JP2017010413A - 建物用cadシステムおよび建物用cadプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】建物の形状や大きさの自由度を高め、建物の構成要素(平面モジュール等)を形成するための各部材の選択の自由度を高め、各部材の大きさと配置される位置を求める。【解決手段】製品部材テーブル310は、構造部材を取得するための各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納する。平面モジュール形成部104は、平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報を求め、更にその平面モジュールの内部に孔が存在する場合にその孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報を求める。構造設計部108は、平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報、孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報、および各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、平面モジュールで使用される各製品部材の本数、各製品部材より取得される構造部材の本数および各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める。【選択図】図1
Description
本発明は、壁、床、屋根、ウッドデッキ等の建物の構成要素を設計する建物用CADシステムおよび建物用CADプログラムに関する。
特許文献1には、ユニット式建物を設計するための建物用CADシステムが記載されている。この建物用CADシステムを用いるとき、設計者は、まず「標準ユニット」や「階高ユニット」等の標準指定ユニットを仮指定して暫定的に所定の部位に配置する。その後、設計者は、この仮指定された標準指定ユニットを必要に応じて他の属性のユニットに変更する。変更の必要がない場合には、当該部位にそのまま標準指定ユニットが配置される。
特許文献1に記載の建物用CADシステムでは、標準指定ユニットも他の属性のユニットも所定の寸法のものが予め部品記憶手段に記憶されている。この建物用CADシステムを用いるとき、設計者は記憶されているものの中から希望のユニットを指定する。この建物用CADシステムでは、ユニットの形状や大きさ、ユニットを形成する部材等を自由に選択することはできない。
本発明の目的は、建物の形状や大きさの自由度を高め、建物の構成要素を形成するための各部材の選択の自由度を高め、更に各部材の大きさと配置される位置を求める建物用CADシステムおよび建物用CADプログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の建物用CADシステムは、
建物の構成要素である平らな平面モジュールを形成するための構造部材取得用の各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納する製品部材テーブルと、
平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報を求め、更に当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合に当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報を求める平面モジュール形成部と、
前記平面モジュール形成部によって求められた平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報、当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合には当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報、および前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、建物に含まれる全ての平面モジュールで使用される各製品部材の本数、当該各製品部材を切断することによって当該各製品部材より取得される構造部材の本数および当該各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める構造設計部と、
を備えることを特徴とする。
建物の構成要素である平らな平面モジュールを形成するための構造部材取得用の各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納する製品部材テーブルと、
平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報を求め、更に当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合に当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報を求める平面モジュール形成部と、
前記平面モジュール形成部によって求められた平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報、当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合には当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報、および前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、建物に含まれる全ての平面モジュールで使用される各製品部材の本数、当該各製品部材を切断することによって当該各製品部材より取得される構造部材の本数および当該各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める構造設計部と、
を備えることを特徴とする。
好ましくは、本発明の建物用CADシステムは、
建物の内部に配置されるユニット内モジュールの構造を特定するユニット内モジュール構造特定情報、および当該ユニット内モジュールの大きさと配置される位置を示す情報を含むユニット内モジュール配置情報が格納されるユニット内モジュール配置テーブルを備え、
前記製品部材テーブルが、ユニット内モジュールを形成するための構造部材取得用の各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納し、
前記構造設計部が、前記ユニット内モジュール配置テーブルに格納されているユニット内モジュール配置情報に含まれるユニット内モジュール構造特定情報で特定されるユニット内モジュールの構造、当該ユニット内モジュールの大きさと配置される位置を示す情報、および前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、建物に含まれる全てのユニット内モジュールで使用される各製品部材の本数、当該各製品部材を切断することによって当該各製品部材より取得される構造部材の本数および当該各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める、
ことを特徴とする。
建物の内部に配置されるユニット内モジュールの構造を特定するユニット内モジュール構造特定情報、および当該ユニット内モジュールの大きさと配置される位置を示す情報を含むユニット内モジュール配置情報が格納されるユニット内モジュール配置テーブルを備え、
前記製品部材テーブルが、ユニット内モジュールを形成するための構造部材取得用の各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納し、
前記構造設計部が、前記ユニット内モジュール配置テーブルに格納されているユニット内モジュール配置情報に含まれるユニット内モジュール構造特定情報で特定されるユニット内モジュールの構造、当該ユニット内モジュールの大きさと配置される位置を示す情報、および前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、建物に含まれる全てのユニット内モジュールで使用される各製品部材の本数、当該各製品部材を切断することによって当該各製品部材より取得される構造部材の本数および当該各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める、
ことを特徴とする。
好ましくは、本発明の建物用CADシステムは、
建物で使用される各製品部材について、当該各製品部材の本数および当該各製品部材より取得される構造部材の本数と大きさを含む製品部材切断情報を格納する製品部材切断テーブルと、
前記製品部材切断情報テーブルに格納される各製品部材切断情報に基づいて各製品部材より取得される各構造部材の大きさと配置される位置とを示す情報を含む構造部材配置情報を格納する構造部材配置テーブルと、
を備え、
前記構造設計部が、製品部材切断情報と構造部材配置情報を作成し、それぞれ前記製品部材切断テーブルと前記構造部材配置テーブルに格納する、
ことを特徴とする。
建物で使用される各製品部材について、当該各製品部材の本数および当該各製品部材より取得される構造部材の本数と大きさを含む製品部材切断情報を格納する製品部材切断テーブルと、
前記製品部材切断情報テーブルに格納される各製品部材切断情報に基づいて各製品部材より取得される各構造部材の大きさと配置される位置とを示す情報を含む構造部材配置情報を格納する構造部材配置テーブルと、
を備え、
前記構造設計部が、製品部材切断情報と構造部材配置情報を作成し、それぞれ前記製品部材切断テーブルと前記構造部材配置テーブルに格納する、
ことを特徴とする。
好ましくは、本発明の建物用CADシステムは、
前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報が各製品部材の価格を含み、
前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の価格と前記製品部材切断テーブルに格納されている各製品部材切断情報に含まれる各製品部材の本数とに基づいて製品部材毎の金額を求め、建物で使用される全ての製品部材について当該金額を含む見積りが記載された見積書を作成する見積部、
を備えることを特徴とする。
前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報が各製品部材の価格を含み、
前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の価格と前記製品部材切断テーブルに格納されている各製品部材切断情報に含まれる各製品部材の本数とに基づいて製品部材毎の金額を求め、建物で使用される全ての製品部材について当該金額を含む見積りが記載された見積書を作成する見積部、
を備えることを特徴とする。
好ましくは、本発明の建物用CADシステムは、
前記平面モジュールに含まれる壁に、窓および扉を含む開口を配置する開口配置部と、
窓および扉を含む各基本開口を識別する基本開口識別情報と窓および扉について建具メーカーの定めた所定の規格寸法と価格とを含む基本開口情報が格納される基本開口テーブルと、
前記基本開口識別情報によって識別される各基本開口を拡大または縮小することにより若しくはそのままで形成される開口であって前記開口配置部によって壁に配置された当該開口毎に基本開口識別情報および当該開口の大きさを示す情報を含む開口配置情報が格納される開口配置テーブルと、
を備え、
前記見積部が、前記開口配置テーブルに格納されている各開口配置情報に含まれる基本開口識別情報によって識別される開口が窓または扉である場合に、当該開口の大きさが規格寸法であるとき、前記基本開口テーブルに格納されている基本開口情報に含まれる価格を含む見積りが記載された見積書を作成し、当該開口の大きさが規格寸法と異なるとき、当該開口の寸法を含む建具表を出力する、
ことを特徴とする。
前記平面モジュールに含まれる壁に、窓および扉を含む開口を配置する開口配置部と、
窓および扉を含む各基本開口を識別する基本開口識別情報と窓および扉について建具メーカーの定めた所定の規格寸法と価格とを含む基本開口情報が格納される基本開口テーブルと、
前記基本開口識別情報によって識別される各基本開口を拡大または縮小することにより若しくはそのままで形成される開口であって前記開口配置部によって壁に配置された当該開口毎に基本開口識別情報および当該開口の大きさを示す情報を含む開口配置情報が格納される開口配置テーブルと、
を備え、
前記見積部が、前記開口配置テーブルに格納されている各開口配置情報に含まれる基本開口識別情報によって識別される開口が窓または扉である場合に、当該開口の大きさが規格寸法であるとき、前記基本開口テーブルに格納されている基本開口情報に含まれる価格を含む見積りが記載された見積書を作成し、当該開口の大きさが規格寸法と異なるとき、当該開口の寸法を含む建具表を出力する、
ことを特徴とする。
好ましくは、本発明の建物用CADシステムは、
建物の内部に備品を配置する備品配置部と、
備品を識別する備品識別情報と備品の価格とを含む備品情報が格納される備品テーブルと、
前記備品配置部によって配置された備品毎に備品識別情報を含む備品配置情報が格納される備品配置テーブルと、
を備え、
前記見積部が、前記備品配置テーブルに格納されている各備品配置情報に含まれる備品識別情報によって識別される備品について、前記備品テーブルに格納されている備品情報に含まれる価格を含む見積りが記載された見積書を作成する、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の建物用CADシステム。
建物の内部に備品を配置する備品配置部と、
備品を識別する備品識別情報と備品の価格とを含む備品情報が格納される備品テーブルと、
前記備品配置部によって配置された備品毎に備品識別情報を含む備品配置情報が格納される備品配置テーブルと、
を備え、
前記見積部が、前記備品配置テーブルに格納されている各備品配置情報に含まれる備品識別情報によって識別される備品について、前記備品テーブルに格納されている備品情報に含まれる価格を含む見積りが記載された見積書を作成する、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の建物用CADシステム。
また、本発明の建物用CADプログラムは、
建物の構成要素である平らな平面モジュールを形成するための構造部材取得用の各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納する製品部材テーブルを備えるコンピュータを、
平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報を求め、更に当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合に当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報を求める平面モジュール形成手段、
前記平面モジュール形成手段によって求められた平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報、当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合には当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報、および前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、建物に含まれる全ての平面モジュールで使用される各製品部材の本数、当該各製品部材を切断することによって当該各製品部材より取得される構造部材の本数および当該各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める構造設計手段、
として機能させる。
建物の構成要素である平らな平面モジュールを形成するための構造部材取得用の各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納する製品部材テーブルを備えるコンピュータを、
平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報を求め、更に当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合に当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報を求める平面モジュール形成手段、
前記平面モジュール形成手段によって求められた平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報、当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合には当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報、および前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、建物に含まれる全ての平面モジュールで使用される各製品部材の本数、当該各製品部材を切断することによって当該各製品部材より取得される構造部材の本数および当該各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める構造設計手段、
として機能させる。
本発明によれば、建物の形状や大きさの自由度を高め、建物の構成要素を形成するための各部材の選択の自由度を高め、更に各部材の大きさと配置される位置を求めることができる。
以下、本発明の実施形態に係る建物用CADシステムについて、ログハウスの設計を例として、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態で取り扱うログハウスは、ログ材として機械加工で均一な大きさにカットした丸太または長方形の角材を使用するものである。また、そのログハウスは、1階と2階と屋根とで構成される。
なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る建物用CADシステム100の構成の一例を示す。
建物用CADシステム100は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)等で構成される主メモリと、ハードディスク等で構成される記憶装置200と、キーボード、マウスやタッチパネルのようなポインティングデバイス等で構成される入力装置400と、ディスプレイやプリンタ等で構成される出力装置410とを有する。
建物用CADシステム100の記憶装置200は、建物用CADプログラム201と、基本ユニットテーブル210と、基本開口テーブル220と、基本ユニット内モジュールテーブル230と、備品テーブル240と、ユニット配置テーブル250と、開口配置テーブル260と、ユニット内モジュール配置テーブル270と、備品配置テーブル280と、設計基準テーブル290と、屋根配置テーブル300と、製品部材テーブル310と、製品部材切断テーブル320と、構造部材配置テーブル330とを記憶している。
建物用CADシステム100のCPUが記憶装置200から主メモリに建物用CADプログラム201を読み出して実行することにより、ユニット配置部101と、開口配置部102と、屋根設計部103と、平面モジュール形成部104と、ユニット内モジュール配置部105と、備品配置部106と、配置変更部107と、構造設計部108と、見積部109との各部の機能が実現される。
ここで、入力装置400は建物用CADシステム100の利用者の操作を受け付ける。出力装置410はその操作に従って作成される設計途中のログハウスを操作画面上に表示する。
また、建物用CADシステム100は、ネットワークに接続されており、ネットワークに接続された他のコンピュータと通信可能な構成であってもよい。この構成では、建物用CADシステム100は、他のコンピュータで入力される操作を受け付け、その操作の結果をそのコンピュータに送信することができる。利用者の操作に従って作成される設計途中のログハウスはそのコンピュータのディスプレイ等において操作画面上に表示される。なお、この構成では、建物用CADシステム100は、入力装置400と出力装置410を有していなくてもよい。
建物用CADシステム100は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)等で構成される主メモリと、ハードディスク等で構成される記憶装置200と、キーボード、マウスやタッチパネルのようなポインティングデバイス等で構成される入力装置400と、ディスプレイやプリンタ等で構成される出力装置410とを有する。
建物用CADシステム100の記憶装置200は、建物用CADプログラム201と、基本ユニットテーブル210と、基本開口テーブル220と、基本ユニット内モジュールテーブル230と、備品テーブル240と、ユニット配置テーブル250と、開口配置テーブル260と、ユニット内モジュール配置テーブル270と、備品配置テーブル280と、設計基準テーブル290と、屋根配置テーブル300と、製品部材テーブル310と、製品部材切断テーブル320と、構造部材配置テーブル330とを記憶している。
建物用CADシステム100のCPUが記憶装置200から主メモリに建物用CADプログラム201を読み出して実行することにより、ユニット配置部101と、開口配置部102と、屋根設計部103と、平面モジュール形成部104と、ユニット内モジュール配置部105と、備品配置部106と、配置変更部107と、構造設計部108と、見積部109との各部の機能が実現される。
ここで、入力装置400は建物用CADシステム100の利用者の操作を受け付ける。出力装置410はその操作に従って作成される設計途中のログハウスを操作画面上に表示する。
また、建物用CADシステム100は、ネットワークに接続されており、ネットワークに接続された他のコンピュータと通信可能な構成であってもよい。この構成では、建物用CADシステム100は、他のコンピュータで入力される操作を受け付け、その操作の結果をそのコンピュータに送信することができる。利用者の操作に従って作成される設計途中のログハウスはそのコンピュータのディスプレイ等において操作画面上に表示される。なお、この構成では、建物用CADシステム100は、入力装置400と出力装置410を有していなくてもよい。
図2は、基本ユニットテーブル210の構成の一例を示す。
ユニットは、直方体状の領域である。ユニットは、例えば側面に壁、底面に床を備える。ユニット単独でまたはユニットを組み合わせて部屋、吹き抜け、ベランダ等を構成することができる。
基本ユニットは、ユニットの一種であり、予め定められた大きさを有する。基本ユニットテーブル210には、基本ユニット種別を含む基本ユニット情報が格納される。図2に示すように、基本ユニット情報は、4種類の基本ユニット種別を含む。各基本ユニットの底面の寸法、例えば内寸(縦×横)は予め定められている。各基本ユニットの高さは、ログハウスの1階または2階の高さである。
基本ユニットの底面を拡大または縮小することにより若しくはそのままで、所定の設計基準を満たす範囲内で任意の床面積のユニットを形成することができる。
ユニットは、直方体状の領域である。ユニットは、例えば側面に壁、底面に床を備える。ユニット単独でまたはユニットを組み合わせて部屋、吹き抜け、ベランダ等を構成することができる。
基本ユニットは、ユニットの一種であり、予め定められた大きさを有する。基本ユニットテーブル210には、基本ユニット種別を含む基本ユニット情報が格納される。図2に示すように、基本ユニット情報は、4種類の基本ユニット種別を含む。各基本ユニットの底面の寸法、例えば内寸(縦×横)は予め定められている。各基本ユニットの高さは、ログハウスの1階または2階の高さである。
基本ユニットの底面を拡大または縮小することにより若しくはそのままで、所定の設計基準を満たす範囲内で任意の床面積のユニットを形成することができる。
4種類の基本ユニット種別は、壁有・床有ユニット、壁有・床無ユニット、壁無・床有ユニット、および壁無・床無ユニットである。
壁有・床有ユニットは、4つの側面全てに壁を備え、かつ底面に床を備える。壁有・床有ユニットは、例えば、単独で部屋を構成する。
壁有・床無ユニットは、4つの側面全てに壁を備えるが、底面に床は無い。
壁無・床有ユニットは、4つの側面全てに壁は無く、底面に床を備える。
壁無・床無しユニットは、4つの側面に壁は無く、かつ底面に床は無い。
後で詳細に説明するが、2つの壁有ユニット(壁有・床有ユニットまたは壁有・床無ユニットをいう。以下、同じ。)が隣り合わせに配置されるとき、これら両ユニットの境の壁は共通化され、両ユニットの境界に1つの壁が配置される。また、同一の平面上に配置された壁は1つの壁にまとめられる。
壁無ユニット(壁無・床有ユニットまたは壁無・床無しユニットをいう。以下、同じ)と壁有ユニットとが隣り合わせに配置されるとき、これら両ユニットのユニットの境では壁有ユニットの壁が優先され、両ユニットの境界に1つの壁が配置される。壁無ユニットの壁の無い側面には、所定の設計基準を満たすように所定の間隔で柱が配置される。
例えば、1階に壁有・床有ユニットを配置し、その上に壁有・床無ユニットを配置することにより、吹き抜けを構成することができる。また、1階に壁無・床無しユニットを配置し、その上に壁無・床有ユニットを配置することにより、バルコニーを構成することができる。
壁有・床有ユニットは、4つの側面全てに壁を備え、かつ底面に床を備える。壁有・床有ユニットは、例えば、単独で部屋を構成する。
壁有・床無ユニットは、4つの側面全てに壁を備えるが、底面に床は無い。
壁無・床有ユニットは、4つの側面全てに壁は無く、底面に床を備える。
壁無・床無しユニットは、4つの側面に壁は無く、かつ底面に床は無い。
後で詳細に説明するが、2つの壁有ユニット(壁有・床有ユニットまたは壁有・床無ユニットをいう。以下、同じ。)が隣り合わせに配置されるとき、これら両ユニットの境の壁は共通化され、両ユニットの境界に1つの壁が配置される。また、同一の平面上に配置された壁は1つの壁にまとめられる。
壁無ユニット(壁無・床有ユニットまたは壁無・床無しユニットをいう。以下、同じ)と壁有ユニットとが隣り合わせに配置されるとき、これら両ユニットのユニットの境では壁有ユニットの壁が優先され、両ユニットの境界に1つの壁が配置される。壁無ユニットの壁の無い側面には、所定の設計基準を満たすように所定の間隔で柱が配置される。
例えば、1階に壁有・床有ユニットを配置し、その上に壁有・床無ユニットを配置することにより、吹き抜けを構成することができる。また、1階に壁無・床無しユニットを配置し、その上に壁無・床有ユニットを配置することにより、バルコニーを構成することができる。
図3は、基本開口テーブル220の構成の一例を示す。
開口には、窓、扉、および解放の3種類がある。開口は、部屋等の壁に設置される。
基本開口は、開口の一種である。基本開口は、窓と扉については建具メーカーの定めた規格寸法(高さ×幅)のものであり、解放については予め定められた基本寸法(高さ×幅)のものである。基本開口テーブル220には、基本開口の構成を示す基本開口情報が格納される。図3に示すように、基本開口情報は、窓と扉については基本開口種別と、基本開口識別情報と、メーカー名と、縮小画像と、規格寸法(高さ×幅)と、価格とを含み、解放については基本開口種別と、基本開口識別情報と、基本寸法(高さ×幅)とを含む。
基本開口種別は、窓と扉と解放を含む。基本開口識別情報は、基本開口を一意に識別する識別情報である。縮小画像は、基本開口の縮小画像であり、ログハウスの一部または全体を2次元表示または3次元表示するときに使用される。価格は、窓と扉が規格寸法である場合の価格である。
基本開口を拡大または縮小することにより若しくはそのままで、所定の設計基準を満たす範囲内で任意の大きさの開口を壁に配置することができる。なお、窓と扉は、基本開口を拡大または縮小して壁に設置した場合、特寸(高さ×幅)のものとなり、個別にメーカーに発注する必要があるため、価格が高くなる。
開口には、窓、扉、および解放の3種類がある。開口は、部屋等の壁に設置される。
基本開口は、開口の一種である。基本開口は、窓と扉については建具メーカーの定めた規格寸法(高さ×幅)のものであり、解放については予め定められた基本寸法(高さ×幅)のものである。基本開口テーブル220には、基本開口の構成を示す基本開口情報が格納される。図3に示すように、基本開口情報は、窓と扉については基本開口種別と、基本開口識別情報と、メーカー名と、縮小画像と、規格寸法(高さ×幅)と、価格とを含み、解放については基本開口種別と、基本開口識別情報と、基本寸法(高さ×幅)とを含む。
基本開口種別は、窓と扉と解放を含む。基本開口識別情報は、基本開口を一意に識別する識別情報である。縮小画像は、基本開口の縮小画像であり、ログハウスの一部または全体を2次元表示または3次元表示するときに使用される。価格は、窓と扉が規格寸法である場合の価格である。
基本開口を拡大または縮小することにより若しくはそのままで、所定の設計基準を満たす範囲内で任意の大きさの開口を壁に配置することができる。なお、窓と扉は、基本開口を拡大または縮小して壁に設置した場合、特寸(高さ×幅)のものとなり、個別にメーカーに発注する必要があるため、価格が高くなる。
図4は、基本ユニット内モジュールテーブル230の構成の一例を示す。
本明細書および特許請求の範囲では、壁、床、ウッドデッキ、間仕切り、階段、ロフト、手すり等のように建築時にひとまとまりとして施工されるログハウス(建物)の構成要素をモジュールという。そして、壁や床のようにログハウスの構成要素であって平らな平面で構成されるモジュールを平面モジュールといい、間仕切り、階段、ロフト、手すり等のようにログハウスの内部に配置されるモジュールをユニット内モジュールという。
基本ユニット内モジュールは、ユニット内モジュールの1種であり、予め定められた大きさを有する。基本ユニット内モジュールテーブル230には、基本ユニット内モジュールの構造を示す基本ユニット内モジュール情報が格納される。図4に示すように、基本ユニット内モジュール情報は、基本ユニット内モジュール種別と、基本ユニット内モジュール識別情報と、構造と、縮小画像とを含む。
基本ユニット内モジュール種別は、間仕切りと階段とロフトと手すりとを含む。
基本ユニット内モジュール識別情報は基本ユニット内モジュールを一意に識別する識別情報である。
構造は、基本ユニット内モジュールの構造を示す。
縮小画像は、基本ユニット内モジュールの縮小画像であり、ログハウスの一部または全体を2次元表示または3次元表示するときに使用される。
基本ユニット内モジュールを拡大または縮小することにより若しくはそのままで、所定の設計基準を満たす範囲内で任意の大きさのユニット内モジュールを形成することができる。
本明細書および特許請求の範囲では、壁、床、ウッドデッキ、間仕切り、階段、ロフト、手すり等のように建築時にひとまとまりとして施工されるログハウス(建物)の構成要素をモジュールという。そして、壁や床のようにログハウスの構成要素であって平らな平面で構成されるモジュールを平面モジュールといい、間仕切り、階段、ロフト、手すり等のようにログハウスの内部に配置されるモジュールをユニット内モジュールという。
基本ユニット内モジュールは、ユニット内モジュールの1種であり、予め定められた大きさを有する。基本ユニット内モジュールテーブル230には、基本ユニット内モジュールの構造を示す基本ユニット内モジュール情報が格納される。図4に示すように、基本ユニット内モジュール情報は、基本ユニット内モジュール種別と、基本ユニット内モジュール識別情報と、構造と、縮小画像とを含む。
基本ユニット内モジュール種別は、間仕切りと階段とロフトと手すりとを含む。
基本ユニット内モジュール識別情報は基本ユニット内モジュールを一意に識別する識別情報である。
構造は、基本ユニット内モジュールの構造を示す。
縮小画像は、基本ユニット内モジュールの縮小画像であり、ログハウスの一部または全体を2次元表示または3次元表示するときに使用される。
基本ユニット内モジュールを拡大または縮小することにより若しくはそのままで、所定の設計基準を満たす範囲内で任意の大きさのユニット内モジュールを形成することができる。
図5は、備品テーブル240の構成の一例を示す。
本明細書および特許請求の範囲では、キッチンやユニットバス等のように製造メーカーにより製造されるものであって、寸法が決まっており、ログハウス(建物)の内部に配置されるものを備品という。
備品テーブル240には、備品の構成を示す備品情報が格納される。図5に示すように、備品情報は、備品種別と、備品識別情報と、メーカー名と、縮小画像と、寸法(縦×横×高さ)と、価格とを含む。
備品種別は、キッチンとユニットバスを含む。備品識別情報は、備品を一意に識別する識別情報である。縮小画像は、備品の縮小画像であり、ログハウスの一部または全体を2次元表示または3次元表示するときに使用される。価格は、備品の価格である。
本明細書および特許請求の範囲では、キッチンやユニットバス等のように製造メーカーにより製造されるものであって、寸法が決まっており、ログハウス(建物)の内部に配置されるものを備品という。
備品テーブル240には、備品の構成を示す備品情報が格納される。図5に示すように、備品情報は、備品種別と、備品識別情報と、メーカー名と、縮小画像と、寸法(縦×横×高さ)と、価格とを含む。
備品種別は、キッチンとユニットバスを含む。備品識別情報は、備品を一意に識別する識別情報である。縮小画像は、備品の縮小画像であり、ログハウスの一部または全体を2次元表示または3次元表示するときに使用される。価格は、備品の価格である。
図6と図7は、それぞれユニット配置テーブル250と開口配置テーブル260の構成の一例を示す。図8と図9は、それぞれログハウスの1階と2階の構造の一例を示す。図10は、切妻屋根のログハウスの左側面図の一例である。なお、図8〜図10に示すログハウスは、図6のユニット配置テーブル250と図7の開口配置テーブル260の情報に基づいて構成されるものである。
図6のユニット配置テーブル250には、各ユニットの配置を示すユニット配置情報が格納される。図6に示すように、ユニット配置情報は、ユニット識別情報と、基本ユニット種別と、内寸(縦×横)と、基準頂点の3次元座標とを含む。
ユニット識別情報は、各ユニットを一意に識別する識別情報である。
基本ユニット種別には、基本ユニットテーブル210の基本ユニット種別のいずれかが設定される。
内寸(縦×横)は、各ユニットの底面の内寸である。
各ユニットの基準頂点は、各ユニットの底面においてユニット内部に面する矩形の頂点の一つである。例えば、図8と図9に示す各ユニットの底面の左下隅における×印が基準頂点を示す。基準頂点の3次元座標は、1階の床の所定の位置を原点とし、各ユニットにおける基準頂点の(横位置,縦位置,高さ)を示す。例えば、図8の例では、原点=(0,0,0)はログハウスの1階の床における左下隅のログハウス外部に面した頂点である。
なお、内寸(縦×横)と基準頂点の3次元座標は各ユニットについて大きさおよび配置される位置を示す情報であるが、この情報を、各ユニットの底面の4つの頂点の3次元座標で示すこともできる。
図6のユニット配置テーブル250には、各ユニットの配置を示すユニット配置情報が格納される。図6に示すように、ユニット配置情報は、ユニット識別情報と、基本ユニット種別と、内寸(縦×横)と、基準頂点の3次元座標とを含む。
ユニット識別情報は、各ユニットを一意に識別する識別情報である。
基本ユニット種別には、基本ユニットテーブル210の基本ユニット種別のいずれかが設定される。
内寸(縦×横)は、各ユニットの底面の内寸である。
各ユニットの基準頂点は、各ユニットの底面においてユニット内部に面する矩形の頂点の一つである。例えば、図8と図9に示す各ユニットの底面の左下隅における×印が基準頂点を示す。基準頂点の3次元座標は、1階の床の所定の位置を原点とし、各ユニットにおける基準頂点の(横位置,縦位置,高さ)を示す。例えば、図8の例では、原点=(0,0,0)はログハウスの1階の床における左下隅のログハウス外部に面した頂点である。
なお、内寸(縦×横)と基準頂点の3次元座標は各ユニットについて大きさおよび配置される位置を示す情報であるが、この情報を、各ユニットの底面の4つの頂点の3次元座標で示すこともできる。
図8〜図10に示すログハウスの例では、ログ材の幅は200mmであり、1階と2階の高さはそれぞれ2400mmである。
例えば、図8のユニットU1は壁有・床有ユニットであって1階の部屋である。ユニットU1の基準頂点の3次元座標は(200,200,0)であり、その内寸は5800mm×2000mmである。
図9のユニットU5は壁無・床有ユニットであって2階に位置する。ユニットU5の基準頂点の3次元座標は(200,200,2400)であり、その内寸は1800mm×2000mmである。ユニットU5の上の側面と右の側面にはそれぞれユニットU6およびユニットU7と共通の壁が形成される。ユニットU5の壁の無い2つの側面には、所定の設計基準に従って柱が設置される。なお、ユニットU5の壁の無い2つの側面において破線で示す矩形の領域の幅もログ材の幅と同様に200mmである。
また、図8のユニットU2は壁有・床有ユニットであって1階に位置する。ユニットU2の基準頂点の3次元座標は(2400,200,0)であり、その内寸は5800mm×4800mmである。図9に示すように、ユニットU2の上の2階には、ユニットU7が配置される。ユニットU7は壁有・床無ユニットであって吹き抜けを構成する。ユニットU7の基準頂点の3次元座標は(2400,200,2400)であり、その内寸は5800mm×4800mmである。
例えば、図8のユニットU1は壁有・床有ユニットであって1階の部屋である。ユニットU1の基準頂点の3次元座標は(200,200,0)であり、その内寸は5800mm×2000mmである。
図9のユニットU5は壁無・床有ユニットであって2階に位置する。ユニットU5の基準頂点の3次元座標は(200,200,2400)であり、その内寸は1800mm×2000mmである。ユニットU5の上の側面と右の側面にはそれぞれユニットU6およびユニットU7と共通の壁が形成される。ユニットU5の壁の無い2つの側面には、所定の設計基準に従って柱が設置される。なお、ユニットU5の壁の無い2つの側面において破線で示す矩形の領域の幅もログ材の幅と同様に200mmである。
また、図8のユニットU2は壁有・床有ユニットであって1階に位置する。ユニットU2の基準頂点の3次元座標は(2400,200,0)であり、その内寸は5800mm×4800mmである。図9に示すように、ユニットU2の上の2階には、ユニットU7が配置される。ユニットU7は壁有・床無ユニットであって吹き抜けを構成する。ユニットU7の基準頂点の3次元座標は(2400,200,2400)であり、その内寸は5800mm×4800mmである。
図11は、開口の位置を表示する方法の一例を示す。
操作画面上で横に延びる壁(以下、横向きの壁という。)に配置されている開口を利用者がポインティングデバイスで選択する(たとえば、マウスでクリックする)と、その開口の横方向の配置が操作画面に表示される。その配置は、ログ材で構成される左の壁の内面から開口までの間隔(以下、左の間隔という。)と、開口の幅と、ログ材で構成される右の壁の内面から開口までの間隔(以下、右の間隔という。)とで示される。更に、高さ方向の配置を指定する必要がある場合には、開口の高さと、床から開口の底面までの高さとが示される。ただし、開口の高さと床から開口の底面までの高さとが予め定められている固定の値である場合には、これらの表示は省略される。
これらの各値は、利用者がポインティングデバイスで数字を選択すると、テキストボックスに変わり、テキストボックス内に数値を入力することができる。
なお、各ユニットの内寸(縦の長さ×横幅)も同様に、利用者がポインティングデバイスで数字を選択すると、テキストボックスに変わり、テキストボックス内に数値を入力することができる。
操作画面上で横に延びる壁(以下、横向きの壁という。)に配置されている開口を利用者がポインティングデバイスで選択する(たとえば、マウスでクリックする)と、その開口の横方向の配置が操作画面に表示される。その配置は、ログ材で構成される左の壁の内面から開口までの間隔(以下、左の間隔という。)と、開口の幅と、ログ材で構成される右の壁の内面から開口までの間隔(以下、右の間隔という。)とで示される。更に、高さ方向の配置を指定する必要がある場合には、開口の高さと、床から開口の底面までの高さとが示される。ただし、開口の高さと床から開口の底面までの高さとが予め定められている固定の値である場合には、これらの表示は省略される。
これらの各値は、利用者がポインティングデバイスで数字を選択すると、テキストボックスに変わり、テキストボックス内に数値を入力することができる。
なお、各ユニットの内寸(縦の長さ×横幅)も同様に、利用者がポインティングデバイスで数字を選択すると、テキストボックスに変わり、テキストボックス内に数値を入力することができる。
基本開口テーブル220に含まれる基本開口情報で指定される基本開口をポインティングデバイスで選択して壁の上に置き、基本開口を拡大や縮小等することにより、壁に開口が形成される。この状態で、ユニットの横幅または開口の幅が変更されると、ユニットの横幅または開口の幅の変更に応じて左の間隔と右の間隔は両方とも変わる。
しかし、過去の操作において左の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの横幅が変更されるか、もしくは数値の入力によって開口の幅が変更されると、左の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの横幅または開口の幅の変更に応じて右の間隔のみが変わる。また、過去の操作において右の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの横幅が変更されるか、もしくは数値の入力によって開口の幅が変更されると、右の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの横幅または開口の幅の変更に応じて左の間隔のみが変わる。左の間隔と右の間隔が両方入力された場合には、最後に入力された間隔が優先される。
ただし、ポインティングデバイスによる操作によって開口の幅が変更された場合、過去の操作において左の間隔または右の間隔が入力されているときであっても、左の間隔と右の間隔はポインティングデバイスによる操作に依存して変更される。
しかし、過去の操作において左の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの横幅が変更されるか、もしくは数値の入力によって開口の幅が変更されると、左の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの横幅または開口の幅の変更に応じて右の間隔のみが変わる。また、過去の操作において右の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの横幅が変更されるか、もしくは数値の入力によって開口の幅が変更されると、右の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの横幅または開口の幅の変更に応じて左の間隔のみが変わる。左の間隔と右の間隔が両方入力された場合には、最後に入力された間隔が優先される。
ただし、ポインティングデバイスによる操作によって開口の幅が変更された場合、過去の操作において左の間隔または右の間隔が入力されているときであっても、左の間隔と右の間隔はポインティングデバイスによる操作に依存して変更される。
同様に、操作画面上で縦に延びる壁(縦向きの壁)に配置されている開口を利用者がポインティングデバイスで選択すると、その開口の縦方向の配置が操作画面に表示される。その配置は、ログ材で構成される上の壁の内面から開口までの間隔(上の間隔)と、開口の幅と、ログ材で構成される下の壁の内面から開口までの間隔(下の間隔)とで示される。更に、高さ方向の配置を指定する必要がある場合には、開口の高さと、床から開口の底面までの高さとが示される。ただし、開口の高さと床から開口の底面までの高さとが予め定められている固定の値である場合には、これらの表示は省略される。
これらの各値は、利用者がポインティングデバイスで数字を選択すると、テキストボックスに変わり、テキストボックス内に数値を入力することができる。
基本開口テーブル220に含まれる基本開口情報で指定される基本開口をポインティングデバイスで選択して壁の上に置き、基本開口を拡大や縮小等することにより、開口が配置される。この状態で、ユニットの縦の長さまたは開口の幅が変更されると、ユニットの縦の長さまたは開口の幅の変更に応じて上の間隔と下の間隔は両方とも変わる。
しかし、過去の操作において上の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの縦の長さが変更されるか、もしくは数値の入力によって開口の幅が変更されると、上の間隔はその数値に固定されたまま、下の間隔のみが変わる。逆に、過去の操作において下の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの縦の長さが変更されるか、もしくは数値の入力によって開口の幅が変更されると、下の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの縦の長さまたは開口の幅の変更に応じて上の間隔のみが変わる。上の間隔と下の間隔が両方数値で入力された場合には、最後に入力された間隔が優先される。
ただし、ポインティングデバイスによる操作によって開口の幅が変更された場合、過去の操作において上の間隔または下の間隔が入力されているときであっても、上の間隔と下の間隔はポインティングデバイスによる操作に依存して変更される。
これらの各値は、利用者がポインティングデバイスで数字を選択すると、テキストボックスに変わり、テキストボックス内に数値を入力することができる。
基本開口テーブル220に含まれる基本開口情報で指定される基本開口をポインティングデバイスで選択して壁の上に置き、基本開口を拡大や縮小等することにより、開口が配置される。この状態で、ユニットの縦の長さまたは開口の幅が変更されると、ユニットの縦の長さまたは開口の幅の変更に応じて上の間隔と下の間隔は両方とも変わる。
しかし、過去の操作において上の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの縦の長さが変更されるか、もしくは数値の入力によって開口の幅が変更されると、上の間隔はその数値に固定されたまま、下の間隔のみが変わる。逆に、過去の操作において下の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの縦の長さが変更されるか、もしくは数値の入力によって開口の幅が変更されると、下の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの縦の長さまたは開口の幅の変更に応じて上の間隔のみが変わる。上の間隔と下の間隔が両方数値で入力された場合には、最後に入力された間隔が優先される。
ただし、ポインティングデバイスによる操作によって開口の幅が変更された場合、過去の操作において上の間隔または下の間隔が入力されているときであっても、上の間隔と下の間隔はポインティングデバイスによる操作に依存して変更される。
図7の開口配置テーブル260には、各開口の配置を示す開口配置情報が格納される。図7に示すように、開口配置情報は、開口識別情報と、基本開口識別情報と、壁識別情報と、配置と、間隔入力とを含む。
開口識別情報は、各開口を一意に識別する識別情報である。
基本開口識別情報には、基本開口テーブル220に格納されている基本開口情報に含まれる基本開口識別情報のいずれかが設定される。
壁識別情報は、開口が配置される壁を示す。図7では、壁識別情報を例えば「U1の下の壁」で示したが、これは1例に過ぎず、3次元座標等他の方法で開口が配置される壁を特定してもよい。
配置は、横向きの壁に配置されている開口の場合、左の間隔と、開口の幅と、右の間隔とを示す。また、縦向きの壁に配置されている開口の場合、上の間隔と、開口の幅と、下の間隔とを示す。
間隔入力には、横向きの壁に配置されている開口の場合、未、左、または右が設定される。ここで、未は左の間隔と右の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。左は左の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。右は右の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。また、縦向きの壁に配置されている開口の場合、間隔入力には、未、上、または下が設定される。ここで、未は上の間隔と下の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。上は上の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。下は下の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
開口識別情報は、各開口を一意に識別する識別情報である。
基本開口識別情報には、基本開口テーブル220に格納されている基本開口情報に含まれる基本開口識別情報のいずれかが設定される。
壁識別情報は、開口が配置される壁を示す。図7では、壁識別情報を例えば「U1の下の壁」で示したが、これは1例に過ぎず、3次元座標等他の方法で開口が配置される壁を特定してもよい。
配置は、横向きの壁に配置されている開口の場合、左の間隔と、開口の幅と、右の間隔とを示す。また、縦向きの壁に配置されている開口の場合、上の間隔と、開口の幅と、下の間隔とを示す。
間隔入力には、横向きの壁に配置されている開口の場合、未、左、または右が設定される。ここで、未は左の間隔と右の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。左は左の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。右は右の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。また、縦向きの壁に配置されている開口の場合、間隔入力には、未、上、または下が設定される。ここで、未は上の間隔と下の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。上は上の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。下は下の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
例えば、図8に示す開口P1は扉である。開口P1の寸法はメーカの定めた規格寸法である。開口P1はユニットU1の下の壁に配置されている。開口P1の左の間隔と幅と右の間隔は、それぞれ700と600と700である。
また、図8に示す開口P3は解放である。開口P3はユニットU2とユニットU4の間の壁に配置されている。開口P3の左の間隔と幅と右の間隔は、それぞれ1000と1000と2800である。
図9に示す開口P5は窓である。開口P5の寸法は特寸である。開口P5はユニットU7の右の壁に配置されている。開口P5の上の間隔と幅と下の間隔は、それぞれ2200と1400と2200である。
また、図8に示す開口P3は解放である。開口P3はユニットU2とユニットU4の間の壁に配置されている。開口P3の左の間隔と幅と右の間隔は、それぞれ1000と1000と2800である。
図9に示す開口P5は窓である。開口P5の寸法は特寸である。開口P5はユニットU7の右の壁に配置されている。開口P5の上の間隔と幅と下の間隔は、それぞれ2200と1400と2200である。
図12は、ユニット内に配置されるユニット内モジュールと備品の位置を表示する方法の一例を示す。
ユニット内に配置されているユニット内モジュールまたは備品を利用者がポインティングデバイスで選択すると、そのユニット内モジュールまたは備品の配置が操作画面に表示される。その配置は、ユニット内モジュールまたは備品の大きさ(縦の長さ×横幅)を中心として、上側にログ材で構成される上の壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔(以下、上の間隔という。)、下側にログ材で構成される下の壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔(以下、下の間隔という。)、左側にログ材で構成される左の壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔(以下、左の間隔という。)、および右側にログ材で構成される右の壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔(以下、右の間隔という。)で示される。更に、高さ方向の配置を指定する必要がある場合には、ユニット内モジュールまたは備品の高さと、床からユニット内モジュールまたは備品の底面までの高さとが示される。ただしユニット内モジュールまたは備品の高さと床からユニット内モジュールまたは備品の底面までの高さが予め定められている固定の値である場合には、これらの表示は省略される。
これらの各値は、数字をポインティングデバイスで選択すると、テキストボックスに変わり、テキストボックス内に数値を入力することができる。
なお、図9のユニットU5のような壁無ユニット内にユニット内モジュールまたは備品が配置された場合、矩形の破線で示される壁に相当する領域を壁とみなして、上述したユニット内モジュールまたは備品の配置が操作画面に表示される。
また、ユニット内モジュールまたは備品が壁に接触している場合、すなわち壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔が0である場合には、その表示を省略することとしてもよい。
ユニット内に配置されているユニット内モジュールまたは備品を利用者がポインティングデバイスで選択すると、そのユニット内モジュールまたは備品の配置が操作画面に表示される。その配置は、ユニット内モジュールまたは備品の大きさ(縦の長さ×横幅)を中心として、上側にログ材で構成される上の壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔(以下、上の間隔という。)、下側にログ材で構成される下の壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔(以下、下の間隔という。)、左側にログ材で構成される左の壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔(以下、左の間隔という。)、および右側にログ材で構成される右の壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔(以下、右の間隔という。)で示される。更に、高さ方向の配置を指定する必要がある場合には、ユニット内モジュールまたは備品の高さと、床からユニット内モジュールまたは備品の底面までの高さとが示される。ただしユニット内モジュールまたは備品の高さと床からユニット内モジュールまたは備品の底面までの高さが予め定められている固定の値である場合には、これらの表示は省略される。
これらの各値は、数字をポインティングデバイスで選択すると、テキストボックスに変わり、テキストボックス内に数値を入力することができる。
なお、図9のユニットU5のような壁無ユニット内にユニット内モジュールまたは備品が配置された場合、矩形の破線で示される壁に相当する領域を壁とみなして、上述したユニット内モジュールまたは備品の配置が操作画面に表示される。
また、ユニット内モジュールまたは備品が壁に接触している場合、すなわち壁の内面からユニット内モジュールまたは備品までの間隔が0である場合には、その表示を省略することとしてもよい。
基本ユニット内モジュールテーブル230に含まれる基本ユニット内モジュール情報で指定される基本ユニット内モジュールをポインティングデバイスで選択してユニット内に置き、基本ユニット内モジュールを拡大や縮小等することにより、ユニット内モジュールが配置される。また、備品テーブル240に含まれる備品情報で指定される備品をポインティングデバイスで選択してユニット内に置くことにより、備品が配置される。なお、備品の大きさは固定であって変更することはできない。この状態で、ユニットの大きさまたはユニット内モジュールの大きさが変更されると、変更された大きさに応じて上の間隔と下の間隔の両方および/または左の間隔と右の間隔の両方が変わる。
しかし、過去の操作において左の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの横幅が変更されるか、もしくは数値の入力によってユニット内モジュールの横幅が変更されると、左の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの横幅またはユニット内モジュールの横幅の変更に応じて右の間隔のみが変わる。また、過去の操作において右の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの横幅が変更されるか、もしくは数値の入力によってユニット内モジュールの横幅が変更されると、右の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの横幅またはユニット内モジュールの横幅の変更に応じて左の間隔のみが変わる。左の間隔と右の間隔が両方数値で入力された場合には、最後に入力された間隔が優先される。
ただし、ポインティングデバイスによる操作によってユニット内モジュールの横幅が変更された場合、過去の操作において左の間隔または右の間隔が入力されているときであっても、左の間隔と右の間隔はポインティングデバイスによる操作に依存して変更される。
ただし、ポインティングデバイスによる操作によってユニット内モジュールの横幅が変更された場合、過去の操作において左の間隔または右の間隔が入力されているときであっても、左の間隔と右の間隔はポインティングデバイスによる操作に依存して変更される。
同様に、過去の操作において上の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの縦の長さが変更されるか、もしくは数値の入力によってユニット内モジュールの縦の長さが変更されると、上の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの縦の長さまたはユニット内モジュールの縦の長さの変更に応じて下の間隔のみが変わる。また、過去の操作において下の間隔が数値で入力された場合、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によってユニットの縦の長さが変更されるか、もしくは数値の入力によってユニット内モジュールの縦の長さが変更されると、下の間隔はその数値に固定されたまま、ユニットの縦の長さまたはユニット内モジュールの縦の長さの変更に応じて上の間隔のみが変わる。上の間隔と下の間隔が両方数値で入力された場合には、最後に入力された間隔が優先される。
ただし、ポインティングデバイスによる操作によってユニット内モジュールの縦の長さが変更された場合、過去の操作において上の間隔または下の間隔が入力されているときであっても、上の間隔と下の間隔はポインティングデバイスによる操作に依存して変更される。
ただし、ポインティングデバイスによる操作によってユニット内モジュールの縦の長さが変更された場合、過去の操作において上の間隔または下の間隔が入力されているときであっても、上の間隔と下の間隔はポインティングデバイスによる操作に依存して変更される。
図13と図14は、それぞれユニット内モジュール配置テーブル270と備品配置テーブル280の構成の一例を示す。図15と図16は、それぞれログハウスの1階と2階にユニット内モジュールと備品が配置された一例を示す。なお、図15と図16に示すユニット内モジュールと備品は、図13のユニット内モジュール配置テーブル270と図14の備品配置テーブル280の情報に基づいて配置されたものである。
図13のユニット内モジュール配置テーブル270には、ユニット内モジュールの配置を示すユニット内モジュール配置情報が格納される。ユニット内モジュール配置情報は、ユニット内モジュール識別情報と、基本ユニット内モジュール識別情報と、ユニット識別情報と、配置と、横間隔入力と、縦間隔入力と、補足とを含む。
ユニット内モジュール識別情報は、ログハウス内に配置されている各ユニット内モジュールを一意に識別する識別情報である。
基本ユニット内モジュール識別情報には、基本ユニット内モジュールテーブル230に格納されている基本ユニット内モジュール情報に含まれる基本ユニット内モジュール識別情報のいずれかが設定される。
ユニット識別情報には、ユニット配置テーブル250に格納されているユニット配置情報に含まれるユニット識別情報のいずれかが格納される。ユニット識別情報は、ユニット内モジュールが配置されるユニットを指定する。
配置は、ユニット内モジュールの寸法(縦の長さ×横幅)と、上の間隔と、下の間隔と、左の間隔と、右の間隔とを含む。また、必要に応じて、配置は、ユニット内モジュールの高さと、床からユニット内モジュールの底面までの高さとを含む。
横間隔入力には、未、左、または右が設定される。ここで、未は左の間隔と右の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。左は左の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。右は右の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
縦間隔入力には、未、上、または下が設定される。ここで、未は上の間隔と下の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。上は上の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。下は下の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
補足には、設計者によって入力される構造についての補足情報が格納される。補足情報は、例えば、ユニット内モジュールがI字階段である場合、階段の段数である。
基本ユニット内モジュール識別情報によって基本ユニット内モジュールの構造を特定することができる。そして、基本ユニット内モジュール識別情報と補足情報によってユニット内モジュールの構造を特定することができる。
なお、基本ユニット内モジュール識別情報と補足情報は、本発明のユニット内モジュール構造特定情報の例であり、ユニット識別情報と配置は本発明のユニット内モジュールの大きさと配置される位置を示す情報の例である。
図13のユニット内モジュール配置テーブル270には、ユニット内モジュールの配置を示すユニット内モジュール配置情報が格納される。ユニット内モジュール配置情報は、ユニット内モジュール識別情報と、基本ユニット内モジュール識別情報と、ユニット識別情報と、配置と、横間隔入力と、縦間隔入力と、補足とを含む。
ユニット内モジュール識別情報は、ログハウス内に配置されている各ユニット内モジュールを一意に識別する識別情報である。
基本ユニット内モジュール識別情報には、基本ユニット内モジュールテーブル230に格納されている基本ユニット内モジュール情報に含まれる基本ユニット内モジュール識別情報のいずれかが設定される。
ユニット識別情報には、ユニット配置テーブル250に格納されているユニット配置情報に含まれるユニット識別情報のいずれかが格納される。ユニット識別情報は、ユニット内モジュールが配置されるユニットを指定する。
配置は、ユニット内モジュールの寸法(縦の長さ×横幅)と、上の間隔と、下の間隔と、左の間隔と、右の間隔とを含む。また、必要に応じて、配置は、ユニット内モジュールの高さと、床からユニット内モジュールの底面までの高さとを含む。
横間隔入力には、未、左、または右が設定される。ここで、未は左の間隔と右の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。左は左の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。右は右の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
縦間隔入力には、未、上、または下が設定される。ここで、未は上の間隔と下の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。上は上の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。下は下の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
補足には、設計者によって入力される構造についての補足情報が格納される。補足情報は、例えば、ユニット内モジュールがI字階段である場合、階段の段数である。
基本ユニット内モジュール識別情報によって基本ユニット内モジュールの構造を特定することができる。そして、基本ユニット内モジュール識別情報と補足情報によってユニット内モジュールの構造を特定することができる。
なお、基本ユニット内モジュール識別情報と補足情報は、本発明のユニット内モジュール構造特定情報の例であり、ユニット識別情報と配置は本発明のユニット内モジュールの大きさと配置される位置を示す情報の例である。
図15に示すユニット内モジュールM1は縦間仕切りP1である。ユニット内モジュールM1はユニットU2内に配置される。ユニット内モジュールM1の長さは300cmである。ユニット内モジュールM1の幅は、例えばログ材の幅(20cm)である。ユニット内モジュールM1の高さは、予め1階の高さ(2.4m)と定められている。ユニット内モジュールM1の幅と高さは表示されない。ユニット内モジュールM1は、上端がユニットU2の上の壁に接触しており、下端がユニットU2の下の壁から2.8m離れている。ユニット内モジュールM1は、ユニットU2の左の壁から2m離れており、ユニットU2の右の壁から2.7m離れている。
横間隔入力に右が設定されているため、ユニットU2の横幅が変更されると、右の壁との間隔2.7mを保って左の壁との間隔が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU2の縦の長さが変更されると、上の壁と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
横間隔入力に右が設定されているため、ユニットU2の横幅が変更されると、右の壁との間隔2.7mを保って左の壁との間隔が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU2の縦の長さが変更されると、上の壁と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
図16に示すユニット内モジュールM2はI字階段S1である。ユニット内モジュールM2はユニットU2内に配置される。ユニット内モジュールM2の大きさは350cm×80cmである。ユニット内モジュールM2の高さは、ユニット内モジュールM3(LT)の高さで決まり、それと同一であるため、表示されない。ユニット内モジュールM2は、上端がユニットU2の上の壁から1.2m離れており(ユニット内モジュールM3に接触しており)、下端がユニットU2の下の壁から1.1m離れている。ユニット内モジュールM2は、ユニットU2の左の壁から2.5m離れており、ユニットU2の右の壁から1.5m離れている。
横間隔入力に右が設定されているため、ユニットU2の横幅が変更されると、右の壁との間隔1.5mを保って左の壁との間隔が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU2の縦の長さが変更されると、ユニット内モジュールM3と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
横間隔入力に右が設定されているため、ユニットU2の横幅が変更されると、右の壁との間隔1.5mを保って左の壁との間隔が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU2の縦の長さが変更されると、ユニット内モジュールM3と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
図16に示すユニット内モジュールM3はロフトLTである。ユニット内モジュールM3はユニットU2内に配置される。ユニット内モジュールM3の大きさは120cm×480cmである。ユニット内モジュールM3の1階床からの高さは、240cmである。ロフトLTには床からの高さを任意に設定し、またそれを変更できるため、ユニット内モジュールM3については1階床からの高さが表示される。ユニット内モジュールM3は、上端がユニットU2の上の壁に接触しており、下端がユニットU2の下の壁から4.6m離れている。ユニット内モジュールM3は、ユニットU2の左の壁と右の壁に接触している。
横間隔入力には未が設定されているが、ユニット内モジュールM3はユニットU2の左右の壁に接触しているため、ユニットU2の横幅が変更されるとき、ユニット内モジュールM3は、ユニットU2の左右の壁との接触を保ったまま、その横幅が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU2の縦の長さが変更されると、ユニット内モジュールM3は、ユニットU2の上の壁と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
横間隔入力には未が設定されているが、ユニット内モジュールM3はユニットU2の左右の壁に接触しているため、ユニットU2の横幅が変更されるとき、ユニット内モジュールM3は、ユニットU2の左右の壁との接触を保ったまま、その横幅が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU2の縦の長さが変更されると、ユニット内モジュールM3は、ユニットU2の上の壁と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
図16に示すユニット内モジュールM4は柵手すりR1である。ユニット内モジュールM4はユニット内モジュールM3(ロフトLT)の端(ユニットU7内)に設置される。ユニット内モジュールM4の大きさは10cm×250cmである。ユニット内モジュールM4の高さは、100cmである。柵手すりR1には任意の高さを設定し、またそれを変更できるため、ユニット内モジュールM4についてはその高さが表示される。ユニット内モジュールM4は、上端がユニットU7の上の壁から1.1m離れており、下端がユニットU7の下の壁から4.6m離れている。ユニット内モジュールM4は、ユニットU7の左の壁に接触している。
横間隔入力には左が設定されているため、ユニットU7の横幅が変更されるとき、ユニット内モジュールM4は、ユニットU7の左の壁と接触したまま、右の壁との間隔が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU7の縦の長さが変更されるとき、ユニット内モジュールM4は、ユニットU7の上の壁と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
横間隔入力には左が設定されているため、ユニットU7の横幅が変更されるとき、ユニット内モジュールM4は、ユニットU7の左の壁と接触したまま、右の壁との間隔が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU7の縦の長さが変更されるとき、ユニット内モジュールM4は、ユニットU7の上の壁と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
図16に示すユニット内モジュールM5も柵手すりR1である。ユニット内モジュールM5もユニット内モジュールM3(ロフトLT)の端(ユニットU7内)に設置される。ユニット内モジュールM5の大きさは10cm×150cmである。ユニット内モジュールM5の高さは、100cmである。ユニット内モジュールM4と同様にユニット内モジュールM5についてもその高さが表示される。ユニット内モジュールM5は、上端がユニットU7の上の壁から1.1m離れており、下端がユニットU7の下の壁から4.6m離れている。ユニット内モジュールM5は、ユニットU7の右の壁に接触している。
横間隔入力には右が設定されているため、ユニットU7の横幅が変更されるとき、ユニット内モジュールM5は、ユニットU7の右の壁と接触したまま、左の壁との間隔が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU7の縦の長さが変更されると、ユニット内モジュールM5は、ユニットU7の上の壁と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
横間隔入力には右が設定されているため、ユニットU7の横幅が変更されるとき、ユニット内モジュールM5は、ユニットU7の右の壁と接触したまま、左の壁との間隔が変わる。また、縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU7の縦の長さが変更されると、ユニット内モジュールM5は、ユニットU7の上の壁と接触したまま、下の壁との間隔が変わる。
図16に示すユニット内モジュールM6は四角間仕切りP4である。ユニット内モジュールM6はユニットU9内に配置される。ユニット内モジュールM6の大きさは90cm×280cmである。ユニット内モジュールM6は、上端がユニットU9の上の壁から70cm離れており、下端がユニットU9の下の壁から70cm離れている。ユニット内モジュールM6は、左端がユニットU9の左の壁から100cm離れており、右端がユニットU9の右の壁から100cm離れている。
横間隔入力と縦間隔入力に両方とも未が設定されているため、ユニット内モジュールM6は、ユニットU9の大きさが変更されると、変更された大きさに応じて上の間隔と下の間隔の両方および/または左の間隔と右の間隔の両方が変わる。
横間隔入力と縦間隔入力に両方とも未が設定されているため、ユニット内モジュールM6は、ユニットU9の大きさが変更されると、変更された大きさに応じて上の間隔と下の間隔の両方および/または左の間隔と右の間隔の両方が変わる。
図14の備品配置テーブル280には、備品の配置を示す備品配置情報が格納される。備品配置情報は、配置備品識別情報と、備品識別情報と、ユニット識別情報と、配置と、横間隔入力と、縦間隔入力とを含む。
配置備品識別情報は、ログハウス内に配置されている各備品を一意に識別する識別情報である。
備品識別情報には、備品テーブル240に格納されている備品情報に含まれる備品識別情報のいずれかが設定される。
ユニット識別情報には、ユニット配置テーブル250に格納されているユニット配置情報に含まれるユニット識別情報のいずれかが格納される。ユニット識別情報は、備品が配置されるユニットを指定する。
配置は、備品の寸法(縦の長さ×横幅)と、上の間隔と、下の間隔と、左の間隔と、右の間隔とを含む。
横間隔入力には、未、左、または右が設定される。ここで、未は左の間隔と右の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。左は左の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。右は右の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
縦間隔入力には、未、上、または下が設定される。ここで、未は上の間隔と下の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。上は上の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。下は下の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
配置備品識別情報は、ログハウス内に配置されている各備品を一意に識別する識別情報である。
備品識別情報には、備品テーブル240に格納されている備品情報に含まれる備品識別情報のいずれかが設定される。
ユニット識別情報には、ユニット配置テーブル250に格納されているユニット配置情報に含まれるユニット識別情報のいずれかが格納される。ユニット識別情報は、備品が配置されるユニットを指定する。
配置は、備品の寸法(縦の長さ×横幅)と、上の間隔と、下の間隔と、左の間隔と、右の間隔とを含む。
横間隔入力には、未、左、または右が設定される。ここで、未は左の間隔と右の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。左は左の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。右は右の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
縦間隔入力には、未、上、または下が設定される。ここで、未は上の間隔と下の間隔のいずれも入力されていない(未設定)であることを示す。上は上の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。下は下の間隔が最後に入力(設定)されたことを示す。
図15に示す備品E1はユニットバスB1である。備品E1はユニットU3内に配置される。備品E1の大きさは230cm×100cmである。備品E1は、ユニットU3の上の壁と下の壁に接触している。備品E1は、ユニットU3の左の壁と接触しており、ユニットU3の右の壁から1m離れている。
横間隔入力に左が設定されているため、ユニットU3の横幅が変更されると、備品E1は左の壁と接触したまま、右の間隔が変わる。備品の大きさは固定であって変更することはできないため、ユニットU3は縦方向には縮小できず、拡大できるのみである。縦間隔入力に未が設定されているため、ユニットU3が縦方向に拡大されると、備品E1はその拡大に応じて上の間隔と下の間隔が両方とも広がる。
横間隔入力に左が設定されているため、ユニットU3の横幅が変更されると、備品E1は左の壁と接触したまま、右の間隔が変わる。備品の大きさは固定であって変更することはできないため、ユニットU3は縦方向には縮小できず、拡大できるのみである。縦間隔入力に未が設定されているため、ユニットU3が縦方向に拡大されると、備品E1はその拡大に応じて上の間隔と下の間隔が両方とも広がる。
図15に示す備品E2はキッチンK2である。備品E2はユニットU4内に配置される。備品E2の大きさは50cm×200cmである。備品E2は、ユニットU4の上の壁から80cm離れており、下の壁から1m離れている。備品E2は、ユニットU4の左の壁と接触しており、ユニットU4の右の壁から2.8m離れている。
横間隔入力に左が設定されているため、ユニットU4の横幅が変更されると、備品E2は左の壁と接触したまま、右の間隔が変わる。縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU4の縦の長さが変更されると、備品E2は上の間隔を保ったまま、その変更に応じて下の間隔が変わる。
横間隔入力に左が設定されているため、ユニットU4の横幅が変更されると、備品E2は左の壁と接触したまま、右の間隔が変わる。縦間隔入力に上が設定されているため、ユニットU4の縦の長さが変更されると、備品E2は上の間隔を保ったまま、その変更に応じて下の間隔が変わる。
図17は、設計基準テーブル290の構成の一例を示す。
設計基準テーブル290には、所定の設計基準を示す設計基準情報が格納される。設計基準情報は、適用箇所と、設計基準とを含む。図17に示す設計基準は一部であり、設計基準テーブル290はその他に多数の設計基準を含む。
利用者の操作が、設計基準テーブル290に格納されている設計基準に違反する場合、ユニット配置部101等の各部は、出力装置410等に表示される操作画面に警告を表示する。
なお、設計基準は、設計基準テーブル290の形ではなく、建物用CADプログラム201のコードとして記述されてもよい。
設計基準テーブル290には、所定の設計基準を示す設計基準情報が格納される。設計基準情報は、適用箇所と、設計基準とを含む。図17に示す設計基準は一部であり、設計基準テーブル290はその他に多数の設計基準を含む。
利用者の操作が、設計基準テーブル290に格納されている設計基準に違反する場合、ユニット配置部101等の各部は、出力装置410等に表示される操作画面に警告を表示する。
なお、設計基準は、設計基準テーブル290の形ではなく、建物用CADプログラム201のコードとして記述されてもよい。
以下、図1に示した各部の機能について説明する。
ユニット配置部101は、基本ユニットテーブル210に格納されている基本ユニット情報に含まれる基本ユニット種別で示される各基本ユニットを出力装置410等の操作画面に表示する。利用者は例えばポインティングデバイスを用いて基本ユニットの一つを選択して、出力装置410等に表示されている操作画面上に置く。そして利用者は、必要に応じて操作画面上でそれを拡大または縮小する操作を行う。
ユニット配置部101は、利用者の操作に従って、基本ユニットテーブル210に格納されている基本ユニット情報を選択し、選択された基本ユニット情報に含まれる基本ユニット種別で示される基本ユニットを操作画面に配置し、それを拡大または縮小して若しくはそのままでユニットを形成する。ユニット配置部101は、形成されたユニットにユニット識別情報を付与する。
ユニット配置部101は、基本ユニットテーブル210に格納されている基本ユニット情報に含まれる基本ユニット種別で示される各基本ユニットを出力装置410等の操作画面に表示する。利用者は例えばポインティングデバイスを用いて基本ユニットの一つを選択して、出力装置410等に表示されている操作画面上に置く。そして利用者は、必要に応じて操作画面上でそれを拡大または縮小する操作を行う。
ユニット配置部101は、利用者の操作に従って、基本ユニットテーブル210に格納されている基本ユニット情報を選択し、選択された基本ユニット情報に含まれる基本ユニット種別で示される基本ユニットを操作画面に配置し、それを拡大または縮小して若しくはそのままでユニットを形成する。ユニット配置部101は、形成されたユニットにユニット識別情報を付与する。
そして、ユニット配置部101は、2つの壁有ユニットが隣り合わせに配置されるとき、これら両ユニットの境の壁を共通化し、両ユニットの境界に1つの壁を配置する。また、ユニット配置部101は、壁無ユニットと壁有ユニットとが隣り合わせに配置されるとき、これら両ユニットのユニットの境において壁有ユニットの壁を優先し、両ユニットの境界に1つの壁を配置する。ユニット配置部101は、壁無ユニットの壁の無い側面に、設計基準テーブル290に格納されている所定の設計基準を満たすように所定の間隔で柱を配置する。最後に、ユニット配置部101は、設計基準テーブル290に格納されているログ材の幅(壁の厚さ)と各階の高さとを含む情報に基づいてユニットの基準頂点の3次元座標を求めてユニット配置情報を作成し、作成されたユニット配置情報をユニット配置テーブル250に格納する。
開口配置部102は、基本開口テーブル220に格納されている基本開口情報に含まれる基本開口識別情報で識別される各基本開口を出力装置410等の操作画面に表示する。利用者は例えばポインティングデバイスを用いて基本開口の一つを選択して、操作画面上でユニットの壁に置く。そして利用者は、必要に応じて操作画面上でそれを拡大または縮小する操作を行う。
開口配置部102は、利用者の操作に従って、基本開口テーブル220に格納されている基本開口情報を選択し、選択された基本開口情報に含まれる基本開口識別情報で識別される基本開口を、ユニット配置部101によって求められた位置に配置されているユニットの壁に配置する。そして、開口配置部102は、それを拡大または縮小することにより若しくはそのままでユニットの壁に開口を形成する。開口配置部102は、形成された開口に開口識別情報を付与する。そして、開口配置部102は、開口が配置される壁の壁識別情報と、開口の配置とを求めて開口配置情報を作成し、形成された開口の開口配置情報を開口配置テーブル240に格納する。このとき、開口配置情報の間隔入力は「未」に設定されている。
開口配置部102は、利用者の操作に従って、基本開口テーブル220に格納されている基本開口情報を選択し、選択された基本開口情報に含まれる基本開口識別情報で識別される基本開口を、ユニット配置部101によって求められた位置に配置されているユニットの壁に配置する。そして、開口配置部102は、それを拡大または縮小することにより若しくはそのままでユニットの壁に開口を形成する。開口配置部102は、形成された開口に開口識別情報を付与する。そして、開口配置部102は、開口が配置される壁の壁識別情報と、開口の配置とを求めて開口配置情報を作成し、形成された開口の開口配置情報を開口配置テーブル240に格納する。このとき、開口配置情報の間隔入力は「未」に設定されている。
1階と2階の設計が終了すると、屋根の設計が可能となる。屋根設計部103は、利用者の操作に従って、片流れ屋根、切妻屋根、招き屋根、および寄棟屋根を含む形状の屋根を設計する。そして、屋根設計部103は、ユニット配置部101によって形成された外壁を屋根まで延長する。なお、屋根の設計は本発明の範囲外であるため、屋根の設計についての説明は省略する。
図18は、寄棟屋根の場合の屋根配置テーブル300の構成の一例を示す。図19は、寄棟屋根の構成の一例を示す。なお、図19の寄棟屋根は、図18の屋根配置テーブル300の情報に基づいて構成されるものである。
屋根配置テーブル300は、屋根配置情報を格納する。屋根配置情報は、屋根部位識別情報と、各頂点の3次元座標と、屋根の部位に開口がある場合には屋根開口の配置(図示なし)とを含む。
屋根部位識別情報は、屋根の部位を一意に識別する識別情報である。例えば、図19に示す寄棟屋根は4つの傾斜面を有し、各傾斜面はslope1〜slope4の各屋根部位識別情報を有する。各傾斜面は、それぞれ屋根の部位の例である。なお、招き屋根の場合には屋根の部位として2つの傾斜面とそれらの間の壁とを有する。
各頂点の3次元座標は、屋根部位識別情報によって識別される各部位の外形における各頂点の3次元座標である。例えば、図18の屋根配置テーブル300に格納される寄棟屋根の屋根配置情報は4つの各傾斜面(slope1〜slope4)について各頂点の3次元座標を含む。なお、片流れ屋根の場合には、屋根配置情報は1つの傾斜面について各頂点の3次元座標を含む。切妻屋根の場合には、屋根配置情報は2つの傾斜面について各頂点の3次元座標を含む。
屋根開口は、例えば招き屋根に含まれる2つの傾斜面の間の壁に配置される窓である。屋根開口の配置は、図12に示したユニット内モジュールと備品の位置を表示する方法と同様に、屋根開口の大きさ(縦の長さ×横幅)を中心として、各部位の外形の上辺から屋根開口までの間隔、各部位の外形の下辺から屋根開口までの間隔、各部位の外形の左辺から屋根開口までの間隔、および各部位の外形の右辺から屋根開口までの間隔で示される。
図18は、寄棟屋根の場合の屋根配置テーブル300の構成の一例を示す。図19は、寄棟屋根の構成の一例を示す。なお、図19の寄棟屋根は、図18の屋根配置テーブル300の情報に基づいて構成されるものである。
屋根配置テーブル300は、屋根配置情報を格納する。屋根配置情報は、屋根部位識別情報と、各頂点の3次元座標と、屋根の部位に開口がある場合には屋根開口の配置(図示なし)とを含む。
屋根部位識別情報は、屋根の部位を一意に識別する識別情報である。例えば、図19に示す寄棟屋根は4つの傾斜面を有し、各傾斜面はslope1〜slope4の各屋根部位識別情報を有する。各傾斜面は、それぞれ屋根の部位の例である。なお、招き屋根の場合には屋根の部位として2つの傾斜面とそれらの間の壁とを有する。
各頂点の3次元座標は、屋根部位識別情報によって識別される各部位の外形における各頂点の3次元座標である。例えば、図18の屋根配置テーブル300に格納される寄棟屋根の屋根配置情報は4つの各傾斜面(slope1〜slope4)について各頂点の3次元座標を含む。なお、片流れ屋根の場合には、屋根配置情報は1つの傾斜面について各頂点の3次元座標を含む。切妻屋根の場合には、屋根配置情報は2つの傾斜面について各頂点の3次元座標を含む。
屋根開口は、例えば招き屋根に含まれる2つの傾斜面の間の壁に配置される窓である。屋根開口の配置は、図12に示したユニット内モジュールと備品の位置を表示する方法と同様に、屋根開口の大きさ(縦の長さ×横幅)を中心として、各部位の外形の上辺から屋根開口までの間隔、各部位の外形の下辺から屋根開口までの間隔、各部位の外形の左辺から屋根開口までの間隔、および各部位の外形の右辺から屋根開口までの間隔で示される。
平面モジュール形成部104は、ユニット配置テーブル250に格納されているユニット配置情報と屋根配置テーブルに格納されている屋根配置情報とに基づいて、ユニット配置部101と屋根設計部103によって同一の平面上に配置された壁を、ひとまとまりとして施工される1つの壁にまとめる。次に、平面モジュール形成部104は、この1つにまとめられた壁に、開口配置テーブル260に格納されている開口配置情報に基づいて開口配置部102によって形成される開口に対応する孔を形成する。そして、平面モジュール形成部104は、その壁の外周の形状(外形)の各頂点の3次元座標および孔の各頂点の3次元座標を求め、壁配置情報を作成する。
図20は、図8〜図10に示した切妻屋根のログハウスにおいて、平面モジュール形成部104によって形成されるログハウスの左側面の壁の一例を示す。この壁の壁配置情報は、壁の外形の各頂点の3次元座標および孔の形状の各頂点の3次元座標を含む。
なお、壁は本発明の平面モジュールの例であり、壁の外形の各頂点の3次元座標は本発明の平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報の例であり、孔の各頂点の3次元座標は本発明の平面モジュールの内部に存在する孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報の例である。
図20は、図8〜図10に示した切妻屋根のログハウスにおいて、平面モジュール形成部104によって形成されるログハウスの左側面の壁の一例を示す。この壁の壁配置情報は、壁の外形の各頂点の3次元座標および孔の形状の各頂点の3次元座標を含む。
なお、壁は本発明の平面モジュールの例であり、壁の外形の各頂点の3次元座標は本発明の平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報の例であり、孔の各頂点の3次元座標は本発明の平面モジュールの内部に存在する孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報の例である。
また、平面モジュール形成部104は、ユニット配置テーブル250に格納されている壁有・床有ユニットおよび壁無し・床有ユニットのユニット配置情報を取得し、各床について内寸と基準頂点の3次元座標を含む床配置情報を作成する。
本実施形態では、床の形状は四角形である。床の内寸と基準頂点の3次元座標が分かれば、床の外形と大きさと配置される位置を知ることができる。床は本発明の平面モジュールの例であり、床の内寸と基準頂点の3次元座標は本発明の平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報の例である。
本実施形態では、床の形状は四角形である。床の内寸と基準頂点の3次元座標が分かれば、床の外形と大きさと配置される位置を知ることができる。床は本発明の平面モジュールの例であり、床の内寸と基準頂点の3次元座標は本発明の平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報の例である。
更に、平面モジュール形成部104は、屋根配置テーブル300に格納されている各部位の屋根配置情報から外形の各頂点の3次元座標を取得し、更に各部位が屋根開口を含む場合にはその屋根開口に対応する孔の各頂点の3次元座標を求め、屋根配置情報を作成する。屋根配置情報は、屋根の各部位について外形の各頂点の3次元座標、および屋根開口を含む場合にはその屋根開口に対応する孔の各頂点の3次元座標を含む。
なお、屋根の各部位(傾斜面等)は本発明の平面モジュールの例であり、各部位における外形の各頂点の3次元座標は本発明のモジュールの形状と大きさと配置される位置を示す情報の例であり、孔の各頂点の3次元座標は本発明の平面モジュールの内部に存在する孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報の例である。
なお、屋根の各部位(傾斜面等)は本発明の平面モジュールの例であり、各部位における外形の各頂点の3次元座標は本発明のモジュールの形状と大きさと配置される位置を示す情報の例であり、孔の各頂点の3次元座標は本発明の平面モジュールの内部に存在する孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報の例である。
ユニット内モジュール配置部105は、基本ユニット内モジュールテーブル230に格納されている基本ユニット内モジュール情報に含まれる基本ユニット内モジュール識別情報で特定される各基本ユニット内モジュールを出力装置410等の操作画面に表示する。利用者は例えばポインティングデバイスを用いて基本ユニット内モジュールの一つを選択して、操作画面上でユニット内に置く。ユニット内モジュール配置部105は、ユニット内モジュールを生成するために必要な補足情報、例えば、I字階段の場合は段数の入力を求める。利用者は、その補足情報を入力する。そして、利用者は、必要に応じて操作画面上でユニット内モジュールを拡大または縮小する操作を行う。
ユニット内モジュール配置部105は、利用者の操作に従って、基本ユニット内モジュールテーブル230に格納されている基本ユニット内モジュール情報を選択する。そして、ユニット内モジュール配置部105は、選択された基本ユニット内モジュール情報に含まれる基本ユニット内モジュール識別情報で特定される基本ユニット内モジュールを生成し、ユニット内に配置する。ユニット内モジュール配置部105は、それを拡大または縮小することにより若しくはそのままでユニット内にユニット内モジュールを形成する。ユニット内モジュール配置部105は、形成されたユニット内モジュールの構造に捕捉情報を反映する。ユニット内モジュール配置部105は、形成されたユニット内モジュールにユニット内モジュール識別情報を付与する。そして、ユニット内モジュール配置部105は、ユニット内モジュールが配置されるユニットのユニット識別情報と、ユニット内モジュールの配置とを求めてユニット内モジュール配置情報を作成し、そのユニット内モジュール配置情報をユニット内モジュール配置テーブル270に格納する。このとき、ユニット内モジュール配置情報の横間隔入力と縦間隔入力は両方とも「未」に設定されている。
ユニット内モジュール配置部105は、利用者の操作に従って、基本ユニット内モジュールテーブル230に格納されている基本ユニット内モジュール情報を選択する。そして、ユニット内モジュール配置部105は、選択された基本ユニット内モジュール情報に含まれる基本ユニット内モジュール識別情報で特定される基本ユニット内モジュールを生成し、ユニット内に配置する。ユニット内モジュール配置部105は、それを拡大または縮小することにより若しくはそのままでユニット内にユニット内モジュールを形成する。ユニット内モジュール配置部105は、形成されたユニット内モジュールの構造に捕捉情報を反映する。ユニット内モジュール配置部105は、形成されたユニット内モジュールにユニット内モジュール識別情報を付与する。そして、ユニット内モジュール配置部105は、ユニット内モジュールが配置されるユニットのユニット識別情報と、ユニット内モジュールの配置とを求めてユニット内モジュール配置情報を作成し、そのユニット内モジュール配置情報をユニット内モジュール配置テーブル270に格納する。このとき、ユニット内モジュール配置情報の横間隔入力と縦間隔入力は両方とも「未」に設定されている。
備品配置部106は、備品テーブル240に格納されている備品情報に含まれる備品識別情報で指定される各備品を出力装置410等の操作画面に表示する。利用者は例えばポインティングデバイスを用いて備品の一つを選択して、操作画面上でユニット内に置く。
備品配置部106は、利用者の操作に従って、備品テーブル240に格納されている備品情報を選択し、選択された備品をユニット内に配置する。備品配置部106は、配置された備品に配置備品識別情報を付与する。そして、備品配置部106は、備品が配置されるユニットのユニット識別情報と、備品の配置とを求めて備品配置情報を作成し、その備品配置情報を備品配置テーブル280に格納する。このとき、備品配置情報の横間隔入力と縦間隔入力は両方とも「未」に設定されている。
備品配置部106は、利用者の操作に従って、備品テーブル240に格納されている備品情報を選択し、選択された備品をユニット内に配置する。備品配置部106は、配置された備品に配置備品識別情報を付与する。そして、備品配置部106は、備品が配置されるユニットのユニット識別情報と、備品の配置とを求めて備品配置情報を作成し、その備品配置情報を備品配置テーブル280に格納する。このとき、備品配置情報の横間隔入力と縦間隔入力は両方とも「未」に設定されている。
配置変更部107は、開口、ユニット内モジュール、または備品が利用者の操作によって選択されると、選択されたものの配置を操作画面に表示する。そして、配置変更部107は、利用者によって入力される配置の変更を受け付けて、開口配置テーブル260、ユニット内モジュール配置テーブル270、および備品配置テーブル280内の配置を変更する。
図21は、配置変更部107における配置変更処理の流れの一例を示す。
配置変更部107は、一方の壁とその一方の壁に対向する他方の壁との間に配置されている配置対象物の長さと、一方の壁から配置対象物までの一方の間隔と、他方の壁から配置対象物までの他方の間隔とを含む配置を提示(例えば、操作画面に表示)する(S11)。
次に、配置変更部107は、一方の間隔または他方の間隔の変更を数値の入力によって受け付けていない状態で(S12:No)、一方の壁と他方の壁との間隔または配置対象物の長さの変更を受け付けると、一方の壁と他方の壁との間隔または配置対象物の長さの変更に応じて一方の間隔と他方の間隔とを変更する(S13)。
一方、配置変更部107は、一方の間隔または他方の間隔の変更を数値の入力によって受け付ける(S12:Yes)と、数値によって入力された一方の間隔または他方の間隔に応じて一方の間隔と他方の間隔とを変更する(S14)。そして、配置変更部107は、ステップS14に続いて(すなわち、数値によって入力された一方の間隔または他方の間隔に応じて一方の間隔と他方の間隔とを変更した後に)、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によって一方の壁と他方の壁との間隔が変更されるか、もしくは数値の入力によって配置対象物の長さが変更される(S15:Yes)と、数値によって入力された一方の間隔または他方の間隔を保って、一方の壁と他方の壁との間隔または配置対象物の長さの変更に応じて間隔が入力されていない側の他方の間隔または一方の間隔を変更する(S16)。
また、配置変更部107は、ステップS15がNoのとき、ポインティングデバイスによる操作によって配置対象物の長さが変更されると、配置対象物の長さの変更に応じて一方の間隔と他方の間隔とを変更する(S17)。
配置変更部107は、一方の壁とその一方の壁に対向する他方の壁との間に配置されている配置対象物の長さと、一方の壁から配置対象物までの一方の間隔と、他方の壁から配置対象物までの他方の間隔とを含む配置を提示(例えば、操作画面に表示)する(S11)。
次に、配置変更部107は、一方の間隔または他方の間隔の変更を数値の入力によって受け付けていない状態で(S12:No)、一方の壁と他方の壁との間隔または配置対象物の長さの変更を受け付けると、一方の壁と他方の壁との間隔または配置対象物の長さの変更に応じて一方の間隔と他方の間隔とを変更する(S13)。
一方、配置変更部107は、一方の間隔または他方の間隔の変更を数値の入力によって受け付ける(S12:Yes)と、数値によって入力された一方の間隔または他方の間隔に応じて一方の間隔と他方の間隔とを変更する(S14)。そして、配置変更部107は、ステップS14に続いて(すなわち、数値によって入力された一方の間隔または他方の間隔に応じて一方の間隔と他方の間隔とを変更した後に)、ポインティングデバイスによる操作または数値の入力によって一方の壁と他方の壁との間隔が変更されるか、もしくは数値の入力によって配置対象物の長さが変更される(S15:Yes)と、数値によって入力された一方の間隔または他方の間隔を保って、一方の壁と他方の壁との間隔または配置対象物の長さの変更に応じて間隔が入力されていない側の他方の間隔または一方の間隔を変更する(S16)。
また、配置変更部107は、ステップS15がNoのとき、ポインティングデバイスによる操作によって配置対象物の長さが変更されると、配置対象物の長さの変更に応じて一方の間隔と他方の間隔とを変更する(S17)。
ここで、配置対象物が開口である場合、一方の壁と他方の壁はそれぞれ開口が配置された壁の一端と他端とに垂直に接触する壁であり、配置対象物の長さは開口の幅である。
配置対象物が、直方体状のユニット内に配置されたユニット内モジュールである場合、横方向については、一方の壁と他方の壁はユニット内モジュールが配置されたユニットにおいて対向する縦方向の2つの壁であり、配置対象物の長さは前記ユニット内モジュールの横幅である。また、縦方向については、一方の壁と他方の壁はユニット内モジュールが配置されたユニットにおいて対向する横方向の2つの壁であり、配置対象物の長さはユニット内モジュールの縦の長さである、
配置対象物が、直方体状のユニット内に配置された備品である場合、横方向については、一方の壁と他方の壁は備品が配置されたユニットにおいて対向する縦方向の2つの壁であり、配置対象物の長さは備品の横幅である。また、縦方向については、一方の壁と他方の壁は備品が配置されたユニットにおいて対向する横方向の2つの壁であり、配置対象物の長さは備品の縦の長さである。なお、備品の縦の長さと横幅は固定であり、配置変更部106が備品の縦の長さと横幅の変更を受け付けることはない。
配置対象物が、直方体状のユニット内に配置されたユニット内モジュールである場合、横方向については、一方の壁と他方の壁はユニット内モジュールが配置されたユニットにおいて対向する縦方向の2つの壁であり、配置対象物の長さは前記ユニット内モジュールの横幅である。また、縦方向については、一方の壁と他方の壁はユニット内モジュールが配置されたユニットにおいて対向する横方向の2つの壁であり、配置対象物の長さはユニット内モジュールの縦の長さである、
配置対象物が、直方体状のユニット内に配置された備品である場合、横方向については、一方の壁と他方の壁は備品が配置されたユニットにおいて対向する縦方向の2つの壁であり、配置対象物の長さは備品の横幅である。また、縦方向については、一方の壁と他方の壁は備品が配置されたユニットにおいて対向する横方向の2つの壁であり、配置対象物の長さは備品の縦の長さである。なお、備品の縦の長さと横幅は固定であり、配置変更部106が備品の縦の長さと横幅の変更を受け付けることはない。
図22は、製品部材テーブル310の構成の一例を示す。
製品部材は、平面モジュールやユニット内モジュールを作るための部材であって、販売されるものである。製品部材テーブル310は、製品部材についての情報である製品部材情報を格納する。製品部材情報は、用途と、製品部材識別情報と、色・模様と、大きさ(長さ×幅×厚さ)と、価格とを含む。
用途は、製品部材の用途を示す。用途は、例えば、ログ材、床材、屋根材等である。
製品部材識別情報は、各製品部材を一意に識別する識別情報である。製品部材識別情報は、例えば、各製品部材の製品名、各製品部材に一意に付与された記号、各製品部材に一意に付与された番号等である。
色・模様は、各製品部材の色および/または模様を示す。なお、色・模様は各製品部材の特徴を示す情報の一例である。
大きさは、各製品部材の寸法(長さ×幅×厚さ)を示す。
価格は、各製品部材の販売価格を示す。
製品部材は、平面モジュールやユニット内モジュールを作るための部材であって、販売されるものである。製品部材テーブル310は、製品部材についての情報である製品部材情報を格納する。製品部材情報は、用途と、製品部材識別情報と、色・模様と、大きさ(長さ×幅×厚さ)と、価格とを含む。
用途は、製品部材の用途を示す。用途は、例えば、ログ材、床材、屋根材等である。
製品部材識別情報は、各製品部材を一意に識別する識別情報である。製品部材識別情報は、例えば、各製品部材の製品名、各製品部材に一意に付与された記号、各製品部材に一意に付与された番号等である。
色・模様は、各製品部材の色および/または模様を示す。なお、色・模様は各製品部材の特徴を示す情報の一例である。
大きさは、各製品部材の寸法(長さ×幅×厚さ)を示す。
価格は、各製品部材の販売価格を示す。
図23は、製品部材切断テーブル320の構成の一例を示す。
製品部材は、平面モジュールやユニット内モジュールの構造に合わせて切断される。これにより、構造部材が作成される。
製品部材切断テーブル320は、各製品部材から構造部材を切り出すための情報である製品部材切断情報を格納する。図23に示すように、製品部材切断情報は、製品部材の用途と製品部材識別情報と本数、および構造部材の構造部材識別番号と1本当りの取数と大きさ(長さ×幅)を含む。
用途は、製品部材の用途を示す。製品部材識別情報は、各製品部材を一意に識別する識別情報である。製品部材の用途と製品部材識別情報には、製品部材テーブル310に格納される製品部材情報の用途と製品部材識別情報が設定される。
製品部材の本数は、ログハウス(建物)全体で使用される各製品部材の本数を示す。なお、例えば、製品部材識別情報で特定される製品部材の販売単位が2個(2個入り)であってその販売単位を7つ購入する場合に、本数は14となる。
1個の製品部材から2種類以上の構造部材が切り出される場合には、製品部材切断情報は、その種類分の構造部材についての情報を含む。図23は、1本の製品部材から2種類の構造部材が切り出される例を示す。
構造部材識別情報は、構造部材を一意に識別する識別情報である。同一の製品部材から複数の種類の構造部材が切り出される場合であっても、それらには別々の構造部材識別情報が付与される。
1本当りの取数は、1個の製品部材から取得される構造部材の本数を示す。
大きさ(長さ×幅)は、構造部材の寸法を示す。
なお、図23の構造部材1と構造部材2は同一の1個の製品部材から切り出される。従って、例えば、製品部材が長手方向に切断される場合、構造部材1の1本当りの取数×長さと構造部材2の1本当りの取数×長さの和が製品部材の長さを超えることはない。
製品部材は、平面モジュールやユニット内モジュールの構造に合わせて切断される。これにより、構造部材が作成される。
製品部材切断テーブル320は、各製品部材から構造部材を切り出すための情報である製品部材切断情報を格納する。図23に示すように、製品部材切断情報は、製品部材の用途と製品部材識別情報と本数、および構造部材の構造部材識別番号と1本当りの取数と大きさ(長さ×幅)を含む。
用途は、製品部材の用途を示す。製品部材識別情報は、各製品部材を一意に識別する識別情報である。製品部材の用途と製品部材識別情報には、製品部材テーブル310に格納される製品部材情報の用途と製品部材識別情報が設定される。
製品部材の本数は、ログハウス(建物)全体で使用される各製品部材の本数を示す。なお、例えば、製品部材識別情報で特定される製品部材の販売単位が2個(2個入り)であってその販売単位を7つ購入する場合に、本数は14となる。
1個の製品部材から2種類以上の構造部材が切り出される場合には、製品部材切断情報は、その種類分の構造部材についての情報を含む。図23は、1本の製品部材から2種類の構造部材が切り出される例を示す。
構造部材識別情報は、構造部材を一意に識別する識別情報である。同一の製品部材から複数の種類の構造部材が切り出される場合であっても、それらには別々の構造部材識別情報が付与される。
1本当りの取数は、1個の製品部材から取得される構造部材の本数を示す。
大きさ(長さ×幅)は、構造部材の寸法を示す。
なお、図23の構造部材1と構造部材2は同一の1個の製品部材から切り出される。従って、例えば、製品部材が長手方向に切断される場合、構造部材1の1本当りの取数×長さと構造部材2の1本当りの取数×長さの和が製品部材の長さを超えることはない。
図24は、構造部材配置テーブル330の構成の一例を示す。
構造部材配置テーブル330は、各構造部材が配置されるログハウス(建物)内の位置を示す構造部材配置情報を格納する。構造部材配置情報は、用途と、構造部材識別情報と、底面の各頂点の3次元座標とを含む。
用途は、製品部材の用途を示す。用途には、製品部材切断テーブル320の製品部材切断情報に含まれる製品部材の用途が設定される。
構造部材識別情報は、構造部材を一意に識別する識別情報である。構造部材識別情報には、製品部材切断テーブル320の製品部材切断情報に含まれる構造部材識別情報が設定される。
底面の各頂点の3次元座標は、各構造部材の底面における各頂点の3次元座標を示す。
なお、底面の各頂点の3次元座標は、本発明の各構造部材の大きさと配置される位置とを示す情報の一例である。
構造部材配置テーブル330は、各構造部材が配置されるログハウス(建物)内の位置を示す構造部材配置情報を格納する。構造部材配置情報は、用途と、構造部材識別情報と、底面の各頂点の3次元座標とを含む。
用途は、製品部材の用途を示す。用途には、製品部材切断テーブル320の製品部材切断情報に含まれる製品部材の用途が設定される。
構造部材識別情報は、構造部材を一意に識別する識別情報である。構造部材識別情報には、製品部材切断テーブル320の製品部材切断情報に含まれる構造部材識別情報が設定される。
底面の各頂点の3次元座標は、各構造部材の底面における各頂点の3次元座標を示す。
なお、底面の各頂点の3次元座標は、本発明の各構造部材の大きさと配置される位置とを示す情報の一例である。
図25は、構造設計処理の流れの一例を示す。
上述したように、平面モジュール形成部104は、各壁と各床と屋根の各部位(各平面モジュール)について外形の各頂点の3次元座標(外形と大きさと配置される位置を示す情報)を求め、更に内部に孔が存在する場合に孔の各頂点の3次元座標(形状と大きさと配置される位置を示す情報)を求める(S21)。
建物用CADシステム100の利用者は、各壁と各床と屋根の各部位について色・模様を選択する。なお、色・模様は製品部材の特徴の一例であり、利用者が他の特徴も選択することができるようにしてもよい。
構造設計部108は、各壁と各床と屋根の各部位における外形の各頂点の3次元座標、内部に孔が存在する場合には孔の各頂点の3次元座標、製品部材テーブル310に格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさ、および利用者によって選択された各製品部材の色・模様に基づいて、ログハウス(建物)の各壁と各床と屋根の各部位で使用される製品部材を選択し、選択された各製品部材の本数と、その各製品部材を切断することによって各製品部材より取得される構造部材の本数およびその底面の各頂点の3次元座標(各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報)を求める(S22)。
上述したように、平面モジュール形成部104は、各壁と各床と屋根の各部位(各平面モジュール)について外形の各頂点の3次元座標(外形と大きさと配置される位置を示す情報)を求め、更に内部に孔が存在する場合に孔の各頂点の3次元座標(形状と大きさと配置される位置を示す情報)を求める(S21)。
建物用CADシステム100の利用者は、各壁と各床と屋根の各部位について色・模様を選択する。なお、色・模様は製品部材の特徴の一例であり、利用者が他の特徴も選択することができるようにしてもよい。
構造設計部108は、各壁と各床と屋根の各部位における外形の各頂点の3次元座標、内部に孔が存在する場合には孔の各頂点の3次元座標、製品部材テーブル310に格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさ、および利用者によって選択された各製品部材の色・模様に基づいて、ログハウス(建物)の各壁と各床と屋根の各部位で使用される製品部材を選択し、選択された各製品部材の本数と、その各製品部材を切断することによって各製品部材より取得される構造部材の本数およびその底面の各頂点の3次元座標(各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報)を求める(S22)。
建物用CADシステム100の利用者は、ユニット内モジュールについて色・模様を選択する。
構造設計部108は、ユニット内モジュール配置テーブル270のユニット内モジュール配置情報に含まれる基本ユニット内モジュール識別情報と補足情報(ユニット内モジュール構造特定情報)で特定されるユニット内モジュールの構造、製品部材テーブル310の各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさ、および利用者によって選択された各製品部材の色・模様に基づいて、ログハウス(建物)内の全てのユニット内モジュールで使用される製品部材を選択し、選択された各製品部材の本数と、その各製品部材を切断することによって各製品部材より取得される構造部材の本数およびその底面の各頂点の3次元座標(各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報)を求める(S23)。
そして、構造設計部108は、製品部材切断情報と構造部材配置情報を作成し、それぞれ製品部材切断テーブル320と構造部材配置テーブル330に格納する(S24)。
構造設計部108は、ユニット内モジュール配置テーブル270のユニット内モジュール配置情報に含まれる基本ユニット内モジュール識別情報と補足情報(ユニット内モジュール構造特定情報)で特定されるユニット内モジュールの構造、製品部材テーブル310の各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさ、および利用者によって選択された各製品部材の色・模様に基づいて、ログハウス(建物)内の全てのユニット内モジュールで使用される製品部材を選択し、選択された各製品部材の本数と、その各製品部材を切断することによって各製品部材より取得される構造部材の本数およびその底面の各頂点の3次元座標(各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報)を求める(S23)。
そして、構造設計部108は、製品部材切断情報と構造部材配置情報を作成し、それぞれ製品部材切断テーブル320と構造部材配置テーブル330に格納する(S24)。
図26は、見積処理の流れの一例を示す。
見積部109は、製品部材テーブル310の各製品部材情報に含まれる各製品部材の価格と製品部材切断テーブル320の各製品部材切断情報に含まれる各製品部材の本数とを乗算して製品部材毎の金額を求める(S31)。そして、見積部109は、図27に示すように、ログハウス(建物)で使用される全ての製品部材について、用途と製品部材識別情報と本数と価格と金額を含む見積りが記載された見積書を作成する(S32)。
次に、見積部109は、開口配置テーブル260の各開口配置情報に含まれる基本開口識別情報によって識別される開口が窓または扉である場合に、その開口の大きさが規格寸法であるとき(S33:Yes)、図27に示すように、基本開口テーブル260の基本開口情報に含まれる価格、および開口識別情報と開口種別とメーカー名と寸法(規格寸法)を含む見積りが記載された見積書を作成する(S34)。一方、その開口の大きさが規格寸法と異なる(特寸である)とき(S33:No)、見積部109はその開口の寸法を含む建具表を出力する(S35)。
そして、見積部109は、備品配置テーブル280の各備品配置情報に含まれる備品識別情報によって識別される備品について、図27に示すように、備品テーブル240の備品情報に含まれる価格、および配置備品識別情報と備品種別とメーカー名を含む見積りが記載された見積書を作成する(S36)。
最後に、見積部109は、製品部材の金額と窓や扉の価格と備品の価格とを合計して建物の総額を求め、見積書に記載する(S37)。
見積部109は、製品部材テーブル310の各製品部材情報に含まれる各製品部材の価格と製品部材切断テーブル320の各製品部材切断情報に含まれる各製品部材の本数とを乗算して製品部材毎の金額を求める(S31)。そして、見積部109は、図27に示すように、ログハウス(建物)で使用される全ての製品部材について、用途と製品部材識別情報と本数と価格と金額を含む見積りが記載された見積書を作成する(S32)。
次に、見積部109は、開口配置テーブル260の各開口配置情報に含まれる基本開口識別情報によって識別される開口が窓または扉である場合に、その開口の大きさが規格寸法であるとき(S33:Yes)、図27に示すように、基本開口テーブル260の基本開口情報に含まれる価格、および開口識別情報と開口種別とメーカー名と寸法(規格寸法)を含む見積りが記載された見積書を作成する(S34)。一方、その開口の大きさが規格寸法と異なる(特寸である)とき(S33:No)、見積部109はその開口の寸法を含む建具表を出力する(S35)。
そして、見積部109は、備品配置テーブル280の各備品配置情報に含まれる備品識別情報によって識別される備品について、図27に示すように、備品テーブル240の備品情報に含まれる価格、および配置備品識別情報と備品種別とメーカー名を含む見積りが記載された見積書を作成する(S36)。
最後に、見積部109は、製品部材の金額と窓や扉の価格と備品の価格とを合計して建物の総額を求め、見積書に記載する(S37)。
なお、上述した実施形態では2階建のログハウスを例に説明したが、本発明はこれに限らず、適切な設計基準を用いることにより、1階建ての建物や3階建て以上の建物にも適用することができる。また、本発明は、木造やコンクリート製の建物にも適用することができる。
以上説明したように、本発明によれば、建物の形状や大きさの自由度を高め、建物の構成要素を形成するための各構造部材の選択の自由度を高め、更に各構造部材の大きさと配置される位置を求めることができる。
また、建物で使用される製品部材と窓や扉と備品の見積りとが記載された建物全体についての見積書を作成することができる。
また、建物で使用される製品部材と窓や扉と備品の見積りとが記載された建物全体についての見積書を作成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、設計上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれる。
100…建物用CADシステム、101…ユニット配置部、102…開口配置部、103…屋根設計部、104…平面モジュール形成部、105…ユニット内モジュール配置部、106…備品配置部、107…配置変更部、108…構造設計部、109…見積部、200…記憶装置、201…建物用CADプログラム、210…基本ユニットテーブル、220…基本開口テーブル、230…基本ユニット内モジュールテーブル、240…備品テーブル、250…ユニット配置テーブル、260…開口配置テーブル、270…ユニット内モジュール配置テーブル、280…備品配置テーブル、290…設計基準テーブル、300…屋根配置テーブル、310…製品部材テーブル、320…製品部材切断テーブル、330…構造部材配置テーブル、400…入力装置、410…出力装置
Claims (7)
- 建物の構成要素である平らな平面モジュールを形成するための構造部材取得用の各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納する製品部材テーブルと、
平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報を求め、更に当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合に当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報を求める平面モジュール形成部と、
前記平面モジュール形成部によって求められた平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報、当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合には当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報、および前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、建物に含まれる全ての平面モジュールで使用される各製品部材の本数、当該各製品部材を切断することによって当該各製品部材より取得される構造部材の本数および当該各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める構造設計部と、
を備えることを特徴とする建物用CADシステム。 - 建物の内部に配置されるユニット内モジュールの構造を特定するユニット内モジュール構造特定情報、および当該ユニット内モジュールの大きさと配置される位置を示す情報を含むユニット内モジュール配置情報が格納されるユニット内モジュール配置テーブルを備え、
前記製品部材テーブルが、ユニット内モジュールを形成するための構造部材取得用の各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納し、
前記構造設計部が、前記ユニット内モジュール配置テーブルに格納されているユニット内モジュール配置情報に含まれるユニット内モジュール構造特定情報で特定されるユニット内モジュールの構造、当該ユニット内モジュールの大きさと配置される位置を示す情報、および前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、建物に含まれる全てのユニット内モジュールで使用される各製品部材の本数、当該各製品部材を切断することによって当該各製品部材より取得される構造部材の本数および当該各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める、
ことを特徴とする請求項1に記載の建物用CADシステム。 - 建物で使用される各製品部材について、当該各製品部材の本数および当該各製品部材より取得される構造部材の本数と大きさを含む製品部材切断情報を格納する製品部材切断テーブルと、
前記製品部材切断情報テーブルに格納される各製品部材切断情報に基づいて各製品部材より取得される各構造部材の大きさと配置される位置とを示す情報を含む構造部材配置情報を格納する構造部材配置テーブルと、
を備え、
前記構造設計部が、製品部材切断情報と構造部材配置情報を作成し、それぞれ前記製品部材切断テーブルと前記構造部材配置テーブルに格納する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の建物用CADシステム。 - 前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報が各製品部材の価格を含み、
前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の価格と前記製品部材切断テーブルに格納されている各製品部材切断情報に含まれる各製品部材の本数とに基づいて製品部材毎の金額を求め、建物で使用される全ての製品部材について当該金額を含む見積りが記載された見積書を作成する見積部、
を備えることを特徴とする請求項3に記載の建物用CADシステム。 - 前記平面モジュールに含まれる壁に、窓および扉を含む開口を配置する開口配置部と、
窓および扉を含む各基本開口を識別する基本開口識別情報と窓および扉について建具メーカーの定めた所定の規格寸法と価格とを含む基本開口情報が格納される基本開口テーブルと、
前記基本開口識別情報によって識別される各基本開口を拡大または縮小することにより若しくはそのままで形成される開口であって前記開口配置部によって壁に配置された当該開口毎に基本開口識別情報および当該開口の大きさを示す情報を含む開口配置情報が格納される開口配置テーブルと、
を備え、
前記見積部が、前記開口配置テーブルに格納されている各開口配置情報に含まれる基本開口識別情報によって識別される開口が窓または扉である場合に、当該開口の大きさが規格寸法であるとき、前記基本開口テーブルに格納されている基本開口情報に含まれる価格を含む見積りが記載された見積書を作成し、当該開口の大きさが規格寸法と異なるとき、当該開口の寸法を含む建具表を出力する、
ことを特徴とする請求項4に記載の建物用CADシステム。 - 建物の内部に備品を配置する備品配置部と、
備品を識別する備品識別情報と備品の価格とを含む備品情報が格納される備品テーブルと、
前記備品配置部によって配置された備品毎に備品識別情報を含む備品配置情報が格納される備品配置テーブルと、
を備え、
前記見積部が、前記備品配置テーブルに格納されている各備品配置情報に含まれる備品識別情報によって識別される備品について、前記備品テーブルに格納されている備品情報に含まれる価格を含む見積りが記載された見積書を作成する、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の建物用CADシステム。 - 建物の構成要素である平らな平面モジュールを形成するための構造部材取得用の各製品部材の用途と大きさを含む製品部材情報を格納する製品部材テーブルを備えるコンピュータを、
平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報を求め、更に当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合に当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報を求める平面モジュール形成手段、
前記平面モジュール形成手段によって求められた平面モジュールの外形と大きさと配置される位置を示す情報、当該平面モジュールの内部に孔が存在する場合には当該孔の形状と大きさと配置される位置を示す情報、および前記製品部材テーブルに格納されている各製品部材情報に含まれる各製品部材の用途と大きさに基づいて、建物に含まれる全ての平面モジュールで使用される各製品部材の本数、当該各製品部材を切断することによって当該各製品部材より取得される構造部材の本数および当該各構造部材の大きさと配置される位置を示す情報を求める構造設計手段、
として機能させる建物用CADプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015127303A JP2017010413A (ja) | 2015-06-25 | 2015-06-25 | 建物用cadシステムおよび建物用cadプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015127303A JP2017010413A (ja) | 2015-06-25 | 2015-06-25 | 建物用cadシステムおよび建物用cadプログラム |
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ID=57763722
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017010413A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6322759B1 (ja) * | 2017-02-14 | 2018-05-09 | 株式会社アールシーコア | ログハウス設計支援システム及びログハウス設計支援プログラム |
JP2018200511A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-20 | ネットイーグル株式会社 | ログハウスの構造設計装置および構造設計プログラム |
-
2015
- 2015-06-25 JP JP2015127303A patent/JP2017010413A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6322759B1 (ja) * | 2017-02-14 | 2018-05-09 | 株式会社アールシーコア | ログハウス設計支援システム及びログハウス設計支援プログラム |
JP2018200511A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-20 | ネットイーグル株式会社 | ログハウスの構造設計装置および構造設計プログラム |
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