JP2002257934A - 車両用路面状態検知装置及び車両用測距装置 - Google Patents

車両用路面状態検知装置及び車両用測距装置

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JP2002257934A JP2001051986A JP2001051986A JP2002257934A JP 2002257934 A JP2002257934 A JP 2002257934A JP 2001051986 A JP2001051986 A JP 2001051986A JP 2001051986 A JP2001051986 A JP 2001051986A JP 2002257934 A JP2002257934 A JP 2002257934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両において路面が濡れていることを簡素な
構成で直接検知する。 【解決手段】 車両用レーダ21による複数回の測距動
作において、生成された距離データに基づいて路面から
の反射光であると推定される反射光が、規定回数以上検
知され、かつ規定回数以上検知されない場合に、車両周
辺の路面が濡れていると判定する機能を、例えばレーダ
21の制御回路27に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両において、路
面の濡れ状態を検知する検知装置、或いは、路面からの
反射光を他車両等からの反射光と区別して識別可能な光
学式の測距装置(レーダ)に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、自動車などの車両は、降
雨などで路面が濡れているとブレーキ性能等が大きく低
下しスリップ事故が起きやすくなる。また、近年普及し
つつある先行車等の監視機能や先行車への自動追従走行
機能などには、車両用レーダ(例えば、レーザレーダ)
が不可欠であるが、この車両用レーダも光学式の場合に
は降雨や路面の濡れにより性能が低下する。特に、図5
(b)に示すように、自車両1の前を走行する先行車2
によって濡れた路面から巻き上げられ飛散した水滴(ス
プラッシュ)があると、自車両1に搭載されたレーダ3
の照射光4の多くがこの水滴によって乱反射するため、
レーダ3による先行車等の最大検出距離が著しく低下し
てしまい、例えば通常時であれば100m先の先行車ま
で認識できたのに、50m先の先行車までしか認識でき
ないといった極端な性能低下が生じたり、場合によって
は飛散した水滴等を先行車と誤認してしまう恐れもあ
る。また、路面が濡れていると、乾燥路面の場合に比べ
て路面からの反射光の光量が増加する傾向にあるため、
光を照射して反射光を観測する検出エリアの設定によっ
ては、路面からの反射光が検知されてしまい、路面を先
行車と誤認してしまう恐れもある。
【0003】このため、車両において路面が濡れている
ことを検知したり、車両用レーダにおいて路面(特に濡
れた路面)からの反射光を識別したりする技術が必要に
なるが、従来ではこのような要求に答えられる技術がな
かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、次のよう
な弊害があった。 (イ)路面の濡れ状態を信頼性高く検知して、車両の安
全性確保や、光学式の車両用レーダの適正な活用を図る
ことが十分にできなかった。 (ロ)路面反射による先行車の誤認等を防止するため、
車両用レーダの検出エリアの上下方向の広がり(即ち、
上下方向の視野角)を狭く制限して、路面反射光が検知
されないようにする必要があった。このため、路面の凹
凸による車両の姿勢変動によって先行車を見失う不具合
(いわゆる先行車ロスト)の可能性を、十分低減できな
かった。また、上下方向の視野角が狭く余裕がないた
め、上下方向の光軸調整作業(検出エリアの上下方向の
中心を適正位置に調整する作業)が、車両毎に必ず必要
になるという課題もあった。
【0005】なお図5(a)は、光学ヘッドの表面に付
着した雨滴から、降雨状態を推定する機能を備えたレー
ザレーダ11(本発明に対する比較例)を示す図であ
る。このレーザレーダ11は、走査装置(図示省略)、
LD(レーザダイオード)12、投光用回路13、走査
位置検出部(図示省略)、PD(フォトダイオード)1
5、受光用回路16、制御回路17、及び雨滴検知用の
LD18などを有する。ここで走査装置は、LD12に
より出力されたレーザ光を、揺動駆動される反射ミラー
等により通常は左右方向(水平方向)の所定角度に走査
して、車両前方の所定のスキャンエリア(通常は検出エ
リアよりも若干広い左右方向の角度範囲)に照射するも
ので、制御回路7により制御されて所定のタイミング及
び周期で作動する。投光用回路13は、制御回路17に
より制御されて、制御回路17で作られた発光タイミン
グ毎にLD12を作動させてレーザ光を出力させる回路
である。走査位置検出部は、走査装置のスキャン方向を
検出してその信号(スキャン方向信号)を制御回路17
に入力する要素である。PD15は、前記発光タイミン
グに対応するサンプリング周期で、照射されたレーザ光
が被検出物に反射して戻ってきた反射光を受光し、その
光量に応じた電気信号(以下、受光量信号という。)を
出力するもので、このPD15から出力された受光量信
号は受光用回路16を介して制御回路17に入力され
る。そして、この受光量信号は、必要に応じて例えば制
御回路17におけるフィルタ処理(例えば、複数データ
の平均化処理)によってノイズ成分を除去された後、例
えば制御回路17内の記憶値として予め設定されたしき
い値と比較され、このしきい値を受光量信号が越えた場
合に、検知された反射光のデータとして利用される。
【0006】雨滴検知用のLD18は、雨滴検知のため
のレーザ光を発光するもので、このLD18から出力さ
れたレーザ光は、図示省略した投光レンズなどの光学系
によって、この場合レーダ11の検出ヘッドの受光面近
傍の領域に斜めに投光される構成となっている。制御回
路17は、例えばCPU,ROM,RAM等よりなるマ
イクロコンピュータ(以下、マイコンという。)を含ん
で構成され、装置の通常運転時には、以下のような制御
処理により測距動作を行う。すなわち、走査装置及び投
光用回路13を上述したように制御するとともに、検知
された反射光(即ち、光量が前記しきい値を越えた反射
光)の発光から受光までの伝搬遅延時間から被検出物ま
での距離(測定距離)を演算し、その際のスキャン方向
から検出対象の方向を判定し、さらに前記受光量信号の
大きさにより反射光の強度を判定するとともに、これら
データ(距離、方向、受光量)から、検出対象物の判別
や移動状態などを判定し、検出対象物の種別情報,位置
情報,大きさの情報などを含む検出データを出力する。
また、この場合の制御回路17は、上記測距動作とは別
個に雨検知の処理を行う。即ち、図示省略した駆動回路
を介して、例えば周期的にLD18を作動させてレーザ
光を発光させ、この発光タイミングに対応したサンプリ
ング周期でPD5からの受光量信号を読み取り、受光面
近傍の領域にある雨滴20の反射光が検知できるように
設定されたしきい値(例えば、雨滴検知用に別個に設定
されたしきい値)を、読み取った受光量信号が越えたこ
とに基づいて、雨滴20の存在を検知し、例えば雨滴2
0が間欠的に検知された場合には、降雨状態(雨滴が受
光面を順次流れ落ちている状態)である旨の信号を外部
に出力する。
【0007】上述したレーザレーダ11によれば、ある
程度の信頼性で降雨状態を判定でき、さらにはその結果
として路面が濡れていることを推定できる。しかし、路
面が濡れていることを直接に判定しているわけではない
ので、その信頼性は必ずしも十分ではない。特に、雨は
降っていないが路面が濡れている状態では、正常状態と
誤判断され易い。しかも、雨滴検知用のLD18やその
周辺要素(LD18のための光学系や駆動回路など)が
必要になり、装置が複雑になりかつ大型化するととも
に、コスト高になる不利がある。そこで本発明は、路面
が濡れていることによって生じる車両における弊害を解
消することを主目的としており、詳しくは、路面が濡れ
ていることを簡素な構成で直接検知できる車両用路面状
態検知装置、或いは、路面からの反射光を他車両からの
反射光と区別して識別可能な光学式の車両用測距装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
発明者らがレーダ搭載車の走行実験を行ったところ、路
面からの反射については、測定される距離がほぼ一定し
ており、測距手段(レーダ)の検出ヘッドの取り付け位
置や角度で決まる車両近くの特定の距離範囲にあるこ
と、路面が濡れていると光量が増加して先行車検知等の
ための通常のしきい値を上回ることがあること、路面
(特に濡れている路面)からの反射は上記しきい値を挟
んで光量が不規則に変動することが判明した。本願の各
発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、まず
本願の車両用路面状況検知装置は、車両周辺の路面の濡
れを検知する車両用路面状態検知装置であって、車両周
辺の路面に及ぶ検出エリアに光を照射し、照射した光の
反射光を受光し、受光した反射光の光量が設定されたし
きい値を越えたときに、反射光が検知されたとして、当
該反射光の受光までの時間に基づいて、当該反射光の反
射地点までの距離データを、被検出物までの距離情報と
して生成する測距動作を実行可能な測距手段と、前記測
距手段による測距動作を複数回実行させ、この複数回の
測距動作において、生成された距離データに基づいて路
面からの反射光であると推定される反射光が、規定回数
以上検知されたことに基づいて、車両周辺の路面が濡れ
ていると判定する路面状態判定手段とを備えたものであ
る。なお、この車両用路面状況検知装置は、後述する形
態例のように車両用測距装置そのものであってもよい。
即ち、車両用測距装置内の要素として上記測距手段と路
面状態判定手段とが備えられていてもよい。
【0009】本発明によれば、測距手段の基本機能(測
距動作)のみで得られたデータ、即ち路面からの反射光
の光量や距離データから、路面が濡れていることが直接
検知できる。このため、路面の濡れ状態を信頼性高く検
知して、車両の安全性確保や、光学式の車両用レーダの
適正な活用を図ることが十分にできる。しかも、図5
(a)に示した比較例のように特別な要素を測距手段に
対して追加する必要が全くないので、装置の小型化や低
コスト化が実現できる。
【0010】なお、この発明の好ましい態様は、前記路
面状態判定手段が、前記複数回の測距動作において、生
成された距離データに基づいて路面からの反射光である
と推定される反射光が、規定回数以上検知され、かつ規
定回数以上検知されない場合(即ち、当該反射光の光量
が前記しきい値を挟んで変動する場合)に、車両周辺の
路面が濡れていると判定するものである。このような態
様であると、路面状態の判定がより信頼性高く可能とな
る。路面(特に濡れた路面)からの反射光は、他車両の
反射体等からの反射光と異なり、不安定に変動するから
である。
【0011】また、この発明の好ましい別の態様は、前
記路面状態判定手段が、前記複数回の測距動作におい
て、前記測距手段の発光パワー又は/及び受光感度を、
濡れた路面からの反射光が検知容易な高設定と濡れた路
面からの反射光が検知困難な低設定とに変化させるもの
である。このような態様であると、路面状態の判定がさ
らに信頼性高く可能となる。発光パワー等がこのように
変化すると、路面からの反射光はより大きく変動するよ
うになり、検知されたりされなかったりする現象がより
確実かつ明確になるからである。
【0012】また、本願の車両用測距装置は、車両周辺
の路面に及ぶ検出エリアに光を照射し、照射した光の反
射光を受光し、受光した反射光の光量が設定されたしき
い値を越えたときに、反射光が検知されたとして、当該
反射光の受光までの時間に基づいて、当該反射光の反射
地点までの距離データを、被検出物までの距離情報とし
て生成する測距動作を実行可能な車両用測距装置であっ
て、前記測距動作が複数回実行されたときに、この複数
回の測距動作において、生成された距離データが特定の
距離範囲にあることに基づいて、この反射光を路面から
の反射光であると識別する制御処理手段を備えたもので
ある。この発明によれば、測距手段の基本機能(測距動
作)のみで路面からの反射光が識別され、例えば路面か
らの反射光のデータを排除することが可能となる。この
ため、上下方向の視野角を広げて路面からの反射光を受
光するようにしても、路面を先行車と誤認するような誤
動作が起きなくなり、従来のようにこの視野角を狭く制
限する必要がなくなる。そして、こうして上下視野を広
く設定できるから、路面の凹凸による車両の姿勢変動に
起因する先行車ロストの可能性を十分低減できるし、上
下方向の光軸調整作業が不要になるか、或いは簡易な調
整作業ですむようになる。
【0013】この発明の好ましい態様は、前記制御処理
手段が、前記複数回の測距動作において、判定された距
離データが特定の距離範囲にあり、かつ、この特定の距
離範囲にある反射光が規定回数以上検知され、規定回数
以上検知されない場合(即ち、当該距離範囲の反射光の
光量が前記しきい値を挟んで変動する場合)に、この反
射光を路面からの反射光であると識別するものである。
このような態様であると、路面からの反射光の識別がよ
り信頼性高く可能となる。路面からの反射光は、他車両
の反射体等からの反射光と異なり、不安定に変動するか
らである。
【0014】また、この発明の好ましい別の態様は、前
記制御処理手段が、前記複数回の測距動作において、照
射光の発光パワー又は/及び反射光の受光感度を、路面
からの反射光が検知容易な高設定と路面からの反射光が
検知困難な低設定とに変化させるものである。このよう
な態様であると、路面からの反射光の識別がさらに信頼
性高く可能となる。発光パワー等が変化すると、路面か
らの反射光はより大きく変動するようになり、検知され
たりされなかったりする現象がより確実かつ明確になる
からである。
【0015】また、本願の他の車両用測距装置は、車両
周辺の路面に及ぶ検出エリアに光を照射し、照射した光
の反射光を受光し、受光した反射光の光量が設定された
しきい値を越えたときに、反射光が検知されたとして、
当該反射光の受光までの時間に基づいて、当該反射光の
反射地点までの距離データを、被検出物までの距離情報
として生成する測距動作を実行可能な車両用測距装置で
あって、照射光の発光パワー又は/及び反射光の受光感
度を、他車両からの反射光が検知できる範囲内におい
て、路面からの反射光が検知容易な高設定又は路面から
の反射光が検知困難な低設定に変化させて、前記測距動
作を複数回実行させ、この複数回の測距動作において、
最も近距離の被検出物までの距離データが不連続に変化
したときに、前記低設定の状態で最も近距離の被検出物
からの反射として検知された反射光を路面からの反射で
あると識別する制御処理手段を備えたものである。この
発明によれば、路面からの反射光が不安定に検知される
状態における距離データの相対変化(最も近距離の対象
物の観測距離変化)によって、路面からの反射光の存在
やその距離を判断している。即ち、前述した発明のよう
に予め設定された特定の距離範囲にあるデータを路面か
らの反射光のデータとして推定しない。このため、測距
装置の検出ヘッドの取付け位置や角度が車両走行時の振
動等によって変化して、路面からの反射光の実際の距離
範囲がまんがいち変化したとしても、路面からの反射光
の識別が常に信頼性高く実現でき、ひいては路面を先行
車と誤認するといった不具合をより確実に回避できるよ
うになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (第1形態例)図1は、第1形態例の装置構成等を説明
する図であって、図1(a)はレーザレーダ21の構成
を示すブロック図、図1(b)はレーダ21の使用状態
等を示す図である。また図2は、本形態例のレーダ21
の特徴的な処理動作を示すフローチャートである。ここ
で、前述の図5(比較例)に示したものと同様の要素に
は、同符号を付して重複する説明を省略する。なお、本
例のレーダ21により得られる情報の車両における利用
形態は、特に限定されずどのようなものでもよい。何れ
にしろ、前述した先行車監視機能(車間距離監視含む)
や先行車追従制御などの高度な機能の実現に有効利用で
きる。特に、本形態例のレーダ21は、それ自身で本発
明の車両用路面状態検知装置としての機能を備え、先行
車等(被検出物)の位置情報などに加えて、路面が濡れ
ているか否かの情報が得られるので、路面状態に応じて
ブレーキ力を制限する、路面状態に応じて車速を制限す
る、路面状態に応じて目標の車間距離を長くする、或い
は路面状態に応じて先行車追従制御やオートクルージン
グ走行などを解除又は禁止するといった安全性を高める
制御機能が実現可能となる。
【0017】レーダ21(本発明の測距手段或いは測距
装置に相当)は、図5に示したレーダ11と同様に、走
査部、LD12、投光用回路13、走査位置検出部、P
D15、受光用回路16、制御回路27(本発明の路面
状態判定手段或いは制御処理手段に相当)を有する。制
御回路27は、マイコンを含んで構成され、装置の稼働
時には、測距動作を制御するとともに路面が濡れている
か否かの判定を行う(詳細後述する)。なお、車両用レ
ーダでは、車両前方の被検出物の情報を得るべく、車両
前方だけに検出エリアが設定されるのが通常であり、ま
た、左右方向(水平方向)にのみスキャンする方式が一
般的である。本発明がこれに限定されるわけではない
が、本例でもこのような構成を前提としている。但しこ
の場合には、例えば図1(b)に示すように、照射され
るレーザ光24の上下方向の広がりが拡大されることに
よって、検出エリアの上下方向の広がり(上下方向の視
野角)が従来よりも拡大され、路面からの反射光を積極
的に受光する構成となっている。
【0018】次に、レーダ21の動作について説明す
る。まず、レーダとしての基本動作(測距動作)につい
て説明する。LD12は、制御回路27で作られた発光
タイミング毎に、投光用回路13により制御されて作動
しレーザ光を出力する。そして、このLD12からのレ
ーザ光24は、走査装置により左右方向に走査され、側
面から見て図1(b)に例示するように照射される。な
お左右方向の検出エリアは、実際にレーザ光が照射され
る走査範囲(スキャンエリア)よりも、若干余裕をもっ
て小さく設定されているのが通常である。照射されたレ
ーザ光が検出対象(例えば、先行車2の後面にある反射
体)に反射して戻ってくると、この反射光がPD15に
より受光され、その受光量信号が受光用回路16を介し
て制御回路27に入力され検知される。制御回路27で
は、前記受光量信号及び走査位置検出部から入力される
スキャン方向信号から、測定データ(距離、方向、受光
量)をまず生成する。なお、この測定データ(距離、方
向、受光量)は、本発明の距離データを含むもので、検
出エリア内において発光及び反射光の検知が行われる度
に生成され、1回の走査毎に、左右方向の分解能に応じ
て複数得られる。
【0019】そして、制御回路27では、上記データ
(距離、方向、受光量)や図示省略した車両の車速セン
サより入力される自車両の速度データVに基づいて以下
の処理が所定の周期(この場合、レーザ光が走査される
周期)で実行される。すなわち、まず、対象物までの距
離と方向データ(極座標データ)を、X,Y座標(デカ
ルト座標データ)に変換し、受光量のデータとともに各
領域ごとに図示省略したメモリに格納する。なおここ
で、各領域とは、左右方向の検出エリア内を例えば等分
割して区画することにより予め設定された領域である。
【0020】次に、デカルト座標系に変換され各領域毎
に登録された前記メモリ内の距離データをもとに、デー
タのグループ化を行い対象物を抽出するとともに、グル
ープ化された対象物のレーザ発光部からのX方向(例え
ば左右方向),Y方向(例えば前後方向)の距離とその
幅寸法を算出する。ここで、グループ化とは、各領域の
個々のデータの中で隣接する距離が接近しているものを
集め一つの対象物とする処理である。具体的には、例え
ば個々のデータに対して前後方向及び左右方向にそれぞ
れ一定幅のウインドウ(デカルト座標系上の領域)を設
け、このウインドウに含まれる他のデータを相互に同一
グループとする。なお、こうしてグループ化したデータ
(以下、グループデータ)は、以降の処理では一つの対
象物についてのものとして、ひとまとめに取扱う。
【0021】次に、前回スキャン時に検出した対象物
と、今回スキャン時に検出した対象物を対応付けて、さ
らにその検出対象物の相対速度の算出を行う。すなわ
ち、前回のグループデータの位置とその相対速度から、
今回のスキャン時にそのグループデータが現れると推定
される位置を中心にして一定のウインドウを設定する。
そして、今回のグループデータがこのウインドウ内には
いっているか否かを判別し、この範囲内にはいっていれ
ば、その前回のグループデータと今回のグループデータ
を同一対象物についてのものであるとして対応付け、そ
れらの移動距離から相対速度Vx(左右方向)及びVy
(前後方向)を算出する。次に、対象物の相対速度に基
づいて対象物の停止物判別を行う。すなわち、その対象
物の相対速度Vyを自車両の速度V(車速センサにより
検知された速度)と比較することにより、その対象物が
停止しているか移動しているかの判別を行う。即ち、例
えば自車速度Vと相対速度Vyが逆向きでほぼ等しい場
合、停止物と判断する。
【0022】次いで、上記判別結果に基づいて、例えば
前方障害物の監視システムや追従走行制御システムの対
象となる先行車等を特定する。そして、この特定された
先行車等に関する情報(位置データや相対速度データ
等)は、前方障害物の監視システムや追従走行制御シス
テムの制御手段に逐次送信され、それらシステムの運転
制御に使用される。
【0023】次に、上記制御回路27が実行する路面状
態に関する処理について説明する。制御回路27は、例
えばレーダ21の稼働中においては、図2に示す処理を
繰り返し実行する。まず、前述した一連の測距動作と同
じ処理(少なくとも、前述した測定データを1走査分生
成する処理)を予め設定された規定回数だけ複数回実行
する(ステップS1)。なお、このステップS1の処理
は、前述したレーダとしての通常の測距動作として行わ
れたもの(追従走行制御などのために行われたもの)で
あってもよいし、これとは別個に路面状態を判定するた
めだけに行うものでもよい。また、上記規定回数は、路
面状態判定の信頼性が必要十分に得られるように、実験
等によって設定する。また、通常の測距動作とは別個に
行う場合、ステップS1の測距動作における反射光検知
のための光量のしきい値は、必要に応じて、通常の測距
動作とは異なる値に設定してもよい。但し、この場合の
しきい値は、不安定に変動する濡れた路面からの反射光
量の最大値と最小値の間の大きさとなるように、発光パ
ワーなどに応じて設定する必要がある。例えば図3
(a)に示すように、濡れた路面からの反射光の光量
(この場合、波形の頂点部の値)が、検知/非検知のは
ざまで変動するような値に、しきい値が設定されている
のが好ましい。
【0024】次にステップS2では、ステップS1の測
距動作で生成された測定データのうちの距離データに基
づいて路面からの反射光であると推定される反射光が、
規定回数以上検知され、かつ規定回数以上検知されなか
ったか判定する。なお、ここでの規定回数は、少なくと
も1回以上の範囲で適宜決定すればよい。この規定回数
を大きく設定すれば、路面状態判定の信頼性が高まる方
向であるが、あまり大きくすると判定の処理速度が低下
するので、必要十分な信頼性が得られる最低限の値に設
定するのが好ましい。また、検知された規定回数を2回
以上とし、検知されない規定回数を1回以上といったよ
うに、異なる規定回数を設定してもよい。またここで、
「距離データに基づいて路面からの反射光であると推定
される反射光」とは、路面反射の可能性のある特定の距
離範囲からの反射光である。即ち、横軸を距離データと
し縦軸を受光量としたグラフを描くと、図3(a)に示
すように、路面からの反射光は必ず特定の距離範囲(例
えば、12m〜13m程度)にあり、この距離範囲はレ
ーダの検出ヘッド(発光及び受光を行う部分)の取付け
位置や角度によって一義的に定まる(理論的にも求めら
れる)ことが、発明者らの研究によって実証されてい
る。そこでここでは、このような距離範囲にある反射光
に着目し、この反射光の検知状態を複数回判定する。な
おスキャン角度については、全角度範囲についてこのよ
うな特定の距離範囲にある反射光の検知状態を判定して
もよいし、特定のスキャン角度(例えば、車両の真正面
方向)のみについて判定するようにしてもよい。
【0025】そして、前記距離範囲にある反射光が規定
回数(例えば2回)以上検知され規定回数(例えば1
回)以上検知されなかったため、ステップS2の判定の
結果が肯定的になった場合(即ち、前記距離範囲にある
反射光の光量がしきい値を挟んで変動し、検知されたり
されなかったりする場合)には、ステップS3に進んで
路面が濡れていると判定し、必要に応じてその旨の信号
を外部に出力する。一方、前記距離範囲にある反射光が
規定回数(例えば2回)未満しか検知されず、或いは規
定回数(例えば2回)以上検知されたが、検知されない
回数が規定回数(例えば1回)に到達しなかったため、
ステップS2の判定の結果が否定的になった場合(即
ち、前記距離範囲にある反射光の光量が、しきい値以下
の状態で安定しているか、しきい値を越えた状態で安定
していた場合)には、ステップS5に進んで路面が濡れ
ていない(或いは、路面が濡れているか否か不明)と判
定し、必要に応じてその旨の信号を外部に出力する。な
お、前記距離範囲にある反射光の光量がしきい値を越え
た状態で安定していた場合に、路面が濡れていると判定
しないのは、次の理由による。即ち、路面からの反射光
は前述したように不安定に変動するため、しきい値が適
正に設定されていれば、このように検知状態が安定して
いる反射光は路面からの反射光ではなく、先行車や路側
の反射体など(適正な監視対象)であるからである。
【0026】なお、ステップS3を経ると、ステップS
4において、ステップS2で検知状態が不安定と判定さ
れた前記距離範囲にある反射光のデータが、路面のデー
タであるとして監視対象から排除される(例えば、前述
の相対速度の算出や停止物か否かなどの判定処理がなさ
れず、追従走行制御などのデータとして採用されな
い)。また、ステップS4或いはS5を経ると、1シー
ケンスの処理を終了する。
【0027】以上説明したレーザレーダ21によれば、
レーダとしての基本構成のみで路面からの反射光が識別
され、この反射光の光量や距離データから路面が濡れて
いることを直接検知できる。このため、路面の濡れ状態
を信頼性高く検知して、車両の安全性確保や、光学式の
車両用レーダの適正な活用を図ることが十分にできる。
具体的には、路面が濡れて危険な状態にあることを音や
表示などで車両の運転者に警告したり、路面が濡れいて
いる場合に過度に強いブレーキが効かなくなるように制
御したり、路面が濡れいている場合に最高速度を制限し
たり、路面が濡れている場合に自動追従走行における目
標車間距離を長くしたり、或いは、路面が濡れている場
合にレーダによる自動追従走行制御を禁止又は強制停止
するといったように、路面状態に対する対処が的確に可
能となる。また、上下方向の視野角を広げて路面からの
反射光を受光するようにしても、路面を先行車と誤認す
るような誤動作が起きなくなるため、従来のようにこの
視野角を狭く制限する必要がなくなる。そして、こうし
て上下視野を広く設定できるから、路面の凹凸による車
両の姿勢変動に起因する先行車ロストの可能性を十分低
減できるし、上下方向の光軸調整作業が不要になるか、
或いは簡易な調整作業ですむようになる。しかも、図5
(a)に示した比較例のように基本構成以外に特別な要
素を追加する必要が全くないので、装置の小型化や低コ
スト化が実現できる。
【0028】(第2形態例)次に図4は、第2形態例の
特徴的な処理動作を示すフローチャートである。なお、
本例は、路面からの反射光を識別する構成の別形態を例
示するものであり、その他の構成(装置構成含む)は第
1形態例と同様でよい。この場合制御回路27は、図2
に示した少なくともステップS4の処理を実行しない
で、例えばレーダ21の稼働中において、図4に示す処
理を繰り返し実行する。まず、前述した一連の測距動作
と同じ処理(少なくとも、前述した測定データを1走査
分生成する処理)を予め設定された規定回数だけ複数回
実行する(ステップS11)。なお、このステップS1
1の処理についても、前述したレーダとしての通常の測
距動作として行われたものであってもよいし、これとは
別個に路面からの反射光の識別のためだけに行うもので
もよい。但しこの場合には、照射光の発光パワー又は/
及び反射光の受光感度を、他車両からの反射光が検知で
きる範囲内において、路面からの反射光が検知容易な高
設定と路面からの反射光が検知困難な低設定とに変化さ
せて(例えば交互に変化させて)、前記測距動作を複数
回実行させる。
【0029】次にステップS12では、路面からの反射
光を識別するために、ステップS11の測距動作の結
果、車両正面の最も近距離にある反射地点からの反射光
の距離データが、不連続に変化したか否か判定する。具
体的には、例えば距離データの変化量が通常ではあり得
ないような値(相対速度が異常に大きくなるような値)
を越えたか否か判定する。というのは、先行車等の適正
な対象物(路面以外のもの)からの反射光が、常に最も
近距離のものとして観測されていれば、距離データの変
化は、その対象物の相対速度に応じてある程度予想され
る範囲内で変化するが、例えば自車と先行車との間の路
面の反射光が不安定に検知される場合には、自車に最も
近距離のものとして観測される対象は、路面であった
り、先行車であったりと測定毎に不安定に変化すること
なり、それに応じて最も近距離の対象物までの距離デー
タも不安定に変動する。特にこの場合のステップS11
では、照射光の発光パワー又は/及び反射光の受光感度
を、前述したような高設定と低設定とに変化させている
ので、路面からの反射光が確実に検知されたり検知され
なかったりすることになる。そこでステップS12で
は、このような現象を利用して、路面の反射光のデータ
を識別している。
【0030】そして、ステップS12の判定が肯定的に
なれば、路面からの反射光が存在していると判断できる
ため、ステップS13に進んで、路面からの反射光のデ
ータを排除するようにする。具体的には、前述した高設
定の状態で最も近距離の被検出物からの反射として検知
された反射光を路面からの反射であると識別して、その
反射光のデータを監視対象から排除する。なお、ステッ
プS12或いはS13を経ると、1シーケンスの処理を
終了する。
【0031】以上説明した第2形態例によれば、路面か
らの反射光が不安定に検知される状態における距離デー
タの相対変化(最も近距離の対象物の観測距離変化)に
よって、路面からの反射光の存在やその距離を判断して
いる。即ち、前述した第1形態例のように予め設定され
た特定の距離範囲にあるデータを路面からの反射光のデ
ータとして推定しない。このため、レーダの検出ヘッド
の取付け位置や角度が車両走行時の振動等によって変化
して、路面からの反射光の実際の距離範囲がまんがいち
変化したとしても、路面からの反射光の識別が常に信頼
性高く実現でき、ひいては路面を先行車と誤認するとい
った不具合をより確実に回避できるようになる。
【0032】なお、本発明は上記態様例に限られず、各
種の態様や変形が有り得る。例えば、第1形態例のステ
ップS1(図2)で実行する複数回の測距動作におい
て、レーダの発光パワー又は/及び受光感度を、濡れた
路面からの反射光が検知容易な高設定と濡れた路面から
の反射光が検知困難な低設定とに変化させるようにして
もよい。このようにすると、路面からの反射光の検知状
態がより確実に変動するようになり、ステップS2の判
断(路面が濡れているか否かの判断)がより確実にな
る。ある程度発光パワーが低いと、図3(b)に示すよ
うに、先行車等はしきい値を越えて検知されるが、路面
(濡れている路面含む)からの反射光はほとんど受光さ
れなくなる(全く検知されなくなる)からである。
【0033】また、第1形態例の処理(図2)では、特
定の距離範囲にある反射光が規定回数以上検知され、か
つ規定回数以上検知されない場合(即ち、当該反射光の
光量がしきい値を挟んで変動する場合)に、車両周辺の
路面が濡れていると判定し、かつ、そのように不安定に
検知された反射光は、路面からの反射光であると識別し
て排除している。しかし単純に、複数回の測距動作にお
いて例えば常に特定の距離範囲にある反射光を路面から
の反射光であると判定し、当該反射光が規定回数以上検
知された場合(即ち、当該反射光の光量がしきい値を規
定回数越えた場合)に、車両周辺の路面が濡れていると
判定する態様もあり得る。路面からの反射光に対応する
距離範囲に、先行車等の適正な観測対象が存在する可能
性が低い場合には、このような態様でもある程度の信頼
性で路面データの識別や路面状態の判定が可能だからで
ある。但し前述した形態例のように、反射光の光量が不
安定に変動することを判定条件として付け加えることに
より、より確実に路面からの反射光であることが識別で
きる。路面以外の被検出物は、比較的光量が安定してい
るからである。なお前述した形態例では、光量がしきい
値を越えたり越えなかったりすること(即ち、反射光が
検知されたりされなかったりすること)を判定すること
で、反射光の光量の変動を実質的に判断しているが、し
きい値に無関係に光量の変動を判断する構成もあり得
る。例えば、特定距離範囲の反射光の光量の変動幅が予
め設定された値を越えた場合に、その反射光が路面から
のものであると判定する態様もあり得る。
【0034】また、前述の第1形態例のステップS1
(図2)で実行する複数回の測距動作を、路面状態の判
定のためにだけ実行する場合には、スキャン動作は必ず
しも必要ではなく、例えば車両の真正面方向のみについ
て測距動作を行ってもよい。また、前述の形態例では、
測距手段(レーダ21)内の制御回路27が、本発明の
路面状態判定手段や制御処理手段として機能している
が、レーダ装置の外部に設けられた制御ユニット(他の
システムの制御ユニットでもよい)のマイコン等が、本
発明の路面状態判定手段としての処理機能を果たす態様
もあり得る。また、光の照射方向(検出エリアの方向)
は、車両の前方に限定されない。車両の後方や側方に照
射する場合もあり得る。また、本発明の測距手段や測距
装置は、レーザ光を用いたレーザレーダのみならず、光
(或いは、濡れた路面や水滴などに対する挙動において
光と均等な波動)の反射を利用したレーダであれば、い
かなるものでもよい。
【0035】
【発明の効果】本願の車両用路面状況検知装置によれ
ば、測距手段の基本機能(測距動作)のみで得られたデ
ータ、即ち路面からの反射光の光量や距離データから、
路面が濡れていることが直接検知できる。このため、路
面の濡れ状態を信頼性高く検知して、車両の安全性確保
や、光学式の車両用レーダの適正な活用を図ることが十
分にできる。しかも、図5(a)に示した比較例のよう
に特別な要素を測距手段に対して追加する必要が全くな
いので、装置の小型化や低コスト化が実現できる。
【0036】また、本願の車両用測距装置によれば、測
距手段の基本機能(測距動作)のみで路面からの反射光
が識別され、例えば路面からの反射光のデータを排除す
ることが可能となる。このため、上下方向の視野角を広
げて路面からの反射光を受光するようにしても、路面を
先行車と誤認するような誤動作が起きなくなり、従来の
ようにこの視野角を狭く制限する必要がなくなる。そし
て、こうして上下視野を広く設定できるから、路面の凹
凸による車両の姿勢変動に起因する先行車ロストの可能
性を十分低減できるし、上下方向の光軸調整作業が不要
になるか、或いは簡易な調整作業ですむようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーダの装置構成等を説明する図である。
【図2】路面状態判定処理等を示すフローチャートであ
る。
【図3】路面反射光の識別及び路面状態判定の原理を説
明するデータ例である。
【図4】路面反射光の識別処理(別例)を示すフローチ
ャートである。
【図5】従来のレーダの装置構成等を説明する図であ
る。
【符号の説明】 21 レーザレーダ(測距手段、測距装置、路面状態検
知装置) 24 レーザ光 27 制御回路(路面状態判定手段、制御処理手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両周辺の路面の濡れを検知する車両用
    路面状態検知装置であって、 車両周辺の路面に及ぶ検出エリアに光を照射し、照射し
    た光の反射光を受光し、受光した反射光の光量が設定さ
    れたしきい値を越えたときに、反射光が検知されたとし
    て、当該反射光の受光までの時間に基づいて、当該反射
    光の反射地点までの距離データを、被検出物までの距離
    情報として生成する測距動作を実行可能な測距手段と、 前記測距手段による測距動作を複数回実行させ、この複
    数回の測距動作において、生成された距離データに基づ
    いて路面からの反射光であると推定される反射光が、規
    定回数以上検知されたことに基づいて、車両周辺の路面
    が濡れていると判定する路面状態判定手段とを備えたこ
    とを特徴とする車両用路面状態検知装置。
  2. 【請求項2】 前記路面状態判定手段は、前記複数回の
    測距動作において、生成された距離データに基づいて路
    面からの反射光であると推定される反射光が、規定回数
    以上検知され、かつ規定回数以上検知されない場合に、
    車両周辺の路面が濡れていると判定することを特徴とす
    る請求項1記載の車両用路面状態検知装置。
  3. 【請求項3】 前記路面状態判定手段は、前記複数回の
    測距動作において、前記測距手段の発光パワーを、濡れ
    た路面からの反射光が検知容易な高設定と濡れた路面か
    らの反射光が検知困難な低設定とに変化させることを特
    徴とする請求項2記載の車両用路面状態検知装置。
  4. 【請求項4】 前記路面状態判定手段は、前記複数回の
    測距動作において、前記測距手段の受光感度を、濡れた
    路面からの反射光が検知容易な高設定と濡れた路面から
    の反射光が検知困難な低設定とに変化させることを特徴
    とする請求項2又は3記載の車両用路面状態検知装置。
  5. 【請求項5】 車両周辺の路面に及ぶ検出エリアに光を
    照射し、照射した光の反射光を受光し、受光した反射光
    の光量が設定されたしきい値を越えたときに、反射光が
    検知されたとして、当該反射光の受光までの時間に基づ
    いて、当該反射光の反射地点までの距離データを、被検
    出物までの距離情報として生成する測距動作を実行可能
    な車両用測距装置であって、 前記測距動作が複数回実行されたときに、この複数回の
    測距動作において、生成された距離データが特定の距離
    範囲にあることに基づいて、この反射光を路面からの反
    射光であると識別する制御処理手段を備えたことを特徴
    とする車両用測距装置。
  6. 【請求項6】 前記制御処理手段は、前記複数回の測距
    動作において、判定された距離データが特定の距離範囲
    にあり、かつ、この特定の距離範囲にある反射光が規定
    回数以上検知され、規定回数以上検知されない場合に、
    この反射光を路面からの反射光であると識別することを
    特徴とする請求項5記載の車両用測距装置。
  7. 【請求項7】 前記制御処理手段は、前記複数回の測距
    動作において、照射光の発光パワーを、路面からの反射
    光が検知容易な高設定と路面からの反射光が検知困難な
    低設定とに変化させることを特徴とする請求項6記載の
    車両用測距装置。
  8. 【請求項8】 前記制御処理手段は、前記複数回の測距
    動作において、反射光の受光感度を、路面からの反射光
    が検知容易な高設定と路面からの反射光が検知困難な低
    設定とに変化させることを特徴とする請求項6又は7記
    載の車両用測距装置。
  9. 【請求項9】 車両周辺の路面に及ぶ検出エリアに光を
    照射し、照射した光の反射光を受光し、受光した反射光
    の光量が設定されたしきい値を越えたときに、反射光が
    検知されたとして、当該反射光の受光までの時間に基づ
    いて、当該反射光の反射地点までの距離データを、被検
    出物までの距離情報として生成する測距動作を実行可能
    な車両用測距装置であって、 照射光の発光パワー又は/及び反射光の受光感度を、他
    車両からの反射光が検知できる範囲内において、路面か
    らの反射光が検知容易な高設定又は路面からの反射光が
    検知困難な低設定に変化させて、前記測距動作を複数回
    実行させ、この複数回の測距動作において、最も近距離
    の被検出物までの距離データが不連続に変化したとき
    に、前記高設定の状態で最も近距離の被検出物からの反
    射として検知された反射光を路面からの反射であると識
    別する制御処理手段を備えたことを特徴とする車両用測
    距装置。
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