JPH11128200A - マルチスライスmrイメージング方法およびmri装置 - Google Patents

マルチスライスmrイメージング方法およびmri装置

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JPH11128200A
JPH11128200A JP9298293A JP29829397A JPH11128200A JP H11128200 A JPH11128200 A JP H11128200A JP 9298293 A JP9298293 A JP 9298293A JP 29829397 A JP29829397 A JP 29829397A JP H11128200 A JPH11128200 A JP H11128200A
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imaging method
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昭栄 宮本
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晃一 押尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強制回復パルスをマルチスライス法に適用可
能とする。 【解決手段】 選択反転パルスがCPMG条件あるいは
CP条件によるものであり且つETLが偶数の場合に、
各スライス毎の高速スピンエコー法のパルスシーケンス
の終りに、ダミーの選択反転パルスを印加し、次いでM
Rデータを収集しないダミーのリード軸勾配を印加し、
次いで当該スライスのみを選択したリフォーカスパルス
を印加し、次いで当該スライスのみを選択した強制回復
パルス列FRを印加する。 【効果】 あるスライスについての強制回復パルスが他
のスライスへ影響することを抑制できるため、強制回復
パルスをマルチスライス法に実際に適用できるようにな
り、マルチスライス法でも繰り返し時間を短縮できるよ
うになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチスライスM
R(Magnetic Resonance)イメージング方法およびM
RI(Magnetic Resonance Imaging)装置に関し、さ
らに詳しくは、強制回復パルスを「マルチスライス法」
に実際に適用できるようにしたマルチスライスMRイメ
ージング方法およびMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平2−45448号公報(特開昭6
0−151548号公報)において、第1の90°パル
ス(選択励起パルス)とn回の180°パルス(非選択
反転パルス)を印加してT2緩和の異なるn個のMRデ
ータを並行して収集するパルスシーケンスを、k空間を
埋めるように位相エンコード勾配を変えながら、繰り返
し時間TRで繰り返し、n個の各k空間を埋めるMRデ
ータをそれぞれ並列して収集し(マルチエコー法)、コ
ントラストの異なるn枚の画像を同時に得ると共に、前
記マルチエコー法のパルスシーケンスの後に、180°
パルス(非選択反転パルス)を印加し、nが奇数なら第
2の90°パルス(選択励起パルス)を印加し、nが偶
数なら第2の90°パルス(選択励起パルス)とこれに
続く180°パルス(非選択反転パルス)を印加し、こ
れにより繰り返し時間TRを短縮可能とする技術が開示
されている。上記選択励起パルスや非選択反転パルスに
おける「選択」「非選択」の区別は、RFパルスと同時
に勾配磁場を印加して当該RFパルスが撮影対象スライ
スのみに有効なようにする場合を「選択」と言い、RF
パルスと同時に勾配磁場を印加せずに当該RFパルスが
撮影対象スライス外にも有効になってしまう場合を「非
選択」と言う。また、上記第2の90°パルスや,上記
第2の90°パルスとこれに続く180°パルスは、M
Rデータ収集後に残っている横磁化を強制的に縦磁化に
戻すためのパルスであるため、強制回復パルスと言われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特公平2−454
48号公報(特開昭60−151548号公報)では、
横磁化を強制的に縦磁化に戻す強制回復パルスを「マル
チエコー法」に適用する技術が開示され、さらに、強制
回復パルスを「マルチスライス法」に適用することも提
案されている。しかし、特公平2−45448号公報
(特開昭60−151548号公報)に開示の技術は、
非選択反転パルスを用いているため、実際には、これを
「マルチスライス法」に適用することが出来ない問題点
がある。そこで、本発明の目的は、強制回復パルスを
「マルチスライス法」に実際に適用できるようにしたマ
ルチスライスMRイメージング方法およびMRI装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、N(≧1)個のMRデータを収集するパルスシーケ
ンスを位置の異なるM(≧2)枚のスライスについて順
に実行することを繰り返し時間TRで繰り返すマルチス
ライスMRイメージング方法であって、前記繰り返し時
間TR内の各スライス毎のパルスシーケンスの後に、当
該スライスのみを選択したリフォーカスパルスを印加
し、次いで当該スライスのみを選択した強制回復パルス
列を印加することを特徴とするマルチスライスMRイメ
ージング方法を提供する。上記構成において、強制回復
パルス列とは、例えば「スライス軸とリード軸とにリフ
ェーズ勾配を印加し、続いて選択−90°パルスを印加
する」シーケンスや(この場合、選択−90°パルスを
強制回復パルスという)、「スライス軸とリード軸とに
リフェーズ勾配を印加し、続いて選択90°パルスを印
加し、続いて当該選択−180°パルスを印加する」シ
ーケンスをいう(この場合、選択90°パルスおよび選
択−180°パルスを強制回復パルスという)。上記第
1の観点によるマルチスライスMRイメージング方法で
は、繰り返し時間TR内の各スライス毎のパルスシーケ
ンスの後に、当該スライスのみを選択したリフォーカス
パルスおよび強制回復パルス列を印加する。このため、
あるスライスについての強制回復パルスが他のスライス
へ影響することを抑制できる。これにより初めて、強制
回復パルスを「マルチスライス法」に実際に適用できる
ようになる。
【0005】第2の観点では、本発明は、上記第1の観
点によるマルチスライスMRイメージング方法におい
て、前記パルスシーケンスが、選択励起パルスを印加し
次いで位相エンコード勾配を変えながらn(≧2)個の
選択反転パルスを印加して位相エンコード量の異なるn
個のMRデータを順に収集する高速スピンエコー法のパ
ルスシーケンスであることを特徴とするマルチスライス
MRイメージング方法を提供する。上記第2の観点によ
るマルチスライスMRイメージング方法では、強制回復
パルスを「高速スピンエコー法」の「マルチスライス
法」に適用できるようになる。なお、上記nは、ETL
(Echo Train Length)と言われる。
【0006】第3の観点では、本発明は、上記第2の観
点のマルチスライスMRイメージング方法において、前
記選択反転パルスがCPMG条件あるいはCP条件によ
るものであり且つ前記nが偶数の場合に、前記繰り返し
時間TRにおける各スライス毎のパルスシーケンスの後
に、ダミーの選択反転パルスを印加し、次いでMRデー
タを収集しないダミーのリード軸勾配を印加し、次いで
当該スライスのみを選択したリフォーカスパルスを印加
し、次いで当該スライスのみを選択した強制回復パルス
列としてスライス軸とリード軸とにリフェーズ勾配を印
加し続いて選択−90°パルスを印加することを特徴と
するマルチスライスMRイメージング方法を提供する。
最後の選択−90°パルスを印加する直前の磁化の状態
がy軸上にあり、全てのスピンがフォーカス(収束)し
ていなければならないが、そのためには、選択反転パル
スがCPMG条件あるいはCP条件によるものである場
合、選択反転パルスから選択180°パルスまでの18
0°パルスの数が偶数になっている必要がある。つま
り、選択180°パルスより前に印加する選択反転パル
スの数が奇数になっている必要がある。ところが、前記
nが偶数の場合、選択反転パルスの数が偶数になる。そ
こで、上記第3の観点によるマルチスライスMRイメー
ジング方法では、ダミーの選択反転パルスを印加して、
選択180°パルスより前に印加する選択反転パルスの
数を奇数にする。これにより、選択反転パルスがCPM
G条件あるいはCP条件によるものである場合でも、好
適に横磁化を縦磁化に戻すことが出来るようになる。な
お、前記nが奇数の場合は、選択反転パルスの数が奇数
になるから、ダミーの選択反転パルスを印加する必要は
ない。
【0007】第4の観点では、本発明は、上記第2の観
点によるマルチスライスMRイメージング方法におい
て、前記繰り返し時間TRにおける各スライス毎のパル
スシーケンスの後に、当該スライスのみを選択したリフ
ォーカスパルスを印加し、次いで当該スライスのみを選
択した強制回復パルス列としてスライス軸とリード軸と
にリフェーズ勾配を印加し続いて前記リフォーカスパル
スから(ESP/2)時間後に当該スライスのみを選択
した90°パルスを印加し続いて当該スライスのみを選
択した−180°パルスを印加することを特徴とするマ
ルチスライスMRイメージング方法を提供する。上記構
成において、ESP(Echo SPace)とは、選択励起パル
スからエコーがフォーカスするまでの時間をいう。上記
第4の観点によるマルチスライスMRイメージング方法
において、リフォーカスパルスを印加した後、(ESP
/2)時間後になると、横磁化がy軸に収束する。この
時点で選択90°パルスを印加すると、横磁化が−z方
向の縦磁化になる。続いて選択−180°パルスを印加
すると、−z方向の縦磁化が+z軸方向の縦磁化に戻
る。これによれば、上記第3の観点によるマルチスライ
スMRイメージング方法よりも短い時間で横磁化を縦磁
化に戻すことが出来る。
【0008】第5の観点では、本発明は、上記第1の観
点から上記第4の観点のいずれかのマルチスライスMR
イメージング方法において、前記選択励起パルス,前記
選択反転パルス,前記リフォーカスパルスおよび前記強
制回復パルス列中のRFパルスの中心周波数および位相
をスライスの位置に応じて変えることを特徴とするマル
チスライスMRイメージング方法を提供する。スライス
が磁気センター(勾配磁場強度が“0”になる位置)に
あるときのRFパルスの中心周波数を基準とし、スライ
スが磁気センターから距離slocの位置にあるときの選択
励起パルスの中心周波数の前記基準からのずれをΔf90
とし、選択反転パルスおよび選択180°パルスの中心
周波数の前記基準からのずれをΔf180 とし、さらに、
選択−90°パルスの中心周波数の前記基準からのずれ
をΔf-FR とし、選択90°パルスの中心周波数の前記
基準からのずれをΔfFRとし、γを磁気回転比とし、g
90を選択励起パルスに対する勾配磁場の傾きとし、g
180 を選択反転パルスおよび選択180°パルスに対す
る勾配磁場の傾きとし、g-FR を選択−90°パルスに
対する勾配磁場の傾きとし、gFRを選択90°パルスに
対する勾配磁場の傾きとするとき、CPMG条件下で
は、 Δf90=γ・g90・sloc …(1) Δf180=γ・g180・sloc …(2) Δf-FR=γ・g-FR・sloc …(3) ΔfFR=γ・gFR・sloc …(4) となる。また、RFパルスを上記各周波数で印加するタ
イミングからパルスピークまでの時間をiso delay とし
て定義し、 各々をiso90,iso180,iso-FRおよびisoFR
とすると、選択励起パルスと選択反転パルスおよび選択
180°パルスの位相差ΔP90-180と、選択180°パ
ルスと選択−90°パルスの位相差ΔP180--FRと、選
択180°パルスと選択90°パルスの位相差ΔP
180-FRは、 ΔP90-180=2・π(Δf90・iso90−Δf180・iso180) …(5) ΔP180--FR=2・π(Δf180・iso180−Δf-FR・iso-FR) …(6) ΔP180-FR=2・π(Δf180・iso180−ΔfFR・isoFR) …(7) となる。従って、それぞれのRFパルスの位相P90,P
180,P-FRは、例えば選択反転パルスおよび選択180
°パルスの位相を基準とすると、 P90=−ΔP90-180 …(8) P180=π/2 …(9) (図7のような+90°パルスに続いて−180°パルスを用いる場合の 最後の−180°パルスは“π”) P-FR=π+ΔP180--FR …(10) PFR=ΔP180-FR …(11) となる。
【0009】一方、CP条件下では、CPMG条件と同
様に強制回復のための−90°パルスを印加する直前で
は磁化がy軸上にあり、すべてのスピンがフォーカスし
ていなければならないが、NMR(Nuclear Magnetic R
esonance)信号がy軸上で交互に正負に反転するので、
選択反転パルスおよび選択180°パルスが奇数個目か
偶数個目かで位相を制御する必要がある。すなわち、そ
れぞれのRFパルスの位相P90,P180,P-FRは、例え
ば選択反転パルスおよび選択180°パルスの位相を基
準とすると、 ・前記nが奇数の場合およびnが偶数でダミーの選択反転パルスを用いた場合 P90=−ΔP90-180 …(12) P180=0…奇数個目、P180=π…偶数個目 …(13) P-FR=π+ΔP180--FR …(14) ・前記nが偶数の場合(強制回復パルスとして図7のような+90°パルスに続 いて−180°パルスを用いた場合) P90=−ΔP90-180 …(15) P180=0…奇数個目、P180=π…偶数個目 …(16) (強制回復パルスの−180°パルスは0) P-FR=π+ΔP180--FR …(17) となる。前記nが偶数の場合には、CPMG条件と同様
に、ダミーの選択反転パルスとダミーのリード軸勾配を
用いて180°パルスが偶数個になるようにするか、ダ
ミーの選択反転パルスを用いないで−90°パルスに続
いて180°パルスを用いるかする。
【0010】上記第5の観点によるマルチスライスMR
イメージング方法では、上式に基づいてスライスの位置
slocに応じて中心周波数fおよび位相Pを変えるから、
マルチスライス法に好適に対応できる。
【0011】第6の観点では、本発明は、N(≧1)個
のMRデータを収集するパルスシーケンスを位置の異な
るM(≧2)枚のスライスについて順に実行することを
繰り返し時間TRで繰り返すマルチスライスデータ収集
手段を具備したMRI装置であって、前記繰り返し時間
TR内の各スライス毎のパルスシーケンスの後に、当該
スライスのみを選択したリフォーカスパルスを印加し次
いで当該スライスのみを選択した強制回復パルス列を印
加する選択強制回復手段を具備したことを特徴とするM
RI装置を提供する。上記第6の観点によるMRI装置
では、上記第1の観点によるマルチスライスMRイメー
ジング方法を好適に実施できる。
【0012】第7の観点では、本発明は、上記第6の観
点によるMRI装置において、前記パルスシーケンス
が、選択励起パルスを印加し次いで位相エンコード勾配
を変えながらn(≧2)個の選択反転パルスを印加して
位相エンコード量の異なるn個のMRデータを順に収集
する高速スピンエコー法のパルスシーケンスであること
を特徴とするMRI装置を提供する。上記第7の観点に
よるMRI装置では、上記第2の観点によるマルチスラ
イスMRイメージング方法を好適に実施できる。
【0013】第8の観点では、本発明は、上記第7の観
点によるMRI装置において、前記選択反転パルスがC
PMG条件あるいはCP条件によるものであり且つ前記
nが偶数の場合に、前記選択強制回復手段は、前記繰り
返し時間TRにおける各スライス毎のパルスシーケンス
の後に、ダミーの選択反転パルスを印加し、次いでMR
データを収集しないダミーのリード軸勾配を印加し、次
いで当該スライスのみを選択したリフォーカスパルスを
印加し、次いで当該スライスのみを選択した強制回復パ
ルス列としてスライス軸とリード軸とにリフェーズ勾配
を印加し続いて選択−90°パルスを印加することを特
徴とするMRI装置を提供する。上記第8の観点による
MRI装置では、上記第3の観点によるマルチスライス
MRイメージング方法を好適に実施できる。
【0014】第9の観点では、本発明は、上記第7の観
点によるMRI装置において、前記選択反転パルスがC
PMG条件あるいはCP条件によるものであり且つ前記
nが偶数の場合に、前記選択強制回復手段は、前記繰り
返し時間TRにおける各スライス毎のパルスシーケンス
の後に、当該スライスのみを選択したリフォーカスパル
スを印加し、次いで当該スライスのみを選択した強制回
復パルス列としてスライス軸とリード軸とにリフェーズ
勾配を印加し続いて前記リフォーカスパルスから(ES
P/2)時間後に当該スライスのみを選択した90°パ
ルスを印加し続いて当該スライスのみを選択した−18
0°パルスを印加することを特徴とするMRI装置を提
供する。上記第9の観点によるMRI装置では、上記第
4の観点によるマルチスライスMRイメージング方法を
好適に実施できる。
【0015】第10の観点では、本発明は、上記第6の
観点から上記第9の観点のいずれかのMRI装置におい
て、前記マルチスライスデータ収集手段は、前記選択励
起パルス,前記選択反転パルスの中心周波数および位相
をスライスの位置に応じて変えると共に、前記選択強制
回復手段は、前記リフォーカスパルスおよび前記強制回
復パルス列中のRFパルスの中心周波数および位相をス
ライスの位置に応じて変えることを特徴とするMRI装
置を提供する。上記第10の観点によるMRI装置で
は、上記第5の観点によるマルチスライスMRイメージ
ング方法を好適に実施できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態により本
発明をさらに詳しく説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。
【0017】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態のMRI装置を示すブ
ロック図である。このMRI装置100において、マグ
ネットアセンブリ1は、内部に被検体を挿入するための
空間部分(孔)を有し、この空間部分を取りまくように
して、被検体に一定の静磁場を印加する静磁場コイル1
pと、勾配磁場を発生するための勾配磁場コイル1g
(勾配磁場コイルは、X,Y,Zの各軸のコイルを備え
ている)と、被検体にMTパルスや励起パルスを印加す
るための送信コイル1tと、被検体からのNMR信号を
検出する受信コイル1rとが配置されている。静磁場コ
イル1pは静磁場電源2に接続され、勾配磁場コイル1
gは勾配磁場駆動回路3に接続され、送信コイル1tは
RF電力増幅器4に接続され、受信コイル1rは前置増
幅器5に接続されている。
【0018】シーケンス記憶回路6は、計算機7からの
指令に従い、強制回復パルスを用いた高速スピンエコー
法等のパルスシーケンスに基づいて、勾配磁場駆動回路
3を操作し、前記マグネットアセンブリ1の勾配磁場コ
イル1gから勾配磁場を発生させると共に、ゲート変調
回路8を操作し、RF発振回路9からの高周波出力信号
を所定タイミング・所定包絡線のパルス状信号に変調
し、それをMTパルスや励起パルス等としてRF電力増
幅器4に加え、RF電力増幅器4でパワー増幅した後、
前記マグネットアセンブリ1の送信コイル1tに印加
し、RFパルスを送信する。
【0019】前置増幅器5は、マグネットアセンブリ1
の受信コイル1rで検出された被検体からのNMR信号
を増幅し、位相検波器10に入力する。位相検波器10
は、RF発振回路9の出力を参照信号とし、前置増幅器
5からのNMR信号を位相検波して、A/D変換器11
に与える。A/D変換器11は、位相検波後のアナログ
信号をデジタル信号のMRデータに変換して、計算機7
に入力する。
【0020】計算機7は、MRデータに対して画像再構
成演算を行い、イメージ(プロトン密度像等)を生成す
る。このイメージは、表示装置13にて表示される。ま
た、計算機7は、操作卓12から入力された情報を受け
取るなどの全体的な制御を受け持つ。さらに、計算機7
は、スライスの位置に応じて選択励起パルスおよび選択
反転パルスの中心周波数および位相を算出し、そのN個
のMTパルスを1つの励起パルスに対応させて印加する
パルスシーケンスを設計し、シーケンス記憶回路6に渡
す。
【0021】前記計算機7および前記シーケンス記憶回
路6が、マルチスライスデータ収集手段および選択強制
回復パルス印加手段に相当する。
【0022】図2に示すように、第1スライス〜第3ス
ライスのMRデータを並行して収集するマルチスライス
法の場合、図3に示すように、第1スライスのMRデー
タを収集するパルスシーケンスPS1と,第2スライス
のMRデータを収集するパルスシーケンスPS2と,第
3スライスのMRデータを収集するパルスシーケンスP
S3とを順に実行することを、各スライスのk空間を埋
めるように位相エンコード勾配を変えながら、繰り返し
時間TRで繰り返す。
【0023】図4は、MRデータ数n=2とした高速ス
ピンエコー法に強制回復パルスを用いたパルスシーケン
ス図である。 (1) MRデータ収集対象のスライスの縦磁化をx軸の周
りに90°回転させて横磁化とする選択励起パルス90
°xを印加する。 (2) MRデータ収集対象のスライスの横磁化をy軸の周
りに180°回転させる選択反転パルス180°y(-o
は奇数番目を表し、-eは偶数番目を表す)を印加し、N
MR信号を受信することを2回繰り返す。 (3) ダミーの選択反転パルス180°y-oを印加し、続
いてMRデータの収集を行わないダミーのリード軸勾配
を印加する。 (4) MRデータ収集対象のスライスの横磁化をy軸の周
りに180°回転させる選択リフォーカスパルス180
°y-eを印加する。 (5) 強制回復パルス列FRとして、スライス軸とリード
軸とにリフェーズ勾配Rpを印加し、続いて前記リフォ
ーカスパルス180°y-eから(ESP/2)時間後
(横磁化がy軸にフォーカスする)に、MRデータ収集
対象のスライスの横磁化をx軸の周りに−90°回転さ
せる選択−90°パルス−90°xを印加する。
【0024】なお、選択励起パルス90°x,選択反転
パルス180°y,選択リフォーカスパルス180°y
-eおよび選択−90°パルス−90°xの中心周波数お
よび位相は、各スライスの位置sloc1〜sloc3と前記
(1)(2)(3)式,(5)(6)式および(8)(9)(10)式とか
ら決定する。
【0025】図5は、図4のパルスシーケンスに応じた
磁化の振る舞いを示す説明図である。 (a) 磁化は、静磁場の方向に向いた縦磁化になってい
る。 (b) 選択励起パルス90°xによって、y方向に向いた
横磁化になる。 (c) 横磁化が、ばらける。 (d) 1番目の選択反転パルス180°y-oにより、y軸
の周りに180°回転する。 (e) 横磁化が、y軸に収束する。NMR信号を受信す
る。 (f) 横磁化が、ばらける。 (g) 2番目の選択反転パルス180°y-eにより、y軸
の周りに180°回転する。 (h) 横磁化が、y軸に収束する。NMR信号を受信す
る。 ・上記(c)に戻り、ダミーの選択反転パルス180°y-
oにより(d)に移り、次いで(e)〜(f)に移り、続いて、選
択リフォーカスパルス180°y-e により上記(g)に移
り、次いで(h)に移り、横磁化がy軸に収束する。 (i) 強制回復パルスの選択−90°パルス−90°xに
より、横磁化をx軸の周りに−90°回転し、縦磁化に
戻す。
【0026】以上の第1の実施形態によれば、強制回復
パルスをマルチスライス法の高速スピンエコー法に適用
できるようになる。
【0027】−第2の実施形態− 図6は、MRデータ数n=3とした高速スピンエコー法
に強制回復パルスを用いたパルスシーケンス図である。 (1) MRデータ収集対象のスライスの縦磁化をx軸の周
りに90°回転させて横磁化とする選択励起パルス90
°xを印加する。 (2) MRデータ収集対象のスライスの横磁化をy軸の周
りに180°回転させる選択反転パルス180°y(-o
は奇数番目を表し、-eは偶数番目を表す)を印加し、N
MR信号を受信することを3回繰り返す。 (3) MRデータ収集対象のスライスの横磁化をy軸の周
りに180°回転させる選択リフォーカスパルス180
°y-eを印加する。 (4) 強制回復パルス列FRとして、スライス軸とリード
軸とにリフェーズ勾配Rpを印加し、続いて前記リフォ
ーカスパルス180°y-eから(ESP/2)時間後
(横磁化がy軸にフォーカスする)に、MRデータ収集
対象のスライスの横磁化をx軸の周りに−90°回転さ
せる選択−90°パルス−90°xを印加する。
【0028】なお、選択励起パルス90°x,選択反転
パルス180°y,選択リフォーカスパルス180°y
-eおよび選択−90°パルス−90°xの中心周波数お
よび位相は、各スライスの位置sloc1〜sloc3と前記
(1)(2)(3)式,(5)(6)式および(8)(9)(10)式とか
ら決定する。磁化の振る舞いは、図5と同様である。但
し、ダミーの選択反転パルスの代りに、3番目の選択反
転パルス180°y-oが印加され、MRデータが収集さ
れる点が異なっている。以上の第2の実施形態によれ
ば、強制回復パルスFRをマルチスライス法の高速スピ
ンエコー法に適用できるようになる。
【0029】−第3の実施形態− 図7は、MRデータ数n=2とした高速スピンエコー法
に強制回復パルスを用いたパルスシーケンス図である。 (1) MRデータ収集対象のスライスの縦磁化をx軸の周
りに90°回転させて横磁化とする選択励起パルス90
°xを印加する。 (2) MRデータ収集対象のスライスの横磁化をy軸の周
りに180°回転させる選択反転パルス180°y(-o
は奇数番目を表し、-eは偶数番目を表す)を印加し、N
MR信号を受信することを2回繰り返す。 (3) MRデータ収集対象のスライスの横磁化をy軸の周
りに180°回転させる選択リフォーカスパルス180
°y-oを印加する。 (4) 強制回復パルス列FRとして、スライス軸とリード
軸とにリフェーズ勾配Rpを印加し、続いて前記選択リ
フォーカスパルス180°y-oから(ESP/2)時間
後(横磁化がy軸にフォーカスする)に、MRデータ収
集対象のスライスの横磁化をx軸の周りに90°回転さ
せる選択90°パルス90°xを印加し、続いてMRデ
ータ収集対象のスライスの横磁化をx軸の周りに−18
0°回転させる選択−180°パルス180°xを印加
する。
【0030】なお、選択励起パルス90°x,選択反転
パルス180°y,選択リフォーカスパルス180°y
-o,選択90°パルス90°xおよび選択−180°パ
ルス180°xの中心周波数および位相は、各スライス
の位置sloc1〜sloc3と前記(1)(2)(4)式,(5)(7)
式および(8)(9)(11)式とから決定する。
【0031】図8は、図7のパルスシーケンスに応じた
磁化の振る舞いを示す説明図である。 (a) 磁化は、静磁場の方向に向いた縦磁化になってい
る。 (b) 選択励起パルス90°xによって、y方向に向いた
横磁化になる。 (c) 横磁化が、ばらける。 (d) 1番目の選択反転パルス180°y-oにより、y軸
の周りに180°回転する。 (e) 横磁化が、y軸に収束する。NMR信号を受信す
る。 (f) 横磁化が、ばらける。 (g) 2番目の選択反転パルス180°y-eにより、y軸
の周りに180°回転する。 (h) 横磁化が、y軸に収束する。NMR信号を受信す
る。 ・上記(c)に戻り、選択リフォーカスパルス180°y-
oにより(d)に移り、次いで(e) に移る。 (i) 強制回復パルスの選択90°パルス90°xによ
り、横磁化をx軸の周りに90°回転し、−z方向の縦
磁化にする。 (j) 強制回復パルスの選択−180°パルス180°x
により、−z方向の縦磁化を+z方向の縦磁化に戻す。
【0032】以上の第3の実施形態によれば、強制回復
パルスをマルチスライス法の高速スピンエコー法に適用
できるようになる。さらに、図4のパルスシーケンスよ
りも強制回復に必要な時間を短縮することが出来る。
【0033】−他の実施形態− 1.強制回復パルスの−90°パルスの位相P-FRとし
て、前記(14)式の代りに、 P-FR=ΔP180--FR かつ 振幅反転 …(14’) としてもよい。 2.強制回復パルスの−90°パルスの代りに、可変フ
リップ角αのRFパルスを用いることで、縦磁化の緩和
状態を変えられるようにしてもよい(例えばα=−60
°とする)。 3.MRデータの収集を繰り返して、得られたMRデー
タを加算し、信号対雑音比を改善すること(NEX)を
マルチスライスで行う場合に、本発明を適用すれば、繰
り返し時間を短縮することが出来る。例えば、磁場強度
の小さいMRI装置でシングルショット高速スピンエコ
ー法を実施するときや、MRCPスキャン(MRによる
胆管膵管撮影)を行う場合に有用である。 4.エコープラナー法をマルチスライスで行う場合に
も、本発明を適用すれば、繰り返し時間を短縮すること
が出来る。 5.プロジェクションイメージング法をマルチスライス
で行う場合にも、本発明を適用すれば、繰り返し時間を
短縮でき、フレームレートを上げることが出来る。
【0034】
【発明の効果】本発明のMRイメージング方法およびM
RI装置によれば、あるスライスについての強制回復パ
ルスが他のスライスへ影響することを抑制できるため、
強制回復パルスをマルチスライス法に実際に適用できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるMRI装置を
示すブロック図である。
【図2】マルチスライス法における第1スライス〜第3
スライスの位置の説明図である。
【図3】第1スライスに対するパルスシーケンスと第2
スライスに対するパルスシーケンスと第3スライスに対
するパルスシーケンスの繰り返しのタイムチャートであ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態にかかる高速スピンエ
コー法(nが偶数の場合)のパルスシーケンス図であ
る。
【図5】図4のパルスシーケンスに対応した磁化の振る
舞いを示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態にかかる高速スピンエ
コー法(nが奇数の場合)のパルスシーケンス図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施形態にかかる高速スピンエ
コー法(nが偶数の場合)のパルスシーケンス図であ
る。
【図8】図7のパルスシーケンスに対応した磁化の振る
舞いを示す説明図である。
【符号の説明】
100 MRI装置 3 勾配磁場駆動回路 4 RF電力増幅器 6 シーケンス記憶回路 7 計算機 8 ゲート変調回路 9 RF発振回路 12 操作卓 13 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉 進 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N(≧1)個のMRデータを収集するパ
    ルスシーケンスを位置の異なるM(≧2)枚のスライス
    について順に実行することを繰り返し時間TRで繰り返
    すマルチスライスMRイメージング方法であって、前記
    繰り返し時間TR内の各スライス毎のパルスシーケンス
    の後に、当該スライスのみを選択したリフォーカスパル
    スを印加し、次いで当該スライスのみを選択した強制回
    復パルス列を印加することを特徴とするマルチスライス
    MRイメージング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマルチスライスMRイ
    メージング方法において、前記パルスシーケンスが、選
    択励起パルスを印加し次いで位相エンコード勾配を変え
    ながらn(≧2)個の選択反転パルスを印加して位相エ
    ンコード量の異なるn個のMRデータを順に収集する高
    速スピンエコー法のパルスシーケンスであることを特徴
    とするマルチスライスMRイメージング方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマルチスライスMRイ
    メージング方法において、前記選択反転パルスがCPM
    G条件あるいはCP条件によるものであり且つ前記nが
    偶数の場合に、前記繰り返し時間TRにおける各スライ
    ス毎のパルスシーケンスの後に、ダミーの選択反転パル
    スを印加し、次いでMRデータを収集しないダミーのリ
    ード軸勾配を印加し、次いで当該スライスのみを選択し
    たリフォーカスパルスを印加し、次いで当該スライスの
    みを選択した強制回復パルス列としてスライス軸とリー
    ド軸とにリフェーズ勾配を印加し続いて選択−90°パ
    ルスを印加することを特徴とするマルチスライスMRイ
    メージング方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のマルチスライスMRイ
    メージング方法において、前記選択反転パルスがCPM
    G条件あるいはCP条件によるものであり且つ前記nが
    偶数の場合に、前記繰り返し時間TRにおける各スライ
    ス毎のパルスシーケンスの後に、当該スライスのみを選
    択したリフォーカスパルスを印加し、次いで当該スライ
    スのみを選択した強制回復パルス列としてスライス軸と
    リード軸とにリフェーズ勾配を印加し続いて前記リフォ
    ーカスパルスから(ESP/2)時間後に当該スライス
    のみを選択した90°パルスを印加し続いて当該スライ
    スのみを選択した−180°パルスを印加することを特
    徴とするマルチスライスMRイメージング方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のマルチスライスMRイメージング方法において、前記
    選択励起パルス,前記選択反転パルス,前記リフォーカ
    スパルスおよび前記強制回復パルス列中のRFパルスの
    中心周波数および位相をスライスの位置に応じて変える
    ことを特徴とするマルチスライスMRイメージング方
    法。
  6. 【請求項6】 N(≧1)個のMRデータを収集するパ
    ルスシーケンスを位置の異なるM(≧2)枚のスライス
    について順に実行することを繰り返し時間TRで繰り返
    すマルチスライスデータ収集手段を具備したMRI装置
    であって、前記繰り返し時間TR内の各スライス毎のパ
    ルスシーケンスの後に、当該スライスのみを選択したリ
    フォーカスパルスを印加し次いで当該スライスのみを選
    択した強制回復パルス列を印加する選択強制回復手段を
    具備したことを特徴とするMRI装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のMRI装置において、
    前記パルスシーケンスが、選択励起パルスを印加し次い
    で位相エンコード勾配を変えながらn(≧2)個の選択
    反転パルスを印加して位相エンコード量の異なるn個の
    MRデータを順に収集する高速スピンエコー法のパルス
    シーケンスであることを特徴とするMRI装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のMRI装置において、
    前記選択反転パルスがCPMG条件あるいはCP条件に
    よるものであり且つ前記nが偶数の場合に、前記選択強
    制回復手段は、前記繰り返し時間TRにおける各スライ
    ス毎のパルスシーケンスの後に、ダミーの選択反転パル
    スを印加し、次いでMRデータを収集しないダミーのリ
    ード軸勾配を印加し、次いで当該スライスのみを選択し
    たリフォーカスパルスを印加し、次いで当該スライスの
    みを選択した強制回復パルス列としてスライス軸とリー
    ド軸とにリフェーズ勾配を印加し続いて選択−90°パ
    ルスを印加することを特徴とするMRI装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のMRI装置において、
    前記選択反転パルスがCPMG条件あるいはCP条件に
    よるものであり且つ前記nが偶数の場合に、前記選択強
    制回復手段は、前記繰り返し時間TRにおける各スライ
    ス毎のパルスシーケンスの後に、当該スライスのみを選
    択したリフォーカスパルスを印加し、次いで当該スライ
    スのみを選択した強制回復パルス列としてスライス軸と
    リード軸とにリフェーズ勾配を印加し続いて前記リフォ
    ーカスパルスから(ESP/2)時間後に当該スライス
    のみを選択した90°パルスを印加し続いて当該スライ
    スのみを選択した−180°パルスを印加することを特
    徴とするMRI装置。
  10. 【請求項10】 請求項6から請求項9のいずれかに記
    載のMRI装置において、前記マルチスライスデータ収
    集手段は、前記選択励起パルス,前記選択反転パルスの
    中心周波数および位相をスライスの位置に応じて変える
    と共に、前記選択強制回復手段は、前記リフォーカスパ
    ルスおよび前記強制回復パルス列中のRFパルスの中心
    周波数および位相をスライスの位置に応じて変えること
    を特徴とするMRI装置。
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