JPH11142414A - 試料撹拌装置 - Google Patents

試料撹拌装置

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JPH11142414A
JPH11142414A JP9302510A JP30251097A JPH11142414A JP H11142414 A JPH11142414 A JP H11142414A JP 9302510 A JP9302510 A JP 9302510A JP 30251097 A JP30251097 A JP 30251097A JP H11142414 A JPH11142414 A JP H11142414A
Authority
JP
Japan
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sample
amount
discharge
suction
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP9302510A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Sugiyama
英利 杉山
Masaaki Kurimura
正明 栗村
Miki Taki
美樹 滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる分量の試料を高率良く撹拌できる試料撹
拌機構を提供する。 【解決手段】試料容器内の試料を、上下に移動する駆動
手段を持つノズルが、試料の吸引吐出による撹拌と、そ
のノズル自身の回転による撹拌とを併せて行う試料撹拌
機構において、試料の液量検知手段を設け、液量が少量
のときには試料の吸引吐出のみで撹拌し、ノズルの回転
による撹拌は行わないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体試料等を撹拌す
る装置にかかわり、分量の異なる試料を効率良く撹拌す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】尿・血液等の試料中の有形成分は容器の
底に沈殿していることが多く、このような液体試料を分
析するときにはサンプリング前に十分に撹拌しておく必
要がある。従来の撹拌手段としては試料中にへら状の
撹拌棒を入れ同軸状に回転させる手段,特開平5−401
23号公報や特開平3−65654号公報のように試料容器内の
試料にサンプリングノズル挿入し、吸引,吐出動作をす
ることにより撹拌する手段がある。また撹拌効率を高め
る手段として回転軌跡が円錐形状を呈する撹拌棒の回転
による撹拌(特開昭55−5064号公報)等が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では試料
容器に合わせてへらの形状・大きさをかえる必要があり
異なる容器対応するのが困難である。上記撹拌法は、
吸引吐出のみによる撹拌である。この方法は試料容器に
多量の試料が入っている場合、吸引吐出量または吸引吐
出回数を増やさなければならない。このため吸引・吐出
手段の大型化,撹拌時間の増加等の問題が生じる。
【0004】これらの問題を解決するための方法として
試料の吸引吐出による撹拌によりある程度巻き上げた
沈殿物をサンプリングノズルの円錐状の軌跡を呈する回
転により、撹拌する方法が知られている。この方法によ
れば試料容器の内径がノズルの回転半径となり異なる形
状の試料容器にある程度対応可能であり、多量の検体も
効率良く撹拌できる。
【0005】しかし、上記の方法も試料の分量が少な
い時に問題を生じる。尿等の試料は底が細く絞られた形
状をもった容器に入れられることが多く、このような容
器に少量の検体が入っている場合ノズルを検体のところ
まで降下させノズルを回転させる必要がある。しかし底
の細い容器の底面付近ではノズルが容器の壁面に拘束さ
れ回転半径が小さくなるために撹拌の効果は少なく少量
の試料を泡立ててしまう恐れもある。このように上記の
撹拌法はすべて試料の分量に撹拌効率が左右される。
【0006】本発明の目的は、これらの試料分量の撹拌
効率への影響を抑え、泡立てることなく効率よく撹拌で
きる試料撹拌装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記の撹拌
法において試料の液量検知手段と、そこで得られる液量
情報に基づきノズルの回転による撹拌を行うか行わない
か判断する機能と液量に応じた最適なノズルの回転時間
と試料の吸引吐出量を選択する機能を設けた。即ち、上
記の方法は試料容器の形状にある程度対応できる。ま
た分量の多い試料も効率良く撹拌することができる。た
だし、管底の細い容器に少量の試料が入っている場合に
ノズルの回転による撹拌は効率は悪い。また試料を泡立
て分注精度を悪化させる恐れがある。
【0008】一方、試料の吸引吐出のみで撹拌する方法
は液量が少ないときには有効であるが液量が増すにつれ
て十分な撹拌ができなくなる。
【0009】そこで本発明では試料の液量検知手段と、
そこで得られた液量情報に基づきノズルの回転を行うか
行わないか判断する機能を設け、試料がある規定量より
多い場合には上記のの方法で撹拌を行い、試料が規定
量より少ない場合にはノズルの回転は行わずに試料の吸
引吐出のみで撹拌を行うように構成した。
【0010】更に本発明ではノズルの回転数と試料の吸
引吐出量を可変とし液量に応じた最適値を選択する。こ
のように、試料液量に適した撹拌法を選択し実行するこ
とにより試料液量の影響を受けることなく効率のよい撹
拌を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を詳細に説明する。但し、この実施例に記載
されている構成機器の材質,寸法,形状、その他の相対
配置などは、とくに特定的な記載がないかぎりは本発明
の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単
なる説明例にすぎない。図1は本発明の試料撹拌機構の
一実施例を示す概略図である。
【0012】試料吸引吐出兼回転撹拌用のノズル1は次
のような機能を持つ。
【0013】ノズル1上下用モータの動作により試料
容器3内への下降及び上昇を行う。 試料容器3内ではノズル1回転用モータ2の動作によ
りノズル1を傾斜させ試料容器3の内径をノズル1先端
の軌跡として回転することができる。
【0014】流路6を介してシリンジに接続されてお
り該シリンジ7の上下動作によりノズル1から試料4の
吸引・吐出をする。
【0015】試料容器3内に下降して液面に接触した
ときの静電容量の変化により試料液面を検知することが
できる。(静電容量の変化による液面検知に関しては従
来より知られている技術であるためここでその詳しい構
造や働きについての説明は省略する。) コンピュータ9は液面を検知したときのサンプリングノ
ズル1上下用モータの下降に要したパルス数から試料4
の分量が多いか少ないか判断する。あらかじめサンプリ
ングノズル1の下降に要するパルス数に規定値を設けて
おき、その既定値よりも下降に要したパルス数が小さい
ときには、試料分量がノズル1の回転による撹拌に適し
ているものとして、下記の撹拌動作(1)をモータコン
トローラ8各機構に行わせる。また規定値よりもノズル
1の下降に要したパルス数が大きいときには試料4が少
量であると判断し、下記の撹拌動作(2)を実行する。
【0016】撹拌動作(1) ノズル1が試料容器3の底面近くまで下降し、試料容器
3内にある試料4をシリンジ7を用いて、ノズル1から
吸引・吐出させることにより、試料容器3底部に沈殿し
ている有形成分を底部から浮かび上がらせる。続いてノ
ズル1が回転半径が十分とれる位置、かつ試料中から抜
け出ない位置まで上昇し、モータ2を用いてノズル1を
回転させることにより試料容器3内全体に渦を発生させ
試料4全体を撹拌する。
【0017】撹拌動作(2) ノズル1が試料容器3の底面近くまで下降し、試料容器
3内にある試料4をシリンジ7を用いてノズル1から吸
引・吐出することにより撹拌する。このときはノズル1
の回転による撹拌は行わない。
【0018】このように撹拌装置を構成することにより
多量の試料4に適したノズルの回転による撹拌と、少量
の試料4の撹拌に適した試料4の吸引吐出のみによる撹
拌とを使い分けることができるので、異なる分量の試料
4を泡立てることなく、効率よく撹拌することができ
る。
【0019】上記の方法において、更に効率を高めるに
は、サンプリングノズルの回転時間と試料4の吸引・吐
出量(または吸引吐出回数)を可変にすることが有効で
ある。試料4が均一に撹拌されるまでのサンプリングノ
ズルの回転時間と試料4の吸引・吐出量(または吸引吐
出回数)は試料分量により異なるため、これらが固定で
ある場合には試料分量が最も多い場合にあわせて設定し
なければならない。このためほとんどの試料が撹拌時間
を必要以上に長くとっていることになる。
【0020】ノズル1の回転時間と試料の吸引・吐出量
(または吸引吐出回数)を可変にするための装置のハー
ド構成は図1と同様でよい。ただし、試料液量にはいく
つかの敷居値を設けておき、各液量において試料が十分
均一な状態になるまでのノズルの最適回転時間および試
料の最適吸引・吐出量(または吸引吐出回数)を実験・
計算等で求め、コンピュータ9に記憶させておく。コン
ピュータ9は液量検知手段より得られる液量情報からあ
らかじめ記憶してあるノズル1の最適回転時間,試料4
の最適吸引・吐出量(または吸引吐出回数)を選択し、
各機構に実行させる。
【0021】以上のように液量情報に応じてノズル1の
最適回転時間,試料4の最適吸引・吐出量(または吸引
吐出回数)を選択し実行することにより無駄な撹拌時間
を省き必要最小限の時間で効率よく撹拌することができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、試料の分量に適した撹
拌法・撹拌時間を自動的に選択・実行するので異なる分
量の試料を高率良く撹拌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である試料撹拌機構を示す全体
構成図。
【符号の説明】
1…試料吸引吐出兼回転撹拌用ノズル、2…ノズル回転
用モータ、3…試料容器、4…試料、5…ノズル上下動
作用パルスモータ、6…流路、7…シリンジ、8…モー
タコントローラ、9…コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 35/10 G01N 35/06 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料容器内の試料を、上下に移動する駆動
    手段を持つノズルが、試料の吸引・吐出による撹拌と、
    そのノズル自身の回転による撹拌とを併せて行う試料撹
    拌機構において、試料容器内の液量検知手段を設け、試
    料がある規定量以上のときは試料の吸引・吐出による撹
    拌とノズルの回転による撹拌の両方を行い、試料が規定
    量以下のときは試料の吸引吐出のみで撹拌し、ノズルの
    回転は行わないことを特徴とする試料撹拌装置。
  2. 【請求項2】試料容器内の試料の分量に応じてノズルの
    回転時間を変えることを特徴とする請求項1記載の試料
    撹拌装置。
  3. 【請求項3】試料容器内の試料の分量が多いときはノズ
    ルの回転時間を長くし、少ないときはノズルの回転時間
    を短くすることを特徴とする請求項2記載の試料撹拌装
    置。
  4. 【請求項4】試料容器内の試料の分量に応じて試料の吸
    引吐出撹拌時の吸引吐出量を変えることを特徴とする請
    求項1記載の試料撹拌装置。
  5. 【請求項5】試料容器内の試料の分量が多いときは吸引
    吐出撹拌時の吸引吐出量を多く、少ないときは試料の吸
    引吐出撹拌時の吸引吐出量を少なくすることを特徴とす
    る請求項4記載の試料撹拌装置。
  6. 【請求項6】試料容器内の試料の分量に応じて試料の吸
    引吐出撹拌時の吸引吐出実行回数を変えることを特徴と
    する請求項1記載の試料撹拌装置。
  7. 【請求項7】試料容器内の試料の分量が多いときは吸引
    吐出撹拌時の吸引吐出の実行回数を多く、少ないときは
    吐出撹拌時の吸引吐出の実行回数を少なくすることを特
    徴とする請求項6記載の試料撹拌装置。
JP9302510A 1997-11-05 1997-11-05 試料撹拌装置 Pending JPH11142414A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016009764A1 (ja) * 2014-07-18 2016-01-21 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 液体攪拌方法
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