JPH11143925A - ユニット式建物の平面図作成用cadシステム - Google Patents

ユニット式建物の平面図作成用cadシステム

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JPH11143925A
JPH11143925A JP9305941A JP30594197A JPH11143925A JP H11143925 A JPH11143925 A JP H11143925A JP 9305941 A JP9305941 A JP 9305941A JP 30594197 A JP30594197 A JP 30594197A JP H11143925 A JPH11143925 A JP H11143925A
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JP
Japan
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unit
data
building
plan
floor
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JP9305941A
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Inventor
Kazuki Kurita
一樹 栗田
Kyoko Hayashi
恭子 林
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力操作工数の低減と、入力操作ミスの低減
が図れるユニット式建物の平面図作成用CADシステム
を提供する。 【解決手段】 建物ユニットに配置される部品に関する
部品データが蓄積された部品情報蓄積手段21と、これ
に蓄積された部品データを建物ユニットの内部平面に配
置して建物ユニットの平面図を設計する平面図設計手段
31とを備える。部品情報蓄積手段21に蓄積された部
品のうち、吹き抜け空間を必要とする部品については吹
き抜き領域設定データを付加しておく。平面図設計手段
31は、建物ユニットの内部平面に吹き抜け領域設定デ
ータが付加された部品データが入力されたとき、その領
域を吹き抜け領域として登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを用
いてユニット式建物の平面図を設計する作業を支援する
ユニット式建物の平面図作成用CADシステムに関す
る。詳しくは、建物ユニットの内部平面にエレベータ部
品や階段部品などを入力するに際して、入力操作工数の
低減および入力操作ミスの低減を図ったCADシステム
に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で製造した箱状の建物ユニ
ットを、建築現場で複数組み合わせて建築されるユニッ
ト式建物が利用されている。ユニット式建物を構成する
建物ユニットは、図8に示すように、四隅の柱11と、
これらの柱11の上端部間および下端部間をそれぞれ連
結する上梁12および下梁13とを含んで略直方体状に
構成されたフレーム14を備え、このフレーム14に図
示しない天井面材や床面材、並びに、外壁材や間仕切壁
などを取り付けて居室などを形成したものである。この
ようなユニット式建物によれば、従来、建築現場で行っ
ていた作業のほとんどを工場で行うことができるから、
建築現場での作業を著しく軽減でき、高品質の建物を短
期間で建築できるという利点がある。
【0003】このユニット式建物の利点を確保するため
に、顧客に提供する商品(ユニット式建物)を既製品化
し、これにより、設計および製造すべき商品の種類を限
定し、設計作業および製造作業の高効率化を図っていた
が、これでは、顧客の多様な要望に十分対応することが
困難となる。そこで、一般的な注文建築と同様に、顧客
の要求に応じてユニット式建物を1つずつ設計するにあ
たり、設計作業の効率が十分確保されるように、設計作
業を支援するCADシステムが利用されている。
【0004】このCADシステムでは、間取り設計が主
で、また、住宅では、顧客が平面図を見ながら使い勝手
の善し悪しを判断することから、平面図が変更される場
合が多く、基本的には、建物の平面図上に、建物の各階
の内部に配置される間仕切壁、階段、エレベータ、ド
ア、システムキッチン、バス、トイレなどの各部品を入
力しながら、間取り設計を行っている。
【0005】ところで、エレベータ用部品の入力につい
ては、各階について、エレベータ用部品を平面図上に入
力したのち、そのエレベータのドア部品の位置を入力
し、続けて、そのエレベータの領域を指定してその領域
が吹き抜け領域である旨の設定操作を行っていた。ま
た、階段用部品の入力についても、階段用部品を平面図
上に入力したのち、その階段の領域を指定してその領域
が吹き抜け領域である旨の設定操作を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エレベータ用部品や階
段用部品のように、吹き抜け空間を必要とする部品を入
力する場合でも、従来は、各部品の入力と、その領域が
吹き抜け空間である旨の設定操作とを別個に入力操作し
なければならないので、その分入力操作工数が増える。
しかも、各部品を平面図上に入力すると、その平面図上
にはそれらの部品が表示されるので、あたかも、吹き抜
け領域の設定が完了しているように見え、その領域が吹
き抜け空間である旨の設定操作を忘れることが多々あ
る。
【0007】本発明の目的は、このような従来の問題を
解消でき、入力操作工数の低減と、入力操作ミスの低減
とを同時に達成できるユニット式建物の平面図作成用C
ADシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のユニット式建物
の平面作成用CADシステムは、図を参照して説明する
と、箱状の建物ユニットを複数組み合わせて形成される
ユニット式建物の平面図を作成する作業を支援するユニ
ット式建物の平面作成用CADシステム1であって、前
記建物ユニットに配置される部品に関する部品データが
蓄積された部品情報蓄積手段21と、この部品情報蓄積
手段21に蓄積された部品データを用いて、前記建物ユ
ニットの内部平面に前記部品を配置して前記ユニット式
建物の平面図を設計する平面図設計手段31とを備え、
前記部品情報蓄積手段21に蓄積された部品データのう
ち、吹き抜け空間を必要とする部品データ50,60に
ついては、吹き抜け領域設定データ54,64が付加さ
れ、前記平面図設計手段31は、前記建物ユニットの内
部平面に前記吹き抜け領域設定データ54,64が付加
された部品データ50,60が入力されたとき、その領
域を吹き抜け領域として設定することを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、吹き抜け空間を
必要とする部品データ50,60を入力するだけで、そ
の領域が吹き抜け領域として自動的に設定されるから、
部品データ50,60の入力のほかに、吹き抜け空間の
設定操作を不要にできるから、入力操作工数を低減でき
る同時に、入力操作ミスも低減することができる。
【0010】以上の構成において、吹き抜け領域設定デ
ータ54,64が付加された部品データ50,60とし
ては、エレベータ用部品や、階段用部品などである。エ
レベータ用部品の場合、平面図設計手段31は、前記エ
レベータ用部品のドア56が入力されたときに、そのエ
レベータ用部品の領域を吹き抜け領域として設定するよ
うにすればよい。
【0011】また、吹き抜け領域設定データ54,64
としては、建物ユニットの天井および床の双方を吹き抜
けとして設定するデータ、建物ユニットの天井のみを吹
き抜けとして設定するデータ、および、建物ユニットの
床のみを吹き抜けとして設定するデータのいずれかがよ
い。このようにすれば、たとえば、3階建ての建物にエ
レベータを設ける場合、1、2階の建物ユニットについ
ては、天井および床の双方を吹き抜けとして設定でき、
また、3階の建物ユニットについては、床のみを吹き抜
けとして設定できる。また、2階建ての建物に階段を設
ける場合、1階の建物ユニットについては、天井のみを
吹き抜けとして設定でき、2階の建物ユニットについて
は、床のみを吹き抜けとして設定できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るCA
Dシステムが示されている。本CADシステム1は、顧
客の要求に応じてユニット式建物を設計する際に、その
設計作業を支援するもので、本システム1の核となるコ
ンピュータ本体10と、設計している階の平面図などを
表示するCRT表示装置2と、前記コンピュータ本体1
0などの操作を行うための入力装置3と、設計した平面
図などを製図するX−Yプロッタ装置4と、設計した建
物についてのデータなどを印字するプリンタ5とを備え
ている。
【0013】前記コンピュータ本体10は、記憶装置で
あるハードディスク装置20と、各種の処理を行う演算
装置であるCPU30とを含んで構成されている。この
うち、ハードディスク装置20には、記憶される情報の
属性毎に複数の記憶領域が設定されている。これらの記
憶領域としては、ユニット式建物を構築する部品に関す
る部品データが蓄積された部品情報蓄積手段21と、ユ
ニット式建物の基礎を形成する部位の要素に関する部位
データが蓄積された基礎情報蓄積手段22と、設計され
たユニット式建物の本体ならびにその基礎の部品、部材
および工賃の価格などに関する価格データが蓄積された
積算情報蓄積手段23とが設けられている。
【0014】前記CPU30は、各種のソフトウエアが
インストールされ、これらのソフトウエアを並列処理す
るマルチタスク機能を備える。CPU30には、ソフト
ウエアにより、ハードディスク装置20の部品情報蓄積
手段21に蓄積された部品データを用いてユニット式建
物の平面図を設計する平面図設計手段31と、ハードデ
ィスク装置20の基礎情報蓄積手段22に蓄積された部
位データを用いてユニット式建物の基礎伏図を設計する
基礎伏図設計手段32と、ハードディスク装置20の部
品情報蓄積手段21に蓄積された部品データを用いてユ
ニット式建物の屋根伏図を設計する屋根伏図設計手段3
3と、ハードディスク装置20の積算情報蓄積手段23
に蓄積された価格データを用いて設計したユニット式建
物の価格を積算する積算手段34とが設けられている。
【0015】なお、CPU30には、以上の手段31〜
34のほかに、部品情報蓄積手段21、基礎情報蓄積手
段22および積算情報蓄積手段23に蓄積されたデータ
の入出力を管理するとともに、ユニット式建物の部品の
うち、基礎の構造および形状に関連する部品の部品デー
タを平面図設計手段31へ入力させる際に、その部品と
関連する基礎の部位に関する部位データを基礎伏図設計
手段32へ入力させる情報管理手段35が設けられてい
る。
【0016】前記平面図設計手段31には、図2に示す
ように、前記部品情報蓄積手段21に蓄積された部品を
選択して平面図上に入力する部品入力手段36と、この
部品入力手段36で入力された部品がその位置に入力で
きるか否かをチェックする部品入力チェック手段37
と、工場で組み付けられる位置に入力されていない部品
を現場対応部品として設定する現場対応部品設定手段3
8とが設けられている。
【0017】ここで、前記部品情報蓄積手段21に蓄積
された部品データとしては、各種建物ユニットのほか
に、間仕切壁、エレベータ、階段、ドア、システムキッ
チン、バス、トイレなどの各部品である。これらの部品
を、CADシステム1において、建物ユニットの内部に
配置するにあたっては、予め建物ユニットの内部に格子
状に設けられているグリッドモジュール心線(部品の設
置位置の基準線)に沿って配置するようになっている。
【0018】ところで、エレベータや階段などのよう
に、吹き抜け空間を必要とする部品の場合、その部品デ
ータには、それ自身を表す部品コードを記憶する領域の
ほかに、その部品の領域の床および天井を吹き抜けとし
て設定するための吹き抜け領域設定データを記憶する領
域が設けられている。具体的には、エレベータ部品の場
合には、図3に示すようになっている。すなわち、エレ
ベータ用部品を表す部品データ50には、その本体自身
の部品コード51と、その本体部品の位置(始点)を表
す座標データ(X,Y)52と、本体部品に設けられる
ドアの位置を表す座標データ(X,Y)53とを記憶す
る領域がそれぞれ設けられているとともに、その本体部
品の領域の天井および床の少なくとも一方を吹き抜けと
して設定する吹き抜け領域設定データ54を記憶する領
域が設けられている。なお、吹き抜け領域設定データ5
4としては、その部品コード51に応じて、天井および
床の双方を吹き抜けとして設定するデータ、天井のみを
吹き抜けとして設定するデータ、床のみを吹き抜けとし
て設定するデータのいずれかが登録されるようになって
いる。
【0019】また、階段部品の場合には、図4に示すよ
うになっている。すなわち、階段用部品を表す部品デー
タ60には、その本体自身の部品コード61と、その本
体部品の位置(始点)を表す座標データ(X,Y)62
とを記憶する領域がそれぞれ設けられているとともに、
その本体部品の領域の床または天井を吹き抜けとして設
定するための吹き抜け領域設定データ64を記憶する領
域が設けられている。なお、吹き抜け領域設定データ6
4としては、その部品コード61に応じて、天井および
床の双方を吹き抜けとして設定するデータ、天井のみを
吹き抜けとして設定するデータ、および、床のみを吹き
抜けとして設定するデータのいずれかが登録されるよう
になっている。
【0020】次に、ユニット式建物の設計について、具
体的な例を用いて、本実施形態の作用を説明する。前述
のCADシステム1でユニット式建物の平面図を設計す
る際には、 外壁入力作業 間仕切壁入力作業 部品入力作業 部品入力チェック作業 などの設計作業が行われる。以下、これらの各作業のな
かで本発明の特徴である部品入力作業について説明す
る。
【0021】外壁入力作業および間仕切壁入力作業
が完了すると、部品入力作業が行えるようになる。つ
まり、エレベータ、階段、トイレ、システムキッチンな
どの設備や家具を含む部品の入力作業が行えるようにな
る。この入力作業では、部品の選択操作およびその設置
位置の指定操作が行われる。つまり、部品を入力するに
あたり、まず、部品を入力すべき建物ユニットを指定し
たのち、入力する部品を選択、入力し、続けて、部品の
設置位置を入力する。
【0022】たとえば、3階建てのユニット式建物の各
階にエレベータを設ける場合は、次のようにして行う。
すなわち、図5に示すように、各階(1F,2F,3
F)の上下で対応する各建物ユニット101、102、
103内の任意の位置にエレベータ55を選択、表示さ
せたのち、そのエレベータ55の付属部品であるドア5
6を任意の位置に移動して設定する。これにより、エレ
ベータ55およびドア56の座標位置が設定される。
【0023】このとき、ドア56の入力操作に連動し
て、その領域が吹き抜けとして自動的に設定される。つ
まり、図5の場合、1階1Fおよび2階2Fの建物ユニ
ット101、102については、エレベータ用の部品デ
ータ50に天井および床の双方を吹き抜けとして設定す
る吹き抜け領域設定データ54が登録されているから、
ドア56の入力操作に連動して、天井および床の双方が
吹き抜けとして設定される。なお、3階3Fの建物ユニ
ット103については、エレベータ用の部品データ50
に床のみを吹き抜けとして設定する吹き抜け領域設定デ
ータ54が登録されているから、ドア56の入力操作に
連動して、床のみが吹き抜けとして設定される。
【0024】なお、1階1Fの平面図を設計したのち、
2階2Fの平面図を設計するに際し、最初から各部品を
配置して設計するのではなく、1階1Fの平面図を2階
2Fの平面図としてそのまま表示し(コピーし)、変更
を加えていくようにすれば、より迅速に設計作業を行う
ことができる。
【0025】また、ユニット式建物に階段を設ける場合
は、次のようにして行う。すなわち、図6に示すよう
に、建物ユニット100内の任意の位置に階段65を選
択、表示させて、階段65の位置設定を行う。このと
き、階段65の入力操作に連動して、その領域が吹き抜
け空間として自動的に設定される。つまり、図6の場
合、建物ユニット100については、階段用の部品デー
タ60に天井のみを吹き抜けとして設定する吹き抜け領
域設定データ64が登録されているから、階段65の入
力操作に連動して、床のみが吹き抜けとして設定され
る。
【0026】ところで、部品データのなかには、1つの
建物ユニット内にカーポートと居室とを分割して設けた
建物ユニットが用意されている。この建物ユニットを用
いて、1つの建物ユニット内にカーポートと玄関とを分
割した設計を行う場合は、次のようにして行う。すなわ
ち、図7(A)に示すように、カーポート105と居室
106とを有する建物ユニット104Aに対して、属性
変更を行う。すると、図7(B)に示すように、居室1
06が玄関107として属性変更されて登録される。こ
のとき、必要に応じて、玄関107の部分を、玄関土間
107aと、玄関ポーチ107bとして区画する。
【0027】本実施形態によれば、吹き抜け空間を必要
とする部品データ50,60を入力するだけで、その領
域が吹き抜け領域として自動的に設定されるから、部品
データ50,60の入力のほかに、吹き抜け空間設定用
の入力操作を不要にできる。よって、入力操作工数を低
減できるとともに、入力操作ミスも低減することができ
る。
【0028】たとえば、エレベータ用の部品データ50
には、その部品コード51のほかに、天井および天井を
吹き抜けとして設定するための吹き抜け領域設定データ
54が付加されているから、その部品データ50を入力
操作すると、つまり、エレベータ55の付属部品である
ドア56の位置設定を行うと、ドア56の入力操作に連
動して、その領域が吹き抜け空間として設定される。従
って、エレベータ55の領域が吹き抜けである旨の設定
操作を行わなくてもよいから、入力操作工数を低減でき
るとともに、入力操作ミスも低減することができる。
【0029】しかも、吹き抜け領域設定データ54とし
て、建物ユニットの天井および床の双方を吹き抜けとし
て設定するデータ、建物ユニットの天井のみを吹き抜け
として設定するデータ、および、建物ユニットの床のみ
を吹き抜けとして設定するデータのいずれかを登録でき
るようにしてあるので、階に応じた最適な吹き抜け空間
を設定できる。たとえば、3階建ての建物にエレベータ
を設ける場合、1、2階の建物ユニットについては、天
井および床の双方を吹き抜けとして設定でき、また、3
階の建物ユニットについては、床のみを吹き抜けとして
設定できる。
【0030】この際、1階の平面図を設計したのち、2
階の平面図を設計するに際し、最初から各部品を配置し
て設計するのではなく、1階の平面図を2階の平面図と
してそのまま表示(コピーし)できるようにしたので、
この状態から変更を加えていけば、より迅速に設計作業
を行うことができる。
【0031】また、階段用の部品データ60には、その
部品コード61のほかに、天井または天井を吹き抜けと
して設定するための吹き抜け領域設定データ64が付加
されているから、その部品データ60を入力操作する
と、つまり、階段55の位置設定を行うと、その入力操
作に連動して、その領域が吹き抜け空間として設定され
る。従って、階段65の領域が吹き抜けである旨の設定
操作を行わなくてもよいから、入力操作工数を低減でき
るとともに、入力操作ミスも低減することができる。
【0032】しかも、吹き抜け領域設定データ64とし
て、建物ユニットの天井および床の双方を吹き抜けとし
て設定するデータ、建物ユニットの天井のみを吹き抜け
として設定するデータ、および、建物ユニットの床のみ
を吹き抜けとして設定するデータのいずれかを登録でき
るようにしてあるので、階に応じた最適な吹き抜け空間
を設定できる。たとえば、2階建ての建物に階段を設け
る場合、1階の建物ユニットについては、天井のみを吹
き抜けとして設定でき、2階の建物ユニットについて
は、床のみを吹き抜けとして設定できる。
【0033】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるも
のでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の改良並びに設計の変更が可能である。たとえば、前記
実施形態において、平面図設計手段31で設定された平
面図には、上下方向の情報(つまり、建物ユニットの天
井や床が吹き抜けとして設定されている点)が含まれて
いるから、これらの情報を基に立面図を作成することも
できる。
【0034】また、部品情報蓄積手段21、基礎情報蓄
積手段22および積算情報蓄積手段23を比較的大きな
第1のコンピュータ内に構成し、平面図設計手段31、
基礎伏図設計手段32、屋根伏図設計手段33および積
算手段34を別の比較的小型の第2のコンピュータ内に
構成するとともに、第2のコンピュータを複数設け、か
つ、第1のコンピュータと複数の第2のコンピュータを
を通信手段で相互に接続してもよい。このようにすれ
ば、部品情報、基礎情報および積算情報が収納されたフ
ァイルを著しく大きくできるうえ、そのファイルの管理
およびメンテナンスを一括して行うことができる。
【0035】また、積算手段34は、平面図設計手段3
1、基礎伏図設計手段32および屋根伏図設計手段33
とは別のコンピュータに設けてもよく、オンラインまた
はオフラインでデータの受け渡しを行うことにより、前
記実施形態と同様の動作が確保できる。
【0036】また、本発明においては、ハードディスク
装置20に記録される前記部品情報蓄積手段21、基礎
情報蓄積手段22、積算情報蓄積手段23などの各種デ
ータは、FD、CD−ROM、DVDなどのコンピュー
タで読み取り可能な記録媒体に記録してCADシステム
1を実現するコンピュータに提供したり、パソコン通
信、インターネットなどのネットワークを介して各コン
ピュータに提供してもよい。
【0037】また、平面図設計手段31、部品入力手段
36、部品入力チェック手段37、現場対応部品設定手
段38は、コンピュータ本体10で実現されるプログラ
ムであるため、コンピュータで読み取り可能な記録媒体
に記録して各コンピュータに提供したり、パソコン通
信、インターネットなどのネットワークを介して各コン
ピュータに提供して機能させてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明のユニット式建物の平面図作成用
CADシステムによれば、吹き抜け空間を必要とする部
品データを入力するだけで、その領域が吹き抜け領域と
して設定されるから、部品データの入力のほかに、吹き
抜け空間設定用の入力操作を不要にできるから、入力操
作工数を低減できるとともに、入力操作ミスを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCADシステムを示
すブロック図である。
【図2】同上実施形態の平面図設計手段を示すブロック
図である。
【図3】同上実施形態の部品データの一例を示す図であ
る。
【図4】同上実施形態の部品データの他の例を示す図で
ある。
【図5】同上実施形態のエレベータ部品の入力操作を説
明するための平面図である。
【図6】同上実施形態の階段部品の入力操作を説明する
ための平面図である。
【図7】同上実施形態において、1つの建物ユニット内
にカーポートと玄関とを分割形成する操作を説明するた
めの平面図である。
【図8】本発明が適用されるユニット式建物の建物ユニ
ットのフレームを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 CADシステム 10 コンピュータ本体 21 部品情報蓄積手段 31 平面図設計手段 36 部品入力手段 37 部品入力チェック手段 38 現場対応部品設定手段 50,60 部品データ 51,61 部品コード 52,62 座標データ 53 ドアの座標データ 54,64 吹き抜け領域設定データ 55 エレベータ 56 ドア 65 階段 100,101,102,103,104A,104B
建物ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状の建物ユニットを複数組み合わせて
    形成されるユニット式建物の平面図を作成する作業を支
    援するユニット式建物の平面図作成用CADシステムで
    あって、 前記建物ユニットに配置される部品に関する部品データ
    が蓄積された部品情報蓄積手段と、 この部品情報蓄積手段に蓄積された部品データを用い
    て、前記建物ユニットの内部平面に前記部品を配置して
    前記ユニット式建物の平面図を設計する平面図設計手段
    とを備え、 前記部品情報蓄積手段に蓄積された部品データのうち、
    吹き抜け空間を必要とする部品データについては、吹き
    抜け領域設定データが付加され、 前記平面図設計手段は、前記建物ユニットの内部平面に
    前記吹き抜け領域設定データが付加された部品データが
    入力されたとき、その領域を吹き抜け領域として設定す
    ることを特徴とするユニット式建物の平面図作成用CA
    Dシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユニット式建物の平面
    図作成用CADシステムにおいて、 前記吹き抜け領域設定データが付加された部品データ
    は、エレベータ用部品であることを特徴とするユニット
    式建物の平面図作成用CADシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のユニット式建物の平面
    図作成用CADシステムにおいて、 前記平面図設計手段は、前記エレベータ用部品のドアが
    入力されたときに、そのエレベータ部品の領域を吹き抜
    け領域として設定することを特徴とするユニット式建物
    の平面図作成用CADシステム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のユニット式建物の平面
    図作成用CADシステムにおいて、 前記記吹き抜け領域設定データが付加された部品データ
    は、階段用部品であることを特徴とするユニット式建物
    の平面図作成用CADシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    ユニット式建物の平面図作成用CADシステムにおい
    て、 前記吹き抜け領域設定データは、建物ユニットの天井お
    よび床の双方を吹き抜けとして設定するデータ、建物ユ
    ニットの天井のみを吹き抜けとして設定するデータ、お
    よび、建物ユニットの床のみを吹き抜けとして設定する
    データのいずれかであることを特徴とするユニット式建
    物の平面図作成用CADシステム。
JP9305941A 1997-11-07 1997-11-07 ユニット式建物の平面図作成用cadシステム Withdrawn JPH11143925A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017151538A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 株式会社コスモ・ソフト 設備部材情報補填装置、設備部材情報補填方法及びプログラム

Cited By (1)

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JP2017151538A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 株式会社コスモ・ソフト 設備部材情報補填装置、設備部材情報補填方法及びプログラム

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