JPH11166735A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH11166735A
JPH11166735A JP33300597A JP33300597A JPH11166735A JP H11166735 A JPH11166735 A JP H11166735A JP 33300597 A JP33300597 A JP 33300597A JP 33300597 A JP33300597 A JP 33300597A JP H11166735 A JPH11166735 A JP H11166735A
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JP
Japan
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rotating plate
small
rotating
microwave oven
food
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JP33300597A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Kondo
智之 近藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小さい食品を効率的な加熱を可能と
し、その際の均一加熱を図る。 【解決手段】 オーブン庫の底板部2aの中心に、内軸
15と外周軸16とをワンウェイクラッチ介して接続し
てなる二重軸14を設ける。内軸15の上端に回転皿1
1を連結する。回転皿11に円形開口部11aを形成
し、この円形開口部11a内に小回転皿12を摺動回転
自在に設ける。小回転皿12の載置面を回転皿11の載
置面よりも僅かだけ低く位置させる。オーブン庫の外底
部に、正逆回転可能なRTモータ18を設け、その回転
駆動力を回転皿11及び小回転皿12に伝達するギア機
構19を設ける。RTモータ18が正回転されると、回
転皿11及び小回転皿12が回転する。小回転皿12が
励振口の近傍に位置する回転皿11の所定回転角度に
て、RTモータ18を逆回転させ、回転皿11の停止状
態で小回転皿12のみを回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱室内の底部に
食品を載置するための回転皿を備え、その加熱室内にマ
イクロ波を供給することにより食品を加熱する電子レン
ジに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】電子レンジにおいて
は、一般に、加熱室内の底部に設けられた円板状の回転
皿(ターンテーブル)をセットし、その回転皿上に食品
を載置し、例えば加熱室の側壁部に設けられた励振口か
ら加熱室内にマイクロ波を供給して食品の加熱調理を行
う構成とされている。このとき、前記回転皿を回転させ
ることにより、食品の加熱むらのない均一加熱を図るよ
うにしている。
【0003】ところが、上記従来のものでは、比較的大
きい食品を加熱するには有効であるが、食品が例えば茶
碗1杯のごはんなど比較的小さいものであるときには、
マイクロ波をその食品に集中させることができないた
め、加熱効率が十分に高いものとならなくなる。この場
合、励振口近くは電界強度が高いと考えられるから、小
さい食品の場合には、例えば回転皿を回転させずに、そ
の食品を励振口の近くに置いて加熱調理を行うようにす
ることも考えられるが、それでは、食品のうち励振口に
向く側が強く加熱されることになり、食品の加熱むらが
起こる不具合が生ずる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、比較的小さい食品を効率的に加熱する
ことを可能としながらも、その際の均一加熱を図ること
ができる電子レンジを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
加熱室と、この加熱室内に励振口からマイクロ波を供給
するマイクロ波供給手段と、前記加熱室内の底部に設け
られ食品が載置される回転皿と、この回転皿の内側の偏
心した位置に回転可能に設けられ比較的小さい食品を載
置可能な小回転皿と、前記回転皿及び小回転皿を回転駆
動するための駆動機構とを具備する構成に特徴を有する
(請求項1の発明)。
【0006】これによれば、比較的小さい食品に対して
は、回転皿の内側の偏心した位置に設けられた小回転皿
にその食品を載置して加熱調理を行うことができる。こ
のとき、回転皿の回転角度により、加熱室内の小回転皿
の位置を変動させることができるので、小回転皿ひいて
は食品を加熱室内の加熱効率が高くなる所定位置に持っ
てくることができる。しかも、小回転皿を駆動機構によ
り回転駆動することができるので、その食品を回転させ
ながら加熱調理を行うことにより、均一加熱を図ること
が可能となる。比較的大きな食品の場合には、回転皿に
食品を載置して回転させながら加熱調理を行うことがで
きることは勿論である。
【0007】この場合、前記駆動機構を、回転皿を停止
させた状態で、小回転皿を回転させることが可能な構成
とすることができる(請求項2の発明)。これによれ
ば、比較的小さな食品を載置した小回転皿を加熱室内の
加熱効率が高くなる所定位置に停止させ、その位置でそ
の食品を回転させながら加熱調理を行うことができるよ
うになる。
【0008】また、前記駆動機構を、回転皿を回転させ
ながら小回転皿を回転させることが可能な構成とするこ
ともできる(請求項3の発明)。これによれば、小回転
皿に載置した比較的小さい食品を、回転皿を回転させる
ことに伴い加熱室内での位置を変動させつつ、小回転皿
により回転させながら加熱調理を行うことが可能とな
る。
【0009】前記回転皿を停止させた状態で小回転皿を
回転させることが可能なものにあっては、その小回転皿
が加熱室内の強電界部に位置するように回転皿を停止さ
せる停止制御手段を設けることができる(請求項4の発
明)。これによれば、小回転皿上に載置された食品を加
熱室内の強電界部に配置して高い効率の加熱調理を行う
ことができるようになる。
【0010】さらには、前記小回転皿を、その直径が回
転皿の半径よりも小さく構成されると共に、該回転皿の
回転中心から外れた位置に配設することもできる(請求
項5の発明)。これによれば、励振口が加熱室の側壁に
ある場合に、励振口のより近傍に小回転皿ひいては食品
を配置して加熱調理を行うことができる。
【0011】そして、前記駆動機構を、正逆回転可能な
モータと、このモータにより回転される外周軸及びこの
外周軸にワンウェイクラッチを介して連結され回転皿を
回転させる内軸を有する二重軸と、前記外周軸の回転を
小回転皿に伝達する伝達機構とを備えて構成することが
できる(請求項6の発明)。これによれば、駆動機構
を、モータが1個の比較的簡単な構成で済ませながら
も、小回転皿のみ、及び、回転皿と小回転皿との双方を
回転駆動することができる。
【0012】このとき、操作パネルにおける設定に基づ
いてモータの回転方向を制御する制御手段を設ければ、
より効果的となる(請求項7の発明)。これにより、小
回転皿のみを回転駆動させるモードと、回転皿及び小回
転皿の双方を回転駆動するモードとを、食品種類などに
応じて自動で選択して加熱調理を行うことができるよう
になる。
【0013】ところで、比較的大きな食品を回転皿に載
置して加熱調理を行う際に、その食品の一部が小回転皿
上に乗っていると、小回転皿が回転していることが調理
にとって望ましくないことが考えられる。そこで、小回
転皿の載置面を、回転皿の載置面よりも低く位置させる
構成とすることができる(請求項8の発明)。これによ
れば、比較的大きな食品の一部が小回転皿上に位置され
ても、その食品に小回転皿の回転の影響を何ら及ばなく
することができる。
【0014】あるいは、駆動機構を、回転皿に対して小
回転皿が停止した状態で、該回転皿のみを回転させるこ
とが可能な構成とすることもでき(請求項9の発明)、
これによれば、比較的大きな食品の一部が小回転皿上に
位置されても、回転皿だけを回転させることができ、そ
の食品への悪影響を未然に防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例(請求項
1〜8に対応)について、図1ないし図5を参照しなが
ら説明する。まず、図3は、本実施例に係る電子レンジ
の本体1の外観を示しており、ここで、本体1内には、
図2にも示すように、前面が開放した矩形箱状のオーブ
ン庫2が配設され、そのオーブン庫2内が加熱室3とさ
れている。本体1の前面には、前記加熱室3を開閉する
ための扉4(図3参照)が設けられている。
【0016】また、本体1の前面には、前記扉4の右側
に位置して操作パネル5が設けられている。この操作パ
ネル5には、ユーザーが食品種類(調理メニュー)の選
択、調理時間の設定、調理スタートの指示等を行うため
の操作キー6が設けられていると共に、調理に関する必
要な情報等を表示する表示部7が設けられている。図4
に示すように、前記操作キー6の操作信号は、マイコン
等からなる制御回路8に入力されるようになっており、
また、前記表示部7の表示は、この制御回路8により制
御されるようになっている。
【0017】さらに、詳しく図示はしないが、前記本体
1内には、オーブン庫2の右側部に位置して機械室が設
けられ、この機械室内には、マイクロ波を発振するマグ
ネトロン9(図4にのみ図示)やその駆動回路、冷却フ
ァン装置、前記制御回路8などが設けられている。前記
マグネトロン9から発振されたマイクロ波は、図示しな
い導波管を通して、この場合前記オーブン庫2の右側壁
部に形成された励振口10(図2参照)から加熱室3内
に供給されるようになっている。従って、マグネトロン
9や導波管などからマイクロ波供給手段が構成されてい
る。図4に示すように、前記マグネトロン9も、前記制
御回路8により制御されるようになっている。
【0018】さて、前記加熱室3内の底部には、食品が
載置される回転皿11が設けられると共に、その回転皿
11の内側の偏心した位置に比較的小さい食品F(図2
参照)を載置可能な小回転皿12が設けられ、さらに、
それら回転皿11及び小回転皿12を回転駆動するため
の駆動機構13が設けられる。以下、これら回転皿11
及び小回転皿12並びに駆動機構13について詳述す
る。
【0019】即ち、図1に示すように、オーブン庫2の
底板部2aの中心部には、二重軸14が上下に貫通して
回転可能に設けられている。この二重軸14は、丸棒状
の内軸15と、その内軸15の外周に嵌挿された円管状
の外周軸16とを備えて構成されると共に、それら内軸
15と外周軸16との間に図示しないワンウェイクラッ
チが介在されている。これにて、例えば外周軸16が右
回りに回転したときには、内軸15が外周軸16と一体
回転し、外周軸16が左回りに回転したときには、内軸
15は停止状態とされるようになっている。また、この
とき、前記内軸15は外周軸16よりも長い寸法を有
し、その上下両端部が、外周軸16から露出するように
なっている。
【0020】前記内軸15の上端部には、円形の回転網
17が取付けられており、その回転網17上に前記回転
皿11がセットされるようになっている。この回転皿1
1は、例えば耐熱ガラスあるいはセラミックから、加熱
室3の内底部のほぼ一杯の大きさの円形皿状をなしてい
る。このとき、回転皿11は、内軸15(回転網17)
に対して、円周方向の所定位置(所定の回転角度)にて
連結されるようになっている。
【0021】そして、図2,図3にも示すように、この
回転皿11の内側には、円形開口部11aが設けられ、
この円形開口部11a内に、耐熱ガラスあるいはセラミ
ックから円板状に構成された小回転皿12が摺動回転自
在に設けられている。このとき、小回転皿12の直径寸
法は、回転皿11の半径寸法よりも小さく構成されると
共に、回転皿11の回転中心から外れた外周側部位(図
で右端部)に配設されている。
【0022】また、この場合、図1に示すように、前記
円形開口部11aの内周壁には段差部が形成されている
と共に、小回転皿12の外周壁にもそれに対応した段差
が形成され、その段差部によって小回転皿12が円形開
口部11aに僅かなクリアランスを存して嵌込まれた状
態で、下方への抜止め状態に保持されている。そして、
この小回転皿12の下面部には、中心から下方に突出し
て延びる軸部12aが設けられている。さらに、本実施
例では、小回転皿12の載置面(上面)が、回転皿11
の載置面(上面)よりも僅かだけ低く位置されている。
【0023】一方、図1に示すように、前記オーブン庫
2の外底部には、正逆回転可能なRTモータ18が配設
され、このRTモータ18の回転駆動力がギア機構19
を介して、前記回転皿11及び小回転皿12に伝達され
るようになっている。このギア機構19は、RTモータ
18の出力軸18aに取付けられた第1のギア19a、
前記外周軸16の下部部位に固着され前記第1のギア1
9aに噛合う第2のギア19b、外周軸16の上部部位
(加熱室3内部)に固着された第3のギア19c、前記
小回転皿12の軸部12aに取付けられ前記第3のギア
19cに噛合う第4のギア19dから構成されている。
【0024】これにて、前記RTモータ18が例えば正
回転されると、外周軸16が右回りに回転して内軸15
と一体回転し、もって回転皿11が右回り(上面からみ
て時計回り)に回転しながら、小回転皿12が左回りに
回転するようになっている。これに対し、RTモータ1
8が逆回転されると、外周軸16のみが左回りに回転し
て、回転皿11が停止した状態で、小回転皿12のみが
右回りに回転するようになっている。
【0025】従って、本実施例においては、前記RTモ
ータ18、二重軸14、ギア機構19等から駆動機構1
3が構成され、またこのとき、第3のギア19c及び第
4のギア19dが外周軸16の回転を小回転皿12に伝
達する伝達機構を構成しているのである。前記RTモー
タ18も、図4に示すように、前記制御回路8により制
御されるようになっている。
【0026】制御回路8は、そのソフトウエア的構成に
より、操作パネル5の操作キー6の操作に基づいて前記
マグネトロン9やRTモータ18などを制御して、加熱
調理を実行する。このとき、後の作用説明でも述べるよ
うに、操作パネル5上で、比較的小さい食品Fを小回転
皿12上に載置して加熱調理を行う調理メニュー(例え
ば茶碗1杯のごはんのあたため等)が設定されたときに
は、制御回路8は、RTモータ18を逆回転させるよう
になっている。また、それ以外の調理メニュー(回転皿
11上に食品を載置して行う調理)が設定されたときに
は、制御回路8は、RTモータ18を正回転させるよう
になっている。従って、制御回路8が制御手段として機
能するようになっている。
【0027】さらに、制御回路8は、回転皿11つまり
内軸15を停止させる際には、常に、小回転皿12が加
熱室3内の強電界部、即ち励振口10に最も近い位置で
ある図で右端部位に位置するように、回転皿11を所定
回転角度にて停止させるようになっている。このとき、
回転皿11を所定回転角度に停止させるために、図1及
び図5に示すように、内軸15の下端部分には外周方向
に凸となる突起15aが設けられていると共に、その近
傍には前記突起15aにより動作される検出スイッチ2
0が設けられている。
【0028】これら検出スイッチ20及び突起15a
は、回転皿11が所定回転角度にきたときに検出スイッ
チ20が例えばオンする位置関係となるように配設さ
れ、図4に示すように、この検出スイッチ20の検出信
号が制御回路8に入力されるようになっている。制御回
路8は、この検出スイッチ20の検出信号に基づいて、
RTモータ18(正転時)の断電を行うようになってい
る。従って、これら制御回路8及び検出スイッチ20等
から停止制御手段が構成されるのである。
【0029】次に、上記構成の作用について述べる。使
用者が加熱調理を行いたい場合には、加熱室3内に食品
を収容するのであるが、今、比較的大きな食品の加熱調
理を行いたい場合には、使用者は、回転皿11上にその
食品を載置するようにする。次いで、使用者は、操作パ
ネル5の操作キー6を操作して、例えば調理態様(メニ
ュー)や調理時間を設定した上で調理をスタートさせる
ようにする。
【0030】すると、上述のように、制御回路8は、マ
グネトロン9を駆動すると共に、RTモータ10に通電
して正回転させる。これにて、マイクロ波が励振口10
から加熱室3内に供給されて食品の加熱が行われると共
に、外周軸16と一体に内軸15が回転して回転皿11
ひいては食品が回転して均一加熱が図られるようになっ
ている。また、このとき、小回転皿12も回転皿11に
対して回転(いわば自転)するようになるが、小回転皿
12の載置面は、回転皿11の載置面よりも低く位置さ
れているので、食品の一部が小回転皿12上に跨がって
位置されても、その食品は小回転皿12の上面からいわ
ば浮上がった状態となり、小回転皿12の回転が悪影響
を及ぼすことはないのである。
【0031】そして、例えば設定された調理時間が経過
すれば、マグネトロン9及びRTモータ18が停止され
て調理が終了される。このとき、マグネトロン9は即座
に断電されるのであるが、RTモータ18については継
続して回転され、検出スイッチ20からの検出信号が入
力された時点でRTモータ18が断電される。これによ
り、回転皿11は、小回転皿12が励振口10の近傍に
位置する所定回転角度にて停止されるようになるのであ
る。
【0032】一方、使用者が、例えば茶碗1杯のごはん
のあたためなど比較的小さい食品Fの加熱調理を行いた
い場合には、図2に示すように、食品Fを小回転皿12
上に載置するようにする。このときには、回転皿11が
所定回転角度にて停止しており、食品Fは、励振口10
の近傍に配置されることになる。次いで、使用者は、操
作パネル5の操作により、調理メニュー(この場合「茶
碗1杯のごはんのあたため」)や調理時間を設定した上
で調理をスタートさせる。
【0033】すると、制御回路8は、マグネトロン9を
駆動して加熱調理を開始すると共に、RTモータ18を
逆回転させ、これにより、外周軸16のみが回転するこ
とによって回転皿11はその所定回転角度にて停止した
ままで、小回転皿12ひいては食品Fが回転されるよう
になる。このとき、小回転皿12ひいては食品Fは、励
振口10のすぐ近傍に配置されているので、供給された
マイクロ波が直接食品Fに当たるようになり、極めて効
率の良い加熱が行われるようになる。また、食品Fは回
転しているので、全周が均等にマイクロ波の照射を受
け、均一加熱が図られるようになるのである。
【0034】このように本実施例によれば、回転皿11
の内側に小回転皿12を設け、その小回転皿12が励振
口10の近傍に位置した状態で回転皿11を停止させ
て、その小回転皿12上に比較的小さい食品Fを載置し
て小回転皿12のみを回転させながら加熱調理を行うこ
とを可能としたので、比較的小さい食品Fを効率的に加
熱することができ、またその際の加熱むらを防止して均
一加熱を図ることができるようになった。
【0035】また、本実施例では、回転皿11及び小回
転皿12を回転駆動するための駆動機構13を、正逆回
転可能なRTモータ18、ワンウェイクラッチを有する
二重軸14、ギア機構19等から構成したので、小回転
皿12のみの回転と、回転皿11及び小回転皿12の双
方を回転とを容易に選択切換えすることができ、そのた
め構成を、1個のRTモータ18など比較的簡単に済ま
せることができ、安価に実現できるものである。
【0036】図6は、本発明の他の実施例を示してお
り、上記実施例と異なる点は、外周軸16の回転を小回
転皿12に伝達するための伝達機構として、第3のギア
19c及び第4のギア19dに代えて、ベルト伝達機構
21を採用したところにある。即ち、外周軸16の上部
部位(加熱室3内部)には第1のプーリ22が固着さ
れ、小回転皿12の軸部12aには第2のプーリ23が
取付けられ、それらプーリ22,23間に、ベルト24
が掛渡され、もってベルト伝達機構21が構成されてい
る。かかる構成でも、上記実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
【0037】尚、上記実施例では、回転皿11を回転駆
動する際には、小回転皿12も回転される構成として、
小回転皿12の載置面の位置を低くするようにしたが、
例えば伝達機構(外周軸と小回転皿)の接続,切離しを
行うクラッチ機構などを設けることにより、回転皿に対
して小回転皿が停止した状態で、回転皿のみを回転させ
ることが可能な構成としても良い(請求項9の発明)。
これによれば、小回転皿の載置面を回転皿と面一として
も、比較的大きな食品に対して悪影響を及ぼすことを未
然に防止することができるようになる。
【0038】その他、本発明は上記した実施例に限定さ
れるものではなく、例えば回転皿と小回転皿とのどちら
を使用して調理を行うかを使用者が操作キーにより直接
的に指定したり、あるいは位置センサ等により食品が載
置されている位置を自動検出する構成としても良く、ま
た、回転皿を所定回転角度に停止させるために、光セン
サ等により回転皿の位置を直接検出するような構成とす
ることもできる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更
して実施し得るものである。
【0039】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の電子レンジによれば、回転皿の内側の偏心した位置に
比較的小さい食品を載置可能な小回転皿を回転可能に設
けると共に、回転皿及び小回転皿を回転駆動するための
駆動機構を設けるようにしたので、比較的小さい食品を
効率的に加熱することを可能としながらも、その際の均
一加熱を図ることができるという優れた実用的効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、回転皿及び駆
動機構部分の縦断正面図
【図2】加熱室内の様子を示す斜視図
【図3】電子レンジの外観を示す斜視図
【図4】電気的構成を概略的に示すブロック図
【図5】内軸の下端部部分の横断面図
【図6】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、1は本体、3は加熱室、5は操作パネル、8は
制御回路(制御手段、停止制御手段)、9はマグネトロ
ン(マイクロ波供給手段)、10は励振口、11は回転
皿、12は小回転皿、13は駆動機構、14は二重軸、
15は内軸、16は外周軸、18はRTモータ(モー
タ)、19はギア機構(伝達機構)、20は検出スイッ
チ、21はベルト伝達機構(伝達機構)、Fは食品を示
す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室と、この加熱室内に励振口からマ
    イクロ波を供給するマイクロ波供給手段と、前記加熱室
    内の底部に設けられ食品が載置される回転皿と、この回
    転皿の内側の偏心した位置に回転可能に設けられ比較的
    小さい食品を載置可能な小回転皿と、前記回転皿及び小
    回転皿を回転駆動するための駆動機構とを具備してなる
    電子レンジ。
  2. 【請求項2】 駆動機構は、回転皿を停止させた状態に
    おいて、小回転皿を回転させることが可能な構成とされ
    ていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 駆動機構は、回転皿を回転させながら小
    回転皿を回転させることが可能な構成とされていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ。
  4. 【請求項4】 小回転皿が加熱室内の強電界部に位置す
    るように回転皿を停止させる停止制御手段を備えること
    を特徴とする請求項2記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 小回転皿は、その直径が回転皿の半径よ
    りも小さく構成されると共に、該回転皿の回転中心から
    外れた位置に配設されていることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の電子レンジ。
  6. 【請求項6】 駆動機構は、正逆回転可能なモータと、
    このモータにより回転される外周軸及びこの外周軸にワ
    ンウェイクラッチを介して連結され回転皿を回転させる
    内軸を有する二重軸と、前記外周軸の回転を小回転皿に
    伝達する伝達機構とを備えて構成されていることを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電子レン
    ジ。
  7. 【請求項7】 操作パネルにおける設定に基づいてモー
    タの回転方向を制御する制御手段を備えることを特徴と
    する請求項6記載の電子レンジ。
  8. 【請求項8】 小回転皿の載置面は、回転皿の載置面よ
    りも低く位置されていることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれかに記載の電子レンジ。
  9. 【請求項9】 駆動機構は、回転皿に対して小回転皿が
    停止した状態で、該回転皿のみを回転させることが可能
    な構成とされていることを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれかに記載の電子レンジ。
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JP33300597A Pending JPH11166735A (ja) 1997-12-03 1997-12-03 電子レンジ

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JP (1) JPH11166735A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100685987B1 (ko) 2004-05-31 2007-02-23 엘지전자 주식회사 전자 레인지
CN109589430A (zh) * 2017-09-30 2019-04-09 宁波方太厨具有限公司 一种消毒装置及应用有该消毒装置的消毒柜
CN109589423A (zh) * 2017-09-30 2019-04-09 宁波方太厨具有限公司 一种消毒装置及应用有该消毒装置的消毒柜

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CN109589423B (zh) * 2017-09-30 2024-01-16 宁波方太厨具有限公司 一种消毒装置及应用有该消毒装置的消毒柜
CN109589430B (zh) * 2017-09-30 2024-01-16 宁波方太厨具有限公司 一种消毒装置及应用有该消毒装置的消毒柜

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