JP4598312B2 - ユニット式建物用cadシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータを用いてユニット式建物の設計作業を支援するユニット式建物用CADシステムに関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、工場で製造した箱状の建物ユニットを、建築現場で複数組み合わせて建築されるユニット式建物が利用されている。
このようなユニット式建物によれば、工場で建物ユニットを製造する際に、従来建築現場で行っていた作業がほとんど工場で行われることとなり、建築現場での作業が著しく軽減され、高品質の建物を短期間で建築できるという利点がある。
【0003】
このようなユニット式建物は、一般的な注文建築と同様に、顧客の多様な要望に応じてユニット式建物を一つずつ設計するため、設計作業および製造作業の効率が十分確保されるように、CADシステムを利用して設計される(特開平8−137930号公報参照)。
具体的には、CADシステムを構成する表示装置の画面上において、平面長方形状の建物ユニットを入力し、これら建物ユニットを組み合わせてユニット式建物の平面図を設計した後、この平面図に屋根の輪郭を入力していた。このようなCADシステムによれば、建物ユニットの平面形状および階高を入力するだけで、箱状の建物ユニットを設計できるため、設計作業を正確・迅速に行うことができるようになっている。
この際、屋根の小屋裏には居室空間がないため、ユニット式建物の屋根を設計するにあたり、ユニット式建物の平面図上に同時に屋根伏図を表現していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、ユニット式建物の屋根を、略水平な陸屋根部分と、寄棟、切妻等の屋根で形成された置屋根部分とで構成する場合がある。置屋根部分の小屋裏には居室空間が設けられ、この居室空間から陸屋根部分に行き来できるようになっている。
この場合、ユニット式建物の平面図に屋根の輪郭を入力する方法では、小屋裏の居室空間を表現できないため、平面図の他に屋根伏図を作成する必要があるが、小屋裏の居室空間の立面形状は、屋根の形状に対応した三角形状や台形状となっているため、箱状の建物ユニットと同様の入力方法を用いて入力することができず、小屋裏の居室空間を柱、梁等の各部品毎に入力していた。そのため、屋根の設計作業に多大な労力と時間を要していた。
【0005】
本発明の目的は、容易に屋根の設計作業を行うことができるユニット式建物用CADシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のユニット式建物用CADシステムは、次の構成を採用する。
本発明を図面を参照して説明すると、請求項1に記載のユニット式建物用CADシステムは、建物ユニット5A、8Cを複数組み合わせて形成されるとともに陸屋根と置屋根とを有する屋根を備えたユニット式建物1の設計作業を支援するユニット式建物用CADシステム10であって、前記ユニット式建物の屋根伏図を設計するための屋根伏図設計手段34と、前記ユニット式建物の平面図を設計するための平面図設計手段32とを備え、前記屋根伏図設計手段は、前記ユニット式建物を構成する建物ユニットおよび部品の大きさを基準として、前記ユニット式建物の屋根伏図上に互いに直交して格子状に設定される複数のグリッドモジュール心線G1を生成するグリッドモジュール生成手段42と、前記グリッドモジュール心線の複数の交点のうち、第1点M,Pと、この第1点と別の点である第2点N,Qとが選択されると、前記格子で構成される複数の長方形のうち、前記2点を対角線上の頂点とする一つの長方形を選択して建物ユニットの平面形状として設定する平面形状設定手段51と、予め設定された複数の形状のうちの1つが選択されると、この選択された形状を建物ユニットの立面形状として設定する立面形状設定手段52と、前記平面形状設定手段によって平面形状が設定され、かつ、前記立面形状設定手段によって立面形状が設定されると、前記設定された平面形状および立面形状を有する建物ユニットを、ユニット式建物の屋根8を構成する屋根ユニット8Cとして設定する屋根ユニット設定手段53と、前記平面図設計手段32で設計された各階平面図のうち最上階の平面図を屋根伏図上に複製する平面図複製手段43と、前記平面図複製手段43で複製された最上階の建物ユニット上に前記屋根ユニット設定手段53によって屋根ユニットが設定されると、前記最上階の建物ユニット上の空間S1のうち、屋根ユニット内部を屋内空間S2として設定し、この屋根ユニットを除く部分を屋外空間S3として設定する屋内・屋外空間設定手段54と、前記屋内・屋外空間設定手段54で設定された屋外空間において、前記平面形状設定手段によって平面形状が設定されると、この設定された平面形状を歩行部分として設定し、前記屋外空間のうち前記歩行部分を除いた部分を非歩行部分として設定する歩行・非歩行部分設定手段55とを備えていることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、ユニット式建物の屋根伏図上に設けられた複数のグリッドモジュール心線の交点のうちの互いに異なる2点を頂点とする長方形を選択して平面形状を設定し、予め設定された複数の形状のうちの1つを選択して立面形状を設定するだけで、設定された平面形状および立面形状を有する建物ユニットを屋根ユニットとして設定する。したがって、屋根の小屋裏に居室空間を設ける場合でも、従来のように居室空間の柱、梁等の各部品毎に入力する必要がなく、マウス操作等の労力や時間を軽減でき、容易に設計作業を行うことができる。
ここで、最上階とは、屋根の下に位置する階を意味し、屋根の小屋裏に設けられる居室空間は階数に含まない。この発明によれば、平面図複製手段で複製された最上階の建物ユニット上に屋根ユニットを設定するだけで、最上階の建物ユニット上の空間のうち、屋根ユニット内部を屋内空間として設定し、この屋根ユニットを除く部分を屋外空間として設定する。したがって、最上階の各建物ユニット上に屋内・屋外空間のうちのどちらが設けられるかによって、各階の建物ユニットに必要な構造耐力が変わるため、各階の建物ユニットの柱や梁を必要最小限の部材断面とすることができるから、ユニット式建物の製造コストを低減できる。
その上、この発明によれば、屋内・屋外空間設定手段で設定された屋外空間において、平面形状設定手段によって平面形状を設定するだけで、この設定された平面形状を歩行部分として設定し、前記屋外空間のうち前記歩行部分を除いた部分を非歩行部分として設定する。したがって、最上階の建物ユニットの上に歩行・非歩行部分のうちのどちらが設けられるかによって、各階の建物ユニットに必要な構造耐力が変わるため、各階の建物ユニットの柱や梁を必要最小限の部材断面とすることができるから、ユニット式建物の製造コストをさらに低減できる。
【0010】
請求項2に記載のユニット式建物用CADシステムは、請求項1に記載のユニット式建物用CADシステムにおいて、前記屋根伏図設計手段は、前記屋内空間の面積を計算する屋内空間面積計算手段57を備えていることを特徴とする。この発明によれば、屋内空間の面積を自動的に計算できるので、屋内空間の面積を各階平面図の床面積に算入して、ユニット式建物の延床面積を容易に算出できる。
【0013】
請求項3に記載のユニット式建物用CADシステムは、請求項1に記載のユニット式建物用CADシステムにおいて、前記屋根伏図設計手段は、前記歩行部分の面積を計算する歩行部分面積計算手段58を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、歩行部分の面積を自動的に計算できるので、歩行部分をバルコニーとして利用する際にバルコニー面積を容易に算出できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図10には、本実施形態に係るユニット式建物1の全体斜視図が示されている。
ユニット式建物1は、基礎4と、この基礎4の上に設けられた2階建ての建物本体5と、この建物本体5の上に設けられた屋根6とを備えている。
【0015】
建物本体5は、箱状の建物ユニット5Aを複数組み合わせて形成され、図10中右下側を南側とすると、1階部分の南側にはテラス5B、西側には玄関5Dが設けられ、2階部分の南側にはベランダ5C、上部外周にはパラペット7Aが設けられている。
【0016】
建物ユニット5Aは、図11に示すように、四隅の柱71の上下端部を天井梁72および床梁73で連結した直方体状の骨組み74を有するものである。天井梁72としては、長さの異なる長辺天井梁72Aおよび短辺天井梁72Bが設けられている。床梁73としては、天井梁72と同様に、長さの異なる長辺床梁73Aおよび短辺床梁73Bが設けられている。このような骨組み74には、図示しない天井面材および床面材、ならびに、外壁材および間仕切壁等の造作材が取り付けられるようになっている。
【0017】
図10に戻って、屋根6は、建物本体5の略中央部から北側にかけて設けられた切妻屋根としての置屋根部分8と、パラペット7Aに囲まれた部分のうち置屋根部分8を除く略水平な陸屋根部分7Bとを備えている。
置屋根部分8は、複数の屋根ユニット8Cを組み合わせて形成され、表面に太陽電池パネル9が設けられた傾斜屋根面8Bを南北面に備え、その南面側の傾斜屋根面8Bの中央部が平面コの字状に切り欠き形成され、外部扉61が設けられている。
【0018】
陸屋根部分7Bは、屋外空間S3とされ、その上に置屋根部分8の南側を囲む手摺り7が設けられ、この手摺り7に囲まれた部分が歩行部分S4とされている。陸屋根部分7Bのうち、歩行部分S4を除いた部分は、非歩行部分S5とされている。
置屋根部分8の内部には、居室空間8Dが形成され、建物本体5内部から居室空間8Dを通って歩行部分S4に行き来できるようになっている。
【0019】
図1には、本実施形態に係るCADシステム10のブロック図が示されている。
CADシステム10には、本システムの核となるコンピュータ本体11と、設計している階の平面図等を表示するCRT表示装置12と、コンピュータ本体11等の操作を行うための入力装置13と、設計した平面図等を製図するX−Yプロッタ装置14と、設計した建物についてのデータ等を印字するプリンタ15とが設けられている。
【0020】
コンピュータ本体11は、記憶装置であるハードディスク装置20と、各種の処理を行う演算装置であるCPU30とを含んで構成されたものである。
このうち、ハードディスク装置20には、記憶される情報の属性毎に複数の記憶領域が設定されている。
これらの記憶領域としては、ユニット式建物を構築するための部品に関する部品データが蓄積された部品情報蓄積手段21と、設計されたユニット式建物の部品、部材および工賃の価格等に関する価格データが蓄積された積算情報蓄積手段22とが設けられている。
【0021】
CPU30は、各種のソフトウェアがインストールされ、これらのソフトウェアを並列処理するマルチタスク機能を有するものである。
CPU30には、ソフトウェアにより、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21に蓄積された部品データを用いてユニット式建物の1階平面図を設計する1階平面図設計手段31と、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21に蓄積された部品データを用いてユニット式建物の2階平面図を設計する2階平面図設計手段32と、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21に蓄積された部品データを用いてユニット式建物の基礎伏図を設計する基礎伏図設計手段33と、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21に蓄積された部品データを用いてユニット式建物の屋根伏図を設計する屋根伏図設計手段34と、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21に蓄積された部品データを用いてユニット式建物の立面図を設計する立面図設計手段35と、ハードディスク装置20の積算情報蓄積手段22に蓄積された価格データを用いて、設計したユニット式建物を積算する積算手段36とが設けられている。
【0022】
なお、CPU30には、以上の手段31〜36の他に、部品情報蓄積手段21および積算情報蓄積手段22に蓄積されたデータの入出力を管理するとともに、ユニット式建物の部品のうち、平面の構造および形状に関連する部品データを1階平面図設計手段31および2階平面図設計手段32へ出力する際に、当該部品と関連する部品データを基礎伏図設計手段33、屋根伏図設計手段34、立面図設計手段35、積算手段36に出力する情報管理手段37が設けられている。
【0023】
図2には、屋根伏図設計手段34のブロック図が示されている。
屋根伏図設計手段34には、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21とのデータの入出力を制御するデータ入出力制御手段41と、ユニット式建物の屋根を形成する屋根ユニットおよび部品の設置位置の基準となるグリッドモジュール心線を生成するグリッドモジュール生成手段42と、1階平面図設計手段31および2階平面図設計手段32で設計された各階平面図のうち最上階(2階)の平面図を屋根伏図上に複製する平面図複製手段43と、この平面図複製手段43で複製された平面図上に屋根を設計する屋根設計手段44と、屋根の各部分の面積を計算する面積計算手段45と、屋根設計手段44で設計された設計データから屋根伏図を生成する屋根伏図生成手段46とが設けられている。
【0024】
グリッドモジュール生成手段42は、ユニット式建物を構成する建物ユニットおよび部品の大きさを基準として、ユニット式建物の平面図上に互いに直交して格子状に設定される複数のグリッドモジュール心線を生成するものとなっている。
【0025】
平面図複製手段43は、オペレータが各階平面図を設計した後に屋根伏図を設計する際に、既に設計された各階平面図のうち最上階の各建物ユニットの形状や配置、および間仕切壁の壁厚や配置等を屋根伏図上に複製するものである。
【0026】
屋根設計手段44には、屋根ユニットを構成する長方形を選択し、この選択された複数の長方形を組み合わせて建物ユニットの平面形状として設定する平面形状設定手段51と、建物ユニットの立面形状を設定する立面形状設定手段52と、平面形状設定手段51で設定された平面形状および立面形状設定手段52で設定された立面形状を有する建物ユニットを屋根ユニットとして設定する屋根ユニット設定手段53と、屋根ユニットの屋内空間および屋外空間を設定する屋内・屋外空間設定手段54と、屋内・屋外空間設定手段54で設定された屋外空間において歩行部分および非歩行部分を設定する歩行・非歩行部分設定手段55と、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21に蓄積された部品データを用いてユニット式建物の部品を設計する部品設計手段56とが設けられている。
【0027】
平面形状設定手段51は、オペレータがマウス操作で選択した第1点と第2点の二点から、複数の長方形のうち、前記二点を対角線上の頂点とする一つの長方形を選択して1つの平面形状として設定するものである。
オペレータが選択できる第1点は、グリッドモジュール生成手段42が生成した格子状のグリッドモジュール心線の複数の交点のうちの1点となっている。
また、オペレータが選択できる第2点は、グリッドモジュール心線が生成したグリッドモジュール心線の複数の交点のうち、第1点と別の点となっている。
【0028】
立面形状設定手段52は、予め設定された複数の形状のうちの1つの形状が選択されると、この選択された形状を建物ユニットの立面形状として設定するものである。
屋根ユニット設定手段53は、平面形状設定手段51によって平面形状が設定され、かつ、立面形状設定手段52によって立面形状が設定されると、設定された平面形状および立面形状を有する建物ユニットを屋根ユニットとして設定するものである。
【0029】
屋内・屋外空間設定手段54は、平面図複製手段43で複製された最上階の建物ユニット上に屋根ユニット設定手段53によって屋根ユニットが設定されると、最上階の建物ユニット上の空間のうち、屋根ユニット内部を屋内空間として設定し、この屋根ユニットを除く部分を屋外空間として設定するものである。
【0030】
歩行・非歩行部分設定手段55は、屋内・屋外空間設定手段54で設定された屋外空間のうち、平面形状設定手段51によって平面形状が設定されると、この設定された平面形状を歩行部分として設定し、屋外空間のうち歩行部分を除いた部分を非歩行部分として設定するものである。
【0031】
面積計算手段45には、屋外空間の面積を計算する屋外空間面積計算手段57と、歩行部分の面積を計算する歩行部分面積計算手段58とが設けられている。
【0032】
次に、ユニット式建物1の屋根伏図の設計作業における本実施形態の動作について説明する。
【0033】
平面図複製手段43を起動させると、CRT表示装置12の画面には、図3に示すように、屋根伏図上に最上階、ここでは2階の平面図が複製されて表示される。すなわち、屋根伏図上には、2階の各建物ユニット5Aの形状や配置が複製されて表示されるとともに、グリッドモジュール生成手段42が生成した互いに直交する複数のグリッドモジュール心線G1、境界線G2、外壁線G3が表示される。
ここで、2階の建物ユニット5A上の空間をS1とする。
【0034】
次に、平面形状設定手段51を起動させ、図4に示すように、グリッドモジュール心線G1が形成する複数の交点のうち、1点Mを十字カーソルK1で選択し、この点Mを第1点とする。
次に、グリッドモジュール心線G1が形成する複数の交点のうち、第1点Mとは異なる1点Nを十字カーソルK1で選択し、この点Nを第2点とする。
これらの操作により、第1点Mおよび第2点Nを対角線上の頂点とする長方形が一つ決定され、建物ユニットの平面形状として設定される。
【0035】
続いて、立面形状設定手段52を起動すると、CRT表示装置12の画面には、図5に示すように、複数の立面三角形状および台形状等の屋根ユニット(a)〜(f)を表した形状メニューが表示される。
これら形状メニューの中から所望の形状、ここでは、立面三角形状の建物ユニット(a)を選択する。
【0036】
屋根ユニット設定手段53を起動させると、平面形状設定手段51によって設定された平面形状および立面形状設定手段52によって設定された立面形状(a)を有する建物ユニットが屋根ユニット8Cとして設定される。
以上の作業を繰り返すことにより、図6に示すように、複数の長方形状の屋根ユニット8Cを組み合わせたユニット式建物1の置屋根部分8の設計が完了する。
【0037】
ユニット式建物1の置屋根部分8の設計が完了すると、屋内・屋外空間設定手段54によって、2階の建物ユニット5A上の空間S1のうち、屋根ユニット8C内部が屋内空間S2として設定され、この屋根ユニットを除く部分が屋外空間S3として設定される。
【0038】
次に、平面形状設定手段51を起動させ、図7に示すように、グリッドモジュール心線G1が形成する複数の交点のうち、1点Pを十字カーソルK1で選択し、この点Pを第3点とする。次に、グリッドモジュール心線G1が形成する複数の交点のうち、第3点Pとは異なる1点Qを十字カーソルK1で選択し、この点Qを第4点とする。これらの操作により、第3点Pおよび第4点Qを対角線上の頂点とする長方形が一つ決定され、平面形状として設定される。
この作業を繰り返すことによって、複数の長方形からなる平面形状を設定する。
【0039】
平面形状設定手段51によって平面形状の設定が完了した後、屋内・屋外空間設定手段54を起動させると、図8に示すように、これら設定された平面形状を歩行部分S4として設定し、屋外空間S3のうち歩行部分S4を除いた部分を非歩行部分S5として設定する。
【0040】
次に、屋外空間面積計算手段57を起動させると、屋外空間S3の面積を計算し、この値を1階床面積、2階床面積とともに表示し、同時に、これらの値の和を延床面積として表示する。
また、歩行部分面積計算手段58を起動させると、歩行部分S4の面積を計算し、屋上バルコニー面積として表示する。
【0041】
次に、ユニット式建物の屋根伏図における部品の設計作業について説明する。
グリッドモジュール心線G1を基準として、部品情報蓄積手段21から出力された部品データを用いて、ユニット式建物を構成する部品、例えば、階段62、外部扉61を屋根伏図上に配置する。
すなわち、図9に示すように、ユニット式建物1の屋根ユニット8Cのうち図9中の中央の屋根ユニット8Cの下端に外部扉61を、中央に階段62を配置する。これによって、置屋根部分8の内部に居室空間8Dを形成できる。
【0042】
ここで、外部扉61を配置する手順について具体的に説明すると、部品情報蓄積手段21から外部扉61の部品データを平面図上に読み出して表示した後(図9中点線で示す)、外部扉61の平面形状を構成する線上の1点、例えば点Xを始点とし、この始点Xを十字カーソルK1で押さえながら平面図上を移動させて、始点Xをグリッドモジュール心線G1上の複数の交点のうちの一つの点Yに重ね合わせることによって、この点Yを始点Xとして外部扉61が建物ユニットT5上に配置される。階段62の配置についても、同様の手順で行う。
以上の作業により、ユニット式建物1の屋根伏図が完成する。
【0043】
したがって、本実施形態によれば以下の効果がある。
(1)ユニット式建物1の屋根伏図上に設けられた複数のグリッドモジュール心線G1の交点のうちの互いに異なる2点M,Nを頂点とする長方形を選択して平面形状を設定し、予め設定された複数の形状(a)〜(e)のうちの1つ(a)を選択して立面形状を設定するだけで、設定された平面形状および立面形状を有する建物ユニットを屋根ユニット8Cとして設定する。したがって、置屋根部分8の小屋裏に居室空間8Dを設ける場合でも、従来のように居室空間の柱、梁等の各部品毎に入力する必要がなく、マウス操作等の労力や時間を軽減でき、容易に設計作業を行うことができる。
【0044】
(2)平面図複製手段43で複製された2階の建物ユニット5A上に屋根ユニット8Cを設定し、この屋根ユニット8Cで置屋根部分8を形成するだけで、2階の建物ユニット上の空間S1のうち、置屋根部分8内部を屋内空間S2として設定し、この置屋根部分8を除く部分を屋外空間S3として設定する。したがって、2階の各建物ユニット5A上に屋内・屋外空間のうちのどちらが設けられるかによって、各階の建物ユニット5Aに必要な構造耐力が変わるため、各階の建物ユニット5Aの柱71や梁72,73を必要最小限の部材断面とすることができるから、ユニット式建物1の製造コストを低減できる。
【0045】
(3)屋内空間S2の面積を自動的に計算できるので、屋内空間S2の面積を各階平面図の床面積に算入して、ユニット式建物1の延床面積を容易に算出できる。
【0046】
(4)屋内・屋外空間設定手段54で設定された屋外空間S3において、平面形状設定手段51によって平面形状が設定するだけで、この設定された平面形状を歩行部分S4として設定し、屋外空間S3のうち前記歩行部分S4を除いた部分を非歩行部分S5として設定する。したがって、2階の建物ユニット5Aの上に歩行・非歩行部分のうちのどちらが設けられるかによって、各階の建物ユニット5Aに必要な構造耐力が変わるため、各階の建物ユニット5Aの柱71や梁72,73を必要最小限の部材断面とすることができるから、ユニット式建物1の製造コストをさらに低減できる。
【0047】
(5)歩行部分S4の面積を自動的に計算できるので、歩行部分S4をバルコニーとして利用する際にバルコニー面積を容易に算出できる。
【0048】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、部品情報蓄積手段21および積算情報蓄積手段22を比較的大型の第1のコンピュータ内に構成し、1階平面図設計手段31、2階平面図設計手段32、基礎伏図設計手段33、屋根伏図設計手段34、立面図設計手段35および積算手段36を別の比較的小型の第2のコンピュータ内に構成するとともに、第2のコンピュータを複数設け、これら複数の第2のコンピュータを第1のコンピュータと通信手段で相互に接続してもよい。
このようにすれば、部品情報、積算情報が収納されたファイルを著しく大きくできるうえ、このファイルの管理およびメンテナンスを一括して行うことができる。
【0049】
また、ハードディスク装置20に記録される前記部品情報蓄積手段21および積算情報蓄積手段22等の各種データは、FD、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してCADシステム10を実現するコンピュータに提供したり、パソコン通信、インターネット等のネットワークを介して各コンピュータに提供してもよい。
また、1階平面図設計手段31、2階平面図設計手段32、基礎伏図設計手段33、屋根伏図設計手段34、立面図設計手段35および積算手段36等は、コンピュータ本体11で実現されるプログラムであるため、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して各コンピュータに提供したり、パソコン通信、インターネット等のネットワークを介して各コンピュータに提供して機能させてもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明のユニット式建物用CADシステムによれば、次のような効果が得られる。
請求項1に記載のユニット式建物用CADシステムによれば、ユニット式建物の屋根伏図上に設けられた複数のグリッドモジュール心線の交点のうちの互いに異なる2点を頂点とする長方形を選択して平面形状を設定し、予め設定された複数の形状のうちの1つを選択して立面形状を設定するだけで、設定された平面形状および立面形状を有する建物ユニットを屋根ユニットとして設定する。したがって、屋根の小屋裏に居室空間を設ける場合でも、従来のように居室空間の柱、梁等の各部品毎に入力する必要がなく、マウス操作等の労力や時間を軽減でき、容易に設計作業を行うことができる。
しかも、平面図複製手段で複製された最上階の建物ユニット上に屋根ユニットを設定するだけで、最上階の建物ユニット上の空間のうち、屋根ユニット内部を屋内空間として設定し、この屋根ユニットを除く部分を屋外空間として設定する。したがって、最上階の各建物ユニット上に屋内・屋外空間のうちのどちらが設けられるかによって、各階の建物ユニットに必要な構造耐力が変わるため、各階の建物ユニットの柱や梁を必要最小限の部材断面とすることができるから、ユニット式建物の製造コストを低減できる。
その上、屋内・屋外空間設定手段で設定された屋外空間において、平面形状設定手段によって平面形状を設定するだけで、この設定された平面形状を歩行部分として設定し、前記屋外空間のうち前記歩行部分を除いた部分を非歩行部分として設定する。したがって、最上階の建物ユニットの上に歩行・非歩行部分のうちのどちらが設けられるかによって、各階の建物ユニットに必要な構造耐力が変わるため、各階の建物ユニットの柱や梁を必要最小限の部材断面とすることができるから、ユニット式建物の製造コストをさらに低減できる。
【0052】
請求項2に記載のユニット式建物用CADシステムによれば、屋内空間の面積を自動的に計算できるので、屋内空間の面積を各階平面図の床面積に算入して、ユニット式建物の延床面積を容易に算出できる。
【0054】
請求項3に記載のユニット式建物用CADシステムによれば、歩行部分の面積を自動的に計算できるので、歩行部分をバルコニーとして利用する際にバルコニー面積を容易に算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCADシステムを示すブロック図である。
【図2】前記実施形態に係る屋根伏図設計手段のブロック図である。
【図3】前記実施形態に係る屋根伏図において最上階の平面図を複製した状態を示す図である。
【図4】前記実施形態に係る屋根ユニットの平面形状を設定する手順を説明するための図である。
【図5】前記実施形態に係る屋根ユニットの立面形状を設定する手順を説明するための図である。
【図6】前記実施形態に係るユニット式建物を示す図である。
【図7】前記実施形態に係るユニット式建物の歩行部分を設定する手順を説明するための図である。
【図8】前記実施形態に係るユニット式建物の歩行・非歩行部分を示す図である。
【図9】前記実施形態に係るユニット式建物の部品を屋根伏図上に配置する手順を説明するための図である。
【図10】前記実施形態に係るユニット式建物の全体斜視図である。
【図11】前記実施形態に係るユニット式建物を構成する建物ユニットの骨組みの斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物
5A 建物ユニット
8 置屋根部分
8C 屋根ユニット
10 CADシステム
32 2階平面図設計手段
34 屋根伏図設計手段
42 グリッドモジュール生成手段
43 平面図複製手段
51 平面形状設定手段
52 立面形状設定手段
53 屋根ユニット設定手段
54 屋内・屋外空間設定手段
55 歩行・非歩行部分設定手段
57 屋外空間面積計算手段
58 歩行部分面積計算手段
G1 グリッドモジュール心線
M,N,P,Q 点
S1 最上階の建物ユニット上の空間
S2 屋内空間
S3 屋外空間
S4 歩行部分
S5 非歩行部分

Claims (3)

  1. 建物ユニットを複数組み合わせて形成されるとともに陸屋根と置屋根とを有する屋根を備えたユニット式建物の設計作業を支援するユニット式建物用CADシステムであって、
    前記ユニット式建物の屋根伏図を設計するための屋根伏図設計手段と、前記ユニット式建物の平面図を設計するための平面図設計手段とを備え、
    前記屋根伏図設計手段は、
    前記ユニット式建物を構成する建物ユニットおよび部品の大きさを基準として、前記ユニット式建物の屋根伏図上に互いに直交して格子状に設定される複数のグリッドモジュール心線を生成するグリッドモジュール生成手段と、
    前記グリッドモジュール心線の複数の交点のうち、第1点と、この第1点と別の点である第2点とが選択されると、前記格子で構成される複数の長方形のうち、前記2点を対角線上の頂点とする一つの長方形を選択して平面形状として設定する平面形状設定手段と、
    予め設定された複数の形状のうちの1つが選択されると、この選択された形状を建物ユニットの立面形状として設定する立面形状設定手段と、
    前記平面形状設定手段によって平面形状が設定され、かつ、前記立面形状設定手段によって立面形状が設定されると、前記設定された平面形状および立面形状を有する建物ユニットを、ユニット式建物の屋根を構成する屋根ユニットとして設定する屋根ユニット設定手段と、
    前記平面図設計手段で設計された各階平面図のうち最上階の平面図を屋根伏図上に複製する平面図複製手段と、
    前記平面図複製手段で複製された最上階の建物ユニット上に前記屋根ユニット設定手段によって屋根ユニットが設定されると、前記最上階の建物ユニット上の空間のうち、屋根ユニット内部を屋内空間として設定し、この屋根ユニットを除く部分を屋外空間として設定する屋内・屋外空間設定手段と、
    前記屋内・屋外空間設定手段で設定された屋外空間において、前記平面形状設定手段によって平面形状が設定されると、この設定された平面形状を歩行部分として設定し、前記屋外空間のうち前記歩行部分を除いた部分を非歩行部分として設定する歩行・非歩行部分設定手段と、
    を備えていることを特徴とするユニット式建物用CADシステム。
  2. 請求項1に記載のユニット式建物用CADシステムにおいて、
    前記屋根伏図設計手段は、前記屋内空間の面積を計算する屋内空間面積計算手段を備えていることを特徴とするユニット式建物用CADシステム。
  3. 請求項1に記載のユニット式建物用CADシステムにおいて、
    前記屋根伏図設計手段は、前記歩行部分の面積を計算する歩行部分面積計算手段を備えていることを特徴とするユニット式建物用CADシステム。
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