JP3242155B2 - 油中水型化粧料 - Google Patents
油中水型化粧料Info
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Description
し、さらに詳しくは優れた使用感をもたらすとともに経
時安定性の著しく向上した油中水型化粧料に関する。
油中水型乳化組成物においては、さっぱりとしてべたつ
きが少なく、撥水性の良いものを得るために、油剤とし
てシリコーン油が使用されている。また、このような乳
化組成物を調製する際、通常、乳化剤としては、シリコ
ーン油との相溶性が良い親油性のポリオキシアルキレン
変性オルガノポリシロキサン系界面活性剤が汎用されて
いる。一方、本出願人の一人は、先に、油相成分中に、
部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と低粘度シリ
コーン油とからなるシリコーンゲル組成物を含有し、乳
化剤としてポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロ
キサン系界面活性剤を用いる経時安定性及び使用感に優
れた油中水型乳化組成物を得ることに成功した(特開平
3−79669号)。
合には、良好な使用感を得るべく多量の水分を配合する
としばしば経時安定性を損なうこととなる。また、ポリ
オキシアルキレン基を含有するオルガノハイドロジエン
ポリシロキサンと脂肪族不飽和基を含有するオルガノポ
リシロキサンとの混合物又はオルガノハイドロジエンポ
リシロキサンと脂肪族不飽和基を含有するポリオキシア
ルキレンとの混合物を低粘度シリコーン油及び/又は多
価アルコールの存在又は不存在下に付加重合させてシリ
コーン重合体となし、その重合体をシリコーン油と剪断
力下で混練処理して得られるペースト状シリコーン組成
物を油剤として使用した場合でも、優れた使用感は得ら
れるものの経時安定性の点で満足のいくものは未だ得ら
れていない。
経時安定性にも優れる油中水型化粧料の開発が望まれて
いた。
情に鑑み鋭意検討した結果、後述するペースト状シリコ
ーン組成物と無水ケイ酸及び/又は疎水化シリカとを含
有する油相成分と水相成分とを含有する油中水型化粧料
が良好な使用感と経時安定性とをもたらすことを見出
し、本発明を完成するに至った。
(b); (a)ペースト状シリコーン組成物、 (b)無水ケイ酸及び/又は疎水化シリカ、を含有する
油相成分並びに水相成分を含有することを特徴とする油
中水型化粧料を提供するものである。
組成物(a)は、下記一般式(1)、 R1 aR2 bHcSiO(4-a-b-c)/2 (1) {式中、R1 は同種又は異種の炭素数1〜18の非置換
又は置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は
ハロゲン化炭化水素基、R2 は一般式CnH2nO(C2H4O)d(C
3H6O)eR3 [ここにR3 は水素原子又は炭素数1〜10
の飽和脂肪族炭化水素基もしくは-(CO)-R5(R5 は炭素
数1〜5の飽和脂肪族炭化水素基)で示される基、dは
2〜200の整数、eは0〜200の整数、d+eは3
〜200の整数、nは2〜6をそれぞれ示す〕で示され
るポリオキシアルキレン基、aは1.0≦a≦2.5、
bは0.001≦b≦1.0、cは0.001≦c≦
1.0をそれぞれ示す}で表わされるオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン及び/又は一般式(2) R1 fHgSiO(4-f-g)/2 (2) (式中、R1 は上記と同じ、fは1.0≦f≦3.0、
gは0.001≦g≦1.5をそれぞれ示す)で表わさ
れるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
数、h+iは3〜200の整数、mは2〜6をそれぞれ
示す)で表わされるポリオキシアルキレンを、25℃に
おける粘度が100cS以下である低粘度のシリコーン油
及び/又は多価アルコールの存在又は不存在下に付加重
合させて得られるシリコーン重合体100重量部と低粘
度シリコーン油5〜1,000重量部とを剪断力下で混
練して得られるものを指称する。
物(a)を構成する上記シリコーン重合体は、オルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンと脂肪族不飽和基含有化
合物とを25℃における粘度が100cS以下であるシリ
コーン油及び/又は多価アルコールの存在又は不存在下
で付加重合させたものであるが、オルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン及び脂肪族不飽和基含有化合物の少な
くとも一方がポリオキシアルキレン基を含有することを
要する。
脂肪族不飽和基含有化合物との組合せとしては、例え
ば、まず一方がポリオキシアルキレン基を含有する上記
一般式(1)で表わされるオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンであって、R1 がメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などのアルキル基、フェニル基、トリ
ル基などのアリール基、ベンジル基、フェネチル基など
のアラルキル基、又はこれらの基の炭素原子に結合して
いる水素原子の一部又は全部をハロゲン原子で置換した
クロロメチル基、トリフルオロプロピル基などから選択
される同一又は異種の炭素数1〜18の非置換又は置換
のアルキル基、アリール基、アラルキル基又はハロゲン
化炭化水素基、R2 が前記一般式 CnH2nO(C2H4O)d(C3H6O)e-R3 で表わされ、かつR3 が水素原子又はメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基などの炭素数1〜10の飽和脂
肪族炭化水素基もしくは式-(CO)-R5(R5 は炭素数1〜
5の飽和脂肪族炭化水素基)、dが2〜200の整数、
eが0〜200の整数、d+eは3〜200の整数、さ
らにnが2〜6をそれぞれ示すものが挙げられる。さら
に、得られた重合体をシリコーン油と剪断力下で混練処
理して得られたペースト状組成物に水を十分に分散させ
るためにはd/e≧1であることが好ましい。
体がシリコーン油に対して十分に膨潤せず、2.5より
大きいと得られる重合体をシリコーン油と剪断力下で混
練処理して得られるペースト状組成物に水分を十分に分
散させることができないので1.0≦a≦2.5、好ま
しくは1.0〜2.0とし、bは、0.001未満では
得られる重合体をシリコーン油と剪断力下で混練処理し
て得たペースト状組成物に水が十分に分散せず、1.0
より大きいと得られる重合体のシリコーン油への膨潤性
が十分でなくなるので0.001≦b≦1.0、好まし
くは0.005〜1.0とし、さらにcが、0.001
未満では付加重合により得られる重合体において3次元
構造体の形成が困難となるため、シリコーン油が増粘性
に乏しいものとなり、1.0より大きいと付加重合によ
り形成される3次元構造体の架橋密度が高くなりすぎる
ため、シリコーン油を安定に保持することができないの
で0.001≦c≦1.0、好ましくは0.005〜
1.0とする。
ハイドロジェンポリシロキサンと一般式(A)で表わさ
れるポリオキシアルキレンとの組合せを用いることもで
きる。
ハイドロジェンポリシロキサンと脂肪族不飽和基含有化
合物との他の組合せとしては、例えば一般式(2)で表
わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサンであっ
て、R1 が前記と同じで、fは1.0未満では得られた
重合体のシリコーン油への膨潤性が十分に得られず、
3.0より大きいと付加重合により得られる重合体中に
3次元構造を形成することが困難となるため、シリコー
ン油が増粘性に乏しいものとなるので1.0≦f≦3.
0、好ましくは1.0〜2.5とし、gは0.001未
満であると付加重合により得られる重合体中に3次元構
造を形成することが困難となるため、シリコーン油が増
粘性に乏しいものとなり、1.5より大きいと付加重合
により形成される3次元構造の架橋密度が高くなりすぎ
て得られる重合体がシリコーン油を安定して保持しなく
なるので0.001≦g≦1.5、好ましくは0.00
5〜1.0とするものと一般式(A)で表わされるポリ
オキシアルキレンであって、hは2〜200、好ましく
は5〜100、iは0〜200、好ましくは0〜100
であり、得られる重合体に水を十分に分散させるために
好ましくはh/i≧1であり、mは2〜6、好ましくは
3〜6であるものとの混合物(以下混合物−IIと略記す
る)が挙げられる。
る際に使用される25℃における粘度が100cS以下で
ある低粘度シリコーン油としては、直鎖状又は分枝状の
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、エチルポリシロキサン、エチルメチルポリシロキサ
ン、エチルフェニルポリシロキサン、またオクタメチル
シクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロ
キサン等の環状ジメチルポリシロキサンなどが挙げられ
る。これらの25℃における粘度は100cS以下であれ
ばよく、とくに50cS以下とすることが好ましい。これ
らは単独で用いても2種以上の混合物であってもよい。
ル、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリ
ンなどが例示されるが、これらは単独で使用しても2種
以上を併用してもよい。
ールの量は、上記混合物−IIを100重量部としたとき
3〜200重量部が好ましい。低粘度シリコーン油及び
/又は多価アルコールの存在下に付加重合を行うと、こ
れらを含有した重合体が得られるが、このものはこれら
の不存在下に付加重合して得られるものに比較して、シ
リコーン油に対し高い膨潤性を示し、かつ優れた増粘性
を示す。
化白金酸、アルコール変性塩化白金酸又は塩化白金酸−
ビニルシロキサン錯体などのような公知の白金化合物触
媒又はロジウム化合物触媒の存在下に、室温又は50〜
150℃の加温下に反応させて行えばよい。
てもよく、例えばメタノール、エタノール、2−プロパ
ノール、ブタノールなどの脂肪族アルコール、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、n−ペ
ンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族又
は脂環式炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、フ
ッ化塩化炭化水素などのハロゲン化炭化水素が使用でき
る。
100重量部に、低粘度シリコーン油5〜1,000重
量部、好ましくは20〜500重量部を分散混合したの
ち、剪断力下で混練処理するとペースト状の均一なシリ
コーン組成物が得られる。
ないと安定で良好なゲル構造を維持できず、逆に上記範
囲を超えると肌上で重さを感じ、使用性、使用感等が悪
化するため好ましくない。
分岐状のいずれであってもよく、例えばメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、エチルポリシ
ロキサン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニ
ルポリシロキサン、またオクタメチルシクロテトラシロ
キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状の
ジメチルポリシロキサンなどが挙げられ、これらは単独
でも2種以上の混合物であってもよい。
成物(a)は、本発明に使用される油相成分中に10〜
90重量%(以下単に%という)配合することが好まし
い。
しては、市販のエロジール200、エロジール300
(ともにデグッサ社製)等が、また疎水化シリカとして
は、同様に市販のキャボジルTS−530(トリメチル
シロキシル化シリカ、キャボット社製)、エロジールR
−972(ジメチルシロキシル化シリカ、デグッサ社
製)、エロジールR−805(オクチルシロキシル化シ
リカ、同上)、エロジールR−202(シリコーンオイ
ル処理シリカ、同上)等が好ましいものとして挙げられ
る。
は、本発明に使用される油相成分中に0.01〜10%
配合することが好ましい。10%を超えた場合には使用
感が悪化したり経時安定性が悪化するため好ましくな
い。
(a)及び(b)以外に通常の化粧料用乳化組成物に用
いられる油剤を油相の均一性を欠かない範囲で配合する
ことができる。かかる油剤としては、天然動・植物油、
合成油のいずれをも使用でき、具体的には、流動パラフ
ィン、スクワラン等の液状、ペースト状もしくは固形状
の炭化水素、ワックス、高級脂肪酸、高級アルコール、
エステル、グリセライド、シリコーン系油剤等が挙げら
れる。
中に10〜99%配合される。10%未満では化粧料を
油中水型とすることが困難であり、99%を超えると化
粧料自体の感触が悪化し、好ましくない。
分とし、これに各種水溶性成分を含むものであり、本発
明の油中水型化粧料中に1〜90%配合することが好ま
しい。1%未満では水を入れた特徴が出難く、90%を
超えると油中水型とすることが困難となる。
分のほか、通常用いられる水性成分や油性成分、例えば
保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、美容成
分、香料、水溶性高分子、体質顔料、着色顔料、光揮性
顔料、有機粉体、疎水化処理顔料、タール色素などを、
本発明の効果を損なわない範囲で配合することができ
る。
リコーン組成物(a)を予め調製して用いる以外は、通
常の方法に従って乳化することにより製造でき、化粧料
基材等として好適に使用することができる。
感(さっぱり感、べたつきのなさ、のびのよさ等)を損
なうことなく顕著に向上した経時安定性を有するもので
ある。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。ま
ず、以下の参考例1〜10に示すように、ペースト状シ
リコーン組成物を逐次製造した。
ロキサン68g、エタノール100g、平均組成式が C
H2=CHCH2O(C2H4O)10CH3 で示されるポリオキシアルキレ
ン32g及び塩化白金酸3重量%のエタノール溶液0.
3gを仕込み、内温を70〜80℃に維持して2時間攪
拌したのち、減圧下で溶媒を除去したところ、平均組成
式(4)
ロキサンが得られた。 (ロ)反応器中に、前記(イ)で得たオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン100g、エタノール100g及
び平均組成式(5)
ジメチルポリシロキサン28.9g及び塩化白金酸3重
量%のエタノール溶液0.3gを仕込み、内温を70〜
80℃に維持して2時間攪拌した後、減圧下で溶媒を除
去し、弾力性のある重合体を得た。
ロキサン(粘度6cS)80重量部とを分散混合した後、
三本ロールミルにより剪断力下で十分混練してシリコー
ン組成物を作製した。この組成物は、滑らかな感触を有
し、粘度が32,000cPの均一なペースト状組成物で
あった。
ロキサン100g、エタノール62g、平均組成式が C
H2=CHCH2O-(C2H4O)10-CH2CH=CH2 (7)で示されるポリ
オキシアルキレン23.6g及び塩化白金酸3重量%の
エタノール溶液0.3gを仕込み、内温を70〜80℃
に維持して2時間攪拌した後、減圧下で溶媒を除去し、
粒状の重合体を得た。
リシロキサン(粘度6cS)67重量部とを分散混合した
後、三本ロールミルにより剪断力下で十分混練し、膨潤
させてシリコーン組成物を作製した。この組成物は、滑
らかな感触を有し、粘度が24,800cPの均一なペー
スト状組成物であった。
で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサン1
00g、エタノール75g、参考例2で使用した平均組
成式(7)で表わされるポリオキシアルキレン49.4
g及び塩化白金酸3重量%のエタノール溶液0.3gを
仕込み、内温を70〜80℃に維持して2時間攪拌した
後、減圧下で溶媒を除去し、粒状の重合体を得た。
ロキサン(粘度6cS)67重量部とを分散混合した後、
三本ロールミルにより剪断力下で十分に混練し、膨潤さ
せてシリコーン組成物を作製した。この組成物は滑らか
な感触を有し、粘度が10,600cPの均一なペースト
状であった。
ロキサン100g、エタノール57g、参考例2で使用
した平均組成式(7)で表わされるポリオキシアルキレ
ン13.5g及び塩化白金酸3重量%のエタノール溶液
0.3gを仕込み、内温を70〜80℃に維持して2時
間攪拌した後、減圧下で溶媒を除去し、粒状の重合体を
得た。
キサン(粘度6cS)80重量部とを分散混合した後、三
本ロールミルにより剪断力下で十分混練し、膨潤させて
シリコーン組成物を作製した。この組成物は、滑らかな
感触を有し、粘度が22,800cPの均一なペースト状
であった。
ルガノハイドロジェンポリシロキサン100g、エタノ
ール103g、参考例2で使用した平均組成式(7)で
表わされるポリオキシアルキレン23.6g、25℃に
おける粘度が6cSであるジメチルポリシロキサン82.
4g及び塩化白金酸3重量%のエタノール溶液0.3g
を仕込み、内温を70〜80℃に維持して2時間攪拌し
た後、減圧下で溶媒を除去したところ、シリコーン重合
体が得られた。
部に25℃における粘度が6cSであるジメチルポリシロ
キサン100重量部を分散混合した後、三本ロールミル
により剪断力下で十分混練し、膨潤させてシリコーン組
成物を作製した。このものは滑らかな感触を有し、粘度
が82,800cPである均一なペースト状組成物であっ
た。
わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサン100
g、エタノール95g、参考例2で使用した平均組成式
(7)のポリオキシアルキレン13.5g、25℃にお
ける粘度が5cSであるジメチルポリシロキサン75.7
g及び塩化白金酸3重量%のエタノール溶液0.3gを
仕込み、参考例5と同様に処理して重合体を作った。
チルシクロテトラシロキサン200重量部とを分散混合
した後、三本ロールミルにより剪断力下に十分混練して
膨潤させたシリコーン組成物を作製した。このものは滑
らかな感触を有する粘度が44,000cPの均一なペー
スト状組成物であった。
シロキサン100g、エタノール74g、平均組成式が
CH2=CHCH2O(C2H4O)30CH2CH=CH2 (10)で表わされる
ポリオキシアルキレン18.5g、25℃における粘度
が6cSであるジメチルポリシロキサン29.6g及び塩
化白金酸3重量%のエタノール溶液0.3gを仕込み、
参考例5と同様に処理して重合体を作った。
ルトリス(トリメチルシロキシ)シラン200重量部と
を分散混合した後、三本ロールミルにより剪断力下に十
分混練して膨潤させたシリコーン組成物を作製した。こ
のものは滑らかな感触を有する粘度が25,500cPの
均一なペースト状組成物であった。
で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサン1
00g、エタノール72g、平均組成式(11)
端が封鎖されたジメチルポリシロキサン28.9g、2
5℃における粘度が30cSであるジメチルポリシロキサ
ン14.3g及び塩化白金酸3重量%のエタノール溶液
0.3gを仕込み、参考例5と同様に処理して重合体を
作った。
における粘度が6cSであるジメチルポリシロキサン7
7.8重量部とを分散混合した後、三本ロールミルによ
り剪断力下に十分混練してシリコーン組成物を作った。
このものは滑らかな感触を有する粘度が48,000cP
の均一なペースト状組成物であった。
ルガノハイドロジェンポリシロキサン100g、エタノ
ール103g、参考例2で使用した平均組成式(7)の
ポリオキシアルキレン23.6g、1,3−ブチレング
リコール82.4g及び塩化白金酸3重量%のエタノー
ル溶液0.3gを仕込み、内温を70〜80℃に維持し
て2時間攪拌した後、減圧下で溶媒を除去したところ、
シリコーン重合体が得られた。
部に25℃における粘度が50cSであるジメチルポリシ
ロキサン100重量部を分散混合した後、三本ロールミ
ルにより剪断力下で十分混練し、膨潤させてシリコーン
組成物を作製した。このものは滑らかな感触を有し、粘
度が65,000cPである均一なペースト状組成物であ
った。
シロキサン100g、エタノール160g、平均組成式
が CH2=CHCH2O(C2H4O)30-(C3H6O)10-CH2CH=CH2 (1
3)で表わされるポリオキシアルキレン34.7g、エ
チレングリコール20g、25℃における粘度が10cS
であるジメチルポリシロキサン13.7gと塩化白金酸
3重量%のエタノール溶液0.3gを仕込み、参考例5
と同様に処理して重合体を作った。
ルシクロペンタシロキサン300重量部とを分散混合し
た後、三本ロールミルにより剪断力下に十分混練して膨
潤させてシリコーン組成物を作製した。このものは滑ら
かな感触を有する粘度が52,000cPの均一なペース
ト状組成物であった。
ーム) 下記表1にその組成を示す油中水型クリームを以下に示
す方法により製造した。
る。 A:(1)〜(4)を混合する。 B:(5)〜(8)を加熱し、均一に混合する。 C:AにBを攪拌しながら添加し、冷却する。
(40℃、1ケ月後及び3ケ月後)及び使用感(さっぱ
り感及びのびのよさ)について下記評価基準により評価
した。結果を併せて表1に示す。
明品は、経時安定性が顕著に改良されたものであり、し
かもペースト状シリコーン組成物配合により向上した使
用感を損なうことのないものであった。
より製造した。
均一分散する。 B:(9)、(10)及び(12)を加熱溶解する。 C:AにBを攪拌しながら混合し、(11)を加えて冷
却する。
造した。
する。
型化粧料は、さっぱりとしてべたつきのないものである
と同時に経時安定性の著しく良好なものであった。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記(a)及び(b); (a)一般式(1) R1 aR2 bHcSiO(4-a-b-c)/2 (1) {式中、R1は同種又は異種の炭素数1〜18の非置換
又は置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は
ハロゲン化炭化水素基、R2は一般式CnH2nO(C2H4O)d(C3
H6O)eR3[ここにR3は水素原子又は炭素数1〜10の飽
和脂肪族炭化水素基もしくは-(CO)-R5(R5は炭素数1
〜5の飽和脂肪族炭化水素基)で示される基、dは2〜
200の整数、eは0〜200の整数、d+eは3〜2
00の整数、nは2〜6をそれぞれ示す]で示されるポ
リオキシアルキレン基、aは1.0≦a≦2.5、bは
0.001≦b≦1.0、cは0.001≦c≦1.0
をそれぞれ示す}で表わされるオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン及び/又は一般式(2) R1 fHgSiO(4-f-g)/2 (2) (式中、R1は上記と同じ、fは1.0≦f≦3.0、
gは0.001≦g≦1.5をそれぞれ示す)で表わさ
れるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと一般式
(A) CmH2m-1O(C2H4O)h(C3H6O)iCmH2m-1 (A) (式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整
数、h+iは3〜200の整数、mは2〜6をそれぞれ
示す)で表わされるポリオキシアルキレンを、25℃に
おける粘度が100cS以下である低粘度のシリコーン油
及び/又は多価アルコールの存在又は不存在下に付加重
合させて得られるシリコーン重合体100重量部と低粘
度シリコーン油5〜1000重量部とを剪断力下で混練
して得られるペースト状シリコーン組成物、 (b)無水ケイ酸及び/又は疎水化シリカ を含有する油相成分並びに水相成分を含有することを特
徴とする油中水型化粧料。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18961092A JP3242155B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 油中水型化粧料 |
EP92114536A EP0545002A1 (en) | 1991-11-21 | 1992-08-26 | Silicone polymer, paste-like composition and water-in-oil type cosmetic composition comprising the same |
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