JPH11135191A - グロメット用埋め栓 - Google Patents

グロメット用埋め栓

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JPH11135191A
JPH11135191A JP9300319A JP30031997A JPH11135191A JP H11135191 A JPH11135191 A JP H11135191A JP 9300319 A JP9300319 A JP 9300319A JP 30031997 A JP30031997 A JP 30031997A JP H11135191 A JPH11135191 A JP H11135191A
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JP
Japan
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grommet
plug
waterproof
hole
cable
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JP9300319A
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English (en)
Inventor
Nobuhisa Toudou
展久 藤堂
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グロメットの挿通孔を確実に塞ぐことがで
き、またグロメットへの挿入が完了した時の感覚を明確
に得られるグロメット用埋め栓を提供すること。 【解決手段】 グロメット5の挿通孔51に挿入され挿
通孔51を塞ぐ軸状の防水部111と、防水部111を
係止するための係止部112とを有し、合成樹脂から形
成されたグロメット用埋め栓11において、防水部11
1の軸方向後端に該軸方向に沿って延在する一対のバネ
部113が連設され、一対のバネ部113に、それぞれ
係止部112が設けられ、係止部112は、リアカバー
6の内側でその貫通孔61に係止されるように成ってい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水コネクタに用
いられるグロメット用埋め栓に属し、更に詳しくは、防
水コネクタに備えられた防水用のグロメットに形成され
た複数の挿通孔の内、未使用の挿通孔を塞ぐために使用
されるグロメット用埋め栓に属するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の電子機器間等、電気接続を行うた
めに使用されるコネクタとして、水の侵入を防止する構
造を備えた防水コネクタがある。この種の防水コネクタ
では、コネクタのケーブル挿通部からの水の侵入を防止
する必要がある。このため、従来の一般的な防水コネク
タでは、グロメットと称される複数の挿通孔を有する防
水用弾性部材をコネクタのハウジング内に配置し、この
グロメットの挿通孔にケーブルを挿通し、このケーブル
の外周面とグロメットの挿通孔の内周面とをグロメット
自体の弾性力により圧接させることで、ケーブル挿通部
における水密性を保ち、コネクタ内部への水の侵入を防
止する構成が採用されている。
【0003】ところで、防水コネクタは、その用途等に
よっては、防水コネクタに備えられた複数のコンタクト
の全てにケーブルを接続する必要がない場合があり、こ
の場合、グロメットの挿通孔の一部が、ケーブルが挿通
されずに開いたままの状態になる。この場合、ケーブル
が挿通されていないグロメットの挿通孔にグロメット用
埋め栓を挿入して、この挿通孔を塞ぐようにしている。
図9にこのようなグロメット用埋め栓の従来例を示し
た。
【0004】このグロメット用埋め栓15は、グロメッ
ト5の挿通孔51を塞ぐ円柱状の防水部151と、円錐
状で、その底部の外径が防水部151の外径よりもで大
径であり、防水部151の一端に連設され、且つグロメ
ット5の前面(コンタクト対向面)に係止される係止部
152と、防水部151の他端に連設された引き抜き用
の頭部153とを有している。このグロメット用埋め栓
15は、合成樹脂製であり、これを金型で成形する場
合、防水部151の一端に係止部152があり、他端に
頭部153があるので、金型割り方向を防水部151の
軸方向にすることができず、金型割り方向を、図9
(a)中の矢印で示すように、防水部151の径方向に
しなければ成らなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、金型割り方向を防水部151の径方向にしなければ
成らないので、図9(a)に示すように、金型成形の際
に生じるパーティングライン151a,152a,15
3aが、防水部151の軸方向に沿って、防水部15
1、係止部152、及び頭部153に形成されてしま
う。このため、図9(b)に示すように、グロメット用
埋め栓15を防水コネクタに備えられたリアカバー6の
貫通孔61及びグロメット5の穴51に挿通した場合、
グロメット用埋め栓15の防水部151の外周面に形成
されたパーティングライン151aによって、グロメッ
ト5と防水部151との間の密着性が低下することか
ら、防水性が損なわれるという問題があった。
【0006】また、このグロメット用埋め栓15では、
係止部152をゴム等の弾性材料から成るグロメット5
の前面で係止する構造であるので、作業者は、グロメッ
ト用埋め栓15の係止部152がグロメット5の前面に
係止されたかどうかを明確に知ることができない。この
ため、図9(c)に示したように、グロメット用埋め栓
15の係止部152がグロメット5の穴51の途中で止
まっても、これが係止部152が係止された状態だと勘
違いする場合があり、グロメット用埋め栓のグロメット
に対する挿入が不完全になることがあった。
【0007】それ故に、本発明の課題は、グロメットの
挿通孔を確実に塞ぐことができ、また、グロメット用埋
め栓のグロメットに対する挿入が完了した時の感覚を明
確に得られるグロメット用埋め栓を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、ハウジングと、該ハウジング内に固定された複数
のコンタクトと、該コンタクトに結線されたケーブル
と、前記コンタクトに対応させて形成され前記ケーブル
を水密状態で挿通させる複数の挿通孔を有し、前記ハウ
ジング内に配置されたグロメットと、前記複数のコンタ
クトに対応させて形成され前記ケーブルを挿通させる貫
通孔を有し、前記グロメットの後面に対向するように前
記ハウジングに取り付けられ、前記ケーブルを保持する
リアカバーとを備えた防水コネクタに用いられ、前記ケ
ーブルが挿通されていない前記挿通孔を水密状態で塞ぐ
グロメット用埋め栓であって、前記挿通孔に挿入され該
挿通孔を塞ぐ軸状の防水部と、該防水部を係止するため
の係止部とを有し、合成樹脂から形成されたグロメット
用埋め栓において、前記防水部の軸方向後端に該軸方向
に沿って延在する一対のバネ部が連設され、該一対のバ
ネ部に、それぞれ前記係止部が設けられ、該係止部は、
前記リアカバーの内側で前記貫通孔に係止されるように
成っていることを特徴とするグロメット用埋め栓が得ら
れる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、ハウジング
と、該ハウジング内に固定された複数のコンタクトと、
該コンタクトに結線されたケーブルと、前記コンタクト
に対応させて形成され前記ケーブルを水密状態で挿通さ
せる複数の挿通孔を有し、前記ハウジング内に配置され
たグロメットと、弾性材料から成り、前記複数のコンタ
クトに対応させて形成され前記ケーブルを挿通させる貫
通孔を有し、前記グロメットの後面に対向するように前
記ハウジングに取り付けられ、前記ケーブルを保持する
リアカバーとを備えた防水コネクタに用いられ、前記ケ
ーブルが挿通されていない前記挿通孔を水密状態で塞ぐ
グロメット用埋め栓であって、前記挿通孔に挿入され該
挿通孔を塞ぐ軸状の防水部と、該防水部を係止するため
の係止部とを有し、合成樹脂から形成されたグロメット
用埋め栓において、前記防水部の軸方向後端に該軸方向
に沿って延在する軸部が連設され、該軸部に、前記係止
部が設けられ、該係止部は、前記貫通孔を押し広げるよ
うにして該貫通孔を挿通し、前記リアカバーの内側で前
記貫通孔に係止されるように成っていることを特徴とす
るグロメット用埋め栓が得られる。
【0010】請求項3記載の発明によれば、前記軸部の
軸方向後端に、頭部が連設され、該頭部は、前記リアカ
バーの外側面と当接するように成っていることを特徴と
する請求項2記載のグロメット用埋め栓が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態のグ
ロメット用埋め栓を説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施形態によるグロ
メット用埋め栓をリアカバーに挿入する前の状態の斜視
図、図2は図1に示すグロメット用埋め栓によりグロメ
ットを塞いだ状態の断面図、図3は図1に示すグロメッ
ト用埋め栓の金型割り方向を示す斜視図、図4は図1に
示すグロメット用埋め栓が用いられている防水コネクタ
を示し、(a)は防水コネクタを中央で分断して前方か
ら見た状態の斜視図、(b)は縦断面図、(c)は防水
コネクタを後方から見た状態の斜視図である。
【0013】先ず、図1乃至図3に示される本発明の一
実施形態によるグロメット用埋め栓を説明する前に、こ
のグロメット用埋め栓が用いられている防水コネクタに
ついて図4を参照して説明する。
【0014】この防水コネクタ1は、ハウジング2と、
複数のコンタクト3と、ケーブル4と、グロメット5
と、リアカバー6とを有している。
【0015】ハウジング2は、合成樹脂より形成され、
略箱状である。このハウジング2は、コンタクト収容部
21と、グロメット収容部22と、リアカバー固定部2
3とを有している。コンタクト収容部21の嵌合側部分
には、クローズドエントリー8が取り付けられている。
【0016】各コンタクト3は、ソケットタイプであ
り、ハウジング2のコンタクト収容部21内に係止され
ている。
【0017】ケーブル4は、ハウジング2内に固定され
たコンタクト3に結線されている。
【0018】グロメット5は、ゴム、合成ゴム等の弾性
材料から形成され、複数の挿通孔51を有している。各
挿通孔51は、ハウジング2内に固定されたコンタクト
3に対応させて形成されている。また、各挿通孔51
は、コンタクト3に結線されたケーブル4を水密状態で
挿通させる。
【0019】リアカバー6は、合成樹脂より形成され、
略板状であり、複数の貫通孔61を有している。各貫通
孔61は、ハウジング2内に固定されたコンタクト3に
対応させて形成されている。また、各貫通孔61は、大
径部61aと、小径部61bと、これらの間にできた段
差面61cとを有している(図2参照)。これらの貫通
孔61は、コンタクト3に結線されたケーブル4を挿通
させる。このような貫通孔61を有したリアカバー6
は、グロメット5の後面(コンタクト3と対向する面の
反対側面)に対向するように、ハウジング2のリアカバ
ー固定部23内に係止され、貫通孔61に挿通されたケ
ーブル4を保持している。このようにケーブル4を保持
することにより、リアカバー6は、ケーブル4のこじり
による影響を抑えている。
【0020】上述の説明から明らかなように、ケーブル
4は、グロメット5の挿通孔51、及びリアカバー6の
貫通孔61を挿通して、ハウジング2内から外部へと引
き出されており、従って、ハウジング2とケーブル4と
の間にグロメット5が介在しているので、このグロメッ
ト5によりハウジング2とケーブル4との間の水密性が
保たれている。
【0021】次に、本発明の第1の実施形態によるグロ
メット用埋め栓について図1乃至図4を参照して説明す
る。
【0022】本実施形態のグロメット用埋め栓11は、
上述の防水コネクタ1に用いられ、グロメット5に形成
された複数の挿通孔51の内、ケーブル4が挿通されて
いない挿通孔51を塞ぐためのものである(図4(b)
参照)。
【0023】本実施形態のグロメット用埋め栓11は、
防水部111と、一対の係止部112と、一対のバネ部
113とを有し、これらを合成樹脂から金型により一体
成形して成る。
【0024】防水部111は、略円柱状であり、グロメ
ット5の挿通孔51に挿入され、この挿通孔51を塞ぐ
ものである。防水部111の先端(図4(b)に示す状
態においてコンタクト3側端)は、丸められている。
【0025】係止部112は、防水部111を係止する
ためのものであり、従来、防水部の先端に連設されてい
たものを、後方へ移し、後述するバネ部113の側面に
それぞれ形成してある。これらの係止部112は、略楔
状であり、その後面(コンタクト3側と反対側の面)
が、リアカバー6の挿通孔61内において、段差面61
cに係止されるように成っている。
【0026】一対のバネ部113は、防水部111の軸
方向後端(図4(b)に示す状態においてコンタクト3
側と反対側端)に連設されており、防水部111の軸方
向に沿って延在している。この一対のバネ部113の側
面に、上述のように、それぞれ係止部112が連設され
ている。
【0027】以上のように、グロメット用埋め栓11の
防水部111の一端(先端)には、突起物が何も形成さ
れておらず、防水部111の他端(後端)に、係止部1
12及びバネ部113が形成されているので、図3中の
矢印で示すように、防水部111と、係止部112及び
バネ部113との間を境にして、金型割り方向を防水部
111の軸方向にすることができ、従って、パーティン
グラインは、防水部111には全く形成されず、防水部
111と、係止部112及びバネ部113との間だけに
しか形成されない。従って、グロメット用埋め栓11の
防水部111によって、グロメット5の挿通孔51を確
実に水密状態で塞ぐことができる。
【0028】使用に際し、本実施形態のグロメット用埋
め栓11は、防水コネクタ1の後側からリアカバー6の
貫通孔61を通じてグロメット5の挿通孔51に挿入さ
れるように成っている。グロメット用埋め栓11をリア
カバー6の貫通孔61に挿入させると、グロメット用埋
め栓11の係止部112が貫通孔61の小径部61bに
よって押圧され、これによりグロメット用埋め栓11の
バネ部113が閉じられ、これに伴い一対の係止部11
2が互いに近付く方へ移動し、この結果、係止部112
が貫通孔61の小径部61bを通過し、また、これと同
時に、グロメット用埋め栓11の防水部111は、グロ
メット5の挿通孔51内に挿入される。グロメット用埋
め栓11の係止部112が貫通孔61の小径部61bを
通過し、貫通孔61の大径部61a内に入ると、係止部
112を押圧するものが無くなり、バネ部113がその
弾性力により開き、これに伴って一対の係止部112も
それぞれ外側へ移動する。この結果、グロメット用埋め
栓11の係止部112の後面が貫通孔61内の段差面6
1cと係合し、また、これと同時に、グロメット用埋め
栓11の防水部111は、グロメット5の挿通孔51内
に完全に挿入される。以上の結果、グロメット用埋め栓
11は、グロメット5の挿通孔51を塞いだ状態で、リ
アカバー6に係止される。また、グロメット用埋め栓1
1の係止部112が、リアカバー6の貫通孔61の小径
部61bから抜け出して、段差面61cと係合する際に
クリック感が得られる。勿論、クリック感を得られた時
は、グロメット用埋め栓11の防水部111は、グロメ
ット5の挿通孔51を塞いでいる。
【0029】尚、本実施形態のグロメット用埋め栓11
が用いられている防水コネクタ1では、リアカバー6の
貫通孔61が、大径部61a、小径部61b、及び段差
面61cを有するものであるが、均一な内径を有する通
常の貫通孔を有するリアカバーを備えた防水コネクタで
あっても、本実施形態のグロメット用埋め栓11を適用
することができる。
【0030】図5は本発明の第2の実施形態によるグロ
メット用埋め栓の斜視図、図6は図5に示すグロメット
用埋め栓によりグロメットを塞いだ状態の防水コネクタ
の要部の断面図、図7は図5に示すグロメット用埋め栓
の金型割り方向を示す側面図である。
【0031】図5乃至図7を参照して、本実施形態のグ
ロメット用埋め栓12は、図4に示す防水コネクタ1と
若干構成の異なる防水コネクタ1′に用いれるものであ
る。先ず、この防水コネクタ1′について説明すると、
この防水コネクタ1′は、図4に示す防水コネクタ1と
略同構成であるが、リアカバーの材質が異なる。図4に
示す防水コネクタ1に備えられたリアカバー6は、合成
樹脂から成るが、防水コネクタ1′に備えられたリアカ
バー7は、ゴム、合成ゴム等の弾性材料から形成されて
いる。このリアカバー7に設けられた挿通孔71も、大
径部71a、小径部71b、段差面71cを有してい
る。このように、本実施形態のグロメット用埋め栓12
が用いられる防水コネクタ1′は、リアカバーの材質を
除き、図4に示す防水コネクタ1と同構成であるので、
図6においてグロメット5とリアカバー7だけを示し、
防水コネクタ1′の説明は省略する。
【0032】本実施形態のグロメット用埋め栓12は、
防水部121と、係止部122、軸部123と、頭部1
24とを有し、これらを合成樹脂から金型により一体成
形して成る。
【0033】防水部121は、略円柱状であり、グロメ
ット5の挿通孔51に挿入され、この挿通孔51を塞ぐ
ものである。防水部121の先端は、丸められている。
【0034】係止部122は、防水部121を係止する
ためのものであり、従来、防水部の先端に連設されてい
たものを、後方へ移し、後述する軸部123の外周面に
2つ形成してある。これらの係止部122は、半円板状
であり、弾性を有するリアカバー7の貫通孔71を押し
広げるようにしてこの貫通孔71を挿通し、係止部12
2の後端部が、挿通孔71内において、段差面71cに
係止されるように成っている。
【0035】軸部123は、軸状であり、防水部121
と同じ外径を有し、防水部121の軸方向後端に連設さ
れており、防水部121の軸方向に沿って延在してい
る。この軸部123の外周面に、上述のように、2つの
係止部122が連設されている。
【0036】頭部124は、円板状であり、軸部123
の軸方向後端に連設されている。この頭部124には、
係止部122に対応させて切欠き124aが形成されて
いる。また、この頭部124は、リアカバー7の外側面
と当接するように成っている。この頭部124は、グロ
メット用埋め栓12が必要以上に防水コネクタ1′内に
挿入されるのを防ぎ、また、グロメット用埋め栓12を
グロメット5から引き抜き際に、摘みとして用いられ
る。
【0037】以上のように、グロメット用埋め栓12の
防水部121の一端(先端)には、突起物が何も形成さ
れておらず、防水部121の他端(後端)に、係止部1
22及び軸部123が形成されているので、図7中の矢
印で示すように、防水部121と、係止部122及び軸
部123との間を境にして、金型割り方向を防水部12
1の軸方向にすることができ、従って、パーティングラ
インは、防水部121には全く形成されず、防水部12
1と、係止部122及び軸部123との間だけにしか形
成されない。従って、グロメット用埋め栓12の防水部
121によって、グロメット5の挿通孔51を確実に水
密状態で塞ぐことができる。
【0038】使用に際し、本実施形態のグロメット用埋
め栓12は、防水コネクタ1′の後側からリアカバー7
の貫通孔71を通じてグロメット5の挿通孔51に挿入
されるように成っている。グロメット用埋め栓12をリ
アカバー7の貫通孔71に挿入させると、グロメット用
埋め栓12の係止部122が、貫通孔71の小径部71
bを押し広げながら通過し、また、これと同時に、グロ
メット用埋め栓12の防水部121は、グロメット5の
挿通孔51内に挿入される。グロメット用埋め栓12の
係止部112が貫通孔71の小径部71bを通過し、貫
通孔71の大径部71a内に入ると、貫通孔71の小径
部71bは、それ自体の弾性力により元の径に戻り、こ
の結果、グロメット用埋め栓12の係止部122の後端
部が貫通孔71内の段差面71cと係合し、また、これ
と同時に、グロメット用埋め栓12の防水部121は、
グロメット5の挿通孔51内に完全に挿入される。以上
の結果、グロメット用埋め栓12は、グロメット5の挿
通孔51を塞いだ状態で、リアカバー7に係止される。
また、グロメット用埋め栓12の係止部122が、リア
カバー7の貫通孔71の小径部71bから抜け出して、
段差面71cと係合する際にクリック感が得られる。勿
論、クリック感を得られた時は、グロメット用埋め栓1
2の防水部121は、グロメット5の挿通孔51を塞い
でいる。
【0039】尚、本実施形態のグロメット用埋め栓12
も、均一な内径を有する通常の貫通孔を有する弾性材料
から成るリアカバーを備えた防水コネクタであっても、
適用することができる。
【0040】また、本実施形態では、係止部122を2
個形成してあるが、この係止部の個数は特に限定され
ず、1個でも良く、図8に示すように3個でも良く、ま
た、4以上でも良い。尚、図8に示すように、係止部1
22を3個形成した場合、金型の関係上、切欠き124
aも3個形成される。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明のグロメット用埋
め栓では、金型成形の際に、防水部にパーティングライ
ンが入らないので、グロメットの挿通孔を確実に、水密
状態で塞ぐことができる。このため、グロメットの挿通
孔における防水性が確実なものとなる。また、防水部を
係止するための係止部をリアカバーに係止させる構造と
したので、作業者がグロメット用埋め栓の係止状態を明
確に感知することができ、グロメット用埋め栓を確実に
グロメットに挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるグロメット用埋
め栓をリアカバーに挿入する前の状態の斜視図である。
【図2】図1に示すグロメット用埋め栓によりグロメッ
トを塞いだ状態の断面図である。
【図3】図1に示すグロメット用埋め栓の金型割り方向
を示す斜視図である。
【図4】図1に示すグロメット用埋め栓が用いられてい
る防水コネクタを示し、(a)は防水コネクタを中央で
分断して前方から見た状態の斜視図、(b)は縦断面
図、(c)は防水コネクタを後方から見た状態の斜視図
である。
【図5】本発明の第2の実施形態によるグロメット用埋
め栓の斜視図である。
【図6】図5に示すグロメット用埋め栓によりグロメッ
トを塞いだ状態の防水コネクタの要部の断面図である。
【図7】図5に示すグロメット用埋め栓の金型割り方向
を示す側面図である。
【図8】図5に示すグロメット用埋め栓の変形例の背面
図である。
【図9】従来のグロメット用埋め栓の一例を示し、
(a)は斜視図、(b)はグロメット用埋め栓によりグ
ロメットを完全に塞いだ状態の断面図、(c)はグロメ
ット用埋め栓によりグロメットを不完全に塞いだ状態の
断面図である。
【符号の説明】
1 防水コネクタ 2 ハウジング 21 コンタクト収容部 22 グロメット収容部 23 リアカバー固定部 3 コンタクト 4 ケーブル 5 グロメット 51 挿通孔 6 リアカバー 61 貫通孔 61a 大径部 61b 小径部 61c 段差面 7 リアカバー 71 貫通孔 71a 大径部 71b 小径部 71c 段差面 11 グロメット用埋め栓 111 防水部 112 係止部 113 バネ部 12 グロメット用埋め栓 121 防水部 122 係止部 123 バネ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジング内に固定さ
    れた複数のコンタクトと、該コンタクトに結線されたケ
    ーブルと、前記コンタクトに対応させて形成され前記ケ
    ーブルを水密状態で挿通させる複数の挿通孔を有し、前
    記ハウジング内に配置されたグロメットと、前記複数の
    コンタクトに対応させて形成され前記ケーブルを挿通さ
    せる貫通孔を有し、前記グロメットの後面に対向するよ
    うに前記ハウジングに取り付けられ、前記ケーブルを保
    持するリアカバーとを備えた防水コネクタに用いられ、
    前記ケーブルが挿通されていない前記挿通孔を水密状態
    で塞ぐグロメット用埋め栓であって、前記挿通孔に挿入
    され該挿通孔を塞ぐ軸状の防水部と、該防水部を係止す
    るための係止部とを有し、合成樹脂から形成されたグロ
    メット用埋め栓において、 前記防水部の軸方向後端に該軸方向に沿って延在する一
    対のバネ部が連設され、該一対のバネ部に、それぞれ前
    記係止部が設けられ、該係止部は、前記リアカバーの内
    側で前記貫通孔に係止されるように成っていることを特
    徴とするグロメット用埋め栓。
  2. 【請求項2】 ハウジングと、該ハウジング内に固定さ
    れた複数のコンタクトと、該コンタクトに結線されたケ
    ーブルと、前記コンタクトに対応させて形成され前記ケ
    ーブルを水密状態で挿通させる複数の挿通孔を有し、前
    記ハウジング内に配置されたグロメットと、弾性材料か
    ら成り、前記複数のコンタクトに対応させて形成され前
    記ケーブルを挿通させる貫通孔を有し、前記グロメット
    の後面に対向するように前記ハウジングに取り付けら
    れ、前記ケーブルを保持するリアカバーとを備えた防水
    コネクタに用いられ、前記ケーブルが挿通されていない
    前記挿通孔を水密状態で塞ぐグロメット用埋め栓であっ
    て、前記挿通孔に挿入され該挿通孔を塞ぐ軸状の防水部
    と、該防水部を係止するための係止部とを有し、合成樹
    脂から形成されたグロメット用埋め栓において、 前記防水部の軸方向後端に該軸方向に沿って延在する軸
    部が連設され、該軸部に、前記係止部が設けられ、該係
    止部は、前記貫通孔を押し広げるようにして該貫通孔を
    挿通し、前記リアカバーの内側で前記貫通孔に係止され
    るように成っていることを特徴とするグロメット用埋め
    栓。
  3. 【請求項3】 前記軸部の軸方向後端に、頭部が連設さ
    れ、該頭部は、前記リアカバーの外側面と当接するよう
    に成っていることを特徴とする請求項2記載のグロメッ
    ト用埋め栓。
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