JP2000059168A - 積層型lcノイズフィルタ - Google Patents

積層型lcノイズフィルタ

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JP2000059168A
JP2000059168A JP10241091A JP24109198A JP2000059168A JP 2000059168 A JP2000059168 A JP 2000059168A JP 10241091 A JP10241091 A JP 10241091A JP 24109198 A JP24109198 A JP 24109198A JP 2000059168 A JP2000059168 A JP 2000059168A
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JP
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coil
electrode
capacitor electrode
side capacitor
noise filter
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JP10241091A
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Takahiro Azuma
貴博 東
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ除去性能を損なうことなく、小型化を
図ることが可能な積層型LCノイズフィルタを提供す
る。 【解決手段】 第1コイル1を積層体4の一端側に配設
し、第2コイル2を積層体4の他端側に配設するととも
に、第1コイル1と第2コイル2の間に、コンデンサ3
を構成するアース側コンデンサ電極15及びホット側コ
ンデンサ電極16を配設する。アース側コンデンサ電極
15の配設領域に無電極部15aを設け、この無電極部
15aを貫通する線路(ビアホール)17を介して第1
コイル1の先端部1bを、ホット側コンデンサ電極16
及び第2コイル2の先端部2bに接続する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LCノイズフィル
タに関し、詳しくは、積層型LCノイズフィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】LCノイズフィルタの一つに、コイルパ
ターンやコンデンサ電極パターンが形成されたセラミッ
クグリーンシートを積層することにより、セラミック中
にコイル素子とコンデンサ素子をを配設してなる積層型
LCノイズフィルタがある。
【0003】そして、この積層型LCノイズフィルタと
しては、例えば、図6(a),(b)に示すように、第1コ
イル51と第2コイル52の2つのコイルと、ホット側
コンデンサ電極63及びアース側コンデンサ電極65か
らなるコンデンサ53が内部に配設された素子54に、
第1コイル51の基端部(IN側端部)51aと導通す
る第1外部電極55aと、第2コイル52の基端部(O
UT側端部)52aと導通する第2外部電極55bと、
アース側コンデンサ電極65と導通するアース外部電極
56とを備えてなる、いわゆるT型のLCノイズフィル
タがある。
【0004】このT型のLCノイズフィルタは、図7に
示すように、第1コイル51を構成するコイルパターン
61が配設された複数のセラミックグリーンシート62
と、コンデンサ53を構成するホット側コンデンサ電極
63が配設されたセラミックグリーンシート64と、接
地されるアース側コンデンサ電極65が配設されたセラ
ミックグリーンシート66と、第2コイル52を構成す
るコイルパターン67が配設された複数のセラミックグ
リーンシート68と、図示しない上下両側の外層シート
を積層、圧着し、焼成した後、外部電極55a,55b
(図6)を形成することにより製造されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の積
層型LCノイズフィルタにおいては、図6に示すよう
に、第1コイル51を構成するコイルパターン61が第
2コイル52のOUT側端部52aと接続する第2外部
電極55bに近い位置まで達している部分(近接部)6
1aや、第2コイル52を構成するコイルパターン67
が第1コイル51のIN側端部51aと接続する第1外
部電極55aに近い位置まで達している部分(近接部)
67aがあるため、製品の寸法が小さくなると、コイル
パターン61の近接部61aと外部電極55bの間隔
や、コイルパターン67の近接部67aと外部電極55
bの間隔が小さくなり、その間の浮遊容量Cが大きくな
ることになる。そして、例えば、図8に示すように、第
1コイル51(詳しくは第1コイル51を構成するコイ
ルパターン61の近接部61a)と第2外部電極55b
の間に静電容量Cが形成されると、第1外部電極55a
から入ってきたノイズがコンデンサ53に流れる前に、
出力側の第2外部電極55bに流れてしまい、十分にノ
イズを除去することができなくなるという問題点があ
る。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、ノイズ除去性能を損なうことなく、小型化を図るこ
とが可能な積層型LCノイズフィルタを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明(請求項1)の積層型LCノイズフィルタ
は、第1インダクタンス、第2インダクタンス及びコン
デンサが、T型接続されてなる積層型LCノイズフィル
タにおいて、第1インダクタンス用コイル(第1コイ
ル)が一端側よりに配設され、第2インダクタンス用コ
イル(第2コイル)が他端側寄りに配設され、かつ、前
記第1コイルと第2コイルの間に、コンデンサを構成す
るアース側コンデンサ電極及びホット側コンデンサ電極
が配設された積層体と、前記積層体の一端側に、前記第
1コイルの基端部と導通するように配設された第1外部
電極、及び前記積層体の他端側に、前記第2コイルの基
端部と導通するように配設された第2外部電極と、前記
アース側コンデンサ電極と導通するアース外部電極とを
具備するとともに、前記第1コイルの先端部が、前記ア
ース側コンデンサ電極とは接続せずにホット側コンデン
サ電極と接続され、さらに、第2コイルの先端部に接続
されていることを特徴としている。
【0008】第1コイルを積層体の一端側に配設し、第
2コイルを積層体の他端側に配設するとともに、第1コ
イルと第2コイルの間に、コンデンサを構成するアース
側コンデンサ電極及びホット側コンデンサ電極を配設す
ることにより、入力側となるインダクタンス用コイル
(例えば第1コイル)と、出力側となる外部電極(例え
ば、第2外部電極)との間に十分な距離を確保すること
が可能になり、浮遊容量の発生を抑制、防止して、ノイ
ズフィルタとしての性能を向上させることが可能にな
る。
【0009】また、請求項2の積層型LCノイズフィル
タは、前記アース側コンデンサ電極の配設領域に電極が
形成されていない部分(無電極部)が設けられており、
この無電極部を貫通する線路を介して、前記第1コイル
の先端部が、前記ホット側コンデンサ電極と接続され、
さらに、第2コイルの先端部に接続されていることを特
徴としている。
【0010】アース側コンデンサ電極の配設領域に無電
極部を設け、この無電極部を貫通する線路を介して第1
コイルの先端部を、ホット側コンデンサ電極及び第2コ
イルの先端部に接続するようにした場合、大きな配線ス
ペースを必要とせずに、第1コイルの先端部を、アース
側コンデンサ電極に導通させることなく、ホット側コン
デンサ電極及び第2コイルの先端部に確実に接続するこ
とが可能になり、性能を確保しつつ、製品の小型化を図
ることができるようになる。
【0011】また、請求項3の積層型LCノイズフィル
タは、前記アース側コンデンサ電極及びホット側コンデ
ンサ電極の少なくとも一つと、前記第1コイル又は第2
コイルを構成するコイルパターンの少なくとも一つが、
前記積層体内の同一面に配設されていることを特徴とし
ている。
【0012】アース側コンデンサ電極又はホット側コン
デンサ電極と、第1コイル又は第2コイルを構成するコ
イルパターンが、積層体内の同一面に配設された構成と
することにより、積層数を減らして小型化を図ることが
可能になるとともに、アース側コンデンサ電極又はホッ
ト側コンデンサ電極と、コイルパターンを同時に形成す
ることが可能になり、製造工程を簡略化してコストの低
減を図ることが可能になる。
【0013】また、請求項4の積層型LCノイズフィル
タは、前記積層体の、前記アース側コンデンサ電極が配
設された面において、前記第1コイル又は第2コイルを
構成するコイルパターンが、前記アース側コンデンサ電
極に近接した位置に配設されていることを特徴としてい
る。
【0014】アース側コンデンサ電極が配設された面に
おいて、第1コイル又は第2コイルを構成するコイルパ
ターンを、アース側コンデンサ電極に近接した位置に配
設することにより、コイルパターンとアース側コンデン
サ電極との間に、コンデンサ結合を生じさせて局所的な
LCフィルタ構造を形成することが可能になり、ノイズ
除去性能をさらに向上させることができるようになる。
【0015】また、請求項5の積層型LCノイズフィル
タは、前記ホット側コンデンサ電極が、積層方向から見
た場合に、その一部が前記第1コイル及び第2コイルの
コイルループの内側に入り込むようなパターンに形成さ
れていることを特徴としている。
【0016】ホット側コンデンサ電極を、その一部が、
第1コイル及び第2コイルのコイルループの内側に入り
込むようなパターンに形成することにより、ホット側コ
ンデンサ電極のコイルループへの入り込みの程度を調整
して、磁束の状態を変化させることが可能になり、フィ
ルタ特性を制御することができるようになる。
【0017】また、請求項6の積層型LCノイズフィル
タは、前記アース側コンデンサ電極が、分割して配設さ
れた第1アース電極と第2アース電極の2つの電極から
形成されていることを特徴としている。
【0018】アース側コンデンサ電極を、第1アース電
極と第2アース電極に分割して形成した場合、分割の状
態に応じてインダクタンス特性を変化させることが可能
になり、フィルタ特性の調整を行うことができるように
なる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
て、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0020】[実施形態1]図1(a)は本発明の一実施
形態にかかる積層型LCノイズフィルタを示す断面図、
図1(b)はその外観構成を示す斜視図、図2は理解を容
易にするためにこの実施形態の積層型LCノイズフィル
タを模式化して示した図である。
【0021】図1及び図2に示すように、この積層型L
Cノイズフィルタにおいては、誘電体セラミックからな
る積層体(チップ)4内の一端側よりの位置に第1イン
ダクタンス用コイル(第1コイル)1が配設され、積層
体4の他端側よりの位置に第2インダクタンス用コイル
(第2コイル)2が配設されているとともに、第1コイ
ル1と第2コイル2の間に、アース側コンデンサ電極1
5及びホット側コンデンサ電極16からなるコンデンサ
3が配設されている。
【0022】さらに、積層体4の一端側には、第1コイ
ル1の基端部1aと導通する第1外部電極5aが配設さ
れ、他端側には、第2コイル2の基端部2aと導通する
第2外部電極5bが配設されており、さらに、積層体の
側面中央部には、アース側コンデンサ電極15と導通す
るアース外部電極6が配設されている。
【0023】そして、この積層型LCノイズフィルタに
おいては、第1コイル1の先端部1bが、アース側コン
デンサ電極15の配設領域内に設けられた電極の形成さ
れていない部分(無電極部)15aを貫通する線路(ビ
アホール)17を介して、ホット側コンデンサ電極16
に接続され、さらには第2コイル2の先端部2bに接続
されている。なお、この実施形態の積層型LCノイズフ
ィルタは、図6(b)に示す従来のT型LCノイズフィル
タと同じ回路構成を有している。
【0024】次に、この実施形態の積層型LCノイズフ
ィルタの製造方法を、図3(a),(b)を参照しつつ説明
する。この積層型LCノイズフィルタは、図3(a),
(b)に示すように(図1及び2を参照)、第1コイル1
又は第2コイル2を構成するコイルパターン21が配設
されたセラミックグリーンシート22a,22bと、コ
ンデンサ3を構成するアース側コンデンサ電極15が形
成されているとともに、第1及び第2コイルを構成する
コイルパターン21が、アース側コンデンサ電極15に
近接した位置にくるように配設されたセラミックグリー
ンシート23と、コンデンサ3を構成するホット側コン
デンサ電極16及びコイルパターン21が配設されたセ
ラミックグリーンシート24と、図示しない上下両側の
外層用シートを、セラミックグリーンシート23とセラ
ミックグリーンシート24が交互に積層されるような態
様で積層して圧着することにより、コイルパターンや電
極をビアホールを介して接続する。
【0025】それから、この圧着体を所定の条件で焼成
した後、外部電極形成用の導電ペーストを塗布して焼き
付けることにより、外部電極5a,5b(図1)を形成
する。これにより、図1に示すような積層型LCノイズ
フィルタが得られる。
【0026】上記のように構成された積層型LCノイズ
フィルタにおいては、第1コイル1を積層体4の一端側
に配設し、第2コイル2を積層体4の他端側に配設する
とともに、第1コイル1と第2コイル2の間に、コンデ
ンサ3を構成するアース側コンデンサ電極15及びホッ
ト側コンデンサ電極16を配設するようにしているの
で、入力側となるインダクタンス用コイル(例えば第1
コイル1)と、出力側となる外部電極(例えば、第2外
部電極5b)との間に十分な距離を確保することが可能
になり、浮遊容量の発生を抑制、防止して、ノイズフィ
ルタとしての性能を向上させることができる。
【0027】また、アース側コンデンサ電極15の配設
領域に無電極部15aを設け、この無電極部15aを貫
通するビアホール17を介して、第1コイル1の先端部
1bを、ホット側コンデンサ電極16及び第2コイル2
の先端部2bに接続するようにしているので、大きな配
線スペースを必要とせずに、第1コイル1の先端部1b
を、アース側コンデンサ電極15に導通させることな
く、ホット側コンデンサ電極16及び第2コイル2の先
端部2bに確実に接続することが可能になり、性能を確
保しつつ、製品の小型化を図ることができる。
【0028】また、アース側コンデンサ電極15が配設
された面において、第1コイル1及び第2コイル2を構
成するコイルパターン21を、アース側コンデンサ電極
15に近接した位置に配設するようにしているので、コ
イルパターン21とアース側コンデンサ電極15との間
に、コンデンサ結合を生じさせて局所的なLCフィルタ
構造を形成することが可能になり、ノイズ除去性能をさ
らに向上させることができる。
【0029】[実施形態2]図4は本発明の他の実施形
態にかかる積層型LCノイズフィルタの要部の構成を示
す図である。この実施形態2の積層型LCノイズフィル
タにおいては、ホット側コンデンサ電極16が、積層方
向から見た場合に、その両端部16a,16bが第1コ
イル1及び第2コイル2のコイルループの内側に入り込
むようなパターンに形成されている。その他の構成は、
上記実施形態1の積層型LCノイズフィルタと同じであ
り、重複を避けるため、実施形態1の説明の相当する部
分を援用して、説明を省略する。なお、図4において、
図1〜図3と同一符号を付した部分は、同一又は相当部
分を示している。
【0030】この実施形態2の積層型LCノイズフィル
タにおいては、ホット側コンデンサ電極16の端部16
a,16bを第1コイル1及び第2コイル2のコイルル
ープの内側に入り込ませるようにしているので、ホット
側コンデンサ電極のコイルループへの入り込みの程度を
調整することにより、磁束の状態を変化させることが可
能になり、フィルタ特性を制御することができるように
なる。
【0031】[実施形態3]図5は本発明のさらに他の
実施形態にかかる積層型LCノイズフィルタのアース側
コンデンサ電極のパターンを示す図である。この実施形
態3の積層型LCノイズフィルタでは、図5に示すよう
に、アース側コンデンサ電極15が、分割して配設され
た第1アース電極18と第2アース電極19の2つの電
極から形成されている。そして、第1アース電極18と
第2アース電極19の間にビアホール17が形成されて
いる。その他の構成は、上記実施形態1の積層型LCノ
イズフィルタと同じであり、重複を避けるため、実施形
態1の説明の相当する部分を援用して、説明を省略す
る。なお、図5において、図3と同一符号を付した部分
は、同一又は相当部分を示している。
【0032】この実施形態3のように、アース側コンデ
ンサ電極15を、第1アース電極18と第2アース電極
19に分割して形成することにより、分割の状態に応じ
てコンデンサのインダクタンス特性を変化させることが
可能になり、フィルタ特性の調整を行うことができるよ
うになる。
【0033】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、コンデンサを構成するアース側コンデン
サ電極やホット側コンデンサ電極の具体的な形状、コイ
ルのパターン、積層数などに関し、発明の要旨の範囲内
において、種々の応用、変形を加えることが可能であ
る。
【0034】
【発明の効果】上述のように、本発明(請求項1)の積
層型LCノイズフィルタは、第1コイルを積層体の一端
側に配設し、第2コイルを積層体の他端側に配設すると
ともに、第1コイルと第2コイルの間に、コンデンサを
構成するアース側コンデンサ電極及びホット側コンデン
サ電極を配設するようにしているので、入力側となるイ
ンダクタンス用コイル(例えば第1コイル)と、出力側
となる外部電極(例えば、第2外部電極)との間に十分
な距離を確保することが可能になり、浮遊容量の発生を
抑制、防止して、ノイズフィルタとしての性能を向上さ
せることができる。
【0035】また、請求項2の積層型LCノイズフィル
タのように、アース側コンデンサ電極の配設領域に無電
極部を設け、この無電極部を貫通する線路を介して第1
コイルの先端部を、ホット側コンデンサ電極及び第2コ
イルの先端部に接続するようにした場合、大きな配線ス
ペースを必要とせずに、第1コイルの先端部を、アース
側コンデンサ電極に導通させることなく、ホット側コン
デンサ電極及び第2コイルの先端部に確実に接続するこ
とが可能になり、性能を確保しつつ、製品の小型化を図
ることができる。
【0036】また、請求項3の積層型LCノイズフィル
タのように、アース側コンデンサ電極又はホット側コン
デンサ電極と、第1コイル又は第2コイルを構成するコ
イルパターンが、積層体内の同一面に配設された構成と
した場合、積層数を減らして製品の小型化を図ることが
可能になるとともに、アース側コンデンサ電極又はホッ
ト側コンデンサ電極と、コイルパターンを同時に形成す
ることが可能になり、製造工程を簡略化してコストの低
減を図ることができる。
【0037】また、請求項4の積層型LCノイズフィル
タのように、アース側コンデンサ電極が配設された面に
おいて、第1コイル又は第2コイルを構成するコイルパ
ターンを、アース側コンデンサ電極に近接した位置に配
設するようにした場合、コイルパターンとアース側コン
デンサ電極との間に、コンデンサ結合を生じさせて局所
的なLCフィルタ構造を形成することが可能になり、ノ
イズ除去性能をさらに向上させることができる。
【0038】また、請求項5の積層型LCノイズフィル
タのように、ホット側コンデンサ電極を、その一部が、
第1コイル及び第2コイルのコイルループの内側に入り
込むようなパターンとした場合、ホット側コンデンサ電
極のコイルループへの入り込みの程度を調整して、磁束
の状態を変化させることが可能になり、フィルタ特性を
制御することができるようになる。
【0039】また、請求項6の積層型LCノイズフィル
タのように、アース側コンデンサ電極を、第1アース電
極と第2アース電極に分割して形成した場合、分割の状
態に応じてインダクタンス特性を変化させることが可能
になり、フィルタ特性の調整を行うことができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態にかかる積層型LC
ノイズフィルタを示す断面図、(b)はその外観構成を示
す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる積層型LCノイズ
フィルタを模式化して示した図である。
【図3】(a)は本発明の一実施形態にかかる積層型LC
ノイズフィルタの製造方法を説明する図であり、(b)は
要部を拡大して示す図である。
【図4】図4は本発明の他の実施形態にかかる積層型L
Cノイズフィルタの要部の構成を示す図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態にかかる積層型L
Cノイズフィルタのアース側コンデンサ電極のパターン
を示す図である。
【図6】(a)は従来の積層型LCノイズフィルタを示す
断面図、(b)はその回路構成を示す図である。
【図7】従来の積層型LCノイズフィルタの製造方法を
示す図である。
【図8】従来の積層型LCノイズフィルタにおいて、浮
遊容量が発生した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 第1コイル 1a 第1コイルの基端部 1b 第1コイルの先端部 2 第2コイル 2a 第2コイルの基端部 2b 第2コイルの先端部 3 コンデンサ 4 積層体(チップ) 5a 第1外部電極 5b 第2外部電極 6 アース用外部電極 15 アース側コンデンサ電極 15a 無電極部 16 ホット側コンデンサ電極 16a,16b ホット側コンデンサ電極の端部 17 ビアホール 18 第1アース電極 19 第2アース電極 21 コイルパターン 22a,22b,23,24 セラミックグリ
ーンシート
フロントページの続き Fターム(参考) 5E070 AA05 AB01 CB13 CB17 CB20 DB08 EA01 5E082 AA01 AB03 BB02 BC39 DD08 FF05 FG06 FG48 FG54 GG10 MM24 5J024 AA01 BA03 DA04 DA28 DA31 DA32 DA35 EA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1インダクタンス、第2インダクタンス
    及びコンデンサが、T型接続されてなる積層型LCノイ
    ズフィルタにおいて、 第1インダクタンス用コイル(第1コイル)が一端側よ
    りに配設され、第2インダクタンス用コイル(第2コイ
    ル)が他端側寄りに配設され、かつ、前記第1コイルと
    第2コイルの間に、コンデンサを構成するアース側コン
    デンサ電極及びホット側コンデンサ電極が配設された積
    層体と、 前記積層体の一端側に、前記第1コイルの基端部と導通
    するように配設された第1外部電極、及び前記積層体の
    他端側に、前記第2コイルの基端部と導通するように配
    設された第2外部電極と、 前記アース側コンデンサ電極と導通するアース外部電極
    とを具備するとともに、 前記第1コイルの先端部が、前記アース側コンデンサ電
    極とは接続せずにホット側コンデンサ電極と接続され、
    さらに、第2コイルの先端部に接続されていることを特
    徴とする積層型LCノイズフィルタ。
  2. 【請求項2】前記アース側コンデンサ電極の配設領域に
    電極が形成されていない部分(無電極部)が設けられて
    おり、この無電極部を貫通する線路を介して、前記第1
    コイルの先端部が、前記ホット側コンデンサ電極と接続
    され、さらに、第2コイルの先端部に接続されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の積層型LCノイズフィル
    タ。
  3. 【請求項3】前記アース側コンデンサ電極及びホット側
    コンデンサ電極の少なくとも一つと、前記第1コイル又
    は第2コイルを構成するコイルパターンの少なくとも一
    つが、前記積層体内の同一面に配設されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の積層型LCノイズフィル
    タ。
  4. 【請求項4】前記積層体の、前記アース側コンデンサ電
    極が配設された面において、前記第1コイル又は第2コ
    イルを構成するコイルパターンが、前記アース側コンデ
    ンサ電極に近接した位置に配設されていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の積層型LCノイズ
    フィルタ。
  5. 【請求項5】前記ホット側コンデンサ電極が、積層方向
    から見た場合に、その一部が前記第1コイル及び第2コ
    イルのコイルループの内側に入り込むようなパターンに
    形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の積層型LCノイズフィルタ。
  6. 【請求項6】前記アース側コンデンサ電極が、分割して
    配設された第1アース電極と第2アース電極の2つの電
    極から形成されていることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の積層型LCノイズフィルタ。
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