JPH1114754A - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置

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JPH1114754A
JPH1114754A JP9176604A JP17660497A JPH1114754A JP H1114754 A JPH1114754 A JP H1114754A JP 9176604 A JP9176604 A JP 9176604A JP 17660497 A JP17660497 A JP 17660497A JP H1114754 A JPH1114754 A JP H1114754A
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JP
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light
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detection device
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JP9176604A
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English (en)
Inventor
Satoru Arita
悟 有田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体検出のための受光手段とは別の、透光性
部材の汚れ判断用の受光手段を必要としない、物体検出
装置を提供する。 【解決手段】 物体検出装置Oは、投光手段11から透
光性部材18を介してレーザ光を検出対象領域Uに投光
するとともに、物体からの反射レーザ光を透光性部材1
8を介して物体検出用の受光手段13により受光する。
そして、この物体検出用の受光手段13の受光出力に基
づいて基準物体を検出し、検出した基準物体における距
離Rと受光量Eとの関係に基づいて、透光性部材18の
汚れ判断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を所定の領域に
投光しその投光による物体からの反射光により、物体の
存在を検出し、また、検出した物体までの距離や検出し
た物体の存在方向を測定する物体検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の物体検出装置としては、投光手段
と受光手段とを筐体に納め、該筐体に設けた透光性部材
(ガラスやプラスチックなど)を介して投受光する構成
のものが知られている。このような物体検出装置におい
ては、透光性部材が汚れると、物体を正確に検知できな
い恐れがある。
【0003】そこで、例えば、特開平5−256947
号公報に開示されているように、透光性部材の汚れを判
断する機能を設けた装置が提案されている。この装置
は、図11に示すように、投光手段91、物体検出用受
光手段92、汚れ判断用受光手段93、および演算回路
94を、透光性部材(前面窓)95を設けた筐体96内
に納めている。投光手段91は、演算回路94からの信
号に応じて、透光性部材95を介して光を投光する。物
体検出用受光手段92は透光性部材95を介して外部か
らの光を受光し、その受光信号を基に、演算回路94に
て物体検出の判断が行われる。一方、汚れ判断用受光手
段93は透光性部材95での反射光を受光し、その受光
レベルにより、演算回路94にて透光性部材95の汚れ
を判断するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置は、
透光性部材95の汚れ判断のために、物体検出用とは別
の受光手段93をさらに必要としている。したがって、 (1)汚れ判断用受光手段を設けるがための、装置体積
の増大 (2)部品点数の増加によるコストアップ (3)汚れ判断用受光手段の光学配置が困難であるがた
めの、設計コストアップという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、物体検出用とは別の受光手段を必要とせ
ずに、物体検出用の受光手段からの出力にて透光性部材
の汚れを判断するようにしたものである。
【0006】本発明は、物体検出用の受光手段からの受
光出力に基づいて予め特定された基準物体を検出し、こ
の検出された基準物体までの距離に関するデータを導出
するとともに、検出された基準物体からの光として受光
した受光量に関するデータを導出するようにした。そし
て、検出された基準物体における距離に関するデータと
受光量に関するデータとの関係に基づいて、透光性部材
の汚れを判断するようにした。
【0007】基準物体は所定の反射率を有し、基準物体
からの反射光量は、その基準物体までの距離に依存する
所定の関係を持っている。したがって、透光性部材が汚
れていない場合には、受光手段が基準物体からの反射光
として受光した受光量と、該基準物体までの距離とは、
上記所定の関係を満たす。一方、透光性部材が汚れてい
る場合には、基準物体からの反射光は窓の汚れのために
反射もしくは吸収されるので、受光手段が基準物体から
の反射光として受光した受光量は本来の受光量よりも減
少する。その結果、透光性部材が汚れている場合には、
受光手段が基準物体からの反射光として受光した受光量
と、該基準物体までの距離とは、上記所定の関係を満た
さない。
【0008】すなわち、上記本発明の構成によれば、物
体検出用の受光手段の受光出力により基準物体が検出さ
れ、基準物体における距離に関するデータと受光量に関
するデータが導出される。そして、それら基準物体にお
ける距離に関するデータと受光量に関するデータとの関
係が、上記所定の関係を満たすかどうかが判断される。
そして、その判断結果に基づいて、透光性部材が汚れて
いるかどうかが判断される。
【0009】上記構成において、基準物体を複数検出
し、それら検出された複数の基準物体における、距離に
関するデータと受光量に関するデータとの関係に基づい
て、透光性部材の汚れを判断するようにしてもよい。こ
の構成によれば、基準物体が複数個検出され、それら複
数の基準物体における距離に関するデータと受光量に関
するデータが導出される。そして、それら複数の基準物
体に対して、それぞれ距離に関するデータと受光量に関
するデータとの関係が、上記所定の関係を満たしている
かどうかが判断される。そして、それらの判断結果に基
づいて、透光性部材が汚れているかどうかが判断され
る。
【0010】また、上記構成において、雨が降っている
ことを判断するための信号が入力されるようにし、該信
号が入力されているときには、汚れ判断を行わないよう
にしてもよい。雨が降っていることを判断するための信
号としては、例えば、雨が降っていることを直接に検出
するセンサからの信号でもよいし、車両に取付けられた
ワイパが動作していることを示す信号であってもよい。
この構成によれば、雨が降っている場合には、汚れ判断
は行われない。
【0011】また、上記構成において、霧が発生してい
ることを判断するための信号が入力されるようにし、該
信号が入力されているときには、汚れ判断を行わないよ
うにしてもよい。霧が発生していることを判断するため
の信号としては、例えば、霧が発生していることを直接
に検出するセンサからの信号でもよいし、車両に取付け
られたフォグランプが点灯していることを示す信号であ
ってもよい。この構成によれば、霧が発生している場合
には、汚れ判断は行われない。
【0012】また、上記構成において、透光性部材が汚
れていると判断した場合に報知するようにしてもよい。
報知は、例えば、ランプやブザーを用いて行うことがで
きる。この構成によれば、透光性部材が汚れていること
が知らされる。
【0013】また、上記構成において、車両に設けられ
たリフレクタを基準物体として検出するようにしてもよ
い。すべての車両の後方には、左右2つのリフレクタを
取付けることが義務づけられており、それら2つのリフ
レクタの間隔は2m前後となっている。また、それらの
リフレクタの大きさもすべての車両においてほぼ同じで
ある。また、これらのリフレクタは、再帰反射特性を持
っているので、すべて同じ反射率を有している。そし
て、これらのリフレクタは、車両の走行とともに移動す
る。
【0014】この構成によれば、たとえば、2m程度の
間隔をあけて同じ距離のところに存在している2つのも
のが、車両に取付けられたリフレクタであると判断さ
れ、基準物体として検出される。または、たとえば、同
じ速度で移動している2つのものが、車両に取付けられ
たリフレクタであると判断され、基準物体として検出さ
れる。そして、基準物体として検出した車両に取付けら
れたリフレクタに関して、距離に関するデータと受光量
に関するデータとの関係が、所定の関係を満たしている
かどうかが判断される。そして、その判断結果に基づい
て、透光性部材が汚れているかどうかが判断される。
【0015】また、上記構成において、路側に設置され
たリフレクタを基準物体として検出するようにしてもよ
い。これらの路側リフレクタは、例えば高速道路の場合
には、道路の全域にわたって、所定距離おきに設置され
ている。また、これらの路側リフレクタは、一般道路の
場合には、交通量の多いところおよび合流・分岐・カー
ブのところにおいて、所定距離おきに設置されている。
そして、これらの路側リフレクタは、再帰反射特性を持
っているので、すべて同じ反射率を有している。
【0016】この構成によれば、たとえば、所定距離お
きに規則的に並んで存在しているものが、路側に設置さ
れたリフレクタであると判断され、基準物体として検出
される。そして、基準物体として検出した路側に設置さ
れたリフレクタに関して、距離に関するデータと受光量
に関するデータとの関係が、所定の関係を満たしている
かどうかが判断される。そして、そして、その判断結果
に基づいて、透光性部材が汚れているかどうかが判断さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0018】まず、本発明の物体検出装置を先行車両の
検出に用いた安全走行システムについて説明する。図1
は安全走行システムの構成を示すブロック図である。安
全走行システムSは、車両に搭載され、先行車両までの
車間距離を検出して表示し、また、車速と車間距離との
関係に基づいて警報を発するようになっている。この安
全走行システムSは、安全制御コントローラ21と、物
体検出装置Oと、車速センサ22と、車間距離表示部2
3と、警報部24と、から構成されている。
【0019】物体検出装置Oは、レーザ光を投光すると
ともに物体により反射されるレーザ光を受光し、その受
光出力に基づいて物体を検出する構成となっている。こ
の物体検出装置Oには、車速センサ22が接続され、自
車両の走行速度を示す車速信号が入力されるようになっ
ている。そして、物体検出装置Oは、前記レーザ光の受
光出力および車速信号に基づいて、先行車両および先行
車両までの車間距離を検出し、その車間距離信号を安全
制御コントローラ21に出力するようになっている。ま
た、物体検出装置Oは、ワイパ31と接続され、ワイパ
31が動作していることを示す作動信号が入力されるよ
うになっている。また、物体検出装置Oは、フォグラン
プ32と接続され、フォグランプ32が動作しているこ
とを示す作動信号が入力されるようになっている。
【0020】安全制御コントローラ21は、物体検出装
置Oからの車間距離信号に基づいて、車間距離表示部2
3により先行車両までの車間距離を表示させるようにな
っている。また、車速センサ22からの車速信号と物体
検出装置Oからの車間距離信号とに基づいて、車間距離
が短くなりすぎると、警報部24により警報を発するよ
うになっている。
【0021】このように、安全走行システムSは、先行
車両までの車間距離を検出して表示し、また、車速と車
間距離との関係に基づいて警報を発するようになってい
る。
【0022】次に、物体検出装置Oについて説明する。
図2は、物体検出装置Oの構成を示す図である。物体検
出装置Oは、投光手段11と、投光方向検出部12と、
受光手段13と、制御部14と、物体検出部15と、汚
れ判断部16と、筐体17と、透光性部材18と、報知
部19とを備えている。
【0023】筐体17には、投光手段11と投光方向検
出部12と受光手段13と制御部14と物体検出部15
と汚れ判断部16とが収容されている。そして、筐体1
7の前面には、ガラスやプラスチックなどの透光性部材
18が設けられており、投光手段11および受光手段1
3は、該透光性部材18を介して投受光するように構成
されている。報知部19は、筐体17の外部に設けられ
ており、透光性部材18が汚れていることを、ランプの
点灯により報知する。
【0024】投光手段11は、発光制御部11−1と発
光部11−2と光掃引部11−3とから構成されてお
り、制御部14からのスタート信号を受けて、レーザ光
を検出対象領域Uに掃引投光する。
【0025】発光制御部11−1は、制御部14からの
スタート信号を受けて、発光部11−2に対してパルス
信号を出力し、発光部11−2の発光制御を行う。
【0026】発光部11−2は、発光制御部11−1か
らのパルス信号を受けて、パルスレーザ光を出射する。
その構成は、図3に示すように、レーザダイオード11
−2aと、コリメートレンズ11−2bとを有してい
る。レーザダイオード11−2aは、発光制御部11−
1からのパルス信号により駆動され、レーザ光をパルス
発光する。そして、発光されたパルスレーザ光は、コリ
メートレンズ11−2bを通って、発光部11−2から
出射される。このパルスレーザ光は、コリメートレンズ
の働きにより、ほぼ平行な細い形状の光に変換されて出
射される。
【0027】光掃引部11−3は、発光部11−2から
出射されたパルスレーザ光を、透光性部材18を介し
て、検出対象領域U(図4参照)に掃引投光する。その
構成は、図3に示すように、回動ミラー11−3aと、
モータ11−3bと、シリンドリカルレンズ11−3c
とを有している。回動ミラー11−3aは、モータ11
−3bによって駆動され、周期T=0.1sで角度θU
=0.2radの範囲の回動を繰返すようになってい
る。発光部11−2から出射されたパルスレーザ光は、
この回動ミラー11−3aで反射された後,シリンドリ
カルレンズ11−3cを通って、光掃引部11−3から
投光される。そして、光掃引部11−3から投光された
パルスレーザ光は、透光性部材18を介して、回動ミラ
ー11−3aの回動角度により定まる方向に投光され
る。このパルスレーザ光は、シリンドリカルレンズ11
−3cの働きにより、拡がり角φU =0.05radの
扇形状の光に変換されて投光される(図4参照)。
【0028】制御部14は、回動ミラー11−3aの回
動周期であるT=0.1sの間に、スタート信号を80
回出力するようになっている。
【0029】したがって、投光手段11は、0.1sの
間に、80発のパルスレーザ光を投光する。そして、こ
れらのパルスレーザ光は、回動ミラー11−3aの働き
により、角度θU =0.2radの範囲に掃引投光され
る。
【0030】図4は、レーザ光が検出対象領域Uに投光
される様子を示す図である。上述したように、投光手段
11は、透光性部材18を介して、パルスレーザ光を検
出対象領域Uに投光する。このパルスレーザ光は、コリ
メートレンズ11−2bとシリンドリカルレンズ11−
3cとの働きにより、θ方向に薄くφ方向に拡がり角φ
U =0.05radをもつ扇形状の光となる。そして、
この扇形状のパルスレーザ光は、回動ミラー11−3a
の回動期であるT=0.1sの間に80発投光され、回
動ミラー11−3aの働きによりθ方向に0.025r
ad間隔で順次投光されてゆく。すなわち、投光手段1
1は、θ方向に角度θU =0.2radの範囲を、80
発のパルスレーザ光により、1回の掃引投光を行う。
【0031】図2に戻って、投光方向検出部12は、回
動ミラー11−3aの回動角度を検出し、その角度検出
信号を制御部14に入力する。制御部14は、投光方向
検出部12からの角度検出信号に基づいて、パルスレー
ザ光の投光方向θを判断する。
【0032】受光手段13は、受光部13−1と、受光
信号処理部13−2とから構成されている。受光部13
−1は、検出対象領域Uからの光を透光性部材18を介
して受光し、受光量に応じた電気信号に変換して受光信
号として出力する。
【0033】受光信号処理部13−2は、受光部13−
1からの受光信号から、受光部13−1が受光した受光
量eを検出する。そして、受光量eがしきい値を越える
場合には、何等かの物体からの反射レーザ光であるとし
て受光量eに応じた物体検出信号を出力し、受光量eが
しきい値を越えない場合には、ノイズ光(背景光)であ
るとして物体検出信号は出力しない。
【0034】制御部14は、発光手段11へのスタート
信号の出力時から受光手段13からの物体検出信号の入
力時までの時間Δtを計測し、Δtおよび光速度cを用
いてr=(Δt・光速度)/2の演算を行い、反射レー
ザ光の起点qまでの距離rを算出する。また、制御部1
4は、パルスレーザ光の投光方向を反射レーザ光の起点
qの方向θとする。また、制御部14は、受光手段13
からの物体検出信号から、受光手段13が受光した受光
量eを算出する。そして、制御部14は、この反射レー
ザ光の起点qに関する起点データq(r,θ,e)を、
物体検出部15へ送信する。
【0035】また、受光手段13から物体検出信号が得
られない場合(すなわち、反射レーザ光が受光されない
場合)には、反射レーザ光の起点qまでの距離rを∞と
する。そして、そのときのパルスレーザ光の投光方向
を、反射レーザ光の起点qの方向θとする。また、受光
量eの値を0とする。
【0036】物体検出部15には、制御部14からの起
点データq(r,θ,e)と、物体検出装置Oに接続さ
れる車速センサ21からの車速信号とが入力される。そ
して、物体検出部15は、1回の掃引投光における80
個の起点データqn (r,θ,e)(n=1,2,…,
80)を記憶する。
【0037】物体検出部15は、これら80個の起点デ
ータqn (r,θ,e)、および車速信号に基づいて、
検出対象領域U内の先行車両を検出するとともに、先行
車両までの車間距離を算出して、その値を制御部14に
出力する。また、物体検出部15は、これら80個の起
点データqn (r,θ,e)と車速信号に基づいて、路
側に設置されたリフレクタを第1種の基準物体として検
出し、車両に設けられたリフレクタを第2種の基準物体
として検出する。そして、基準物体までの距離Rと基準
物体の存在方向Θと基準物体からの受光量Eを算出し
て、それらの値を基準物体データP(R,Θ,E)とし
て、制御部14に出力する。
【0038】制御部14は、物体検出部15から得た先
行車両までの車間距離の値を、物体検出装置Oが接続さ
れる安全制御コントローラ20に出力する。また、物体
検出部15から得た基準物体データP(R,Θ,E)
を、汚れ判断部16に出力する。
【0039】汚れ判断部16は、基準物体の距離Rと受
光量Eとの関係に基づいて透光性部材18の汚れ判断を
行う部分であり、図5に示すような、基準物体に関する
距離Rと受光量Eに関する基準テーブルを持っている。
図5のテーブルにおける曲線Cは、距離Rに依存して設
定される受光量Eのしきい値を示している。この曲線C
より下の領域は、透光性部材18が汚れている可能性が
あると判断される領域である。
【0040】汚れ判断部16は、15分以内に検出され
た3つの基準物体に関し、その距離Rと受光量Eを上記
テーブルと比較することにより、透光性部材18の汚れ
判断を行う。すなわち、汚れ判断部16には、15分以
内に取得する3つの基準物体データP(R,Θ,E)に
関し、その距離Rと受光量Eを比較データZm(R,
E)(m=1,2,3)として記憶するようになってい
る。そして、3つの比較データZm (R,E)を上記テ
ーブルと比較し、そのすべてが曲線Cより下の領域であ
る場合に、透光性部材18が汚れていると判断する。
【0041】そして、汚れ判断部16は、透光性部材1
8が汚れていると判断した場合に、汚れ検知信号を制御
部14に出力する。
【0042】制御部14は、汚れ判断部16からの汚れ
検知信号をうけて、報知部19に対し報知信号を出力す
る。報知部19は、報知信号をうけてランプを点灯する
ことにより、透光性部材18が汚れていることを報知す
る。
【0043】物体検出装置Oは、上述したように安全走
行システムSの一部として車両に搭載され、自車両前方
の検出対象領域Uに向けてレーザ光を掃引投光する。そ
して、自車両の前方を走行する先行車両を検出するとと
もに該先行車両までの車間距離を算出し、その信号を安
全制御コントローラ21に出力する。また、基準物体を
検出し、基準物体までの距離Rと基準物体からの受光量
Eとに基づいて、透光性部材18の汚れを判断する。
【0044】次に、物体検出装置Oにおける動作処理の
流れを説明する。
【0045】まず、図6のフローチャートを参照して、
物体検出処理の流れについて説明する。まず、S301
では、nの値が、「n=0」にセットされる。このnの
値は、パルスレーザ光の投光回数を表わしている。S3
02で、nの値が「+1」され、S303で、パルスレ
ーザ光が投光手段11から透光性部材18を介して投光
される。
【0046】S304では、受光手段13により、検出
対象領域Uからの光が透光性部材18を介して受光され
る。S305では、制御部14にて、反射レーザ光の起
点qに関する起点データqn (r,θ,e)が算出さ
れ、S306では、物体検出部15にて、この起点デー
タqn (r,θ,e)が記憶される。そして、S307
では、nの値が80に達したか(すなわち、検出対象領
域Uへの1回の掃引投光が終了したか)どうかが判断さ
れる。
【0047】S307において、Noすなわちnの値が
80未満であれば、1回の掃引投光はまだ終了しておら
ず、S302へ戻ってnの値を「+1」し、続くS30
3で次のパルスレーザを投光する。そして、以下同様の
処理が繰返され、物体検出部15には、n=1,2,
3,…,80に対応する80個の起点データqn(r,
θ,e)が記憶されてゆく。
【0048】S307において、Yesすなわちnの値
が80に達すれば、1回の掃引投光が終了したことにな
り、S308以下の物体検出判断へと進む。
【0049】ここで、上記1回の掃引投光における物体
検出の具体例を、図7、図8、図9を参照して説明す
る。図7は、物体検出装置Oにより、物体が検出される
具体的状況を示す図である。Ao は、時速約80km/hで
走行している自車両であり、物体検出装置Oを搭載して
いる。A1 、A2 、A3 は他車両であり、自車両Ao
ほぼ同じ時速80km/hで走行している。すべての車両の
後方には、2m前後の間隔で左右2つのリフレクタaが
取付けられている。B1 、B2 、…、B8 は、路側に設
置されたリフレクタである。これらの路側リフレクタB
は、所定距離おきに設置されている。これら車両に設け
られるリフレクタaおよび路側に設置されるリフレクタ
Bは、再帰反射板により構成されているので、すべて、
同じ反射率を有している。C1 は、道路標識である。
【0050】自車両Ao に搭載された物体検出装置O
は、自車両Ao の前方の検出対象領域Uにパルスレーザ
光を掃引投光するとともに、該検出対象領域U内からの
反射レーザ光を受光する。図7に示す状況では、車両A
1 および車両A2 と、路側リフレクタB2 、B3 、B
4 、およびB5 と、道路標識C1 とが検出対象領域U内
に存在し、したがって、それらからの反射レーザ光が受
光される。そして、それらの反射レーザ光の受光出力に
基づいて、制御部14により起点データqn (r,θ,
e)が算出され、その起点データqn (r,θ,e)が
物体検出部15に記憶される。
【0051】図8は、図7に示す状況において、物体検
出部15に記憶される、1回の掃引投光における80個
の起点データqn (r,θ,e)を示す図である。横軸
は投光回数n(投光方向θに対応)を示しており、縦軸
が起点qnまでの距離rを示している。すなわち、図8
は、図7に示す状況において、1回の掃引投光で検出さ
れる起点qnの検出距離rの分布を示している。Q1
2 、Q3 は、それぞれ路側リフレクタB2 、B3 、B
4 に対応している。Q4 、Q5 は、それぞれ車両A1
2 に対応している。また、Q6 は、路側リフレクタB
5 に対応し、Q7 は道路標識C1 に対応している。
【0052】図9は、図7に示す状況において、物体検
出部15に記憶される、1回の掃引投光における80個
の起点データqn (r,θ,e)を示す図である。横軸
は投光回数n(投光方向θに対応)を示しており、縦軸
が起点qn に対する受光量eを示している。すなわち、
図9は、図7に示す状況において、1回の掃引投光で受
光される起点qn に対する受光量eの分布を示してい
る。Q1 、Q2 、Q3 は、それぞれ路側リフレクタB
23 、B4 に対応している。Q4 、Q5 は、それぞれ
車両A1 、A2 に対応している。Q4 およびQ5 におい
て、2つの急峻なピークQ41とQ42およびQ51とQ52が
存在するのは、車両の後方に2つのリフレクタaが設け
られているためである。また、Q6 は、路側リフレクタ
5 に対応し、Q7 は道路標識C1 に対応している。
【0053】また、前回の掃引時のデータと車速センサ
22から得られる車速信号とに基づいて、Qi (i=
1,2,…,7)の移動速度が算出される。すなわち、
4 とQ5 に関しては、時速約80km/hで移動している
ことが算出され、Q1 、Q2 、Q3 、Q6 、Q7 に関し
ては、移動していない(静止している)ことが算出され
る。
【0054】図6に戻り、まずS308では、物体検出
部15にて、記憶されている80個の起点データqn
うち、距離rのほぼ等しいデータが連続しているものが
1つの反射物体Qi として抽出される。すなわち、図8
における、Q1 、Q2 、…、Q7 が、それぞれ1つの反
射物体Qi として抽出される。
【0055】次に、S309では、反射物体Qi の中か
ら、路側リフレクタに関するものが抽出される。ここで
は、ほぼ等距離間隔で規則的に存在し、かつ、それらの
移動速度が0であるものが、路側リフレクタに関するも
のとして抽出される。すなわち、図8におけるQ1 、Q
2 、Q3 が、路側リフレクタに関するデータとして抽出
される。そして、それらのうちで最も近くに存在するQ
1 が第1種の基準物体として抽出される。
【0056】そして、S310では、この基準物体に関
するデータが算出される。すなわち、Q1 に対応する複
数の起点データqn (r,θ,e)に関し、それら起点
データqn (r,θ,e)の距離rの平均値が基準物体
までの距離Rとして算出され、それら起点データqn
(r,θ,e)の方向θの中心値が基準物体の存在方向
Θとして算出される。また、それらの起点データqn
(r,θ,e)の受光量eの和が基準物体の受光量Eと
して算出される。そして、これら算出された値が基準物
体データP(R,Θ,E)として、制御部14に送られ
る。
【0057】また、S311では、反射物体Qi の中か
ら、車両に設けられたリフレクタに関するものが抽出さ
れる。ここでは、Qi の受光量分布において2つのピー
クを持ちかつそのピーク間の間隔が1.2m〜2.5m
のもの、または、Qi の移動速度において50〜120
km/hのものが、まず車両として判断される。すなわち、
図9における、Q4 とQ5 が車両として判断される。そ
して、それらの受光量分布に存在する2つのピークの部
分、すなわち、Q41とQ42、および、Q51とQ52のデー
タが、車両に設けられたリフレクタに関するデータとし
て抽出される。そして、その左側のピーク部分であるQ
41およびQ51が、それぞれ第2種の基準物体として抽出
される。
【0058】そして、S312では、これら基準物体に
関するデータが算出される。すなわち、Q41に対応する
複数の起点データqn (r,θ,e)に関し、それら起
点データqn (r,θ,e)の距離rの平均値が基準物
体までの距離Rとして算出され、それら起点データqn
(r,θ,e)の方向θの中心値が基準物体の存在方向
Θとして算出される。また、それらの起点データqn
(r,θ,e)の受光量eの和が基準物体の受光量Eと
して算出される。そして、これらの算出された値が、基
準物体データP(R,Θ,E)として、制御部14に送
られる。また、Q51に対応する複数の起点データqn
関しても、同様に、距離Rと方向Θと受光量Eとが算出
され、これらの算出された値が基準物体データP(R,
Θ,E)として、制御部14に送られる。
【0059】また、S313では、反射物体Qi の中か
ら、先行車両に関するものが抽出される。ここでは、S
310で車両として抽出したデータのうち、自車両の走
行ライン上に存在するデータを先行車両として抽出す
る。すなわち、車両として抽出されたデータ中の2つの
ピーク部分(リフレクタに対応)の存在方向に関し、一
方がθc (θc はθu の中心値)よりも小さく他方がθ
c よりも大きいものを、自車両の走行ライン上に存在す
る先行車両であると判断する。すなわち、図9におけ
る、Q4 が先行車両に関するデータとして抽出される。
【0060】そして、S314では、先行車両までの車
間距離が算出される。すなわち、Q4 に対応する複数の
起点データqn (r,θ,e)に関し、それら起点デー
タqn (r,θ,e)の距離rの平均値が先行車両まで
の車間距離とされ、その値が制御部14に送られる。
【0061】S315では、先行車両までの車間距離
が、制御部14から安全制御コントローラに出力され
る。そして、S301へ戻り、nの値を0として次の1
回の掃引投光が開始され、以下同様の動作が繰返されて
ゆく。
【0062】次に、図10のフローチャートを参照し
て、汚れ判断処理の流れについて説明する。まず、S4
01で、比較データZm (R,E)の個数mの値を「m
=0」とし、S402で、比較物体データZm (R,
E)をクリアしておく。
【0063】S403では、制御部14から基準物体デ
ータP(R,Θ,E)を取得する。
【0064】S404では、ワイパ31が動作している
かどうかが判断される。Noすなわちワイパ31が動作
していない場合には、S405へ進み、フォグランプ3
2が点灯しているかどうかが判断される。S405でN
oすなわちフォグランプ32が点灯していない場合に
は、S406へ進み、今回の掃引で検出した基準物体が
前回の掃引時に検出した基準物体と同じものかどうかが
判断される。S406で、Noすなわち今回の掃引で新
しく検出した基準物体である場合には、S407へ進
み、データの個数mの値を「+1」する。
【0065】S408では、制御部14から取得した基
準物体データP(R,Θ,E)が、第1種の基準物体に
関するものか、あるいは第2種の基準物体に関するもの
かが判断される。第2種の基準物体に関するものである
場合には、S409で、基準物体データP(R,Θ,
E)の受光量Eを換算処理(例えば5倍)する。これ
は、第1種の基準物体と第2種の基準物体とでは、大き
さが異なるために同じ距離Rに存在していてもその受光
量Eが異なるので、汚れ判断の基準を調整するためであ
る。具体的には、第2種の基準物体である車両に取付け
られるリフレクタの大きさは、第1種の基準物体である
路側リフレクタの大きさの約1/5程度であるので、そ
の受光量Eを5倍することにより汚れ判断の基準を調整
する。そして、S410では、基準物体データP(R,
Θ,E)における距離Rと受光量Eの値を、m個目の比
較データZm (R,E)として記憶する。
【0066】S411では、比較データの個数mの値が
1であるかどうかが判断される。Yesすなわちm=1
の場合には、今回の掃引にて1個目の基準物体が検出さ
れ1個目の比較データZ1 (R,E)として記憶された
ので、S412へ進み、タイマをスタートさせる。そし
て、S403へ戻り、次の基準物体データP(R,Θ,
E)を取得する。S411でNoすなわちm≠1の場合
には、今回までの掃引で既に1個目の基準物体が検出さ
れ1個目の比較データZ1(R,E)として記憶されて
いるので、S413へ進み、データの個数mの値が3で
あるかどうかが判断される。
【0067】S413で、Noすなわちm≠3の場合に
は、まだ3個目の基準物体が検出されておらず、3個目
の比較データZ3 (R,E)が記憶されていないので、
S414へ進み、タイマ<15分かどうかが判断され
る。また、S404、S405、S406でYesの場
合も、S414へ進み、タイマ<15分かどうかが判断
される。S414でYesの場合には、S403へ戻
り、次のデータを取得する。S414でNoの場合に
は、S415でタイマをクリアして、S401へ戻る。
【0068】また、S413でYesすなわちm=3の
場合には、今回の掃引にて3個目の基準物体が検出さ
れ、3個目の比較データZ3 (R,E)が記憶されたの
で、S416へ進む。S416では、3つの比較データ
m (R,E)(m=1,2,3)が、汚れ判断部16
の記憶しているテーブル(図5参照)と比較される。S
416では、まず、1個目の比較データZ1 (R,E)
における距離Rと受光量Eの関係が、適正範囲内かどう
かが判断される。S417では、2個目の比較データZ
2 (R,E)における距離Rと受光量Eの関係が、S4
18では、3個目の比較データZ3 (R,E)における
距離Rと受光量Eの関係が、それぞれ適正範囲内かどう
かが判断される。
【0069】S416、S417、S418のすべてで
Noの場合、すなわち、3個の比較データZm (R,
E)に関してすべて適正範囲外の場合には、S419で
「汚れあり」と判断される。そして、S420で、汚れ
報知が行われる。この汚れ報知は、次に「汚れなし」の
判断がされるまで、報知し続ける。そして、S421で
タイマをクリアし、S401へ戻る。
【0070】S416、S417、S418のいずれか
でYesの場合、すなわち、3個の比較データZm
(R,E)に関して、そのうち1つでも適正範囲内の場
合には、S422で「汚れなし」と判断される。そし
て、S423でタイマをクリアし、S401へ戻る。
【0071】以上説明したように、物体検出装置Oは、
物体検出用(車間距離検出用)の受光手段13の受光出
力に基づいて基準物体を検出し、検出した基準物体にお
ける距離Rと受光量Eとの関係に基づいて、透光性部材
18の汚れ判断を行う。
【0072】なお、上記説明した実施形態では、ワイパ
31が動作している場合を雨が降っている場合と判断
し、ワイパ31が動作していることを示す信号が入力さ
れているときには、汚れ判断を行わないようにしてい
る。しかし、雨が降っていることの判断は、ワイパ31
が動作していることを示す信号以外に、例えば、雨が降
っていることを直接に検出する雨センサからの信号を用
いてもよい。
【0073】また、上記説明した実施形態では、フォグ
ランプ32が点灯している場合を霧が発生している場合
と判断し、フォグランプ32が点灯していることを示す
信号が入力されているときには、汚れ判断を行わないよ
うにしている。しかし、霧が発生していることの判断
は、フォグランプ32が点灯していることを示す信号以
外に、例えば、霧が発生していることを直接に検出する
霧センサからの信号を用いてもよい。
【0074】また、上記説明した実施形態では、汚れ報
知を物体検出装置Oの報知部19により行っているが、
この汚れ報知は、安全制御コントローラ20を介して行
ってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
物体検出装置によれば、物体検出用の受光手段により基
準物体を検出し、該基準物体における距離と受光量との
関係に基づいて前記透光性部材の汚れを判断するように
したので、物体検出用とは別の汚れ判断用の受光手段を
必要としない。したがって、従来における透光性部材の
汚れ判断機能を持たせつつ、装置体積の縮小・部品点数
の減少によるコストダウン・設計コストダウン、という
効果を得ることができる。
【0076】また、請求項2に記載の物体検出装置によ
れば、複数の基準物体に基づいて汚れ判断を行うので、
たまたま検出した基準物体の内のひとつの表面が汚れて
いて、そのために受光量が距離に依存する所定の関係を
満たさない場合があったとしても、透光性部材が汚れて
いると判断されることはない。したがって、基準物体の
内のひとつの表面が汚れているがための受光量の低下に
よる、汚れ判断の誤判断を防止でき、より正確な汚れ判
断を行うことができる。
【0077】また、請求項3に記載の物体検出装置によ
れば、雨が降っている場合には汚れ判断は行われないの
で、雨が降っているがための受光量の低下による汚れ判
断の誤判断を防止でき、より正確な汚れ判断を行うこと
ができる。
【0078】また、請求項4に記載の物体検出装置によ
れば、霧が発生している場合には汚れ判断は行われない
ので、霧が発生しているがための受光量の低下による汚
れ判断の誤判断を防止でき、より正確な汚れ判断を行う
ことができる。
【0079】また、請求項5に記載の物体検出装置によ
れば、透光性部材が汚れていることを知ることができる
ので、窓を拭く等の適正な処置をとることができ、それ
により物体検出装置の物体検出性能を常に適正な状態に
維持することができる。
【0080】また、請求項6に記載の物体検出装置によ
れば、既存の物体である車両に設けられたリフレクタを
基準物体として検出するようにしたので、汚れ判断を行
うための特定物体をわざわざ製造したり、わざわざ設置
したりする必要がない。
【0081】また、請求項7に記載の物体検出装置によ
れば、既存の物体である路側に設けられたリフレクタを
基準物体として検出するようにしたので、汚れ判断を行
うための特定物体をわざわざ製造したり、わざわざ設置
したりする必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物体検出装置を用いた、安全走行シス
テムの構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の物体検出装置の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図3】本発明の物体検出装置の投光手段の構成を説明
する図である。
【図4】本発明の物体検出装置の投光の様子を示す図で
ある。
【図5】基準物体の距離と受光量に関する基準テーブル
を示す図である。
【図6】物体検出装置の物体検出処理の流れを説明する
フローチャート図である。
【図7】物体検出装置により、物体が検出される具体的
状況を説明する図である。
【図8】物体検出装置により検出される、投光方向に対
する検出距離の分布を説明する図である。
【図9】物体検出装置により検出される、投光方向に対
する受光量の分布を説明する図である。
【図10】物体検出装置の汚れ判断処理の流れを説明す
るフローチャート図である。
【図11】従来の物体検出装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
O 物体検出装置 S 安全走行システム U 検出対象領域 11 投光手段 11−1 発光制御部 11−2 発光部 11−3 光掃引部 12 投光方向検出部 13 (物体検出用)受光手段 13−1 受光部 13−2 受光信号処理部 14 制御部 15 物体検出部 16 汚れ判断部 17 筐体 18 透光性部材 19 報知部 21 安全制御コントローラ 22 車速センサ 23 車間距離表示部 24 警報部 31 ワイパ 32 フォグランプ 91 投光手段 92 物体検出用受光手段 93 汚れ判断用受光手段 94 演算回路 95 透光性部材 96 筐体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光手段により透光性部材を介して光を
    検出対象領域に投光するとともに、受光手段により前記
    透光性部材を介して前記検出対象領域からの光を受光す
    るように構成され、前記受光手段の受光出力に基づいて
    少なくとも物体の有無を検出する物体検出装置におい
    て、 前記受光手段の受光出力に基づいて予め特定された基準
    物体を検出し、該検出された基準物体までの距離に関す
    るデータと、該検出された基準物体からの光として前記
    受光手段が受光した受光量に関するデータとの関係に基
    づいて、前記透光性部材の汚れ判断を行う、 ことを特徴とする物体検出装置。
  2. 【請求項2】 前記基準物体を複数検出し、これら検出
    された複数の基準物体における、基準物体までの距離に
    関するデータと、基準物体からの光として前記受光手段
    が受光した受光量に関するデータとの関係に基づいて、
    前記透光性部材の汚れ判断を行う、 ことを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 【請求項3】 雨が降っていることを判断するための信
    号が入力されるようになっており、 該信号が入力されているときには、前記汚れ判断を行わ
    ない、 ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の
    物体検出装置。
  4. 【請求項4】 霧が発生していることを判断するための
    信号が入力されるようになっており、 該信号が入力されているときには、前記汚れ判断を行わ
    ない、 ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の
    物体検出装置。
  5. 【請求項5】 前記透光性部材が汚れていると判断した
    場合に報知する、 ことを特徴とする請求項1、2、3または4のいずれか
    に記載の物体検出装置。
  6. 【請求項6】 車両に取付けられたリフレクタを前記予
    め特定された基準物体として検出する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5のいず
    れかに記載の物体検出装置。
  7. 【請求項7】 路側に設置されたリフレクタを前記予め
    特定された基準物体として検出する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5のいず
    れかに記載の物体検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005010094A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Denso Corp 車両用物体認識装置
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