媒配管
は、接続ジョイント部a1と接続ジョイントb3を結ぶ
冷媒配管1101の途中と室内機1522の間、接続ジ
ョイント部a2と接続ジョイント部b4を結ぶ冷媒配管
1102の途中と室内機1522の間をそれぞれ連結す
ることにより可能となる。この場合の室内機1522
は、電子膨張弁1238bを内蔵する電子膨張弁内蔵式
室内機1522が使用される。
【0085】これによれば、圧縮機で高温高圧化した冷
媒を分岐し、一方を室内機1522の室内熱交換器24
0に循環して室内空気を昇温し、他方を床暖房ユニット
1070ヘ循環して熱運搬液を介して床暖房パネル55
6を加熱し、床温度を上昇できる。室内の人は室内空気
と床の両方で暖められ、且つ、室外機2と室内機152
2との間の冷媒配管の途中に床暖房ユニット1070を
挿入し、且つ床暖房ユニット1070と床暖房パネル5
56の間に冷却水を循環させる配管を施すのみで、ヒー
トポンプ装置1を床暖房可能とするに当たり、室外機2
や室内機1522の改造を必要とせず、改造工事が簡単
に可能としている。
【0086】電子膨張弁1238aの開度は、高圧側圧
力センサ30lで検知される高圧圧力に基づき算出され
る飽和液温度と、冷媒温度センサ419で検知される冷
媒温度との差が、所定値より大きい場合に開度が大きく
される。これにより高圧圧力を低下せしめ、前記差を所
定値に近づけるようにする。前記差が所定値より小さい
場合に開度は小さくされる。これにより高圧圧力を上昇
せしめて前記差を所定値に近づけるようにする。このよ
うに電子膨張弁1238aは開度について、フィードバ
ック制御方式のサブクール制御が実施される。なおさら
に、電子膨張弁1238aの替わりにキャピラリーを配
置し、コストダウンを図ることもできる。
【0087】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、暖房時、室内熱交換器より上流の高温高圧の冷媒が
通過する冷媒放熱器と、エンジン排熱を吸収した冷却水
が通過するエンジン冷却水放熱器と、室内に配置される
床暖房パネルからの熱運搬液に冷媒放熱器からの熱を伝
達する冷媒側受熱器と、熱運搬液にエンジン冷却水放熱
器からの熱を伝達するエンジン冷却水側受熱器と、この
熱運搬液を循環させる液循環ポンプとを、6面体からな
る外殻ケース内に収容し、この外殻ケースの側面の内対
向する2面の一方に、高温高圧の冷媒が導かれる冷媒入
口と、冷媒放熱器通過後の冷媒の出口となる冷媒出口
と、エンジン冷却水が導かれるエンジン冷却水入口と、
エンジン冷却水放熱器通過後の冷却水の出口となるエン
ジン冷却水出口とを配置し、2面の他方に、床暖房パネ
ルからの熱運搬液入口と、冷媒側受熱器及びエンジン冷
却水側受熱器を経て床暖房パネルヘの熱運搬液出口とを
配置し床暖房ユニットを室外機とは独立に形成したの
で、室外機にエンジン冷却水出口、エンジン冷却水入
口、及び冷媒出口、冷媒入口と、それぞれの室外機内に
配管を設ける改造のみで、室外機内に熱交換器を配置す
る必要がない。また、床暖房ユニットにエンジン排熱が
送られる分、床暖房ユニットに冷媒を介して供給するエ
ネルギーを暖房時における圧縮機高圧側の冷媒の圧力及
び温度を低くできる。また、建物の壁に沿って隙間をよ
り小さくして床暖房ユニットを配置できる。さらに、冷
媒及びエンジン冷却水の出入り口を配置した側面を室外
機側とし、熱運搬液の出入り口を配置した側面を室内機
側とすることで、室外機側と床暖房ユニットとの間の配
管、床暖房ユニットと床暖房パネルとの間の配管を短く
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン駆動式ヒートポンプ装置の全体構成を
示す図である。
【図2】各部屋への空調機器の設置状況を示す図であ
る。
【図3】床暖房ユニットの詳細図である。
【図4】床暖房ユニットの外観図である。
【図5】床暖房ユニット内部詳細部分の断面図である。
【図6】床暖房ユニット内部詳細部分の断面図である。
【図7】天井パネルを取り外した床暖房ユニットの右側
上面図である。
【図8】天井パネルとさらに電装ボックスを取り外した
床暖房ユニットの上面図である。
【図9】エンジン駆動式ヒートポンプ装置の制御回路図
である。
【図10】床暖房ユニット内の配線図である。
【図11】床暖房ユニットの設置図である。
【図12】運転時のエネルギーの流れ図である。
【図13】別の実施の形態の床暖房ユニットを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン駆動式ヒートポンプ装置 2 室外機 70,1070 床暖房ユニット 201 エンジン 208 圧縮機 210 冷媒回路 240 室内熱交換器 403 床暖房用エンジン冷却水側放熱管 413 床暖房用熱運搬液ポンプ 415 床暖房用受熱管 418 床暖房用冷媒側放熱管 522,1522 室内機 556 床暖房パネル 600 冷媒側二重管熱交換器 600c 冷媒入口 600d 冷媒出口 601 エンジン冷却水側二重管熱交換器 601c エンジン冷却水入口 601b 熱運搬液出口 601d エンジン冷却水出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン駆動の圧縮機により暖房運転中、
    冷媒を圧縮機から室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器
    そして圧縮機に循環させる冷媒回路を備え、少なくとも
    エンジン、圧縮機、室外熱交換器を内蔵する室外機と、
    室内熱交換器を内蔵する室内機とからなるエンジン駆動
    式ヒートポンプ装置に使用され、暖房時、前記室内熱交
    換器より上流の高温高圧の冷媒が通過する冷媒放熱器
    と、エンジン排熱を吸収した冷却水が通過するエンジン
    冷却水放熱器と、室内に配置される床暖房パネルからの
    熱運搬液に前記冷媒放熱器からの熱を伝達する冷媒側受
    熱器と、前記熱運搬液に前記エンジン冷却水放熱器から
    の熱を伝達するエンジン冷却水側受熱器と、この熱運搬
    液を循環させる液循環ポンプとを、6面体からなる外殻
    ケース内に収容し、この外殻ケースの側面の内対向する
    2面の一方に、高温高圧の冷媒が導かれる冷媒入口と、
    前記冷媒放熱器通過後の冷媒の出口となる冷媒出口と、
    エンジン冷却水が導かれるエンジン冷却水入口と、前記
    エンジン冷却水放熱器通過後の冷却水の出口となるエン
    ジン冷却水出口とを配置し、前記2面の他方に、前記床
    暖房パネルからの熱運搬液入口と、前記冷媒側受熱器及
    び前記エンジン冷却水側受熱器を経て床暖房パネルヘの
    熱運搬液出口とを配置したことを特徴とする床暖房ユニ
    ット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7535711B2 (en) 2006-05-15 2009-05-19 Seiko Epson Corporation Wind velocity measuring device and electronic apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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