JPH11106341A - 3−(5−テトラゾリル−ベンジル)アミノ−ピペリジン誘導体を含む医薬組成物 - Google Patents

3−(5−テトラゾリル−ベンジル)アミノ−ピペリジン誘導体を含む医薬組成物

Info

Publication number
JPH11106341A
JPH11106341A JP10224991A JP22499198A JPH11106341A JP H11106341 A JPH11106341 A JP H11106341A JP 10224991 A JP10224991 A JP 10224991A JP 22499198 A JP22499198 A JP 22499198A JP H11106341 A JPH11106341 A JP H11106341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenyl
methoxy
tetrazol
formula
title compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10224991A
Other languages
English (en)
Inventor
Duncan Robert Armour
ロバート アーマー,ダンカン
Brian Evans
エバンス,ブライアン
Gerard Martin Paul Giblin
マーティン ポール ジーブリン,ジェラード
Michael Menteith Hann
メンティース ハーン,マイケル
Tania Hubbard
ハバード,タニア
Xiao-Qing Lewell
リューエル,ジアオ‐クイング
David Middlemiss
ミドルミス,デイビッド
Alan Naylor
ネイラー,アラン
Neil Anthony Pegg
アンソニー ペッグ,ニール
Maria Victoria Vinader
ビクトリア バイナダー,マリア
Stephen Paul Watson
ポール ワトソン,スティーブン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glaxo Group Ltd
Original Assignee
Glaxo Group Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB939319606A external-priority patent/GB9319606D0/en
Priority claimed from GB9326583A external-priority patent/GB9326583D0/en
Application filed by Glaxo Group Ltd filed Critical Glaxo Group Ltd
Publication of JPH11106341A publication Critical patent/JPH11106341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
    • C07D401/12Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/08Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for nausea, cinetosis or vertigo; Antiemetics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タキキニンにより媒介される症状の治療用医
薬組成物の提供。 【解決手段】 本発明は、式(I)の化合物またはその
薬学上許容される塩または溶媒和物を含む、タキキニン
により媒介される症状(但し、嘔吐を除く)の治療用医
薬組成物である。 【化1】 (式中、R1 はアルコキシ基である;R2 は式(a)で
ある;R3 は水素またはハロゲン原子;R4 およびR5
は水素またはハロゲン原子、またはアルキル、アルコキ
シまたはトリフルオロメチル基である;R6 は水素原
子、アルキル、シクロプロピル、−S(O)n アルキ
ル、フェニル、NR7 6 、CH2 C(O)CF3 また
はトリフルオロメチル基である;R7 およびR8 は水素
原子、アルキルまたはアシル基を表す;xおよびmは0
または1を表す;nは0〜2を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明はピペリジン誘導体、それらの製
造方法、それらを含有する医薬組成物およびそれらの医
学的使用に関する。
【0002】特に、本発明は、サブスタンスP(sub
stance P)および他のニューロキニン(neu
rokinins)を包含するタキキニン(tachy
kinins)の有効な特定のアンタゴニストである新
規化合物に関する。
【0003】サブスタンスPアンタゴニスト活性を有す
るとして記載される3−アミノピペリジン誘導体は、例
えば、PCT特許出願WO−A−9109844号およ
びWO−A−9301170号に記載されている。
【0004】
【発明の概要】本発明は、下記式(I)の化合物または
その薬学上許容される塩または溶媒和物を提供する。
【0005】
【化3】 (式中、R1 はC1-4 アルコキシ基である;R2
【0006】
【化4】 である;R3 は水素またはハロゲン原子である;R4
よびR5 は各々独立して水素またはハロゲン原子である
か、またはC1- 4 アルキル、C1-4 アルコキシまたはト
リフルオロメチル基である;R6 は水素原子、C1-4
ルキル、(CH2 m シクロプロピル、−S(O)n
1-4 アルキル、フェニル、NR7 8 、CH2 C(O)
CF3 またはトリフルオロメチル基である;R7 および
8 は各々独立して水素原子、またはC1-4 アルキルま
たはアシル基を表すことができる;xは0または1を表
す;nは0、1または2を表す;mは0または1を表
す。)
【0007】
【発明の具体的説明】一般式(I)の化合物の適当な薬
学上許容される塩は、薬学上許容される有機または無機
の酸と形成される付加塩、例えば、塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、アルキル−またはアリールスルホン酸塩
(例えば、メタンスルホン酸塩またはp−トルエンスル
ホン酸塩)、リン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、コハク酸
塩、酒石酸塩、フマル酸塩およびマレイン酸塩、を包含
する。二塩酸塩は特に適当である。
【0008】他の酸、例えば、シュウ酸は、それら自体
薬学上許容されるが、式(I)の化合物およびそれらの
薬学上許容される酸付加塩を得るときの中間体として有
用である塩の製造において有用であろう。
【0009】溶媒和物は、例えば、水和物であることが
できる。
【0010】本発明による化合物に対する以後の言及
は、式(I)の化合物およびそれらの薬学上許容される
酸付加塩ならびに薬学上許容される溶媒和物を包含す
る。
【0011】式(I)の化合物は少なくとも2つのキラ
ル中心(式(I)において*で示す)を含有し、従っ
て、5対の光学的異性体(すなわち、鏡像異性体)およ
びラセミ体混合物を包含するそれらの混合物の形態で存
在することを当業者は理解するであろう。
【0012】例えば、式(I)の化合物は、式(a)お
よび(b)により表されるようなシス異性体、または式
(c)および(d)により表されるようなトランス異性
体、またはそれらの混合物であることができる。
【0013】式(a)〜(d)により表される式(I)
の化合物のすべておよびラセミ体混合物を包含するそれ
らの混合物は、本発明の範囲内に包含される。
【0014】
【化5】 式(I)の化合物は、好ましくは、シス異性体(すなわ
ち、式(a)および(b)により表されるような)の形
態である。2S,3S異性体(式(b)により表される
よう)は特に好ましい。
【0015】一般式(I)について言及すると、C1-4
アルコキシ基は、直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ
基、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、プロプ
−2−オキシ、ブトキシ、ブト−2−オキシまたは3−
メチルプロプ−2−オキシであることができる。C1-4
アルキル基は直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基であ
ることができ、そして、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、プロプ−2−イル、ブチル、ブト−2−イル、2
−メチルプロプ−1−イルまたは2−メチルプロプ−2
−イルであることができる。
【0016】一般式(I)について言及すると、ハロゲ
ン原子はフッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子、例え
ば、フッ素、塩素または臭素原子であることができる。
【0017】一般式(I)について言及すると、R1
適当にはメトキシ、エトキシ、プロプ−2−オキシ基で
ある。
【0018】一般式(I)について言及すると、R2
適当には基
【0019】
【化6】 一般式(I)について言及すると、R3 はハロゲン原子
を表し、これは塩素、またはより好ましくはフッ素であ
る。
【0020】一般式(I)について言及すると、R4
たはR5 がC1-4 アルキル基を表すとき、これは適当に
はメチル基であるか、またはR4 またはR5 がC1-4
ルコキシ基を表すとき、これは適当にはメトキシ基であ
る。R4 の適当な意味は水素、メチル、メトキシ、フッ
素またはトリフルオロメチルを包含する。R5 の適当な
意味は水素、フッ素、塩素または臭素を包含する。R4
およびR5 は適当には両方共水素であるか、または適当
には両方共フッ素であるか、またはR4 およびR5 の一
方はメチル基であり、そして他方はハロゲン、例えば、
フッ素または臭素原子である。
【0021】一般式(I)について言及すると、R6
NR7 8 基であり、これは適当にはNH2 、NH(C
1-4 アルキル)、例えば、NHメチル、NHアシル、す
なわち、NHC(O)メチル、またはN(C1-4 アルキ
ル)2 、N(メチル)2 またはN(エチル)2 である。
【0022】一般式(I)について言及すると、R6
1-4 アルキル基であるとき、これは適当にはメチル、
エチルまたはプロピルである。
【0023】一般式(I)について言及すると、R6
−S(O)n 1-4 アルキル基であるとき、これは適当
には−S(O)n メチル、例えば、−S−メチルまたは
−SO2 メチルである。
【0024】一般式(I)について言及すると、R2
上に定義した通りである基(A)であるとき、R6 は適
当には水素原子またはC1-4 アルキル、例えば、メチ
ル、エチルまたはプロピル、(CH2 m シクロプロピ
ル(ここでmは0である)、S(O)n 1-4 アルキ
ル、例えば、−S(O)n メチル、例えば、−S−メチ
ルまたは−SO2 メチル、フェニル、NR7 8 、例え
ば、NH2 、NH(C1-4アルキル)、例えば、NHメ
チル、NHアシル、例えば、NHC(O)メチル、また
はN(C1-4 アルキル)2 、例えば、N(メチル)2
たはN(エチル)2、CH2 C(O)CF3 またはトリ
フルオロメチル基である。
【0025】一般式(I)について言及すると、R2
上に定義した通りである基(B)であるとき、R6 は適
当には水素である。R2 が上に定義した通りである
(C)であるとき、R6 はC1-4 アルキル、例えば、メ
チルまたはエチル、または(CH2 m シクロプロピル
(ここでmは1である)基である。
【0026】一般式(I)について言及すると、R2
上に定義した通りである基(A)であるとき、xは適当
には0または1である。R2 が上に定義した通りである
基(B)であるとき、xは適当には0または1である。
2 が上に定義した通りである基(C)であるとき、x
は適当には0である。
【0027】R1 は好ましくはメトキシである。R2
好ましくは上に定義した通りである基(A)である。R
3 は好ましくは水素原子である。R4 およびR5 は好ま
しくは水素原子である。R6 は水素原子、C1-4 アルキ
ル、例えば、メチル、またはトリフルオロメチル基であ
る。xは好ましくは0である。
【0028】式(I)の化合物の好ましいクラスは、R
1 がC1-4 アルコキシ基であり、R2
【0029】
【化7】 であり、ここでR6 が水素原子、C1-4 アルキル、シク
ロプロピルまたはトリフルオロメチル基であり、xが0
であり、そしてR3 、R4 およびR5 が各々水素であ
る、ものである。また、R1 がC1-4 アルコキシ基であ
り、R2
【0030】
【化8】 であり、ここでR6 が水素原子、C1-4 アルキル、シク
ロプロピル、−S(O)n 1-4 アルキル(ここでnは
0である)またはトリフルオロメチル基であり、xが0
であり、そしてR3 、R4 およびR5 が各々水素であ
る、式(I)の化合物のクラスは好ましい。
【0031】さらに、R1 がメトキシ基であり、R2
上に定義した通りである基(A)であり、xが0であ
り、R3 、R4 およびR5 が水素原子であり、そしてR
6 が水素原子またはメチルまたはトリフルオロメチル基
である、式(I)の化合物のクラスは好ましい。
【0032】本発明による特定の化合物は、次のものを
包含する:2−メトキシ−[5−(5−プロピル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンジル]−(シス−2−フェニ
ル−ピペリジン−3−イル)−アミン;[5−(5−エ
チル−テトラゾル−1−イル)−2−メトキシ−ベンジ
ル]−(シス−2−フェニル−ピペリジン−3−イル)
−アミン;(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル
−ベンジル)−(シス−2−フェニル−ピペリジン−3
−イル)−アミン;[2−メトキシ−5−(5−メチル
−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−(シス−2−
フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;[2−メ
トキシ−5−(5−トリフルオロメチル−テトラゾル−
1−イル)−ベンジル]−(シス−2−フェニル−ピペ
リジン−3−イル)−アミン;[5−(5−シクロプロ
ピル−テトラゾル−1−イル)−2−メトキシ−ベンジ
ル]−(シス−2−フェニル−ピペリジン−3−イル)
−アミン;2−メトキシ−[5−(5−メチルスルファ
ニル−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−(シス−
2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;およ
びそれらの2S,3S鏡像異性体およびそれらの薬学上
許容される塩および溶媒和物。
【0033】本発明による追加の化合物は、次のものを
包含する:シス−(2−メトキシ−5−テトラゾル−1
−イル−ベンジル)−(2−p−トリル−ピペリジン−
3−イル)−アミン;シス−[2−メトキシ−5−(5
−トリフルオロメチル−テトラゾル−1−イル−ベンジ
ル]−[2−p−トリル−ピペリジン−3−イル]−ア
ミン;シス−[2−メトキシ−5−(5−メチル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンジル]−(2−p−トリル−
ピペリジン−3−イル)−アミン;シス−[2−(3−
ブロモ−フェニル)−ピペリジン−3−イル]−(2−
メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンジル)−ア
ミン;シス−[2−メトキシ−5−(5−メチル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンジル]−[2−(4−メトキ
シ−フェニル)ピペリジン−3−イル]−アミン;シス
−[2−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−ピペ
リジン−3−イル]−[2−メトキシ−5−(5−メチ
ル−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−アミン;シ
ス−[2−(3−クロロ−フェニル)−ピペリジン−3
−イル]−(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル
−ベンジル)−アミン;シス−[2−(3−フルオロ−
フェニル)−ピペリジン−3−イル]−[2−メトキシ
−5−(5−トリフルオロメチル−テトラゾル−1−イ
ル−ベンジル]−アミン;シス−[2−(3−フルオロ
−4−メチルフェニル)−ピペリジン−3−イル]−
[2−メトキシ−5−(5−メチルテトラゾル−1−イ
ル−ベンジル]−アミン;シス−[2−(3−フルオロ
フェニル)−ピペリジン−3−イル]−[2−メトキシ
−5−(5−メチルテトラゾル−1−イル)−ベンジ
ル]−アミン;シス−[2−(4−フルオロフェニル)
−ピペリジン−3−イル]−[2−メトキシ−5−(5
−メチルテトラゾル−1−イル)−ベンジル]−アミ
ン;シス−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)−ピ
ペリジン−3−イル]−[2−メトキシ−5−(5−メ
チルテトラゾル−1−イル)−ベンジル]−アミン;シ
ス−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)−ピペリジ
ン−3−イル]−[2−メトキシ−5−テトラゾル−1
−イル−ベンジル]−アミン;シス−[2−(3,4−
ジフルオロフェニル)−ピペリジン−3−イル]−[2
−メトキシ−5−(5−トリフルオロメチル−テトラゾ
ル−1−イル)−ベンジル]−アミン;シス−[2−メ
トキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−イル)−
ベンジル]−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニ
ル)−ピペリジン−3−イル]−アミン;シス−(2−
メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンジル)−
[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペリ
ジン−3−イル]−アミン;特にそれらの2S,3S鏡
像異性体および:[2−メトキシ−5−(5−フェニル
−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−(2S−フェ
ニル−ピペリジン−3S−イル)−アミン;[2−メト
キシ−5−(5−メチルイミノ−4,5−ジヒドロ−テ
トラゾル−1−イル)−ベンジル]−(2S−フェニル
−ピペリジン−3S−イル)−アミン;N−(1−{4
−メトキシ−3−[(2S−フェニル−ピペリジン−3
S−イルアミノ)メチル]フェニル}−1H−テトラゾ
ル−5−イル)−アセトアミド; [5−(5−ジメチ
ルアミノ−テトラゾル−1−イル)−2−メトキシ−ベ
ンジル]−(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イ
ル)−アミン;[5−(5−ジエチルアミノ−テトラゾ
ル−1−イル)−2−メトキシ−ベンジル]−(2S−
フェニル−ピペリジン−3S−イル)−アミン;1,
1,1−トリフルオロ−3−(1−{4−メトキシ−3
−[(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミ
ノ)メチル]フェニル}−1H−テトラゾル−5−イ
ル)−プロパン−2−オン;[5−(5−メタンスルホ
ニル−テトラゾル−1−イル)−2−メトキシ−ベンジ
ル]−(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イル)−
アミン;[3−クロロ−2−メトキシ−5−(5−メチ
ル−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−(2S−フ
ェニル−ピペリジン−3S−イル)−アミン;[2S−
(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−3S−イ
ル]−[2−メトキシ−5−(5−トリフルオロメチル
−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−アミン;(2
S,3S)−[2−(4−フルオロフェニル)−ピペリ
ジン−3−イル]−(2−メトキシ−5−テトラゾル−
1−イル−ベンジル)−アミン;(5−(5−アミノ−
テトラゾル−1−イル)−2−メトキシ−ベンジル]−
(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イル)−アミ
ン;(2−エトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベン
ジル)−([2S,3S])−2−フェニルピペリジン
−3−イル)アミン;(2−イソプロポキシ−5−テト
ラゾル−1−イルベンジル)−([2S,3S])−2
−フェニルピペリジン−3−イル)アミン;およびそれ
らの薬学上許容される塩および溶媒和物。
【0034】好ましい本発明による化合物は、次の通り
である:(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−
ベンジル)−(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イ
ル)−アミン;および[2−メトキシ−5−(5−トリ
フルオロメチル−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]
−(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イル)−アミ
ン:およびそれらの薬学上許容される塩、特に二塩酸
塩、および溶媒和物。 化合物は異なる方法でそして異
なる命名法に従い命名することができることが理解され
るであろう。例えば、「(2−メトキシ−5−テトラゾ
ル−1−イル−ベンジル)−([2S,3S])−2−
フェニル−ピペリジン−3−イル)アミン二塩酸塩」
は、また、「[2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イ
ル−ベンジル]−([2S,3S])−2−フェニル−
ピペリジン−3−イル)アミン[2S]−フェニル−ピ
ペリジン−[3S]−イルアミン二塩酸塩」または
「(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンジ
ル)−(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イル)−
アミン二塩酸塩」と命名することができる。「(2−メ
トキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンジル)−(シ
ス−2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン」
は、また、「シス−(2−メトキシ−5−テトラゾル−
1−イル−ベンジル)−(2−フェニル−ピペリジン−
3−イル)−アミン」と命名することができる。化合物
は「...−3−ピペリジンアミン」または「...ピ
ペリジン−3−イルアミン」と命名することができる。
すべての名称は等しく正しい。R,Sの表示は正方形の
括弧(例えば、[2S])内に表されるが、または表さ
れないことがある。
【0035】本発明の化合物はin vitroおよび
in vivoの双方のサブスタンスPおよび他のニュ
ーロキニンを包含するタキキニンのアンタゴニストであ
り、従って、サブスタンスPおよび他のニューロキニン
を包含するタキキニンにより仲介される症状の治療にお
いて使用される。
【0036】本発明の化合物は、U−373MGヒト星
状膠細胞腫細胞の細胞膜の中のNK1 レセプターからの
3 H]−サブスタンスP(SP)を置換する能力によ
りin vitroで決定したとき、NK1 レセプター
結合性を有する。U−373MG膜(25〜35μgタ
ンパク質/管)を調製し、そして[3 H]−SP(0.
6〜0.8nM)と20℃において40分間インキュベ
ートした。1μM(+)CP−99,994の存在下に
残留するものとして、非特異的結合を定義した。
【0037】NK1 結合性は、また、チャイニーズハム
スター卵巣(CHO)細胞膜の中で発現される組み換え
ヒトNK1 レセプターから[3 H]−サブスタンスP
(SP)を置換する化合物の能力により、in vit
roで決定した。CHO膜(3〜5μgタンパク質/
管)を調製し、そして[3 H]−SP(0.6〜0.8
nM)と20℃において40分間インキュベートした。
1μM(+)CP99,994の存在下に残留するもの
として、非特異的結合を定義した。
【0038】本発明の化合物は、例えば、フェレットに
おける放射線誘発嘔吐を抑制する能力により示されるよ
うに、抗嘔吐活性を有することが示された。嘔吐のこの
モデルにおいて、むかつきおよびおうとの開始は、体全
体の照射(2Grey=200ラド)後ほぼ20分に起
こる。被検化合物を照射直後に投与し(例えば、腹腔内
(i.p.)、経口(p.o.)、静脈内(i.
v.)、皮下(s.c.))そして嘔吐へのその効果を
適当な対照と比較することによって決定した。
【0039】抗嘔吐活性を、また、他の嘔吐発生物質、
例えば、シスプラチンおよびトコン、を使用して証明す
ることができる。また、照射または嘔吐発生物質による
処置の前に、例えば、照射の1.5、3または6時間前
に、被検化合物を投与することができる。
【0040】本発明の化合物は、上の試験において0.
03〜3mg/kg (皮下、s.c.の投与量で放射
線誘発嘔吐を抑制することが示された。
【0041】本発明の化合物は有効な特異的NK1 アン
タゴニストである。さらに、本発明の化合物はすぐれた
経口生物学利用能を示し、そして好適な作用期間を有す
る。
【0042】本発明の化合物は鎮痛薬として有用であ
り、特にそれらは下記の治療において有用である:外傷
の疼痛、例えば、手術後疼痛;外傷性捻除痛、例えば、
腕神経叢痛;慢性疼痛、例えば、関節炎痛、例えば、骨
関節炎、慢性関節リウマチまたは乾癬性関節炎;神経疾
患性疼痛、例えば、疱疹後神経痛、分節または肋間神経
痛、フィブロミアギア(fibromyalgia)、
カウザルギー、末梢神経疾患、糖尿病性神経疾患、化学
療法誘発神経疾患、AIDS関連神経疾患、後頭神経疾
患、膝神経疾患、舌咽神経疾患、交感神経ジストロフィ
ー、幻肢疼痛;種々の形態の頭痛、例えば、片頭痛、急
性または慢性緊張性頭痛、側頭下顎痛、上顎洞痛、群発
性頭痛;歯痛;癌痛;内蔵起源の疼痛;胃腸痛;神経エ
ントラップメント痛;スポーツの損傷の疼痛;月経困難
痛;月経痛;腹膜炎;クモ膜炎;筋骨格痛;背下部痛、
例えば、脊髄狭窄;盤脱出(prolapsed di
sc);坐神経痛;アンギナ;強直性脊髄炎;通風;熱
傷;瘢痕痛;かゆみ;および視床痛、例えば、拍動後視
床痛。
【0043】本発明の化合物は、また、抗炎症薬として
有用であり、特にそれらはぜん息、インフルエンザ、慢
性気管支炎および慢性関節リウマチにおける炎症の治療
において;胃腸管の疾患、例えば、クローン病、潰瘍性
大腸炎、炎症性腸疾患および非ステロイド抗炎症薬誘発
損傷;皮膚の炎症性疾患、例えば、疱疹および湿疹;膀
胱の炎症性疾患、例えば、膀胱炎および切迫(例えば、
尿)失禁;および眼および歯の炎症の治療において有用
である。
【0044】本発明の化合物は、また、アレルギー性疾
患、特に皮膚アレルギー性疾患、例えば、じんま疹、お
よび気道のアレルギー性疾患、例えば、鼻炎、の治療に
おいて有用である。
【0045】本発明の化合物は、また、CNS疾患、特
に精神病、例えば、精神***病、躁病または痴呆;認識
疾患、例えば、アルツハイマー病;不安;AIDS関連
痴呆;糖尿病性神経疾患;多発性硬化症;抑うつ;パー
キンソン病;および薬物または乱用物質への依存性、の
治療において有用でありそして、また、本発明の化合物
は筋弛緩薬および鎮痙薬として作用することができる。
【0046】本発明の化合物は、また、嘔吐、すなわ
ち、悪心、むかつきおよびはきけ、の治療において有用
である。嘔吐は急性嘔吐、遅延または後期の嘔吐および
予期嘔吐を包含する。本発明の化合物は、誘発された嘔
吐の治療においても有用である。例えば、嘔吐は、下記
のものにより誘発されることができる:薬物、例えば、
癌化学療法薬、例えば、アルキル化剤、例えば、シクロ
ホスファミド、カルムスチン、ロムスチンおよびクロラ
ンブシル;細胞障害性抗生物質、例えば、ダクチノマイ
シン、ドキソルビシン、ミトマイシン−Cおよびブレオ
マイシン;抗代謝物質、例えば、シタラビン、メトトレ
キセートおよび5−フルオロウラシル;ビンカアルカロ
イド、例えば、エトポシド、ビンブラスチンおよびビン
クリスチン;および他のもの、例えば、シスプラチン、
デカルバジン、プロカルバジンおよびヒドロキシ尿素;
およびそれらの組み合わせ;放射線病;放射線療法、例
えば、胸郭または腹の照射、例えば、癌の治療におけ
る;毒物;トキシン、例えば、代謝性疾患または感染、
例えば、胃炎、により生ずるか、または細菌性またはウ
イルス性胃腸感染の間に放出されるトキシン;前庭疾
患、例えば、運動性疾病、めまい、めまい感およびメニ
エール病;手術後の疾病;胃腸の閉塞;胃腸運動性の減
少;内蔵痛、例えば、心筋梗塞または腹膜炎;片頭痛;
頭蓋間圧の増加;頭蓋間圧の減少(例えば、高山病);
オピオイド鎮痛薬、例えば、モルヒネ;および胃−食道
の逆流疾患、酸消化不良、飲食物の過度の耽溺、酸胃、
酸性胃、胸やけ/嘔吐、胸やけ、例えば、エピソード的
胸やけ、夜間胸やけ、および食物誘発胸やけおよび消化
不良。
【0047】本発明の化合物は、また、胃腸疾患、例え
ば、過敏腸症候群;皮膚疾患、例えば、乾癬、かゆみお
よび日焼け;血管痙攣性疾患、例えば、アンギナ、血管
性頭痛およびレイナウド(Reynaud)病;脳性虚
血、例えば、クモ膜下出血;線維症および膠原病、例え
ば、水腫性硬化症および好酸球性肝蛭症;免疫の増強ま
たは抑制に関連する疾患、例えば、全身性エリテマトー
デスおよびリウマチ性疾患、例えば、結合組織炎;およ
びせき、の治療において有用である。
【0048】従って、本発明は、療法、例えば、ヒトの
医薬、において使用するための式(I)の化合物または
その薬学上許容される塩または溶媒和物を提供する。
【0049】また、本発明の他の面として、サブスタン
スPまたは他のニューロキニンを包含するタキキニンに
より媒介される症状の治療において使用するための薬物
の製造における、式(I)の化合物またはその薬学上許
容される塩または溶媒和物の使用が提供される。
【0050】別またはそれ以上の面において、本発明
は、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩ま
たは溶媒和物を投与することを含んでなる、ヒトを包含
する哺乳動物を治療する方法、サブスタンスPまたは他
のニューロキニンを包含するタキキニンにより媒介され
る症状を治療する方法、が提供される。
【0051】治療に対する言及は、確立された症候の予
防ならびに軽減を包含することを意図する。式(I)の
化合物はそのままで投与できるが、活性成分は好ましく
は医薬処方物として提供される。
【0052】従って、本発明は、また、少なくとも1種
の式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩また
は溶媒和物と、薬学上許容される担体とを含んでなり、
そして慣用のルートにより投与するために処方される医
薬組成物が提供される。このような組成物は、好ましく
は、医薬、ヒトの医薬、において使用するための適合し
た形態であり、そして慣用法により、1種または2種以
上の薬学上許容される担体または賦形剤を使用して好都
合に処方することができる。
【0053】式(I)の化合物は、経口、経頬、非経
口、局所(眼または鼻を包含する)、デポー剤または経
直腸の投与のために、または吸入または通気(口または
鼻を通る)による投与に適当な形態で処方することがで
きる。
【0054】経口投与のために、医薬組成物は、例え
ば、錠剤またはカプセル剤、の形態を取ることができ、
そして慣用手段により、薬学上許容される賦形剤、例え
ば、結合剤(例えば、前ゲル化トウモロコシ澱粉、ポリ
ビニルピロリドンまたはヒドロキシプロピルメチルセル
ロース);充填剤(例えば、微結晶質セルロースまたは
リン酸水素カルシウム);滑剤(例えば、ステアリン酸
マグネシウム、タルクまたはシリカ);崩壊剤(例え
ば、ジャガイモ澱粉またはグリコール酸ナトリウム澱
粉);または湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウ
ム)を使用して製造される。錠剤はこの分野においてよ
く知られている方法によりコーティングすることができ
る。経口投与のための液状製剤は、例えば、溶液、シロ
ップ剤または懸濁液、の形態を取ることができるか、ま
たは使用前に水または他の適当なビヒクルで構成のため
の乾燥生成物として提供することができる。このような
液状製剤は、慣用手段により生理学上許容される添加
剤、例えば、懸濁剤(例えば、ソルビトールシロップ、
セルロース誘導体または水素化食用脂肪);乳化剤(例
えば、レシチンまたはアカシアゴム);非水性ビヒクル
(例えば、アーモンド油、油性エステル、エチルアルコ
ールまたは分溜植物油);および保存剤(例えば、メチ
ルまたはプロピル−p−ヒドロキシベンゾエートまたは
ソルビン酸)を使用して製造することができる。製剤
は、また、緩衝塩、香味剤、着色剤および甘味剤を適当
ならば含有することができる。
【0055】経口投与の製剤は、適当には活性化合物の
調節放出性を与えるように処方することができる。
【0056】経頬投与のために、組成物は慣用法で処方
された錠剤またはトローチ剤の形態を取ることができ
る。
【0057】本発明の化合物は、ボーラス注射または連
続的注入による非経口投与のために処方することができ
る。注射用処方物は単位投与形態で、例えば、アンプル
または多投与用容器で、保存剤を添加して提供すること
ができる。組成物は、油性または水性のビヒクルの中の
懸濁液、溶液または乳濁液のようなの形態を取ることが
でき、そして処方剤、例えば、懸濁剤、安定剤および/
または分散剤を含有することができる。また、活性成分
は、使用前に適当なビヒクル、例えば、無菌の発熱物質
を含まない水、で構成するための粉末状の形態であるこ
とができる。
【0058】本発明の組成物は局所投与のために軟膏、
クリーム、ゲル、ローション、ペッサリー、エーロゾル
または点滴剤(例えば、眼、耳または鼻の点滴剤)の形
態で処方することができる。軟膏およびクリームは、例
えば、水性または油性の基剤を使用して適当な増粘剤お
よび/またはゲル化剤を添加して処方することができ
る。眼への投与の軟膏は、無菌的方法で滅菌した成分を
使用して調製できる。
【0059】ローションは水性または油性の基剤を使用
して処方することができそして、一般に、また、1種ま
たは2種以上の乳化剤、安定剤、分散剤、懸濁剤、増粘
剤、または着色剤を含有するするであろう。点滴剤は水
性または非水性の基剤を使用して処方することができ、
また、1種または2種以上の分散剤、安定剤、可溶化剤
または懸濁剤を含む。それらは保存剤を含有することも
できる。
【0060】本発明の組成物は、また、経直腸組成物、
例えば、坐剤または保持浣腸、の形態で処方することが
でき、これらは慣用の坐剤用基剤、例えば、カカオバタ
ーまたは他のグリセリドを含有する。
【0061】本発明の化合物は、また、デポー製剤とし
て処方することができる。このような長く作用する処方
物は、移植(例えば、皮下または筋肉内)または筋肉内
注射により投与できる。従って、例えば、本発明の化合
物は適当なポリマーまたは疎水性物質(例えば、許容さ
れる油の中の乳濁液として)またはイオン交換樹脂、ま
たは難溶性誘導体、例えば、難溶性塩、を使用して処方
することができる。
【0062】鼻内投与のために、本発明の化合物は、適
当な計量または単位投与装置を介するか、または適当な
送出し装置を使用する投与に適当な担体との粉末状混合
物として、投与するために処方することができる。
【0063】組成物は、投与法に依存して、少なくとも
0.1%、例えば、0.1〜99%、の活性物質を含有
する。本発明の化合物の提案される投与量は、0.05
mg/kg〜約400mg/kg体重/日、例えば、
0.05mg/kg〜約5mg/kg体重/日である。
患者の年令および症状に依存して、投与量に対して日常
的変動を行うことが必要であり、そして正確な投与量は
究極的に主治医または獣医の判断によることが理解され
るであろう。
【0064】式(I)の化合物は、必要に応じて、1種
または2種以上の治療薬を使用して投与することがで
き、そして慣用法において任意の好都合なルートにより
投与することができる。適当な投与量は当業者にとって
容易に明らかであろう。例えば、式(I)の化合物は全
身性抗炎症性コルチコステロイド、例えば、メチルプレ
ドニゾロンまたはデキサメタゾン、または5HT3 アン
タゴニスト、例えば、オンダンセトロン、グラニセトロ
ンまたはメトクロプラミド、と組み合わせて投与するこ
とができる。サブスタンスPおよび他のニューロキニン
を包含するタキキニンに対するアンタゴニスト、例え
ば、式(I)の化合物は、また、交感神経様作用薬、例
えば、エフェドリン、シュードエフェドリンおよびオキ
シメタゾリン、と組み合わせて投与することができる。
NK1 レセプターにおいて特異的なアンタゴニストであ
る化合物、例えば、式(I)の化合物は、NK2 レセプ
ターにおいて特異的なアンタゴニストと組み合わせて投
与することができる。
【0065】式(I)の化合物、ならびにそれらの塩お
よび溶媒和物は、以後概説する一般的方法により製造す
ることができる。下記の説明において、基R1 、R2
3、R4 およびR5 は、特記しない限り、式(I)の
化合物について前に定義した通りである。
【0066】第1の一般的方法(A)によれば、式
(I)の化合物は、式(II)
【0067】
【化9】 の化合物を、式(III)
【0068】
【化10】 の化合物と反応させて中間体イミンを形成し、これは必
要に応じて単離することができ、次いで前記イミンを適
当な金属還元剤、例えば、金属水素化物、例えば、ボラ
ン水素化物、アラン水素化物または金属水素化物錯体、
例えば、水素化リチウムアルミニウムまたはホウ水素化
ナトリウム、または有機金属錯体、例えば、ボラン−メ
チルサルファイド、9−ボラビシクロノナン(9−BB
N)、トリエチルシラン、ナトリウムトリアセトキソボ
ロハイドライド、ナトリウムシアノボロハイドライドな
ど、を使用して還元することによって製造することがで
きる。また、接触水素化は、例えば、白金触媒を適当な
溶媒、例えば、エタノールの中の使用して実施すること
ができる。
【0069】縮合反応は、好都合には、適当な溶媒、例
えば、アルコール(例えば、メタノール)、芳香族炭化
水素(例えば、ベンゼン、トルエンまたはキシレン)ま
たは塩素化炭化水素(例えば、ジクロロメタンまたはジ
クロロエタン)の中の周囲温度から反応混合物の還流温
度までの範囲の温度において実施する。反応は好ましく
は触媒量の酸性縮合剤、例えば、p−トルエンスルホン
酸または酢酸および/または脱水剤、例えば、モレキュ
ラーシーブ、の存在下に実施するか、または反応はディ
ーン−スターク条件下に実施することができる。
【0070】還元工程は、好都合には、適当な溶媒、例
えば、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ベンゼ
ン、塩素化炭化水素、例えば、ジクロロメタンまたはジ
クロロエタン、エーテル、例えば、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンおよび1,2−ジメト
キシエタン、およびアルコール、例えば、エタノール、
の中で0℃から反応混合物の還流温度までの範囲の温度
において実施することができる。
【0071】方法(A)は、また、縮合反応をナトリウ
ムシアノボロハイドライドまたはナトリウムトリアセト
キソボロハイドライドの存在下に実施する場合、中間体
イミンを単離しないで1工程で実施することができる。
従って、それ以上の還元はこの場合において不必要であ
る。
【0072】R2 が上に定義した通りである基(C)で
ある方法(A)を実施するとき、R6 は好ましくはC
1-4 アルキル基である。
【0073】式(II)の化合物は、式(IV)
【0074】
【化11】 の化合物を、適当な還元条件下に、例えば、接触水素化
条件下に、例えば、白金触媒、例えば、酸化白金(I
V)を使用して、適当な溶媒、例えば、エタノール、の
中で、好ましくは濃塩酸の存在下に、反応することによ
って製造できる。
【0075】式(IV)の化合物は、2−クロロ−3−
ニトロピリジンを式(V)
【0076】
【化12】 の化合物と、パラジウム(0)触媒、例えば、トリス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下
に反応させることによって製造できる。この反応は、溶
媒、例えば、エーテル、例えば、ジメトキシエタンの存
在下に、高温において、好ましくは塩基、例えば、炭酸
ナトリウムの存在下に、実施することができる。 式
(V)の化合物は、対応する化合物をグリニヤール反応
条件下に反応させ、次いでトリイソプロピルボランと反
応させることによって製造できる。
【0077】また、式(II)の化合物は、式(VI)
【0078】
【化13】 の化合物を、金属水素化物錯体、例えば、ホウ水素化ナ
トリウム、を使用して塩化ジルコニウム(IV)の存在
下に適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフランの中で反
応させることによって製造できる。
【0079】式(VI)の化合物は、式(VII)
【0080】
【化14】 の化合物をヒドロキシルアミン塩酸塩とピリジンの存在
下に反応させることによって製造できる。
【0081】式(VII)の化合物は、式(VIII)
【0082】
【化15】 の化合物をオゾンとカリウムt−ブトキシドの存在下に
適当な溶媒、例えば、ジクロロメタンとメタノールとの
混合物の中で反応させることによって製造できる。
【0083】式(VIII)の化合物は、式(IX)
【0084】
【化16】 の化合物をメチル−4−ニトロブチレートおよび酢酸ア
ンモニウムと、適当な溶媒、例えば、アルコール、例え
ば、エタノールの中で高温において反応させることによ
って製造できる。
【0085】式(III)の化合物は、式(X)
【0086】
【化17】 の化合物をC1-4 アルキル化剤、例えば、ヨウ化C1-4
アルキルと、塩基、例えば、炭酸カリウムの存在下に反
応させることによって製造できる。
【0087】式(X)の化合物は、式(XI)
【0088】
【化18】 の化合物をヘキサメチレンテトラミンとトリフルオロ酢
酸の存在下に高温において反応させることによって製造
できる。
【0089】R2 が上に定義した通りである基(A)で
ありそしてxが0である式(XI)の化合物は、適当な
p−ヒドロキシアニリン、またはその保護された誘導体
を、式(XII) R6 −C(OR9 3 (XII) (式中、R9 はメチルまたはエチルである)の化合物、
例えば、トリエチルオルトアセテートと酢酸の中の反応
させ、次いでアジ化ナトリウムと高温において反応さ
せ、そして必要に応じて脱保護することによって製造で
きる。
【0090】R2 が上に定義した通りである基(A)で
ありそしてxが0である式(XI)の化合物は、また、
式(XIII)
【0091】
【化19】 の化合物、またはその保護された誘導体を、アジ化ナト
リウムと、酢酸の中の高温において反応させ、次いで必
要に応じて脱保護することによって製造できる。
【0092】式(XIII)の化合物は、式(XIV)
【0093】
【化20】 の化合物、またはその保護された誘導体を、樹脂支持ト
リフェニルホスフィンと四塩化炭素の中の高温において
反応させることによって製造できる。
【0094】式(XIV)の化合物は、減圧下にp−ヒ
ドロキシアニリン、またはその保護された誘導体を、適
当な酸クロライドまたは無水物、例えば、R6 −COC
lまたはR6 −CO・O・CO−R6 、例えば、トリフ
ルオロ酢酸無水物またはシクロプロパンカルボニルクロ
ライドと反応させることによって製造できる。
【0095】R2 が上に定義した通りである基(A)で
ありそしてxが0である式(XI)の化合物は、また、
式(XIV)の化合物、またはその保護された誘導体
を、酸無水物、例えば、トリフルオロ酢酸無水物または
トリフルオロメタンスルホン酸無水物またはアジ化ナト
リウムとアセトニトリルの中で反応させることによって
製造できる。
【0096】R2 が上に定義した通りである基(A)で
あり、xが0であり、そしてR6 が−NH2 である式
(III)の化合物は、また、式(XV)
【0097】
【化21】 の化合物、またはその保護された誘導体を、塩化アンモ
ニウムまたはアジ化ナトリウムと、高温において、適当
には溶媒、例えば、ジメチルホルムアミドの中で反応さ
せ、次いで必要に応じて脱保護することによって製造で
きる。
【0098】式(XV)の化合物は、R2 が上に定義し
た通りである基(A)であり、xが0であり、そしてR
6 が水素である式(III)の化合物、またはその保護
された誘導体を、n−ブチルリチウムと適当な溶媒、例
えば、テトラヒドロフランの中の反応させることによっ
て製造できる。
【0099】R6 が1つの基を表す、式(III)の化
合物、またはその保護された誘導体は、慣用手順、例え
ば、アルキル化、アシル化または酸化を使用して、R6
が異なる基を表す、式(III)の他の化合物、または
その保護された誘導体に変換することができる。
【0100】式(III)の化合物は、また、式(XV
I)
【0101】
【化22】 の化合物を適当な酸化剤、例えば、二酸化マンガンと適
当な溶媒、例えば、エーテル、例えば、テトラヒドロフ
ランの中で高温において酸化することによって製造でき
る。
【0102】式(XIV)の化合物は、また、式(XV
II)
【0103】
【化23】 の化合物を適当な還元剤、例えば、金属水素化物錯体、
例えば、ホウ水素化リチウムで適当な溶媒、例えば、例
えば、エーテル、例えば、テトラヒドロフラン、または
アルコール、例えば、エタノール、またはそれらの混合
物の中で還元することによって製造できる。
【0104】R2 が上に定義した通りである基(A)で
ありそしてxが0である式(XVII)の化合物は、対
応する2−アルコキシ−5−アミノ安息香酸メチルエス
テルから、上に定義した式(XII)の化合物、例え
ば、トリエチルオルトホルメート、およびアジ化ナトリ
ウムと、氷酢酸およびジメチルホルムアミドの中で高温
において反応させることによって製造できる。
【0105】適当な2−アルコキシ−5−アミノ安息香
酸メチルエステルは既知であるか、または既知の化合物
を製造する既知の方法、例えば、Bergman et
al.、Can.J.Chem.、(1973)、
、162−70に記載されている方法に従い製造する
ことができる。
【0106】R2 が上に定義した通りである基(A)ま
たは(B)であり、そしてxが1である式(III)の
化合物は、式(XVIII)
【0107】
【化24】 (式中、halはハロゲン、例えば、臭素または塩素原
子である)をテトラゾールと塩基、例えば、トリエチル
アミンまたは炭酸カリウムの存在下に適当な溶媒、例え
ば、ジクロロメタンまたはジメチルホルムアミドの中で
反応させることによって製造できる。
【0108】xが1である式(XVIII)の化合物
は、式(XIX)
【0109】
【化25】 の化合物、またはその保護された誘導体を、四ハロゲン
化炭素、四臭化炭素と、トリフェニルホスフィンおよび
適当な溶媒、例えば、エーテルの存在下に反応させ、次
いで必要に応じて脱保護することによって製造できる。
【0110】式(XIX)の化合物は、R1 に対してオ
ルトのアルデヒド基の保護後、対応するアルデヒドを反
応することによって製造できる。
【0111】R2 が基(B)である式(XI)の化合物
は、適当な1−フルオロ−4−ニトロベンゼンを1H−
テトラゾールと適当な溶媒の中で高温において反応さ
せ、次いでニトロ基を接触水素化により還元し、生ずる
アミノ官能を硝酸によりアルコールに変換することによ
って製造できる。
【0112】R2 が上に定義した通りである基(C)で
ある式(III)の化合物は、式(XX)
【0113】
【化26】 の化合物を、式(XXI)
【0114】
【化27】 の化合物と、パラジウム(0)触媒、例えば、トリス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下
に適当な溶媒、例えば、エーテル(例えば、ジメトキシ
エタン)高温において反応させることによって製造する
ことができる。
【0115】式(XX)の化合物は、上の式(V)の化
合物の製造について類似する方法に従い製造することが
できる。
【0116】R2 が上に定義した通りである基(C)で
あり、xが0であり、そしてR6 が水素である式(II
I)の化合物は、式(XXII)
【0117】
【化28】 の化合物、またはその保護された誘導体を、トリブチル
錫アジドと、高温において反応させ、次いで必要に応じ
て脱保護することによって製造できる。
【0118】式(XXII)の化合物は、適当なp−ヒ
ドロキシベンゾニトリルおよびヘキサメチレンテトラミ
ンから、化合物(XI)からの化合物(X)の製造につ
いて前述したように製造できる。
【0119】さらに一般的方法(B)に従い、R2 が上
に定義した通りである基(A)であり、xが0でありそ
してR2 が−NH2 である式(I)の化合物は、式(X
XIII)
【0120】
【化29】 の化合物を塩化アンモニウムまたはアジ化ナトリウム
と、化合物(XV)からの化合物(III)の製造につ
いて前述したような条件下に製造できる。
【0121】式(XXIII)の化合物は、式(XV)
の化合物を式(II)の化合物の化合物と方法(A)に
ついて前述した条件下に反応させることによって製造で
きる。
【0122】さらに一般的方法(C)に従い式(I)の
化合物は、式(XXIV)
【0123】
【化30】 の化合物を、適当な還元剤、例えば、金属水素化物、例
えば、ボラン水素化物と、適当な溶媒、例えば、エーテ
ル、例えば、テトラヒドロフランの中で高温において反
応させることによって製造できる。
【0124】式(XXIV)の化合物は、式(III)
の化合物を、式(XXV)
【0125】
【化31】 化合物と方法(A)について前述した条件下に反応させ
ることによって製造できる。
【0126】式(XXV)の化合物は既知であるか、ま
たは既知の化合物を製造する既知の方法、例えば、欧州
特許出願第EP−A−0436334号に記載されてい
る方法に従い製造することができる。
【0127】ヒドロキシル官能に適当な保護基は、慣用
手順に従い導入しそして除去できるベンジル基を包含す
る。例えば、脱保護は接触水素化により実施できる。
【0128】アルデヒド官能は、慣用手順に従い導入し
そして除去できるアセタールとして保護することができ
る。例えば、脱保護は酸加水分解により実施できる。
【0129】式(III)、式(IV)、式(X)、式
(XI)、式(XIII)、式(XIV)、式(X
V)、式(XVI)、式(XVII)、式(XXII
I)および式(XXIV)の化合物は新規であり、従っ
て、本発明の他の面を形成する。
【0130】式(XXIII)および式(XXIV)の
化合物は同様に式(I)の化合物の化合物の製造のため
の中間体であり、それらの自身の権利においてタキキニ
ンのアンタゴニストとして活性を有し、従って、療法に
おけるそれらの使用は本発明の他の面を形成する。
【0131】式(I)の化合物を塩、例えば、薬学上許
容される塩、として単離しようするとき、これは遊離塩
基の形態の式(I)の化合物を適当な量の適当な酸と適
当な溶媒、例えば、アルコール(例えば、エタノールま
たはメタノール)、エステル(例えば、酢酸エチル)ま
たはエーテル(例えば、ジエチルエーテルまたはテトラ
ヒドロフラン)の中で反応させることによって実施でき
る。
【0132】薬学上許容される塩は、また、式(I)の
化合物の他の塩(他の薬学上許容される塩を包含する)
から慣用法に従い製造できる。
【0133】式(I)の化合物は、溶媒分子に関連し
て、適当な溶媒からの結晶化または前記溶媒の蒸発によ
り単離して溶媒和物を得ることができる。
【0134】一般式(I)の化合物の特定の鏡像異性体
を必要とするとき、これは、例えば、式(I)の化合物
の対応する鏡像異性体混合物の分割により慣用法に従い
得ることができる。
【0135】従って、1つの実施例において、適当な光
学的に活性な酸を使用して、一般式(I)の化合物の鏡
像異性体混合物と塩を形成できる。生ずる異性体の塩の
混合物を、例えば、分別結晶化により、ジアステレオマ
ーの塩に分離し、これらの塩から一般式(I)の化合物
の要求される鏡像異性体を慣用法により要求される遊離
塩基に単離することができる。
【0136】また、一般式(I)の化合物の鏡像異性体
は、適当な光学的に活性な中間体から任意の本明細書に
記載する一般的方法に従い合成することができる。
【0137】鏡像異性体混合物から式(II)の光学的
に活性な中間体を製造する特に適当なルートは、(2
R,3R)−ビス−(4−メチル−ベンゾイルオキシ)
−コハク酸を使用する分別結晶化による。従って、中間
体(II)のシス(S,S)形は、その鏡像異性体混合
物(例えば、ラセミ体混合物)から、(2R,3R)−
ビス−(4−メチル−ベンゾイルオキシ)−コハク酸を
使用して適当な溶媒、例えば、水性アルコール、例え
ば、水性エタノールの分別結晶化により、生ずる塩を単
離しそして慣用手順により、例えば、水性アンモニアを
使用して、それを対応する光学的に活性な遊離塩基に変
換することによって得ることができる。
【0138】2−フェニル−ピペリジン−3−イルイミ
ンを包含する中間体(II)と(2R,3R)−ビス−
(4−メチル−ベンゾイルオキシ)−コハク酸との間で
形成する塩は新規であり、そして本発明の他の面を形成
する。
【0139】式(I)の化合物の特定の鏡像異性体は、
また、対応する鏡像異性体混合物のキラルカラムのクロ
マトグラフィーにより、例えば、キラル調製用高性能液
体クロマトグラフィーにより、得ることができる。一般
式(I)の化合物の特定のジアステレオマーは、慣用法
により、例えば、任意の本明細書に記載する方法を使用
して適当な非対称出発物質からの合成により、または適
当なジアステレオマーの誘導体、例えば、塩(これは引
き続いて慣用法、例えば、クロマトグラフィーまたは分
別結晶化により分離することができる)への一般式
(I)の化合物の異性体混合物の変換により、得ること
ができる。また、ジアステレオマーはそれ以上の誘導化
を必要としないで分離可能である。
【0140】標準的分割法は、例えば、¨Stereo
chemistry of Carbon Compo
unds¨、E.L.Eliel著(McGraw H
ill、1962)および¨Tables of Re
solving Agents¨、S.H.Wilen
著に記載されている。
【0141】前述の種々の一般的方法は、要求される化
合物の段階的形成における任意の段階において所望の基
を導入するために有用であり、そしてこれらの一般的方
法はこのような多段階法における異なる仕方で組み合わ
せることができることが理解されるであろう。多段階法
における反応順序は、もちろん、使用する反応条件が最
終生成物において所望の分子の中の基に影響を与えない
ように選択すべきである。
【0142】
【実施例】本発明を下記の中間体および実施例によりを
例示するが、これらは本発明の限定として意図しない。
すべての温度は℃である。フラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(FCC)はシリカ(Merck 9385)
を使用して実施した。下記の略号を使用する:エーテル
−ジエチルエーテル。
【0143】中間体1 4−テトラゾル−1−イル−フェノール 氷酢酸(140ml)の中のp−アミノ−フェノールの
攪拌した溶液に、70〜75℃において窒素雰囲気下
に、トリエチルオルトホルメート(0.1mol)を添
加した。この混合物をこの温度において4時間攪拌し、
次いでアジ化ナトリウム(0.32mol)を少しずつ
添加し、そして反応を18時間続け、室温に冷却し、そ
して氷水(400ml)中に注ぎ、そしてジエチルエー
テル(3×400ml)および酢酸エチル(1×400
ml)で抽出し、乾燥(MgSO4)し、濾過しそして
濃縮すると、暗褐色残留物が得られ、これを200ml
のエタノール:ジエチルエーテル(1:1v/v)で粉
砕しそして濾液すると、標題化合物が30%の収率で得
られた。T.l.c.(エーテル)Rf0.65が得ら
れた。
【0144】同様に下記の化合物を製造した:中間体2 4−(5−メチル−テトラゾル−1−イル)−フェノー
p−アミノ−フェノール(0.05mol)、トリエチ
ルオルトホルメート(0.05mol)およびアジ化ナ
トリウム(0.16mol)から、標題化合物が暗褐色
固体状物として8%の収率で得られた。T.l.c.
(エーテル)Rf0.8。
【0145】中間体3 4−(5−エチル−テトラゾル−1−イル)−フェノー
p−アミノフェノール(0.05mol)、トリエチル
オルトアセテート(0.05mol)およびアジ化ナト
リウム(0.16mol)から、標題化合物が暗褐色固
体状物として9%の収率で得られた。T.l.c.(エ
ーテル)Rf0.72。
【0146】中間体4 4−(5−プロピル−テトラゾル−1−イル)−フェノ
ール p−アミノフェノール(6g)、トリメチルオルトブチ
レート(8.1g)およびアジ化ナトリウム(10g)
から、標題化合物が暗褐色液状物として得られた、
(0.55g)。T.l.c.(エーテル/ジクロロメ
タン(1:9))Rf0.27。
【0147】中間体5 2−ヒドロキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンズア
ルデヒド トリフルオロ酢酸(20ml)およびヘキサメチレンテ
トラミン(0.04mol)の中の4−テトラゾル−1
−イル−フェノール(0.01mol)の溶液を70℃
に18時間加熱し、室温に冷却し、そして硫酸(50m
l)の2N溶液で急冷した。この混合物を酢酸エチル
(3×100ml)で抽出し、乾燥(MgSO4 )し、
濾過しそして濃縮すると、残留物が得られ、これをFC
C(ジクロロメタン/メタノール(9:1)により精製
すると、標題化合物が30%の収率で得られた。T.
l.c.(ジクロロメタン/メタノール(9:1))R
f0.6。
【0148】同様に下記の化合物を製造した:
【0149】中間体6 2−ヒドロキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−
イル)−ベンズアルデヒド 4−(5−メチル−テトラゾル−1−イル)−フェノー
ル(3.97mmol)から、標題化合物(70の%の
収率)が薄黄色固体状物として得られた。T.l.c.
(ジクロロメタン/メタノール(9:1))Rf0.
9。
【0150】中間体7 5−(5−エチル−テトラゾル−1−イル)−2−ヒド
ロキシ−ベンズアルデヒド 4−(5−エチル−テトラゾル−1−イル)−フェノー
ル(4.73mmol)から、標題化合物が白色固体状
物として50%の収率で得られた。T.l.c.(ジク
ロロメタン/メタノール(9:1))Rf0.9。
【0151】中間体8 2−ヒドロキシ−5−(5−プロピル−テトラゾル−1
−イル)−ベンズアルデヒド 4−(5−プロピル−テトラゾル−1−イル)−フェノ
ール(0.55g)から、標題化合物(0.3g)が薄
黄色液状物として得られた。T.l.c.(エーテル/
ジクロロメタン(1:9))Rf0.41。
【0152】中間体9 5−(5−シクロプロピル−テトラゾル−1−イル)−
2−ヒドロキシ−ベンズアルデヒド 4−(5−シクロプロピル−テトラゾル−1−イル)−
フェノール(1.5g)から、標題化合物(810m
g)が白色固体状物として得られた。m.p.96℃。
【0153】中間体10 2−ヒドロキシ−5−(5−メチルスルファニル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド 4−(5−メチルスルファニル−テトラゾル−1−イ
ル)−フェノール(10.64g)から、標題化合物が
白色固体状物として得られた(5.0g)。T.l.
c.(ジクロロメタン)Rf=0.35。
【0154】中間体11 2−ヒドロキシ−5−(5−フェニル−テトラゾル−1
−イル)−ベンズアルデヒド 4−(5−フェニル−テトラゾル−1−イル)−フェノ
ール(2.32g)から、標題化合物が白色固体状物と
して得られた(1.75g)。T.l.c.(5%酢酸
エチル/ジクロロメタン)Rf0.6。
【0155】中間体12 3−フルオロ−2−ヒドロキシ−5−(5−メチル−テ
トラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド 2−フルオロ−4−(5−メチル−テトラゾル−1−イ
ル)−フェノール(2.8g)から、標題化合物が白色
固体状物として得られた(2.2g)。T.l.c.
(シクロヘキサン/酢酸エチル(1:1))Rf0.
7。
【0156】中間体13 2−ヒドロキシ−5−(5−トリフルオロメチル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド 4−(5−トリフルオロメチル−テトラゾル−1−イ
ル)−フェノール(45mmol)から、標題化合物
(8.8g)が薄黄色固体状物として得られた。T.
l.c.(ヘキサン/エーテル(2:1))Rf0.3
6。
【0157】中間体14 2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンズアル
デヒド ジメチルホルムアミド(5ml)の中の2−ヒドロキシ
−5−テトラゾル−1−イル−ベンズアルデヒド(2.
63mmol)の溶液に、炭酸カリウム(3.95mm
ol)およびヨードメタン(3.95mmol)を添加
し、そしてこの混合物を窒素雰囲気下に2時間攪拌し
た。この混合物を水(100ml)中に注ぎ、そして形
成した白色固体状物を濾過すると、標題化合物が67%
の収率で得られた。T.l.c.(エーテル)Rf0.
45。
【0158】同様に下記の化合物を製造した:
【0159】中間体15 2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−イ
ル)−ベンズアルデヒド 2−ヒドロキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−
イル)−ベンズアルデヒド(2.79mmol)から、
標題化合物が白色針状結晶として42%の収率で得られ
た。T.l.c.(ジクロロメタン/メタノール(9:
1))Rf0.5。
【0160】中間体16 5−(5−エチル−テトラゾル−1−イル)−2−メト
キシ−ベンズアルデヒド 5−(5−エチル−テトラゾル−1−イル)−2−ヒド
ロキシ−ベンズアルデヒド(2.84mmol)から、
標題化合物が白色固体状物として67%の収率で得られ
た。T.l.c.(エーテル)Rf0.4。
【0161】中間体17 2−メトキシ−5−(5−プロピル−テトラゾル−1−
イル)−ベンズアルデヒド 2−ヒドロキシ−5−(5−プロピル−テトラゾル−1
−イル)−ベンズアルデヒド(300mg)から、標題
化合物(265mg)が白色固体状物として得られた。
T.l.c.(エーテル)Rf0.27。
【0162】中間体18 5−(5−シクロプロピル−テトラゾル−1−イル)−
2−メトキシ−ベンズアルデヒド 5−(5−シクロプロピル−テトラゾル−1−イル)−
2−ヒドロキシ−ベンズアルデヒド(800mg)か
ら、標題化合物(800mg)が白色固体状物として得
られた、m.p.142℃。
【0163】中間体19 2−メトキシ−5−(5−メチルスルファニル−テトラ
ゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド 2−ヒドロキシ−5−(5−メチルスルファニル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド(5.0g)か
ら、標題化合物が黄色固体状物として得られた(2.1
g)。T.l.c.(酢酸エチル)Rf0.8。
【0164】中間体20 2−メトキシ−5−(5−フェニル−テトラゾル−1−
イル)−ベンズアルデヒド 2−ヒドロキシ−5−(5−フェニル−テトラゾル−1
−イル)−ベンズアルデヒド(0.636g)から、標
題化合物が黄色固体状物として得られた(0.575
g)。T.l.c.(5%酢酸エチル/ジクロロメタ
ン)Rf0.55。
【0165】中間体21 2−メトキシ−5−(5−メチルイミノ−4,5−ジヒ
ドロ−テトラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド 1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メ
トキシ−フェニル)−1H−テトラゾル−5−イルアミ
ン(0.5g)から、標題化合物が固体状物として得ら
れた(0.15g)。T.l.c.(5%メタノール/
ジクロロメタン)Rf0.6。
【0166】中間体22 3−フルオロ−2−メトキシ−5−(5−メチル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド 3−フルオロ−2−ヒドロキシ−5−(5−メチル−テ
トラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド(2.2g)
から、標題化合物がクリーム色固体状物として得られた
(1.5g)。T.l.c.(酢酸エチル/シクロヘキ
サン(1:1))Rf=0.4。
【0167】中間体23 2−メトキシ−5−(5−トリフルオロメチル−テトラ
ゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド 2−ヒドロキシ−5−(5−トリフルオロメチル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド(1.56mm
ol)から、標題化合物が黄色固体状物として得られた
(0.48g)。T.l.c.(酢酸エチル/ヘキサン
(2:1))Rf0.38。
【0168】中間体24 2−エトキシ−5−テトラゾル−1−イルベンズアルデ
ヒド ヨウ化エチルおよび2−ヒドロキシ−5−テトラゾル−
1−イルベンズアルデヒド(2.6mmol)から、標
題化合物(0.52g)が黄色固体状物として得られ
た。ιmax(KBr)1667cm-1
【0169】中間体25 2−イソプロポキシ−5−テトラゾル−1−イルベンズ
アルデヒド ヨウ化イソプロピルおよび2−ヒドロキシ−5−テトラ
ゾル−1−イルベンズアルデヒド(2.6mmol)か
ら、標題化合物(0.40g)が黄色固体状物として得
られた。ιmax(KBr)1681cm-1
【0170】中間体26 [2S]−フェニル−ピペリジン−[3S]−イル−ア
ミン[2R,3R]−ビス(4−メチル−ベンゾイルオ
キシ)−スクシネート(1:1) 60℃のエタノール(5.21)および水(783m
l)の中のラセミ体2−フェニル−ピペリジン−3−イ
ルアミン(66g)の攪拌した溶液に、(2R,3R)
−ビス−(4−メチル−ベンゾイルオキシ)−コハク酸
(143g)を5分かけて少しずつ添加した。次いで、
この溶液を60〜70℃の間の温度において0.5時間
攪拌した。この溶液を周囲温度において一夜放冷した。
この固体状物質を集め、そして70℃において真空乾燥
した(80g)。試料(10g)をエタノール(510
ml)および水(90ml)から再結晶化すると、ほぼ
透明な無色結晶質固体状物が得られた(7.6g)。
m.p.169−171℃。 実測値:C,62.6;H,6.2;N,4.5、C
111620182HOについての計
算値:C,62.6;H,6.4;N,4.7%.
〔α〕20Dα=+34.3° 同様に下記の化合物を製造した:
【0171】中間体27 2S−(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−3S
−イルアミン−2R,3R−ビス(4−メチル−ベンゾ
イルオキシ)−スクシネート ラセミ体2−(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン
−3−イルアミン(1.0g)および(2R,3R)−
ビス(4−メチル−ベンゾイルオキシ)−コハク酸
(2.0g)から、標題化合物が白色結晶質固体状物と
してが得られた(803.5mg)。δ(CD3 OD)
のデータ: 1.5−2.2(m,5H),2.4(s,6H),
2.85−3.05(m,1H),3.5−3.6
(m,1H),4.27(d,1H,J=2Hz),
5.86(s,2H),7.0(t,2H,J=8.7
Hz),7.3(d,4H,J=8.5Hz),7.4
5(dd,2H,J=8.7および5Hz). CHIRALCEL−OD−HカラムのキラルHPLC
(2%イソプロピルアルコールを含有するヘキサンで溶
離する)は唯一の鏡像異性体を示した(tR=35.8
3分)。T.l.c.(シクロヘキサン/酢酸エチル
(9:1))Rf0.36。
【0172】中間体28 [2S]−フェニル−ピペリジン−[3S]−イルアミ
[2S]−フェニル−ピペリジン−[3S]−イルアミ
ン[2S,3S]−ビス(4−メチル−ベンゾイルオキ
シ)−コハク酸塩(1:1)(6.9g)を濃0.88
0水性アンモニア溶液(100ml)の中に取り、そし
て数分間震盪した。この塩基性溶液をクロロホルム(3
×150ml)で抽出し、乾燥(Na2SO4 )し、そ
して真空濃縮すると、[2S]−フェニル−ピペリジン
−[3S]−イルアミン(1.85g)が無色油状物と
して得られた。 [α]20D(HCl塩)=+65.48(C=0.
006g/ml) H NMR(HCl塩,DO)δ2.05(m,2
H),2.30(m,2H),3.36(m,1H),
3.74(m,1H),4.16(q,1H,J=4H
z),4.99(d,1H,J=4Hz),7.45
(m,2H),7.59(m,3H). 遊離塩基の少量の試料(50mg)をキラルHPLC分
析のためにトリフルオロアセチル類似体に誘導化した。
この試料をアセトニトリル(4ml)の中に溶解し、そ
して1−(トリフルオロアセチル)イミダゾール(0.
4ml)で処理した。この溶液を65℃において1時間
攪拌し、真空濃縮し、そして残留物をジクロロメタン
(5ml)の中に溶解した。有機層を希硫酸(2ml)
で洗浄し、次いで有機層を濃縮しそしてヘキサン−イソ
プロピルアルコール(98:2)の中にHPLCカラム
上への注入のために溶解した。キラルHPLC(Chi
racel−OD−Hカラム、ロットNo.09−02
−20709、溶離剤、ヘキサン−イソプロピルアルコ
ール(98:2)、流速1ml/分、検出UV230n
m、温度40℃)保持時間12.93分。
【0173】中間体29 N−(4−ベンジルオキシ)−2,2,2−トリフルオ
ロ−アセトアミド 窒素雰囲気下に0℃のジクロロメタン(750ml)の
中の4−ベンジルオキシアニリン塩酸塩(0.19mo
l)の混合物を無水トリフルオロ酢酸(27.6m
l)、次いでトリエチルアミン(60ml)を滴下して
処理した。24時間後、この混合物をt−ブチルメチル
エーテル(1.5リットル)中に注ぎ、そして2N塩酸
(1リットル)で洗浄した。有機層を乾燥(MgS
4 )し、そして真空蒸発させると、標題化合物が白色
固体状物としてが得られた(52.3g)。T.l.
c.(シクロヘキサン/酢酸エチル(9:1))Rf
0.36。
【0174】中間体30 トランス−6−(3−ブロモ−フェニル)−5−ニトロ
−ピペリジン−2−オン エタノール(400ml)の中の3−ブロモベンズアル
デヒド(82.20g)、メチル−4−ニトロブチレー
ト(65.3g)および酢酸アンモニウム(68.5
g)の混合物を18時間加熱還流した。溶媒を真空除去
し、そして生ずる混合物をエタノール(500ml)で
粉砕すると、標題化合物が白色固体状物としてが得られ
た(97.46g)。 NMR(CDCl)δ2.30(1H,m),2.5
5(3H,m),4.70(1H,m)5.25(1
H,m),6.7(1H,s),7.2−7.6(4
H,m).
【0175】同様に下記の化合物を製造した:
【0176】中間体31 トランス−6−(4−メトキシ−フェニル)−5−ニト
ロ−ピペリジン−2−オン p−アニスアルデヒド(5g)およびメチル4−ニトロ
ブチレート(5.4g)から、標題化合物(7.37
g)が白色固体状物としてが得られた。T.l.c.
(酢酸エチル)Rf0.35。
【0177】中間体32 トランス−6−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)
−5−ニトロ−ピペリジン−2−オン 3−ブロモ−4−メチルベンズアルデヒド(30g)お
よびメチル−4−ニトロブチレート(21.17g)か
ら、標題化合物(24.5g)が褐色粉末状物として得
られた。T.l.c.(酢酸エチル)Rf0.4。
【0178】中間体33 6−(3−クロロ−フェニル)−5−ニトロ−ピペリジ
ン−2−オン 3−クロロベンズアルデヒド(5g)およびメチル−4
−ニトロブチレート(5.23g)から、標題化合物
(6.84g)が白色粉末状物としてが得られた。T.
l.c.(酢酸エチル)Rf0.55。
【0179】中間体34 6−(3−ブロモ−フェニル)−ピペリジン−2,5−
ジオン ジクロロメタン(500ml)およびメタノール(50
0ml)の中のトランス−6−(3−ブロモ−フェニ
ル)−5−ニトロ−ピペリジン−2−オン(96.3
g)の攪拌した溶液に、カリウムt−ブトキシド(3
8.7g)を添加した。この混合物を−70℃に冷却
し、そしてオゾンを攪拌した溶液を通して7時間泡立て
て通入した。この混合物を窒素でパージし、そしてpH
6.5リン酸塩緩衝液(500ml)を添加した。チオ
硫酸ナトリウム(120g)および水(500ml)を
添加し、そしてこの混合物を攪拌しながら一夜室温に加
温した。この混合物を過酸化物について試験し、次いで
ジクロロメタン(600ml×3)で抽出した。一緒に
した有機抽出液を水(500ml)、次いで飽和ブライ
ン(500ml)で洗浄し、乾燥(MgSO4 )し、そ
して真空蒸発した。エーテルおよびヘキサンで粉砕する
と、標題化合物が白色固体状物としてが得られた(7
0.0g)。T.l.c.(酢酸エチル)Rf0.4
3。
【0180】同様に下記の化合物を製造した:
【0181】中間体35 6−(4−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−2,5
−ジオン トランス−6−(4−メトキシ−フェニル)−5−ニト
ロ−ピペリジン−2−オン(7.37g)から、標題化
合物(5.53g)が黄色粉末状物として得られた。
T.l.c.(酢酸エチル)Rf0.3。
【0182】中間体36 6−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−ピペリジ
ン−2,5−ジオン トランス−6−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)
−5−ニトロ−ピペリジン−2−オン(24.5g)か
ら、標題化合物(19.9g)が褐色油状物として得ら
れた。T.l.c.(酢酸エチル)Rf0.45。
【0183】中間体37 6−(3−クロロ−フェニル)−ピペリジン−2,5−
ジオン 6−(3−クロロ−フェニル)−5−ニトロ−ピペリジ
ン−2−オン(6.8g)から、標題化合物(5.27
g)が白色固体状物としてが得られた。T.l.c.
(酢酸エチル)Rf0.47。
【0184】中間体38 6−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−ピペリジ
ン−2,5−ジオン5−オキシム ピリジン(300ml)の中の6−(3−ブロモ−4−
メチル−フェニル)−ピペリジン−2,5−ジオン(3
8.2g)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(19.8
g)の混合物を、窒素雰囲気下に室温において攪拌し
た。4時間後、この混合物を真空蒸発した。粗混合物を
クロロホルム(200ml)to水(200ml)との
間に分配し、次いで8%重炭酸ナトリウム溶液(約30
0ml)の添加により塩基性とした。この混合物をクロ
ロホルム(300ml×2)で抽出した。一緒にした有
機抽出液を飽和ブラインで洗浄し、そして真空蒸発し
た。エーテルで粉砕すると、標題化合物が薄黄色固体状
物として得られた(34.9g)。T.l.c.(酢酸
エチル)Rf0.44、0.28、E/Z混合物。
【0185】同様に下記の化合物を製造した:
【0186】中間体39 6−(4−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−2,5
−ジオン5−オキシム 6−(4−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−2,5
−ジオン(5.27g)およびヒドロキシルアミン
(3.34g)から、標題化合物(4.38g)が薄褐
色粉末状物としてが得られた。T.l.c.(酢酸エチ
ル)Rf0.34、0.21。
【0187】中間体40 6−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−ピペリジ
ン−2,5−ジオン−5−オキシム 6−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−ピペリジ
ン−2,5−ジオン(19.7g)およびヒドロキシル
アミン塩酸塩(9.77g)から、標題化合物(6.3
7g)が黄色固体状物として得られた。T.l.c.
(酢酸エチル)Rf0.56。
【0188】実施例41 6−(3−クロロ−フェニル)−ピペリジン−2,5−
ジオン5−オキシム 6−(3−クロロ−フェニル)−ピペリジン−2,5−
ジオン(5.27g)およびヒドロキシルアミン塩酸塩
(3.27g)から、標題化合物(4.57g)が黄色
粉末状物として得られた。T.l.c.(酢酸エチル)
Rf0.55、0.33(E/Z混合物)。
【0189】中間体42 シス−2−(3−ブロモ−フェニル)−ピペリジン−3
−イルアミン 窒素雰囲気下に0℃に冷却した塩化ジルコニウム(I
V)(6.17g)を含有するフラスコに、乾燥テトラ
ヒドロフラン(100ml)を添加した。ホウ水素化ナ
トリウム(4.0g)を添加し、そしてこの混合物を攪
拌しながら室温に15分かけて加温した。乾燥テトラヒ
ドロフラン(50ml)の中の6−(3−ブロモ−4−
メチル−フェニル)−ピペリジン−2,5−ジオン5−
オキシム(xg)の懸濁液を滴下し,そしてこの混合物
を室温において18時間攪拌した。メタノール(60m
l)の中の濃塩酸(10ml)を注意して添加し、そし
てこの混合物を3時間加熱還流した。この混合物を真空
蒸発し、そして残留物を0.88アンモニア(40m
l)とクロロホルム(100ml)との間に分配した。
水性相をクロロホルム(100ml×3)で抽出した。
一緒にした有機抽出液を乾燥(Na2 SO4 )し、そし
て蒸発させと、油状物が得られた。これをエタノール
(50ml)の中に溶解し、そしてエーテル性塩酸の添
加により酸性にした。この溶液を蒸発させ、そして残留
物をイソプロパノール−ヘキサンから再結晶化すると、
白色固体状物が得られた。この固体状物を2N水酸化ナ
トリウム溶液(200ml)で処理し、そしてジクロロ
メタン(200ml×3)で抽出した。一緒にした有機
抽出液を乾燥(Na2 SO4 )し、そして真空蒸発させ
ると、標題化合物が黄褐色油状物として得られた(1.
10g)。T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール
/アンモニア(91:8:1)Rf0.51。
【0190】同様に下記の化合物を製造した:
【0191】中間体43 シス−2−(4−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−
3−イルアミン 6−(4−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−2,5
−ジオン5−オキシム(4.18g)から、標題化合物
(4.18g)が白色粉末状物としてが得られた。T.
l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア
(150:8:1)Rf0.1。
【0192】中間体44 シス−2−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−ピ
ペリジン−3−イルアミン 6−(3−ブロモ−フェニル)−ピペリジン−2,5−
ジオン(6.2g)から、標題化合物(2g)が黄色油
状物として得られた。T.l.c.(ジクロロメタン/
エタノール/アンモニア(150:8:1)Rf0.
3。
【0193】中間体45 シス−2−(3−クロロ−フェニル)−ピペリジン−3
−イルアミン二塩酸塩 6−(3−クロロ−フェニル)−ピペリジン−2,5−
ジオン5−オキシム(4.55g)から、標題化合物
(361mg)が白色固体状物としてが得られた。T.
l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア
(100:8:1)Rf0.49。
【0194】中間体46 2−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−3−ニト
ロピリジン ジメトキシエタン(47ml、脱気した)の中の2−ク
ロロ−3−ニトロピリジン(4.24g)の溶液を窒素
雰囲気下にトリス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(0)(1.547g)で処理し、そして生ずる溶液
を室温において0.75時間攪拌した。この溶液をエタ
ノール(24ml、脱気した)で処理し、次いで水性炭
酸ナトリウム溶液(2M、47ml)で処理すると、薄
黄色懸濁液が得られ、これを5時間加熱還流した。室温
に冷却した後、反応混合物を酢酸エチル(100ml)
で希釈した。生ずる混合物を濾過し、そして濾液を水
(2×100ml)で洗浄し、そして飽和水性重炭酸ナ
トリウム溶液(150ml)で洗浄した。有機層を分離
し、そして水溶液をさらに酢酸エチルで希釈した。一緒
にした有機部分をブライン(100ml)で洗浄し、乾
燥(MgSO4 )しそして蒸発させると、赤黒色油状物
(12.106g)が得られた。FCC(シクロヘキサ
ン−酢酸エチル;4:1)により、標題化合物が黄色固
体状物として得られた(5.55g)。 C12FN,についての微量分析:計算値:
C,62.07;H,3.91;N,12.07;F,
8.18%. 実測値:C,61.58;H,3.92;N,11.8
0;F,8.2%.
【0195】同様に下記の化合物を製造した:
【0196】中間体47 2−(3−フルオロフェニル)−3−ニトロピリジン 2−クロロ−3−ニトロピリジン(6.371g)およ
び3−フルオロフェニルボロン酸(8.30g)から、
標題化合物が黄色結晶質固体状物(3.39g)として
得られた。
【0197】中間体48 2−(4−フルオロフェニル)−3−ニトロピリジン 2−クロロ−3−ニトロピリジン(4.60g)および
4−フルオロフェニルボロン酸(5.99g)から、標
題化合物が黄色固体状物(5.07g)として得られ
た。 δ(d−DMSO)7.35(t,2H,J=8.5
Hz),7.62(dd,2H,J=8.5および5.
5Hz),7.71(dd,1H,J=8.0および
5.0Hz),8.48(d,1H,J=8.0H
z),8.94(d,1H,J=5.0Hz)
【0198】中間体49 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ニトロピリ
ジン 2−クロロ−3−ニトロピリジン(2.24g)および
3,4−ジフルオロフェニルボロン酸(2.90g)か
ら、標題化合物(2.84g)が得られた。
【0199】δ(d−DMSO)7.46−7.55
(m,1H),7.62−7.89(m,3H),8.
64(dd,1H,J=7.5および1Hz),9.0
6(d,1H,J=4.5Hz).
【0200】中間体50 シス−2−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−3
−ニトロピリジン エタノール(200ml)の中の2−(3−フルオロ−
4−メチルフェニル)−3−ニトロピリジン(5.51
4g)の溶液を窒素雰囲気下にエタノール(10ml)
の中の酸化白金(1.592g)に注意して添加した。
次いで、この混合物を濃塩酸(16ml)で処理し、そ
して室温において大気圧の水素下に16時間攪拌した。
この溶液を水(150ml)で希釈し、濾過し、そして
濾液を蒸発させると、薄黄色固体状物が得られ、これを
クロロホルム(2100ml)と水(2500ml)と
の間でよく攪拌しながら懸濁させた。濃アンモニア溶液
を水性相が約pH9となるまで添加した。有機相を分離
し、そして水性相をクロロホルム(3×150ml)で
抽出した。一緒にした有機部分をブラインで洗浄し、乾
燥(MgSO4 )し、そして溶媒を蒸発させると、透明
な黄褐色油状物(4.316g)が得られた。FCC
(ジクロロメタン:メタノール:濃アンモニア、95:
4:1)により、標題化合物がワックス状固体状物とし
て得られた(2.584g)。 δ(d−DMSO)1.3−1.8(m,4H),
2.2(a,3H).2.55−2.68(m,1
H),2.85(d,1H,J=2Hz),3.01
(dm,1H),J=12Hz),2.7−3.8(幅
広いs,2H),3.68(s,1H),6.67−
7.08(m,2H),7.19(t,1H,J=8H
z).
【0201】同様に下記の化合物を製造した:
【0202】中間体51 シス−2−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−3
−ピペリジンアミン 2−(3−フルオロフェニル)−3−ニトロピリジン
(3.292g)から、標題化合物が得られた(0.5
84g)。C1115FN2 についての質量分析、289
(2M+H+ )、195(MH+ )。
【0203】中間体52 シス−2−(4−フルオロフェニル)−3−ピペリジン
アミン 2−(4−フルオロフェニル)−3−ニトロピリジン
(4.88g)から、標題化合物が無色油状物として得
られた(3.08g)。C1115FN2 についての質量
分析、m/z、195(MH+ )。
【0204】中間体53 シス−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ピペ
リジンアミン 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ニトロピリ
ジン(2.83g)から、標題化合物が薄黄色油状物と
して得られた(1.69g)。C11142 2 につい
ての質量分析、m/z、213(MH+ )。
【0205】中間体54 3,4−ジフルオロフェニルボロン酸 マグネシウム削り屑(1.32g)を窒素雰囲気下に1
0分間攪拌し、次いで無水テトラヒドロフラン(30m
l)添加し、次いで1−ブロモ−3,4−ジフルオロベ
ンゼン(7.0g)を5分かけて添加した。乾燥テトラ
ヒドロフラン(80ml)の中のトリ−イソプロピルボ
レート(13.65g)の溶液を窒素雰囲気下に−78
℃(ドライアイス−アセトン)に冷却し、そして前もっ
て形成したグリニヤール溶液を10分かけて添加した。
この混合物を2時間攪拌し、次いで45分かけて室温に
放温した。反応を塩酸(4M、80ml)で急冷し、そ
して室温において一夜攪拌した。この溶液を酢酸エチル
(3×100ml)で抽出し、そして一緒にした有機溶
液を水性水酸化ナトリウム溶液(1M、4×100m
l)で抽出した。一緒にした水性塩基性溶液をpH3
(4M塩酸)に酸性にし、酢酸エチル(3×150m
l)で抽出し、そして一緒にした有機画分を酸性にした
ブライン(200ml)で洗浄し、そして乾燥(MgS
4 )した。溶媒を除去すると、標題化合物が白色固体
状物としてが得られた(2.7g)。 δ(d−DMSO+DO)7.42(dt,1H,
J=10.5および7.5Hz),7.60−7.78
(m,2H).
【0206】中間体55 トランス−5−ニトロ−6−(4−トリフルオロメチル
−フェニル)−ピペリジン−2−オン エタノール(150ml)の中の酢酸アンモニウム(2
1.21g)、4−トリフルオロメチルベンズアルデヒ
ド(19.61ml)およびメチル4−ニトロブチレー
ト(17.5ml)を窒素雰囲気下に3.5時間攪拌し
かつ還流させた。室温に冷却した後、オレンジ色固体状
物が形成し、これを濾過し、エタノール(2×100m
l)で洗浄し、そして真空乾燥すると、標題化合物が得
られた(30.56g)。C1211
ついての質量分析、m/z5.77(2M+H+),3
06(M+NH4),289(MH+
【0207】中間体56 6−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペリジ
ン−2,5−ジオン カリウムt−ブトキシド(8.665g)を、窒素雰囲
気下に室温において、ジクロロメタン(200ml)と
メタノール(100ml)との混合物の中のトランス−
5−ニトロ−6−(4−トリフルオロメチル)−フェニ
ル)−ピペリジン−2−オン(20.18g)の攪拌し
た懸濁液を徐々に添加した。オレンジ色溶液が形成し、
これを−70℃に冷却し、そしてオゾンをこの溶液を通
して4時間泡立てて通入し、次いで窒素をさらに20分
間泡立てて通入した。リン酸塩緩衝液(pH6、200
ml)およびチオ硫酸ナトリウム(5水和物、25.1
g)を添加し、そしてこの混合物を室温に放温した。酢
酸エチル(4×200ml)で抽出すると、黄色固体状
物(15.82g)が得られ、これをFCC(酢酸エチ
ルおよび次いでメタノール:ジクロロメタン、1:1
5)により、標題化合物が得られた(8.62g)。 δ(d−DMSO)2.56−2.67(m,2
H),2.68−2.73(m,2H),5.14(幅
広いd,1H,J=2Hz),7.55,および7.7
7(2d,4H,J=8Hz(両方)),8.29−
8.36(幅広いS,1H)。
【0208】中間体57 6−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペリジ
ン−2,5−ジオン、5−オキシム ピリジン(47ml)およびヒドロキシルアミン塩酸塩
(8.18g)を、窒素雰囲気下に6−(4−トリフル
オロメチル−フェニル)−ピペリジン−2,5−ジオン
の攪拌した溶液に添加した。この混合物を21時間加熱
還流させ、室温に冷却し、水性塩酸(2M、100m
l)中に注ぎ、そして酢酸エチル(100ml)で抽出
した。有機抽出液を水性塩酸(3×100ml)で洗浄
し、そして一緒にした水溶液を酢酸エチル(2×50m
l)で抽出した。一緒にした有機溶液を乾燥(MgSO
4 )し、そして真空蒸発させると、粗生成物(5.84
g)が得られ、これをトルエン(3×50ml)と共沸
させた。FCC(ジクロロメタン:メタノール、12:
1)により、標題化合物(3.26g)が幾何異性体
(2:1)分離不可能な混合物として得られた。主要な
異性体 δ(d−DMSO):2.0−2.4(m,
4H),5.15(d,1H,J=3.5Hz),7.
49および7.75(2d,4H,J=8Hz、双方に
ついて).8.39(d,1H,J=3.5Hz),1
1.08(s,1H).少量の異性体のH−NMRシ
グナルは、5.77(d,1H,J=2.5Hz),
7.59および7.72(2d,4H,J=8Hz、双
方について),8.10(d,1H,J=2.5H
z),11.14(s,1H)である。
【0209】中間体58 シス−5−アミノ−6−(4−トリフルオロメチル−フ
ェニル)−ピペリジン−2−オン 6−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペリジ
ン−2,5−ジオン、5−オキシム(2.6g)をメタ
ノール(15ml)とエタノール(60ml)との混合
物の中に溶解し、そしてラネーニッケル[水の中の50
%懸濁液、5.05g、水(2×25ml)およびエタ
ノール(25ml)で洗浄した]に窒素雰囲気下に添加
した。この混合物を50psiの水素圧下に40時間室
温において水素化し、次いで濾過した。濾液を真空蒸発
させると、粗生成物(2.43g)が得られた。FCC
(10%メタノール−ジクロロメタン、次いで0.5%
濃アンモニアを含有する同一溶媒系)により、標題化合
物が得られた(1.262g)。C12133 2 Oに
ついて質量分析、m/z、259(MH+ )。
【0210】中間体59 [4−メトキシ−3−(2S−フェニル−ピペリジン−
3S−イルアミノ−メチル)−フェニル]−シアナミド
二塩酸塩 ジクロロメタン(10ml)の中の(3−ホルミル−4
−メトキシ−フェニル)−シアナミド(0.238g)
の懸濁液に、2S−フェニル−ピペリジン−3S−イル
アミン(0.225g)、ナトリウムトリアセトキソボ
ロハイドライド(0.5g)および酢酸(0.14m
l)を添加し、そしてこの混合物を室温において窒素雰
囲気下に18時間攪拌した。生ずる溶液を8%水性重炭
酸ナトリウム溶液(20ml)で処理し、そしてジクロ
ロメタン(3×30ml)で抽出した。次いで、一緒に
した有機層を乾燥(MgSO4 )し、そして真空蒸発さ
せた。生ずる残留物をカラムクロマトグラフィーにより
精製し、ジクロロメタン:エタノール:アンモニア(1
00:10:5)で溶離し、そして塩酸溶液(3mlの
1Mのエーテル溶液)で処理すると、固体状物が沈澱し
た。溶媒を除去し、そしてこの物質を真空乾燥すると、
標題化合物が白色固体状物としてが得られた(0.17
5g)。m.p.255−8℃(分解)。
【0211】同様に下記の化合物を製造した:
【0212】中間体60 シス−5−(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イ
ル)−ベンジルアミノ−6−(4−トリフルオロメチル
−フェニル)−ピペリジン−2−オン シス−5−アミノ−6−(4−トリフルオロメチル−フ
ェニル)−ピペリジン−2−オン(404mg)および
2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンズアル
デヒド(411mg)から、標題化合物が得られた(2
73mg)。
【0213】δ(d−DMSO)1.59−1.86
(m,3H),2.16−2.31(m,1H)2.3
5−2.46(m,1H),2.95−3.09(m,
1H),3.53−3.82(m,2H),3.66
(s,3H),4.78(s,1H),7.12(d,
1H,J=9.5Hz),7.47(d,2H,J=8
Hz),7.64−7.76(m,4H),7.84
(s,1H),9.93(s,1H).
【0214】中間体61 シス−5−[2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラ
ゾル−1−イル)−ベンジルアミノ]−6−(4−トリ
フルオロメチル−フェニル)−ピペリジン−2−オン シス−5−アミノ−6−(4−トリフルオロメチル−フ
ェニル)−ピペリジン−2−オン(207mg)および
2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−イ
ル)−ベンズアルデヒド(155mg)から、標題化合
物が得られた(217mg)。C22233 6 2
ついての質量分析、m/z、461(MH+ )。
【0215】中間体62 4−(5−フェニル−テトラゾル−1−イル)−フェノ
ール 0℃のアセトニトリル(200ml)の中の酢酸アンモ
ニウム4−ベンゾイルアミノ−フェニルエステル(1
0.28g)の懸濁液に、アジ化ナトリウム(2.62
g)を添加した。無水トリフルオロ酢酸(6.8ml)
を次いで窒素雰囲気下に滴下した。室温において8時間
攪拌した後、水性アンモニア(35%溶液、200m
l)を添加し、そしてこの混合物をを16時間攪拌し
た。次いで、この混合物をジクロロメタン(3×150
ml)で抽出し、有機層を一緒にし、乾燥(Na2 SO
4 )し、そして真空蒸発させた。残留物をクロマトグラ
フィーにより精製し、ジクロロメタンの中の10%酢酸
エチルで溶離すると、標題化合物が固体状物として得ら
れた(2.5g)。T.l.c.(5%酢酸エチル/ジ
クロロメタン)Rf0.28。
【0216】中間体63 N−[1−(3−ホルミル−4−メトキシ−フェニル)
−1H−テトラゾル−5−イル]−アセトアミド ジクロロメタン(5ml)の中の1−(3−[1,3]
ジオキソラン−2−イル−4−メトキシ−フェニル)−
1H−テトラゾル−5−イルアミン(0.5g)の懸濁
液に、トリエチルアミン(0.53ml)、無水酢酸
(0.18ml)およびジメチルアミノピリジン(10
ml)を順次に添加した。この混合物をアルゴン雰囲気
下に2時間攪拌した。次いでピリジン(1ml)添加
し、そしてこの混合物を18時間攪拌した。次いで溶媒
を蒸発乾固し、そして残留物をテトラヒドロフラン(1
0ml)の中に溶解した。次いで塩化水素溶液(10m
l、2N)を添加し、そしてこの混合物を30分間攪拌
した。次いでこの混合物をジクロロメタン(50ml)
で希釈し、そしてブライン(20ml)を添加した。相
を分離し、そして水性層をジクロロメタン(2×50m
l)で抽出した。有機層を一緒にし、乾燥(Na2 SO
4 )し、そして真空蒸発させ、そして残留物をカラムク
ロマトグラフィーにより精製し、酢酸エチル/ジクロロ
メタン混合物で溶離し、そして主生成物を集めた。この
物質をエーテルの中で粉砕して結晶化させると、標題化
合物が黄色固体状物として得られた(155mg)。
T.l.c.(5%メタノール/ジクロロメタン)Rf
0.3。
【0217】中間体64 1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メ
トキシ−フェニル)−1H−テトラゾール トルエン(400ml)の中の2−メトキシ−5−テト
ラゾル−1−イル−ベンズアルデヒド(8g)の懸濁液
に、エチレングリコール(8ml)およびp−トルエン
スルホン酸(50mg)を添加した。この混合物をディ
ーン−スターク条件下に窒素雰囲気下に12時間還流さ
せると、水の発生が止んだ。この混合物を放冷し、そし
て液体をデカンテーションし、そして8%水性重炭酸ナ
トリウム溶液(100ml)で抽出した。沈澱した固体
状物をジクロロメタン(200ml)の中に溶解し、次
いで水性層で抽出した。次いで水性層をジクロロメタン
(100ml)で抽出した。次いで有機層を一緒にし、
乾燥(Na2 SO4 )し、そして真空蒸発させると、標
題化合物が黄色固体状物として得られた(9.12
g)。T.l.c.(5%メタノール/メチルt−ブチ
ルエーテル)Rf0.5。
【0218】同様に下記の化合物を製造した:
【0219】中間体65 1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メ
トキシ−フェニル)−5−メチル−1H−テトラゾール 2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−イ
ル)−ベンズアルデヒド(400mg)およびエチレン
グリコール(0.32ml)から、標題化合物(500
mg)が薄オレンジ色固体状物としてが得られた、m.
p.103℃。
【0220】中間体66 1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メ
トキシ−フェニル)−5−メチルスルファニル−1H−
テトラゾール 2−メトキシ−5−(5−メチルスルファニル−テトラ
ゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド(2.1g)およ
びエチレングリコール(9.3ml)から、標題化合物
が灰色固体状物として得られた(2.3g)。T.l.
c.(酢酸エチル/シクロヘキサン(1:1))Rf=
0.8。
【0221】中間体67 (2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メトキ
シ−フェニル)−シアナミド −78℃の乾燥テトラヒドロフラン(200ml)の中
の1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−
メトキシ−フェニル)−1H−テトラゾールの溶液に、
窒素雰囲気下に、ヘキサン(30mlの1.6mol
dm-3)の中のn−ブチルリチウムを添加した。窒素ガ
スが発生した。窒素雰囲気下に5分間攪拌した後、この
混合物を0℃に100分かけて放温し、次いで8%水性
重炭酸ナトリウム溶液(200ml)を添加した。10
分間攪拌した後、酢酸エチル(150ml)を添加し、
そして層を分離した。次いで水性層をジクロロメタン
(2×200ml)で抽出し、そして有機層を一緒に
し、乾燥(Na2 SO4 )し、そして真空蒸発させる
と、標題化合物が油状物として得られた(8.0g)。
T.l.c.(5%メタノール/メチルt−ブチルエー
テル)Rf0.7。
【0222】中間体68 1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メ
トキシ−フェニル)−1H−テトラゾル−5−イルアミ
ジメチルホルムアミド(150ml)の中の(2−
[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メトキシ−フ
ェニル)−シアナミド(7.82g)の溶液に、塩化ア
ンモニウム(22.8g)およびアジ化ナトリウム(1
8.5g)を添加し、そしてこの混合物を窒素雰囲気下
に80℃加熱した。2.5時間攪拌した後、この混合物
を冷却し、そしてブライン(250ml)および水(1
00ml)を添加した。この混合物をジクロロメタン
(3×250mlおよび1×100ml)で抽出した。
有機層を一緒にし、乾燥(Na2 SO4 )し、そして真
空蒸発させた。生ずる固体状残留物をエーテル(100
ml)で洗浄し、そして真空乾燥すると、標題化合物が
薄黄色固体状物として得られた(7.2g)。T.l.
c.(5%メタノール/メチルt−ブチルエーテル)R
f0.13。
【0223】中間体69 [5−(5−ジメチルアミノ−テトラゾル−1−イル)
−2−メトキシ−ベンズアルデヒド 乾燥テトラヒドロフラン(5ml)の中の1−(3−
[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メトキシ−フ
ェニル)−1H−テトラゾル−5−イルアミン(500
mg)の懸濁液に、ナトリウムヘキサメチルジシラジド
溶液(2mlの1.0Mのテトラヒドロフラン溶液)を
室温において窒素雰囲気下に添加した。この混合物を5
分間攪拌した後、ヨウ化メチル(0.15ml)を添加
した。この混合物を5分間攪拌した後、さらにヨウ化メ
チル(0.15ml)を添加した。この混合物を18時
間攪拌し、次いで水性塩化水素溶液(10ml;2M)
を添加し、そしてこの混合物を30分間攪拌した。ブラ
イン(20ml)およびジクロロメタン(50ml)を
添加し、そして層を分離した。水性層をジクロロメタン
(2×50ml)で抽出し、そして有機層を一緒にし、
乾燥(Na2 SO4 )し、そして真空蒸発させた。生ず
る残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジ
クロロメタンの中の10%酢酸エチルで溶離すると、標
題化合物が黄色固体状物として得られた(230m
g)。T.l.c.(5%メタノール/ジクロロメタ
ン)Rf0.45。
【0224】同様に下記の化合物を製造した:
【0225】中間体70 [5−(5−ジエチルアミノ−テトラゾル−1−イル)
−2−メトキシ−ベンズアルデヒド 1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メ
トキシ−フェニル)−1H−テトラゾル−5−イルアミ
ン(0.5g)およびヨウ化エチル(0.32ml、2
つの部分で)から、標題化合物が黄色固体状物として得
られた(0.224g)。T.l.c.(5%メタノー
ル/ジクロロメタン)Rf0.5。
【0226】中間体71 (3−ホルミル−4−メトキシ−フェニル)−シアナミ
0℃のテトラヒドロフラン(10ml)の中の1−(3
−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メトキシ−
フェニル)−1H−テトラゾール(0.46g)の溶液
に、窒素雰囲気下に、n−ブチルリチウム(1.7m
l;1.6Mのヘキサン溶液)を添加した。5分後、希
水性塩化水素溶液(5ml)およびアセトン(2ml)
を添加した。この混合物を1時間攪拌した後、ジクロロ
メタン(30ml)および8%水性重炭酸ナトリウム溶
液(20ml)を添加した。層を分離し、そして水性層
をジクロロメタン(3×30ml)で抽出した。有機層
を一緒にし、乾燥(Na2 SO4 )し、そして蒸発させ
ると、オレンジ色固体状物が残った。この物質を少量の
エーテルおよびシクロヘキサンで洗浄し、そして真空乾
燥すると、標題化合物がオレンジ色固体状物として得ら
れた(0.31g)。T.l.c.(5%メタノール/
メチルt−ブチルエーテル)Rf0.6。
【0227】中間体72 2−メトキシ−5−[5−(3,3,3−トリフルオロ
−2−オキソ−プロピル)−テトラゾル−1−イル]−
ベンズアルデヒド ヘキサンの中のn−ブチルリチウム(0.25ml;
1.6M)を、−78℃のテトラヒドロフラン(5m
l)の中の1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イ
ル−4−メトキシ−フェニル)−5−メチル−1H−テ
トラゾール(100mg)の溶液に添加した。10分
後、無水トリフルオロ酢酸(0.064ml)を添加
し、そして反応混合物を窒素雰囲気下に室温において7
2時間攪拌した。8%水性重炭酸ナトリウム溶液(20
ml)を添加し、そして生成物をジクロロメタン(2×
20ml)の中で抽出した。一緒にした有機部分を真空
濃縮すると、黄色油状物が得られた。アセトン(3m
l)および2N塩酸(3ml)の中のこの油状物の溶液
を室温において2時間攪拌した。アセトンを真空除去
し、そして生成物をジクロロメタン(2×20ml)で
抽出した。一緒にした有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥
し、そして真空濃縮すると、黄色ゴム状物が得られた。
クロマトグラフィーにより精製し、メタノール/メチル
t−ブチルエーテル(2.5:97.5)で抽出する
と、標題化合物(50mg)が薄黄色固体状物としてが
得られた、m.p.128℃。
【0228】中間体73 1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メ
トキシ−フェニル)−5−メタンスルホニル−1H−テ
トラゾール m−クロロ過安息香酸(MCPBA)(1.2g)を、
室温において窒素雰囲気下に、クロロホルム(15m
l)の中の1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イ
ル−4−メトキシ−フェニル)−5−メチルスルファニ
ル−1H−テトラゾール(800mg)の溶液に添加し
た。3時間後、追加量のMCPBA(1.2g)を添加
し、そして24時間攪拌した。この混合物を水性亜硫酸
ナトリウム(200ml)中に注ぎ、そして30分間攪
拌した。次いでこれをクロロホルム(3×60ml)で
抽出し、乾燥(Na2 SO4 )し、そして蒸発させる
と、標題化合物が黄色固体状物として得られた(800
mg)。T.l.c.(酢酸エチル/シクロヘキサン
(1:1))Rf=0.5。
【0229】中間体74 5−(5−メタンスルホニル−テトラゾル−1−イル)
−2−メトキシ−ベンズアルデヒド テトラヒドロフラン(13ml)および塩酸(2N、
7.5ml)の中の1−(3−[1,3]ジオキソラン
−2−イル−4−メトキシ−フェニル)−5−メタンス
ルホニル−1H−テトラゾール(800mg)を室温に
おいて1.5時間攪拌した。この溶液を重炭酸ナトリウ
ム溶液(8%)で塩基性とし、ブライン(50ml)で
飽和させ、エーテル(3×50ml)で抽出し、乾燥
(Na2 SO4 )し、そして蒸発させると、標題化合物
がオレンジ色固体状物として得られた(307mg)。
T.l.c.(酢酸エチル/シクロヘキサン(1:
1))Rf=0.5。
【0230】中間体75 1−(4−ベンジルオキシ−3−フルオロ−フェニル)
−5−メチル−1H−テトラゾール 4−ベンジルオキシ−3−フルオロ−フェニルアミンを
酢酸(50ml)の溶液として得られた窒素雰囲気下に
75℃に加熱した。トリエチルオルトアセテート(1
0.3ml)を添加した。この温度においてさらに45
分後、アジ化ナトリウム(7.8g)を滴下した。加熱
をさらに3時間続け、反応混合物を一夜冷却し、そして
重炭酸ナトリウム溶液(8%、約500ml)中に注
ぎ、ジクロロメタン(3×100ml)で抽出し、乾燥
(Na2 SO4 )し、そして蒸発させた。残留物をFC
C(ジクロロメタン:メタノール(995:5))によ
り、標題化合物が固体状物として得られた(4.6
g)。T.l.c.(ジクロロメタン/メタノール(9
95:5))Rf0.45。
【0231】中間体76 2−フルオロ−4−(5−メチル−テトラゾル−1−イ
ル)−フェノール エタノール(300ml)の中の1−(4−ベンジルオ
キシ−3−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1H−
テトラゾール(4.6g)の懸濁液を、室温において加
圧下に炭素担持パラジウム(10%ペースト、1.4
g)の前もって還元した懸濁液の存在下に、吸収が止む
まで、水素化した。触媒を濾去し、そして濾液を蒸発さ
せると、標題化合物がクリーム色固体状物として得られ
た(3.6g)。T.l.c.(ジクロロメタン/メタ
ノール(995:5))Rf0.45。
【0232】中間体77 シクロプロパンカルボン酸(4−ベンジルオキシ−フェ
ニル)−アミド ジクロロメタン(60ml)の中の4−ベンジルオキシ
アニリン塩酸塩(11.8g)およびトリエチルアミン
(15.33ml)の攪拌した溶液に、シクロプロパン
カルボニルクロライド(4.54ml)を5分かけて滴
下した。反応混合物を窒素雰囲気下に室温において2時
間攪拌した。この溶液を2N塩酸(100ml)および
ジクロロメタン(200ml)で希釈した。有機層を2
N炭酸ナトリウム溶液(100ml)、水(100m
l)、10%ブライン(50ml)で洗浄し、そして無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。真空濃縮すると、薄褐色
固体状物が得られ、これをジエチルエーテル(3×50
ml)で洗浄すると、標題化合物(12g)が白色固体
状物としてが得られた、m.p.162℃。
【0233】中間体78 1−(4−ベンジルオキシ−フェニル)−5−シクロプ
ロピル−1H−テトラゾール 0℃のアセトニトリル(250ml)の中のシクロプロ
パンカルボン酸(4−ベンジルオキシ−フェニル)−ア
ミド(15g)の溶液に、トリフルオロメタンスルホン
酸無水物(9.42ml)を10分かけて滴下した。反
応混合物を室温において窒素雰囲気下に16時間攪拌し
た。10%水性重炭酸ナトリウム溶液(80ml)を添
加し、そして有機層を分離した。水性層をさらに酢酸エ
チル(2×100ml)で抽出した。一緒にした有機部
分を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空濃縮する
と、褐色油状物が得られた。クロマトグラフィーにより
精製し、酢酸エチル:イソヘキサン(1:1)で抽出す
ると、標題化合物(2.4g)が黄色固体状物として得
られた、m.p.118℃。
【0234】中間体79 4−(5−シクロプロピル−テトラゾル−1−イル)−
フェノール エタノール(75ml)の中の1−(4−ベンジルオキ
シ−フェニル)−5−シクロプロピル−1H−テトラゾ
ール(2.3g)の溶液をエタノール(10ml)の中
の10%炭素担持パラジウム触媒(400mg)の懸濁
液に添加し、そしてこの混合物を水素雰囲気下に1時間
攪拌した。触媒を濾過により除去し、そしてこの溶液を
真空濃縮すると、標題化合物(1.57g)が黄色固体
状物として得られた、m.p.184℃。
【0235】同様に下記の化合物を製造した:
【0236】中間体80 4−テトラゾル−2−イル−フェニルアミン 2−(4−ニトロ−フェニル)−2H−テトラゾール
(7.3g)から、標題化合物がベージュ色固体状物と
して得られた(5.4g)。T.l.c.(シクロヘキ
サン/酢酸エチル(3:1))Rf0.65。
【0237】中間体81 4−(5−メチルスルファニル−テトラゾル−1−イ
ル)−フェノール テトラヒドロフラン(30ml)の
中の1−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−テトラゾ
ル−5−チオール(10g)の溶液に、水(120m
l)の中の水酸化ナトリウム(2.06g)の溶液を添
加し、次いでヨウ化メチル(3.5ml)を添加し、そ
して室温において5時間攪拌した。この混合物をブライ
ン(120ml)中に注ぎ、酢酸エチル(3×60m
l)で抽出し、乾燥(Na2 SO4 )し、そして蒸発さ
せると、標題化合物が褐色固体状物として得られた(1
0.64g)。T.l.c.(ジクロロメタン/メタノ
ール(990:10))Rf=0.42。
【0238】中間体82 3−ニトロ−2−p−トリル−ピリジン 2N炭酸ナトリウム溶液(100ml)およびジエトキ
シエタン(100ml)の中の2−クロロ−3−ニトロ
ピリジン(10.6g)、p−トリルボロン酸(19.
69g)およびトリス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)(0.16g)の攪拌した混合物を窒素雰
囲気下に加熱還流した。64時間後、この混合物を冷却
し、次いでヒフロ(hyflo)を通して濾過し、さら
にジメトキシエタンで溶離した。濾液を真空蒸発させる
と、油状物が得られ、これをエーテル(300ml)の
中に再溶解し、そして5N水酸化ナトリウム溶液(30
0ml)で洗浄した。水性部分をさらにエーテル(30
0ml×2)で抽出した。一緒にした有機抽出液を水
(200ml)、1N塩酸(2×100ml)および飽
和ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4 )し、そして真
空蒸発させた。生ずる結晶質固体状物をヘキサンで粉砕
すると、標題化合物が黄色結晶質固体状物(11.66
g)として得られた。T.l.c.(ヘキサン/酢酸エ
チル(2:1))Rf0.52。
【0239】同様に下記の化合物を製造した:
【0240】中間体83 5−(1−エチル−1H−テトラゾル−5−イル)−2
−メトキシ−ベンズアルデヒド 5−ブロモ−1−エチル−1H−テトラゾール(620
mg)および3−ホルミル−4−メトキシ−フェニル−
ボロン酸(0.69g)から、標題化合物(483m
g)が白色固体状物としてが得られた。T.l.c.
(エーテル)Rf0.2。
【0241】中間体84 5−(1−シクロプロピルメチル−1H−テトラゾル−
5−イル)−2−メトキシ−ベンズアルデヒド 5−ブロモ−1−シクロプロピルメチル−1H−テトラ
ゾールと5−ブロモ−2−シクロプロピル−2H−テト
ラゾール(1.91g)および3−ホルミル−4−メト
キシ−フェニル−ボロン酸(1.86g)との混合物か
ら、標題化合物(657mg)が黄色固体状物として得
られた。 NMR (CDCl)δ0.45(2H,m);0.
70(2H,m);1.3(1H,m);4.05(3
H,s);4.3(2H,d);7.2(1H,d);
8.0(1H,m);8.15(1H,d);10.5
5(1H,s)
【0242】中間体85 シス−2−p−トリル−ピペリジン−3−イルアミン エタノール(200ml)および濃塩酸(15ml)の
中の3−ニトロ−2−p−トリル−ピリジン(5.0
g)の攪拌した溶液を、前もって還元した酸化白金
(1.5g)の存在下に23℃において1気圧で、水素
の吸収が完結するまで(約3時間)、水素化した。この
混合物をヒフロを通して濾過し、パッドをヒフロで洗浄
し、次いで濾液を真空蒸発させた。イソプロパノール水
から再結晶化すると、クリーム色固体状物が得られた。
この固体状物を2N水酸化ナトリウム溶液で処理し、そ
してジクロロメタン(5×200ml)で抽出した。一
緒にした有機抽出液を乾燥(Na2 SO4 )し、そして
真空蒸発させると、標題化合物がオレンジ褐色油状物と
して得られた(2.20g)。T.l.c.(ジクロロ
メタン/エタノール/アンモニア(100:8:1)R
f0.43。
【0243】中間体86 (4−ベンジルオキシ−フェニル)−(1−クロロ−
2,2,2−トリフルオロ−エチリデン)−アミン 四塩化炭素(800ml)の中の樹脂支持トリフェニル
ホスフィン(3mmolトリフェニルホスフィン/g樹
脂;58.6g)およびN−(4−ベンジルオキシ)−
2,2,2−トリフルオロ−アセトアミドの混合物を窒
素雰囲気下に18時間加熱還流した。この混合物を放冷
し、次いで濾過し、樹脂をジクロロメタン(1リット
ル)およびエーテル(1リットル)で洗浄した。有機物
質を真空濃縮させると、標題化合物が黄色固体状物とし
て得られた(20.7g)。T.l.c.(シクロヘキ
サン/酢酸エチル(9:1))Rf0.81。
【0244】中間体87 1−(4−ベンジルオキシ−フェニル)−5−トリフル
オロメチル−1H−テトラゾール (4−ベンジルオキシ−フェニル)−(1−クロロ−
2,2,2−トリフルオロ−エチリデン)−アミン(6
6mmol)を、窒素雰囲気下に70℃において氷酢酸
(250ml)の攪拌したフラスコに添加した。4分
後、アジ化ナトリウム(210ml)を添加し、そして
加熱を3時間続けた。冷却後、混合物を濾過し、濾液を
水(750ml)中に注ぎ、次いでジクロロメタン(5
00ml×3)で抽出した。一緒にした有機抽出液を乾
燥(Na2 SO4 )し、そして真空蒸発させた。FCC
により精製し、ヘキサン−酢酸エチル(19:1)で溶
離すると、標題化合物が白色固体状物としてが得られた
(14.5g)。T.l.c.(シクロヘキサン/酢酸
エチル(19:1))Rf0.22。
【0245】中間体88 4−(5−トリフルオロメチル−テトラゾル−1−イ
ル)−フェノール エタノール(100ml)およびテトラヒドロフラン
(100ml)の中の1−(4−ベンジルオキシ−フェ
ニル)−5−トリフルオロメチル−1H−テトラゾール
(45.3mmol)の溶液を、室温において大気圧下
に10%炭素担持パラジウム触媒(6g)の存在下に水
素化した。2時間後、この混合物を濾過し、そして濾液
を蒸発させると、標題化合物(10.4g)がクリーム
色固体状物として得られた。T.l.c.(ジクロロメ
タン/エタノール/アンモニア(200:8:1)Rf
0.3。
【0246】中間体89 2−メトキシ−5−テトラゾル−2−イルメチル−ベン
ズアルデヒド(A)および2−メトキシ−5−テトラゾ
ル−1−イルメチル−ベンズアルデヒド(B) ジクロロメタン(10ml)の中の5−ブロモメチル−
2−メトキシ−ベンズアルデヒドと5−クロロメチル−
2−メトキシ−ベンズアルデヒド(0.5g)、テトラ
ゾール(306mg)およびトリエチルアミン(608
μl)との混合物を室温において48時間攪拌した。こ
の混合物を塩酸(20ml;2N)、次いで炭酸ナトリ
ウム溶液(20ml;2N)で洗浄し、乾燥(MgSO
4 )し、そして溶媒を除去すると、粗生成物(373m
g)が残った。これをカラムクロマトグラフィーにより
精製し、エーテルで溶離すると、標題化合物(A)(1
03mg)、T.l.c.(エーテル)Rf0.37お
よび標題化合物(B)(170mg)、T.l.c.
(エーテル)Rf0.05が得られた。
【0247】中間体90 2−(4−ニトロ−フェニル)−2H−テトラゾール ジメチルホルムアミド(60ml)の中の1−フルオロ
−4−ニトロベンゼン(20g)、炭酸カリウム(2
3.5g)および1H−テトラゾール(12g)の混合
物を窒素雰囲気下に24時間100℃に加熱した。冷却
すると、溶媒を蒸発させ、そして残留物を水の中に取
り、ジクロロメタン(4×100ml)で抽出し、乾燥
(Na2 SO4 )し、そして蒸発させると、オレンジ色
固体状物が得られた。これをFCC(シクロヘキサン/
酢酸エチル(3:1))により精製すると、標題化合物
が固体状物として得られた(6.5g)。T.l.c.
(シクロヘキサン/酢酸エチル(3:10)Rf0.4
3。
【0248】中間体91 4−テトラゾル−2−イル−フェノール 水(42ml)および濃硫酸(10ml)の中の4−テ
トラゾル−2−イル−フェニルアミン(5.4g)の懸
濁液を、5℃の水(8.5ml)の中の亜硝酸ナトリウ
ム(2.3g)の溶液にゆっくり添加した。生ずる緑色
溶液をこの温度において約30分間攪拌し、水(50m
l)と濃硫酸(67ml)との混合物で処理し、そして
120℃に1時間加熱した。水(170ml)を添加
し、反応混合物を冷却し、ブライン(100ml)で飽
和させ、そしてジクロロメタン(3×100ml)で抽
出し、乾燥(Na2 SO4 )し、そして蒸発させると、
標題化合物がオレンジ色固体状物として得られた(1.
6g)。T.l.c.(酢酸エチル/シクロヘキサン
(1:1))Rf0.55。
【0249】中間体92 2−ヒドロキシ−5−テトラゾル−2−イル−ベンズア
ルデヒド ヘキサメチレンテトラミン(5.6g)をトリフルオロ
酢酸(40ml)の中の4−テトラゾル−2−イル−フ
ェノール(1.6g)に添加し、そしてこの混合物を6
0℃に24時間加熱した。冷却したとき、この溶液を硫
酸(2N、100ml)中に注ぎ、エーテル(3×10
0ml)で抽出し、乾燥(Na2 SO4)し、そして蒸
発させた。残留物をFCC(ジクロロメタン)により精
製すると、標題化合物が黄色固体状物として得られた
(930mg)。T.l.c.(ジクロロメタン)Rf
0.56。
【0250】中間体93 2−メトキシ−5−テトラゾル−2−イル−ベンズアル
デヒド 炭酸カリウム(1.06g)およびヨウ化メチル(0.
5ml)を、室温においてジメチルホルムアミド(6m
l)の中の2−ヒドロキシ−5−テトラゾル−2−イル
−ベンズアルデヒド(930mg)の溶液に添加した。
この混合物を2時間攪拌し、次いで蒸発させると、オレ
ンジ色固体状物が得られた。これを水(40ml)の中
に溶解し、ジクロロメタン(3×30ml)で抽出し、
乾燥(Na2 SO4 )し、そして蒸発させた。残留物を
FCC(ジクロロメタン)により精製すると、標題化合
物が黄色固体状物として得られた(423mg)。T.
l.c.(酢酸エチル/シクロヘキサン(1:1))R
f0.44。
【0251】中間体94 2−メトキシ−5−(1H−テトラゾル−5−イル)−
ベンズアルデヒド トリブチルチナジド(1.7g)を3−[1,3]ジオ
キソラン−2−イル−4−メトキシ−ベンゾニトリル
(500mg)に添加し、次いで2つの部分(2×1.
7g)のトリブチルチナジドを添加した。この混合物を
160℃において2時間攪拌した。冷却後、濃厚な油状
物を2N水酸化ナトリウム溶液(30ml)とエーテル
(3×30ml)との間に分配した。相を濃塩酸で酸性
にし、そしてこの混合物を酢酸エチル(3×70ml)
の中に抽出した。酢酸エチルの画分を乾燥(MgS
4 )し、そして濃縮すると、標題化合物が薄黄色固体
状物として得られた(530mg)。 (δ,CDCl)4.04(3H,s),7.18
(1H,d),8.43(1H,dd),8.57(1
H,d),10.53(1H,a).
【0252】中間体95 2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−テトラゾル−
5−イル)−ベンズアルデヒド(A)および2−メトキ
シ−5−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−イル)
−ベンズアルデヒド(B) ジメチルホルムアミド(10ml)の中の炭酸カリウム
(400mg)および2−メトキシ−5−(1H−テト
ラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒド(400mg)
の混合物を0.5時間攪拌し、次いでヨードメタン
(0.18ml)を添加し、そして攪拌を20時間続け
た。水(20ml)を添加し、そしてこの混合物を酢酸
エチル(3×20ml)で抽出した。オレンジ色物質を
乾燥(MgSO4 )し、そして真空濃縮すると、黄色固
体状物(370mg)が得られた。この固体状物をFC
Cにより精製し、ペトロール/エーテル(1:1→0:
1)で溶離すると、標題化合物(B)(320mg)、
T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニ
ア(200:8:1)Rf0.62および標題化合物
(A)、T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール/
アンモニア(200:8:1)Rf0.37が得られ
た。
【0253】中間体96 1−シクロプロピルメチル−1H−テトラゾールおよび
2−シクロプロピルメチル−2H−テトラゾール ジクロロメタン(500ml)の中のシクロプロピルメ
チルブロミド(15g)、テトラゾール(12g)、ト
リエチルアミン(23.8ml)および4−ジメチルア
ミノピリジン(25mg)の混合物を室温において一夜
放置した。この混合物を水(250ml)および2N水
性炭酸ナトリウム溶液(2×250ml)で洗浄し、乾
燥(MgSO4 )し、そして真空濃縮すると、標題化合
物が約(1:1)混合物として得られた(8.0g)。
【0254】中間体97 5−ブロモ−1−シクロプロピルメチル−1H−テトラ
ゾールおよび5−ブロモ−2−シクロプロピルメチル−
2H−テトラゾール クロロホルム(20ml)の中の臭素(21.5g)の
溶液を、還流において窒素雰囲気下に、酢酸(50m
l)およびクロロホルム(100ml)の中の1−シク
ロプロピルメチル−1H−テトラゾールおよび2−シク
ロプロピルメチル−2H−テトラゾール(8.0g)の
溶液に滴下した。18時間加熱した後、この混合物を冷
却し、そして真空蒸発させると、赤色油状物が得られ
た。これを酢酸エチル(200ml)の中に溶解し、そ
してナトリウムメタビスサルファイト溶液、水(100
ml)、次いで飽和ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4 )し、そして真空蒸発させた。エーテルで粉砕する
と、標題化合物(1.91g)が灰色固体状物として得
られた。T.l.c.(ヘキサン/酢酸エチル(9:
1))Rf0.87。粉砕物を蒸発させると、第2部分
の標題化合物が黒色油状物として得られた(7.52
g)。
【0255】中間体98 2−メトキシ−5−(テトラゾル−1−イル)安息香
酸,メチルエステル 氷酢酸(8ml)およびジメチルホルムアミド(2m
l)の中の2−メトキシ−5−アミノ安息香酸、メチル
エステル(1g)およびトリエチルオルトホルメート
(1.38ml)の攪拌した溶液に、アジ化ナトリウム
(0.54g)を添加した。この混合物を79〜80℃
に加熱した。1.25時間後、この溶液を放冷し(氷水
浴)そして水(10ml)の中の亜硝酸ナトリウム
(0.57g)の溶液をゆっくり添加した。30分間攪
拌した後、水(40ml)を添加した。1時間後、反応
混合物を濾過した。残留白色固体状物を水で洗浄し、そ
して25℃において真空乾燥すると、標題化合物(0.
83g)が得られた;mp185−187℃。
【0256】中間体99 2−メトキシ−5−(テトラゾル−1−イル)フェニル
メタノール テトラヒドロフラン(15ml)の中の2−メトキシ−
5−(テトラゾル−1−イル)安息香酸、メチルエステ
ル(1g)の攪拌し、冷却した(氷水浴)懸濁液に、窒
素雰囲気下に、ホウ水素化リチウム(196mg)を添
加した。2分後、テトラヒドロフラン(2ml)の中の
メタノール(288mg)の溶液を1分かけて添加し
た。冷却浴を除去し、そしてこの混合物を86分間攪拌
した。この溶液を冷却し(氷水浴)そして3M水性塩酸
(0.5〜1ml)を添加し、濃厚なゲルが形成した。
水(5ml)を添加し、次いでさらに3M水性塩酸(5
ml)を添加した。次いで、水(1ml)の中の亜硝酸
ナトリウム(325mg)の溶液を添加した。1.25
時間後、水(15ml)を添加し、そして生ずる溶液を
酢酸エチルで抽出した。有機相を順次に希塩酸および水
で洗浄し、次いで乾燥(MgSO4 )した。蒸発させる
と、黄色固体状物が得られ、これを酢酸エチル(約3m
l)とともに攪拌した。濾過すると、灰色/白色固体状
物が得られ、これを酢酸エチルと石油エーテル(bp6
0−80℃)(1:1)の混合物で洗浄し、そして乾燥
すると、標題化合物が得られた(331mg); nmr,δ(d−DMSO),3.88(s,3
H),4.58(d,2H,J=約8Hz),5.34
(t,1H,J=約8Hz),7.20(d,1H,J
=約10Hz),7.75(dd,1H,J=約10H
z,J=約4Hz),7.86(d,1H,J=約4H
z),10.01(s,1H).
【0257】中間体100 2−メトキシ−5−(テトラゾル−1−イル)ベンズア
ルデヒド 活性二酸化マンガン(77mg)をテトラヒドロフラン
(1ml)の中の2−メトキシ−5−(テトラゾル−1
−イル)フェニルメタノール(40mg)の攪拌した溶
液に添加した。30分後、この混合物を70℃の油浴の
中で加熱した。さらに30分後、活性二酸化マンガン
(67mg)を添加した。さらに1時間後、この混合物
を放冷し、次いで濾過した。濾液を蒸発させると、標題
化合物が黄色固体状物として得られた(33mg);
【0258】実施例1 (2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンジ
ル)−(シス−2−フェニル−ピペリジン−3−イル)
−アミン二塩酸塩 ジクロロメタン(25ml)の中のシス−2−フェニル
ピペリジン−3−イルアミン(1.22mmol)およ
び2−メトキシ−5−テトラゾル−5−イル−ベンズア
ルデヒド(1.22mmol)の溶液に、ナトリウムト
リアセトキソボロハイドライド(1.70mmol)お
よび2滴の氷酢酸を添加した。この混合物を室温におい
て窒素雰囲気下に18時間攪拌した。溶媒を真空蒸発さ
せ、そして残留物を2N炭酸ナトリウム溶液(20m
l)で急冷し、そして酢酸エチル(3×50ml)で抽
出した。有機層を2N塩酸溶液(20ml)で処理し、
そして酸性部分を2N炭酸ナトリウム溶液で塩基性と
し、そしてジクロロメタン(3×100ml)で抽出し
た。有機抽出液を乾燥(MgSO4 )し、濾過し、そし
て濃縮すると、残留物が得られ、これをFCC(ジクロ
ロメタン/エタノール/アンモニア−200:8:1)
により精製すると、白色泡状物が得られ、これをエタノ
ール(15ml)の中に溶解し、そしてエタノールの中
の1M塩酸溶液(2.5ml)で処理した。溶媒を真空
蒸発させ、そして生ずる白色固体状物をイソプロパノー
ルで粉砕し、そして濾過すると、標題化合物が得られた
(49%)。m.p.242−243℃。T.l.c.
(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア(200:
8:1)Rf0.5。
【0259】同様に下記の化合物を製造した:
【0260】実施例2 (2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンジ
ル)−([2S,3S])−2−フェニル−ピペリジン
−3−イル)−アミン 2−メトキシ−5−(テトラゾル−1−イル)−ベンズ
アルデヒド(0.55g)および[2S]−フェニル−
ピペリジン−[3S]−イル−アミン(0.47g)か
ら、標題化合物が白色固体状物としてが得られた、収率
81%。m.p.243−244℃。T.l.c.(ジ
クロロメタン/エタノール/アンモニア(200:8:
1)Rf0.5。
【0261】実施例3 [2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−
イル)−ベンジル]−(シス−2−フェニル−ピペリジ
ン−3−イル)−アミン二塩酸塩 2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−イ
ル)−ベンズアルデヒド(1.14mmol)から、標
題化合物が白色固体状物としてが得られた、収率60
%。m.p.247−248℃。T.l.c.(ジクロ
ロメタン/エタノール/アンモニア(100:8:1)
Rf0.55。
【0262】実施例4 [5−(5−エチル−テトラゾル−1−イル)−2−メ
トキシ−ベンジル]−(シス−2−フェニル−ピペリジ
ン−3−イル)−アミン二塩酸塩 5−(5−エチル−テトラゾル−1−イル)−2−ヒド
ロキシ−ベンズアルデヒド(1.07mmol)から、
標題化合物が白色固体状物としてが得られた、収率68
%。m.p.245−246℃。T.l.c.(ジクロ
ロメタン/エタノール/アンモニア(200:8:1)
Rf0.6。
【0263】実施例5 2−メトキシ−[5−(5−プロピル−テトラゾル−1
−イル)−ベンジル]−(シス−2−フェニル−ピペリ
ジン−3−イル)−アミン二塩酸塩 2−メトキシ−5−(5−プロピル−テトラゾル−1−
イル)−ベンズアルデヒド(260mg)から、標題化
合物が白色固体状物としてが得られた(343mg)。
m.p.247−249℃。T.l.c.(ジクロロメ
タン/エタノール/アンモニア(100:8:1)Rf
0.47。
【0264】実施例6 [2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−
イル)−ベンジル]−([2S,3S])−2−フェニ
ル−ピペリジン−3−イル)アミン二塩酸塩 ジクロロメタン(50ml)の中の[2S]−フェニル
−ピペリジン−[3S]−イルアミン(4.6mmo
l)および2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾ
ル−1−イル)−ベンズアルデヒド(4.6mmol)
の溶液に、ナトリウムトリアセトキソボロハイドライド
(6.9mmol)および5滴の氷酢酸を添加した。こ
の混合物を室温において窒素雰囲気下に18時間攪拌し
た。溶媒を真空蒸発させ、そして残留物を2N炭酸ナト
リウム溶液(30ml)で急冷し、そして酢酸エチル
(50ml)で抽出した。有機層を2N塩酸溶液(50
ml)で処理し、そして酸性部分を2N炭酸ナトリウム
溶液で塩基性とし、そしてジクロロメタン(3×100
ml)で抽出した。有機抽出液を乾燥(K2 CO3
し、濾過し、そして濃縮すると、残留物が得られ、これ
をFCC(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア−
150:8:1)により精製すると、淡黄色油状物が得
られ、これをエタノール(50ml)の中に溶解し、そ
してエタノールの中の1M塩酸溶液(10ml)で処理
した。溶媒を真空蒸発させると、標題化合物が白色固体
状物としてが得られた(92%)。m.p.244−2
46℃。T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール/
アンモニア(150:8:1)Rf0.30。
【0265】実施例7 [2−メトキシ−5−(5−トリフルオロメチル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンジル]−([2S,3S])
−2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン二塩
酸塩 ジクロロメタン(25ml)の中の[2S]−フェニル
−ピペリジン−[3S]−イル−アミン(1.14mm
ol)、2−メトキシ−5−(5−トリフルオロメチル
−テトラゾル−1−イル−ベンズアルデヒド(1.2m
mol)、ナトリウムトリアセトキソボロハイドライド
(2.37mmol)および酢酸アンモニウム(3滴)
の混合物を23℃において窒素雰囲気下に64時間攪拌
した。2N炭酸ナトリウム溶液(50ml)を添加し、
そしてこの混合物をジクロロメタン(3×25ml)で
抽出した。一緒にした抽出液を飽和ブライン(50m
l)で洗浄し、乾燥(MgSO4 )し、そして蒸発させ
た。FCC(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア
−400:10:1→100:10:1)により精製す
ると、無色粘性油状物が得られた。これをメタノール
(10ml)の中に溶解し、そして2Nエーテル性塩化
水素(約10ml)で処理した。真空蒸発しそしてi−
プロピルアセテートで粉砕すると、標題化合物が白色固
体状物としてが得られた(210mg)。T.l.c.
(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア(200:
10:1)Rf0.39。旋光度(濃度0.003g/
ml、水)+50.35°。
【0266】同様に下記の化合物を製造した:
【0267】実施例8 [5−(5−シクロプロピル−テトラゾル−1−イル)
−2−メトキシ−ベンジル]−(2S−フェニル−ピペ
リジン−3S−イル)−アミン二塩酸塩 2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミン(17
6mg)および5−(5−シクロプロピル−テトラゾル
−1−イル)−2−メトキシ−ベンズアルデヒド(24
4mg)から、標題化合物(300mg)が薄黄色固体
状物としてが得られた、m.p.272℃。T.l.
c.(ジクロロメタン/メタノール/酢酸/水(12
0:15:3:2)Rf0.22。
【0268】実施例9 2−メトキシ−[5−(5−メチルスルファニル−テト
ラゾル−1−イル)−ベンジル]−(2S−フェニル−
ピペリジン−3S−イル)−アミン二塩酸塩 [2S]−フェニル−ピペリジン−[3S]−イルアミ
ン(282mg)および2−メトキシ−5−(5−メチ
ルスルファニル−テトラゾル−1−イル)−ベンズアル
デヒド(400mg)から、標題化合物が灰色固体状物
として得られた(484mg)、m.p.245℃。
T.l.c.(ジクロロメタン/メタノール/アンモニ
ア(945:50:5))Rf=0.3。
【0269】実施例10 [2−メトキシ−5−(5−フェニル−テトラゾル−1
−イル)−ベンジル]−(2S−フェニル−ピペリジン
−3S−イル)−アミン二塩酸塩 2−メトキシ−5−(5−フェニル−テトラゾル−1−
イル)−ベンズアルデヒド(0.35g)および2S−
フェニル−ピペリジン−3S−イルアミン(0.218
g)から、標題化合物が白色固体状物としてが得られた
(0.525g);m.p.248−250℃。T.
l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア
(200:8:1)Rf0.25。
【0270】実施例11 [2−メトキシ−5−(5−メチルイミノ−4,5−ジ
ヒドロ−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−(2S
−フェニル−ピペリジン−3S−イル)−アミン二塩酸
2−メトキシ−5−(5−メチルイミノ−4,5−ジヒ
ドロ−テトラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド(1
17mg)および2S−フェニル−ピペリジン−3S−
イルアミン(93mg)から、標題化合物が白色固体状
物としてが得られた(200mg);m.p.260−
263℃(分解)。T.l.c.(ジクロロメタン/エ
タノール/アンモニア(100:8:1)Rf0.0
5。
【0271】実施例12 N−(1−{4−メトキシ−3−[(2S−フェニル−
ピペリジン−3S−イルアミノ)−メチル]−フェニ
ル}−1H−テトラゾル−5−イル)−アセトアミド二
塩酸塩 [1−(3−ホルミル−4−メチル−フェニル)−1H
−テトラゾル−5−イル]−アセトアミド(141m
g)および2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルア
ミン(100mg)から、標題化合物が白色固体状物と
してが得られた(150mg);m.p.228−23
0℃。T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール/ア
ンモニア(100:8:1)Rf0.1。
【0272】実施例13 [5−(5−ジメチルアミノ−テトラゾル−1−イル)
−2−メトキシ−ベンジル]−(2S−フェニル−ピペ
リジン−3S−イル)−アミン二塩酸塩 5−(5−ジメチルアミノ−テトラゾル−1−イル)−
2−メトキシ−ベンズアルデヒド(200mg)および
2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミン(15
0mg)から、標題化合物が白色固体状物としてが得ら
れた(307mg);m.p.266−269℃。T.
l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア
(100:8:1)Rf0.21。
【0273】実施例14 [5−(5−ジエチルアミノ−テトラゾル−1−イル)
−2−メトキシ−ベンジル]−(2S−フェニル−ピペ
リジン−3S−イル)−アミン二塩酸塩 5−(5−ジエチルアミノ−テトラゾル−1−イル)−
2−メトキシ−ベンズアルデヒド(0.215mg)お
よび2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミン
(0.137g)から、標題化合物が白色粉末状物とし
て得られた(0.34g)。m.p.229−231
℃。T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アン
モニア(100:8:1)Rf0.24。
【0274】実施例15 1,1,1−トリフルオロ−3−(1−{4−メトキシ
−3−[(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルア
ミノ−メチル]−フェニル}−1H−テトラゾル−5−
イル)−プロパン−2−オン二塩酸塩 2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミン(28
mg)および2−メトキシ−5−[5−(3,3,3−
トリフルオロ−2−オキソ−プロピル)−テトラゾル−
1−イル]−ベンズアルデヒド(50mg)から、標題
化合物(30mg)が白色固体状物としてが得られた、
m.p.284℃。T.l.c.(ジクロロメタン/エ
タノール/アンモニア(100:8:1)Rf0.3
2。
【0275】実施例16 [5−(5−メタンスルホニル−テトラゾル−1−イ
ル)−2−メトキシ−ベンジル]−(2S−フェニル−
ピペリジン−3S−イル)−アミン二塩酸塩 [2S]−フェニル−ピペリジン−[3S]−イルアミ
ン(125mg)および5−(5−メタンスルホニル−
テトラゾル−1−イル)−2−メトキシ−ベンズアルデ
ヒ(200mg)から、標題化合物が白色固体状物とし
てが得られた(173mg)、m.p.235℃。T.
l.c.(ジクロロメタン/メタノール/アンモニア
(967:30:3))Rf=0.12。
【0276】実施例17 [3−フルオロ−2−メトキシ−5−(5−メチル−テ
トラゾル−1−イル)−ベンジル]−(2S−フェニル
−ピペリジン−3S−イル)−アミン二塩酸塩 [2S]−フェニル−ピペリジン−[3S]−イルアミ
ン(313mg)および3−フルオロ−2−ヒドロキシ
−5−(5−メチル−テトラゾル−1−イル)−ベンズ
アルデヒド(755mg)から、標題化合物が白色固体
状物としてが得られた(275mg)、m.p.222
℃。T.l.c.(ジクロロメタン/メタノール/アン
モニア(967:30:3))Rf=0.23。
【0277】実施例18 シス−(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベ
ンジル)−(2−p−トリル−ピペリジン−3−イル)
−アミン二塩酸塩 シス−2−p−トリル−ピペリジン−3−イルアミン
(0.167g)および2−メトキシ−5−(5−テト
ラゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(0.180g)
から、標題化合物が白色固体状物としてが得られた(2
37mg)、m.p.152−153℃。T.l.c.
(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア(200:
8:1)Rf0.20。
【0278】実施例19 シス−[2−メトキシ−5−(5−トリフルオロメチル
−テトラゾル−1−イル−ベンジル]−[2−p−トリ
ル−ピペリジン−3−イル]−アミン二塩酸塩 シス−2−p−トリル−ピペリジン−3−イルアミン
(300mg)および2−メトキシ−5−(5−トリフ
ルオロメチル−テトラゾル−1−イル)−ベンズアルデ
ヒド(429mg)から、標題化合物(300mg)が
薄黄色固体状物としてが得られた、m.p.240℃。
T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニ
ア(100:8:1)Rf0.35。
【0279】実施例20 シス−[2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル
−1−イル)−ベンジル]−(2−p−トリル−ピペリ
ジン−3−イル)−アミン二塩酸塩 シス−2−p−トリル−ピペリジン−3−イルアミン
(500mg)および2−メトキシ−5−(5−メチル
−テトラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド(573
mg)から、標題化合物が白色固体状物としてが得られ
た(191mg)、m.p.252−3℃。T.l.
c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア(9
5:4:1)Rf0.22。
【0280】実施例21 シス−[2−(3−ブロモ−フェニル)−ピペリジン−
3−イル]−(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イ
ル−ベンジル)−アミン二塩酸塩 シス−2−(3−ブロモ−フェニル)−ピペリジン−3
−イルアミン(500mg)および2−メトキシ−5−
(5−メチル−テトラゾル−1−イル)−ベンズアルデ
ヒド(403mg)から、標題化合物がクリーム色固体
状物として得られた(145mg)、m.p.245
℃。T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アン
モニア(100:8:1)Rf0.40。
【0281】実施例22 シス−[2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル
−1−イル)−ベンジル]−[2−(4−メトキシ−フ
ェニル)ピペリジン−3−イル]−アミン二塩酸塩 シス−(4−メトキシ−フェニル)−ピペリジン−3−
イルアミン(443mg)[シス−2−(4−メトキシ
−フェニル)−ピペリジン−3−イルアミン二塩酸塩
(677mg)をジクロロメタン(50ml)と0.8
8アンモニア(10ml)との間に分配した。相を分離
し、そして水性相をジクロロメタン(2×30ml)で
抽出した。一緒にした有機物質を水(20ml)および
ブライン(20ml)で洗浄し、乾燥(Na2 SO4
し、そして真空蒸発させると、遊離塩基(443mg)
が残った]および2−メトキシ−5−(5−メチル−テ
トラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド(469m
g)から、標題化合物(115mg)が白色粉末状物と
してが得られた、m.p.>145℃(暗色化した)、
>190℃(分解)。T.l.c.(ジクロロメタン/
エタノール/アンモニア(150:8:1)Rf0.2
3。
【0282】実施例23 シス−[2−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−
ピペリジン−3−イル]−[2−メトキシ−5−(5−
メチル−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−アミン
二塩酸塩 2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−イ
ル)−ベンズアルデヒド(812mg)およびシス−2
−(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−ピペリジン
−3−イルアミン(1.03g)から、標題化合物(7
52mg)が白色粉末状物としてが得られた、m.p.
>220℃分解した。T.l.c.(ジクロロメタン/
エタノール/アンモニア(150:8:1)Rf0.2
7。
【0283】実施例24 シス−[2−(3−クロロ−フェニル)−ピペリジン−
3−イル]−(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イ
ル−ベンジル)−アミン二塩酸塩 2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンズアル
デヒド(300mg)およびシス−2−(3−クロロ−
フェニル)−ピペリジン−3−イルアミン(423m
g)[シス−2−(3−クロロ−フェニル)−ピペリジ
ン−3−イルアミン二塩酸塩(360mg)をジクロロ
メタン(30ml)と0.88アンモニア(10ml)
との間に分配した。相を分離し、そして水性相をジクロ
ロメタン(2×20ml)で抽出した。一緒にした有機
物質を水(30ml)およびブライン(30ml)で洗
浄し、乾燥(Na2 SO4 )し、そして真空蒸発させる
と、遊離塩基(260mg)が残った]およびから、標
題化合物(279g)が白色粉末状物としてが得られ
た、m.p.>218℃、暗色化した、>245℃分解
した。T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール/ア
ンモニア(150:8:1)Rf0.24。
【0284】実施例25 [2S−(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−3
S−イル]−[2−メトキシ−5−(5−トリフルオロ
メチル−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−アミン
二塩酸塩 2S−(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−3S
−イルアミン(300mg)および2−メトキシ−5−
(5−トリフルオロメチル−テトラゾル−1−イル−ベ
ンズアルデヒド(418mg)から、標題化合物(45
0mg)が薄黄色固体状物としてが得られた、m.p.
274℃。T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール
/アンモニア(100:8:1)Rf0.57。
【0285】実施例26 シス−[2−(3−フルオロフェニル)−ピペリジン−
3−イル]−[2−メトキシ−5−(5−トリフルオロ
メチル−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]−アミン
二塩酸塩 シス−2−(3−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−
3−イルアミン(361mg)および2−メトキシ−5
−(5−トリフルオロメチル−テトラゾル)−1−イル
−ベンズアルデヒド(506mg)から、標題化合物
(140mg)が薄黄色固体状物としてが得られた、
m.p.239℃。T.l.c.(ジクロロメタン/エ
タノール/アンモニア(100:8:1)Rf0.5
1。
【0286】実施例27 シス−[2−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−
ピペリジン−3−イル]−[2−メトキシ−5−(5−
メチルテトラゾル−1−イル)−ベンジル]−アミン二
塩酸塩 シス−2−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−ピ
ペリジン−3−イルアミン(0.407g)および2−
メトキシ−5−(5−メチルテトラゾル)−1−イル−
ベンズアルデヒド(0.452g)から、標題化合物が
クリーム色固体状物として得られた(0.603g)。
【0287】δ(DO)2.00−2.40(m,3
H),2.28(s,3H),2.43−2.58
(m,1H),2.60(s,3H),3.27−3.
40(m,1H),3.60−3.74(m,1H),
3.75(s,3H),4.00−4.08(m,1
H),4.15(d,1H,J=13.5Hz),4.
48(d,1H,J=13.5Hz),4.95(d,
1H,J=3.5Hz),6.93−7.09(m,2
H),7.13(d,1H,J=8.5Hz),7.3
6−7.47(m,2H),7.68(dd,1H,J
=8.5および2Hz).C2227FNO.2H
Cl.0.11HOについての微量分析.計算値:
C,54.44;H,6.07;N,17.31;C
l,14.61;HO,0.4%.実測値:C,5
3.98;H,5.98;N,17.05;Cl,1
4:6;HO,0.4%.
【0288】実施例28 シス−[2−(3−フルオロフェニル)−ピペリジン−
3−イル]−[2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イ
ル−ベンジル]−アミン二塩酸塩 シス−2−(3−フルオロフェニル)−3−ピペリジン
アミンミン(0.390g)および2−メトキシ−5−
(5−メチルテトラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒ
ド(0.46g)から、遊離塩基(0.6g)が得ら
れ、その一部分(0.76g)を塩化水素で処理する
と、標題化合物が白色固体状物としてが得られた(0.
409g)。 δ(DO)2.05−2.4(m,3H),2.45
−2.58(m,1H),2.58(s,3H),3.
28−3.74(m,1H),3.78(s,3H),
4.01−4.09(m,1H),4.15(d,1
H,J=13Hz),4.45(d,1H,J=13H
z),5.01(d,1H,J=3.5Hz),7.0
7−7.26(m,3H),7.60(dt,1H,J
=8および2Hz),7.36−7.47(m,2
H),7.68(dd,1H,J=8.5および2H
z)7.46(d,1H,J=2.5Hz),7.52
−7.60(m,1H),7.67(dd,1H,J=
9および2.5Hz).C21 FNO.2HC
l.0.1HOについての微量分析.計算値:C,5
3.52;H,5.82;N,17.83;Cl,1
5.05;HO,0.4%.実測値:C,53.5
3;H,5.72;N,17.85;Cl,14.9;
O,0.4%.
【0289】実施例29 (2S,3S)−[2−(4−フルオロフェニル)−ピ
ペリジン−3−イル]−(2−メトキシ−5−テトラゾ
ル−1−イル−ベンジル)−アミン二塩酸塩 2S−(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−3S
−イルアミン−2R,3R−ビス(4−メチル−ベンゾ
イルオキシ)−スクシネート(2.14g)[これを水
性アンモニア(25mlのH2 Oの中の25mlの濃ア
ンモニア)の中に溶解し、そしてクロロホルム(3×4
0ml)で抽出すると、遊離塩基が透明な液体(0.6
42g)として得られた]および2−メトキシ−5−テ
トラゾル−1−イル−ベンズアルデヒド(710mg)
から、標題化合物が白色粉末状物として得られた(60
3.6mg)。
【0290】δ(DO)2.05−2.4(m,3
H),2.45−2.59(m,1H),3.26−
3.49(m,1H),3.6−3.75(m,1
H),3.77(s,3H),3.98−4.07
(m,1H),4.17および4.41(2d,2H,
J=12.5Hz、双方について),4.98(d,1
H,J=2Hz),7.22(q,3H,J=8H
z),7.39(dd,2H,J=7.5および5H
z),7.66(d,1H,J=2.5Hz),7.8
5(dd,1H,J=8および2Hz).C2023
FNO.2HCl.03HOについての微量分析.
計算値:C,52.14;H,5.60;N,18.2
4;HO,1.2%.実測値:C,51.95;H,
5.46;N,18.09;HO,1.2%.
【0291】実施例30シス−2−(4−フルオロフェニル)−ピペリジン−3
−イル]−[2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル
−ベンジル]−アミン二塩酸塩 シス−2−(4−フルオロフェニル)−3−ピペリジン
アミンミン(96mg)および2−メトキシ−5−(5
−メチルテトラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒド
(113mg)から、標題化合物が得られた(34m
g)。 δ(DO)2.03−2.35(m,3H),2.4
2−2.55(m,1H),2.58(s,3H),
3.25−3.39(m,1H),3.60−3.73
(m,1H),3.78(s,3H),3.94−4.
03(m,1H),4.13および4.39(2d,2
H,J=13Hz、双方について),4.98(d,1
H,J=4Hz),7.18(d,3H,J=9H
z),7.27(t,2H,J=8.5Hz),7.3
6−7.46(m,3H),7.65(dd,1H,J
=8.5および2.5Hz).C2125FNO.
2HCl.0.7HOについての微量分析.計算値:
C,52.33;H,5.94;N,17.44;H
O,2.6%.実測値:C,52.14;H,5.9
4;N,17.28;HO,2.6%.
【0292】実施例31 シス−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)−ピペリ
ジン−3−イル]−[2−メトキシ−5−(5−メチル
テトラゾル−1−イル−ベンジル]−アミン二塩酸塩 シス−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ピペ
リジンアミン(1.49g)および2−メトキシ−5−
(5−メチルテトラゾル−1−イル)−ベンズアルデヒ
ド(218mg)から、還元的アミン化生成物(187
mg)が得られ、その一部分(120mg)を濃塩酸
(3滴)で処理すると、標題化合物が得られた(64m
gg)。 δ(DO)2.03−2.36(m,3H),2.4
2−2.56(m,1H),2.58(s,3H),
3.26−3.40(m,1H),3.62−3.74
(m,1H),3.81(s,3H),3.97−4.
06(m,1H),4.15および4.42(2d,2
H,J=13Hz、双方について),4.98(d,1
H,J=3.5Hz),7.18−7.52(m,5
H),7.68(dd,1H,J=9.0および2.5
Hz).C2124FNO.2HCl微量分析.計
算値:C,51.75;H,5.38;N,17.25
%.実測値:C,51.74;H,5.17;N,1
7.31%.
【0293】実施例32 シス−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)−ピペリ
ジン−3−イル]−[2−メトキシ−5−テトラゾル−
1−イル−ベンジル]−アミン二塩酸塩 シス−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ピペ
リジンアミン(356mg)および2−メトキシ−5−
テトラゾル−1−イル−ベンズアルデヒド(360m
g)から、標題化合物が得られた(529mg)。 δ(DO)2.05−2.38(m,3H),2.4
2−2.59(m,1H),3.25−3.39(m,
1H),3.62−3.95(m,1H),3.81
(s,3H),3.95−4.05(m,1H),4.
16および4.41(2d,2H,J=13Hz、双方
について),4.95(d,1H,J=3Hz),7.
13−7.30(m,3H),7.41(q,1H,J
=8Hz),7.69(d,1H,J=2Hz),7.
86(dd,1H,J=8および2Hz),9.59
(s,1H).C2022O.2HCl.
0.4HOについての微量分析.計算値:C,49.
99;H,5.20;N,17.49;HO,1.5
%.実測値:C,49.89;H,5.03;N,1
7.38;HO,1.5%.
【0294】実施例33 シス−[2−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−ピペ
リジン−3−イル]−[2−メトキシ−5−(5−トリ
フルオロメチル−テトラゾル−1−イル)−ベンジル]
−アミン二塩酸塩 シス−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−ピペリジ
ン−3−イルアミン(93mg)および2−メトキシ−
5−(5−メチルテトラゾル−1−イル)−ベンズアル
デヒド(120mg)から、標題化合物(120mg)
が白色固体状物としてが得られた、m.p.266℃。
T.l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニ
ア(100:8:1)Rf0.42。
【0295】実施例34 シス−[2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル
−1−イル)−ベンジル]−[2−(4−トリフルオロ
メチル−フェニル)−ピペリジン−3−イル]−アミン
二塩酸塩 乾燥テトラヒドロフラン(10ml)の中のシス−5−
[2−メトキシ−5−(5−メチル−テトラゾル−1−
イル)−ベンジルアミノ]−6−(4−トリフルオロメ
チル−フェニル)−ピペリジン−2−オン(193.8
mg)の攪拌溶液に、ボラン(THFの中の1M、2.
53ml)を添加した。この混合物を室温において窒素
雰囲気下に70時間攪拌し、飽和塩化ナトリウム溶液で
急冷し、酢酸エチルで抽出し、そして乾燥(MgS
4 )した。溶媒を除去すると、残留物が得られ、これ
をメタノール(25ml)の中のトリフルオロ酢酸(1
ml)で処理し、そして水蒸気浴上で30分間加熱し
た。蒸発させると、トリフルオロ酢酸塩が得られ、これ
を水性炭酸ナトリウム(2M、50ml)と酢酸エチル
(50ml)との間に分配した。有機溶液を分離し、さ
らに水性炭酸ナトリウム(2M、2×50ml)で洗浄
し、乾燥(MgSO4 )し、そして真空濃縮すると、粗
生成物(199mg)が得られ、これをFCCにより精
製し、5%メタノール^ジクロロメタンで溶離すると、
還元生成物(115.8mg)が得られた。この反応生
成物(107.3mg)をジオキサン(0.7ml)と
酢酸エチル(0.36mol)との混合物の中に溶解
し、そして濃塩酸(0.26ml)を添加した。白色沈
澱が形成し、これを濾過により単離し、エーテルで洗浄
し、そして乾燥した(98.5mg)。この塩酸塩をメ
タノール(5ml)と水(0.6ml)との混合物の中
に溶解し、そしてアセトン(20ml)を添加した。固
体状物が徐々に形成し、これを濾過し、40〜45℃に
おいて乾燥すると、標題化合物がクリーム色白色固体状
物として得られた(43.9mg)。 δ(DO)2.08−2.42(m,3H),2.4
6−2.56(m,1H),2.68(s,3H),
3.28−3.43(m,1H),3.72(s,3
H),3.70−3.82(m,1H),4.05−
4.16(m,2H),4.44(d,1H,J=1
3.5Hz),5.07(d,1H,J=3Hz),
7.09(d,1H,J=9Hz),7.41(d,1
H,J=2Hz),7.49(d,2H,J=8H
z),7.64(dd,1H,J=9および2Hz)
7.81(d,2H,J=8Hz).C2225
Oについての質量分析:m/z447(MH
【0296】同様に下記の化合物を製造した:
【0297】実施例35 シス−(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベ
ンジル)−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニ
ル)−ピペリジン−3−イル]−アミン二塩酸塩 シス−5−(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イ
ル)−ベンジルアミノ−6−(4−トリフルオロメチル
−フェニル)−ピペリジン−2−オン(273.1m
g)およびボラン(THFの中の1M、3.7ml)か
ら、標題化合物が得られた(98.8mg)。 δ(DO)2.05−2.60(m,4H),3.2
7−3.44(m,1H),3.67−3.83(m,
1H),3.71(s,3H),4.08−4.21
(m,2H),4.44(d.1H,J=13Hz),
5.05(d,1H,J=3Hz),7.09(d,1
H,J=8.5Hz),7.45(d,2H,J=8H
z),7.66(d,1H,J=2Hz).7.78
(d,2H,J=8Hz),7.83(dd,1H,J
=8.5および2Hz),9.59(s,1H).C
2123Oについての質量分析:m/z43
3(MH).
【0298】実施例36 (5−(5−アミノ−テトラゾル−1−イル)−2−メ
トキシ−ベンジル]−(2S−フェニル−ピペリジン−
3S−イル)−アミン三塩酸塩 ジメチルホルムアミド(1ml)の中の[4−メトキシ
−3−(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミ
ノ−メチル)−フェニル]−シアナミド二塩酸塩(0.
08g)の遊離塩基に、アジ化ナトリウム(0.13
g)および塩化アンモニウム(0.16g)を添加し、
そしてこの混合物を窒素雰囲気下に100℃に18時間
加熱した。この混合物を放冷し、そしてブライン(10
ml)を添加した。この溶液をジクロロメタン(3×1
0ml)で抽出し、そして有機層を一緒にし、乾燥(N
2 SO4 )し、そして真空蒸発させた。残留物をカラ
ムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン:
エタノール:アンモニア(200:8:1)で溶離し
た。単離された生成物をジクロロメタン(5ml)の中
に溶解し、そして塩化水素(1mlのエーテルの中の1
M溶液)で処理すると、白色沈澱が得られた。溶媒を蒸
発させると、標題化合物が得られた(0.048g)、
m.p.228−230℃。T.l.c.(ジクロロメ
タン/エタノール/アンモニア(100:8:1)Rf
0.1。
【0299】実施例37 (2−エトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンジ
ル)−([2S,3S])−2−フェニル−ピペリジン
−3−イル)アミン二塩酸塩 ジクロロメタン(20ml)の中の[2S]−フェニル
−ピペリジン−[3S]−イルアミン(1.9mmo
l)の溶液に、酢酸(2.7mmol)を添加した。次
いでナトリウムトリアセトキソボロハイドライド(2.
7mmol)を添加し、そしてこの混合物を2時間攪拌
し、そして溶媒を除去した。残留物を酢酸エチル(50
ml)と2N炭酸ナトリウム溶液との間に分配した。水
性相を酢酸エチル(2×50ml)で再抽出し、そして
一緒にした有機物質を乾燥(Na2SO4 )し、そして
濃縮すると、ゴム状物質が得られ、これを熱エタノール
(10ml)の中に溶解し、そして濃塩酸で処理した。
結晶を収獲し、そして乾燥すると、標題化合物(0.6
8g)が白色結晶質固体状物としてが得られた。 δ(DO)1.32−2.42(3H,t,J=9
H),2.15(2H,m),2.35(1H,m),
2.56(1H,m),3.33(1H,m),3.7
4(1H,m),4.00(2H,m),4.20(1
H,dJ=16Hz),4.47(1H,d,J=16
Hz),4.98(1H,d,J=4Hz),7.12
(1H,d,J=9Hz),7.25(2H,m),
7.45(3H,m),7.63(1H,d,J=3H
z),7.82(1H,dd,J=3,9Hz),9.
58(1H,s). 実測値:C,55.51%;H,6.14%,N,1
8.41%;Cl,15.6%.C2126O.
2HClの計算値についてC.55.88%,H,6.
25%;N18.26%;Cl,15.7%
【0300】同様に下記の化合物を製造した:
【0301】実施例38 (2−イソプロポキシ−5−テトラゾル−1−イルベン
ジル)−([2S,3S])−2−フェニル−ピペリジ
ン−3−イル)アミン二塩酸塩 2−イソプロポキシ−5−テトラゾル−1−イルベンズ
アルデヒド(1.29mmol)から、標題化合物
(0.44g)が白色結晶質物質が得られた。 δ(DO)1.30(6H,m),2.14(2H,
m),2.38(1H,m),2.55(1H,m),
3.33(1H,m),3.72(1H,m),4.0
2(1H,m),4.18(1H,dJ=16Hz),
4.40(1H,d,J=16Hz),4.63(1
H,m),4.93(1H,dJ=3Hz),7.19
(3H,m),7.39(3H,m),7.60(1
H,dJ=3Hz),7.82(1H,dJ=3H
z),7.82(1H,ddJ=3.9Hz),9.5
8(1H,s). 実測値:C,55.13%;H,6.64%;N,1
7.47%,Cl,14.8%、C2228O.
2HCl.0.8HOについての計算値;C,55.
07%;H,6.64%;N,17.51%;Cl,1
4.8%
【0302】実施例39 (2−メトキシ−5−テトラゾル−2−イル−ベンジ
ル)−(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イル)−
アミン二塩酸塩 [2S]−フェニル−ピペリジン−[3S]−イル−ア
ミン(173mg)および2−メトキシ−5−テトラゾ
ル−1−イル−ベンズアルデヒド(200mg)から、
標題化合物が白色固体状物としてが得られた(285m
g)、m.p.222℃。T.l.c.(ジクロロメタ
ン/メタノール/アンモニア(945:50:5))R
f0.3。
【0303】実施例40 (2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベンジ
ル)−(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イル)−
アミン二塩酸塩 2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミン(13
4mg)および2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イ
ル−ベンズアルデヒド(165mg)から、標題化合物
が白色固体状物としてが得られた(235mg)。T.
l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア
(100:8:1)Rf0.29。[α]D =+53.
13°(c=0.002g/ml、H2 O)。
【0304】実施例41 (2−メトキシ−5−テトラゾル−2−イル−ベンジ
ル)−(2S−フェニル−ピペリジン−3S−イル)−
アミン二塩酸塩 2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミン(81
mg)および2−メトキシ−5−テトラゾル−2−イル
−ベンズアルデヒド(100mg)から、標題化合物が
白色固体状物としてが得られた(122mg)。T.
l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア
(100:8:1)Rf0.36。ιmax(KBr)
3412、2927、1561、1510、1455、
1259、1029cm-1
【0305】実施例42 [2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−テトラゾル
−5−イル)−ベンジル]−(シス−2−フェニル−ピ
ペリジン−3−イル)−アミン二塩酸塩 2−フェニル−ピペリジン−3−イルイミン(81m
g)および2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−テ
トラゾル−5−イル)−ベンズアルデヒド(100m
g)から、標題化合物が得られた(50mg)。T.
l.c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア
(200:8:1)Rf0.06。 (δ,CDCl)1.45(1H,dq),1.59
(1H,tt),1.69(2H,brs),1.87
(1H,tt),2.14(1H,brd),2.73
−2.87(2H,tdおよびq),3.26(1H,
ddd),3.53,3.73(2H,AB),3.6
2(3H,s),3.89(1H,d),4.0(3
H,s)6.84(1H,d),7.12−7.31
(6H,m),7.56(1H,dd)
【0306】実施例43 [2−メトキシ−5−(2−メチル−2H−テトラゾル
−5−イル)−ベンジル]−(シス−2−フェニル−ピ
ペリジン−3−イル)−アミン二塩酸塩 2−フェニル−
ピペリジン−3−イルイミン(240mg)および2−
メトキシ−5−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−
イル)−ベンズアルデヒド(300mg)から、標題化
合物が得られた(370mg)。T.l.c.(ジクロ
ロメタン/エタノール/アンモニア(200:8:1)
Rf0.10。 (δ,CDCl)1.41(1H,dq),1.61
(1H,tt),1.91(1H,tt),1.69
(2H,brs),2.16(1H,brd),2.8
(1H,td),2.84(1H,q),3.28(1
H,ddd),3.44,3.75(2H,AB),
3.47(3H,s),3.88(1H,d),4.3
9(3H,s)6.75(1H,d),7.16−7.
33(5H,m),7.81(1H,d),7.94
(1H,dd).
【0307】実施例44 [5−(1−エチル−1H−テトラゾル−5−イル)−
2−メトキシ−ベンジル]−(2S−フェニル−ピペリ
ジン−3S−イル)−アミン塩酸塩 5−(1−エチル−1H−テトラゾル−5−イル)−2
−メトキシ−ベンズアルデヒド(430mg)および2
S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミン(326
mg)から、標題化合物(434mg)が白色固体状物
としてが得られた。m.p.273−4℃。T.l.
c.(ジクロロメタン/エタノール/アンモニア(10
0:8:1)Rf0.43。
【0308】実施例45 [5−(1−シクロプロピルメチル−1H−テトラゾル
−5−イル)−2−メトキシ−ベンジル]−(2S−フ
ェニル−ピペリジン−3S−イル)−アミン二塩酸塩 [5−(1−シクロプロピルメチル−1H−テトラゾル
−5−イル)−2−メトキシ−ベンジル]−(2S−フ
ェニル−ピペリジン−3S−イル)−アミン二塩酸塩
(300mg)および2S−フェニル−ピペリジン−3
S−イルアミン(204mg)から、標題化合物(32
0mg)が黄色固体状物として得られた、m.p.25
0−252℃。T.l.c.(ジクロロメタン/エタノ
ール/アンモニア(94:5:1))Rf0.34。
【0309】調剤の実施例 実施例A 無菌の処方物
【0310】 mg/ml 実施例2の化合物(二塩酸塩) 0.3mg 塩化ナトリウムUSP 6.0mg 酢酸ナトリウム 2.6mg 酢酸 1.1mg 注射用水 1mlとする量 成分を注射用水の一部分の中に溶解する。処方物を最終
体積にし、そして均質て0.25mg/mlの実施例2
の化合物を供給した。
【0311】この溶液は注射用に、例えば、アンプル、
バイアルまたは注射器の中に充填しそして密閉すること
によって、包装することができる。アンプル、バイアル
または注射器を無菌的に充填しおよび/または最後に、
例えば、121℃においてオートクレーブ処理すること
によって、滅菌することができる。
【0312】遊離塩基として5mg/mlの実施例2の
化合物を提供するように6mgの実施例2の化合物(二
塩酸塩)を含有する他の無菌の処方物を、同様な方法に
おいて、調製することができる。
【0313】経口投与の錠剤 錠剤は、通常の方法、例えば、直接圧縮または湿式造
粒、により製造することができる。錠剤は、適当な薄層
形成物質、例えば、オパドライ・ホワイト(Opdry
Whigte)YS−1−7027で、標準的技術を使
用してコーティングすることができる。また、錠剤は糖
コーティングすることができる。
【0314】 実施例B 直接圧縮錠剤 錠 剤 mg/錠剤 実施例2の化合物(二塩酸塩) 0.6mg ステアリン酸マグネシウム 0.75mg アビセル(Avicel) PH102 150.00mgとする量 実施例2の化合物(二塩酸塩)を30メッシュの篩に通
過させ、そしてアビセルPH102およびステアリン酸
マグネシウムと配合する。生ずる混合物を9/32”の
直径のパンチを装備した適当な錠剤装置により錠剤に圧
縮して、遊離塩基として0.5mg/錠剤の実施例2の
化合物を提供する。
【0315】例えば、2.4、6.0または12.0m
g/錠剤の実施例2の化合物(二塩酸塩)を含有する他
の強度の狂犬病を同様な方法で製造して、遊離塩基とし
て2、5および10mg/錠剤の実施例2の化合物を提
供することができる。
【0316】実施例C 湿式造粒 実施例Bに記載するような処方物を使用することができ
る。実施例2の化合物(二塩酸塩)を適当な体積の造粒
溶液(精製した水または水の中の10%PVPK29/
32)の中に溶解する。乾燥後、顆粒を、例えば、20
メッシュの篩を通して、篩がけし、そしてステアリン酸
マグネシウムを配合する。次いで、顆粒を実施例Bに記
載するように錠剤に圧縮する。
【0317】他の強度錠剤、例えば、実施例Bに記載さ
れているもの、を同様な方法で製造することができる。
【0318】 実施例D 坐剤 実施例2の化合物(二塩酸塩) 10.0mg ワイトプゾル(Witepsol) W32、硬質脂肪 2000.0とする量 微小化薬物を溶融したワイトプゾルW32の一部分とほ
ぼ36℃でほぼ15分間高速ミキサーの中で配合する。
均質化スラリーを溶融したワイトプゾルW32の残部の
中に混入し、そして満足すべき分散が達成されるまでほ
ぼ36℃において配合する。2000mgの処方物を型
に充填して、10mg/坐剤の実施例2の化合物(二塩
酸塩)を得る。
【0319】 実施例E カプセル剤 mg/カプセル剤 実施例2の化合物(二塩酸塩) 12.0mg ポリエチレングリコール 92.89mg プロピレングリコール 200mgとする量 ポリエチレングリコールおよびプロピレングリコールを
必要に応じて加熱して一緒に配合する。微小化した実施
例2の化合物(二塩酸塩)を配合物に添加する。均質に
なるまで混合する。適当なゼラチン塊の中に充填して、
200mgの処方物を含有する軟質ゼラチンカプセルを
形成して、遊離塩基として10mg/カプセルの実施例
2の化合物を提供する。追加の強度、例えば、遊離塩基
として0.5、2.0および5.0mg/カプセルの実
施例2の化合物を同様な方法において調製することがで
きる。
【0320】 実施例F 経口用シロップ剤 mg/ml 実施例2の化合物(二塩酸塩) 6.0mg スクロース 200mg メチルパラベン 1.2mg プロピルパラベン 0.15mg 香味剤 1.5mg クエン酸 0.1mg 精製水 1mlとする量 ほぼ90℃に加熱した水の小部分の中にパラベンを溶解
する。パラベン溶液を大きい部分の残りの水に添加す
る。他の成分を添加しそして溶解する。処方物を最終体
積にし、そして均質になるまで混合する。処方物を容
器、例えば、単位投与カップまたは多投与に使用するび
ん、の中に充填して、遊離塩基として5mg/mlの実
施例2の化合物を提供する。
【0321】 実施例G 経皮系 実施例2の化合物(二塩酸塩) 5%(の式(I)の化合物) シリコーン流体 90% コロイド状二酸化ケイ素 5% シリコーン流体および薬物を一緒に混合し、そしてコロ
イド状二酸化ケイ素を添加して粘度を増加させる。次い
で、この物質を引き続いて下記の成分から構成されたヒ
ートシールしたポリマーのラミネートの中に投与する:
ポリエステル剥離ライナー、シリコーンまたはアクリル
ポリマーから構成された皮膚接触接着剤、ポリオレフィ
ン(例えば、ポリエチレンまたはポリ酢酸ビニル)また
はポリウレタンであるコントロール膜、およびポリエス
テルのマルチラミネート。
【0322】 実施例H 凍結乾燥生成物 実施例2の化合物(二塩酸塩) 6.0mg マンニトール 50.0mg 酢酸塩緩衝剤 8.2mg 注射用水 1mlとする量 一部分の注射用水の中に成分を溶解する。処方物を最終
体積にし、そして均質になるまで混合する。処方物を滅
菌フィルターを通して濾過し、そしてガラス製バイアル
の中に充填する。凍結乾燥しそしてバイアルを密閉す
る。使用前に適当な溶媒を使用して再構成する。
【0323】 実施例I 硬質ゼラチンカプセル剤 実施例2の化合物(二塩酸塩) 12.00mg ラクトース 80.00mg ステアリン酸マグネシウム 0.75mg アビセル(Avicel) pH102 150.00mgとする量 実施例2の化合物(二塩酸塩)を30メッシュの篩に通
過させ、そしてラクトース、アビセルpH102および
ステアリン酸マグネシウムと配合する。生ずる混合物を
適当なカプセル化装置により硬質ゼラチンカプセルの中
にカプセル化して、遊離塩基として10mg/カプセル
の実施例2の化合物を提供する。0.5、2および5m
g/カプセルの実施例2の化合物(二塩酸塩)を提供す
るように、他の強度のカプセル剤を同様に製造すること
ができる。
【0324】生物学的データ 前述したように、本発明の化合物は前述の試験を使用し
てフェレットにおいて放射線誘発嘔吐を抑制することが
示された。さらに詳しくは、実施例2の化合物は、すな
わち、(2−メトキシ−5−テトラゾル−1−イル−ベ
ンジル)−([2S,3S])−2−フェニル−ピペリ
ジン−3−イル)−アミン二塩酸塩は、照射の1.5時
間前に、化合物を0.1mg/kg s.c.の投与量
で投与したとき、フェレットにおける照射誘発嘔吐を抑
制した。実施例7の化合物、すなわち、[2−メトキシ
−5−(5−トリフルオロメチル−テトラゾル−1−イ
ル)−ベンジル]−([2S,3S])−2−フェニル
−ピペリジン−3−イル)−アミン二塩酸塩は、照射の
1.5時間前に、化合物を0.03mg/kg s.
c.の投与量で投与したとき、フェレットにおける照射
誘発嘔吐を抑制した。上記in vivo試験におい
て、本発明による化合物を投与することによって明らか
に不利なまたは毒性効果は観察されなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07D 401/12 257 C07D 401/12 257 C07M 7:00 (71)出願人 397009934 Glaxo Wellcome Hous e,Berkeley Avenue G reenford,Middlesex UB6 0NN,Great Brita in (72)発明者 エバンス,ブライアン イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内 (72)発明者 ジーブリン,ジェラード マーティン ポ ール イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内 (72)発明者 ハーン,マイケル メンティース イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内 (72)発明者 ハバード,タニア イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内 (72)発明者 リューエル,ジアオ‐クイング イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内 (72)発明者 ミドルミス,デイビッド イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内 (72)発明者 ネイラー,アラン イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内 (72)発明者 ペッグ,ニール アンソニー イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内 (72)発明者 バイナダー,マリア ビクトリア イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内 (72)発明者 ワトソン,スティーブン ポール イギリス国ハートフォードシャー、ウェ ア、パーク、ロード(番地なし)グラク ソ、リサーチ、エンド、ディベロップメン ト、リミテッド内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(I)の化合物またはその薬学上許
    容される塩または溶媒和物を含んでなる、タキキニンに
    より媒介される症状(但し、嘔吐を除く)の治療用医薬
    組成物。 【化1】 (式中、 R1 はC1-4 アルコキシ基である;R2 は 【化2】 である;R3 は水素またはハロゲン原子である;R4
    よびR5 は各々独立して水素またはハロゲン原子である
    か、またはC1- 4 アルキル、C1-4 アルコキシまたはト
    リフルオロメチル基である;R6 は水素原子、C1-4
    ルキル、(CH2 m シクロプロピル、−S(O)n
    1-4 アルキル、フェニル、NR7 8 、CH2 C(O)
    CF3 またはトリフルオロメチル基である;R7 および
    8 は各々独立して水素原子、またはC1-4 アルキルま
    たはアシル基を表すことができる;xは0または1を表
    す;nは0、1または2を表す;mは0または1を表
    す)
  2. 【請求項2】痛み、炎症性疾患、アレルギー性疾患、C
    NS疾患、または胃腸疾患の治療に用いられる、請求項
    1に記載の医薬組成物。
JP10224991A 1993-09-22 1998-08-07 3−(5−テトラゾリル−ベンジル)アミノ−ピペリジン誘導体を含む医薬組成物 Pending JPH11106341A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9319606.1 1993-09-22
GB939319606A GB9319606D0 (en) 1993-09-22 1993-09-22 Chemical compounds
GB9326583A GB9326583D0 (en) 1993-12-31 1993-12-31 Chemical compounds
GB9326583.3 1993-12-31

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8509554A Division JPH10505598A (ja) 1994-09-08 1995-08-29 C末端蛋白質配列分析のための無水酢酸活性化

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11106341A true JPH11106341A (ja) 1999-04-20

Family

ID=26303560

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7509554A Expired - Lifetime JP2865872B2 (ja) 1993-09-22 1994-09-20 3−(5−テトラゾリル−ベンジル)アミノ−ピペリジン誘導体およびタキキニンのアンタゴニスト
JP10224991A Pending JPH11106341A (ja) 1993-09-22 1998-08-07 3−(5−テトラゾリル−ベンジル)アミノ−ピペリジン誘導体を含む医薬組成物

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7509554A Expired - Lifetime JP2865872B2 (ja) 1993-09-22 1994-09-20 3−(5−テトラゾリル−ベンジル)アミノ−ピペリジン誘導体およびタキキニンのアンタゴニスト

Country Status (30)

Country Link
US (2) US5703240A (ja)
EP (1) EP0720609B1 (ja)
JP (2) JP2865872B2 (ja)
CN (1) CN1061041C (ja)
AP (1) AP495A (ja)
AT (1) ATE173255T1 (ja)
AU (1) AU681190B2 (ja)
BG (1) BG62169B1 (ja)
CA (1) CA2172529A1 (ja)
CO (1) CO4290298A1 (ja)
CZ (1) CZ285479B6 (ja)
DE (1) DE69414590T2 (ja)
DK (1) DK0720609T3 (ja)
ES (1) ES2123829T3 (ja)
FI (1) FI961270A (ja)
GR (1) GR3029354T3 (ja)
HK (1) HK1004219A1 (ja)
HR (1) HRP940575B1 (ja)
HU (1) HU217428B (ja)
IL (1) IL111002A (ja)
IS (1) IS4208A (ja)
NO (1) NO307830B1 (ja)
NZ (1) NZ273614A (ja)
OA (1) OA10576A (ja)
PE (1) PE18295A1 (ja)
PL (1) PL179585B1 (ja)
SI (1) SI0720609T1 (ja)
SK (1) SK280901B6 (ja)
UA (1) UA44711C2 (ja)
WO (1) WO1995008549A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051751A1 (ja) * 2004-11-11 2006-05-18 Toyo Kasei Kogyo Company Limited 2-アルコキシ-5-テトラゾリル-ベンズアルデヒド化合物の製造方法

Families Citing this family (96)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9317987D0 (en) * 1993-08-26 1993-10-13 Glaxo Group Ltd Chemical compounds
IL111002A (en) * 1993-09-22 1998-09-24 Glaxo Group Ltd History of piperidine, their preparation and the pharmaceutical preparations containing them
AU4437896A (en) * 1995-01-12 1996-07-31 Glaxo Group Limited Piperidine derivatives having tachykinin antagonist activity
GB9505692D0 (en) * 1995-03-21 1995-05-10 Glaxo Group Ltd Chemical compounds
GB9513117D0 (en) * 1995-06-28 1995-08-30 Merck Sharp & Dohme Therapeutic agents
TW458774B (en) 1995-10-20 2001-10-11 Pfizer Antiemetic pharmaceutical compositions
US6211199B1 (en) 1995-11-17 2001-04-03 Aventis Pharmaceuticals Inc. Substituted 4-(1H-benzimidazol-2-yl-amino)piperidines useful for the treatment of allergic diseases
GB9525296D0 (en) * 1995-12-11 1996-02-07 Merck Sharp & Dohme Therapeutic agents
US5932571A (en) * 1996-02-21 1999-08-03 Hoechst Marion Roussel, Inc. Substituted N-methyl-N-(4-(4-(1H-benzimidazol-2-yl) {1,4}diazepan-1-yl)-2-(aryl) butyl) benzamides useful for the treatment of allergic diseases
US5998439A (en) 1996-02-21 1999-12-07 Hoescht Marion Roussel, Inc. Substituted N-methyl-N-(4-(piperidin-1-yl)-2-(aryl)butyl)benzamides useful for the treatment of allergic diseases
US5922737A (en) * 1996-02-21 1999-07-13 Hoechst Marion Roussel, Inc. Substituted N-methyl-N-(4-(4-(1H-Benzimidazol-2-YL-amino) piperidin-1-YL)-2-(arlyl) butyl) benzamides useful for the treatment of allergic diseases
AU714542B2 (en) * 1996-06-26 2000-01-06 Warner-Lambert Company Use of a tachykinin antagonist for the manufacture of a medicament for the treatment of emesis
MX9706196A (es) * 1996-08-14 1998-02-28 Pfizer Compuestos triciclicos de piperidinilamino como antagonistas de la sustancia p.
MX9706944A (es) * 1996-09-12 1998-08-30 Pfizer Quinuclidinas sustituidas con tetrazolilo como antagonistas de la sustancia p.
US6117855A (en) 1996-10-07 2000-09-12 Merck Sharp & Dohme Ltd. Use of a NK-1 receptor antagonist and an antidepressant and/or an anti-anxiety agent
AU731674B2 (en) * 1996-12-02 2001-04-05 Merck Sharp & Dohme Limited Use of NK-1 receptor antagonists for treating substance use disorders
ATE285776T1 (de) * 1996-12-02 2005-01-15 Merck Sharp & Dohme Verfahren und vorrichtung zur kompensation von durch chrominanzsignalverarbeitung verursachten luminanzstörungen
US6613765B1 (en) 1996-12-02 2003-09-02 Merck Sharp & Dohme Limited Use of NK-1 receptor antagonists for treating major depressive disorders
JP2001505881A (ja) * 1996-12-02 2001-05-08 メルク シヤープ エンド ドーム リミテツド 精神***症疾患を治療するためのnk−1受容体拮抗薬の使用
US6100256A (en) * 1996-12-02 2000-08-08 Merck Sharp & Dohme Ltd. Use of NK-1 receptors antagonists for treating schizophrenic disorders
US5977104A (en) * 1996-12-02 1999-11-02 Merck Sharp & Dohme Ltd. Use of NK-1 receptor antagonists for treating bipolar disorders
US6114315A (en) * 1996-12-02 2000-09-05 Merck Sharp & Dohme Ltd. Use of NK-1 receptor antagonists for treating major depressive disorders with anxiety
ATE288756T1 (de) * 1996-12-02 2005-02-15 Merck Sharp & Dohme Verwendung von nk-1 rezeptorantagonisten zur behandlung von schweren depressionen, die von angstzuständen begleitet werden
AU731676B2 (en) * 1996-12-02 2001-04-05 Merck Sharp & Dohme Limited Use of NK-1 receptor antagonists for treating stress disorders
CA2273853A1 (en) * 1996-12-02 1998-06-11 Merck Sharp & Dohme Limited Use of nk-1 receptor antagonists for treating cognitive disorders
JP2001504848A (ja) * 1996-12-02 2001-04-10 メルク シヤープ エンド ドーム リミテツド 重症不安障害の治療のためのnk−1受容体拮抗薬の使用
EP0942728A1 (en) * 1996-12-02 1999-09-22 MERCK SHARP & DOHME LTD. Use of nk-1 receptor antagonists for treating sexual dysfunction
JP2001504852A (ja) * 1996-12-02 2001-04-10 メルク シヤープ エンド ドーム リミテツド 双極性障害の治療のためのnk−1受容体拮抗薬の使用
EP0942732B1 (en) * 1996-12-02 2004-11-17 MERCK SHARP & DOHME LTD. Use of nk-1 receptor antagonists for treating movement disorders
US5861417A (en) * 1996-12-19 1999-01-19 Hoechst Marion Roussel, Inc. Heterocyclic substituted pyrrolidine amide derivatives
CA2287487A1 (en) * 1997-04-24 1998-10-29 Merck Sharp & Dohme Limited Use of nk-1 receptor antagonists for treating eating disorders
JP2002506459A (ja) * 1997-06-27 2002-02-26 メルク シヤープ エンド ドーム リミテツド 置換された3−(ベンジルアミノ)ピペリジン誘導体およびその治療薬としての使用
CA2298779A1 (en) * 1997-08-04 1999-02-18 Merck Sharp & Dohme Limited Use of nk-1 receptor antagonists for treating aggressive behaviour disorders
GB9716463D0 (en) * 1997-08-04 1997-10-08 Merck Sharp & Dohme Therapeutic agents
GB9716457D0 (en) * 1997-08-04 1997-10-08 Merck Sharp & Dohme Therapeutic agents
CA2298777A1 (en) * 1997-08-04 1999-02-18 Merck Sharp & Dohme Limited Use of nk-1 receptor antagonists for treating mania
GB9723544D0 (en) * 1997-11-07 1998-01-07 Merck Sharp & Dohme Therapeutic agents
US6087348A (en) * 1997-12-01 2000-07-11 Merck Sharp & Dohme Ltd. Use of NK-1 receptor antagonists for treating stress disorders
US6156749A (en) * 1997-12-01 2000-12-05 Merck Sharp & Dohme Limited Use of NK-1 receptor antagonists for treating movement disorders
US6271230B1 (en) 1997-12-01 2001-08-07 Merck Sharp & Dohme Limited Use of NK-1 receptor antagonists for treating cognitive disorders
GB9816897D0 (en) * 1998-08-04 1998-09-30 Merck Sharp & Dohme Therapeutic use
WO2000048581A2 (en) * 1999-02-18 2000-08-24 Novartis Ag Use of 5-ht3 receptor antagonists for treating musculoeskeletal diseases
JP2001039954A (ja) * 1999-05-24 2001-02-13 Tomono Agrica Co Ltd ヘテロ環誘導体
AU2001292320A1 (en) * 2000-10-02 2002-04-15 Tanabe Seiyaku Co., Ltd. Benzylamine compound, process for producing the same, and intermediate therefor
WO2002064022A2 (en) * 2001-02-14 2002-08-22 Duke University Therapy for cerebral vasospasm
US20040142929A1 (en) * 2001-07-06 2004-07-22 Ramon Merce-Vidal Derivatives of aryl (or heteroaryl) azolylcarbinoles for the treatment of urinary incontinence
US20030083345A1 (en) * 2001-07-10 2003-05-01 Torsten Hoffmann Method of treatment and/or prevention of brain, spinal or nerve injury
CA2502178A1 (en) * 2002-10-30 2004-05-21 Merck & Co., Inc. Heteroarylpiperidine modulators of chemokine receptor activity
GB0308968D0 (en) * 2003-04-17 2003-05-28 Glaxo Group Ltd Medicaments
CN100402508C (zh) * 2003-08-01 2008-07-16 东洋化成工业株式会社 烷氧基-(四唑-1-基)苯甲醛化合物及其生产方法
CN1580283A (zh) * 2003-08-13 2005-02-16 清华大学 一种检测核酸分子的方法
DE602004028150D1 (de) * 2003-11-26 2010-08-26 Pfizer Prod Inc Aminopyrazolderivate als gsk-3-inhibitoren
GB0409098D0 (en) * 2004-04-23 2004-05-26 Glaxo Group Ltd Medicament
CA2573271C (en) 2004-07-15 2015-10-06 Amr Technology, Inc. Aryl-and heteroaryl-substituted tetrahydroisoquinolines and use thereof to block reuptake of norepinephrine, dopamine, and serotonin
WO2006123182A2 (en) 2005-05-17 2006-11-23 Merck Sharp & Dohme Limited Cyclohexyl sulphones for treatment of cancer
BRPI0613403A2 (pt) 2005-07-15 2009-02-10 Amr Technology Inc tetrahidrobenzodiazepinas aril- e heteroarila-substituÍdas e uso das mesmas para bloquear a recaptaÇço de norepinefrina, dopamina e serotonina
JP4879988B2 (ja) 2005-09-29 2012-02-22 メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション メラノコルチン−4受容体モジュレーターとしてのアシル化スピロピペリジン誘導体
GB0603041D0 (en) 2006-02-15 2006-03-29 Angeletti P Ist Richerche Bio Therapeutic compounds
EP2083831B1 (en) 2006-09-22 2013-12-25 Merck Sharp & Dohme Corp. Method of treatment using fatty acid synthesis inhibitors
US20110218176A1 (en) 2006-11-01 2011-09-08 Barbara Brooke Jennings-Spring Compounds, methods, and treatments for abnormal signaling pathways for prenatal and postnatal development
EP2336120B1 (en) 2007-01-10 2014-07-16 MSD Italia S.r.l. Combinations containing amide substituted indazoles as poly(adp-ribose)polymerase (parp) inhibitors
BRPI0807972A2 (pt) * 2007-01-24 2014-06-10 Glaxo Group Ltd Composições farmacêuticas compreendendo 3,5-diamino-6-(2,3-diclofenil)-l,2,4-triazina ou r(-)-2,4-diamino-5-(2,3-diclorofenil)-6-fluorometilpirim idina e uma nk1
EP2145884B1 (en) 2007-04-02 2014-08-06 Msd K.K. Indoledione derivative
WO2008154484A1 (en) * 2007-06-08 2008-12-18 Mannkind Corporation Ire-1a inhibitors
US8389553B2 (en) 2007-06-27 2013-03-05 Merck Sharp & Dohme Corp. 4-carboxybenzylamino derivatives as histone deacetylase inhibitors
US8598184B2 (en) 2008-03-03 2013-12-03 Tiger Pharmatech Protein kinase inhibitors
US9156812B2 (en) 2008-06-04 2015-10-13 Bristol-Myers Squibb Company Crystalline form of 6-[(4S)-2-methyl-4-(2-naphthyl)-1,2,3,4-tetrahydroisoquinolin-7-yl]pyridazin-3-amine
CA2728915A1 (en) * 2008-06-24 2010-01-21 Valeant Pharmaceuticals International Benzyloxy anilide derivatives useful as potassium channel modulators
US8691825B2 (en) 2009-04-01 2014-04-08 Merck Sharp & Dohme Corp. Inhibitors of AKT activity
EP2429295B1 (en) 2009-05-12 2013-12-25 Albany Molecular Research, Inc. Aryl, heteroaryl, and heterocycle substituted tetrahydroisoquinolines and use thereof
JP5739415B2 (ja) 2009-05-12 2015-06-24 ブリストル−マイヤーズ スクウィブ カンパニー (S)−7−([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンの結晶形態およびその使用
ES2662072T3 (es) 2009-05-12 2018-04-05 Albany Molecular Research, Inc. 7-([1,2,4]triazolo[1,5-a]piridin-6-il)-4-(3,4-diclorofenil)-1,2,3,4-tetrahidroisoquinolina y uso de la misma
KR101485645B1 (ko) 2009-10-14 2015-01-22 머크 샤프 앤드 돔 코포레이션 p53 활성을 증가시키는 치환된 피페리딘 및 그의 용도
US8999957B2 (en) 2010-06-24 2015-04-07 Merck Sharp & Dohme Corp. Heterocyclic compounds as ERK inhibitors
CN107090456B (zh) 2010-08-02 2022-01-18 瑟纳治疗公司 使用短干扰核酸的RNA干扰介导的联蛋白(钙粘蛋白关联蛋白质),β1基因表达的抑制
EP4079856A1 (en) 2010-08-17 2022-10-26 Sirna Therapeutics, Inc. Rna interference mediated inhibition of hepatitis b virus (hbv) gene expression using short interfering nucleic acid (sina)
EP2608669B1 (en) 2010-08-23 2016-06-22 Merck Sharp & Dohme Corp. NOVEL PYRAZOLO[1,5-a]PYRIMIDINE DERIVATIVES AS mTOR INHIBITORS
WO2012030685A2 (en) 2010-09-01 2012-03-08 Schering Corporation Indazole derivatives useful as erk inhibitors
EP2615916B1 (en) 2010-09-16 2017-01-04 Merck Sharp & Dohme Corp. Fused pyrazole derivatives as novel erk inhibitors
WO2012058210A1 (en) 2010-10-29 2012-05-03 Merck Sharp & Dohme Corp. RNA INTERFERENCE MEDIATED INHIBITION OF GENE EXPRESSION USING SHORT INTERFERING NUCLEIC ACIDS (siNA)
EP2654748B1 (en) 2010-12-21 2016-07-27 Merck Sharp & Dohme Corp. Indazole derivatives useful as erk inhibitors
US20140045847A1 (en) 2011-04-21 2014-02-13 Piramal Enterprises Limited Crystalline form of a salt of a morpholino sulfonyl indole derivative and a process for its preparation
WO2013004766A1 (en) 2011-07-04 2013-01-10 Ferrari Giulio Nk-1 receptor antagonists for treating corneal neovascularisation
EP2770987B1 (en) 2011-10-27 2018-04-04 Merck Sharp & Dohme Corp. Novel compounds that are erk inhibitors
EP2844261B1 (en) 2012-05-02 2018-10-17 Sirna Therapeutics, Inc. SHORT INTERFERING NUCLEIC ACID (siNA) COMPOSITIONS
EP2900241B1 (en) 2012-09-28 2018-08-08 Merck Sharp & Dohme Corp. Novel compounds that are erk inhibitors
SI2925888T1 (en) 2012-11-28 2018-02-28 Merck Sharp & Dohme Corp. Compounds and methods for the treatment of cancer
RU2690663C2 (ru) 2012-12-20 2019-06-05 Мерк Шарп И Доум Корп. Замещенные имидазопиридины в качестве ингибиторов hdm2
US9540377B2 (en) 2013-01-30 2017-01-10 Merck Sharp & Dohme Corp. 2,6,7,8 substituted purines as HDM2 inhibitors
EP3041938A1 (en) 2013-09-03 2016-07-13 Moderna Therapeutics, Inc. Circular polynucleotides
KR20200026920A (ko) 2017-06-30 2020-03-11 체이스 테라퓨틱스 코포레이션 우울증을 치료하기 위한 nk-1 길항제 조성물 및 우울증 치료에 사용하는 방법
US10947234B2 (en) 2017-11-08 2021-03-16 Merck Sharp & Dohme Corp. PRMT5 inhibitors
AU2019223237A1 (en) 2018-02-26 2020-09-03 Ospedale San Raffaele S.R.L. NK-1 antagonists for use in the treatment of ocular pain
US11981701B2 (en) 2018-08-07 2024-05-14 Merck Sharp & Dohme Llc PRMT5 inhibitors
EP3833668A4 (en) 2018-08-07 2022-05-11 Merck Sharp & Dohme Corp. PRMT5 INHIBITORS
EP4117673A1 (en) 2020-03-11 2023-01-18 Ospedale San Raffaele S.r.l. Treatment of stem cell deficiency

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5332817A (en) * 1990-01-04 1994-07-26 Pfizer Inc. 3-aminopiperidine derivatives and related nitrogen containing heterocycles
WO1991009844A1 (en) * 1990-01-04 1991-07-11 Pfizer Inc. Substance p antagonists
US5232929A (en) * 1990-11-28 1993-08-03 Pfizer Inc. 3-aminopiperidine derivatives and related nitrogen containing heterocycles and pharmaceutical compositions and use
RU2114848C1 (ru) * 1991-06-20 1998-07-10 Пфайзер Инк. Фторалкоксибензиламинные производные азотсодержащих гетероциклов, фармацевтическая композиция, способ ингибирования действия вещества р у млекопитающих
ATE194340T1 (de) * 1992-12-10 2000-07-15 Pfizer Aminomethylen substituierte heterocyclische verbindungen und ihre verwendung alssubstanz p antagonisten
IL111002A (en) * 1993-09-22 1998-09-24 Glaxo Group Ltd History of piperidine, their preparation and the pharmaceutical preparations containing them

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051751A1 (ja) * 2004-11-11 2006-05-18 Toyo Kasei Kogyo Company Limited 2-アルコキシ-5-テトラゾリル-ベンズアルデヒド化合物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
UA44711C2 (uk) 2002-03-15
NO961156D0 (no) 1996-03-21
AU7697494A (en) 1995-04-10
EP0720609B1 (en) 1998-11-11
CZ83096A3 (en) 1996-09-11
SK38396A3 (en) 1997-02-05
IS4208A (is) 1995-03-23
NO307830B1 (no) 2000-06-05
CA2172529A1 (en) 1995-03-30
US5703240A (en) 1997-12-30
DK0720609T3 (da) 1999-07-26
OA10576A (en) 2002-06-03
CO4290298A1 (es) 1996-04-17
JPH09505275A (ja) 1997-05-27
HUT75648A (en) 1997-05-28
HRP940575B1 (en) 2000-06-30
DE69414590T2 (de) 1999-04-15
DE69414590D1 (de) 1998-12-17
PE18295A1 (es) 1995-07-27
GR3029354T3 (en) 1999-05-28
ATE173255T1 (de) 1998-11-15
HU217428B (hu) 2000-01-28
HU9600722D0 (en) 1996-05-28
BG100487A (bg) 1996-12-31
CZ285479B6 (cs) 1999-08-11
HRP940575A2 (en) 1997-02-28
US5843966A (en) 1998-12-01
AU681190B2 (en) 1997-08-21
SI0720609T1 (en) 1999-02-28
AP495A (en) 1996-05-28
SK280901B6 (sk) 2000-09-12
PL179585B1 (pl) 2000-09-29
BG62169B1 (bg) 1999-04-30
CN1061041C (zh) 2001-01-24
IL111002A0 (en) 1994-11-28
FI961270A0 (fi) 1996-03-19
PL313619A1 (en) 1996-07-08
JP2865872B2 (ja) 1999-03-08
FI961270A (fi) 1996-05-03
WO1995008549A1 (en) 1995-03-30
HK1004219A1 (en) 1998-11-20
AP9400671A0 (en) 1994-10-31
CN1135218A (zh) 1996-11-06
NO961156L (no) 1996-05-21
NZ273614A (en) 1997-09-22
ES2123829T3 (es) 1999-01-16
IL111002A (en) 1998-09-24
EP0720609A1 (en) 1996-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11106341A (ja) 3−(5−テトラゾリル−ベンジル)アミノ−ピペリジン誘導体を含む医薬組成物
JP3925662B2 (ja) タキキニンアンタゴニスト活性を有するピペリジン誘導体
AU710873B2 (en) Morpholine derivatives and their use as therapeutic agents
US5830892A (en) Piperidine and morphonline derivatives and their use as therapeutic agents
US5919803A (en) 3-benzylamino-2-phenylpiperidines as neurokinin antagonists
US5985896A (en) Piperidine and morpholine derivatives and their use as therapeutic agents
EP0777659B1 (en) Morpholine derivatives and their use as therapeutic agents
US5962485A (en) N-(2-benzyloxy-1-phenethyl)-N-(2'-methoxyethyl)amino-methane compounds are useful as tachykinin antagonists
JPH09507484A (ja) 置換モルホリン誘導体およびその治療剤としての使用
AU1037897A (en) 3-benzylaminopyrrolidines and -piperidines as tachykinin receptor antagonists
JP2002540107A (ja) テトラヒドロピラン誘導体および治療薬としてのそれの使用
RU2136675C1 (ru) Производные 3-(5-тетразолилбензил)аминопиперидина, способы их получения и фармацевтическая композиция на их основе

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees