JPH11122978A - 独立巻線をもつdcブラシレスモータの駆動電流制御方法 - Google Patents

独立巻線をもつdcブラシレスモータの駆動電流制御方法

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JPH11122978A
JPH11122978A JP10222771A JP22277198A JPH11122978A JP H11122978 A JPH11122978 A JP H11122978A JP 10222771 A JP10222771 A JP 10222771A JP 22277198 A JP22277198 A JP 22277198A JP H11122978 A JPH11122978 A JP H11122978A
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bridge
current
signal
logic
phase
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JP10222771A
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Ezio Galbiati
エジオ ガルビアティ
Michele Boscolo
ミケーレ ボスコロ
Luca Bertolini
ルカ ベルトリニ
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STMicroelectronics SRL
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • H02P6/085Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/28Arrangements for controlling current

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 独立位相巻線をもつブラシレスモータのPW
Mモード電流を、位相巻線の数に関係なく制御する方法
を提供する。 【解決手段】 回路の共通接地ノードと、フルブリッジ
段階部を構成する2個のハーフブリッジ段階の一方に共
通接続されている下段電位ノードとの間に接続された第
1検出抵抗器における第1位相巻線を流れる電流、およ
び他方のハーフブリッジ段階に共通接続されている下段
電位ノードとの間に接続された第2検出抵抗器における
第2位相巻線を流れる電流を検出する工程と、第1検出
抵抗器および第2検出抵抗器における信号を同じ基準信
号と比較して2つの単安定回路のためのトリガ信号を作
成する工程と、2つの単安定回路の対応する単安定回路
にて作成された信号と位相巻線のシーケンサ/シンクロ
ナイザー装置にて作成された駆動信号とを合成する合成
論理ゲート部を経由してハーフブリッジのそれぞれを駆
動する工程と、からなる電流制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に「ブラシレ
ス」式と呼ばれる高速電子切換DCモータを駆動する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子切換式のDCモータは、高速動作を
必要とする多様な制御調整装置、および、ハードディス
ク、フレキシブルディスク、光ディスク、DC−ROM
などの大容量記憶装置や、テープストリーマなどの回転
を伴う周辺装置で利用されている。これらの装置は高速
設計が可能であるが、モータの位相巻線による電気負荷
の誘電特性、モータの慣性、回転質量ポーズ制限などに
より、加速中に正確な制御が可能なモータの実現には技
術上の問題がある。
【0003】そのようなブラシレスDCモータの電子切
換システムは、多数の位相巻線に応じて設計可能である
が、一般的には、星形状に接続され6つの異なる切換位
相とP個の極をもつ3相の巻線を備える。この場合、ロ
ータの一回転において3×P個の平衡点が存在すること
になる。
【0004】本明細書では、各励磁相を2つの大文字で
示している。大文字の1番目(A、B、Cなど)は、電
流がそれぞれの供給端子から星構造の中心CTへ向かっ
て流れる通常の巻線を示し、記号\に続く2番目の大文
字は、通常は星構造中心CTから入力された電流が相対
巻線の供給端子に向かうような巻線を表す。
【0005】前記ブラシレスモータは、普通は、その出
力段階が多相全波ブリッジ回路であるIC回路により駆
動されるが、3相モータの場合には、6バイポーラ式
(BJT)または電界効果式(MOS)のパワートラン
ジスタで構成される。一般的に、モータ電流は、図1の
回路図に示されるように、PWMモードや相互コンダク
タンスループで線形制御されている。
【0006】モータの所定の切換位相期間中には、「ソ
ース」パワートランジスタが通電状態(MOS素子の場
合は飽和状態)に駆動され、「シンク」パワートランジ
スタが相互コンダクタンス素子として作用する。
【0007】DCモータを電子切換する技術では、異な
るモードに従って回転を制御することができる。その制
御モードの例は、同出願者による1996年8月1日受
理のヨーロッパ特許出願No.96830440.2、
1996年5月22日受理のヨーロッパ特許出願No.
96830295.0、1996年4月4日受理のヨー
ロッパ特許出願No.96830190.3、1996
年5月29日受理のヨーロッパ特許出願No.9683
0180.4に記述されている。
【0008】各切換位相中において、電圧または電流の
制御モードに関係なく、モータ巻線の駆動は一定または
可変電流で行われる。
【0009】各相が一定電流で駆動されるような3相巻
線DCモータの場合、各切換位相中に2つの巻線が駆動
され、3番目の巻線は励起されない。このような駆動方
法は、3個の巻線のうち2個にだけ絶えず電流が流れる
ので、「バイポーラ」式と呼ばれている。
【0010】3個の巻線端子をA、B、Cとし、Aの電
位がBの電位より大きなA相とB相間の入力をAB\と
仮定すると、回転を与える順序は下記の通りとなる。
【表1】 AB\−AC\−BC\−BA\−CA\−CB\
【0011】モータを逆方向に回転させるには、上記の
逆の順序にすればよい。
【0012】モータを効率的に駆動させるためには、位
相の切換時間をロータの瞬時位置に同期させねばならな
い。
【0013】このような「バイポーラ」式の駆動方法で
は、瞬時に2個の巻線が励磁されるため、星構造のモー
タでは、3つのハーフブリッジ部の共通電源に直列に接
続された単独の検出抵抗器を使うことにより電流の制御
ができる。
【0014】実際には、駆動電流が交差通電する位相
(巻線)は直列接続されているので、巻線と検出抵抗器
を通過する出力段階の電流基本出力の単独制御を必要と
するだけである。
【0015】検出抵抗器の端子における電流が生成する
電圧は、普通は線形式である電流制御回路でフィードバ
ック電圧として使われ、例えば、PWM式やハーフブリ
ッジ部低段MOS式の飽和電圧トランジスタを制御し、
ハーフブリッジ部や高段MOSトランジスタを所定時間
だけオフする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】星構造接続のモータと
違い、その駆動動作が図2に図示されている独立巻線を
もつモータでは、巻線が直列に接続されていない。それ
ゆえ、このようなシステムで電流制御を行うには、図3
のように、下段ハーフブリッジを検出抵抗器を経由して
接地させる。これにより、モータ巻線を流れる全電流
が、所定の巻線に対する電流の追加により制御できる
が、逆起電力が発生するため、単独巻線の電流が変動し
てしまう。
【0017】図4は、上記で説明した電流制御式のモー
タ巻線における電流を示す図である。この制御方法で
は、逆起電力により最大トルク発生時において電流が制
限されるため、効率低下が避けられない。
【0018】そのために各位相巻線の電流を個別に制御
する別の方法が試みられており、図5は、それぞれのモ
ータ巻線を駆動する3つのフルブリッジ部が駆動できる
ような独立巻線のブラシレスモータの回路図である。当
然ながら、電流制御ループを巻線の数で乗算する必要が
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、独立位相巻線
をもつブラシレスモータのPWMモード電流を、バイポ
ーラ式で駆動させるものである。実際の位相巻線の数に
関係なく、2個の検出抵抗器と2個の制御ループだけを
使って、電流は各巻線ごとに別々に制御される。
【0020】本発明の方法は、下記の動作にて実行でき
る。
【0021】回路の共通接地ノードと、フルブリッジ段
階部の2個のハーフブリッジ段階の一方に共通接続され
ている下段電位ノードとの間に接続された第1検出抵抗
器における第1位相巻線を流れる電流、および、回路の
共通接地ノードと、他方のハーフブリッジ段階に共通接
続されている下段電位ノードとの間に接続された第2検
出抵抗器における第2位相巻線を流れる電流を検出する
段階と、前記第1検出抵抗器および第2検出抵抗器にお
ける信号を、同じ基準信号と比較して、2つの単安定回
路のためのそれぞれの論理トリガ信号を作成する段階
と、前記2つの単安定回路の対応する単安定回路にて作
成された信号と、位相切換のシーケンサ/シンクロナイ
ザー装置にて作成された駆動信号とを合成する合成論理
ゲート部を経由して前記ハーフブリッジのそれぞれを駆
動する段階と、を行う。
【0022】ここで前記合成論理ゲート部は、フルブリ
ッジ段階部の上段または下段にて電流循環をさせる方法
に従って、OR論理式でもAND論理式でも構わず、い
ずれの場合でも、本発明では、独立して駆動される位相
巻線の数に関係なく、必要な制御ループおよび電流検出
抵抗器の数を制限して、PWM電流モードの制御が可能
となる。
【0023】本発明の特徴や長所は、以下における付随
図面を参照した複数の実施例の説明からより明白になろ
う。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明による装置の第1実施形態
を、図6を使って説明する。
【0025】デジタル入力信号で制御されるトリプルハ
ーフブリッジ(3個のハーフブリッッジ部)が備えてい
るIC素子を2個用いる。それぞれのIC素子に接続さ
れるハーフブリッジ部には、駆動入力EN_A、EN_
B、EN_Cと命令入力INA、INB、INC、IN
a、INb、INcが接続される。駆動入力が論理値0
に設定されているときは、ハーフブリッジ内部の両DM
OSパワートランジスタは動作停止となる。駆動信号が
論理値1で、命令入力が論理値1の場合にはハーフブリ
ッジ部の上段のDMOS出力トランジスタが駆動され、
命令入力が論理値0のときはハーフブリッジ部の下段の
DMOSパワートランジスタが駆動される。
【0026】図6では、それぞれA、B、Cの出力端子
をもつ3個のハーフブリッジ部の下段電位ノードは第1
検出抵抗器Rs1経由で接地されており、他方、それぞ
れa、b、cの出力端子をもつ3個のハーフブリッジ部
の下段電位ノードは第2検出抵抗器Rs2経由で接地さ
れている。
【0027】前記各検出抵抗器は、電圧比較器とワンシ
ョット単安定回路とから成り、モータの3個の位相巻線
に個別に作用できるPWM電流制御回路に接続されてい
る。この電流制御回路は、定電流TOFFおよびブリッ
ジ上段での低速電流循環を備えたパルス幅変調(PW
M)式のものである。
【0028】下記の分析においては、定電流TOFFで
のPWM電流制御が対象となるが、一定周波数によるP
WM制御も同様に考慮でき、本発明はその両方に適用可
能である。
【0029】発明の機能原理:前記で説明した3個の独
立位相巻線をもつブラシレスモータのバイポーラ駆動の
操作は、以下のように実行できる。
【0030】3個の独立位相巻線をもつブラシレスモー
タの場合、ブラシレスモータの位相回転順序は、下記の
ように書き直せる。
【表2】 第1段階 第2段階 第3段階 第4段階 第5段階 第6段階 Aa+bB Aa+cC Bb+cC Bb+aA Cc+aA Cc+bB
【0031】第1段階を例にして説明すると、AとBが
励磁相巻線であって、位相巻線A内ではAからaへ電流
が流れ、位相巻線B内ではbからBへ電流が流れ、位相
巻線C内では電流が流れない。
【0032】図6のシーケンサでは、順序に整合し、か
つ、ロータ位置検出器で検出されるモータのロータ位置
に同期するような方法で出力段階部を駆動させるプログ
ラムを形成する下記のような信号が作成される。
【表3】 EN_A EN_B EN_C InA InB InC Ina Inb Inc
【0033】図6によれば、制御される電流値は、比較
器COMP1とCOMP2の反転入力端に入力される制
御電圧Vctrlの値で決まる。
【0034】2つの単安定回路ONE1、ONE2で、
瞬時に駆動位相巻線を流れる電流が循環位相内でゲート
へ送られる期間が決められる。これを、OR_A、OR
_a、OR_B、OR_b、OR_C、OR_cとす
る。
【0035】ここで第1段階を、残り全部の段階(切換
位相)にも適用できるため、分析することにする。
【0036】第1段階において、AとBが励磁巻線であ
る場合、巻線Aの電流は検出抵抗器Rs2を流れ、巻線
Bの電流は検出抵抗器Rs1を流れる。それゆえ、この
切換位相の期間には、巻線Aの電流は電流制御回路(CU
RRENT CONTROL)2で制御され、巻線Bの電流は電流制
御回路1で制御されることになる。
【0037】巻線Aに関しては、単安定回路ONE1、
ONE2の出力が当初は論理値0であるため、出力段階
でのプログラム信号の論理値は下記のようになる。
【表4】EN_A=”1”(ハーフブリッジを駆動) InA=INA=”0” Ina=INa=”0”
【0038】巻線Aを流れる電流は、MOSトランジス
タT1AとT4Aをオンにすることにより供給でき、モ
ータ巻線を流れる電流により作られるRs2の電圧値が
制御電圧Vctrlを越えると、比較器COMP2の出
力が単安定回路ONE2にトリガをかけ、単安定回路O
NE2の出力を所望の期間だけ論理値1に変える。そし
て、Ina信号とOR処理された単安定回路ONE2の
出力は、ゲート出力OR_a(駆動信号INaと等価)
を論理値1に変換させるので、MOSトランジスタT4
AがオフとなりMOSトランジスタT3Aがオンとな
る。このようにして、巻線Aの電流は、MOSトランジ
スタT1AとT3Aから成るブリッジ部の上段を低速循
環する位相の間減少し、この状態は、単安定回路ONE
2の出力が論理値0に戻って、前の状態をリセットする
まで変化しない。その後、MOSトランジスタT1Aと
T4Aをオンにすることにより位相巻線A内に電流が増
加し始め、Rs2の電圧低下が制御電圧Vctrlを越
えると、このサイクルが繰り返される。
【0039】同時に、位相巻線Bでは、出力段階のプロ
グラム信号の論理値が下記のようになる。
【表5】EN_B=”1” InB=INB=”0” Inb=INb=”1”
【0040】巻線Bを流れる電流は、MOSトランジス
タT3BとT2Bをオンにすることにより供給でき、モ
ータ巻線を流れる電流により作成されるRs1の電圧値
が制御電圧Vctrlを越えると、比較器COMP1の
出力が単安定回路ONE1にトリガをかけ、その出力を
所望の期間だけ論理値1に変える。そして、InB信号
とOR処理にされた単安定回路ONE1の出力は、ゲー
ト出力OR_B(駆動信号INBと等価)を論理値1に
変換させるので、MOSトランジスタT2Bがオフとな
りMOSトランジスタT1Bがオンとなる。このように
して、巻線Bの電流は、MOSトランジスタT1BとT
3Bから成るブリッジ部の上段を低速循環する位相の間
減少し、この状態は、単安定回路ONE1の出力が論理
値0に戻って、前の状態をリセットするまで変化しな
い。その後、MOSトランジスタT3BとT2Bをオン
にすることにより位相巻線B内で電流が増加し始め、R
s1の電圧低下が制御電圧Vctrlを越えると、この
サイクルが繰り返される。
【0041】ブリッジ部の上段つまり支線部において電
流を循環させる代わりに、ブリッジ部の下段つまり支線
部において電流を循環させることも可能である。
【0042】この場合、3個のモータ巻線の電流制御回
路は、図7の第2実施形態に変更される。
【0043】第1実施形態と第2実施形態の相違点は、
PWM電流制御を実行するため、出力段階を構成するブ
リッッジ部の下段階での低速循環に対応して、比較器C
OMP2でRs1の電圧低下値が制御電圧Vctrlと
比較され、比較器COMP1でRs2の電圧低下値が制
御電圧Vctrlと比較されることである。同じく、A
とBが駆動巻線である場合の第1段階、つまり切換位相
を例として説明する。
【0044】前述のように、位相巻線Aの電流が検出抵
抗器Rs2を流れるとき、位相巻線Bの電流は検出抵抗
器Rs1を流れるが、ここでは、位相巻線Aの電流は電
流制御回路1で制御され、巻線Bの電流は電流制御回路
2で制御されることになる。
【0045】巻線Aに関して、単安定回路ONE1、O
NE2の出力が当初は論理値0であるため、出力段階で
のプログラム信号の論理値は下記のようになる。
【表6】EN_A=”1”(ハーフブリッジを駆動) InA=INA=”1” Ina=INa=”0”
【0046】この場合、巻線Aを流れる電流は、MOS
トランジスタT1AとT4Aにて供給される。
【0047】電流制御回路1は、シーケンサの出力信号
と共に、AND論理処理で出力段階の駆動信号に作用す
る。具体的には、検出抵抗器Rs2での電圧低下が制御
電圧Vctrlを越えると、比較器COMP1により所
定期間だけ単安定回路ONE1の出力が論理値1に変わ
る。このため、インバータINV1とゲートを経由し
て、シーケンサの出力信号とInAとでAND論理処理
が行われ、INA信号が論理値0に変わり、出力段階を
駆動させるため、ブリッジ部の下段での電流循環が開始
され、この場合、MOSトランジスタT2AとT4Aを
オンにする。
【0048】位相巻線Bでは、下記のようになる。
【表7】 EN_B=”1”(ハーフブリッジ部を駆動) InB=INB=”0” Inb=INb=”1”
【0049】当初は、MOSトランジスタT3BとT2
Bを経由して電流がモータに供給されている。そして、
検出抵抗器Rs1の端子における電圧値が制御電圧Vc
trlを越えると、比較器COMP2が単安定回路ON
E2にトリガをかけ、所望期間だけ単安定回路ONE2
の出力が論理値1に変わる。これにより、インバータI
NV2とゲートを経由して、シーケンサの出力信号とI
nbとでAND論理処理が行われて、INb信号が論理
値0に変わり出力段階を駆動させるため、ブリッジ部の
下段での電流循環が開始され、この場合、MOSトラン
ジスタT4BとT2Bがオンになるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】単数の検出抵抗器を使った、星形状に接続され
た3個の位相巻線をもつブラシレスモータを駆動する装
置のブロック図。
【図2】それぞれが互いに完全独立したステータ巻線を
もつブラシレスモータ、および、3個のモータの巻線を
独立して駆動する3つのフルブリッジ段階から成る相対
出力段階部の図。
【図3】モータ巻線の電流制御のための1個の検出抵抗
器を使う、図2の独立巻線をもつブラシレスモータにお
ける電流制御の方法を示す図。
【図4】図3で示されるような電流制御装置による、モ
ータの巻線の電流波形図。
【図5】独立巻線をもつブラシレスモータ内の電流を個
別に制御するための装置の別回路図。
【図6】本発明による、フルブリッジ出力段階部の上段
における電流循環でPWM電流の制御をする、バイポー
ラ式で駆動される独立巻線をもつブラシレスモータの制
御装置のブロック図。
【図7】フルブリッジ出力段階部の下段において電流循
環させる、図6と同じ装置の図。
フロントページの続き (72)発明者 ボスコロ ミケーレ イタリア 30019 ソットマリナ ヴィア ニコロゼノ 19 (72)発明者 ベルトリニ ルカ イタリア 20148 ミラノ ヴィアヴェニ ーロ 11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各巻線が、第1と第2のハーフブリッジ
    段階から成るフルブリッジ段階部で独立駆動でき、その
    第1と第2のハーフブリッジ段階の上段パワー素子と下
    段パワー素子が、その信号が所定の基準値と比較されて
    論理制御信号を作成できるような少なくとも1個の電流
    検出抵抗器を使って位相巻線の電流をモニターすること
    により、互いに異なる相において制御できる、多相R−
    L電気アクチュエータの電流をPWMモードで制御する
    電流制御方法であって、 回路の共通接地ノードと、前記フルブリッジ段階部を構
    成する2個のハーフブリッジ段階の一方に共通接続され
    ている下段電位ノードとの間に接続された第1検出抵抗
    器における第1位相巻線を流れる電流、および、回路の
    共通接地ノードと、他方の前記ハーフブリッジ段階に共
    通接続されている下段電位ノードとの間に接続された第
    2検出抵抗器における第2位相巻線を流れる電流を検出
    する工程と、前記第1検出抵抗器および第2検出抵抗器
    における信号を、同じ基準信号と比較して、2つの単安
    定回路のためのそれぞれのトリガ信号を作成する工程
    と、前記2つの単安定回路の対応する単安定回路にて作
    成された信号と位相巻線のシーケンサ/シンクロナイザ
    ー装置にて作成された駆動信号とを合成する合成論理ゲ
    ート部を経由して前記ハーフブリッジのそれぞれを駆動
    する工程と、からなることを特徴とする電流制御方法。
  2. 【請求項2】 前記合成論理ゲート部がOR論理式であ
    る請求項1記載の電流制御方法。
  3. 【請求項3】 前記合成論理ゲート部が、それぞれの単
    安定回路で作成される信号を反転した後で合成するAN
    D論理式である請求項1記載の電流制御方法。
  4. 【請求項4】 各巻線が、第1と第2のハーフブリッジ
    段階から成るフルブリッジ段階部で独立駆動でき、その
    第1と第2のハーフブリッジ段階の上段パワー素子と下
    段パワー素子が、その信号が所定の基準値と比較されて
    論理制御信号を作成できるような少なくとも1個の電流
    検出抵抗器を使って位相巻線の電流をモニターすること
    により、互いに異なる相において制御できる、多相R−
    L電気アクチュエータのPWM電流制御装置であって、 回路の共通接地ノードと、前記各フルブリッジ段階部の
    2つのハーフブリッジ段階の一方にそれぞれ共通接続さ
    れている下段電位ノードとの間に接続された第1検出抵
    抗器と、回路の共通接地ノードと、前記各フルブリッジ
    段階部の他方のハーフブリッジ段階にそれぞれ共通接続
    されている下段電位ノードとの間に接続された第2検出
    抵抗器と、それぞれが対応する検出抵抗器における電圧
    を共通の基準信号と比較する第1と第2の比較器と、前
    記2つの比較器の対応する比較器の出力の変更により所
    定時間幅のパルスを作成できる第1と第2の単安定回路
    と、前記2つの単安定回路のそれぞれで作成された論理
    信号と位相切換のシーケンサ/シンクロナイザー装置に
    て作成された駆動論理信号とを合成し、前記フルブリッ
    ジ段階の各部を構成するハーフブリッジ対のそれぞれの
    ハーフブリッジ部を駆動する論理信号を作成する合成論
    理ゲート部と、から成ることを特徴とするPWM電流制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記合成論理ゲート部がOR論理式であ
    る請求項4記載のPWM電流制御装置。
  6. 【請求項6】 前記合成論理ゲート部が、AND論理式
    であって、それぞれの単安定回路で作成される信号を反
    転した後で合成する請求項4記載のPWM電流制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記各ハーフブリッジ部が、そのハーフ
    ブリッジ段階を構成するパワー素子を停止/駆動させる
    ための第2入力端をもつ請求項4〜6のいずれか1項に
    記載のPWM電流制御装置。
JP10222771A 1997-08-08 1998-08-06 独立巻線をもつdcブラシレスモータの駆動電流制御方法 Pending JPH11122978A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT97830420.2 1997-08-08
EP97830420A EP0896422B1 (en) 1997-08-08 1997-08-08 Current control in driving DC-brushless motor with independent windings

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11122978A true JPH11122978A (ja) 1999-04-30

Family

ID=8230755

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