JPH11148010A - 水中油型オルガノポリシロキサン乳化物及びその製造方法 - Google Patents

水中油型オルガノポリシロキサン乳化物及びその製造方法

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JPH11148010A
JPH11148010A JP9315087A JP31508797A JPH11148010A JP H11148010 A JPH11148010 A JP H11148010A JP 9315087 A JP9315087 A JP 9315087A JP 31508797 A JP31508797 A JP 31508797A JP H11148010 A JPH11148010 A JP H11148010A
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晃司 作田
Morizo Nakazato
森三 中里
Teruki Ikeda
輝喜 池田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高重合度シリコーンを基剤とし、刺激性は低
いが乳化物の安定性に欠ける炭素数18のアルキル基を有
する4級アンモニウム塩のカチオン性界面活性剤を用い
ても、保存安定性に優れているオルガノポリシロキサン
乳化物及びその製造方法。 【解決手段】 (A)粘度 100万mm2/s 以上の高重合度
シリコーン及び粘度2〜1,000mm2/sのシリコーンオイル
または炭化水素溶剤のいずれか1種からなる粘度1万mm
2/s 以上のオルガノポリシロキサン混合物、(B)4級
アンモニウム塩のカチオン性界面活性剤[少なくとも1
つは炭素数18のアルキル基またはアルケニル基を含む]
(C)ポリオキシアルキレン変性シリコーン、(D)水
からなる水中油型オルガノポリシロキサン乳化物及びそ
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水中油型オルガノポ
リシロキサン乳化物及びその製造方法に関するものであ
り、得られる乳化物はリンス、コンディショナー、トリ
ートメント剤などの毛髪用化粧品、艶出し剤、離型剤、
繊維処理剤等に利用出来る。
【0002】
【従来の技術】オルガノポリシロキサン乳化物は毛髪用
化粧品、艶出し剤、離型剤、繊維処理剤などの原料とし
て広く使用されている。特に毛髪用化粧品に使用する場
合は、毛髪への付着性を高めるために、低粘度シリコー
ンよりも高重合度シリコーンの乳化物が用いられる。例
えばこれをシャンプー組成物に配合することが提案され
ており(特開平4-36226 号、同4-224309号参照)、ここ
ではオルガノポリシロキサン乳化物の粒径は2μm未満
が好ましいこと、これを用いると起泡性を損なわないシ
ャンプー組成物が得られることなどが記載されている。
またオルガノポリシロキサン乳化物をマイクロエマルジ
ョンとして添加する方法も提案されている(特開昭63-1
30512 号、特開平5-13994 号、同5-163122号参照)。
【0003】更にこれらの比較的粒径の小さいオルガノ
ポリシロキサン乳化物は毛髪への付着性に劣るので、毛
髪から洗い流され易い。そのため毛髪への付着性を改善
する目的で、粒径が3〜 100μmのオルガノポリシロキ
サン乳化物を使用することも提案されている(特開平7-
188557号参照)。しかし、このオルガノポリシロキサン
乳化物は乳化剤としてアニオン性界面活性剤を用いてい
るので、シャンプー用原料には適するが、リンス、コン
ディショナー、トリートメント剤等のカチオン性毛髪用
化粧品に配合すると、成分が分離したり沈殿したりする
ため、安定な分散物を得ることが困難である。
【0004】これらの点を改善するために、カチオン性
界面活性剤によるオルガノポリシロキサン乳化物も提案
されている(特願平8-76355 号ではなく特願平9-71336
号参照、)。上記特願平9-71336 号ではオルガノポリシ
ロキサンの乳化剤として4級アンモニウム塩の基を有す
るカチオン性界面活性剤を使用している。このカチオン
性界面活性剤中のアルキル基の炭素数が小さいほど活性
が強く、安定性に優れた乳化物を得ることが出来る。し
かしこのアルキル基の炭素数が小さいカチオン性界面活
性剤は抗菌作用を有することが知られており刺激性も強
いので化粧品用とする場合、眼の粘膜への刺激性を考慮
すると炭素数18以上のアルキル基を有していることが望
ましい。しかし炭素数が16程度のアルキル基を有するカ
チオン性界面活性剤を用いると安定性の良い乳化物が得
られるが、炭素数18以上のアルキル基を有するカチオン
性界面活性剤を用いると、得られる乳化物の粒径が大き
くなり過ぎるため、安定性が低下してしまうという問題
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のことから高重合
度シリコーンを基剤とし、刺激性の低い炭素数18以上の
アルキル基を有する4級アンモニウム塩のカチオン性界
面活性剤を用いても、保存安定性に優れたオルガノポリ
シロキサン乳化物が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
技術の欠点、問題点を解決することができる水中油型オ
ルガノポリシロキサン乳化物及びその製造方法に関する
ものであり、これは、(A)(イ)一般式 R1 aSiO
(4-a)/2(ここでR1は炭素数1〜20の非置換または置換
の1種あるいは2種以上の1価炭化水素基、 1.8≦a≦
2.2 である)で示される、25℃における粘度が 100万mm
2/s 以上の高重合度シリコーン10〜90重量%、(ロ)一
般式 R1 aSiO(4-a)/2(ここでR1は炭素数1〜20の非置換
または置換の1種あるいは2種以上の1価炭化水素基、
1.8 ≦a≦2.2 である)で示される、25℃における粘度
が2〜1,000mm2/sであるシリコーンオイル、または沸点
が60〜 260℃の炭化水素溶剤のいずれか1種10〜90重量
%からなり、25℃における粘度が1万mm2/s 以上のオル
ガノポリシロキサン混合物100 重量部、(B)一般式
[R2 4N]+・X-[ここで、4つのR2のうちの少なくとも1
つは炭素数18のアルキル基またはアルケニル基であり、
残余は炭素数1〜5のアルキル基またはベンジル基であ
り、X-はハロゲンイオンである]で示される4級アンモ
ニウム塩のカチオン性界面活性剤 0.5〜20重量部、
(C)一般式R1 bR3 cSiO(4-b-c)/2[ここで、R3は一般式
-(CdH2d)O(C2H4O)e(C3H6O)fR4で示される有機基であ
り、b、c、d、e及びfはそれぞれ 1.0≦b≦2.5 、
0.005≦c≦1.2 、dは2〜15の整数、eは3〜 200の
整数、fは0〜 100の整数、R4は水素原子または炭素数
1〜20の1価アルキル基またはアシル基である]で示さ
れるポリオキシアルキレン変性シリコーン0.05〜 5重量
部、(D)水10〜300 重量部からなる水中油型オルガノ
ポリシロキサン乳化物である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。本発明における(A)の(イ)及び(ロ)のオルガ
ノポリシロキサンの一般式中のR1としてはメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ド
デシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデ
シル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基等のアリ
ール基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシク
ロアルキル基;3、3、3−トリフルオロプロピル基、
3、3、4、4、5、5、6、6、6−ノナフルオロヘ
キシル基、3、3、4、4、5、5、6、6、7、7、
8、8、9、9、10、10、10−ヘプタデカフルオ
ロデシル基等のフッ素置換アルキル基;3−アミノプロ
ピル基、3−(2−アミノエチル)−アミノプロピル基
等のアミノ置換アルキル基;エポキシ基、メルカプト
基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、アシロキシア
ルキル基、カルボキシル基、水酸基、エーテル基を含む
炭化水素基から選択されるものが挙げられ、これらの中
ではメチル基及びまたはフェニル基及びまたはアミノ置
換アルキル基が特に好ましく、50モル%以上がメチル基
であることが最も好ましい。
【0008】本発明における(A)の(イ)の高重合度
シリコーンは、毛髪への付着性をよくするために高粘度
であることが好ましく、25℃における粘度が 100万mm2/
s 以上であることが好ましい。より好ましくは粘度が1,
000 万mm2/s 以上である。本発明における(A)の
(ロ)のシリコーンオイルは、25℃における粘度が2〜
1,000mm2/sであることが好ましい。より好ましくは10〜
500mm2/sのシリコーンオイルである。2mm2/s 未満であ
ると皮膚への刺激性が強いため化粧品用には好ましくな
く、1,000mm2/sを超えると、(イ)成分の高重合度シリ
コーンの(ロ)への溶解性が低下する。(ロ)のシリコ
ーンオイルは直鎖状、環状の何れでも差し支えない。環
状シリコーンの例としては、ヘキサメチルシクロトリシ
ロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカ
メチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘ
キサシロキサン、1、3、5−トリ−(3、3、3−ト
リフルオロプロピル)−1、3、5−トリメチルシクロ
トリシロキサン、1、3、5、7−テトラ−(3、3、
3−トリフルオロプロピル)−1、3、5、7−テトラ
メチルシクロテトラシロキサン、1、3、5、7、9−
ペンタ−(3、3、3−トリフルオロプロピル)−1、
3、5、7、9−ペンタメチルシクロペンタシロキサン
が挙げられ、なかでもオクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサンが好ましい。
直鎖状シリコーンでは10〜500mm2/sのシリコーンオイル
がより好ましい。
【0009】本発明における炭化水素溶剤は沸点が60〜
260℃であることが好ましい。沸点が60℃未満であると
溶剤臭が強すぎるため化粧品用として好ましくなく、沸
点が260℃を超えると(イ)成分の高重合度シリコーン
の溶解性が低下する。使用可能な具体例としては、アイ
ソパーC、E、G、H、L、M(エクソン社製)、IP
ソルベント1016、1620、2028(出光石油化
学社製)、マルカゾールR(丸善石油化学社製)、日石
アイゾール300、400(日本石油化学社製)、シェ
ルゾール71(シェル化学社製)、ソルトール100、
130、220(フィリップス社製)、イソヘキサデカ
ン(バイエルジャパン社製)などを挙げることができ
る。
【0010】本発明における(A)の(イ)と(ロ)か
らなるオルガノポリシロキサン混合物は、25℃における
粘度が1万mm2/s 以上であることが好ましい。この粘度
を1万mm2/s 未満であるように混合すると(イ)の高重
合度シリコーンの比率が低くなってしまい、毛髪への付
着性が低下する。(イ)及び(ロ)の両者がジメチルポ
リシロキサンである場合、これらからなるオルガノポリ
シロキサン混合物の粘度が10万mm2/s 以上となるように
(イ)の高重合度シリコーンの比率を高くすることが好
ましい。
【0011】本発明における(B)の4級アンモニウム
塩のカチオン性界面活性剤は、4つのR2基のうちの少な
くとも1つは炭素数が18のアルキル基またはアルケニル
基を示し、残余はベンジル基または炭素数1〜5のアル
キル基を、X-はハロゲンイオンである。ここでアルキル
トリメチルアンモニウムクロライド(アルキル基がC12
〜C22)の場合、アルキル基の炭素数による安全性を比
較すると、C12の場合は殺菌、消毒剤として使用され、
当然刺激性が強く、化粧品添加用乳化物の製造には使用
できない。C16のときはLD50(ラット )250 〜300mg /k
g 、C18のときはLD50(ラット )1,000 mg /kgであるの
で、化粧品用としてはC18以上が望ましい。しかし原料
供給の点などを考慮すると4つのR2基のうちの少なくと
も1つのアルキル基は炭素数C18、C22が有利であり、
19〜C21のものは工業的には使用ができない。また4
つのR2基のうちの少なくとも1つのアルキル基が炭素数
22の場合は、(C)のポリオキシアルキレン変性シリ
コーン活性助剤の添加効果が不十分であった。本発明に
おける(B)の具体例としては、ステアリルトリメチル
アンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド、ステアリルジメチルベンジルアンモ
ニウムクロライド、ジオレイルジメチルアンモニウムク
ロライドが挙げられ、中でもステアリルトリメチルアン
モニウムクロライドが好ましい。本発明における(B)
の含有量は0.5 〜20重量部であるが、0.5 重量部未満で
は乳化物が得られず、20重量部を超えると得られた乳化
物を使用した毛髪用化粧品を毛髪に塗布した後の乾燥皮
膜がべたつき性を帯びるため好ましくない。(B)を添
加する場合の形態は溶剤を使用しない固形状、10〜50%
の水溶液のいずれでもよい。
【0012】本発明における(C)のポリオキシアルキ
レン変性シリコーンは活性助剤として必須成分であり、
この活性助剤を使用せずに、(B)のカチオン性界面活
性剤のみで乳化した場合、目的とする粒径2〜20μmの
乳化物が得られず、20μmを超える粒径となってしまい
優れた安定性の乳化物が得られない。
【0013】本発明における(C)のポリオキシアルキ
レン変性シリコーンは一般式R1 bR3 c SiO(4-b-c)/2で示さ
れ、R3は一般式 -(CdH2d)O(C2H4O)e(C3H6O)fR4で示され
る。また、b、c、d、e及びfはそれぞれ 1.0≦b≦
2.5 、 0.005≦c≦1.2 、dは2〜15の整数、eは3〜
200の整数、fは0〜 100の整数、R4は水素原子または
炭素数1〜20の1価アルキル基またはアシル基である。
ここで、bが 1.0未満であるとポリオキシアルキレン含
有量が高くなりすぎるために、オルガノポリシロキサン
混合物への分散性が悪くなり、活性助剤としての作用が
低下する。また、 2.5を超えると親水性が乏しくなるた
め、同様に活性助剤としての作用が低下する。より好ま
しくは 1.2〜2.3 である。cは 0.005〜1.2 であるが、
0.005 より小さいと親水性が乏しくなり、また 1.2より
大きいとポリオキシアルキレン含有量が高すぎるため
に、活性助剤としての作用が低下する。より好ましく
は、0.01〜1.0 である。dは2〜15であるが、より好ま
しくは3〜12である。eは3〜200 であるが、より好ま
しくは5〜100 である。eが3より小さいと十分な親水
性が得られない。また、fは0〜100 であるが、水への
溶解性を得るためにはe/fが1以上であることが好ま
しい。
【0014】本発明における(C)のポリオキシアルキ
レン変性シリコーンの分子量が高いとオルガノポリシロ
キサン混合物への分散性が悪くなり、HLBが低いと水
への溶解性が低くなる。また(C)の水溶液の表面張力
が高いと界面活性力が低下する。そのため、分子量が3,
000 以下であり、HLBが7以上であり、 0.1重量%水
溶液の表面張力が 30dyne/cm以下であることがより好ま
しい。構造的には直鎖状、環状、分岐状の何れであって
もよい。
【0015】本発明の水中油型オルガノポリシロキサン
乳化物を得るには、(C)として上記のポリオキシアル
キレン変性シリコーン以外にも、水溶性の変性シリコー
ン化合物を使用することが考えられる。しかし例えば硫
酸エステル基のようなアニオン性有機基を有するシリコ
ーン化合物を用いると、カチオン性界面活性剤と錯体を
形成するために乳化物を得ることが困難となる。また、
4級アンモニウム有機基を有する変性シリコーン化合物
を用いると、十分な親水性を得るには高変性率にする必
要があり、得られた乳化物を配合した毛髪用化粧品を毛
髪に塗布した場合、べたつき感を生じる。またグリセリ
ンあるいはポリグリセリン有機基を有するシリコーン化
合物を配合して得られる乳化物を使用した。毛髪用化粧
品を毛髪に塗布したときにべたつき感を生じるため好ま
しくない。
【0016】本発明における(D)の水は10〜300 重量
部であるが10重量部未満であると、得られた乳化物の粘
度が高すぎるため、取扱が面倒になり、300 重量部を超
えると得られた乳化物の安定性に乏しくなる。好ましく
は20〜100 重量部である。
【0017】本発明のオルガノポリシロキサン乳化物の
製造方法は例えば、各成分の重量比(A)/(B)/
(C)/(D)が 100/0.5 〜10/0.05〜5/1〜20の
混合物を高剪断力下に油中水型から水中油型に転相、乳
化し、さらに(B)の水溶液及びまたは水で希釈するこ
とによって得られる。この製造方法において(B)が
0.5より少ないと油中水型から水中油型へ転相せず、10
より多いとこの乳化物を使用した毛髪用化粧品を毛髪に
塗布した後の乾燥皮膜がべたつき性を帯びるために好ま
しくない。(C)が0.05より少ないと十分な乳化力が得
られないため平均粒径が20μm以下とならず、5より大
きいと乳化力が強過ぎるため、乳化物粒子の粒径分布を
制御することが困難になる。
【0018】本発明における(A)の(イ)のR1がメチ
ル基であり、25℃における粘度が、1000万mm2/s 以上の
高重合度シリコーン20〜80重量%と、(ロ)におけるR1
がメチル基であり、25℃における粘度が20〜500mm2/sで
あるシリコーンオイル20〜80重量%からなり、25℃にお
ける粘度が100,000 mm2/s 以上であるオルガノポリシロ
キサン混合物を、(B)のカチオン性界面活性剤で乳化
する場合、各成分の混合割合は(A)/(B)/(C)
/(D)を 100/0.5 〜10/0.05〜5/1〜20(重量
比)とし、高剪断力下に油中水型から水中油型に転相、
乳化し、さらに(B)の水溶液及びまたは水で希釈して
乳化物を得る。
【0019】また、本発明における(A)の(イ)成分
のR1の90モル%以上がメチル基であり、残余がアミノ基
含有アルキル基であり、かつ25℃における粘度が1,000
万mm2/s 以上の高重合度シリコーン10〜80重量%と、
(ロ)成分におけるR1がメチル基であり、25℃における
粘度が10〜500mm2/sであるシリコーンオイル20〜90重量
%からなり、25℃における粘度が10,000 mm2/s以上であ
るオルガノポリシロキサン混合物を、(B)のカチオン
性界面活性剤で乳化する場合も同じく各成分の混合割合
は(A)/(B)/(C)/(D)を 100/0.5 〜5/
0.05〜3/1〜10(重量比)とし、高剪断力下に油中水
型から水中油型に転相乳化し、さらに(B)の水溶液及
びまたは水で希釈して乳化剤を得る。
【0020】本発明のオルガノポリシロキサン乳化物粒
子の粒径は2〜20μmである。2μm未満であるとこれ
を配合した毛髪用化粧品の毛髪への付着性が低下し、20
μmを超えるとこれを配合した毛髪用化粧品の安定性が
低下する。好ましくは5〜15μmである。本発明の乳化
物を得るために使用される装置としては、ウルトラミキ
サー、プラネタリーミキサー、コンビミキサー、パイプ
ラインホモミキサー、ホモミックラインミル、フィルミ
ックス(以上商品名)に代表されるような高剪断力が得
られる乳化機が挙げられる。油中水型から水中油型に転
相、乳化する際に、転相後の攪拌時間が短過ぎると、粒
径の分散度が広くなり易く、結果として安定性が不十分
となる。転相後の攪拌時間が長過ぎると、転相物の粒子
破壊が起こるため水で希釈してもオイルが分離してしま
い、均一な水中油型乳化物が得られない。そのため攪拌
時間は20分以上、3時間以下であることが好ましい。
【0021】本発明の乳化物と類似するものは、(A)
のオルガノポリシロキサン混合物をポリオキシエチレン
アルキルエーテルで代表されるノニオン性界面活性剤と
(B)のカチオン性界面活性剤で乳化するか、(A)の
オルガノポリシロキサン混合物をポリオキシエチレンア
ルキルエーテルで代表されるノニオン性界面活性剤で乳
化し、希釈時にカチオン性界面活性剤を添加することに
よって得られる。しかしこれらの乳化物を配合して得ら
れる毛髪用化粧品は、本発明の乳化物を配合して得られ
る毛髪用化粧品よりも毛髪への付着性が不十分である。
従って本発明の乳化物には(C)としてのポリオキシエ
チレン変性シリコーン以外のノニオン性界面活性剤、ベ
タイン性活性剤、アニオン性界面活性剤を添加すること
は好ましくない。しかし多価アルコール、増粘剤、防腐
剤、香料、染料、顔料等を本発明の目的を損なわない範
囲内で添加することは任意である。また乳化物が低温時
に増粘あるいはペースト化して流動性が悪化することを
防止する目的で、エタノール、2−プロパノール、ブタ
ノール等のアルコール類を10重量部以下の量で添加する
ことも任意である。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらによって限定されるものでは
ない。なお調製例における粘度は25℃における値を示し
たものである。また表の組成の数値は重量部である。
【0023】(調製例1)粘度2,000 万mm2/s の高重合
度ジメチルポリシロキサン40重量部、ジメチルポリシロ
キサン(粘度 20mm2/s)60重量部を均一に溶解し、粘度
80万mm2/s のオルガノポリシロキサン混合物を得た(以
下混合物1とする)。 (調製例2)粘度1,500 万mm2/s の高重合度メチルフェ
ニルポリシロキサン(フェニル基含有量5モル%)50重
量部、ジメチルポリシロキサン(粘度200mm2/s)50重量
部を均一に溶解し、粘度 100万mm2/s のオルガノポリシ
ロキサン混合物を得た(以下混合物2とする)。 (調製例3)粘度3,000 万mm2/s のアミノ基含有高重合
度ジメチルポリシロキサン(アミノ基単位は3−アミノ
プロピル基、アミン当量は70万g/モル)20重量部、ジメ
チルポリシロキサン(粘度 10mm2/s)80重量部を均一に
溶解し、粘度2万mm2/s のオルガノポリシロキサン混合
物を得た(以下混合物3とする)。 (調製例4)粘度1,000 万mm2/s の高重合度ジメチルポ
リシロキサン20重量部、デカメチルシクロペンタシロキ
サン(粘度4.0mm /s )80重量部を均一に溶解し、粘度
1万mm2/s のオルガノポリシロキサン混合物を得た(以
下混合物4とする)。
【0024】容器内全体を撹拌できる錨型撹拌機と周縁
に歯形突起が上下方向に向けて交互に設けられている円
板型撹拌機を有する高剪断力負荷装置を備えた内容積5
リットルのステンレス製複合乳化機・TKコンビミック
スM型[特殊機化工業(株)製商品名]に、表1に示し
た配合比で各成分を仕込み、錨型撹拌機を 40rpm、円板
型撹拌機を 1,500rpm で同時に攪拌して転相し乳化物を
得た。次に円板型撹拌機だけを停止し、残部の精製水及
び界面活性剤水溶液を添加し、錨型撹拌機で均一溶解
し、目的の乳化物を得た。なお平均粒径はコールターカ
ウンター・TA(米国コールターエレクトロニクス社製
商品名)で測定した。
【0025】また乳化物の保存安定性は、各乳化物100g
をガラスビンに取り、45℃の恒温槽に1か月間静置保存
した後に外観を観察し、下記の基準により評価した。 ○:油相と水相の分離が認められない △:僅かに分離層を生じた ×:完全に二層に分離した
【0026】(参考例)従来技術についての実証試験 (表1)に示した組成物を乳化した。なお転相時の撹拌
時間を30分とした。
【0027】
【表1】
【0028】表1から、高重合度シリコーンを含有する
オルガノポリシロキサン混合物は、単一組成のジメチル
ポリシロキサンに較べて乳化物が得られ難い。また高重
合度シリコーンを含有したオルガノポリシロキサン混合
物であっても、カチオン性界面活性剤としてセチルトリ
メチルアンモニウムクロライド(アルキル基として炭素
数16のセツル 基を含有する)を使用すると安定性に優れた
乳化物を得ることができるが、炭素数が小さいため皮膚
刺激性が強い。炭素数が大きいと皮膚刺激性は弱くなる
が、その分乳化力も弱くなるので、例えばこの参考例の
ように炭素数が大きいステアリルトリメチルアンモニウ
ムクロライドを用いると所望の粒径及び安定性の良い目
的物が得られないことが解る。本発明はこれらの問題点
を解決するために(C)を添加するものである。
【0029】(実施例1〜3、比較例1〜3)(表2)
に示した各組成の組成物を前記と同じ乳化機で転相、乳
化しで乳化物を得た。ここで、転相時に所定時間毎のサ
ンプルを取って粒径を調べた。なお実施例1及び比較例
3では撹拌を3時間で終了し希釈した。また、実施例2
では同じく撹拌を2時間で終了し、実施例3も同じく撹
拌を1時間で終了し希釈して目的物を得た。またここで
使用した一般式(化1)で示される5種類のポリオキシ
アルキレン変性シリコーンの化学構造及び分子量、物性
等を(表3)に示す。
【0030】
【表2】
【表3】
【0031】
【化1】
【0032】実施例1及び2では良好な乳化物が得られ
るが、比較例1のようにポリオキシアルキレン変性シリ
コーンを使用せず、グリセリンのみを使用すると、粒径
が20μmを超える。また転相後の撹拌を4時間まで行う
と、転相物の破壊が起きて、平均粒径が大きくなり、且
つ水で希釈後にオイルが分離した。また比較例2のよう
にポリオキシアルキレン変性シリコーンを使用した場合
でもカチオン性界面活性剤の添加量が少な過ぎると乳化
物が得られなかった。更に比較例3のように転相時、希
釈時の水の量が多過ぎると安定な乳化物が得られなかっ
た。
【0033】(実施例4〜5、比較例4〜5)表4に示
した組成を転相、乳化し乳化物を得た。なお転相時に撹
拌時間を1時間とした。
【0034】
【表4】
【0035】以上の結果より、ポリオキシアルキレン変
性シリコーンの分子量及びその水溶液の表面張力が、乳
化物の安定性に大きく寄与していることが解る。
【0036】
【発明の効果】本発明の水中油型オルガノポリシロキサ
ン乳化物は、使用する界面活性剤に起因する刺激性が小
さく、粒径の大きな乳化物でありながら安定性に優れ、
リンス、コンディショナー、トリートメント剤等の毛髪
用化粧品に配合すると分離したり、沈殿が発生したりせ
ず、安定な分散物とすることができ、毛髪保護力に優れ
た毛髪用化粧品を得ることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【表2】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 83/12 C08L 83/12 // A61K 7/06 A61K 7/06 (72)発明者 池田 輝喜 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(イ)一般式 R1 aSiO(4-a)/2(こ
    こでR1は炭素数1〜20の非置換または置換の1種あるい
    は2種以上の1価炭化水素基、 1.8≦a≦2.2 である)
    で示される、25℃における粘度が 100万mm2/s 以上の高
    重合度シリコーン10〜90重量%、(ロ)一般式 R1 aSiO
    (4-a)/2(ここでR1は炭素数1〜20の非置換または置換
    の1種あるいは2種以上の1価炭化水素基、1.8 ≦a≦
    2.2 である)で示される、25℃における粘度が2〜1,00
    0mm2/sであるシリコーンオイル、または沸点が60〜 260
    ℃の炭化水素溶剤のいずれか1種10〜90重量%からな
    り、25℃における粘度が1万mm2/s 以上のオルガノポリ
    シロキサン混合物100 重量部、(B)一般式[R2 4N]+
    X-[ここで、4つのR2のうちの少なくとも1つは炭素数
    18のアルキル基またはアルケニル基であり、残余は炭素
    数1〜5のアルキル基またはベンジル基であり、X-はハ
    ロゲンイオンである]で示される4級アンモニウム塩の
    カチオン性界面活性剤 0.5〜20重量部、(C)一般式R1
    bR3 cSiO(4-b-c)/2[ここで、R3は一般式 -(CdH2d)O(C2H
    4O)e(C3H6O)fR4で示される有機基であり、b、c、d、
    e及びfはそれぞれ 1.0≦b≦2.5 、 0.005≦c≦1.2
    、dは2〜15の整数、eは3〜 200の整数、fは0〜
    100の整数、R4は水素原子または炭素数1〜20の1価ア
    ルキル基またはアシル基である]で示されるポリオキシ
    アルキレン変性シリコーン0.05〜5重量部、(D)水10
    〜300 重量部からなる水中油型オルガノポリシロキサン
    乳化物。
  2. 【請求項2】 (A)における(イ)のR1がメチル基で
    あり、25℃における粘度が1,000 万mm2/s 以上の高重合
    度シリコーン20〜80重量%、(ロ)におけるR1がメチル
    基であり、25℃における粘度が2〜500mm2/sであるシリ
    コーンオイル20〜80重量%からなり、25℃における粘度
    が100,000mm2 /s 以上であるオルガノポリシロキサン混
    合物100 重量部、(B)4級アンモニウム塩のカチオン
    性界面活性剤 0.5〜 10 重量部%、(C)分子量3,000
    以下、HLBが7以上、 0.1%水溶液の表面張力が 30d
    yne/cm以下であるポリオキシアルキレン変性シリコーン
    0.05 〜 3重量部、(D)水10〜300 重量部からなり、
    平均粒子径2〜20μmを有することを特徴とする請求項
    1記載の水中油型オルガノポリシロキサン乳化物。
  3. 【請求項3】 (A)における(イ)のR1の90モル%以
    上がメチル基であり、残余がアミノ基含有アルキル基で
    あり、かつ25℃における粘度が1,000 万mm2/s 以上の高
    重合度シリコーン10〜80重量%と、(ロ)におけるR1
    メチル基であり、25℃における粘度が2〜 500mm2/s で
    あるシリコーンオイル20〜90重量%からなり、25℃にお
    ける粘度が1万mm2/s 以上であるオルガノポリシロキサ
    ン混合物100 重量部、(B)4級アンモニウム塩のカチ
    オン性界面活性剤 0.5〜10 重量部、(C)分子量3,000
    以下、HLBが7以上、 0.1%水溶液の表面張力が 30
    dyne/cm以下であるポリオキシアルキレン変性シリコー
    ン0.05〜3重量部、(D)水10〜300 重量部からなり、
    平均粒子径2〜20μmを有することを特徴とする請求項
    1記載の水中油型オルガノポリシロキサン乳化物。
  4. 【請求項4】 (A)/(B)/(C)/(D)の重量
    比が 100/0.5 〜10/0.05〜5/1〜20の混合物を高剪
    断力下に油中水型から水中油型に転相乳化し、さらに
    (B)の水溶液及びまたは水で希釈することを特徴とす
    る請求項1記載の水中油型オルガノポリシロキサン乳化
    物の製造方法。
  5. 【請求項5】 (A)/(B)/(C)/(D)の重量
    比が 100/0.5 〜5/0.05〜3/1〜10の混合物を高剪
    断力下に油中水型から水中油型に転相乳化し、さらに
    (B)の水溶液及びまたは水で希釈することを特徴とす
    る請求項2及び請求項3記載の水中油型オルガノポリシ
    ロキサン乳化物の製造方法。
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