JPH11111107A - プッシュスイッチ装置 - Google Patents

プッシュスイッチ装置

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JPH11111107A
JPH11111107A JP9272800A JP27280097A JPH11111107A JP H11111107 A JPH11111107 A JP H11111107A JP 9272800 A JP9272800 A JP 9272800A JP 27280097 A JP27280097 A JP 27280097A JP H11111107 A JPH11111107 A JP H11111107A
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JP
Japan
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movable contact
contact member
plunger
camshaft
coil spring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9272800A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuaki Kawase
達章 川瀬
Eiji Kimura
英治 木村
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US09/162,043 priority patent/US5924556A/en
Priority to KR1019980041412A priority patent/KR100324787B1/ko
Priority to CN98120084A priority patent/CN1107962C/zh
Publication of JPH11111107A publication Critical patent/JPH11111107A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/50Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
    • H01H13/56Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force
    • H01H13/60Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force with contact-driving member moved alternately in opposite directions

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  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性の向上、及び接点信頼性の向上を図る
ことができるプッシュスイッチ装置を提供する。 【解決手段】 回動自在に支持されて、固定接点に離接
される可動接点部27を有する可動接点部材2と、プラ
ンジャー6の下面と可動接点部材2との間に回動自在に
配設され、その切換駆動部55が可動接点部材2上を摺
動して、プランジャー6の押し下げ力を切換駆動部55
によって可動接点部材2上に加えて傾動させるカムシャ
フト5と、可動接点部材2に突設され、可動接点部材2
の傾き方向に応じてカムシャフト5の切換駆動部55を
可動接点部材2の持ち上がっている端部側へ常にガイド
する切換ガイド突起部24と、カムシャフト5を付勢し
て自動復帰させるとともに、プランジャー6を上方に付
勢しているコイルスプリング4と、可動接点部材2上に
揺動自在に支持されるとともに、コイルスプリング4の
下端を受けているカム体3とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プランジャーを押
し下げてシーソータイプの可動接点を動作させるプッシ
ュスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのようなプッシュスイッチ装置
としては、例えば米国特許第4891476号明細書に
開示されており、これを図13に示してある。図13は
従来のプッシュスイッチ装置を示す説明図である。これ
らの図に示すように、51は上ケース、52は上ケース
51に上下動のみ自在に支持された押しボタン、53は
押しボタン51の孔に挿入されたカム軸、54はコイル
スプリング、55はカム軸53に嵌合されて一体化され
た摺動子受け、56は固定接点が形成されたウエハ、5
7は固定接点56から引き出された端子、58は基台で
ある。図13に示すスイッチ装置は、押しボタン51を
コイルスプリング54に抗して押し込むと、押しボタン
51の下端のカムとカム軸53のカムによってカム軸5
3はその軸芯を中心にして回転し、摺動子受け55も回
転して固定接点56に対して摺動子が接触あるいは離れ
ることにより、オンオフ動作が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術では、使用によってカムの摩耗が発生し、その摩耗粉
によるスイッチの切り換わり等の動作不良が生じてい
た。また、中電流を使用した場合、接点の切り換わりの
際にアークが発生し、削れ粉による電気的接続不良が生
じていた。
【0004】本発明の課題は、耐久性の向上、及び接点
信頼性の向上を図ることができるプッシュスイッチ装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、ケースに配
設された固定接点と、前記ケースに回動自在に支持され
て、前記固定接点に離接される可動接点を有する可動接
点部材と、前記ケースに押し下げ自在に支持されたプラ
ンジャーと、前記プランジャーの下面と前記可動接点部
材との間に回動自在に配設されるとともに、前記プラン
ジャーの上下動と共に上下動し、その下方に設けられた
切換駆動部が前記可動接点部材上を摺動して、前記プラ
ンジャーの押し下げ力を前記切換駆動部によって前記可
動接点部材上を摺動しながら可動接点部材を押し下げて
傾動させるカムシャフトと、前記可動接点部材の略中央
上面に突設され、前記可動接点部材の傾き方向に応じて
前記カムシャフトの切換駆動部を前記可動接点部材の持
ち上がっている端部側へ常にガイドする切換ガイド突起
部と、前記カムシャフトを付勢して中立位置に自動復帰
させるとともに、前記カムシャフトを介して前記プラン
ジャーを上方に付勢しているコイルスプリングと、前記
可動接点部材上に揺動自在に支持されるとともに、前記
コイルスプリングの下端を受けて前記可動接点部材の傾
く方向と逆方向に傾いて前記コイルスプリングを座屈さ
せるカム体とを備え、前記プランジャーを押し下げる
と、前記カムシャフトも中立位置のまま下降して前記切
換駆動部が、傾斜している前記切換ガイド突起部によっ
て、持ち上がっている前記可動接点部材の端部側へガイ
ドされて前記カムシャフトを前記コイルスプリングの付
勢力に抗して回動させるとともに、該カムシャフトの回
動動作によって前記切換駆動部が前記可動接点部材の持
ち上がっている端部側を押し下げて前記可動接点部材を
傾動させ、同時に前記カム体を前記可動接点部材の傾動
方向と逆方向に傾動させて前記コイルスプリングを座屈
させ、前記可動接点部材を傾けた方向に付勢するように
した手段により解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の
形態の非押し下げ状態を示す説明図、図2は本発明の一
実施の形態の押し下げ途中状態を示す説明図、図3は本
発明の一実施の形態の押し下げ完了状態を示す説明図、
図4は本発明の一実施の形態の復帰途中状態を示す説明
図、図5は本発明の一実施の形態の接点が切り換わった
非押し下げ状態を示す説明図、図6は本発明の一実施の
形態を示す分解斜視図、図7(a),(b)はカムシャフトの
正面図及び右側面図、図8(a),(b),(c),(d)は上ケース
の平面図及び正面図及びA−A線断面図及びB−B線断
面図、図9(a),(b),(c),(d),(e)はプランジャーの平面
図及び正面図及びC−C線断面図及び右側面図及びD−
D線断面図、図10(a),(b),(c),(d)はカム体の平面図
及び正面図及び右側面図及びE−E線断面図、図11
(a),(b),(c),(d)は可動接点部材の平面図及び正面図及
び右側面図及びF−F線断面図、図12(a),(b),(c),
(d)はウエハの平面図及び正面図及び右側面図及びG−
G線断面図である。
【0007】これらの図において、1は下ケース(ウエ
ハ)、2は可動接点部材、3はカム体、4はコイルスプ
リング、5はカムシャフト、6はプランジャー、8は上
ケースである。
【0008】下ケース1は、図12(a)〜(d)に示すよう
に、例えば合成樹脂で直方形状に成形されており、その
上面には可動接点部材2,カム体3等を収納する凹部1
1が形成されている。凹部11の両内壁面下部には凸段
部がそれぞれ突設され、両凸段部の対向面に立て溝が形
成されて軸受溝13,13が構成されており、軸受溝1
3,13に可動接点部材2の軸が支持されている。14
は上ケース8の位置決めボスが嵌合される嵌合凹部であ
る。なお、図示していないが、上ケース8の凹部11の
底面には固定接点部が露出するように一体成形されてお
り、揺動自在に支持された可動接点部材2の遊端の可動
接点部が離接されるようになっている。15は各固定接
点部から引き出された接続端子である。
【0009】可動接点部材2は合成樹脂を導電端子にモ
ールド成形して構成されており、図11(a)〜(d)に示す
ように、中央下面から側方に回動軸部21,21が突設
されている。これらの回動軸部21,21間には凹部1
1底面上に当接して支える突条部22が垂下されてい
る。可動接点部材2の中央上面にはカム体3を揺動自在
に支持する一対の揺動支持突起23,23が突設され、
揺動支持突起23の上端は断面円弧状に形成されてい
る。また、可動接点部材2の中央上面の揺動支持突起2
3,23間には断面三角形状の切換ガイド突起部24が
突設されている。この切換ガイド突起部24の両テーパ
面部25a,25bは、可動接点部材2の両遊端にそれ
ぞれ向いている。したがって、切換ガイド突起部24の
テーパ面部25a,25bによってカムシャフト5の切
換駆動部が可動接点部材2の両遊端の一方にガイドされ
る。両テーパ面部25a,25bから可動接点部材2の
両遊端方向へ凹部26が形成されている。27は可動接
点部材2の遊端の下端に突設された可動接点部である。
【0010】カム体3は例えば合成樹脂製で、図10
(a)〜(d)に示すように、円板状の基部31と、基部31
の上面に突設され、コイルスプリング4の下端に嵌入さ
れて保持するた一対の保持突起部32,32と、基部3
1の一対の保持突起部32,32間に形成され、カムシ
ャフト5の切換駆動部が差し込まれる長方形状のスリッ
ト部33と、スリット部33の両側部に形成された断面
円弧状の凹部34及び凹部34の両端より接線方向に広
がって延設されたテーパ部35,35より構成される揺
動支持部と、テーパ部35が形成された突起部36,3
6と、基部31の遊端下部に形成された面取り部37と
から構成されている。カム体3はその下面の揺動支持部
の凹部34を可動接点部材2の揺動支持突起23,23
の上端に乗せて組み合わされている。したがって、カム
体3は可動接点部材2の揺動支持突起23,23の上端
で揺動自在に支持されている。カム体3はテーパ部35
が揺動支持突起23の側面に突き当たる範囲で揺動でき
る。
【0011】上ケース8は合成樹脂材から成形されてお
り、図8(a)〜(d)に示すように、プランジャー6を上下
動自在にガイドする筒部81と、筒部81の内周面に突
設され、プランジャー6の周方向の回転を規制する規制
突条部82と、筒部81の上面に穿設され、プランジャ
ー6の上部を外部に突出させる開口部83と、筒部81
の下端に形成され、下ケース1の上面に合わせられるフ
ランジ部84と、フランジ部84の下面に突設されたボ
ス86とから構成されている。上ケース8と下ケース1
によりケースが構成されている。
【0012】プランジャー6は合成樹脂材から成形され
ており、図9(a)〜(e)に示すように、上ケース8の開口
部83から突出される円柱状の操作部61と、操作部6
1の下端に形成され、操作部61より外径が大きくて下
面が開口された円筒部62と、円筒部62にその軸芯方
向に沿って形成され、上ケース8の規制突条部82が嵌
め込まれるガイド溝部63,63と、円筒部62の内底
面を水平面としてカムシャフト5を中立位置に支持する
中立位置支持部64と、円筒部62の内底面に形成さ
れ、カムシャフト5の上端が差し込まれて揺動自在とす
るとともにカムシャフト5の揺動面を平面上に維持する
カムシャフトガイド用溝部65とから構成されている。
【0013】カムシャフト5は合成樹脂材から成形され
ており、図7(a),(b)に示すように、プランジャー6の
カムシャフトガイド用溝部65に差し込まれるガイド板
部51と、プランジャー6の中立位置支持部64に圧接
されて中立位置を保つ水平面部52,52と、水平面部
52,52の下面に形成され、コイルスプリング4の上
端を受ける受け部54,54と、受け部54の下方が次
第に細く形成され更にその下端で一対のテーパ面部55
a,55bを有する切換駆動部55とから構成されてい
る。このカムシャフト5は、図7(b)に示すように、正
面及び背面を平行にした平面板で形成され、その厚みは
プランジャー6のカムシャフトガイド用溝部65に嵌め
込まれて回動できる程度になっている。
【0014】カムシャフト5はそのガイド板部51がプ
ランジャー6のカムシャフトガイド用溝部65に差し込
まれ、水平面部52,52が中立位置支持部64,64
の方にコイルスプリング4のバネ力によって押し付けら
れている。したがって、非押し下げ時(厳密にはカムシ
ャフト5の非回動時)には、図1及び図5に示すように
カムシャフト5は中立位置、つまり、水平面部52,5
2が中立位置支持部64,64に接した状態にコイルス
プリング4のバネ力によって維持されている。そして、
プランジャー6の下動と共にカムシャフト5も下動する
と、切換駆動部55が可動接点部材2の切換ガイド突起
部24に突き当たって可動接点部材2の傾き方向に応じ
てカムシャフト5が切り換えられて回動させられる。こ
れによって、切換駆動部55が可動接点部材2上を摺動
され、プランジャー6の押し下げ力が切換駆動部55を
介して可動接点部材2を傾動させる力として作用する。
【0015】次に、前記実施の形態の動作を図1〜図5
を参照して説明する。まず、図1の非押し下げ状態を説
明すると、コイルスプリング4のバネ力によってカムシ
ャフト5及びプランジャー6は最上位置に押し上げられ
ている。カムシャフト5は、水平面部52,52が中立
位置支持部64に接した状態にコイルスプリング4のバ
ネ力によって維持されている。この図1のカムシャフト
5の状態を中立位置と称している。カムシャフト5の切
換駆動部55は可動接点部材2から離れている。また、
可動接点部材2はその回動軸部21を中心にして左端部
を下にして傾斜されている。そして、可動接点部材2の
上面の揺動支持突起23,23に揺動自在に支持されて
いるカム体3は右に傾いている。そして、カム体3とプ
ランジャー6との間に圧縮して備えられているコイルス
プリング4は右側にく字状に座屈している。したがっ
て、コイルスプリング4の下端からのバネ力の方向は真
下よりやや左方向に傾いているので、コイルスプリング
4のバネ力はカム体3を介して凹部34及び右側のテー
パ部35等から可動接点部材2の揺動支持突起23,2
3を左方向に押すように作用して、可動接点部材2は回
動軸部21を中心にして反時計回り方向に付勢されてい
る。このようにして傾斜している方向に可動接点部材2
は付勢され、その左の可動接点部27と固定接点(図示
せず)との接触が保たれている。また、可動接点部材2
が左側に傾斜しているので、切換ガイド突起部24の図
で右側のテーパ面部25bがカムシャフト5の切換駆動
部55の移動軌跡上に位置している。
【0016】この図1の状態からプランジャー6を押し
下げると、プランジャー6はカムシャフト5を介してコ
イルスプリング4を圧縮しながら、かつカムシャフト5
は中立状態を維持しながら下降しスリット部33を突き
抜けて図2の状態となる。そして、図2の状態では、下
降してきたカムシャフト5の下端の切換駆動部55が、
可動接点部材2の切換ガイド突起部24の図で右側のテ
ーパ面部25bに突き当たったところである。
【0017】図2の状態から更にプランジャー6をコイ
ルスプリング4に抗して押し下げると、カムシャフト5
の切換駆動部55が切換ガイド突起部24のテーパ面部
25bにガイドされて右方向に移動され、カムシャフト
5はその水平面部52の端面を中心として反時計回り方
向に揺動される。そして、カムシャフト5の切換駆動部
55は、図2に示す可動接点部材2の持ち上がっている
遊端部方向へ可動接点部材2の凹部26上を押しながら
摺動する。このようにして、プランジャー6を押し下げ
る押し下げ力がカムシャフト5を介して可動接点部材2
の切換力として作用される。そして、カムシャフト5か
ら可動接点部材2へ加わっている(この場合、時計回り
方向の)切換力が可動接点部材2を反時計回り方向に付
勢しているコイルスプリング4のバネ力等による付勢力
を上回ってくると、可動接点部材2は回動軸部21を中
心にして時計回り方向に回動して図3の押し下げ完了状
態となる。この動作の際、揺動支持突起23が右方向に
振られるのでカム体3も右方向に移動することで、コイ
ルスプリング4は左側に折れて座屈するとともにカム体
3は揺動支持突起23に支持されて左側に傾き、左側の
テーパ部35が揺動支持突起23の側面に突き当たると
ともに凹部26の角に切換駆動部55に突き当たって図
3の押し下げ完了状態となる。したがって、コイルスプ
リング4の下端からのバネ力の方向は真下よりやや右方
向に傾いているので、コイルスプリング4のバネ力はカ
ム体3を介して凹部34及び左側のテーパ部35等から
可動接点部材2の揺動支持突起23,23を右方向に押
すように作用して、可動接点部材2は回動軸部21を中
心にして時計回り方向に付勢されている。なお、コイル
スプリング4が反対方向に座屈するときにクリック感を
得られる。
【0018】図3の状態からプランジャー6の押し下げ
を停止すると、プランジャー6及びカムシャフト5はコ
イルスプリング4のバネ力によって押し上げられる。そ
して、図4に示すようにコイルスプリング4のバネ力に
よってカムシャフト5は中立位置方向に揺動していき、
次いで、切換駆動部55が可動接点部材2の上面、切換
ガイド突起部24から離れ、更に、コイルスプリング4
のバネ力によってその水平面部52,52が中立位置支
持部64に押し付けられるまで時計回り方向に揺動し、
図5に示すようにカムシャフト5は中立位置に復帰す
る。
【0019】なお、図5に示すような非押し下げ状態と
なっても、前記図3で説明したコイルスプリング4のバ
ネ力がカム体3を介して可動接点部材2を時計回り方向
に回動させるように作用しているので、可動接点部材2
の右側の可動接点部27と固定接点(図示せず)との接
触が保たれている。
【0020】上記動作の説明では、可動接点部材2を左
側に傾けた状態(図1)から説明したが、可動接点部材
2を右側に傾けた状態(図5)では、切換ガイド突起部
24の図で左側のテーパ面部25aがカムシャフト5の
切換駆動部55の移動軌跡上に位置しており、プランジ
ャー6を押し下げると、可動接点部材2は上述と逆方向
への動作が行われて図1の状態となる。
【0021】このような前記実施の形態にあっては、下
ケース1に配設された固定接点と、下ケース1に回動自
在に支持されて、固定接点に離接される可動接点部27
を有する可動接点部材2と、上下ケース1,8に押し下
げ自在に支持されたプランジャー6と、プランジャー6
の下面と可動接点部材2との間に回動自在に配設される
とともに、プランジャー6の上下動と共に上下動し、そ
の下方に設けられた切換駆動部55が可動接点部材2上
を摺動して、プランジャー6の押し下げ力を切換駆動部
55によって可動接点部材2上を摺動しながら可動接点
部材2を押し下げて傾動させるカムシャフト5と、可動
接点部材2の略中央上面に突設され、可動接点部材2の
傾き方向に応じてカムシャフト5の切換駆動部55を可
動接点部材2の持ち上がっている端部側へ常にガイドす
る切換ガイド突起部24と、カムシャフト5を付勢して
中立位置に自動復帰させるとともに、カムシャフト5を
介してプランジャー6を上方に付勢しているコイルスプ
リング4と、可動接点部材2上に揺動自在に支持される
とともに、コイルスプリング4の下端を受けて可動接点
部材2の傾く方向と逆方向に傾いてコイルスプリング4
を座屈させるカム体3とを備え、プランジャー6を押し
下げると、カムシャフト5も中立位置のまま下降して切
換駆動部55が、傾斜している切換ガイド突起部24に
よって、持ち上がっている可動接点部材2の端部側へガ
イドされてカムシャフト5をコイルスプリング4の付勢
力に抗して回動させるとともに、該カムシャフト5の回
動動作によって切換駆動部55が可動接点部材2の持ち
上がっている端部側を押し下げて可動接点部材2を傾動
させ、同時にカム体3を可動接点部材2の傾動方向と逆
方向に傾動させてコイルスプリング4を座屈させ、可動
接点部材2を傾けた方向に付勢するようにしたため、部
品形状の簡素化によって動作機構を安定させて耐久性を
向上し、また、固定接点に離接される可動接点を有する
可動接点部材2を採用しかつ可動接点部材2をコイルス
プリング4及びカム体3によって傾けた方向に付勢する
ので、摩耗が生じず摩耗粉も発生しなくなり、また接続
状態も確実に維持されて、特に中電流対応での接触不良
がなくなる等、接点信頼性が向上する。また、スイッチ
切換時、プランジャー6を押し下げる力もカムシャフト
5を介して可動接点部材2に作用するので、従来のよう
にバネ力だけで切り換えるより確実に切り換えられる。
また、装置全体を大きくせずにカムシャフト5を比較的
大きく形成できるので、従来のように小さなカムでは摩
耗によって劣化して動作不良が発生しやすかったのを防
止できる。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、部品形状
の簡素化によって動作機構を安定させて耐久性を向上
し、また、固定接点に離接される可動接点を有する可動
接点部材を採用しかつ可動接点部材をコイルスプリング
及びカム体によって傾けた方向に付勢するので、摩耗が
生じず摩耗粉も発生しなくなり、また接続状態も確実に
維持されて、特に中電流対応での接触不良がなくなる
等、接点信頼性が向上する。また、スイッチ切換時、プ
ランジャーを押し下げる力もカムシャフトを介して可動
接点部材に作用するので、従来のようにバネ力だけで切
り換えるより確実に切り換えられる。また、装置全体を
大きくせずにカムシャフトを比較的大きく形成できるの
で、従来のように小さなカムでは摩耗によって劣化して
動作不良が発生しやすかったのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の非押し下げ状態を示す
説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態の押し下げ途中状態を示
す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態の押し下げ完了状態を示
す説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態の復帰途中状態を示す説
明図である。
【図5】本発明の一実施の形態の接点が切り換わった非
押し下げ状態を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す分解斜視図であ
る。
【図7】(a),(b)はカムシャフトの正面図及び右側面図
である。
【図8】(a),(b),(c),(d)は上ケースの平面図及び正面
図及びA−A線断面図及びB−B線断面図である。
【図9】(a),(b),(c),(d),(e)はプランジャーの平面図
及び正面図及びC−C線断面図及び右側面図及びD−D
線断面図である。
【図10】(a),(b),(c),(d)はカム体の平面図及び正面
図及び右側面図及びE−E線断面図である。
【図11】(a),(b),(c),(d)は可動接点部材の平面図及
び正面図及び右側面図及びF−F線断面図である。
【図12】(a),(b),(c),(d)はウエハの平面図及び正面
図及び右側面図及びG−G線断面図である。
【図13】従来のプッシュスイッチ装置を示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 下ケース 2 可動接点部材 24 切換ガイド突起部 27 可動接点部 3 カム体 4 コイルスプリング 5 カムシャフト 55 切換駆動部 6 プランジャー 8 上ケース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに配設された固定接点と、 前記ケースに回動自在に支持されて、前記固定接点に離
    接される可動接点を有する可動接点部材と、 前記ケースに押し下げ自在に支持されたプランジャー
    と、 前記プランジャーの下面と前記可動接点部材との間に回
    動自在に配設されるとともに、前記プランジャーの上下
    動と共に上下動し、その下方に設けられた切換駆動部が
    前記可動接点部材上を摺動して、前記プランジャーの押
    し下げ力を前記切換駆動部によって前記可動接点部材上
    を摺動しながら可動接点部材を押し下げて傾動させるカ
    ムシャフトと、 前記可動接点部材の略中央上面に突設され、前記可動接
    点部材の傾き方向に応じて前記カムシャフトの切換駆動
    部を前記可動接点部材の持ち上がっている端部側へ常に
    ガイドする切換ガイド突起部と、 前記カムシャフトを付勢して中立位置に自動復帰させる
    とともに、前記カムシャフトを介して前記プランジャー
    を上方に付勢しているコイルスプリングと、 前記可動接点部材上に揺動自在に支持されるとともに、
    前記コイルスプリングの下端を受けて前記可動接点部材
    の傾く方向と逆方向に傾いて前記コイルスプリングを座
    屈させるカム体とを備え、 前記プランジャーを押し下げると、前記カムシャフトも
    中立位置のまま下降して前記切換駆動部が、傾斜してい
    る前記切換ガイド突起部によって、持ち上がっている前
    記可動接点部材の端部側へガイドされて前記カムシャフ
    トを前記コイルスプリングの付勢力に抗して回動させる
    とともに、該カムシャフトの回動動作によって前記切換
    駆動部が前記可動接点部材の持ち上がっている端部側を
    押し下げて前記可動接点部材を傾動させ、同時に前記カ
    ム体を前記可動接点部材の傾動方向と逆方向に傾動させ
    て前記コイルスプリングを座屈させ、前記可動接点部材
    を傾けた方向に付勢するようにしたことを特徴とするプ
    ッシュスイッチ装置。
JP9272800A 1997-10-06 1997-10-06 プッシュスイッチ装置 Withdrawn JPH11111107A (ja)

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