JPH11165550A - 4輪駆動車のトランスフア装置 - Google Patents

4輪駆動車のトランスフア装置

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JPH11165550A
JPH11165550A JP34581197A JP34581197A JPH11165550A JP H11165550 A JPH11165550 A JP H11165550A JP 34581197 A JP34581197 A JP 34581197A JP 34581197 A JP34581197 A JP 34581197A JP H11165550 A JPH11165550 A JP H11165550A
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JP
Japan
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shaft
hydraulic pump
electric motor
wheel drive
input shaft
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Pending
Application number
JP34581197A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Koga
英隆 古賀
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の油圧ポンプで湿式多板クラツチを油圧
制御し、前輪へ駆動力を配分するようにする。 【解決手段】 4輪駆動車のトランスフア装置は油圧に
よる湿式多板クラツチ4の押付力を制御することにより
駆動力配分を変化させる。油圧ポンプ17の入力軸14
を常時駆動される変速機の中間軸2に接続する。電動モ
ータ21の軸20を入力軸14と同軸に配し、中間軸2
と電動モータ21との一方により油圧ポンプ17を駆動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単一の油圧ポンプで
湿式多板クラツチを油圧制御し、前輪への駆動力を配分
する4輪駆動車のトランスフア装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】4輪駆動車のトランスフア装置では、前
輪へ駆動力を配分するために湿式多板クラツチを用い、
これにより走行中に前輪の駆動力を自由に変化させ、車
両の走行を最適化させることができる。
【0003】しかし、従来のトランスフア装置では後輪
駆動軸により駆動される主油圧ポンプと、電動モータに
より駆動される副油圧ポンプとの2系統の油圧発生装置
を必要とする。これは車両が停止すると主油圧ポンプも
停止し、油圧を供給できなくなるので、電動モータによ
り副油圧ポンプから油圧を発生させるためである。車両
の通常の走行には主油圧ポンプのみでも差し支えない
が、車両の発進時前輪に駆動力が伝達されないと、後輪
がスリツプして発進できないことがある。この不具合を
解消するには、上述のような2系統の油圧発生装置が必
須である。
【0004】上述のように、従来のトランスフア装置で
は2系統の油圧ポンプを必要とするので、油圧発生装置
の構成が複雑になり、製造経費が嵩む。電動モータで駆
動される油圧ポンプだけで全ての油圧を供給しようとす
ると、大容量の電動モータが必要になり、車両の電源バ
ツテリの容量に不足を来す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、単一の油圧ポンプで湿式多板クラツチを油
圧制御し、前輪へ駆動力を配分するようにした、4輪駆
動車のトランスフア装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は油圧による湿式多板クラツチの押付
力を制御することにより駆動力配分を変化させる4輪駆
動車のトランスフア装置において、油圧ポンプの入力軸
を常時駆動される変速機の中間軸に接続し、電動モータ
の軸を前記入力軸と同軸に配置し、前記中間軸と前記電
動モータとにより前記油圧ポンプを駆動することを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では従来の2系統の油圧ポ
ンプを1系統にするために、副油圧ポンプを廃止し、従
来の主油圧ポンプに一方向クラツチと電動モータを備え
る。車両の停止中にも電動モータにより油圧ポンプを駆
動して油圧を発生し、車両の走行中には電動モータを切
り離し、後輪駆動軸により油圧ポンプを駆動する。後輪
駆動軸に接続する入力軸と、入力軸と同軸の電動モータ
とにより、油圧ポンプを駆動する。車両が停止した時、
電動モータが回転すると一方向クラツチは空転し、油圧
ポンプは電動モータのみで駆動される。車両が走行する
と、一方向クラツチがロツクされ、後輪駆動軸からの動
力が油圧ポンプへ伝達される。
【0008】外歯車式油圧ポンプの代りに、ベーン式油
圧ポンプを用いる場合は、油圧ポンプの入力軸と同軸の
回転体が回転し、ケースは固定される。ケースを一方向
クラツチで固定し、電動モータにより油圧ポンプの入力
軸を駆動する。車両の停止中は電動モータが回転すると
一方向クラツチは空転し、油圧ポンプは電動モータによ
り駆動される。車両が走行すると、電動モータの軸は一
方向クラツチによりケースにロツクされ、後輪駆動軸か
らの動力により油圧ポンプは駆動される。
【0009】
【実施例】機関の回転力を常時受ける変速機の中間軸2
には歯車3が遊転可能に支持され、前輪へ駆動力を伝達
する前輪駆動軸34の歯車35との間に、無端チエーン
23が掛け渡される。中間軸2の右端部は、図示してな
い推進軸を経て後輪へ駆動力を伝達する。中間軸2の回
転を前輪駆動軸34へ伝達するために、中間軸2と歯車
3との間に湿式多板クラツチ4が構成される。湿式多板
クラツチ4は中間軸2にスプライン結合した多数の摩擦
円板6の間に、歯車3と一体のケース5にスプライン結
合した環状の摩擦板7を挟んでなり、油圧アクチユエー
タ25のピストン8により、摩擦板7と摩擦円板6が左
方へ押し付けられて互いに摩擦係合すると、中間軸2の
回転が歯車3へ伝達されるようになつている。
【0010】油圧アクチユエータ25は変速機の壁部2
4に中間軸2と同心に配設される環状のシリンダ9に、
環状のピストン8を嵌挿してなり、油路10から圧油を
シリンダ9へ供給または排出される。
【0011】油圧アクチユエータ25へ圧油を供給する
ための油圧ポンプ17は、図示の実施例では外歯車式の
ものであり、軸19に結合した歯車18からなる。歯車
18は電動モータ21の中空の軸20に結合した歯車1
6と噛み合される。軸20と同心に配した入力軸14に
歯車13が結合され、かつ中間軸2に結合した歯車12
と噛み合される。
【0012】本発明によれば、入力軸14の回転を油圧
ポンプ17へ伝達するために、入力軸14の回転体26
が一方向クラツチ15を介して、電動モータ21の中空
の軸20へ伝達される。電動モータ21は常時回転され
てもよいが、車両の停止に伴ない機関の回転が油圧ポン
プ17へ伝達されなくなつた時、電動モータ21が駆動
されるように構成するのが好ましい。一方向クラツチ1
5は機関から変速機を経て入力軸14へ伝達される回転
数が、電動モータ21の中空の軸20の回転数よりも小
さい時は、入力軸14の回転を油圧ポンプ17へ伝達せ
ず、入力軸14の回転数が中空の軸20の回転数よりも
大きい時にだけ、入力軸14の回転を中空の軸20を介
して油圧ポンプ17へ伝達する。
【0013】図2に示す実施例では、油圧ポンプ17A
は電動モータ21の軸20に結合したケース32に、変
速機の中間軸2から回転を受ける入力軸14の回転体3
1を組み合せてなり、装置の非回転部分28と軸20と
の間に一方向クラツチ33が支持され、入力軸14と軸
24は互いに反対方向へ駆動される。
【0014】車両の通常の運転では、電動モータ21は
停止され、ケース32は一方向クラツチ33により回転
を阻止(ロツク)される。つまり、ケース32は電動モ
ータ21の回転と反対方向のトルク反力を受けるので回
転しない。変速機からの駆動力を受ける入力軸14によ
り回転体31が回転され、これにより油圧ポンプ17A
から圧油が油圧アクチユエータ25などの各部へ供給さ
れる。
【0015】車両の停止時入力軸14の回転は停止して
おり、電動モータ21が回転されると、軸20によりケ
ース32が回転され、油圧ポンプ17Aから圧油が油圧
アクチユエータ25などへ供給される。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述のように、油圧による湿式
多板クラツチの押付力を制御することにより駆動力配分
を変化させる4輪駆動車のトランスフア装置において、
油圧ポンプの入力軸を常時駆動される変速機の中間軸に
接続し、電動モータの軸を前記入力軸と同軸に配置し、
前記中間軸と前記電動モータとにより前記油圧ポンプを
駆動するものであり、従来の2系統の油圧ポンプを1系
統にすることにより、トランスフア装置を単純化し、製
造経費を節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4輪駆動車のトランスフア装置の
要部の概略構成を示す側面断面図である。
【図2】本発明の変更実施例に係る4輪駆動車のトラン
スフア装置の要部の概略構成を示す側面断面図である。
【符号の説明】
2:中間軸 3:歯車 4:湿式多板クラツチ 5:ケ
ース 6:摩擦円板 7:摩擦板 8:ピストン 9:
シリンダ 10:油路 12:歯車 13:歯車 14:入力軸 15,33:一方向クラツチ 16:歯
車 17,17A:油ポンプ 18:歯車 19:軸
20:中空の軸 21:電動モータ 23:無端チエー
ン 24:壁部 25:油圧アクユエータ 26:回転
体 28:非回転部分 31:回転体 32:ケース
34:前輪駆動軸 35:歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧による湿式多板クラツチの押付力を制
    御することにより駆動力配分を変化させる4輪駆動車の
    トランスフア装置において、油圧ポンプの入力軸を常時
    駆動される変速機の中間軸に接続し、電動モータの軸を
    前記入力軸と同軸に配置し、前記中間軸と前記電動モー
    タとにより前記油圧ポンプを駆動することを特徴とする
    4輪駆動車のトランスフア装置。
  2. 【請求項2】前記電動モータの軸と前記入力軸の間に一
    方向クラツチを設けた、請求項1に記載の4輪駆動車の
    トランスフア装置。
JP34581197A 1997-11-30 1997-11-30 4輪駆動車のトランスフア装置 Pending JPH11165550A (ja)

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JPH11165550A true JPH11165550A (ja) 1999-06-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3653899A1 (en) * 2018-11-14 2020-05-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Transfer for four-wheel drive vehicle

Cited By (4)

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KR20200056290A (ko) * 2018-11-14 2020-05-22 도요타 지도샤(주) 사륜 구동 차량의 트랜스퍼
JP2020082741A (ja) * 2018-11-14 2020-06-04 トヨタ自動車株式会社 四輪駆動車両用トランスファ
US11512614B2 (en) 2018-11-14 2022-11-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Transfer for four-wheel drive vehicle

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