JPH11162784A - 積層型lc複合部品 - Google Patents

積層型lc複合部品

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JPH11162784A
JPH11162784A JP32645797A JP32645797A JPH11162784A JP H11162784 A JPH11162784 A JP H11162784A JP 32645797 A JP32645797 A JP 32645797A JP 32645797 A JP32645797 A JP 32645797A JP H11162784 A JPH11162784 A JP H11162784A
Authority
JP
Japan
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laminated
coil
electrode
capacitor
ceramic sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP32645797A
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English (en)
Inventor
Toshimi Kaneko
敏己 金子
Koichi Takashima
浩一 高嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な挿入損失特性を有する積層型LC複合
部品を得る。 【解決手段】 磁性体材料からなる長方形状のセラミッ
クシート1〜6を積層した積層体7内に、コイルL1,
L2を入力電極11と出力電極12との間に接続し、こ
れらコイルL1,L2の接続点とグランド電極14との
間にコンデンサCを接続したT型のLC複合部品(フィ
ルタ)。コンデンサCの静電容量形成パターン31,3
2が形成されたセラミックシート3,4には、カバー用
のセラミックシート1、コイルL1の導体パターン21
〜24が形成されたセラミックシート2、コイルL2の
導体パターン25〜28が形成されたセラミックシート
5及びカバー用のセラミックシート6よりも透磁率が小
さい磁性体材料が用いられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層型LC複合部
品、特に、高周波の電子回路等においてノイズフィルタ
として使用される積層型LC複合部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の積層型LC複合部品の一
例を図5及び図6に示す。この積層型LC複合部品は、
磁性体材料からなる長方形状のセラミックシート1〜6
を積層してなる積層体7内に、図7に示すように、二つ
のコイルL1,L2を入力電極11と出力電極12との
間に直列に接続し、これらコイルL1,L2の接続点1
3とグランド電極14との間にコンデンサCを接続した
T型のLCフィルタを構成したものである。
【0003】二つのコイルL1,L2のうち、一方のコ
イルL1を構成する導体パターン21〜24がセラミッ
クシート2上に形成され、他方のコイルL2を構成する
導体パターン25〜28がセラミックシート5上に形成
されている。また、コイルL1,L2の接続点13を構
成するとともに前記コンデンサCの電極を構成している
静電容量形成パターン31がセラミックシート3上に形
成され、前記グランド電極14に接続されるコンデンサ
Cの電極を構成している静電容量形成パターン32がセ
ラミックシート4上に形成されている。静電容量形成パ
ターン31が形成されたセラミックシート3と静電容量
形成パターン32が形成されたセラミックシート4とが
交互に積層され、その上側には前記セラミックシート2
とカバー用のセラミックシート1が積層され、その下側
には前記セラミックシート5とカバー用のセラミックシ
ート6が積層されている。
【0004】前記導体パターン21〜24はビアホール
33により順次電気的に接続され、積層方向に沿うコイ
ル軸の周りを旋回するコイルL1を構成している。同様
に、前記導体パターン25〜28はビアホール33によ
り順次電気的に接続され、積層方向に沿うコイル軸の周
りを旋回するコイルL2を構成している。コイルL1
は、その一端側の導体パターン21が積層端面に形成さ
れた入力電極11に接続され、他端側の導体パターン2
4はビアホール33により静電容量形成パターン31の
一つに電気的に接続されている。コイルL2は、その一
端側の導体パターン28が反対側の積層端面に形成され
た出力電極12に接続され、他端側の導体パターン25
はビアホール33により静電容量形成パターン31の一
つに電気的に接続されている。
【0005】二つのコイルL1,L2の接続点13を構
成するとともにコンデンサCの電極を構成している静電
容量形成パターン31は、ビアホール33により互いに
電気的に接続されている。また、前記グランド電極14
に接続されるコンデンサCの電極を構成している静電容
量形成パターン32は、引出部32a,32aにより、
積層体7の積層端面に形成されたグランド電極14に電
気的に接続されている。静電容量形成パターン32は、
静電容量形成パターン31を相互に接続するビアホール
33との短絡を避けるため、これらビアホール33の周
囲の領域で電極膜が形成されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な構造を有する従来の積層型LC複合部品では、セラミ
ックシート1〜6はいずれも同じ磁性体材料が使用され
ていた。このため、従来の積層型LC複合部品では、静
電容量形成パターン31,32が形成されてコンデンサ
部を構成しているセラミックシート3,4の透磁率が、
コイルL1の導体パターン21〜24が形成されてコイ
ル部を構成しているセラミックシート2及びコイルL2
の導体パターン25〜28が形成されていま一つのコイ
ル部を構成しているセラミックシート5の透磁率と等し
い値を有している。そして、コイルL1,L2のインダ
クタンスを大きくして良好な挿入損失特性を得るため、
従来の積層型LC複合部品では、セラミックシート1〜
6の磁性体材料として高い透磁率を有する材料が使用さ
れていた。
【0007】しかしながら、セラミックシート1〜6の
材料として高い透磁率を有する磁性体材料を使用する
と、コンデンサCが形成されているコンデンサ部の透磁
率も高くなる。このため、静電容量形成パターン31,
32及び静電容量形成パターン32とグランド電極14
とを接続する引出部32aが有している残留インダクタ
ンスLr(図7参照)が高くなる。このため、入力電極
11に高い周波数成分を有するノイズが入力すると、こ
のようなノイズはコンデンサCからグランド電極14を
通してグランド側にバイパスされにくくなり、ノイズは
出力電極12側に漏洩してしまう。即ち、残留インダク
タンスLrにより高い周波数帯における挿入損失特性が
劣化するという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、良好な挿入損失
特性を有する積層型LC複合部品を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、磁性体材料からなるシートを積層してな
る積層体の内部に、コイルとコンデンサとを形成すると
ともに、前記積層体に形成されたグランド電極とコイル
との間にコンデンサを接続してなる積層型LC複合部品
であって、コンデンサの電極が形成されているシートの
透磁率がコイルを構成している導体パターンが形成され
ているシートの透磁率よりも小さいことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明において、コンデンサの電極が形成され
ているシートの透磁率は、コイルの導体パターンが形成
されているシートの透磁率よりも小さいため、コンデン
サの電極及び該電極からグランド電極に至る経路の残留
インダクタンスが小さくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層型LC複
合部品の実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0012】本発明に係る積層型LC複合部品の一実施
形態を図1及び図2に示す。この積層型LC複合部品
は、図5及び図6にて説明した積層型LC複合部品にお
いて、コンデンサCの静電容量形成パターン31,32
が形成されたセラミックシート3,4を、カバー用のセ
ラミックシート1、コイルL1の導体パターン21〜2
4が形成されたセラミックシート2、コイルL2の導体
パターン25〜28が形成されたセラミックシート5及
びカバー用のセラミックシート6よりも透磁率が小さい
磁性体材料を用いて形成したものである。
【0013】また、本実施形態では、入力電極11はカ
バー用のセラミックシート1の最も上に位置するセラミ
ックシート1の主面を含めてその周囲に形成し、該入力
電極11とコイルL1の導体パターン21とをビアホー
ル33で接続した。出力電極12はカバー用のセラミッ
クシー6の最も下に位置するセラミックシート6の主面
を含めてその周囲に形成し、該出力電極12とコイルL
2の導体パターン28とをビアホール33で接続した。
グランド電極14はこれら入力電極11と出力電極12
との間に位置する積層端面に形成されている。
【0014】なお、図1及び図2に示す積層型LC複合
部品は、前記のように、セラミックシート3,4の透磁
率を他のセラミックシート1,2,5,6の透磁率より
も小さくし、入力電極11、出力電極12及びグランド
電極14を前記のように配置することを除いて、他の構
成は図5及び図6で説明した積層型LC複合部品と同じ
構成を有している。従って、図1及び図2において図5
及び図6に対応する部分にはそれぞれ対応する符号を付
して示し、重複した説明は省略する。
【0015】このような構成であれば、コンデンサCの
静電容量形成パターン31,32が形成されているセラ
ミックシート3,4の透磁率は、コイルL1の導体パタ
ーン21〜24及びコイルL2の導体パターン25〜2
8が形成されているセラミックシート1,2,5,6の
透磁率よりも小さくなる。これにより、コンデンサCの
静電容量形成パターン31,32及び静電容量形成パタ
ーン32とグランド電極14とを接続する引出部32a
を通してグランド電極14に至る経路の残留インダクタ
ンスLrが小さくなる。これにより、図4に曲線h1で
示すように、高周波帯での減衰量が図5及び図6で説明
した従来の積層型LC複合部品の減衰量(図4において
h2で示す。)よりも大きくなり、高い周波数帯域での
挿入損失特性が優れた積層型LC複合部品を得ることが
できる。
【0016】なお、本発明に係る積層型LC複合部品は
前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲
内で種々に変更することができる。例えば、入力電極1
1、出力電極12及びグランド電極14は、図5及び図
6で説明したような配置を有していてもよい。さらに、
導体パターン21〜24,25〜28,静電容量形成パ
ターン31,32、入力電極11、出力電極12及びグ
ランド電極14は、銀を含む電極材料のほかに、銅、ニ
ッケルもしくはパラジウム等の少なくともいずれかを含
む電極材料を用いることもできる。
【0017】さらに、図1及び図2において説明した構
造を有する積層型LC複合部品をユニットとして、複数
ユニットを積層することにより、入力電極11と出力電
極12との間にT型のフィルタが多段に接続された積層
型LC複合部品を得ることができる。
【0018】さらに、前記実施形態では導体パターン2
1〜24,25〜28の接続、導体パターン24及び2
5と静電容量形成パターン31との接続はビアホール3
3により行っているが、セラミックシート1〜6の各々
を印刷により形成する印刷工法を採用し、印刷したセラ
ミックシートの上に導体パターンを印刷した後、その上
にセラミックシートを印刷する工程を繰り返し、これら
印刷の際に導体パターンの必要な箇所の電気的な接続を
行うようにしてもよい。あるいは、型物工法等を採用す
ることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、コンデンサCの静電容量形成パターンが形成
されているシートの透磁率が、コイルの導体パターンが
形成されているシートの透磁率よりも小さいため、コン
デンサの静電容量形成パターンからグランド電極に至る
経路の残留インダクタンスが小さくなるので、積層体の
内部には、理想的なT型のLCフィルタが構成され、高
い周波数帯域での挿入損失特性が優れた積層型LC複合
部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型LC複合部品の一実施形態
を示す分解斜視図。
【図2】図1の積層型LC複合部品の導体パターンの内
部接続構成を示す模式図。
【図3】図1の積層型LC複合部品の等価回路図。
【図4】従来の積層型LC複合部品と図1の積層型LC
複合部品の挿入損失特性の説明図。
【図5】従来の積層型LC複合部品を示す分解斜視図。
【図6】図5の積層型LC複合部品の導体パターンの内
部接続構成を示す模式図。
【図7】図5の積層型LC複合部品の等価回路図。
【符号の説明】
1〜6…セラミックシート 7…積層体 11…入力電極 12…出力電極 13…接続点 14…グランド電極 21〜28…導体パターン 31,32…静電容量形成パターン 32a…引出部 33…ビアホール L1,L2…コイル Lr…残留インダクタンス C…コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体材料からなるシートを積層してな
    る積層体の内部に、コイルとコンデンサとを形成すると
    ともに、前記積層体に形成されたグランド電極と前記コ
    イルとの間に前記コンデンサを接続してなる積層型LC
    複合部品であって、 前記コンデンサの電極が形成されているシートの透磁率
    が前記コイルを構成している導体パターンが形成されて
    いるシートの透磁率よりも小さいこと、 を特徴とする積層型LC複合部品。
JP32645797A 1997-11-27 1997-11-27 積層型lc複合部品 Pending JPH11162784A (ja)

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JP32645797A JPH11162784A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 積層型lc複合部品

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JP (1) JPH11162784A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001094301A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 New Japan Radio Co Ltd マイクロ波集積回路
CN1311573C (zh) * 2004-03-24 2007-04-18 Tdk株式会社 电极及其制备方法和电化学元件及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001094301A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 New Japan Radio Co Ltd マイクロ波集積回路
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